JP6729063B2 - 遊星歯車機構 - Google Patents
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Description
駆動源から回転駆動力を受ける太陽歯車と、内歯歯車と、遊星歯車と、キャリアとからなる複数の遊星歯車ユニットと、
一端に前記駆動源を取り付ける取り付け部と他端に被取り付け体と締結する締結部を有し、前記内歯歯車の回転を禁止して前記遊星歯車ユニットを中心軸線方向に重ね合わせて固定する固定部材と、を備えた、
ことを特徴とする。
前記固定部材は、前記取り付け部が設けられた円板部と、基端が前記円板部の周方向に等間隔に連結され前記中心軸線方向に延びる複数の帯部材と、前記帯部材の他端で前記円板部と相対して前記中心軸線方向と交差する方向に延びる脚部と、からなる、
ことを特徴とする。
前記円板部は、前記駆動源が有するインロー部に嵌合して位置決めされる位置決め孔を有する、
ことを特徴とする。
前記脚部は、前記中心軸線方向に突出し前記遊星歯車ユニットに設けられた係合溝に嵌まり込む係合凸部を有する、
ことを特徴とする。
前記脚部は、前記中心軸線方向に向かって突出する位置決め突起を有し、前記遊星歯車ユニットに設けられた係合穴に位置決めされる、
ことを特徴とする。
前記帯部材は、前記内歯歯車の外周面に形成された凹形状と嵌まり合って前記内歯歯車の回転を禁止する、
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、複数の遊星歯車ユニットを重ね合わせて位置決めした状態で固定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、駆動源が有するインロー部に嵌合して位置決めされる位置決め孔を有しない構成に比して、組立て誤差を抑制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、係合溝に嵌まり込む係合凸部を有しない構成に比して、複数の遊星歯車ユニットを重ね合わせて強固に固定することができる。
請求項5に記載の発明によれば、位置決め突起を有しない構成に比して、固定部材と遊星歯車ユニットとを容易に位置決めすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、小型化を図りながら確実に内歯歯車を回転不能に位置決めすることができる。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1(a)は出力軸160側に視点をおいた遊星歯車機構1の斜視図、(b)は駆動源側に視点をおいた斜視図、図2(a)は遊星歯車機構1の一例を示す縦断面模式図、(b)は横断面斜視図、図3は出力軸160側に視点をおいた遊星歯車ユニット100の斜視図、図4(a)は固定部材200の展開斜視図、(b)は遊星歯車ユニット100を固定する状態の固定部材200を示す斜視図である。以下、図面を参照しながら、遊星歯車機構1の全体構成及び動作を説明する。
各図には、複数の遊星歯車ユニット100を重ね合せて3段構成とした遊星歯車機構1の例が示されているが、本実施形態に係る遊星歯車機構1は必要とされる減速比に応じて複数の遊星歯車ユニット100を重ね合わせて構成することができる。
遊星歯車機構1は、図1に示すように、中心軸線方向に重ね合わされた複数の遊星歯車ユニット100が固定部材200で挟み込まれた状態で固定された駆動伝達装置である。
図2に示すように、遊星歯車機構1は、太陽歯車120、内歯歯車130、遊星歯車140、キャリア150からなる複数の遊星歯車ユニット100と、重ね合わされた遊星歯車ユニット100を入力側(駆動源側)及び出力側(被取り付け体側)で保持する第1カバー体170、第2カバー体180と、重ね合わされた遊星歯車ユニット100を第1カバー体170及び第2カバー体180を介して中心軸方向に沿って挟み込んで固定する固定部材200と、最終段の遊星歯車ユニット100のキャリア150に固定された出力軸160、から構成されている。
位置決め突起231は、被取り付け体と締結する締結部としての締結孔232と同軸にバーリング加工された円筒体であり、第2カバー体180に形成された位置決め穴181に嵌まり合うことで脚部230が第2カバー体180に位置決めされる。係合凸部233は、第2カバー体180に形成された係合溝182に係合して脚部230が強固に固定される。
固定部材200は、金属性の薄板部材を金型で打ち抜いて形成される。
固定部材200の円板部210に取り付けられたモータMの駆動で太陽歯車120が回転駆動されると、3つの遊星歯車140の各々が、自身の支持軸141を回転中心として自転する。また、3つの遊星歯車140の各々は、内歯歯車130の内歯133と噛み合っているために、中心軸線を中心として公転する。
