JP6717609B2 - 圧入式管状体部推進システムを使用した配管埋設方法 - Google Patents

圧入式管状体部推進システムを使用した配管埋設方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6717609B2
JP6717609B2 JP2016023181A JP2016023181A JP6717609B2 JP 6717609 B2 JP6717609 B2 JP 6717609B2 JP 2016023181 A JP2016023181 A JP 2016023181A JP 2016023181 A JP2016023181 A JP 2016023181A JP 6717609 B2 JP6717609 B2 JP 6717609B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tube member
row
hollow
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016023181A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017141585A (ja
Inventor
智康 前田
智康 前田
Original Assignee
株式会社アイ・ビー・エンジニアリング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アイ・ビー・エンジニアリング filed Critical 株式会社アイ・ビー・エンジニアリング
Priority to JP2016023181A priority Critical patent/JP6717609B2/ja
Publication of JP2017141585A publication Critical patent/JP2017141585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6717609B2 publication Critical patent/JP6717609B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

本発明は、地中に所望の配管を埋設する技術であって、圧入式管状体部推進システムを使用した配管埋設方法に関するものであり、特に詳しくは、所定の土中の所望する部位に配管用孔部を、開放溝を構成する事無く、又、削り取った土を一切排出する事無く埋設することが出来る、圧入式管状体部推進システムを使用した無排出土配管埋設方法に関するものである。
従来より、住宅地やビル街若しくは道路で、それらの近傍に下水管や水道、電気配線用或いはガス供給用、その他の配管類を後付けにて埋設する場合、これまででは、当該建築物の存在する地区を避けて、当該建築物の間にある空間部の土地を利用して、当該配管の埋設工事を行っているので、当該配管の長さが異常に長くなると共に、工事に要する時間とコストが膨大となる等大きな制約が課せられる事になるので、経済的な工法とは言えない状態にあった。
つまり、従来では、当該建物や道路で、当該建物や道路を破壊することなく、
当該建物や道路の近傍の空間土地を使用して例えば、下水管や水道、電気配線用或いはガス供給用、その他の配管類を埋設する場合、専ら当該配管類を埋没させる為の溝を開削工法によって堀り、当該溝内に当該配管類を配置した後に当該埋設部分に土を被せて埋没させる工法が一般的であった。
係る工法にあっては、埋没させる必要のある当該配管の大きさに合わせて、当該配管の埋設深さに相当する溝を掘り、その中に当該配管を入れて最後にその上に土砂を投入して覆い被せて埋めるものであった。
然しながら、係る工法では、溝部の設定位置の確認や、溝を掘った後に当該溝内部に元の土を戻す作業が必要で、且つ長時間係る為、設計時間や工期の長期化、天候による作業の遅れ等の問題が絡み、必要な工費が増大すると言う問題が存在している。
一方、上記の開削工法によって道路を横断する配管を行なうと、例えば、次の二つの大きい問題が有る。
即ち、路面を横断する溝を掘るので、道路の通行を遮断して施行しなければならないが、公共道路の通行を遮断することは容易に行ない得るものではなく、結果的に夜間工事を行なわねばならない場合が多い。
加えるに、当該夜間工事は能率が低下する上に、作業員の災害防止,健康管理に格別の措置を要し、しかも騒音公害を生じる危険性が大きく、施工コストが割高になる。
或いは、最近、居住地域における道路の舗装率は非常に高く、開削工法で管を埋設するには先ず舗装の切り取りから始め、最終工程で舗装を復旧しなければならないため、この舗装復旧に要するコストが非常に高額となる。
其の他、上記した事例の他に、高速道路や鉄道線路の盛土部分の崩壊を防止する為に、当該盛土部分の両側の法面の一部に鉄板等で形成した防御壁を構成し、双方の防御壁に穴をあけると同時に、当該双方の防御壁の当該孔部を直線的に結ぶ様な空間通路配管を当該盛土部分の下方部分に埋設させ、当該空間通路配管中に鉄線、ケーブルを貫通させて、その両端部を当該双方の防御壁に設けた当該孔部に固定して、相互に引張合う環境を付加して、当該防御壁を補強すると言う技術も存在する。
然しながら、係る事例に於いても、当該盛土部分を縦断する開放溝部を形成する事は、上記と同じ理由で不可能である事も明らかである。
一方、以上に説明した従来の技術に於ける当該開削工法の不具合を解消するため、例えば、特開平11−153257号公報(特許文献1)に示される様な、非開削工法が提案され、既に実用段階に入っている。
当該特許文献1に於ける図6は、公知の非開削式の管埋設工法を説明するものであって、その1例として、舗装道路を横断して、該舗装道路の下方の地盤中にパイプを挿入している状態を模式的に描いた断面図である。
当該事例に於いては、この道路を挟んで両側に、発進側のピットと、到達側のピットとが掘削されており、これらの道路上での交通渋滞はなく、ほぼ平常どおりに行なわれている。
そして、当該特許文献1に於いては、前記の発進ピットから到達ピットに向けて、適宜の圧入機によって埋め込み用パイプが押し進められる構成を採用しており、この場合、管の埋設予定線(矢印a)に沿って、図示しない掘進機によって別途、導孔を掘開した後に、当該導孔の中に適宜の配管部であるパイプを圧入した排土式非開削埋設工法と、当該導孔を掘削することなく直接当該パイプを土中に圧入する排土式且つ圧密式非開削埋設工法とが示されている。
処で、上記のいずれの非開削工法によっても、道路上の通行を遮断することなく施工することができるので、昼間工事の施工が可能であり、また舗装を破壊することなく施工されるので、最終工程において舗装の復旧補修を必要としないため、工事のコストが低廉で、工期が短かく、公害発生の虞れが少ないと言う利点があると言われている。
然しながら、当該特許文献1に開示されている配管埋設方法では、当該特許文献1に於ける図に示す様に、当該パイプを埋設する通路を形成する際には、必ず、削り取った土砂を当該パイプの内部を搬送して、当該パイプの外部に排出する必要のある技術、つまり排土式非開削埋設方法、が開示されているのみであり、その為の土排出手段を必ず設ける必要のある技術であるから、装置そのものが複雑となり、製造費も高騰し、且つ埋設工事に排土と言う余計な工程を経る必要もあることから、工期の長期化と全体の工事費用の高騰が避けられないと言う問題が存在していた。
その他、当該配管を押圧推進方式により非開削埋設方法によって地中に埋設する方法に関しては、例えば、特開2003−97183号公報(特許文献2)、や特開2003−239685号公報(特許文献3)が見られる外、特開2007−9425号公報(特許文献4)或は実開平4−108694号公報(特許文献5)等が見られるが、何れも、挿入管内に配備された、土を破壊、破砕、研削等を行う部材と当該部材により生成された土砂を当該配管内から当該配管の外部に排出する機構とが併用して設けられているものであり、それによって、配管埋設用の全体の装置や方法が複雑で大型化し、コストが高騰する他、作業時間や作業員数も増大する事により、工事に係る総合的費用が高くなると言う問題があった。
特開平11−153257号公報 特開2003−97183号公報 特開2003−239685号公報 特開2007−9425号公報 実開平4−108694号公報
即ち、上記した従来の配管埋設工法に於いては、例えば、地表面から溝をほり、その中に所望の配管を設置する、所謂、溝開削工法にあっては、埋没させる必要のある当該配管の大きさに合わせて、当該配管の埋設深さに相当する溝を掘り、その中に当該配管を入れて最後にその上に土砂を投入して覆い被せて埋めるものである為、建物や道路、線路等の既存の構築物の存在位置を避けて構築する必要があるので、溝部の設定位置の確認や、溝を掘った後に当該溝内部に元の土を戻す作業が必要で、且つその為に長時間が掛る為、設計時間や工期の長期化、天候による作業の遅れ等の問題が絡み、必要な工費が増大すると言う問題が存在している。
一方、当該配管を予め溝を掘る方式ではなく、トンネル式に配管を埋設する所謂、非開削式の管埋設工法は、開削式管埋設工法の問題点を解決してはいるが、配管埋設用の通路部を形成する際に発生する土砂を当該通路から排出する必要がある為、配管埋設用の全体の装置や方法が複雑で大型化し、コストが高騰する他、作業時間や作業員数も増大する事により、工事に係る総合的費用が高くなると言う問題があった。
従って、従来から当該非開削式の管埋設工法であって、土砂の排出を行う事無く、簡易な装置で、容易に且つ正確に短時間で配管埋設工事を遂行出来る経済的にも優れた配管埋設方法の開発が求められて来ていた。
従って、本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解消し、土砂の排出を行う事無く、簡易な装置で、容易に且つ正確に短時間で配管埋設工事を遂行出来る安価で経済的にも優れた配管埋設方法を提供するものである。
その為、本発明は、上記した目的を達成する為に、以下に示す新規且つ進歩性の大なる基本的技術構成を採用するものである。
即ち、本発明に係る第1の態様である圧入式管状体部推進システムを使用した土を排出する必要の無い無排土式の配管埋設方法は、所定の土中の所望する部位における所望の長さに亘って、所望の外径を有する配管を埋設する様に予め設定されている直線状の配管埋設予定領域内に圧入式管体状部推進手段を使用して当該配管を埋設する配管埋設方法であって、当該配管埋設システムは、圧入式管状体部推進装置と、埋設する必要のある所望の外径を有する複数個の有限長の中空管部材と、当該中空管部材の外径よりも小さな外径を有する複数個の有限長の誘導管部材と、その先端部には当該誘導管部材の一端部が着脱自在に接合可能に構成された第1の接合部材が設けられていると共に、その後端部には当該中空管部材の一端部が着脱自在に接合可能に構成された第2の接合部材が設けられており、且つ当該第1の接合部材と当該第2の接合部材との間には、当該第1の接合部材から当該第2の接合部材に向けて末広がり状に拡開された円錐形状構成部分が設けられていると共に、当該円錐形状構成部分に於ける最大径部は、当該中空管部材の外径に略一致する様に形成されている少なくとも一個の拡径ヘッド部とを準備しておき、
先ず、複数個の当該誘導管部材の中から選択された第1の当該誘導管部材を当該配管埋設予定領域の一方の端部である始点部位から当該配管埋設予定領域の当該終点部位近傍部に向けて、当該誘導管部材の他方の端部に当該圧入式管体状部推進手段に設けられた押圧機構部を当接させて、当該始点部位の土中に押し込むステップと、
それに続いて第2の当該誘導管部材の一方の端部を当該土中に埋め込まれた当該第1の誘導管部材の他方の端部に直列状態に連結して誘導管部材列を形成し、当該第2の誘導管部材の他方の端部に当該圧入式管体状部推進手段に設けられた押圧機構部を当接させて、当該第2の誘導管部材を当該終点部位近傍部に向けて当該始点部位の土中に押し込み、係る操作を順次繰り返し、当該第1の誘導管部材が、当該配管埋設予定領域の当該終点部に到達する迄係る操作を繰り返えし、当該土中に当該配管の為の誘導通路を形成して行くステップと、
当該終点部に当該第1の誘導管部材が到着した場合に、当該始点部に於ける当該誘導管部材列の最後部にある当該誘導管部材の端部に当該拡径ヘッド部の当該先端部を連結接合し、且つ当該拡径ヘッド部の当該後端部に当該押圧機構部を当接させ、当該拡径ヘッド部を当該誘導管部材列と共に当該配管埋設予定領域の当該終点に向けて押し込み前進させ、当該終点部の土中から顕出した当該第1の誘導管部材をそれに続く当該誘導管部材列から分離して取り外すか、当該拡径ヘッド部の当該後端部に更に、第1の中空管部材の一方の端部を連結固定した後に当該第1の中空管部材の他方の端部に当該押圧機構部を当接させ、当該拡径ヘッド部と当該第1の中空管部材を当該誘導管部材列と共に当該配管埋設予定領域の当該終点に向けて押し込み前進させ、同時に当該終点部の土中から顕出した当該第1の誘導管部材をそれに続く当該誘導管部材列から分離して取り外すステップと、
続いて第2の当該中空管部材の一方の端部を当該土中に埋め込まれた当該第1の中空管部材の他方の端部に直列状態に連結して中空管部材列を形成し、当該第2の中空管部材の他方の端部に当該圧入式管体状部推進手段に設けられた押圧機構部を当接させて、当該第2の中空管部材を、当該第1の中空管部材、当該拡径ヘッド部と当該誘導管部材列と共に、当該終点部位近傍部に向けて当該始点部位の土中に押し込み、その都度、当該終点部の土中から顕出した当該第1の誘導管部材をそれに続く当該誘導管部材列から分離して取り外すステップと、
係る操作を、当該拡径ヘッド部が、当該配管埋設予定領域の当該終点部に到達する迄係る操作を繰り返えし、当該土中に目的とする配管列を形成して行くステップと、
当該拡径ヘッド部が当該配管埋設予定領域に於ける当該終点部の土中から外部に顕出せしめられた場合に、当該拡径ヘッド部をその後端部に連結されている当該中空管部材列から取り外して当該配管埋設操作を完了させるステップと、から構成されている配管埋設方法である。
