JP6732388B2 - 保持用粘着テープ - Google Patents

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    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/20Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers

Description

本発明は、例えばハーネス等の車両部品を天井等の部位に保持・固定する用途に有用な保持用粘着テープに関する。
近年、車両(特に自動車)の電子制御化が進み、車内には数多くの電線が様々な箇所に設置されている。例えば自動車の製造工程では、電線類や接続コネクタを予め集合部品としたハーネスを用いて効率化が図られている。ハーネスは、自動車の天井裏面や床部パネル下等の部位に、粘着テープ又はクリップを用いて保持・固定される。さらにボディー、バンパー、ドアトリム、ドアミラー、インストルメントパネル、テールランプ、各種センサー等の部位においてもハーネスが用いられる場合があり、車内に無数の電線が張り巡らされている。
ハーネスや電線をクリップで固定する場合は、部材にクリップのアーム部分や金具類を通す為の通孔を設ける必要があるので、部材の強度低下や加工工程の増加という欠点がある。さらに、オプション部品(バックモニター、レーダーブレーキ、誤発進防止機能、電動ミラー、盗難防止装置等)の追加装備の為に電線の配線パターンは多種多様になり、それに伴い通孔箇所も多くなってしまう。このような通孔箇所の増加は、強度設計の困難化、加工工程の複雑化を招く。一方、ハーネスや電線を粘着テープで固定する場合は、通孔加工等の部材への加工が不要であり、様々な配線パターンに容易に対応できる。したがって近年は、自動車1台当たりの粘着テープの使用量が増加している。
一般に、自動車内部で使用される各種部材には、安全確保の観点から難燃性が要求される。そして最近は、粘着テープの使用量の増加に伴い、粘着テープにも難燃性が要求されるようになってきた。この難燃性とは、具体的には、例えば米国連邦自動車内装部材の安全規準であるFMVSS−302燃焼試験に適合するような難燃性である。
FMVSS−302燃焼試験においては、試験片(粘着テープ)に対して炎を当てる方向は特定されていない。しかし本発明者らは、自動車等の車両に使用される粘着テープは表側(車内側)と裏側(車外側)の何れの方向からの炎に対しても優れた難燃性を有することが好ましいと考える。例えば電線内部のショートによる出火、タバコの火など搭乗者の不注意による出火、エンジン故障や放火等の外部起因による出火など、様々なケースがあり、粘着テープの表側と裏側の何れの方向からも出火の可能性があるからである。
粘着テープに難燃性を付与する方法として、例えば、粘着テープの粘着剤に難燃性粒子を添加する方法がある。しかし、この方法では粘着力が低下する傾向にあり、粘着テープが電線やチューブ等の部材の重さに耐えられずに剥離し、脱落する恐れがある。そこで現在は、金属箔を用いた粘着テープが使用されている。金属箔はそれ自体が不燃であり、しかも伝熱による冷却及び消炎効果を発現する。
例えば特許文献1には、ワイヤーハーネス固定用の粘着シートが開示されている。この粘着シートの基材は軟質金属箔と発泡樹脂層の積層体であり、発泡樹脂層の柔軟性によって自動車天井材の表面凹凸形状に対する追従性が向上する。しかし、発泡樹脂層が柔軟なので被着体に対し十分な圧力を付加できず、その接着力は低下する傾向にある。
