JP6722382B2 - 組電池ユニットの検査方法および検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、組電池ユニットの検査方法および検査装置に関する。
特開2006−294336号公報には、各電池に冷媒を供給する管路部材が取付けられた冷却装置を有する組電池ユニット(同公報では「電池パック」と称されている。)が開示されている。同公報で開示される組電池ユニットでは、管路部材として、冷媒を供給する内部吸気ダクトと、冷媒を排出する内部排気ダクトとが筐体に組み込まれている。
特開2006−294336号公報
冷媒を供給する管路部材が取付けられた冷却装置を有する組電池ユニットでは、冷却装置が正しく機能しない事象が生じうる。冷却装置が正しく機能しない事象としては、例えば、製造工程において、管路部材が取付けられていない場合や、管路部材が正しく取付けられていない場合や、管路の一部にゴミが詰まって管路部材が正しく機能しないような場合などが挙げられる。本発明者は、冷媒を供給する管路部材が取付けられた冷却装置を有する組電池ユニットについて、冷却装置が正しく機能するか否かについて、検査する検査方法を提案する。
ここで提案される検査方法の一実施形態では、複数の電池が電気的に接続された組電池と、組電池の各電池に対して冷媒が供給されるように配置された管路部材とを備えた組電池ユニットを検査対象としている。この検査方法は、以下の工程A〜Cを含んでいる。ここで、工程Aは、管路部材に冷媒を供給しつつ、組電池を予め定められた条件で充電する。工程Bは、工程A中に時間毎に各電池の温度情報を取得する。工程Cは、工程Bで取得された温度情報に基づいて前記各電池の温度のうち、同時刻における最も高い温度と最も低い温度との差dtが、予め定められた温度tx以上か否かを判定する。この検査方法によれば、管路部材の不具合を検出できる。
工程Aでは、管路部材に冷媒が供給された後で、組電池への充電が開始されてもよい。これによって、組電池の冷却が先にスタートされ、充電開始前の各電池の温度差が小さくなる。これによって、検査精度が向上する。
また、工程Aにおける充電は、組電池ユニットが組立てられた後、出荷される前に行われてもよい。この場合、出荷される前は、組電池ユニットの各電池が劣化する前であるので、充電による温度上昇の傾向が各電池で大凡同じである。このため、管路部材の不具合がより精度よく検査できる。かかる観点において、例えば、工程Aにおける充電が、組電池への最初の充電であってもよい。この場合、組電池ユニットの各電池が新しい状態であり、さらに精度よく検査できる。
また、工程Cにおける温度txは、1.7℃以上2.3℃以下の範囲から設定されていてもよい。検査が行われる際の温度環境や検査対象となる組電池ユニットの初期温度が異なっていても、管路部材に不具合がなく正常である場合には、各電池の温度上昇のばらつきは1.2℃程度に抑えられる。これに対して、管路部材に不具合がある場合には、各電池の温度上昇のばらつきは3℃程度になる。このため、工程Cにおける温度txは、1.7℃以上2.3℃以下の範囲の中から設定されていることによって、管路部材に起因する異常が精度よく検出されうる。
また、組電池の各電池について、充電に応じて変化する情報のうち、温度以外の情報に基づいて組電池の異常を検出する工程Dを備えていてもよい。この工程Dによって、管路部材の異常をより精度よく検出できるようになる。
組電池ユニットの各電池は、例えば、ニッケル水素二次電池であってもよい。つまり、各電池がニッケル水素二次電池である組電池ユニットは、充電に伴う温度上昇が顕著であり、上記検査方法により、管路部材の異常が精度よく検出されうる。
ここで、検査対象となる組電池ユニットは、管路部材に冷媒を供給する冷媒供給装置を備えていてもよい。この場合、工程Aでは、冷媒供給装置によって管路部材に冷媒が供給されるとよい。これによって、ここで提案される検査方法は、管路部材に起因する異常のみならず冷媒供給装置に起因する不具合についても検出できる。
また、ここで提案される検査装置は、組電池の各電池に取付けられた温度計と、組電池に接続された充電器と、異常検出器とを備えている。異常検出器は、第1処理部〜第3処理部を備えている。ここで、第1処理部は、管路部材に冷媒を供給しつつ、充電器によって組電池を予め定められた条件で充電する。第2処理部は、第1処理部による処理中に時間毎に、温度計から各電池の温度情報を取得する。第3処理部は、第2処理部において取得された温度情報に基づいて各電池の温度のうち、同時刻における最も高い温度と最も低い温度との差dtが、予め定められた温度tx以上か否かを判定する。かかる検査装置によれば、管路部材の不具合を検出できる。
