JP6732184B2 - ユーザ端末及び移動通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、異なる周波数で運用される複数のセルの中からサービングセルとして用いる対象セルを選択するユーザ端末及び移動通信方法に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、異なる周波数で運用される複数のセルの中からサービングセルとして用いる対象セルを選択する技術が提案されている(例えば、非特許文献1)。
具体的には、ユーザ端末は、開始条件が満たされた場合に、現在のサービングセルに隣接する隣接セルの品質を測定し、選択条件を満たすセルの中からサービングセルとして用いる対象セルを選択する。
3GPP技術報告書 「TS36.304 V12.4.0」 2015年3月
第1の特徴は、ユーザ端末であって、異なる周波数で運用される複数のセルのそれぞれが有する潜在キャパシティに基づいて、前記複数のセルの中からサービングセルとして用いる対象セルを選択する制御部を備え、前記潜在キャパシティは、周波数ドメインの潜在キャパシティ、時間ドメインの潜在キャパシティ及び空間ドメインの潜在キャパシティの少なくともいずれか一つによって定義されることを要旨とする。
第2の特徴は、移動通信方法であって、異なる周波数で運用される複数のセルのそれぞれが有する潜在キャパシティに基づいて、前記複数のセルの中からサービングセルとして用いる対象セルを選択するステップを備え、前記潜在キャパシティは、周波数ドメインの潜在キャパシティ、時間ドメインの潜在キャパシティ及び空間ドメインの潜在キャパシティの少なくともいずれか一つによって定義されることを要旨とする。
図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。 図2は、実施形態に係るUE100のブロック図である。 図3は、実施形態に係るeNB200のブロック図である。 図4は、実施形態に係る無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 図5は、実施形態に係るLTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 図6は、実施形態に係る適用シーンを説明するための図である。 図7は、実施形態に係る潜在キャパシティを説明するための図である。 図8は、実施形態に係る潜在キャパシティを説明するための図である。 図9は、実施形態に係る移動通信方法を示すフロー図である。 図10は、付記に係るデプロイメントシナリオを説明するための図である。 図11は、付記に係る優先度の高い周波数における「ロックオン」を説明するための図である。 図12は、付記に係る潜在キャパシティ及び(半)静的設定を説明するための図である。 図13は、付記に係るクラスタ化したUEの大量再選択を説明するための図である。
以下において、実施形態に係る移動通信システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[開示の概要]
背景技術で触れた移動通信システムでは、サービングセルとして用いる対象セルの選択において、各セルが潜在的に有するキャパシティである潜在キャパシティが考慮されていない。従って、各セルの負荷分散を適切に行えない可能性がある。
開示の概要に係るユーザ端末は、異なる周波数で運用される複数のセルのそれぞれが有する潜在キャパシティに基づいて、前記複数のセルの中からサービングセルとして用いる対象セルを選択する制御部を備える。前記潜在キャパシティは、周波数ドメインの潜在キャパシティ、時間ドメインの潜在キャパシティ及び空間ドメインの潜在キャパシティの少なくともいずれか一つによって定義される。
開示の概要に係るユーザ端末では、サービングセルとして用いる対象セルが潜在キャパシティに基づいて選択される。従って、各セルの負荷分散を適切に行うことができる。言い換えると、RRCアイドル状態のユーザ端末を各セルに適切に配分することができる。
[実施形態]
以下において、移動通信システムとして、3GPP規格に基づいたLTEシステムを例に挙げて、実施形態を説明する。
(システム構成)
実施形態に係るLTEシステムのシステム構成について説明する。図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1に示すように、実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、eNB200によって形成されるセル(UE100がRRCコネクティッド状態である場合には、サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、無線基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを形成しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータのルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能などを有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御などを行う。