JP6726870B2 - 光源ユニット及び照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、光源ユニット及び照明器具に関し、より詳細には発光ダイオードを光源とする光源ユニット、及び、その光源ユニットを有する照明器具に関する。
従来例として、特許文献1記載の光源ユニット及び照明器具を例示する。特許文献1記載の光源ユニットは、複数の発光ダイオード(LED)が実装されたLED基板と、LED基板が取り付けられる取付部材と、拡散性を有しLED基板を覆うようにして取付部材に取り付けられるカバー部材とを備える。
取付部材は、金属板によってU字状に形成されている。取付部材は、長尺の矩形板状に形成されてLED基板が取り付けられる底面部と、底面部の長手方向に沿った両端から底面部の厚み方向にそれぞれ立ち上がる一対の側面部とを有する。また、一対の側面部の先端には、外向きに傾斜した傾斜部が全長に渡って設けられている。
一方、カバー部材は、透光性を有する合成樹脂材料で長尺に形成されている。また、カバー部材は、長手方向に沿った両端から突出する一対の突壁部がそれぞれ全長に渡って設けられている。一対の突壁部の先端には、内向きに突出する突起部がそれぞれ設けられている。
カバー部材は、一対の突壁部の先端に設けられている突起部が、取付部材の一対の側面部の先端に設けられている傾斜部にそれぞれ引っ掛けられることによって、取付部材に取り付けられる。
特開2014−78511号公報
ところで、特許文献1記載の従来例では、金属製の取付部材と、合成樹脂製のカバー部材とで熱膨張係数が大きく異なることにより、カバー部材の取付部材と接触している部位から異音が生じる可能性があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされており、異音の発生を抑制することを目的とする。
本発明の光源ユニットは、複数の発光ダイオードを有する光源と、前記光源を支持して照明器具の器具本体に取り付けられる金属製の取付部材と、前記取付部材に取り付けられ、かつ、前記光源との間に空間を有する合成樹脂製のカバーとを備え、前記取付部材は、長尺に形成され、前記カバーは、長尺に形成され、前記取付部材の長手方向に沿って前記取付部材と対向する面に、前記取付部材に向かって突出する1つ又は複数のリブを有し、前記1つ又は複数のリブは、前記取付部材と接触し得るように構成されていることを特徴とする。
本発明の照明器具は、光源ユニットと、前記光源ユニットを支持する器具本体とを備えることを特徴とする。
本発明の光源ユニット及び照明器具は、異音の発生を抑制することができるという効果がある。
実施形態に係る照明器具及び光源ユニットの斜視図である。 実施形態に係る照明器具及び光源ユニットの分解斜視図である。 実施形態に係る光源ユニットを示し、エンド部材を省略した側面図である。 実施形態に係る光源ユニットの一部省略した分解斜視図である。 実施形態に係る光源ユニットの一部省略した分解斜視図である。 実施形態に係る光源ユニットにおける取付部材とカバー本体の要部の正面図である。
以下、本実施形態に係る光源ユニットW及び本実施形態に係る照明器具Xについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態に係る照明器具X(以下、照明器具Xと略す)は、図1及び図2に示すように、本実施形態に係る光源ユニットW(以下、光源ユニットWと略す)と、器具本体6とを備える。ただし、以下の説明では、特に断りのない限り、図1に示す向きにおいて前後、上下、左右の各方向を規定する。すなわち、照明器具Xの長手方向を左右方向とし、照明器具Xの高さ方向を上下方向とし、照明器具Xの幅方向(短手方向)を前後方向とする。
器具本体6は、図1及び図2に示すように、天板ユニット60と反射板ユニット61と枠体62とを有する。天板ユニット60は、長尺の矩形平板状に形成された天板600と、天板600の前端及び後端から下向きに立ち下がる一対の側壁601とを有する。なお、天板ユニット60は、例えは、亜鉛鋼板などの金属板が曲げ加工されることによって、天板600と一対の側壁601とが一体に形成されることが好ましい。天板600には、電源線が引き込まれる丸孔602が左右方向におけるほぼ中央に設けられている。さらに、天板600には、吊りボルトが挿通される長孔603が左右方向における両端寄りの位置にそれぞれ設けられている。また、天板600の下面における丸孔602の近くに端子台63が取り付けられている。端子台63は、丸孔602から引き込まれる電源線と電気的に接続される。なお、端子台63から接地線を含む3本の電線が引き出されることが好ましい。これら3本の電線の先端には、プラグコネクタが電気的に接続されることが好ましい。
