JP6715840B6 - カチオン性ポリマーを含有するヘアケア組成物 - Google Patents

カチオン性ポリマーを含有するヘアケア組成物 Download PDF

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Description

本発明は、概して、カチオン性ポリマー、及びヘアケア組成物におけるそれらの使用に関する。カチオン性ポリマーは、重合単位として、カチオン性モノマー、(メタ)アクリルアミドモノマー、及びアクリルモノマーの極性非イオン性誘導体を含有する。
髪のコンディショニングは、パーソナルケア組成物、特に、コンディショナーにおいて最も望ましい特質のうちの1つである。コンディショニング剤が使用されない限り、髪は、しばしば、シャンプー中及び後に扱うことが難しい。最終使用者の視点から、消費者は、心地よい手触り及び魅力的な外観などの良好な美的感覚と出来栄え及び価値を関連させる。コンディショニング組成物について、そのような組成物が、滑らかさを提供し、同時に、髪に明るく自然な印象を残すこともまた望ましい。
この目的のために、シリコーン及びカチオン性ポリマーの組み合わせが使用されてきている。例えば、PCT国際公開第WO2000/37041号は、水溶性、有機、両性ポリマー、及び水溶性、有機、カチオン性ポリマーを含有するケラチンコンディショニング製剤を開示する。しかしながら、従来の技術は、髪を、シャンプー適用後に清潔で油っぽくない外見に維持すると同時に最適なコンディショニング特性を実現するに至らない。
その結果として、心地よい手触り及び魅力的な外観を提供し、同時に、髪に適用される場合、向上した扱いやすさも提供する、新規の費用効率が高い高性能のコンディショニング剤を開発するための継続的な必要性が存在する。
発明の陳述
本発明の一態様は、(a)カチオン性ポリマーであって、(i)30〜80重量%のカチオン性モノマー、(ii)10〜65重量%の(メタ)アクリルアミドモノマー、及び(iii)0〜30重量%のアクリルモノマーの極性非イオン性誘導体に由来する重合単位を含む、カチオン性ポリマーと、(b)少なくとも1つの美容的に許容される界面活性剤、レオロジー調整剤、または美容活性剤と、を含むヘアケア組成物を提供する。ある実施形態では、ヘアケア組成物は、2〜30重量%の量でアクリルモノマーの極性非イオン性誘導体を含む。ある実施形態では、パーソナルケア組成物は、リーブオンコンディショナー、ヘアトリートメント製剤、コーミングクリーム、またはシャンプーである。
別の態様では、本発明は、髪を処理するための方法を提供し、本方法は、(a)カチオン性ポリマーであって、(i)30〜80重量%のカチオン性モノマー、(ii)10〜65重量%の(メタ)アクリルアミドモノマー、及び(iii)0〜30重量%のアクリルモノマーの極性非イオン性誘導体に由来する重合単位を含む、カチオン性ポリマーと、(b)少なくとも1つの美容的に許容される界面活性剤、レオロジー調整剤、または美容活性剤と、を含むヘアケア組成物に髪を接触させることを含む。ある実施形態では、パーソナルケア組成物は、2〜30重量%の量でアクリルモノマーの極性非イオン性誘導体を含む。ある実施形態では、ヘアケア組成物は、リーブオンコンディショナー、ヘアトリートメント製剤、またはコーミングクリームである。
シリコーンの非存在下での、本発明のコンディショニング剤を含有するヘアケア製剤、及び比較のコンディショニング剤を含有するヘアケア製剤の目的のウェットコーム能力を示す。
本発明者らはここで、驚くことに、重合単位として、カチオン性モノマー、アクリルアミドモノマー、及びアクリルモノマーの極性非イオン性誘導体を含有するカチオン性ポリマーを含有するヘアケア組成物が、心地よい手触り及び魅力的な外観を提供し、同時に、髪に適用される場合、向上した扱いやすさも提供することを見出した。その結果、ある好ましい実施形態では、本発明は、一態様において、(a)カチオン性ポリマーであって、(i)30〜80重量%のカチオン性モノマー、(ii)10〜65重量%の(メタ)アクリルアミドモノマー、及び(iii)0〜30重量%のアクリルモノマーの極性非イオン性誘導体に由来する重合単位を含有する、カチオン性ポリマーと、(b)少なくとも1つの美容的に許容される界面活性剤、レオロジー調整剤、または美容活性剤と、に由来する重合単位を含有するカチオン性ポリマーを含むパーソナルケア組成物を提供する。
