JP6720562B2 - 制御装置、制御システム、制御プログラム、及び制御方法 - Google Patents

制御装置、制御システム、制御プログラム、及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、制御装置、制御システム、制御プログラム、及び制御方法に関する。
複数の設備が生産・供給する資源(例えば、蒸気や冷熱等)の生産・供給量の配分について、当該資源を需要する設備の需要量に応じて、コスト(例えば、ガスや重油、電力等)が最適となるように決定する技術が従来から知られている。
例えば、BTGプラントの各機器の特性をモデル化した特性モデルや各種プロセス量等に基づいて、エネルギーコストが最小となるように、ボイラの蒸気生成量や各タービンの蒸気配分量等の最適解を算出する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。このような技術では、例えば、線形計画問題や2次計画問題等の最適化問題を解くことにより、生産・供給量の配分についての最適解を算出する。
特開2007−255198号公報
しかしながら、最適化問題を解くには、一般に、制約条件や変数の数に依存した行列計算、解が収束するまでの繰り返し計算等が必要であり、メモリやCPU(Central Processing Unit)等のハードウェア資源に制約がある機器等には実装が困難な場合があった。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、種々の機器において最適な配分決定を行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態では、資源を供給する複数の資源供給設備と、該複数の資源供給設備から供給される資源を需要する1以上の資源需要家設備とを含む需給系統を制御する制御装置であって、前記1以上の資源需要家設備において需要する資源の総需要量が入力されると、前記複数の資源供給設備が資源を供給する際に必要なコストと前記総需要量とに基づいて、前記総需要量の資源を前記複数の資源供給設備が供給するために必要な最小コストを算出する最小コスト算出手段と、前記最小コスト算出手段により最小コストが算出されると、該最小コストと、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備のうちの1以上の資源供給設備から供給される資源の供給量とに基づいて、前記資源供給設備それぞれの最適な供給量を算出する供給量算出手段と、を有する。
本発明の一実施形態によれば、種々の機器において最適な配分決定を行うことができる。
第一の実施形態に係る制御システムの一例の構成を示す図である。 第一の実施形態に係る制御装置の一例のハードウェア構成を示す図である。 第一の実施形態に係る制御装置の一例の機能構成を示す図である。 需給系統モデルの一例を示す図である。 各資源供給設備の設備能力の一例を示す図である。 第1の関係式の一例を示す図である。 第2の関係式群の一例を示す図である。 第一の実施形態に係る最適配分の決定処理の一例のフローチャートである。 最小総コストCの算出の一例を示す図である。 最適な供給量Tの算出の一例を示す図である。 最適な供給量Tの算出の一例を示す図である。 最適な供給量Tの算出の一例を示す図である。 第二の実施形態に係る制御システムの一例の構成を示す図である。 第二の実施形態に係る制御装置の一例の機能構成を示す図である。 需給系統モデルの他の例を示す図である。 各資源供給設備の設備能力の他の例を示す図である。 第1の関係式の他の例を示す図である。 第2の関係式群の他の例を示す図である。 第二の実施形態に係る最適配分の決定処理の一例のフローチャートである。 最小総コストCの算出の他の例を示す図である。 最適な供給量Tの算出の他の例を示す図である。 最適な供給量Tの算出の他の例を示す図である。
以下、発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第一の実施形態]
<システム構成>
まず、本実施形態に係る制御システム100のシステム構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、第一の実施形態に係る制御システムの一例の構成を示す図である。
図1に示す制御システム100は、制御装置10と、入出力装置20とを有し、需給系統30を制御する。ここで、需給系統30とは、資源を生産及び供給する資源供給設備と、資源供給設備から供給される資源を需要する資源需要家設備とを含むシステムである。なお、需給系統30の具体例には、例えば、資源として「蒸気」を生産及び供給する蒸気発生設備と、「蒸気」を需要して電力等を生産する資源需要家設備とを含む電力系統等が挙げられる。
制御装置10は、例えばPLC(Programmable Logic Controller)や組み込み機器等である。制御装置10は、資源需要家設備が要求する資源の総需要量に応じて、各資源供給設備の最適な配分(各資源供給設備が供給する資源の供給量の最適な配分)を決定する。また、制御装置10は、決定した配分に基づいて、需給系統30に含まれる各資源供給設備における資源の生産及び供給量を制御する。
なお、最適な配分とは、各資源供給設備が供給する資源の供給量の合計が総需要量を満たし、かつ、各資源供給設備が資源を生産するのに必要なコスト(例えば、ガスや重油、電力等)の合計が最小となる供給量の配分のことである。
