本発明の実施形態は、リソース浪費を低減するために、チャネル予約信号を送信する方法、及び基地局を提供する。
上述の目的を達成するため、以下の技術的ソリューションが本発明の実施形態において使用される。
第1の態様によると、チャネル予約信号を送信する方法であって、
基地局により、前記基地局が未認可チャネル上でシステム信号を受信するか否かを検出するステップと、
前記基地局により、前記基地局が、前記基地局は前記未認可チャネル上で前記システム信号を受信することを検出した場合、前記未認可チャネルを予約するために前記未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信するステップと、を含む方法が提供される。
本発明の本実施形態で提供されるチャネル予約信号を送信する方法によると、基地局が、基地局は未認可チャネル上でシステム信号を受信することを検出した場合、基地局は、未認可チャネルを予約するために、未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する。チャネル予約信号が、未認可チャネルが占有される必要のある前にその都度送信される従来技術と比べて、本発明の本実施形態では幾らかのリソースが節約できる。
第2の態様によると、基地局であって、検出ユニットと送信ユニットとを含み、
前記検出ユニットは、前記基地局が未認可チャネル上でシステム信号を受信するか否かを検出するよう構成され、
前記送信ユニットは、前記検出ユニットが、前記基地局は前記未認可チャネル上で前記システム信号を受信することを検出した場合、前記未認可チャネルを予約するために、前記未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信するよう構成される、基地局が提供される。
本発明の本実施形態における基地局は、第1の態様に記載したチャネル予約信号を送信する方法を実行するよう構成され得る。したがって、基地局により達成できる技術的効果については、基地局が第1の態様におけるチャネル予約信号を送信する方法を実行するときに達成される技術的効果を参照する。詳細事項は、ここで再び記載されない。
前述の第1の態様において、任意で、前記基地局により、前記基地局が、前記基地局は前記未認可チャネル上で前記システム信号を受信することを検出した場合、前記未認可チャネルを予約するために前記未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する前記ステップは、前記基地局により、前記基地局が、前記基地局は前記未認可チャネル上で前記システム信号を受信することを検出した場合、クリアチャネルアセスメントCCAを実行するステップと、前記基地局により、前記CCAの検出結果が、前記未認可チャネルはアイドルであることである場合、前記未認可チャネルを予約するために前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信するステップと、を含んで良い。
前述の第2の態様において、任意で、前記検出ユニットは、前記基地局は前記未認可チャネル上で前記システム信号を受信することを検出する場合、クリアチャネルアセスメントCCAを実行するよう更に構成されて良く、前記送信ユニットは、具体的に、前記CCAの検出結果が、前記未認可チャネルはアイドルであることである場合、前記未認可チャネルを予約するために、前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信するよう構成されて良い。
チャネル予約信号が送信される前に動作が行われない従来技術ソリューションと比べて、本任意的実装では、基地局がチャネル予約信号を送信するとき、未認可チャネルがアイドルであることを保証する。これは、基地局により送信されたチャネル予約信号がイントラシステム又はインターシステムにより受信される確率を増大させ、したがって、チャネル予約及び同一チャネル干渉回避の目的を達成する確率を増大させる。
前述の第1の態様において、任意で、基地局により、前記基地局が前記未認可チャネル上でシステム信号を受信するか否かを検出する前記ステップは、前記基地局により、各検出周期で、前記基地局が前記未認可チャネル上でシステム信号を受信するか否かを検出するステップであって、前記検出周期は1又は複数の検出期間を含む、ステップを含んで良い。この場合、前記基地局は前記未認可チャネル上で前記システム信号を受信することを検出した場合、前記基地局によりCCAを実行する前記ステップは、前記基地局が、任意の1つの検出期間内で、前記基地局は前記未認可チャネル上で前記システム信号を受信することを検出した場合、前記検出期間の属する検出周期内で前記システム信号の検出を停止し、CCAを実行するステップを含んで良い。
相応して、前述の第2の態様において、任意で、前記送信ユニットは、具体的に、各検出周期で、前記基地局が前記未認可チャネル上で前記システム信号を受信するか否かを検出するよう構成され、前記検出周期は1又は複数の検出期間を含む。この場合、前記検出ユニットは、具体的に、任意の1つの検出期間内に、前記基地局が前記未認可チャネル上で前記システム信号を受信することを検出した場合、前記検出期間の属する検出周期内でのシステム信号の検出を停止し、CCAを実行するよう構成されて良い。
本任意的実装は、粗粒度検出周期及び細粒度検出期間を提供する。粗粒度検出周期は、システム信号の検出を逃すことを回避するために使用でき、細粒度検出期間は、システム信号を素早く検出するために基地局により使用できる。
前述の第1の態様において、任意で、前記基地局によりCCAを実行する前記ステップは、前記基地局により、Cell On/Offメカニズムにおいて、前記基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期より前のN個のサブフレームにおいてCCAの実行を開始するステップであって、前記N個のサブフレームの期間は、前記システム信号の属するシステムにおける1回限りデータ送信の最大期間以上である、ステップ、を含んで良い。
相応して、前述の第2の態様において、任意で、CCAを実行するとき、前記検出ユニットは、具体的に、Cell On/Offメカニズムにおいて、前記基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期より前のN個のサブフレームにおいてCCAの実行を開始するよう構成されて良い。ここで、前記N個のサブフレームの期間は、前記システム信号の属するシステムにおける1回限りデータ送信の最大期間以上である。
Cell On/Offメカニズムでは、Cell On期間及びCell Off期間は比較的一定である。したがって、Cell On及びCell Offの間の境界点は、通常一定である。本任意的実装では、Cell On及びCell Offの間の境界点は変更される。具体的に、基地局がチャネル予約信号を送信する開始時期が、新しい境界点として使用される。望ましくは、CCAの検出結果がチャネルはアイドルであることであると決定されると、チャネル予約信号が直ちに送信される場合、CCAの検出結果がチャネルはアイドルであることである時期は、新しい境界点として使用される。
第1の態様又は第2の態様における前記CCAに関連するいずれかの任意的実装において、任意で、前記CCAは以下の条件:条件1:前記CCAの検出閾値がd以下であり、dは、システム内でCCAを実行するために前記基地局により使用される検出閾とシステム間でCCA検出を実行するために前記基地局により使用される検出閾との間でより小さい値を表す、又は、条件2:前記CCAの検出期間が、システム内で前記基地局により実行されるCCAの検出期間とシステム間で前記基地局により実行されるCCA検出の検出期間との間でより大きい値以上である、又は、条件3:前記CCAのdefer期間が、システム内で前記基地局により実行されるCCAのdefer期間とシステム間で前記基地局により実行されるCCAのdefer期間との間でより大きい値以上である、のうちの少なくとも1つを満たす。
本任意的実装は、拡張CCA、つまり、低減した検出閾を有するCCA、及び/又は延長された検出期間を有するCCA、を提供する。システム信号がインターシステム信号であるとき、CCAの検出閾は、十分低く設定されて良い。このように、基地局は、比較的低い送信電力を有するインターシステム信号を検知できる。さらに、基地局によりCCAを実行する検出精度が向上されるように、基地局は、CCAの検出期間を延長する。
任意的実装1:第1の態様について、基地局により未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信するステップは、基地局により、未認可チャネル上でS個のチャネル予約信号を連続送信するステップを含んで良い。相応して、第2の態様について、送信ユニットは、具体的に、未認可チャネル上でS個のチャネル予約信号を連続送信するよう構成されて良い。s番目のチャネル予約信号の予約フィールドは、予約されるべき期間と(s+1)番目のチャネル予約信号乃至S番目のチャネル予約信号により占有される期間との和をマークするために使用され、1≦s≦Sであり、S及びsの両者は整数であり、予約されるべき期間は、未認可チャネル上のデータ送信のために必要な期間である。
任意的実施形態1は、Cell On/Offメカニズム又はLBTメカニズムに基づいて良い。本任意的実施形態は以下のように理解できる。CCAの検出結果が、未認可チャネルはアイドルであることであるとき、複数のチャネル予約信号が直ちに送信され、本実施形態におけるチャネル予約信号はOFDMシンボルに関係ない。
任意的実装2:第1の態様について、前記基地局により前記未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する前記ステップは、前記基地局により、前記未認可チャネル上の各目標OFDMシンボル上で前記チャネル予約信号を送信するステップを含んで良い。相応して、第2の態様について、前記送信ユニットは、具体的に、前記未認可チャネル上の各目標直交周波数分割多重OFDMシンボル上で前記チャネル予約信号を送信するよう構成されて良い。
前記目標OFDMシンボルは、目標時期のOFDMシンボルに続く最初のOFDMシンボルから開始するP個のOFDMシンボルであり、前記目標時期は、前記検出ユニットが前記CCAの前記検出結果は前記未認可チャネルがアイドルであることであると決定した時期であり、Pは1以上の整数である。
任意的実装2は、次のように理解できる。チャネル予約信号は、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることであるときに占有されるOFDMシンボルに続く最初のOFDMシンボルから送信され始め、チャネル予約信号は時間単位としてOFDMシンボルを用いて送信される。
基地局がサブフレーム内の固定位置(例えば、サブフレームのサブフレーム開始境界、又はサブフレーム開始境界に続く3番目のOFDMシンボル)でチャネル予約信号を送信する従来技術と比べて、任意的実装1及び2では、以下の従来技術の問題を回避できる。基地局が固定位置でチャネル予約信号を送信するので、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることである時期からチャネル予約信号が固定位置で送信される時期までの時間セグメント中に、未認可チャネルがイントラシステム又はインターシステムにより先取りされる。このように、基地局の属するLAAシステムは、未認可チャネルを素早く予約できる。さらに、S>1のとき、つまり基地局が複数のチャネル予約信号を送信するとき、チャネル予約信号についてのチャネル予約信号受信側の受信成功率及び復号化成功率は、向上され得る。
前述の任意的実装2では、第1の態様又は第2の態様について、Pが1より大きい場合、目標OFDMシンボル上のチャネル予約信号の予約フィールドを生成する方法は、限定ではなく以下の方法1〜3を含む。
方法1。p番目の目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号の予約フィールドは、p番目の目標OFDMシンボルがチャネル予約信号により占有された後に残された期間をマークするために使用され、P番目の目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号の予約フィールドは、P番目の目標OFDMシンボルがチャネル予約信号により占有された後に残された期間をマークするために使用され、1≦p<Pであり、pは整数である。
方法2。各目標OFDMシンボル上で送信される各チャネル予約信号の予約フィールドは、予約されるべき期間と、目標OFDMシンボルがチャネル予約信号により占有された後に残された期間と、の和をマークするために使用される。
方法3。m番目の目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号の予約フィールドは、予約されるべき期間と、(P−m)*OFDMシンボル期間との和をマークするために使用され、1≦m≦Pであり、mは整数である。
方法1、2、及び3では、各目標OFDMシンボル上のチャネル予約信号は、目標OFDMシンボルがチャネル予約信号により占有された後に残された期間を予約する。これは、各目標OFDMシンボルの残り期間内に、未認可チャネルがイントラシステム又はインターシステムにより先取りされるのを防ぐことができる。さらに、方法2では、OFDMシンボルのインデックスに従い予約が行われる必要がなく、実装が簡易である。方法3では、予約されるべき期間は、任意の目標OFDMシンボルを用いて正確に予約できる。留意すべきことに、特定の実装中、方法1、2、及び3の幾つかの特徴は、それらが互いに衝突しない限り、予約フィールドを生成する新しい方法を形成するために、実際の要件に従い組み合わせられて良い。新しい方法はここに列挙されない。
前述の方法1、2、及び3において、第1の態様又は第2の態様について、任意で、システム信号がWiFi信号であるとき、パディング情報は、任意の1又は複数の目標OFDMシンボルがチャネル予約信号により占有された後に残された期間内で更に送信され、ここで、パディング情報は、限定ではないが、以下の情報(1)〜(3)のいずれか1つを含んで良い。(1)WiFi制御フレーム、又は(2)WiFi信号プリアンブルとsignal信号フィールドとの組み合わせ、又は(3)WiFiプリアンブルとsignal信号フィールドと無効データとの組み合わせ。
パディング情報は、目標チャネル予約信号(つまり、前述のチャネル予約信号)の前又は後に送信されて良い。目標チャネル予約信号は、WiFi制御フレームにより、又はWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより、表されて良い。
さらに、任意で、第1の態様又は第2の態様について、目標OFDMシンボル内のパディング情報が、以下の情報:WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせ、又はWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドと無効データとの組み合わせ、のうちのいずれかを含み、目標OFDMシンボル内のパディング情報がOFDMシンボル内のチャネル予約信号の後に送信される場合、signalフィールド内の長さフィールドは0としてマークされる。これは、以下の場合を回避する。チャネル予約信号受信側が、後続のデータを受信し長さフィールドに従いパースし、したがって、完全なチャネル予約信号を間違ってLAAサービスデータとしてみなすこと。
さらに、第1の態様又は第2の態様について、目標OFDMシンボル内のパディング情報が、以下の情報:WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせ、又はWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドと無効データとの組み合わせ、のうちのいずれかを含み、目標OFDMシンボル内のパディング情報がOFDMシンボル内のチャネル予約信号の前に送信される場合、signalフィールド内の長さフィールドは、0、又は目標OFDMシンボルが信号プリアンブル及びsignalフィールドにより占有された後に残された期間としてマークされる。
第1の態様又は第1の態様の任意的実装のいずれか1つにおいて、任意で、前記基地局により、前記未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する前記ステップは、前記基地局により、第1チャネル予約信号を前記未認可チャネル上で送信し、プリセット時間セグメントが終了した後に、第2チャネル予約信号を送信するステップを含んで良い。相応して、第2の態様又は第2の態様の任意的実装のうちのいずれか1つにおいて、任意で、前記送信ユニットは、具体的に、第1チャネル予約信号を前記未認可チャネル上で送信し、プリセット時間セグメントが終了した後に、第2チャネル予約信号を送信するよう構成されて良い。
第2チャネル予約信号のサブフレーム内で送信されるデータの変調次数は、第1チャネル予約信号により予約されたサブフレーム内で送信されるデータの変調次数以下であり、第2チャネル予約信号のサブフレーム内で送信されるデータの符号レートは、第1チャネル予約信号により予約されたサブフレーム内で送信されるデータの符号レート以下である。
本任意的実装では、前記第2チャネル予約信号のチャネル予約信号受信側の復号化成功率が向上できるように、前記変調次数及び前記符号レートが低減される。
第1の態様又は第1の態様の任意的実装のうちのいずれか1つにおいて、任意で、前記方法は、前記基地局により、目標端末へ構成メッセージを送信するステップを更に含んで良い。相応して、第2の態様又は第2の態様の任意的実装のうちのいずれか1つにおいて、任意で、前記送信ユニットは、目標端末へ構成メッセージを送信するよう更に構成されて良い。
目標サブフレーム内の(R+r+1)番目のOFDMシンボルからサービスデータを受信し/復調し始めるよう目標端末に指示するために、構成メッセージは、チャネル予約信号を伝達する目標サブフレーム内のOFDMシンボルの数r、及び制御データを伝達するために使用される目標サブフレーム内のOFDMシンボルの数Rを含む。目標サブフレームは、チャネル予約信号を伝達するサブフレームであり、R及びrの両方は1以上の整数である。