特許文献1の実施例では、難燃性評価の為にFMVSS−302燃焼試験を行っている。具体的には、粘着シートの粘着剤層面を下向きにして、すなわち粘着シートの裏側に接炎して試験を行い、実施例1〜6の粘着シートは難燃性(自己消火性)を有すると評価している。しかし本発明者らの知見によれば、これら粘着シートの粘着剤層面ではなく金属箔面を下向きにして、すなわち粘着シートの表側に接炎して試験を行う場合は、粘着シートが延焼し、難燃性の合格基準を満たさない恐れがある。これは粘着剤層や発泡層の燃焼により生じる表面炭化層(チャー)の飛散に因るものと考えられる。すなわち、特許文献1の試験のように粘着シートの粘着剤層側に対して下から炎を当てると、粘着剤層や発泡層の燃焼によりシートの下側面に表面炭化層(チャー)が発生し、これが酸素遮断作用を奏し自己消火性が発現する。しかし、これとは逆に粘着シートの金属箔側に対して下から炎を当てると、表面炭化層(チャー)は粘着シートの上側面に発生するので燃焼に伴う上昇気流によりチャーが飛散し易くなり、酸素遮断作用が低下し自己消火性が発現し難くなると推察される。すなわち、特許文献1の粘着シートは、表側(金属箔側)に接炎した場合の難燃性が不十分と考えられる。
特許文献2には、軟質金属箔上に粘着剤層を設けた粘着シートが開示されている。しかし、この粘着シートは、軟質金属箔と粘着剤層のみからなるシートなので破断し易い。具体的には、例えば自動車の組み立て工程における部品の運搬又は加工の際に生じる振動、あるいは完成した自動車の走行の際に生じる衝撃により金属箔が裂けてしまう恐れがある。さらに、粘着シートのエッジ部にバリが発生するとそのバリの角が鋭利なので、作業者が怪我をする恐れもある。また、軟質金属箔は塑性変形が大きいので、粘着シートを巻き戻す際にカールが生じ易く、被着体への貼り付けが比較的困難である。したがって、このようなタイプの市販品には予め剥離紙が積層されており、これによりカールの問題を解消している。しかし、剥離紙の使用は、作業性やコストの点から好ましくない。
粘着テープを用いて部品を保持・固定する場合は、予め粘着テープを所定のサイズにカットする必要がある。したがって、粘着剤層に剥離紙等のセパレータを貼り合わせた粘着テープの場合、粘着テープに剥離紙を貼り合わせる工程と裁断機でのカットする工程や打ち抜き加工が必要であり、作業が煩雑となる。さらに、所定の寸法を打ち抜くための型が必要となるので、製造コストの点から好ましくなく、粘着テープの使用時に剥離紙を剥がす必要があるので作業性の点からも好ましくない。また、剥がした剥離紙が大量のゴミとなってしまう。
剥離紙を使用しない巻回した粘着テープの場合は、テープディスペンサーを使用して巻回した粘着テープを所望の長さにカットするので、粘着テープの基材に腰が必要になる。一方、腰を持たせる為に基材の金属箔を厚くすると、基材に癖がつき易くなって巻き戻しの際にカールが発生し作業性が悪くなる。
特許文献3には、金属薄層と合成樹脂薄層を設けた難着火シート材、及び、その金属薄層側にさらに粘着剤層を設けた難着火シート材が開示されている。ただし、特許文献3の粘着剤層を設けた難着火シート材は、合板やパーティクルボード等の板材、壁、襖、床等の建材に貼り付けて、煙草が押し付けられても燃焼が生じ難くすることを目的とするシートである。したがって、特許文献1及び2のようなハーネス等の車両部品を保持する為の粘着シートと比較すると、その用途は全く異なる。さらに、特許文献3における難着火性は単に煙草を押し付けた場合を想定した特性であり、特許文献1の自動車内装部材の安全規準(FMVSS−302)の難燃性試験のような厳しい基準ではない。なお、特許文献3の難着火シート材の合成樹脂薄層は、主として意匠選択の幅を広げる為に設けられた層であり、この合成樹脂薄層とFMVSS−302燃焼試験のような高い基準における難燃性との相関関係は特許文献3では何ら検討されていない。
特開2006−206820号公報 特開2006−96856号公報 特開平10−159290号公報
本発明の目的は、特に難燃性及び耐カール性、並びに他の諸特性に優れた保持用粘着テープを提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、金属箔単体を基材とするのではなく、金属箔と樹脂フィルムを有する積層基材であって、樹脂フィルム側が粘着テープの表側になるような積層基材を用いることが非常に有効であることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、厚さ12μm以上の金属箔及び樹脂フィルムを有する積層基材と、該積層基材の少なくとも金属箔側に設けられた粘着剤層とを有し、
