JP6712892B2 - 熱分析装置、及び試料分析システム - Google Patents
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Description
また、例えば、特許文献2は、ヒーター線を保護管表面のらせん溝に収容する方法について開示している。
本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、本開示の特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味に於いても限定するものではないことを理解する必要がある。
本開示による熱分析装置は、保護管に収容される分析対象の試料を加熱するためのヒーター線に掛かる重力を下支えするヒーター線支持手段を備えている。
ヒーター線支持手段を、ヒーター線を下支えする複数の支持棒で構成しても良い。
また、ヒーター線支持手段を、保護管と当該保護管を巻き付けるように配置されるヒーター線とを覆うジャケットで構成しても良い。
さらに、ヒーター線支持手段を、ヒーター線の巻き付け方向と垂直な方向にヒーター線を横断するようにヒーター線を接着する接着剤で構成しても良い。
TGとDTA、又はTGとDSCを組み合わせた同時熱分析装置においては、加熱対象の試料を収容する保護管を加熱する手段としてヒーター線(保護管に巻き付けられている)を用いている。試料の最高温度を1500℃にするため、酸化雰囲気(空気中)での使用を考慮して加熱手段としてのヒーター線の材料に白金合金を用いることが多い。試料とヒーター線は10mm以上の距離を離して設置されており、この間にアルミナ製の保護管やヒーター線を保持するボビンがあり熱抵抗となっている。この熱抵抗により、ヒーター線は試料の温度よりも高くなり、例えば、試料温度を20℃/分で昇温させて試料温度を最高1500℃にするとき、ヒーター線の温度は1600℃を超えてしまう。
図3は、本開示の実施形態による熱分析装置(例えば、TG/DTA装置)の概要構成を示す図である。熱分析装置10は、試料を収容しそれを加熱する加熱部100と、試料の重量変化を検出する秤量部102と、ベース部104と、モーター106と、レール108と、を備える。なお、熱分析装置10は、秤量部102によって検出された重量変化の情報を分析するための演算装置150と接続され、熱分析システムを構成する。演算装置150は、一般的なコンピュータ装置で構成することが可能であり、図示しないが、例えば、CPU(プロセッサ)と、メモリと、入力デバイス(キーボードやマウスなど)と、出力デバイス(プリンタや表示装置など)と、秤量部102との間でデータ通信をするための通信デバイスと、を備えている。
図5は、本実施形態による熱分析装置10の内部構成例を示す断面図である。図5は、図3の熱分析装置の動作を説明するためにその断面を模式的に示したものである。
図6は、本実施形態における、保護管3とヒーター線1との関係を説明するための図である。図7は、図6に示される保護管3とヒーター線1の中央部付近の断面を示す図である。
図8は、ヒーター線1を巻き付けるボビン201a及びボビン201bの詳細構造を示す図である。
図9は、ボビン201a及び201bにヒーター線1を巻き付けるための治具を示す図である。
(ii)図10(b)に示されるように、中子303が中子305と同様に引き抜かれる。すると、中子307aと307bがヒーター線1の中で内側に倒れこむ。
(iii)図10(c)に示されるように、中子307aと中子307bが引き抜かれる。
以上の作業で、ヒーター線1をボビン201aに巻いた状態を作ることができる。
(1)変形例1
図11は、本開示の変形例1の構成例を示す図である。図11Aは、変形例1による保護管3、ヒーター線1、及びヒーター線支持手段としての支持棒1101の全体を示す図である。図11Bは、図11Aの線(面)1100における断面を示す図である。
図12は、本開示の変形例2の構成例を示す図である。図12Aは、変形例2による保護管3、ヒーター線1、及びヒーター線支持手段としてのジャケット1201の全体を示す図である。図12Bは、変形例2による保護管3、ヒーター線1、及びジャケット1201の側面を示す図である。図12Cは、図12Bの線1200における断面を示す図である。
