JP6728648B2 - 算出装置および算出プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、算出装置および算出プログラムに関し、例えば粒子の濃度を測定する測定装置および測定システムに関する。
近年、PM2.5等の空気中の粒子状物質の濃度測定が盛んに行なわれている。気体中の粒子の濃度の単位には、単位体積あたりの気体に含まれる粒子の質量が用いられる(例えばmg/mまたはμg/m)。この粒子濃度を質量濃度という。例えばPM2.5の質量濃度の標準的な測定方法としては、フィルタに気体中の粒子を捕集し、質量を測定する方法がある。また、自動測定が可能な質量濃度の測定方法としてベータ線吸収法がある。フィルタ法やベータ線吸収法によって得られる濃度は質量濃度であり、現在PM2.5濃度は質量濃度で表示することが一般的である。さらに、簡便な方法として気体中の粒子に光を照射して得られる散乱光により、単位体積あたりの気体中の粒子数(例え個/m)を測定する光散乱検出法がある。大気中の粒子の濃度を自動的に測定する方法が知られている(特許文献1から3)
特開2001−343319号公報 特開2014−240733号公報 特開2014−228309号公報
フィルタを用い粒子を捕集する方法は、一回の測定時間が例えば24時間以上である。また、自動測定が難しい。ベータ線吸収法は、自動測定が可能である。しかしながら、測定時間は十分短いとはいえない。また、測定装置が大型であり、価格も高い。このため、質量濃度検出器を備える測定局を多く設置することは難しい。
または、簡単な方法で粒子の成分の情報を得ることが求められている。
本算出装置および算出プログラムは、多くの測定局を設置可能とすること、または粒子の成分を簡単に求めることを目的とする。
第1測定局において測定された気体中の粒子の質量濃度、第2測定局において測定された前記気体中の粒子の数濃度、および前記第2測定局において測定された前記気体の湿度を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記第1測定局における質量濃度、前記第2測定局における数濃度および湿度に基づき、湿度に対する質量濃度と数濃度との相関を算出し、前記相関と、粒子の成分に対応付けされ予め設定されている湿度に対する質量濃度と数濃度との複数の相関と、に基づき前記第1測定局および前記第2測定局の少なくとも一方における気体中の粒子の成分を算出する算出部と、を具備することを特徴とする算出装置を用いる。
コンピュータに、第1測定局において測定された気体中の粒子の質量濃度、第2測定局において測定された前記気体中の粒子の数濃度、および前記第2測定局において測定された前記気体の湿度を取得させ、取得した前記第1測定局における質量濃度、前記第2測定局における数濃度および湿度に基づき、湿度に対する質量濃度と数濃度との相関を算出し、前記相関と、粒子の成分に対応付けされ予め設定されている湿度に対する質量濃度と数濃度との複数の相関と、に基づき前記第1測定局および前記第2測定局の少なくとも一方における気体中の粒子の成分を算出させることを特徴とする算出プログラムを用いる。
本算出装置および算出プログラムによれば、多くの測定局を設置可能とすること、または粒子の成分を簡単に求めることができる。
図1は、実施例1に係る算出装置および算出プログラムが用いられるシステムを示すブロック図である。 図2は、実施例1に係る算出装置として機能するコンピュータのブロック図である。 図3は、実施例1に係る算出装置の機能ブロック図である。 図4は、実施例1においてコンピュータが行なう処理を示すフローチャートである。 図5は、実施例1における相関を算出する方法を示すフローチャートである。 図6は、実施例1における相対湿度に対する質量濃度に対する数濃度を示す図である。 図7は、実施例2に係る算出装置および算出プログラムが用いられるシステムを示すブロック図である。 図8は、実施例3に係る算出装置および算出プログラムが用いられるシステムを示すブロック図である。 図9は、実施例4に係る算出装置および算出プログラムが用いられるシステムを示すブロック図である。 図10は、実施例5に係る算出装置の機能ブロック図である。 図11は、実施例5においてコンピュータが行なう処理を示すフローチャートである。 図12(a)から図12(c)は、実施例5における相関f(h)およびfi(h)を示す図である。