本発明では、「ヘアケア」は、例えば、シャンプー、リンスオフコンディショナー、リーブオンコンディショナー、整髪ジェル、ヘアスプレー、ムース、ポマード、ヘアトリートメント製剤、及びコーミングクリームを含むヘアケア組成物を指すことを意図する。好ましくは、ヘアケア組成物は、美容的に許容される。本明細書で使用される場合、「美容的に許容される」とは、典型的に、パーソナルケア組成物で使用される成分を指し、ヘアケア組成物において典型的に見られる量で存在する場合に有毒である材料が、本発明の一部として考慮されないことを明確に示すことを意図する。本発明のヘアケア組成物は、当技術分野で周知のプロセスによって、例えば、従来の混合、溶解、造粒、乳化、カプセル化、封入、または凍結プロセスを用いて製造されてもよい。
本明細書で使用される場合、用語「ポリマー」は、同じまたは異なる型にかかわらず、モノマーを重合させることによって調製されるポリマー化合物を指す。一般名称「ポリマー」は、用語「ホモポリマー」、「コポリマー」、及び「ターポリマー」を含む。本明細書で使用される場合、用語「に由来する重合単位」は、重合技術に従って合成されるポリマー分子を指し、生成物ポリマーは、重合反応のための出発物質である構成モノマー「に由来する重合単位」を含有する。
本発明の組成物は、カチオン性モノマーに由来する重合単位を含有するカチオン性ポリマーを含む。カチオン性モノマーは、重合単位を形成する化合物であり、少なくとも1つのカチオンが、ポリマーに共有結合している。共有結合しているカチオン(複数可)に対応するアニオン(複数可)は、溶液中にあってもよく、カチオンを有する錯体中にあってもよく、ポリマー上の他の場所に位置してもよく、またはそれらの組み合わせであってもよい。適切なカチオン性モノマーのカチオンに対応するアニオンは、任意の型のアニオンであってもよい。いくつかの適切なアニオンは、例えば、ハロゲン化物(例えば、塩化物、臭化物、またはヨウ化物を含む)、水酸化物、リン酸、硫酸、硫酸水素、エチル硫酸、メチル硫酸、ギ酸、酢酸、またはそれらの任意の混合物である。
ある実施形態では、本発明で有用なカチオン性モノマーは、例えば、第4級アンモニウム塩等の永久にカチオン型であるカチオンを含有する。カチオン性モノマーとして適切な第4級アンモニウム塩化合物としては、例えば、(メタ)アクリルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム及び[(メタ)アクリロイルオキシ]アルキルトリアルキルアンモニウム第4級化合物、ならびにジアリルジアルキルアンモニウム第4級化合物、ならびにそれらの混合物が挙げられる。
(メタ)アクリルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム及び(メタ)アクリロイルオキシアルキルトリアルキルアンモニウム第4級化合物は、以下の一般構造を有し、
式中、Rは、(メタ)アクリルアミド基であり、それは、以下の一般構造を有し、
または(メタ)アクリロイルオキシ基であり、それは、以下の一般構造を有し、
式中、Rは、水素またはメチル基のいずれかであり、Rは、二価アルキル基であり、R、R、及びRのそれぞれは独立して、メチルエチルまたはブチル基であり、X(n−)は、nが1、2、または3であるアニオン、例えば、適切なカチオン性モノマーのカチオンに対応する適切なアニオンとして本明細書に上述されるアニオンのいずれかである。ある実施形態では、Rは、水素である。ある実施形態では、Rは、−CH−CH−CH−である。独立して、いくつかの実施形態では、R、R、及びRのうちの1つ、2つ、または3つすべてが、メチル基である。独立して、いくつかの実施形態では、X(n−)は、クロライドイオンである。
ジアリルジアルキルアンモニウム第4級化合物は、以下の一般構造を有し、
式中、それぞれのRは、アリル基であり、R及びRのそれぞれは独立して、1〜3炭素原子を有するアルキル基であり、X(n−)は、nが1、2、または3であるアニオン、例えば、適切なカチオン性モノマーのカチオンに対応する適切なアニオンとして本明細書に上述されるアニオンのいずれかである。いくつかの実施形態では、R及びRのそれぞれは、メチル基である。独立して、いくつかの実施形態では、X(n−)は、クロライドイオンである。ある実施形態では、ジアリルジアルキルアンモニウム第4級モノマーは、5員環である重合単位を形成する。
