JP6724570B2 - 操作支援装置、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、操作支援装置、プログラムに関する。
特許文献1には、ネットワークに接続され、リモートデスクトップサーバとして動作可能であり、操作支援を受けるユーザコンピュータと、ネットワークに接続され、リモートデスクトップクライアントとして動作可能であり、ユーザコンピュータの操作支援を行うサポートコンピュータと、操作支援時のユーザコンピュータ及びサポートコンピュータの表示画像データに基づくデジタル動画データを含む動画ファイルを生成する動画ファイル生成手段とを備えたサポートシステムが記載されている。
特許文献2には、操作支援を受ける操作支援装置と操作支援を行う通信端末とを、ネットワークを介して接続するとともに、操作支援装置における操作画面を通信端末と共用できるようにした操作支援システムにおいて、通信端末からの遠隔操作に基づいて操作支援装置内で生成した操作画面を映像データとして記録するとともに、通信端末による操作支援がなされていないときに、操作支援装置において、操作画面と再生された映像データが示す操作支援映像とを同時に表示部に表示させることで、操作支援映像による操作支援を行うことが記載されている。
特開2005−208883号公報 国際公開第2011/158487号
ここで、操作支援装置において、アプリケーションの操作画面と、アプリケーションの操作を支援する動画を再生する再生画面とを、表示部に表示させる構成を採用した場合、使用者は、操作画面に対する操作を行いつつ、再生画面に対する操作(再生/停止/早送り/巻き戻しなど)を行うことが要求される。このため、操作画面の操作に不慣れな使用者が、再生画面の操作に注意を向けた結果として、操作画面の操作への注意がおろそかとなってしまい、支援映像を用いた操作支援を行っているのにも関わらず、操作画面の誤操作を招いてしまうという懸念がある。
本発明は、動画を用いてアプリケーションの操作の支援を行う場合に、動画の再生に関する操作を低減することを目的とする。
請求項1記載の発明は、アプリケーションの操作を受け付けるための複数の画面を順次表示する操作画面と、複数の当該画面毎に予め定められた操作に応じた動画を再生して当該アプリケーションの操作を支援する再生画面と、を表示する表示手段と、前記操作画面への操作を受け付ける受付手段と、前記操作画面に第1の画面が表示されている状態で、前記再生画面に当該第1の画面を含む第1の動画を再生するとともに、前記受付手段にて受け付けた当該第1の画面に対する操作と再生中の当該第1の動画に対応付けられた操作とが一致した場合に、当該第1の動画の再生を中止し、当該第1の画面に続く第2の画面を含む第2の動画を再生する制御手段とを含む操作支援装置である。
請求項2記載の発明は、前記第1の動画が、前記第1の画面に対する操作に必要な事項を含む第1の区間と操作に必要な事項を含まない第2の区間とを有している場合に、前記制御手段は、前記操作画面に前記第1の画面が表示されている状態で、前記再生画面に前記第1の区間を再生するとともに前記第2の区間を再生しないことを特徴とする請求項1記載の操作支援装置である。
請求項3記載の発明は、前記第1の動画における前記第2の区間は、前記第1の画面に対する入力を待機する期間を含んでいることを特徴とする請求項2記載の操作支援装置である。
請求項4記載の発明は、前記制御手段は、前記受付手段にて受け付けた前記第1の画面に対する操作と、再生後または再生中の前記第1の動画に対応付けられた操作とが一致しなかった場合に、当該第1の動画をもう一度再生することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の操作支援装置である。
請求項5記載の発明は、前記制御手段は、予め設定された設定時間内に前記受付手段にて前記第1の画面に対する操作を受け付けなかった場合に、前記第1の動画をもう一度再生することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の操作支援装置である。
請求項6記載の発明は、前記制御手段は、前記第1の動画をもう一度再生する場合に、前とは設定を異ならせることを特徴とする請求項4または5記載の操作支援装置である。
請求項記載の発明は、コンピュータに、アプリケーションの操作を受け付けるための複数の画面を順次表示する操作画面と、複数の当該画面毎に予め定められた操作に応じた動画を再生して当該アプリケーションの操作を支援する再生画面と、を表示させる機能と、前記操作画面への操作を受け付ける機能と、前記操作画面に第1の画面が表示されている状態で、前記再生画面に当該第1の画面を含む第1の動画を再生するとともに、受け付けた当該第1の画面に対する操作と再生中の当該第1の動画に対応付けられた操作とが一致した場合に、当該第1の動画の再生を中止し、当該第1の画面に続く第2の画面を含む第2の動画を再生する機能とを実現させるプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、動画を用いてアプリケーションの操作の支援を行う場合に、動画の再生に関する操作を低減することができるとともに、被支援者が動画の視聴に要する時間を短くすることが可能になる。
請求項2記載の発明によれば、被支援者が動画の視聴に要する時間をさらに短くすることが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、被支援者がアプリケーションの操作に不要な動画を視聴するのを抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、アプリケーションの操作の支援に関し、被支援者にとって必要な動画を再生することができる。
請求項5記載の発明によれば、アプリケーションの操作の支援に関し、被支援者にとって必要な動画を再生することができる。
請求項6記載の発明によれば、アプリケーションの操作の支援に関する動画を、より適確に再生することができる。
請求項記載の発明によれば、動画を用いてアプリケーションの操作の支援を行う場合に、動画の再生に関する操作を低減することができるとともに、被支援者が動画の視聴に要する時間を短くすることが可能になる。
本実施の形態が適用される操作支援システムの構成を示す図である。 使用者コンピュータ装置および支援者コンピュータ装置を含むコンピュータ装置のハードウェア構成を示す図である。 使用者コンピュータ装置の機能ブロック図である 支援者コンピュータ装置の機能ブロック図である。 アプリ管理テーブルの概要を示す図である。 操作支援動画管理テーブルの概要を示す図である。 支援者支援処理の手順を示すフローチャートである。 支援者支援処理における表示画面の一例を示す図である。 「勤怠管理」アプリの操作画面の一例を示す図である。 操作支援動画の記録処理の一例を説明するための図である。 動画支援処理の手順を示すフローチャートである。 動画による操作支援処理(動画支援処理)の手順を示すフローチャート(つづき)である。 動画支援処理における表示画面の一例を示す図である。 実施の形態1の動画支援処理における第1の具体例を説明するための図である。 実施の形態1の動画支援処理における第2の具体例を説明するための図である。 実施の形態1の動画支援処理における第3の具体例を説明するための図である。 実施の形態1の動画支援処理における第1の変形例を説明するための図である。 実施の形態1の動画支援処理における第2の変形例を説明するための図である。 実施の形態1の動画支援処理における第3の変形例を説明するための図である。 実施の形態2における操作支援動画管理テーブルの概要を示す図である。 実施の形態3における操作支援動画の記録処理の一例を説明するための図である。 実施の形態3の動画支援処理における編集処理の一例を説明するための図である。 実施の形態4における操作支援動画の記録処理の一例を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
[操作支援システムの構成]
図1は、本実施の形態が適用される操作支援システム1の構成を示す図である。
この操作支援システム1は、複数(この例では3つ)の使用者コンピュータ装置10と、単数の支援者コンピュータ装置30と、これらを接続するネットワーク50とを備えている。
これらのうち、使用者コンピュータ装置10は、一般的な使用者(社員、職員、学生等)による使用を想定したコンピュータ装置である。また、各使用者コンピュータ装置10については、それぞれ使用者が異なることを想定している。この使用者コンピュータ装置10は、OS(Operating System)およびOS上で動作する各種アプリケーションプログラム(以下では、単に「アプリ」と称する)を実行する。なお、この例では、操作支援システム1を構成する使用者コンピュータ装置10を3つとしたが、1つ以上であれば数は限定されない。
また、支援者コンピュータ装置30は、上記使用者と比較して各種アプリの操作に習熟していることが期待される支援者(サポートエンジニア等)による使用を想定したコンピュータ装置である。この支援者コンピュータ装置30も、OSおよびOS上で動作する各種アプリを実行する。なお、この例では、操作支援システム1を構成する支援者コンピュータ装置30を1つとしたが、2つ以上であってもかまわない。