PM2.5等の健康影響の観点から、身近なPM2.5濃度を高い頻度で測定したいという要求が増している。しかしながら、PM2.5濃度を測定する測定局は全国でも1000個に及ばない。また、設置場所も偏っており、上記要求に十分対応できていない。
また、測定局を空間的に高い密度で設置し、リアルタイムでPM2.5濃度を収集し、配信すれば、PM2.5濃度の上昇が予想されるときに対処の参考になる。また、PM2.5濃度の予測、PM2.5の発生源の特定および/または大気科学シミュレーションなどに寄与できる。
フィルタを用い粒子を捕集する方法は、またはベータ線吸収法を用いた質量濃度測定器は、高価である。このため、質量濃度検出器を備える測定局を全国各地に設置することは難しい。また、測定時間が長いためリアルタイムの測定が難しい。
光散乱検出法を用いた数濃度測定器は、自動測定可能かつ安価なため、全国各地に数濃度測定器を備える測定局を設置することが考えられる。これにより、各地の粒子の濃度をリアルタイムで集計することができる。
しかしながら、光散乱検出法で測定できる濃度は、質量濃度ではなく、単位体積あたりの粒子の個数に相当する数濃度である。これまで、気体中の粒子の数濃度から質量濃度への変換には一定の変換係数を乗ずることが行われてきた。しかし、この方法では変換精度は高くない。本発明者は、変換係数を湿度の関数とすることで変換精度を向上させることに成功した。このことは、気体の湿度が変わると、粒子の吸湿量が変わるために粒子径の分布や粒子の物理化学的性質が変換することと関連があると考えられる。粒子はさまざまな成分の混合物である。粒子の吸湿性は、粒子の成分によって異なる。例えば、粒子が硫酸アンモニウムである場合、湿度が90%において、光散乱断面積が乾燥状態の5倍となる。粒子が有機物の場合、光散乱断面積は湿度に余り影響されない。このように、粒子の成分が変化すると、粒子の吸湿性が変化する。粒子の成分は、場所および時期によって変化する。このため、数濃度から質量濃度に変換する関数として同じ関数を使用していると、数濃度から質量濃度への変換の精度はあまり高くできない。よって、粒子の成分の変化に応じて適切な関数を用いることを考えた。
このように、精度の高い測定局を多く設置することが難しい。以下の実施例では、精度が高いが高価な質量濃度検出器を備えた測定局と、安価であるが精度の低い数濃度検出器を備えた測定局とを設置することで、多くの測定局を設置することが可能となる。
図1は、実施例1に係る算出装置および算出プログラムが用いられるシステムを示すブロック図である。図1に示すように、システム100は、測定局20、22および22a、並びにコンピュータ10を備えている。測定局20は測定局24および26を兼ねる測定局であり、測定局24と26はほぼ同じ場所に設置されている。測定局24は質量濃度測定器30を備える。測定局26は、数濃度測定器32および湿度計34を備える。測定局22および22aは、測定局20とは異なる場所に設置された測定局である。測定局22および22aは、数濃度測定器32および湿度計34を備えているが、質量濃度測定器30を備えていない。測定局20および22は有線のインターネット網36を介しコンピュータ10と接続されている。測定局22aは移動体通信網などの無線網38を介しコンピュータ10と接続されている。測定局20、22および22aとコンピュータ10とのデータの送受信には、有線通信網および無線通信網等の各種通信方式を適宜使用できる。
質量濃度測定器30は、例えばベータ線吸収法を用いた測定器であり、測定局24における気体内のPM2.5等の粒子の質量濃度Cm0を測定する。数濃度測定器32は、例えば光散乱検出法を用いた測定器であり、測定局24における気体内のPM2.5等の粒子の数濃度Cn0を測定する。湿度計34は、測定局24における気体の相対湿度h0を測定する。コンピュータ10は、例えばサバーである。コンピュータ10は、算出装置であり、算出プログラムおよび算出方法を実行する。
図2は、実施例1に係る算出装置として機能するコンピュータのブロック図である。コンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)11、表示装置12、入力装置13、出力装置14、記憶装置15、記憶媒体用ドライブ16、通信インターフェース17および内部バス18を備えている。表示装置12は、例えば液晶パネル等の表示パネルを含み、コマンドまたはデータ等を表示する。入力装置13は、例えばキーボード、マウスおよびタッチパネル等であり、コマンドまたはデータ等を入力する。出力装置14は、例えばプリンタであり、コマンドまたはデータ等を出力する。記憶装置15は、例えばRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリ、またはフラッシュメモリもしくはハードディスク等の不揮発性メモリであり、プログラム、処理中または処理後のデータを記憶する。記憶媒体用ドライブ16は、記憶媒体19に格納されたプログラムをインストールする際に用いる。通信インターフェース17は、測定局20、22および22aから質量濃度、数濃度および湿度等のデータを取得する。内部バス18は、コンピュータ10内の各装置を接続する。