本任意的実装では、基地局は、基地局がチャネル予約信号を伝達するためにr個のOFDMシンボルを使用することを示すために、目標端末へ、チャネル予約信号を伝達する目標サブフレーム内のOFDMシンボルの数rを送信する必要がある。つまり、サービスデータは(R+r+1)番目のOFDMシンボルから伝達され始める。目標端末は、(R+r+1)番目のOFDMシンボルからサービスデータを受信し/パースし始める必要がある。
第1の態様又は第1の態様の任意的実装のいずれか1つにおいて、任意で、前記基地局により、前記未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する前記ステップの前に、前記方法は、前記基地局により、目標信号を得るために、チャネル予約信号に対してサンプルレート変換を実行するステップであって、前記目標信号のサンプリングレートはLAA信号のサンプリングレートである、ステップを更に含んで良い。この場合、前記基地局により前記未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する前記ステップは、前記基地局により、前記未認可チャネル上で前記目標信号を送信するステップを含んで良い。
相応して、第2の態様又は第2の態様の任意的実装のいずれか1つにおいて、任意で、前記基地局は、前記送信ユニットが前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信する前に、目標信号を得るために、前記チャネル予約信号に対してサンプルレート変換を実行するよう構成される変換ユニットであって、前記目標信号のサンプリングレートはLAA信号のサンプリングレートである、変換ユニットを更に含んで良い。この場合、前記送信ユニットは、具体的に、前記未認可チャネル上で前記目標信号を送信するよう構成されて良い。
本任意的実装では、LAA信号及びチャネル予約信号の同一ハードウェア送信が実装できる。つまり、LAA信号及びチャネル予約信号は、時分割多重方法で無線周波数リンクを共有できる。これは、ハードウェアリソースを節約し及びコストを低減できる。
第1の態様又は第1の態様の任意的実装のうちのいずれか1つにおいて、任意で、前記システム信号はWiFi信号であり、前記方法は、前記基地局により、目標端末へRTSフレームを送信するステップを更に含んで良い。相応して、第2の態様又は第2の態様の任意的実装のうちのいずれか1つにおいて、任意で、前記システム信号はWiFi信号であり、前記送信ユニットは、目標端末へRTSフレームを送信するよう要求を送信するよう更に構成されて良い。
RTSフレームの受信機媒体アクセス制御MACアドレスフィールドは、目標端末のWiFiチップのMACアドレスをマークするために使用され、端末が送信許可CTSフレームをブロードキャストするようにし、予約されるべき期間を示すために使用される情報はCTSフレーム内にマークされ、CTSフレームを受信した装置が予約されるべき期間内にデータを送信しないようにする。
本任意的実装は、基地局がRTSフレームを目標端末へ送信するメカニズムを提供する。目標端末の周囲の装置(端末、基地局、等を含む)は、CTSフレームを受信できる。CTSフレームを受信した後に、これらの装置は、予約されるべき期間内にデータを送信しない。これは、目標端末に対して周囲の装置により引き起こされる干渉を低減でき、更に、LAAシステム内の基地局と目標端末との間の通信の通信品質を更に向上できる。
第1の態様又は第1の態様の任意的実装のうちのいずれか1つにおいて、前記システム信号はWiFi信号であり、前記予約されるべき期間はTであり、前記WiFi信号プリアンブルと前記signalフィールドとの前記組み合わせにより予約される最大期間はaであり、前記WiFi制御フレームにより予約される最大期間はbである。この場合、前記基地局により、前記未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する前記ステップは、以下の幾つかの場合のうちのいずれか1つを含んで良いが、これに限定されない。
T≦aのとき、基地局は、WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表される1つのチャネル予約信号グループ、又はWiFi制御フレームにより表される1つのチャネル予約信号グループを、未認可チャネル上で送信する。
a<T≦bのとき、基地局は、WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表される複数のチャネル予約信号グループ、又はWiFi制御フレームにより表される1つのチャネル予約信号グループを、未認可チャネル上で送信する。
T>bのとき、基地局は、WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表される複数のチャネル予約信号グループ、又はWiFi制御フレームにより表される複数のチャネル予約信号グループ、又はWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表される1又は複数のチャネル予約信号グループ及びWiFi制御フレームにより表される1又は複数のチャネル予約信号グループを、未認可チャネル上で送信する。
相応して、第2の態様又は第2の態様の任意的実装のうちのいずれか1つにおいて、前記システム信号はWiFi信号であり、前記予約されるべき期間はTであり、前記WiFi信号プリアンブルと前記signalフィールドとの前記組み合わせにより予約される最大期間はaであり、前記WiFi制御フレームにより予約される最大期間はbである。この場合、前記送信ユニットは、具体的に、T≦aのとき、前記未認可チャネル上で、前記WiFi信号プリアンブルと前記signalフィールドとの前記組み合わせにより表される1つのチャネル予約信号グループ、又は前記WiFi制御フレームにより表される1つのチャネル予約信号グループを送信する、又は、
a<T≦bのとき、前記未認可チャネル上で、前記WiFi信号プリアンブルと前記signalフィールドとの前記組み合わせにより表される複数のチャネル予約信号グループ、又は前記WiFi制御フレームにより表される1つのチャネル予約信号グループを送信する、又は、
T>bのとき、前記未認可チャネル上で、前記WiFi信号プリアンブルと前記signalフィールドとの前記組み合わせにより表される複数のチャネル予約信号グループ、又は前記WiFi制御フレームにより表される1つのチャネル予約信号グループ、又は前記WiFi信号プリアンブルと前記signalフィールドとの前記組み合わせにより表される1又は複数のチャネル予約信号グループ及び前記WiFi制御フレームにより表される1又は複数のチャネル予約信号グループを送信する、よう構成される。
前述の第1の態様において、任意で、前記基地局により、前記未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する前記ステップは、
前記基地局により、Cell On/Offメカニズムで、前記基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期より前の1又は複数のOFDMシンボル上の前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信するステップ、又は、
前記基地局により、Cell On/Offメカニズムで、前記基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期に続く1又は複数のOFDMシンボル上の前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信するステップ、又は、
前記基地局により、Cell On/Offメカニズムで、前記基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期に続くデータ領域内で、1又は複数のOFDMシンボル上の前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信するステップ、を含んで良い。
相応して、前述の第2の態様において、任意で、前記送信ユニットは、具体的に、
Cell On/Offメカニズムで、前記基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期より前の1又は複数のOFDMシンボル上の前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信する、又は、
Cell On/Offメカニズムで、前記基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期に続く1又は複数のOFDMシンボル上の前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信する、又は、
Cell On/Offメカニズムで、前記基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期に続くデータ領域内で、1又は複数のOFDMシンボル上の前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信する、よう構成されて良い。
本任意的実施形態は、CCA機能を有しないLAAシステムがチャネル予約を行うシナリオに適用可能である。つまり、未認可チャネルがCCA機能を有しないLAAシステムにおいて予約できる。さらに、LAAシステムがCCA機能を有するか否かに拘わらず、イントラシステム又はインターシステムが高スループットサービスを実行しないとき、基地局は、CCAを実行せずに、本任意的実施形態に従い未認可チャネルを直接予約できる。
前述の第1の態様において、任意で、前記CCAの検出結果が、前記未認可チャネルはアイドルであることである場合、前記基地局により前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信する前記ステップは、キャリア間スケジューリングシナリオにおいて、前記CCAの前記検出結果が、前記未認可チャネルはアイドルであることである場合、前記基地局により、制御データを伝達するために使用される前記未認可チャネルの最後の1又は複数のOFDMシンボル上で前記チャネル予約信号を送信するステップを含んで良い。
相応して、前述の第2の態様において、任意で、前記送信ユニットは、具体的に、前記CCAの前記検出結果が、前記未認可チャネルはアイドルであることである場合、制御データを伝達するために使用される前記未認可チャネルの最後の1又は複数のOFDMシンボル上で前記チャネル予約信号を送信するよう構成される。
本任意的実装では、未認可チャネルの制御領域内のリソースは効率的に利用される。さらに、スペクトル効率が向上できる。
前述の第1の態様において、任意で、前記CCAの検出結果が前記未認可チャネルはアイドルであることである場合、前記基地局により、前記未認可チャネルを予約するために前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信する前記ステップは、前記CCAの前記検出結果が前記未認可チャネルはアイドルであることであり、且つT1≧T2である場合、前記CCA検出が終了した後に、前記基地局により、前記未認可チャネルを予約するために、T1−T2期間を延期することにより、前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信するステップを含む。相応して、前述の第2の態様において、任意で、前記送信ユニットは、具体的に、前記CCAの前記検出結果が、前記未認可チャネルはアイドルであることであるり、且つT1≧T2である場合、前記未認可チャネルを予約するために、T1−T2期間を延期することにより、前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信するよう構成される。T1は、前記基地局の属する前記LAAシステムによる、アップリンク送信からダウンリンク送信への切り換え遅延であり、T2は、前記チャネル予約信号を無線インタフェースへ送信するために前記基地局により必要とされる時間である。これは、基地局が無線インタフェースへチャネル予約信号を送信するとき、LAAシステムがアップリンク送信からダウンリンク送信へ切り換えることを保証できる。留意すべきことに、LAAシステムがアップリンク送信からダウンリンク送信へ切り換える前に基地局がチャネル予約信号を送信する場合、チャネル予約信号は破棄され、したがって、受信端によるチャネル予約信号の復号化が影響を受ける。
前述の第1の態様において、任意で、前記CCAの検出結果が前記未認可チャネルはアイドルであることである場合、前記基地局により、前記未認可チャネルを予約するために前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信する前記ステップは、前記CCAの前記検出結果が前記未認可チャネルはアイドルであることであり、且つT1<T2である場合、前記基地局により、前記未認可チャネルを予約するために、前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信するステップを含む。
相応して、前述の第2の態様において、任意で、前記送信ユニットは、具体的に、前記CCAの前記検出結果が、前記未認可チャネルはアイドルであることであり、且つT1<T2である場合、前記未認可チャネルを予約するために、前記未認可チャネル上で前記チャネル予約信号を送信するよう構成される。
T1は、前記基地局の属する前記LAAシステムによる、アップリンク送信からダウンリンク送信への切り換え遅延であり、前記チャネル予約信号を無線インタフェースへ送信するために前記基地局により必要とされる時間である。これは、別のシステムが未認可チャネルを先取りすることを防ぐことができる。
第3の態様によると、プロセッサとメモリとシステムバスとを含む基地局が提供される。前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するよう構成され、前記プロセッサは、前記システムバスを用いて前記メモリに接続され、前記基地局が実行すると、前記プロセッサは前記メモリに格納されたコンピュータ実行可能命令を実行して、前記基地局が、第1の態様又は第1の態様の任意的実装のうちのいずれか1つにおいて提供されるチャネル予約信号を送信する方法を実行するようにする。
本発明の本実施形態における基地局は、第1の態様に記載したチャネル予約信号を送信する方法を実行するよう構成され得る。したがって、基地局により達成できる技術的効果については、基地局が第1の態様におけるチャネル予約信号を送信する方法を実行するときに達成される技術的効果を参照する。詳細事項は、ここで再び記載されない。
第4の態様によると、コンピュータ実行可能命令を含む可読媒体が提供される。基地局のプロセッサが前記コンピュータ実行可能命令を実行すると、前記基地局は、チャネル予約信号を送信する前述の方法を実行する。
本発明の本実施形態において提供される可読媒体は、チャネル予約信号を送信する前述の方法を実行するよう構成され得る。したがって、前記可読媒体により達成できる技術的効果については、前述の方法の実施形態を参照する。詳細事項は、ここで再び記載されない。
第5の態様によると、チャネル予約信号を送信するシステムが提供される。前記システムは、基地局と複数の端末とを含み、前記基地局は、第2の態様又は第2の態様の任意的実装のうちのいずれか1つに記載の基地局であって良い。
本発明の本実施形態において提供されるチャネル予約信号を送信する前記システムは、第2の態様又は第2の態様の任意的実装のうちのいずれか1つに記載の基地局を含む。したがって、システムにより達成できる技術的効果については、前述の基地局の実施形態を参照する。詳細事項は、ここで再び記載されない。
最初に、読者が本願において提供される技術的ソリューションを理解するのを助けるために、本願における幾つかの用語が説明される。
(1)イントラシステム、及びインターシステム
本発明の実施形態において提供される技術的ソリューションは基地局により実行される。したがって、本発明の実施形態におけるイントラシステム及びインターシステムの両者は、基地局の属するLAAシステムを参照して記載され、「イントラシステム」及び「インターシステム」の両者は、端末と通信するために未認可チャネルを使用可能なシステムである。具体的に、イントラシステムはLAAシステムであり、インターシステムは非LAAシステムであり、例えばWiFiシステム若しくは無線標定システムであって良い。LAAシステム及びLAAシステムのイントラシステムは、2つの異なるLAAシステムである。端末は、LAAシステム内の端末(user equipment、UE)、又はWiFiシステム内の基地局(station、STA)、等であって良い。
(2)イントラシステム信号、及びインターシステム信号
イントラシステム信号は、イントラシステムにより送信され、且つイントラシステムのフレームフォーマットに適合する信号、例えば、LAAシステムにより送信されるLAA信号、具体的にはLAAシステム内の基地局により送信されるLAA信号である。インターシステム信号は、インターシステムにより送信され、且つインターシステムのフレームフォーマットに適合する信号、例えば、WiFiシステムにより送信されるWiFi信号、具体的にはWiFiシステム内のWiFi AP又はWiFi STAにより送信されるWiFi信号である。以下は、主に、WiFi APにより送信されるWiFi信号を説明のための一例として用いる。
留意すべきことに、イントラシステムも、インターシステムのフレームフォーマットに適合する信号を送信可能である。例えば、LAAシステムは、チャネル予約信号を送信できる。具体的に、LAAシステム内の基地局はチャネル予約信号を送信する。チャネル予約信号は、WiFiフレームフォーマットに適合する。LAAシステムはWiFiフレームフォーマットに適合するチャネル予約信号を送信できる、つまりWiFi信号を送信できるが、特に断りの無い限り、区別することを目的として、以下の説明におけるWiFi信号は、WiFiシステムにより送信されたWiFi信号であり、及びLAAシステムにより送信されたWiFi信号は、チャネル予約信号により直接表される。