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。なお、E−UTRAN10及びEPC20は、LTEシステムのネットワークを構成する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、複数のアンテナ101、無線送受信機110、ユーザインターフェイス120、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130、バッテリ140、メモリ150、及びプロセッサ160を備える。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。無線送受信機110及びプロセッサ160は、送信部及び受信部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサとしてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、受け付けた操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るためにGNSS信号を受信するとともに、受信されたGNSS信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160により実行されるプログラム、及びプロセッサ160による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)とを含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、複数のアンテナ201、無線送受信機210、ネットワークインターフェイス220、メモリ230、及びプロセッサ240を備える。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。無線送受信機210(及び/又はネットワークインターフェイス220)及びプロセッサ240は、送信部及び受信部を構成する。また、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサとしてもよい。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240により実行されるプログラム、及びプロセッサ240による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUとを含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してユーザデータ及び制御情報が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順などを行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してユーザデータ及び制御情報が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してユーザデータ及び制御情報が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。また、PDCP層には、データユニット(PDCP PDU)を送信するための送信エンティティ又はデータユニット(PDCP PDU)を受信するための受信エンティティが形成されることに留意すべきである。
RRC層は、制御情報を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のための制御情報(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合に、UE100はRRCコネクティッド状態であり、UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がない場合に、UE100はRRCアイドル状態である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。また、UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
(適用シーン)
以下において、適用シーンについて説明する。図6は、実施形態に係る適用シーンを説明するための図である。
図6に示すように、複数のeNB200(例えば、eNB200#1、eNB200#2、eNB200#3、eNB200#4)を有する。eNB200#1は、無線通信エリアとしてセル#1を有しており、eNB200#2は、無線通信エリアとしてセル#2を有しており、eNB200#3は、無線通信エリアとしてセル#3−1及びセル#3−2を有しており、eNB200#4は、無線通信エリアとしてセル#4−1及びセル#4−2を有している。
なお、セル#2、セル#3−1、セル#3−2、セル#4−1及びセル#4−2は、セル#1と重複している。また、各セルは、互いに異なる周波数で運用されている。各セルが運用されている周波数には、優先度が定められている。周波数と優先度との対応関係は、eNB200から報知されるシステム情報(SIB;System Information Block)に含まれる。
