JP6730344B2 - キャッシュ装置およびキャッシュ装置の制御方法 - Google Patents

キャッシュ装置およびキャッシュ装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、キャッシュ装置およびキャッシュ装置の制御方法に関する。
クラウドで、機材やソフトウェア、データベースなどを複数の顧客で共有するマルチテナントによりサービスが提供されるケースが増えている。マルチテナントで使用されるストレージでは、キャッシュメモリを複数の区画(キャッシュセグメント)に分割する機能が使用されることがある。このようなキャッシュセグメント分割により、仮想化環境における各テナントでの占有量を制限してI/O(IN/OUT)帯域を確保し、仮想環境の安定性を強化することができる。上記の占有量の制限は、例えば、論理ディスク単位で実施することができるが、実際のデータのI/Oは、RAIDを構成する物理ディスクグループ(RANK)単位での管理とする必要がある。なお、RAIDとは、Redundant Arrays of Inexpensive Disksのことであり、データ記憶の冗長性を高める技術である。
上記のキャッシュセグメントに保持されたデータは、ホスト側のI/Oとは非同期のタイミングで、RANKへの書き込み処理を行い、セグメントから掃き出すこと(デステージ)ができる。この書き込み処理をライトバック処理、ライトバック処理が未了のデータをダーティデータ、書き込みが完了したデータをクリーンデータと呼ぶ。
上記のキャッシュセグメントに分割された構成で、特定のキャッシュセグメントに割り当てられている論理ディスクへのI/O負荷が急増した場合、当該セグメントで空き容量が不足して、I/Oが待たされる問題が発生する。そこで、複数のセグメントに負荷を分散して、待ち時間を少なくする試みがなされている。
例えば特許文献1には、キャッシュメモリ全体の使用量を評価する第1の閾値と、個々のセグメントの使用量を評価する第2の閾値とを用いて、セグメント間の使用量の偏りを少なくする技術が開示されている。この技術では、例えば、全体の使用量が第1の閾値未満で、あるセグメントの使用量が第2の閾値を超えた場合は、当該セグメントに待ち時間を設定し、第2の閾値未満の他のセグメントには無条件でデータを割り当てる。また例えば、全体の使用量が第1の閾値を超え、あるセグメントの使用量が第2の閾値を超えた場合には、全体に第1の待ち時間を設定するとともに、当該セグメントには第1の待ち時間よりも長い第2の待ち時間を設定する。このようにして、セグメント間の使用量の偏りを低減し、キャッシュ装置全体の性能を向上することができる。
特開2003−323340号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、使用量の多い、すなわち空き容量の少ないセグメントの使用量が減るまでに時間がかかるという問題があった。この技術では、全てのセグメントからのダーティデータの掃出しは、所定の順番にしたがって行われる。このため、空き容量の少ないセグメントの空き容量が増やすには、割り当てを待機している間に、自然にダーティデータが掃き出されるのを待つしかなかった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、空き容量の少ないセグメントの空き容量を速やかに回復するキャッシュ装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明のキャッシュ装置は、キャッシュメモリと、キャッシュ制御部と、ホスト制御部と、ストレージ制御部とを有する。キャッシュ制御部は、キャッシュメモリの記憶領域を複数のセグメントに分割して、セグメントごとにデータを制御する。また、キャッシュ制御部は、各セグメントに保持したダーティデータのダーティデータリストを保持する。そして、各ダーティデータに、ライトバック緊急度を設定する。ここで、空き容量の少ないセグメントに保持されたダーティデータには高いライトバック緊急度を付与する。高い緊急度が付与されたダーティデータは、LRU等の所定の順よりも先の順番となるように、ライトバックリストに配置し、その順番にしたがって、ライトバック処理を実行する。
本発明の効果は、空き容量の少ないセグメントの空き容量を速やかに回復するキャッシュ装置を提供できることである。