前記樹脂フィルムが、架橋ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリスチレン、ポリエステル、アクリル系樹脂及びポリアセタールからなる群より選ばれる樹脂から成るフィルムであり、
FMVSS‐302燃焼試験において、粘着テープの表側への接炎及び裏側への接炎の何れの場合でも、a)燃焼距離が51mm以内、且つ、燃焼時間が60秒以内、又は、b)燃焼距離を燃焼時間で割った燃焼速度が102mm/分以下であり、
金属箔の厚さが50μm未満の場合、金属箔の厚さ(Mt)と樹脂フィルムの厚さ(Ft)が下記式(1)を満た
Ft/Mt ≦ 2 ・・・(1)
前記粘着剤層の厚さが60〜140μmであり、
下記の測定方法により測定される接着強度が5N/20mm以上である車両部品の保持に使用される保持用粘着テープ。
(接着強度)
50mm×125mmのサイズのPETスパンレースを3枚重ねて、そのPET層を50mm×125mm×厚さ1.5mmのサイズのSUS304板に貼り合わせる。これを155℃の雰囲気下で1.6kgf/cm で2分間加圧熱接着し、評価用被着体を得る。この被着体に、20mm×100mmのサイズの粘着テープを23℃、50%RHの雰囲気下で貼り、2kgfのローラーにて圧着する。その20分後、引っ張り試験機にて引っ張り速度300mm/分で90°方向に剥がし、接着強度を測定する。
本発明の粘着テープは、特に難燃性及び耐カール性に優れている。しかも、米国連邦自動車内装部材の安全規準のFMVSS-302燃焼試験において、粘着テープの表側及び裏側のいずれからの接炎に対しても合格する高い難燃性を有することもできる。さらには接着性、耐衝撃性、耐破れ性、巻き戻し性、作業性等においても優れた特性を有することもできる。したがって、そのような特性が必要な分野における様々な用途、例えばハーネス等の車両部品を天井等の部位に保持・固定する用途に有用である。
本発明の粘着テープの一実施形態を示す模式的断面図である。 実施例及び比較例における耐衝撃性の評価方法を説明する為の模式的平面図及びその断面図である。 実施例及び比較例における耐カール性の評価方法を説明する為の模式的断面図である。
図1は、本発明の保持用粘着テープの一実施形態を示す模式的断面図である。この実施形態において、粘着テープは、金属箔1a及び樹脂フィルム1bを有する積層基材1と、積層基材1の金属箔1a側に設けられた粘着剤層2とを有する。この積層基材1は、接着剤層1cを介して金属箔1aと樹脂フィルム1bを貼り合わせてなる積層体である。さらに、積層基材1の樹脂フィルム1a上には離型層3が形成されている。
図1に示す粘着テープは本発明の好ましい一実施形態であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明の粘着テープは、必ずしも離型層3が形成されていなくても良いし、また必ずしも接着剤層1cを有していなくても良い。例えば、所望の樹脂材料を金属箔1a上に直接塗布・硬化して樹脂フィルム1bを形成することもできる。
金属箔1aと粘着剤層2の間の密着性を向上させる等の目的で、金属箔1aと粘着剤層2の間に所望の樹脂層を設けても良い。さらに、図1に示す粘着テープは片面粘着テープであるが、両面粘着テープであっても良い。両面粘着テープの場合は離型層3は不要であり、例えば積層基材1の樹脂フィルム1b側に粘着剤層を設けることにより両面粘着テープが得られる。
[積層基材1]
積層基材1の一部を構成する金属箔1aは特に限定されないが、熱伝導性に優れる軟質金属箔が好ましい。金属の具体例としては、銀、銅、アルミニウム、ニッケルが挙げられる。中でも、変色や劣化に強い点及びコストの点からアルミニウムが好ましい。金属箔の厚さは、好ましくは7〜130μm、より好ましくは12〜50μm、特に好ましくは20〜30μmである。