入出力装置20は、例えばプログラマブル表示器等である。入出力装置20は、制御装置10に対して各種の情報(例えば、需給系統30に含まれる資源需要家設備が要求する資源の総需要量)を入力するのに用いられる。ここで、入出力装置20は、制御装置10と直接に接続されていても良いし、ネットワーク等を介して接続されていても良い。なお、資源需要家設備が要求する資源の総需要量を、以降では、「要求総需要量」と表す。
このように、本実施形態に係る制御システム100では、PC(パーソナルコンピュータ)等と比較して、比較的ハードウェア資源が制限されている制御装置10と、当該制御装置10に対して各種情報を入力するのに用いられる入出力装置20とを有する。そして、本実施形態に係る制御システム100は、制御装置10により、需給系統30に含まれる各資源供給設備の資源の供給量の最適な配分を決定し、各資源供給設備の運用が最適となるように制御する。
<ハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る制御装置10のハードウェア構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、第一の実施形態に係る制御装置の一例のハードウェア構成を示す図である。
図2に示す制御装置10は、CPU11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、記憶装置14と、外部I/F15と、通信I/F16とを有する。これら各ハードウェアは、バスBにより相互に通信可能に接続されている。
CPU11は、ROM13や記憶装置14等からプログラムやデータをRAM12上に読み出し、処理を実行することで、制御装置10全体の制御や機能を実現する演算装置である。
RAM12は、プログラムやデータを一時保持することができる揮発性の半導体メモリである。ROM13は、制御装置10のOS(Operating System)設定やネットワーク設定等のデータが格納されている。
記憶装置14は、各種のプログラムやデータを格納している不揮発性のメモリである。記憶装置14に格納されるプログラムやデータには、本実施形態を実現するプログラム、制御装置10全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上で各種機能を提供するプログラム等がある。
外部I/F15は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体15a等がある。これにより、制御装置10は、外部I/F15を介して記録媒体15aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。なお、記録媒体15aには、フレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリ等がある。
通信I/F16は、制御装置10をネットワークに接続するためのインタフェースである。これにより、制御装置10は、通信I/F16を介してデータ通信を行うことができる。
本実施形態に係る制御装置10は、上記のハードウェア構成を有することにより、後述する各種処理を実現できる。
<機能構成>
次に、本実施形態に係る制御装置10の機能構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、第一の実施形態に係る制御装置の一例の機能構成を示す図である。
図3に示す制御装置10は、最適配分処理部110と、制御処理部120とを有する。これら各機能部は、制御装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU11に実行させる処理により実現される。
また、制御装置10は、第1の関係式1000と、第2の関係式群2000とを有する。これら第1の関係式1000及び第2の関係式群2000は、例えば記憶装置14に記憶されている。
最適配分処理部110は、需給系統30に含まれる各資源供給設備の最適な配分を決定する最適配分の決定処理を実行する。ここで、最適配分処理部110は、最小総コスト算出部111と、供給量算出部112とを有する。
最小総コスト算出部111は、入出力装置20において入力された要求総需要量Lを取得する。そして、最小総コスト算出部111は、第1の関係式1000を用いて、当該要求総需要量Lを満たす供給量を資源需要家設備に供給するために必要な各資源供給設備の総コストの最小値(最小総コストC)を算出する。
供給量算出部112は、最小総コスト算出部111により最小総コストCが算出されると、第2の関係式群2000を用いて、需給系統30に含まれる各資源供給設備の最適な供給量を算出する。
すなわち、供給量算出部112は、需給系統30に含まれる各資源供給設備の供給量の合計がL、かつ、各資源供給設備の総コストが最小総コストCとなるように、各資源供給設備の供給量を算出する。例えば、供給量算出部112は、需給系統30にN台の資源供給設備1〜Nが含まれる場合、各資源供給設備1〜Nの供給量の合計がL、かつ、各資源供給設備1〜Nの総コストがCとなるように、各資源供給設備1〜Nの供給量T,・・・,Tを算出する。このように算出された供給量T,・・・,Tが各資源供給設備の最適な供給量となる。