本発明に於ける当該配管埋設システムは、上記した様な新規な技術構成を採用しているので、所望の地域に於いて、所望の下水管や水道、電気配線用或いはガス供給用、その他の配管類を埋設する場合や、高速道路或は鉄道路線等に於ける盛土部の崩壊を防止する場合に、当該盛土部の両側に鋼材による防御壁を建設し、当該両防御壁同士を当該盛土部内に埋設した配管内にワイヤーを通し、その両端部を当該双方の防御壁に固定することにより、当該防御壁の破壊を防止すると言う為の配管の埋設工事等を実行する場合に、住宅地やビル街若しくは道路等の存在如何にかかわらず、その周辺に本発明に使用される公知の当該圧入式管体状部推進装置を設置出来る空間が所望の配管を埋設する当該配管埋設予定領域の近傍に存在する場合に、容易に当該配管の埋設工事が施行できるので、当該埋設場所の制約や、それを回避する際の設計その他余計な経費を必要とする事無く安価に且つ短期間で当該配管の埋設工事が実行出来る外、当該配管類を埋設する場合、当該配管類を埋没させる為の溝を開削工法によって堀り、当該溝内に当該配管類を配置した後に当該埋設部分に土を被せて埋没させる作業が不要となるので、工事作業が簡素化され且つ工事に要する作業m時間も短縮されるので、施工工事費用が従来の工法と比較して、大幅に低減させる事が可能となる。
更に、本発明に於いては、当該配管用のトンネルや通路を形成する際に、土を削り取る事により発生する大量の土砂を当該通路やトンネル部の外部に排出する必要がないので、システム或は装置そのものが簡素化されるので、装置の価格が低減化去ると同時に配管埋め込み操作も簡素化され且つ工事時間も短縮さえるので、全体として見た場合の配管埋設工事に係る軽費が従来の工法に比べて大幅に低減される事になる。
又、本発明に於いては、当該拡径ヘッド部を当該誘導通路に沿って押入れ前進させるだけで、当該拡径ヘッド部の後部に略自動的に所望の配管による配管列が形成されていくので、当該拡径ヘッド部が当該配管埋設予定領域の当該終点部位に到達した時点で、当該拡径ヘッド部を当該配管列から取り外す操作を行うのみで、所望の配管の埋設工事が完了するので、その作業工程は極めて簡易で、その作業時間も従来の工法に比べて極めて短くなっていると言う優れた作用効果を発揮するものである。
図1は本発明に係る当該配管埋設システム1の一具体例の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明に係る当該配管埋設システム1の一具体例に於ける操作手順を説明するブロック図である。 図3は、本発明に係る当該圧入式管体状部推進手段6の一具体例に於ける構成例を説明する図である。 図4は、本発明に係る当該配管埋設システム1の一具体例で使用される当該誘導管部材列300の進行方向をチェックするシステムの一例を説明する図である。 図5は、拡径ヘッド部17の構成例を説明する図である。 図6は、本発明に於ける当該拡径ヘッド部17の構成の一例を示す図である。 図7は、本発明に於ける当該拡径ヘッド部17に於いて使用されるスイベルジョイントの構成の一例を示す図である。 図8は、本発明に係る当該配管埋設システム1の一具体例で使用される障害物を除去する為に使用される刃体物の例を示す図である。 図9は、本発明に係る当該配管埋設システム1に於ける障害物を除去する場合の操作手順の例を説明するブロック図である。 図10は、本発明に係る無排土配管用孔部掘削方法に於いて、掘削操作中途で、土中の障害物に当接して当該掘削操作が停止された場合の状況を説明する図である。 図11は、本発明に於いて、中空管部材が塩ビを含む合成樹脂製の中空管部材を使用する場合の具体例を説明するブロック図である。
以下に本発明に係る当該配管埋設システム及び配管埋設方の一具体例の構成を、図面を参照しながら詳細に説明する。
即ち、図1は、本発明に於ける第1の態様である圧入式管状体部推進システムを使用した土排出機構が不要な配管埋設システム1の基本的な構成に関する一具体例を説明する図であって、図中、所定の土中101の所望する部位における所望の長さに亘って、所望の外径を有する配管11を埋設する様に予め設定されている直線状の配管埋設予定領域100内に圧入式管体状部推進手段6を使用して当該配管11を埋設する配管埋設システム1であって、当該配管埋設システム1は、圧入式管状体部推進装置6と、埋設する必要のある所望の外径を有する複数個の有限長の中空管部材11と、当該中空管部材11の外径よりも小さな外径を有する複数個の有限長の誘導管部材12と、その先端部18には当該誘導管部材12の一端部が着脱自在に接合可能に構成された第1の接合部材14が設けられていると共に、その後端部20には当該中空管部材11の一端部が着脱自在に接合可能に構成された第2の接合部材13が設けられており、且つ当該第1の接合部材14と当該第2の接合部材13との間には、当該第1の接合部材14から当該第2の接合部材13に向けて末広がり状に拡開された円錐形状構成部分15が設けられていると共に、当該円錐形状構成部分15に於ける最大径部43は、当該中空管部材11の外径に略一致する様に形成されている少なくとも一個の拡径ヘッド部17とを準備しておき、
先ず、複数個の当該誘導管部材12の中から選択された第1の当該誘導管部材12−1を当該配管埋設予定領域100の一方の端部である始点部位41から当該配管埋設予定領域100の当該終点部位近傍部51に向けて、当該誘導管部材12の他方の端部に当該圧入式管体状部推進手段6に設けられた押圧機構部61を当接させて、当該始点部位41の土中に押し込むステップST1と、
それに続いて第2の当該誘導管部材12−2の一方の端部を当該土中に埋め込まれた当該第1の誘導管部材12−1の他方の端部に直列状態に連結して誘導管部材列200を形成し、当該第2の誘導管部材12−2の他方の端部に当該圧入式管体状部推進手段6に設けられた押圧機構部61を当接させて、当該第2の誘導管部材12−1を当該終点部位近傍部51に向けて当該始点部位41の土中に押し込み、係る操作を順次繰り返し、当該第1の誘導管部材12−1が、当該配管埋設予定領域100の当該終点部51に到達する迄係る操作を繰り返えし、当該土中に当該配管の為の誘導通路300を形成して行くステップST2と、
当該終点部51に当該第1の誘導管部材12−1が到着した場合に、当該始点部41に於ける当該誘導管部材列200の最後部にある当該誘導管部材12の端部に当該拡径ヘッド部17の当該先端部18を連結接合し、且つ当該拡径ヘッド部17の当該後端部20に当該押圧機構部61を当接させ、当該拡径ヘッド部17を当該誘導管部材列200と共に、当該配管埋設予定領域100の当該終点51に向けて押し込み前進させると同時に、当該終点部51の土中から顕出した当該第1の誘導管部材12−1をそれに続く当該誘導管部材列200から分離して取り外すか、当該拡径ヘッド部17の当該後端部20に更に、第1の中空管部材11−1の一方の端部を連結固定した後に当該第1の中空管部材11−1の他方の端部に当該押圧機構部61を当接させ、当該拡径ヘッド部17と当該第1の中空管部材11−1を当該誘導管部材列200と共に配管埋設予定領域100の当該終点51に向けて押し込み前進させ、同時に当該終点部51の土中から顕出した当該第1の誘導管部材12−1をそれに続く当該誘導管部材列200から分離して取り外すステップST3と、
続いて第2の当該中空管部材11−2の一方の端部を当該土中に埋め込まれた当該第1の中空管部材11−1の他方の端部に直列状態に連結して中空管部材列400を形成し、当該第2の中空管部材11−2の他方の端部に当該圧入式管体状部推進手段6に設けられた押圧機構部61を当接させて、当該第2の中空管部材11−2を当該終点部位51近傍部に向けて当該始点部位41の土中に押し込み、その都度、当該終点部51の土中から顕出した当該後続の誘導管部材12−Xをそれに続く当該誘導管部材列200から分離して取り外すステップST4と、
係る操作を、当該拡径ヘッド部17が当該配管埋設予定領域100の当該終点部51に到達する迄繰り返えし、当該土中に目的とする配管列400を形成して行くステップST5と、
当該拡径ヘッド部17が当該配管埋設予定領域100に於ける当該終点部51の土中から外部に顕出せしめられた場合に、当該拡径ヘッド部17をその後端部に連結されている当該中空管部材列400(これが所望の埋設すべき配管7を構成する)から取り外して当該配管7の埋設操作を完了させるステップST6とから構成されている配管埋設システム1が示されている。
処で、本発明に於いて使用される当該圧入式管体状部推進手段6は、その構造は特に限定されるものではなく、例えば、図3に示す様に、油圧式システムで駆動される油圧シリンダー92と油圧モーター91とを有すると共に、適宜の水平面で構成されたスライドベース93と当該スライドベースに沿って一定の方向に直線的に所定の範囲のストローク長を持って前進及び後進する主として当該油圧シリンダーにより制御される押圧機構部61と、主として当該油圧モーターで所定の方向に所定の回転数で回転する回転機構部62とが設けられており、当該押圧機構部61には、如何なる種類の管状体であっても、又その外径若しくは内径が多種に亘って変化している管状体でもいる容易に把持し固定出来るチャック機構70を有すると共に、当該チャック機構70は、更に当該回転機構部62とも係合していて、係合されている管状体部に回転運動と前後運動の双方を同時に又は選択的に与える様に構成されている事が好ましい。
即ち、本発明に係る当該圧入式管体状部推進手段6は、当該中空管部材11、当該誘導管部材12及び当該拡径ヘッド部17の少なくとも一つを、それぞれの中心軸線が、当該配管埋設予定領域100に於ける当該始点部位41と当該終点部位51とを結ぶ中心軸線と一致する方向に押進める前進機構とそれに逆行する後進機構とを有する押圧機構部61と、当該中空管部材11、当該誘導管部材12及び当該拡径ヘッド部17の少なくとも一つを把持して、それを所定の方向に回転させる回転機構部62とを有するものである事が望ましい。
更に、本発明に於ける当該回転機構部62は、外径を異にする複数種類の円筒体を把持する事が可能なチャック手段70を含んでいる事も望ましい具体例である。
勿論当該両機構部は、別々の機構で個別的に駆動されるように構成されているものであっても良い。
本発明に於いて使用される当該圧入式管体状部推進装置6としては、例えば、株式会社ホウショウEGが製造販売している油圧式小型地中配管装置であるSR−30KM、SR−30FT、SR−50S、SR−18S、Sモールー1500、SR−TO2、SR−TO1等を使用する事が可能である。
一方、本発明に於いて使用される当該誘導管部材12は、硬質材料で構成された金属製或は合成樹脂製の直線状で充実状円筒体或は中空状の円筒体であることが望ましく、その外径は、30乃至80mmであり、より好ましくは、60mmである。
又、当該誘導管部材12の長尺方向の長さは特に特定されるものではないが、後述する本発明に係る当該システムで使用される当該圧入式管体状部推進装置6の大きさ或は当該配管埋設予定領域100の両側に準備される当該始点部位41と当該終点部位51を含む作業空間4及び5の寸法等によりその長さが決定されるので、当該誘導管部材12は、予め多種類の当該長さを持つ誘導管部材12を用意しておく事が望ましい。
例えば、当該誘導管部材12の当該長尺状方向の長さは、300mm乃至1200mmの範囲で決定される事が好ましく、最も汎用的に使用される当該誘導管部材12の当該長さは600mm程度である。
又、それぞれの当該誘導管部材12の両端部には、相互に直線状に且つ着脱自在に連結結合する事が可能となる様に、適宜の連結結合手段が設けられている事が望ましく、当該連結結合手段としては、例えば、螺子機構或はボルト・ナット方式の結合機構であることが望ましい。
尚、後述する様に、当該誘導管部材12は、当該拡径ヘッド部17の第1接合部14の先端部にも着脱自在に連結結合される機構にしておく必要があり、当該螺子機構も当該拡径ヘッド部17の第1接合部14の先端部の螺子機構或はボルト・ナット方式の結合機構に嵌合する様に構成されている事が望ましい。
本発明に於ける当該誘導管部材12を中空状に形成する事は、当該誘導管部材の強度は所定の強度を維持しながら、重量や材料費を軽減させると同時に、後述し、且つ図4に示す様に、当該誘導管部材列200の先端部に配置される当該第1の誘導管部材12−1の内部に於ける当該誘導管部材12−1の最先端部に対応する内壁部350に、レーザー発光体或いはLED発光体320を取付け、当該発光体320から発射される光ビームBを当該誘導管部材列200の中心軸線Cに平行となる様に、当該誘導管部材列200の最後端部の開放端部46に向けて放射する様に構成し、その光ビームBを当該誘導管部材列200の最後端部の配置されている当該誘導管部材12−Xの開放端部に近接した位置で、適宜の受光手段321により受光して、その結果を基準データと比較して、当該当該誘導管部材列200の先端部が、設定通りの当該誘導通路300を辿っているか否かを検査する事が可能となる。
次に、本発明に於いて使用される当該中空管部材11は、所望の部位に埋設しようとする所望の外径を有する配管そのものであり、その材質は特には限定されるものではないが、従来、本発明と同じ目的に一般的に使用されている種類の配管と同等の性能を持つ、材料で構成されている事が望ましく、耐水性、耐酸性、耐アルカリ性、耐腐食性等を有する他に高強度、高弾性度等を有している事が望ましく、硬性の金属材料或は合成樹脂材料で構成されている事が望ましい。
又、本発明に於いて使用される当該中空管部材11は、硬質材料で構成された金属製或は合成樹脂製の直線状で中空状の円筒体であることが望ましく、その外径は、使用用途に応じてそれに適応する各種の大きさの外径を有する中空管部材11が用意される必要がある。
従って、当該中空管部材11の外径は、広範囲に亘っており、少なくとも当該誘導管部材12の外径よりも大きく成る様に設定される事が必要であると共に、その使用用途に応じて、80mm乃至200mmであり、より好ましくは、120乃至150mmである。
又、当該中空管部材11の長尺方向の長さは特に特定されるものではないが、後述する本発明に係る当該システムで使用される当該圧入式管体状部推進装置6の大きさ或は当該配管埋設予定領域100の両側に準備される当該始点部位41と当該終点部位51を含む作業空間4及び5の寸法等によりその長さが決定されるので、当該中空管部材11は、当該誘導管部材12と同様に、予め多種類の当該長さを持つ誘導管部材12を用意しておく事が望ましい。
例えば、当該中空管部材11の当該長尺状方向の長さは、300mm乃至1200mmの範囲で決定される事が好ましく、最も汎用的に使用される当該誘導管部材12の当該長さは600mm程度である。
又、それぞれの当該中空管部材11の両端部には、相互に直線状に且つ着脱自在に連結結合する事が可能となる様に、適宜の連結結合手段が設けられている事が望ましく、当該連結結合手段としては、例えば、螺子機構であることが望ましい。
尚、後述する様に、当該中空管部材11は、当該拡径ヘッド部17の第2接合部13の後20端部にも着脱自在に連結結合される機構にしておく必要があり、当該螺子機構も当該拡径ヘッド部17の第2接合部13の後端部20の螺子機構に嵌合する様に構成されている事が望ましい。
