JP6723378B2 - サブフレーム構成方法および装置 - Google Patents

Description

この出願は、2016年4月29日に中国特許庁に出願された、発明の名称を「サブフレーム構成方法および装置」とする中国特許出願第201610289638.0号の優先権を主張し、これはその全体が参照によりここに組み込まれる。

本発明は、通信技術の分野、詳細には、サブフレーム構成方法および装置に関する。

時分割複信(time division duplexing, TDD)は、移動通信システムにおける複信通信技術である。TDDシステムにおいて、アップリンク情報およびダウンリンク情報が同じ周波数チャネル(すなわち、キャリア)上で異なる時間において伝送され、アップリンクおよびダウンリンク・チャネルは時間によって区別される。

サービス範囲が拡大し、サービスの柔軟性が増加するに連れて、通信システムは、より多くのタイプのサービス・データの伝送をサポートする必要がある。従って、通信システムは、アップリンクおよびダウンリンク情報を柔軟に伝送するために、アップリンクおよびダウンリンク・サブフレームを柔軟に構成する必要がある。TDDモードは、アップリンクおよびダウンリンク・サブフレームの柔軟な構成をサポートする。TDDモードにおいて、フレーム内の各サブフレームは、いずれかのタイプのサブフレームに構成されてもよい。異なるサブフレーム・タイプに従って、１つのサブフレームは、アップリンク・サブフレーム、ダウンリンク・サブフレーム、特殊サブフレーム、または同様のものであってもよい。特殊サブフレームにおいて、いくつかのシンボルはアップリンク・データを伝送するために使用され、いくつかのシンボルはダウンリンク・データを伝送するために使用される。

TDDモードにおいて、フレーム内の各サブフレームのタイプは、ランダムに設定されてもよい。従って、２つの端末デバイスについて、１つの端末デバイスのサブフレームはアップリンク・サブフレームとして構成されてもよく、他の端末デバイスのサブフレームはダウンリンク・サブフレームとして構成されてもよい。このようにして、サブフレーム内で２つの端末デバイスのいずれか１つによって伝送される情報、例えば、共通情報は、サブフレーム内で他の端末デバイスによって伝送される情報によって大きく干渉される。サブフレーム内で１つの端末デバイスによって伝送される共通情報は、受信端によって正しく受信されないかもしれない。結果として、受信端は、動作するために共通情報を使用することができない。例えば、端末デバイスAのサブフレームは、ダウンリンク・サブフレームとして構成されてもよく、端末デバイスBのサブフレームは、アップリンク・サブフレームとして構成されてもよい。端末デバイスBがそのサブフレーム内でアップリンク情報を伝送するので、そのサブフレーム内で基地局によって送信されるダウンリンク制御情報を、そのサブフレーム内で、端末デバイスAは受信しないかもしれず、その結果、端末デバイスAはダウンリンク制御情報に基づいてネットワークに正常にアクセスできない。

少なくとも、異なる端末デバイスが同じサブフレーム内で逆の情報伝送方向を有し、サブフレーム内で１つの端末デバイスによって伝送される共通情報が、他の端末デバイスによってサブフレーム内で逆方向に伝送される情報によって干渉されるので、受信端(ネットワーク・デバイスまたは端末デバイス)が共通情報を正しく受信することができず、動作するためにサブフレーム内で伝送される共通情報を使用することができない、という課題を解決するために、本発明の実施形態はサブフレーム構成方法および装置を提供する。

上記の目的を達成するために、本発明の実施形態において下記の技術的解決策が使用される。

第１の態様は、TDD通信システムに適用される、サブフレーム構成方法を提供する。方法は、ネットワーク・デバイスにより、少なくとも２つの端末デバイスにサブフレーム構成メッセージを送信するステップであって、サブフレーム構成メッセージは、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを搬送し、少なくとも２つの端末デバイスがターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成するように少なくとも２つの端末デバイスに命令するために使用され、同じ方向は、アップリンク方向とダウンリンク方向の少なくとも１つを含み、サブフレームの第１の部分は、フレーム内の特定のサブフレームを指し、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分は、共通情報を伝送するために使用される、ステップを含む。

第２の態様は、TDD通信システムに適用される、ネットワーク・デバイスを提供する。ネットワーク・デバイスは、少なくとも２つの端末デバイスにサブフレーム構成メッセージを送信するように構成された送信ユニットであって、サブフレーム構成メッセージは、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを搬送し、少なくとも２つの端末デバイスがターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成するように少なくとも２つの端末デバイスに命令するために使用され、同じ方向は、アップリンク方向とダウンリンク方向の少なくとも１つを含み、サブフレームの第１の部分は、フレーム内の特定のサブフレームを指し、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分は、共通情報を伝送するために使用される、送信ユニットを含む。

第３の態様は、TDD通信システムに適用される、サブフレーム構成方法を提供する。方法は、端末デバイスにより、ネットワーク・デバイスによって送信されるサブフレーム構成メッセージを受信するステップであって、サブフレーム構成メッセージは、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを搬送し、サブフレームの第１の部分は、フレーム内の特定のサブフレームを指す、ステップと、端末デバイスおよび少なくとも１つの他の端末デバイスがターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、端末デバイスにより、サブフレーム構成メッセージに基づいてターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成するステップであって、同じ方向は、アップリンク方向とダウンリンク方向の少なくとも１つを指す、ステップと、を含む。

第４の態様は、TDD通信システムに適用される、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、受信ユニットと構成ユニットを含む。受信ユニットは、ネットワーク・デバイスによって送信されるサブフレーム構成メッセージを受信するように構成され、ここでサブフレーム構成メッセージは、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを搬送し、サブフレームの第１の部分は、フレーム内の特定のサブフレームを指す。構成ユニットは、端末デバイスおよび少なくとも１つの他の端末デバイスがターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、サブフレーム構成メッセージに基づいてターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成するように構成され、ここで同じ方向は、アップリンク方向とダウンリンク方向の少なくとも１つを指す。

上記の態様のいずれか１つにおいて提供される技術的解決策において、少なくとも２つの端末デバイスがサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、ターゲット・フレーム内のサブフレームの部分(すなわち、サブフレームの第１の部分)のサブフレーム・タイプが構成される。加えて、共通情報がサブフレームの第１の部分内で伝送される。このようにして、少なくとも２つの端末デバイスのいずれか１つが共通情報を伝送するサブフレーム内で、他の端末デバイスは、同じ方向に情報を伝送することができる。これは、異なる端末デバイスが、同じサブフレーム内で逆の情報伝送方向を有し、サブフレーム内で１つの端末デバイスによって伝送される共通情報が、他の端末デバイスによってサブフレーム内で逆方向に伝送される情報によって干渉されるので、受信端(ネットワーク・デバイスまたは端末デバイス)が共通情報を正しく受信することができず、動作するためにサブフレーム内で伝送される共通情報を使用することができないという先行技術の課題を解決する。

本発明の実施形態は、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分を構成するための実装の解決策をさらに提供する。実装の解決策は、具体的には、下記の通りである。

任意選択で、第１の態様において提供される方法は、ネットワーク・デバイスにより、少なくとも２つの端末デバイスのうちの少なくとも１つにダウンリンク制御情報を送信するステップをさらに含んでもよい。それに対応して、第２の態様における送信ユニットは、少なくとも２つの端末デバイスのうちの少なくとも１つにダウンリンク制御情報を送信するようにさらに構成されてもよい。この任意選択の実装において、第１の態様および第２の態様について、端末デバイスの１つに送信されるダウンリンク制御情報は、端末デバイスのためにネットワーク・デバイスによって構成される、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを搬送し、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを構成するように端末デバイスに命令するために使用され、サブフレームの第２の部分は、フレーム内のサブフレームの第１の部分以外のサブフレームの一部または全てである。

任意選択で、第３の態様において提供される方法は、端末デバイスにより、ネットワーク・デバイスによって送信されるダウンリンク制御情報を受信するステップと、ダウンリンク制御情報に基づいてターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを構成するステップと、をさらに含んでもよい。それに対応して、第４の態様における受信ユニットは、ネットワーク・デバイスによって送信されるダウンリンク制御情報を受信するようにさらに構成され、構成ユニットは、ダウンリンク制御情報に基づいてターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを構成するようにさらに構成される。この任意選択の実装において、第３の態様および第４の態様について、ダウンリンク制御情報は、端末デバイスのためにネットワーク・デバイスによって構成される、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレームタイプを搬送し、サブフレームの第２の部分は、フレーム内のサブフレームの第１の部分以外のサブフレームの一部または全てである。

本発明の実施形態は、フレーム内のサブフレームのタイプを定期的に構成するための実装の解決策をさらに提供する。これは、サブフレームを構成するプロセスにおいてネットワーク・デバイスと端末デバイスの間の情報の相互作用を減少させ、帯域幅を節約する。特定の実装の解決策は下記の通りである。