積層基材1の一部を構成する樹脂フィルム1bは特に限定されないが、燃え難さの指標である酸素指数が高いプラスチック等の樹脂から成るフィルムが好ましい。プラスチックの具体例としては、架橋ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリスチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル系樹脂、ポリアセタールが挙げられる。中でも、腰の強さ、経済的な点からポリエステルが好ましい。樹脂フィルム1bの厚さは、好ましくは4〜250μm、より好ましくは12〜125μm、特に好ましくは25〜75μmである。樹脂フィルム2には、難燃性を向上させるために、公知の難燃剤を添加することもできる。
本発明においては、積層基材1が樹脂フィルム1bを有するので耐衝撃性が向上し、例えば車両走行等の強い衝撃により粘着テープが破断するのを防止できる。さらに、金属箔のみからなる基材と比較して耐カール性が向上し、且つ樹脂フィルム1bが金属箔1aの断面の鋭利な角を保護するので作業者の怪我を防止できる。
[粘着剤層2]
粘着剤層2に用いる粘着剤は、特に限定されない。具体例としては、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン系粘着剤等が挙げられる。中でも、安価で且つ耐熱性に優れる点から、アクリル系粘着剤が好ましい。粘着剤層2の厚さも特に限定されないが、好ましくは10〜140μm、より好ましくは30〜100μm、特に好ましくは40〜80μmである。
粘着剤2には、本発明の目的を損なわない範囲内において、難燃性やその他の公知の添加剤を添加できる。
[離型層3]
離型層3は、粘着テープの表側に離型剤を塗布(背面処理)することにより形成できる。この離型層1を形成することにより、テープを巻き戻す際のカール発生を防止でき、作業性が向上する。離型剤は、特に限定されない。具体例としては、シリコーン系離型剤、長鎖アルキル系離型剤、フッ素系離型剤、ワックス系離型剤が挙げられる。中でも、剥離の容易性の点から、シリコーン系離型剤が好ましい。離型剤は2種類以上を組み合わせても良い。離型剤が官能基を含有する場合は、これと反応する硬化剤を用いて基材への密着性を向上させても良い。離型剤の塗布量は、好ましくは0.005〜1g/m、より好ましくは0.01〜0.5g/m、特に好ましくは0.05〜0.3g/mである。
[粘着テープ]
本発明の保持用粘着テープは、以上説明した金属箔1a及び樹脂フィルム1bを有する積層基材1と、この積層基材1の少なくとも金属箔1a側に設けられた粘着剤層2とを有する。金属箔1aを中間層とすることにより、接炎しても炎が樹脂フィルム1b側と粘着剤層2側に分かれるので、FMVSS−302燃焼試験において、試験片のいずれの側からの接炎に対しても合格するような難燃性に優れた保持用粘着テープを得ることが可能である。
本発明においては、金属箔1aの厚さと樹脂フィルム1bの厚さの比率を調整することにより、金属箔1aが薄い場合であっても非常に優れた難燃性を付与することも可能である。具体的には、金属箔1aの厚さが50μm未満の場合、金属箔1aの厚さ(Mt)と樹脂フィルム1bの厚さ(Ft)が下記式(1)を満たすことが好ましい。
Ft/Mt ≦ 2 ・・・(1)
以上の式(1)を満たすと、たとえ金属箔1aが薄い(50μm未満)場合であっても、米国連邦自動車内装部材の安全規準のFMVSS-302燃焼試験において、粘着テープの表側への接炎及び裏側への接炎の何れの場合でも合格する高い難燃性を有する粘着テープが得られる。FMVSS−302燃焼試験の合格基準は、具体的には、a)燃焼距離が51mm以内、且つ、燃焼時間が60秒以内、又は、b)燃焼距離を燃焼時間で割った燃焼速度が102mm/分以下の何れかに適合することである。
