JP6720433B2 - イソプレンの製造方法 - Google Patents
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Description
(1−1)Pueraria montana var.lobata(クズ)由来イソプレンシンターゼ遺伝子の調製
P.montana var.lobata(クズ)由来のイソプレンシンターゼの塩基配列、及びアミノ酸配列は公知である(アクセッション番号: AAQ84170)。担子菌に効率的にイソプレンシンターゼ発現させるために、担子菌におけるコドン使用頻度を基に、P.montana(クズ)由来のイソプレンシンターゼ遺伝子の塩基配列を担子菌のために最適化し、更に葉緑体移行シグナルを切断した配列番号1に示す塩基配列を有するイソプレンシンターゼ遺伝子を設計後、DNAの化学合成を行い、これをIspSKBと名付けた。IspSKBは、pUC18(タカラバイオ社製)にクローニングし、pIspSKBと名付けた。
P.alba × P.tremula(ポプラ)由来、イソプレンシンターゼの塩基配列、及びアミノ酸配列は公知である(アクセッション番号: CAC35696)。担子菌で効率的にイソプレンシンターゼ発現させるために、担子菌におけるコドン使用頻度を基に、P.alba × P.tremula(ポプラ)由来のイソプレンシンターゼ遺伝子の塩基配列を担子菌のために最適化し、更に葉緑体移行シグナルを切断した配列番号2に示す塩基配列を有するイソプレンシンターゼ遺伝子を設計後、DNAの化学合成を行い、IspSPBと名付けた。IspSPBはpUC18(タカラバイオ社製)にクローニングし、得られたプラスミドをpIspSPBと名付けた。
(2−1)Pueraria montana var.lobata(クズ)由来担子菌用イソプレンシンターゼ発現ベクターの構築
ヒラタケ(Pleurotus ostreatus)におけるイソプレンシンターゼ発現ベクターの構築は、公知の方法であるダブルジョイントPCR法を用いて行った。具体的には、「Yu, J. H., Hamari, Z., Han, K. H., Seo, J. A., Reyes-Dominguez,Y., Scazzocchio, “C.Double-joint PCR: a PCR-based molecular tool for gene manipulations in filamentous fungi.” Fungal Genetics and Biology. 41(11). 973-981. (2004).」に記載された方法に則ってイソプレンシンターゼ発現ベクターを構築した。
実施例(1−2)で作製したP. alba × P. tremula(ポプラ)由来担子菌用イソプレンシンターゼ遺伝子(IspSpB)を担子菌で発現させるために、pIspSPBをテンプレートとして、PCR反応を行い、担子菌用に最適化したポプラ由来イソプレン合成遺伝子の増幅を行った。配列番号11、配列番号12に示す塩基配列を有するプライマーを用いて、PCR酵素には、東洋紡より販売されているKOD plusを利用し、94℃で1分間、60℃で1分間、72℃で2分間PCR反応を30サイクル行った。増幅後のDNA断片は、QIAquick PCR Purification Kit(QIAGEN社製)を用いて精製を行った。
直径6 mm前後のガラスビーズを約30個入れた500 ml容三角フラスコにSMY培地(シュークロース1 %、麦芽エキス1 %、酵母エキス0.4 %)100 mlを分注して滅菌後、ヒラタケ(P. ostreatus CECT20311)の平板寒天培地から直径5 mmの寒天片をコルクボーラーで打ち抜きSMY培地に植菌し、28 ℃で7日間静置培養した(前培養)。ただし、菌糸を細分化するために、1日に1〜2回振り混ぜた。次に、1L容の三角フラスコにSMY培地200 mlを分注し、さらに回転子を入れ、滅菌後、前培養菌糸をナイロンメッシュ(孔径30μm)で濾集後、全量を植菌し28 ℃で培養した。なお、スターラーで1日2時間程度撹拌することにより菌糸を細分化した。この培養を4日間行った。
上記液体培養菌糸をナイロンメッシュ(孔径30μm)で濾集し、浸透圧調節溶液(0.5 M MgSO4、50mlマレイン酸バッファー(pH 5.6))で洗浄した。次に、湿菌体100 mgあたり1 mlの細胞壁分解酵素液に懸濁し、緩やかに振盪しながら28℃で3時間インキュベートしてプロトプラストを遊離させた。細胞壁溶解酵素として、次の市販酵素製剤を組み合わせて使用した。即ち、セルラーゼ・オノズカ(cellulase ONOZUKA RS;ヤクルト社製)5 mg、ヤタラーゼ(Yatalase;宝酒造社製)10 mgを上記浸透圧調節溶液1 mgに溶解して酵素液として用いた。
