JP6712803B2 - 音象徴語・パーソナリティ情報提供装置、音象徴語・パーソナリティ情報提供方法および音象徴語・パーソナリティ情報提供プログラム - Google Patents

音象徴語・パーソナリティ情報提供装置、音象徴語・パーソナリティ情報提供方法および音象徴語・パーソナリティ情報提供プログラム Download PDF

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Description

本発明は、音象徴語・パーソナリティ情報提供装置、音象徴語・パーソナリティ情報提供方法および音象徴語・パーソナリティ情報提供プログラムに関する。
会社における社員の採用、病院での精神疾患についての診察等において、人物の性格を評価する場面がある。
従来、このような人物の性格を評価する手法として、多数の形容詞対を用いた質問紙によるテストが行われていた。
一方、言語学や心理学での先行研究では、Big Fiveと呼ばれる外向性、協調性、勤勉性、情緒安定性、知性の5因子で人のパーソナリティを分類してきた(非特許文献1)。
Goldberg, L. R. (1982). From Ace to Zombie: Some explorations in the language of personality. In C. D. Spielberger & J. N. Butcher (Eds.), Advances in personality assessment , Vol. 1, 203-234.
上述した質問紙によるテストでは、回答者の負担が大きく、特に子供やお年寄りなどには自分の性格を多数の評価尺度で分析的に回答することが難しいという問題があった。
また、5因子で評価する手法は、パーソナリティを少数の因子に集約することになるため、個人の多面的なパーソナリティや人と人とのインタラクションで動的に変化するパーソナリティは評価しにくいという問題があった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、オノマトペに代表される音象徴語を用いたパーソナリティの評価手法を提供することで、多面的・動的なパーソナリティの評価を簡易に実現することにある。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、音象徴語を入力する入力部と、前記音象徴語に含まれる音韻の要素に対し、前記要素に対する人のパーソナリティについての複数の評価尺度を対応付けしたパーソナリティ評価データベースから変数の値を前記要素毎に取得して、取得された変数の値に基づいて評価値を前記評価尺度毎に評価を行う評価部と、前記評価尺度毎に評価結果レベル表示を行う表示部とを備え、前記複数の評価尺度は、外向性、協調性、勤勉性、情緒安定性、知性の因子に対応する形容詞対である
本発明にあっては、オノマトペに代表される音象徴語を用いたパーソナリティの評価手法を提供することで、多面的・動的なパーソナリティの評価を簡易に実現することができる。
一実施形態にかかる音象徴語・パーソナリティ情報提供装置の構成例を示す図である。 形態データベースのデータ構造例を示す図である。 パーソナリティについての評価尺度の例を示す図である。 被験者実験に用いるアンケートの例を示す図である。 被験者実験に用いるオノマトペの例を示す図である。 パーソナリティ評価データベースの生成手法の例を示す図である。 パーソナリティ評価データベースの例を示す図である。 音象徴語・パーソナリティ情報提供装置のハードウェア構成例を示す図である。 実施形態の処理例を示すフローチャート(その1)である。 形態解析部による解析項目の例を示す図である。 オノマトペ表現データのデータ構造例を示す図である。 評価結果の表示例を示す図(その1)である。 評価結果の表示例を示す図(その2)である。 妥当性評価の例を示す図である。 実施形態の処理例を示すフローチャート(その2)である。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。なお、音象徴語の例としてオノマトペを中心にして説明するが、オノマトペ以外の音象徴語についても適用できることはいうまでもない。
<全体構成>