(3)LAAデータ、及びWiFiデータ
WiFiデータは、WiFiシステムにより端末へ送信されるデータであり、具体的に、WiFi制御データ、WiFiサービスデータ、等を含んで良い。
LAAデータは、LAAシステムにより端末へ送信されるデータであり、具体的に、(チャネル予約信号のような)LAA制御データ、LAAサービスデータ、等を含んで良い。
(4)他の用語
本願において、用語「第1」、「第2」、等は、異なるオブジェクトの間を区別することを意図するが、オブジェクトの特定の順序を示さない。例えば、第1チャネル予約信号及び第2チャネル予約信号は、チャネル予約信号の特定の順序を記述するのではなく、異なるチャネル予約信号の間を区別するために使用される。
特に断りの無い限り、本願における用語「複数の」は2以上を意味する。例えば、複数のWIFI APは、2以上のWIFI APを意味する。本願における用語「システム」及び「ネットワーク」は、同じ意味を表し、同義的に使用されて良い。
本願明細書における用語「及び/又は」は、関連するオブジェクトを説明するための関連付け関係を記載するだけであり、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、以下の3つの場合を表すことがある。Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、並びに、Bのみが存在する。さらに、本願明細書における記号「/」は、概して、関連するオブジェクト間の「又は」の関係を示す。例えば、A/BはA又はBとして理解され得る。
次に、本発明の実施形態が適用可能なシナリオ及びネットワークアーキテクチャが記載される。
本発明の実施形態において提供される技術的ソリューションはLAAシステムがイントラシステム又はインターシステムと共存するシナリオに適用可能である。技術的ソリューションが、LAAシステムがWiFiシステムと共存するシナリオに適用可能であることは、主に説明のための一例として用いられる。
LAAシステム内の且つ本発明の実施形態に関連するネットワーク要素は基地局を含み、WiFiシステム内の且つ本発明の実施形態に関連するネットワーク要素はWIFI APを含む。更に、本発明の実施形態におけるLAAシステム又はWiFiシステムは、端末を更に含む。端末は、基地局又はWIFI APと通信するために、基地局又はWiFi APに接続されて良い。
図1は、本発明の実施形態において提供される技術的ソリューションが適用可能な、LAAシステムがWiFiシステムと共存するシステムアーキテクチャの概略図である。図1は、複数のeNB(基地局)及び複数のWIFI APの展開位置、各eNB及び各WIFI APのカバレッジ、及びそれらの関係を示す。重なり合うカバレッジにおいて同一チャネル干渉が生じる可能性は比較的高い。したがって、LAAシステム及びWiFiシステムにおける過密な展開は、同一チャネル干渉の高い確率をもたらす。留意すべきことに、図1は、本発明の実施形態の適用可能なシナリオに対する限定ではなく、本発明の実施形態が適用可能なシステムアーキテクチャの概略図を示すだけである。
次に、本発明の実施形態において使用される関連技術が簡単に記載される。
(1)セルオン/オフ(Cell On/Off)メカニズム及びリッスンビフォートーク(listen before talk、LBT)メカニズム
現在、LAAシステム及びWiFiシステムの共存を実施するために、LAAシステム内の基地局は、通常、以下の2つのメカニズム:デューティサイクルに基づく検出(又はチャネル負荷検出として参照される)、つまりCell On/Offメカニズムと、クリアチャネルアセスメント、つまりLBTメカニズムと、を用いて未認可チャネルに対してチャネル検出を実行する。
例えば、Cell On/Offメカニズムでは、基地局は、最初に、1つのCell On/Off周期の中の未認可チャネルグループの負荷レベルを検出し、次に、最低負荷比を有する未認可チャネルを選択し、最低負荷比を有する未認可チャネルのデューティサイクル検出結果に従い、LAAシステムのOn/Off割合、つまり1つのCell On/Off周期の中のスケジューリング期間を決定する。スケジューリング期間は、通常、数十ミリ秒(ms)より長い。Cell On/Offメカニズムでは、LAAシステムはCCAをサポートして良く、又はCCAをサポートしなくて良い。
LBTメカニズムでは、基地局がデータパケットを送信する前にその都度、基地局は1回CCAを開始する。CCAの検出結果が衝突はない(つまり、未認可チャネルはアイドルである)ことである場合、基地局は、データパケットを送信して良い。或いは、CCAの検出結果が衝突はある(つまり、未認可チャネルはアイドルではない)ことである場合、基地局は、CCAを拡張するために乱数を選択し、拡張期間に対応するアイドル時間が累積的に検出されるまで、データパケットを送信しない。例えば、乱数Nを選択する場合、基地局は、少なくともN*CCA検出期間内に再びCCAを実行し、検出結果に基づき、データパケットを送信すべきか否か、つまり未認可チャネルを占有すべきか否かを決定する。
(2)WiFi物理フレーム構造、つまり、物理層コンバージェンスプロシジャプロトコル・データユニット(physical layer convergence procedure protocol data unit、PPDU)のフレームフォーマット
図2を参照すると、図2は、WiFi物理フレーム構造の概略図である。図2の表現方法では、WiFi物理フレーム構造は、物理層コンバージェンスプロシジャ(physical layer convergence procedure、PLCP)プリアンブル(preamble)、信号(signal)フィールド、及びデータ(data)フィールドを含んで良い。図2の別の表現方法では、WiFi物理フレーム構造は、PLCPプリアンブル、PLCPヘッダ(PLCP header)、物理層コンバージェンスプロシジャ・サービスデータユニット(PLCP service data unit、PSDU)、テール(tail)フィールド、及びパッド(pad)フィールドを含んで良い。
PLCPヘッダは、レート(rate)フィールド、予約(reserved)フィールド、長さ(length)フィールド、パリティ(parity)フィールド、テール(tail)フィールド、及びサービス(service)フィールドを含む。変調の観点から、rateフィールド、reservedフィールド、長さフィールド、parityフィールド、及びtailフィールドは、signalフィールドとして示される独立した直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボルを形成する。PLCP header内のserviceフィールド、PSCU、tailフィールド、及び任意のpadフィールドは、dataフィールドとして一緒に示される。
留意すべきことに、図2は、幾つかのフィールドにより占有されるビット数を更に示す。幾つかのフィールドにより占有されるビット数は、本発明に対する限定ではなく、単に一例として用いられる。
(3)WiFi制御フレーム構造
WiFi制御フレームは、送信要求(request to send、RTS)フレーム、送信許可(clear to send、CTS)フレーム、等を含む。留意すべきことに、本願明細書を通じてWiFi制御フレームは、RTSフレーム又はCTSフレームである。
図3を参照すると、図3は、RTSフレームの概略構造図である。図3に示すRTSフレームは、媒体アクセス制御(media access control、MAC)ヘッダ、及びフレームチェックシーケンス(frame check sequence、FCS)を含む。MACヘッダは、フレーム制御(frame control)フィールド、期間(duration)フィールド、受信側アドレス(receiver address or receiving station address、RA)フィールド、及び送信側アドレス(transmitter address or transmitting station address、TA)フィールドを含む。これらのフィールドにより占有されるビット数は、2、2、6、6、及び4であって良い。つまり、RTSフレームフォーマットは、通常20バイトを占有する。
図4を参照すると、図4は、CTSフレームの概略構造図である。図4に示すCTSフレームは、MACヘッダ、及びFCSを含む。MACヘッダは、frame controlフィールド、durationフィールド、RAフィールドを含む。これらのフィールドにより占有されるビット数は、2、2、6、及び4であって良い。つまり、CTSフレームフォーマットは、通常14バイトを占有する。
留意すべきことに、RTSフレーム及びCTSフレーム内のdurationフィールドは、ネットワーク割り当てベクトル(network allocation vector、NAV)の値、つまりチャネル占有期間を記録するために使用される。したがって、特定の実施中、durationフィールドはNAVフィールドとして参照されて良い。
以下は、本発明の実施形態の添付の図面を参照して例を用いて、本発明の実施形態において提供される技術的ソリューションを説明する。明らかに、記載される実施形態は、本発明の実施形態のほんの一部であり、全ての実施形態ではない。本発明の実施形態に基づき創造的労力を有しないで当業者により得られる全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に包含される。留意すべきことに、本願の実施形態及び実施形態の特徴は、それらが互いに矛盾しないとき、相互に結合されて良い。
図5を参照して、図5は、本発明の一実施形態によるチャネル予約信号を送信する方法のフローチャートである。図5に示す方法は、以下のステップS101及びS102を含む。
S101。基地局は、基地局が未認可チャネル上でシステム信号を受信するか否かを検出する。
任意で、ステップS101は、基地局が未認可チャネルを占有する必要がある場合、基地局により、プリセット時間セグメント内で、基地局が未認可チャネル上でシステム信号を受信するか否かを検出するステップを含んで良い。任意で、ステップS101は、基地局が未認可チャネルを占有する必要がある場合、基地局により、基地局の属するLAAシステムがCell off状態に入る又はCCAを実行するとき、基地局が未認可チャネル上でシステム信号を受信するか否かを検出するステップを含んで良い。
基地局が未認可チャネルを占有する必要があることは、以下のように理解されて良い。基地局が、未認可チャネルを用いて、基地局に接続された端末と通信する必要がある。基地局が、未認可チャネル上で、基地局がシステム信号を受信するか否かを検出することは、以下のように理解されて良い。基地局が、未認可チャネルに対応する周波数上で、基地局がシステム信号を受信するか否かを検出する。システム信号は、イントラシステム信号又はインターシステム信号であって良い。
システム信号がWiFi信号である一例が使用される。基地局は、基地局がWiFi信号を受信するか否かを決定するために、WiFi信号プリアンブルを検出して良い。具体的に、802.11プロトコルによると、WiFi信号プリアンブルは固定周波数ドメインシーケンスであることが分かる。したがって、基地局は、未認可チャネル上で受信された信号を固定周波数ドメインシーケンスに相関させて良い。相関ピークが存在する場合、WiFi信号プリアンブルが存在すると考えられる。つまり、WiFi信号が受信されたことが検出される。
任意的実装では、方法は、WiFi信号プリアンブルを検出した後に、基地局により、PLCPヘッダ内の長さフィールドを検出するステップを更に含んで良い。このように、基地局は、WiFi信号の現在フレームの期間を決定できる。このように、ステップS102で、基地局は、WiFiサービスデータが後続のLAAサービスデータに干渉を生じるのを防ぐために、WiFi信号の現在フレームが終了した後に、チャネル予約信号を送信して良い。
別の任意的実装では、方法は、WiFi信号プリアンブルを検出した後に、基地局により、MACヘッダ内のNAVフィールドを検出するステップを更に含んで良い。WiFiシステムなので、1つのデータ送信処理が複数のデータ交換処理、例えば、WIFI APがデータパケットを送信し対応する肯定応答(acknowledgement、ACK)フィードバックを受信する交換処理を含む場合がある。NAVフィールドは、1つのデータ送信処理の中でチャネル占有期間をマークするために使用される。このように、ステップS102で、基地局は、このデータ送信処理の中で送信されるWiFiサービスデータが後続のLAAサービスデータに干渉を生じるのを防ぐために、WiFi信号の1つのデータ送信処理が終了した後に、チャネル予約信号を送信して良い。
S102。基地局が、基地局は未認可チャネル上でシステム信号を受信することを検出した場合、基地局は、未認可チャネルを予約するために、未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する。
基地局が、基地局は未認可チャネル上でシステム信号を受信することを検出することは、イントラシステム又はインターシステムが、基地局の属するLAAシステムの周囲に展開されることを示す。つまり、別の基地局、WiFi AP、等が基地局の周りに展開され、イントラシステム又はインターシステムは現在時期において未認可チャネルを占有する。
ステップS102は、基地局が、基地局は未認可チャネル上でシステム信号を受信することを検出した場合、基地局により、未認可チャネルを予約するために、システム信号の属するシステム内のネットワーク要素(例えば、WIFI AP又は別の基地局)へ未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信するステップを含んで良い。チャネル予約信号は、予約されるべき期間を伝達する。「予約されるべき期間」は、今回送信される必要のあるLAAサービスデータにより占有される期間である。
チャネル予約信号は、WiFiフレームフォーマットに適合する。特定の実装中、WiFi制御フレームは、チャネル予約信号を表すために使用されて良く、具体的に、NAVフィールドは予約されるべき期間の一部又は全部をマークするために使用される。代替で、WiFi信号プリアンブル及びsignalフィールドの組み合わせは、チャネル予約信号を表すために使用されて良く、具体的に、長さフィールドは予約されるべき期間の一部又は全部をマークするために使用される。
ステップS102の後に、方法は、チャネル予約信号を送信した後に、基地局により、予約されるべき期間内に端末へLAAサービスデータを送信するステップ、を更に含んで良い。
任意で、ステップS101の後に、方法は、基地局が、プリセット時間セグメント内に、基地局は未認可チャネル上でシステム信号を受信することを検出した場合、基地局により、未認可チャネルを予約するためにチャネル予約信号を送信することなく、未認可チャネルを直接占有するステップ、を更に含んで良い。さらに、この場合に、基地局は、先ずCCAを実行して良く、CCAの検出結果が、未認可チャネルはアイドルであることである場合、基地局は、未認可チャネルを予約するためにチャネル予約信号を送信する。特定の実装については、本願明細書の関連する実施形態を参照のこと。この任意的実装では、以下の場合が回避できる。基地局が実際に未認可チャネル上でシステム信号を受信しているが、基地局がシステム信号を成功裏にパースできない、基地局が誤って基地局は未認可チャネル上でシステム信号を受信していないと見なす、その結果、基地局が未認可チャネルを直接占有した後に、システム信号の属するシステムにより未認可チャネル上で送信されるサービスデータが、LAAサービスデータに干渉を引き起こす。
留意すべきことに、イントラシステム又はインターシステムは、基地局の属するLAAシステムの周囲に展開されて良い。LAAシステムが未認可チャネルを占有する必要があるとき、未認可チャネルがイントラシステム又はインターシステムにより占有されている場合、イントラシステム又はインターシステムは、LAAシステムに同一チャネル干渉を引き起こすことがある。この場合、未認可チャネルはイントラシステム又はインターシステムにより占有されることを決定した後に、基地局は、未認可チャネルを予約するためにチャネル予約信号を送信して良い。しかしながら、幾つかのシナリオでは、例えば、イントラシステム又はインターシステムが基地局の属するLAAシステムの周囲に存在しないとき、又は基地局の属するLAAシステムの周囲にあるイントラシステム又はインターシステムが障害等により長期間非稼働中であるとき、基地局は、未認可チャネルを直接占有して良い、つまり、基地局は、チャネル予約信号を送信することなく、端末と通信するために未認可チャネルを直接使用して良い。
任意で、チャネル予約信号受信側の受信成功率を向上するために、基地局は、チャネル予約信号を処理するために比較的低次の変調方式及び比較的低い符号レートを使用して良い。例えば、802.11で定められた最も低次の変調方式は、二位相偏移変調(binary phase shift keying、BPSK)であり、最低符号レートは1/2である。
本発明の本実施形態で提供されるチャネル予約信号を送信する方法によると、基地局が、基地局は未認可チャネル上でシステム信号を受信することを検出した場合、基地局は、未認可チャネルを予約するために、未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する。チャネル予約信号が、未認可チャネルが占有される必要のある前にその都度送信される従来技術と比べて、本発明の本実施形態では幾らかのリソースが節約できる。
任意的実施形態では、システム信号はWiFi信号であり、予約されるべき期間はTであり、WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより予約される最大期間はaであり、WiFi制御フレームにより予約される最大期間はbである。この場合、基地局が未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信することは、以下の幾つかの場合を含んで良い。