図1は、組電池ユニット10の検査方法を具現化した検査装置30を示す模式図である。 図2は、組電池11の温度分布を模式的に示すグラフである。 図3は、充電効率の分布を模式的に示すグラフである。 図4は、組電池11の温度分布を模式的に示すグラフである。 図5は、検査方法のフローチャートである。
以下、ここで提案される組電池ユニットの検査方法について一実施形態を説明する。
《組電池ユニット10》
図1は、組電池ユニット10の検査方法を具現化した検査装置30を示す模式図である。この実施形態では、ここで検査対象としての組電池ユニット10は、図1に示すように、組電池11と、管路部材12と、冷媒供給装置13とを備えている。
〈組電池11〉
組電池11は、複数の電池11aが電気的に接続されている。組電池11の構成は、特に言及されない限りにおいて限定されない。図1に示す形態では、複数の電池11aは、同型の角型電池であり、最も広い平坦面が対向するように一列に重ねられている。組電池11の各電池11aの端子は、電気的に接続されており、各電池11aが1つの電池であるように機能する。図示は省略するが、複数の電池11aの間には、スペーサが介在していてもよい。また、複数の電池11aは、重ねられた状態で拘束されていてもよい。
〈管路部材12〉
管路部材12は、組電池11の各電池11aに冷媒を供給するための管路を備えている。この実施形態では、図1では図示が簡略化されているが、管路部材12は、例えば、重ねられた複数の電池11aの第1の側面に沿って配置された供給管路12aと、電池11aの第1の側面とは反対側の電池11aの第2の側面に沿って配置された排出管路12bとを備えている。供給管路12aは、複数の電池11aの各セル間(隣り合う電池11aの間)に冷媒を通すように複数の開口を有している。電池11aの第1の側面とは反対側の電池11aの第2の側面に配置された排出管路12bは、セル間を通過した冷媒を回収する。かかる管路部材12は、一例が例示されているが、組電池11の各電池11aの形状および配置によって、適宜に変更されうる。管路部材12は、組電池11の各電池11aに大凡均一に冷媒が供給され、組電池11の各電池11aが大凡均一に冷却されうる構造を備えているとよい。組電池11は、かかる管路部材12を含めてパックされ、あるいは、筐体に収められていてもよい。このような構造および機能を奏する管路部材12は、例えば、特許文献1に開示されている。
〈冷媒供給装置13〉
冷媒供給装置13は、管路部材12に冷媒を供給する装置である。ここで、冷媒としては、例えば、空気が簡便に用いられうる。冷媒として、空気を用いる場合には、冷媒供給装置13には、送風機が用いられる。なお、この実施形態では、組電池ユニット10は、冷媒供給装置13を備えているが、組電池ユニット10の構成はかかる形態に限定されない。例えば、冷媒供給装置13は、組電池ユニット10に含まれない外部装置あるいは検査装置30の一部であってもよい。つまり、冷媒供給装置13は、検査時に管路部材12に接続される装置であってもよい。
ここでは、主として以下のような事象が組電池ユニット10の不具合として検出されうる。
1.管路部材12が組電池11に正しく装着されておらず、冷媒が適切に組電池11の各電池11aに供給されていない。例えば、供給管路12aの一部が組電池11から外れている。
2.管路部材12にゴミが詰まっており、冷媒が一部で流れない、あるいは、流量が著しく少ない。このような場合、冷媒が流れない部位において、電池11aの温度が高くなる傾向がある。
3.管路部材12が取付けられていない。
4.冷媒供給装置13の故障によって、管路部材12に冷媒が供給されない。つまり、この実施形態では、組電池ユニット10に冷媒供給装置13が含まれている。この場合、冷媒供給装置13に起因する不具合も検出されうる。
なお、供給管路12aの一部が組電池11から外れている場合や、管路部材12にゴミが詰まっている場合などは、例えば、レーザーセンサーなどを工夫すれば、検出可能である。しかし、組電池ユニット毎にレーザーセンサーの配置を工夫する必要があり、また、設置スペースにも制約がある。このため、実用化が煩雑であり、上記の不具合を精度良く検出することは難しい。以下、ここで提案される検査方法および検査方法を具現化する検査装置30を説明する。
《検査装置30》
検査装置30は、温度計31と、充電器32と、異常検出器33とを備えている。
〈温度計31〉
温度計31は、組電池11の各電池11aに取付けられており、各電池11aの温度を測定する装置である。また、温度計31は、検査装置30用に取付けられていてもよいが、それに限定されない。例えば、組電池11が、各電池11aの温度を監視しつつ使用される場合においては、当該使用時の監視用に各電池11aに温度計31が取付けられる。このような場合には、各電池11aに取付けられた温度計31は、検査装置30に利用できる。