反射板ユニット61は、図2に示すように、一対の第1反射板610と、一対の第2反射板611とを有する。一対の第1反射板610は、おおよそ、天板600の左右方向の長さ寸法と同寸法である、長尺の矩形平板状に形成されている。一方の第1反射板610は、前側の側壁601の下端から下向き、かつ、前向きに傾斜するように設けられている。また、他方の第1反射板610は、後側の側壁601の下端から下向き、かつ、後向きに傾斜するように設けられている。一対の第2反射板611は、おおよそ、台形状に形成されている。一方の第2反射板611は、前端が前側の第1反射板610の左端に結合され、後端が後側の第1反射板610の左端に結合されている。他方の第2反射板611は、前端が前側の第1反射板610の右端に結合され、後端が後側の第1反射板610の右端に結合されている。つまり、反射板ユニット61は、上面及び下面が開放された長尺の四角錐台形状に形成されている。
枠体62は、長尺の矩形枠状に形成されている。枠体62は、反射板ユニット61の下端に結合されている(図1及び図2参照)。
上述のように構成される器具本体6は、天井板(天井仕上げ材)に設けられた矩形の埋込孔に天板ユニット60及び反射板ユニット61が挿入され、天井スラブから垂下されている吊りボルトに天板ユニット60の天板600が取り付けられる。なお、枠体62は、天井材の下面(天井面)に下から当たり、天井材の埋込孔の縁と反射板ユニット61との隙間を塞ぐように構成されている。
光源ユニットWは、図2及び図3に示すように、複数(図示例では2つ)のLEDモジュール1、取付部材2、カバー3、配光パネル4、電源ユニット5などを備える。
LEDモジュール1は、図2に示すように、複数個の発光ダイオード(LED)10と、基板11とを有する。基板11は、左右方向を長手方向とする矩形の平板状に形成されている。LED10は、例えば、白色光を放射する白色発光ダイオードであり、基板11の下面における前後方向(短手方向)の中央に、左右方向(長手方向)に沿って等間隔かつ1列に並べて実装されている。また、一方のLEDモジュール1の端部に、電源ユニット5との間を電気的に接続するためのコネクタが実装されている。また、2つのLEDモジュール1において隣接するLEDモジュール1と対向する端部には、電源供給用のコネクタがそれぞれ実装されている。そして、2つのLEDモジュール1のコネクタ同士が電気的に接続されることで、一方のLEDモジュール1から他方のLEDモジュール1に点灯電力(電源ユニット5から供給される直流電力)が中継される。
取付部材2は、長尺の矩形平板状に形成されている底板20と、長尺の矩形平板状に形成されて底板20の左右方向に沿った両端から上向きに突出する一対の側板21とを有する。なお、取付部材2は、亜鉛鋼板などの金属板が曲げ加工されることにより、底板20と一対の側板21とが一体に形成されることが好ましい。また、一対の側板21の上端には、おおよそ円筒形状の被引掛部22がそれぞれ設けられている(図3参照)。
底板20は、前後方向の中央部分が上向きに凹んでおり、その中央部分にLEDモジュール1が配置されている。また、底板20の中央部分における前後両端には、複数の固定片23が左右方向に間隔を空けて切り起こされている(図3参照)。これら複数の固定片23は、先端部分が内向きに曲げられることにより、LEDモジュール1の基板11を支持するように構成されている。
また、取付部材2は、一対の引掛金具24と、一対の引掛ばね25とを備えることが好ましい。一対の引掛金具24は、先端が鈎形に形成され、その先端部分が後側の側板21の上を乗り越えるように、底板20の左右両端の近傍にそれぞれ設けられている(図3参照)。これら一対の引掛金具24は、器具本体6に設けられている引掛孔64に引っ掛けられる(図2参照)。また、一対の引掛ばね25は、ねじりコイルばねで構成され、底板20の前端における左右両端の近傍にそれぞれ設けられている(図3参照)。これら一対の引掛ばね25は、器具本体6に設けられているばね受け金具に一方の端が引っ掛けられる。つまり、取付部材2は、一対の引掛金具24と一対の引掛ばね25とによって、器具本体6に着脱可能に取り付けられる。
