JP6721330B2 - マルチフィジックスシステムの設計 - Google Patents

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Description

本発明は、工業設計の分野に関し、特に、マルチフィジックスシステムを設計するための方法、プログラム、およびコンピュータシステムに関する。
いくつものコンピュータシステムおよびプログラムが、オブジェクトの設計、エンジニアリング、および製造のために、市場で提案されている。CADは、コンピュータ支援設計の頭字語であり、たとえば、それは、オブジェクトを設計するためのソフトウェアソリューションに関する。CAEは、コンピュータ支援エンジニアリングの頭字語であり、たとえば、それは、将来製品の物理的挙動をシミュレートするためのソフトウェアソリューションに関する。CAMは、コンピュータ支援製造の頭字語であり、たとえば、それは、製造プロセスおよび操作を定義するためのソフトウェアソリューションに関する。そのようなコンピュータ支援設計コンピュータシステムにおいては、グラフィカルユーザインターフェースが、技術の効率に関して重要な役割を果たす。これらの技術は、製品ライフサイクル管理(PLM)コンピュータシステム内に組み込まれることがある。PLMは、拡張エンタープライズの概念にわたって、構想からそれらの耐用期間の終わりまで、会社が、製品データを共有し、共通のプロセスを適用し、製品の開発のための企業知識を活用するのを助ける、ビジネス戦略を指す。
(商標CATIA、ENOVIA、およびDELMIAの下で)DASSAULT SYSTEMESによって提供されるPLMソリューションは、製品エンジニアリング知識を組織するエンジニアリングハブと、製造エンジニアリング知識を管理する製造ハブと、エンジニアリングハブおよび製造ハブの両方へのエンタープライズ統合および接続を有効にするエンタープライズハブとを提供する。すべてをまとめたソリューションは、製品、プロセス、リソースをリンクするオープンオブジェクトモデルを実現して、動的な知識ベースの製品作成、ならびに最適化された製品定義、製造準備、生産およびサービスを駆動する意思決定サポートを有効にする。
多くのコンピュータシステムが、マルチフィジックスシステムをモデル化し、表示するのに今や非常に好評であるブロック線図の使用を可能にする。ブロック線図は、マルチフィジックスグローバルシステムのそのサブシステムへの分割、およびサブシステム間のマルチフィジックス接続の、概略的かつ簡単に把握できる表現を提供する。知られているソリューションは、複雑なマルチレベルブロック線図におけるナビゲーションを有効にするさまざまなツール(たとえば、すべて商標登録された、IBM Rhapsody、Atego Studio、およびSparx Entreprise Architect、またはThe Mathworks Simulinkなどの、SysMLベースのツール)を含み、それらはとりわけ、下位レベルを探索するための単純なダブルクリック、およびより高いレベルに切り替えるためのユーザインタフェースを打ち出している。
このコンテキスト内で、マルチフィジックスシステムを設計するための改善されたソリューションの必要性がなおも存在する。とりわけ、既存のブロック線図設計ソリューションのエルゴノミクスを改善することは、個別の関心である。
したがって、マルチフィジックスシステムを設計するための、コンピュータシステムによって実施される方法が提供される。方法は、マルチフィジックスシステムのブロック線図表現を表示するステップを含む。ブロック線図表現は、マルチフィジックスシステムのそれぞれのサブシステムに各々対応するブロックと、ブロック間で、それぞれのサブシステム間のマルチフィジックス接続に対応するリンクとを含む。システムはまた、ユーザによって送信されたズームコマンドで、少なくとも1つのそれぞれのサブシステムのブロック線図表現のプレビューを表示するステップを含む。プレビューの表示は、ズームコマンドの、コンピュータシステムによる検出によって制御される。
方法は、以下のうちの1または複数を含むことができる。
− プレビューは、それぞれのサブシステムを表現するブロックの内側に表示され、
− ズームコマンドは、ポインティングデバイスを用いて送信され、ズームのフォーカス位置は、ポインティングデバイスによって指し示される位置によって指定され、プレビューの表示は、ズームのフォーカス位置と、それぞれのサブシステムを表現するブロックの内側との対応関係の、コンピュータシステムによる検出によってさらに制御され、
− ズームの強さは、ポインティングデバイスによる所定のアクションの繰り返しによって継続的に増加され、プレビューは、ズームの強さが増加されるにつれて漸進的に表示され、
− 方法は、サブシステムのブロック線図表現を表示するステップと、それぞれの所定の閾値に到達するズームの強さをコンピュータシステムにより検出すると、マルチフィジックスシステムのブロック線図表現の表示を停止するステップとをさらに含み、
− ブロック線図表現の表示は、コンピュータシステムのグラフィカル処理ユニットにそれぞれのグラフィカルデータをロードすることを含み、ブロック線図表現の表示の停止は、グラフィカル処理ユニットからそれぞれのグラフィカルデータをアンロードすることを含み、
− マルチフィジックスシステムのブロック線図表現の透明性は、ズームの強さが増加されるにつれて、段階的に増加され、
− マルチフィジックスシステムのブロック線図表現の表示の停止へのそれぞれの閾値に到達するズームの強さをコンピュータシステムにより検出すると、表示は、それぞれのサブシステムのブロック線図表現上の中心に再び置かれ、
− 方法は、そのブロック線図表現を表示している間に、それぞれのサブシステムを編集するステップをさらに含み、
− プレビューの透明性は、ズームの強さが増加されるにつれて段階的に減少され、および/または、
− プレビューの表示は、それぞれの閾値に到達するズームの強さの、コンピュータシステムによる検出によって、さらに制御される。
方法を実施するための命令を含むコンピュータプログラムが、さらに提供される。
コンピュータプログラムをその上に記憶したコンピュータ可読ストレージ媒体が、さらに提供される。
コンピュータプログラムをその上に記憶したメモリと、グラフィカルユーザインターフェースと、ポインティングデバイスと、メモリ、グラフィカルユーザインターフェース、およびポインティングデバイスに結合され、方法を実施するように構成されたプロセッサとを含むコンピュータシステムが、さらに提供される。
方法によって設計されたマルチフィジックスシステムに対応する工業製品が、さらに提供される。
上の設計方法に従って工業製品に対応するマルチフィジックスシステムを設計するステップと、次いで設計されたマルチフィジックスシステムに基づいて工業製品を製造するステップとを含む、工業製品を製造するための方法が、さらに提供される。
次に本発明の実施形態が、限定しない例として、かつ添付の図面を参照して、記述される。
方法の例のフローチャートである。 コンピュータシステムのグラフィカルユーザインターフェースの例を示す図である。 コンピュータシステムの例を示す図である。 方法を示す図である。 方法を示す図である。 方法を示す図である。 方法を示す図である。