プログラムを格納するコンピュータ10が読み取り可能な記憶媒体19として可搬型記憶媒体を用いることができる。可搬型記憶媒体としては、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)ディスク、DVD(Digital Video Disc)ディスク、ブルーレイディスクまたはUSB(Universal Serial Bus)メモリ等を用いることができる。記憶媒体19として、フラッシュメモリまたはHDD(Hard Disk Drive)等を用いてもよい。
図3は、実施例1に係る算出装置40の機能ブロック図である。コンピュータ10は、図2に図示した各部材とソフトウエアとの協働により図3のように機能する。図4は、実施例1においてコンピュータが行なう処理を示すフローチャートである。
図3および図4に示すように、取得部42は、測定局24から測定局24において測定された質量濃度Cm0を取得する。取得部42は、測定局26から測定局26において測定された数濃度Cn0および湿度h0を取得する(ステップS10)。相関算出部44は、取得した質量濃度Cm0、数濃度Cn0および湿度h0に基づき、湿度hに対する質量濃度Cmと数濃度Cnとの相関f(h)を算出する(ステップS12)。例えば、相関f(h)は、ある相対湿度hに対するCn/Cmである。取得部46は、測定局22および22aから測定局22および22aにおいて測定された数濃度Cn1および湿度h1を取得する(ステップS14)。質量濃度算出部48は、取得した数濃度Cn1および湿度h1から相関f(h)に基づき測定局22および22aにおける気体中の粒子の質量濃度Cm1を算出する(ステップS16)。例えばCm1=Cn1/f(h)である。
図5は、実施例1における相関を算出する方法を示すフローチャートである。図5に示すように、取得部42は、質量濃度Cm0、数濃度Cn0および湿度h0を取得する(ステップS20)。例えば、取得部42は、一定間隔(例えば1時間)ごとに質量濃度Cm0を取得し、より短い間隔(例えば1分)ごとに数濃度Cn0および湿度h0を取得する。取得部42は、ほぼ同時刻に測定された質量濃度Cm0、数濃度Cn0および湿度h0を1セットとし、図2の記憶装置15等の記憶部に記憶する。質量濃度Cm0と数濃度Cn0および湿度h0との測定間隔が異なる場合、質量濃度Cm0が測定された時刻に最も近い時刻に測定された数濃度Cn0および湿度h0をほぼ同時刻に測定されたセットとしてもよい。質量濃度Cm0が測定されてから、次の質量濃度Cm0が測定されるまでの測定期間内に測定された複数の数濃度Cn0および湿度h0について、最新に測定された質量濃度Cm0をほぼ同時刻に測定されたセットとしてもよい。測定期間内に測定された複数の数濃度Cn0の平均値と複数の湿度h0の平均値と最新に測定された質量濃度Cmとをほぼ同時刻測定されたとし1セットとしてもよい。
相関算出部44は、相関を算出するために十分な個数のデータが収集されたか判定する(ステップS22)。NoのときステップS20に戻る。Yesのとき、相関算出部44は、収集された質量濃度Cm0、数濃度Cn0および相関を算出する(ステップS24)。詳細は後述する。相関算出部44は、相関f(h)を記憶装置15等の記憶部に記憶する。相関f(h)は、例えば湿度hに対するCn/Cmのテーブルとして記憶部に記憶される。相関算出部44は、終了か判定する(ステップS26)。例えば、濃度測定を停止する場合等はYesと判定する。Yesのとき終了する。NoのときステップS20に戻る。
図6は、実施例1における相対湿度に対する質量濃度に対する数濃度を示す図である。図6に示すように、相関算出部44は、測定局24および26においてほぼ同時刻に測定された質量濃度Cm1と数濃度Cn1からCn/Cmを算出する。ドット52は、ほぼ同時刻に測定された湿度h1に対するCn/Cmを示す。測定局24および26の環境により湿度hが変化するため、様々な湿度hに対するCn/Cmのドット52が得られる。相関算出部44は、複数のドット52から近似式を用い近似線54を算出する。相関算出部44は、近似線54の関数を相関f(h)とする。