任意選択で、第１の態様において提供される方法は、ネットワーク・デバイスにより、少なくとも２つの端末デバイスにフレーム期間Tを搬送するメッセージを送信するステップをさらに含んでもよい。それに対応して、第２の態様における送信ユニットは、少なくとも２つの端末デバイスにフレーム期間Tを搬送するメッセージを送信するようにさらに構成される。この任意選択の実装において、第１の態様および第２の態様について、フレーム期間Tを搬送するメッセージは、少なくとも２つの端末デバイスがターゲット・フレームからターゲット・フレームの後のnT番目のフレームまでの各フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、サブフレーム構成メッセージを受信した後に各フレーム内のサブフレームの第１の部分を構成するように少なくとも２つの端末デバイスに命令するために使用され、ここでTは1以上の整数であり、nは0以上の整数である。

任意選択で、第３の態様において提供される方法は、端末デバイスにより、ネットワーク・デバイスによって送信される、フレーム期間Tを搬送するメッセージを受信するステップをさらに含んでもよい。この場合、端末デバイスおよび少なくとも１つの他の端末デバイスがターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、端末デバイスにより、サブフレーム構成メッセージに基づいてターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成するステップは、端末デバイスおよび少なくとも１つの他の端末デバイスがターゲット・フレームからターゲット・フレームの後のnT番目のフレームまでの各フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、端末デバイスにより、サブフレーム構成メッセージおよびフレーム期間Tを搬送するメッセージに基づいて、各フレーム内のサブフレームの第１の部分を構成するステップを含んでもよい。Tは1以上の整数であり、nは0以上の整数である。

それに対応して、第４の態様における受信ユニットは、ネットワーク・デバイスによって送信される、フレーム期間Tを搬送するメッセージを受信するようにさらに構成されてもよい。端末デバイスおよび少なくとも１つの他の端末デバイスがターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、サブフレーム構成メッセージに基づいてターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成するとき、構成ユニットは、具体的には、端末デバイスおよび少なくとも１つの他の端末デバイスがターゲット・フレームからターゲット・フレームの後のnT番目のフレームまでの各フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、サブフレーム構成メッセージおよびフレーム期間Tを搬送するメッセージに基づいて、各フレーム内のサブフレームの第１の部分を構成するように構成されてもよい。Tは1以上の整数であり、nは0以上の整数である。

本発明の実施形態は、異なるネットワーク・デバイスのために異なるサブフレームを構成するための実装の解決策をさらに提供する。これは、他のネットワーク・デバイスに接続された端末デバイスが同じサブフレーム内で異なる伝送方向を有するとき、サブフレーム内で伝送される共通情報が受信端によって受信されることができないので、システム性能が貧弱である、という課題を解決する。特定の実装の解決策は下記の通りである。

任意選択で、第１の態様において提供される方法は、ネットワーク・デバイスにより、他のネットワーク・デバイスに同期構成メッセージを送信するステップをさらに含んでもよい。それに対応して、第２の態様における送信ユニットは、他のネットワーク・デバイスに同期構成メッセージを送信するようにさらに構成されてもよい。この任意選択の実装において、第１の態様および第２の態様について、同期構成メッセージは、他のネットワーク・デバイスに接続された端末デバイスのためにサブフレーム構成を実行するように他のネットワーク・デバイスに命令するために、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを搬送する。

上記の技術的解決策のいずれか１つに基づいて、本発明の実施形態は、HARQを示すための実装の解決策をさらに提供する。特定の実装の解決策は下記の通りである。

任意選択で、第１の態様において提供される方法は、ネットワーク・デバイスにより、少なくとも２つの端末デバイスのうちの少なくとも１つにダウンリンク制御情報を送信するステップをさらに含んでもよい。それに対応して、第２の態様における送信ユニットは、少なくとも２つの端末デバイスのうちの少なくとも１つにダウンリンク制御情報を送信するようにさらに構成される。この任意選択の実装において、第１の態様および第２の態様について、端末デバイスの１つに送信されるダウンリンク制御情報は、物理ダウンリンク・データ・チャネルのアップリンク・フィードバックが配置されるサブフレームを示し、端末デバイスのためにネットワーク・デバイスによって構成されるサブフレームについての情報を搬送し、または物理アップリンク・データ・チャネルのダウンリンク・フィードバックが配置されるサブフレームを示し、端末デバイスのためにネットワーク・デバイスによって構成される情報を搬送する。

任意選択で、第３の態様において提供される方法は、端末デバイスにより、ネットワーク・デバイスによって送信されるダウンリンク制御情報を受信するステップをさらに含んでもよい。それに対応して、第４の態様における受信ユニットは、ネットワーク・デバイスによって送信されるダウンリンク制御情報を受信するようにさらに構成されてもよい。この任意選択の実装において、第３の態様および第４の態様について、ダウンリンク制御情報は、物理ダウンリンク・データ・チャネルのアップリンク・フィードバックが配置されるサブフレームを示し、端末デバイスのためにネットワーク・デバイスによって構成されるサブフレームについての情報を搬送し、または物理アップリンク・データ・チャネルのダウンリンク・フィードバックが配置されるサブフレームを示し、端末デバイスのためにネットワーク・デバイスによって構成される情報を搬送する。

上記の態様のいずれか１つまたは上記の態様のいずれか１つにおける上記の任意選択の実装のいずれか１つにおいて、サブフレーム構成メッセージは、次の情報、すなわち、システム・メッセージ、RRCシグナリング、およびダウンリンク制御情報のいずれか１つを含んでもよいが、それに限定されない。

上記の態様のいずれか１つまたは上記の任意選択の実装のいずれか１つにおいて、サブフレーム構成メッセージは、具体的には、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム番号およびサブフレーム番号に対応するサブフレーム・タイプ、またはbitmap方式で示されるターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分についての情報およびターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプ、またはターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム番号およびターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプについての予め設定されたビット数を使用することによって示される情報を搬送する。

上記の態様のいずれか１つまたは上記の任意選択の実装のいずれか１つにおいて、共通情報は、次の情報、すなわち、同期信号および測定基準信号の少なくとも１つを含んでもよい。

第５の態様によれば、本発明の実施形態は、ネットワーク・デバイスを提供する。ネットワーク・デバイスは、第１の態様および第２の態様において提供されるサブフレーム構成方法におけるネットワーク・デバイス側の動作を実現する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実現されてもよく、または対応するソフトウェアを実行するためにハードウェアを使用することによって実現されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上記の機能に対応する１つ以上のモジュールを含む。

可能な設計において、ネットワーク・デバイスの構造は、プロセッサと送信機を含み、プロセッサは、上記の方法における対応する機能を実行することにおいてネットワーク・デバイスをサポートするように構成される。送信機は、ネットワーク・デバイスと端末デバイスまたは他のネットワーク・デバイスの間の通信をサポートするように構成される。ネットワーク・デバイスは、メモリをさらに含んでもよい。メモリは、プロセッサに結合され、ネットワーク・デバイスのために必要であるプログラム命令およびデータを記憶するように構成される。

第６の態様によれば、本発明の実施形態は、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、第１の態様および第２の態様において提供されるサブフレーム構成方法における端末デバイス側の動作を実現する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実現されてもよく、または対応するソフトウェアを実行するためにハードウェアを使用することによって実現されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上記の機能に対応する１つ以上のモジュールを含む。

可能な設計において、端末デバイスの構造は、プロセッサと送信機を含み、プロセッサは、上記の方法における対応する機能を実行することにおいて端末デバイスをサポートするように構成される。送信機は、端末デバイスとネットワーク・デバイスの間の通信をサポートするように構成される。端末デバイスは、メモリをさらに含んでもよい。メモリは、プロセッサに結合され、端末デバイスのために必要であるプログラム命令およびデータを記憶するように構成される。

本発明の実施形態は、上記のネットワーク・デバイスによって使用されるコンピュータ・ソフトウェア命令を記憶するように構成されたコンピュータ記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ・ソフトウェア命令は、上記の第１の態様を実行するために設計されたプログラムを含む。

本発明の実施形態は、上記の端末デバイスによって使用されるコンピュータ・ソフトウェア命令を記憶するように構成されたコンピュータ記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ・ソフトウェア命令は、上記の第２の態様を実行するために設計されたプログラムを含む。

本発明の実施形態は、サブフレーム構成システムをさらに提供する。システムは、上記の第３の態様または第５の態様におけるいずれかのネットワーク・デバイス、および上記の第４の態様または第６の態様において提供されるいずれかの端末デバイスを含んでもよい。

本発明の実施形態によるフレーム構造の概略図である。 本発明の実施形態によるサブフレーム構成方法における相互作用の概略図である。 本発明の実施形態による他のサブフレーム構成方法における相互作用の概略図である。 本発明の実施形態によるネットワーク・デバイスの構造の概略図である。 本発明の実施形態による他のネットワーク・デバイスの構造の概略図である。 本発明の実施形態による端末デバイスの構造の概略図である。 本発明の実施形態による他の端末デバイスの構造の概略図である。

図１は、フレーム(すなわち、無線フレーム)の構造を表わす。１つのフレームの長さは10 ms(ミリ秒)であり、フレームは２個の5 msハーフフレームからなり、各ハーフフレームは５個の1 msサブフレームからなり、各サブフレームは２個のタイムスロットからなる。一般に、シンボルが拡張されたサイクリック・プレフィックス(cyclic prefix, CP)を含むならば、各タイムスロットは６個のシンボルを含む。シンボルが通常のCPを含むならば、各タイムスロットは７個のシンボルを含む。