第1の実施形態のキャッシュ装置を示すブロック図である。 第2の実施形態のキャッシュ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第2の実施形態のキャッシュ装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態のライトバックリストに関わる部分の構成を示す模式図である。 第2の実施形態のライトバックリスト作成動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態のキャッシュ装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態のライトバックリストに関わる部分の構成を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。なお各図面の同様の構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のキャッシュ装置を示すブロック図である。キャッシュ装置は、キャッシュメモリ10と、キャッシュ制御部20と、ホスト制御部30と、ストレージ制御部40とを有する。
キャッシュメモリ10は、データを保持する記憶領域を有し、データを一時的に保持するメモリである。
キャッシュ制御部20は、キャッシュメモリ10の記憶領域を複数のセグメントに分割して、セグメントごとにデータを制御する。
ホスト制御部30は、キャッシュ制御部20の制御にしたがって、ホストとキャッシュメモリの間でデータの入出力を制御する。なお、以降の説明では、データの入出力のことをI/O(Input/Output)とも称する。
ストレージ制御部40は、キャッシュ制御部20の制御にしたがって、データを永続的に保持するストレージ50とキャッシュメモリ10との間のI/Oを制御する。なお、図示はしていないが、キャッシュ制御部20の制御により、キャッシュメモリ10を介さずに、ホスト制御部30からストレージ制御部40にデータを転送するライトスルー処理を実行することも可能である。
キャッシュ制御部20は、セグメント設定部21と、空き容量監視部22と、ダーティデータリスト作成部23と、ライトバック緊急度設定部24と、ライトバックリスト作成部25とを有する。
セグメント設定部21は、キャッシュメモリ10の記憶領域を複数に分割したセグメントを設定する。図1では、セグメント#0とセグメント#1の2つのセグメントに分割した例を示している。そして、それぞれのセグメントにダーティデータとクリーンデータが保持され、その他が空き容量となっている。なお、ここではセグメントが2つの例を示したが、セグメントの数は3つ以上であって良い。
空き容量監視部22は、キャッシュメモリ10と、それぞれのセグメントの空き容量を監視する。
ダーティデータリスト作成部23は、キャッシュメモリ10に保持されたダーティデータをセグメントごとに記録したダーティデータリストを作成する。
ライトバック緊急度設定部24は、ダーティデータリストに保持された、それぞれのダーティデータに、ライトバック緊急度を設定する。ここでライトバックとは、ダーティデータをストレージ50に書き込んで、キャッシュメモリ10から掃き出す処理のことである。そして、ライトバック緊急度は、ダーティデータに付与するライトバックの優先度である。ライトバック緊急度は、セグメントの空き容量を確保するために設定するものであり、空き容量の少ないセグメントに保持されたダーティデータには高いライトバック緊急度を付与する。
ライトバックリスト作成部25は、ダーティデータをライトバックする順番に並べたライトバックリストを作成する。緊急度の付与が無い場合、ライトバックリストにおけるダーティデータの順番は、例えば、LRU方式(Least Recently Used)によって決めることができる。そして、緊急度が付与されている場合は、その緊急度に応じて、LRUの順を飛び越えて先の順番となるように、当該ダーティデータをライトバックリストに配置する。
ストレージ制御部40は、ライトバックリストの順番にしたがって、ダーティデータをストレージ50に書き込むライトバック処理を行う。
以上の構成によれば、空き容量の少なくなったセグメントに保持されたダーティデータは、優先的にライトバックされ、セグメントから掃き出される。このため、本実施形態によれば、空き容量の少ないセグメントの空き容量を速やかに回復することができる。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態のキャッシュ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。キャッシュ装置は、メモリ素子1と、CPU2(Central Processing Unit)と、ホスト側インターフェイス3と。物理ディスクインターフェイス4とを有する。