本実施の形態では、操作支援システム1を構成する各使用者コンピュータ装置10および支援者コンピュータ装置30のそれぞれに、リモートアシスタンス接続を行うためのアプリがインストールされている。これにより、この操作支援システム1では、使用者コンピュータ装置10で実行される各種アプリの操作手順や、操作中に生じたトラブルの解消手順などが不明となった場合に、使用者コンピュータ装置10が、上述したリモートアシスタンス接続を利用して、ネットワーク50を介して接続された支援者コンピュータ装置30から、実行中のアプリの操作に関する支援を受けることが可能となっている。より具体的に説明すると、リモートアシスタンス接続によって、使用者コンピュータ装置10におけるアプリの操作画面を支援者コンピュータ装置30と共用する(支援者コンピュータ装置30側にも表示する)とともに、支援者コンピュータ装置30側から使用者コンピュータ装置10の操作画面(アプリ)を操作(遠隔操作)することにより、このアプリの正しい操作を、支援者から使用者に視覚的に伝達する。なお、本実施の形態では、このような、支援者コンピュータ装置30による、使用者コンピュータ装置10に対する操作支援の処理を、『支援者支援処理』と呼ぶ。そして、本実施の形態では、支援者支援処理の実行に際して、操作支援を受けている使用者コンピュータ装置10が、支援者支援処理における操作支援の内容(操作の過程で表示される各種操作画面およびこれら各種操作画面における操作の内容)を動画(『操作支援動画』と称する)として記録する、『記録処理』を行う。
また、この操作支援システム1では、あるアプリについて支援者支援処理を実行することでこのアプリの操作支援動画を作成した後、再度、使用者コンピュータ装置10で実行されるこのアプリの操作手順や操作中に生じたトラブルの解消手順などが不明となった場合に、このアプリに対応して作成された操作支援動画を、このアプリの操作画面とともに表示することにより、このアプリの正しい操作を、操作支援動画から使用者に視覚的に伝達する。なお、本実施の形態では、このような、支援者支援処理で作成された操作支援動画による、使用者コンピュータ装置10に対する操作支援の処理を、『動画支援処理』と呼ぶ。そして、本実施の形態では、動画支援処理の実行に際して、記録済みの操作支援動画を再生する、『再生処理』を行う。
ここで、本実施の形態の『支援者支援処理(記録処理)』では、1つの使用者コンピュータ装置10および1つの支援者コンピュータ装置30を用いる。これに対し、本実施の形態の『動画支援処理(再生処理)』では、支援者コンピュータ装置30を用いることなく、使用者コンピュータ装置10を単体で用いる。
[コンピュータ装置のハードウェア構成]
図2は、使用者コンピュータ装置10および支援者コンピュータ装置30を含むコンピュータ装置70のハードウェア構成を示す図である。
このコンピュータ装置70は、OSや各種アプリ等のプログラムを読み出して実行するCPU(Central Processing Unit)71と、CPU71が実行するプログラムやプログラムを実行する際に使用するデータ等を記憶するROM(Read Only Memory)72と、プログラムを実行する際に一時的に生成されるデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)73とを備えている。また、このコンピュータ装置70は、各種プログラムや各種データ等を記憶するHDD(Hard Disk Drive)74と、コンピュータ装置70の外部に設けられた機器との間でデータの授受を行うNIC(Network Interface Card)75と、ユーザからの入力を受け付ける入力装置76と、表示画面に画像を表示する表示装置77と、これらを接続するバス78とをさらに備えている。ここで、入力装置76は、キーボードやマウス等で構成され、表示装置77は液晶ディスプレイ等で構成される。そして、コンピュータ装置70に設けられたCPU71が実行するプログラムは、予めROM72やHDD74に記憶させておく形態の他、例えばCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU71に提供したり、あるいは、ネットワーク50を介してCPU71に提供したりすることも可能である。
[使用者コンピュータ装置の機能構成]
図3は、図1に示す使用者コンピュータ装置10の機能ブロック図である。
本実施の形態の使用者コンピュータ装置10は、入力受付部11、使用者操作監視部12、通信部13、支援者操作監視部14、実行部15、表示制御部16、表示部17、記録制御部18、再生制御部19および記憶部20を備える。
受付手段の一例としての入力受付部11は、「使用者」による入力操作を受け付け、操作情報(以下では、『使用者操作情報』と称する)として出力する。
使用者操作監視部12は、入力受付部11から入力されてくる使用者操作情報の内容を監視する。
通信部13は、ネットワーク50(図1参照)を介して支援者コンピュータ装置30(図1参照)等の外部機器と通信を行う。
支援者操作監視部14は、支援者コンピュータ装置30からネットワーク50(図1参照)および通信部13を介して入力されてくる、「支援者」による入力操作に基づく操作情報(以下では、『支援者操作情報』と称する)の内容を監視する。
制御手段の一例としての実行部15は、使用者操作情報(および支援者操作情報)に従い、OSおよびOS上で動作する各種アプリを実行するとともに、使用者コンピュータ装置10を構成する各部の制御を行う。
表示制御部16は、実行部15から入力されてくる指示に基づき、表示部17における画像の表示を制御する。
表示手段の一例としての表示部17は、表示制御部16による制御に基づき、画像の表示を行う。
記録制御部18は、支援者支援処理で実行される記録処理において、表示部17に表示されるアプリの操作画面と、支援者コンピュータ装置30から入力される支援者操作情報とを、操作支援動画として記録(録画)するための制御を行う。
再生制御部19は、動画支援処理で実行される再生処理において、既に記録されている操作支援動画を再生するための制御を行う。
記憶部20は、OSや各種アプリを記憶するとともに、記録制御部18が記録(作成)した操作支援動画を記憶する。また、記憶部20は、実行部15が実行する各種アプリを管理するための「アプリ管理テーブル」や、実行部15が実行する各種アプリに対応して作成された操作支援動画を管理するための「操作支援動画管理テーブル」を記憶する。なお、これらアプリ管理テーブルおよび操作支援動画管理テーブルの詳細については後述する。
[支援者コンピュータ装置の機能構成]
図4は、図1に示す支援者コンピュータ装置30の機能ブロック図である。
本実施の形態の支援者コンピュータ装置30は、入力受付部31、通信部33、実行部35、表示制御部36および表示部37を備える。
入力受付部31は、「支援者」による入力操作を受け付け、支援者操作情報として出力する。
通信部33は、ネットワーク50(図1参照)を介して使用者コンピュータ装置10(図1参照)等の外部機器と通信を行う。
実行部35は、支援者操作情報(および使用者操作情報)に従い、OSおよびOS上で動作する各種アプリを実行するとともに、支援者コンピュータ装置30を構成する各部の制御を行う。
表示制御部36は、実行部35から入力されてくる指示に基づき、表示部37における画像の表示を制御する。
表示部37は、表示制御部36による制御に基づき、画像の表示を行う。
[アプリ管理テーブル]
図5は、実行部15が実行する各種アプリを管理するための、アプリ管理テーブルの概要を示す図である。本実施の形態のアプリ管理テーブルは、使用者コンピュータ装置10に設けられた記憶部20に記憶されている。
図5に示すアプリ管理テーブルには、アプリの名称(アプリ名と称する)と、そのバージョン情報と、そのファイルパス(アプリファイルパスと称する)とを対応付けてなる『アプリデータ』が登録されている。そして、この使用者コンピュータ装置10では、実行部15で実行可能なアプリが追加あるいは削除される毎に、アプリ管理テーブルの更新が行われる。
ここで、図5に示す例では、使用者が自身の勤怠を管理する際に使用する「勤怠管理」アプリと、使用者が送付状を作成する際に使用する「送付状作成」アプリと、使用者が見積書を作成する際に使用する「見積書作成」アプリとが、アプリ管理テーブルに登録されているものとする。これらのうち、「勤怠管理」アプリのバージョン情報は「Ver.3.5」であり、そのアプリファイルパスは「c:\program\kintai.exe」である。また、「送付状作成」アプリのバージョン情報は「Ver.2.0」であり、そのアプリファイルパスは「c:\program\soufujo.exe」である。さらに、「見積書作成」アプリのバージョン情報は「Ver.2.3」であり、そのアプリファイルパスは「c:\program\mitsumorisyo.exe」である。なお、この例では、これら「勤怠管理」アプリ、「送付状作成」アプリおよび「見積書作成」アプリを、自機(使用者コンピュータ装置10)の記憶部20に記憶させているが、例えばネットワーク50を介して接続された外部機器(例えばサーバ)に記憶させてもかまわない。また、この例では、図5に示すアプリ管理テーブルを、自機(使用者コンピュータ装置10)の記憶部20に記憶させているが、これも、例えばネットワーク50を介して接続された外部機器(例えばサーバ)に記憶させてもよい。