図1は、マルチフィジックスシステムを、(マルチフィジックスシステムを表現するコンピュータ化され、モデル化されたオブジェクトを介して)設計するための方法の例のフローチャートを示す。モデル化されたオブジェクトを形成するデータは、モデル化されたオブジェクトの階層型(たとえば、ツリー)表現と、マルチフィジックスシステムを表現するルートノード(すなわち、第1のレイヤ/レベル)、およびそれぞれのサブシステム(各サブ階層は開始階層それ自体として考察され得ることが理解される)を表現する他のノード(すなわち、下位レイヤ/レベル)と、(たとえばすべての)ノード/レイヤのブロック線図表現に関連付けられたデータとを含む。図1で表現されるように、方法は、マルチフィジックスシステムのブロック線図表現(したがって、ルートノードのブロック線図表現)を表示するステップS10を含む。方法はまた、ユーザ(ユーザは、ステップS10で表示されたブロック線図においてズームインを要求する)によって送信されたズーム(イン)コマンドで、マルチフィジックスシステムの少なくとも1つのそれぞれのサブシステム(したがって、ルートノードの子ノード)のブロック線図表現のプレビューを表示するステップS30を含む。プレビューの表示は、ズーム(イン)コマンドの、コンピュータシステムによる検出によって制御される。そのような方法は、マルチフィジックスシステムの設計を改善する。
とりわけ、方法は、第1に、マルチフィジックスシステムの設計および表示について特定の、ブロック線図表現の使用に関係したすべての知られている利点、すなわち、柔軟性、簡潔さ、扱いやすさ、改善されたエルゴノミクス、簡単に把握できる表現、設計されているオブジェクトへの特に十分な適応を提案する。上で言及されたように、ブロック線図表現は、何年にもわたり好評を博しており、その結果、ブロック線図設計のスペシャリストが現れており、今では工業プロセスにたびたび従事している。この特定の種類の設計に専用のソフトウェアソリューションは、このように使用され、開発されており、方法は、この特定のソフトウェア技術内に見出される。次いで、方法は、そのようなソフトウェアのユーザに、非常に関心をそそる特徴、すなわち、少なくとも1つのそれぞれのサブシステムのブロック線図表現の、ステップS30でのプレビューの表示を提案する。プレビューによって伝えられる情報は、ユーザにとって非常に有用であり、ユーザは、グローバルシステム(すなわち、ステップS10で表示されたマルチフィジックスシステム)のコンテキストから直接、マルチフィジックスシステムのサブシステムを(ステップS30で表示されたプレビューの視覚化のおかげで)即座に把握することができ、表示するステップS10およびステップS30は、(少なくともある時点で)同時に実施されている。この情報は、比較的低コストでユーザに伝えられる(プレビュー対フルビュー)。その上、この情報は、特に簡単で、直観的で、エルゴノミクス的なユーザマシンの対話を介して、ユーザによって到達される。実際に、方法は、ユーザによってコンピュータシステムに送信されたズームコマンドと、ステップS30でのプレビューの表示との間にリンクを設定し、表示するステップS30は、ズームコマンドの、コンピュータシステムによる検出によって制御される。プレビューを表示するステップS30をトリガするためのズームコマンドの特定の使用は、特によく適応されている。実際に、それらの設計のグラフィカル表現(本ケースでは、マルチフィジックスシステムの表示されたブロック線図表現)に基づいて設計を実施するすべての設計者は、彼らが、表示されているものの中でより視覚的に詳細を見たいとき、ズームインコマンドを使用する。同じズームコマンドに、追加的な機能性を、しかも任意の機能性ではなく、特に適切な1つであるとテストにより示されている機能性(すなわち、プレビューの表示)を関連付けるように、発明者は、グラフィカル設計のコンテキストにおけるユーザマシンの対話のこの特異性をうまく利用している。
方法は、コンピュータに実装される。実際に、方法のステップは、少なくとも1つのコンピュータ、または同様の任意のハードウェアを含むコンピュータシステムによって実行される。したがって、方法のステップは、場合により、完全に自動的に、または半自動的に実施される。例において、方法のステップのうちの少なくともいくつかのトリガリングは、ユーザコンピュータの対話を通して実施されてよい。要求されるユーザコンピュータの対話のレベルは、予期される自動性のレベルに依存し、ユーザの希望を実装するための必要性とのバランスを取ることができる。例において、このレベルは、ユーザ定義されてよい、および/または事前定義されてよい。あらゆるケースにおいて、ステップS30での表示は、上で説明されたように、ズームがユーザによってコマンド発行されるために、ユーザコンピュータの対話を伴う。しかしながら、ユーザによって送信されたズームコマンドによって制御されることは別として、プレビューを表示するステップS30は、完全に自動的に実施されてよい(すなわち、ユーザは、ズームコマンドを送信することに対しさらなるアクションを行わない)。
コンピュータシステムは、メモリに結合されたプロセッサと、ハードウェアおよび/またはソフトウェアを含むグラフィカルユーザインターフェース(GUI)と、(たとえばGUIの一部としてみなされる)ポインティングデバイスとを含むことができ、メモリは、方法を実施するための命令を含むコンピュータプログラムをその上に記録している。ポインティングデバイスは、GUIによって提供される任意の入力/触覚インターフェースであり、そのようなデバイスによって提案されるユーザマシンの対話は、グラフィカルインターフェース上の少なくとも1つの位置が、ユーザマシンの対話中に常に指し示されている(すなわち、コンピュータシステムは、ポインティングデバイスがどのように使用されているかに基づいてそのような場所の計算を継続的に実施する)ことを含意する、という特異性を備える。デバイスがカーソルコントローラ、たとえば、マウスであるとき、位置は、カーソル位置であってよいが、デバイスがタッチパッドまたはタッチスクリーンであるとき、それはまた、2本の指によって触れられる位置の中間であってもよい。後者のケースでは、指し示される場所のセットは、2本の指位置を含むが、タッチパッドが2本の指によって触れられるとき(少なくとも2本の指が動かされるとき、たとえばズームの間)は、コンピュータが継続的に中間を計算するので、その中間もまた含む。メモリはまた、データベースを記憶することができる。データベースは、工業データ、とりわけ、たとえば方法を実施するためのブロック線図表現仕様を含む、マルチフィジックスシステムの仕様に対応するエントリを有することができる。メモリは、場合により、いくつかの物理的な別個のパーツ(たとえば、プログラム用に1つ、および場合によりデータベース用に1つ)を含む、そのようなストレージのために適応された任意のハードウェアである。コンピュータシステムは、したがって、方法を実施するために、このように構成されてよい。
方法は、一般に、コンピュータ化されたデータ(マルチフィジックスシステムを指定する/定義するコンピュータ化されたデータは「モデル化されたオブジェクト」ともまた呼ばれ得る)を処理し、コンピュータ化されたデータは、ステップS10のブロック線図表現、およびステップS30でのプレビューの表示を可能にするデータ(たとえば、そのプレビューが表示されているサブシステムのフルブロック線図表現)を含んで、マルチフィジックスシステムに関係したすべての仕様を含み、方法を実施することを可能にする。拡大解釈すれば、語句「マルチフィジックスシステム」は、データ(すなわち、「モデル化されたオブジェクト」)それ自体を表す。