制御処理部120は、最適配分処理部110により算出された各資源供給設備の最適な供給量に基づいて、各資源供給設備を制御する。すなわち、制御処理部120は、例えば、最適配分処理部110により算出された各資源供給設備の供給量T,・・・,Tに基づいて、これら各資源供給設備の供給量がそれぞれ算出された供給量T,・・・,Tとなるように制御する。
なお、例えば、制御装置10が複数の機器又は装置により構成されている場合には、最適配分処理部110と、制御処理部120とが異なる機器又は装置で実現されていても良い。
第1の関係式1000は、需給系統30に含まれる資源需要家設備が需要する資源の総需要量を示す変数Lと、当該需給系統30に含まれる各資源供給設備の総コストを示す変数Cとの関係を表した式である。すなわち、第1の関係式1000は、関数値としてtrue又はfalseをとり得るブール値関数であり、以下で表される。
Figure 0006720562
第2の関係式群2000は、総コストを示す変数Cと、総需要量を示す変数Lと、各資源供給設備の供給量を示す変数S,・・・,Sとの関係を表した式の集合である。すなわち、第2の関係式群2000は、第1の関係式1000と同様に、関数値としてtrue又はfalseをとり得るブール値関数の集合であり、以下で表される。
Figure 0006720562
第1の関係式1000及び第2の関係式群2000は、例えば、PC等のコンピュータにおいて、需給系統30を表す需給系統モデルと、各資源供給設備の設備能力とに基づいて、国際公開第2014/129470号に開示されている手法により予め作成される。そして、制御装置10には、例えば、記録媒体15aに格納された第1の関係式1000及び第2の関係式群2000が、外部I/F15を介して記憶装置14に記憶される。なお、第1の関係式及び第2の関係式群は、それぞれ第1の情報及び複数の第2の情報の一例である。
ただし、制御装置10は、これに限られず、例えば、通信I/F16を介して、ネットワークに接続されたコンピュータから第1の関係式1000及び第2の関係式群2000をダウンロードして記憶装置14に記憶しても良い。また、例えば、十分な処理能力を有するCPU等を制御装置10が搭載している場合には、当該制御装置10において第1の関係式1000及び第2の関係式群2000が作成されても良い。
ここで、例えば、PC等のコンピュータにおいて作成される第1の関係式1000及び第2の関係式群2000の具体例について説明する。まず、需給系統30を表す需給系統モデルMは、図4に示すようなものであるとする。すなわち、図4に示す需給系統モデルMは、ガス供給設備から供給されるガスを燃料として各蒸気発生設備1〜3で蒸気を発生させて、蒸気輸送設備により蒸気使用設備に蒸気を供給して、当該蒸気使用設備において蒸気を需要するものである。
このとき、各蒸気発生設備1〜3が「資源供給設備」であり、蒸気使用設備が「資源需要家設備」である。また、各蒸気発生設備1〜3で燃料として消費されるガスが「コスト」、各蒸気発生設備1〜3から供給される蒸気が「資源」である。なお、図4に示す需給系統モデルMでは、資源需要家設備が1台である例を示しているが、これに限られず、資源需要家設備は複数台であっても良い。
また、図4に示す需給系統モデルMにおいて、各蒸気発生設備1〜3の設備能力がそれぞれ図5(a)〜図5(c)に示すようなものであるとする。すなわち、各蒸気発生設備1〜3で消費されるガス量をそれぞれU〜U、当該ガス量を消費して発生する蒸気の量をそれぞれS〜Sとする。このとき、各蒸気発生設備1〜3の消費ガス量と発生蒸気量との関係は、それぞれ図5(a)〜図5(c)で表される。
以上により、総コストを示す変数をC、総需要量を示す変数をLとすれば、目的関数と制約条件は、以下のように表される。
Figure 0006720562
そして、国際公開第2014/129470号に開示されている手法により、目的関数Cと制約条件とを結合して一階述語論理式を生成した後、限定記号消去法を用いて、当該一階述語論理式から限定記号を消去する。これにより、図6に示す第1の関係式1000であるΦ(C,L)を得ることができる。図6に示すように、第1の関係式1000は、不等号や論理記号を含む論理式で表される。なお、CとLの関係式であるΦ(C,L)を得るには、当該一階述語論理式からC及びLを除く限定記号を消去すれば良い。
同様に、限定記号消去法を用いて、当該一階述語論理式から限定記号を消去することにより、図7に示す第2の関係式群2000に含まれるΦ2,1(C,L,S)、Φ2,2(C,L,S,S)、及びΦ2,3(C,L,S,S,S)を得ることができる。図7に示すように、第2の関係式群2000に含まれるΦ2,1、Φ2,2、及びΦ2,3は、不等号や論理記号を含む論理式で表される。なお、CとLとSの関係式であるΦ2,1(C,L,S)を得るには、当該一階述語論理式からC、L、及びSを除く限定記号を消去すれば良い。同様に、Φ2,2(C,L,S,S)を得るには、当該一階述語論理式からC、L、S、及びSを除く限定記号を消去すれば良い。Φ2,3(C,L,S,S,S)についても同様である。
このように、本実施形態に係る制御装置10に記憶されている第1の関係式1000及び第2の関係式群2000は、国際公開第2014/129470号に開示されている手法により作成することができる。また、本実施形態に係る制御装置10に記憶されている第1の関係式1000及び第2の関係式群2000は、例えば、PC等のコンピュータにおいて予め作成された上で、当該制御装置10に記憶される。