ある好ましい実施形態では、カチオン性モノマーは、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド(DADMAC)、[2−(アクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライド(AETAC)、[2−(メタクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライド(QMA−Cl)、(3−アクリルアミドプロピル)トリメチルアンモニウムクロライド(APTAC)、及び(3−メタクリルアミドプロピル)トリメチルアンモニウムクロライド(MAPTAC)のうちの少なくとも1つを含む。ある実施形態では、本発明のカチオン性ポリマーは、ポリマーの重量で、少なくとも30重量%、好ましくは少なくとも35重量%、より好ましくは少なくとも40重量%、及びさらにより好ましくは少なくとも45重量%の量で存在するカチオン性モノマーに由来する重合単位を含む。ある実施形態では、本発明のカチオン性ポリマーは、ポリマーの重量で、80重量%以下、好ましくは75重量%以下、より好ましくは70重量%以下、さらにより好ましくは65重量%以下の量でカチオン性モノマーを含む。
本発明のカチオン性ポリマーは、(メタ)アクリルアミドモノマーの重合単位、及びそれらの誘導体を含む。(メタ)アクリルアミド化合物は、以下の一般構造を有し、
式中、Rは、水素またはメチル基であり、R及びRのそれぞれは独立して、水素、または1〜18炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環状アルキルもしくはアリール基である。ある実施形態では、本発明のカチオン性ポリマーは、ポリマーの重量で、少なくとも10重量%、好ましくは少なくとも15重量%、より好ましくは少なくとも20重量%、さらにより好ましくは少なくとも25重量%の量で存在する(メタ)アクリルアミドモノマーの重合単位を含む。ある実施形態では、本発明のカチオン性ポリマーは、ポリマーの重量で、65重量%以下、好ましくは62.5重量%以下、より好ましくは60重量%以下、さらにより好ましくは55重量%以下の量で(メタ)アクリルアミドモノマーを含む。
本発明のカチオン性ポリマーは、任意で、アクリルモノマーの極性非イオン性誘導体の重合単位を含む。適切なアクリルモノマーとしては、例えば、構造HC=C(R)CO(CHCHO)(CH(R’)CHO)R”のモノマーを含む、(メタ)アクリル酸及びそれらのC−C22アルキルまたはヒドロキシアルキルエステル、クロトン酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、及びクロトン酸、イタコン酸、フマル酸、またはマレイン酸のアルキルまたはヒドロキシアルキルエステルが挙げられる。ある実施形態では、アクリルモノマーは、(メタ)アクリル酸のアミノアルキルエステルを含み、それは、以下の一般構造を有し、
式中、Rは、水素またはメチル基であり、Rは、二価アルキル基であり、R及びRのそれぞれは独立して、水素、メチル基、またはエチル基である。ある実施形態では、Rは、メチル基である。ある実施形態では、Rは、−CH−CH−または−CH−CH−CH−のいずれかである。ある実施形態では、R及びRは、両方ともメチル基である。(メタ)アクリル酸のアミノアルキルエステルである適切なモノマーとしては、例えば、2−(ジメチルアミノ)エチルアクリレート(DMAEA)、2−(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート(DMAEMA)、及び3−ジメチルアミノプロピルアクリレート(DMAPA)が挙げられる。ある実施形態では、本発明のカチオン性ポリマーは、ポリマーの重量で、少なくとも2重量%、好ましくは少なくとも5重量%、より好ましくは少なくとも7.5重量%、さらにより好ましくは少なくとも10重量%の量でアクリルモノマーの極性非イオン性誘導体の重合単位を含む。ある実施形態では、本発明のカチオン性ポリマーは、ポリマーの重量で、30重量%以下、好ましくは27.5重量%以下、より好ましくは25重量%以下、さらにより好ましくは20重量%以下の量でアクリルモノマーの極性非イオン性誘導体の重合単位を含む。
ある実施形態では、カチオン性ポリマーは任意でさらに、無極性C−C22アルキル(メタ)アクリレートモノマーの重合単位を含む。適切な無極性モノマーは、例えば、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、及びステアリル(メタ)アクリレート)を含む。ある実施形態では、本発明のカチオン性ポリマーは、ポリマーの重量で、少なくとも0.05重量%、好ましくは少なくとも0.1重量%、より好ましくは少なくとも0.5重量%、さらにより好ましくは少なくとも1.0重量%の量で無極性モノマーの重合単位を含む。ある実施形態では、本発明のカチオン性ポリマーは、ポリマーの重量で、10重量%以下、好ましくは8.75重量%以下、より好ましくは7.5重量%以下、さらにより好ましくは5.0重量%以下の量で無極性モノマーの重合単位を含む。