コンピュータシステムのタイプに従って、マルチフィジックスシステムは、異なる種類のデータによってさらに定義されてよい。コンピュータシステムは、実際に、CADコンピュータシステム、CAEコンピュータシステム、CAMコンピュータシステム、PDMコンピュータシステム、および/またはPLMコンピュータシステムの任意の組合せであってよい。それらの異なるコンピュータシステムにおいて、モデル化されたオブジェクトは、対応するデータによって定義される。それに応じて、CADオブジェクト、PLMオブジェクト、PDMオブジェクト、CAEオブジェクト、CAMオブジェクト、CADデータ、PLMデータ、PDMデータ、CAMデータ、CAEデータについて語ることができる。しかしながら、モデル化されたオブジェクトは、これらのコンピュータシステムの任意の組合せに対応するデータによって定義されてよいので、これらのコンピュータシステムは、他のうちの1つを排除しない。コンピュータシステムは、したがって、以下で提供されるそのようなコンピュータシステムの定義から明らかであるように、CADとPLM両方のコンピュータシステムであっても十分によい。
CADコンピュータシステムと言うと、それは、CATIAなどの、モデル化されたオブジェクトの(たとえば、3D)グラフィカル表現に基づいて、少なくともモデル化されたオブジェクトを設計するために適応された任意のコンピュータシステムが意味される。このケースにおいて、モデル化されたオブジェクトを定義するデータは、モデル化されたオブジェクトの表現を可能にするデータを含む。CADコンピュータシステムは、たとえば、エッジまたはラインを使用して、一定のケースではフェースまたはサーフェスを用いて、CADモデル化されたオブジェクトの表現を提供することができる。ライン、エッジ、またはサーフェスは、非一様有理Bスプライン(NURBS)などの、さまざまな方法で表現されてよい。具体的には、CADファイルは、仕様を保有しており、そこからジオメトリが生成されてよく、次いでそれは、生成されることになる表現を可能にする。モデル化されたオブジェクトの仕様は、単一のCADファイル、または複数のCADファイルに記憶されてよい。CADコンピュータシステムにおいて、モデル化されたオブジェクトを表現するファイルの典型的なサイズは、パーツごとに1メガバイトの範囲内である。また、モデル化されたオブジェクトは、典型的に、数千のパーツのアセンブリであってよい。
PLMコンピュータシステムと言うと、それは、物理的に製造された製品を表現するモデル化されたオブジェクトの管理のために適応された任意のコンピュータシステムが意味される。PLMコンピュータシステムにおいて、モデル化されたオブジェクトはしたがって、物理的なオブジェクトの製造のために好適なデータによって定義される。これらは、典型的に寸法値および/または許容値であってよい。オブジェクトの適正な製造のために、そのような値を有することは、実際によりよい。
PDMは、製品データ管理(Product Data Management)の意である。PDMソリューションと言うと、それは、個別の製品に関係したすべてのタイプのデータを管理するために適応された任意のソリューション、すなわち、ハードウェアのソフトウェアが意味される。PDMソリューションは、主にエンジニアであるが、プロジェクトマネジャ、財務担当者、販売担当者、および購買者もまた含む、製品のライフサイクルに従事するすべての当事者によって使用されてよい。PDMソリューションは、一般に、製品指向データベースに基づく。それは、当事者が、彼らの製品に関する一貫したデータを共有することを可能にし、したがって、当事者が、分岐したデータを使用するのを防ぐ。そのようなPDMソリューションが、商標ENOVIA(登録商標)の下で、Dassault Systemesによって提供される。
CAMは、コンピュータ支援製造(Computer−Aided Manufacturing)の意である。CAMソリューションと言うと、それは、製品の製造データを管理するために適応された任意のソリューション、すなわち、ハードウェアのソフトウェアが意味される。製造データは、一般に、製造するための製品、製造プロセス、および要求されるリソースに関係したデータを含む。CAMソリューションは、製品の全製造プロセスを計画し、最適化するために使用される。たとえば、それは、CAMユーザに、実現可能性に関する情報、すなわち、製造プロセスの継続時間、または製造プロセスの特定のステップで使用され得る特定のロボットなどのリソースの数を提供することができ、したがって、管理または要求される投資に関する意思決定を可能にする。CAMは、CADプロセス、および潜在的なCAEプロセスの後に続くプロセスである。そのようなCAMソリューションが、商標DELMIA(登録商標)の下で、Dassault Systemesによって提供される。
CAEは、コンピュータ支援エンジニアリング(Computer−Aided Engineering)の意である。CAEソリューションと言うと、それは、モデル化されたオブジェクトの物理的挙動の分析のために適応された任意のソリューション、すなわち、ハードウェアのソフトウェアが意味される。よく知られ、幅広く使用されているCAE技術が、有限要素法(FEM)であり、これは、モデル化されたオブジェクトを、その物理的挙動が方程式により計算されてシミュレートされ得る要素に、分割することを典型的に伴う。そのようなCAEソリューションが、商標SIMULIA(登録商標)の下で、Dassault Systemesによって提供される。別の進展しているCAE技術は、CADジオメトリデータを用いずに、異なる分野のフィジックスからの複数のコンポーネントからなる複雑なシステムのモデリングおよび分析を伴う。CAEソリューションは、製造するための製品の、シミュレーション、したがって、最適化、改善、および検証を可能にする。そのようなCAEソリューションが、商標DYMOLA(登録商標)の下で、Dassault Systemesによって提供される。マルチフィジックスシステムは、とりわけ、たとえば、マルチフィジックスシステムの挙動をシミュレート/分析するために、ブロック線図表現/モデル上で動作する(すなわち入力として取る)、それぞれのサブシステムを表現するブロック線図に関連付けられた、シミュレーションおよび/または分析スクリプト、および/または関数、および/またはツール/コンポーネントを、そのデータ/仕様の中で有するCAEオブジェクトとしてモデル化されてよい。
図2は、コンピュータシステムのGUIの例を示し、ここで、コンピュータシステムは、CAEコンピュータシステムである。
GUI2010は、標準メニューバー2110、2150を有する、典型的なCADのようなインターフェースであってよい。そのようなメニューバーおよびツールバーは、ユーザ選択可能なアイコンのセットを保有し、各アイコンは、本技術分野で知られているように、1または複数の操作または機能に関連付けられている。これらのアイコンのうちのいくつかは、ソフトウェアツールに関連付けられ、GUI2010に表示された2Dモデル化されたオブジェクト2100(図2の例では、電気システム)上で編集する、および/または作業するために適応されており、表示された2Dモデル化されたオブジェクト2100は、たとえば、ステップS10の結果である。ソフトウェアツールは、ワークベンチの中にグループ化されてよい。操作において、設計者は、たとえば、オブジェクト2100のパーツを事前選択し、次いで適切なアイコンを選択することによって、操作を開始する(たとえば、ディメンション、色、その他を変更する)、またはジオメトリ的な制約を編集することができる。GUIは、たとえば、ブロック2000が選択された場合、表示されたブロック2000(この例では、自動車のライトマネジャサブシステムを表現する)に関係したデータ2500を表示することができる。図2の例では、「特徴ツリー」として表示されたデータ2500、およびそれらの2D表現2000は、ライトマネジャを表現するブロック2000のモデルに関連する。GUIは、選択されたブロックの詳細なプロパティ2510をさらに示すことができる。方法の例に従って、選択されたブロックをズームオンするとき、このブロックの基礎になる構造が漸進的に現れて、ビュー2600によって表現されるように、より一層多くの詳細を示す。カーソルは、ユーザがグラフィックツールと対話することを可能にするために、触覚デバイスによって制御されてよい。あるいは、センシティブスクリーンが提供されてもよい。