〈充電器32〉
充電器32は、組電池11に接続され、組電池11を充電する装置である。組電池11の各電池11aは、大凡均等に充電されうる。
〈異常検出器33〉
この実施形態では、異常検出器33は、冷媒供給装置13、温度計31および充電器32に電気的に接続されている。異常検出器33は、記憶装置と演算装置を備えており、予め記憶されたプログラムに沿って所定の処理を行う。例えば、異常検出器33は、温度計31から各電池11aの温度情報を取得するとともに記憶する。また、異常検出器33は、冷媒供給装置13と充電器32を制御する。
異常検出器33は、冷媒供給装置13によって管路部材12に冷媒を供給するとともに、充電器32によって組電池11を予め定められた条件で充電する。異常検出器33は、当該充電中に時間毎に、温度計31から各電池11aの温度情報を取得する。そして、取得した温度情報に基づく各電池11aの温度のうち、同時刻における最も高い温度と最も低い温度との差dtが、予め定められた温度tx以上か否か(dt≧tx)を判定する。異常検出器33は、かかる判定処理によって組電池ユニット10の異常を検出することができる。
なお、ここで、「同時刻における最も高い温度と最も低い温度との差dt」について、各電池11aの温度が測定された時刻が、厳密には、ずれていても、ここでは「同時刻」として扱われうる。例えば、異常検出器33において、同じタイミングで(つまり「同時刻」として)記録された各電池11aの温度情報に基づく各電池11aの温度は、温度が測定された実際の時刻が、厳密には、ずれていても、「同時刻」における各電池11aの温度とされる。より具体的には、異常検出器33(コンピュータ)の処理上の問題で、各電池11aの温度情報を取得した時刻がずれている場合でも、ここでは、「同時刻」として取り扱われうる。つまり、「同時刻」とは、組電池11の各電池11aに生じる温度のばらつきを評価するための時刻であり、各電池11aの温度が測定された時刻が大凡揃っていればよい。このため、各電池11aに生じる温度のばらつきを評価するとの目的が実質的に実現されればよく、その限りにおいて「同時刻」は厳密に時刻が同じであることは要求されない。本明細書において、「同時刻」は、上記の解釈で用いられている。ここで提案される検査方法の工程Cにおける「同時刻」も同様に解釈されうる。
〈異常検出プロセス〉
以下に、この検査装置30の異常検出プロセスを説明する。異常検出器33は、冷媒供給装置13によって管路部材12に冷媒を供給するとともに、充電器32によって組電池11を予め定められた条件で充電する。この場合、充電器32によって組電池11の各電池11aは大凡均等に充電される。均等に充電される組電池11の各電池11aの温度には、ばらつきが生じうる。
例えば、図2は、組電池11の温度分布を模式的に示すグラフである。図2は、図1に示すように電池11aが一列に重ねられた方向と対応するグラフの横軸に沿って各電池11aの温度が順にプロットされている。図2中、白塗りのプロットは、組電池11の充電前の温度分布を示している。図2中の黒塗りのプロットは、管路部材12が機能しない組電池11の充電中の温度分布を示している。
図2では、便宜上、横軸に沿って10個のプロットが配置されている。図2では、組電池11において重ねられた電池11aから満遍なく10個の電池を選択し、その温度を、電池11aを重ねた方向と対応する横軸に沿って順にプロットしている。従って、図2の横軸の中央部のプロットは、組電池11の中央部に配置された電池11aの温度であり、横軸の両端のプロットは、組電池11の両端部に配置された電池11aの温度である。
図2に黒塗りのプロットで示されるように、充電中、組電池11の中央部に組み込まれた電池11aの温度は、組電池11の両端に組み込まれた電池11aよりも高くなる傾向がある。図1に示すように、複数の電池11aが一列に重ねられている場合、組電池11の両端に組み込まれる電池では、熱が放出されやすい。これに対して、組電池11の中央部に組み込まれる電池では熱がこもりやすい。組電池の構造は種々あるが、組電池11の中央部に配置される電池11aと組電池11の端部に配置される電池11aとでは、充電時の温度上昇に差が生じる場合がある。
このような温度のばらつきは、充電効率の差を招く。図3は、充電効率の分布を模式的に示すグラフである。図3中、白塗りのプロットは、電池11aの温度にばらつきがない場合の充電効率の分布を示している。図3中の黒塗りのプロットは、図2のように温度にばらつきが生じた場合の各電池11aの充電効率の分布を示している。図3の黒塗りのプロットで示されているように、充電中、組電池11の中央部に配置された電池11aの充電効率は悪くなる。これは、充電によって、組電池11の中央部に配置された電池11aの温度が端部に配置された電池11aよりも高くなったことに起因している。