次に、本発明に於いて使用される当該拡径ヘッド部17の構成の具体例を図5を参照しながら更に詳細に説明する。
処で、本発明に於ける当該配管埋設方法の基本的な技術思想は、先ず、当該誘導管部材12により所望する当該配管埋設予定領域100の当該始点部位41から当該終点部位51に向けて直線状の誘導通路300を先ず形成した後、当該誘導管部材列200の後に当該拡径ヘッド部17を連結し、当該誘導管部材列200に続いて当該拡径ヘッド部17を当該配管埋設予定領域100の当該始点部位41から土中に挿入前進させ、当該誘導管部材12が形成した当該誘導通路300の内径を徐徐に拡大する様に当該誘導通路300の周縁の土砂を削り取り、その土砂類を当該誘導通路300の周縁の残留している土壁、土層に押し付けて固めながら、当該部分をその周辺の土壁、土層の密度より高い圧密状態に設定しつつ徐々にその内径を拡大して、最後には、所望の配管の所望の外径に略等しい内径を有する配管用通路を形成し、その内部に順次、当該所望の配管で有る当該中空管部材11をはめ込むことにより、当該誘導通路周辺から削り取った土砂類を外部に排出することをせずに、当該配管の埋設工事を効率的に実行する様に構成したものである。
本発明に於いて使用される当該拡径ヘッド部17は、少なくとも一つ準備しておくものであるが、上記した通り、本発明に於いて使用される当該誘導管部材12と当該中空管部材11のそれぞれの管の内径若しくは外径は他品種存在すると同時にそれ等を組み合わせる組み合わせ方は、更に多種多様となるので、全ての組み合わせに対応する当該拡径ヘッド部17を準備する事は実用的に不向きであるので、代表的な組み合わせに対応する様に構成された当該拡径ヘッド部17を複数種予め準備しておく事が望ましい。
一方、当該拡径ヘッド部17は、後述する様に、3個の部材が組み立てられて構成されているものであって、それらの材質は、耐摩耗性が高い、主として硬性の金属材料である。
更に、本発明に於ける当該拡径ヘッド部17に於ける当該第1の接合部14に於ける自由端部45は、当該誘導管部材12の後方の端部46と着脱自在に且つ相互間に回転動作が発生しない状態で結合固定される第1の係合手段18が設けられていると共に、当該第1の接合部14に於ける当該円錐形状構成部分15との係合部である第2の係合部47は、当該第1の接合部14と当該円錐形状構成部分15とが相互に旋回自在に接合係合する様にルーズな状態に構成されている事が好ましい。
又、当該拡径ヘッド部17に於ける当該第1の接合部14の内部には、当該第1の接合部14に於ける自由端部側45が閉鎖され、且つ当該円錐形状構成部分15との係合部側47は開放されている、滑材充填用の第1の中空通路部48が設けられており、更に、当該第1の中空通路部48の一部から当該第1の接合部14の一部の外表面49迄連通している滑材吐出孔部21が設けられている事も好ましい具体例である。
一方、本発明に於いて使用される当該拡径ヘッド部17に於いては、当該円錐形状構成部分15の円錐形表面部分50には、複数個の超鋼ビット等を含む、硬性物質、超硬物質等で形成された研削、切削、破砕部材等42が点状若しくは線状或いは螺旋形状に配置されている事が望ましく、係る構成を採用することによって、当該誘導通路300の内径部を簡易に且つ容易に然も迅速に研削、切削、破壊等の処理を実行する事が可能となり、当該配管通路7を形成する工程を短時間で、且つ安価に実行する事が可能となる。
次に、本発明に於ける当該拡径ヘッド部17に於いては、当該円錐形状構成部分15の内部には、当該円錐形状構成部分15の回転中心軸線と一致する中心軸線を有する両端部が開放された第2の中空状通路部52が設けられており、且つ当該中空状通路部52内には、図6に示されている様な、別途形成されている、当該円錐形状構成部分15の回転中心軸線と一致する中心軸線を有する第3の中空状通路部53が設けられている回転不能に構成された両端部が開放されているメインシャフト部54が内挿されている事が望ましい具体例である。
更に、本発明に於ける当該メインシャフト部54の一方の開口端部55は、当該円錐形状構成部分15の先端部分44から外部に突出し、当該第1の接合部材14に設けられている当該第1の中空通路部48と連通している構成を有する事も望ましい具体例である。
又、本発明に係る当該拡径ヘッド部17に於いては、当該円錐形状構成部分15は、当該メインシャフト部54を中心として回転する様に構成されている事が好ましい具体例であり、更に、当該メインシャフト部54の当該第3の中空状通路部53には、適宜の滑材が充填されている事も好ましい具体例である。
当該滑材は、当該拡径ヘッド部17の外表面49とそれを取り囲み囲繞する土材料との間の摩擦を軽減させるものである。
当該滑材は、例えば、当該圧入式管体状部推進手段6の外部に設けられた適宜の滑材タンクから適宜の滑材移送パイプを当該押圧機構部61及び当該押圧機構部61に連結された当該拡径ヘッド部17の端部或は当該中空管部材列400の端部を経由させて、当該スイベルジョイント57の当該滑材供給部58から当該メインシャフト部54の中空通路部53内に供給される様に構成する事が出来る。
更に、本発明に係る当該拡径ヘッド部17に於ける当該円錐形状構成部分15の後端部43には、当該中空管部材11の外径と略同じ外径を有する中空円筒体からなる第2の接合部材13の一方の端部が、その中心軸線が当該円錐形状構成部分15の中心軸線と一致する様に、着脱自在に係合固定されており、且つ当該中空円筒体からなる第2の接合部材13の内部には、当該メインシャフト部54の他の部分が、当該メインシャフト部54の中心軸線と当該第2の接合部材13の中心軸線とが一致する様に配備されている事も好ましい具体例の一つである。
一方、当該メインシャフト部54の当該円錐形状構成部分15と対応する端部55とは別の端部56には、図7に示す様な、公知のスイベルジョイント57が設けられており、当該メインシャフト部54の当該第3の中空状通路53の別の端部56に於ける開放状態を閉鎖すると同時に、当該スイベルジョイント57に設けられている流体注入弁58を介して、滑材を当該第3の中空状通路53内に供給する様に構成されている事も好ましい具体例である。
更に、本発明に於ける当該拡径ヘッド部17に於いては、当該第2の接合部材13内部に配置されている当該メインシャフト部54の一部の部位59に当該メインシャフト部54内部に充填されている当該滑材を当該メインシャフト部54の外部に流出させる為の開口部65が設けられていると同時に、当該第2の接合部材13の一部で、当該開口部65に対応する部位64に、当該開口部65と密接状に連通し、当該滑材を当該第2の接合部材13の外部表面部に吐出させる為の吐出口22が設けられている事も好ましい具体例の一つである。
又、本発明に於ける当該拡径ヘッド部17に於いては、当該第2の接合部13の他方の端部20には、適宜の着脱自在の構成された接合手段66を介して、当該一つの中空管部材11の一方の端部67が接合固定されるか、複数個の当該中空管部材11がそれぞれの中心軸線を一致させた状態で相互に連続して接合されて構成された当該中空管部列400の一方の端部67が接合固定されている事も好ましい具体例である。
上記した本発明に於ける当該拡径ヘッド部17の構造に関する技術説明から明らかな通り、本発明に於ける当該拡径ヘッド部17に於ける当該円錐形状構成部分15の当該表面部分50には、当該拡径ヘッド部17が削り出した当該土砂を当該拡径ヘッド部17の内部に取り入れて外部に排出させる為の、開口部や窓部、取り入れ口と言った様な機構は一切設けられていない事が特徴である。
係る特徴は、当該拡径ヘッド部17の他の部分、即ち当該第1の接合部14と当該第2の接合部13にも同様の機構が設けられていない事からも明白に理解出来る。
更に、本発明に於ける当該拡径ヘッド部17の特徴的な構成としては、当該第2の接合部13の他方の端部20に接合されている当該中空管部材11或いは当該中空管部材列400の一部に当該圧入式管体状部推進手段6の当該回転機構部62及び又は当該押圧機構部61の当該チャック手段70が係合して、当該中空管部材11或いは当該中空管部材列400とそれに連接されている当該拡径ヘッド部17の当該第2の接合部13と当該円錐形状構成部分15とを所望の方向に同時に回転させる様に構成されている事も好ましい具体例である。
又、本発明に於ける当該拡径ヘッド部17に於いては、当該中空管部材11或いは当該中空管部材列400とそれに連接されている当該拡径ヘッド部17の当該第2の接合部13と当該円錐形状構成部分15とが所望の方向に同時に回転せしめられている場合には、当該拡径ヘッド部17の当該第1の接合部14と当該第1の接合部14の前方に連接されている当該誘導管部材列300並びに当該メインシャフト部54とは回転する事無く、静止状態を維持している様に構成されている事も好ましい具体例である。
一方、本発明に於ける当該拡径ヘッド部17にあっては、当該一つの当該誘導管部材12或いは複数個の当該誘導管部材12からなる当該誘導管部材列200を先頭に、その後端部46に当該拡径ヘッド部17が連結され、更にその後端部20に当該中空管部材11或いは複数個の当該中空管部材11からなる当該中空管部材列400が直線状に連結して当該土中に埋め込み推進させる場合には、当該誘導管部材12若しくは当該誘導管部材列200と当該拡径ヘッド部17の当該第1の接合部14並びに当該メインシャフト部54とは回転させずに、当該中空管部材11或いは当該中空管部材列400とそれに連接されている当該拡径ヘッド部17の当該第2の接合部13と当該円錐形状構成部分15のみを当該圧入式管体状部推進手段に設けられた当該回転機構により、所定の方向に回転させながら、その全体を当該配管埋設予定領域100の当該終点部位51に向けて押し込み推進させる事が好ましい具体例である。
更に、本発明に於いては、当該拡径ヘッド部17は、当該拡径ヘッド部17が、当該配管埋設予定領域100の当該終点部位51に向けて回転しながら押し込み推進せしめられる間に、当該滑材吐出孔21及び22より、適宜の滑材を適宜の量だけ、当該拡径ヘッド部17の外表面59と切削、拡開されつつある土との間に拡散させる事も望ましい具体例である。
本発明に於ける当該拡径ヘッド部17は、当該誘導通路300に沿って、当該配管埋設予定領域100の当該終点部位51に向けて回転しながら前進するに際し、当該誘導通路300を取り囲みそれを囲繞する当該土部分を削り取り、それらを細かく粉砕しながら、当該誘導通路300の内径を徐々に拡大しながら、当該削り取り、細かく粉砕した土部分を、当該誘導通路300を囲繞する拡張された通路の内壁面に強く押し当てて、当該内壁部を取り囲む土部分をそれ以外の土部分よりも圧密状態の層に形成する機能を有するものである。
尚、本発明に於ける当該中空管部材の端部同士の着脱自在の相互接合手段、当該誘導管部材の端部同志の着脱自在の相互接合手段、当該中空管部材の端部と当該第2の接合部材の端部同志の着脱自在の相互接合手段、当該誘導管部材の端部と当該第1の接合部材の端部同志の着脱自在の相互接合手段、当該円錐形状構成部分の後端部と当該第2の接合部の一方の端部同志の着脱自在の相互接合手段は、螺子溝式、若しくはボルト、ナット式である事が好ましい。
そして、本発明に於ける更に特徴的な技術構成としては、当該誘導管部材12当該中空管部材11及び当該拡径ヘッド部17の何れにも、当該各部材が単独或いは相互に連結された状態で当該土中を押し入り進行するに際し、当該誘導管部材12及び当該拡径ヘッド部17の少なくとも一方が、切り出しされたり、押し出されたり、破砕されたり、破壊されたりして発生した土砂部分を、当該誘導管部材12、当該中空管部材11及び当該拡径ヘッド部17の何かの部材に於いて、その内部に取り込み、それぞれの部材の内部空間を利用して、所定の部位に搬送した後に外部に排出すると言う機能は一切設けられていない土無排出システムを実現している事である。
次に、本発明に於ける当該配管埋設システムによる当該配管埋設工程の具体的手順を図1乃至図2を参照しながら詳細に説明する。
先ず、図1(A)及び図2に示す当該配管埋設方法に関するシステム1は、所望の土地領域101の地表面201に建物2と道路3とが既存建築構成物として存在している場合に、当該建物2と道路3の地下領域を横切って所望の配管、例えば下水道用配管管7或は電気配線用配管7を埋設する場合の手順の一具体例を説明したものである。
即ち、当該建物2と道路3とが存在する土地領域101の両側に少なくとも幅が3m乃至5mで深さが、当該所望の配管7を埋設したい地表面201からの深さよりも少なくとも1m深い深さの開放溝4及び5を設け、当該開放溝4及び5の間の当該土地領域101の間に所望の配管7を埋設する為の当該配管埋設予定領域100を測量して設定し、例えば当該開放溝4の内壁に当該配管埋設予定領域100の始点部位41を設けると同時に、当該開放溝5の内壁に当該配管埋設予定領域100の終点部位51を設ける。
その後、開放溝4内に、当該圧入式管体状部推進手段6を設置すると共に、開放溝5内には、当該終点部位51から排出される当該誘導管部材12及び当該拡径ヘッド部17を取り出し保管する部材を配置する。
従って、本発明に於ける当該開放溝5の溝幅は、当該開放溝4の溝幅よりも短くしても問題はない。
その後、複数個の当該誘導管部材12の中から選択された第1の当該誘導管部材12−1を当該配管埋設予定領域100の一方の端部である始点部位41から当該配管埋設予定領域100の当該終点部位近傍部51に向けて、当該誘導管部材12の他方の端部に当該圧入式管体状部推進手段6に設けられた押圧機構部61及び又は当該回転機構部を当接させて、当該始点部位41の土中に押し込む操作を実行するものである。(ステップST―1)
この際、当該配管埋設予定領域100中心軸線と当該誘導管部材12の中心軸線を一致させると同時に、当該押圧機構部61の押し出し前進方向をこれ等の中心軸線と一致させる必要がある事は言うまでもない。
上記したステップST―1に続いて、図1(A)に示す通り、第2の当該誘導管部材12−2の一方の端部を当該土中に埋め込まれた当該第1の誘導管部材12−1の他方の端部に直列状態に連結して誘導管部材列200を形成し、当該第2の誘導管部材12−2の他方の端部に当該圧入式管体状部推進手段6に設けられた押圧機構部61と回転機構部62を当接させて、当該第2の誘導管部材12−1を当該終点部位近傍部51に向けて、当該誘導管部材12の一本分の長さだけ、当該始点部位41の土中に押し込み、好ましくは回転させながら押し込み、係る操作を順次繰り返し、当該第1の誘導管部材12−1が、当該配管埋設予定領域100の当該終点部51に到達する迄係る操作を繰り返えして、当該土中101に当該配管7の為の誘導通路300を形成して行く操作が実行される。(ステップST2)