ポリマー分子量は、例えば、サイズ排除クロマトグラフィーまたは固有粘度等の標準方法によって測定されることができる。ある実施形態では、本発明のカチオン性ポリマーは、2,000,000以下、好ましくは1,500,000以下、より好ましくは1,250,000以下、さらにより好ましくは1,000,000以下の重量平均分子量(M)を有する。ある実施形態では、カチオン性ポリマーは、50,000以上、好ましくは100,000以上、好ましくは150,000以上、さらにより好ましくは250,000以上のMを有する。
本発明のカチオン性ポリマーは、例えば、溶液重合、塊状重合、不均一相重合(例えば、乳化重合、懸濁重合、分散重合、及び逆相乳化重合を含む)、及びそれらの組み合わせを含む任意の重合方法によって作製されてもよい。独立して、本発明の両性ポリマーは、例えば、フリーラジカル重合を含む、任意の種類の重合反応で作製されてもよい。溶液重合が使用される場合、溶媒は、水性溶媒(すなわち、溶媒は、溶媒の重量に基づいて、重量で75%以上が水である)または有機溶媒(すなわち、水性ではない溶媒)であってもよい。ある実施形態では、少なくとも1つの両性ポリマーが、溶液中でフリーラジカル溶液重合によって作製される。そのような実施形態の中で、少なくとも1つのカチオン性ポリマーが、水性溶媒中でフリーラジカル溶液重合によって作製される。
本発明のパーソナルケア組成物におけるカチオン性ポリマーの量は、組成物の総重量に基づいて、0.05重量%以上、好ましくは0.1重量%以上、より好ましくは0.15重量%以上であってもよい。非限定的な例として、本発明のパーソナルケア組成物におけるカチオン性ポリマーの量は、組成物の総重量に基づいて、10重量%以下、好ましくは5重量%以下、より好ましくは2.5重量%以下であってもよい。
ある実施形態では、本発明のヘアケア組成物は、界面活性剤を含む。適切な界面活性剤としては、例えば、カチオン性、アニオン性、または両性界面活性剤、及びそれらの組み合わせが挙げられる。ある実施形態では、界面活性剤は、非イオン性/乳化剤界面活性剤である。ある実施形態では、界面活性剤は、カチオン性界面活性剤、好ましくはベヘントリモニウムクロリドである。そのような実施形態では、界面活性剤は、組成物の重量で、0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜7重量%、より好ましくは1〜4重量%の量で存在し得る。ある実施形態では、界面活性剤は、洗浄用界面活性剤を含む。そのような実施形態では、界面活性剤は、組成物の重量で、1〜25重量%、好ましくは5〜20重量%、より好ましくは7〜18重量%の量で存在する。好ましくは、洗浄用界面活性剤は、両性界面活性剤との組み合わせであるアニオン性界面活性剤を含む。適切なアニオン性界面活性剤としては、例えば、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、及びそれらの組み合わせが挙げられる。ある実施形態では、アニオン性界面活性剤は、組成物の重量で、1〜25重量%、好ましくは5〜20重量%、より好ましくは7〜15重量%の量で存在する。ある実施形態では、混合物は、ココアンホジ酢酸二ナトリウム、デシルグルコシド、またはコカミドプロピルベタインのうちの少なくとも1つを含む第2の界面活性剤との組み合わせであるアニオン性界面活性剤である。ある実施形態では、第2の界面活性剤は、組成物の重量で、1〜10重量%、好ましくは1〜8重量%、より好ましくは2〜6重量%の量で存在する。ある好ましい実施形態では、界面活性剤は、ラウレス硫酸ナトリウム(STANDAPOL ESの商標でCognisから市販されるなど)、及びココアンホジ酢酸二ナトリウム(VELVETEX CDCの商標でHenkelから市販されるなど)の混合物である。界面活性剤が、ラウレス硫酸ナトリウム及びココアンホジ酢酸二ナトリウムの混合物である、ある実施形態では、ラウレス硫酸ナトリウム対ココアンホジ酢酸二ナトリウムの比率は、9:1〜2:1、好ましくは約6:1の範囲である。