上記酵素反応液からナイロンメッシュ(孔径30μm)で菌糸断片を除いた後、プロトプラストの回収率を高めるため、ナイロンメッシュ上に残存する菌糸断片とプロトプラストを上記浸透圧調節溶液で1回洗浄した。得られたプロトプラスト懸濁液を遠心分離(1,000×g、5分間)し、上静を除去し、4 mlの1Mシュークロースを含む20 mM MOPS緩衝液(pH 6.3)で再懸濁後、遠心操作を繰り返し、上記1Mシュークロース溶液で2回洗浄した。沈殿物に1Mソルビトールを含む20 mM MES緩衝液(pH 6.4)に40 mM塩化カルシウムを加えた溶液500μlに懸濁し、プロトプラスト懸濁液とした。この懸濁液を4℃で保存した。プロトプラスト濃度は血球計算盤を用いて、直接検鏡により求めた。すべての遠心操作はスウィングローターで1,000×g、5分間、室温で行った。
実施例(3−3)で作製した約100個/100μlのプロトプラスト懸濁液100μlに対して、実施例(2−1)で作製したPueraria montana var.lobata(クズ)由来担子菌用イソプレンシンターゼ発現ベクター(pGPDIspSKBmp)と、公知の方法で作製したヒラタケ由来のカルボキシン耐性遺伝子をそれぞれ2μg添加し、30分間氷冷した。次に、プロトプラストDNA混合液に対して等量のPEG溶液(50 % PEG 3,400を含む20 mM MOPS緩衝液(pH6.4))を加え、さらに30分間氷冷した。次に、0.5 Mシュークロースを含む最小寒天培地(寒天1%)10mlに緩やかに混和して固化し、28℃で培養した。上記シャーレを28℃で数日間培養を行った。3日後カルボキシン2μg/mlを含む最小寒天培地10mlを重層し、さらに培養を継続した。重層後、生育した形質転換体を選抜した。
実施例(3−3)で作製した約100個/100μlのプロトプラスト懸濁液100μlに対して、実施例(2−2)で作製したPopulus alba ×Populus tremula(ポプラ)由来担子菌用イソプレンシンターゼ発現ベクター(pGPDIspSPBmp)と、公知の方法で作製したヒラタケ由来のカルボキシン耐性遺伝子をそれぞれ2μg添加し、30分間氷冷した。次に、プロトプラストDNA混合液に対して等量のPEG溶液(50 % PEG 3,400を含む20 mM MOPS緩衝液(pH6.4))を加え、さらに30分間氷冷した。次に、0.5 Mシュークロースを含む最小寒天培地(寒天1%)10mlに緩やかに混和して固化し、28℃で培養した。上記シャーレを28℃で数日間培養を行った。3日後カルボキシン2μg/mlを含む最小寒天培地10mlを重層し、さらに培養を継続した。重層後、生育した形質転換体を選抜した。
(4−1)Pueraria montana var.lobata(クズ)由来担子菌用イソプレンシンターゼ発現ベクター(pGPDIspSKBmp)を用いた形質転換体の液体培養
(実施例3−4)で作製した形質転換体は、ポテトデキストロース寒天培地上で28 ℃にて培養した後、4℃で保存した。このプレートから直径5mmのコルクボーラーで打ち抜いた切片を5個ずつ、グルコース・ペプトン培地(グルコース3 %、ポリペプトン1 %、KH2PO4 0.15 %、MgSO4 0.05 %、リン酸でpH 5.0に調製)を100 ml含む300 ml容三角フラスコに植菌し、28℃、100 rpmで1週間振盪培養した(前培養)。
実施例(3−5)で作製した形質転換体は、ポテトデキストロース寒天培地上で28 ℃にて培養した後、4℃で保存した。このプレートから直径5mmのコルクボーラーで打ち抜いた切片を5個ずつ、グルコース・ペプトン培地(グルコース3 %、ポリペプトン1 %、KH2PO4 0.15 %、MgSO4 0.05 %、リン酸でpH 5.0に調製)を100 ml含む300 ml容三角フラスコに植菌し、28℃、100 rpmで1週間振盪培養した(前培養)。
(5−1)Pueraria montana var.lobata(クズ)由来担子菌用イソプレンシンターゼ発現ベクター(pGPDIspSKBmp)を用いた形質転換体の固体培養
