JP6733932B2 - 陰茎監視装置、環状部材 - Google Patents

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Description

本発明は、勃起等による陰茎の周囲長の変化や、内圧の変化等を監視する装置等に関するものであり、例えば、周囲長の変化を長時間にわたり連続監視する装置等に関するものである。
陰茎海綿体の内部は、蛇行する静脈洞が密集してスポンジ状になっており、副交感神経を通じて、陰茎深動脈からの血流が調節されている。性的興奮やその他の生理現象により、静脈洞への血流が多くなり、海綿体は血液で満たされて膨張して硬くなる。また、それと同時に海綿体表層部の導出静脈が圧迫・閉塞され、海綿体からの血液の流出が阻害される。これにより、陰茎全体も膨張して硬く変化する。これを陰茎の勃起と呼ぶ。
勃起不全/勃起障害(Erectile Dysfunction; ED)とは「性交時に必要十分な勃起やその維持ができず満足な性交が行えない状態」のことである。高齢化に伴いEDの患者が急増しており、いくつかの疫学調査をもとに試算すると本邦では約1130万人程度の男性がEDの悩みを抱えていると言われている。ED治療薬/改善薬として「バイアグラ(登録商標)」等の勃起障害改善薬(PDE5阻害剤)が国内外で広く使用されているが、無効症例・非適応症例が約20%存在するとされ、それらの診断は十分されていないのが実態である。
EDの診断は、通常、夜間陰茎勃起現象(Nocturnal penile tumescence; NPT)の測定により行われる。測定に用いられる代表的標準的診断装置としては、例えば、RigiScan(登録商標)および後継版であるRigiScan−Plus(登録商標)等と呼ばれる装置が知られていた。これはセンサに繋がる2つのループを陰茎の先端部と根部に装着し、ループとセンサ入りの本体とは各々有線的に接続され、その本体は大腿部または腹部に固定して計測するというものである。本体の中にはこのループを動かし周径と硬さを測定する部分とデータを記録する部分とが内蔵されている。ループの中には細いワイヤーが入っており、本体の中の測定装置と繋がっている。このワイヤーは勃起に支障のない程度の弱い力で常に牽引されており、陰茎の太さの変化にあわせてループが陰茎に密着するようになっている。陰茎の腫脹、萎縮によるワイヤーの出入りは30秒ごとに記憶される。さらにループの伸展により中のワイヤーが弛緩時より1cm以上本体からひきだされると、約280g(10oz)の力でワイヤーが本体内のモーターで牽引され、この時のひきもどされたワイヤーの長さから陰茎の硬さの指標が計算される。ワイヤーがまったく引き戻されなかったときの硬度が100%、ワイヤーが22mm以上ひきもどされたときの硬度が0%である。
また、従来の技術として、伸縮可能な所定長さの可撓性チューブ内に常温で液相を維持し導電性又は電気抵抗性を有するガリウム‐インジウム合金を封入し、このチューブを環状にしかつ両端を束ねて陰茎装着用のセンサループを形成し、両端に前記封入合金に接する電極端を有する一対の外部接続用導体を装着するとともに、これらの導体をチューブ両端間の電気抵抗値を測定するための測定回路に接続するものが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−133951号公報(第1頁、第1図等)
しかしながら、従来においては、陰茎の監視を行なう際におけるユーザの負担を軽減することができない、という課題があった。
例えば、上述したRigiScanの場合、ワイヤーの出入りにより陰茎の膨張や萎縮による膨張の周囲長の変化を監視するため、ループをワイヤー等で牽引した状態で本体と接続しておく必要があり、ユーザの活動の自由度や、体勢の自由度等が制限されてしまい、ユーザに肉体的負荷や精神的負担がかかってしまう、という問題があった。
また、例えば、特許文献1において説明した装置においては、チューブ内に、導電性に優れた常温で液層のガリウム−インジウム化合物を封入したチューブを陰茎にとりつけて監視が行なわれるため、チューブの破損によって内部の物質の漏洩しないよう、チューブを丁寧に扱う必要があるとともに、陰茎にチューブを取付けた状態で、チューブに衝撃等を与えないようにする必要があり、取扱等に関して、ユーザに負担をかけてしまう、という問題があった。
本発明は、上記のような課題を解消するためになされたものであり、陰茎の監視の際のユーザの負担を軽減することが可能な陰茎監視装置等を提供することを目的とする。
本発明の陰茎監視装置は、陰茎にはめられる伸縮可能な環状の固体の部材であって、伸縮に応じて電気的性質が変化する環状部材と、環状部材の電気的性質の変化を測定する測定部と、測定部の測定結果に関する情報を出力する出力部とを備えた陰茎監視装置である。
かかる構成により、陰茎を監視する際のユーザの負担を軽減することができる。例えば、監視の際に、ワイヤー等で牽引したループ等を陰茎に取付ける必要が無く、ユーザの負担を軽減することができる。また、例えば、固体の環状部材を取付けて監視を行なうため、液層の物質の漏洩等を考慮せず容易に環状部材を取り扱うことができるため、ユーザの負担を軽減することができる。
また、本発明の陰茎監視装置は、前記陰茎監視装置において、環状部材は、伸縮性を有する導電性材料により構成される環状の部材に、1以上のコンデンサが挿入されたものであり、測定部は、導電性材料により構成される環状の部材の伸縮による環状部材のインダクタンスの変化を測定する陰茎監視装置である。
かかる構成により、陰茎を監視する際のユーザの負担を軽減することができる。
また、本発明の陰茎監視装置は、前記陰茎監視装置において、環状部材は、伸縮性を有する導電性材料により構成される環状の部材に、一の非導電性材料の部材が挿入されたものであり、測定部は、導電性座標の環状の部材の、一の非導電性材料の部材を挟む両端と接続され、導電性材料により構成される環状の部材の伸縮による環状部材のインダクタンスの変化を測定する陰茎監視装置である。
かかる構成により、陰茎を監視する際のユーザの負担を軽減することができる。
また、本発明の陰茎監視装置は、前記陰茎監視装置において、環状部材は、略環状に曲げられたソレノイドである一の周回ソレノイドを有しており、測定部は、環状部材の伸縮に伴って伸縮する周回ソレノイドのインダクタンスの変化を測定する陰茎監視装置である。
かかる構成により、陰茎を監視する際のユーザの負担を軽減することができる。
また、本発明の陰茎監視装置は、前記陰茎監視装置において、環状部材は、周方向に延伸するよう配置された1つのソレノイドと、ソレノイドの一端に対向するよう配置された磁性体と、を有しており、測定部は、環状部材の伸縮に伴って変化するソレノイドと磁性体との距離によって変化するソレノイドのインダクタンスの変化を測定する陰茎監視装置である。
かかる構成により、陰茎を監視する際のユーザの負担を軽減することができる。
また、本発明の陰茎監視装置は、前記陰茎監視装置において、環状部材は、周方向に延伸するよう周方向に沿って予め決められた距離を隔てて配列された2つのソレノイドを有しており、測定部は、環状部材の伸縮に伴って変化する2つのソレノイド間の距離によって変化するソレノイドの相互インダクタンスの変化を測定する陰茎監視装置である。
かかる構成により、陰茎を監視する際のユーザの負担を軽減することができる。
また、本発明の陰茎監視装置は、前記陰茎監視装置において、環状部材は、周方向に延伸するよう周方向に沿って予め決められた距離を隔てて配列された、直列接続された2つのソレノイドと、2つのソレノイドと接続された発振回路と、を備え、測定部は、環状部材の伸縮に伴って変化する2つのソレノイド間の距離によって変化するソレノイドの自己インダクタンスの変化を測定する陰茎監視装置である。
かかる構成により、陰茎を監視する際のユーザの負担を軽減することができる。
また、本発明の陰茎監視装置は、前記陰茎監視装置において、測定部は、環状部材の電気的性質の変化の測定結果を示す値を取得し、取得した値を、環状部材の周回方向のスティフネスと、陰茎白膜の動作状態における周回方向のスティフネスとに応じて逆算按分して、陰茎の周囲長および陰茎の内圧の変化を示す値を取得する陰茎監視装置である。
かかる構成により、陰茎を監視する際のユーザの負担を軽減することができる。
また、本発明の陰茎監視装置は、前記陰茎監視装置において、出力部は、測定結果に関する情報として、陰茎の周囲長の変化および内圧の変化の少なくとも一方を示す情報を出力する陰茎監視装置である。
かかる構成により、陰茎を監視する際のユーザの負担を軽減することができる。
本発明の環状部材は、陰茎にはめられる伸縮可能な環状の部材であって、伸縮に応じて電気的性質が変化する環状部材である。
かかる構成により、この環状部材の電気的性質の変化を測定することによって、陰茎を監視する際のユーザの負担を軽減することができる。
本発明による陰茎監視装置等によれば、監視の際におけるユーザの負担を軽減することができる。