[操作支援動画管理テーブル]
図6は、実行部15が実行する各種アプリに対応して作成された操作支援動画を管理するための、操作支援動画管理テーブルの概要を示す図である。本実施の形態の操作支援動画管理テーブルは、使用者コンピュータ装置10に設けられた記憶部20に記憶されている。
図6に示す操作支援動画管理テーブルには、操作支援動画の名称(動画名と称する)と、操作支援動画の作成対象となったアプリの名称(対象アプリ名と称する)およびそのバージョン情報(対象バージョン情報と称する)と、操作支援動画を構成する動画ファイルのファイルパス(動画ファイルパスと称する)と、動画ファイルとともに操作支援動画を構成する操作ファイルのパス(操作ファイルパスと称する)とを対応付けてなる『操作支援データ』が登録されている。そして、この使用者コンピュータ装置10では、実行部15で実行可能なアプリの操作に関し、支援者コンピュータ装置30による操作支援(支援者支援処理)を受けた際に、操作支援動画およびこの操作支援動画に対応する操作支援データが作成、登録されるようになっている。なお、操作支援動画を構成する動画ファイルは、アプリの操作画面を含む動画データによって構成され、同じ操作支援動画を構成する操作ファイルは、このアプリの操作画面に対応して支援者コンピュータ装置30から入力されてきた支援者操作情報を含む操作データによって構成される。なお、これらの詳細については後述する。
ここで、図6に示す例では、図5に示した「勤怠管理」、「送付状作成」および「見積書作成」の3つのアプリのそれぞれに対応した操作支援動画が既に作成され、操作支援動画管理テーブルに登録されているものとする。これらのうち、動画名「勤怠管理操作支援」については、対象アプリが「勤怠管理」であり、対象バージョン情報が「Ver.3.5」であり、動画ファイルパスが「c:\movie\00001.mp4」であり、操作ファイルパスが「c:\sousa\00001.dat」である。また、動画名「送付状作成操作支援」については、対象アプリが「送付状作成」であり、対象バージョン情報が「Ver.2.0」であり、動画ファイルパスが「c:\movie\00002.mp4」であり、操作ファイルパスが「c:\sousa\00002.dat」である。さらに、動画名「見積書作成操作支援」については、対象アプリが「見積書作成」であり、対象バージョン情報が「Ver.2.1」であり、動画ファイルパスが「c:\movie\00003.mp4」であり、操作ファイルパスが「c:\sousa\00003.dat」である。
そして、この例では、図5に示すアプリ管理テーブルおよび図6に示す操作支援動画管理テーブルから明らかなように、「勤怠管理」アプリおよび「送付状作成」アプリについては、バージョン情報と対象バージョン情報とが一致しているのに対し、「見積書作成」アプリについては、バージョン情報と対象バージョン情報とが一致していない(アプリのバージョン情報(Ver.2.3)に対して、操作支援動画の対象バージョン情報(Ver.2.1)が古い)ものとする。
[支援者支援処理]
では、上述した支援者支援処理について説明を行う。
図7は、支援者支援処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態の支援者支援処理では、上述したように、1つの使用者コンピュータ装置10および1つの支援者コンピュータ装置30を用いる。このため、図中左側は使用者コンピュータ装置10が実行する処理を、図中右側は支援者コンピュータ装置30が実行する処理を、それぞれ示している。なお、支援者支援処理を実行するにあたっては、使用者コンピュータ装置10と支援者コンピュータ装置30とをリモートアシスタンス接続する必要があるが、これ自体は従来から存在する技術であることから、支援者支援処理の実行に際して、両者がリモートアシスタンス接続されるものとし、その詳細な説明を省略する。
まず、使用者コンピュータ装置10において、使用者操作監視部12が、入力受付部11を介して、操作対象となるアプリ(以下では、『対象アプリ』と称する)の起動要求を受け付ける(ステップ101)。これに伴い、実行部15は、ステップ101で起動要求を受け付けた対象アプリを起動する(ステップ102)。そして、実行部15は、ステップ102で起動した対象アプリの操作画面を、表示制御部16を用いて表示部17に表示させる(ステップ103)。
それから、記録制御部18が、表示部17に表示している操作画面の記録を開始し(ステップ104)、また、支援者コンピュータ装置30から送信されてくる支援者操作情報の記録を開始する(ステップ105)。続いて、通信部13が、表示部17に表示させた操作画面の内容を、ネットワーク50を介して支援者コンピュータ装置30に送信する(ステップ106)。
すると、支援者コンピュータ装置30では、通信部33が、ステップ106で使用者コンピュータ装置10(通信部13)から送信されてきた操作画面の内容を、ネットワーク50を介して受信する(ステップ301)。そして、実行部35は、ステップ301で受信した対象アプリの操作画面を、表示制御部36を用いて表示部37に表示させる(ステップ302)。
次に、支援者コンピュータ装置30では、実行部35が、ステップ302で表示部37に操作画面が表示された対象アプリの操作に関する支援者操作情報の入力を、入力受付部31を介して受け付ける(ステップ303)。そして、通信部33は、ステップ303で入力を受け付けた支援者操作情報を、ネットワーク50を介して使用者コンピュータ装置10に送信する(ステップ304)。
すると、使用者コンピュータ装置10では、通信部13が、ステップ304で支援者コンピュータ装置30から送信されてきた支援者操作情報を、ネットワーク50を介して受信する(ステップ107)。続いて、実行部15は、ステップ107で受信した支援者操作情報に基づき、実行している対象アプリの操作画面の生成および更新を行い、この対象アプリの新たな操作画面を、表示制御部16を介して表示部17に表示させる(ステップ108)。そして、記録制御部18が、表示部17に表示している更新済みの操作画面を記録し(ステップ109)、また、ステップ107で受信した支援者操作情報を記録する(ステップ110)。
それから、使用者コンピュータ装置10では、実行部15が、支援者支援処理が完了したか否か、例えば、入力受付部11を介して対象アプリの終了要求を受け付けたか否かを判断する(ステップ111)。ステップ111で否定の判断(NO)を行った場合は、ステップ106に戻り、使用者コンピュータ装置10で実行中の対象アプリに関し、支援者コンピュータ装置30による操作支援を引き続き受ける。
一方、ステップ111で肯定の判断(YES)を行った場合、記録制御部18は、ステップ104およびステップ109で記録した操作画面の内容と、ステップ105およびステップ110で記録した支援者操作情報とを用いて操作支援動画(動画ファイルおよび操作ファイル)を作成し、作成した操作支援動画のデータを記憶部20に書き込む(ステップ112)。続いて、記録制御部18は、ステップ112で作成した操作支援動画に対応する操作支援データを作成し、作成した操作支援データを記憶部20(操作支援動画管理テーブル)に書き込んで(ステップ113)、使用者コンピュータ装置10における支援者支援処理を完了する。
また、ステップ111で肯定の判断を行った場合、使用者コンピュータ装置10に設けられた実行部15は、支援者支援処理が完了したことを示す完了通知を、通信部13からネットワーク50を介して支援者コンピュータ装置30に送信する。そして、支援者コンピュータ装置30では、実行部35が使用者コンピュータ装置10から完了通知を受信したか否かを判断する(ステップ305)。ステップ305で否定の判断(NO)を行った場合は、ステップ301に戻り、使用者コンピュータ装置10で実行中の対象アプリに関し、支援者コンピュータ装置30による操作支援を引き続き行う。これに対し、ステップ305で肯定の判断(YES)を行った場合は、支援者コンピュータ装置30における支援者支援処理を完了する。
[支援者支援処理における表示画面例]
図8は、図7に示す支援者支援処理における表示画面の一例を示す図である。ここで、図中左側は、使用者コンピュータ装置10における表示部17の表示画面である使用者用画面100を示している。また、図中右側は、支援者コンピュータ装置30における表示部37の表示画面である支援者用画面300を示している。
支援者支援処理において、表示部17の使用者用画面100には、使用者コンピュータ装置10で実行中の対象アプリの操作画面である使用者用操作画面110が表示されている。また、支援者支援処理において、表示部37の支援者用画面300には、使用者コンピュータ装置10で実行中の対象アプリの操作画面である支援者用操作画面310が表示されている。このとき、使用者コンピュータ装置10側(表示部17)に表示される使用者用操作画面110と、支援者コンピュータ装置30側(表示部37)に表示される支援者用操作画面310とは、リモートアシスタンス接続により同期しており、その表示内容が、使用者操作情報および支援者操作情報に基づき、連動して変更される。