相関算出部44は、一定期間(例えば1ヶ月、または1週間)または不定期間ごとに、期間内に測定された質量濃度Cm0、数濃度Cn0および湿度h0を用い相関f(h)を算出することができる。また、相関算出部44は、最新の一定期間(例えば1ヶ月、または1週間)または不定期間内に測定された質量濃度Cm0、数濃度Cn0および湿度h0を用い相関f(h)を算出することができる。
図4のステップS16において、質量濃度算出部48は、最新の相関f(h)を用い質量濃度Cm1を算出する。
実施例1によれば、図4のステップS10のように、取得部42(取得部)は測定局24(第1測定局)における質量濃度Cm0と測定局26(第2測定局)における数濃度Cn0および湿度hを取得する。ステップS12のように、相関算出部44(算出部)は、質量濃度Cm0、数濃度Cn0および湿度hに基づき、湿度hに対する質量濃度Cmと数濃度Cnとの相関f(h)を算出する。ステップS16のように、相関f(h)は、測定局22および22a(第3測定局)において測定された数濃度Cn1および湿度h1から測定局22および22aにおける気体中の粒子の質量濃度Cm1を算出するための相関である。
例えば、ある地域では、測定局24、26、22および22aにおける粒子の成分はほぼ同じと考えられる。測定局24、26、22および22aにおける質量濃度と数濃度の比はほぼ同じである。そこで、測定局24および26において測定された質量濃度Cm0と数濃度Cn0および湿度h0から相関f(h)を算出する。相関f(h)を用い、各測定局22および22´において測定された数濃度Cn1および湿度h1から各測定局22および22´における質量濃度Cm1を精度よく算出できる。測定局22および22aは質量濃度測定器30を備えない。このため、測定局22および22aを多数設置することができる。また、測定局22および22aは数濃度Cn1および湿度h1を短い間隔で測定できる。よって、測定局22および22aにおける質量濃度Cm1をリアルタイムに算出できる。
また、図1のように、測定局24と測定局26とは同じ場所に位置する。これにより、ほぼ同じ場所における質量濃度Cm0、数濃度Cn0および湿度h0を測定できる。よって、相関f(h)をより精度よく算出できる。なお、同じ場所とは、例えば測定局24と26とが同じ建物に設置されている場合、同じ敷地に設置されている場合、または測定局24と26との距離が約100m以下の場合である。測定局24と26が異なる場所に位置するとは、測定局24と26との距離が例えば数100m以上離れている場合である。
図5のステップS20およびS22のように、取得部42は、定期的または不定期に測定された測定局24における複数の質量濃度Cm0、測定局26における複数の数濃度Cn0および湿度h0を取得する。ステップS24において、相関算出部44は、定期的または不定期に相関f(h)を算出する。これにより、図4のステップS16において、質量濃度算出部48は、定期的または不定期に算出された相関のうち最新の相関f(h)を用い測定局22および22aにおける質量濃度Cm1を算出できる。これにより、粒子の成分が環境の変化または季節変動により変動する場合も、精度よく質量濃度を算出できる。
図5のステップS20、図6のように、取得部42は、一定期間に測定局24において測定された複数の質量濃度Cm0、一定期間に測定局26において測定された複数の数濃度Cn0および湿度h0を取得する。相関算出部44は、複数の質量濃度Cm0、複数の数濃度Cn0および湿度h0に基づき相関f(h)を算出する。これにより、相関f(h)を算出できる。
図6のように、相関f(h)は、質量濃度Cmに対する数濃度Cnの比Cn/Cmの湿度h依存性であることが好ましい。これにより、容易に相関f(h)を算出できる。相関f(h)は、Cn/Cm以外のCnおよびCmを含む式の湿度依存性でもよい。
図7は、実施例2に係る算出装置および算出プログラムが用いられるシステムを示すブロック図である。図7に示すように、システム102において、測定局24と測定局26は異なる場所に設置されている。測定局24と26との距離は距離D1である。測定局22および22aのうち最も測定局24に近い測定局と測定局24との距離は距離D2である。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