このような前提下において、UE100は、異なる周波数で運用される複数のセルの中からサービングセルとして用いる対象セルを選択する。具体的には、UE100は、開始条件が満たされた場合に、現在のサービングセルに隣接する隣接セルの品質を測定し、選択条件を満たすセルの中からサービングセルとして用いる対象セルを選択する。
第1に、開始条件は、以下に示す通りである。
(A1)現在のサービングセルの周波数の優先度よりも高い優先度を有する周波数
−UE100は、高い優先度を有する周波数の品質を常に測定する。
(A2)現在のサービングセルの周波数の優先度と等しい優先度又は低い優先度を有する周波数
−UE100は、現在のサービングセルの品質が所定閾値を下回った場合に、等しい優先度又は低い優先度を有する周波数の品質を測定する。
第2に、選択条件は、以下に示す通りである。
(B1)隣接セルの周波数の優先度が現在のサービングセルの優先度よりも高い
−UE100は、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSqual>ThreshX,HighQの関係を満たすセル、若しくは、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSrxlev>ThreshX,HighPの関係を満たすセルを対象セルとして選択する。このようなケースにおいて、隣接セルが満たすべき基準を“S−criteria”と称することもある。
但し、Squalは、セル選択品質レベルを表しており、Squal=Qqualmeas-(Qqualmin+Qqualminoffset)−Qoffsettempによって算出される。Qqualmeasは、隣接セルの品質レベル(RSRQ)であり、Qqualminは、最小要求品質レベルであり、Qqualminoffsetは、隣接セルに定常的に適用される所定オフセットであり、Qoffsettempは、隣接セルに一時的に適用されるオフセットである。ThreshX,HighQは、所定閾値である。
また、Srxlevは、セル選択受信レベルを表しており、Srxlev=Qrxlevmeas-(Qrxlevmin+Qrxlevminoffset)-Pcompensation−Qoffsettempによって算出される。Qrxlevmeasは、隣接セルの受信レベル(RSRP)であり、Qrxlevminは、最小要求受信レベルであり、Qrxlevminoffsetは、隣接セルに定常的に適用される所定オフセットであり、Pcompensationは、アップリンクの能力に関するパラメータであり、Qoffsettempは、隣接セルに一時的に適用されるオフセットである。ThreshX,HighPは、所定閾値である。
(B2)隣接セルの周波数の優先度が現在のサービングセルの優先度と同じである
−UE100は、現在のサービングセルのランキングR及び隣接セルのランキングRを算出するとともに、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってRよりも高いランキングRを有するセルを対象セルとして選択する。このようなケースにおいて、隣接セルが満たすべき基準を“R−criteria”と称することもある。
但し、Rは、R=Qmeas+QHyst−Qoffsettempによって算出される。Rは、R=Qmeas−Qoffset−Qoffsettempによって算出される。Qmeasは、現在のサービングセルの受信レベル(RSRP)であり、Qmeasは、隣接セルの受信レベル(RSRP)である。QHystは、現在のサービングセルが対象セルとして再選択されやすくするためのヒステリシス値である。Qoffsettempは、現在のサービングセル及び隣接セルに一時的に適用されるオフセットである。
(B3)隣接セルの周波数の優先度が現在のサービングセルの優先度よりも低い
−UE100は、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSqual<ThreshServing,LowQが満たされる、若しくは、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSrxlev<ThreshServing,LowPが満たされるという前提下において、上述した(B1)と同様の手法によって隣接セルの中から対象セルを選択する。
但し、ThreshServing,LowQ及びThreshServing,LowPは、ThreshX,HighQ及びThreshX,HighPと同様に、所定閾値である。
なお、対象セルの選択で用いる各種パラメータは、eNB200から報知されるシステム情報(SIB;System Information Block)に含まれる。各種パラメータは、周波数の優先度(cellReselectionPriority)、所定期間(TreselectionRAT)、各種オフセット(Qqualminoffset、Qrxlevminoffset、Qoffsettemp、QHyst、Qoffset)、各種閾値(ThreshX,HighQ、ThreshX,HighP、ThreshServing,LowQ、ThreshServing,LowP)を含む。