本発明の実施の形態1における陰茎監視装置の第1の例を示す模式図(図1(a))、その環状部材の等価回路(図1(b))、その環状部材を陰茎にはめた状態を示す図(図1(c))、第2の例を示す模式図(図1(d))、およびその環状部材の等価回路(図1(e)) 同陰茎監視装置を説明するための模式図(図2(a))、および変形例を示す図(図2(b)) 本発明の実施の形態2における陰茎監視装置を示す模式図(図3(a))、およびその環状部材を陰茎にはめた状態を示す図(図3(b)) 同陰茎監視装置の変形例を示す図(図4(a)、および、同陰茎監視装置に用いられる発振用の回路の一例を示す回路図(図4(b)) 本発明の実施の形態3における陰茎監視装置を示す模式図(図5(a))、その環状部材の主要部の一部切り欠き図(図5(b))、およびその環状部材を陰茎にはめた状態を示す図(図5(c)) 本発明の実施の形態4における陰茎監視装置を示す模式図(図6(a))、その環状部材の一部切り欠き図(図6(b))、およびその環状部材を陰茎にはめた状態を示す図(図6(c))、環状部材の変形例を示す図(図6(d)) 本発明の実施の形態5における陰茎監視装置を示す模式図(図7(a))、その環状部材の一部切り欠き図(図7(b))、およびその環状部材を陰茎にはめた状態を示す図(図7(c))、環状部材の変形例を示す図(図7(d)) 本発明の実施の形態3における陰茎監視装置のソレノイドからの漏洩磁束を取得するための装置の構成の第一の例を示す図(図8(a))、環状部材から漏洩磁束を取得している状態を示す模式図(図8(b))、第二の例を示す図(図8(c))、環状部材から漏洩磁束を取得している状態を示す模式図(図8(d)) 本発明の実施の形態3における陰茎監視装置の共振周波数を取得するために用いられる構成の一例を示す図(図9(a))、および本発明の実施の形態4における測定部により測定を行なっている状態の一例を示す図(図9(b)) 本発明の各実施の形態における陰茎監視装置を説明するための、陰茎における周囲長の変化と、内圧の変化との関係を示すグラフ
以下、陰茎監視装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における陰茎監視装置1の第1の例を示す模式図(図1(a))、その環状部材の等価回路(図1(b))、その環状部材を陰茎にはめた状態を示す図(図1(c))、陰茎監視装置1の第2の例を示す模式図(図1(d))、およびその環状部材の等価回路(図1(e))である。
図2は、本実施の形態における陰茎監視装置1を説明するための模式図(図2(a))、および陰茎監視装置1の変形例を示す模式図(図2(b))である。
陰茎監視装置1は、環状部材101、測定部102、および出力部103を備える。陰茎監視装置1は、例えば、環状部材101の伸縮によって、陰茎の周囲長の変化や、硬度の変化を監視するものである。
環状部材101は、導電性部材1011、1以上のコンデンサ1012を備える。
環状部材101は、人間の陰茎50にはめるための環状の部材であるが、人間以外の動物の陰茎にはめて用いることも妨げない。環状部材101は伸縮可能な固体の部材であり、その伸縮に応じて電気的性質が変化する部材である。伸縮に応じて変化する電気的性質には自己インタクタンスや相互インタクタンス等のインダクタンスが含まれるが、他にも環状部材101自身の電気伝導度(導電率もしくは抵抗率と解釈しても良い)や周回方向の静電容量もしくは半径方向の静電容量(誘電率と解釈しても良い)が、その部材の伸縮に呼応して変化するならばそのような性質を利用して、その計測を行う如く構成することもできる。
なお、図1(c)においては、環状部材101一つだけを、陰茎50にはめている場合を示しているが、複数の環状部材101を陰茎50の異なる位置にはめるようにしても良い。かかることは、以下の他の実施の形態等においても同様である。
以下、本実施の形態においては、環状部材101が、導電性部材1011と、1以上のコンデンサ1012とを備えたものである場合について説明する。
環状部材101は、伸縮性を有する導電性材料により構成される環状の部材に、1以上のコンデンサ1012が挿入されたものであり、環状の形状を有している。ここでは、伸縮性を有する導電性材料により構成される環状の部材を、導電性部材1011と呼ぶ。環状部材101の太さ等は、問わない。図1(a)においては、導電性部材1011に1個のコンデンサ1012が挿入されているものを示しており、図1(d)においては、導電性部材1011に4個のコンデンサ1012が、コンデンサ1012同士が直接接続されないよう挿入された場合を示している。導電性部材1011のコンデンサ1012の挿入により分断された部分と、コンデンサ1012とは、例えば、直列接続となるよう配置されている。ただし、挿入されるコンデンサ1012の数は問わない。コンデンサ1012の容量等は、例えば、導電性部材1011の材質や、長さ等により決定される。
環状部材101は、例えば、導電性部材1011の伸縮に応じて自己インダクタンスが変化するものである。環状部材101は、例えば、陰茎50にはめられた状態で、陰茎50の伸縮に応じて導電性部材1011が伸縮することで自己インダクタンスが変化するものである。
ここでは、環状部材101を、環状の導電性部材1011に、1以上のコンデンサ1012が挿入されたものと考えているが、1以上の伸縮性を有する導電性材料により構成される線状の導電性部材1011を、1以上のコンデンサ1012を介して直列に接続したことによって環状の形状を有するようになったものを、環状部材101と考えてもよい。なお、線状は、帯状も含むものと考えてもよい。
なお、環状部材101は、監視する目的に応じた硬さを有するものとすることが好ましい。例えば、陰茎50の膨張や萎縮による陰茎50の周囲長の変化を監視するためには、環状部材101は、陰茎50の海綿体白膜よりも柔軟であることが好ましい。海綿体白膜とは、陰茎50内の海綿体を包む結合組織性の膜である。例えば、環状部材101を構成する物質等が、陰茎の勃起時の屹立の主体となる陰茎50の海綿体白膜の勃起時における硬度より十分に、あるいは有意に柔らかい場合には、海綿体白膜の周囲長の増大(あるいは径の増大)を本質的に妨害しないため、環状部材101の周囲長の変化を測定することが、陰茎50の海綿体白膜の周囲長の変化を図ったことと等価な結果が得られる。つまり、環状部材101の硬さを海綿体白膜よりも柔軟なものとすることで、例えば、陰茎50の周囲長の変化を測定して、周囲長を監視することが可能となる。
また、例えば、陰茎50の膨張や萎縮による陰茎50の内圧の変化を監視するためには、環状部材101は、陰茎50の海綿体白膜よりも堅牢であることが好ましい。例えば、環状部材101を構成する物質等が、陰茎の勃起時の屹立の主体となる陰茎50の海綿体白膜の勃起時における硬度より十分に、あるいは有意に硬い場合には、海綿体白膜の周囲長の増大(あるいは径の増大)を本質的に阻止するため、環状部材101の周囲長の微少な変化を測定することで、陰茎50の海綿体白膜の内部応力を、即ち海綿体白膜の内圧の変化を図ったことと透過な結果が得られる。つまり、環状部材101の硬さを海綿体白膜よりも堅牢なものとすることで、例えば、陰茎50の内圧の変化を測定して、内圧を監視することが可能となる。なお、海綿体白膜よりも堅牢であるということは、例えば、海綿体白膜よりも強固、あるいは硬いことと考えてもよい。
なお、かかることは、以下の他の実施の形態においても同様である。
例えば、本実施の形態1において陰茎50の周囲長の変化を測定して周囲長の変化を監視するためには、上記の伸縮性を有する導電性材料として、海綿体白膜よりも柔軟な材料であることが好ましい。海綿体白膜よりも柔軟な材料としては、信越化学工業株式会社より市販されているRTVシリコーンKE1052が一例として挙げられる。また、陰茎50の周囲長の変化ではなくむしろ内圧の変化を測定して監視するためには、上記の伸縮性を有する導電性材料として海綿体白膜よりも堅牢な材料を用いることが好ましい。海綿体白膜よりも堅牢な材料としては、一般にクロロプレンゴム、フッ素ゴム、ブチルゴムなどとして知られている素材が一例として挙げられる。
伸縮性を有する導電性材料は、例えば、弾性を有する導電性材料である。伸縮性を有する導電性材料は、例えば、環状部材101が、陰茎の膨張や萎縮に応じて伸縮するものとなるような材料であることが好ましい。伸縮性を有する導電性材料は、例えば、導電性シリコーンや、導電性ゴム等である。導電性シリコーンや、導電性ゴム等については、公知技術であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
環状部材101は、例えば、陰茎の周囲に隙間がないよう嵌めることが可能な材料や形状、サイズ等を有するものであることが好ましい。例えば、環状部材101は、円環形状を有していることが好ましい。また、環状部材101の陰茎50にはめていない状態の内径は、例えば、この環状部材101をはめるユーザの陰茎50よりわずかに狭いものであることが好ましく、陰茎50にはめた状態で、少しだけ伸びた状態となって、陰茎50を軽く締め付けるようになるようなサイズであることが好ましい。