ある実施形態では、本発明のヘアケア組成物は、レオロジー調整剤を含む。適切なレオロジー調整剤としては、例えば、修飾または未修飾カルボキシビニルポリマー(例えば、CARBOPOL及びPEMULENの名称で販売される製品(INCI名称:アクリレート/C10−30アクリル酸アルキルクロスポリマー、Noveonから入手可能))、ポリアクリル酸塩及びポリメタクリル酸(例えば、LUBRAJEL及びNORGEL(Guardianから市販される)またはHISPAGEL(Hispano Chimicaから市販される)の名称で販売される製品)、ポリアクリルアミド、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ポリマー及びポリマー(任意で架橋及び/または中和され(例えば、ポリ(2−アクリルアミド−2−メチルプロパン−スルホン酸)、Clariantによって販売される(INCI名称:アンモニウムポリアクリルジメチルタウラミド))、アクリルアミド及びAMPSの乳化架橋アニオン性ポリマー(例えば、SEPIGEL305の名称で(INCI名称:ポリアクリルアミド/C13−14イソパラフィン/ラウレス−7、Seppicから)及びSIMULGEL600の名称で販売されるもの(INCI名称:アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムポリマー/イソヘキサデカン/ポリソルベート80、Seppicから))、多糖バイオポリマー(例えば、キサンタンガム、グアーガム、キャロブガム、アカシアガム、スクレログルカン、キチン及びキトサン誘導体、カラゲナン、ジェラン、アルギン酸塩、セルロース(例えば、微結晶性セルロース)、セルロース誘導体、会合性ポリマー(例えば、会合性ポリウレタン)、6〜30個の炭素原子を含む少なくとも2つの炭化水素系親油性鎖を含み、親水性配列を用いて分離されたポリマー(例えば、SERAD FX1010、SERAD FX1100、及びSERAD FX1035(Hus Americaから市販される)、RHEOLATE 255、RHEOLATE 278、及びRHEOLATE 244(INCI名称:ポリエーテル−ウレア−ポリウレタン、Rheoxから)、DW 1206F、DW 1206J、DW 1206B、DW 1206G、及びACRYSOL RM 2020(The Dow Chemical Companyから市販される)の名称で販売されるポリウレタン)が挙げられる。ある実施形態では、ヘアケア組成物は、組成物の重量で、0.05〜5.0重量%、好ましくは0.1〜3.0重量%、より好ましくは0.5〜2.0重量%の量でレオロジー調整剤を含む。
ある実施形態では、本発明のヘアケア組成物は、美容活性剤を含む。適切な活性剤としては、例えば、抗フケ活性剤、日焼け止め活性剤、保湿オイルなどの保湿活性剤、クレンジング活性剤、洗浄活性剤、ビタミン、葉酸誘導体、剥脱剤、脱臭活性剤、生物活性剤、芳香活性剤、皮膚剥脱活性剤、局所用薬物活性剤、赤外(IR)線吸収材料、にきびの薬、縮れ防止剤、髪のパーマ/矯正剤及びそれらの組み合わせが挙げられる。ある実施形態では、ヘアケア組成物は、0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%、より好ましくは0.3〜1重量%の量で美容活性剤を含む。
本発明のパーソナルケア組成物はまた、皮膚科学的に許容される担体を含んでもよい。そのような材料は、典型的に、著しい刺激を皮膚に起こさず、組成物中の活性剤の活動及び特性を無効にしない担体または希釈剤として特徴付けられる。本発明において有用な皮膚科学的に許容される担体の例は、無制限に、脱イオンまたは蒸留水などの水、水中油型または油中水型乳剤などの乳剤、エタノール、イソプロパノール、または同様のもの等のアルコール、アセトン、プロピレングリコール、グリセリン、または同様のもの等のグリコール、クリーム、水溶液、油、軟膏、ペースト、ジェル、ローション、ミルク、泡、懸濁液、粉末、またはそれらの混合物である。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の総重量に基づいて、皮膚科学的に許容される担体の重量で、約99.99〜約50%含有する。
ある実施形態では、パーソナルケア組成物は、他の任意の成分を含有し、例えば、皮膚軟化剤(例えば、炭化水素油、エステル、天然油、シリコーン、または脂肪酸)、保湿剤、ワックス、感覚調整剤、防腐剤/酸化防止剤/キレート化剤、還元剤、pH調整剤/緩衝剤/中和剤、タンパク質/アミノ酸、植物エキス、天然成分、発泡剤、浸透剤、発揮性物質/推進剤/溶媒/担体、液体溶媒/溶媒/担体、塩、静電気防止剤、吸収剤、着色剤、及び硬質粒子を含む。そのような成分によって提供される所望の特性を得るために有効な任意の成分の量は、当業者によって容易に決定されることができる。
上述の通り、本発明のヘアケア組成物は、髪の滑らかさを提供するためのコンディショニング剤として非常に効果的である。それらは、ヘアケアの適用に対して以前から知られている添加剤と同程度か、そうでなければそれ以上の程度でコンディショニング特性を示し、髪の堆積後に、劣る滑らかさ/感触をもたらすデメリットはない。その結果、本発明のパーソナルケア組成物は、髪のコンディショニングのために有用である。したがって、一態様では、本発明は、本明細書に記載されるカチオン性ポリマー、及び少なくとも1つの美容的に許容される界面活性剤、レオロジー調整剤、または美容活性剤を含む組成物を髪に適用することを含む、髪を処理するための方法において使用されてもよいことを提供する。