このため、本実施形態に係る制御システム100では、制御装置10のハードウェア資源に制約がある場合においても、当該制御装置10により、需給系統30に含まれる各資源供給設備の運用が最適となるように制御することができる。
<処理の詳細>
次に、本実施形態に係る制御装置10において実行される最適配分の決定処理の詳細について、図8を参照しながら説明する。図8は、第一の実施形態に係る最適配分の決定処理の一例のフローチャートである。なお、以降では、需給系統30は、図4に示す需給系統モデルMにより表されるものとして説明する。したがって、需給系統30には、資源供給設備1〜3が含まれる。
まず、最適配分処理部110は、最小総コスト算出部111により、要求総需要量Lを取得する(ステップS801)。すなわち、最小総コスト算出部111は、入出力装置20において入力された要求総需要量Lを取得する。
次に、最適配分処理部110は、最小総コスト算出部111により、第1の関係式1000を用いて、当該要求総需要量Lを満たす供給量を資源需要家設備に供給するために必要な最小総コストCを算出する(ステップS802)。
ここで、図6に示す第1の関係式1000を用いて、要求総需要量L=15である場合における最小総コストCの算出の一例を図9に示す。図9に示すように、要求総需要量L=15である場合、最小総コストC=540と算出される。これは、Φ(C,L)=1を満たす最小のCを、例えば、二分探索法等を用いて探索することにより算出することができる。
次に、最適配分処理部110は、最小総コストCが算出されたか否かを判定する(ステップS803)。すなわち、最適配分処理部110は、入出力装置20において入力された要求総需要量Lを満たす資源を、需給系統30に含まれる各資源供給設備で供給可能であるか否かを判定する。
ステップS803において、最小総コストCが算出されなかった場合、最適配分処理部110は、処理を終了させる。この場合、需給系統30に含まれる各資源供給設備では、要求総需要量Lを満たす資源の供給を行うことができない。
ステップS803において、最小総コストCが算出された場合、最適配分処理部110は、供給量算出部112により、第2の関係式群2000に含まれるΦ2,1を用いて、資源供給設備1の最適な供給量Tを算出する(ステップS804)。すなわち、供給量算出部112は、第2の関係式群2000に含まれるΦ2,1(C,L,S)を用いて、L=L、かつ、C=Cとなる供給量S=Tを算出する。
ここで、図7に示す第2の関係式群2000に含まれるΦ2,1を用いて、要求総需要量L=15である場合における最適な供給量Tの算出の一例を図10に示す。図10に示すように、資源供給設備1の最適な供給量T=8が算出される。これは、Φ2,1(C,L,S)=1を満たす最小のSを、例えば、二分探索法等を用いて探索することにより算出することができる。
次に、最適配分処理部110は、各資源供給設備を示す変数nを、n=2とする(ステップS805)。
次に、最適配分処理部110は、供給量算出部112により、第2の関係式群2000に含まれるΦ2,nを用いて、資源供給設備nの最適な供給量Tを算出する(ステップS806)。
すなわち、供給量算出部112は、例えば、n=2である場合、第2の関係式群2000に含まれるΦ2,2(C,L,S,S)を用いて、L=L、かつ、C=C、かつ、S=Tとなる供給量S=Tを算出する。
ここで、図7に示す第2の関係式群2000に含まれるΦ2,2を用いて、要求総需要量L=15である場合における最適な供給量Tの算出の一例を図11に示す。図11に示すように、資源供給設備2の最適な供給量T=5が算出される。これは、Φ2,2(C,L,T,S)=1を満たす最小のSを、例えば、二分探索法等を用いて探索することにより算出することができる。
また、供給量算出部112は、例えば、n=3である場合、第2の関係式群2000に含まれるΦ2,3(C,L,S,S,S)を用いて、L=L、かつ、C=C、かつ、S=T、かつ、S=Tとなる供給量S=Tを算出する。
ここで、図7に示す第2の関係式群2000に含まれるΦ2,3を用いて、要求総需要量L=15である場合における最適な供給量Tの算出の一例を図12に示す。図12に示すように、資源供給設備3の最適な供給量T=2が算出される。これは、Φ2,3(C,L,T,T,S)=1を満たす最小のSを、例えば、二分探索法等を用いて探索することにより算出することができる。
次に、最適配分処理部110は、各資源供給設備を示す変数nを、n=n+1とする(ステップS807)。すなわち、最適配分処理部110は、変数nの値をインクリメントする。
次に、最適配分処理部110は、需給系統30に含まれる資源供給設備の数をNとして、nがN以下であるか否かを判定する(ステップS808)。
ステップS808において、nがN以下であると判定された場合、最適配分処理部110は、ステップS806に戻る。すなわち、最適配分処理部110は、資源供給設備nの最適な供給量Tを算出する。
このように、最適配分処理部110は、各資源供給設備n(n=1,2,・・・,N)の最適な供給量T(n=1,2,・・・,N)を算出する。なお、Nは、例えば、需給系統30が需給系統モデルMで表される場合、N=3である。