環状部材101の太さや、周囲長等のサイズは問わない。例えば、文献「Veale D, Miles S, Bramley S, Muir G, Hodsoll J. Am I normal? A systematic review and construction of nomograms for flaccid and erect penis length and circumference in up to 15,521 men. BJU Int. 2015 Jun;115(6):978−86. doi: 10.1111/bju.13010. Epub 2015 Mar 2」によれば、弛緩状態の陰茎周囲長は平均9.3cm、勃起状態では平均11.7cmであることから、環状部材101の応力等を加えていない状態の周囲長は、例えば、7〜11cmであることが好ましい。
なお、環状部材101は、全体として伸縮性を有しているものであれば良い。例えば、環状部材101の一部分等が伸縮性を有していなくても、全体として伸縮性を有していれば、環状部材101を伸縮性を有するものと考えてよい。例えば、コンデンサ1012が伸縮可能なものでなくても、導電性部材1011が伸縮可能なものである結果、環状部材101全体が伸縮可能となれば、環状部材101が伸縮性を有していると考えてもよい。
測定部102は、環状部材101の電気的性質の変化を測定する。測定部102は、環状部材101の電気的性質の経時的な変化を測定する。電気的性質の変化を測定するということは、結果的に変化が検出可能な値等を測定することであっても良く、例えば、1以上の時点での電気的性質を示す値を測定することも含むと考えてもよい。かかることは以下においても同様である。ここでは、測定部102は、例えば、環状部材101の導電性部材1011の伸縮による環状部材101の自己インダクタンスの変化を測定する。具体的には、環状部材101を、陰茎50にはめた状態で、陰茎の膨張および萎縮による陰茎の周囲長の変化に伴う導電性部材1011の伸縮による環状部材101の自己インダクタンスの変化を測定する。ここでは、例えば、測定部102は、自己インダクタンスの変化を、環状部材101に非接触で測定する。
測定部102は、導電性部材1011の伸縮による環状部材101のインダクタンスの変化を測定する。測定部102は、例えば、環状部材101に対して非接触で、環状部材101の自己インダクタンスの変化を測定する。測定部102は、例えば、環状部材101の共振周波数を非接触的に電磁結合あるいは静電結合で計測する装置であれば、どのようなものを用いてもよい。例えば、このような共振周波数を非接触に測定する測定部102としては、具体的には、いわゆるグリッドディップメーターと同様の構成や計測技法を採用したものが利用可能である。また、共振周波数を非接触に測定する測定部102としては、例えば、ネットワーク・スペクトラムアナライザ等を用いても良い。また、これ以外の共振周波数を非接触に測定する装置を、測定部102として用いても良い。グリッドディップメーターや、ネットワーク・スペクトラムアナライザ等の共振周波数を非接触に測定する装置については、公知技術であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
なお、測定部102によるインダクタンスの測定等が行なわれるタイミングやトリガー等は問わない。例えば、測定等は、例えば、予め決められた一定のタイミングや不定のタイミング等により繰返し行なわれる。
なお、複数の環状部材101を陰茎50の異なる位置にはめる場合、複数の測定部102を、それぞれの位置に配置して、各測定部102により、それぞれの共振周波数等を測定するようにしてもよい。また、一の測定部102の測定に用いられる複数のプローブ(図示せず)を、上記のそれぞれの位置に配置して測定を行なうようにしても良い。かかることは、以下の他の実施の形態等においても同様である。
出力部103は、測定部102の測定結果に関する情報を出力する。測定結果に関する情報は、例えば、測定部102が取得した測定結果を示す情報であってもよい。測定結果を示す情報は、例えば、測定部102が取得したインダクタンスを示す数値等である。また、出力部103は、測定結果に関する情報として、例えば、陰茎50の周囲長の変化および内圧の変化の少なくとも一方を示す情報を出力してもよい。例えば、出力部103は、測定部102の測定結果を用いて、陰茎50の周囲長の変化を示す情報(例えば、周囲長の変化量を示す値や、変化後の周囲等を示す値等)を取得して、この情報を出力しても良い。また、出力部103は、測定部102の測定結果を用いて、陰茎50の内圧の変化を示す情報(例えば、内圧の変化量を示す値や、変化後の内圧等を示す値等)を取得して、この情報を出力しても良い。また、内圧の変化を示す情報から陰茎50の硬さの変化に関する情報を取得して出力しても良い。測定結果に関する情報は、測定部102の測定結果を用いて出力部103が取得した陰茎の状態に関する情報であってもよい。陰茎の状態に関する情報は、例えば、測定結果を示す情報であるインダクタンスを示す値を元に、予め決められた変換式や変換表等を用いて算出された陰茎の周囲長の変化等を示す数値や内圧の変化等を示す数値等であっても良く、この数値から閾値等を用いて判断した陰茎の膨張状態を示す情報(例えば、勃起状態であるか否かを示す情報等)や値や指標等であってもよい。
なお、出力部103は、測定部102が測定結果を取得する毎に、測定結果に関する情報を出力してもよく、測定部102による測定が終了した場合や、予め決められたタイミングやトリガーに応じて、まとめて測定結果に関する情報を出力しても良い。例えば、出力部103は、予め決められた条件を満たす測定結果(例えば、閾値を超える測定結果)を測定部102が取得した場合に測定結果に関する情報を出力しても良い。
ここでの出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラム等への処理結果の引渡し等を含む概念である。
陰茎監視装置1の動作の一例を簡単に説明すると、環状部材101を被験者の陰茎50にはめた後、測定部102を用いて測定を開始すると、測定部102は、例えば、予め決められたタイミングやランダムなタイミングにより、環状部材101のインダクタンスの変化(ここでは、自己インダクタンスの変化)の測定を繰返し行なう。そして、出力部103は、測定部102の測定結果に関する情報を出力する。かかる動作は後述する他の陰茎監視装置においても同様である。
以下、陰茎監視装置1の動作の原理等について例を挙げて説明する。
例えば、環状部材101を図2(a)に示すようなワンターンコイル101aと考えた場合、このワンターンコイル101aのインダクタンスの変化を観測することにより、陰茎の周囲長の変化を間接的に観測することができる。例えば、環状部材101を、ワンターンコイル101aと考えた場合、その自己インダクタンスはその径ないし断面積に関して大きくなれば大きくなる関係で本質的に依存するので、その変化分の計測は、環状部材101が配置された陰茎50の周囲長の変化や内圧の変化を良く代弁する。例えば、陰茎50が膨張すれば、環状部材101もこれに伴って伸びて、環状部材101の断面積も大きくなり、自己インダクタンスも増加する。
ここで、このワンターンコイル101aのインダクタンスの値を、非接触的に計測するために、上記においては、図1(a)や図1(d)に示すように、環状部材101の1または複数の箇所に直列に固定のコンデンサ1012を挿入して、環状部材101を図1(b)や図1(e)に示した等価回路のような構成とし、この環状部材101全体の成す共振周波数を非接触的に電磁結合あるいは静電結合で計測すれば良い。
このため、環状部材101を図1(c)に示すように、陰茎50にはめるとともに、この環状部材101の共振周波数を、上記のようなグリッドディップメーターやネットワーク・スペクトラムアナライザ等を測定部102として用いて非接触に測定することで、陰茎50の変化に応じて変化する自己インダクタンスの値等を測定結果として取得することができる。そして、出力部103が、このような測定結果に関する情報を出力することで、この出力等を用いてユーザの陰茎50の周囲長の変化や内圧の変化を監視することができる。
また、本実施の形態における環状部材101は、固体であるため、取り扱い等を特に慎重に行なう必要はなく、また、監視時におけるユーザの自由度も特に厳しく制限されることがないため、監視の際におけるユーザへの精神的な負担等を軽減させることができる。
以上、本実施の形態によれば、固体である環状部材101の共振周波数を、測定部102により非接触に測定することによって、陰茎を非接触に監視することができ、監視の際におけるユーザの負担を軽減することができる。