サブフレーム・タイプは、アップリンク・サブフレーム・タイプ(「U」によって表現される)、ダウンリンク・サブフレーム・タイプ(「D」によって表現される)、および特殊サブフレーム・タイプ(「S」によって表現される)を含んでもよい。アップリンク・サブフレーム・タイプは、アップリンク情報を伝送するために使用されるサブフレームのタイプを指し、ダウンリンク・サブフレーム・タイプは、ダウンリンク情報を伝送するために使用されるサブフレームのタイプを指し、特殊サブフレーム・タイプは、アップリンク情報およびダウンリンク情報を伝送するために使用されるサブフレームのタイプを指す。具体的には、特殊サブフレームは、ダウンリンク・パイロット・タイムスロット(downlink pilot time slot, DwPTS)、ガード期間(guard period, GP)、およびアップリンク・パイロット・タイムスロット(uplink pilot time slot, UpPTS)を含んでもよい。DwPTSはダウンリンク同期のために使用され、GPはダウンリンクとアップリンクの間の干渉を減少させるために使用され、UpPTSはアップリンク同期のために使用される。特殊サブフレーム・タイプは、多くのシンボルにおいてダウンリンク情報を伝送し、少しのシンボルにおいてアップリンク情報を伝送するためのサブフレームのタイプ(「S1」と表現される)、および少しのシンボルにおいてダウンリンク情報を伝送し、多くのシンボルにおいてアップリンク情報を伝送するためのサブフレームのタイプ(「S2」と表現される)を含んでもよい。アップリンク情報は、アップリンク・データ、アップリンク共通情報、および同様のものを含む。ダウンリンク情報は、ダウンリンク・データ、ダウンリンク共通情報、および同様のものを含む。

アップリンク(uplink, UL)サブフレームは、UL部分を含む。UL部分は、次の情報、すなわち、アップリンク・データ、前のダウンリンク・サブフレーム(すなわち、現在のサブフレームの前のダウンリンク・サブフレーム)に対応するアップリンクHARQ-ACK/NACKフィードバック、アップリンク基準信号、前のダウンリンク・サブフレームのチャネル品質インジケータ(channel quality indication, CQI)／チャネル状態情報(channel state information, CSI)、および現在のサブフレーム制御情報によってトリガされたサウンディング基準信号(sounding reference signal, SRS)のうちの少なくとも１つを伝送してもよい。アップリンク・データは、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel, PUSCH)において搬送されてもよい。

ダウンリンク(downlink, DL)サブフレームは、DL部分を含む。DL部分は、次の情報、すなわち、ダウンリンク・データ、ダウンリンク制御情報、およびダウンリンク基準信号のうちの少なくとも１つを伝送してもよい。ダウンリンク・データは、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel, PDSCH)において搬送されてもよい。

S1サブフレームは、DL部分およびUL部分を含む。DL部分は、次の情報、すなわち、ダウンリンク・データ、ダウンリンク制御情報、およびダウンリンク基準信号のうちの少なくとも１つを伝送してもよい。ダウンリンク・データは、PDSCHにおいて搬送されてもよい。UL部分は、次の情報、すなわち、ダウンリンク・データに対応するHARQ-ACK/NACKフィードバック、前のサブフレーム(すなわち、現在のサブフレームの前のサブフレーム)に対応するHARQ-ACK/NACKフィードバック、現在／前のサブフレームのCQI/CSI、および現在のサブフレーム制御情報によってトリガされたSRSのうちの少なくとも１つを伝送してもよい。

S2サブフレームは、DL部分およびUL部分を含む。DL部分は、次の情報、すなわち、現在／続くサブフレーム(すなわち、現在のサブフレームの後のサブフレーム)のPUSCH制御情報、前のアップリンク・サブフレーム(すなわち、現在のサブフレームの前のアップリンク・サブフレーム)のダウンリンク・フィードバック、およびダウンリンク基準信号のうちの少なくとも１つを伝送してもよい。UL部分は、次の情報、すなわち、PUSCHにおけるアップリンクHARQ-ACK/NACKフィードバック、前のダウンリンク・サブフレームのアップリンクHARQ-ACK/NACKフィードバック、現在／前のダウンリンク・サブフレームのCQI/CSI、および現在のサブフレーム制御情報によってトリガされたSRSのうちの少なくとも１つを伝送してもよい。

この明細書において説明される技術は、現在の2G、3G、4G通信システム、および4.5Gおよび5G通信システムのような将来の発展型ネットワーク、例えば、符号分割多元接続(code division multiple access, CDMA)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access, WCDMA(登録商標))、時分割多元接続(time division multiple access, TDMA)、周波数分割多元接続(frequency division multiple access, FDMA)、直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency-division multiple access, OFDMA)、シングル・キャリア周波数分割多元接続(single carrier FDMA, SC-FDMA)、ロング・ターム・エボリューション(英語のフルネーム:long term evolution, LTE)システム、ワイヤレス・フィディリティー(wireless-fidelity, WiFi)システム、ワールドワイド・インターオペラビリティー・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access, WiMAX)システム、第３世代パートナーシップ・プロジェクトに関連するセルラー・システム(3rd generation partnership project, 3GPP)、および他の通信システム、のような様々な通信システムに適用されてもよい。

ネットワーク・デバイスは、基地局、または同様のものであってもよい。基地局(例えば、アクセス・ポイント)は、アクセス・ネットワーク内の無線インタフェースにおいて１つ以上のセクタを使用することによって無線端末と通信するデバイスを指してもよい。基地局は、受信される無線フレームとIPパケットを相互に変換し、無線端末とアクセス・ネットワークの残りの部分との間でルータとしての役割を果たすように構成されてもよい。アクセス・ネットワークの残りの部分は、インターネット・プロトコル(IP)ネットワークを含んでもよい。基地局は、また、無線インタフェースの属性管理を調整してもよい。例えば、基地局は、GSM(登録商標)またはCDMA内のベース・トランシーバ局(base transceiver station, BTS)であってもよく、またはWCDMA(登録商標)内のノードB(NodeB)であってもよく、またはLTE内の発展型ノードB(NodeB、eNB、またはe-NodeB、evolved Node B)であってもよく、または5Gシステム内のNR(new radio)のような、将来の3GPPの発展における基地局のタイプであってもよい。これはこの出願において限定されない。

本発明の実施形態によって提供される技術的解決策の基本原理は次の通りである。ネットワーク・デバイスは、フレーム内のサブフレームの第１の部分において半静的構成を実行する。具体的には、ネットワーク・デバイスは、ネットワーク・デバイスと端末デバイスの間の情報交換を通してフレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成する。背景技術の部分において説明されたように、先行技術において提供される技術的解決策の基本原理は次の通りであることが留意されるべきである。ネットワーク・デバイスと端末デバイスは、プロトコルにおいて規定される、サブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプに従って構成を実行する。

用語「システム」および「ネットワーク」は、この明細書において交換可能に使用され得る。この明細書における文字「／」は、一般に、関連する対象の間の「または」の関係を示す。この明細書における「複数の」は、２つまたは少なくとも２つを意味する。

下記は、説明のために、この明細書において提供される技術的解決策がLTEシステムに提供される例を使用する。しかし、技術的解決策は、また、他のシステムに適用されてもよいことをこの技術分野の当業者は理解すべきである。加えて、下記は、説明のために、本発明の実施形態によって提供される技術的解決策が基地局と端末デバイスの間の通信に適用される例を使用する。特定の実装の間、技術的解決策は、5G標準における様々なデバイスの間の通信に拡張されてもよい。5G標準は、マシン・ツー・マシン(machine to machine, M2M)、D2M、およびマクロ・マイクロ通信のようなシナリオを含む。これらのシナリオは、端末デバイスの間、基地局の間、および基地局と端末デバイスの間、および同様のもの、の通信を含んでもよい。

下記は、本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態において提供される技術的解決策を説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の全てではなく一部である。下記の技術的解決策のいずれかにおける技術的特徴のいくつかまたは全ては、対立がなければ、新しい技術的解決策を形成するために組み合わせられてもよいことが留意されるべきである。

図２に表わされたように、図２は、本発明の実施形態によるサブフレーム構成方法の概略図である。この方法は、TDD通信システムに適用され、ステップS101からS102を含む。

S101:ネットワーク・デバイスは、少なくとも２つの端末デバイスにサブフレーム構成メッセージを送信し、ここでサブフレーム構成メッセージは、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを搬送し、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成するように少なくとも２つの端末デバイスに命令するために使用される。

本発明のこの実施形態は、ネットワーク・デバイスによってS101を実行するためのトリガ条件を限定しない。

少なくとも２つの端末デバイスは、同じセル内の２つの端末デバイスであってもよく、または２つの隣接するセル(例えば、同じ基地局の２つの隣接するセルまたは異なる基地局の２つの隣接するセル)内の２つの端末デバイスであってもよい。

「ターゲット・フレーム」は、ネットワーク・デバイスがS101を実行するとき、現在のフレームの後のいずれかの構成されるべきフレームであってもよい。任意選択で、サブフレーム構成メッセージは、ターゲット・フレームの識別子をさらに含んでもよい。ターゲット・フレームの識別子は、ターゲット・フレームのフレーム番号、または同様のものであってもよい。