電源ユニット5は、電源基板と、電源基板を収容するケース50とを有する(図3参照)。電源基板は、左右方向に長い矩形板状に形成されたプリント配線板からなり、このプリント配線板には、少なくともLEDモジュール1の点灯電力を生成するために必要な回路部品(例えば、トランスやダイオード、コンデンサなど)が実装されている。また、電源基板の左端にはレセプタクルコネクタ51が実装されている。このレセプタクルコネクタ51には、端子台63から引き出されている3本の電線の先端に設けられているプラグコネクタが挿抜可能に接続される。ケース50は、金属材料によって矩形箱状に形成されている。また、ケース50は、例えば、ねじなどを用いて取付部材2の底板20の上面に取り付けられることが好ましい(図3参照)。
カバー3は、図2に示すように、カバー本体30と一対のエンド部材31とを有する。カバー本体30は、前板部300、拡散部301、一対の側板部302、一対の第1突板部303、一対の第2突板部304、一対の引掛部305などを有する(図3参照)。前板部300は、左右方向を長手方向とする長尺の矩形板状に形成されている。拡散部301は、長手方向(左右方向)からみた形状が下に凸となる曲面である、長尺の半筒状に形成されている。一対の第1突板部303は、いずれも長尺の矩形板状に形成されている。一方の第1突板部303は、拡散部301の長手方向に沿った前端から前方へ突出している。他方の第1突板部303は、拡散部301の長手方向に沿った後端から後方へ突出している。一対の側板部302は、いずれも、長手方向(左右方向)からみた形状がおおよそV字状となる長尺の矩形板状に形成されている。一方の側板部302は、前板部300の前端と前側の第1突板部303の前端とを連結するように形成されている。他方の側板部302は、前板部300の後端と後側の第1突板部303の後端とを連結するように形成されている。ここで、前側の側板部302には、下部の後面から前板部300の上面と平行に突出する幅細の突起3060が左右方向の全長に渡って設けられている。同じく、後側の側板部302には、下部の前面から前板部300の上面と平行に突出する幅細の突起3060が左右方向の全長に渡って設けられている。なお、これら一対の突起3060と前板部300との間に形成される長尺の空間(隙間)を保持溝306と呼ぶ。
一対の第2突板部304は、いずれも長尺の矩形板状に形成されている。一方の第2突板部304は、前側の第1突板部303の上面における前後方向のほぼ中央から上向きに起立するように形成されている。他方の第2突板部304は、後側の第1突板部303の上面における前後方向のほぼ中央から上向きに起立するように形成されている。また、一対の第2突板部304は、それぞれ一対のねじ挿通孔が設けられている。これら一対のねじ挿通孔は、長手方向を左右方向とする長孔からなり、第2突板部304における左右方向の中央に対してほぼ等距離となる位置に設けられている。一対の引掛部305は、いずれも、長手方向(左右方向)からみた形状がおおよそC字状となる長尺の半筒状に形成されている。一方の引掛部305は、前側の第2突板部304の上端から上向きに突出し、かつ、開口を後方に向けるように形成されている。他方の引掛部305は、後側の第2突板部304の上端から上向きに突出し、かつ、開口を前方に向けるように形成されている。
ところで、前板部300、拡散部301、一対の側板部302、一対の第1突板部303、一対の第2突板部304、一対の引掛部305及び一対の突起3060は、合成樹脂材料(例えば、ポリカーボネート樹脂)で一体に形成されている。ただし、前板部300を除く拡散部301、一対の側板部302、一対の第1突板部303、一対の第2突板部304、一対の引掛部305及び一対の突起3060は、例えば、アクリル樹脂やシリコーン樹脂の微粒子を原料とする拡散材が混入されている。一方、前板部300は、拡散材が混入されていないために無色透明(透過率がほぼ100%)である。さらに、拡散部301と一対の側板部302は、例えば、透過率が60%〜90%程度となる分量の拡散材が混入されている。これに対して、一対の第1突板部303、一対の第2突板部304及び一対の引掛部305は、透過率がほぼ0%、つまり、不透過となる分量の拡散材が混入されている。なお、このようなカバー本体30は、多色の押出成形によって形成されることが好ましい。
一対のエンド部材31は、カバー本体30の前板部300、拡散部301、一対の側板部302、一対の第1突板部303を長手方向(左右方向)からみたときの外形とおおよそ同じ形状の板状に形成されている(図4及び図5参照)。そして、一対のエンド部材31は、カバー本体30の保持溝306に配光パネル4が保持されている状態でカバー本体30の左端及び右端にそれぞれ装着される。なお、これら一対のエンド部材31は、接着や超音波溶着などの適宜の方法でカバー本体30と接合されることが好ましい。