なお、上記実施の形態の図1(a)に示した陰茎監視装置1において、環状部材101のコンデンサ1012の代わりに、図2(b)に示すように、一の非導電性部材1015を挿入するようにし、導電性部材1011の、この非導電性部材1015を挟む両端1011aおよび1011bを、引き出し線1014aおよび1014b等を介して測定部102aと有線接続し、有線接続によって環状部材201のインダクタンスを測定するようにしても良い。非導電性部材1015の材料は、例えば、非導電性のシリコーンやゴム、セラミック、樹脂等である。この場合の測定部102aとしては、いわゆるLCRメータ等の有線接続により自己インダクタンスを測定可能な測定部が用いられる。有線接続により自己インダクタンスを測定可能な測定部については、公知技術であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
このような場合においても、環状部材101と、測定部102aとの接続は、単なる配線の接続であり、上述した従来の技術のように、特に環状部材101を、ワイヤ等で牽引するものではないため、ユーザに与える監視時の負担を軽減することができる。
(実施の形態2)
図3は、本実施の形態における陰茎監視装置を示す模式図(図3(a))、および陰茎監視装置の環状部材を陰茎にはめた状態を示す図(図3(b))である。
陰茎監視装置2は、環状部材201、測定部202および出力部103を備える。
環状部材201は、一の周回ソレノイド2011、チューブ2012、およびコンデンサ2013を備える。
本実施の形態における陰茎監視装置2は、上記実施の形態1において説明した陰茎監視装置において、陰茎にはめられる伸縮可能な環状の固体の部材であって、伸縮に応じて電気的性質が変化する環状部材として、1の周回ソレノイド2011とチューブ2012とコンデンサ2013を備えた環状部材201を用いるようにしたものである。
周回ソレノイド2011は、略環状に曲げられているソレノイドである。ソレノイドとは、円筒型のコイルである。ソレノイド2011は、例えば、直線上に延伸するソレノイドを、円環状に曲げたものである。周回ソレノイド2011は、例えば、環状部材201の周方向に沿って曲がりながら延伸するソレノイドと考えてもよい。周回ソレノイド2011の両端は、例えば、略同軸状となる位置に配置される。略環状に曲げられているということは、例えば、周回ソレノイド2011が完全な円環形状となるよう曲げられていることであってもよく、完全な円環形状ではなく、一部が途切れた円環形状を有するよう曲げられていても良いことを意味する。例えば、周回ソレノイド2011の両端、具体的には始点と終点はつなげられていなくても良い。周回ソレノイド2011の導線の太さや巻き数や直径等は問わない。図3(a)においては、一例として、周回ソレノイド2011は、両端同士が直接接続されておらず、その両端が、それぞれ、コンデンサ2013の両端に接続されている場合を示している。つまり、図3(a)の周回ソレノイド2011は、円環状に曲げられたソレノイドであって、その両端がコンデンサ2013と接続されたソレノイドである。また、ここでは、有芯でない周回ソレノイド2011を用いた場合を例に挙げて示しているが、有芯のソレノイドを用いるようにしてもよい。コンデンサ2013の容量等は問わない。コンデンサ2013の容量は、例えば、周回ソレノイド2011の巻き数や直径等により決定される。コンデンサ2013として、例えば、上述した実施の形態1と同様のコンデンサが利用可能である。
周回ソレノイド2011は、チューブ2012内に配置されている。図においては、説明のため、透明なチューブ2012に周回ソレノイド2011が配置されている場合を例に挙げて示しているが、チューブの2012の色や透明度等は問わない。チューブ2012内に配置されるということは、チューブ2012の壁部に、チューブ2012の中空となる部分が、ソレノイド2011の中空部分となるようソレノイド2011が埋め込まれていることであっても良く、チューブ2012の中空の部分に挿入されていることであっても良い。チューブ2012は、ソレノイド2011に沿って曲がっている。チューブ2012は、ソレノイド2011の場合と同様に、略環状の形状を有している。チューブ2012は、円環形状を有していることが好ましい。例えば、ソレノイド2011は、円環状(例えばドーナツ状)のソフトシリコーンのチューブ2012の中に埋め込まれて成形されたものであってもよい。ただし、円環形状の一部が途切れた形状等であっても良い。なお、コンデンサ2013もチューブ2012内に配置されていてもよく、チューブ2012外に配置されていても良い。チューブ2012としては、例えば、非導電性で伸縮性を有する材質が用いられる。チューブ2012の材質は、例えば、非導電性のシリコーンや、ゴム、柔軟性を有する塩化ビニル等の樹脂等である。例えば、チューブ2012の材質は、ソフトシリコーンである。
なお、周回ソレノイド2011は、チューブ2012の代わりに、中空ではない伸縮性を有する環状の線状部材に埋め込まれているようにしても良い。
また、ソレノイド2011の延伸方向の長さ(具体的には陰茎50の周りに沿った長さ)や、チューブ2012の長さ(具体的には陰茎50の周りに沿った長さ)等は、例えば、環状部材201を、陰茎50にはめていない状態で、例えば、この環状部材201をはめるユーザの陰茎50よりわずかに狭いものであることが好ましく、陰茎50にはめた状態で、少しだけ伸びた状態となって、陰茎50を軽く締め付けるようになるようなサイズであることが好ましい。また、ソレノイド2011の巻き数や直径等は問わないが、ソレノイド2011を構成する導線の太さや巻き数は、環状部材201の柔軟性等を損ねない程度の太さや、巻き数とすることが好ましい。
なお、上記実施の形態1において説明したように、陰茎50の周囲長の変化を監視するためには、環状部材201は、陰茎50の海綿体白膜よりも柔軟なものとすることが好ましい。また、陰茎50の内圧の変化を監視するためには、環状部材201は、陰茎50の海綿体白膜よりも堅牢なものとすることが好ましい。例えば、チューブ2012等の環状の線状部材の材質を、海綿体白膜よりも柔軟なものとすることで、周囲長の変化が監視可能となり、海綿体白膜よりも堅牢なものとすることで、内圧の変化が監視可能となる。
測定部202については、上記実施の形態1の測定部102と同様のものが利用可能であり、ここでの説明は省略する。
出力部103については、測定部202の測定結果に関する情報を出力する点を除けば、上記実施の形態1と同様であり、ここでは説明を省略する。
以下、陰茎監視装置2の動作の原理等について例を挙げて説明する。
ソレノイドすなわち円筒型のコイルをその始端と終端を同軸的に近接させるごとく曲げたの自己インダクタンスは、これが直伸していた時とほぼ同じである。しかし、このように丸く曲げられた状態ではその全長は周長であり、その自己インダクタンスは周長に、ないし形状が円に近似出来ればその直径に依存する。すなわち総ターン数(つまり、コイルの巻き数)は一定なので全長が延びればそのインダクタンスは減る。一方で、このように曲げたソレノイドは空芯トロイダルコイルであると見立てても良いが、巻線の始点と終点が対峙する所に周方向に巻線のない区間があるので、厳密には空芯トロイダルコイルとしては扱えない。本実施の形態の周回ソレノイド2011のインダクタンスの変化は、周回ソレノイド2011の両端をコンデンサ2013と接続して、周回ソレノイド2011を有する回路を共振回路とすることにより、上記実施の形態1と同様に電磁結合あるいは静電結合でもって近傍にて非接触的に共振周波数を測定可能であり、この共振周波数から自己インダクタンスの変化を示す値等を取得して自己インダクタンスの変化を観測することが可能である。なお、このコンデンサ2013は、同調用のコンデンサと考えてもよい。
このため、環状部材201を図3(b)に示すように陰茎50にはめた状態で、周回ソレノイド2013のインダクタンスの変化を、非接触で測定部202を用いて測定し、これを出力部103が出力することで、陰茎50の周囲長の変化や内圧の変化を間接的に観測することができる。
以上、本実施の形態によれば、固体である環状部材201の共振周波数を、測定部202により非接触に測定することによって、陰茎の周囲長の変化や内圧の変化を非接触に監視することができ、監視の際におけるユーザの負担を軽減することができる。
なお、上記実施の形態の図3(a)に示した陰茎監視装置1において、環状部材201のコンデンサ2013を設けないようにして、図4(a)に示すように、周回ソレノイド2011の端部2011aおよび2011bを、引き出し線2014aおよび2014b等を介して測定部202aと有線接続し、有線接続によって環状部材201のインダクタンスの変化を測定するようにしても良い。この場合の測定部202aとしては、上述した測定部102aと同様のものが利用可能である。