図4は、組電池11の温度分布を模式的に示すグラフである。図4中の黒塗りのプロットは、管路部材12が機能している組電池11の充電中における電池11aの温度分布を示している。図4中の白塗りのプロットは、組電池11の充電前における電池11aの温度分布を示している。管路部材12が適切に機能している場合には、組電池11の各電池11aが大凡均一に冷却されるので、図4に示すように、各電池11aの温度のばらつきが小さくなる。このように温度のばらつきが小さいと充電効率の差も小さくなる。
異常検出器33は、主として管路部材12が適切に機能しているか否かを検出する。異常検出器33は、以下の第1処理部〜第3処理部33a〜33cを備えている。
第1処理部33aは、管路部材12に冷媒を供給しつつ、充電器32によって組電池11を予め定められた条件で充電する。この実施形態においては、第1処理部33aでは、冷媒供給装置13によって管路部材12に冷媒が供給され、組電池11は冷却されつつ充電される。
第2処理部33bは、第1処理部33aによる処理中に時間毎に、温度計から各電池11aの温度情報を取得する。第2処理部33bでは、例えば、異常検出器33を構成する記憶装置に、各電池11aの温度が時間毎に記憶されるとよい。
第3処理部33cは、第2処理部33bにおいて取得された温度情報に基づいて各電池11aの温度のうち、同時刻における最も高い温度と最も低い温度との差dtが、予め定められた温度tx以上か否かが判断される。つまり、第2処理部33bにおいて取得された温度情報に基づいて各電池11aの温度のばらつき(dt)が予め定められた温度tx以上か否か(dt≧tx)を判断している。
なお、この実施形態では、組電池ユニット10には、冷媒供給装置13が含まれており、管路部材12に起因する異常のみならず冷媒供給装置13に起因する不具合についても検出できる。つまり、上述した一連の処理において、冷媒供給装置13および管路部材12が適切に機能している場合には、第1処理部33aによって組電池11は冷却されつつ充電される。このため、図4に示すように、組電池11の各電池11aの温度差は小さく抑えられる。これに対して、冷媒供給装置13あるいは管路部材12に不具合がある場合には、組電池11の各電池11aの温度差が大きくなる。例えば、冷媒供給装置13が故障して管路部材12に冷媒が適切に供給されない場合や管路部材12が外れている場合などには、図2に示すように、組電池11の中央部に配置された電池11aの温度が高く検出される。また、図示は省略するが、管路部材12の一部が詰まっている場合には、一部の電池11aに冷媒が適切に供給されない。この場合、冷媒が適切に供給されない電池11aの温度が上昇する。第3処理部33cでは、第2処理部33bにおいて取得された温度情報に基づいて各電池11aの温度のばらつき(dt)が予め定められた温度tx以上か否か(dt≧tx)を判断している。この結果、組電池11の中央部に配置された電池11aの温度が端部に配置された電池11aの温度よりも著しく高くなった場合(図2参照)や、組電池11の一部の電池の温度が他の電池の温度よりも著しく高くなった場合に、組電池ユニット10が「異常あり」として検出されうる。
〈フローチャート〉
図5は、異常検出器33で具現化されている組電池ユニットの検査方法のフローチャートである。なお、ここで挙げるフローチャートは、組電池ユニットの検査方法の一例に過ぎず、特に言及されない限りにおいて、ここで提案される組電池ユニットの検査方法のフローチャートは、図5のフローチャートに限定されない。
異常検出器33は、まず組電池11の冷却を開始する(S101)。図1に示す形態では、異常検出器33は、冷媒供給装置13を起動させ、管路部材12に冷媒を供給する。例えば、冷媒供給装置13が送風機である場合、管路部材12に空気が供給される。これにより、冷媒供給装置13および管路部材12が適切に機能する場合には、組電池11の各電池11aの冷却が開始される。また、異常検出器33は、予め定められた条件で冷媒供給装置13を動作させるとよい。例えば、冷媒供給装置13が送風機である場合には、送風機の出力が予め定められているとよい。
次に、異常検出器33は、各電池11aの温度を測定開始する(S102)。このように、異常検出器33は、充電が開始される前に、組電池11の各電池11aの温度情報を取得することを開始する。これにより、充電が開始された後の組電池11の各電池11aの温度が確実に取得される。なお、この実施形態では、充電が開始される前に各電池11aの温度情報を取得することが開始されているが、異常検出器33は、冷却が開始される前に各電池11aの温度情報を取得することを開始してもよい。