「サブフレームの第１の部分」は、１つのフレーム(一般に、「フレーム」と呼ばれる)内のサブフレームの一部を指し、具体的には、１つのフレーム内の特定のサブフレームである。サブフレームの第１の部分内のサブフレーム数およびサブフレームの位置は、本発明のこの実施形態において限定されず、特定の実装の間、実際の適用シナリオ(例えば、伝送されるべきサービスのタイプ、干渉の強さ、または同様のもの)に基づいて構成されてもよい。具体的には、１つのフレーム内のどのサブフレームがサブフレームの第１の部分として使用されるかは、実際のシナリオに基づいて決定されてもよい。サブフレームの位置は、サブフレームが配置されるフレーム内のサブフレームの位置(例えば、第３のサブフレーム、第４のサブフレーム、および同様のもの)を指し、サブフレーム番号(例えば、サブフレーム2、サブフレーム3、および同様のもの)を使用することによって記されてもよい。特定の実装の間、異なるフレーム内のサブフレームの第１の部分は、同じであっても、または異なってもよいことが留意されるべきである。例えば、フレーム1内のサブフレームの第１の部分とフレーム2内のサブフレームの第１の部分の両方は、第３のサブフレームと第４のサブフレームであってもよく、フレーム3内のサブフレームの第１の部分は、第２のサブフレームと第７のサブフレームであってもよい。

任意選択で、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分がプロトコルに従って前もってネットワーク・デバイスおよび端末デバイスによって決定され、ネットワーク・デバイスがサブフレームの第１の部分を再決定する必要がないならば、サブフレーム構成メッセージは、サブフレームの第１の部分の識別子を搬送しなくてもよい。ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分がプロトコルに従って前もってネットワーク・デバイスおよび端末デバイスによって決定され、ネットワーク・デバイスがサブフレームの第１の部分を再決定する必要があるならば、サブフレーム構成メッセージは、サブフレームの第１の部分の識別子をさらに搬送してもよい。その代わりに、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分が前もって決定されないならば、サブフレーム構成メッセージは、サブフレームの第１の部分の識別子をさらに搬送してもよい。

本発明のこの実施形態は、サブフレームの第１の部分内の各サブフレームのサブフレーム・タイプを限定しない。特定の実装の間、サブフレーム・タイプは、実際の適用シナリオに基づいて構成されてもよい。例えば、サブフレームの第１の部分は、表１内のいずれか１つを含んでもよいが、それに限定されない。表１において、*は、サブフレームの第１の部分以外の他のサブフレーム(下記におけるサブフレームの第２の部分を含む)のサブフレーム・タイプを表現し、他のサブフレームのサブフレーム・タイプは、ネットワーク内で実際に伝送されるべきサービスのタイプのような、情報に基づいて基地局によって柔軟に構成されてもよい。「D」、「U」、「S1」、および「S2」は、サブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを示す。

S102:各端末デバイスは、ネットワーク・デバイスによって送信されるサブフレーム構成メッセージを受信し、少なくとも２つの端末デバイスがターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、サブフレーム構成メッセージに基づいてターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成し、ここで同じ方向は、アップリンク方向とダウンリンク方向の少なくとも１つを含む。

具体的には、端末デバイスがプロトコルに従ってターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成したならば、S102において、端末デバイスは、サブフレーム構成メッセージに基づいてターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを再構成してもよい。任意選択で、端末デバイスは、サブフレーム構成メッセージに基づいて、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分をさらに再決定してもよい。端末デバイスがターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成していないならば、S102において、端末デバイスは、サブフレーム構成メッセージに基づいてターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを直接に構成してもよい。

例えば、サブフレーム構成メッセージ内で搬送される情報が表1内のモード0であるならば、少なくとも２つの端末デバイスの各々は、表1内のモード0に従って、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成する。

ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレームにおいて、全ての端末デバイスは、同じ方向に情報を伝送する。例えば、表１のモード0において、少なくとも２つの端末デバイスは、サブフレーム0においてダウンリンク伝送を実行する。他の例について、表１のモード1において、少なくとも２つの端末デバイスは、サブフレーム0の最初の12個のシンボル(合計で14個のシンボルがあると仮定する)内でダウンリンク情報を伝送し、最後の2個のシンボル内でアップリンク情報を伝送してもよい。他の例について、表１のモード2において、少なくとも２つの端末デバイスは、サブフレーム0においてダウンリンク情報を伝送し、サブフレーム1においてアップリンク情報を伝送する。モード3におけるS2の例は、これに類似し、詳細は再度ここで説明されない。伝送される情報は、データ、システム情報、および制御情報のうちの少なくとも１つを含んでもよい。

S103:ネットワーク・デバイスは、サブフレームの第１の部分内で共通情報を伝送する。

具体的には、ネットワーク・デバイスは、サブフレームの第１の部分のアップリンク・サブフレーム内でアップリンク共通情報を伝送してもよい。例えば、基地局は、サブフレームの第１の部分のアップリンク・サブフレーム内で少なくとも２つの端末デバイスのうちの少なくとも１つによって送信されるアップリンク共通情報を受信する。その代わりに、ネットワーク・デバイスは、サブフレームの第１の部分のダウンリンク・サブフレーム内でダウンリンク共通情報を伝送する。例えば、基地局は、サブフレームの第１の部分のダウンリンク・サブフレーム内で少なくとも２つの端末デバイスのうちの少なくとも１つにダウンリンク共通情報を送信する。

任意選択で、特定の実装の間、サブフレームの第１の部分は、他の情報を伝送するためにさらに使用されてもよい。例えば、ネットワーク・デバイスは、サブフレームの第１の部分のアップリンク・サブフレーム内でアップリンク・データを伝送し、サブフレームの第１の部分のダウンリンク・サブフレーム内でダウンリンク・データを伝送し、特殊サブフレーム内でアップリンクおよびダウンリンク・データを伝送する。

任意選択で、共通情報は、次の情報、すなわち、同期信号、測定基準信号、物理ランダム・アクセス・チャネル(physical random access channel, PRACH)情報、物理ブロードキャスト・チャネル(physical broadcast channel, PBCH)情報、および同様のもの、のうちの１つ以上を含んでもよいが、それに限定されない。同期情報は、プライマリ同期信号またはセカンダリ同期信号を含む。測定基準信号は、端末デバイスの信号性能(例えば、信号の強さ、信号の品質、および信号への干渉の強さ)を測定するために使用される信号を指す。測定基準信号は、セル基準信号(cell reference signal, CRS)、SRS、および同様のものを含むが、それに限定されない。

特定の実装の間、ネットワーク・デバイスは、サブフレームの第１の部分内で共通情報以外の情報をさらに伝送してもよいことが留意されるべきである。

本発明のこの実施形態において提供されるサブフレーム構成方法において、ターゲット・フレーム内のサブフレームの一部(すなわち、サブフレームの第１の部分)のサブフレーム・タイプは、少なくとも２つの端末デバイスがサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように構成される。加えて、共通情報は、サブフレームの第１の部分内で伝送される。このようにして、少なくとも２つの端末デバイスのいずれか１つが共通情報を伝送するサブフレーム内で、他の端末デバイスが、同じ方向に情報を伝送することができる。これは、異なる端末デバイスが同じサブフレーム内で逆の情報伝送方向を有し、サブフレーム内で１つの端末デバイスによって伝送される共通情報が他の端末デバイスによってサブフレーム内で逆方向に伝送される情報によって干渉されるので、受信端(ネットワーク・デバイスまたは端末デバイス)が共通情報を正しく受信することができず、動作するためにサブフレーム内で伝送される共通情報を使用することができないという先行技術の課題を解決する。

任意選択で、ステップS101からS102は、下記のステップS1からS2で置換されてもよい。

S1:ネットワーク・デバイスは、クラスタ内の全ての端末デバイスにサブフレーム構成メッセージを送信し、ここでサブフレーム構成メッセージは、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを搬送し、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成するように全ての端末デバイスに命令するために使用される。

S2:各端末デバイスは、ネットワーク・デバイスによって送信されるサブフレーム構成メッセージを受信し、全ての端末デバイスがターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、サブフレーム構成メッセージに基づいてターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成し、ここで同じ方向は、アップリンク方向とダウンリンク方向の少なくとも１つを含む。

１つのクラスタは、１つ以上のセルを含む。基地局のセルをクラスタに区分する特定の実装について、先行技術を参照されたい。この場合、ネットワーク・デバイスは、同じクラスタ内の全ての端末デバイスについて、サブフレームの第１の部分内のいずれかのサブフレームの同じサブフレーム・タイプを構成し、異なるクラスタ内の端末デバイスについて、サブフレームの第１の部分内のいずれかのサブフレームの同じサブフレーム・タイプまたは異なるサブフレーム・タイプを構成する。ネットワーク・デバイスは、異なる端末デバイスについて、サブフレームの第２の部分内のいずれかのサブフレームの同じサブフレーム・タイプまたは異なるサブフレーム・タイプを構成する。

ステップS101からS103は、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成するための方法を提供する。方法は、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分以外のサブフレームについてサブフレーム・タイプを構成するステップをさらに含んでもよい。具体的には、図３に表わされたように、方法は、下記のステップS104からS105をさらに含んでもよい。