このような場合においても、環状部材201と、測定部202aとの接続は、単なる配線の接続であり、上述した従来の技術のように、特に環状部材201を、ワイヤ等で牽引するものではないため、ユーザに与える監視時の負担を軽減することができる。
また、図3(a)に示したような周回ソレノイド2011とコンデンサ2013とにより構成される共振回路を有する環状部材201に、図3(b)に示すようなトランジスタや、小型電池等を備えた発振用の回路2050を設置して該共振回路を含む形で発振させ、その発振信号を上記と同様に近傍にて測定部202により電磁結合あるいは静電結合でもって非接触的に測定するようにしてもよい。なお、図3(b)に示す発振用の回路2050は一例であり、他の構成の発振回路を用いても良い。
発振回路2050の発振出力は、外界のやや離れた地点において、その漏えいする電界ないし磁界を電磁結合あるいは静電結合により、もしくは放射される電磁波の伝播結果を受信することにより検知することが可能であり、その結果該検知結果に基づいてその発振周波数およびその変化を観測することができる。回路2050等の発信用の回路については、公知技術であるため、ここでは詳細な説明は省略する。なお、図3(b)の回路の数値等は一例であり、数値等は適宜変更可能である。
(実施の形態3)
図5は、本実施の形態における陰茎監視装置を示す模式図(図5(a))、その環状部材の主要部の一部切り欠き図(図5(b))、およびその環状部材を陰茎にはめた状態を示す図(図5(c))である。
陰茎監視装置3は、環状部材301、測定部302、および出力部103を備える。
環状部材301は、線状部材3011、ソレノイド3012、磁性体3013、伸縮カバー3014を備える。
本実施の形態における陰茎監視装置3は、上記実施の形態1において説明した陰茎監視装置において、陰茎にはめられる伸縮可能な環状の固体の部材であって、伸縮に応じて電気的性質が変化する環状部材として、線状部材3011、ソレノイド3012、磁性体3013、伸縮カバー3014を備えた環状部材301を用いるようにしたものである。
線状部材3011は、一部が途切れた環状の形状を有する伸縮性を有する固体の部材である。線状部材3011は、中空であっても、中空でなくても良い。図5においては、線状部材3011として、中空のチューブが用いられている場合を例に挙げて示している。線状部材3011としては、例えば、上述したチューブ2012と同様の材質が用いられる。
ソレノイド3012は、環状部材301の周方向に延伸するよう配置されている。ソレノイド3012の長さは問わない。ソレノイド3012の長さは、例えば、環状部材の円周と比べて十分に短い長さであっても良い。ソレノイド3012は、例えば、線状部材3011の第一の端部3011aに取付けられている。例えば、ソレノイド3012の一端と、線状部材3011の第一の端部3011aとが接続されている。例えば、ソレノイド3012は、その中心軸と線状部材3011の第一の端部3011a側の中心軸とが、ほぼ同軸となるよう配置される。ソレノイド3012の線状部材3011への取り付け方等については問わない。ソレノイド3012は線状部材3011に直接取付けられていてもよく、図示しない台座等を介して間接的に取付けられていてもよい。ソレノイド3012は、線状部材3011の第一の端部3011aに巻き付けられていても良い。図5においては、棒状のソレノイド用台座3012aの一端が、線状部材3011の第一の端部3011aの中空部分を塞ぐように挿入されており、このソレノイド用台座3012aの第一の端部3011aに挿入されていない部分に、ソレノイド3012が巻き付けられている場合を例に挙げて示している。ソレノイド用台座3012aの材質等は問わない。例えば、線状部材3011と同じ材料であってもよい。ソレノイド3012の導線の太さや、巻き数や、直径等は問わない。
なお、ここでは図示していないが、ソレノイド3012には、上記実施の形態と同様のこのソレノイド3012の両端間を接続するコンデンサが接続されており、ソレノイド3012と、このコンデンサとが共振回路を構成している。
磁性体3013は、ソレノイド3012の一端に対向するよう配置される。ここでのソレノイド3012の一端とは、例えば、ソレノイド3012の、線状部材3011と取付けられている側とは異なる一端である。例えば、磁性体3013は、環状部材301の、第一の端部3011aとは異なる端部である第二の端部3011bに取付けられている。磁性体3013は、例えば、フェライト片である。磁性体3013としては、軟磁性を示すソフトフェライトを用いることが好ましい。例えば、磁性体3013は、ソレノイド3012のほぼ中心軸上に配置される。磁性体3013は、ソレノイド3012内に位置するよう線状部材3011の第二の端部3011bに取付けられていてもよい。磁性体3013の線状部材3011への取り付け方等については問わない。磁性体3013は線状部材3011に直接取付けられていてもよく、図示しない台座等を介して間接的に取付けられていてもよい。図5においては、棒状の磁性体用台座3012aの一端が、線状部材3011の第二の端部3011bの中空部分を塞ぐように挿入されており、この磁性体用台座3012aの第二の端部3011bに挿入されていない部分に、磁性体3013が設置されている場合を例に挙げて示している。
伸縮カバー3014は、線状部材3011の第一の端部3011aと第二の端部3011bとを連結するよう設けられているカバーである。この伸縮カバー3014内に、ソレノイド3012と、磁性体3013とが配置されている。伸縮カバー3014は、例えば、ゴムやソフトシリコーン等の非導電性の材質により構成される。
伸縮カバー3014は、同じ力を加えた場合に、線状部材3011と少なくとも同じ程度伸縮する材質や構造を有していることが好ましく、伸縮しやすい材質や、構造を有していることがより好ましい。例えば、伸縮カバー3014は、弾性率が、線状部材3011以下である材質で構成されていることが好ましい。また、伸縮カバー3014は、例えば、ベローズ構造、言い換えれば蛇腹構造を有していることが好ましい。図5においては、伸縮カバー3014がベローズ構造を有している場合を例に挙げて示している。
なお、上記実施の形態1において説明したように、陰茎50の周囲長の変化を監視するためには、環状部材301は、陰茎50の海綿体白膜よりも柔軟なものとすることが好ましい。また、陰茎50の内圧の変化を監視するためには、環状部材301は、陰茎50の海綿体白膜よりも堅牢なものとすることが好ましい。例えば、線状部材3011の材質や伸縮カバー3014の材質や構造等を、海綿体白膜よりも柔軟なものとすることで、周囲長の変化が監視可能となり、海綿体白膜よりも堅牢なものとすることで、内圧の変化が監視可能となる。
測定部302は、環状部材301の伸縮に伴って変化するソレノイド3012と磁性体3013との距離によって変化するソレノイド3012のインダクタンスの変化を測定する。測定部302としては、上記実施の形態で説明した測定部102等と同様のものが利用可能であり、ここでは詳細な説明は省略する。
出力部103については、測定部302の測定結果に関する情報を出力する点を除けば、上記実施の形態1と同様であり、ここでは説明を省略する。
次に、陰茎監視装置3の動作の原理等について例を挙げて説明する。
図5(b)に示すように、べローズ構造を有する伸縮カバー3014が伸びればソレノイド3012と磁性体3013とのが遠のいてインダクタンスが減少し、逆に伸縮カバー3014が縮めば、ソレノイド3012と磁性体3013とが近づいてインダクタンスが増加する。ソレノイド3012と磁性体3013とは、それぞれソフトシリコーン等できた環状の線状部材3011の両端に結合されているので、環状部材301の周回方向の内部応力はそのままこのソレノイド3012の中心軸方向の応力となり、応力によるソレノイド3012と磁性体3013との距離の変化が、環状部材301の自己インダクタンスの変化として検出することが可能となる。このため、例えば、ソレノイド3012の両端を上述したように一のコンデンサ(図示せず)に接続して、ソレノイド3012を有する共振回路とすることにより、上記実施の形態1と同様に電磁結合あるいは静電結合でもって近傍にて共振周波数を測定でき、これにより、結果的に自己インダクタンスを非接触的に測定可能である。
このため、図5(c)に示すように、環状部材301を陰茎50にはめ、測定部302により、環状部材301の自己インダクタンスの変化を非接触で測定することによって、陰茎50の周囲長の変化や内圧の変化を、これに伴うソレノイド3012と磁性体3013との距離の変化による自己インダクタンスの変化として測定することができ、これを出力部103が出力することで、陰茎50の周囲長の変化や内圧の変化等を間接的に観測することができる。
以上、本実施の形態によれば、固体である環状部材301の共振周波数を、測定部302により非接触に測定することによって、陰茎の周囲長の変化や内圧の変化等を非接触に監視することができ、監視の際におけるユーザの負担を軽減することができる。
