JP6725803B2 - General-purpose combine - Google Patents
General-purpose combine Download PDFInfo
- Publication number
- JP6725803B2 JP6725803B2 JP2016202815A JP2016202815A JP6725803B2 JP 6725803 B2 JP6725803 B2 JP 6725803B2 JP 2016202815 A JP2016202815 A JP 2016202815A JP 2016202815 A JP2016202815 A JP 2016202815A JP 6725803 B2 JP6725803 B2 JP 6725803B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handling
- general
- feeder
- handling chamber
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Description
本発明は、汎用コンバインに関する。 The present invention relates to a general combine harvester.
一般に、コンバインは、穀稈を脱穀する扱室を備えており、扱室には、回転しながら穀稈を脱穀する扱胴が内装されている。そして、刈取部で刈取られた穀稈は、扱室に搬送されて扱胴で脱穀された後に、穀粒とワラ屑等とに選別されながら刈取り作業が行われる。 Generally, a combine has a handling room for threshing culms, and the handling room is equipped with a handling barrel for threshing culms while rotating. Then, the grain culm that has been mowed by the mowing section is transported to the handling room and threshed by the handling barrel, and then the mowing operation is performed while being sorted into the grain and the straw waste.
上記のコンバインにあっては、例えば、扱室内における詰まりの除去や、メンテナンスのために扱室内を掃除する必要がある。特に汎用コンバインにあっては、自脱型コンバインと比べて、稲、麦及び大豆等、様々な穀稈の刈取り作業を行うため、異なる種類の穀粒が混入することを避けるためにも、異なる穀稈の収穫前には扱室内の掃除作業を行う必要がある。 In the above combine, for example, it is necessary to remove clogging in the handling room and clean the handling room for maintenance. Especially in general-purpose combine, compared to self-decombining combine, because it performs cutting work on various grain culms such as rice, wheat and soybean, it is different in order to avoid mixing different types of grain. Before harvesting the culm, it is necessary to clean the inside of the handling room.
従来、作業者が扱室内の掃除作業を行う際、掃除作業を容易にするために扱室の側板を開閉させるコンバインや、扱室の天板を開閉させるコンバインが案出されているが、汎用コンバインは、刈取部から穀稈を受け入れて扱室に引き渡す引継部を備え、該引継部の周囲が扱室入口板などで覆われているので、引継部内の掃除作業が困難であった。 Conventionally, when an operator cleans the handling room, a combine that opens and closes the side plate of the handling room and a combine that opens and closes the top plate of the handling room have been devised to facilitate the cleaning work. Since the combine has a takeover section that receives the grain culm from the cutting section and delivers it to the handling room, and the periphery of the takeover section is covered with a handling room entrance plate, etc., it was difficult to clean the inside of the takeover section.
そこで、引継部の側方を覆う扱室入口板の側板部に掃除口を形成し、該掃除口を掃除蓋で開閉自在に構成した汎用コンバインが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような汎用コンバインによれば、掃除蓋を開き操作することにより、掃除口を介して引継部の内部を清掃することが可能になる。 Therefore, a general-purpose combine has been proposed in which a cleaning port is formed in a side plate portion of a handling chamber entrance plate that covers a side of a transfer portion, and the cleaning port is configured to be opened and closed by a cleaning lid (see, for example, Patent Document 1). .. According to such a general-purpose combine, it becomes possible to clean the inside of the take-over portion through the cleaning opening by opening and operating the cleaning lid.
ところで、汎用コンバインの掃除作業に際しては、汎用コンバインの各部を空回しして残留した屑を排出させたり、汎用コンバインの各部にブロアでエアを吹きかけて残留した屑を吹き飛ばすことが行われているが、このような掃除作業中においても引継部に屑が溜まりやすいため、最終的に引継部の掃除が必要になり、掃除の効率が低下するという問題があった。 By the way, when cleaning a general-purpose combine, each part of the general-purpose combine is idled to discharge the residual debris, or air is blown to each part of the general-purpose combine by a blower to blow away the residual debris. However, even during such a cleaning operation, waste tends to collect in the take-over portion, so that the take-over portion needs to be finally cleaned, which causes a problem that the cleaning efficiency is reduced.