図1は一実施形態にかかる音象徴語・パーソナリティ情報提供装置1の構成例を示す図である。図1において、音象徴語・パーソナリティ情報提供装置1は、機能部として、インタフェース部11と音象徴語解析部12とパーソナリティ対応音象徴語生成部15を備えている。これらの機能部は、音象徴語・パーソナリティ情報提供装置1を構成するコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のハードウェア資源上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されるものである。各部は、単一のコンピュータ上に配置される必要はなく、必要に応じて複数のコンピュータ上に分散される形態であってもよい。例えば、インタフェース部11をリモートの端末上に配置し、クライアントサーバ形式で構成することもできる。コンピュータプログラムは、CD−ROM等の記録媒体からインストールされたものであってもよいし、インターネット等を介して通信可能に接続されたサーバ(図示せず)の記憶装置からダウンロードされ、インストールされたものであってもよい。
また、音象徴語・パーソナリティ情報提供装置1は、処理に際して参照・更新するデータベースとして、形態データベース13とパーソナリティ評価データベース14とを備えている。これらのデータベースは、音象徴語・パーソナリティ情報提供装置1内のHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体上の記憶領域に所定のデータを体系的に保持するものである。これらのデータベースは、単一のコンピュータ上に配置される必要はなく、必要に応じて複数のコンピュータ上に分散される形態であってもよい。
インタフェース部11は、グラフィカルユーザインタフェース部111を備え、ユーザUとの間で対話的に情報の入力(音象徴語の入力等)および出力(対応する評価値の表示等)を行う機能を有している。
音象徴語解析部12は、解析管理部121と形態解析部122とパーソナリティ評価部123とを備え、ユーザUから入力された音象徴語に対応する、人のパーソナリティについての複数の評価尺度毎の評価値を算出する機能を有している。解析管理部121は、音象徴語解析部12における総合的な管理を行う機能を有している。形態解析部122は、ユーザUから入力された音象徴語の文字列から、形態データベース13を参照して形態解析を行い、音象徴語の内部表現(オノマトペ表現データ等)を生成する機能を有している。パーソナリティ評価部123は、オノマトペ表現データ等に基づき、パーソナリティ評価データベース14を参照して、人のパーソナリティについての複数の評価尺度毎の評価値を算出する機能を有している。
パーソナリティ対応音象徴語生成部15は、インタフェース部11を介してユーザUから人のパーソナリティについての複数の評価尺度毎の値を入力すると、その値と同等の評価値を持つ音象徴語(オノマトペ等)を生成し、インタフェース部11を介してユーザUに提示する機能を有している。なお、パーソナリティ対応音象徴語生成部15は、音象徴語を評価するだけでよい場合は省略することができる。
<形態データベース>
図2は形態データベース13のデータ構造例を示す図である。図2において、形態データベース13は、「ひらがな・カタカナ」と「音素」と「形態」とが対応付けて保持されている。なお、母音、子音、小母音の音素の例を示しているが、その他に、拗音付き子音(/ky/等)、促音(/Q/)、撥音(/N/)、長音(/R/)、「り」(/ri/)等が存在する。また、音素は発音記号を用いて規定してもよい。また、上述の「ひらがな・カタカナ」は、例えば、形態データベース13において、ひらがなと音素と形態とが対応付けて保持されており、カタカナと音素と形態との対応付けは、カタカナをひらがなに変換することで対応付けられてもよく、また、この例においてひらがなとカタカナとの関係が逆であってもよい。また、文字表現等の場合であって、ひらがなとカタカナとで受け手の印象が異なる場合には、ひらがなとカタカナとを区別して取り扱ってもよい。
<パーソナリティ評価データベース>
図3はパーソナリティについての評価尺度の例を示す図である。図3において、人のパーソナリティに関連する評価尺度として、前述したBig Fiveの外向性、協調性、勤勉性、情緒安定性、知性の5因子に対応する計50の形容詞対を用いている。
図4は被験者実験に用いるアンケートの例を示す図である。この例では、左欄のオノマトペ「りんりん」について、図3の評価尺度の50項目(図示は一部のみ)について、左側の尺度と右側の尺度に分け、その間を7段階に分けて、各評価尺度についてオノマトペから受ける印象の度合いの回答(チェック等)を受け付けるようになっている。
図5は被験者実験に用いるオノマトペの例を示す図であり、音韻を網羅するように収集したパーソナリティを表す代表的なオノマトペとして126語を用いている。なお、オノマトペ自体は発明思想に直接影響しないため、一部をぼかしている。これらのオノマトペについて、複数の被験者から図4に示したようなアンケートにより回答を得ることにより、被験者実験を行う。
図6はパーソナリティ評価データベース14の生成手法の例を示す図である。図6(a)は、音象徴語(オノマトペ)に含まれる音韻の要素(カテゴリ)に変数X〜X13を対応付けた例を示している。なお、「モーラ」とは、日本語リズムにおける拍数を指すものである。例えば、「ズキッ」というオノマトペの場合、「ズ」が第1モーラ、「キッ」が第2モーラに該当する。