図3は、コンピュータシステムの例を示し、ここで、コンピュータシステムは、クライアントコンピュータシステム、たとえば、ユーザのワークステーションである。
例のクライアントコンピュータシステムは、内部通信バス1000に接続された中央処理ユニット(CPU)1010と、またバスに接続されたランダムアクセスメモリ(RAM)1070とを含む。クライアントコンピュータには、バスに接続されたビデオランダムアクセスメモリ1100に関連付けられた、グラフィカル処理ユニット(GPU)1110がさらに提供される。ビデオRAM1100はまた、本技術分野においてフレームバッファとして知られている。マスストレージデバイスコントローラ1020は、ハードドライブ1030などの、マスメモリデバイスへのアクセスを管理する。コンピュータプログラム命令およびデータを明白に具体化するために好適なマスメモリデバイスは、例として、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイスなどの半導体メモリデバイス、内部ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気ディスク、磁気光学ディスク、ならびにCD−ROMディスク1040を含む、すべての形の不揮発性メモリを含む。上述のうちのいずれかが、特別に設計されたASIC(特定用途向け集積回路)によって補足されても、またはそれに組み込まれてもよい。ネットワークアダプタ1050は、ネットワーク1060へのアクセスを管理する。クライアントコンピュータはまた、上で言及されたポインティングデバイスを含む、カーソル制御デバイス、キーボード、その他などの、触覚デバイス1090を含むことができる。ポインティングデバイスは、(物理的な)スクロールホイールが提供されたカーソル制御デバイス(たとえば、マウス)であってもよい(たとえば、スクローリングは、コンピュータサイエンスの分野において非常に標準的(classical)であるように、たとえば上もしくは下へのスクローリングは、方法のコンテキストにおいてコンピュータシステムにズームインコマンドを送信し、たとえば、もう一方の方向におけるスクローリングが、ズームアウトコマンドを送信する)。カーソル制御デバイスは、ユーザが表示装置1080上の任意の所望の場所にカーソルを選択的に置くことを許可するために、クライアントコンピュータにおいて使用されてよい。加えて、カーソル制御デバイスは、ユーザがさまざまなコマンドを選択し、制御信号を入力するのを可能にする。カーソル制御デバイスは、コンピュータシステムへの入力制御信号のためのいくつもの信号生成デバイスを含む。典型的には、カーソル制御デバイスは、マウスであってよく、マウスのボタンが、信号を生成するために使用される。ポインティングデバイスは(ポインティングデバイスは、いくつかのポインティングデバイスを有するコンピュータシステムとして同様な意味合いでみなしうる異なるハードウェアを含むことができるので)、あるいは、または追加的には、タッチパッドおよび/またはタッチスクリーンであってもよい(たとえば、タッチジェスチャ、たとえば、2本の指もしくは2セットの実質的につながった指を、広げる、または再結合するジェスチャは、コンピュータサイエンスの分野において非常に標準的であるように、方法のコンテキストにおいてコンピュータシステムにズームコマンドを送信し、たとえば、もう一方のアクション(再結合する、または広げる)が、ズームアウトコマンドを送信する)。タッチスクリーンは、表示装置1080であってよく、図で示されるアーキテクチャは、概略的にすぎない。
コンピュータプログラムは、コンピュータによって実行可能な命令を含むことができ、命令は、上のコンピュータシステムに方法を実施させるための手段を含む。プログラムは、コンピュータシステムのメモリを含む、任意のデータストレージ媒体上に記録可能であってよい。プログラムは、たとえば、デジタル電子回路において、もしくはコンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアにおいて、またはそれらの組合せにおいて実装されてよい。プログラムは、コンピュータシステム、たとえば、プログラマブルプロセッサによる実行のために、マシン可読ストレージデバイスにおいて明白に具体化される製品として実装されてよい。方法ステップは、入力データを操作し、出力を生成することによって、方法の機能を実施するように、命令のプログラムを実行するプログラマブルプロセッサによって実施されてよい。プロセッサは、したがってプログラマブルであってよく、データストレージコンピュータシステム、少なくとも1つの入力デバイス、および少なくとも1つの出力デバイスからデータおよび命令を受信し、データストレージコンピュータシステム、少なくとも1つの入力デバイス、および少なくとも1つの出力デバイスにデータおよび命令を伝達するために、結合されてよい。アプリケーションプログラムは、高レベル手続型プログラミング言語もしくはオブジェクト指向型プログラミング言語において、または所望であれば、アセンブリ言語もしくはマシン言語において、実装されてよい。いずれのケースにおいても、言語は、コンパイル型言語またはインタープリタ型言語であってよい。プログラムは、フルインストールプログラム、または更新プログラムであってよい。コンピュータシステムへのプログラムの適用は、いずれのケースにおいても、方法を実施するための命令をもたらす。
「マルチフィジックスシステムを設計すること」は、マルチフィジックスシステムを作成するプロセスの少なくとも一部である任意のアクション、またはアクションのシリーズを表す。したがって、方法は、マルチフィジックスシステムの仕様を、ゼロから作成することを含むことができる。あるいは、方法は、あらかじめ作成された仕様を提供すること、ならびに、その後単に仕様を視覚化すること、および/または仕様を修正することを含むことができる。コンピュータ支援によるマルチフィジックスシステムの設計は、ブロック線図表現を使用することによって非常に強化される。コンピュータシステムは、全モデルが自動的に更新され得るように、サブシステム全体を通して設計変更が伝播され得るような方法で、設計意図をキャプチャする。
マルチフィジックスシステムは、(たとえば、メカニカルな)パーツもしくはパーツのアセンブリ、またはより一般的には、任意のリジッドボディアセンブリ(たとえば、モバイルメカニズム)などの、その仮想設計の完成に続いて実世界において製造されることになる、工業製品に対応することができる。CADおよび/またはCAEソフトウェアソリューションは、航空宇宙、建築、建設、消費者商品、ハイテクデバイス、工業機器、輸送、海上輸送および/または沖合輸送を含む、さまざまな、かつ無制限な工業分野における製品の設計を可能にする。方法によって設計されるマルチフィジックスシステムは、したがって、地上輸送手段の一部(または全部)(たとえば、自動車および軽トラック機器、レーシング自動車、モータサイクル、トラックおよびモータ機器、トラックおよびバス、電車を含む)、空中輸送手段の一部(または全部)(たとえば、機体機器、航空宇宙機器、推進機器、防衛製品、航空機器、宇宙機器を含む)、海軍輸送手段の一部(または全部)(たとえば、海軍機器、商船、沖合機器、ヨットおよび作業船、海上機器を含む)、メカニカルパーツ(たとえば、工業製造機械、重移動機械または機器、設置機器、工業機器製品、組立金属製品、タイヤ製造製品を含む)、エレクトロメカニカルまたは電子パーツ(たとえば、消費者エレクトロニクス、セキュリティおよび/もしくは制御および/もしくは計測製品、コンピューティングおよび通信機器、半導体、医療デバイスおよび機器を含む)、消費者商品(たとえば、家具、ホームおよび園芸製品、レジャー商品、ファッション製品、耐久財小売店の製品、非耐久財小売店の製品を含む)、パッケージング(たとえば、食品および飲料ならびにたばこ、美容およびパーソナルケア、家庭用製品パッケージングを含む)であってよい工業製品を表現することができる。