[「勤怠管理」アプリの操作画面例]
図9は、図5に示すアプリ管理テーブルに登録されることにより、使用者コンピュータ装置10で実行可能な3つのアプリのうち、使用者が自身の勤怠管理に使用する「勤怠管理」アプリの操作画面の一例を示す図である。
図9の上部左側に示す勤怠管理メニュー画面111は、対象アプリとして「勤怠管理」アプリが起動された場合に、使用者用画面100の使用者用操作画面110として表示される。また、この勤怠管理メニュー画面111は、図7に示す支援者支援処理において、支援者用画面300の支援者用操作画面310として表示される。この勤怠管理メニュー画面111には、選択可能な項目として、「勤怠入力」、「休暇申請」および「勤怠情報照会」が設けられており、これらのうちのいずれか1つが選択されることで、それぞれに対応する下層の操作画面が表示されるようになっている。
図9の上部中央側に示す休暇申請画面112は、上述した勤怠管理メニュー画面111において「休暇申請」の項目が選択(クリック)された場合に、使用者用画面100の使用者用操作画面110として表示される。また、この休暇申請画面112は、図7に示す支援者支援処理において、支援者用画面300の支援者用操作画面310として表示される。この休暇申請画面112には、選択可能な項目として「有給休暇申請」、「積立有給休暇申請」および「代休申請」が設けられており、これらのうちのいずれか1つが選択されることで、それぞれに対応する下層の操作画面が表示されるようになっている。
図9の上部右側に示す有給休暇申請画面113は、上述した休暇申請画面112において「有給休暇申請」の項目が選択(クリック)された場合に、使用者用画面100の使用者用操作画面110として表示される。また、この有給休暇申請画面113は、図7に示す支援者支援処理において、支援者用画面300の支援者用操作画面310として表示される。この有給休暇申請画面113には、選択可能な項目として「全日休暇」、「午前半休」および「午後半休」が設けられており、これらのうちのいずれか1つが選択されることで、それぞれに対応する下層の操作画面が表示されるようになっている。
図9の下部右側に示す午前半休申請完了画面114は、上述した有給休暇申請画面113において「午前半休」の項目が選択(クリック)された場合に、使用者用画面100の使用者用操作画面110として表示される。また、この午前半休申請完了画面114は、図7に示す支援者支援処理において、支援者用画面300の支援者用操作画面310として表示される。この午前半休申請完了画面114には、使用者による午前半休の申請が完了したことを示すメッセージが表示されるようになっており、これよりも下層の操作画面は存在しない。
一方、図9の下部中央側に示す積立有給休暇申請画面115は、上述した休暇申請画面112において「積立有給休暇申請」の項目が選択(クリック)された場合に、使用者用画面100の使用者用操作画面110として表示される。また、この積立有給休暇申請画面115は、図7に示す支援者支援処理において、支援者用画面300の支援者用操作画面310として表示される。この積立有給休暇申請画面115には、選択可能な項目として「私傷病等」、「家族介護」および「ボランティア活動」が設けられており、これらのうちのいずれか1つが選択されることで、それぞれに対応する下層の操作画面が表示されるようになっている。
[操作支援動画の記録処理]
図10は、図7に示す支援者支援処理における、操作支援動画の記録処理の一例を説明するための図である。ここで、図10の上段は、対象アプリの操作画面を記録する(図7のステップ104、109参照)ことによって得られる動画データを示しており、図10の下段は、対象アプリの操作に関する支援者操作情報を記録する(ステップ105、110参照)ことによって得られる操作データを示している。そして、動画データは、操作支援動画を構成する動画ファイルとなり、操作データは、動画データとともに操作支援動画を構成する操作ファイルとなる(図6参照)。なお、図10における横軸は、時間の経過を示している。
ここでは、図7に示す支援者支援処理において、対象アプリとして上記「勤怠管理」アプリが選択され、この「勤怠管理」アプリを用いて、使用者が午前半休を申請する手順を、操作支援動画として記録する場合を例として説明を行う。この場合、図9において、「勤怠管理メニュー画面111」→「休暇申請画面112」→「有給休暇申請画面113」→「午前半休申請完了画面114」と進んでいくのが、正しい手順となる。また、例えば「勤怠管理メニュー画面111」→「休暇申請画面112」→「積立有給休暇申請画面115」と進んでいくのは、誤った手順となる。
図10に示す「スタート(00:00:00)」において、使用者用画面100には、使用者用操作画面110として勤怠管理メニュー画面111が表示される(ステップ103)。記録制御部18は、この勤怠管理メニュー画面111を、スタートの時刻情報(00:00:00)と対応付け、動画データの記録を開始する(ステップ104)。また、記録制御部18は、スタートの時刻情報(00:00:00)に合わせて、操作データの記録を開始する(ステップ105)。
次に、勤怠管理メニュー画面111が表示された状態で、支援者コンピュータ装置30から使用者コンピュータ装置10に対し、『「休暇申請」の項目をクリックする』という支援者操作情報が送信され(ステップ304)、使用者コンピュータ装置10では、受信した支援者操作情報(ステップ107)に基づき、勤怠管理メニュー画面111における「休暇申請」の項目がクリックされる。そして、上記「スタート(00:00:00)」からある時間(ここでは5秒)が経過した「ポイントA(00:05:00)」に到達すると、使用者用画面100には、使用者用操作画面110として休暇申請画面112が表示される(ステップ108)。記録制御部18は、この休暇申請画面112を、このときの時刻情報(00:05:00)と対応付けた動画データとして記録する(ステップ109)。また、記録制御部18は、支援者コンピュータ装置30から受け取った、『「休暇申請」の項目をクリックする』という支援者操作情報を、このときの時刻情報(00:05:00)と対応付けた操作データ(操作A)として記録する(ステップ110)。
続いて、休暇申請画面112が表示された状態で、支援者コンピュータ装置30から使用者コンピュータ装置10に対し、『「有給休暇申請」の項目をクリックする』という支援者操作情報が送信され(ステップ304)、使用者コンピュータ装置10では、受信した支援者操作情報(ステップ107)に基づき、休暇申請画面112における「有給休暇申請」の項目がクリックされる。そして、上記「ポイントA(00:05:00)」からある時間(ここでは6秒)が経過した「ポイントB(0:11:00)」に到達すると、使用者用画面100には、使用者用操作画面110として有給休暇申請画面113が表示される(ステップ108)。記録制御部18は、この有給休暇申請画面113を、このときの時刻情報(00:11:00)と対応付けた動画データとして記録する(ステップ109)。また、記録制御部18は、支援者コンピュータ装置30から受け取った、『「有給休暇申請」の項目をクリックする』という支援者操作情報を、このときの時刻情報(00:11:00)と対応付けた操作データ(操作B)として記録する(ステップ110)。
それから、有給休暇申請画面113が表示された状態で、支援者コンピュータ装置30から使用者コンピュータ装置10に対し、『「午前半休」の項目をクリックする』という支援者操作情報が送信され(ステップ304)、使用者コンピュータ装置10では、受信した支援者操作情報(ステップ107)に基づき、有給休暇申請画面113における「午前半休」の項目がクリックされる。そして、上記「ポイントB(00:11:00)」からある時間(ここでは7秒)が経過した「ポイントC(00:18:00)」に到達すると、使用者用画面100には、使用者用操作画面110として午前半休申請完了画面114が表示される(ステップ108)。記録制御部18は、この午前半休申請完了画面114を、このときの時刻情報(00:18:00)と対応付けた動画データとして記録する(ステップ109)。また、記録制御部18は、支援者コンピュータ装置30から受け取った、『「午前半休」の項目をクリックする』という支援者操作情報を、このときの時刻情報(00:18:00)と対応付けた操作データ(操作C)として記録する(ステップ110)。
このようにして、「勤怠管理」アプリを用いた、午前半休を申請する手順が完了すると、使用者コンピュータ装置10に設けられた記録制御部18は、上記動画データを動画ファイルとし、上記操作データを操作ファイルとする操作支援動画を作成し、記憶部20に書き込む(ステップ112)。このとき、記録制御部18は、これら動画ファイルおよび操作ファイルにそれぞれファイル名(動画ファイル名および操作ファイル名)を付与する。また、記録制御部18は、操作支援動画の作成対象となったアプリ(ここでは「勤怠管理」アプリ)のアプリ名およびバージョン情報を、アプリ管理テーブル(図5参照)から取得する。そして、記録制御部18は、入力受付部31を介して使用者から入力を受け付けることで決められた動画名と、アプリ管理テーブルから取得したアプリ名(対象アプリ名)およびバージョン情報(対象バージョン情報)と、作成した動画ファイル名(動画ファイルパス)および操作ファイル名(操作ファイルパス)とを対応付けてなる操作支援データを作成し、操作支援動画管理テーブル(図6参照)に書き込む(ステップ113)。