図6(b)は、ある評価尺度の評価値Yを変数X〜X13の線形和により表した式である。被験者実験で得られる音象徴語の評価値を目的変数、音象徴語を構成する音韻を説明変数とする関係式である。nはモーラ数であり、Const.は定数項である。なお、数式において、モーラ数nで割り、「×2」としているのは、2モーラ以上で構成されるオノマトペが入力された場合でも、2モーラと同等に正規化され、出力される評価値の範囲を補正するためである。
被験者に提示した個々のオノマトペから図6(a)の各カテゴリの音韻要素の有無がわかり、被験者の回答から評価尺度毎のYの実測値が分かるため、数量化理論I類を適用することで、評価尺度毎にカテゴリ数量としての変数X〜X13を計算することができる。数量化理論I類は、数値では表せない要素の有無に対応するため、仮の数字をカテゴリに割り振ることで重回帰分析を可能にする手法である。
図7はパーソナリティ評価データベース14の例を示す図であり、一部を示している。縦方向は評価尺度であり、横方向はカテゴリである。
<ハードウェア構成>
図8は音象徴語・パーソナリティ情報提供装置1のハードウェア構成例を示す図であり、一般的なコンピュータの構成である。図8において、音象徴語・パーソナリティ情報提供装置1は、システムバス1001に接続されたCPU(Central Processing Unit)1002、ROM(Read Only Memory)1003、RAM(Random Access Memory)1004、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)1005を備えている。また、音象徴語・パーソナリティ情報提供装置1は、I/F(Interface)1006と、I/F1006に接続された、I/O(Input/Output Device)1007、HDD(Hard Disk Drive)/SSD(Solid State Drive)1008、NIC(Network Interface Card)1009と、I/O1007に接続されたモニタ1010、キーボード1011、マウス1012等を備えている。I/O1007にはCD/DVD(Compact Disk/Digital Versatile Disk)ドライブ等を接続することもできる。
<音象徴語を入力して評価する処理>
図9は実施形態の処理例を示すフローチャートであり、ユーザUから入力された任意のオノマトペを評価尺度に基づいて評価し、評価結果を提示する処理の例を示すものである。
図9において、音象徴語・パーソナリティ情報提供装置1のインタフェース部11のグラフィカルユーザインタフェース部111は、ユーザUから任意のオノマトペを入力すると(Enterキーにより入力確定)、入力したオノマトペを音象徴語解析部12に引き渡す(ステップS11)。なお、オノマトペの入力はキーボード等による文字列の入力を想定しているが、音声入力機能を用い、音声で入力された文字列を取得してもよい。
音象徴語解析部12の形態解析部122は、形態データベース13を参照してオノマトペを形態解析し、オノマトペ表現データを生成する(ステップS12)。
すなわち、形態解析部122は、入力されたオノマトペの文字列を先頭から形態データベース13の形態データと照合し、音素および形態を得る。
また、形態解析部122は、図10に示すようなルール(図6(a)のカテゴリに対応)に従い、オノマトペの1モーラ目と2モーラ目について「子音」「濁音」「拗音」「母音」「小母音」「特殊音(2モーラ目は「特殊語尾」)」について図示のカテゴリのいずれか(例えば、「濁音」については「なし」「濁音」「半濁音」のいずれか)および反復の有無を解析し、図11に示すような形式のオノマトペ表現データを生成する。
次いで、図9に戻り、音象徴語解析部12のパーソナリティ評価部123は、形態解析部122により生成されたオノマトペ表現データに基づき、パーソナリティ評価データベース14を参照してパーソナリティ印象評価を行う(ステップS13)。
すなわち、パーソナリティ評価部123は、図6(a)に示したような音韻要素の項目に対応した変数X〜X13の値を図7に示したようなパーソナリティ評価データベース14から評価尺度毎に取得し、図6(b)に示した数式により評価尺度毎の評価値Yを算出する。
次いで、図9に戻り、インタフェース部11のグラフィカルユーザインタフェース部111は、ユーザUに対し、音象徴語解析部12のパーソナリティ評価部123による評価結果を提示する(ステップS14)。