異常検出器33は、組電池11の充電を開始する(S103)。異常検出器33は、充電器32によって予め定められた条件で充電するとよい。予め定められた充電の条件は、例えば、定電流で予め定められた時間充電するものであるとよい。
このフローチャートの処理では、管路部材12に冷媒が供給された後で(つまり、冷却が開始された後で)、組電池11への充電が開始される。この場合、先に組電池11の冷却をスタートさせることによって、冷媒供給装置13および管路部材12が正常に機能している場合には、各電池11aが先に冷やされる。これによって冷却開始前に何らかの要因で各電池11aの温度差があった場合でも、各電池11aの温度差が小さくなる。つまり、充電中に測定された温度差は、充電に起因する温度差となる。このことによって、冷媒供給装置13および管路部材12が正常に機能している場合における各電池11aの温度差が安定して測定される。この結果、判定処理における閾値の設定が容易になり、検査精度が向上する。
なお、この実施形態では、好ましい形態として、管路部材12に冷媒が供給された後で(つまり、冷却が開始された後で)、組電池11への充電が開始されている。ここで提案される検査方法は、この例に限定されない。例えば、冷却と充電が同時でもよい。また、充電に少し遅れて(例えば、1秒程度遅れて)冷却が開始されてもよい。
異常検出器33は、S102の処理において温度測定が開始されているので、S103による充電中に温度計31から各電池11aの温度情報が取得される。ここで、各電池11aの温度情報は、異常検出器33の記憶装置に時間毎に記憶される。次に、異常検出器33は、取得された温度情報に基づいて最も高い温度と最も低い温度との差dtが、予め定められた温度tx以上か否か(dt≧tx)を判定する(S104)。つまり、S104の判定処理では、充電が開始された後に取得された温度情報に基づいて、各電池11aの温度のうち同時刻における最も高い温度と最も低い温度との差dtが、予め定められた温度tx以上か否かを判定する。
そして、S104の判定処理において、各電池11aのうち最も高い温度と最も低い温度との差dtが、予め定められた温度tx以上(dt≧tx)である場合(Y)には、「異常あり」として異常が検出される(S105)。この場合、異常検出器33は、充電を終了させて(S106)、検査を終了するとよい。また、S104の判定処理において、各電池11aのうち最も高い温度と最も低い温度との差dtが、予め定められた温度tx以上(dt≧tx)でない場合(N)には、充電が終了したか否かが判定される(S107)。充電が終了していない場合(N)には、次の時刻で取得された各電池11aの温度情報に基づいて、上述したS104の判定処理が行われる。また、充電が終了している場合(Y)には、「異常なし」とされる(S108)。異常検出器33は、S104の判定処理において、「異常あり」とされるか、予め定められた充電が終了するまで、S104の判定処理が繰り返される。
〈検査のタイミング〉
ここでは、組電池ユニット10の管路部材12に異常があることを検出することが目的とされている。また、組電池11の各電池11aが一定の条件で充電された場合に、充電に伴って各電池11aが大凡同じ条件で発熱することが前提とされている。このため、この検査は、組電池ユニット10が組立てられた後、出荷される前に行われるとよい。つまり、この検査は、組電池ユニット10が出荷される前の検査に適している。組電池ユニット10が出荷される前であれば、組電池ユニット10の各電池11aの使用状態が管理でき、予め定められた条件の充電に対して組電池11の各電池11aがどのような温度になるかが想定できるからである。つまり、出荷前は、組電池ユニット10の各電池11aが劣化する前であるので、充電による温度上昇の傾向が各電池11aで大凡同じである。このため、管路部材12の不具合がより精度よく検査できる。
ここで、組電池11および組電池ユニット10が出荷される前とは、充電時の各電池11aの温度が予測可能な程度に、組電池11の使用状態が工場などで管理されている状態をいう。例えば、組電池ユニット10が車両に搭載されて出荷される場合においては、充電時の各電池11aの発熱が予測可能な程度に管理できることを条件に、車両が工場から出荷される前を、組電池11または組電池ユニット10の出荷前としてもよい。このように、組電池ユニットは、工場などで管理されており、充電時の各電池11aの温度が予測可能な状態を出荷前とすることができる。充電時の各電池11aの温度が予測可能な状態で、ここで提案される検査が行われることによって、冷媒供給装置、管路部材の不具合がより精度よく検査できる。例えば、異常検出器33における充電が、組電池への最初の充電であってもよい。
以上のとおり、上記検査装置30によって具現化されているが、ここで提案される検査方法は、以下の工程A〜Cを含んでいる。
工程Aは、管路部材12に冷媒を供給しつつ、組電池11を予め定められた条件で充電する。