図13は、本開示の変形例3の構成例を示す図である。変形例3では、ヒーター線1を水平方向に横断するように(例えば2列で)、ヒーター線支持手段としての接着部1301が形成されている。これにより、上述の実施形態による構成と同等の効果を期待することができる。なお、接着部1301の個数は2つに限定されるものではない。
本開示による熱分析装置は、保護管に収容される分析対象の試料を加熱するためのヒーター線に掛かる重力を下支えするヒーター線支持手段を備えている。これにより、重力加速度によってヒーター線が鉛直方向下向きに引っ張られても、ボビンの円筒面によってヒーター線は受け止められ移動することはなく、ヒーター線自重によってヒーター線の断面には圧縮応力が働くことになるため、クリープによる断線の恐れはなくなり、加熱部を交換するまでの寿命が長くなり装置を長期間使い続けることができる。
3 保護管
9 試料
10 熱分析装置
100 加熱部
102 秤量部
104 ベース部
106 モーター
108 レール
110 天秤
112 試料カップ
114 天秤支点
118 ガス導入口
120a、120b 冷却剤出入り口
150 演算装置
201a、201b ボビン
203a、203b、203c、203d スリット
213 接続部
301 スタンド
303、305、307a、307b 中子
401 脚
Claims (8)
- 試料を収容する保護管と、
前記保護管に収容される試料をヒーター線によって加熱する加熱部であって、前記保護管に接触せず、前記ヒーター線が前記保護管の周囲を所定の隙間を持って巻き付けるように配置される、加熱部と、
加熱による前記試料の重量変化を検出する秤量部と、
前記ヒーター線に掛かる重力を下支えするヒーター線支持手段と、を備え、
前記ヒーター線支持手段は、上側ボビンと下側ボビンとによって構成され、
前記ヒーター線は、前記上側ボビンの外側に配置され、かつ前記下側ボビンの内側に配置され、
前記下側ボビンが、前記ヒーター線を下支えする、熱分析装置。 - 請求項1において、
前記上側ボビンと前記下側ボビンには、複数のスリットが設けられている、熱分析装置。 - 請求項2において、
前記上側ボビンの中央部領域に設けられた前記スリットの開口割合は、前記上側ボビンの端部領域に設けられた前記スリットの開口割合より小さく、
前記下側ボビンの中央部領域に設けられた前記スリットの開口割合は、前記下側ボビンの端部領域に設けられた前記スリットの開口割合より大きい、熱分析装置。 - 請求項1において、
前記ヒーター線支持手段は、前記ヒーター線を下支えする複数の支持棒で構成される、熱分析装置。 - 請求項1において、
前記ヒーター線支持手段は、前記保護管と当該保護管に巻き付けるように配置される前記ヒーター線とを覆うジャケットで構成される、熱分析装置。 - 請求項5において、
前記ジャケットは、前記ヒーター線と複数の線をなす箇所で接触して、前記ヒーター線を保持する、熱分析装置。 - 請求項1において、
前記ヒーター線支持手段は、前記ヒーター線の巻き付け方向と垂直な方向に前記ヒーター線を横断するように前記ヒーター線を接着する接着剤で構成される、熱分析装置。 - 加熱による試料の重量変化を検出する熱分析装置と、
前記熱分析装置に接続され、前記熱分析装置によって検出された前記重量変化を受信し、前記試料の前記重量変化を分析する演算装置と、を備え、
前記熱分析装置は、
前記試料を収容する保護管と、
前記保護管に収容される試料をヒーター線によって加熱する加熱部であって、前記保護管に接触せず、前記ヒーター線が前記保護管の周囲を所定の隙間を持って巻き付けるように配置される、加熱部と、
加熱による前記試料の前記重量変化を検出する秤量部と、
前記ヒーター線に掛かる重力を下支えするヒーター線支持手段と、を備え、
前記ヒーター線支持手段は、上側ボビンと下側ボビンとによって構成され、
前記ヒーター線は、前記上側ボビンの外側に配置され、かつ前記下側ボビンの内側に配置され、
前記下側ボビンが、前記ヒーター線を下支えする、試料分析システム。
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