本発明の方法を実践する際、ヘアケア組成物は、一般的に、組成物で髪をこするか、またはマッサージするか、あるいはとかすこと等による従来の方法で、組成物を髪に適用することによって局部的に投与される。リーブオン(すなわち、非すすぎ式)製品の場合では、組成物は、髪と接触して十分な濃度で放置される。当業者であれば、組成物が適用されるべき頻度を容易に決定することができる。頻度は、例えば、個人が既定の日に直面している髪の扱いにくさの程度に左右され得る。非限定的な例として、少なくとも1日につき一度の頻度の投与が所望であり得る。
本発明のいくつかの実施形態は、ここで、以下の実施例において詳述される。
実施例1
例示的なカチオン性ポリマーの調製
本発明による例示的なカチオン性ポリマーは、表1に列挙される構成成分を含有する。
本発明のカチオン性ポリマーを、Freeslateによって製造される半連続平行圧反応器(ScPPR)を使用してハイスループットモードで調製した。例示的なカチオン性ポリマーP1の合成において、APTAC(1.02g)、AAm(0.52g)、及びDMAEMA(0.26g)の水溶液を使用し、モノマーの総量に対して0.15重量%の量で開始剤としてt−ブチルヒドロペルオキシド(t−BuOOH)及びホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム(SFS)を使用した。例示的なカチオン性ポリマーP2の合成において、APTAC(0.90g)、AAm(0.30g)、及びDMA(0.60g)の水溶液を使用し、モノマーの総量に対して0.15重量%の量で開始剤としてt−ブチルヒドロペルオキシド(t−BuOOH)及びホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム(SFS)を使用した。反応混合物の総量(水を含む)は、6.0mLであり、したがって、混合物は、30%(重量/v)の固体を含有した。ポリマーP1及びP2中の残留モノマーの量をHPLCによって決定した。カラムLuna C18 4.6×150mm、3μm、及びガードカラムLuna C18 3×4mmを使用した。0.08%トリフルオロ酢酸(TFA)を含有する水及びアセトニトリルを移動相として、以下の勾配と共に使用した。(a)時間:0〜15分;アセトニトリル:025%;(b)時間:15〜21分;アセトニトリル:25%;(c)時間:21〜25分;アセトニトリル:25〜0%。1.0mL/分の一定流速を、全行程で使用した。195nm、205nm、または215nmに設定されたUV検出器を使用した。この方法は、すべてのモノマーの変換が定量的であることを示した。ポリマーの分子量を、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を使用して決定した。以下のパラメータを使用した:カラム:TSKgel AlphaM(7.8mm×30cm、13μ);移動相:水中で0.5MのCHCOOH+0.1MのNaNO;流速:0.55mL/分;温度:25℃;検出器:RI;サンプル濃度:移動相において1mg/mL;キャリブレーション:ポリ(エチレンオキシド)(PEO)標準。ポリマーP1のMは、735,527と決定され、519cpsの粘度を有した(水中で2.0重量%のポリマー溶液)。ポリマーP2のMは、669,173と決定され、7,552cpsの粘度を有した(水中で2.0重量%のポリマー溶液)。
実施例2
例示及び比較のヘアケア組成物の調製
例示(本発明のサンプルE1及びE2)及び比較の(比較のサンプルC1)ヘアケア組成物は、表2に列挙される構成成分を含有する。
各ポリマー(すなわち、本発明のP1、本発明のP2、及びSoftCat SL 5)の水溶液を、水を乾燥ポリマーに添加することによって調製して、初めに周囲温度で30分間、その後、65℃で30分間磁力撹拌された2.0重量%のポリマー分散体を得た。界面活性剤のマスターバッチを、水(17.9重量%)中で、Standapol ES−2(73.7重量%)及びVelvetex CDC(8.4重量%)から調製した。この混合物を、周囲温度で30分間撹拌して、透明な界面活性剤溶液を得た。この界面活性剤のアリコート(各4.3g)を、別々のScPPRガラスはめ込み部内へ配置し、各2%のポリマー溶液(0.75g)を、別々のはめ込み部内へ添加した。混合物を有するはめ込み部に蓋をし、65℃に加熱し、1,400rpmで20分間撹拌した。その後、撹拌を停止し、クエン酸を各はめ込み部内へ添加し、結果として生じた混合物を周囲温度で、1,400rpmで10分間撹拌した。温度設定点を、その後、14℃まで低下させ、混合物を1,400rpmで15分間撹拌した。その後、撹拌を停止し、Glydant防腐剤を各はめ込み部内へ添加し、混合物を1,400rpmで2分間撹拌した。結果として生じた製剤を有するはめ込み部を、その後、ScPPRから除去し密封した。