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、穀稈を刈取ると共に、該刈取った穀稈をフィーダにより搬送する刈取部と、前記刈取部で刈取った穀稈を脱穀する扱室と、前記扱室の始端部に設けられ、前記刈取部のフィーダから穀稈を受け入れて前記扱室に引き渡す引継部と、前記引継部の周囲を覆う扱室入口板と、を備える汎用コンバインにおいて、前記フィーダの後端と扱室入口板の底板部とのあいだに、刈取部の昇降に伴いフィーダと扱室入口板との相対変位を許容するための分離スペースを設けると共に、該分離スペースを覆うための落下防止用部材を設けるにあたり、前記落下防止用部材を、刈取部が連結された状態で前記分離スペースから退避可能に構成して、該分離スペースを、掃除作業中に前記引継部の底部に落ちてくる屑を機外に排出する排出経路としたことを特徴とする汎用コンバインである。
請求項2の発明は、前記落下防止用部材は、フィーダの終端下部から扱室入口板に向けて延設され、排出経路は、該落下防止用部材を前記扱室入口板から退避させることで形成されることを特徴とする請求項1に記載の汎用コンバインである。
請求項3の発明は、前記扱室入口板側には、前記落下防止用部材を退避させるための退避機構が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の汎用コンバインである。
The present invention was created in view of the above circumstances in order to solve these problems, and the invention of
According to a second aspect of the present invention, the fall prevention member extends from the lower end of the feeder toward the handling chamber entrance plate, and the discharge path retracts the fall prevention member from the handling room entrance plate. The general-purpose combine according to
The invention according to claim 3 is the general-purpose combine according to
請求項1の発明によれば、掃除作業中に引継部の底部に落ちてくる屑を機外に排出する排出経路を備えるので、掃除作業中に引継部に溜まる屑の量を減らし、掃除作業の効率を向上させることができる。しかも排出経路は、フィーダ終端と扱室入口板との間に形成されるので、フィーダと扱室入口板との分離スペースを利用して排出経路を容易に形成することができる。
また、請求項2の発明によれば、排出経路は、フィーダ終端側を扱室入口板から退避させることで形成されるので、機体側の扱室入口板側を退避させる場合に比べ、構造を簡略化できる。
さらに請求項3の発明によれば、退避機構により落下防止用部材の退避が強制的にできることになる。
According to the first aspect of the present invention, since the discharge path for discharging the dust falling to the bottom of the takeover portion to the outside of the machine during the cleaning work is provided, the amount of the waste accumulated in the takeover portion during the cleaning work is reduced, and the cleaning work is performed. The efficiency of can be improved. Moreover, since the discharge path is formed between the end of the feeder and the handling chamber entrance plate, the discharging path can be easily formed by utilizing the separation space between the feeder and the handling room entrance plate.
Further, according to the second aspect of the invention, since the discharge path is formed by retracting the feeder end side from the handling chamber inlet plate, compared to the case where the handling chamber inlet plate side on the machine side is retracted, Can be simplified.
Further, according to the invention of claim 3, the retracting mechanism can forcibly retract the fall prevention member.