T≦aのとき、基地局は、WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表される1つのチャネル予約信号グループ、又はWiFi制御フレームにより表される1つのチャネル予約信号グループを、未認可チャネル上で送信する。
a<T≦bのとき、基地局は、WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表される複数のチャネル予約信号グループ、又はWiFi制御フレームにより表される1つのチャネル予約信号グループを、未認可チャネル上で送信する。
T>bのとき、基地局は、WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表される複数のチャネル予約信号グループ、又はWiFi制御フレームにより表される複数のチャネル予約信号グループ、又はWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表される1又は複数のチャネル予約信号グループ及びWiFi制御フレームにより表される1又は複数のチャネル予約信号グループを、未認可チャネル上で送信する。
任意的実施形態は、Cell On/Offメカニズム又はLBTメカニズムに基づいて良い。
1つのチャネル予約信号グループは、1又は複数のチャネル予約信号を含む。1つのチャネル予約信号グループが1又は複数のチャネル予約信号を含むとき、複数のチャネル予約信号は、複数の連続するチャネル予約信号であって良く、又は複数の連続するOFDMシンボル上で伝達される複数のチャネル予約信号であって良い。1つのチャネル予約信号グループが複数のチャネル予約信号を含むとき、複数のチャネル予約信号は、チャネル予約信号受信側(例えば、WIFI AP又は別の基地局)の受信成功率及び復号化成功率を向上するために使用される。しかしながら、同じチャネル予約信号グループは、同じ期間を予約するために使用される。期間は、予約されるべき期間のうちの一部又は全部である。詳細については、以下の記載における例を参照のこと。
WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせは、期間予約のために長さフィールドを使用する。図2に示すように、長さフィールドは12ビットを占有し、802.11プロトコルによると、長さフィールドの値は0〜4095の範囲である。システム帯域幅が20MHzである一例が使用される。OFDMシンボルの長さは4μs(マイクロ秒)である。rateフィールドにより示される変調方式がBPSKであり、符号レートが1/2であるとき、長さフィールドは、具体的に5.464msであり且つ約5msである最小期間を示す。つまり、最大約5msが、WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表される1つのチャネル予約信号グループを送信することにより、予約できる。
RTSフレーム又はCTSフレームは、期間予約のためにNAVフィールドを使用する。図3又は図4に示すように、durationフィールド(つまりNAVフィールド)は16ビットを占有し、最大32,767μs、つまり約32msを予約できる。つまり、最大約32msが、RTSフレーム又はCTSフレームにより表される1つのチャネル予約信号グループを送信することにより、予約できる。
したがって、本任意的実施形態の一例では、a=5ms、及びb=32msである。当業者は、長さフィールド及びNAVフィールドにより予約できる期間が、rateフィールドにより示される変調方式及び符号レートにより変化することを理解すべきである。この場合、a及びbの値も相応して変化すべきである。詳細事項は、ここで記載されない。
基地局が1つのチャネル予約信号グループを送信するシナリオでは、チャネル予約信号グループにより予約される期間は、予約されるべき期間に等しい。基地局が複数のチャネル予約信号グループを送信するシナリオでは、複数のチャネル予約信号グループにより予約される期間の和は、予約されるべき期間に等しい。全てのチャネル予約信号グループにより予約される期間は、同じ又は異なって良い。さらに、全てのチャネル予約信号グループの種類は、同じ又は異なって良い。例えば、基地局が2つのチャネル予約信号グループを送信する必要があると仮定すると、2つのチャネル予約信号グループは、両方ともWiFi制御フレームにより表されて良く、又は両方ともWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表されて良く、又は一方のグループがWiFi制御フレームにより表され、他方のグループがWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表される。
基地局が複数のチャネル予約信号グループを送信するシナリオでは、理論的に、基地局による現在のチャネル予約信号グループの送信と、基地局による次のチャネル予約信号グループの送信との間の時間間隔は、現在のチャネル予約信号グループにより予約された期間に等しい。「時間間隔」は、現在のチャネル予約信号グループの送信が終了した時期と、次のチャネル予約信号グループの送信が開始する時期との間の時間である。つまり、基地局は、先ず、現在のチャネル予約信号グループを送信し、次に、現在のチャネル予約信号グループにより予約された期間内に、端末へLAAサービスデータを送信する。次に、基地局は、次のチャネル予約信号グループを送信し、次に、次のチャネル予約信号グループにより予約された期間内に、端末へLAAサービスデータを送信する。同様に、この処理は、送信される複数のチャネル予約信号グループにより予約された期間の和が予約されるべき期間に等しくなるまで進行する。しかしながら、実際には、次のチャネル予約信号グループがCCA処理においてWiFiシステムにより受信できることを保証するために、通常、「時間間隔」は、現在のチャネル予約信号グループにより予約された期間より僅かに短くて良い。
例えば、図6に示すように、予約されるべき期間が37msであり、基地局が2つのチャネル予約信号グループを送信し、第1チャネル予約信号グループがWiFi制御フレームにより表され、第1チャネル予約信号グループにより予約された期間が32msであり、第2チャネル予約信号グループがWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表され、第2チャネル予約信号グループにより予約された期間が5msであり、基地局による第1チャネル予約信号グループの送信と基地局による第2チャネル予約信号グループの送信との間の時間間隔が32msより僅かに短いと仮定する。図6の影付き長方形は、チャネル予約信号を表して良く、又はOFDMシンボルを表して良い。図6は、以下の方法3で、チャネル予約信号により予約された期間をマークする方法に基づき記載される。他の方法に基づく例は、これと同様であり、ここに列挙されない。
留意すべきことに、以下の方法は、全て、基地局が1つのチャネル予約信号グループを送信する一例を用いて記載される。当業者は、以下の実施形態が、基地局が複数のチャネル予約信号グループを送信するシナリオにも適用可能であることを理解すべきである。
任意的実施形態では、基地局が未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信することは、基地局により、第1チャネル予約信号を未認可チャネル上で送信し、プリセット時間セグメントが終了した後に、第2チャネル予約信号を送信するステップを含んで良い。第2チャネル予約信号のサブフレーム内で送信されるデータの変調次数は、第1チャネル予約信号により予約されたサブフレーム内で送信されるデータの変調次数以下であり、第2チャネル予約信号のサブフレーム内で送信されるデータの符号レートは、第1チャネル予約信号により予約されたサブフレーム内で送信されるデータの符号レート以下である。本任意的実施形態は、以下のシナリオに適用可能である。基地局が第2チャネル予約信号を送信した後に、第2チャネル予約信号により占有されるサブフレーム内に未だ残された期間があり、基地局がサブフレーム内に残された期間内にLAAサービスデータをスケジューリングする。
具体的に、基地局は、複数の第1チャネル予約信号(前述の一方のチャネル予約信号グループと等価であって良い)を未認可チャネル上で送信し、複数の第2チャネル予約信号(前述の他方のチャネル予約信号グループと等価であって良い)を、予約時間セグメント(前述の時間間隔と等価であって良い)の終了後に送信して良い。
第1チャネル予約信号グループが3ms(つまり、3個のサブフレーム)を予約すると仮定すると、第1チャネル予約信号グループを送信した後に、基地局は、3個のサブフレーム(サブフレーム1、2、及び3を含む)内でLAAサービスデータを送信して良い。第2チャネル予約信号グループを送信する時期が2.5ms(つまり、占有されるサブフレームがサブフレーム3である)と仮定すると、サブフレーム3(具体的に、サブフレーム3の前半のサブフレーム)内で送信されるLAAデータの変調次数及び符号レートは、両方とも、サブフレーム1及び2内で送信されるLAAサービスデータの変調次数及び符号レート以下であって良い。例えば、サブフレーム1及び2内で送信されるLAAデータの変調次数は、64直交振幅変調(quadrature amplitude modulation、QAM)であり、符号レートは0.93であり、サブフレーム3内で送信されるLAAサービスデータの変調次数は16QAMであり、符号レートは0.48である。
WiFi信号(ここではチャネル予約信号である)は最後のOFDMシンボル上の物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)データをカバーするために物理層において直接使用されるので、より高次の変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)で巡回冗長検査(cyclic redundancy check、CRC)誤りが引き起こされることがある。したがって、本実施形態では、第2チャネル予約信号のチャネル予約信号受信側の復号化成功率は、変調次数及び符号レートを低減することにより向上され得る。さらに、特定の実装中、基地局は、ダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)を用いて、端末に、各サブフレーム内のデータのMCS(変調方式、変調次数、符号レート、等を含む)を通知して良い。
任意的実施形態では、ステップS102は、基地局が、基地局は未認可チャネル上でシステム信号を受信することを検出した場合、基地局により、CCAを実行するステップと、CCAの検出結果が、未認可チャネルはアイドルであることである場合、基地局により、未認可チャネルを予約するために、未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信するステップと、を含んで良い。本任意的実施形態は、Cell On/Offメカニズム又はLBTメカニズムに基づいて良い。
具体的に、未認可チャネルを予約するために1つのチャネル予約信号グループを使用するとき、基地局は、基地局がチャネル予約信号グループを送信する前に、その都度、CCAを実行して良い。未認可チャネルを予約するために複数のチャネル予約信号グループを使用するとき、基地局は、1つのチャネル予約信号グループを送信する前に、その都度、CCAを実行して良い。さらに、この場合、任意で、基地局による現在のチャネル予約信号グループの送信と、基地局による次のチャネル予約信号グループの送信との間の時間間隔は、現在のチャネル予約信号グループにより予約された期間より短く、基地局は、複数のチャネル予約信号グループの中の最初のチャネル予約信号グループを送信する前にだけCCAを実行すれば良い。
従来技術では、基地局は、チャネル予約信号を送信する前に何も動作を実行せず、この場合、基地局に干渉を生じ得るシステムは、十中八九、送信状態であり、したがって、チャネル予約信号を受信できない。結果として、チャネル予約信号の送信は意味を成さず、これはリソースを浪費するだけであり、チャネル予約及び同一チャネル干渉の回避の目的も達成できない。従来技術と比べて、本任意的実施形態では、基地局がチャネル予約信号を送信するとき、未認可チャネルがアイドルであることが保証できる。つまり、イントラシステム又はインターシステムのどちらも、未認可チャネルを占有しない。つまり、システム信号の属するイントラシステム又はインターシステムは、送信状態ではない(つまり、受信状態である)。これは、基地局により送信されたチャネル予約信号がイントラシステム又はインターシステムにより受信される確率を増大させ、したがって、チャネル予約及び同一チャネル干渉回避の目的を達成する確率を増大させる。
任意で、T1は、基地局の属するLAAシステムによる、アップリンク送信からダウンリンク送信への切り換え遅延であり、T1は0以上である。T2は、無線インタフェースへチャネル予約信号を送信するために基地局により必要とされる時間であり、T2は0以上である。図6Aに示すように、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることである場合、基地局により、未認可チャネルを予約するために未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信するステップは、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることであり、且つT1≧T2である場合、CCA検出が終了した後に、基地局により、未認可チャネルを予約するために、T1−T2期間を延長することにより、未認可チャネル上でチャネル予約信号の送信を開始するステップを含んで良い。これは、基地局が無線インタフェースへチャネル予約信号を送信するとき、LAAシステムがアップリンク送信からダウンリンク送信へ切り換えることを保証できる。代替で、CCAの検出結果が、未認可チャネルはアイドルであることであり、且つT1<T2である場合、基地局は、未認可チャネルを予約するために未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する。具体的に、図6Bに示すように、CCAの検出結果が、未認可チャネルはアイドルであることであり、且つT1<T2である場合、基地局は、未認可チャネルを予約するために未認可チャネル上でチャネル予約信号を直ちに送信する。これは、別のシステムが未認可チャネルを先取りすることを防ぐことができる。留意すべきことに、本任意的実装は、LBTメカニズム又はCell On/Offメカニズムに適用可能である。さらに、図6A及び図6Bは、単に添付の図面の参照番号を示し、図6との従属関係を有しない。
CCA検出中、又はCCA検出が終了した後に、基地局は、アップリンク送信からダウンリンク送信へ切り換える必要がある。アップリンク送信は、基地局がシステム信号を受信する過程であり、ダウンリンク送信は、基地局がチャネル予約データを送信する過程である。チャネル予約信号が基地局の記憶ユニットに予め格納される場合、T2は、記憶ユニットからチャネル予約信号を取得し及びチャネル予約信号を無線インタフェースへ送信するために基地局により必要とされる時間である。代替で、チャネル予約信号が基地局の生成ユニットにより生成される場合、T2は、生成ユニットからチャネル予約信号を取得し及びチャネル予約信号を無線インタフェースへ送信するために基地局により必要とされる時間である。さらに、T1及びT2を取得する方法は、本発明の本実施形態に限定されない。
本発明の本実施形態において提供されるCCAは、拡張CCAであって良い。つまり、従来技術において提供されるCCAに改良が行われて良い。改良は、CCAの検出閾の低下、及び/又は検出期間の延長、及び/又は延期期間の延長、であって良い。具体的に、システム信号がインターシステム信号であるとき、CCAの検出閾は、基地局が比較的低い送信電力を有するインターシステム信号を検知できるように、十分低く設定されて良い。任意的実装では、CCAの検出閾の値はd以下である。ここで、dは、イントラシステムに対しCCAを実行するために基地局により使用される検出閾と、インターシステムに対しCCAを実行するために基地局により使用される検出閾との間でより小さい値を表す。システム帯域幅が20MHzであり且つインターシステムがWiFiシステムである一例が使用される。イントラシステムに対しCCAを実行するために基地局により使用される検出閾は、通常−52dBmであり、WiFiシステムに対しCCAを実行するために基地局により使用される検出閾は、通常−72dBmである。この場合、dの値は−82dBm又は−92dBmであっても良い。当業者は、dの値が、システム帯域幅が変化するとき及び/又はインターシステムの種類が変化するとき、相応して変化することを理解すべきである。
本実施形態では、基地局によりCCAを実行する検出精度が向上されるように、基地局は、CCAの検出期間を延長して良い。具体的に、任意的実装で、CCAの検出期間は、イントラシステムに対し基地局により実行されるCCAの検出期間と、インターシステムに対し基地局により実行されるCCAの検出期間との間でより大きい値以上である。インターシステムがWiFiシステムである一例が使用される。本任意的実装におけるCCAの検出期間は、従来技術におけるWiFiシステムの基地局により実行されるCCAの検出期間以上である。例えば、WiFiのdefer(延期)期間は34μs又は43μsであり、LAAの任意的defer期間は43μs以上に設定されて良い。留意すべきことに、1回限りCCAの間、基地局は、先ず時間期間(つまり、LAAの任意的defer期間)を延期し、次にCCAの実行を開始する。通常、CCA検出結果を出力する時期を延期する開始時期からの処理は、1回限りCCAとして参照される。
本実施形態では、基地局によりCCAを実行する検出精度を向上するために、基地局は、CCAの検出期間が延長され得るように、defer期間を延長して良い。具体的に、任意的実装で、本発明の本実施形態におけるCCA処理のdefer期間は、通常、イントラシステムに対し基地局により実行されるCCAのdefer期間と、インターシステムに対し基地局により実行されるCCAのdefer期間との間でより大きい値以上である。特定の例については、前述の記載を参照のこと。詳細事項は、ここで再び記載されない。