実施形態において、UE100(制御部)は、異なる周波数で運用される複数のセルのそれぞれが有する潜在キャパシティに基づいて、複数のセルの中からサービングセルとして用いる対象セルを選択する。潜在キャパシティは、周波数ドメインの潜在キャパシティ、時間ドメインの潜在キャパシティ及び空間ドメインの潜在キャパシティの少なくともいずれか一つによって定義される。
周波数ドメインの潜在キャパシティは、図7に示すように、各セルが運用されている周波数の帯域幅である。例えば、上述したセル#1が運用されている周波数は、帯域幅Aを有しており、上述したセル#2が運用されている周波数は、帯域幅Aよりも広い帯域幅Bを有する。
時間ドメインの潜在キャパシティは、図8に示すように、時間軸方向においてユーザデータの送信に割り当て可能なリソース(利用可能リソース)である。例えば、ダウンリンクDLについては、利用可能リソースは、MBMSN(Multicast Broadcase Single Frequency Network)で用いるサブフレーム、干渉低減に用いるABS(Almost Blank Subframe)、OFDMサブフレームの先頭に挿入されるCP(Cyclic Prefix)などを除いたリソースである。アップリンクULについては、利用可能なリソースは、D2D用に割り当てられたリソース(D2D pool)を除いたリソースである。
空間ドメインの潜在キャパシティは、各セルの送信電力、各セルが運用されている周波数の中心周波数、各セルが有するアンテナ数(ストリーム数)などである。
上述した(B1)〜(B3)に示すように、UE100(制御部)は、所定品質基準(S−criteriaやR−criteria)を満たす品質を有するセルの中から対象セルを選択する。UE100(制御部)は、潜在キャパシティに基づいて品質(例えば、Squal、Srxlev、Qmeas、Qmeas)を補正する。このようなケースにおいて、UE100(制御部)は、潜在キャパシティが大きいほど、品質が高くなるように、品質(例えば、Squal、Srxlev、Qmeas、Qmeas)を補正する。例えば、品質の補正方法としては、各種オフセット(Qqualminoffset、Qrxlevminoffset、Qoffsettemp、QHyst、Qoffset)として新たな値を定義してもよく、新たなオフセットを導入してもよい。
或いは、UE100(制御部)は、所定キャパシティ閾値を満たしていない潜在キャパシティを有するセルに比べて、所定キャパシティ閾値を満たす潜在キャパシティを有する優先セルを対象セルとして選択しやすい。例えば、Effective resources ≧ threshold+offsetの関係を満たすセルが対象セルとして選択されやいように、新たな評価基準(C−criteria)を導入する。但し、Effective resourcesは潜在キャパシティを表しており、thresholdは所定閾値を表しており、offsetは所定オフセットを表している。このようなケースにおいて、対象セルの選択条件として新たな評価基準(C−criteria)を満たすという条件が追加されてもよく、新たな評価基準(C−criteria)を満たすセルのランキング(R、R)が上位のランキングに補正されてもよい。
或いは、UE100(制御部)は、所定品質基準(S−criteriaやR−criteria)を満たす品質を有するセルの中から、潜在キャパシティに基づいて対象セルを選択してもよい。言い換えると、UE100(制御部)は、所定品質基準(S−criteriaやR−criteria)を満たす品質を有するセルを特定し、特定されたセルの中から、潜在キャパシティに基づいて対象セルを選択する。潜在キャパシティに基づいた対象セルの選択では、潜在キャパシティが大きいセルが対象セルとして選択されやすい。また、潜在キャパシティに基づいた対象セルの選択では、上述した新たな評価基準(C−criteria)を用いて、所定品質基準(S−criteriaやR−criteria)を満たす品質を有するセルのランキングを行ってもよい。
実施形態において、UE100(制御部)は、複数のセルのそれぞれから報知されるシステム情報(SIB;System Information Block)に基づいて、複数のセルのそれぞれが有する潜在キャパシティを特定することが好ましい。このようなケースにおいて、潜在キャパシティを特定するための情報は、複数のセルのそれぞれから報知される1系統のシステム情報(SIB;System Information Block)に含まれることが好ましい。また、各セルから報知されるシステム情報は、自セルの潜在キャパシティを特定するための情報に加えて、自セルに隣接する隣接セルの潜在キャパシティを特定するための情報を含んでもよい。
(移動通信方法)
以下において、実施形態に係る移動通信方法について説明する。図9は、実施形態に係る移動通信方法を示すフロー図である。図9に示すフローは、UE100によって行われることに留意すべきである。
図9に示すように、ステップS10において、UE100は、現在のサービングセルに隣接する隣接セルの品質の測定を開始する開始条件が満たされたか否かを判定する。UE100は、判定結果がYESである場合には、ステップS20の処理を行う。一方で、UE100は、判定結果がNOである場合には、一連の処理を終了する。