なお、ソレノイド3012の両端をコンデンサに接続する代わりに、ソレノイド3012の両端を、図示しない引き出し線等を介して、上記実施の形態1等において説明したインダクタンスを測定する測定部102a等に接続して、ソレノイド3012のインダクタンスを測定するようにしても良いことはいうまでもない。
また、上記において、環状部材301に、図4(b)に示した回路2050のような発振用の回路を設置して環状部材301が有するソレノイド3012とコンデンサ(図示せず)を有する共振回路を発信させ、その発信信号を、上記と同様に、測定部302等により、電磁結合あるいは静電結合でもって近傍にて非接触的に測定するようにしてもよい。
(実施の形態4)
図6は、本実施の形態における陰茎監視装置を示す模式図(図6(a))、その環状部材の一部切り欠き図(図6(b))、およびその環状部材を陰茎にはめた状態を示す図(図6(c))、環状部材の変形例を示す図(図6(d))である。
陰茎監視装置4は、環状部材401、測定部402、および出力部103を備える。
環状部材401は、線状部材4011、2つのソレノイド4012を備える。ここでは、2つのソレノイド4012を、ソレノイド4012aおよび4012bと呼ぶ場合がある。
本実施の形態における陰茎監視装置4は、上記実施の形態1において説明した陰茎監視装置において、陰茎にはめられる伸縮可能な環状の固体の部材であって、伸縮に応じて電気的性質が変化する環状部材として、線状部材4011、2つのソレノイド4012とを備えた環状部材301を用いるようにしたものである。
線状部材4011は、環状の形状を有する伸縮性を有する固体の部材である。線状部材4011は、中空であっても、中空でなくても良い。図6においては、線状部材4011として、中空のチューブが用いられている場合を例に挙げて示している。線状部材4011としては、例えば、上述したチューブ2012と同様の材質が用いられる。
2つのソレノイド4012は、周方向に延伸するよう周方向に沿って予め決められた距離を隔てて配列されている。2つのソレノイド4012は、接続されていないものとする。2つのソレノイド4012は、それぞれ、線状部材4011内に配置されていても良く、図6(d)に示すように、線状部材4011の外側等に巻き付けられていても良い。また、実施の形態2の周回ソレノイドにおいて説明したように、ソレノイド4012が、管状の線状部材401の壁部等に埋め込まれていても良い。ソレノイド4012の導線は、例えば、柔軟性を有する材料等で被覆されていても良い。ソレノイド4012が、線状部材4011内に配置されるとは、例えば、線状部材4011が中空でない場合、線状部材4011に周方向に延伸するよう埋め込まれることである。ソレノイド4012が、線状部材4011内に配置されるとは、例えば、線状部材4011が中空である場合、線状部材4011に周方向に延伸するよう線状部材4011の壁部に、線状部材4011の中空となる部分がソレノイド4012の中空部分となるよう埋め込まれるていることであっても良く、ソレノイド4012が、線状部材4011の中空部分に挿入されていることであってもよい。2つのソレノイド4012の長さや巻き数、ソレノイド4012を構成する導線の太さ、直径等は問わない。また、2つのソレノイド4012間の距離は、相互インダクタンスの変化を検出可能な距離であればどのような距離であるかは問わない。この距離は、ソレノイド同士が接触しない程度の微少な距離であっても良い。ソレノイド4012は、空芯であっても良く、空芯でなくてもよい。
なお、上記実施の形態1において説明したように、陰茎50の周囲長の変化を監視するためには、環状部材401は、陰茎50の海綿体白膜よりも柔軟なものとすることが好ましい。また、陰茎50の内圧の変化を監視するためには、環状部材401は、陰茎50の海綿体白膜よりも堅牢なものとすることが好ましい。例えば、線状部材4011等の材質を、海綿体白膜よりも柔軟なものとすることで、周囲長の変化が監視可能となり、海綿体白膜よりも堅牢なものとすることで、内圧の変化が監視可能となる。
測定部402は、環状部材401の伸縮に伴って変化する2つのソレノイド4012aおよび4012b間の距離によって変化するソレノイド4012の相互インダクタンスの変化を測定する。例えば、測定部402としては、公知の相互インダクタンスの変化を測定する装置が利用可能である。公知の相互インダクタンスの変化を測定する装置としては、例えば、ネットワークアナライザ等が利用可能である。ネットワークアナライザは、通常、4端子計測となり、例えば、二端子には駆動側のプローブ(図示せず)の2つの端子が接続され、残りの二端子には、検出側のプローブ(図示せず)の2つの端子が接続される。各プローブとしては、ワンターンコイルや、それ以外の巻き数が複数であるコイルや、磁界を検出するアンテナ等が利用可能である。ネットワークアナライザについては、公知技術であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
出力部103については、測定部402の測定結果に関する情報を出力する点を除けば、上記実施の形態1と同様であり、ここでは説明を省略する。
次に、陰茎監視装置4の動作の原理等について例を挙げて説明する。
例えば、図6に示すように、ソフトシリコーン等でできた環状の線状部材4011の中に少しだけ離して空芯の2つコイル、即ち、ソレノイド4012aおよび4012bを、それぞれ環状の線状部材4011の周方向に延伸するよう配置すると、環状部材401の伸縮にあわせて、ソレノイド4012aとソレノイド4012bとの距離が変化するため、、これらの間の相互インダクタンスが、環状部材401の伸縮に応じて変化する。
このため、環状部材401を図6(c)に示すように、陰茎50にはめた状態で、測定部402であるネットワークアナライザにより、非接触で相互インダクタンスの変化を測定することで、陰茎50の周囲長の変化や内圧の変化を、これに伴うソレノイド4012aと4012bとの距離の変化による相互インダクタンスの変化として測定することができ、これを出力部103が出力することで、陰茎50の周囲長の変化や内圧の変化を間接的に観測することができる。
以上、本実施の形態によれば、固体である環状部材401の共振周波数を、測定部402により非接触に測定することによって、陰茎の周囲長の変化や内圧の変化を非接触に監視することができ、監視の際におけるユーザの負担を軽減することができる。
(実施の形態5)
図7は、本実施の形態における陰茎監視装置を示す模式図(図7(a))、その環状部材の一部切り欠き図(図7(b))、およびその環状部材を陰茎にはめた状態を示す図(図7(c))、環状部材の変形例を示す図(図7(d))である。
陰茎監視装置5は、環状部材501、測定部502、および出力部103を備える。
環状部材501は、線状部材4011、2つのソレノイド4012、発振回路5013を備える。ここでは、2つのソレノイド4012を、ソレノイド4012aおよび4012bと呼ぶ場合がある。
本実施の形態における陰茎監視装置5は、上記実施の形態4において説明した陰茎監視装置において、2つのソレノイド4012を直列に接続するとともに、直列に接続した2つのソレノイド4012を、発振回路5013に接続するようにしたものである。
線状部材4011については、上記実施の形態4と同様であるため、ここでは説明を省略する。
2つのソレノイド4012は、周方向に延伸するよう周方向に沿って予め決められた距離を隔てて配列されている。2つのソレノイド4012は、直列接続されている。2つのソレノイド4012間は、例えば、環状部材501の伸縮によって、2つのソレノイド4012間の距離が伸縮した場合でも、2つのソレノイド4012間の電気的接続が保たれるように接続されている。具体的には、少なくとも距離が延びる分だけたるませた、あるいは折り畳んだ配線等で接続されていても良く、あるいは、伸縮可能となるよう繊維状に編んだ配線等で接続しても良い。また、伸縮可能な導電性材料等で接続されていても良い。
なお、上記実施の形態1において説明したように、陰茎50の周囲長の変化を監視するためには、環状部材501は、陰茎50の海綿体白膜よりも柔軟なものとすることが好ましい。また、陰茎50の内圧の変化を監視するためには、環状部材501は、陰茎50の海綿体白膜よりも堅牢なものとすることが好ましい。例えば、線状部材4011等の材質を、海綿体白膜よりも柔軟なものとすることで、周囲長の変化が監視可能となり、海綿体白膜よりも堅牢なものとすることで、内圧の変化が監視可能となる。