本発明の粘着テープの裏側が接炎すると、粘着剤層2の燃焼により表面炭化層(チャー)が発生し、これが酸素遮断作用を奏し自己消火性が発現する。一方、表側が接炎すると、樹脂フィルム1bの燃焼により表面炭化層(チャー)が発生し、これが酸素遮断作用を奏し自己消火性が発現する。すなわち、何れの面からの接炎においても難燃性に優れているのである。一方、例えば表側が金属箔である従来の粘着テープは、表側(金属箔側)を下にして接炎すると、表面炭化層(チャー)は粘着シートの上側面に発生するので燃焼に伴う上昇気流によりチャーが飛散し易くなり、酸素遮断作用が低下し自己消火性が発現し難くなる。
本発明の粘着テープは保持の用途に使用されるものである。具体的には、車両部品の保持に使用することが好ましい。例えば、ハーネス等の車両部品を天井等の部位に保持・固定する用途に非常に有用である。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。以下の記載において「部」は「質量部」を意味する。
[実施例1]
厚さ12μmの軟質アルミニウム箔と厚さ12μmのポリエステルフィルム(PETフィルム)を接着剤によって貼り合わせて、積層基材(金属箔+接着剤層+樹脂フィルム)を得た。次いで、積層基材のポリエステルフィルム(樹脂フィルム)面に、離型剤であるシリコーン系コーティング剤(マツモトファインケミカル株式会社製、オルガチックス(登録商標)SIC−434)を乾燥後の塗布量が0.1g/mになるように塗布し、離型層を形成した。
アクリル系粘着剤(トーヨーケム株式会社製、商品名BPS6080TFK)100部にイソシアネート系架橋剤(トーヨーケム株式会社製、商品名BHS8515)2.5部を混合し、粘着剤層用混合液を得た。この混合液を積層基材のアルミニウム箔(金属箔)面に塗布、乾燥して厚さ60μmの粘着剤層を形成し、粘着テープを得た。
[実施例2]
樹脂フィルムの厚さを20μmに変更したこと以外は、実施例1と同様にして粘着テープを作製した。
[実施例3]
樹脂フィルムとして厚さ20μmの延伸ポリプロピレンフィルム(OPPフィルム)を使用したこと以外は、実施例2と同様にして粘着テープを作製した。
[実施例4、6及び7]
樹脂フィルムの厚さ及び/又は金属箔の厚さを表1に示すように変更したこと以外は、実施例2と同様にして粘着テープを作製した。
[実施例5]
金属箔の厚さを表1に示すように変更したこと以外は、実施例3と同様にして粘着テープを作製した。
[実施例8]
樹脂フィルムの厚さを50μm、金属箔の厚さを25μm、及び粘着剤層の厚さを45μmに変更したこと以外は、実施例2と同様にして粘着テープを作製した。
[実施例9〜14]
金属箔の厚さを表1に示すように変更したこと以外は、実施例8と同様にして粘着テープを作製した。
[実施例15]
金属箔の厚さ及び粘着剤層の厚さを表1に示すように変更したこと以外は、実施例8と同様にして粘着テープを作製した。
[実施例16]
離型剤として長鎖アルキル系コーティング剤(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製、商品名ピーロイル1010)を使用したこと以外は、実施例9と同様にして粘着テープを作製した。
[実施例17]
離型剤としてフッ素系コーティング剤(信越化学工業株式会社製、商品名X70−201S)を使用したこと以外は、実施例9と同様にして粘着テープを作製した。
[実施例18]
粘着剤としてゴム系粘着剤(天然ゴム(ペールクレープ)100部、スチレンブタジエンゴム(JSR株式会社製、商品名1013N)100部、脂肪族系炭化水素樹脂(日本ゼオン株式会社、商品名クイントンR100)90部をトルエンで55%濃度となるように溶解して調製)を使用したこと以外は、実施例9と同様にして粘着テープを作製した。
[実施例19]
粘着剤としてウレタン系粘着剤(トーヨーケム株式会社製、商品名SP−205)を使用したこと以外は、実施例9と同様にして粘着テープを作製した。
以上の実施例1〜19の粘着テープを以下の方法に従い評価した。その結果を表1及び2に示す。
(難燃性)
粘着テープを102mm×365mmのサイズに切断し、米国連邦自動車内装部材の安全規準であるFMVSS―302燃焼試験に規定する方法で、粘着テープの離型層側(表側)への接炎及び粘着剤層側(裏側)への接炎の場合の各試験を行い、以下の基準で評価した。