配光パネル4は、例えば、アクリル樹脂等の透光性を有する合成樹脂材料によって、長尺の矩形板状に形成されている(図2参照)。また、配光パネル4は、片面(上面)が平坦に形成され、もう片面に多数のプリズム40が形成されている。これらのプリズム40は、図4及び図5に示すように、長手方向を前後方向とする長尺の三角柱状であって、配光パネル4の長手方向(左右方向)に沿って互いに平行かつ等間隔に並ぶように設けられている。配光パネル4は、図3に示すように、プリズム40が設けられている面(以下、プリズム面と呼ぶ)を前板部300に向けた状態で、前端部分及び後端部分がそれぞれカバー本体30の一対の保持溝306に保持されている。ただし、配光パネル4は、図4及び図5に示すように、カバー本体30の長手方向(左右方向)の一端側から保持溝306に挿入されることが好ましい。この配光パネル4は、拡散部301で拡散されたLEDモジュール1の光(照明光)を集光することにより、長手方向(左右方向)からみたときの不快グレアの抑制を図ることができる。
次に、光源ユニットWの組立手順を説明する。組立作業を行う作業者は、電源ユニット5を取付部材2の底板20の上面側に取り付け、さらに、LEDモジュール1を取付部材2の底板20の上面に固定する。続いて、作業者は、電源ユニット5の出力線を取付部材2の底板20に設けられた孔に挿通し、出力線の先端に設けられているプラグコネクタを、LEDモジュール1の端部に設けられているコネクタ(レセプタクルコネクタ)に差込接続する。
また、作業者は、配光パネル4をカバー本体30の一端側から保持溝306に挿入した後、カバー本体30の両端にそれぞれエンド部材31を装着し接合することでカバー3を組み立てる。そして、作業者は、カバー3の一対の第2突板部304の間に取付部材2を挿入し、一対の第2突板部304の上端の引掛部305を取付部材2の一対の側板21の被引掛部22にそれぞれ引っ掛ける。さらに、作業者は、カバー3の一対の第2突板部304に設けられている複数のねじ挿通孔にそれぞれ段付きねじ32を挿通し、これらの段付きねじ32を取付部材2の一対の側板21に設けられている複数のねじ孔にそれぞれねじ込む(図3参照)。以上のような手順で光源ユニットWが組み立てられる。
次に、照明器具Xの施工手順を説明する。まず、施工作業を行う作業者は、天井裏の躯体に設けられている複数の吊りボルトを器具本体6の複数の長孔603にそれぞれ挿通し、これら複数の吊りボルトにナットをねじ込むことで器具本体6を吊りボルトに固定する。続いて、作業者は、天板600の丸孔602から引き込んだ電源線を端子台63に電気的に接続する。それから、作業者は、取付部材2に設けられた一対の引掛金具24を器具本体6の引掛孔64に引っ掛けた後、端子台63から引き出されている3本の電線の先端に設けられているプラグコネクタを電源ユニット5のレセプタクルコネクタ51に接続する。それから、作業者は、取付部材2に設けられている一対の引掛ばね25の先端を、器具本体6に設けられているばね受け金具に引っ掛けた後、一対の引掛金具24を支点に光源ユニットWを回転させる。すると、引掛ばね25がばね受け金具に引っ掛かったままで元の状態に戻ることにより、引掛ばね25のばね力で光源ユニットWが器具本体6に保持される(図1参照)。以上のような手順で照明器具Xが天井に施工される。
ここで、従来技術で説明した異音の発生メカニズムについて、簡単に説明する。この異音は、金属製の取付部材2と合成樹脂製のカバー3との熱膨張係数の違いに起因して発生すると考えられる。つまり、取付部材2とカバー3との接触面において、熱膨張係数が相対的に大きい合成樹脂製のカバー3(カバー本体30)の膨張及び収縮する力が最大静止摩擦力を超えたとき、カバー本体30に生じていた歪みが急激に開放される。カバー本体30の歪みが急激に開放されることにより、カバー本体30における取付部材2との接触面で振動を伴う摩擦音が発生する。このような現象は、一般にスティックスリップ現象として知られている。そして、スティックスリップ現象による異音は、2つの部材(取付部材2とカバー本体30)の接触面積が大きいほど、発生し易いと考えられる。
そこで、光源ユニットWのカバー本体30は、取付部材2の長手方向に沿って取付部材2と対向する面に、取付部材2に向かって突出する1つ又は複数のリブを有している。具体的には、一対の第1突板部303及び一対の引掛部305に、それぞれ複数のリブ307が設けられている(図3及び図6参照)。一対の第1突板部303は、取付部材2の底板20と対向する面(上面)に、長手方向に沿った2つのリブ307が前後方向に間隔を空けて並ぶように、それぞれ設けられている。また、一対の引掛部305は、被引掛部22と対向する内側の側面に、長手方向に沿った2つのリブ307が前後方向に間隔を空けて並ぶように、それぞれ設けられている。なお、これらのリブ307は、必ずしも全てが同時に取付部材2と接触しているわけではなく、取付部材2とカバー本体30の膨張、収縮の程度などによって、取付部材2との接触状況が変化する。