S104:ネットワーク・デバイスは、少なくとも２つの端末デバイスのうちの少なくとも１つにダウンリンク制御情報を送信し、ここで端末デバイスの１つに送信されるダウンリンク制御情報は、端末デバイスのためにネットワーク・デバイスによって構成されるターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを搬送し、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを構成するように端末デバイスに命令するために使用される。

S105:各端末デバイスは、ネットワーク・デバイスによって送信されるダウンリンク制御情報を受信し、ダウンリンク制御情報に基づいてターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを構成する。

具体的には、１つ以上のダウンリンク制御情報が、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分の、端末デバイスのために構成されるサブフレーム・タイプを搬送するように、各端末デバイスについて、ネットワーク・デバイスが、１回または複数回、ダウンリンク制御情報を送信してもよい。サブフレームの第２の部分は、フレーム内のサブフレームの第１の部分以外のサブフレームの一部または全てであってもよい。下記は、説明のために、フレーム内のサブフレームの第１の部分以外の全てのサブフレームの例を使用する。S105におけるダウンリンク制御情報は、L1レイヤにおける他のシグナリングまたはL2レイヤ(すなわち、MACレイヤ)におけるシグナリングで置換されてもよい。

特定の実装の間、S104におけるダウンリンク制御情報は、通常、TTIレベルでのものであることが留意されるべきである。具体的には、ネットワーク・デバイスは、１つ以上のTTI毎にダウンリンク制御情報を送信する。

理論では、ネットワーク・デバイスは、まずステップS101からS103、そしてステップS104からS105を実行してもよく、またはまずステップS104からS105、そしてステップS101からS103を実行してもよく、またはステップS101からS103とステップS104からS105を同時に実行してもよいことも留意されるべきである。実際、サブフレーム・タイプは、ステップS101からS103においてセル・レベルに基づいて構成され、サブフレーム・タイプは、ステップS104からS105において端末デバイス・レベルに基づいて構成される。従って、好ましくは、ネットワーク・デバイスは、まずステップS101からS103を実行し、そしてステップS104からS105を実行する。

任意選択で、S101は、ネットワーク・デバイスにより、システム・メッセージ、無線リソース制御(radio resource control, RRC)シグナリング、またはダウンリンク制御情報を少なくとも２つの端末デバイスに送信するステップを含んでもよい。システム・メッセージは、マスタ情報ブロック(master information block, MIB)メッセージまたはシステム情報ブロック(System information blocks, SIB)メッセージであってもよい。サブフレーム構成メッセージがダウンリンク制御情報であるならば、ダウンリンク制御情報は、フレーム・レベル(例えば、１つ以上のフレーム)でのダウンリンク制御情報であってもよく、すなわち、ネットワーク・デバイスは、１つ以上のフレーム毎にダウンリンク制御情報を送信するが、TTIレベルでのダウンリンク制御情報ではないことが留意されるべきである。

それに対応して、S102は、各端末デバイスにより、ネットワーク・デバイスによって送信される、システム・メッセージ、RRCシグナリング、またはダウンリンク制御情報を受信するステップをさらに含んでもよい。

任意選択で、サブフレーム構成メッセージは、具体的には、下記の情報の組み合わせのいずれか１つを搬送してもよいが、それに限定されない。

組み合わせ1:ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム番号およびサブフレーム番号に対応するサブフレーム・タイプ。任意選択で、サブフレーム構成メッセージは、サブフレームの第１の部分(すなわち、サブフレームの第１の部分)内のサブフレーム数をさらに搬送してもよい。

例えば、サブフレーム構成メッセージ内で搬送される情報のフォーマットは、
サブフレームの第１の部分の数n、
サブフレーム1の第１の部分:サブフレーム番号x1, サブフレーム・タイプy1、
サブフレーム2の第１の部分:サブフレーム番号x2, サブフレーム・タイプy2、
...
サブフレームnの第１の部分:サブフレーム番号xn, サブフレーム・タイプyn
を含んでもよいが、それに限定されない。

表１内のモード0が例として使用される。サブフレーム構成メッセージ内で搬送される情報は、サブフレームの第１の部分の数1、サブフレーム1の第１の部分:サブフレーム0, Dであってもよい。表１内のモード3が例として使用される。サブフレーム構成メッセージ内で搬送される情報は、サブフレームの第１の部分の数2、サブフレーム1の第１の部分:サブフレーム0, S1、サブフレーム2の第１の部分:サブフレーム1, S2であってもよい。

組み合わせ2:bitmap方式で示されるターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分についての情報およびターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプ。この任意選択の方法において、サブフレーム・タイプは、リスト形式で、サブフレーム構成メッセージ内で搬送されることを含んでもよいが、それに限定されない。

例えば、1はサブフレームの第１の部分(すなわち、サブフレームの第１の部分)を示し、0はサブフレームの第２の部分(すなわち、サブフレームの第２の部分)を示すと仮定する。表１内のモード0が例として使用される。サブフレーム構成メッセージ内で搬送される情報は1000000000, Dであってもよい。表１内のモード3が例として使用される。サブフレーム構成メッセージ内で搬送される情報は1100000000, S1,およびS2であってもよい。

組み合わせ3:ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム番号、およびターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプについての、予め設定されたビット数を使用することによって示される情報。

例えば、１つのフレームは10個のサブフレームを含むので、１つのフレーム内のサブフレーム番号を表現するために4ビットが使用されてもよく、１つのフレーム内の10個のサブフレーム番号は0000から1010によってそれぞれ表現されると仮定する。00はDを示し、01はUを示し、10はS1を示し、11はS2を示す。表１内のモード0が例として使用される。サブフレーム構成メッセージ内で搬送される情報は0000, 00であってもよい。表１内のモード3が例として使用される。サブフレーム構成メッセージ内で搬送される情報は0000, 0001, 10, 11であってもよい。

上記の例は全ての可能なサブフレーム・タイプを表現するために2ビットを使用することが留意されるべきである。特定の実装の間、ネットワーク・デバイスは、フレーム内に含まれる全てのサブフレームのサブフレーム・タイプの合計数に基づいて、サブフレーム・タイプを示すビットの数、すなわち予め設定された数をさらに決定してもよい。例えば、表１内のモード0が例として使用される。サブフレームの第１の部分の１つのタイプがあるので、*が２つのタイプUおよびDを含むならば、合計数は2であり、予め設定された数は1である。

組み合わせ3と同様に、サブフレームの第２の部分がフレーム内のサブフレームの第１の部分以外の全てのサブフレームであるならば、サブフレーム構成メッセージは、具体的には、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム番号、およびターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプについての、予め設定されたビット数を使用することによって示される情報をさらに搬送してもよい。この任意選択の方式は、サブフレームの第１の部分(すなわち、サブフレームの第１の部分)の数がサブフレームの第２の部分(サブフレームの第２の部分を含む)の数より大きいシナリオに特に適用可能である。特定の例について、上記の組み合わせ3の特定の例を参照されたく、詳細は再度ここで説明されない。

上記は、ネットワーク・デバイスがフレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプをどのように構成するかを説明する。任意選択で、サブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプは、定期的に構成されてもよい。具体的には、方法は下記をさらに含んでもよい。

S100:ネットワーク・デバイスは、サブフレーム構成メッセージを受信した後にターゲット・フレームからターゲット・フレームの後のnT番目のフレームまでの各フレーム内のサブフレームの第１の部分を構成するように全ての端末デバイスに命令するために、少なくとも２つの端末デバイスにフレーム期間Tを搬送するメッセージを送信し、ここでTは1以上の整数であり、nは1以上の整数である。

この場合、S102は、具体的には、全ての端末デバイスがターゲット・フレームからターゲット・フレームの後のnT番目のフレームまでの各フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、各端末デバイスにより、サブフレーム構成メッセージを受信した後に各フレーム内のサブフレームの第１の部分を構成するステップを含む。

フレーム期間を搬送するメッセージは、S101におけるサブフレーム構成メッセージと同じメッセージであってもよく、または２つの別個のメッセージであってもよい。好ましくは、２つは同じメッセージである。例えば、メッセージは、システム・メッセージ、RRCシグナリング、ダウンリンク制御情報、または同様のものであってもよい。

例えば、ターゲット・フレームがフレーム1であり、T = 5ならば、ターゲット・フレームから開始する１つのフレーム期間は、具体的には、フレーム1、フレーム6、フレーム11、およびフレーム16...である。各フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレームにおいて、全ての端末は、同じ方向に情報を伝送する。上記の例に基づいて、フレーム1、フレーム6、フレーム11、およびフレーム16...の各々の第２のサブフレームのサブフレーム・タイプはUであり、第３のサブフレームのサブフレーム・タイプはDである。

いずれかの１つ以上のフレーム期間内のnT番目でないフレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプは、各フレーム期間内のnT番目のフレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプと同じであっても、または異なってもよいことが留意されるべきである。例えば、上記の例に基づいて、フレーム2内の第２のサブフレームのサブフレーム・タイプはUであってもよく、第３のサブフレームのサブフレーム・タイプはS1、または同様のものであってもよい。

この任意選択の実装は、ネットワーク・デバイスと端末デバイスの間の情報交換を減少させることができ、従って帯域幅を節約することができる。

任意選択で、方法は、ネットワーク・デバイスにより、他のネットワーク・デバイスに同期構成メッセージを送信するステップをさらに含んでもよく、ここで同期構成メッセージは、他のネットワーク・デバイスに接続された端末デバイスのためにサブフレーム構成を実行するように他のネットワーク・デバイスに命令するために、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを搬送する。