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、1は汎用コンバインであって、該汎用コンバイン1は、左右一対のクローラ走行装置2に支持された機体3を有している。機体3の前方には、穀稈を刈取る刈取部5が昇降自在に設けられており、刈取部5の右後方には、汎用コンバイン1を操作するための運転操作部6が設けられている。運転操作部6の左後方には、刈取部5で刈取った穀稈から穀粒を脱穀して選別する脱穀装置7が設けられており、脱穀装置7の右隣には、選別した穀粒を貯蔵するグレンタンク9が設けられている。グレンタンク9の上方には、グレンタンク9内の穀粒を排出する排出オーガ10が設けられており、脱穀装置7の後方には、脱穀処理された排稈を細断する後処理装置11が設けられている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In FIG. 1,
刈取部5は、穀稈を分草するデバイダ12を前方に有し、デバイダ12の上方には、複数のタインが取付けられた掻き込みリール13が設けられている。掻き込みリール13の後方には、穀稈を搬送するオーガ15が進行方向と直交する横向きの状態で配設されており、オーガ15の後方には、オーガ15によって搬送された穀稈を脱穀装置7まで搬送するフィーダ16が設けられている。
The
運転操作部6には、運転者が着座するための運転席17が設けられており、運転席17の前方には操作パネル19が設けられている。操作パネル19の右側には、汎用コンバイン1を操舵するための操作レバー20が設けられており、操作レバー20の左隣には、様々な計器類を表示するための表示パネル21が設けられている。また、運転席17の左側には、サイドパネル22が設けられており、サイドパネル22には、主変速レバー23が設けられている。
The
図1〜図4に示すように、脱穀装置7は、扱室25を有しており、扱室25には、刈取られた穀稈を脱穀する扱胴26が回転自在で内装されている。扱胴26の外周部には、ラセン形状の扱歯27が巻回状に設けられており、扱胴26の先端部には、フィーダ16によって扱室25の始端部まで搬送された穀稈を扱室25内に掻き込むためのラセン羽根24が巻回状に設けられている。換言すると、扱室25の始端部は、刈取部5から穀稈を受け入れて扱室25に引き渡す引継部28となっており、引継部28の周囲は扱室入口板50等により覆われている。
As shown in FIGS. 1 to 4, the
扱室入口板50は、少なくとも、前下がり状に傾斜して引継部28の底面を構成する底板部50aと、底板部50aの左右両端部から立ち上がって引継部28の側面を構成する左右の側板部50bと、を備える。なお、本実施形態の側板部50bは、加工上、底板部50aの左右両端部から垂直方向に立ち上がる下方側板部50cと、下方側板部50cの上端から所定の傾斜角をもって上方外方に延出する上方側板部50dと、から構成されている。
The handling
図4〜図6に示すように、扱室入口板50の一方(左側)の側板部50b(上方側板部50d)には、作業者が引継部28の掃除や、引継部28での詰まりの除去を行うための掃除口51が形成されている。そして、掃除口51を覆うように掃除口51と同一の形状に形成された掃除蓋52が扱室入口板50の側板部50bに外側から取付けられている。
As shown in FIGS. 4 to 6, on one
掃除蓋52は、ノブボルト55を介して扱室入口板50の側板部50bに着脱自在に取付けられており、該掃除蓋52を扱室入口板50に着脱することで掃除口51が開閉される。また、掃除蓋52の内側(掃除蓋52を扱室入口板50に取付けた際、掃除口51に面する側の面)には、掃除蓋52を掃除口51に取付けた際、掃除口51と扱室入口板50との段差を無くすために掃除口51と同一の形状の板53が溶着されている。
The cleaning
扱胴26は、少なくとも下方が受網29に覆われている。受網29の下方には、唐箕ファン30や揺動移動板31、チャフシーブ32、ラック33、ストローラック35、及びグレンシーブ36等で構成される揺動選別体37等を内装する選別室39が設けられており、選別室39には、一番ラセン40及び二番ラセン41が進行方向に直交する横向きにそれぞれ配設されている。脱穀装置7は、主に、この扱室25及び選別室39から構成されている。
At least the lower part of the handling
脱穀装置7は、カバー体で覆われており、扱室25の上方は天板45で覆われている。扱室25の後部はリヤカバー46で覆われており、扱室入口板50を含む扱室25の左側方は、サイドカバー47で覆われている。サイドカバー47の上端部には、ヒンジ部48が設けられており、サイドカバー47は、ヒンジ部48を支点とする回動により、扱室25の左側方を開閉可能にしている。また、サイドカバー47には、サイドカバー47を上方(開き方向)に付勢するガススプリング49が取付けられている。
The threshing
つぎに、上記のように構成された汎用コンバイン1の動作について説明する。作業者は、汎用コンバイン1を圃場まで移動させて、作業開始位置から刈取り作業を開始する。刈取り作業は、掻き込みリール13を回転させながら行われる。掻き込みリール13は、回転しながら穀稈を引き起こし、引き起こした穀稈を刈刃で刈取る。刈取られた穀稈は、オーガ15からフィーダ16に搬送された後、フィーダ16によって引継部28に搬送される。引継部28まで搬送された穀稈は、扱胴26のラセン羽根24によって扱室25内へ掻き込まれる。扱室25内に掻き込まれた穀稈は、回転する扱胴26の扱歯27によって籾等が扱ぎ落され、扱ぎ落された籾等は受網29を通過して揺動選別体37に落下する。