任意的実施形態では、ステップS101で、基地局が、基地局が未認可チャネル上でシステム信号を受信するか否かを検出することは、基地局により、各検出周期内に、基地局が未認可チャネル上でシステム信号を受信するか否かを検出するステップを含んで良い。1つの検出周期は、1又は複数の検出期間を含む。本任意的実施形態は、Cell On/Offメカニズム又はLBTメカニズムに基づいて良い。
全ての検出周期は同じである。1つの検出周期は、1又は複数のCell Off期間(つまり、1回限りCell Offにより占有される期間)又はCCA期間を含んで良い。CCA期間は、1回限りCCAを実行するために基地局により占有される期間である。CCA期間は、システム信号の属するシステムのdefer期間と、CCA検出処理においてカウンタが0まで減少される処理により必要とされる期間との和であって良い。システムがWiFiシステムである一例が使用される。defer期間は34μs又は43μsである。
任意の2つの検出期間は、同じ又は異なって良い。1つのCell Off期間又は1つのCCA期間は、1又は複数の検出期間を含んで良い。さらに、1つの検出期間は、複数のCell Off期間又は複数のCCA期間の中で分散されて良い。通常、各検出周期内の合計検出期間(つまり、全ての検出期間の和)は、プリセット閾以上である。プリセット閾の値が高いほど、システム信号を検出する精度が高いことを示す。検出周期及び検出期間は、両方とも、秒単位で、又は数100ミリ秒又はミリ秒単位で測定されて良い。
図7は、検出周期Pと検出期間Tとの間の関係の概略図である。図7は、基地局が、Cell Off中に、基地局が未認可チャネル上でシステム信号を受信するか否かを検出する例を用いて記載される。水平軸は時間軸を表し、長方形ボックスに対応する時間セグメントは、基地局がCell On状態であることを示し、2つの長方形ボックスの間の時間セグメントは、基地局がCell Off状態であることを示す。1つの検出周期Pは、複数のCell Off期間を含み、そのうち2つのCell Off期間はそれぞれ期間T1及びT2を含む。特定の実装中、T1及びT2は、2つの検出期間として用いられることがあり、又は、T1+T2は、1つの検出期間として用いられることがある。
本任意的実施形態は、粗粒度検出周期及び細粒度検出期間を提供する。粗粒度検出周期は、システム信号の検出を逃すことを回避するために使用でき、細粒度検出期間は、システム信号を素早く検出するために基地局により使用できる。
検出期間を調整する技術的ソリューションが、本発明の本実施形態において更に提供される。具体的に、検出周期は、予約されるべき期間に従い調整されて良い。例えば、システム信号がWiFi信号であるとき、基地局が長さフィールド又はNAVフィールドにより示される期間を取得した場合、基地局は、長さフィールド又はNAVフィールドにより示される期間に従い検出周期を調整して良い。例えば、長さフィールド又はNAVフィールドにより示される期間が検出周期より長い場合、検出周期は延長されて良く、調整検出周期が次回のシステム信号検出で使用されて良い。
本任意的実施形態では、基地局が、基地局は未認可チャネル上でシステム信号を受信することを検出した場合、基地局によりCCAを実行するステップは、基地局が、任意の1つの検出期間内で、基地局は未認可チャネル上でシステム信号を受信することを検出した場合、検出期間の属する検出周期内でシステム信号の検出を停止し、CCAを実行するステップを含んで良い。
前述の任意的実施形態のうちのいずれかにおいて、基地局によりCCAを実行するステップは、基地局により、Cell On/Offメカニズムにおいて、基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期より前のN個のサブフレームにおいてCCAの実行を開始するステップであって、N個のサブフレームの期間は、システム信号の属するシステムにおける1回限りデータ送信の最大期間以上である、ステップ、を含んで良い。
イントラシステム又はインターシステムは、データ送信処理の間でチャネル争いを実行する必要がある。したがって、Cell On/Offメカニズムにおいて、基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る前の時期に、基地局がCCAの実行を開始するとき、基地局は、未認可チャネルがアイドルである時期を確実に検出できる。ここで、この時期と基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入ることとの間の期間は、システム信号の属するシステムにおける1回限りデータ送信の最大期間以上である。この時期を検出すると、基地局が未認可チャネルを素早く先取りできるように、基地局は、直ちにチャネル予約信号を送信し始める、又は次のOFDMシンボル上でチャネル予約信号を送信し始める。留意すべきことに、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることである各時期は、本願の添付の図面では「アイドル時期」として示される。
Cell On/Offメカニズムでは、Cell On期間及びCell Off期間は、比較的長期において比較的一定であり、デューディサイクル測定の周期の後にのみ変化して良い。つまり、Cell On期間及びCell Off期間は、比較的一定である。したがって、Cell On及びCell Offの間の境界点は、通常一定である。本実施形態では、Cell On及びCell Offの間の境界点は変更される。具体的に、基地局がチャネル予約信号を送信する開始時期が、新しい境界点として使用される。望ましくは、CCAの検出結果がチャネルはアイドルであることであると決定されると、チャネル予約信号が直ちに送信される場合、CCAの検出結果がチャネルはアイドルであることである時期は、新しい境界点として使用される。
インターシステムがWiFiシステムである一例が使用される。基地局がCCAの実行を開始するとき、WiFiシステムが1つのデータ送信処理を実行している場合、データ送信処理は、元の境界点の前に終了する。この場合、新しい境界点は、元の境界点より前である。基地局がCCAの実行を開始するとき、WiFiシステムが2つのデータ送信処理の間にある場合、2番目のデータ送信処理の終了時期は、元の境界点の後である。したがって、本任意的実施形態では、元の境界点は進められる又は延期される。
システム信号がWiFi信号である一例が使用される。N個のサブフレームの期間は、WiFiシステムにおける1回限りデータ送信の最大期間、つまり送信機会(transmission opportunity、TXOP)を表す。TXOPの最大値は、通常8ms、つまり8個のサブフレームに設定される。図8は、本実施形態によるCCAトリガの概略図である。図8では、Cell OnとCell Offとの間の元の境界点(つまり、元の境界点)は、(n−1)番目のサブフレームとn番目のサブフレームとの間のサブフレーム開始境界であり、基地局は、境界点より前の8個のサブフレームの中で(つまり、(n−8)番目のサブフレーム)CCAを実行し始める。図8中の影付き長方形は、1つのチャネル予約信号グループを表す。図8は、新しい境界点が元の境界点の前にある一例を用いて記載される。
任意的実施形態では、基地局が未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信することは、基地局により、Cell On/Offメカニズムにおいて、基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期より前の1又は複数のOFDMシンボル上で、未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信するステップを含んで良い。1又は複数のOFDMシンボルの期間は、Cell On時間シーケンスの期間内にある。任意で、複数の同じチャネル予約信号が、1又は複数のOFDMシンボル上で繰り返し送信される。
この任意的実施形態は、CCAが実行されないシナリオに適用可能である。つまり、基地局がシステム信号を受信することを検出した後に、基地局は、Cell On開始時期より前の1又は複数のOFDMシンボル上でチャネル予約信号を直接送信して良い。本任意的実施形態では、Cell On及びCell Offの間の境界点は変更され得る。具体的に、境界点は、1又は複数のOFDMシンボルだけ進められる。図9は、任意的実施形態によるチャネル予約信号を送信する概略図である。図9は、チャネル予約信号がCell On開始時期より前の1つのOFDMシンボル上で送信される一例を用いて記載される。影付き長方形は1つのOFDMシンボルを表す。元の境界点及び新しい境界点が、図9に示される。
留意すべきことに、本任意的実施形態は、CCA機能を有しないLAAシステムがチャネル予約を行うシナリオに適用可能である。つまり、未認可チャネルがCCA機能を有しないLAAシステムにおいて予約できる。さらに、LAAシステムがCCA機能を有するか否かに拘わらず、イントラシステム又はインターシステムが高スループットサービスを実行しないとき、基地局は、CCAを実行せずに、本任意的実施形態に従い未認可チャネルを直接予約できる。
任意的実施形態では、基地局が未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信することは、基地局により、Cell On/Offメカニズムにおいて、基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期に続く1又は複数のOFDMシンボル上で、未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信するステップを含んで良い。1又は複数のOFDMシンボルの期間は、Cell On時間シーケンスの期間内にある。任意で、複数の同じチャネル予約信号が、1又は複数のOFDMシンボル上で繰り返し送信される。
本任意的実施形態は、CCAが実行されないシナリオに適用可能である。つまり、基地局がシステム信号を受信することを検出した後に、基地局は、Cell On開始時期に続く1又は複数のOFDMシンボル上でチャネル予約信号を直接送信して良い。さらに、任意で、チャネル予約信号の受信性能が向上され得るように、チャネル予約信号は、Cell On開始時期に続く1又は複数のサブフレーム内の各OFDMシンボル上で送信される。さらに、この更なる任意的実装では、LAAシステムは、ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)の時系列問題を自動的に補正できる、又はLAAシステムは、チャネル予約信号を送信するためにスケジューリングがサブフレーム内で実行されないことを設定する。本任意的実施形態では、Cell On及びCell Offの間の境界点は変更されない。
任意的実施形態では、基地局が未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信することは、基地局により、Cell On/Offメカニズムにおいて、基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期に続くデータ領域内の1又は複数のOFDMシンボル上で、未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信するステップを含んで良い。1又は複数のOFDMシンボルの期間は、Cell On時間シーケンスの期間内にある。任意で、複数の同じチャネル予約信号が、1又は複数のOFDMシンボル上で繰り返し送信される。
本任意的実施形態は、CCAが実行されないシナリオに適用可能である。つまり、基地局がシステム信号を受信することを検出した後に、基地局は、Cell On開始時期に続くデータ領域内の1又は複数のOFDMシンボル上でチャネル予約信号を直接送信して良い。つまり、HARQの時系列問題が回避できるように、チャネル予約信号は制御領域内のOFDMシンボル上で送信されなくて良い。さらに、任意で、チャネル予約信号は、Cell On開始時期に続く1又は複数のサブフレーム内のデータ領域内の各OFDMシンボル上で繰り返し送信される。本任意的実施形態では、Cell On及びCell Offの間の境界点は変更されない。制御領域内のOFDMシンボル及びデータ領域内のOFDMシンボルの説明については、以下の記載を参照する。
前述の任意的実装のうちのいずれか1つで、さらに、任意で、Cell On/Offメカニズムにおいて、Cell On期間がチャネル予約信号によりサポートされる最大予約期間より長い場合、別のシステムがCell On期間中に未認可チャネルを先取りすることを防ぐために、1又は複数の連続したチャネル予約信号がCell On期間内に連続送信されて良い。例えば、Cell On期間が40msであり、チャネル予約信号によりサポートされる最大予約期間が32msである場合、境界点が変更されない実装では、基地局は、40msのCell On期間全体を予約するために、32msを予約した後に8msを更に予約して良い。留意すべきことに、本任意的実装では、チャネル予約信号によりサポートされる最大予約期間を予約するための1又は複数の連続チャネル予約信号は、チャネル予約信号グループであり、Cell On期間の残りの期間を予約するためのチャネル予約信号は、別のチャネル予約信号グループである。2つのチャネル予約信号グループの特定の実装のような内容については、本願明細書の他の例を参照する。詳細事項は、ここで記載されない。
任意的実施形態では、基地局が未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信することは、基地局により、未認可チャネル上でS個のチャネル予約信号を連続送信するステップであって、s番目のチャネル予約信号の予約フィールドは、予約されるべき期間と(s+1)番目のチャネル予約信号乃至S番目のチャネル予約信号により占有される期間との和をマークするために使用され、1≦s≦Sであり、S及びsの両者は整数であり、予約されるべき期間は、未認可チャネル上のデータ送信のために必要な期間である、ステップ、を含んで良い。
本任意的実施形態は、Cell On/Offメカニズム又はLBTメカニズムに基づいて良い。本任意的実施形態は以下のように理解できる。CCAの検出結果が、未認可チャネルはアイドルであることであるとき、複数のチャネル予約信号が直ちに送信され、本実施形態におけるチャネル予約信号はOFDMシンボルに関係ない。
留意すべきことに、本任意的実施形態では、基地局がS個のチャネル予約信号を送信する終了時期は、次のサブフレーム開始境界であって良く、又は次のサブフレーム開始境界でなくて良い。S個のチャネル予約信号の変調方式及び符号化モードは、互いに異なって良い。任意で、基地局は、チャネル予約信号により占有される期間を調整する、したがって終了時期を次のサブフレーム開始境界に可能な限り揃えるために、予約信号の変調及び符号化方式を調整して良い。
従来技術では、基地局は、サブフレーム内の固定位置でチャネル予約信号を送信し、例えばサブフレーム開始境界又はサブフレーム開始境界に続く3番目のOFDMシンボルのような位置で、チャネル予約信号を送信する。本任意的実施形態では、以下の従来技術の問題が回避できる。基地局が固定位置でチャネル予約信号を送信するので、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることである時期からチャネル予約信号が送信される固定位置までの時間セグメント中に、未認可チャネルがイントラシステム又はインターシステムにより先取りされる。このように、基地局の属するLAAシステムは、未認可チャネルを素早く予約できる。さらに、S>1のとき、つまり基地局が複数のチャネル予約信号を送信するとき、チャネル予約信号についてのチャネル予約信号受信側の受信成功率及び復号化成功率は、向上され得る。
本実施形態では、複数のチャネル予約信号は、前述の任意的実施形態において記載された1つのチャネル予約信号グループとして理解できる。WiFi制御フレームがチャネル予約信号を表すために使用されるとき、チャネル予約信号の予約フィールドはNAVフィールドである。又は、WiFi信号プリアンブル及びsignalフィールドの組み合わせがチャネル予約信号を表すために使用されるとき、チャネル予約信号の予約フィールドは長さフィールドである。本実施形態は、s番目のチャネル予約信号の予約フィールドが、予約されるべき期間と(s+1)番目のチャネル予約信号乃至S番目のチャネル予約信号により占有される期間とを合計するために十分である一例を用いて記載された。
チャネル予約信号により占有される期間はT0により示され、予約されるべき期間はTにより示される。したがって、S個のチャネル予約信号の全部の予約フィールドによりマークされる期間は以下の通りである。1番目のチャネル予約信号の予約フィールドによりマークされる期間は(S−1)*T0+Tであり、2番目のチャネル予約信号の予約フィールドによりマークされる期間は(S−2)*T0+Tであり、...、s番目のチャネル予約信号の予約フィールドによりマークされる期間は(S−s)*T0+Tであり、...S番目のチャネル予約信号の予約フィールドによりマークされる期間はTである。
図10は、本発明の一実施形態によるチャネル予約信号を送信する概略図である。図10は、S=8である一例を用いて記載される。つまり、基地局は、8個のチャネル予約信号を連続送信する。図10中の影付き長方形は、1つのチャネル予約信号を表す。
任意的実施形態では、CCAの検出結果が、未認可チャネルはアイドルであることである場合、基地局により、未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信するステップは、基地局により、未認可チャネル上の各目標OFDMシンボル上でチャネル予約信号を送信するステップであって、目標OFDMシンボルは目標時期のOFDMシンボルに続く最初のOFDMシンボルから開始するP個のOFDMシンボルであり、目標時期は、基地局がCCAの検出結果は未認可チャネルがアイドルであることであると決定した時期であり、Pは1以上の整数である、ステップを含んで良い。