尚、当該押圧機構部61は、一旦所定の当該誘導管部材12を当該始点部位41から当該土内に、所定のストローク長の範囲内で押込んだ後は、当該押圧機構部61が当所配備されていた原点位置まで自動的に戻る様に設定されている事は言うまでもない。
係るステップST―1及びステップST2に於いては、当該配管埋設予定領域100内に最初に押し込み挿入される当該第1の誘導管部材12は、その押し込み方向側の先端端部は、平坦な目クラ状となっていても良いが、好ましくは、図8に示す通り、当該誘導管部材列200の最先端部を構成する第1の誘導管部材12−1の先端部に、先鋭化された突起状物121或いは、土中の塊や石、コンクリート、木材等の障害物を破壊、破砕、切断する事が可能は刃体部122を取り付ける事は好ましい具体例である。
一方、本具体例に於いて、一つの当該誘導管部材12或いは複数個の当該誘導管部材12を直線状に連結して当該土中に埋め込み推進させる場合には、当該誘導管部材12若しくは当該誘導管部材列200を当該回転機構62のチャック手段70に接合させて、それらを押圧前進させながら、当該押圧機構部61と連動する当該回転機構62を起動させて、同時に所定の方向に回転させつつ埋め込み推進させる事も好ましい具体例である。
更に、本発明に於ける当該具体例に於いては、図4に示されている通り、当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200を構成する個個の誘導管部材が中空管で構成されている場合に於いて、当該誘導管部材列200の先端部に配置される当該第1の誘導管部材12−1の内部に於ける当該誘導管部材の最先端部に対応する内壁部350に、レーザー発光体或いはLED発光体320を取付、当該発光体320から発射される光ビーム321を当該誘導管部材列200の中心軸線に平行となる様に、当該誘導管部材列200の最後端部の開放端部に向けて放射する様に構成させておき、一方、当該誘導管部材列200の最後端部の開放端部に近接する部位に於いて、当該光ビーム321を受光する手段322を設け、当該光ビーム321から得られる当該第1の誘導管部材12の先端部の位置情報と予め設定されている当該誘導通路部の中心軸線情報とを比較して、当該第1の誘導管部材12の先端部の位置が当該予め設定されている当該誘導通路部に対してずれているか否かを判定する判定手段を含んでいる事も好ましい具体例である。
その後、当該終点部51に当該第1の誘導管部材12−1が到着した場合には、当該配管埋設予定領域100内に当該配管7を埋設する為の誘導通路300が完成した事になるので、図2(A)に示す通り、当該開放溝4内に、当該拡径ヘッド部17を持ち込み、当該拡径ヘッド部17の先端部を構成する当該第1の接合部14を当該始点部41に於ける当該誘導管部材列200の最後部にある当該誘導管部材12の端部方向に向けて当該圧入式管体状部推進手段6に搭載させ、当該拡径ヘッド部17の後端部20に当該圧入式管体状部推進手段6の当該押圧機構部61を当接させた後、当該押圧機構部61を所定のストロークで前方に押し出し、当該拡径ヘッド部17の当該先端部18を当該誘導管部材12の端部と連結接合し、且つ当該拡径ヘッド部17を当該誘導管部材列200と共に、当該配管埋設予定領域100の当該終点51に向けて押し込み前進させると同時に、当該終点部51の土中から顕出した当該第1の誘導管部材12−1をそれに続く当該誘導管部材列200から分離して取り外す操作を実行するか、或は、別途、当該拡径ヘッド部17の当該後端部20に更に、第1の中空管部材11−1の一方の端部を連結固定した後に、当該第1の中空管部材11−1の他方の端部に当該押圧機構部61を当接させ、当該拡径ヘッド部17と当該第1の中空管部材11−1を当該誘導管部材列200と共に配管埋設予定領域100の当該終点51に向けて押し込み前進させ、同時に当該終点部51の土中から顕出した当該第1の誘導管部材12−1をそれに続く当該誘導管部材列200から分離して取り外す操作が実行される。(ステップST3)
その後、図2(B)に示す様に、当該第2の当該中空管部材11−2を当該開放溝部4に持ち込み、当該押圧機構部61に搭載させ、当該中空管部材11−2の一方の端部を当該土中に埋め込まれた当該第1の中空管部材11−1の他方の端部に直列状態に連結して中空管部材列400を形成し、一方、当該第2の中空管部材11−2の他方の端部に当該圧入式管体状部推進手段6に設けられた押圧機構部61を当接させて、当該第2の中空管部材11−2を当該終点部位51近傍部に向けて当該始点部位41の土中に押し込み、その都度、当該終点部51の土中から顕出した当該後続の誘導管部材12−Xをそれに続く当該誘導管部材列200から分離して取り外す操作が実行される。(ステップST4)
係るステップST−4に於いては、当該拡径ヘッド部17は、当該押圧機構部61により後側から押圧作用を受けて当該配管埋設予定領域100の当該終点部位51に向けて前進せしめられるが、当該拡径ヘッド部17は、前記した当該誘導管部材からなる当該誘導管部材列300によりガイドされることになるので、当該拡径ヘッド部17が予め予定されている当該配管埋設予定領域100に於いて予め設定されている当該配管7の設定通路を逸脱する危険性は殆ど無い。
更に、本発明に於ける当該具体例に於いては、当該拡径ヘッド部17が当該誘導管部材列300に案内されながら当該誘導通路300に沿って前進する際には、その後端部に複数個の当該中空管部材11が中空管部材列400を形成した状態で追随してくるので、当該拡径ヘッド部17の進行中に既に所定の中空管部材による配管7が逐次完成していく状態が生成される事になるので、後述する図2(C)に示された状態となった時点で、目的とする当該所望の配管7の埋設工事が完了する事になる。
即ち、当該ステップST−4に続いて、係る操作を、当該拡径ヘッド部17が当該配管埋設予定領域100の当該終点部51に到達する迄繰り返すことによって、当該土中に目的とする配管列400を形成して行く操作が実行され(ステップST5)、当該拡径ヘッド部17が当該配管埋設予定領域100に於ける当該終点部51の土中から外部に顕出せしめられた場合に、図2(C)に示される様に、当該拡径ヘッド部17をその後端部に連結されている当該中空管部材列400(これが所望の埋設すべき配管7を構成する)から取り外して当該配管7の埋設操作を完了させる操作が実行され、これによって本発明に係る当該無排土配管埋設システム1が完了することになる。(ステップST6)
係る本発明の無排土配管埋設システム1は、図1(B)に示される、高速道路、鉄道線路、河川の堤防等、盛土状態が形成される構造物に於いて、当該盛土が崩壊、破壊される事を防止する際に当該盛土の法面の一部に鉄板等を打ち込んで形成されている防御壁部を補強する為に使用する事も可能である。
即ち、図1(B)に於いては、鉄道線路80が配備されている盛土構造体81の双方の法面82の一部にそれぞれ鉄板から構成された防御壁83、84を打込んだ構成に於いて、当該双方の防御壁部83,84の外側部位に適宜の架設台85,86を構成し、一方の当該架設台85には、当該圧入式管体状部推進手段6を配備すると共に、敗退側の当該設台86には、当該誘導管部材12や当該拡径ヘッド部17を受け取る設備を配備しておき、当該圧入式管体状部推進手段6を配備した架設台85側の当該防御壁部83の一部に当該配管埋設予定領域100の当該始点部位41に相当する孔部87を開けると共に、反対側にある当該防御壁部84の一部に当該配管埋設予定領域100の当該終点部位51に相当する孔部88を開け、当該孔部87から、上記した手順と同様に当該誘導管部材12や当該拡径ヘッド部17及び当該中空管部材11を順次押し込み挿入し、他方の防御壁部84の当該孔部88から、当該盛土部81から順次排出される当該誘導管部材12と当該拡径ヘッド部17を取り出して保管すると言う手順を実行することにより、上記具体例と同様に所望の配管7を埋設した状態が得えられる。
その後、当該配管部7に、一方の防御壁83に設けられた当該孔部87から金属製のワイヤー204を挿入し、当該ワイヤー204を当該配管部7を貫通させて反対側の当該防御壁84に設けられた当該孔部88から外部に取り出した後、当該ワイヤーのそれぞれの端部を当該防御壁83,84の一部に固定保持させることにより、当該防御壁83,84の補強工事を完成させる事が出来る。
本発明に於ける係る当該ステップST3以降の操作を実行するにあっては、上記した通り、当該拡径ヘッド部17の当該第2の接合部13と当該円錐形状構成部分15及び当該中空管部材11或いは当該中空管部材列400は、前進動作を継続すると同時に、所望の方向に同時に回転させる様に構成される事が好ましい具体例である。
つまり、この操作を実行する場合には、当該拡径ヘッド部17の当該第2の接合部13の端部20若しくは当該拡径ヘッド部17に連結されている当該中空管部材11或いは当該中空管部材列400後端部を当該回転機能部62の当該チャック手段70に連結させることにより実現される。
又、上記の説明から明らかな通り、当該中空管部材11或いは当該中空管部材列400とそれに連接されている当該拡径ヘッド部17の当該第2の接合部13と当該円錐形状構成部分15とが所望の方向に同時に回転せしめられている間には、当該拡径ヘッド部17の当該第1の接合部14と当該第1の接合部14の前方に連接されている当該誘導管部材列200並びに当該メインシャフト部54とは回転する事無く、静止状態を維持しているものである。
これは、当該誘導管部材列200が、当該誘導通路300内で、土部分との摩擦により回転が制約されることから実現されるものであり、この結果、当該滑材の注入処理が可能となる。
次に、本発明に於ける第2の態様は、上記システムを具体的に実行する配管埋設方法であって、当該配管埋設方法の基本的構成は、以下の通りである。
即ち、本発明に係る圧入式管状体部推進システム1を使用した土を排出する必要の無い無排土式配管埋設方法は、所定の土中の所望する部位における所望の長さに亘って、所望の外径を有する配管を埋設する様に予め設定されている直線状の配管埋設予定領域100内に圧入式管体状部推進手段6を使用して当該配管7を埋設する配管埋設方法であって、当該配管埋設方1は、埋設する必要のある所望の外径を有する複数個の有限長の中空管部材11と、当該中空管部材11の外径よりも小さな外径を有する複数個の有限長の誘導管部材12と、その先端部18には当該誘導管部材12の一端部45が着脱自在に接合可能に構成された第1の接合部材14が設けられていると共に、その後端部20には当該中空管部材11の一端部が着脱自在に接合可能に構成された第2の接合部材13が設けられており、且つ当該第1の接合部材14と当該第2の接合部材13との間には、当該第1の接合部材14から当該第2の接合部材13に向けて末広がり状に拡開された円錐形状構成部分15が設けられていると共に、当該円錐形状構成部分14に於ける最大径部43は、当該中空管部材11の外径に略一致する様に形成されている少なくとも一個の拡径ヘッド部17とを準備しておき、
先ず、当該配管埋設予定領域100の一方の端部である始点部位41から当該配管埋設予定領域100の当該終点部位51近傍部に向けて、複数個の当該誘導管部材12を直列状態に連結して誘導管部材列200を形成しながら、それぞれの時点に於ける当該誘導管部材12の端部に当該圧入式管体状部推進手段6に設けられた押圧機構部61を当接させて、当該誘導管部材列210を順次に当該土中に押し込み、係る操作を、当該始点部位41に最初に挿入された当該誘導管部材12−1が、当該配管埋設予定領域100の当該終点部51に到達する迄繰り返し、当該土中に当該配管7の為の誘導通路300を形成して行く工程と、
当該終点部51に、当該始点部位41に於いて最初に挿入された当該誘導管部材12−1が到達した場合には、当該誘導管部材12−1をそれに続く他の誘導管部材12-2乃至12−Xからなる当該誘導管部材列200から分離すると共に当該始点部41に於ける当該誘導管部材列200の最後部にある当該誘導管部材12−Xの端部46から当該押圧機構部61を分離すると同時に、当該誘導管部材12−Xの開放端部46に当該拡径ヘッド部17の当該先端部18を連結接合し、且つ当該拡径ヘッド部17の当該後端部20に当該押圧機構部61を当接させ、当該拡径ヘッド部17を当該誘導管部材列200と共に、当該配管埋設予定領域100の当該終点部位51に向けて当該土中に埋め込み前進させることにより、当該誘導管部材列200により形成された当該誘導通路300の内径を埋設すべき当該中空管11の外径に近似する内径となる様に拡開操作を実行するか、或は、当該拡径ヘッド部17の当該後端部20に当該第1の中空管部材11−1の一方の端部を連結固定した後に、当該中空管部材11の他方の端部に、当該押圧機構部61を当接させ、その双方を当該誘導管部材列200と共に、当該配管埋設予定領域100の当該終点部位51に向けて当該土中に埋め込み前進させることにより、当該誘導管部材列200により形成された当該誘導通路300の内径を埋設すべき当該中空管部材11の外径に近似する内径となる様に拡開操作を実行し、それによって、当該配管埋設予定領域100の当該終点部位51の土中から顕出された当該誘導管部材列200を構成する一つの当該誘導管部材12を当該誘導管部材列200から分離すると共に当該始点部41に於ける当該中空管部材12の端部46から当該押圧機構部61を分離する工程、
その後、当該配管埋設予定領域100の当該始点部位41に於いて、複数個の当該中空管部材11を順次、直列状態に連結して中空管部材列400を形成しながら、それぞれの時点に於ける当該中空管部材11の端部に当該押圧機構部61を当接させて、当該中空管部材列400を順次に当該土中に押し込みながら、配管用通路7を形成して行き、係る操作を、当該拡径ヘッド部17が、当該配管埋設予定領域100の当該終点部位51に到達する迄繰り返し、当該土中に当該配管用通路7を形成して行く工程と、
当該配管埋設予定領域100に於ける当該終点部位51の土中から外部に顕出せしめられた当該拡径ヘッド部17をその後端部に連結されている当該中空管部材列400から取り外すと共に、当該中空管部材列400に於ける当該配管埋設予定領域100に於ける当該始点部41近傍に存在している当該中空管部材11−Xの他方の端部から、それに係合接続されている当該押圧機構部61を分離する工程、とから構成されている事を特徴とする配管埋設方法である。
更に、当該本発明に係る配管埋設方法の更に詳細な具体例としては、例えば、以下の様な構成となる。