発振回路5013は、直列に接続された2つのソレノイド4012の両端に接続されている。発振回路5013は、例えば、2つのソレノイド4012間の距離の変化によって変化する自己インダクタンスを周波数決定要素とする発振回路である。なお、インダクタンスにより周波数が決定される発振回路については公知技術であるため、ここでは説明を省略する。発振回路5013としては、例えば、図4(b)に示した回路2050等が利用可能である。発振回路5013がどのように配置されているかは問わない。発振回路5013は、線状部材4011内に配置されていても良く、線状部材4011の外側に配置されていても良い。例えば、図7(d)に示すように、2つのソレノイド4012が線状部材4011の外側に巻き付けられているとともに、発振回路5013も、線状部材4011の外側に配置されていてもよい。なお、図7は説明のための図であって、図7においては、環状部材501と環状部材501の発振回路5013との大きさの関係等は必ずしも正確なものではない。
発振回路5013としては、例えば、共振周波数の変化または発振周波数の変化を、外界のやや離れた所等から非接触的に電磁結合あるいは静電結合により、もしくは発射される電磁波の伝播結果の受信により取得可能な回路が利用可能である。
測定部502は、環状部材501の伸縮に伴って変化する2つのソレノイド間の距離によって変化するソレノイド4012の自己インダクタンスの変化を測定する。測定部502は、例えば、発振回路5013が発信する発信信号を、測定部202等により、電磁結合あるいは静電結合でもって近傍にて非接触的に測定するものである。測定部502としては、例えば、上記実施の形態1の測定部102と同様のものが利用可能であり、ここでは説明は省略する。
出力部103については、測定部502の測定結果に関する情報を出力する点を除けば、上記実施の形態1と同様であり、ここでは説明を省略する。
次に、陰茎監視装置5の動作の原理等について例を挙げて説明する。
例えば、図7に示すように、ソフトシリコーン等でできた環状の線状部材4011の中に少しだけ離して空芯の2つコイル、即ち、ソレノイド4012aおよび4012bを、それぞれ環状の線状部材4011の周方向に延伸するよう配置すると、環状部材401の伸縮にあわせて、接続されたソレノイド4012aとソレノイド4012bとの距離が変化するため、接続された2つのソレノイド4012の自己インダクタンスが、環状部材401の伸縮に応じて変化する。この変化に応じて、発振回路5013が発信する発信信号の周波数も変化する。つまり発信信号の周波数の変化が、環状部材401の伸縮を示すこととなる。
このため、環状部材401を図6(c)に示すように、陰茎50にはめた状態で、測定部502で、非接触により発振回路5013が発信する発信信号を受信して、その発信周波数の変化を検知することで、陰茎50の周囲長の変化や内圧の変化を、これに伴うソレノイド4012aと4012bとの距離の変化による自己インダクタンスの変化として測定することができ、これを出力部103が出力することで、陰茎50の周囲長の変化や内圧の変化を間接的に観測することができる。
以上、本実施の形態によれば、固体である環状部材501の発信周波数を、測定部202により非接触に測定することによって、陰茎の周囲長の変化や内圧の変化を非接触に監視することができ、監視の際におけるユーザの負担を軽減することができる。
なお、本実施の形態において、直列に接続された2つのソレノイド3012の両端を、発振回路5013に接続する代わりに、直列に接続された2つのソレノイド3012の両端を、それぞれ、図示しない引き出し線等を介して、上記実施の形態1等において説明したインダクタンスを測定する測定部102a等に接続して、直列に接続された2つのソレノイド3012のインダクタンスの変化を測定するようにしても良いことはいうまでもない。
また、本実施の形態において、直列に接続された2つのソレノイド3012の両端を、発振回路5013を接続する代わりに、上記実施の形態1において説明したようなコンデンサ(図示せず)に接続するようにして、2つのソレノイド3012とコンデンサとで共振回路を構成し、この共振回路の共振周波数を、測定部502により電磁結合あるいは静電結合でもって近傍にて非接触的に測定するようにし、この共振周波数から自己インダクタンスの変化を示す値等を取得して自己インダクタンスの変化を観測するようにしてもよい。
なお、上記各実施の形態のうちの、環状部材からの漏洩磁束を取得してインダクタンスの変化を測定する装置においては、以下のような磁束を取得するための装置を更に有するようにしても良い。
図8は、上記実施の形態3における陰茎監視装置3のソレノイト3012からの漏洩磁束を取得するための装置の構成の第一の例を示す図(図8(a))、第一の例が示す構成により、環状部材301から漏洩磁束を取得している状態を示す模式図(図8(b))、第二の例を示す図(図8(c))、および第二の例が示す構成により、環状部材301からの漏洩電界を取得している状態を示す模式図(図8(d))である。
ソレノイド3012からの漏洩磁束は、例えばこのソレノイド3012の直径およびその磁束を担うフェライトコア片等の磁性体3013が、いずれも直径2mmとか言う程度の小さなものであっても、図8(a)に示す第一の例のような構成を有する装置を用いることができる。すなわち数cmないし数十cm離れた所でも、例えば、直径数cm〜数十cmのワンターンコイル3061を磁界プローブとしてその電流をロゴスキーコイル(またはカレントトランス)3062を介して低雑音増幅器3063により拾い上げることができる。なお、ロゴスキーコイル3062と低雑音増幅器3063との間は図示せぬ同軸ケーブルやシールト線により接続される。ロゴスキーコイル3062の出力には必要に応じて整合抵抗3064が設けられる。低雑音増幅器3063の出力は、例えば測定部302に入力される。なお、磁界プローブとして利用可能な複数巻きのコイルをワンターンコイル3061の代わりに用いても良い。
また、図8(b)に示す第二の例のような、静電プローブをなす一対の円盤電極3071と、この円盤電極対3071と接続された低雑音増幅器3072とを用いて空間的に数cm離れたところからでも漏洩電界を拾い上げることができる。
なお、図8においては、実施の形態3を用いて説明したが、本発明においては、上記の第一の例や第二の例に示す磁束を取得する装置を、実施の形態3以外の、インダクタンスの変化を測定するために、環状部材からの磁束を拾い上げることが必要な他の実施の形態においても利用可能なものであり、このような装置を、他の実施の形態の測定部等に組み込むようにしてもよい。
円環ソレノイドないし近似的なトロイダルコイルの場合は、漏洩磁束は原理上存在しないので、静電結合のみが好ましい実施例をもたらし得る。しかし、適切なレベルの漏洩磁束が得られるように円環ソレノイドないし近似的なトロイダルコイルとしての完全性を崩しておけば漏洩磁束結合も可能となる。かかる完全性を崩す手法としては小区間の巻線の省略とか始端と終端をやや離す等の手法があり得る。ここでの乱れは、環状部材の周方向に垂直な断面の直径(即ち環状部材の太さ)程度の乱れで十分である。
さらに、図9(a)に示すように、環状部材301等を、その周回1波長共振の基底モードで動作する共振回路としてGHz領域で使う場合には波長程度以上離れた場所から電波伝播のモードで反射性を観測することができる。この手法によりCWもしくは短時間パルスの動作モードで稼動する至近距離レーダ、例えば、送受信機3091とアンテナ3092とを有するレーダ送受信機等でもって共振周波数等が検出、観測可能である。これによれば陰茎にはめられた適切な絶縁材量でおおった伸縮性の良導体の共振回路の共振周波数を、例えば就寝中に着衣や布団の上から、また床の傍らから、観測、測定することが可能である。もちろん電波の波面、すなわち環状部材とレーダー送受信機のお互いの向きの整合性には十分注意しなければならないが、この問題は1ケ所からだけではなく複数箇所からダイバシティーないし多重送受信の手法で回避可能である。
周回1波長の共振回路の場合も、また途中に直列コンデンサを入れたワンターンコイルの共振回路の場合も、また、電磁結合的あるいは電波伝播的な4端子ネットワーク分析の手法でもっても観測が可能である。この場合、駆動側と検出側のアンテナもしくはサーチコイルを、環状部材を間において大略対偶側に置けば、それらの間の環状部材の共振に由来する介在性結合は測定部であるネットワークアナライザにより観測可能である。
例えば、図9(b)に示すように、上記実施の形態4に示した陰茎監視装置4において、ネットワークアナライザである測定部402の駆動側プローブ4021aと、検出側プローブ4021bとを環状部材401を間においてほぼ対称となるように配置することで、それらの間の環状部材401の共振に由来する介在性結合を測定部402であるネットワークアナライザにより観測可能である。なお、ここでは、プローブとしてワンターンコイルを用いた例を示しているが、プローブ等として利用可能な複数巻きのコイル等を用いても良い。