(実施例3−4)で作製した形質転換株をポテトデキストロース寒天培地上で28 ℃にて培養した後、4℃で保存した。このプレートから直径5mmのコルクボーラーで打ち抜いた切片を5個ずつ、グルコース・ペプトン培地(グルコース3 %、ポリペプトン1 %、KH2PO4 0.15 %、MgSO4 0.05 %、リン酸でpH 5.0に調製)100 mlを含む300 ml容三角フラスコに植菌し、28℃、100 rpmで1週間振盪培養した。培養後、菌体をろ別し、菌体に残存した培地を滅菌水で洗浄した。菌体は滅菌水と共に、ワーリングブレンダーで45秒間処理し、絶乾重量1 kgの広葉樹チップに対し、菌体の乾燥重量が5 mgになるように植菌した。植菌後は菌が全体に行き渡るようによく撹拌した。培養は28 ℃で通気をしながら2週間培養を行った。この時、チップ含水率が40〜65 %になるように随時飽和水蒸気を通気させた。また、通気する際の通気量は対チップ当り、0.01 vvmになるように行った。排気ガス中に含まれるイソプレン含有量は、ガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS-QP2010 SE, 島津製作所(株))を用いて分析を行った。この結果、培養日数14日間で、絶乾重量1kgの広葉樹チップから、17.5 gのイソプレンを生産することができた。一方、比較例として作製したヒラタケ由来のカルボキシン耐性遺伝子のみを導入した形質転換体では、イソプレンは生産されなかった。
(実施例3−5)で作製した形質転換株をポテトデキストロース寒天培地上で28 ℃にて培養した後、4℃で保存した。このプレートから直径5mmのコルクボーラーで打ち抜いた切片を5個ずつ、グルコース・ペプトン培地(グルコース3 %、ポリペプトン1 %、KH2PO4 0.15 %、MgSO4 0.05 %、リン酸でpH 5.0に調製)100 mlを含む300 ml容三角フラスコに植菌し、28℃、100rpmで1週間振盪培養した。培養後、菌体をろ別し、菌体に残存した培地を滅菌水で洗浄した。菌体は滅菌水と共に、ワーリングブレンダーで45秒間処理し、絶乾重量1 kgの広葉樹チップに対し、菌体の乾燥重量が5 mgになるように植菌した。植菌後は菌が全体に行き渡るようによく撹拌した。培養は28 ℃で通気をしながら2週間培養を行った。この時、チップ含水率が40〜65 %になるように随時飽和水蒸気を通気させた。また、通気する際の通気量は対チップ当り、0.01 vvmになるように行った。排気ガス中に含まれるイソプレン含有量は、ガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS-QP2010 SE, 島津製作所(株))を用いて分析を行った。この結果、培養日数14日間で、絶乾重量1kgの広葉樹チップから、18.8gのイソプレンを生産することができた。一方、比較例として作製したヒラタケ由来のカルボキシン耐性遺伝子のみを導入した形質転換体では、イソプレンは生産されなかった。
(実施例4−1)における形質転換体の本培養の際に、培地中の酵素活性が、10U/mLになるように市販セルラーゼ(Cellic CTec3, Novozymes社製)を酸素脱リグニン後広葉樹パルプ(10wt%)含有するペプトン培地に添加し、(実施例4−1)と同じ条件で形質転換体を培養後、イソプレンの定量分析を行った。この結果、2.00gのイソプレンを生産することができた。
(実施例4−1)における形質転換体の本培養の際に、培地中の酵素活性が、10U/mLになるように、アスペルギルス・ナイジャー(Aspergillus niger)由来のヘミセルラーゼ(シグマ・アルドリッチ社製)を酸素脱リグニン後広葉樹パルプ(10wt%)含有するペプトン培地に添加し、実施例4−1)と同じ条件で形質転換体を培養後、イソプレンの定量分析を行った。この結果、1.98gのイソプレンを生産することができた。
(実施例4−1)における形質転換体の本培養の際に、培地中の酵素活性が、10U/mLになるように、トラメテス・ベルシカラ(カワラタケ;Trametes versicolor)由来のラッカーゼ(シグマ・アルドリッチ社製)を酸素脱リグニン後広葉樹パルプ(10wt%)含有するペプトン培地に添加し、実施例(4−1)と同じ条件で形質転換体を培養後、イソプレンの定量分析を行った。この結果、1.95gのイソプレンを生産することができた。
(実施例4−1)における形質転換体の本培養の際に、培地中の酵素活性が、それぞれ10U/mLになるように、セルラーゼ(Cellic CTec3, Novozymes社製)、アスペルギルス・ナイジャー(Aspergillus niger)由来のヘミセルラーゼ(シグマ・アルドリッチ社製)、トラメテス・ベルシカラ(カワラタケ;Trametes versicolor)由来のラッカーゼ(シグマ・アルドリッチ社製)を酸素脱リグニン後広葉樹パルプ(10wt%)含有するペプトン培地に添加し、実施例(4−1)と同じ条件で形質転換体を培養後、イソプレンの定量分析を行った。この結果、3.98gのイソプレンを生産することができた。