Next, the operation of the general-purpose combine 1 configured as above will be described. The worker moves the general-purpose combine 1 to the field and starts the cutting work from the work start position. The reaping work is performed while rotating the take-in
揺動選別体37に落下した籾などの穀粒は、揺動選別体37による揺動選別、及び唐箕ファン30による風選別によって、一番物と二番物とにそれぞれ選別される。ここで一番物とは、選別処理された穀粒であり、二番物とは、選別不十分でワラ屑や穂切れ粒などの夾雑物と穀粒とが混合した混合物である。一番物は、一番ラセン40から一番揚穀装置40aに搬送された後、一番揚穀装置40aによってグレンタンク9まで搬送され、二番物は、二番ラセン41から二番還元装置41aに搬送された後、再選別を行うために再び扱室25に還元される。
Grains such as paddy dropped on the
異なる種類の穀稈の刈取り作業を行う際、作業者は、刈取り作業終了後又は刈取り作業開始前に異種の穀粒が混在するのを防ぐために脱穀装置7内を清掃する。そして、扱室25内の清掃は、サイドカバー47を開放して行う。サイドカバー47を開くと、受網29、扱室入口板50及び掃除蓋52が露出する。作業者は、受網29を取外して扱室25内の清掃を行う。またこの際、掃除蓋52を取外して、掃除口51から引継部28内の掃除も行われる。
When performing a mowing operation of different types of grain culms, the operator cleans the inside of the threshing
しかしながら、引継部28には、下方及び後方が扱室入口板50の底板部50aで覆われ、且つ左右側方が扱室入口板50の下方側板部50cで覆われるコーナー部28aが存在し、該コーナー部28aに多くの屑が溜まるので、扱室入口板50の上方側板部50dに大きな掃除口51を設けたとしても、コーナー部28aに溜まった屑の除去が容易ではなく、除去しきれなかった屑がコーナー部28aに残る虞があった。
However, in the
そこで、本実施形態の汎用コンバイン1は、図7〜図9に示すように、コーナー部28aの一側方又は両側方を開閉可能な屑排出部60を備える。本実施形態の屑排出部60は、左右の側板部50b(下方側板部50c)に形成され、コーナー部28aの左右両側方を開放する左右の屑排出口61と、左右の屑排出口61を開閉する左右の排出蓋62と、を備えて構成される。このような屑排出部60によれば、開き操作することにより、コーナー部28aに溜まった屑を引継部28の外に排出することが可能になる。
Therefore, as shown in FIGS. 7 to 9, the general-purpose combine 1 of the present embodiment is provided with the
なお、本実施形態では、左右の側板部50bに屑排出口61を設けているが、左右いずれか一方の側板部50bに設けるようにしてもよい。ただし、扱胴26の回転方向(図3及び図9に示す矢印A方向)によって屑の具合に偏りが生じるため、屑排出口61を左右いずれか一方の側板部50bに設ける場合は、屑の溜まりやすい回転方向下流側の側板部50b(本実施形態では左側の側板部50b)に設けることが望ましい。
In the present embodiment, the
また、屑排出口61の下端部は、底板部50aの上面と同じ高さ、又は底板部50aの上面よりも下方に位置することが望ましい。例えば、本実施形態の屑排出口61は、水平方向に沿う上辺61aと、垂直方向に沿う前辺61bと、底板部50aの上面に沿って傾斜する下辺61cと、からなる三角形状の開口であり、屑排出口61の下端部である下辺61cが底板部50aの上面よりも下方に位置している。このような屑排出口61によれば、底板部50aから立ち上がる側板部50bの立ち上がり部によって屑の排出が阻害されることを防止し、スムーズかつ容易な屑の排出が可能になる。
The lower end of the
また、本実施形態のように、屑排出口61及び排出蓋62を左右の側板部50bにそれぞれ設ける場合は、左右の排出蓋62を互いに連結させ、一方の排出蓋62の開閉操作に連動して他方の排出蓋62を開閉させることが望ましい。例えば、本実施形態の屑排出部60は、底板部50aの前端下部に回動自在に配置される連結軸63と、該連結軸63の両端部に設けられる左右の排出蓋62と、一方(左側)の排出蓋62を閉じ位置で固定するノブボルト64と、を備えており、ノブボルト64を緩めた後、連結軸63を支点として一方(左側)の排出蓋62を下方に回動操作すると、一方(左側)の屑排出口61が開くとともに、これに連動して他方(右側)の排出蓋62が下方に回動し、他方(右側)の屑排出口61も開く。また、逆手順の操作により、一方(左側)の排出蓋62(屑排出口61)の閉じ操作に基づいて、他方(右側)の排出蓋62(屑排出口61)も閉じることができる。このような屑排出部60によれば、一方の排出蓋62の開閉操作に連動して他方の排出蓋62が開閉されるので、他方の排出蓋62が機体3の奥まった位置にあったとしても、その開閉が可能になる。
When the
また、本実施形態の汎用コンバイン1は、コーナー部28aから屑排出部60(屑排出口61)を介して排出された屑を機外に排出する第1排出経路65(屑排出経路)を備える。具体的には、図3に示すように、コーナー部28aから屑排出部60(屑排出口61)を介して排出された屑を、唐箕ファン30の前方を覆う唐箕ケース66や、選別室39の左右側壁67によって機外まで導く。このような第1排出経路65によれば、コーナー部28aから排出された屑が機内に留まることを防止できる。
