JP6717084B2 - 歯車の製造方法、歯車製造装置及び歯車製造プログラム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態に係る歯車の製造方法が適用されるカウンターシャフト1を示す概略平面図である。カウンターシャフト1は、自動車等の変速機(手動変速機)を構成し、図に詳細は示さないが、エンジンから駆動力が入力されるインプットシャフト及び駆動輪に対して駆動力を出力するアウトプットシャフトと平行するようにして、ミッションケースの内部に配置されている。
図2は、本発明の実施形態に係る歯車の製造方法で使用されるシェービングカッター5を示す概略斜視図、図3はシェービングカッター5の歯6の1つを拡大した部分拡大図、図4は各歯6のセレーション7の配列を説明するための説明図である。なお、図4では、説明の便宜上、シェービングカッター5に形成された複数の歯6を、A1〜A13としてそれぞれ記載している。
次に、上述のシェービングカッター5を使用した本発明の実施形態に係る歯車の製造方法について説明する。図5及び図6は、本発明の実施形態に係る歯車の製造方法を工程順に説明するための説明図である。なお、図5及び図6では、説明の便宜上、カウンターシャフト1における被削歯車3の部分だけを拡大して図示している。
次に、本発明の実施形態に係る歯車製造装置について説明する。図7は、本発明の実施形態に係る歯車製造装置8の機能的な構成を示すブロック図である。歯車製造装置8は、シェービングカッター5と、シェービングカッター5を駆動するシェービングカッター駆動部9と、歯車製造プログラム10を格納した記憶部11と、作業者が各種操作を行うための操作部12と、これら各部の動作を制御する制御部13と、各部を相互に接続するシステムバス14とを備えている。なお、シェービングカッター5の構成は前述の通りであって、ここでは説明を省略する。
次に、本発明の実施形態に係る歯車製造プログラム10について説明する。図8は、歯車製造プログラム10に基づく処理の流れを示すフロー図である。なお、このような処理は、図7に示す制御部13が、記憶部11から読み出した歯車製造プログラム10に基づいて実行する。
以上説明したような歯車の製造方法、歯車製造装置8及び歯車製造プログラム10によれば、シェービングカッター5より歯幅の広い被削歯車3に対してシェービングカッター5を用いた仕上げ加工を行う場合に、仕上げ加工に要する作業時間をトラバース加工と比較して短縮することができる。より詳細に説明すると、歯幅の広い被削歯車3に対しては、いわゆるトラバース加工による仕上げ加工が一般的に行われる。ここで、図9はトラバース加工について説明するための説明図である。トラバース加工では、被削歯車20より歯幅の狭いシェービングカッター21が使用される。図9に矢印で示すように、シェービングカッター21をその切り込み方向に送りながら、更にシェービングカッター21と被削歯車20の位置関係を相対的に変化させる。例えば、図9では、シェービングカッター21が被削歯車20の軸方向に沿って移動されることにより、被削歯車20の軸方向の全長に亘って、シェービングカッター21による切削が行われる。
以上、本発明の実施形態を詳細に述べたが、本発明の実施形態としては以下に示すような変形例も考えられる。
3 被削歯車
5 シェービングカッター
8 歯車製造装置
10 歯車製造プログラム
13 制御部
31 1速カウンタギア(第1加工領域)
32 リバースカウンタギア(第2加工領域)
91 回転部
92 進退部
93 移動部
94 位相合わせ部
S2 第1プランジ加工
S6 第2プランジ加工
Claims (7)
- 予め歯切り加工された被削歯車の歯面を、シェービングカッターを使用して切削することで仕上げ加工を行う仕上げ加工工程を含む歯車の製造方法であって、
前記仕上げ加工工程が、
前記シェービングカッターを回転させながら切り込み方向に送ることによって、前記被削歯車における第1加工領域にプランジ加工を行う第1工程と、
前記シェービングカッターを前記被削歯車から離間させた状態で、前記シェービングカッターと前記被削歯車を前記被削歯車の歯幅方向に相対移動させる第2工程と、
前記シェービングカッターを回転させながら切り込み方向に送ることによって、前記被削歯車における前記第1加工領域とは異なる第2加工領域にプランジ加工を行う第3工程と、
を含むことを特徴とする歯車の製造方法。 - 前記第1工程及び前記第3工程の少なくとも何れか一方の前に、前記シェービングカッターと前記被削歯車との位相合わせを行う第4工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の歯車の製造方法。
- 前記被削歯車は、変速機を構成するカウンターシャフトに設けられた歯車であって、前記第1加工領域に第1ギアが噛み合わされ、前記第2加工領域に第2ギアが噛み合わされることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯車の製造方法。
- 予め歯切り加工された被削歯車の歯面を、シェービングカッターを使用して切削することで仕上げ加工を行う歯車製造装置であって、
前記シェービングカッターを回転させる回転部と、
前記シェービングカッターを切り込み方向に進退させる進退部と、
前記シェービングカッターと前記被削歯車を前記被削歯車の歯幅方向に相対移動させる移動部と、
前記回転部、前記進退部及び前記移動部の動作をそれぞれ制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記シェービングカッターを回転させながら切り込み方向に送ることによって、前記被削歯車における第1加工領域に第1プランジ加工を行うよう、前記回転部及び前記進退部を制御し、
前記シェービングカッターを前記被削歯車から離間させた状態で、前記シェービングカッターと前記被削歯車を前記被削歯車の歯幅方向に相対移動させるよう、前記進退部及び前記移動部を制御し、
前記シェービングカッターを回転させながら切り込み方向に送ることによって、前記被削歯車における前記第1加工領域とは異なる第2加工領域に第2プランジ加工を行うよう、前記回転部及び前記進退部を制御するように構成されている
ことを特徴とする歯車製造装置。 - 前記シェービングカッターと前記被削歯車との位相合わせを行う位相合わせ部を更に備え、
前記制御部は、
前記第1プランジ加工及び前記第2プランジ加工の少なくとも何れか一方の前に、前記シェービングカッターと前記被削歯車との位相合わせを行うよう、前記位相合わせ部を制御するように構成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の歯車製造装置。 - 予め歯切り加工された被削歯車の歯面を、シェービングカッターを使用して切削することで仕上げ加工を行う歯車製造装置を制御するための歯車製造プログラムであって、
前記歯車製造装置は、
前記シェービングカッターを回転させる回転部と、
前記シェービングカッターを切り込み方向に進退させる進退部と、
前記シェービングカッターと前記被削歯車を前記被削歯車の歯幅方向に相対移動させる移動部と、
前記回転部、前記進退部及び前記移動部の動作をそれぞれ制御する制御部と、
を備え、
前記シェービングカッターを切り込み方向に送ることで前記被削歯車における第1加工領域に第1プランジ加工を行うよう、前記制御部に前記進退部を制御する工程を実行させ、
前記シェービングカッターを後退させることで前記被削歯車から離間させるよう、前記制御部に前記進退部を制御する工程を実行させ、
前記シェービングカッターを前記第1加工領域からそれとは異なる第2加工領域へと相対移動させるよう、前記制御部に前記移動部を制御する工程を実行させ、
前記シェービングカッターを切り込み方向に送ることで前記第2加工領域に第2プランジ加工を行うよう、前記制御部に前記進退部を制御する工程を実行させる
ことを特徴とする歯車製造プログラム。 - 前記歯車製造装置は、前記シェービングカッターと前記被削歯車との位相合わせを行う位相合わせ部を更に備え、
前記第1プランジ加工を行う工程及び前記第2プランジ加工を行う工程の少なくとも何れか一方の前に、前記シェービングカッターと前記被削歯車との位相合わせを行うよう、前記制御部に前記位相合わせ部を制御する工程を更に実行させる
ことを特徴とする請求項6に記載の歯車製造プログラム。
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JP2016131651A JP6717084B2 (ja) | 2016-07-01 | 2016-07-01 | 歯車の製造方法、歯車製造装置及び歯車製造プログラム |
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JP2018001345A JP2018001345A (ja) | 2018-01-11 |
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