実施例3
シャンプー製剤の評価
上記の実施例1〜2において調製された製剤を、小型引張試験機を使用して、外観及びウェットコーム力低下について評価した。編んだ一房の髪(約5g)を、界面活性剤溶液単独(0.5g)を用いるか、または界面活性剤及びカチオン性ポリマーを含有したシャンプー製剤を用いるかのいずれかで洗浄した。処理された編んだ一房の髪を、一定温度ですすぎ、引張試験機に装着した。櫛を、40mm/分の引張速度及び160mmの引張経路長で、各編んだ一房の髪を通して引っ張った。編んだ一房の髪をとかすために必要とされる力を、曲線の下の領域として測定した。シャンプー製剤内のコンディショニングポリマーの性能を、ポリマーを有さないシャンプーを用いて洗浄された濡れた髪のコーミング摩擦に対して、髪をそのような製剤を用いて処理するときのコーミング摩擦の低下として決定した。結果を、ウェットコームワークダン値(wet combing work done)(WCWD、引張曲線のウェットコーム領域)として報告する。結果を、表3に示す。
上記の表3に示される通り、本発明のカチオン性ポリマーを含有する本発明のシャンプー製剤E1及びE2を用いて処理された編んだ一房の髪は、ベンチマークSoftCAT SL−5を含有する比較の製剤よりも低いウェットコームワークダン値を証明した。これらの結果から、本発明のポリマーを含有する本発明のヘアケア組成物が、髪に適用される場合、優れたウェットコーム能力を提供することが証明される。
実施例4
例示及び比較のヘアケア組成物の調製
例示(本発明のサンプルE3)及び比較の(比較のサンプルC2)ヘアケア組成物は、表4に列挙される構成成分を含有する。
本発明のポリマーP2の水溶液を、水を乾燥ポリマーに添加することによって調製して、1.5重量%のポリマー分散体を得た。ポリマーを約30分間室温で、続いて、約30分間65℃で水和させた。ラウレス硫酸ナトリウム及びココアンホジ酢酸二ナトリウムを、撹拌棒を有するガラス瓶へ添加した。混合物を、界面活性剤溶液が形成されるまで、オーバーヘッド撹拌機を用いて約500rpmで混合すると同時に60℃までゆっくりと加熱した。15分後、混合物を、冷水槽を介して35℃にゆっくりと冷却した。ポリマーP2またはSoftCAT SL 5のいずれかを、その後、0.30重量%までポリマー溶液に添加し、さらに30分間撹拌した。クエン酸(10重量%)を、その後、混合物に添加し、さらに10分間撹拌した。Glydant及び水を、その後、添加し、混合物を500rpmで約15分間撹拌した。
実施例5
目的のウェットコーム評価
上記の実施例1及び4において調製された製剤を、小型引張試験機を使用して、ウェットコーム力低下について評価した。編んだ一房の髪(約5g)を、界面活性剤溶液単独(0.5g)を用いるか、または界面活性剤及びカチオン性ポリマーを含有したシャンプー製剤を用いるかのいずれかで洗浄した。処理された編んだ一房の髪を、一定温度ですすぎ、引張試験機に装着した。櫛を、40mm/分の引張速度及び160mmの引張経路長で、各編んだ一房の髪を通して引っ張った。編んだ一房の髪をとかすために必要とされる力を、曲線の下の領域として測定した。シャンプー製剤内のコンディショニングポリマーの性能を、濡れた未処理の髪のコーミング摩擦に対して、髪をそのような製剤を用いて処理するときのコーミング摩擦の低下として決定した。結果を、ウェットコームワークダン値(WCWD、引張曲線のウェットコーム領域)として、または対照としての未処理の濡れた編んだ一房の髪についてのウェットコームワークに対する、ウェットコームにおけるワーク低下(RWC)の割合として報告する。
ワーク低下%=[領域(ポリマーなし)−領域(シャンプー)]/領域(ポリマーなし)
図1に示される通り、本発明のシャンプー製剤E3を用いて処理された編んだ一房の髪は、比較の製剤C2よりも低いウェットコームワークダン値を証明した。これらの結果から、本発明のポリマーを含有する本発明のヘアケア組成物が、髪に適用される場合、優れたウェットコーム能力を提供することが証明される。

Claims (8)

  1. ヘアケア組成物であって、
    (a)カチオン性ポリマーであり、
