JP6714434B2 - 撮像装置およびその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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(撮像装置の構成の説明−レンズユニット)
図1は、一実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラの機能構成例を示すブロック図である。本実施形態のデジタルカメラはレンズ交換式一眼レフカメラであり、レンズユニット100とカメラ本体120とを有する。レンズユニット100は図中中央の点線で示されるマウントMを介して、カメラ本体120に装着される。
カメラ本体120は、光学ローパスフィルタ121および撮像素子122を有する撮影光学系と、駆動/制御系とを有する。レンズユニット100の第1レンズ群101、絞り102、第2レンズ群103、フォーカスレンズ104、カメラ本体120の光学ローパスフィルタ121は撮影光学系を構成する。
次に、図2は、本実施形態における撮像素子122の画素の配列の概略を示す図である。図2では、本実施形態の2次元CMOSセンサー(撮像素子)の画素(撮像画素)の配列を4列×4行の範囲で示すとともに、1つの画素(受光素子)に2個配列された光電変換素子の配列を8列×4行の範囲で示している。
●デフォーカス量と像ずれ量の関係
以下、撮影光学系のデフォーカス量と、本実施形態の撮像素子122により取得される第1焦点検出信号と第2焦点検出信号の像ずれ量との関係について説明する。図6は、撮影光学系のデフォーカス量と第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の像ずれ量の関係を示す概略図である。撮像面800に本実施形態の撮像素子122が配置され、図4、図5を参照して説明したように、撮影光学系の射出瞳が、第1瞳部分領域501と第2瞳部分領域502に2分割される。
本実施形態では、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量の関係性を用いて、位相差方式の焦点検出を行う。詳細は、後述する。
まず、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を取得する撮像素子122上の領域である焦点検出領域について説明する。図7は、撮像素子122の有効画素領域1000における焦点検出領域Aと、焦点検出時に表示器126に表示される焦点検出領域を示す指標Iを重ねて示した図である。本実施形態では、焦点検出領域は行方向に3つ、列方向に3つの、計9個設定している。行方向にn番目、列方向にm番目の焦点検出領域をA(n,m)と表し、この領域内の第1焦点検出画素201と第2焦点検出画素202の信号を用いて、後述する焦点検出を行う。また、同様に行方向にn番目、列方向にm番目の焦点検出領域を示す指標をI(n,m)と表す。
次に、カメラ本体120における焦点調節動作について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図8に示す処理は、ライブビュー表示時(表示用動画撮影時)もしくは動画記録時(記録用動画撮影時)において実施される処理である。
式(1)において、W1は、視野内データの値に相当し、hmaxが、シフトデータの値に相当する。撮像面位相差焦点検出部129は各シフト量hについての相関量COR1(h)を求めた後、A像とB像の相関が最も高くなるシフト量h、すなわち、相関量COR1が最小となるシフト量hの値を求める。なお、相関量COR1(h)の算出時におけるシフト量hは整数とするが、相関量COR1(h)が最小となるシフト量hを求める場合には、デフォーカス量の精度を向上させるため、適宜補間処理を行いサブピクセル単位の値(実数値)を求める。
そして、撮像面位相差焦点検出部129は、相関量の差分値DCOR1を用いて、差分値の符号が変化するシフト量dh1を求める。差分値の符号が変化する直前のhの値をh1、符号が変化した直後のhの値をh2(h2=h1+1)とすると、撮像面位相差焦点検出部129はシフト量dh1を、以下の式(3)に従って算出する。
…(3)
以上のようにして相関演算手段としての撮像面位相差焦点検出部129は、A像とB像の相関が最大となるシフト量dh1をサブピクセル単位で算出し、S5041の処理を終える。なお、2つの1次元像信号の位相差を算出する方法は、ここで説明したものに限らず、公知の任意の方法を用いることができる。
同様に、第4の焦点検出信号の重心位置CG4、第5の焦点検出信号の重心位置CG5、第6の焦点検出信号の重心位置CG6を算出する。さらに、第3の焦点検出信号と第5の焦点検出信号の重心間隔を第1のデフォーカス情報として算出する。第1のデフォーカス情報をCG_def1とすると、この値は下記の式(5)で算出される。
同様にして、第2のデフォーカス情報CG_def2を第4の焦点検出信号と第5の焦点検出信号の重心間隔を、下記の式(6)で算出する。
図10(d)、図10(e)に、第3から第6の焦点検出信号の重心位置(CG3,CG4,CG5,CG6)と重心間隔CG_def1とCG_def2を示している。重心間隔CG_def1とCG_def2は、いずれも中心部のコントラストの低い黒い細線部の信号ずれ量からもわかるとおり、正しいデフォーカス量を示している。
上述の実施形態では、相関演算結果の信頼性が低い場合に、重心間隔を用いるように説明したが、重心間隔の用い方はこれに限らない。重心間隔は、相関演算結果に比較して、焦点検出精度は劣るが、比較的大きいデフォーカス量を検出できる利点がある。この特性を利用して、相関演算結果から得られるデフォーカス量の大きさによって、重心間隔を利用するようにしてもよい。例えば、相関演算結果から閾値以上のデフォーカス量が検出された場合や、相関演算結果が算出不能となった場合に、重心間隔を用いることが考えられる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (14)