なお、開始条件は、上述したように、以下に示す通りである。
(A1)現在のサービングセルの周波数の優先度よりも高い優先度を有する周波数
−UE100は、高い優先度を有する周波数の品質を常に測定する。
(A2)現在のサービングセルの周波数の優先度と等しい優先度又は低い優先度を有する周波数
−UE100は、現在のサービングセルの品質が所定閾値を下回った場合に、等しい優先度又は低い優先度を有する周波数の品質を測定する。
ステップS20において、UE100は、現在のサービングセルに隣接する隣接セルの品質を測定する。品質は、上述したように、RSRQやRSRPである。測定対象の周波数は、上述した(A1)及び(A2)に示す通りである。
ステップS30において、UE100は、異なる周波数で運用される複数のセルのそれぞれが有する潜在キャパシティに基づいて、複数のセルの中からサービングセルとして用いる対象セルを選択する。
このようなケースにおいて、UE100は、所定品質基準(S−criteriaやR−criteria)を満たす品質を有するセルの中から対象セルを選択する際に、潜在キャパシティに基づいて品質(例えば、Squal、Srxlev、Qmeas、Qmeas)を補正してもよい。
或いは、UE100は、所定品質基準(S−criteriaやR−criteria)を満たす品質を有するセルを特定した上で、特定されたセルの中から、潜在キャパシティに基づいて対象セルを選択してもよい。
或いは、UE100は、新たな導入される評価基準(C−criteria)を用いることによって、所定キャパシティ閾値を満たしていない潜在キャパシティを有するセルに比べて、所定キャパシティ閾値を満たす潜在キャパシティを有する優先セルを対象セルとして選択しやすくしてもよい。
(作用及び効果)
実施形態に係るUE100では、サービングセルとして用いる対象セルが潜在キャパシティに基づいて選択される。従って、各セルの負荷分散を適切に行うことができる。言い換えると、RRCアイドル状態のUE100を各セルに適切に配分することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では特に触れていないが、UE100及びeNB200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。
或いは、UE100及びeNB200が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップが提供されてもよい。
実施形態では、移動通信システムの一例としてLTEシステムを説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。移動通信システムは、LTEシステム以外のシステムであってもよい。
[付記]
(1.導入)
LTEにおけるUEのマルチキャリア負荷分散についての新たな研究項目が承認され、本研究項目の目的は、最新のマルチキャリア運用を前提とする、アイドルモードにおけるセル再選択を強化することである。
以下の研究段階がある。
研究段階:マルチプルLTEキャリア間での複数のUEの再分散のための、現在のメカニズム及び測定量への制限
該研究段階に基づいて、以下の解決策が提供されるべきである。
・コネクティッドモード中のUEの、負荷分散のためにトリガされたハンドオーバ又はリダイレクションの必要性を最小限に抑えるように、LTEキャリア間のRRCアイドルモードのUEを再分散する。
・異なるセル負荷、帯域幅、能力を持つキャリアが考慮されるべきである。
・ホモジニアスとヘテロジニアスの両方のデプロイメントシナリオが考慮されるべきである。
・必要に応じて、ユーザスループットをより良く推定するための新たな測定量、例えば、SINRが評価・導入されるべきである。
本付記において、マルチキャリア負荷分散のためのセル再選択メカニズムにおける潜在的な問題は、この研究段階のサポートにおいて確認される。
(2.検討)
(2.1.デプロイメントシナリオ)
マルチキャリアデプロイメントシナリオのいくつかの例が指摘される。例えば、マルチキャリア中のホモジニアスカバレッジ(周波数間HomoNet)、マルチキャリア間のヘテロジニアスカバレッジ(周波数間HetNet)、これらの両方シナリオの組み合わせ等が指摘される。3つのシナリオの全てに適用可能な統一の解決策が望ましいであるが、顕著な利点があれば、シナリオ特定の解決策も考慮されるべきである。従って、特定のデプロイメントシナリオへ適用性と、意図的でないデプロイメントシナリオにおける劣化(例えば、再選択時におけるピンポン現象)を引き起こすか否かと、に基づいて、提案される解決策を評価するべきである。
提案1:解決策は、マルチキャリア中のホモジニアスカバレッジ(周波数間HomoNet)、マルチキャリア間のヘテロジニアスカバレッジ(周波数間HetNet)、又はこれらの両方のシナリオの組み合わせのうち、少なくとも1つのデプロイメントシナリオに適用可能であるべきである。かつ、解決策は、意図的でないシナリオにネガティブな影響を与えるべきではない。
(2.2.既存のセル再選択メカニズムの制限)