Further, the general-purpose combine 1 of the present embodiment includes the first discharge path 65 (waste discharge path) for discharging the waste discharged from the
また、本実施形態の一方(左側)の側板部50bには、屑排出口61の上方に位置し、且つ屑排出口61よりも大きい前述の掃除口51が設けられるので、掃除口51から引継部28に手を入れてコーナー部28aに溜まった屑を屑排出口61から押し出したり、掃除口51から引継部28内にエアーを送りコーナー部28aに溜まった屑を屑排出口61から吹き出させる、などの掃除作業が可能となる。
Further, since the one side (left side)
本実施形態では、一方の側板部50bに屑排出口61及び掃除口51を形成するにあたり、下方側板部50cに屑排出口61を形成し、下方側板部50cとは別の平面を構成する上方側板部50dに掃除口51を形成している。このようにすると、排出蓋62や掃除蓋52をそれぞれ平面状に構成できるので、2つの平面に跨って屑排出口61や掃除口51を形成する場合や、曲面に屑排出口61や掃除口51を形成する場合に比べ、簡単な構成で屑排出口61や掃除口51を気密的に覆蓋することが可能になる。
In the present embodiment, when forming the
ところで、汎用コンバイン1の掃除作業に際しては、汎用コンバイン1の各部を空回しして残留した屑を排出させたり、汎用コンバイン1の各部にブロアでエアを吹きかけて残留した屑を吹き飛ばすことが行われているが、このような掃除作業中においても引継部28に屑が溜まりやすいため、最終的に引継部28の掃除が必要になり、掃除の効率が低下するという問題があった。
By the way, when cleaning the general-
そこで、本実施形態の汎用コンバイン1は、掃除作業中に引継部28の底部28bに落ちてくる屑を機外に排出する第2排出経路70(排出経路)を備える。このような第2排出経路70によれば、掃除作業中に引継部28に溜まる屑の量を減らし、掃除作業の効率を向上させることができる。以下、第2排出経路70の3つの実施形態(70A、70B、70C)について、図10〜図14を参照して説明する。
Therefore, the general-purpose combine 1 of the present embodiment includes the second discharge path 70 (discharge path) that discharges the dust falling on the
図10〜図14に示すように、第1〜第3実施形態に係る第2排出経路70A、70B、70Cは、いずれもフィーダ16の終端と扱室入口板50の底板部50aとの間に存在し、刈取部5の昇降に伴うフィーダ16と扱室入口板50との相対変位を許容する分離スペースSを利用して形成されている。分離スペースSは、収穫作業中における穀粒の機外への落下を防止するために、上方が弾性部材71で覆われている。弾性部材71は、フィーダ16の終端下部から扱室入口板50に向けて延設され、その先端側下面が扱室入口板50の底板部50aに弾性的に当接することにより、フィーダ16と扱室入口板50との相対変位を許容しつつ、分離スペースSの上方を覆っている。
As shown in FIGS. 10 to 14, each of the
図10及び図11に示す第1実施形態の第2排出経路70Aは、フィーダ16の終端側を扱室入口板50から退避させることで形成される。具体的には、フィーダ16の終端部に設けられる弾性部材71を扱室入口板50から退避させることにより、弾性部材71と扱室入口板50との間が排出口となる第2排出経路70Aが形成される。弾性部材71の退避構造としては、弾性部材71を回動により退避させる回動式、弾性部材71をスライドにより退避させるスライド式、弾性部材71を着脱により退避させる着脱式などを採用することが可能であり、図10及び図11に示す第1実施形態では、フィーダ16の終端下部に設けられる回動支軸72を支点とする回動に基づいて弾性部材71を扱室入口板50の底板部50aから上方に退避させる回動式の退避構造が採用されている。
The
図12及び図13に示す第2実施形態の第2排出経路70Bは、扱室入口板50側をフィーダ16の終端側から退避させることで形成される。具体的には、扱室入口板50の一部をフィーダ16の終端部に設けられる弾性部材71から下方に退避させることにより、弾性部材71と扱室入口板50との間が排出口となる第2排出経路70Bが形成される。扱室入口板50の退避構造としては、扱室入口板50の一部を回動により退避させる回動式、扱室入口板50の一部をスライドにより退避させるスライド式、扱室入口板50の一部を着脱により退避させる着脱式などを採用することが可能であり、図12及び図13に示す第2実施形態では、扱室入口板50の下部に設けられる回動支軸73を支点とする回動に基づいて扱室入口板50の底板部50aを弾性部材71から下方に退避させる回動式の退避構造が採用されている。
The
図14に示す第3実施形態の第2排出経路70Cは、第1実施形態と同様に、フィーダ16側の弾性部材71を扱室入口板50から退避させることで形成されるが、弾性部材71を退避させる機構が扱室入口板50側に設けられている点が第1実施形態と相違している。具体的に説明すると、第三実施形態の扱室入口板50には、弾性部材71の先端側を強制的に持ち上げ可能なカム機構74が設けられており、カム機構74による弾性部材71の強制的な持ち上げにより、弾性部材71と扱室入口板50との間が排出口となる第2排出経路70Cが形成される。なお、第2排出経路70A、70B、70Cの開閉操作は、手動で行うようにしてもよいし、電動モータなどのアクチュエータで行うようにしてもよい。