本発明の意味におけるマルチフィジックスシステムは、より一般的に、たとえば、メカニカルモデル、電気モデル、水理モデル、制御モデル、および/または化学モデルを含む、少なくとも1つの(しかし、しばしばいくつかの)物理的モデル(1または複数の方程式のシステム)を介して、その挙動がシミュレートされ得る任意の物理的システムである。マルチフィジックスシステムは、一般に、サブシステムを有し、サブシステムは、それら自体でマルチフィジックスシステムであり、物理的または論理的な関係によって全体で接続されている。マルチフィジックスシステムは、したがって、メカニカル関係(たとえば、力または動きを伝達するための接続に対応する)、電気関係(たとえば、回路などにおける電気接続に対応する)、水理関係(たとえば、流動を伝達する行為に対応する)、論理的関係(たとえば、情報の流れに対応する)、および/または化学関係などの物理的または論理的関係によって、それを、共に関係したサブエンティティ(サブシステム)に分割することによって、エレクトロメカニカル製品、または水理メカニカル製品などの、任意の物理的エンティティを表現するためのモデルである。システムは、「マルチフィジックス」と呼ばれるが、その理由は、マルチフィジックスシステムの物理的または論理的な関係が、フィジックスのいくつかの分野に属することができる(これは必ずしも当てはまるわけではないものの)からである。
その構造ゆえに、マルチフィジックスシステムは、ブロック線図表現によって、効率的かつ直観的に表現/モデル化され得る。ブロック線図表現は、本来知られているように、マルチフィジックスシステムのそれぞれのサブシステムに各々が対応するブロック/ボックス(たとえば、長方形、正方形、および/または円形)と、ブロック間で、それぞれのサブシステム間の上で言及された(したがって、上で言及された方程式に関連付けられた)マルチフィジックス接続/関係に対応するリンク(たとえば、ライン/ワイヤ)とを備えた、システムのグラフィカル表現(たとえば、2D)に関連付けられる。ブロック線図の各ブロックは、(先に言及されたように)ブロック線図表現によってそれ自体がモデル化され得るサブシステム(たとえば、システムの現象またはコンポーネント)を表現し、マルチフィジックスシステムのブロック線図表現は、場合により、マルチフィジックスシステムのすべてのサブシステムのブロック線図の全階層型構造を表す。ブロック線図は、通常、大きな物理的ドメインライブラリにおいて、ユーザに利用可能である。ブロック線図のブロックは、したがって、2次元形状によって表現されてよく、通常、それらを上で言及されたリンクで接続するために、コネクタ(たとえば、ポート、ブレット、または塗りつぶされた正方形としてグラフィカルに表現される)が提供されてよい。ブロックは、コネクタを接続するリンクによって他のブロックにリンクされてよい。リンクは、ライン/ワイヤの形状(必ずしもまっすぐでない)で表現される。ブロック線図グラフィカル表現は、システムを表現する数学的モデルのシミュレーション、および複数の学問体系ドメインにおいてなどの、複雑なシステムの応答の分析を可能にする。
図7は、図2の例とは異なるマルチフィジックスシステムのブロック線図表現の例、すなわち、図7の例における輸送手段システムを示す。示されるように、輸送手段システムは、エンジン72、ブレーキ74、シャシ(Chassis)76、トランスミッション78、および駆動系80のサブシステムで表現される。接続82は、白で描かれており、それらは、システムにおいて、したがってブロック線図表現において、シャシ76が中央位置に占めることを示す。
図1で示されるように、方法は、(スクリーンまたは任意の他の表示デバイスであってよい)コンピュータシステムの表示デバイス上に、そのようなブロック線図表現をステップS10で表示することによって開始する。ブロック線図表現の仕様は、コンピュータサイエンスの分野において知られている任意の方法で、表示するステップS10においてコンピュータシステムに最初に提供される。先に説明されたように、それらは、データベースにおいてアクセスされたマルチフィジックスシステムの仕様の一部であってよい。表示するステップS10は、それが停止される場合の後で説明される例を除いて、バックグラウンドプロセスとして、方法全体を通して実施されてよい。したがって、そのような表示が明示的に停止される場合の例を除いて、マルチフィジックスシステムのブロック線図表現は、コンピュータのユーザの作業空間の設計場面において継続的に表示されてよい(マルチフィジックスシステムのブロック線図表現の少なくとも一部は、ズームが場面からいくつかのパーツを除外するとき、後で説明されるモデリングデータ、および場合によりグラフィカルデータ同様、それにもかかわらずなおロードされる)。
図1の例において、コンピュータシステムによって表示するステップS10が実施されている間、ユーザは、ズームインコマンド(用語「ズーム」単独で、以下では「ズームイン」を指す)を送信し、すなわち、ユーザは、表示の特定のエリアに、特に、ブロック線図グラフィカル表現の特定のエリア上(すなわち、ズームの「フォーカス位置」)に適用するズームを要求する。ズームコマンドは、本来知られている任意の方法で、たとえば上で説明されたように、触覚デバイスのスクロールホイール、および/またはタッチスクリーンもしくはタッチパッドなどのセンシティブ触覚デバイスでの指ジェスチャを使用して、さらには表示に提供されるウィジェット(たとえば、スライダもしくはスクロールバー)との標準的な対話によって送信されてよい。ユーザが、たとえば、特定のブロック上に、またはブロック線図表現のリンク上に、(本来知られている方法で)ズームのフォーカス位置を指定するケースにおいて、ズームインは、このフォーカス位置に基づいて明らかに実施されてよい。これが当てはまらない場合、ズームインは、ブロック線図表現の中心、またはグラフィカル設計場面の中心などの、デフォルトフォーカス位置により実施されてよい。
ズームコマンドは、コンピュータシステムによって継続的に検出され、コンピュータシステムは、したがってズームインを実施して、それに応じて表示するステップS10を更新する。方法において、この検出はまた、他の情報の表示、すなわち、少なくとも1つのそれぞれのサブシステムのブロック線図表現のプレビューのステップS30での表示を制御する。「制御する」と言うと、それは、コンピュータサイエンスおよび/またはロボティクスおよび/または制御システムの分野から本来知られているように、方法を実施するためにコンピュータシステム上で動作するプログラムにおける制御ループに従って、表示するステップS30が実施されることが意味され、制御ループは、検出を、表示するステップS30を出力するための入力/条件として取り込む。表示するステップS30は、ズームが検出されるや否や、またはそのような検出が生じる間に、しかし(後で説明される例などの)さらなる条件が達成されると、実施されてよい。