セル再選択パラメータは、SIB又は専用シグナリング(RRC Connection Reject 又はRRC Connection Releaseメッセージ)によって提供され、これらのパラメータを使用してUEにおいてセル再選択手順が行われる。通常セル再選択(すなわち、専用パラメータなし)に注目し、SIB3は共用パラメータを提供するが、SIB4は周波数内固有パラメータを提供し、SIB5は周波数間固有パラメータを提供する。これらのパラメータで、UEは、セル再選択優先度と、RSRP/RSRQ測定と、S−基準の評価と、R−基準を持つセルのランキングとに基づいて周波数の優先度付けを行い、その後、UEは最も適切なセルを見つけ出して在圏する。
優先度付け及び測定の段階において、UEは、サービングセルのS−基準が満たされる場合に、周波数内測定を行わなくてもよい。なお、隣接周波数の再選択優先度がサービング周波数の再選択優先度よりも高い場合以外に、又はサービングセルのS−基準が満たされていない場合以外に、UEは周波数間測定を行わなくてもよい。より適切なセルが実際に利用可能であっても、測定が行われない限り、セル再選択手順がトリガされないことが明らかである。これは現在のセル再選択手順における制限であり、これは、一部の状況、例えば、図11に示されるアイドルモードモビリティでの「ロックオン」における偏ったUE分散を引き起こす。
また、優先度付け段階における例外がある。UEは、通常の周波数の優先度付けから選択ルールに転換し、興味のあるMBMSサービスを提供する別の周波数を選択することができる。更に、Rel−12 ProSe直接通信は、類似するルール「ProSe直接通信可能なUEは、ProSe直接通信を行うように設定され、かつ、ある周波数に在圏する時にProSe直接通信のみを行える場合、UEは該周波数を最高優先度として考え得る。」を導入した。従って、MBMS及び/又はProSeを提供する周波数上のセルは、これらのタイプのサービスに興味を持つUEが多く存在すると、そうでないセルよりも頻繁に混雑を経験する可能性が高い。
なお、RAT間及びCSGセルのためのセル再選択は、本研究項目の範囲外であることを想定する。
提案2:UEが自身のMBMS及び/又はProSeへの興味に基づいて周波数に優先度をつけることができるという理解をもって、どうすれば低優先度周波数と高優先度周波数との間での負荷平準化を達成できるかを検討するべきである。
評価及びランキングの段階において、S−基準及びR−基準の両方は、UEによって測定されるRSRP及びRSRQを使用する。しかし、RSRQが狭い動的範囲を持っており、5dB以上では非線型関数になり、10dBあたりに飽和することに起因して、RSRQがSINRを決定するための十分なメトリックではないと指摘された。しかし、0dBから30dBまでの間にスループットはほぼ線型に維持される。RSRQ測定に伴う制限は、達成可能なユーザスループットを低下させ得るため、カテゴリの高いUE(例えば、スマートフォン)にとって特に問題であり、従って、RRC CONNECTEDに遷移した後に達成可能なユーザスループットを最大化するために、少なくともRSRQを使用するランキング手順が適切ではなくなり、より良いSINR推定を有する新たな測定メトリックが望ましい。
考察1:少なくとも、カテゴリの高いUEのためのランキング手順は、RSRQよりも正確な測定メトリックに基づくべきである。
スマートフォンと違って、UEカテゴリの低いMTC装置は、必要以上に高いSINRを必要としない。スループットが、1TTI内に受信したDL−SCHトランスポートブロックビットの数の最大値によって上限が定められる限界に当ってしまうことがその原因である。特にこのようなカテゴリの低いUEに対して、この新たなメトリックを使用する測定の増加による不必要な消費電力を回避することを考えるべきである。
提案3:カテゴリの低いUEに対する追加の消費電力を回避するべきである。
(2.3.潜在的な問題と課題)
該セクションにおいて、セクション2.2において確認される制限以外の潜在的な問題が検討される。
(2.3.1.潜在キャパシティ(静的)/セル負荷(動的)を認識した分散)
帯域幅、CP長さ、ABS(almost blank subframes)、MBSFNサブフレーム、ProSeリソースプール、アンテナの数及び/又はeNBの送信電力に依るセルサイズ、及び運用周波数等のパラメータについてセルが独立した設定を有するので、周波数/セルの潜在キャパシティが異なる、これは、周波数ドメイン、時間ドメイン、空間ドメイン(図12に示される)に分類され得る。セルの潜在キャパシティは、上記のパラメータの関数として決定し得る。これらの設定は、一般的に、(半)静的であり、SIBによって既に提供されたので、これらの設定は、UEの実装又はサービングセルからの支援によって、アイドルのUEによって取得され得る。セルのキャパシティはユーザスループットのための潜在能力に直接的に関連するので、UEは、このようなセルキャパシティをセル再選択の一部として考慮すべきである。
提案4:セル再選択手順は隣接セルの設定を考慮すべきである。