因みに前記各実施の形態のものにおいて、弾性部材71を退避させて第2排出経路70A、70B、70Cを開口した状態(図11、13、14参照)は、刈取部5を取外すことなく連結した状態のままでできることになっており、この刈取部5の連結状態で第2排出経路70A、70B、70Cを開口しての掃除作業が実行できるものである。
The second discharge path 70C of the third embodiment shown in FIG. 14 is formed by retracting the
Incidentally, in the above-mentioned respective embodiments, the state where the
叙述の如く構成された本実施形態によれば、穀稈を刈取る刈取部5と、刈取部5で刈取った穀稈を脱穀する扱室25と、扱室25の始端部に設けられ、刈取部25のフィーダ16から穀稈を受け入れて扱室25に引き渡す引継部28と、引継部28の周囲を覆う扱室入口板50と、掃除作業中に引継部28の底部28bに落ちてくる屑を機外に排出する第2排出経路70A、70B、70Cと、を備えるので、掃除作業中に引継部28に溜まる屑の量を減らし、掃除作業の効率を向上させることができる。
According to the present embodiment configured as described above, the
また、第2排出経路70A、70B、70Cは、フィーダ16の終端と扱室入口板50との間に形成されるので、フィーダ16と扱室入口板50との分離スペースSを利用して第2排出経路70A、70B、70Cを容易に形成することができる。
Further, the
また、第2排出経路70A、70Cは、フィーダ16の終端側を扱室入口板50から退避させることで形成されるので、機体3側の扱室入口板50側を退避させる場合に比べ、構造を簡略化できる。
Further, since the
1 汎用コンバイン
3 機体
5 刈取部
7 脱穀装置
16 フィーダ
25 扱室
28 引継部
28a コーナー部
50 扱室入口板
50a 底板部
50b 側板部
51 掃除口
52 掃除蓋
60 屑排出部
61 屑排出口
62 排出蓋
65 第1排出経路
70、70A、70B、70C 第2排出経路
1 General-purpose combine 3
Claims (3)
前記刈取部で刈取った穀稈を脱穀する扱室と、
前記扱室の始端部に設けられ、前記刈取部のフィーダから穀稈を受け入れて前記扱室に引き渡す引継部と、
前記引継部の周囲を覆う扱室入口板と、を備える汎用コンバインにおいて、
前記フィーダの後端と扱室入口板の底板部とのあいだに、刈取部の昇降に伴いフィーダと扱室入口板との相対変位を許容するための分離スペースを設けると共に、該分離スペースを覆うための落下防止用部材を設けるにあたり、
前記落下防止用部材を、刈取部が連結された状態で前記分離スペースから退避可能に構成して、該分離スペースを、掃除作業中に前記引継部の底部に落ちてくる屑を機外に排出する排出経路としたことを特徴とする汎用コンバイン。 Along with mowing the grain culm, a mowing unit that conveys the mowed grain stalk by a feeder ,
A handling room for threshing the grain culms cut by the reaping unit,
Provided at the starting end of the handling room, a hand-over section that receives grain culms from the feeder of the mowing section and delivers it to the handling room,
In a general-purpose combine including a handling chamber entrance plate that covers the periphery of the takeover portion ,
A separation space is provided between the rear end of the feeder and the bottom plate portion of the handling chamber entrance plate to allow relative displacement between the feeder and the handling chamber entrance plate as the cutting unit is moved up and down, and the separation space is covered. When installing a fall prevention member for