工程Bは、工程A中に時間毎に各電池11aの温度情報を取得する。
工程Cは、工程Bで取得された温度情報に基づいて各電池11aの温度のうち、同時刻における最も高い温度と最も低い温度との差dtが、予め定められた温度tx以上か否かを判定する。
例えば、図5のフローチャートでは、工程Aは、ステップS101及びS103に相当し、工程Bは、ステップS102に相当し、工程Cは、ステップS104に相当する。
この検査方法によれば、上述したように組電池ユニット10について管路部材12の異常を検出できる。また、検査対象となる組電池ユニット10が冷媒供給装置13を備えている場合には、工程Aにおいて、組電池ユニット10の冷媒供給装置13によって管路部材12に冷媒を供給するとよい。この場合、管路部材12に起因する異常のみならず冷媒供給装置13に起因する不具合についても検出できる。
本発明者の知見によれば、工程Aの充電条件は、例えば、冷却がされていない状態と、冷却が適切に行われている状態とで、組電池11の各電池11aに生じる温度のばらつきに機械的に判別可能な程度の顕著な差が生じうるように定められると良い。組電池11の各電池11aに生じる温度のばらつきは、組電池11のうち、同時刻において最も高い温度を示す電池11aと最も低い温度を示す電池11aとの温度差dtとして評価される。また、充電条件は、過度な充電によって電池11aが大きく劣化しない程度の条件で設定されるとよい。かかる観点において、工程Aの充電条件は、例えば、冷却がされていない状態において、組電池11の各電池11aに生じる温度のばらつきが大凡3℃(例えば、当該温度のばらつきが2.8℃以上4℃以下の範囲)となるような充電条件が設定されているとよい。また、かかる条件は、組電池11および各電池11aの構造に応じて適当に定められる。
この場合、工程Cで予め定められた温度txとして、1.7℃以上2.3℃以下の温度範囲から設定されているとよく、例えば、2℃に設定されているとよい。つまり、工程Cにおいて、工程Bで取得された温度情報に基づいて各電池11aの温度のうち、同時刻における最も高い温度と最も低い温度との差dtが、予め定められた温度tx以上か否かを判定することによって、冷媒供給装置13または管路部材12に不具合があることを検出できる。このような条件で試験を行うことによって組電池ユニット10の各電池11aに過度な負担を掛けずに、冷媒供給装置13または管路部材12の不具合を検出することができる。
Figure 0006722382
また、上記のような条件であれば、季節による温度環境にも対応可能である。本発明者は、ニッケル水素二次電池が複数(例えば28個)一列に重ねられた組電池に、冷媒供給装置13と管路部材12とが取付けられた組電池ユニット10を用意して種々試験を行った。なお、ここでは、組電池ユニットについて、図1に示された参照符号が適宜に付されている。表1において、試験例1〜6が例示されている。ここで、試験例1〜3は、SOC0%の電池11aを用いて組電池11が組まれている。試験例4〜6は、SOC20%の電池11aを用いて組電池11が組まれている。
試験例1は、試験初期段階の組電池11の温度が5℃、室温が20℃であり、日本の冬の工場の試験する環境を想定して試験が行われている。試験例1では、工程Aにおいて、冷媒供給装置13としての送風機によって管路部材12に空気を供給しつつ、38Aの定電流充電を415秒継続させた。この結果、組電池ユニット10の電池11aの温度のうち最も高い温度と最も低い温度との差dtは、0.69℃であった。
試験例2は、試験初期段階の組電池11の温度が25℃、室温が25℃であり、日本の春や秋の工場の環境を想定して試験が行われている。試験例2では、工程Aにおいて、冷媒供給装置13としての送風機によって管路部材12に空気を供給しつつ、38Aの定電流充電を428秒継続させた。この結果、組電池ユニット10の電池11aの温度のうち最も高い温度と最も低い温度との差dtは、1.18℃であった。同様の条件で、管路部材12に空気を供給しない場合、当該差dtは2.98℃であった。
試験例3は、試験初期段階の組電池11の温度が35℃、室温が25℃であり、日本の夏の工場の環境を想定して試験が行われている。試験例3では、工程Aにおいて、冷媒供給装置13としての送風機によって管路部材12に空気を供給しつつ、38Aの定電流充電を428秒継続させた。この結果、組電池ユニット10の電池11aの温度のうち最も高い温度と最も低い温度との差dtは、1.20℃であった。
試験例4は、試験初期段階の組電池11の温度が5℃、室温が20℃であり、工程Aにおいて、冷媒供給装置13としての送風機によって管路部材12に空気を供給しつつ、30Aの定電流充電を535秒継続させた。この結果、組電池ユニット10の電池11aの温度のうち最も高い温度と最も低い温度との差dtは、0.81℃であった。