意図したように、現在セル負荷の等の、より動的な情報は、より適切なセル再選択を容易にする。ただし、以前の議論、例えば、Rel−12 WLAN Interworking、に基づいて、負荷情報の直接ブロードキャストは、一部のオペレータによって許容されない。WLAN Interworkingの状況では、セル負荷は、RAN支援パラメータ、すなわち、RSRP/RSRQの閾値の設定を介して、暗黙的に提供される。セル負荷は、アイドルモードUE分散の不可欠な部分であるので、セル再選択の最適化のために、セル負荷の暗黙的又は直接的設定を考慮すべきであるかどうかを考慮すべきである。
提案5:現在セル負荷等の動的な情報を直接的又は暗黙的に提供することが許容されることができるか否かを考慮すべきである。
(2.3.2.クラスタ化したUEの分散)
一般的に、ユーザ密度が1つのエリアにおいて均一ではないこと、かつ、ユーザが、特定のスポット、例えば、建物、大通り、スタジアムなどにおいてクラスタ化する傾向があることがよく知られている。従って、eNBカバレッジエリア内におけるマルチプルキャリア中のUEクラスタの分散は、成功した負荷分散への鍵の1つであり得る。
コネクティッドモードのUEでは、負荷平準化は、リダイレクション又はハンドオーバのような既存メカニズムを使用することによって解決され得る。一方、アイドルモードのUEは基本的にSIBによって提供される共通設定を適用する。クラスタ化したUEは、同様の無線状況、すなわち、RSRP及びRSRQを経験すると想定すると、現在のセル再選択メカニズムは、クラスタを分割することができない、すなわち、これらのUEは、同様なS−基準/R−基準に基づいて再選択する。よって、セル再選択パラメータがeNBによって調整されても、「大量再選択」を引き起こして、マルチプルキャリア中の負荷平準化を達成できない(図13に示すように)。大量再選択を回避してより良い負荷平準化を達成するために、クラスタ内の一部のUEグループが、該クラスタ内の他のUEグループによって選択されるセルとは異なるセルを選択することを可能にするべきである。UE−by−UEランダム化スキーム等を使用することで再選択されるセルにとって有益であるか否かを更に考慮すべきである。このようなランダム化スキームは、測定範囲がeNBの制御下にある許容可能な測定範囲、例えば、セル再選択優先度及び/又はR−基準、に基づくことができる。従って、クラスタ化したUEの負荷平準化をどうのように達成するかを考慮すべきである。
提案6:マルチプルキャリア中のクラスタ化したUEの負荷平準化をどうのように達成するかを考慮すべきである。
(3.結論)
本付記において、既存のセル再選択手順における制限が確認される。よりスマートな、マルチプルキャリア中の負荷平準化メカニズムを達成するための潜在的な問題が検討され、課題が提案される。
[相互参照]
米国仮出願第62/145845号(2015年4月10日)の全内容が参照により本願明細書に組み込まれている。
本発明は、通信分野において有用である。

Claims (6)

  1. 異なる周波数で運用される複数のセルのそれぞれが有する潜在キャパシティに基づいて、前記複数のセルの中からサービングセルとして用いる対象セルを選択する制御部を備え、
    前記潜在キャパシティは、周波数ドメインの潜在キャパシティ、時間ドメインの潜在キャパシティ及び空間ドメインの潜在キャパシティの少なくともいずれか一つによって定義され
    前記制御部は、所定品質基準を満たす品質を有するセルの中から前記対象セルを選択し、
    前記制御部は、前記潜在キャパシティに基づいて前記品質を補正することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記制御部は、所定キャパシティ閾値を満たしていない前記潜在キャパシティを有するセルに比べて、前記所定キャパシティ閾値を満たす前記潜在キャパシティを有する優先セルを前記対象セルとして選択しやすいことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記制御部は、前記所定品質基準を満たす品質を有するセルの中から、前記潜在キャパシティに基づいて前記対象セルを選択することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  4. 前記制御部は、前記複数のセルのそれぞれから報知されるシステム情報に基づいて、前記複数のセルのそれぞれが有する前記潜在キャパシティを特定することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のユーザ端末。
  5. 前記潜在キャパシティを特定するための情報は、前記複数のセルのそれぞれから報知される1系統のシステム情報に含まれることを特徴とする請求項に記載のユーザ端末。
  6. 異なる周波数で運用される複数のセルのそれぞれが有する潜在キャパシティに基づいて、前記複数のセルの中からサービングセルとして用いる対象セルを選択するステップを備え、
    前記潜在キャパシティは、周波数ドメインの潜在キャパシティ、時間ドメインの潜在キャパシティ及び空間ドメインの潜在キャパシティの少なくともいずれか一つによって定義され
    前記選択するステップは、所定品質基準を満たす品質を有するセルの中から前記対象セルを選択し、前記潜在キャパシティに基づいて前記品質を補正するステップを含むことを特徴とする移動通信方法。
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