ステップS808において、nがN以下でないと判定された場合、最適配分処理部110は、上記により算出された各資源供給設備1〜Nの最適な供給量T,・・・Tを制御処理部120に出力する(ステップS809)。これにより、制御処理部120は、需給系統30に含まれる各資源供給設備1〜Nの供給量がそれぞれT〜Tとなるように、各資源供給設備Nを制御することができる。
以上のように、本実施形態に係る制御システム100は、制御装置10に予め記憶された第1の関係式1000及び第2の関係式群2000により、需給系統30に含まれる各資源供給設備の最適な供給量の配分を決定することができる。
しかも、本実施形態に係る制御システム100では、制御装置10は、第1の関係式1000及び第2の関係式群2000を記憶可能なメモリを備えていれば良く、また、二分探索法等により最適な供給量が算出するため、低廉なCPU等でも演算することができる。このため、本実施形態に係る制御システム100では、制御装置10として、PLCや組み込み機器等の種々の機器を用いることができる。
また、本実施形態に係る制御システム100によれば、各資源供給設備の最適な供給量の配分を決定するためのサーバ装置等が不要となり、システム構築に要する費用を削減することもできる。さらに、本実施形態に係る制御システム100によれば、上記のようにサーバ装置等が不要となるため、例えば、ネットワーク遅延等に伴う、制御の即応性の低下等を防止することもできる。
[第二の実施形態]
次に、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と実質的に同様の機能構成を有する箇所及び実質的に同様の処理を実行する箇所には第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
<システム構成>
まず、本実施形態に係る制御システム100のシステム構成について、図13を参照しながら説明する。図13は、第二の実施形態に係る制御システムの一例の構成を示す図である。
図13に示す制御システム100は、さらに、センサ40を有する。センサ40は、需給系統30に対する外部条件(例えば、外気温や水温)を計測する各種の計測機器である。このように、本実施形態に係る制御システム100は、需給系統30の外部条件を計測するセンサ40を有する。そして、本実施形態に係る制御システム100は、制御装置10により、外部条件を考慮した各資源供給設備の資源の供給量の最適な配分を決定する。
なお、外部条件には、外気温や水温以外にも、例えば、湿度、圧力(気圧、流体圧)、流量(気体、液体)、電流、電圧、光量、日射量、風速、振動周波数等が挙げられる。
<機能構成>
次に、本実施形態に係る制御装置10の機能構成について、図14を参照しながら説明する。図14は、第二の実施形態に係る制御装置の一例の機能構成を示す図である。
図13に示す制御装置10の最適配分処理部110は、最小総コスト算出部111Aと、供給量算出部112Aとを有する。また、制御装置10は、第1の関係式3000と、第2の関係式群4000とを有する。
最小総コスト算出部111Aは、入出力装置20において入力された要求総需要量Lと、センサ40において計測された外部条件Rとを取得する。そして、最小総コスト算出部111Aは、第1の関係式3000を用いて、当該要求総需要量Lと当該外部条件Rとを満たす供給量を資源需要家設備に供給するために必要な最小総コストCを算出する。
供給量算出部112Aは、最小総コスト算出部111により最小総コストCが算出されると、第2の関係式群4000を用いて、外部条件Rを満たす各資源供給設備の最適な供給量を算出する。
第1の関係式3000は、総需要量を示す変数Lと、総コストを示す変数Cと、外部条件を示す変数Rとの関係を表した式である。すなわち、第1の関係式3000は、関数値としてtrue又はfalseをとり得るブール値関数であり、以下で表される。
Figure 0006720562
第2の関係式群4000は、総コストを示す変数Cと、総需要量を示す変数Lと、外部条件を示す変数Rと、各資源供給設備の供給量を示す変数S,・・・,Sとの関係を表した式の集合である。すなわち、第2の関係式群4000は、第1の関係式3000と同様に、関数値としてtrue又はfalseをとり得るブール値関数の集合であり、以下で表される。
Figure 0006720562
第1の関係式3000及び第2の関係式群4000は、例えば、PC等のコンピュータにおいて、需給系統30を表す需給系統モデルと、各資源供給設備の設備能力とに基づいて、国際公開第2014/129470号に開示されている手法により予め作成される。
ここで、例えば、PC等のコンピュータにおいて作成される第1の関係式3000及び第2の関係式群4000の具体例について説明する。まず、需給系統30を表す需給系統モデルM´は、図15に示すようなものであるとする。すなわち、図15に示す需給系統モデルM´は、冷却水ポンプ及び冷水ポンプを介して、冷凍機及び冷却塔から冷熱が供給されて、熱負荷において冷熱を需要するものである。なお、冷却水ポンプ、冷水ポンプ、冷凍機、及び冷却塔では、電力が消費されて冷熱が供給される。
このとき、冷凍機及び冷却塔が「資源供給設備」であり、熱負荷が「資源需要家設備」である。また、冷凍機、冷却塔、冷却水ポンプ、及び冷水ポンプで消費される電力が「コスト」、冷凍機及び冷却塔から供給される冷熱が「資源」である。