(実施例4−1)における形質転換体の本培養の際に、培地中の酵素活性が、それぞれ10U/mLになるように、セルラーゼ(Cellic CTec3, Novozymes社製)、アスペルギルス・ナイジャー(Aspergillus niger)由来のヘミセルラーゼ(シグマ・アルドリッチ社製)を酸素脱リグニン後広葉樹パルプ(10wt%)含有するペプトン培地に添加し、実施例(4−1)と同じ条件で形質転換体を培養後、イソプレンの定量分析を行った。この結果、2.44gのイソプレンを生産することができた。
(実施例4−1)における形質転換体の本培養の際に、培地中の酵素活性が、それぞれ10U/mLになるように、セルラーゼ(Cellic CTec3, Novozymes社製)、トラメテス・ベルシカラ(カワラタケ;Trametes versicolor)由来のラッカーゼ(シグマ・アルドリッチ社製)を酸素脱リグニン後広葉樹パルプ(10wt%)含有するペプトン培地に添加し、実施例(4−1)と同じ条件で形質転換体を培養後、イソプレンの定量分析を行った。この結果、2.40gのイソプレンを生産することができた。
実施例(4−1)における形質転換体の本培養の際に、培地中の酵素活性が、それぞれ10U/mLになるように、アスペルギルス・ナイジャー(Aspergillus niger)由来のヘミセルラーゼ(シグマ・アルドリッチ社製)、トラメテス・ベルシカラ(カワラタケ;Trametes versicolor)由来のラッカーゼ(シグマ・アルドリッチ社製)を酸素脱リグニン後広葉樹パルプ(10wt%)含有するペプトン培地に添加し、実施例(4−1)と同じ条件で形質転換体を培養後、イソプレンの定量分析を行った。この結果、2.33gのイソプレンを生産することができた。
Claims (14)
- 担子菌においてイソプレンシンターゼを発現するためにコドンが最適化されたイソプレンシンターゼ遺伝子であって、配列番号1に記載の塩基配列または該塩基配列に対して1若しくは数個の塩基が欠失、置換若しくは付加された塩基配列で表されるイソプレンシンターゼ遺伝子。
- 担子菌においてイソプレンシンターゼを発現するためにコドンが最適化されたイソプレンシンターゼ遺伝子であって、配列番号2に記載の塩基配列または該塩基配列に対して1若しくは数個の塩基が欠失、置換若しくは付加された塩基配列で表されるイソプレンシンターゼ遺伝子。
- 請求項1または2に記載のイソプレンシンターゼ遺伝子を含む発現ベクター。
- グリセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼ(GPD)遺伝子、β-tubulin遺伝子、Ras遺伝子、リグニン分解酵素遺伝子、セルラーゼ遺伝子の中から選ばれる1つの遺伝子をプロモーターとして含む、請求項3に記載の発現ベクター。
- 請求項3または4に記載の発現ベクターを担子菌に導入してなる形質転換体。
- 前記担子菌がハラタケ類、またはヒダナシタケ類に属する、請求項5に記載の形質転換体。
- 前記担子菌が、ヒラタケ属、マイタケ属、エノキタケ属、シイタケ属、スギタケ属、フミヅキタケ属、ハラタケ属、スエヒロタケ属、セリポリオプシス属、ディコミタス属、トラメテス属、ファネロケエテ属に属する、請求項5に記載の形質転換体。
- 非可食性バイオマス由来のリグノセルロースを炭素源として請求項5〜7のいずれか一項に記載の形質転換体を培養することを特徴とするイソプレンの製造方法。
- 形質転換体の培養時に、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、リグニン分解酵素の中から選ばれる少なくとも一種類の酵素を培地に添加することを特徴とする、請求項8に記載の製造方法。
- 前記リグノセルロースに対して化学的方法または物理的方法の少なくとも一方で前処理を施すことを特徴とする、請求項8または9に記載の製造方法。
- 前記非可食性バイオマスは、木質系バイオマスおよび草本系バイオマスの少なくとも一方を含む、請求項8〜10のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記非可食性バイオマスは、パルプ、バガス、コーンストーバーの中から選ばれる少なくとも一種類のバイオマスを含む、請求項8〜10のいずれか一項に記載の製造方法。
- 請求項8〜10のいずれか一項に記載の製造方法によって製造されるイソプレンモノマーを重合することによって製造されるイソプレンポリマーの製造方法。
- 請求項5〜7のいずれか一項に記載の形質転換体においてイソプレンシンターゼを発現させることを特徴とするイソプレンシンターゼの製造方法。
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