実施例2では、距離D1は距離D2より小さい。これにより、比較的近い場所における質量濃度Cm0、数濃度Cn0および湿度h0を測定できる。よって、相関f(h)をより精度よく算出できる。距離D1は、例えば1km以下とすることができる。
図8は、実施例3に係る算出装置および算出プログラムが用いられるシステムを示すブロック図である。図8に示すように、システム104において、地域が複数のセル50に分割されている。各セル50内に測定局20および複数の測定局22が配置されている。実施例1のように、測定局20は測定局24および26を備えている。実施例2のように測定局20の代わりに測定局24および26を備えていてもよい。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
実施例3によれば、複数のセル50内にそれぞれ測定局20および測定局22が設けられている。相関算出部44は、同じセル50内の測定局20における質量濃度Cm0、数濃度Cn0および湿度h0に基づき、測定局22における質量濃度Cm1を算出する。このように、地域を複数のセル50に分割することで、より精度の高い相関f(h)を算出でき、より精度の高い質量濃度Cm1を算出できる。
図9は、実施例4に係る算出装置および算出プログラムが用いられるシステムを示すブロック図である。図9に示すように、システム106において、複数の測定局20のうち測定局20aおよび20bが設置されている。測定局22のうち測定局22bと測定局20aおよび20bとの距離はそれぞれd1およびd2である。実施例1のように、測定局20aおよび20aは測定局24および26を備えている。実施例2のように測定局20aおよび20bの代わりに測定局24および26を備えていてもよい。
図4のステップS10において、取得部42は、測定局20aおよび20bにおけるそれぞれ質量濃度Cm0、数濃度Cn0および湿度h0を取得する。ステップS12において、相関算出部44は、測定局20aおよび20bそれぞれについて相関f1(h)およびf2(h)を算出する。相関算出部44は、相関f1(h)およびf2(h)に基づき測定局22bにおける質量濃度Cm1を算出するための相関fs(h)を算出する。相関算出部44は、相関f(h)を、例えば、以下の式を用い算出する。
f(h)=d2/(d1+d2)×f1(h)+d1/(d1+d2)×f2(h)
その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
実施例4によれば、相関算出部44は、複数の測定局20aおよび20bそれぞれにおける質量濃度Cm0、数濃度Cn0および湿度h0と、距離d1およびd2と、に基づき、相関f(h)を算出する。これにより、測定局22bにおける質量濃度Cm1をより精度よく算出できる。
さらに、ステップS12において、相関算出部44は、測定局20a、20bおよび測定局22bの少なくとも1つの環境に関する情報に基づき、距離d1およびd2を重み付けし、測定局22bにおける相関f(h)を算出してもよい。これにより、測定局22bにおける質量濃度Cm1をより精度よく算出できる。
相関算出部44は、相関f(h)を、例えば、以下の式を用い算出する。
f(h)=w1×d2/(d1+d2)×f1(h)+w2×d1/(d1+d2)×f2(h)
ここで、w1およびw2は、w1+w2=1の重み付け係数である。環境に関する情報としては、風向き等の天気に関する情報等を用いることができる。問えば、測定局20aが測定局22bの風上に位置し、測定局20bが測定局22bの風下に位置するとき、w1<w2とする。
PM2.5等の粒子は、例えば元素状炭素、有機物、無機塩などの多種の成分から構成される。粒子の成分がわかれば、粒子の発生源の情報を得ることができる。しかしながら、粒子の成分の分析には高価な装置を用いる。このため、容易に粒子の成分を分析することは困難である。
実施例5においては、図2に示したコンピュータ10が算出装置として機能し、算出プログラムを実行する。図10は、実施例5に係る算出装置41の機能ブロック図である。コンピュータ10は、図2に図示した各部材とソフトウエアとの協働により図10のように機能する。図11は、実施例5においてコンピュータが行なう処理を示すフローチャートである。