また、図15に示す需給系統モデルM´において、冷凍機及び冷却塔の設備能力が図16に示すようなものであるとする。すなわち、冷凍機、冷却塔、冷却水ポンプ、及び冷水ポンプで消費される電力量をそれぞれP〜P、冷凍機及び冷却塔から供給される冷熱量をそれぞれS及びSとする。このとき、供給量S及びSは、それぞれ図6に示す関係式で表される。なお、COP及びCOPは、それぞれ冷凍機及び冷却塔の成績係数である。
以上により、総コストを示す変数をC、総需要量を示す変数をLとすれば、目的関数と制約条件は、以下のように表される。
Figure 0006720562
そして、第一の実施形態と同様に、国際公開第2014/129470号に開示されている手法により、目的関数Cと制約条件とを結合して一階述語論理式を生成した後、限定記号消去法を用いて、当該一階述語論理式から限定記号を消去する。これにより、図17に示す第1の関係式3000であるΦ(R,C,L)を得ることができる。なお、RとCとLの関係式であるΦ(R,C,L)を得るには、当該一階述語論理式からR、C、及びLを除く限定記号を消去すれば良い。
同様に、限定記号消去法を用いて、当該一階述語論理式から限定記号を消去することにより、図18に示す第2の関係式群4000に含まれるΦ2,1(R,C,L,S)及びΦ2,2(R,C,L,S,S)を得ることができる。なお、RとCとLとSの関係式であるΦ2,1(R,C,L,S)を得るには、当該一階述語論理式からR、C、L、及びSを除く限定記号を消去すれば良い。同様に、Φ2,2(r,C,L,S,S)を得るには、当該一階述語論理式からR、C、L、S、及びSを除く限定記号を消去すれば良い。
<処理の詳細>
次に、本実施形態に係る制御装置10において実行される最適配分の決定処理の詳細について、図19を参照しながら説明する。図19は、第二の実施形態に係る最適配分の決定処理の一例のフローチャートである。
なお、図19に示す最適配分の決定処理において、ステップS803、ステップS805、及びステップS807〜ステップS809の処理は、第一の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。また、以降では、需給系統30は、図15に示す需給系統モデルM´により表されるものとして説明する。したがって、需給系統30には、資源供給設備1〜2が含まれる。
まず、最適配分処理部110は、最小総コスト算出部111Aにより、要求総需要量Lと、外部条件Rとを取得する(ステップS1901)。すなわち、最小総コスト算出部111Aは、入出力装置20において入力された要求総需要量Lと、センサ40において計測された外部条件Rとを取得する。
次に、最適配分処理部110は、最小総コスト算出部111Aにより、第1の関係式3000を用いて、当該要求総需要量Lと当該外部条件Rと満たす供給量を供給するために必要な最小総コストCを算出する(ステップS1902)。
ここで、図17に示す第1の関係式3000を用いて、要求総需要量L=250、外部条件R=10である場合における最小総コストCの算出の一例を図20に示す。図20に示すように、要求総需要量L=250、外部条件R=10である場合、最小総コストC=57と算出される。これは、Φ(R,C,L)=1を満たす最小のCを、例えば、二分探索法等を用いて探索することにより算出することができる。
ステップS803において、最小総コストCが算出された場合、最適配分処理部110は、供給量算出部112Aにより、第2の関係式群4000に含まれるΦ2,1を用いて、資源供給設備1の最適な供給量Tを算出する(ステップS1904)。すなわち、供給量算出部112Aは、第2の関係式群4000に含まれるΦ2,1(R,C,L,S)を用いて、R=R、かつ、L=L、かつ、C=Cとなる供給量S=Tを算出する。
ここで、図18に示す第2の関係式群4000に含まれるΦ2,1を用いて、要求総需要量L=250、外部条件R=10である場合における最適な供給量Tの算出の一例を図21に示す。図21に示すように、資源供給設備1の最適な供給量T=193が算出される。これは、Φ2,1(R,C,L,S)=1を満たす最小のSを、例えば、二分探索法等を用いて探索することにより算出することができる。
最適配分処理部110は、供給量算出部112Aにより、第2の関係式群4000に含まれるΦ2,nを用いて、資源供給設備nの最適な供給量Tを算出する(ステップS1904)。
すなわち、供給量算出部112Aは、例えば、n=2である場合、第2の関係式群4000に含まれるΦ2,2(R,C,L,S,S)を用いて、R=R、かつ、L=L、かつ、C=C、かつ、S=Tとなる供給量S=Tを算出する。
ここで、図18に示す第2の関係式群4000に含まれるΦ2,2を用いて、要求総需要量L=250、外部条件R=10である場合における最適な供給量Tの算出の一例を図22に示す。図22に示すように、資源供給設備2の最適な供給量T=57が算出される。これは、Φ2,2(R,C,L,T,S)=1を満たす最小のSを、例えば、二分探索法等を用いて探索することにより算出することができる。
このように、最適配分処理部110は、外部条件を示す変数Rの値を考慮して、各資源供給設備n(n=1,2,・・・,N)の最適な供給量T(n=1,2,・・・,N)を算出する。