図12および図13は評価結果の表示例を示している。図12では、左上の「オノマトペの入力」欄にオノマトペ「がつがつ」が入力された場合の例を示している。「評価」欄には50個の評価尺度について、評価尺度毎に評価結果が数値とともにレベル表示されている。ここでは、左側形容詞側のレベルを−1、右側形容詞側のレベルを1とし、評価尺度毎に評価結果の値域の中心の値0から両端に向かって伸びる棒グラフでレベル表示を行う場合を示している。この場合、中心から左右のどちらに偏りの傾向があるのかが理解しやすくなる。また、例えば左端をレベル0の起点として、右端をレベル1として、右方向に伸びる棒グラフでレベル表示を行うようにしてもよい。
この例のオノマトペ「がつがつ」は、「利己的な」や「感情的な」や「洗練されていない」の周辺の印象が強いことが示されている。
また、表示されている情報をCSV形式のデータとして出力することもでき、他の情報処理に容易に繋げることができる。なお、CSV形式に限らず、他のデータ形式(例えば、XML等のタグ付きのデータ形式等)に対応させてもよい。
図13はオノマトペ「びしっ」が入力された場合の例を示しており、「用心深い」等の周辺の印象が強いことが示されている。
<妥当性評価>
被験者実験で得たデータから算出した各音韻要素のカテゴリ数量について、被験者の回答による実測値とシステムの予測値との重相関係数を算出した結果、図14のようになった。回帰分析の結果、全ての評価尺度に関してシステムの出力結果が実験結果に対して0.1%水準で有意であることを確認し、これにより、システムの出力結果と実験結果の間に相関があることを確認した。
<評価値から音象徴語を生成する処理>
図15は実施形態の他の処理例を示すフローチャートであり、ユーザから評価尺度毎の値(パーソナリティ印象値)を入力させ、その値に対応する音象徴語(オノマトペ)を提示するようにしたものである。
図15において、音象徴語・パーソナリティ情報提供装置1のインタフェース部11のグラフィカルユーザインタフェース部111は、ユーザUから評価尺度毎のパーソナリティ印象値を入力すると、入力したパーソナリティ印象値をパーソナリティ対応音象徴語生成部15に引き渡す(ステップS21)。なお、パーソナリティ印象値の入力はキーボード等による数値の入力やGUIによる操作によるものを想定しているが、音声入力機能を用い、音声で入力するようにしてもよい。
次いで、パーソナリティ対応音象徴語生成部15は、オノマトペ表現データ(図11)の項目値を選択肢(図10)の中からランダムに発生することで初期オノマトペ群を生成する(ステップS22)。なお、生成するオノマトペに一定の制限を設ける場合には、オノマトペ表現データの所定の項目値については固定の値としてもよい。
次いで、パーソナリティ対応音象徴語生成部15は、生成された初期オノマトペ群の個々のオノマトペ表現データに対し、音象徴語解析部12によりパーソナリティ印象評価を行う(ステップS23)。音象徴語解析部12におけるパーソナリティ印象評価の処理は図9で説明したのと同様である。
次いで、図15において、パーソナリティ対応音象徴語生成部15は、個々のオノマトペ表現データについて算出された評価値と、ユーザUから入力されたパーソナリティ印象値との類似度を算出する(ステップS24)。パーソナリティ印象値とパーソナリティ印象評価の評価値はそれぞれ評価尺度の数の数列であることから、評価尺度の数の要素からなるベクトル値とみなすことができ、例えば、コサイン類似度により類似度を算出することができる。
次いで、パーソナリティ対応音象徴語生成部15は、算出された類似度が所定値を超えるオノマトペが所定数以上あるか否か判断し、存在しない場合は最適化を行う(ステップS25)。最適化は、例えば、交叉、突然変異、淘汰の過程を経る。交叉の一例としての一点交叉は、類似度の高いものほど選択される確率を高く設定した確率に基づいて、2つのオノマトペを選択し、無作為に選ばれた先頭からの位置を境に、それぞれのオノマトペの当該位置の前と後とを交換して合成して新たな2つのオノマトペを生成することで行う。突然変異は、所定の確率で発生させ(常に発生するわけではない)、オノマトペ表現データ上の無作為に決定される1もしくは複数の位置の値を無作為に変化させて新たなオノマトペを生成することで行う。淘汰は、類似度の低いオノマトペを削除することで行う。そして、再びパーソナリティ印象評価(ステップS23)に戻る。
また、パーソナリティ対応音象徴語生成部15は、算出された類似度が所定値を超えるオノマトペが所定数以上ある場合、インタフェース部11のグラフィカルユーザインタフェース部111を介し、ユーザUに対し、類似度の高い上位所定数のオノマトペを候補として提示する(ステップS26)。提示されたオノマトペをユーザUが見ることで、思いついたパーソナリティ印象がどのようなオノマトペに対応するのかを知ることができ、どういった人かを一言で表現したい場合に役立てることができる。