図10および図11に示すように、取得部42は、実施例1と同様に、測定局24から質量濃度Cm0を取得する。取得部42は、測定局26から数濃度Cn0および湿度h0を取得する(ステップS10)。相関算出部44は、取得した質量濃度Cm0、数濃度Cn0および湿度h0に基づき、相関f(h)を算出する(ステップS12)。成分算出部47は、記憶装置15等の記憶部45から各成分に対応する相関fi(h)を取得する(ステップS30)。相関fi(h)は、粒子が単成分であったときのCn/Cmと湿度hとの相関を示す。複数の単成分についての相関fi(h)は、予め測定されて記憶部45に記憶されている。成分算出部47は相関f(h)とfi(h)に基づき、粒子の成分を算出する(ステップS32)。その後終了する。
図12(a)から図12(c)は、実施例5における相関f(h)およびfi(h)を示す図である。図12(a)は、相関算出部44が算出した相関f(h)である。図12(b)は、記憶部45に記憶された成分Aの相関fa(h)である。図12(c)は、記憶部45に記憶された成分Bの相関fb(h)である。成分算出部47は、相関f(h)が相関fi(h)を線形結合し最も近似する近似式を算出する。例えば、f(h)がx×fa(h)+y×fb(h)で近似できたとき、粒子中の成分AおよびBの存在はx:yとなる。
実施例5によれば、粒子の成分に対応付けされた、湿度hに対する質量濃度Cmと数濃度Cnとの複数の相関fi(h)が予め設定されている。成分算出部47(算出部)は、相関f(h)と、複数の相関fi(h)と、に基づき測定局24における気体中の粒子の成分を算出する。これにより、容易に粒子の成分を求めることができる。
相関f(h)および複数の相関fi(h)は、質量濃度Cmに対する数濃度Cnの比Cn/Cmの湿度h依存性であることが好ましい。これにより、容易に相関f(h)およびfi(h)を算出できる。相関f(h)およびfi(h)は、Cn/Cm以外のCnおよびCmを含む式の湿度依存性でもよい。
成分算出部47は、相関f(h)を複数の相関fi(h)の線形結合で表したときの線形結合の係数x、yに基づき成分を算出することが好ましい。これにより、容易に粒子の成分を算出できる。
実施例1から4に係る算出装置において、実施例5のように粒子の成分を算出してもよい。実施例5に係る算出装置は、実施例1から4に係る算出装置とは別に設けてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)第1測定局において測定された気体中の粒子の質量濃度、第2測定局において測定された前記気体中の粒子の数濃度、および前記第2測定局において測定された前記気体の湿度を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記第1測定局における質量濃度と前記第2測定局における数濃度および湿度に基づき、前記第1測定局および前記第2測定局と異なる場所に位置する第3測定局において測定された気体中の粒子の数濃度および湿度から前記第3測定局における気体中の粒子の質量濃度を算出するための、湿度に対する質量濃度と数濃度との相関を算出する算出部と、を具備することを特徴とする算出装置。
(付記2)前記第1測定局と前記第2測定局とは同じ場所に位置することを特徴とする付記1記載の算出装置。
(付記3)前記第1測定局と前記第2測定局とは異なる場所に位置し、前記第1測定局と前記第2測定局との距離は、前記第1測定局と前記第3測定局との距離より小さいことを特徴とする付記1記載の算出装置。
(付記4)前記取得部は、定期的または不定期に測定された前記第1測定局における複数の前記質量濃度、前記第2測定局における複数の数濃度および湿度を取得し、前記算出部は、定期的または不定期に前記相関を算出することを特徴とする付記1から3のいずれか一項記載の算出装置。
(付記5)前記取得部は、一定期間に前記第1測定局において測定された複数の前記質量濃度、前記一定期間に前記第2測定局において測定された複数の数濃度および湿度を取得し、前記算出部は、前記複数の質量濃度、前記複数の数濃度および湿度に基づき前記相関を算出することを特徴とする付記1から4のいずれか一項記載の算出装置。
(付記6)複数のセル内にそれぞれ前記第1測定局、前記第2測定局および前記第3測定局が設けられ、前記算出部は、同じセル内の前記第1測定局における質量濃度、前記同じセル内の前記第2測定局における数濃度および湿度に基づき、前記第3測定局における質量濃度を算出することを特徴とする付記1から5のいずれか一項記載の算出装置。