・「○」:a)燃焼距離が51mm以内、且つ、燃焼時間が60秒以内、又は、b)燃焼距離を燃焼時間で割った燃焼速度が102mm/分以下である。
・「×」:a)燃焼距離が51mmを超え、若しくは、燃焼時間が60秒を超える、又は、b)燃焼距離を燃焼時間で割った燃焼速度が102mm/分を超える。
(接着性)
50mm×125mmのサイズのPETスパンレースを3枚重ねて、そのPET層を50mm×125mm×厚さ1.5mmのサイズのSUS304板に貼り合わせた。これを155℃の雰囲気下で1.6kgf/cmで2分間加圧熱接着し、評価用被着体を得た。この被着体に、20mm×100mmのサイズの粘着テープを23℃、50%RHの雰囲気下で貼り、2kgfのローラーにて圧着した。その20分後、引っ張り試験機にて引っ張り速度300mm/分で90°方向に剥がし、接着強度を測定し、以下の基準で評価した。
・「○」:接着強度が5N/20mm以上である。
・「×」:接着強度が5N/20mm未満である。
(耐衝撃性)
200mm×200mmのサイズのPETスパンレースを3枚重ねて、そのPET層を200mm×200mm×厚さ1.5mmのサイズのSUS304板に貼り合わせた。これを155℃の雰囲気下で0.75kgf/cmで2分間加圧熱接着し、総重量320gの評価用被着体を得た。そして図2に示すように、この被着体6上にハーネスを模した直径17mmの塩化ビニル製チューブ8を置き、20mm×100mmのサイズの粘着テープ7を用いて23℃、50%RHの雰囲気下で接着面積が20mm×25mmとなるよう2箇所貼り付けた。これを2kgfのローラーにて圧着し、総重量400gの試験サンプルを得た。この試験サンプルを23℃、50%RHの雰囲気下で300mmの高さから繰り返し落下させ、粘着テープ7が剥がれるまでの落下回数を測定し、以下の基準で評価した。
・「○」:粘着テープが剥がれるまでの落下回数2以上である。
・「×」:粘着テープが剥がれるまでの落下回数2未満である。
(耐破れ性)
上述の接着性試験と同じ評価用被着体に、ハーネスを模した直径17mmの塩化ビニル製チューブを50mm×100mmのサイズの粘着テープで固定した。その際、テープが破れたか否かを確認した。この試験は、20代〜40代の男子5名、女子5名の合計10名が各々4枚の被着体に対して行った。すなわち合計40枚の被着体に40本のチューブを40枚のテープで固定した。この試験において、粘着剤層面が剥離紙で保護された粘着テープを試験する場合は、既に50mm×100mmにサイズに切断されている粘着テープを用いた。また剥離紙の無い粘着テープを試験する場合は、試験者が50mm幅の粘着テープをテープディスペンサー(ヤエス軽工業株式会社製、ZCUT(登録商標)−9GR)でテープ送り長さ100mmでカットし、これを試験に用いた。
・「○」:テープの破れが発生する。
・「×」:テープの破れが発生しない。
(耐カール性)
内径3インチの紙管に巻いた50mm幅の粘着テープを、上記テープディスペンサーにセットし、テープ送り長さ100mmでカットした。そして図3に示すように、粘着テープ9をカールした方向を上にして水平面上に置いた。その際、テープの切断面同士の位置を確認し、以下の基準(図3参照)で耐カール性を評価した。
・「○」 :切断面同士が接触又はオーバーラップしていない。
・「×」 :切断面同士が接触又はオーバーラップしている。
(巻き戻し性)
上述の耐カール性試験と同様に粘着テープをテープディスペンサーセットし、テープ送り長さ100mmで巻き戻すことが可能かどうか確認し、以下の基準で評価した。
・「○」:巻き戻すことが可能であり、且つ背面側に目視で確認できる粘着剤が残っていない。
・「×」:巻き戻すことが不可能である。あるいは、背面側に目視で確認できる粘着剤が残っている。
(作業性)
上述の耐破れ性試験において、10名の試験者が粘着テープでチューブ固定するのにかかった作業時間を各々測定し、その平均作業時間を計算し、以下の基準で評価した。