<総括>
以上説明したように、本実施形態によれば、オノマトペに代表される音象徴語を用いたパーソナリティの評価手法を提供することで、多面的・動的なパーソナリティの評価を簡易に実現することができる。すなわち、オノマトペ等の音象徴語は独自の特徴を持つ性格表現として用いることができ、形容詞よりも微細なパーソナリティの違いを表現できるとされる。そのため、音象徴語とその音韻の音象徴性を用いることで、一語の音象徴語から、形容詞尺度を用いた評価手法よりもより微細な印象を反映した、パーソナリティ評価を行うことができる。従って、人物の性格を客観的に評価しなければならない場面で活用することができる。
また、複数の評価尺度に基づいて人物の性格の特徴を入力することで、その特徴を表す音象徴語を生成することができ、どういった人かを一言で表現したい場合に役立てることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
1 音象徴語・パーソナリティ情報提供装置
11 インタフェース部
111 グラフィカルユーザインタフェース部
12 音象徴語解析部
121 解析管理部
122 形態解析部
123 パーソナリティ評価部
13 形態データベース
14 パーソナリティ評価データベース
15 パーソナリティ対応音象徴語生成部
U ユーザ

Claims (9)

  1. 音象徴語を入力する入力部と、
    前記音象徴語に含まれる音韻の要素に対し、前記要素に対する人のパーソナリティについての複数の評価尺度を対応付けしたパーソナリティ評価データベースから変数の値を前記要素毎に取得して、取得された変数の値に基づいて評価値を前記評価尺度毎に評価する評価部と、
    前記評価尺度毎に評価結果レベル表示を行う表示部と
    を備え
    前記複数の評価尺度は、外向性、協調性、勤勉性、情緒安定性、知性の因子に対応する形容詞対である
    音象徴語・パーソナリティ情報提供装置。
  2. 前記評価部は、前記評価値を前記要素毎に形態解析して評価する
    ことを特徴とする請求項1に記載の音象徴語・パーソナリティ情報提供装置。
  3. 前記評価部は、前記評価値を取得された前記変数の値の線形和を前記要素の数で除算して算出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の音象徴語・パーソナリティ情報提供装置。
  4. 前記表示部は、前記評価尺度毎に評価結果を棒グラフで表示することでレベル表示を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の音象徴語・パーソナリティ情報提供装置。
  5. 前記表示部は、前記評価尺度毎に評価結果の値域の一端から他端に向かって伸びる棒グラフでレベル表示を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の音象徴語・パーソナリティ情報提供装置。
  6. 前記表示部は、前記評価尺度毎に評価結果の値域の中心から両端に向かって伸びる棒グラフでレベル表示を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の音象徴語・パーソナリティ情報提供装置。
  7. 前記評価尺度毎の評価結果を所定のデータ形式で出力する出力部
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の音象徴語・パーソナリティ情報提供装置。
  8. 音象徴語を入力し、
    前記音象徴語に含まれる音韻の要素に対し、前記要素に対する人のパーソナリティについての複数の評価尺度を対応付けしたパーソナリティ評価データベースから変数の値を前記要素毎に取得して、取得された変数の値に基づいて評価値を前記評価尺度毎に評価を行い、
    前記評価尺度毎に評価結果をレベル表示する、
    処理をコンピュータが実行し、
    前記複数の評価尺度は、外向性、協調性、勤勉性、情緒安定性、知性の因子に対応する形容詞対である
    音象徴語・パーソナリティ情報提供方法。
  9. 音象徴語を入力し、
    前記音象徴語に含まれる音韻の要素に対し、前記要素に対する人のパーソナリティについての複数の評価尺度を対応付けしたパーソナリティ評価データベースから変数の値を前記要素毎に取得して、取得された変数の値に基づいて評価値を前記評価尺度毎に評価し
    前記評価尺度毎に評価結果をレベル表示する、
    処理をコンピュータに実行し、
    前記複数の評価尺度は、外向性、協調性、勤勉性、情緒安定性、知性の因子に対応する形容詞対である
    音象徴語・パーソナリティ情報提供プログラム。
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