(付記7)前記取得部は、複数の前記第1測定局それぞれにおける質量濃度、対応する複数の前記第2測定局それぞれにおける数濃度および湿度を取得し、前記算出部は、前記複数の第1測定局それぞれにおける質量濃度、前記対応する複数の第2測定局それぞれにおける数濃度および湿度と、前記対応する複数の第2測定局と前記第3測定局とのそれぞれの距離と、に基づき、前記相関を算出することを特徴とする付記1から5のいずれか一項記載の算出装置。
(付記8)前記算出部は、前記複数の第1測定局、前記複数の第2測定局および前記第3測定局の少なくとも1つの環境に関する情報に基づき、前記距離を重み付けし、前記関数を算出することを特徴とする付記7記載の算出装置。
(付記9)前記算出部は、前記相関と、粒子の成分に対応付けされ予め設定されている湿度に対する質量濃度と数濃度との複数の相関と、に基づき前記第1測定局における気体中の粒子の成分を算出することを特徴とする付記1から8のいずれか一項記載の算出装置。
(付記10)第1測定局において測定された気体中の粒子の質量濃度、第2測定局において測定された前記気体中の粒子の数濃度、および前記第2測定局において測定された前記気体の湿度を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記第1測定局における質量濃度、前記第2測定局における数濃度および湿度に基づき、湿度に対する質量濃度と数濃度との相関を算出し、前記相関と、粒子の成分に対応付けされ予め設定されている湿度に対する質量濃度と数濃度との複数の相関と、に基づき前記第1測定局および前記第2測定局の少なくとも一方における気体中の粒子の成分を算出する算出部と、を具備することを特徴とする算出装置。
(付記11)コンピュータに、第1測定局において測定された気体中の粒子の質量濃度、第2測定局において測定された前記気体中の粒子の数濃度、および前記第2測定局において測定された前記気体の湿度を取得させ、取得した前記第1測定局における質量濃度と前記第2測定局における数濃度および湿度に基づき、前記第1測定局および前記第2測定局と異なる場所に位置する第3測定局において測定された気体中の粒子の数濃度および湿度から前記第3測定局における気体中の粒子の質量濃度を算出するための、湿度に対する質量濃度と数濃度との相関を算出させることを特徴とする算出プログラム。
(付記12)コンピュータに、第1測定局において測定された気体中の粒子の質量濃度、第2測定局において測定された前記気体中の粒子の数濃度、および前記第2測定局において測定された前記気体の湿度を取得させ、取得した前記第1測定局における質量濃度、前記第2測定局における数濃度および湿度に基づき、湿度に対する質量濃度と数濃度との相関を算出し、前記相関と、粒子の成分に対応付けされ予め設定されている湿度に対する質量濃度と数濃度との複数の相関と、に基づき前記第1測定局および前記第2測定局の少なくとも一方における気体中の粒子の成分を算出させることを特徴とする算出プログラム。
(付記13)前記算出部は、前記第3測定局において測定された気体中の粒子の数濃度から前記相関に基づき前記第3測定局における気体中の粒子の質量濃度を算出することを特徴とする付記1から9のいずれか一項記載の算出装置。
(付記14)前記相関は、質量濃度に対する数濃度の比の湿度依存性であることを特徴とする付記1から8のいずれか一項記載の算出装置。
(付記15)前記相関および前記複数の相関は、質量濃度に対する数濃度の比の湿度依存性であることを特徴とする付記9または10記載の算出装置。
(付記16)前記算出部は、前記相関を前記複数の相関の線形結合で表したときの前記線形結合の係数に基づき前記成分を算出することを特徴とする付記15記載の算出装置。
(付記17)コンピュータにおいて実行される算出方法であって、第1測定局において測定された気体中の粒子の質量濃度、第2測定局において測定された前記気体中の粒子の数濃度、および前記第2測定局において測定された前記気体の湿度を取得し、取得した前記第1測定局における質量濃度と前記第2測定局における数濃度および湿度に基づき、前記第1測定局および前記第2測定局と異なる場所に位置する第3測定局において測定された気体中の粒子の数濃度および湿度から前記第3測定局における気体中の粒子の質量濃度を算出するための、湿度に対する質量濃度と数濃度との相関を算出することを特徴とする算出方法。