メモリ素子1は、物理ディスク5よりも高速に動作するメモリ素子である。具体的には、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ、SCM(storage class memory)と呼ばれる高速なメモリなどを用いることができる。
CPU2は、例えばロジック回路を含む半導体IC(integrated circuit)である。
ホスト側インターフェイス3はメモリ素子1とホストとを接続する。具体的には、例えば、Ethernet(登録商標)インターフェイスやFiber Channelインターフェイスなどである。
物理ディスク側インターフェイス4はメモリ素子1と物理ディスク5とを接続する。具体的には、例えば、Ethernet(登録商標)インターフェイスやFiber Channelインターフェイスなどである。
図3、第2の実施形態のキャッシュ装置の機能構成を示すブロック図である。キャッシュ装置は、キャッシュメモリ100と、キャッシュ制御部200と、ホスト制御部300と、ストレージ制御部400とを有する。キャッシュメモリ100はメモリ素子1に実装され、キャッシュ制御部200はCPU2に実装される。ホスト制御部300は、CPU2とホスト側インターフェイス3により構成され、物理ディスク制御部400とは、CPU2と物理ディスク側インターフェイス4により構成される。
キャッシュメモリ100は、データを保持する記憶領域を有するメモリであり、データを一時的に保持する。
キャッシュ制御部200は、キャッシュメモリ100の記憶領域を複数のセグメントに分割して、セグメントごとにデータを制御する。
ホスト制御部300は、キャッシュ制御部200の制御にしたがって、ホストとキャッシュメモリの間のI/Oを制御する。
ストレージ制御部400は、キャッシュ制御部200の制御にしたがって、物理ディスクグループ500とキャッシュメモリ100との間のI/Oを制御する。なお、図示はしていないが、キャッシュ制御部200の制御により、キャッシュメモリ100を介さずに、ホスト制御部300からストレージ制御部400にデータを転送するライトスルー処理を実行することも可能である。なお、ここで用いている物理ディスクグループという名称は、ディスクに限らず、磁気テープや半導体メモリなど、物理的な記憶媒体全般を指すものである。
キャッシュ制御部200は、セグメント設定部210と、空き容量監視部220と、ダーティデータリスト作成部230と、ライトバック緊急度設定部240と、ライトバックリスト作成部250とを有する。
セグメント設定部210は、キャッシュメモリ100の記憶領域を複数に分割したセグメントを設定する。
空き容量監視部220は、キャッシュメモリ100と、それぞれのセグメントの空き容量を監視する。空き容量の大小は所定の閾値を基準として判定する。図3の例では、セグメント#0の空き容量が閾値以上であり、セグメント#1の空き容量が閾値未満であるものとする。なお、2段階以上の閾値を設けて、空き容量のレベルを管理しても良い。
ダーティデータリスト作成部230は、キャッシュメモリ100に保持されたダーティデータをセグメントごとに記録したダーティデータリストを作成する。ダーティデータリスト231におけるダーティデータの順番は、例えば、LRU方式で決めることができる。図3では、セグメント#0にダーティデータ0、2、4、6、7が保持され、セグメント#1にダーティデータ1、3、5が保持された例を示している。
ライトバック緊急度設定部240は、ダーティデータリストに保持された、それぞれのダーティデータに、ライトバック緊急度を設定する。ここでライトバックとは、ダーティデータを物理ディスクグループ500に書き込んで、キャッシュメモリ100から掃き出す処理のことである。そして、ライトバック緊急度は、ダーティデータに付与するライトバックの優先度である。ライトバック緊急度は、セグメントの空き容量を確保するために設定するものであり、空き容量の少ないセグメントに保持されたダーティデータには高いライトバック緊急度が付与される。すなわち、空き容量が閾値以上であれば緊急度を付与せず、空き容量が閾値未満であれば、当該セグメントに保持されたダーティデータに緊急度を付与する。図3の例では、例えば、空き容量の少ないセグメント#1に保持されたダーティデータ1、3、5に緊急度を付与する。なお、緊急度は0、1の2段階ではなく、空き容量に応じて、3段階以上のレベルで付与するようにしても良い。