本実施形態では、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることである時期が、i番目のOFDMシンボルと(i+1)番目のOFDMシンボルとの間のシンボル境界であるとき、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることである時期のOFDMシンボルは、i番目のOFDMシンボルであり、iは整数である。さらに、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることである時期は、OFDMシンボル境界でなくて良い。この場合、この時期のOFDMシンボルは不完全なOFDMシンボルであり、他のOFDMシンボルは完全なOFDMシンボルであると考えられる。
本任意的実施形態は以下のように理解できる。チャネル予約信号は、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることであるときに占有されるOFDMシンボルに続く最初のOFDMシンボルから送信され始め、チャネル予約信号は時間単位としてOFDMシンボルを用いて送信される。
本実施形態では、「複数のOFDMシンボル」は、1つのOFDMシンボルグループであって良く、ここでOFDMシンボルグループは複数の連続するOFDMシンボルを含む、又は複数のOFDMシンボルグループであって良く、ここで各OFDMシンボルグループは、1つのOFDMシンボル又は複数の連続するOFDMシンボルを含み、異なるOFDMシンボルグループの間に時間間隔がある。時間間隔の関連する説明については、前述の記載の関連する実施形態を参照する。詳細事項は、ここで再び記載されない。
図11は、本発明の一実施形態によるチャネル予約信号を送信する概略図5である。図11は、システム信号がWiFi信号である一例を用いて記載される。さらに、目標OFDMシンボルは、複数の連続するOFDMシンボルであり、1つのチャネル予約信号は各目標OFDMシンボル上で送信される。図11中の各空白長方形は1つのOFDMシンボルを表し、1つのサブフレームは14個のOFDMシンボルを含み、幾つかの空白長方形は影付き長方形によりカバーされ、影付き長方形はチャネル予約信号を表す。図11から、1つのチャネル予約信号は1つのOFDMシンボルを満たせないことが分かる。
以下は、なぜ、1つのチャネル予約信号が1つのOFDMシンボルを満たせないかを説明する。LAAシステムでは、通常の循環プレフィックス(cyclic prefix、CP)で、LAAシステムの各OFDMシンボルにより占有される期間は約71μsであり、各タイムスロット内の最初のOFDMシンボルにより占有される期間は約71.875μsであり、各タイムスロット内の最初のOFDMシンボル以外のOFDMシンボルにより占有される期間は約71.35μsである。拡張CPでは、LAAシステムの各OFDMシンボルにより占有される期間は約83.33μsである。通常CPの追加されるOFDMシンボルにより占有される期間が71μsであり且つ拡張CPの追加されるOFDMシンボルにより占有される期間が83μsである一例が、以下の説明において用いられる。
WiFi制御フレームにより占有される期間は、WiFi制御フレーム内のrateフィールドにより示される変調方式及び符号レートにより変化する。変調方式がBPSKであり、符号レートが1/2であるとき、RTSフレーム及びCTSフレームにより占有される期間は共に最大であり、それぞれ52μs及び44μsである。したがって、WiFi制御フレームがチャネル予約信号を表すために使用されるとき、チャネル予約信号により占有される期間の最大値は52μs又は44μsである。
さらに、WiFi信号プリアンブルにより占有される期間は16μsであり、signalフィールドはWiFiシステムの1つのOFDMシンボル、つまり4μsを占有する。したがって、WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせがチャネル予約信号を表すために使用されるとき、チャネル予約信号により占有される期間は20μsである。したがって、WiFi制御フレーム又はWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせがチャネル予約信号を表すために使用されるかに拘わらず、1つのチャネル予約信号は1つのOFDMシンボルを満たすことができない。
特定の実装中、LAAデータ又はLAAサービスデータは、チャネル予約信号を送信するサブフレーム内で送信されて良く又は送信されなくて良い。LAAデータ又はLAAサービスデータがチャネル予約信号の位置するサブフレーム内で送信されない場合に基づき、以下は、目標OFDMシンボルを決定する幾つかの方法を挙げる。
図12に示すように、複数の完全なOFDMシンボルが、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることであるときに占有されるOFDMシンボルに続く最初のOFDMシンボルと、次のサブフレーム開始境界との間に存在する場合、基地局は、複数のOFDMシンボルを目標OFDMシンボルとして使用して良い。
図13に示すように、1つの完全なOFDMシンボルだけが、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることであるときに占有されるOFDMシンボルに続く最初のOFDMシンボルと、次のサブフレーム開始境界との間に存在する場合、該OFDMシンボルが目標OFDMシンボルとして使用される、又は該OFDMシンボル及び次のサブフレームが目標OFDMシンボルとして使用される。
図14に示すように、完全なOFDMシンボルが、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることであるときに占有されるOFDMシンボルに続く最初のOFDMシンボルと、次のサブフレーム開始境界との間に存在しない場合、次のサブフレーム内のOFDMシンボルが目標OFDMシンボルとして使用される。
図12〜図14の中の各長方形は、1つのOFDMシンボルを表し、各影付き長方形は1つの目標OFDMシンボルを表す。図12〜図14に示されるOFDMシンボルを決定する方法は、全て、最後の目標OFDMシンボルがサブフレーム開始境界にある一例を用いて記載される。これは、特定の実装中に限定されない。例えば、基地局は、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることであるときに占有されるOFDMシンボルに続く最初のOFDMシンボルから開始する固定数のOFDMシンボルを、目標OFDMシンボルとして使用して良い。
任意的実装では、複数のOFDMシンボルは、複数の連続するOFDMシンボルである。つまり、目標OFDMシンボルは、複数の連続するOFDMシンボルである。図15に示す目標OFDMシンボルは、説明のための一例として用いられる。図15では、基地局がサブフレームn内のOFDMシンボル2(0はサブフレーム内の開始シンボルインデックスである)に対してCCAを実行する処理において、CCAの検出結果は、未認可チャネルはアイドルであることである。この場合、目標OFDMシンボルは、サブフレームnの中のOFDMシンボル3〜13であって良い。図16〜図19の以下の全ての例では、システム信号はWiFi信号であり、RTSフレームにより占有される期間は52μsであり、予約されるべき期間は3msである。
以下は、チャネル予約信号の予約フィールドを生成する幾つかの異なる方法を記載する。
方法1。p番目の目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号の予約フィールドは、p番目の目標OFDMシンボルがチャネル予約信号により占有された後に残された期間をマークするために使用され、P番目の目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号の予約フィールドは、P番目の目標OFDMシンボルがチャネル予約信号により占有された後に残された期間をマークするために使用され、1≦p<Pであり、pは整数である。
方法1は、目標OFDMシンボルのインデックスに従い予約するものと理解できる。つまり、異なる目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号により予約される期間は、異なる。具体的に、最後のOFDMシンボル以外のOFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号により予約される期間は、最後のOFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号により予約される期間と異なる。
方法1では、各目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号の予約フィールドは、目標OFDMシンボルがチャネル予約信号により占有された後に残された期間をマークする。つまり、各目標OFDMシンボルの残り期間が予約される。これは、各目標OFDMシンボルの残り期間内に、未認可チャネルがイントラシステム又はインターシステムにより先取りされるのを防ぐことができる。さらに、方法1では、予約されるべき期間は、最後の目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号を用いて正確に予約できる。方法1では、チャネル予約信号受信側は、最後の目標OFDMシンボル上で送信されたチャネル予約信号を受信し及びパースする必要があり、次に予約されるべき期間に従い未認可チャネルの使用を回避できる。
図15に基づき、RTSフレームがチャネル予約信号を表すために使用されるとき、通常CPが追加される目標OFDMシンボルでは、目標OFDMシンボルがRTSフレームにより占有された後に残された期間は71μs−52μs=19μsである。この場合、図16に示すように、OFDMシンボル3〜12上のRTSフレーム内のNAVフィールドは19μsとしてマークされ、OFDMシンボル13上のRTSフレーム内のNAVフィールドは19μs+3msとしてマークされる。
方法2。各目標OFDMシンボル上で送信される各チャネル予約信号の予約フィールドは、予約されるべき期間と、目標OFDMシンボルがチャネル予約信号により占有された後に残された期間と、の和をマークするために使用される。
方法2は一様な予約として理解できる。異なるOFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号により予約される期間は、同じである。したがって、OFDMシンボルのインデックスに従い予約が行われる必要がなく、実装が簡易である。さらに、未認可チャネルが、各目標OFDMシンボルの残り期間内に、イントラシステム又はインターシステムにより先取りされるのを防ぐことができる。
方法2では、各目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号の予約フィールドは、予約されるべき期間と、目標OFDMシンボルがチャネル予約信号により占有された後に残された期間との和をマークする。この場合、任意の目標OFDMシンボル上で送信されたチャネル予約信号を受信し成功裏にパースした後に、チャネル予約信号受信側は、もはや、別の目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号を受信し及び/又はパースしなくて良い。さらに、最後の目標OFDMシンボルを成功裏にパースした後に、受信側は、予約されるべき期間を正確に取得できる。
図15に基づき、RTSフレームがチャネル予約信号を表すために使用されるとき、通常CPが追加される目標OFDMシンボルでは、目標OFDMシンボルがRTSフレームにより占有された後に残された期間は19μsである。この場合、図17に示すように、OFDMシンボル3〜13上のRTSフレーム内のNAVフィールドは19μs+3msとしてマークされる。
方法3。m番目の目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号の予約フィールドは、予約されるべき期間と、(P−m)番目のOFDMシンボル期間との和をマークするために使用され、1≦m≦Pであり、mは整数である。
方法3は一様な予約として理解できる。異なる目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号により予約される期間は異なるので、予約は、OFDMシンボルのインデックスに従い行われる必要がある。しかしながら、異なる目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号により予約される期間は、同じルールに従い、実装は簡易である。さらに、未認可チャネルが、各目標OFDMシンボルの残り期間内に、イントラシステム又はインターシステムにより先取りされるのを防ぐことができる。さらに、任意の目標OFDMシンボル上で、目標OFDMシンボルの開始時期からLAAサービスデータの終了時期までの時間セグメント(LAAサービスデータの送信時間セグメントは予約されるべき期間である)が予約されるので、予約されるべき期間は、任意の目標OFDMシンボル上で正確に予約できる。
方法3では、任意の目標OFDMシンボル上で送信されたチャネル予約信号を受信し成功裏にパースした後に、チャネル予約信号受信側は、もはや、別の目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号を受信し及び/又はパースしなくて良い。さらに、どの目標OFDMシンボルが受信側により成功裏にパースされたかに拘わらず、正確な予約されるべき期間が取得できる。
図15に基づき、OFDMシンボル3は最初のOFDMシンボルであり、以下同様である。図18に示すように、RTSフレームは、チャネル予約信号を表すために使用され、通常CPが追加される目標OFDMシンボルでは、OFDMシンボル3(つまり、最初の目標OFDMシンボル)上のRTSフレーム内のNAVフィールドは(11−1)×71μs+3msとしてマークされ、OFDMシンボル4(つまり、2番目のOFDMシンボル)上のRTSフレーム内のNAVフィールドは(11−2)×71μs+3msとしてマークされ、同様に、OFDMシンボル13(つまり、11番目の目標OFDMシンボル)上のRTSフレーム内のNAVフィールドは3msとしてマークされる。
さらに、特定の実装中に、前述の方法1〜3の幾つかの特徴は、使用のために更に結合されて良い。例えば、方法1及び方法3の組み合わせ、又は方法2及び方法3の組み合わせは、方法4を形成して良い。
方法4。全ての目標OFDMシンボルが2つの部分に分けられ、現在の部分の中の各目標OFDMシンボルは、方法1における最後の目標OFDMシンボル以外の目標OFDMシンボル上でチャネル予約信号を生成するルール、又は方法2における各目標OFDMシンボル上でチャネル予約信号を生成するルールに従い、次の部分の中の各目標OFDMシンボルは、方法3におけるチャネル予約信号を生成するルールに従う。全ての目標OFDMシンボルを2つの部分に分ける境界点は、本発明の本実施形態において限定されない。
方法1と比較すると、方法1及び方法3を組み合わせることにより形成される方法4では、受信側が次の部分の中の任意のOFDMシンボルを受信すると、チャネル予約信号受信側は、パースにより予約されるべき期間を正しく取得できる。したがって、受信性能が向上できる。方法2と比較すると、方法2及び方法3を組み合わせることにより形成される方法4では、受信側が次の部分の中の任意のOFDMシンボルを受信すると、チャネル予約信号受信側は、予約されるべき期間を正しく予約できる。したがって、予約されるべき期間を受信する精度が向上できる。
図15に基づき、OFDMシンボル3〜11が現在の部分として使用され、OFDMシンボル12及び13が次の部分として使用されると仮定する。RTSフレームがチャネル予約信号を表すために使用されるとき、通常CPが追加される目標OFDMシンボルについて、OFDMシンボル3〜11上のRTSフレーム内のNAVフィールドは、19μs又は19μs+3msとしてマークされ、OFDMシンボル12上のRTSフレーム内のNAVフィールドは、71μs+3msとしてマークされ、OFDMシンボル13上のRTSフレーム内のNAVフィールドは、3msとしてマークされる。
留意すべきことに、前述の方法1〜4の他の組み合わせが存在して良い。他の組み合わせはここに列挙されない。さらに、前述の方法1〜4のうちのいずれか1つにおいて、拡張CPが追加される目標OFDMシンボルについて、RTSフレームにより表され且つOFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号のNAVフィールドによりマークされる期間は更に同様である。さらに、CTSフレームがチャネル予約信号を表すために使用される、又はWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせがチャネル予約信号を表すために使用されるとき、目標OFDMシンボル上のチャネル予約信号の予約フィールドによりマークされる期間は更に同様である。詳細事項は、1つずつここで記載されない。
チャネル予約信号がOFDMシンボル上で伝達される前述の実施形態又は任意的実装のうちのいずれか1つに基づき、任意で、システム信号がWiFi信号であるとき、基地局は、さらに、任意の1又は複数の目標OFDMシンボルがチャネル予約信号(以下で「目標チャネル予約信号」として参照される)により占有された後に残された期間内でパディング情報を送信する。パディング情報は、以下の情報(1)〜(3)のうちのいずれか1つを含んで良いが、これに限定されない。
留意すべきことに、パディング情報は、目標チャネル予約信号の前又は後に送信されて良い。目標チャネル予約信号は、WiFi制御フレームにより、又はWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより、表されて良い。
(1)WiFi制御フレーム
目標チャネル予約信号がWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表されるとき、パディングされたWiFi制御フレームはRTSフレームであって良く、又はCTSフレームであって良い。