即ち、所定の土中の所望する部位における所望の長さに亘って、所望の外径を有する配管を埋設する様に予め設定されている直線状の配管埋設予定領域内に圧入式管体状部推進手段を使用して当該配管を埋設する配管埋設方法であって、当該配管埋設方法は、埋設する必要のある所望の外径を有する複数個の有限長の中空管部材11と、当該中空管部材11の外径よりも小さな外径を有する複数個の有限長の誘導管部材12と、その先端部18には当該誘導管部材12の一端部46が着脱自在に接合可能に構成された第1の接合部材14が設けられていると共に、その後端部20には当該中空管部材11の一端部が着脱自在に接合可能に構成された第2の接合部材13が設けられており、且つ当該先端部を有する当該第1の接合部材14と当該後端部20を有する当該2の接合部材13との間には、当該第1の接合部材14から当該第2の接合部材13に向けて末広がり状に拡開された円錐形状構成部分15が設けられていると共に、当該円錐形状構成部分15に於ける最大径部43は、当該中空管部材11の外径に略一致する様に形成されている少なくとも一個の拡径ヘッド部17とを準備しておき、
先ず、当該配管埋設予定領域100の一方の端部である始点部位41に第1の当該誘導管部材12の一方の端部を当接させた後、当該第1の当該誘導管部材12の他方の端部46に、直線状の配管埋設予定領域100の当該直線方向に沿って、直線状に所定のストロークを以て前進及び後進の往復動を行う様に構成されている当該圧入式管体状部推進手段6に設けられた押圧機構部61を当接固定させ、当該押圧機構部61を当該圧入式管体状部推進手段6に於ける原点位置98から、所定のストロークSで前進させることにより、当該第1の誘導管部材12−1の他方の端部が当該配管埋設予定領域100の当該始点41近傍まで当該土中に埋め込まれる様に押圧操作を行う第1の工程、
当該第1の工程終了後、当該押圧機構部61を当該第1の誘導管部材の他方の端部46から分離させて、当該圧入式管体状部推進手段6に於ける当該押圧機構部61の原点位置98に戻す第2の工程、
当該第2の工程終了後、少なくとも一部が当該土中に埋め込まれている当該第1の誘導管部材12−1の他方の端部46に、第1の誘導管部材12−1の中心軸線が第2の誘導管部材12−2の中心軸線と一致する様に、当該第2の誘導管部材12−1の一方の端部を当接固定させて直線状の誘導管部材列200を形成した後、当該第2の当該誘導管部材12−1の他方の端部46に、当該圧入式管体状部推進手段6に設けられた当該押圧機構部61を当接固定させ、当該押圧機構部61を当該圧入式管体状部推進手段6に於ける原点位置98から、所定のストロークSで前進させることにより、当該第1の誘導管部材12−1と当該第2の誘導管部材12−2とが同時に連結された当該誘導管部材列200のままの状態で、当該土中の当該終点部51に向けて直線状に当該土中を前進させ、当該第2の誘導管部材12−2の他方の端部46が当該配管埋設予定領域100の当該始点部位41近傍まで当該土中に埋め込まれる様に押圧操作を行う第3の工程、
当該第3の工程終了後、当該押圧機構部61を当該第2の誘導管部材12−2の他方の端部46から分離させて、当該圧入式管体状部推進手段6に於ける原点位置98に戻す操作を行う第4の工程、
当該第4の工程終了後は、第3の当該誘導管部材12−3を含むそれ以降の別の複数個の当該誘導管部材12−Xを継続的に順次使用して、当該第2の工程乃至当該第4の工程を繰り返し実行し、当該第1の誘導管部材12−1を先頭とする当該誘導管部材列200を逐次、当該配管埋設予定領域100に於ける当該終点部51に向けて進展させ、当該第1の誘導管部材12−1の少なくとも当該一方の端部が当該配管埋設予定領域100に於ける当該終点部位51の土中から外部に顕出せしめられる迄、当該第2の工程から当該第4の工程を、繰り返し実行する第5の工程、
当該誘導管部材列200の先頭部分である当該第1の誘導管部材12−1の少なくとも当該一方の端部が当該配管埋設予定領域100に於ける当該終点部位51の土中から外部に顕出した場合に、当該終点部位51の土中から空間領域に突出顕出した当該誘導管部材列200に於ける最先端部に位置する当該第1の誘導管部材12−1を当該誘導管部材列200から取り外すと同時に、当該押圧機構部61を当該圧入式管体状部推進手段6に於ける原点位置Sにまで戻した後、当該始点部位41に於いて、既に土中に挿入されている当該誘導管部材列200の最後端部に位置する当該誘導管部材12−Xの後端部46に、当該拡径ヘッド部17の当該先端部18を、当該誘導管部材列200の中心軸線と当該拡径ヘッド部17の中心軸線とが相互に一致する様に当該第1の接合部材14を介して連結接合する第6の工程と、
当該拡径ヘッド部17の当該後端部20に、当該第2の接合部材13を介して、当該第1の中空管部材11−1の一方の端部を、当該拡径ヘッド部17の中心軸線と当該第1の中空管部材11−1の中心軸線とが相互に一致する様に連結固定する第7の工程、
当該第1の中空管部材11−1の他方の端部に、当該圧入式管体状部推進手段6に設けられた押圧機構部61を当接固定させ、当該押圧機構部61を当該圧入式管体状部推進手段6に於ける原点位置98から、所定のストロークSで前進させることにより、当該拡径ヘッド部17の全体と当該第1の中空管部材11−1の少なくとも一部までの部分が当該配管埋設予定領域100の当該始点部位41近傍まで当該土中に埋め込まれる様に押圧操作を行って、当該誘導管部材12が形成した誘導通路300の内径を拡大すると同時に、当該拡径ヘッド部17の当該先端部18に接続されている当該誘導管部材列200をそのままの状態で、当該土中の当該終点部位51に向けて直線状に当該土中を前進させ、当該誘導管部材列200の先頭部に位置する当該第1の誘導管部材12−1の一方の端部が当該配管埋設予定領域100に於ける当該終点部位51の土中から外部に顕出させる様に押圧操作を行う第8の工程、
当該配管埋設予定領域100に於ける当該終点部の土中から外部に顕出した当該誘導管部材列200の先頭部分である当該誘導管部材12−1を当該誘導管部材列200から取り外すと同時に、当該始点部位41に於いて、当該第1の中空管部材11−1の他方の端部に当接固定されている当該押圧機構部を、当該第1の中空管部材11−1の他方の端部から分離させて、当該圧入式管体状部推進手段6に於ける当該押圧機構部61の原点位置98に戻す操作を行う第9の工程、
少なくとも一部が当該土中に埋め込まれている当該第1の中空管部材11−1の他方の端部に、第1の中空管部材11−1の中心軸線と第2の中空管部材11−2の中心軸線と一致する様に、当該第2の中空管部材11−2の一方の端部を当接固定させて直線状の中空管部材列400を形成した後、当該第2の中空管部材11−2の他方の端部に、当該押圧機構部61と当該回転機構部とを当接固定させ、当該押圧機構部61をその当該圧入式管体状部推進手段6に於ける原点位置98から、所定のストロークで前進させることにより、当該第2の中空管部材の少なくとも一部が当該始点部位41近傍に於ける当該土中に埋め込まれる様に中空管部材列400を回転させながら押圧操作を行うと共に、当該第2の中空管部材11−2の一方の端部に係合接続されている、当該拡径ヘッド部17を当該拡径ヘッド部17の先に接続されている当該誘導管部材列200とを同時に、当該土中の当該終点部位51に向けて直線状に当該土中を前進させ、当該誘導管部材200が形成した誘導通路300の内径を当該拡径ヘッド部17により拡大すると同時に、当該誘導管部材列200の先頭部に位置する当該誘導管部材12の一方の端部が当該配管埋設予定領域100に於ける当該終点部位51の土中から外部に顕出させる様に押圧操作を行う第10の工程、
当該第10の工程に続き、当該配管埋設予定領域100に於ける当該終点部位51の土中から外部に顕出した、当該誘導管部材列200の先頭部に位置する当該誘導管部材12を当該誘導管部材列200から取り外すと共に、当該押圧機構部61を当該第2の中空管部材部材11の他方の端部から分離させて、当該圧入式管体状部推進手段6に於ける当該押圧機構部61の原点位置98に戻す操作を行う第11の工程、
当該第11の工程終了後は、第3の当該中空管部材11−3を含むそれ以降の別の複数個の当該中空管部材11−Xを継続的に順次使用して、当該第10の工程乃至当該第11の工程を繰り返し実行し、当該誘導管部材列200と当該拡径ヘッド部17とを逐次、当該配管埋設予定領域100に於ける当該終点部位51に向けて進展させ、当該拡径ヘッド部17の少なくとも一部が当該配管埋設予定領域100に於ける当該終点部位51の土中から外部に顕出せしめられる迄、当該第10の工程から当該第11の工程を繰り返し実行する第12の工程、
当該第12の工程に続いて、当該配管埋設予定領域100に於ける当該終点部位51の土中から外部に顕出せしめられた当該拡径ヘッド部17をその後端部に連結されている当該中空管列400から取り外すと共に、当該中空管部材列400に於ける当該配管埋設予定領域100に於ける当該始点部位41近傍に存在している当該中空管部材11−Xの他方の端部から、それに係合接続されている当該押圧機構部61を当該圧入式管体状部推進手段6に於ける原点位置98迄復帰させる第13の工程とから構成されている事を特徴とする配管埋設方法である。
又、本発明に於ける当該配管埋設システムに於ける第3の態様としては、無排土配管用孔部掘削装置であって、その具体的態様の一例として、以下に示す様な構成を採用するものであっても良い。
即ち、当該無排土配管用孔部掘削装置は、棒状体或いは管状体に於ける一方の端部と係合する第1の係合手段を有し、当該第1の係合手段に係合されている当該棒状体或いは当該管状体をその中心軸線を中心として回転させながら、土部の内部に所望の配管を埋設するか或いは所望の空間領域を形成しようとする際の、当該配管の埋設予定部位或いは当該空間領域の形成予定部位の土部内に向けて、当該単独の棒状体或いは管状体若しくは、連結された複数個の当該単独の棒状体或いは管状体を直線方向に沿って進行、後退、挿入、抜き取りの操作を実行させる様に構成された圧入推進手段と、
所定の長尺状長さと所定の直径を有する少なくとも複数個の棒状体からなる単位誘導管群であって、当該個々の単位誘導管に於ける双方の端部には、他の単位誘導管の何れかの端部の一つと着脱自在に連結接合可能に構成された第1の連結接合手段が設けられており、それによって、複数個の当該単位誘導管が、その長手方向中心軸を相互に一致させた状態で、直線状に連結される様に構成されたものであると同時に、少なくとも当該単位誘導管の一部に於ける少なくとも一方の端部に設けられている当該第1の連結接合手段が、当該圧入推進手段に於ける第1の係合部材とも係合しうる様に構成されている当該単位誘導管群と、
所定の長尺状長さと当該長尺方向に沿って、その外径直径が変化している円筒体部から構成されており、当該円筒体部の一方の端部は、当該単位誘導管の直径に近似する直径を有する第1の円筒体であって、当該個々の単位誘導管の少なくとも一方の端部と係合する第2の係合手段を有すると共に、当該第1の円筒体部の他方の端部から、当該第2の係合手段の位置する方向とは異なる方向に、所定の長さに沿って、所定のテーパー角度を以って、拡開状に形成され、その最大直径部が当該第1の円筒体部の最大直径よりも大きな直径を有する様に構成されている円錐形状を呈する第2の円筒体部と、当該第2の円筒体部の当該第1の円筒体部側の端部とは反対側に形成されている端部から当該第1の円筒体部が存在する方向とは反対の方向に所定の長さだけ延長されて形成され、且つ当該第2の円筒体部の当該最大直径部を有する端部の直径と近似する均一な直径を有する第3の円筒体部とで構成されたテーパー状円筒部材と、
当該テーパー状円筒部材の内部に位置し、当該テーパー状円筒部材の内部の所定の部位と適宜の係合固定手段を介して着脱自在に結合固定される第1の端部と当該第1の端部とは反対側に位置する第2の端部であって、当該圧入推進手段の当該回転機能と当該圧入推進機能を有する部材と係合する第3の係合手段を有するメインシャフト部材と、
当該テーパー状円筒部材に於ける当該第3の円筒体部の自由端部に着脱自在に係合する所定の長尺状長さと当該第3の円筒体部の直径と近似する直径を有する少なくとも複数個の筒状体からなる中空状の単位筒状円筒管群であって、当該個々の単位筒状円筒管に於ける双方の端部には、他の単位筒状円筒管の何れかの端部の一つと着脱自在に連結接合可能に構成された第2の連結接合手段が設けられており、それによって、複数個の当該単位筒状円筒管が、その長手方向中心軸を相互に一致させた状態で、直線状に連結される様に構成されたものであると同時に、少なくとも当該単位誘導管の一部に於ける少なくとも一方の端部に設けられている当該第2の連結接合手段が、当該圧入推進手段に於ける第1の係合部材と係合しうる様に構成されている当該筒状円筒管群と、
で構成されている事を特徴とする無排土配管用孔部掘削装置である。
次に、本発明に於ける当該配管埋設方法を実行している間に、当該誘導管部材列200の最先端部に位置する当該第1の誘導管部材12−1の先頭部分99が土中に存在する何らかの障害物に突き当たり、当該誘導管部材列200の前進運動が停止された場合の当該障害物処理方法の一具体例の構成について以下に説明する。
例えば、先ず、図1(C)或は図9(B)に示す様に、当該誘導管部材列200の最先端部に位置する当該第1の誘導管部材12−1の先頭部分99が、目くら状の平坦面で形成されているか,或いは図8(A)に示す様に単なる鋭角状の突起部121のみで形成されている場合に、図10に示す様に、当該先頭部分99が何らかの障害物1000に突き当たり、前進操作が停止されるか、更に回転動作も停止した状況が発生した場合、当該障害物1000が如何なるものであるかは現場作業者には判らないので、先ず、一旦当該誘導管部材列200を当該始点部位41まで戻して、当該第1の誘導管部材12−1の先頭部分99に、図8(B)に示す様な、回転することにより適宜の障害物1000を切断、破断、切削、研削、突き出し等の作用を与えて、細かく破砕するか削り取る機能を有する刃状体122を取り付けた後、当該誘導管部材列200を再度既に形成された当該誘導通路300内に挿入し、当該挿入操作が停止した時点で、当該押圧機構並びに回転機構を駆動させて、当該障害物1000に対して、当該刃状体122を回転させながら押し込み動作を繰り返し与える操作を行う事になる。
係る操作によって、当該障害物1000が破壊或は粉砕された場合には、当該刃状体122を取り付けたままの状態で従前通り、当該誘導管部材列200の推進を継続させる事になる。
本発明に於ける上記した具体例を工程順に説明するならば、