・「○」:平均作業時間が4分以下である。
・「×」:平均作業時間が4分を超える。
Figure 0006732388
Figure 0006732388
表1及び2中の略号は、以下の通りである。
離型層
「S」:シリコーン系コーティング剤
「A」:長鎖アルキル系コーティング剤
「F」:フッ素系コーティング剤
樹脂フィルム
「PET」:ポリエステルフィルム
「OPP」:延伸ポリプロピレンフィルム
金属箔
「Al」軟質アルミニウム箔
粘着剤層
「Ac」:アクリル系粘着剤
「G」:ゴム系粘着剤
「U」:ウレタン系粘着剤
<評価結果>
表1及び表2に示すように、実施例1〜19では、金属箔が薄厚であっても、難燃性試験(FMVSS―302燃焼試験)において、離型層側(表側)、粘着剤層側(裏側)のいずれからの接炎に対しても合格する高い難燃性を有すると共に、接着性、耐衝撃性、耐破れ性、耐カール性、巻き戻し性、作業性等の諸特性にも優れる粘着テープが得られた。
[比較例1]
樹脂フィルムを使用せず、金属箔のみを基材として使用したこと以外は、実施例9と同様にして粘着テープを作製した。この比較例1の粘着テープの耐破れ性及び耐カール性の評価試験を行った。その結果を表3に示す。
Figure 0006732388
表3中の略号は、表1及び2中の略号と同じ意味を示す。
<評価結果>
表3に示すように、比較例1では基材に樹脂フィルムを使用せず、金属箔のみを基材として使用したので、耐破れ性、耐カール性に劣っていた。
次に、参考例1〜9により、樹脂フィルムの厚さ(Ft)と金属箔の厚さ(Mt)の比率(FtMt)と難燃性の関係をさらに詳しく説明する。
[参考例1〜6]
樹脂フィルムの厚さと金属箔の厚さ表4に示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にして粘着テープを作製した。
[参考例7]
樹脂フィルムとして厚さ60μmのポリエチレンフィルム(PEフィルム)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして粘着テープを作製した。
[参考例8]
金属箔の厚さを20μmに変更したこと以外は、参考例8と同様にして粘着テープを作製した。
[参考例9]
粘着剤層にリン系難燃剤粒子(チッソ株式会製、商品名テラージュC30)を15部添加したこと以外は、参考例4と同様にして粘着テープを作製した。
以上の参考例1〜9の粘着テープに対して実施例と同じ評価試験を行った。その結果を表4に示す。
Figure 0006732388
表4中の略号は、以下の通りである。
離型層
「S」:シリコーン系コーティング剤
樹脂フィルム
「PET」:ポリエステルフィルム
「PE」:ポリエチレンフィルム
金属箔
「Al」軟質アルミニウム箔
粘着剤層
「Ac」:アクリル系粘着剤
<評価結果>
表4に示すように、参考例1〜8では樹脂フィルムの厚さ(Ft)と金属箔の厚さ(Mt)の比率(FtMt)が大きいので、FMVSS―302燃焼試験において少なくとも一方の側から接炎した場合に不合格であった。一方、参考例9では粘着剤層に難燃剤を添加したのでFMVSS−302燃焼試験には合格したが、接着性、耐衝撃性に劣っていた。この結果から、先に述べた実施例1〜19の粘着テープは、参考例1〜8と比較して両者の厚さの比率(FtMt)が小さい(特に2以下)ので、難燃剤を添加しなくてもFMVSS−302燃焼試験を合格するという点において非常に有用な態様であることが理解できる。
参考例1〜8の粘着テープはFMVSS−302燃焼試験という高い難燃性レベルの試験には不合格であった。しかし、参考例1〜8の粘着テープは、実施例1〜19と同様の樹脂フィルム/金属箔/粘着剤という層構成を有するので、例えば特許文献1のように金属箔/発泡樹脂層(又は樹脂フィルム)/粘着剤という層構成の粘着テープと比較して表側から接炎した場合の難燃性は高い。したがって、この点において参考例1〜8の粘着テープも、従来の粘着テープよりも優れている。
次に、参考例10及び11により、離型層と巻き戻し性の関係をさらに詳しく説明する。