このようにして得られた操作支援動画においては、隣接する2つのポイントの間が、それぞれ『区間』として設定される。すなわち、図10に示す例においては、「スタート」から「ポイントA」に至る5秒間が『区間1』となり、「ポイントA」から「ポイントB」に至る6秒間が『区間2』となり、「ポイントB」から「ポイントC」に至る7秒間が『区間3』となる。そして、この例において、『区間1』は勤怠管理メニュー画面111を表示している期間であり、『区間2』は休暇申請画面112を表示している期間であり、『区間3』は有給休暇申請画面113を表示している期間である。また、区間3に続く「ポイントC」以降は、午前半休申請完了画面114を表示する期間となる。
[動画支援処理]
次に、上述した支援者支援処理にて作成された操作支援動画を用いた、動画支援処理について説明を行う。
図11および図12は、動画支援処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態の動画支援処理では、上述したように、1つの使用者コンピュータ装置10を用いる一方、支援者コンピュータ装置30を用いない。このため、図中には使用者コンピュータ装置10が実行する処理のみを示している。したがって、動画支援処理を実行するにあたって、使用者コンピュータ装置10と支援者コンピュータ装置30とをリモートアシスタンス接続する必要はない。
まず、使用者コンピュータ装置10において、使用者操作監視部12が、入力受付部11を介して、操作対象となる対象アプリに対応する操作支援動画の動画名の入力を受け付ける(ステップ1001)。これに伴い、実行部15は、操作支援動画管理テーブル(図6参照)から、ステップ1001で入力を受け付けた動画名を含む操作支援データ(動画名、対象アプリ名、対象バージョン情報、動画ファイルパスおよび操作ファイルパス)を読み出す(ステップ1002)。続いて、実行部15は、ステップ1002で読み出した操作支援データに基づき、アプリ管理テーブル(図5参照)から対象アプリ名に対応するアプリデータ(アプリ名、バージョン情報およびアプリファイルパス)を読み出す(ステップ1003)。
次に、実行部15は、ステップ1002で動画管理テーブルから読み出した操作支援データにおける対象バージョン情報と、ステップ1003でアプリ管理テーブルから読み出したアプリデータにおけるバージョン情報とが一致しているか否かを判断する(ステップ1004)。
ステップ1004において否定の判断(NO)を行った場合、実行部15は、これから操作しようとする対象アプリのバージョンと、操作支援動画の作成対象となった対象アプリとのバージョンが異なることを案内する案内画面を、表示制御部16を用いて表示部17に表示させ(ステップ1005)、動画支援処理を終了する。なお、本実施の形態の動画支援処理において、対象アプリのバージョン情報と操作支援動画の対象バージョン情報とが異なる場合に、対象アプリを起動することなく処理を終了しているのは、アプリのバージョンが異なっていると、そのアプリの操作画面に変更が施されていることがあるためである。ここで、図6および図7から明らかなように、対象アプリが「勤怠管理」アプリあるいは「送付状作成」アプリである場合には、ステップ1004にて肯定の判断(YES)がなされることになる。これに対し、対象アプリが「見積書作成」アプリである場合には、ステップ1004にて否定の判断(NO)がなされることになる。
一方、ステップ1004において肯定の判断(YES)を行った場合、実行部15は、ステップ1003で読み出したアプリデータに基づき、操作対象となる対象アプリを起動する(ステップ1006)。そして、実行部15は、ステップ1006で起動した対象アプリの操作画面(使用者用操作画面)を、表示制御部16を用いて表示部17に表示させる(ステップ1007)。また、実行部15は、ステップ1002で読み出した操作支援データに基づく操作支援動画を表示するための動画再生画面を、表示制御部16を用いて表示部17に表示させる(ステップ1008)。これにより、表示部17の使用者用画面100には、これら使用者用操作画面および動画再生画面の両者が表示されることになる。その後、再生制御部19は、変数nを1(n=1)に設定する(ステップ1009)。
続いて、再生制御部19は、ステップ1002で読み出した操作支援データに基づき、操作支援動画における区間n(最初は区間1)の再生を開始する(ステップ1010)。これに伴い、表示部17の使用者用画面100における動画再生画面には、操作支援動画における区間nの部位が表示(再生)される。そして、区間nの終点に到達すると(ステップ1011)、再生制御部19は、操作支援動画の再生を停止するとともに、図示しないタイマによる計測(計時)を開始する(ステップ1012)。
それから、再生制御部19は、使用者操作監視部12が、入力受付部11を介して、対象アプリの操作に関する使用者操作情報の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップ1013)。ステップ1013において否定の判断(NO)を行った場合、再生制御部19は、ステップ1012で開始したタイマによる計測時間が、予め決められた設定時間(例えば1分)を経過したか否かを判断する(ステップ1014)。ステップ1014で否定の判断(NO)を行った場合は、ステップ1013に戻って処理を続行する。これに対し、ステップ1014で肯定の判断(YES)を行った場合、再生制御部19は、タイマによる計測をリセット(タイマリセット)し(ステップ1015)、ステップ1010に戻って処理を続行する。すなわち、この場合は、操作支援動画において前と同じ区間の再生が再び行われることになる。
一方、ステップ1013において肯定の判断(YES)を行った場合、再生制御部19は、タイマによる計測をリセット(タイマリセット)する(ステップ1016)。続いて、再生制御部19は、ステップ1013で入力を受け付けた使用者操作情報と、ステップ1002で読み出した操作支援データから取得した、区間nにおける支援者操作情報とが一致しているか否かを判断する(ステップ1017)。ステップ1017で否定の判断(NO)を行った場合は、ステップ1010に戻って処理を続行する。すなわち、この場合も、操作支援動画において前と同じ区間の再生が再び行われることになる。
これに対し、ステップ1017で肯定の判断(YES)を行った場合、再生制御部19は、今回再生を行った区間nが、操作支援動画における最終区間であるか否かを判断する(ステップ1018)。ステップ1018で肯定の判断(YES)を行った場合は、動画支援処理を完了する。
一方、ステップ1018で否定の判断(NO)を行った場合、再生制御部19は、変数nをn+1(n=n+1)に更新し(ステップ1019)、ステップ1010に戻って処理を続行する。すなわち、この場合は、操作支援動画において前の区間に続く次の区間の再生が行われることになる。
[動画支援処理における表示画面例]
図13は、動画支援処理における表示画面の一例を示す図である。ここで、図13は、使用者コンピュータ装置10における表示部17の表示画面である使用者用画面100を示している。
動画支援処理において、表示部17の使用者用画面100には、上述したように、使用者コンピュータ装置10で実行中の対象アプリの操作画面である使用者用操作画面110に加えて、実行中の対象アプリの操作支援を行うために作成した操作支援動画を表示するための動画再生画面120が表示される。すなわち、動画支援処理においては、1つの使用者用画面100内に、操作画面の一例としての使用者用操作画面110と、再生画面の一例としての動画再生画面120とが、並べて表示される。これにより、使用者コンピュータ装置10を使用する使用者は、動画再生画面120に表示された操作支援動画を参照しつつ、使用者用操作画面110に表示された対象アプリの操作画面を操作することが可能となる。なお、この例では、使用者用画面100において、使用者用操作画面110の左側に動画再生画面120を配置しているが、これに限定されるものではなく、両者の位置関係は変更してかまわない。また、使用者用画面100内で、使用者用操作画面110と動画再生画面120とを、一部重ねた状態で表示してもかまわない。さらに、この例では、1つの使用者用画面100内に、使用者用操作画面110および動画再生画面120の両者を表示しているが、例えば表示部17が2台の表示装置77で構成される(デュアルディスプレイ)場合には、一方の表示装置77の使用者用画面100には使用者用操作画面110を表示し、他方の表示装置77の使用者用画面100には動画再生画面120を表示する、ということもあり得る。
[動画支援処理の具体例]
以下、本実施の形態における動画支援処理の詳細を、複数の具体例を用いて説明する。