    (i)30〜80重量%の(3−アクリルアミドプロピル)トリメチルアンモニウムクロライド(APTAC)
    (ii)10〜65重量%の下記構造:
    を有し、式中、R は、水素またはメチル基であり、R 及びR のそれぞれは独立して、水素、または1〜18炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環状アルキルもしくはアリール基である、(メタ)アクリルアミドモノマー、及び
    (iii)〜30重量%のアクリルモノマーの極性非イオン性誘導体であって、(メタ)アクリル酸及びそれらのC −C 22 アルキルまたはヒドロキシアルキルエステル、クロトン酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、(メタ)アクリロニトリル、及びクロトン酸、イタコン酸、フマル酸、またはマレイン酸のアルキルまたはヒドロキシアルキルエステル、並びに下記構造:
    を有し、式中、R は、水素またはメチル基であり、R は、二価アルキル基であり、R 及びR のそれぞれは独立して、水素、メチル基、またはエチル基である(メタ)アクリル酸のアミノアルキルエステルからなる群から選択されるクリルモノマーの極性非イオン性誘導体に由来する重合単位を含む、カチオン性ポリマーと、
    (b)少なくとも1つの美容的に許容される界面活性剤、レオロジー調整剤、または美容活性剤と、を含む、ヘアケア組成物。
  2. 前記アクリルモノマーの極性非イオン性誘導体は、25重量%の量で存在する、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  3. 前記パーソナルケア組成物は、リーブオンコンディショナー、ヘアトリートメント製剤、またはコーミングクリームである、請求項1または2に記載のヘアケア組成物。
  4. 前記アクリルモノマーの極性非イオン性誘導体は、2−(ジメチルアミノ)エチルアクリレート、2−(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート、及び3−(ジメチルアミノ)プロピルアクリレートのうちの少なくとも1つを含む、アルキル(メタ)アクリレートうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘアケア組成物。
  5. 前記カチオン性ポリマーは、前記組成物の重量で、0.05〜10重量%の範囲で存在する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘアケア組成物。
  6. 髪を処理するための方法であって、
    (a)カチオン性ポリマーであり、
    (i)30〜80重量%の(3−アクリルアミドプロピル)トリメチルアンモニウムクロライド(APTAC)
    (ii)10〜65重量%の下記構造:
    を有し、式中、R は、水素またはメチル基であり、R 及びR のそれぞれは独立して、水素、または1〜18炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環状アルキルもしくはアリール基である、(メタ)アクリルアミドモノマー、及び
    (iii)〜30重量%のアクリルモノマーの極性非イオン性誘導体であって、
    (メタ)アクリル酸及びそれらのC −C 22 アルキルまたはヒドロキシアルキルエステル、クロトン酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、(メタ)アクリロニトリル、及びクロトン酸、イタコン酸、フマル酸、またはマレイン酸のアルキルまたはヒドロキシアルキルエステル、並びに下記構造:
    を有し、式中、R は、水素またはメチル基であり、R は、二価アルキル基であり、R 及びR のそれぞれは独立して、水素、メチル基、またはエチル基である(メタ)アクリル酸のアミノアルキルエステルからなる群から選択されるクリルモノマーの極性非イオン性誘導体に由来する重合単位を含む、カチオン性ポリマーと、
    (b)少なくとも1つの美容的に許容される界面活性剤、レオロジー調整剤、または美容活性剤と、を含むパーソナルケア組成物に髪を接触させることを含む、方法。
  7. 前記アクリルモノマーの極性非イオン性誘導体は、25重量%の量で存在する、請求項に記載の方法。
  8. 前記パーソナルケア組成物は、リーブオンコンディショナー、ヘアトリートメント製剤、またはコーミングクリームである、請求項6または7に記載の方法。
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