試験例5は、試験初期段階の組電池11の温度が25℃、室温が25℃であり、工程Aにおいて、冷媒供給装置13としての送風機によって管路部材12に空気を供給しつつ、38Aの定電流充電を428秒継続させた。この結果、組電池ユニット10の電池11aの温度のうち最も高い温度と最も低い温度との差dtは、1.07℃であった。
試験例6は、試験初期段階の組電池11の温度が35℃、室温が25℃であり、工程Aにおいて、冷媒供給装置13としての送風機によって管路部材12に空気を供給しつつ、38Aの定電流充電を415秒継続させた。この結果、組電池ユニット10の電池11aの温度のうち最も高い温度と最も低い温度との差dtは、1.22℃であった。
この場合、試験例1〜6で、冷媒供給装置13と管路部材12に異常のない組電池ユニット10(正常品)では、組電池ユニット10の電池11aの温度のうち最も高い温度と最も低い温度との差dtの平均値AVE(算術平均)は、1.03℃であった。また、各試験例1〜6の標準偏差σは0.225であった。最も大きい温度差は、試験例6の1.22であった。平均値AVEに標準偏差σの3倍を加えた値(AVE+3σ)は、大凡1.70℃であった。冷媒供給装置13と管路部材12の異常を検出するために、工程Cにおいて予め定められた温度txは、少なくとも1.70℃以上であるとよい。また、充電条件は、各電池11aに過度な負担がかかるのを防止するため、冷媒供給装置13と管路部材12に異常がある組電池ユニット10(不良品)においても、電池11aの温度のうち最も高い温度と最も低い温度との差dtは、3℃前後(例えば、2.8℃以上4℃以下)に設定されることが望ましい。このような充電条件において、工程Cにおいて予め定められた温度txは、2.3℃以下(例えば、2℃)に設定されるとよい。このように工程Cにおける予め定められた温度txを設定することによって、組電池ユニット10の異常を精度良く検出することができる。
このように検査が行われる際の温度環境や検査対象となる組電池ユニット10の初期温度が異なっていても、冷媒供給装置13または管路部材12に不具合がなく正常である場合には、各電池11aの温度上昇のばらつきは1.2℃程度に抑えられる。これに対して、冷媒供給装置13または管路部材12に不具合がある場合には、各電池11aの温度上昇のばらつきは3℃程度になる。このため、工程Cにおける予め定められた温度txは、1.7℃以上2.3℃以下の範囲の中から設定されていることによって、冷媒供給装置13または管路部材12に起因する異常が精度よく検出されうる。
また、この組電池ユニット10の検査方法は、組電池11の各電池11aについて、充電に応じて変化する情報のうち温度以外の情報に基づいて組電池11の異常を検出する工程Dを、さらに含んでいてもよい。かかる工程Dを付加することによって、組電池11の異常が検出される。これによって、異常検出器33は、冷媒供給装置13または管路部材12の異常を検出しないときでも、組電池11の異常を検出する場合がある。その場合、冷媒供給装置13または管路部材12の異常と、組電池11の異常とは区別される。このことによって、異常検出器33により、冷媒供給装置13または管路部材12の異常をより精度よく検出できるようになる。
なお、この実施形態では、組電池ユニット10は、冷媒供給装置13を備えている。そして、組電池ユニット10の検査方法は、冷媒供給装置13または管路部材12の異常を検出する。組電池ユニット10は、冷媒供給装置13を含んでいなくてもよい。つまり、冷媒供給装置13は、組電池ユニット10に含まれない外部装置あるいは検査装置30の一部であってもよい。この場合、冷媒供給装置13は、検査時に管路部材12に一時的に接続される。組電池ユニット10の検査方法は、主として管路部材12に起因する異常を検知する装置として用いられる。
図5には、かかる任意に付加される工程Dが破線で示されている。かかる組電池11の異常を検出する工程Dでは、例えば、異常検出器33は、組電池11の各電池11aに取り付けられた電圧計(図示省略)を用いて、工程Aの充電の前後において各電池11aの開回路電圧に関する情報を取得する。取得された開回路電圧に関する情報に基づいて各電池11aの最も大きい電圧上昇と、最も小さい電圧上昇との差dVを算出する。そして、各電池11aの電圧上昇のばらつきdVが、予め定められた許容値Vxよりも大きいか否か(dV>Vx)を判定する(S111)。そして、各電池11aの電圧上昇のばらつきdVが、予め定められた許容値Vxよりも大きい場合(Y)に、組電池11側の異常として検出する(S112)。各電池11aの電圧上昇のばらつきdVが、予め定められた許容値Vxよりも大きくない場合(N)には、「異常なし」と判定される(S108)。このように検査方法は、組電池11の異常を検出する工程Dが付加されていてもよい。また、かかる工程Dを含む検査方法を具現化する検査装置30の異常検出器33は、組電池11の各電池11aについて、充電に応じて変化する情報のうち、温度以外の情報に基づいて組電池11の異常を検出するように構成されているとよい。