なお、ここでは、図11および図12に示す動画支援処理において、操作支援動画として「勤怠管理」操作支援動画が選択され、この「勤怠管理」操作支援動画および「勤怠管理」アプリを用いて、使用者が午前半休を申請する手順に関する操作支援を受ける場合を例として説明を行う。本実施の形態では、上述したように、「勤怠管理」アプリのバージョン情報と対象バージョン情報とが一致している(図5および図6参照)ため、ステップ1004にて肯定の判断が行われる。
(第1の具体例)
図14は、実施の形態1の動画支援処理における第1の具体例を説明するための図である。ここで、図14の上段は、対象アプリに関する操作支援動画の内容(動画データおよび操作データ)を示しており、図14の下段は、使用者による対象アプリの操作の内容(使用者操作情報)を示している。なお、これらの関係は、以下に説明する図15〜図19においても同じである。
第1の具体例は、操作支援動画の区間1(勤怠管理メニュー画面111を含む)の再生を停止した後(ステップ1012)、設定時間の経過前(ステップ1014:NO)に使用者操作情報が入力され(ステップ1013:YES)、入力された使用者操作情報(操作A)と、区間1に設定された支援者操作情報(操作A)とが一致する(ステップ1017:YES)ことで、区間1に続く操作支援動画の区間2(休暇申請画面112を含む)の再生を開始する場合を示している。
(1)play
図14に示す「スタート(00:00:00)」において、使用者用操作画面110には勤怠管理メニュー画面111が表示され、動画再生画面120には操作支援動画の区間1が再生(表示)される。
(2)wait
操作支援動画の再生位置が区間1の終点に到達すると、区間1の動画の再生が停止されるとともにタイマによる計測が開始される。そして、この状態で、設定時間が経過するまで、使用者操作情報の入力を待機する。
(3)check
設定時間が経過する前に、使用者操作情報が入力されると、入力された使用者操作情報と、区間1に設定された支援者操作情報とを照合する。ここでは、使用者操作情報(操作A)と支援者操作情報(操作A)とが一致しているので、OKとなる。
(4)play
そして、使用者用操作画面110には休暇申請画面112が表示され、動画再生画面120には操作支援動画の区間2が再生(表示)される。
(第2の具体例)
図15は、実施の形態1の動画支援処理における第2の具体例を説明するための図である。
第2の具体例は、操作支援動画の区間1(勤怠管理メニュー画面111を含む)の再生を停止した後(ステップ1012)、設定時間の経過前(ステップ1014:NO)に使用者操作情報が入力され(ステップ1013:YES)、入力された使用者操作情報(操作Z)と、区間1に設定された支援者操作情報(操作A)とが一致しない(ステップ1017:NO)ことで、操作支援動画の区間1(勤怠管理メニュー画面111を含む)の再生を再度開始する(繰り返す)場合を示している。
(1)play
図15に示す「スタート(00:00:00)」において、使用者用操作画面110には勤怠管理メニュー画面111が表示され、動画再生画面120には操作支援動画の区間1が再生(表示)される。
(2)wait
操作支援動画の再生位置が区間1の終点に到達すると、区間1の動画の再生が停止されるとともにタイマによる計測が開始される。そして、この状態で、設定時間が経過するまで、使用者操作情報の入力を待機する。
(3)check
設定時間が経過する前に、使用者操作情報が入力されると、入力された使用者操作情報と、区間1に設定された支援者操作情報とを照合する。ここでは、使用者操作情報(操作Z)と支援者操作情報(操作A)とが一致しないので、NGとなる。
(4)replay
そして、使用者用操作画面110には勤怠管理メニュー画面111が表示され、動画再生画面120には操作支援動画の区間1がもう一度再生(表示)される。
(第3の具体例)
図16は、実施の形態1の動画支援処理における第3の具体例を説明するための図である。
第3の具体例は、操作支援動画の区間1(勤怠管理メニュー画面111を含む)の再生を停止した後(ステップ1012)、使用者操作情報が入力されない状態(ステップ1013:NO)で設定時間が経過する(ステップ1014:YES)ことで、操作支援動画の区間1(勤怠管理メニュー画面111を含む)の再生を再度開始する(繰り返す)場合を示している。
(1)play
図16に示す「スタート(00:00:00)」において、使用者用操作画面110には勤怠管理メニュー画面111が表示され、動画再生画面120には操作支援動画の区間1が再生(表示)される。
(2)wait
操作支援動画の再生位置が区間1の終点に到達すると、区間1の動画の再生が停止されるとともにタイマによる計測が開始される。そして、この状態で、設定時間が経過するまで、使用者操作情報の入力を待機する。
(3)replay
使用者操作情報の入力がない(操作なし)まま設定時間が経過したことにより、使用者用操作画面110には勤怠管理メニュー画面111が表示され、動画再生画面120には操作支援動画の区間1がもう一度再生(表示)される。
[動画支援処理の変形例]
以下に、本実施の形態における動画支援処理の変形例について説明を行う。
(第1の変形例)
図17は、実施の形態1の動画支援処理における第1の変形例を説明するための図である。
実施の形態1では、区間毎に操作支援動画の再生を停止させるようにしていた。これに対し、第1の変形例は、隣接する複数の区間(ここでは区間1および区間2の2つ)を1まとまりの区間として扱うようにし、この1まとまりの区間を連続して再生させるようにしたものである。
すなわち、第1の変形例では、操作支援動画の区間1および区間2を連続再生し((1)play)、区間2の終点に到達した状態で操作支援動画の再生を停止して使用者操作情報の入力を待機する((2)wait)。そして、区間1に対する使用者操作情報の内容と区間1に設定された支援者操作情報とが一致し((3)check(OK))、且つ、区間2に対する使用者操作情報の内容と区間2に設定された支援者操作情報とが一致した((4)check(OK))場合に、区間1および区間2に続く区間3の再生を開始する((5)play)。
この第1の変形例は、例えば区間1および区間2が同じ操作画面となっており、この操作画面内に2つの入力項目が存在する場合等に有用である。
(第2の変形例)
図18は、実施の形態1の動画支援処理における第2の変形例を説明するための図である。
実施の形態1では、区間毎に操作支援動画の再生を停止させた後に、使用者操作情報の入力を待機するようにしていた。これに対し、第2の変形例は、区間毎の操作支援動画の再生中に、正しい使用者操作情報の入力があった場合には、この区間の再生を中止して次の区間の再生を開始させるようにしたものである。
すなわち、第2の変形例では、操作支援動画の区間1を再生している最中に((1)play)、使用者操作情報が入力され、入力された使用者操作情報と区間1に設定された支援者操作情報とが一致した((2)check(OK))場合に、以降の区間1の再生をスキップし、区間1に続く区間2の再生を開始する((3)play)。
この第2の変形例は、使用者が動画支援処理を受ける時間を短縮したい場合等に有用である。
(第3の変形例)
図19は、実施の形態1の動画支援処理における第3の変形例を説明するための図である。
実施の形態1では、操作支援動画を構成する各区間を、それぞれ全期間にわたって再生させるようにしていた。これに対し、第3の変形例は、各区間のうち、必要とされる期間のみを再生させるようにし、不要な期間については再生させないようにしたものである。
すなわち、第3の変形例では、操作支援動画の区間1のうち、後半側となる区間1Aのみを再生し、区間1Aの終点に到達した状態で操作支援動画の再生を停止して使用者操作情報の入力を待機する((2)wait)。ここで、区間1では、区間1Aに操作画面の操作に必要な事項が含まれており、それ以外の区間には見なくてもいい事項のみが含まれているものとする。そして、区間1(区間1A)に対する使用者操作情報の内容と区間1に設定された支援者操作情報とが一致した((3)check(OK))場合に、区間1(区間1A)に続く区間2の再生を開始する((4)play)。ただし、区間2も、すべてが再生されるわけではなく、前半側となる区間2Aと後半側となる区間2Bとを再生することになる。
操作支援動画は、実際の支援者支援処理を利用して作成(記録)されるため、この操作支援動画には、支援者操作情報や使用者操作情報の入力を待機する期間等が含まれ得る。その結果、得られる操作支援動画は、専用に作成されるチュートリアル動画等と比較して、冗長なものとなる場合がある。この第3の変形例は、使用者が動画支援処理を受ける時間を短縮したい場合等に有用である。
<実施の形態2>
実施の形態1では、動画支援処理において、操作支援動画を、区間を単位として再生/停止し、区間毎の使用者操作情報と支援者操作情報とが一致しない場合(使用者が操作を失敗した場合)に、同じ区間の再生(リプレイ)を行っていたが、その再生手法については前の再生時と同じであった(変更を行っていなかった)。これに対し、本実施の形態では、使用者が操作を失敗した回数等に応じて、操作支援動画の再生手法を変更するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
[操作支援動画管理テーブル]