目標チャネル予約信号がWiFi制御フレームにより表されるとき、WiFi制御フレームは第1WiFi制御フレームとして参照され、パディングされたWiFiフレームは第2WiFi制御フレームとして参照される。この場合、第1WiFi制御フレーム及び第2WiFi制御フレームは、同じ種類のWiFi制御フレームであって良く、又は異なる種類のWiFi制御フレームであって良い。例えば、第1WiFiフレームがRTSフレーム又はCTSフレームであるかに拘わらず、第2WiFiフレームはRTSフレーム又はCTSフレームであって良い。さらに、第1WiFiフレーム及び第2WiFiフレームの変調方式及び符号レートは、同じであって良く、又は異なって良い。
例1。変調方式がBPSKであり、符号レートが3/4であるとき、RTSフレーム(つまり第1WiFi制御フレーム)により占有される期間は44μsである。前述の方法1に基づき、通常CPが追加される目標OFDMシンボルでは、目標OFDMシンボルがRTSフレームにより占有された後に残された期間は71μs−44μs=27μsである。この場合、OFDMシンボル3〜12上のRTSフレーム内のNAVフィールドは27μsとしてマークされ、OFDMシンボル13上のRTSフレーム内のNAVフィールドは27μs+3msとしてマークされる。
変調方式が64QAMであり、符号レートが2/3であるとき、RTSフレーム(つまり第2WiFi制御フレーム)により占有される期間は24μsである。例1に基づき、本任意的実装では、第1WiFi制御フレームが目標OFDMシンボル上で送信された後に残された期間(つまり、27μs)は、第2WiFi制御フレームによりパディングされて良い。パディング後、目標OFDMシンボル上で残された期間は27−24=3μsである。この場合、図19に示すように、この3μsの中で、未認可制御チャネルがイントラシステム又はインターシステムにより先取りされるのを防ぐために、第2WiFi制御フレームのNAVフィールドは3μsとしてマークされて良い。
(2)WiFi信号プリアンブル及びsignalフィールドの組み合わせ
WiFi信号プリアンブル及びsignalフィールドの組み合わせにより占有される期間は20μsである。したがって、例1に基づき、本任意的実装では、図20に示すように、7μsの中で未認可制御チャネルがイントラシステム又はインターシステムにより先取りされるのを防ぐために、第1WiFi制御フレームが目標OFDMシンボル上で送信された後に残された期間(つまり、27μs)は、WiFi信号プリアンブル及びsignalフィールドによりパディングされて良い。
(3)WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドと無効データとの組み合わせ
図20の例に基づき、この7μsの中で、未認可制御チャネルがイントラシステム又はインターシステムにより先取りされるのを更に防ぐために、この7μsの残り期間は、無効データによりパディングされて良い。
留意すべきことに、図19及び図20の両方は、一例として方法1に示す例の中のOFDMシンボル3〜12を用いて記載される。OFDMシンボル13の残り期間のパディング方法は更に同様である。詳細事項は、ここで記載されない。さらに、前述の方法1〜4の中の任意の任意的実装におけるOFDMシンボルの残り期間のパディング方法は更に同様である。詳細事項は、1つずつここで記載されない。
さらに、任意で、目標OFDMシンボル内のパディング情報が、以下の情報:WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせ、又はWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドと無効データとの組み合わせ、のうちのいずれかを含み、目標OFDMシンボル内のパディング情報がOFDMシンボル内のチャネル予約信号の後に送信される場合、signalフィールド内の長さフィールドは0としてマークされる。これは、以下の場合を回避する。チャネル予約信号受信側が、後続のデータを受信し長さフィールドに従いパースし、したがって、完全なチャネル予約信号を間違ってLAAサービスデータとしてみなすこと。
目標OFDMシンボル内のパディング情報が、以下の情報:WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせ、又はWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドと無効データとの組み合わせ、のうちのいずれかを含み、目標OFDMシンボル内のパディング情報がOFDMシンボル内のチャネル予約信号の前に送信される場合、signalフィールド内の長さフィールドは、0、又は目標OFDMシンボルが信号プリアンブル及びsignalフィールドにより占有された後に残された期間としてマークされる。この場合、パディング情報は、チャネル予約信号の前に位置し、通常、パディング情報内の長さフィールドにより予約される期間は比較的短い。したがって、長さフィールドにより予約される期間は、チャネル予約信号により占有されず、チャネル予約信号受信側は、完全なチャネル予約信号をLAAサービスデータとして誤って見なさない。したがって、長さフィールドは、比較的小さな値によりパディング情報されて良い。具体的に、値は、後続のチャネル予約信号により占有される期間以下の任意の値であって良い。
留意すべきことに、前述の任意的実施形態又は実装のうちのいずれか1つにおける、異なるNAVフィールド及び異なる変調方式を有する全てのRTSフレーム又はCTSフレーム、OFDMシンボル内のRTSフレーム又はCTSフレームの位置、等は、実際の使用例に従い使用のために結合されて良く、前述の例を含むがそれに限定されない。さらに、変調方式及び符号レートは使い尽くされ得るので、RTSフレーム又はCTSフレームのシーケンスはプリセットされて良く、又は勿論RTSフレーム又はCTSフレームが送信される必要のあるときに生成されて良い。これは、本発明の本実施形態において限定されない。
本発明の実施形態は、チャネル予約信号を送信する方法を更に提供する。具体的に、未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する前に、基地局は、先ず、チャネル予約信号に対しサンプルレート変換を実行して目標信号を取得する。ここで、目標信号のサンプリングレートはLAA信号のサンプリングレートである。この場合、基地局が未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信することは、基地局により、未認可チャネル上で目標信号を送信するステップを含んで良い。
チャネル予約信号は、WiFiフレームフォーマットに適合する。したがって、チャネル予約信号はWiFi信号のサンプリングレートを有する。しかしながら、WiFi信号のサンプリングレートは、LAA信号のサンプリングレートと異なる。システム帯域幅が20MHzである一例が使用される。WiFi信号のサンプリングレートは20MHzであり、LAA信号のサンプリングレートは30.72MHzである。LAA信号及びチャネル予約信号の同一ハードウェア送信を実施するために、具体的には、LAA信号及びチャネル予約信号が時分割多重方法で無線周波数リンクを共有できることを実施するために、基地局は、チャネル予約信号を送信する前に、チャネル予約信号のサンプリングレートをLAA信号のサンプリングレートに変換して良い。これは、ハードウェアリソースを節約し及びコストを低減できる。
サンプルレート変換処理は、ソフトウェアを用いて実施されて良い。基本的に、サンプルレート変換は、単一段フィルタ又は複数段フィルタの縦列接続である。サンプルレート変換は、サンプリングレート増大及びサンプリングレート低下を含む。サンプルレート増大は、通常、補間により実施され、サンプルレート低下は、通常、抽出により実施される。その特定の実装処理については従来技術を参照する。
任意的実施形態では、CCAの検出結果が、未認可チャネルはアイドルであることである場合、基地局により未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信するステップは、キャリア間スケジューリングシナリオにおいて、CCAの検出結果が、未認可チャネルはアイドルであることである場合、基地局により、制御データを伝達するために使用される未認可チャネルの最後の1又は複数のOFDMシンボル上でチャネル予約信号を送信するステップを含んで良い。
1サブフレームは14個のOFDMシンボルを含む。各ダウンリンクサブフレームは、2つの部分、つまり制御領域及びデータ領域に分割される。制御領域は制御データを送信するために使用され、データ領域はサービスデータを送信するために使用される。比較的高い帯域幅を有するシステムでは、制御領域は、通常、1〜3個のOFDMシンボルを含む。比較的低い帯域幅を有するシステムでは、制御領域は、通常、2〜4個のOFDMシンボルを含む。
キャリア間スケジューリングシナリオは、以下のように理解できる。認可サービングセルは、未認可サービングセルの制御データを送信するために認可チャネルを使用する。キャリア間スケジューリングを有するLAAシステムは、認可サービスセル及び未認可サービスセルを有し、認可サービスセルは端末と通信するために認可チャネルを使用し、未認可サービスセルは端末と通信するために未認可チャネルを使用する。キャリア間スケジューリングシナリオにおいて、認可サービスセルは、未認可サービスセルの制御データを送信するために認可チャネルを使用する。したがって、未認可チャネルの制御領域はアイドル状態であり、基地局は、未認可チャネルの制御領域でチャネル予約信号を送信できる。このように、未認可チャネルの制御領域内のリソースは効率的に利用される。さらに、以下のシナリオでは、本実施形態において提供されるキャリア間スケジューリングメカニズムを用いてチャネル予約信号を送信することは、更にスペクトル効率を向上できる。
シナリオ1。前述の任意的実施形態を参照して、基地局が第2チャネル予約信号又は複数のチャネル予約信号グループのうち第1グループ以外のチャネル予約信号グループを送信するとき、第2チャネル予約信号が位置するサブフレーム、又は非第1チャネル予約信号グループが位置するサブフレームの性能は、低下されて良い。シナリオ2。CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることである時期から、次のサブフレーム開始境界までの期間が、チャネル予約信号を送信するのに十分でない場合、チャネル予約信号は次のサブフレームで送信される必要がある。これは、スペクトル効率を低下させ得る。したがって、2つのシナリオでは、本実施形態において提供されるキャリア間スケジューリングメカニズムを用いてチャネル予約信号を送信することは、スペクトル効率を向上できる。
具体的に、サブフレームの最初のOFDMシンボルはパイロットデータを伝達し、4アンテナポート送信の間、パイロットデータは2番目のOFDMシンボル上にも存在する。したがって、制御領域が3個のOFDMシンボルを含むと仮定すると、チャネル予約信号は3番目のOFDMシンボル上で送信されて良い。任意で、制御領域が4番目のOFDMシンボルを更に含む場合、チャネル予約信号は、代替で4番目のOFDMシンボル上で送信されて良い。図21は、本発明の一実施形態によるチャネル予約信号を送信する方法を示す。基地局は、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることである時期に続くサブフレームの3番目のOFDMシンボル上でチャネル予約信号を送信する。
任意的実施形態では、方法は、基地局により、目標端末へ構成メッセージを送信するステップを更に含んで良い。目標サブフレーム内の(R+r+1)番目のOFDMシンボル(OFDMシンボルのインデックスは1から開始する)からサービスデータを受信し/復調し始めるよう目標端末に指示するために、構成メッセージは、チャネル予約信号を伝達する目標サブフレーム内のOFDMシンボルの数r、及び制御データを伝達するために使用される目標サブフレーム内のOFDMシンボルの数Rを含む。目標サブフレームは、チャネル予約信号を伝達するサブフレームであり、R及びrの両方は1以上の整数である。
「目標端末」は、基地局のカバレッジ内の任意の1又は複数の端末であって良い。目標サブフレームは、チャネル予約信号を伝達する各サブフレームである。基地局がチャネル予約信号グループを送信する場合、目標サブフレームは、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることである時期に続くサブフレーム、例えば図21のサブフレームn+1である。
基地局により、目標端末へ構成メッセージを送信するステップは、基地局により、PCFICHを用いて、目標端末へ、制御データを伝達するために使用される目標サブフレーム内のOFDMシンボルの数Rを送信するステップと、基地局により、PDCCHを用いて、目標端末へ、チャネル予約信号を伝達する目標サブフレーム内のOFDMシンボルの数rを送信するステップと、を含んで良い。
従来技術では、サブフレームは、2つの部分、つまり制御領域及びデータ領域を含む。したがって、基地局が目標端末へ、制御データを伝達するために使用されるOFDMシンボルの数Rを送信する場合、これは、R個のOFDMシンボルが制御データを伝達するために使用されることを示し、つまり、サービスデータは、(R+1)番目のOFDMシンボルから伝達され始め、目標端末は、(R+1)番目のOFDMシンボルからサービスデータを受信し/パースし始める。本実施形態では、サブフレームは3個の部分、つまり、制御領域、チャネル予約領域、及びデータ領域に分けられる。ここで、チャネル予約領域は、チャネル予約信号を送信するために使用される。したがって、基地局は、更に、基地局がチャネル予約信号を伝達するためにr個のOFDMシンボルを使用することを示すために、目標端末へ、チャネル予約信号を伝達する目標サブフレーム内のOFDMシンボルの数rを送信する必要がある。つまり、サービスデータは、(R+r+1)番目のOFDMシンボルから伝達され始め、目標端末は、(R+r+1)番目のOFDMシンボルからサービスデータを受信し/パースし始める必要がある。
任意的実施形態では、システム信号はWiFi信号であり、方法は、基地局により、目標端末へRTSフレームを送信するステップであって、RTSフレームの受信機媒体アクセス制御MACアドレスフィールドは、目標端末のWiFiチップのMACアドレスをマークするために使用され、目標端末がCTSフレームをブロードキャストするようにし、予約されるべき期間を示すために使用される情報はCTSフレーム内にマークされ、CTSフレームを受信した装置が予約されるべき期間内でデータを送信しないようにする、ステップ、を更に含んで良い。
具体的に、RTSフレーム内のNAVフィールドは、合計期間とRTSフレームにより占有される期間との間の差をマークして良い。合計期間は、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることである時期から、LAAサービスデータの送信が終了する時期までの時間セグメントであり、予約されるべき期間、つまりLAAサービスデータの送信期間を含む。CTSフレーム内のNAVフィールドは、RTSフレーム内のNAVフィールドに関連する期間をマークして良く、該期間は、RTSフレーム内のNAVフィールドによりマークされた期間から、短いフレーム間隔(short interframe space、SIFS)及び次にCTSフレームを減算することにより得られた期間である。
「目標端末」は、基地局のカバレッジ内の任意の1又は複数の端末であって良い。本実施形態は、基地局がRTSフレームを目標端末へ送信するメカニズムを提供する。目標端末の周囲の装置(端末、基地局、等を含む)は、CTSフレームを受信できる。CTSフレームを受信した後に、これらの装置は、予約されるべき期間内にデータを送信しない。これは、目標端末に対して周囲の装置により引き起こされる干渉を低減でき、更に、LAAシステム内の基地局と目標端末との間の通信の通信品質を向上できる。
図22を参照すると、図22は、本発明の一実施形態による基地局22の概略構造図である。基地局22は、チャネル予約信号を送信する前述の方法において、基地局22により実行されるステップを実行するよう構成される。基地局22は、ステップに対応するモジュールを含んで良い。例えば、基地局22は、検出ユニット2201及び送信ユニット2202を含んで良い。
検出ユニット2201は、基地局が未認可チャネル上でシステム信号を受信するか否かを検出するよう構成される。
送信ユニット2202は、検出ユニット2201が、基地局は未認可チャネル上でシステム信号を受信することを検出した場合、未認可チャネルを予約するために、未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信するよう構成される。
任意で、検出ユニット2201は、基地局が未認可チャネル上でシステム信号を受信することを検出した場合、クリアチャネルアセスメントCCAを実行するよう更に構成される。この場合、送信ユニット2202は、具体的に、CCAの検出結果が、未認可チャネルはアイドルであることである場合、未認可チャネルを予約するために、未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する。
任意で、送信ユニット2202は、具体的に、各検出周期で、基地局が未認可チャネル上でシステム信号を受信するか否かを検出するよう構成され、検出周期は1又は複数の検出期間を含む。この場合、検出ユニット2201は、具体的に、任意の1つの検出期間内に、基地局が未認可チャネル上でシステム信号を受信することを検出した場合、検出期間の属する検出周期内でのシステム信号の検出を停止し、CCAを実行するよう構成される。
任意で、CCAを実行するとき、検出ユニット2201は、具体的に、Cell On/Offメカニズムにおいて、基地局22の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期より前のN個のサブフレームにおいてCCAの実行を開始するよう構成される。ここで、N個のサブフレームの期間は、システム信号の属するシステムにおける1回限りデータ送信の最大期間以上である。