[参考例10]
離型層を設けなかったこと以外は、実施例9と同様にして粘着テープを作製した。
[参考例11]
離型層の代わりに離紙(セパレータ)を設けたこと以外は、実施例9と同様にして粘着テープを作製した。
以上の参考例10及び11の粘着テープに対して実施例と同じ評価試験を行った。その結果を表5に示す。
Figure 0006732388
表5中の略号は、表1及び2中の略号と同じ意味を示す。
<評価結果>
表5に示すように、参考例10では離型層を設けなかったので、耐カール性、巻き戻し性、作業性が劣っていた。参考例11では離型層の代わりに離紙(セパレータ)を設けたので、耐カール性、巻き戻し性は良好であったが、剥離紙を剥がす手間が増えるので作業性が劣っていた。この結果から、先に述べた実施例1〜19の粘着テープは離型層を有するので、離紙を用いなくても巻き戻し性等の上記性能が優れるという点において非常に有用な態様であることが理解できる。
参考例10及び11の粘着テープは、上記性能が劣っていた。しかし、参考例10及び11の粘着テープは、実施例1〜19と同様の樹脂フィルム/金属箔/粘着剤という層構成を有し、しかも樹脂フィルムの厚さ(Ft)と金属箔の厚さ(Mt)の比率(FtMt)が小さい(特に2以下)ので、FMVSS−302燃焼試験を合格するという点においては優れている。
本発明の保持用粘着テープは、高い難燃性を有するとともに、耐衝撃性、作業性等の諸特性にも優れる。したがって、これらの特性が要求される分野、例えば、自動車等の車両部品の固定用途において非常に有用である。
1 積層基材
1a 金属箔
1b 樹脂フィルム
1c 接着剤層
2 粘着剤層
3 離型層
6 被着体
7 粘着テープ
8 塩化ビニル製チューブ
9 粘着テープ

Claims (6)

  1. 厚さ12μm以上の金属箔及び樹脂フィルムを有する積層基材と、該積層基材の少なくとも金属箔側に設けられた粘着剤層とを有し、
    前記樹脂フィルムが、架橋ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリスチレン、ポリエステル、アクリル系樹脂及びポリアセタールからなる群より選ばれる樹脂から成るフィルムであり、
    FMVSS‐302燃焼試験において、粘着テープの表側への接炎及び裏側への接炎の何れの場合でも、a)燃焼距離が51mm以内、且つ、燃焼時間が60秒以内、又は、b)燃焼距離を燃焼時間で割った燃焼速度が102mm/分以下であり、
    金属箔の厚さが50μm未満の場合、金属箔の厚さ(Mt)と樹脂フィルムの厚さ(Ft)が下記式(1)を満た
    Ft/Mt ≦ 2 ・・・(1)
    前記粘着剤層の厚さが60〜140μmであり、
    下記の測定方法により測定される接着強度が5N/20mm以上である車両部品の保持に使用される保持用粘着テープ。
    (接着強度)
    50mm×125mmのサイズのPETスパンレースを3枚重ねて、そのPET層を50mm×125mm×厚さ1.5mmのサイズのSUS304板に貼り合わせる。これを155℃の雰囲気下で1.6kgf/cm で2分間加圧熱接着し、評価用被着体を得る。この被着体に、20mm×100mmのサイズの粘着テープを23℃、50%RHの雰囲気下で貼り、2kgfのローラーにて圧着する。その20分後、引っ張り試験機にて引っ張り速度300mm/分で90°方向に剥がし、接着強度を測定する。
  2. 金属箔の厚さが12〜130μmである請求項1記載の保持用粘着テープ。
  3. 樹脂フィルムの厚さが4〜250μmである請求項1記載の保持用粘着テープ。
  4. 積層基材の樹脂フィルム側に離型層を有する請求項1記載の保持用粘着テープ。
  5. 金属箔を構成する金属がアルミニウムである請求項1記載の保持用粘着テープ。
  6. 樹脂フィルムが、ポリエステルから成るフィルムである請求項1記載の保持用粘着テープ。
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