図20は、実施の形態2における操作支援動画管理テーブルの概要を示す図である。この操作支援動画管理テーブルの基本構成は、実施の形態1で説明したもの(図6参照)とほぼ同じであるが、操作支援データとして、さらに、各操作支援動画の再生回数(動画支援処理の実行回数)と、操作支援動画の各区間における使用者の操作の失敗回数(各区間において使用者操作情報と支援者操作情報とが一致しなかった回数)を有している点が、実施の形態1とは異なる。
ここで、図20に示す例では、「勤怠管理」アプリに対応した操作支援動画が既に作成され、操作支援動画管理テーブルに登録されているものとする。すなわち、動画名「勤怠管理操作支援」については、対象アプリが「勤怠管理」であり、対象バージョン情報が「Ver.3.5」であり、動画ファイルパスが「c:\movie\00001.mp4」であり、操作ファイルパスが「c:\sousa\00001.dat」であり、再生回数が「WWWW」であり、区間1の失敗回数が「XXXX」であり、区間2の失敗回数が「YYYY」であり、区間3の失敗回数が「ZZZZ」である。
そして、本実施の形態では、例えば図15に示した第2の具体例における「(3)check」において、区間1における使用者操作情報(操作Z)と支援者操作情報(操作A)とが一致しないことによってNGとなった後、再生回数に占めるこの区間(区間1)の失敗回数の割合(失敗率)が算出され、この失敗率が予め決められた基準値(例えば50%)を上回った場合には、次の「(4)replay」において、前の「(1)play」に比べて、例えば区間1の再生速度を遅くする、区間1の繰り返し再生回数を増やす、区間1の再生時に警告音を鳴らして注意を引くなどの、再生手法の変更が行われる。
<実施の形態3>
実施の形態1では、動画支援処理において、支援者支援処理によって得られた操作支援動画の全区間を、すべて再生するようにしていた。これに対し、本実施の形態では、このようにして得られた操作支援動画のうち、操作の失敗などを含んでいることで、動画支援処理では不要となる区間については、その再生を省略するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1、2と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
[操作支援動画の記録処理]
図21は、実施の形態3における操作支援動画の記録処理の一例を説明するための図である。ここで、図21の構成は、実施の形態1で説明した図10と同じである。
ここでは、実施の形態1と同じく、図7に示す支援者支援処理において、対象アプリとして上記「勤怠管理」アプリが選択され、この「勤怠管理」アプリを用いて、使用者が午前半休を申請する手順を、操作支援動画として記録する場合を例として説明を行う。
図21に示す「スタート」において、使用者用画面100には、使用者用操作画面110として勤怠管理メニュー画面111が表示される(ステップ103)。記録制御部18は、この勤怠管理メニュー画面111を、スタートの時刻情報と対応付け、動画データの記録を開始する(ステップ104)。また、記録制御部18は、スタートの時刻情報に合わせて、操作データの記録を開始する(ステップ105)。
次に、勤怠管理メニュー画面111が表示された状態で、支援者コンピュータ装置30から使用者コンピュータ装置10に対し、『「休暇申請」の項目をクリックする』という支援者操作情報が送信され(ステップ304)、使用者コンピュータ装置10では、受信した支援者操作情報(ステップ107)に基づき、勤怠管理メニュー画面111における「休暇申請」の項目がクリックされる。そして、上記「スタート」からある時間が経過した「ポイントA」に到達すると、使用者用画面100には、使用者用操作画面110として休暇申請画面112が表示される(ステップ108)。記録制御部18は、この休暇申請画面112を、このときの時刻情報と対応付けた動画データとして記録する(ステップ109)。また、記録制御部18は、支援者コンピュータ装置30から受け取った、『「休暇申請」の項目をクリックする』という支援者操作情報を、このときの時刻情報と対応付けた操作データ(操作A)として記録する(ステップ110)。
続いて、休暇申請画面112が表示された状態で、支援者コンピュータ装置30から使用者コンピュータ装置10に対し、『「積立有給休暇申請」の項目をクリックする』という支援者操作情報(誤った情報)が送信され(ステップ304)、使用者コンピュータ装置10では、受信した支援者操作情報(ステップ107)に基づき、休暇申請画面112における「積立有給休暇申請」の項目がクリックされる。そして、上記「ポイントA」からある時間が経過した「ポイントX」に到達すると、使用者用画面100には、使用者用操作画面110として積立有給休暇申請画面115が表示される(ステップ108)。記録制御部18は、この積立有給休暇申請画面115を、このときの時刻情報と対応付けた動画データとして記録する(ステップ109)。また、記録制御部18は、支援者コンピュータ装置30から受け取った、『「積立有給休暇申請」の項目をクリックする』という支援者操作情報を、このときの時刻情報と対応付けた操作データ(操作X)として記録する(ステップ110)。
それから、積立有給休暇申請画面115が表示された状態で、支援者コンピュータ装置30から使用者コンピュータ装置10に対し、『バックスペースキーを押す』という支援者操作情報(誤った情報を正す情報)が送信され(ステップ304)、使用者コンピュータ装置10では、受信した支援者操作情報(ステップ107)に基づき、バックスペースキーが押される。そして、上記「ポイントX」からある時間が経過した「ポイントY」に到達すると、使用者用画面100には、使用者用操作画面110として休暇申請画面112が再度表示される(ステップ108)。記録制御部18は、この休暇申請画面112を、このときの時刻情報と対応付けた動画データとして記録する(ステップ109)。また、記録制御部18は、支援者コンピュータ装置30から受け取った、『バックスペースキーを押す』という支援者操作情報を、このときの時刻情報と対応付けた操作データ(操作Y)として記録する(ステップ110)。
続いて、休暇申請画面112が表示された状態で、支援者コンピュータ装置30から使用者コンピュータ装置10に対し、『「有給休暇申請」の項目をクリックする』という支援者操作情報が送信され(ステップ304)、使用者コンピュータ装置10では、受信した支援者操作情報(ステップ107)に基づき、休暇申請画面112における「有給休暇申請」の項目がクリックされる。そして、上記「ポイントY」からある時間が経過した「ポイントB」に到達すると、使用者用画面100には、使用者用操作画面110として有給休暇申請画面113が表示される(ステップ108)。記録制御部18は、この有給休暇申請画面113を、このときの時刻情報と対応付けた動画データとして記録する(ステップ109)。また、記録制御部18は、支援者コンピュータ装置30から受け取った、『「有給休暇申請」の項目をクリックする』という支援者操作情報を、このときの時刻情報と対応付けた操作データ(操作B)として記録する(ステップ110)。
それから、有給休暇申請画面113が表示された状態で、支援者コンピュータ装置30から使用者コンピュータ装置10に対し、『「午前半休」の項目をクリックする』という支援者操作情報が送信され(ステップ304)、使用者コンピュータ装置10では、受信した支援者操作情報(ステップ107)に基づき、有給休暇申請画面113における「午前半休」の項目がクリックされる。そして、上記「ポイントB」からある時間が経過した「ポイントC」に到達すると、使用者用画面100には、使用者用操作画面110として午前半休申請完了画面114が表示される(ステップ108)。記録制御部18は、この午前半休申請完了画面114を、このときの時刻情報と対応付けた動画データとして記録する(ステップ109)。また、記録制御部18は、支援者コンピュータ装置30から受け取った、『「午前半休」の項目をクリックする』という支援者操作情報を、このときの時刻情報と対応付けた操作データ(操作C)として記録する(ステップ110)。
このようにして、「勤怠管理」アプリを用いた、午前半休を申請する手順が完了すると、使用者コンピュータ装置10に設けられた記録制御部18は、上記動画データを動画ファイルとし、上記操作データを操作ファイルとする操作支援動画を作成し、記憶部20に書き込む(ステップ112)。このとき、記録制御部18は、これら動画ファイルおよび操作ファイルにそれぞれファイル名(動画ファイル名および操作ファイル名)を付与する。また、記録制御部18は、操作支援動画の作成対象となったアプリ(ここでは「勤怠管理」アプリ)のアプリ名およびバージョン情報を、アプリ管理テーブル(図5参照)から取得する。そして、記録制御部18は、入力受付部31を介して使用者から入力を受け付けることで決められた動画名と、アプリ管理テーブルから取得したアプリ名(対象アプリ名)およびバージョン情報(対象バージョン情報)と、作成した動画ファイル名(動画ファイルパス)および操作ファイル名(操作ファイルパス)とを対応付けてなる操作支援データを作成し、操作支援動画管理テーブル(図6参照)に書き込む(ステップ113)。