所定の土中の所望する部位における所望の長さに亘って、所望の外径を有する配管7を埋設する様に予め設定されている直線状の配管埋設予定領域100内に圧入式管体状部推進手段6を使用して当該配管7を埋設する配管埋設システムであって、当該配管埋設システムは、少なくとも管体状部に対する押出機構部61と回転機構部62とを有する圧入式管状体部推進装置6と、埋設する必要のある所望の外径を有する複数個の有限長の中空管部材11と、当該中空管部材11の外径よりも小さな外径を有する複数個の有限長の誘導管部材12と、その先端部には当該誘導管部材12の一端部が着脱自在に接合可能に構成された第1の接合部材14が設けられていると共に、その後端部には当該中空管部材11の一端部が着脱自在に接合可能に構成された第2の接合部材13が設けられており、且つ当該第1の接合部材14と当該第2の接合部材13との間には、当該第1の接合部材から当該第2の接合部材に向けて末広がり状に拡開された円錐形状構成部分15が設けられていると共に、当該円錐形状構成部分15に於ける最大径部は、当該中空管部材11の外径に略一致する様に形成されている少なくとも一個の拡径ヘッド部17とを準備しておき、
先ず、複数個の当該誘導管部材12の中から選択された第1の当該誘導管部材12−1を当該配管埋設予定領域100の一方の端部である始点部位41から当該配管埋設予定領域100の当該終点部位51近傍部に向けて、当該誘導管部材12の他方の端部を当該圧入式管体状部推進手段6に設けられた押圧機構部61及び回転機構部62とに当接させて、当該始点部位41の土中に押し込むステップと、
それに続いて第2の当該誘導管部材12−2の一方の端部を当該土中に埋め込まれた当該第1の誘導管部材12−1の他方の端部に直列状態に連結して誘導管部材列を形成し、当該第2の誘導管部材12−2の他方の端部に当該圧入式管体状部推進手段6に設けられた押圧機構部61及び回転機構部62を当接させて、当該第2の誘導管部材12−2を当該終点部位51近傍部に向けて当該始点部位41の土中に押し込み、係る操作を順次繰り返し、当該第1の誘導管部材12−1が、当該配管埋設予定領域100の当該終点部位51に到達する迄係る操作を繰り返えし、当該土中に当該配管の為の誘導通路300を形成して行くステップと、
当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200が当該圧入式管体状部推進手段6に於ける当該押圧機構61並びに回転機構62の制御に従って、当該配管埋設予定領域100の当該始点部位41から当該終点部位51に向けて当該土中を回転しながら前進しつつある状態で、当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200の最先端部に位置する当該誘導管部材12−1の進行側先端部が石、土塊、コンクリート、金属物或いは木材等からなる障害物1000に当接し、その前進動作が停止せしめられた場合には、当該誘導管部材12或いは当該誘導管部列200を当該圧入式管体状部推進手段6から一旦分離するステップと、
当該誘導通路300内に残留している当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200を一旦当該誘導通路300内から引き抜き、当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200の進行側先端部に刃体部122を取り付けた後、再度、既に形成されている当該誘導通路部300内に挿入するステップと、
当該刃体部122を取り付けた当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200を更に回転させながら押圧前進させ、当該障害物1000を当該刃体部122で、切断、破断、破壊、破砕することにより、当該障害物を消滅させるステップと、
当該ステップにより、当該障害物1000が消滅し、当該当該刃体部を取り付けた当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200をそのまま、更に当該終点部位まで前進させるステップと、
で構成されている事を特徴とする配管埋設システムである。
然しながら、上記具体例に於いては、一部分ではあるが、一旦形成された当該誘導通路部300の中から当該誘導管部材列200を当該誘導管部材列200引き出して、その先端部に適宜の刃体部122を取り付けた当該誘導管部材列200を再度当該誘導通路部300の中に挿入するという作業は、複雑で手間と時間が掛り、多大の経費が掛ることになるので、経済的には好ましくない方法である。
その為、係る具体例の上記問題点を解消して、短時間で、容易に且つ経済的に当該障害物を除去する為の改良された障害物を除去方法が別途提案されている。
係る別の当該障害物除去方法は、上記した具体例の様に、一旦、一部なりとも形成された当該融通通路300の中に残存する当該誘導管部材列200を外部に引き出す操作を行わず、当該誘導管部材列200の先端部に、当該土中に存在する事が予想される障害物の材料や大きさ或は個数等を予測し、当該予測に基づいて、当該障害物を除去するのに最も望ましい形状の刃体部122を取付け固定し、当該刃体部122を取り付けた当該誘導管部材12を使用するものである。
そして、当該刃体部122を取り付けた当該誘導管部材12を使用して、それが適宜の障害物に当接して、当該誘導管部材列200が回転動作及び押圧動作を停止した場合には、当該誘導管部材列200を当該誘導通路300から引き出すことなく、別途鋼製材料で形成された複数個の中空管部材1006を、当該誘導通路部300の端部から当該誘導管部材列200に沿って、順次に当該誘導管部材列200の外周を鞘状に被覆する様に挿入する方法を採用したものである。
つまり、当該別の具体例では、当該誘導管部材列200の研削操作が当該障害物により停止せしめられた場合に、当該誘導管部材列200の自由端部から、
既に形成されている当該誘導通路部300の穴径を拡大する様に土を研削するカッター機能を持った、当該中空管部材1006を、当該圧入式管体状部推進手段4の当該回転機構部62と当該押圧機構部61とに連結させ、を持った当該中空管部材1006を回転させながら当該誘導管部材列200に沿って、拡大誘導通路部を形成するものである。
同時に、後続する別の当該中空管部材1006を順次連結させて、中空管部材列500を作りながら、当該障害物の存在位置迄、前進させて、当該カッター機能部1003が当該障害物に破壊、破断、分解等の作用を与える事になる。
本発明に於ける上記した改良された別の具体例を図9(B)を参照しながら以下に説明する。
即ち、当該具体例は、所定の土中の所望する部位における所望の長さに亘って、所望の外径を有する配管を埋設する様に予め設定されている直線状の配管埋設予定領域内に圧入式管体状部推進手段を使用して当該配管を埋設する配管埋設システムであって、当該配管埋設システムは、少なくとも管体状部に対する押出機構部と回転機構部とを有する圧入式管状体部推進装置と、埋設する必要のある所望の外径を有する複数個の有限長の中空管部材と、当該中空管部材の外径よりも小さな外径を有する複数個の有限長の誘導管部材と、その先端部には当該誘導管部材の一端部が着脱自在に接合可能に構成された第1の接合部材が設けられていると共に、その後端部には当該中空管部材の一端部が着脱自在に接合可能に構成された第2の接合部材が設けられており、且つ当該第1の接合部材と当該第2の接合部材との間には、当該第1の接合部材から当該第2の接合部材に向けて末広がり状に拡開された円錐形状構成部分が設けられていると共に、当該円錐形状構成部分に於ける最大径部は、当該中空管部材の外径に略一致する様に形成されている少なくとも一個の拡径ヘッド部とを準備しておき、
先ず、複数個の当該誘導管部材12の中から選択された第1の当該誘導管部材12−1を当該配管埋設予定領域100の一方の端部である始点部位41から当該配管埋設予定領域100の当該終点部位51近傍部に向けて、当該誘導管部材の他方の端部を当該圧入式管体状部推進手段6に設けられた押圧機構部61と回転機構部62とに当接させて、当該始点部位41の土中に押し込むステップと、
予め、土中に障害物の存在が予測される場合には、当該第1の当該誘導管部材12−1を土中に押し込むステップの開始以前に、当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200の進行側先端部に刃体部122を取り付けるステップと、
それに続いて第2の当該誘導管部材12−2の一方の端部を当該土中に埋め込まれた当該第1の誘導管部材12−1の他方の端部に直列状態に連結して誘導管部材列を形成し、当該第2の誘導管部材12−2の他方の端部に当該圧入式管体状部推進手段6に設けられた押圧機構部61及び/又は回転機構部62を当接させて、当該第2の誘導管部材12−2を当該終点部位51近傍部に向けて当該始点部位41の土中に押し込み、係る操作を順次繰り返し、当該第1の誘導管部材12−1が、当該配管埋設予定領域100の当該終点部51に到達する迄係る操作を繰り返えし、当該土中に当該配管7の為の誘導通路300を形成して行くステップと、
当該誘導管部材或いは当該誘導管部列が当該圧入式管体状部推進手段に於ける当該押圧機構並びに回転機構の制御に従って、当該配管埋設予定領域の当該始点部位から当該終点部位に向けて当該土中を回転しながら前進しつつある状態で、当該誘導管部材或いは当該誘導管部材列200の最先端部に位置する当該誘導管部材12の進行側先端部、つまり刃体122が石、土塊、コンクリート、金属物或いは木材等からなる障害物1000に当接し、その前進動作が停止せしめられた場合には、当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200を当該誘導通路300内に留めた、その端部を当該圧入式管体状部推進手段6から一旦分離するステップと、
当該誘導通路300内に残留している当該刃体部122が付与されている当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200の当該始点部位41側の端部に適宜の止水キャップを被せた後、当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200の当該始点部位41側の当該端部から、当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200の当該刃体部122が設けられている端部に向けて、支持スペーサ1004と、隣接して配備される当該支持スペーサ間の間隔を所定の長さに規制するためのスペーサ位置規制パイプ1005とを交互に嵌合挿入させるステップと、
当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200の所定の部位に配置設定した後、当該埋設すべき所定の管径を持つ鋼製の複数個の当該中空管部材1006を順次に当該支持スペーサ1004の外周縁部に当接する様に、当該誘導管部材列200の当該始点部位41側の端部から挿入して、当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200間と一体化を図ると同時に、当該中空管部材1006の内、当該障害物1000に近接している当該中空管部材1006(1002)の当該障害物側の端部に、当該障害物1000を破砕、破壊、分解する事が可能に構成されたカッター部1003を取付けるステップと、
当該中空管部材1006若しくは当該中空管部材列500の当該始点部位41近傍にある端部を当該圧入式管体状部推進手段6の当該回転機構部62及び当該押圧機構部61と接合し、同機構部を使用して当該カッター部1003押圧しながら回転させる事により、当該障害物を除去する操作を実行するステップと
で構成されている事を特徴とする配管埋設システムである。
上記した各具体例に於いては、当該障害物1000を除去する操作により、当該障害物1000が消滅した場合には、当該当該中空管部材若しくは当該中空管部材列を、内蔵されている当該刃体部122を取り付けた当該誘導管部材12或いは当該誘導管部材列200と共に、そのまま、更に当該終点部位51まで回転させながら前進させるステップが実行される様に構成されていることも好ましい具体例である。
更に、本具体例に於いては、当該中空管部材1006を当該回転機構62を使用して回転させながら、当該障害物1000を除去する方法に於いて、当該中空管部材列500と当該誘導管部材列12又は300との間に水或いは滑材を供給し、当該中空管部材列500の先端部にある当該中空管部材1002に設けられた当該カッター部1003近傍より、当該障害物1000に向けて水或いは滑材を噴出させながら同時に当該中空管部材列500を回転させる事により、研削された土砂が当該中空管部材列の先端部にある当該中空管部材内に侵入する事を防止する様に構成されている事も望ましい具体例である。
本発明に於ける更に異なる具体例について説明するならば、上記した各具体例に於いて、当該拡径ヘッド部17の後端部に接続されて、当該拡径ヘッド部17と共に土中に侵入せしめられる当該中空管部材11が塩ビを含む合成樹脂製の中空管部材で有る場合には、当該中空管部材11が剛性がなく柔軟であることから、上記の各具体例で説明した様に、当該中空管部材を当該圧入式管体状部推進手段6の回転機構部62及び押出機構部61とに接続させて、当該両機構の回転運動及び押し出し推進運動を直接当該中空管部材11に伝達し、当該拡径ヘッド部17を回転させながら土中を前進させる事が不可能であるので、その場合には、例えば、図11に示す様に、当該中空管部材601が、塩化ビニール樹脂を含む合成樹脂製の直線状で中空状の円筒体である場合には、当該拡径ヘッド部17の後端部20に所望の外形を有する複数個の配管である当該中空管部材601を直列状に連結して中空管部材列600を形成させると共に、当該中空管部材列600内に、両者の中心軸線を一致させた状態で、当該中空管部材601の内径よりも小さな内径を有する鋼製の駆動ロッド602を複数個直列的に連結させた駆動ロッド列603を挿入し、当該駆動ロッド列603の一方の端部を当該圧入式管体状部推進手段6の回転機構部61及び押圧機構部62とに連結させると同時に、その他方の端部を当該拡径ヘッド部17の後端部20に連結接続させ、当該駆動ロッド列603の回転運動と前進運動を当該拡径ヘッド部17の当該円錐形状構成部15及び当該第2の接合部13に伝達させる一方、当該中空管部材列600の一方の端部は、当該拡径ヘッド部17の後端部20と単に対向して配置されていると同時に、その他方の端部は、当該圧入式管体状部推進手段6に摺動可能に連結せしめられており、且つ、当該駆動ロッド列603と当該中空管部材列600との間には、当該駆動ロッド602の外表面に固定して設けられている複数個の軸受ロッド部604が配置されていて、当該中空管部材列600は、当該駆動ロッド列603の動きに対してルーズな構造となっているので、当該駆動ロッド列603の回転運動が当該中空管部材列600に伝達されない様に構成されているものである。