ステップS30で、少なくとも1つのそれぞれのサブシステムのブロック線図表現のプレビューが表示される。上で言及されたように、マルチフィジックスシステムのサブシステムは、マルチフィジックスシステムそれら自体であり、その結果、それらはまた、ブロック線図によってグラフィカルに表現されてよく、そのプレビューは、(たとえば、現在表示されているレイヤの)1または複数の(場合によりすべての)サブシステムについて、ステップS30で表示されてよい。サブシステムのブロック線図表現は、したがってまたメモリに記憶され、それら、またはそれらのプレビューは、ステップS30を実施する目的のために取り出し可能である。ブロック線図表現に基づいてマルチフィジックスシステムの設計を可能にするコンピュータシステムにおいて、幅広く知られるように、マルチフィジックスシステムのサブシステムのツリーのような階層は、絶えず維持され、連続するブロック線図表示を介して、設計を実施するユーザによってブラウズ/探索され得る。ブラウジングは、サブシステムにアクセスするためなどに、ブロック線図表現のブロックをダブルクリックする、またはグラフィカル設計場面の外側のブラウザ/エクスプローラにおいて提供されるツリー表現をダブルクリックすることによって、標準的に実施される。方法は、このコンテキスト内に見出され、表示するステップS30は、処理を起動する/それにアクセスするRAMコストより前に、ユーザがサブシステムの内側に何があるかをプレビューすることを可能にするので、そのようなブラウジングのための助けになり得る。
ブロック線図表現のプレビュー、ならびに、(たとえば、ステップS10での)ブロック線図表現の表示と、(たとえば、ステップS30での)ブロック線図表現のプレビューの表示との違いが、次に議論される。上で言及されたように、ブロック線図表現は、長方形、ライン、円形、ブレット、ポート、塗りつぶされた正方形、および/またはワイヤ(ならびにまた、オプションとしてテキストおよび/または画像)を含むグラフィカル要素で表示されてよい。プレビューは、表示されるときに、同じ性質の、そのプレビューが表示されるブロック線図に関係した、グラフィカル要素を含む。プレビューのグラフィカル要素はしたがって、ステップS10以降表示されている主要なブロック線図のグラフィカル要素に加えて、ステップS30で表示される。実際に、表示するステップS30は、表示するステップS10がまだ実施されている間に、実施される。
ステップS10で表示されるブロック線図表現であれ、ステップS30で表示されるブロック線図表現プレビューであれ、これらのデータは、(たとえば、取り出し可能な、または計算可能な)グラフィカルデータ(たとえば、上で言及されたグラフィカル要素を含む)に関連付けられたそれらのおかげで表示され、グラフィカルデータは、表示の目的のために、コンピュータシステムのRAMに、たとえば、コンピュータシステムのGPUのRAMにロードされる。プレビューのグラフィカルデータは、ブロック線図表現のグラフィカルデータと同じであってもよいし、またはそれはより小さくてもよい(いくつものデータフィールドの観点から、たとえば、より少ない詳細しか保有しない)。いずれのケースにおいても、(ステップS10などで)完全に表示されるとき、ブロック線図表現は、ここでは「モデリングデータ」と呼ばれる、グラフィカルデータに追加的なデータに関連付けられ、これは、コンピュータシステムのRAM、たとえば、CPUのRAMにロードされる。このモデリングデータは、たとえば、先に言及されたシミュレーションおよび/もしくは分析、ならびに/またはブロック線図表現のエディション(したがって、ブロック線図表現によって表現されるマルチフィジックスシステムのエディション/設計)を含む、表現上で異なるアクションを実施することを可能にする。エディションは、ブロックを追加すること/削除すること/変更すること、および/またはリンクを追加すること/削除すること/変更すること/ルート変更すること、および/または先に言及されたコネクタ(すなわち、ブロックで提供された、それらをリンクで接続するためのコネクタ/ポート)を追加すること/削除すること/変更することを含むことができる。エディションは、ユーザ対話、典型的にはグラフィカル対話を介して実施されてよい。これは、ブロック線図モデリングの分野からすべて知られている。
ステップS10などで、ブロック線図表現が完全に表示されるとき(それは、たとえば、グラフィカルデータとモデリングデータの両方がRAMにロードされることを含意する)、それは上のように編集され得る。ステップS30などで、ブロック線図表現のプレビューのみが表示されるとき(それは、グラフィカルデータの少なくとも一部がRAMにロードされ、しかしモデリングデータの少なくとも一部、場合によりすべてが、RAMにロードされていないことを含意する)、そのようなエディションは、(対応するデータをロードしない限り)、直接/直ぐには可能ではない。方法はしたがって、エディションを実施するために、対応するモデリングデータをロードすることを決定するよりも前に、ユーザがサブシステムを視覚化することを可能にするので、先行技術において可能にされたブロック線図表現のブラウジングの改良点を可能にする。例において、方法は、表示するステップS10、表示するステップS30、サブシステムのモデリングデータのロード、およびサブシステムのエディションを、任意の順序で反復することを含み、反復の参照マルチフィジックスシステムは、プレビューされたサブシステムであってよく、そのモデリングデータが次いで、先の反復でロードされたことが理解される。方法はこのようにして、ユーザマシンの対話が進むにつれ、処理およびRAMリソースの効率的な管理で、ユーザフレンドリーなブロック線図設計を可能にする。
次に、特定のユーザマシンの対話の特徴によりエルゴノミクスを増加させる方法の例示的なオプションが、図4−図6を参照して説明され、図は、方法の例示的動作に従って、(3つの図について同じ倍率を考慮して)場面において表示されたブロック線図(40、60)を示す。
例において、方法は、具体的に2Dブロック線図に適用される。これらの線図は、以下で「レイヤ」ともまた呼ばれ得る(サブシステムへの分解に対応する)階層のレベルの数に制限のない階層型である。各レイヤは、さまざまな種類の関係を表現するために共にリンクされた任意の数のオブジェクトからなり、これはすべて、ワイヤ/ライン(46、48)およびボックス/ブロック(42、44)の上で詳述されたフォーマットによってキャプチャされる。各ブロック/ボックス(42、44)は、ボックスのコンテンツに関する詳細を提供するグラフィカルモデルに情報が存在しないことを意味する末端のもの(terminal)、または、ボックスが別の線図をそれ自体保有することを意味する非末端のものの、いずれかである。末端ブロックは、ブロック線図表現にまったく関連付けられていなくても、または、ブロック線図の最も単純な形(すなわち、単なる固有のブロック)に関連付けられていてもよい。非末端ブロックは、典型的に、該当するサブシステムに対応し、比較的複雑なブロック線図表現に典型的に関連付けられており、それはしたがって、意味のあるプレビューを有することができ、そのブラウジングは、ユーザにとって意味を有することになる。ライン(46、48)は、2つのブロック、またはそれ以上(3番目のブロックを接続するために提供されるライン48では例証されていないが)を接続することができる。方法の例は、任意のレイヤに適用し、帰納的である。図は、中央のボックス42が非末端であるという仮説のみを用いて、「上位レイヤ」と呼ばれ得る、図1のマルチフィジックスシステムに対応する1つのレイヤを、随意に選択し、取っている。中央のボックス42のコンテンツは、「下位レイヤ」と呼ばれ、図1の「サブシステム」に対応する。方法の目的は、下位レイヤにアクセスするのを促進することである。ユーザは、典型的には、上位レイヤの中央のボックス42の実装の詳細を理解するために、下位レイヤにアクセスすることを望むであろう。図の例において、ボックス(42、44)は、長方形であるが、ブロックは、一般に任意の形状であってよい。同様に、図では、ワイヤはL字型タイプであるが、ラインはまた、一般に任意の形状であってよい。