なお、ここでは、「スタート」から「ポイントA」に至る期間を『区間ア』、「ポイントA」から「ポイントX」に至る期間を『区間イ』、「ポイントX」から「ポイントY」に至る期間を『区間ウ』、「ポイントY」から「ポイントB」に至る期間を『区間エ』、「ポイントB」から「ポイントC」に至る期間を『区間オ』、と称する。
この例においては、最初に表示された休暇申請画面112において、「有給休暇申請」の項目をクリックすべきところ、誤って、この処理では必要のない「積立有給休暇申請」の項目をクリックするという操作(操作X)が行われたことにより、積立有給休暇申請画面115が表示されている。また、この例においては、誤って表示された積立有給休暇申請画面115を休暇申請画面112に戻すために、「バックスペースキーを押す」という、この処理では必要のない操作(操作Y)が行われている。ここで、区間イおよび区間ウは、動画支援処理では不要である。
[動画支援処理における編集処理]
図22は、実施の形態3の動画支援処理における編集処理の一例を説明するための図である。ここで、図22の構成は、上述した図21と同じである。
本実施の形態の動画支援処理では、図21に示す手順によって得られた操作支援動画に編集処理を施して再生処理を行う。この例では、勤怠管理メニュー画面111を含む「区間ア」を「区間1」とし、休暇申請画面112を含む「区間エ」を「区間2」とし、有給休暇申請画面113を含む「区間オ」を「区間3」とする編集を行う。すなわち、動画支援処理では不要な「区間イ」および「区間ウ」を、再生処理においてスキップする。
これにより、動画支援処理において再生される操作支援動画は、実施の形態1と同じものとなる。したがって、動画支援処理において区間イおよび区間ウを再生しなくて済む分、使用者が動画支援処理を受ける時間を短縮することが可能となる。
<実施の形態4>
実施の形態3では、支援者支援処理において、すべての操作を記録することで操作支援動画を作成し、動画支援処理において、操作の失敗などを含むことで動画支援処理では不要となる区間については、その再生を省略するようにしていた。これに対し、本実施の形態では、支援者支援処理において、操作の失敗などを含むことで動画支援処理では不要となる区間については、その記録を省略するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1〜3と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
[操作支援動画の記録処理]
図23は、実施の形態4における操作支援動画の記録処理の一例を説明するための図である。ここで、図23の構成は、実施の形態3で説明した図21と同じである。
ここでは、実施の形態3と同じく、図7に示す支援者支援処理において、対象アプリとして上記「勤怠管理」アプリが選択され、この「勤怠管理」アプリを用いて、使用者が午前半休を申請する手順を、操作支援動画として記録する場合を例として説明を行う。また、そのときに得られる動画データおよび操作データも、実施の形態3と同じであって、勤怠管理メニュー画面111(操作A)→休暇申請画面112(操作X)→積立有給休暇申請画面115(操作Y)→休暇申請画面112(操作B)→有給休暇申請画面113(操作C)→午前半休申請完了画面114の順となっているものとする。
本実施の形態では、図7のステップ112で操作支援動画を作成(記録)するときに、図23に示す動画データおよび操作データを編集する。この例では、勤怠管理メニュー画面111を含む「区間ア」を「区間1」とし、休暇申請画面112を含む「区間エ」を「区間2」とし、有給休暇申請画面113を含む「区間オ」を「区間3」とする編集を行う。すなわち、動画支援処理では不要な「区間イ」および「区間ウ」を、記録処理においてカットする。
これにより、動画支援処理において再生される操作支援動画は、実施の形態1と同じものとなる。したがって、動画支援処理において区間イおよび区間ウを再生しなくて済む分、使用者が動画支援処理を受ける時間を短縮することが可能となる。また、本実施の形態では、編集処理を施したものを操作支援動画として記録しているため、実施の形態3で説明したものと比較して、操作支援動画のファイルサイズをより小さくすることが可能となる。
[その他]
なお、実施の形態1〜4では、操作支援動画を構成する操作ファイル(操作データ)を、支援者操作情報に基づいて作成していたが、これに限られるものではなく、支援者操作情報を参照して入力された使用者操作情報に基づいて作成してもよく、支援者操作情報および使用者操作情報の両者に基づいて作成してもかまわない。
また、実施の形態1〜4では、操作支援動画の作成を使用者コンピュータ装置10で行っていたが、これに限られるものではなく、支援者コンピュータ装置30で行ってもよいし、ネットワーク50に接続された他のコンピュータ装置(図示せず)で行ってもかまわない。
さらに、実施の形態1〜4では、支援者支援処理において、支援者コンピュータ装置30側から使用者コンピュータ装置10の操作画面(アプリ)を操作する(支援者が、操作画面を操作する)ようにしていたが、これに限られるものではなく、支援者が操作画面を介して使用者に操作を説明し、操作自体は使用者が行うようにしても構わない。その具体例としては、例えば、支援者は、操作を促すための画像(指さし型カーソルなど)を操作画面のボタン上に移動させ「このボタンをクリックしてください」と使用者に説明するようなやり方が挙げられる。
1…操作支援システム、10…使用者コンピュータ装置、11…入力受付部、12…使用者操作監視部、13…通信部、14…支援者操作監視部、15…実行部、16…表示制御部、17…表示部、18…記録制御部、19…再生制御部、20…記憶部、30…支援者コンピュータ装置、31…入力受付部、33…通信部、35…実行部、36…表示制御部、37…表示部、50…ネットワーク、70…コンピュータ装置、71…CPU、72…ROM、73…RAM、74…HDD、75…NIC、76…入力装置、77…表示装置、78…バス、100…使用者用画面、110…使用者用操作画面、111…勤怠管理メニュー画面、112…休暇申請画面、113…有給休暇申請画面、114…午前半休申請完了画面、115…積立有給休暇申請画面、120…動画再生画面、300…支援者用画面、310…支援者用操作画面

Claims (7)

  1. アプリケーションの操作を受け付けるための複数の画面を順次表示する操作画面と、複数の当該画面毎に予め定められた操作に応じた動画を再生して当該アプリケーションの操作を支援する再生画面と、を表示する表示手段と、
    前記操作画面への操作を受け付ける受付手段と、
    前記操作画面に第1の画面が表示されている状態で、前記再生画面に当該第1の画面を含む第1の動画を再生するとともに、前記受付手段にて受け付けた当該第1の画面に対する操作と再生中の当該第1の動画に対応付けられた操作とが一致した場合に、当該第1の動画の再生を中止し、当該第1の画面に続く第2の画面を含む第2の動画を再生する制御手段と
    を含む操作支援装置。
  2. 前記第1の動画が、前記第1の画面に対する操作に必要な事項を含む第1の区間と操作に必要な事項を含まない第2の区間とを有している場合に、
    前記制御手段は、前記操作画面に前記第1の画面が表示されている状態で、前記再生画面に前記第1の区間を再生するとともに前記第2の区間を再生しないことを特徴とする請求項1記載の操作支援装置。
  3. 前記第1の動画における前記第2の区間は、前記第1の画面に対する入力を待機する期間を含んでいることを特徴とする請求項2記載の操作支援装置。
  4. 前記制御手段は、前記受付手段にて受け付けた前記第1の画面に対する操作と、再生後または再生中の前記第1の動画に対応付けられた操作とが一致しなかった場合に、当該第1の動画をもう一度再生することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の操作支援装置。
  5. 前記制御手段は、予め設定された設定時間内に前記受付手段にて前記第1の画面に対する操作を受け付けなかった場合に、前記第1の動画をもう一度再生することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の操作支援装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の動画をもう一度再生する場合に、前とは設定を異ならせることを特徴とする請求項4または5記載の操作支援装置。
  7. コンピュータに、
    アプリケーションの操作を受け付けるための複数の画面を順次表示する操作画面と、複数の当該画面毎に予め定められた操作に応じた動画を再生して当該アプリケーションの操作を支援する再生画面と、を表示させる機能と、
    前記操作画面への操作を受け付ける機能と、
    前記操作画面に第1の画面が表示されている状態で、前記再生画面に当該第1の画面を含む第1の動画を再生するとともに、受け付けた当該第1の画面に対する操作と再生中の当該第1の動画に対応付けられた操作とが一致した場合に、当該第1の動画の再生を中止し、当該第1の画面に続く第2の画面を含む第2の動画を再生する機能と
    を実現させるプログラム。
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