ライトバックリスト作成部250は、ダーティデータをライトバックする順番に並べたライトバックリストを作成する。緊急度が無い場合、ライトバックリストにおけるダーティデータの順番は、ダーティデータリスト231の順番を引き継ぐことができる。しかしながら、緊急度が付与されたダーティデータは、緊急度に応じて、LRUの順を飛び越えて先の順番となるように、ライトバックリストに配置される。なお、緊急度が設定されていないダーティデータの順番は、ダーティデータリスト231の作成時ではなく、ライトバックリスト251の作成時に、例えば、LRU方式によって、決めても良い。
物理ディスク制御部400は、ライトバックリストの順番にしたがって、ダーティデータを物理ディスクグループ500に書き込むライトバック処理を行う。上記の例では、緊急度の設定されたダーティデータのライトバックを先に行うが、それ以外のライトバックの順番は、例えばLRU方式で設定しているため、キャッシュヒット率は、一般的なキャッシュ装置と同程度に維持される。
次に、ライトバックの順番を決めるライトバックリストの作成について説明する。図4はライトバックリストに関わる部分の構成を示す模式図である。
ダーティデータリスト作成部230は、ダーティデータリスト231を作成し保持する。ライトバック緊急度設定部240は、空き容量監視部220から、セグメントごとの空き容量情報を受け取り、これに基づいて、ダーティデータリスト231に保持されたダーティデータに緊急度を設定する。ここでは、緊急フラグを用いて、空き容量が閾値未満のセグメントに保持されたダーティデータに緊急度有りを示す「1」を付与する例を示している。一方、空き容量が閾値以上のセグメントに保持されたダーティデータには、緊急度無しを示す「0」を付与する。
ライトバックリスト作成部250は、緊急フラグが0の場合は、LRU方式で決まる順番に、ダーティデータリスト231のダーティデータを配置してライトバックリスト251を作成する。一方、緊急フラグが1のダーティデータがあった場合には、LRUの順を飛び越えて、緊急フラグ0のダーティデータの前に当該ダーティデータを配置する。緊急フラグが1のダーティデータ同士の中では、例えばダーティデータリスト231の順番にしたがって配置することができる。
図4の例では、ダーティデータ1、3、5に緊急フラグ1が設定されているので、この3つのダーティデータを、緊急フラグ0の先頭のダーティデータ0の前に来るように配置して、ライトバックリスト251を作成している。そして、ライトバックリスト251の順番にしたがって、キャッシュメモリ100から物理ディスク500へのライトバック処理を実行する。図4では、このライトバック処理をブロック矢印で模式的に示している。
図5は、ライトバックリスト作成部250の動作を示すフローチャートである。まず、ライトバックリスト作成部250は、ダーティデータリスト231の先頭のダーティデータを参照する(S1)。このダーティデータが、自身が保持するライトバックリスト251に登録済みであった場合は(S2_Yes)、次のダーティデータを参照し(S3)、S2に戻る。一方、ライトバックリスト251に登録されていなかった場合は(S2_No)、緊急度が設定されているか判定する(S4)。図4の例のように、緊急度の設定に1、0のフラグを用いている場合は、1、0を判定する。ここで、緊急度が設定されていなかった場合には(S4_No)、ライトバックリスト251の最後に当該ダーティデータを登録する(S5)。そして、当該ダーティデータがダーティデータリスト231の最後であれば(S7_Yes)、S1に戻り、再度ダーティデータリスト231先頭からダーティデーを参照する。一方、ダーティデータリスト231の最後でなければ(S7_No)、ダーティデータリスト231の次のダーティデータを参照する(S3)。そしてこのデータについてS2以降の処理を行う。
S4の判定で、ダーティデータに緊急度が設定されていた場合は(S4_Yes)、当該ダーティデータを、ライトバックリスト251に登録されている緊急度が同一のダーティデータの次に登録する(S6)。なお、緊急度を1、0のフラグで表す場合には、緊急フラグ1の最後のダーティデータの次になるが、緊急度を3段階以上のレベルに分ける場合も含むように、このような記載としている。そして、当該ダーティデータがダーティデータリスト231の最後であれば(S7_Yes)、S1に戻り、再度ダーティデータリスト231の先頭からダーティデーを参照する。一方、ダーティデータリスト231の最後でなければ(S7_No)、ダーティデータリスト231の次のダーティデータを参照する(S3)。そしてこのデータについてS2以降の処理を行う。
以上、説明したように、本実施形態によれば、空き容量が閾値より小さいセグメントに保持されたダーティデータを優先的にライトバックして、速やかに当該セグメントの空き容量を増やすことができる。また、この時のキャッシュヒット率を、一般的な技術と同程度に維持することができる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態では、ライトバック先の物理ディスクグループが1つである例について説明したが、ライトバック先の物理ディスクグループが複数の場合についても、同様にセグメントの空き容量を増やす処理を行うことができる。
図6は、ライトバック先の物理ディスクグループ510が、RANK#A、RANK#Bの2つの場合を示すブロック図である。この例では、空き容量が閾値以上のセグメント#0には、ダーティデータ0、1、3、4、6、7が保持され、空き容量が閾値未満のセグメント#1には、ダーティデータ2、5が保持されている。なお、キャッシュ制御部200および、ホスト制御部300、物理ディスク制御部の構成は、第2の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図7は、図4はライトバックリストに関わる部分の構成を示す模式図である。ライトバック緊急度設定部240の機能は第2の実施形態と同様であるが、本実施形態では、ダーティデータリスト231aに保存先の物理ディスクグループの情報が付与されている。すなわち、ダーティデータには、保持元のセグメント情報と、セグメントに対応する緊急度と、保存先とが紐づいている。
ダーティデータリスト231aでは、保存先がRANK#Aのダーティデータ2、5に緊急フラグ「1」が立てられている。このため、RANK#Aをライトバック先とするライトバックリスト251aでは、ダーティデータ2、5を、ダーティデータリスト231aにおける順番が先のダーティデータ0の前に来るように、並べ替えている。そしてこの順番に各ダーティデータをRANK#Aにライトバックする。一方、RANK#Bをライトバック先とするダーティデータ3、4、6、7には緊急フラグが立っていない。このため、これらのデータのライトバックリスト251bにおける順番は、ダーティデータリスト231aの順番が、そのまま引き継がれる。すなわち、LRU方式で設定した順番でライトバックを行うため、キャッシュヒット率を通常と同じ程度に維持できる。
なお、この例では、物理ディスクグループが2つの例について説明したが、物理ディスクグループが3つ以上の場合にも、同様の機能を実現することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ライトバック先の物理ディスクグループが複数ある場合においても、キャッシュヒット率を維持しながら、空き容量の少ないセグメントの空き容量を速やかに回復することができる。
上述した第1乃至第3の実施形態の処理を、コンピュータに実行させるプログラムおよび該プログラムを格納した記録媒体も本発明の範囲に含む。記録媒体としては、例えば、磁気ディスク、磁気テープ、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、などを用いることができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
1 メモリ素子
2 CPU
3 ホスト側インターフェイス
4 物理ディスク側インターフェイス
5 物理ディスク
10、100 キャッシュメモリ
20、200 キャッシュ制御部
21、210 セグメント設定部
22、220 空き容量監視部
23、230 ダーティデータリスト作成部
24、240 ライトバック緊急度設定部
25、250 ライトバックリスト作成部
30、300 ホスト制御部
40、400 ストレージ制御部
50 ストレージ
231 ダーティデータリスト
251 ライトバックリスト
500 物理ディスクグループ

Claims (10)

  1. データを一時的に記憶するキャッシュメモリと、
    ホストと前記キャッシュメモリとの間でデータの入出力を制御するホスト制御部と、
    データを永続的に記憶するストレージと前記キャッシュメモリとの間でデータの入出力を制御するストレージ制御部と、
    前記キャッシュメモリの記憶動作を制御するキャッシュ制御部と
    を有し、
    前記キャッシュ制御部は
    前記キャッシュメモリを分割して複数のセグメントを設定するセグメント設定部と、
    前記キャッシュメモリと各前記セグメントの空き容量を監視する空き容量監視部と、
    それぞれの前記セグメントに保持されたダーティデータの一覧を記載したダーティデータリストを作成するダーティデータリスト作成部と
    前記セグメントの前記空き容量に基づいて前記セグメントに保持された前記ダーティデータに、ライトバック処理を行う優先度としてのライトバック緊急度を設定するライトバック緊急度設定部と、
    ライトバック処理を行う順番に前記ダーティデータを配列したライトバックリストを前記ライトバック緊急度に基づいて作成するライトバックリスト作成部と
    を有する
    ことを特徴とするキャッシュ装置。
  2. 前記ライトバック緊急度設定部が
    前記空き容量が所定の閾値未満のセグメントに保持された前記ダーティデータに対して高い前記ライトバック緊急度を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のキャッシュ装置。
  3. 前記ライトバック緊急度設定部が
    前記ライトバック緊急度を2段階で設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載のキャッシュ装置。
  4. 前記ライトバック緊急度設定部が
    前記ライトバック緊急度を3段階以上のレベルで設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載のキャッシュ装置。
  5. 前記ライトバックリスト作成部が、
    前記ライトバック緊急度が高い順に前記ダーティデータを並べた前記ライトバックリストを作成する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のキャッシュ装置。
  6. 前記ライトバックリスト作成部が、
    前記ライトバック緊急度が同じダーティデータの順番をLRU方式で設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のキャッシュ装置。
  7. データをキャッシュメモリに一時的に記憶し、
    ホストと前記キャッシュメモリとの間でデータの入出力を制御し、
    データを永続的に記憶するストレージと前記キャッシュメモリとの間でデータの入出力を制御し、
    前記キャッシュメモリを分割して複数のセグメントを設定し、
    前記キャッシュメモリと各前記セグメントの空き容量を監視し、
    それぞれの前記セグメントに保持されたダーティデータの一覧を記載したダーティデータリストを作成し、
    前記セグメントの前記空き容量に基づいて前記セグメントに保持された前記ダーティデータに、ライトバック処理を行う優先度としてのライトバック緊急度を設定し、
    前記ライトバック処理を行う順番に前記ダーティデータを配列したライトバックリストを前記ライトバック緊急度に基づいて作成する
    ことを特徴とするキャッシュ装置の制御方法。
  8. 前記空き容量が所定の閾値未満の前記セグメントに保持された前記ダーティデータに対して高い前記ライトバック緊急度を設定する
    ことを特徴とする請求項7に記載のキャッシュ装置の制御方法。
  9. 前記ライトバック緊急度を2段階で設定する
    ことを特徴とする請求項8に記載のキャッシュ装置の制御方法。
  10. データをキャッシュメモリに一時的に記憶するステップと、
    ホストと前記キャッシュメモリとの間でデータの入出力を制御するステップと、
    データ永続的に記憶するストレージと前記キャッシュメモリとの間でデータの入出力を制御するステップと、
    前記キャッシュメモリを分割して複数のセグメントを設定するステップと、
    前記キャッシュメモリと各前記セグメントの空き容量を監視するステップと、
    それぞれの前記セグメントに保持されたダーティデータの一覧を記載したダーティデータリストを作成するステップと、
    前記セグメントの前記空き容量に基づいて前記セグメントに保持された前記ダーティデータに、ライトバック処理を行う優先度としてのライトバック緊急度を設定するステップと、
    前記ライトバック処理を行う順番に前記ダーティデータを配列したライトバックリストを前記ライトバック緊急度に基づいて作成するステップと
    を有することを特徴とするキャッシュ装置の制御プログラム。
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