なお、上記において、環状部材として、陰茎海綿体白膜より柔軟性を有するものを用いることや、陰茎海綿体白膜よりも堅牢なものを用いることについて説明したが、例えば、図10のグラフに示すように、実際には陰茎と陰茎海綿体および白膜の勃起に関する機序は、他の中空臓器(例えば胃、膀胱等)の場合と同様に、ある値の内圧までは非常にふくよかで良く伸びて弾力性に富みながら(図10の領域A)、ある限界値に到達するとそれ以上伸びられないので急に硬度ないしスティフネスを増し(図10の領域B)、あとは「破壊的な」領域に入る、という性質を有する。通常の勃起と言う現象がこの観点からそういう行程の何処から何処までを履歴する現象かと言う観点から考えると、本件に関して扱うべき領域はそれら領域A、Bの2つの領域を随時往復する現象であり、最終的に勃起し切った「完全勃起」なる状態は白膜が張り詰めてそれ以上は寸法を大きくする事が困難で、ただ外界から見た硬さだけが増強するような領域Bに踏み込んでいると考えるのが自然である。そこで計測はそのどちらの領域に、もしくは両領域を通じて、対応するべき物かは多少慎重な考慮ないし配慮を要する。一つの考え方として、もし本件計測が夜間に睡眠時相同期の勃起が見られるかを主目的にするならば領域Aにおいて径ないし周囲長を測るのが正解であり、もし勃起の完全度が挿入行為を成功裡に実行するに足りるだけのものであるか否かを評価する事を主目的にするならば領域Bにおいて内圧を推測するのが正解であろう。
そこで改めて実用的実務的見地から考えると、本発明においては、環状部材を海綿体白膜の硬度と似た硬度のものとし、この環状部材の周回方向の内部応力の変化を観測し、その変化分を環状部材の周回方向スティフネスと陰茎白膜の動作状態での周回方向スティフネスとに応じて逆算按分することにより陰茎の周囲長もしくは内圧の変化を間接的に観測する如く構成されたことを特徴とする、陰茎の周囲長もしくは内圧の変化を監視する装置であることができる。例えば、上記各実施の形態における陰茎監視装置の測定部が、環状部材の電気的性質(例えばインダクタンス等)の変化の測定結果を示す値を取得し、取得した値を、環状部材の周回方向のスティフネスと、陰茎白膜の動作状態における周回方向のスティフネスとに応じて逆算按分して、陰茎の周囲長および陰茎の内圧の変化を示す値を取得するようにしてもよい。
この逆算案分には図8の領域Aのリニヤモデルを使用して換算係数を得る。ここでしかしながらもともと硬の陰茎と軟らか目の陰茎とで個人差、年齢差、人種差などは非常に広いので、患者個人に適応させて装置の方を選択する以外に好ましい適応化条件が発見し難い可能性は残る。がこのように中庸な、ないし白膜と似た程度の硬さの「わっか」を用いると言う技術思想は存在し得るし、また本発明の好ましい応用例の一群を形成し得るものである。
なお、図10のグラフは、イメージを示すものであり、正確な測定結果等を示すものではない。
なお、上記各実施の形態において、測定部や出力部等のうちの、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。その実行時に、プログラム実行部は、格納部(例えば、ハードディスクやメモリ等の記録媒体)にアクセスしながらプログラムを実行してもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる陰茎監視装置等は、陰茎の変化を監視する装置等として適しており、特に、陰茎の周囲長の変化や内圧の変化等を監視する装置等として有用である。
1、2、3、4、5 陰茎監視装置
101、201、301、401、501 環状部材
103 出力部
1012、2013 コンデンサ
102、102a、202、202a、302、402、502 測定部
3012、4012 ソレノイド
1011 導電性部材
1015 非導電性部材
2011 周回ソレノイド
2012 チューブ
2050、5013 発振回路
3011、4011 線状部材
3014 伸縮カバー
3011a 第一の端部
3011b 第二の端部
3012a ソレノイド用台座
3012a 磁性体用台座
3013 磁性体
3062 ロゴスキーコイル
3063、3072 低雑音増幅器
3064 整合回路
3071 電極対
3091 送受信機
3092 アンテナ
4021a 駆動側プローブ
4021b 検出側プローブ

Claims (9)

  1. 陰茎にはめられる伸縮可能な環状の固体の部材であって、伸縮に応じて電気的性質が変化する環状部材と、
    前記環状部材の電気的性質の変化を測定する測定部と、
    前記測定部の測定結果に関する情報を出力する出力部とを備え、
    前記環状部材は、伸縮性を有する導電性材料により構成される環状の部材に、1以上のコンデンサが挿入されたものであり、
    前記測定部は、前記導電性材料により構成される環状の部材の伸縮による前記環状部材のインダクタンスの変化を測定する陰茎監視装置。
  2. 陰茎にはめられる伸縮可能な環状の固体の部材であって、伸縮に応じて電気的性質が変化する環状部材と、
    前記環状部材の電気的性質の変化を測定する測定部と、
    前記測定部の測定結果に関する情報を出力する出力部とを備え、
    前記環状部材は、伸縮性を有する導電性材料により構成される環状の部材に、一の非導電性材料の部材が挿入されたものであり、
    前記測定部は、前記導電性材料の環状の部材の、前記一の非導電性材料の部材を挟む両端と接続され、前記導電性材料により構成される環状の部材の伸縮による前記環状部材のインダクタンスの変化を測定する陰茎監視装置。
  3. 陰茎にはめられる伸縮可能な環状の固体の部材であって、伸縮に応じて電気的性質が変化する環状部材と、
    前記環状部材の電気的性質の変化を測定する測定部と、
    前記測定部の測定結果に関する情報を出力する出力部とを備え、
    前記環状部材は、略環状に曲げられたソレノイドである一の周回ソレノイドを有しており、
    前記測定部は、前記環状部材の伸縮に伴って伸縮する前記周回ソレノイドのインダクタンスの変化を測定する陰茎監視装置。
  4. 陰茎にはめられる伸縮可能な環状の固体の部材であって、伸縮に応じて電気的性質が変化する環状部材と、
    前記環状部材の電気的性質の変化を測定する測定部と、
    前記測定部の測定結果に関する情報を出力する出力部とを備え、
    前記環状部材は、周方向に延伸するよう配置された1つのソレノイドと、
    当該ソレノイドの一端に対向するよう配置された磁性体と、を有しており、
    前記測定部は、前記環状部材の伸縮に伴って変化する前記ソレノイドと前記磁性体との距離によって変化する前記ソレノイドのインダクタンスの変化を測定する陰茎監視装置。
  5. 陰茎にはめられる伸縮可能な環状の固体の部材であって、伸縮に応じて電気的性質が変化する環状部材と、
    前記環状部材の電気的性質の変化を測定する測定部と、
    前記測定部の測定結果に関する情報を出力する出力部とを備え、
    前記環状部材は、周方向に延伸するよう周方向に沿って予め決められた距離を隔てて配列された2つのソレノイドを有しており、
    前記測定部は、前記環状部材の伸縮に伴って変化する前記2つのソレノイド間の距離によって変化する前記ソレノイドの相互インダクタンスの変化を測定する陰茎監視装置。
  6. 陰茎にはめられる伸縮可能な環状の固体の部材であって、伸縮に応じて電気的性質が変化する環状部材と、
    前記環状部材の電気的性質の変化を測定する測定部と、
    前記測定部の測定結果に関する情報を出力する出力部とを備え、
    前記環状部材は、周方向に延伸するよう周方向に沿って予め決められた距離を隔てて配列された、直列接続された2つのソレノイドと、
    前記2つのソレノイドと接続された発振回路と、を備え、、
    前記測定部は、前記環状部材の伸縮に伴って変化する前記2つのソレノイド間の距離によって変化する前記ソレノイドの自己インダクタンスの変化を測定する陰茎監視装置。
  7. 前記測定部は、前記環状部材の電気的性質の変化の測定結果を示す値を取得し、取得した値を、前記環状部材の周回方向のスティフネスと、陰茎白膜の動作状態における周回方向のスティフネスとに応じて逆算按分して、陰茎の周囲長および陰茎の内圧の変化を示す値を取得する請求項1から請求項いずれか一項記載の陰茎監視装置。
  8. 陰茎にはめられる伸縮可能な環状の固体の部材であって、伸縮に応じて電気的性質が変化する環状部材と、
    前記環状部材の電気的性質の変化を測定する測定部と、
    前記測定部の測定結果に関する情報を出力する出力部とを備え、
    前記測定部は、前記環状部材の電気的性質の変化の測定結果を示す値を取得し、取得した値を、前記環状部材の周回方向のスティフネスと、陰茎白膜の動作状態における周回方向のスティフネスとに応じて逆算按分して、陰茎の周囲長および陰茎の内圧の変化を示す値を取得する陰茎監視装置。
  9. 前記出力部は、前記測定結果に関する情報として、陰茎の周囲長の変化および内圧の変化の少なくとも一方を示す情報を出力する請求項1から請求項8いずれか一項記載の陰茎監視装置。
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