(付記18)コンピュータにおいて実行される算出方法であって、第1測定局において測定された気体中の粒子の質量濃度、第2測定局において測定された前記気体中の粒子の数濃度、および前記第2測定局において測定された前記気体の湿度を取得し、取得した前記第1測定局における質量濃度、前記第2測定局における数濃度および湿度に基づき、湿度に対する質量濃度と数濃度との相関を算出し、前記相関と、粒子の成分に対応付けされ予め設定されている湿度に対する質量濃度と数濃度との複数の相関と、に基づき前記第1測定局および前記第2測定局の少なくとも一方における気体中の粒子の成分を算出することを特徴とする算出方法。
10 コンピュータ
20、22、24、26 測定局
30 質量濃度測定器
32 数濃度測定器
34 湿度計
40、41 算出装置
42、46 取得部
44 相関算出部
47 成分算出部
48 質量濃度算出部

Claims (5)

  1. 第1測定局において測定された気体中の粒子の質量濃度、第2測定局において測定された前記気体中の粒子の数濃度、および前記第2測定局において測定された前記気体の湿度を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記第1測定局における質量濃度と前記第2測定局における数濃度および湿度に基づき、前記第1測定局および前記第2測定局と異なる場所に位置する第3測定局において測定された気体中の粒子の数濃度および湿度から前記第3測定局における気体中の粒子の質量濃度を算出するための、湿度に対する質量濃度と数濃度との相関を算出する算出部と、
    を具備し、
    前記取得部は、複数の前記第1測定局それぞれにおける質量濃度、対応する複数の前記第2測定局それぞれにおける数濃度および湿度を取得し、
    前記算出部は、前記複数の第1測定局それぞれにおける質量濃度、前記対応する複数の第2測定局それぞれにおける数濃度および湿度と、前記対応する複数の第2測定局と前記第3測定局とのそれぞれの距離と、に基づき、前記相関を算出することを特徴とする算出装置。
  2. 前記算出部は、前記複数の第1測定局、前記複数の第2測定局および前記第3測定局の少なくとも1つの環境に関する情報に基づき、前記距離を重み付けし、前記相関を算出することを特徴とする請求項記載の算出装置。
  3. 第1測定局において測定された気体中の粒子の質量濃度、第2測定局において測定された前記気体中の粒子の数濃度、および前記第2測定局において測定された前記気体の湿度を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記第1測定局における質量濃度と前記第2測定局における数濃度および湿度に基づき、前記第1測定局および前記第2測定局と異なる場所に位置する第3測定局において測定された気体中の粒子の数濃度および湿度から前記第3測定局における気体中の粒子の質量濃度を算出するための、湿度に対する質量濃度と数濃度との相関を算出する算出部と、
    を具備し、
    前記算出部は、前記相関と、粒子の成分に対応付けされ予め設定されている湿度に対する質量濃度と数濃度との複数の相関と、に基づき前記第1測定局における気体中の粒子の成分を算出することを特徴とする算出装置。
  4. 第1測定局において測定された気体中の粒子の質量濃度、第2測定局において測定された前記気体中の粒子の数濃度、および前記第2測定局において測定された前記気体の湿度を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記第1測定局における質量濃度、前記第2測定局における数濃度および湿度に基づき、湿度に対する質量濃度と数濃度との相関を算出し、前記相関と、粒子の成分に対応付けされ予め設定されている湿度に対する質量濃度と数濃度との複数の相関と、に基づき前記第1測定局および前記第2測定局の少なくとも一方における気体中の粒子の成分を算出する算出部と、
    を具備することを特徴とする算出装置。
  5. コンピュータに、
    第1測定局において測定された気体中の粒子の質量濃度、第2測定局において測定された前記気体中の粒子の数濃度、および前記第2測定局において測定された前記気体の湿度を取得させ、
    取得した前記第1測定局における質量濃度、前記第2測定局における数濃度および湿度に基づき、湿度に対する質量濃度と数濃度との相関を算出し、前記相関と、粒子の成分に対応付けされ予め設定されている湿度に対する質量濃度と数濃度との複数の相関と、に基づき前記第1測定局および前記第2測定局の少なくとも一方における気体中の粒子の成分を算出させることを特徴とする算出プログラム。
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