以上のように、本実施形態に係る制御システム100は、外部条件を考慮して、需給系統30に含まれる各資源供給設備の最適な供給量の配分を決定する。したがって、本実施形態に係る制御システム100によれば、例えば、外部条件に応じて、総コストが変動するような場合(換言すれば、総コストを示す変数Cが外部条件を示す変数Rにも依存する場合)においても、最適な供給量の配分を決定することができる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
10 制御装置
20 入出力装置
30 需給系統
100 制御システム
110 最適配分処理部
111 最小総コスト算出部
112 供給量算出部
120 制御処理部
1000 第1の関係式
2000 第2の関係式群

Claims (8)

  1. 資源を供給する複数の資源供給設備と、該複数の資源供給設備から供給される資源を需要する1以上の資源需要家設備とを含む需給系統を制御する制御装置であって、
    前記制御装置とは異なる装置で予め作成された第1の関係式情報及び第2の関係式群情報を記憶する記憶手段と、
    前記1以上の資源需要家設備において需要する資源の総需要量が入力されると、前記第1の関係式情報と前記複数の資源供給設備が資源を供給する際に必要なコストと前記総需要量とに基づいて、前記総需要量の資源を前記複数の資源供給設備が供給するために必要な最小コストを算出する最小コスト算出手段と、
    前記最小コスト算出手段により最小コストが算出されると、前記第2の関係式群情報と、該最小コストと、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備のうちの1以上の資源供給設備から供給される資源の供給量とに基づいて、前記資源供給設備それぞれの最適な供給量を算出する供給量算出手段と、
    を有し、
    前記第1の関係式情報は、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備が資源を供給する際に必要な総コストとの関係を表す関係式を示す情報であり、
    前記第2の関係式群情報は、前記総コストと、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備の各々から供給される資源の供給量との関係をそれぞれ示す複数の関係式群を示す情報である、制御装置。
  2. 前記制御装置はハードウェア資源に制約がある機器又は装置であり、
    前記第1の関係式情報及び前記複数の第2の関係式群情報は、前記需給系統を表すモデル及び前記複数の資源供給設備の資源のそれぞれの供給能力を示す情報に基づいて、前記制御装置と比較してハードウェア資源に制約の少ない前記異なる装置で作成される、請求項に記載の制御装置。
  3. 前記最小コスト算出手段は、
    前記1以上の資源需要家設備において需要する資源の総需要量と前記需給系統における外部条件とが入力されると、前記第1の関係式情報と、該外部条件と、前記複数の資源供給設備が資源を供給する際に必要なコストと、前記総需要量とに基づいて、前記総需要量の資源を前記複数の資源供給設備が供給するために必要な最小コストを算出し、
    前記供給量算出手段は、
    前記最小コスト算出手段により最小コストが算出されると、前記第2の関係式群情報と、前記外部条件と、前記最小コストと、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備のうちの1以上の資源供給設備から供給される資源の供給量とに基づいて、前記資源供給設備の最適な供給量を算出する、請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記第1の関係式情報は、前記総需要量と、前記総コストと、前記外部条件との関係を表す関係式を示す情報であり、
    前記第2の関係式群情報は、前記総コストと、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備の各々から供給される資源の供給量と、前記外部条件との関係をそれぞれ示す複数の関係式群を示す情報である、請求項3に記載の制御装置。
  5. 資源を供給する複数の資源供給設備と、該複数の資源供給設備から供給される資源を需要する1以上の資源需要家設備とを含む需給系統を制御する制御装置と、前記1以上の資源需要家設備において需要する資源の総需要量を入力する入出力装置とを有する制御システムであって、
    前記制御装置とは異なる装置で予め作成された第1の関係式情報及び第2の関係式群情報を記憶する記憶手段と、
    前記総需要量が入力されると、前記第1の関係式情報と前記複数の資源供給設備が資源を供給する際に必要なコストと前記総需要量とに基づいて、前記総需要量の資源を前記複数の資源供給設備が供給するために必要な最小コストを算出する最小コスト算出手段と、
    前記最小コスト算出手段により最小コストが算出されると、前記第2の関係式群情報と、該最小コストと、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備のうちの1以上の資源供給設備から供給される資源の供給量とに基づいて、前記資源供給設備それぞれの最適な供給量を算出する供給量算出手段と、
    を有し、
    前記第1の関係式情報は、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備が資源を供給する際に必要な総コストとの関係を表す関係式を示す情報であり、