次に提示される例示的なオプションは、さまざまなレベル間でのスムーズな移行を有効にする、複雑なマルチレベルブロック線図におけるナビゲーションを扱う。先行技術の複雑なマルチレベルブロック線図のブラウザは、ユーザがグローバルアーキテクチャのすぐれた理解を有し、特に、所与のレベルにいて、下位レベルで何が見つけられ得るかを知っているという仮説を設定する。これは、非常に大きなアーキテクチャを見るときに問題であり、これらの複雑なブロック線図の構築が何人かの人々によって行われる協働タスク(方法の可能なオプション)であるときには、さらに一層問題である。例の方法は、この論点に取り組む。方法の効果は、ブラウズされるブロック線図の複雑度につれて発展する。構造を手短にブラウズし、詳細において内側を見る(introspecting)のみの場合、ユーザは(後で言及される)第2の閾値に行かなくてもよいので、スピードが増加され、ユーザは上位レベルなしにそれを完全に表示するより前に、単純にプレビューすることによって、自分がブラウズすることを望む下位レベルが実際に正しいレベルであることを確認することができるので、効率が著しく改善される。
ユーザは、図4で示されるように、マルチフィジックスシステムのブロック線図表現40の表示するステップS10から開始する。例において、ユーザは、コンピュータシステムによって検出され、実行されるズームインコマンドを送信し、コンピュータシステムは、それに応じて、図4で示される表示を図5で示されるものに更新する。見られ得るように、それぞれのサブシステムを表現する中央のブロック42に対応するサブシステムのプレビュー50は、ステップS30で表示されるただ1つであり、それは、中央ブロック42の内側に(例のケースでは、それが対応するブロック線図の点線キャプションのように)表示される。例のこのオプションは、コンピュータシステムによって表示される全グラフィカルデータによって取られる空間の効率的な使用を可能にする。実際に、ブロック線図表現において、ユーザは、ブロックとワイヤとを効率的に区別することを望む。ブロックの内側に情報を表示することは、コンパクトである感じを増加させる。また、ブロックは、ステップS10になるとすぐに、サブシステムに関連付けられる。ステップS30で、プレビュー50を、表現されるサブシステムに対応するブロック線図の内側に表示することは、ユーザの目のフォーカスが、表示(たとえば、スクリーン)の1つのスポットに留まるのを可能にする。
特に、上で説明されたように、ズームコマンドは、ポインティングデバイスを用いて送信されてよく、ズームのフォーカス位置は、ポインティングデバイスによって指し示される位置によって指定されてよい。そのようなケースにおいて、ステップS30でのプレビューの表示は、ズームのフォーカス位置と、ステップS30でそのプレビュー50が表示されるそれぞれのサブシステムを表現するブロック42の内側との対応関係の、コンピュータシステムによる検出によって、さらに制御されてよい(フォーカス位置は、たとえば、スクリーンの2D平面において定義されるようなブロックの内側/インテリアゾーンの位置と合致する)。言い換えれば、コンピュータシステムは、ズームコマンドがユーザによって送信されるのを検出するだけでなく、それは、ズームがどこに望まれているか(すなわち、ズームインがコマンド発行されている間のポインティングデバイスの位置に対応する、ズームのフォーカス)も検出する。さらに、コンピュータシステムは、ブロック線図表現40のブロック(42、44)のインテリアのマップを維持し(そのようなインテリアおよび/または上で言及された対応関係/合致は、たとえば、ブロックのグラフィカルインテリアに対応する、たとえば、ピクセル操作による、任意の標準的な方法で判定される)、その結果、コンピュータシステムは、いつズームコマンドが特定のブロックに関連するか、またはしないかを認識/検出することができる。それが特定のブロックに関係されるケースでは、このブロックに対応するプレビューのみが、ステップS30で表示される。図5の例において、ブロック42のプレビュー50は、ステップS30で表示される。これは、望まれるプレビューのみを表示することによって、リソースの効率的な管理を可能にする。また、ユーザに提案されるユーザ対話は直観的であり、ユーザは、自分の目を、対話が操作されているスポットにフォーカスし、このスポットはまた、情報(プレビュー)が表示されることになる位置であり、また、情報に関係したサブシステムが、(ブロックとして)ステップS10以降に既に表示されていたスポットでもある。
次に、先に説明されたように、ユーザがブロック42の内側にフォーカスされたズームインをコマンド発行するや否や、プレビュー50が表示されてよい。しかしながら、ズームの強さ(すなわち、程度、強度)は、ポインティングデバイスによる所定のアクションの(継続的な)繰り返し(たとえば、スクローリングの繰り返し、または2本の指を離して広げる繰り返し)によって、(実質的に)継続して増加され得るので、プレビューは、ズームの強さが増加されるにつれて、一致して漸進的に表示されてよい。これは、ユーザ対話の柔軟性およびシステムの扱いやすさを増加させる。ユーザコンピュータの対話の分野から知られているように、ズームインは、継続的かつ繰り返しのアクションを通して実施されてよい。ここで、用語「繰り返し」は、ユーザの観点から、アクションが飛び飛びに反復されることを含意しない。実際に、互いから離して広げる2本の指のケースでは、アクションは、ユーザの観点からは(反復されるのではなく)実質的に継続的に強められる。しかしながら、コンピュータシステムの観点からは、コンピュータシステムが数値信号のみを扱うという事実のために、実際に、計算反復が存在する(離して広げる指のケースでは、反復は、典型的には、ピクセルレベルにある)。ズームコマンドから非常に幅広く知られているこの概念は、ここで、語句「所定のアクションの繰り返し」によってカバーされる。そのため、ズームの強さが漸進的に増加されるにつれて、プレビュー50は、漸進的に表示され、それは、ズーミングの冒頭で、一度にすべてが表示されないことを意味する。用語「漸進的」は、ズームインコマンドが検出されるときに表示において進行が存在し、表示は、ズームインコマンドが検出されるや否や、単純にすべてが実施されるのではないことを意味する。
とりわけ、方法は、表示するステップS30と、ズーミングインを強めることとの漸進的関係を実装するために、所定の閾値を使用することができる。
第1の所定の閾値は、プレビュー50の表示するステップS30を開始するために実装されてよい。ユーザがズームコマンドを送信するとき、コンピュータシステムは、要求されたズームの強さを継続的にモニタする。ユーザが第1の閾値に到達すると、コンピュータシステムは、この到達を検出し、そのとき初めて(そのような検出が発生するや否や)、それは、プレビュー50の表示するステップS30を開始する。言い換えれば、ズームの強さが増加されるにつれて、プレビューの透明性が、漸進的に減少される。表示されるべき要素の透明性は、任意のコンピュータ実装される方法で、その要素に関連付けられた値であり、それは、2進(すっかり透明である、すなわちまったく表示されていない、または、すべて透明というわけではない、すなわち、完全に表示されている)であってよく、あるいは、値は、すっかり透明からまったく透明でないまで、継続的に/段階的に減少してもよい。用語「段階的に」は、「まったく透明でない」および「すっかり透明である」以外の少なくとも1つの値が、透明性の進行において取られることを意味する。ズームの強さが最初に第1の閾値に等しくなると、プレビュー50の透明性は、その最大からその最小まで減少し、次いでそれが第2の閾値に等しくなる(したがって、プレビューの最小透明性に対応する)まで増加する。図5のように、ズームの強さが増加されるとき、プレビュー50は、継続的に/段階的に強めされてよい(たとえば、点同士の間に空き空間が少ない)点線を用いて、表示されてよい。陰影付けまたは色付けなどの、プレビューS50の表示する他の方法が実装されてもよく、これらの他の方法はまた、2進の方法で、または段階的に(より一層の陰影付け、より一層の色付け)同様の方式で適用されてもよい。