- 撮影光学系の異なる射出瞳領域を通過した光をそれぞれ受光する受光素子と、
前記受光素子から得られる、前記異なる射出瞳領域の1つに対応する第1の像信号と、前記異なる射出瞳領域の他の1つに対応する第2の像信号に基づいて焦点検出を行う焦点検出手段と、を備え、
前記焦点検出手段は、前記第1の像信号について高域成分を抽出した信号の正の部分の信号と、前記第2の像信号について高域成分を抽出した信号の正の部分の信号の位相差を示す第1のデフォーカス情報と、前記第1の像信号について高域成分を抽出した信号の負の部分の信号と、前記第2の像信号について高域成分を抽出した信号の負の部分の信号の位相差を示す第2のデフォーカス情報とを算出し、前記第1のデフォーカス情報と前記第2のデフォーカス情報とに基づいて焦点検出を行うことを特徴とする撮像装置。 - 前記焦点検出手段は、前記第1のデフォーカス情報と前記第2のデフォーカス情報を平均して得られるデフォーカス情報を用いて焦点検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記焦点検出手段は、前記第1のデフォーカス情報と前記第2のデフォーカス情報を加重平均して得られるデフォーカス情報を用いて焦点検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記焦点検出手段は、前記第1のデフォーカス情報を算出した信号の総和と、前記第2のデフォーカス情報を算出した信号の総和の比率に応じて、前記第1のデフォーカス情報と前記第2のデフォーカス情報を加重平均して前記デフォーカス情報を算出することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 前記第1のデフォーカス情報と前記第2のデフォーカス情報は、前記第1の像信号の重心と前記第2の像信号の重心の間隔の情報であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記第1の像信号について高域成分を抽出した信号の重心の位置と前記第2の像信号について高域成分を抽出した信号の重心の位置の両方が焦点検出領域の端から所定値以内の範囲にある場合には、前記焦点検出手段は、前記第1のデフォーカス情報と前記第2のデフォーカス情報を用いずに、焦点検出を行うことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記第1のデフォーカス情報と前記第2のデフォーカス情報を算出した信号の総和が所定の量よりも少ない場合には、前記焦点検出手段は、前記第1のデフォーカス情報と前記第2のデフォーカス情報を用いずに、焦点検出を行うことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記焦点検出手段は、前記第1の像信号と前記第2の像信号について高域成分を抽出して得られた前記第1の像信号と前記第2の像信号の位相差が所定の値より大きい場合に、前記第1のデフォーカス情報と前記第2のデフォーカス情報を用いて焦点検出を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記焦点検出手段は、前記第1のデフォーカス情報と前記第2のデフォーカス情報を、前記位相差の検出結果の信頼性を判定するために用いることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記焦点検出手段は、前記第1の像信号と前記第2の像信号について高域成分を抽出せずに得られた前記第1の像信号と前記第2の像信号のデフォーカス量が所定の値より大きい場合に、前記第1のデフォーカス情報と前記第2のデフォーカス情報の重心間隔を用いて焦点検出を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記受光素子は、撮像素子上に形成されており、1つのマイクロレンズに対して複数の光電変換部が配置されて構成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 撮影光学系の異なる射出瞳領域を通過した光をそれぞれ受光する受光素子を有する撮像装置を制御する方法であって、
前記受光素子から得られる、前記異なる射出瞳領域の1つに対応する第1の像信号と、前記異なる射出瞳領域の他の1つに対応する第2の像信号に基づいて焦点検出を行う焦点検出工程を有し、
前記焦点検出工程では、前記第1の像信号について高域成分を抽出した信号の正の部分の信号と、前記第2の像信号について高域成分を抽出した信号の正の部分の信号の位相差を示す第1のデフォーカス情報と、前記第1の像信号について高域成分を抽出した信号の負の部分の信号と、前記第2の像信号について高域成分を抽出した信号の負の部分の信号の位相差を示す第2のデフォーカス情報とを算出し、前記第1のデフォーカス情報と前記第2のデフォーカス情報とに基づいて焦点検出を行うことを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 請求項12に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項12に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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JP2016111195A JP6714434B2 (ja) | 2016-06-02 | 2016-06-02 | 撮像装置およびその制御方法、プログラム、記憶媒体 |
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