ここでは、組電池11の異常を検出する工程Dでは、各電池11aの開回路電圧が利用されている。組電池11の各電池11aについて、充電に応じて変化する情報のうち、温度以外の情報に基づいて組電池11の異常を検出しうるものであれば、特に限定されない。
ここで提案される検査方法は、充電時により各電池に発熱が伴う二次電池が用いられた組電池ユニットに好適である。例えば、各電池11aがニッケル水素二次電池である組電池ユニット10が検査対象として好適である。各電池11aがニッケル水素二次電池である組電池ユニット10は、充電に伴う各電池11aの温度上昇が顕著であり、上記検査方法により、冷媒供給装置13または管路部材12の異常が精度よく検出されうる。
以上、ここで提案される組電池ユニットの検査方法および当該検査方法を具現化した検査装置を説明したが、ここで提案される検査方法および検査方法を行う検査装置は、特に言及されない限りにおいて、上述した実施形態に限定されない。
10 組電池ユニット
11 組電池
11a 電池
12 管路部材
12a 供給管路
12b 排出管路
13 冷媒供給装置
30 検査装置
31 温度計
32 充電器
33 異常検出器

Claims (9)

  1. 複数の電池が電気的に接続された組電池と、
    前記組電池の各電池に対して冷媒が供給されるように配置された管路部材と
    を備えた組電池ユニットの検査方法であって、
    前記管路部材に冷媒を供給しつつ、前記組電池を予め定められた条件で充電する工程Aと、
    前記工程A中に時間毎に前記各電池の温度情報を取得する工程Bと、
    前記工程Bで取得された温度情報に基づいて前記各電池の温度のうち、同時刻における最も高い温度と最も低い温度との差dtが、予め定められた温度tx以上か否かを判定する工程Cと
    前記差dtが予め定められた温度tx以上であることに基づいて管路部材の異常を検出する工程と
    を含む、組電池ユニットの検査方法。
  2. 前記工程Aでは、前記管路部材に冷媒が供給された後で、前記組電池への充電が開始される、請求項1に記載された組電池ユニットの検査方法。
  3. 前記工程Aにおける充電は、前記組電池ユニットが組立てられた後、出荷される前に行われる、請求項1または2に記載された組電池ユニットの検査方法。
  4. 前記工程Aにおける充電は、前記組電池への最初の充電である、請求項1から3までの何れか一項に記載された組電池ユニットの検査方法。
  5. 前記工程Cにおける前記温度txは、1.7℃以上2.3℃以下の範囲から設定されている、請求項1から4までの何れか一項に記載された組電池ユニットの検査方法。
  6. 前記組電池の各電池について、充電に応じて変化する情報のうち、温度以外の情報に基づいて前記組電池の異常を検出する工程Dを備えた、請求項1から5までの何れか一項に記載された組電池ユニットの検査方法。
  7. 前記組電池ユニットの各電池がニッケル水素二次電池である、請求項1から6までの何れか一項に記載された組電池ユニットの検査方法。
  8. 前記組電池ユニットは、前記管路部材に冷媒を供給する冷媒供給装置を備えており、前記工程Aでは、前記冷媒供給装置によって前記管路部材に冷媒が供給される、請求項1から7までの何れか一項に記載された組電池ユニットの検査方法。
  9. 複数の電池が電気的に接続された組電池と、
    前記組電池の各電池に対して冷媒が供給されるように配置された管路部材と
    を備えた組電池ユニットの検査装置であって、
    前記組電池の各電池に取付けられた温度計と、
    前記組電池に接続された充電器と、
    異常検出器と
    を備え、
    前記異常検出器は、
    前記管路部材に冷媒を供給しつつ、前記充電器によって前記組電池を予め定められた条件で充電する第1処理部と、
    前記第1処理部による処理中に時間毎に、前記温度計から前記各電池の温度情報を取得する第2処理部と、
    前記第2処理部において取得された温度情報に基づく前記各電池の温度のうち、同時刻における最も高い温度と最も低い温度との差dtが、予め定められた温度tx以上か否かを判定する第3処理部と
    前記差dtが予め定められた温度tx以上であることに基づいて管路部材の異常を検出する処理部と
    を備えた組電池ユニットの検査装置。
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