上述のように、カバー本体30の第1突板部303及び引掛部305は、取付部材2の底板20及び被引掛部22とリブ307の先端でのみ接触するので、リブ307が設けられない場合と比較して、カバー本体30と取付部材2との接触面積が低減される。その結果、光源ユニットWは、スティックスリップ現象に伴う異音の発生を抑制することができる。ただし、リブ307が設けられる場所は第1突板部303及び引掛部305に限定されない。例えば、第2突板部304が取付部材2の側板21と接触するように構成されている場合、第2突板部304の側板21との対向面にリブが設けられてもよい。また、第1突板部303及び引掛部305に設けられるリブ307の数は1つ又は3つ以上であっても構わない。
光源ユニットWは上述のように、複数の発光ダイオード10を有する光源(LEDモジュール1)を備える。また、光源ユニットWは、LEDモジュール1を支持して照明器具Xの器具本体6に取り付けられる金属製の取付部材2と、取付部材2に取り付けられる合成樹脂製のカバー(カバー本体30)とを備える。取付部材2は、長尺に形成される。カバー本体30は、長尺に形成され、取付部材2の長手方向に沿って取付部材2と対向する面に、取付部材2に向かって突出する1つ又は複数のリブ307を有する。
光源ユニットWが上述のように構成されれば、カバー本体30と取付部材2との接触面積を低減することにより、カバー本体30と取付部材2との熱膨張係数の違いに起因した異音の発生を抑制することができる。
また、光源ユニットWにおいて、カバー本体30は、長手方向に沿って後方に突出する一対の側板部302と、一対の側板部302の後端からそれぞれ内向きに突出する一対の第1突板部303とを有することが好ましい。さらにカバー本体30は、一対の側板部302の後端からそれぞれ後方へ突出する一対の第2突板部304と、一対の第2突板部304の後端にそれぞれ設けられ、取付部材2に設けられる被引掛部22に引っ掛かる一対の引掛部305とを有することが好ましい。リブ307は、第1突板部303と第2突板部304と引掛部305のうちの少なくともいずれか1つに設けられることが好ましい。
光源ユニットWが上述のように構成されれば、異音の発生をさらに抑制することができる。
照明器具Xは上述のように、光源ユニットWと、光源ユニットWを支持する器具本体6とを備える。
照明器具Xが上述のように構成されれば、カバー本体30と取付部材2との熱膨張係数の違いに起因した異音の発生を抑制することができる。
X 照明器具
W 光源ユニット
1 LEDモジュール(光源)
2 取付部材
3 カバー
6 器具本体
10 発光ダイオード
22 被引掛部
30 カバー本体
302 側板部
303 第1突板部
304 第2突板部
305 引掛部
307 リブ

Claims (3)

  1. 複数の発光ダイオードを有する光源と、前記光源を支持して照明器具の器具本体に取り付けられる金属製の取付部材と、前記取付部材に取り付けられ、かつ、前記光源との間に空間を有する合成樹脂製のカバーとを備え、
    前記取付部材は、長尺に形成され、
    前記カバーは、長尺に形成され、前記取付部材の長手方向に沿って前記取付部材と対向する面に、前記取付部材に向かって突出する1つ又は複数のリブを有し、
    前記1つ又は複数のリブは、前記取付部材と接触し得るように構成されていることを特徴とする光源ユニット。
  2. 前記カバーは、長手方向に沿って後方に突出する一対の側板部と、前記一対の側板部の後端からそれぞれ内向きに突出する一対の第1突板部と、前記一対の第1突板部の後面からそれぞれ後方へ突出する一対の第2突板部と、前記一対の第2突板部の後端にそれぞれ設けられ、前記取付部材に設けられる被引掛部に引っ掛かる一対の引掛部とを有し、
    前記リブは、前記第1突板部と前記第2突板部と前記引掛部のうちの少なくともいずれか1つに設けられることを特徴とする請求項1記載の光源ユニット。
  3. 請求項1又は2の光源ユニットと、前記光源ユニットを支持する器具本体とを備えることを特徴とする照明器具。
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