つまり、本具体例に於いては、有限長の駆動ロッド602と有限長の中空管部材601がそれぞれ同種のものと逐次連結され、それぞれ駆動ロッド列603と当該中空管部材列600を形成し、且つそれらが回転前進するに際し、当該拡径ヘッド部17とそれに続く当該第2の接合部材13とは、当該駆動ロッド列603が当該圧入式管体状部推進手段6の回転機構部61及び押圧機構部62により、回転運動及び前進運動をするに応じて、回転運動及び前進運動をするが、当該中空管部材列600回転することはなく、単に当該駆動ロッド列603の前進運動に応じて、同じ様な前進運動を行うものである。
本具体例に於いては、個々の当該中空管部材601と当該駆動ロッド602を逐次前に土中に挿入された同じ部材の後端部に連結して押し込むと言う動作を繰り返すことにより、塩ビ樹脂を含む合成樹脂製の中空管部材11のみによる配管の埋設工事を完成させる事が可能となる。
一方、本具体例に於いては、当該拡径ヘッド部17の内部に設けられている当該メインシャフト部54内には、当該駆動ロッド列603の内部に配置されている水或は滑材供給管605を介して、水或は滑材が供給される様に構成されている事が望ましい。
尚、本具体例に於いて、当該拡径ヘッド部17が当該配管埋設予定領域100に於ける終点部位51に到達した場合には、図11(B)に示す様に、当該拡径ヘッド部17を先ず取り外し、続いて押し出されてくる、レジューサー部606、軸受ロッド部604並びに合成樹脂製中空管部材601の先端部受け部材607を逐次取り外す事になる。
1…配管埋設システム
2…建物
3…道路
4…開放溝
5…開放溝
6…圧入式管体状部推進手段
7…配管、電気配線用配管
11…配管、中空管部材
12…誘導管部材
13…第2の接合部材
14…第1の接合部材
15…円錐形状構成部分
17…拡径ヘッド部
18…第1の係合手段
18…先端部
20…後端部、第2の接合部の他方の端部
21、22…滑材吐出孔
41…始点部位
42…研削、切削、破砕部材
43…大径部
44…円錐形状構成部分の先端部分
45…自由端部側
46…誘導管部材の後方の端部
47…第2の係合部
48…第1の中空通路部
49…外表面、拡径ヘッド部の外表面
50…円錐形状構成部分の表面部分
51…終点部位
52…第2の中空状通路部
53…第3の中空状通路部
54…メインシャフト部
55…メインシャフト部の一方の開口端部
57…スイベルジョイント
58…滑材供給部、流体注入弁を
59…メインシャフト部の一部の部位
61…押圧機構部
62…回転機構部
65…開口部
66…接合手段
67…中空管部材の一方の端部
70…チャック機構
80…鉄道線路
81…土構造体
82…法面
83、84…防御壁
85、86…架設台
87…孔部
88…孔部
91…油圧モーター
92…油圧シリンダー
93…スライドベース
98…原点位置
99…誘導管部材列の進行側先端部
100…配管埋設予定領域
101…所定の土中、所望の土地領域
121…鋭角状の突起部
122…刃状体
200…誘導管部材列
201…地表面
204…ワイヤー
300…誘導通路
320…レーザー発光体或いはLED発光体
321…光ビーム
322…受光手段
400…中空管部材列
500…中空管部材列
600…中空管部材列
601…中空管部材
602…駆動ロッド
603…駆動ロッド列
604…軸受ロッド部
605…水或は滑材供給管
606…レジューサー部
607…成樹脂製中空管部材の先端部受け部材
1000…障害物
1001…止水キャップ
1003…カッター部
1004…支持スペーサ
1005,1102…ペーサ位置規制パイプ
1006…中空管部材
1101…支持スペーサ
S…ストローク長

Claims (31)

  1. 所定の土中の所望する部位における所望の長さに亘って、所望の外径を有する配管を埋設する様に予め設定されている直線状の配管埋設予定領域内に圧入式管体状部推進手段を使用して当該配管を埋設する配管埋設システムに於いて、当該配管埋設システムは、圧入式管状体部推進装置と、埋設する必要のある所望の外径を有する複数個の有限長の中空管部材と、当該中空管部材の外径よりも小さな外径を有する複数個の有限長の誘導管部材と、その先端部には当該誘導管部材の一端部が着脱自在に且つ旋回自在に接合可能に構成された第1の接合部材が設けられていると共に、その後端部には当該中空管部材の一端部が着脱自在に接合可能に構成された第2の接合部材が設けられており、且つ当該第1の接合部材と当該第2の接合部材との間には、当該第1の接合部材から当該第2の接合部材に向けて末広がり状に拡開された円錐形状拡径構成部が設けられていると共に、該円錐形状拡径構成部に於ける当該円錐形表面部分には、複数個の研削、切削、破砕部材等が点状若しくは線状或いは螺旋形状に配置されていると共に、当該表面部分には、当該研削、切削、破砕部材等により削り取られた土砂類を当該円錐形状拡径構成部の内部に引き込む為の開口部は設けられておらず、且つ、当該円錐形状拡径構成部に於ける最大径部は、当該中空管部材の外径に略一致する様に形成されていると同時に当該円錐形状拡径構成部は回転可能に構成せしめられている、少なくとも一個の拡径ヘッド部とを準備しておき、
    先ず、複数個の当該誘導管部材の中から選択された第1の当該誘導管部材を当該配管埋設予定領域の一方の端部である始点部位から当該配管埋設予定領域の当該終点部位近傍部に向けて、当該誘導管部材の他方の端部に当該圧入式管体状部推進手段に設けられた押圧機構部を当接させて、当該始点部位の土中に押し込むステップと、
    それに続いて第2の当該誘導管部材の一方の端部を当該土中に埋め込まれた当該第1の誘導管部材の他方の端部に直列状態に連結して誘導管部材列を形成し、当該第2の誘導管部材の他方の端部に当該圧入式管体状部推進手段に設けられた押圧機構部を当接させて、当該第2の誘導管部材を当該終点部位近傍部に向けて当該始点部位の土中に押し込み、係る操作を順次繰り返し、当該第1の誘導管部材が、当該配管埋設予定領域の当該終点部に到達する迄係る操作を繰り返えし、当該土中に当該配管の為の誘導通路を形成して行くステップと、
    当該終点部に当該第1の誘導管部材が到着した場合に、当該始点部に於ける当該誘導管部材列の最後部にある当該誘導管部材の端部に当該拡径ヘッド部の当該先端部を連結接合し、且つ当該拡径ヘッド部の当該後端部に当該押圧機構部を当接させ、当該拡径ヘッド部を回転させながら、当該拡径ヘッド部の当該研削、切削、破砕部材等により削り取られた土砂類の全てを当該誘導導管の周縁の残留している土壁、土層に押し付けて固めながら、当該部分をその周辺の土壁、土層の密度より高い圧密状態に設定しつつ徐々にその内径を拡大しながら、当該誘導管部材列と共に、当該配管埋設予定領域の当該終点部に向けて押し込み前進させると同時に、当該終点部の土中から顕出した当該第1の誘導管部材をそれに続く当該誘導管部材列から分離して取り外すか、当該拡径ヘッド部の当該後端部に更に、第1の中空管部材の一方の端部を連結固定した後に当該第1の中空管部材の他方の端部に当該押圧機構部を当接させ、当該拡径ヘッド部と当該第1の中空管部材を当該誘導管部材列と共に配管埋設予定領域の当該終点に向けて押し込み前進させ、同時に当該終点部の土中から顕出した当該第1の誘導管部材をそれに続く当該誘導管部材列から分離して取り外すステップと、
    続いて第2の当該中空管部材の一方の端部を当該土中に埋め込まれた当該第1の中空管部材の他方の端部に直列状態に連結して中空管部材列を形成し、当該第2の中空管部材の他方の端部に当該圧入式管体状部推進手段に設けられた押圧機構部を当接させて、当該第2の中空管部材を当該終点部位近傍部に向けて当該始点部位の土中に押し込み、その都度、当該終点部の土中から顕出した当該第1の誘導管部材をそれに続く当該誘導管部材列から分離して取り外すステップと、
    係る操作を順次繰り返し、当該拡径ヘッド部が、当該配管埋設予定領域の当該終点部に到達する迄係る操作を繰り返えし、当該土中に目的とする配管列を形成して行くステップと、
    当該拡径ヘッド部が当該配管埋設予定領域に於ける当該終点部の土中から外部に顕出せしめられた場合に、当該拡径ヘッド部をその後端部に連結されている当該中空管部材列から取り外して当該配管埋設操作を完了させるステップと、から構成されている事を特徴とする配管埋設方法。
  2. 当該圧入式管体状部推進装置は、当該中空管部材、当該誘導管部材及び当該拡径ヘッド部の少なくとも一つを、それぞれの中心軸線が、当該配管埋設予定領域に於ける当該始点部位と当該終点部位とを結ぶ中心軸線と一致する方向に押進める前進機構とそれに逆行する後進機構とを有する押圧機構部と、当該中空管部材、当該誘導管部材及び当該拡径ヘッド部の少なくとも一つと係合して、それを所定の方向に回転させる回転機構部とを有するものである事を特徴とする請求項1に記載の配管埋設方法。
  3. 回転機構部は、外径を異にする複数種類の円筒体を把持する事が可能なチャック手段を含んでいる事を特徴とする請求項2に記載の配管埋設方法。
  4. 当該拡径ヘッド部は、その内部中心部に固定されているメインシャフトを介して当該回転機構部の回転駆動に従って回転せしめられるものである事を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の配管埋設方法。
  5. 当該誘導管部材は円形の断面形状を有し、全体が充実した円筒体に構成されているか或いは中空管状に構成されている事を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の配管埋設方法。
  6. 当該誘導管部材が中空管状に構成されている場合に於ける当該端部は、目クラ状に構成されているか或いは開放状態に構成されている事を特徴とする請求項5に記載の配管埋設方法。
  7. 当該中空管部材は、硬質材料で構成された金属製或は塩化ビニール樹脂を含む合成樹脂製の直線状で中空状の円筒体であること事を特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の配管埋設方法。
  8. 当該誘導管部材列を構成する個個の誘導管部材が中空管で構成されている場合に於いて、当該誘導管部材列の先端部に配置される当該第1の誘導管部材の内部に於ける当該誘導管部材の最先端部に対応する内壁部に、レーザー発光体或いはLED発光体を取付、当該発光体から発射される光ビームを当該誘導管部材列の中心軸線に平行となる様に、当該誘導管部材列の最後端部の開放端部に向けて放射する様に構成されている事を特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の配管埋設方法。
  9. 当該誘導管部材列の最後端部の開放端部に近接する部位に於いて、当該光ビームを受光する手段を設け、当該光ビームから得られる当該第1の誘導管部材の先端部の位置情報と予め設定されている当該誘導通路部の中心軸線情報とを比較して、当該第1の誘導管部材の先端部の位置が当該予め設定されている当該誘導通路部に対してずれているか否かを判定する判定手段を含んでいる事を特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の配管埋設方法
  10. 当該拡径ヘッド部に於ける当該第1の接合部に於ける自由端部は、当該誘導管部材の後方の端部と着脱自在に且つ相互間に回転動作が発生しない状態で結合固定される第1の係合手段が設けられていると共に、当該第1の接合部に於ける当該円錐形状構成部分との係合部である第2の係合部は、当該第1の接合部と当該円錐形状構成部分とが相互に旋回自在に接合係合する様に構成されている事を特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の配管埋設方法。
  11. 当該拡径ヘッド部に於ける当該第1の接合部の内部には、当該第1の接合部に於ける自由端部側が閉鎖され,且つ当該円錐形状構成部分との係合部側は開放されている、滑材充填用の第1の中空通路部が設けられており、更に、当該第1の中空通路部の一部から当該第1の接合部の一部の外表面迄連通している滑材吐出孔部が設けられている事を特徴とする請求項10に記載の配管埋設方法。
  12. 当該誘導管部材は当該圧入式管体状部推進手段に設けられた当該回転機構部により直接的に回転せしめられる事を特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の配管埋設方法。
  13. 当該円錐形状構成部分の内部には、当該円錐形状構成部分の回転中心軸線と一致する中心軸線を有する両端部が開放された第2の中空状通路部が設けられており、且つ当該中空状通路部内には、当該円錐形状構成部分の回転中心軸線と一致する中心軸線を有する第3の中空状通路部が設けられている回転不能に構成された両端部が開放されているメインシャフト部が内挿されている事を特徴とする請求項12に記載の配管埋設方法。
  14. 当該メインシャフト部の一方の開口端部は、当該円錐形状構成部分の先端部分から外部に突出し、当該第1の接合部材に設けられている当該第1の中空通路部と連通している構成を有する事を特徴とする請求項13に記載の配管埋設方法。
  15. 当該メインシャフト部の当該第3の中空状通路部には、滑材が充填されている事を特徴とする請求項13乃至14の何れかに記載の配管埋設方法システム。
  16. 当該円錐形状構成部分の後端部には、当該中空管部材の外径と略同じ外径を有する中空円筒体からなる第2の接合部材の一方の端部が、その中心軸線が当該円錐形状構成部分の中心軸線と一致する様に、着脱自在に係合固定されており、且つ当該中空円筒体からなる第2の接合部材の内部には、当該メインシャフト部の他の部分が、当該メインシャフト部の中心軸線と当該第2の接合部材の中心軸線とが一致する様に配備されている事を特徴とする請求項13乃至15の何れかに記載の配管埋設方法。
  17. 当該メインシャフト部の当該円錐形状構成部分と対応する端部とは別の端部には、スイベルジョイントが設けられており、当該メインシャフト部の当該第3の中空状通路の別の端部に於ける開放状態を閉鎖すると同時に、当該スイベルジョイントに設けられている流体注入弁を介して、滑材を当該第3の中空状通路内に供給する様に構成されている事を特徴とする請求項16に記載の配管埋設方法。
  18. 第2の接合部材内部に配置されている当該メインシャフト部の一部の部位に当該メインシャフト部内部に充填されている当該滑材を当該メインシャフト部の外部に流出させる為の開口部が設けられていると同時に、当該第2の接合部材の一部で、当該開口部に対応する部位に、当該開口部と密接状に連通し、当該滑材を当該第2の接合部材の外部表面部に吐出させる為の吐出口が設けられている事を特徴とする請求項16又は17に記載の配管埋設方法。