他のネットワーク・デバイスは、一般に、ネットワーク・デバイスに隣接する１つ以上のネットワーク・デバイスを指す。この任意選択の実装において、複数のネットワーク・デバイスは、例えば、基地局が近隣の基地局に同期構成メッセージを能動的に送信し、または近隣の基地局の要求において近隣の基地局に同期構成メッセージを送信することをネゴシエーションしてもよい。そして近隣の基地局は、同期情報メッセージに基づいて、近隣の基地局に接続された端末デバイスのためにサブフレーム構成を実行してもよい。

この任意選択の実装は、隣接するネットワーク・デバイスに接続される端末デバイスが同じサブフレーム内で異なる伝送方向を有するとき、サブフレーム内で伝送される共通情報は受信端によって受信されることができないので、システム性能が貧弱である、という課題を解決し得る。

任意選択で、上記で提供されるサブフレーム構成方法に基づいて、本発明の実施形態は、ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request, HARQ)を示すための方法をさらに提供する。方法は、具体的には、下記の通りである。

ダウンリンクHARQ時間シーケンスについて、任意選択で、方法は、ネットワーク・デバイスにより、少なくとも２つの端末デバイスのうちの少なくとも１つにダウンリンク制御情報を送信するステップをさらに含んでもよく、ここで端末デバイスの１つに送信されるダウンリンク制御情報は、物理ダウンリンク・データ・チャネルのアップリンク・フィードバックが配置されるサブフレーム(すなわち、アップリンク・フィードバック・サブフレーム)を示し、端末デバイスのためにネットワーク・デバイスによって構成されるサブフレームについての情報を搬送する。具体的には、情報は、示されるサブフレームの識別子(例えば、サブフレーム番号、またはインデックス)であってもよく、またはサブフレームに対するオフセット、または同様のものであってもよい。例えば、情報は、サブフレームnであってもよく、この場合、アップリンク・フィードバック・サブフレームはサブフレームnである。情報は、現在のダウンリンク・サブフレームmに対するオフセットkであってもよく、この場合、アップリンク・フィードバック・サブフレームはサブフレームm+kである。

アップリンクHARQ時間シーケンスについて、任意選択で、方法は、ネットワーク・デバイスにより、少なくとも２つの端末デバイスのうちの少なくとも１つにダウンリンク制御情報を送信するステップをさらに含んでもよく、ここで端末デバイスの１つに送信されるダウンリンク制御情報は、物理アップリンク・データ・チャネルのダウンリンク・フィードバックが配置されるサブフレーム(すなわち、ダウンリンク・フィードバック・サブフレーム)を示し、端末デバイスのためにネットワーク・デバイスによって構成されるサブフレームについての情報を搬送する。具体的には、情報は、示されるサブフレームの識別子(例えば、サブフレーム番号またはインデックス)であってもよく、またはサブフレームに対するオフセット、または同様のものであってもよい。例えば、情報はサブフレームnであってもよく、この場合、ダウンリンク・フィードバック・サブフレームはサブフレームnである。情報は、現在のダウンリンク・サブフレームmに対するオフセットkであってもよく、この場合、ダウンリンク・フィードバック・サブフレームはサブフレームm+kである。

下記は、上記で説明された本発明の方法の実施形態に対応する装置の実施形態を説明する。下記の装置の実施形態における関連する内容の説明のために、上記の方法の実施形態を参照されたいことが留意されるべきである。

図４に表わされたように、図４は、本発明の実施形態によるネットワーク・デバイスの構造の概略図である。図４に表わされたネットワーク・デバイス4は、TDD通信システムに適用され、図２または図３に表わされた方法におけるネットワーク・デバイス側の動作を実行するように構成される。ネットワーク・デバイス4は、対応するステップに対応するモジュールを含んでもよい。例えば、ネットワーク・デバイスは、送信ユニット41を含んでもよい。

送信ユニット41は、少なくとも２つの端末デバイスにサブフレーム構成メッセージを送信するように構成される。サブフレーム構成メッセージは、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを搬送し、少なくとも２つの端末デバイスがターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成するように少なくとも２つの端末デバイスに命令するために使用される。同じ方向は、アップリンク方向とダウンリンク方向の少なくとも１つを含み、サブフレームの第１の部分は、フレーム内の特定のサブフレームを指し、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分は、共通情報を伝送するために使用される。

任意選択で、送信ユニット41は、少なくとも２つの端末デバイスのうちの少なくとも１つにダウンリンク制御情報を送信するようにさらに構成される。端末デバイスの１つに送信されるダウンリンク制御情報は、端末デバイスのためにネットワーク・デバイス4によって構成される、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを搬送し、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを構成するように端末デバイスに命令するために使用される。サブフレームの第２の部分は、フレーム内のサブフレームの第１の部分以外のサブフレームの一部または全てである。

任意選択で、少なくとも２つの端末デバイスにサブフレーム構成メッセージを送信するとき、送信ユニット41は、具体的には、少なくとも２つの端末デバイスに、システム・メッセージ、無線リソース制御RRCシグナリング、またはダウンリンク制御情報を送信するように構成されてもよい。

任意選択で、サブフレーム構成メッセージは、具体的には、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム番号およびサブフレーム番号に対応するサブフレーム・タイプ、またはbitmap方式で示されるターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分についての情報およびターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプ、またはターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム番号およびターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプについての予め設定されたビット数を使用することによって示される情報を搬送する。

任意選択で、送信ユニット41は、少なくとも２つの端末デバイスがターゲット・フレームからターゲット・フレームの後のnT番目のフレームまでの各フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、サブフレーム構成メッセージを受信した後に各フレーム内のサブフレームの第１の部分を構成するように少なくとも２つの端末デバイスに命令するために、少なくとも２つの端末デバイスにフレーム期間Tを搬送するメッセージを送信するようにさらに構成されてもよく、ここでTは1以上の整数であり、nは0以上の整数である。

任意選択で、送信ユニット41は、他のネットワーク・デバイスに同期構成メッセージを送信するようにさらに構成されてもよい。同期構成メッセージは、他のネットワーク・デバイスに接続された端末デバイスのためにサブフレーム構成を実行するように他のネットワーク・デバイスに命令するために、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを搬送する。

任意選択で、送信ユニット41は、少なくとも２つの端末デバイスのうちの少なくとも１つにダウンリンク制御情報を送信するようにさらに構成されてもよい。端末デバイスの１つに送信されるダウンリンク制御情報は、物理ダウンリンク・データ・チャネルのアップリンク・フィードバックが配置されるサブフレームを示し、端末デバイスのためにネットワーク・デバイス4によって構成されるサブフレームについての情報を搬送し、または物理アップリンク・データ・チャネルのダウンリンク・フィードバックが配置されるサブフレームを示し、端末デバイスのためにネットワーク・デバイス4によって構成される情報を搬送する。

任意選択で、共通情報は、同期信号および測定基準信号の少なくとも１つを含む。

ハードウェア実装の間、送信ユニット41は、送信機であってもよい。特定の実装の間、ネットワーク・デバイス4は、受信機をさらに含んでもよい。送信機および受信機は、トランシーバを成すために統合されてもよい。ネットワーク・デバイスによって実行される動作に対応するプログラムは、プロセッサが、プログラムを呼び出し、上記のモジュールに対応する動作を実行するように、ソフトウェアの形式でネットワーク・デバイス4のメモリ内に記憶されてもよい。

図５に表わされたように、図５は、本発明の実施形態によるネットワーク・デバイスの構造の概略図である。図５に表わされたネットワーク・デバイス5は、TDD通信システムに適用され、上記の方法のいずれか１つにおけるネットワーク・デバイスの動作を実行するように構成される。ネットワーク・デバイス5は、メモリ51、通信インタフェース52、プロセッサ53、およびシステム・バス54を含んでもよい。通信インタフェース52およびプロセッサ53は、システム・バス54を使用することによって接続される。

メモリ51は、コンピュータ実行命令を記憶するように構成される。ネットワーク・デバイス5が動作するとき、プロセッサ53は、ネットワーク・デバイス5が図２または図３において提供される実施形態におけるネットワーク・デバイスの動作を実行するように、メモリ51内に記憶されたコンピュータ実行命令を実行する。具体的には、ネットワーク・デバイスによって実行される動作について、上記の関連する説明を参照されたく、詳細は再度ここで説明されない。

特定の実装プロセスにおいて、図２または図３に表わされた方法のプロセスにおけるステップは、メモリ51内に記憶されたソフトウェアの形式におけるコンピュータ実行命令を実行するために、ハードウェアの形式におけるプロセッサ53を使用することによって実現されてもよい。繰り返しを避けるために、詳細は再度ここで説明されない。

実施形態は、記憶媒体をさらに提供する。記憶媒体は、メモリ51を含んでもよい。

本発明の実施形態において提供されるネットワーク・デバイス4およびネットワーク・デバイス5は、図２または図３に表わされた方法における相互作用の概略図においてネットワーク・デバイスによって実行される動作を実行するように構成されてもよい。本発明の実施形態において達成されることができる技術的効果について、上記の方法の実施形態を参照されたい。詳細は再度ここで説明されない。