任意で、CCAは、以下の条件のうちの少なくとも1つを満たす。条件1:CCAの検出閾の値はd以下である。ここで、dは、イントラシステムに対しCCAを実行するために基地局22により使用される検出閾と、インターシステムに対しCCAを実行するために基地局22により使用される検出閾との間でより小さい値を表す。又は、条件2:CCAの検出期間は、イントラシステムに対し基地局22により実行されるCCAの検出期間と、インターシステムに対し基地局22により実行されるCCAの検出期間との間でより大きい値以上である。又は、条件3:CCA処理の延期defer期間は、イントラシステムに対し基地局により実行されるCCAのdefer期間と、インターシステムに対し基地局により実行されるCCAのdefer期間との間でより大きい値以上である。
任意で、送信ユニット2202は、具体的に、未認可チャネル上でS個のチャネル予約信号を連続送信するよう構成され、s番目のチャネル予約信号の予約フィールドは、予約されるべき期間と(s+1)番目のチャネル予約信号乃至S番目のチャネル予約信号により占有される期間との和をマークするために使用され、1≦s≦Sであり、S及びsの両者は整数であり、予約されるべき期間は、未認可チャネル上のデータ送信のために必要な期間である。
送信ユニット2202は、具体的に、未認可チャネル上で各OFDMシンボル上でチャネル予約信号を送信するよう構成され、目標OFDMシンボルは、目標時期のOFDMシンボルに続く最初のOFDMシンボルから開始するP個のOFDMシンボルであり、目標時期は、検出ユニット2201が、CCAの検出結果が未認可チャネルはアイドルであることであると決定した時期であり、Pは1以上の整数である。
本任意的実装では、Pが1より大きい場合、目標OFDMシンボル上のチャネル予約信号の予約フィールドを生成する方法は、限定ではなく以下の方法1〜3を含む。
方法1。p番目の目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号の予約フィールドは、p番目の目標OFDMシンボルがチャネル予約信号により占有された後に残された期間をマークするために使用され、P番目の目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号の予約フィールドは、P番目の目標OFDMシンボルがチャネル予約信号により占有された後に残された期間をマークするために使用され、1≦p<Pであり、pは整数である。
方法2。各目標OFDMシンボル上で送信される各チャネル予約信号の予約フィールドは、予約されるべき期間と、目標OFDMシンボルがチャネル予約信号により占有された後に残された期間と、の和をマークするために使用される。
方法3。m番目の目標OFDMシンボル上で送信されるチャネル予約信号の予約フィールドは、予約されるべき期間と、(P−m)*OFDMシンボル期間との和をマークするために使用され、1≦m≦Pであり、mは整数である。
さらに、任意で、システム信号は、WiFi信号であり、任意の1又は複数の目標OFDMシンボルがチャネル予約信号により占有された後に残された期間は、以下の情報:WiFi制御フレーム、又は、WiFi信号プリアンブルと信号signalフィールドとの組み合わせ、又は、WiFi信号プリアンブルと信号signalフィールドと無効データとの組み合わせ、のうちのいずれか1つによりパディングされる。
具体的に、目標OFDMシンボル内のパディング情報が、以下の情報:WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせ、又はWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドと無効データとの組み合わせ、のうちのいずれかを含み、目標OFDMシンボル内のパディング情報がOFDMシンボル内のチャネル予約信号の後に送信される場合、signalフィールド内の長さフィールドは0としてマークされる。
代替で、目標OFDMシンボル内のパディング情報が、以下の情報:WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせ、又はWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドと無効データとの組み合わせ、のうちのいずれかを含み、目標OFDMシンボル内のパディング情報がOFDMシンボル内のチャネル予約信号の前に送信される場合、signalフィールド内の長さフィールドは、0、又は目標OFDMシンボルが信号プリアンブル及びsignalフィールドにより占有された後に残された期間としてマークされる。
任意で、送信ユニット2202は、具体的に、未認可チャネル上で第1チャネル予約信号を送信し、プリセット時間セグメントが経過した後に、第2チャネル予約信号を送信するよう構成され、第2チャネル予約信号のサブフレーム内で送信されるデータの変調次数は、第1チャネル予約信号により予約されたサブフレーム内で送信されるデータの変調次数以下であり、第2チャネル予約信号のサブフレーム内で送信されるデータの符号レートは、第1チャネル予約信号により予約されたサブフレーム内で送信されるデータの符号レート以下である。
任意で、図23に示すように、基地局は、送信ユニット2202が未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する前に、チャネル予約信号に対しサンプルレート変換を実行して目標信号を取得するよう構成される変換ユニット2203を更に含んで良く、ここで、目標信号のサンプリングレートはLAA信号のサンプリングレートである。この場合、送信ユニット2202は、具体的に、未認可チャネル上で目標信号を送信するよう構成される。
任意で、システム信号はWiFi信号であり、送信ユニット2202は、RTSフレームを送信する要求を目標端末へ送信するよう更に構成され、RTSフレームの受信機媒体アクセス制御MACアドレスフィールドは、目標端末のWiFiチップのMACアドレスをマークするために使用され、端末がCTSフレームをブロードキャストするようにし、予約されるべき期間を示すために使用される情報はCTSフレーム内にマークされ、CTSフレームを受信した装置が予約されるべき期間内にデータを送信しないようにする。
任意で、システム信号はWiFi信号であり、予約されるべき期間はTであり、WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより予約される最大期間はaであり、WiFi制御フレームにより予約される最大期間はbである。この場合、送信ユニット2202が未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信することは、以下の幾つかの場合のうちのいずれか1つを含んで良いが、これに限定されない。
T≦aのとき、送信ユニット2202は、WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表される1つのチャネル予約信号グループ、又はWiFi制御フレームにより表される1つのチャネル予約信号グループを、未認可チャネル上で送信する。
a<T≦bのとき、送信ユニット2202は、WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表される複数のチャネル予約信号グループ、又はWiFi制御フレームにより表される1つのチャネル予約信号グループを、未認可チャネル上で送信する。
T>bのとき、送信ユニット2202は、WiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表される複数のチャネル予約信号グループ、又はWiFi制御フレームにより表される複数のチャネル予約信号グループ、又はWiFi信号プリアンブルとsignalフィールドとの組み合わせにより表される1又は複数のチャネル予約信号グループ及びWiFi制御フレームにより表される1又は複数のチャネル予約信号グループを、未認可チャネル上で送信する。
任意で、送信ユニット2202は、具体的に、Cell On/Offメカニズムで、基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期より前の1又は複数の直交周波数分割多重OFDMシンボル上の未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する、又は、Cell On/Offメカニズムで、基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期に続く1又は複数の直交周波数分割多重OFDMシンボル上の未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する、又は、Cell On/Offメカニズムで、基地局の属するLAAシステムがCell On状態に入る時期に続くデータ領域内で、1又は複数の直交周波数分割多重OFDMシンボル上の未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する、よう構成されて良い。
任意で、送信ユニット2202は、具体的に、CCAの検出結果が、未認可チャネルはアイドルであることである場合、制御データを伝達するために使用される未認可チャネルの最後の1又は複数のOFDMシンボル上でチャネル予約信号を送信するよう構成される。
任意で、送信ユニット2202は、具体的に、CCAの検出結果が、未認可チャネルはアイドルであることであり、且つT1≧T2である場合、CCA検出が終了した後に、未認可チャネルを予約するために、T1−T2期間を延期することにより、未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する、又は、CCAの検出結果が、未認可チャネルはアイドルであることであり、且つT1<T2である場合、未認可チャネルを予約するために、未認可チャネル上でチャネル予約信号を送信する、よう構成され、T1は基地局の属するLAAシステムによるアップリンク送信からダウンリンク送信への切り換え遅延であり、T2はチャネル予約信号を無線インタフェースへ送信するために基地局により必要な時間である。
本発明の本実施形態における基地局22は、前述の実施形態におけるチャネル予約信号を送信する方法における基地局に対応して良く、本発明の本実施形態における基地局22内のモジュールの分割及び/又は機能は、前述の方法手順を実装することを意図することが理解できる。簡潔さのために、詳細事項はここで記載されない。
本発明の本実施形態における基地局22は、前述の方法手順を実行するよう構成され得る。したがって、基地局により達成できる技術的効果については、前述の方法の実施形態を参照する。詳細は、本発明の本実施形態において再び記載されない。
図24を参照すると、図24は、本発明の一実施形態による基地局24の概略構造図である。基地局24は、プロセッサ2401、メモリ2402、システムバス2403、及び通信インタフェース2404を含んで良い。
メモリ2402は、コンピュータ実行可能命令を格納するよう構成され、プロセッサ2401は、システムバスを用いてメモリ2402に接続され、基地局24が実行すると、プロセッサ2401はメモリ2402に格納されたコンピュータ実行可能命令を実行して、基地局24が、チャネル予約信号を送信する前述の方法のいずれか1つを実行するようにする。
チャネル予約信号を送信する具体的な方法については、前述の実施形態における関連する記載を参照する。詳細事項は、ここで再び記載されない。
本実施形態は記憶媒体を更に提供する。記憶媒体は、メモリ2402であって良い。
プロセッサ2401は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)であって良い。プロセッサ2401は、代替で、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processing、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field−programmable gate array、FPGA)又は別のプログラマブル論理素子、個別ゲート又はトランジスタ論理装置、個別ハードウェアコンポーネント、等であって良い。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであって良く、プロセッサは任意の従来のプロセッサであって良い、等である。
プロセッサ2401は専用プロセッサであって良い。専用プロセッサは、ベースバンド処理チップ、無線周波数処理チップ、等のうちの少なくとも1つを含んで良い。さらに、専用プロセッサは、基地局24の別の専用処理機能を有するチップを更に含んで良い。
メモリ2402は、揮発性メモリ(volatile memory)、例えばランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)を含んで良い。メモリ2402は、代替で、不揮発性メモリ(non−volatile memory)、例えば読み出し専用メモリ(read−only memory、ROM)、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)、又はソリッドステートドライブ(solid−state drive、SSD)を含んで良い。代替で、メモリ2402は、前述の種類のメモリの組合せを含んで良い。
システムバス2403は、データバス、電力バス、制御バス、信号状態バス、等を含んで良い。本実施形態では、明確性のために、図24では種々のバスがシステムバス2403として示される。
通信インタフェース2404は、具体的に、基地局24にある通信機であって良い。通信機は無線通信機であって良い。例えば、無線通信機は、基地局24のアンテナ、等であって良い。プロセッサ2401は、通信インタフェース2404を用いて、別の装置、例えば基地局へデータを送信し又はそれからデータを受信する。
特定の実装処理において、前述の方法手順のうちのいずれか1つにおけるステップは、メモリ2402に格納されたソフトウェア形式のソフトウェアコンピュータ実行可能命令を実行することにより、ハードウェア形式のハードウェアプロセッサ2401により実施されて良い。繰り返しを回避するために、詳細事項はここに記載されない。
本発明の本実施形態における基地局24は、前述の方法手順を実行するよう構成され得る。したがって、基地局により達成できる技術的効果については、前述の方法の実施形態を参照する。詳細事項は、ここで再び記載されない。
便宜上及び簡便な説明のために、上述の装置において、前述の機能モジュールの分割のみが説明のための例として用いられたことが、当業者に明らかである。実際の適用では、前述の機能は、異なる機能モジュールに割り当てられ及び要件に従って実装され得る。つまり、装置の内部構造は、前述の機能の全部又は一部を実施するために異なる機能モジュールに分割される。前述のシステム、装置及びユニットの詳細な動作過程については、前述の方法の実施形態の対応する処理を参照し、詳細事項はここに記載されない。
本願において提供される実施形態では、開示のシステム、機器、及び方法は他の方法で実装されて良いことが理解されるべきである。例えば、記載した装置の実施形態は単なる一例である。例えば、モジュール又はユニットの分割は、単なる論理的機能の区分であり、実際の実装では他の区分であっても良い。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに結合又は統合されて良い。或いは、幾つかの機能は無視されるか又は実行されなくて良い。さらに、表示した又は議論した相互結合又は直接結合又は通信接続は、幾つかのインタフェースを使用することにより実装されて良い。装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的又は他の形式で実装されて良い。
別個の部分として記載されたユニットは、物理的に別個であってもそうでなくても良い。また、ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットであってもそうでなくても良く、1カ所に置かれても良く或いは複数のネットワークユニットに分散されても良い。一部又は全部のユニットは、実施形態のソリューションの目的を達成するために実際の要件に応じて選択されて良い。
さらに、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されて良く、或いは各ユニットが物理的に単独で存在して良く、或いは2以上のユニットが1つのユニットに統合されて良い。統合ユニットは、ハードウェアの形式で実装されて良く、ソフトウェア機能ユニットの形式で実装されて良い。
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形式で実装され、独立した製品として販売され又は使用されるとき、統合ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されて良い。このような理解に基づき、本発明の基本的技術的ソリューション、又は従来技術に貢献する部分、又は全部又は一部の技術的ソリューションは、ソフトウェア製品の形式で実施されても良い。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置であって良い)又はプロセッサ(processor)に、本発明の実施形態で記載された方法のステップの全部又は一部を実行するよう指示する複数の命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクのようなプログラムコードを格納可能な任意の媒体を含む。
上述の説明は、本発明の単なる特定の実装であり、本発明の保護範囲を制限するものではない。本発明で開示された技術範囲内にある、当業者により直ちに考案される変形又は置換は、本発明の保護範囲に包含される。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲に従う。