    前記第2の関係式群情報は、前記総コストと、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備の各々から供給される資源の供給量との関係をそれぞれ示す複数の関係式群を示す情報である、制御システム。
  6. 資源を供給する複数の資源供給設備と、該複数の資源供給設備から供給される資源を需要する1以上の資源需要家設備とを含む需給系統を制御する制御装置と、前記1以上の資源需要家設備において需要する資源の総需要量を入力する入出力装置と、前記需給系統における外部条件を計測する計測装置とを有する制御システムであって、
    前記制御装置とは異なる装置で予め作成された第1の関係式情報及び第2の関係式群情報を記憶する記憶手段と、
    前記総需要量の入力と、前記外部条件の計測とがなされると、前記外部条件と、前記第1の関係式情報と、前記複数の資源供給設備が資源を供給する際に必要なコストと、前記総需要量とに基づいて、前記総需要量の資源を前記複数の資源供給設備が供給するために必要な最小コストを算出する最小コスト算出手段と、
    前記最小コスト算出手段により最小コストが算出されると、前記外部条件と、前記第2の関係式群情報と、該最小コストと、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備のうちの1以上の資源供給設備から供給される資源の供給量とに基づいて、前記資源供給設備それぞれの最適な供給量を算出する供給量算出手段と、
    を有し、
    前記第1の関係式情報は、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備が資源を供給する際に必要な総コストとの関係を表す関係式を示す情報であり、
    前記第2の関係式群情報は、前記総コストと、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備の各々から供給される資源の供給量との関係をそれぞれ示す複数の関係式群を示す情報である、制御システム。
  7. 資源を供給する複数の資源供給設備と、該複数の資源供給設備から供給される資源を需要する1以上の資源需要家設備とを含む需給系統を制御する制御装置であって、前記制御装置とは異なる装置で予め作成された第1の関係式情報及び第2の関係式群情報を記憶する記憶手段を有する制御装置を、
    前記1以上の資源需要家設備において需要する資源の総需要量が入力されると、前記第1の関係式情報と前記複数の資源供給設備が資源を供給する際に必要なコストと前記総需要量とに基づいて、前記総需要量の資源を前記複数の資源供給設備が供給するために必要な最小コストを算出する最小コスト算出手段、
    前記最小コスト算出手段により最小コストが算出されると、前記第2の関係式群情報と、該最小コストと、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備のうちの1以上の資源供給設備から供給される資源の供給量とに基づいて、前記資源供給設備それぞれの最適な供給量を算出する供給量算出手段、
    として機能させ
    前記第1の関係式情報は、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備が資源を供給する際に必要な総コストとの関係を表す関係式を示す情報であり、
    前記第2の関係式群情報は、前記総コストと、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備の各々から供給される資源の供給量との関係をそれぞれ示す複数の関係式群を示す情報である、制御プログラム。
  8. 資源を供給する複数の資源供給設備と、該複数の資源供給設備から供給される資源を需要する1以上の資源需要家設備とを含む需給系統を制御する制御装置であって、前記制御装置とは異なる装置で予め作成された第1の関係式情報及び第2の関係式群情報を記憶する記憶手段を有する制御装置に用いられる制御方法であって、
    前記1以上の資源需要家設備において需要する資源の総需要量が入力されると、前記第1の関係式情報と前記複数の資源供給設備が資源を供給する際に必要なコストと前記総需要量とに基づいて、前記総需要量の資源を前記複数の資源供給設備が供給するために必要な最小コストを算出する最小コスト算出手順と、
    前記最小コスト算出手順により最小コストが算出されると、前記第2の関係式群情報と、該最小コストと、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備のうちの1以上の資源供給設備から供給される資源の供給量とに基づいて、前記資源供給設備それぞれの最適な供給量を算出する供給量算出手順と、
    を有し、
    前記第1の関係式情報は、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備が資源を供給する際に必要な総コストとの関係を表す関係式を示す情報であり、
    前記第2の関係式群情報は、前記総コストと、前記総需要量と、前記複数の資源供給設備の各々から供給される資源の供給量との関係をそれぞれ示す複数の関係式群を示す情報である、制御方法。
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