図６に表わされたように、図６は、本発明の実施形態による端末デバイスの構造の概略図である。図６に表わされた端末デバイス6は、TDD通信システムに適用され、図２または図３に表わされた方法における端末デバイス側の動作を実行するように構成される。端末デバイス6は、対応するステップに対応するモジュールを含んでもよい。例えば、端末デバイスは、受信ユニット61および構成ユニット62を含んでもよい。

受信ユニット61は、ネットワーク・デバイスによって送信されるサブフレーム構成メッセージを受信するように構成される。サブフレーム構成メッセージは、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを搬送し、サブフレームの第１の部分は、フレーム内の特定のサブフレームを指す。

構成ユニット62は、端末デバイス6および少なくとも１つの他の端末デバイスがターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、サブフレーム構成メッセージに基づいてターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成するように構成される。同じ方向は、アップリンク方向とダウンリンク方向の少なくとも１つを指す。

任意選択で、受信ユニット61は、ネットワーク・デバイスによって送信されるダウンリンク制御情報を受信するようにさらに構成されてもよい。ダウンリンク制御情報は、端末デバイス6のためにネットワーク・デバイスによって構成される、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを搬送し、サブフレームの第２の部分は、フレーム内のサブフレームの第１の部分以外のサブフレームの一部または全てを指す。この場合、構成ユニット62は、ダウンリンク制御情報に基づいてターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを構成するようにさらに構成される。

任意選択で、ネットワーク・デバイスによって送信されるサブフレーム構成メッセージを受信するとき、受信ユニット61は、具体的には、ネットワーク・デバイスによって送信される、システム・メッセージ、無線リソース制御RRCシグナリング、またはダウンリンク制御情報を受信するように構成されてもよい。

任意選択で、サブフレーム構成メッセージは、具体的には、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム番号およびサブフレーム番号に対応するサブフレーム・タイプ、またはbitmap方式で示されるターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分についての情報およびターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプ、またはターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム番号およびターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプについての予め設定されたビット数を使用することによって示される情報を搬送してもよい。

任意選択で、受信ユニット61は、ネットワーク・デバイスによって送信される、フレーム期間Tを搬送するメッセージを受信するようにさらに構成されてもよい。この場合、端末デバイス6および少なくとも１つの他の端末デバイスがターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、サブフレーム構成メッセージに基づいてターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを構成するとき、構成ユニット62は、具体的には、端末デバイス6および少なくとも１つの他の端末デバイスがターゲット・フレームからターゲット・フレームの後のnT番目のフレームまでの各フレーム内のサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向に情報を伝送するように、サブフレーム構成メッセージおよびフレーム期間Tを搬送するメッセージに基づいて、各フレーム内のサブフレームの第１の部分を構成するように構成されてもよい。Tは1以上の整数であり、nは0以上の整数である。

任意選択で、受信ユニット61は、ネットワーク・デバイスによって送信されるダウンリンク制御情報を受信するようにさらに構成されてもよい。ダウンリンク制御情報は、物理ダウンリンク・データ・チャネルのアップリンク・フィードバックが配置されるサブフレームを示し、端末デバイス6のためにネットワーク・デバイスによって構成されるサブフレームについての情報を搬送し、または物理アップリンク・データ・チャネルのダウンリンク・フィードバックが配置されるサブフレームを示し、端末デバイス6のためにネットワーク・デバイスによって構成される情報を搬送する。

任意選択で、共通情報は、次の情報、すなわち、同期信号および測定基準信号の少なくとも１つを含む。

ハードウェア実装の間、受信ユニット61は、受信機であってもよい。特定の実装の間、端末デバイス6は、送信機をさらに含んでもよい。送信機および受信機は、トランシーバを成すために統合されてもよい。構成ユニット62は、ハードウェアの形式で端末デバイス6のプロセッサ内に組み込まれ、またはハードウェアの形式で端末デバイス6のプロセッサとは独立に設置されてもよく、またはプロセッサが、呼び出し、上記のモジュールに対応する動作を実行するように、ソフトウェアの形式で端末デバイス6のメモリ内に記憶されてもよい。

図７に表わされたように、図７は、本発明の実施形態によるネットワーク・デバイスの構造の概略図である。図７に表わされた端末デバイス7は、TDD通信システムに適用され、上記の方法のいずれか１つにおける端末デバイスの動作を実行するように構成される。端末デバイス7は、メモリ71、通信インタフェース72、プロセッサ73、およびシステム・バス74を含んでもよい。通信インタフェース72およびプロセッサ73は、システム・バス74を使用することによって接続される。

メモリ71は、コンピュータ実行命令を記憶するように構成される。端末デバイス7が動作するとき、プロセッサ73は、端末デバイス7が図２または図３において提供される実施形態における端末デバイスの動作を実行するように、メモリ71内に記憶されたコンピュータ実行命令を実行する。具体的には、端末デバイスによって実行される動作について、上記の関連する説明を参照されたく、詳細は再度ここで説明されない。

特定の実装プロセスにおいて、図２または図３に表わされた方法のプロセスにおけるステップは、メモリ71内に記憶されたソフトウェアの形式におけるコンピュータ実行命令を実行するために、ハードウェアの形式におけるプロセッサ73を使用することによって実現されてもよい。繰り返しを避けるために、詳細は再度ここで説明されない。

実施形態は、記憶媒体をさらに提供する。記憶媒体は、メモリ71を含んでもよい。

本発明の実施形態において提供される端末デバイス6および端末デバイス7は、図２または図３に表わされた方法における相互作用の概略図において端末デバイスによって実行される動作を実行するように構成されてもよい。本発明の実施形態において達成されることができる技術的効果について、上記の方法の実施形態を参照されたい。詳細は再度ここで説明されない。

ネットワーク・デバイスまたは端末デバイスのいずれか１つにおけるプロセッサは、１つのプロセッサであってもよく、または複数の処理ユニットの一般用語であってもよいことが留意されるべきである。例えば、プロセッサ53は、中央処理ユニット(central processing unit, CPU)であってもよく、または他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field-programmable gate array, FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、分離したゲートまたはトランジスタ論理デバイス、分離したハードウェア構成要素、または同様のものであってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよい。その代わりに、プロセッサは、いずれかの従来のプロセッサまたは同様のものであってもよく、または専用プロセッサであってもよい。専用プロセッサは、ベースバンド処理チップ、無線周波数処理チップ、および同様のもののうちの少なくとも１つを含んでもよい。さらに、専用プロセッサは、プロセッサが配置されるデバイス(例えば、ネットワーク・デバイスまたは端末デバイス)内に他の専用処理機能を有するチップをさらに含んでもよい。

ネットワーク・デバイスまたは端末デバイスのいずれか１つにおけるメモリは、揮発性メモリ(volatile memory)、例えば、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory, RAM)を含んでもよく、メモリは、不揮発性メモリ(non-volatile memory)、例えば、リード・オンリ・メモリ(read-only memory, ROM)、フラッシュ・メモリ(flash memory)、ハードディスク・ドライブ(hard disk drive, HDD)、またはソリッド・ステート・ドライブ(solid-state drive, SSD)を含んでもよく、またはメモリは、上記のタイプのメモリの組み合わせを含んでもよい。

ネットワーク・デバイスまたは端末デバイスのいずれか１つにおけるシステム・バスは、データ・バス、電力バス、制御バス、信号ステータス・バス、および同様のものを含んでもよい。この実施形態において、説明の明確さのために、様々なバスがシステム・バスとして記される。

ネットワーク・デバイスまたは端末デバイスのいずれか１つにおける通信インタフェースは、具体的には、トランシーバであってもよい。トランシーバは、無線トランシーバであってもよい。例えば、無線トランシーバは、アンテナまたは同様のものであってもよい。プロセッサは、通信インタフェースを使用することによって他のデバイスと通信する。

便利で簡単な説明の目的のために、上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについて、上記の方法の実施形態における対応するプロセスへの参照が行われてもよく、詳細は再度ここで説明されないことがこの技術分野の当業者によって明確に理解され得る。

この出願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、および方法は他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施形態は、単に例である。例えば、ユニットの区分は、単に論理的な機能区分であり、実際の実装において他の区分であってもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素は、組み合わされ、または他のシステムに統合されてもよく、またはいくつかの特徴は、無視され、または実行されなくてもよい。加えて、表示され、または論述された相互の結合または直接の結合または通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することによって実現されてもよい。装置またはユニットの間の間接の結合または通信接続は、電子的、機械的、または他の形式で実現されてもよい。

別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であっても、なくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットであっても、なくてもよく、１つの位置に配置されてもよく、または複数のネットワーク・ユニットにおいて分散されてもよい。ユニットのいくつかまたは全ては、実施形態の解決策の目的を達成するために実際の要件に従って選択されてもよい。

加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、１つの処理ユニットに統合されてもよく、またはユニットの各々は、物理的に単独で存在してもよく、または２つ以上のユニットは、１つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、またはソフトウェア機能ユニットに加えて、ハードウェアの形式で実現されてもよい。

最後に、上記の実施形態は、本発明の技術的解決策を説明するために単に意図され、本発明を限定するために意図されないことが留意されるべきである。本発明は上記の実施形態を参照して詳細に説明されているが、この技術分野の当業者は、彼らが、本発明の実施形態の技術的解決策の思想および範囲から逸脱せずに、上記の実施形態において説明された技術的解決策に依然として修正を行い、それらのいくつかの技術的特徴に等価な置換を行い得ることを理解すべきである。

4 ネットワーク・デバイス
5 ネットワーク・デバイス
6 端末デバイス
7 端末デバイス
41 送信ユニット
51 メモリ
52 通信インタフェース
53 プロセッサ
54 システム・バス
61 受信ユニット
62 構成ユニット
71 メモリ
72 通信インタフェース
73 プロセッサ
74 システム・バス

Claims (20)

1. 時分割複信(TDD)通信システムに適用される、サブフレーム構成方法であって、
   ネットワーク・デバイスにより、少なくとも２つの端末デバイスにサブフレーム構成メッセージを送信するステップであって、前記サブフレーム構成メッセージは、前記ネットワーク・デバイスと前記少なくとも２つの端末デバイスの間の通信がサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向であるように、ターゲット・フレーム内のサブフレームの前記第１の部分のサブフレーム・タイプを構成するように前記少なくとも２つの端末デバイスに命令するために、前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの前記第１の部分の前記サブフレーム・タイプを搬送し、前記同じ方向は、アップリンク方向またはダウンリンク方向を含む、ステップと、
   前記ネットワーク・デバイスにより、前記少なくとも２つの端末デバイスのうちの端末デバイスにダウンリンク制御情報を送信するステップであって、前記ダウンリンク制御情報は、前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを構成するように前記端末デバイスに命令するために、前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの前記第２の部分の前記サブフレーム・タイプを搬送し、サブフレームの前記第２の部分は、前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの前記第１の部分以外のサブフレームの一部または全てである、ステップと、
   を含む方法。
2. 前記方法は、
   前記ネットワーク・デバイスにより、サブフレームの前記第１の部分を使用して前記少なくとも２つの端末デバイスと共通情報を通信するステップをさらに含む、請求項１に記載の方法。
3. ネットワーク・デバイスにより、少なくとも２つの端末デバイスにサブフレーム構成メッセージを前記送信するステップは、
   前記ネットワーク・デバイスにより、前記少なくとも２つの端末デバイスに、システム・メッセージを送信するステップを含む、請求項１または２に記載の方法。
4. 前記共通情報は、次の情報、すなわち、同期信号、測定基準信号、および物理ランダム・アクセス・チャネルのうちの少なくとも１つを含む、請求項２に記載の方法。
5. 前記サブフレーム構成メッセージは、セル・レベルのメッセージであり、前記ダウンリンク制御情報は、端末デバイス・レベルの情報である、請求項１に記載の方法。
6. 時分割複信(TDD)通信システムに適用される、サブフレーム構成方法であって、
   端末デバイスにより、ネットワーク・デバイスによって送信されるサブフレーム構成メッセージを受信するステップであって、前記サブフレーム構成メッセージは、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを搬送する、ステップと、
   前記端末デバイスと前記ネットワーク・デバイスの間の通信が少なくとも１つの他の端末デバイスと前記ネットワーク・デバイスの間の通信とサブフレームの前記第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向であるように、前記端末デバイスにより、前記サブフレーム構成メッセージに基づいて前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの前記第１の部分の前記サブフレーム・タイプを構成するステップであって、前記同じ方向は、アップリンク方向またはダウンリンク方向を含む、ステップと、
   前記端末デバイスにより、前記ネットワーク・デバイスによって送信されるダウンリンク制御情報を受信するステップであって、前記ダウンリンク制御情報は、前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを搬送し、サブフレームの前記第２の部分は、前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの前記第１の部分以外のサブフレームの一部または全てを指す、ステップと、
   前記端末デバイスにより、前記ダウンリンク制御情報に基づいて前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの前記第２の部分の前記サブフレーム・タイプを構成するステップと、
   を含む方法。
7. 前記方法は、
   前記端末デバイスにより、サブフレームの前記第１の部分を使用して前記ネットワーク・デバイスと共通情報を通信するステップをさらに含む、請求項６に記載の方法。
8. 端末デバイスにより、ネットワーク・デバイスによって送信されるサブフレーム構成メッセージを前記受信するステップは、
   前記端末デバイスにより、前記ネットワーク・デバイスによって送信される、システム・メッセージを受信するステップを含む、請求項６または７に記載の方法。
9. 前記共通情報は、次の情報、すなわち、同期信号、測定基準信号、および物理ランダム・アクセス・チャネルのうちの少なくとも１つを含む、請求項７に記載の方法。
10. 前記サブフレーム構成メッセージは、セル・レベルのメッセージであり、前記ダウンリンク制御情報は、端末デバイス・レベルの情報である、請求項６に記載の方法。
11. ネットワーク・デバイスであって、前記ネットワーク・デバイスは、時分割複信(TDD)通信システムに適用され、
    少なくとも２つの端末デバイスにサブフレーム構成メッセージを送信するように構成された送信ユニットであって、前記サブフレーム構成メッセージは、前記ネットワーク・デバイスと前記少なくとも２つの端末デバイスの間の通信がサブフレームの第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向であるように、ターゲット・フレーム内のサブフレームの前記第１の部分のサブフレーム・タイプを構成するように前記少なくとも２つの端末デバイスに命令するために、前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの前記第１の部分の前記サブフレーム・タイプを搬送し、前記同じ方向は、アップリンク方向またはダウンリンク方向を含む、送信ユニット
    を含み、
    前記送信ユニットは、前記少なくとも２つの端末デバイスのうちの端末デバイスにダウンリンク制御情報を送信するようにさらに構成され、前記ダウンリンク制御情報は、前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを構成するように前記端末デバイスに命令するために、前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの前記第２の部分の前記サブフレーム・タイプを搬送し、サブフレームの前記第２の部分は、前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの前記第１の部分以外のサブフレームの一部または全てである、ネットワーク・デバイス。
12. 前記ネットワーク・デバイスは、受信ユニットをさらに含み、前記送信ユニットまたは前記受信ユニットは、サブフレームの前記第１の部分を使用して前記少なくとも２つの端末デバイスと共通情報を通信するように構成された、請求項１１に記載のネットワーク・デバイス。
13. 前記少なくとも２つの端末デバイスに前記サブフレーム構成メッセージを前記送信することは、前記少なくとも２つの端末デバイスに、システム・メッセージを送信することを含む、請求項１１または１２に記載のネットワーク・デバイス。
14. 前記共通情報は、次の情報、すなわち、同期信号、測定基準信号、および物理ランダム・アクセス・チャネルのうちの少なくとも１つを含む、請求項１２に記載のネットワーク・デバイス。
15. 前記サブフレーム構成メッセージは、セル・レベルのメッセージであり、前記ダウンリンク制御情報は、端末デバイス・レベルの情報である、請求項１１に記載のネットワーク・デバイス。
16. 端末デバイスであって、前記端末デバイスは、時分割複信(TDD)通信システムに適用され、
    ネットワーク・デバイスによって送信されるサブフレーム構成メッセージを受信するように構成された受信ユニットであって、前記サブフレーム構成メッセージは、ターゲット・フレーム内のサブフレームの第１の部分のサブフレーム・タイプを搬送する、受信ユニットと、
    前記端末デバイスと前記ネットワーク・デバイスの間の通信が少なくとも１つの他の端末デバイスと前記ネットワーク・デバイスの間の通信とサブフレームの前記第１の部分のいずれかのサブフレーム内で同じ方向であるように、前記サブフレーム構成メッセージに基づいて前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの前記第１の部分の前記サブフレーム・タイプを構成するように構成された構成ユニットであって、前記同じ方向は、アップリンク方向またはダウンリンク方向を含む、構成ユニットと、
    を含み、
    前記受信ユニットは、前記ネットワーク・デバイスによって送信されるダウンリンク制御情報を受信するようにさらに構成され、前記ダウンリンク制御情報は、前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの第２の部分のサブフレーム・タイプを搬送し、サブフレームの前記第２の部分は、前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの前記第１の部分以外のサブフレームの一部または全てを指し、
    前記構成ユニットは、前記ダウンリンク制御情報に基づいて前記ターゲット・フレーム内のサブフレームの前記第２の部分の前記サブフレーム・タイプを構成するようにさらに構成された、端末デバイス。
17. 前記端末デバイスは、送信ユニットをさらに含み、前記送信ユニットまたは前記受信ユニットは、サブフレームの前記第１の部分を使用して前記ネットワーク・デバイスと共通情報を通信するように構成された、請求項１６に記載の端末デバイス。
18. 前記ネットワーク・デバイスによって送信される前記サブフレーム構成メッセージを前記受信することは、前記ネットワーク・デバイスによって送信される、システム・メッセージを受信することを含む、請求項１６または１７に記載の端末デバイス。
19. 前記共通情報は、次の情報、すなわち、同期信号、測定基準信号、および物理ランダム・アクセス・チャネルのうちの少なくとも１つを含む、請求項１７に記載の端末デバイス。
20. 前記サブフレーム構成メッセージは、セル・レベルのメッセージであり、前記ダウンリンク制御情報は、端末デバイス・レベルの情報である、請求項１６に記載の端末デバイス。

Images