次に、ユーザがズーミングインをコマンド発行するとき、コンピュータシステムは、ある時点で、第2の所定の閾値(したがって、第1の閾値よりも高い)が到達されたことを検出することができ、この第2の閾値は、場合により、先に言及された1つである。そのような検出時、およびそのような検出が発生するや否や、コンピュータシステムは、システムのブロック線図表現40の表示するステップS10を停止する(すなわち、それぞれのグラフィカルデータはこのようにして、たとえばGPUのRAMからアンロードされ、関係したモデリングデータもまた、たとえばCPUの、コンピュータシステムのRAMからアンロードされる)。透明性の上の定義に従って、マルチフィジックスシステムのブロック線図表現40の透明性は、ズームの強さが増加されるにつれて、漸進的に増加される(第2の閾値に到達すると、透明性は完全になる)ことが言われてよい。透明性の進行(本ケースでは増加する透明性)は、2進であってもよく、または、プレビューの透明性については段階的(そのケースでは減少する透明性)であってもよい。
実質的に同時に、コンピュータシステムは、図6で示されるように、プレビュー50に対応するサブシステムのブロック線図表現60を表示する。表現60に関係したグラフィカルデータがロードされ、表現60に関係したモデリングデータもまたロードされ、方法は、それにより、図6のように一旦表示されたサブシステムの考え得るエディションによる、マルチフィジックスシステムのユーザフレンドリーで、柔軟な、エルゴノミクス的ブラウジングを可能にする。
図6で示されるように、方法の例における表示は、それぞれのサブシステムのブロック線図表現60上で、すぐに中心に再び置かれる。また、表示は、サイズ変更されてもよい。このように、ユーザは、図4を考察するときのように、マルチフィジックスシステムの視覚化の印象を有する。方法は次いで、図6でブロックとして示されるサブシステムにアクセスするために再反復されてよい。また、ユーザは、特定のコマンドを用いて、または従来の探索ツリー(表現せず)を使用して、図4の上位レイヤに戻ることができる。
ズームアウトコマンドは、プレビューの表示するステップS30をキャンセルし、プレビューの透明性を増加させ、それにより、第1の閾値が到達されていなくても、ズームインコマンドに対し反対の役割を果たすことができる。しかしながら、第2の閾値が到達されており、表示が図6のようなとき、コンピュータシステムの首尾一貫性およびその使用のために、単なるズームアウトによる図4のビューへの復帰は、不可能であることがある。ボタンなどの特定のコマンドが、その場合使用されてよい。しかしながら、これは義務ではない。

Claims (11)

  1. マルチフィジックスシステムを設計するための、コンピュータシステムによって実行される方法であって、
    前記方法は、
    前記マルチフィジックスシステムのブロック線図表現を表示するステップであって、前記マルチフィジックスシステムのそれぞれのサブシステムに各々対応するブロックと、前記ブロック間で、前記それぞれのサブシステム間のマルチフィジックス接続に対応するリンクとを含む、ステップと、
    ユーザによって送信されたズームコマンドで、少なくとも1つのそれぞれのサブシステムのブロック線図表現のプレビューを、前記それぞれのサブシステムを表現する前記ブロックの内側に表示するステップであって、前記ズームコマンドはポインティングデバイスを用いて送信され、ズームのフォーカス位置は前記ポインティングデバイスによって指し示される位置によって指定され、前記プレビューの表示は、前記コンピュータシステムによる前記ズームコマンドの検出、および前記コンピュータシステムによる、前記ズームの前記フォーカス位置と前記それぞれのサブシステムを表現する前記ブロックの前記内側との対応関係の検出によって制御される、ステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記ズームの強さは、前記ポインティングデバイスによる所定のアクションの繰り返しによって継続的に増加され、前記プレビューは、前記ズームの前記強さが増加されるにつれて漸進的に表示されることを特徴とする請求項に記載の方法。
  3. 前記方法は、
    前記サブシステムの前記ブロック線図表現を表示するステップと、
    それぞれの所定の閾値に到達する前記ズームの前記強さを前記コンピュータシステムにより検出すると、前記マルチフィジックスシステムの前記ブロック線図表現の表示を停止するステップと
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の方法。
  4. ブロック線図表現の前記表示は、前記コンピュータシステムのグラフィカル処理ユニットにそれぞれのグラフィカルデータをロードすることを含み、ブロック線図表現の表示の停止は、前記グラフィカル処理ユニットから前記それぞれのグラフィカルデータをアンロードすることを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  5. 前記マルチフィジックスシステムの前記ブロック線図表現の透明性は、前記ズームの前記強さが増加されるにつれて、段階的に増加されることを特徴とする請求項または請求項に記載の方法。
  6. 前記マルチフィジックスシステムの前記ブロック線図表現の前記表示の前記停止へのそれぞれの前記閾値に到達する前記ズームの前記強さを前記コンピュータシステムにより検出すると、前記表示は、前記それぞれのサブシステムの前記ブロック線図表現上の中心に再び置かれることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記方法は、前記それぞれのサブシステムを、前記ブロック線図表現を表示している間に、編集するステップをさらに備えることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記プレビューの透明性は、前記ズームの前記強さが増加されるにつれて、段階的に減少されることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記プレビューの前記表示は、それぞれの閾値に到達する前記ズームの前記強さの、前記コンピュータシステムによる前記検出によって、さらに制御されることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の方法。
  10. コンピュータ実行可能命令を含むコンピュータプログラムであって、前記コンピュータ実行可能命令は、コンピュータによって実行されるとき、前記コンピュータに請求項1から請求項のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム。
  11. メモリと、前記メモリに結合されたプロセッサとを備え、前記プロセッサは、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されているコンピュータシステム。
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