そして、3つの遊星歯車140の公転が開始されると、遊星歯車140を支持するキャリア150は、内歯歯車130の内面132に当接支持されて太陽歯車120の回転に対し減速回転を開始する。
そして、2段目の遊星歯車ユニット100では、2段目の内歯歯車130と2段目の太陽歯車120Aとに噛み合う2段目の遊星歯車140が、2段目のキャリア150により支持されて、自転しながら2段目の太陽歯車120Aの外周を公転する。そして、公転する遊星歯車140を支持する2段目のキャリア150が減速回転する。
図5は遊星歯車機構1における遊星歯車ユニット100の固定を説明する斜視図、図6(a)は駆動源の斜視図、(b)は駆動源が取り付けられた遊星歯車機構1の斜視図である。
それぞれの遊星歯車ユニット100同士は、それぞれの内歯歯車130の筒体131に形成された凹形状131aと凸形状131bが嵌まり合って回転方向に対して位置決めされた状態で、第1カバー体170及と第2カバー体180で保持される。
100・・・遊星歯車ユニット
120、120A・・・太陽歯車
130・・・内歯歯車
130a・・・外周面
133・・・内歯
135・・・係合凹部(内歯歯車)
140・・・遊星歯車
150・・・キャリア
160・・・出力軸
170・・・第1カバー体
180・・・第2カバー体
200・・・固定部材
210・・・円板部
211・・・取り付け孔
212・・・位置決め孔
220・・・帯部材
230・・・脚部
231・・・位置決め突起
232・・・締結孔
233・・・係合凸部
M・・・モータ
Claims (6)
- 駆動源から回転駆動力を受ける太陽歯車と、内歯歯車と、遊星歯車と、キャリアとからなる複数の遊星歯車ユニットと、
一端に前記駆動源を取り付ける取り付け部と他端に被取り付け体と締結する締結部を有し、前記内歯歯車の回転を禁止して前記遊星歯車ユニットを中心軸線方向に重ね合わせて固定する固定部材と、を備えた、
ことを特徴とする遊星歯車機構。 - 前記固定部材は、前記取り付け部が設けられた円板部と、基端が前記円板部の周方向に等間隔に連結され前記中心軸線方向に延びる複数の帯部材と、前記帯部材の他端で前記円板部と相対して前記中心軸線方向と交差する方向に延びる脚部と、からなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構。 - 前記円板部は、前記駆動源が有するインロー部に嵌合して位置決めされる位置決め孔を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の遊星歯車機構。 - 前記脚部は、前記中心軸線方向に突出し前記遊星歯車ユニットに設けられた係合溝に嵌まり込む係合凸部を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の遊星歯車機構。 - 前記脚部は、前記中心軸線方向に向かって突出する位置決め突起を有し、前記遊星歯車ユニットに設けられた係合穴に位置決めされる、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の遊星歯車機構。 - 前記帯部材は、前記内歯歯車の外周面に形成された凹形状と嵌まり合って前記内歯歯車の回転を禁止する、
ことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の遊星歯車機構。
Priority Applications (1)
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JP2016126590A JP6729063B2 (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 遊星歯車機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016126590A JP6729063B2 (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 遊星歯車機構 |
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ID=60944905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016126590A Active JP6729063B2 (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 遊星歯車機構 |
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2016
- 2016-06-27 JP JP2016126590A patent/JP6729063B2/ja active Active
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