  19. 当該第2の接合部の他方の端部には、適宜の着脱自在の構成された接合手段を介して、当該一つの中空管部材の一方の端部が接合固定されるか、複数個の当該中空管部材がそれぞれの中心軸線を一致させた状態で相互に連続して接合されている中空管部材列の一方の端部が接合固定されている事を特徴とする請求項1又は2に記載の配管埋設方法。
  20. 当該第2の接合部の他方の端部に接合されている当該中空管部材或いは当該中空管部材列の一部に当該圧入式管体状部推進手段の当該押圧機構部と回転機構部が係合して、当該中空管部材或いは当該中空管部材列とそれに連接されている当該拡径ヘッド部の当該第2の接合部と当該円錐形状構成部分とを所望の方向に同時に回転させる様に構成されている事を特徴とする請求項1又は2に記載の配管埋設方法。
  21. 当該中空管部材或いは当該中空管部材列とそれに連接されている当該拡径ヘッド部の当該第2の接合部と当該円錐形状構成部分とが所望の方向に同時に回転せしめられている場合には、当該拡径ヘッド部の当該第1の接合部と当該第1の接合部の前方に連接されている当該誘導管部材列並びに当該メインシャフト部とは回転する事無く、静止状態を維持している様に構成されている事を特徴とする請求項4乃至18の何れかに記載の配管埋設方法。
  22. 一つの当該誘導管部材或いは複数個の当該誘導管部材からなる当該誘導管部材列を先頭に、その後端部に当該拡径ヘッド部が連結され、更にその後端部に当該中空管部材或いは複数個の当該中空管部材からなる当該中空管部材列が直線状に連結して当該土中に埋め込み推進させる場合には、当該誘導管部材若しくは当該誘導管部材列と当該拡径ヘッド部の当該第1の接合部並びに当該メインシャフト部とは回転させずに、当該中空管部材或いは当該中空管部材列とそれに連接されている当該拡径ヘッド部の当該第2の接合部と当該円錐形状構成部分のみを当該圧入式管体状部推進手段に設けられた当該回転機構により、所定の方向に回転させながら、その全体を当該配管埋設予定領域の当該終点部位に向けて当該押圧機構部により押し込み推進させる事を特徴とする請求項4に記載の配管埋設方法。
  23. 当該拡径ヘッド部は、当該拡径ヘッド部が、当該配管埋設予定領域の当該終点部位に向けて回転しながら押し込み推進せしめられる間に、当該第1の接合部或いは当該第2の接合部に設けられている当該滑材吐出孔の何れか或いはその双方より、適宜の滑材を適宜の量だけ、当該拡径ヘッド部の外表面と切削、拡開されつつある土との間に拡散させる事を特徴とする請求項12又は22に記載の配管埋設方法。
  24. 当該誘導管部材列と当該誘導通路は、当該拡径ヘッド部とそれに続く当該中空管部材列の押し出し推進操作に於けるガイド機能を発揮するものである事を特徴とする請求項1乃至23の何れかに記載の配管埋設方法。
  25. 当該誘導管部材、当該中空管部材及び当該拡径ヘッド部の何れにも、当該各部材が単独或いは相互に連結された状態で当該土中を押し入り進行するに際し、当該誘導管部材及び当該拡径ヘッド部の少なくとも一方が、切り出しされたり、押し出されたり、破砕されたり、破壊されたりして発生した土砂部分を、当該誘導管部材、当該中空管部材及び当該拡径ヘッド部の何かの部材に於いて、その内部に取り込み、それぞれの部材の内部空間を利用して、所定の部位に搬送した後に外部に排出すると言う機能は一切設けられていない事を特徴とする請求項1乃至24の何れかに記載の配管埋設方法。
  26. 当該配管埋設方法が継続されている段階に於いて、当該終点部に当該第1の誘導管部材が到着する以前に於ける何れかのステップで、 当該誘導管部材或いは当該誘導管部材列が当該圧入式管体状部推進手段に於ける当該押圧機構並びに回転機構の制御に従って、当該配管埋設予定領域の当該始点部位から当該終点部位に向けて当該土中を回転しながら前進しつつある状態で、当該誘導管部材或いは当該誘導管部列の最先端部に位置する当該誘導管部材の進行側先端部が石、土塊、コンクリート、金属物或いは木材等からなる障害物に当接し、その前進動作が停止せしめられた場合には、当該圧入式管体状部推進手段の駆動を停止させるステップと、
    当該誘導管部材或いは当該誘導管部列を当該圧入式管体状部推進手段から一旦分離するステップと、
    当該誘導通路内に残留している当該誘導管部材或いは当該誘導管部列を一旦当該誘導通路内から引き抜き、当該誘導管部材或いは当該誘導管部材列の進行側先端部に刃体部を取り付けた後、再度、既に形成されている当該誘導通路部内に挿入するステップと、
    当該刃体部を取り付けた当該誘導管部材或いは当該誘導管部材列を更に回転させながら押圧前進させ、当該障害物を当該刃体部で、切断、破断、破壊、破砕することにより、当該障害物を消滅させるステップと、
    当該ステップにより、当該障害物が消滅し、当該当該刃体部を取り付けた当該誘導管部材或いは当該誘導管部材列をそのまま、更に当該終点部位まで前進させるステップと、からなる追加ステップ群が、当該終点部に当該第1の誘導管部材が到着した場合に実行される当該ステップが実行される以前の段階で、追加実行される事を特徴とする請求項1に記載の配管埋設方法。
  27. 当該複数個の当該誘導管部材の中から選択された第1の当該誘導管部材を、当該始点部位の土中に押し込むステップに続いて、予め、土中に障害物の存在が予測される場合には、当該第1の当該誘導管部材を土中に押し込むステップの開始以前に、当該誘導管部材或いは当該誘導管部材列の進行側先端部に刃体部を取り付ける、第1の追加ステップが追加されるステップ、
    当該配管埋設方法が継続されている段階に於いて、当該終点部に当該第1の誘導管部材が到着する以前に於ける何れかのステップで、当該誘導管部材或いは当該誘導管部材列が当該圧入式管体状部推進手段に於ける当該押圧機構並びに回転機構の制御に従って、当該配管埋設予定領域の当該始点部位から当該終点部位に向けて当該土中を回転しながら前進しつつある状態で、当該誘導管部材或いは当該誘導管部列の最先端部に位置する当該誘導管部材の進行側先端部が石、土塊、コンクリート、金属物或いは木材等からなる障害物に当接し、その前進動作が停止せしめられた場合には、当該圧入式管体状部推進手段の駆動を停止させるステップと、
    当該誘導管部材或いは当該誘導管部列を当該圧入式管体状部推進手段から一旦分離するステップと、
    当該誘導通路内に残留している当該刃体部が付与されている当該誘導管部材或いは当該誘導管部材列の当該始点部位側の端部に適宜の止水キャップを被せた後、当該誘導管部材或いは当該誘導管部材列の当該始点部位側の当該端部から、当該誘導管部材或いは当該誘導管部材列の当該刃体部が設けられている端部に向けて、支持スペーサと、隣接して配備される当該支持スペーサ間の間隔を所定の長さに規制するためのスペーサ位置規制パイプとを交互に嵌合挿入させるステップと、
    当該誘導管部材或いは当該誘導管部材列の所定の部位に配置設定した後、当該埋設すべき所定の管径を持つ鋼製の複数個の当該中空管部材を順次に当該支持スペーサの外周縁部に当接する様に、当該誘導管部材列の当該始点部位側の端部から挿入して、当該誘導管部材或いは当該誘導管部材列間と一体化を図ると同時に、当該中空管部材の内、当該障害物に近接している当該中空管部材の当該障害物側の端部に、当該障害物を破砕、破壊、分解する事が可能に構成されたカッター部を取付けるステップと、からなる第2の追加ステップが追加されるステップ、からなる追加ステップ群が、当該終点部に当該第1の誘導管部材が到着した場合に実行されるべき当該ステップが実行される以前の段階で追加実行される事を特徴とする請求項1に記載の配管埋設方法。
  28. 当該障害物を除去する操作により、当該障害物が消滅した場合には、当該当該中空管部材若しくは当該中空管部材列を、内蔵されている当該刃体部を取り付けた当該誘導管部材或いは当該誘導管部材列と共に、そのまま、更に当該終点部位まで回転させながら前進させるステップが実行される事を特徴とする請求項26又は27に記載の配管埋設方法。
  29. 当該中空管部材を当該回転機構を使用して回転させながら、当該障害物を除去する方法に於いて、当該中空管部材列と当該誘導管部材列との間に水或いは滑材を供給し、当該中空管部材列の先端部にある当該中空管部材に設けられた当該カッター部近傍より、当該障害物に向けて水或いは滑材を噴出させながら同時に当該中空管部材列を回転させる事により、研削された土砂が当該中空管部材列の先端部にある当該中空管部材内に侵入する事を防止する様に構成されている事を特徴とする請求項27又は28に記載の配管埋設方法。
  30. 当該中空管部材が塩化ビニール樹脂を含む合成樹脂製の直線状で中空状の円筒体である場合には、当該拡径ヘッド部の後端部に所望の外形を有する複数個の配管である当該中空管部材を直列状に連結して中空管部材列を形成させると共に、当該中空管部材列内に、両者の中心軸線を一致させた状態で、当該中空管部材の内径よりも小さな内径を有する鋼製の駆動ロッドを複数個直列的に連結させた駆動ロッド列を挿入し、当該駆動ロッド列の一方の端部を当該圧入式管体状部推進手段6の回転機構部及び押圧機構部とに連結させると同時に、その他方の端部を当該拡径ヘッド部の後端部に連結接続させ、当該駆動ロッド列の回転運動と前進運動を当該拡径ヘッド部の当該円錐形状構成部及び当該第2の接続部に伝達させる一方、当該中空管部材列の一方の端部は、当該拡径ヘッド部の後端部と対向して配置されていると同時に、その他方の端部は、当該圧入式管体状部推進手段に摺動可能に連結せしめられており、且つ、当該駆動ロッド列と当該中空管部材列との間には、軸受ロッド部が配置されていて、当該駆動ロッド列の回転運動が当該中空管部材列に伝達されない様に構成されている事を特徴とする請求項7に記載の配管埋設方法。
  31. 当該拡径ヘッド部内部のメインシャフト部内には、当該駆動ロッド列の内部に配置されている水或は滑材供給管を介して、水或は滑材が供給されている事を特徴とする請求項30に記載の配管埋設方法。
JP2016023181A 2016-02-09 2016-02-09 圧入式管状体部推進システムを使用した配管埋設方法 Active JP6717609B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016023181A JP6717609B2 (ja) 2016-02-09 2016-02-09 圧入式管状体部推進システムを使用した配管埋設方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016023181A JP6717609B2 (ja) 2016-02-09 2016-02-09 圧入式管状体部推進システムを使用した配管埋設方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017141585A JP2017141585A (ja) 2017-08-17
JP6717609B2 true JP6717609B2 (ja) 2020-07-01

Family

ID=59627132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016023181A Active JP6717609B2 (ja) 2016-02-09 2016-02-09 圧入式管状体部推進システムを使用した配管埋設方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6717609B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017141585A (ja) 2017-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5580188A (en) Method for replacing buried pipe
KR100836626B1 (ko) 피엠지공법 및 그를 위한 시공장치
KR100718942B1 (ko) 연약지반 강관 압입용 터널굴착기 및 굴착시공 방법
US20070212169A1 (en) Method and apparatus for installing an underground pipe
KR100869932B1 (ko) 가변식 워터제트 마이크로 쉴드 추진장치와 그를 이용한관로추진공법
JP6717609B2 (ja) 圧入式管状体部推進システムを使用した配管埋設方法
US9039330B1 (en) Pipe boring shield
KR101309774B1 (ko) 지중관로의 굴착방법
JP4516494B2 (ja) 推進工法における障害物除去方法および掘進装置
JP4967103B2 (ja) 合成樹脂管の地中敷設工法
US6702521B2 (en) Pipe replacement apparatus
JP2006336318A (ja) 横孔掘削装置
JP2647692B2 (ja) 地中埋設管の敷設替え方法と装置
KR101030789B1 (ko) 메사 조립체형 굴진장치 및 이를 이용한 터널 굴진공법
JP4179949B2 (ja) 杭の回転埋設方法
KR102649134B1 (ko) 지중 구조물의 시공을 위한 세미쉴드 추진 공법 및 지반에 따른 비트 제어형 추진체
JP2002115487A (ja) 掘進機及び推進管
KR101808035B1 (ko) 스크류 구조를 갖는 지향식 수평굴착용 확공기
JP2005240395A (ja) 杭の回転埋設工法
RU2757612C2 (ru) Устройство для проходки скважины без выемки грунта
JPH1163299A (ja) 多条管の施工方法および多条管
JP4426949B2 (ja) 既設管の入れ替え工法
JP2005068796A (ja) 杭の回転埋設方法
JP2003261934A (ja) 地盤改良方法
JPH09189025A (ja) 液状化対策工法及び圧密式穿孔機

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20160308

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6717609

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250