The fall prevention member is configured to be retractable from the separation space in a state in which the mowing part is connected, and the separation space is discharged to the outside of the machine during the cleaning operation, where the debris that falls to the bottom of the transfer part is discharged. A general-purpose combine characterized by being used as a discharge route.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016202815A JP6725803B2 (en) | 2016-10-14 | 2016-10-14 | General-purpose combine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016202815A JP6725803B2 (en) | 2016-10-14 | 2016-10-14 | General-purpose combine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018061492A JP2018061492A (en) | 2018-04-19 |
JP6725803B2 true JP6725803B2 (en) | 2020-07-22 |
Family
ID=61966163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016202815A Active JP6725803B2 (en) | 2016-10-14 | 2016-10-14 | General-purpose combine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6725803B2 (en) |
-
2016
- 2016-10-14 JP JP2016202815A patent/JP6725803B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018061492A (en) | 2018-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
BRPI0804341A2 (en) | Re-threshing system for a combined, combined agricultural, and Method for re-threshing scrap in a combined agricultural | |
JP5609588B2 (en) | General purpose combine | |
RU2709763C2 (en) | Agricultural harvesting machine with rotary elevator | |
JP6640633B2 (en) | General purpose combine | |
JP6725803B2 (en) | General-purpose combine | |
JP6725802B2 (en) | General-purpose combine | |
JP2019024380A (en) | Combine harvester | |
JP2007068403A (en) | Combine harvester | |
JP2007074944A (en) | Combine harvester | |
JP5672477B2 (en) | General purpose combine | |
JP6228584B2 (en) | General-purpose combine | |
JP5844602B2 (en) | General-purpose combine | |
JP2001258375A (en) | Separation device of thresher | |
JP2019004765A (en) | Threshing device | |
JP2014014327A (en) | Thresher of ordinary-type combine | |
JP7175292B2 (en) | combine | |
JP7007991B2 (en) | combine | |
WO2019230256A1 (en) | Combine and harvester | |
JP6647895B2 (en) | Combine | |
JP4930287B6 (en) | Combine | |
JP5700273B2 (en) | General purpose combine | |
JP4930287B2 (en) | Combine | |
JP2002360037A (en) | Reaper of combine harvester | |
JP5113099B2 (en) | Combine | |
JP2008271788A (en) | Combine harvester |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190426 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200206 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200318 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200528 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200604 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6725803 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |