JP6712565B2 - 障害管理装置およびその障害監視用パス設定方法 - Google Patents

障害管理装置およびその障害監視用パス設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、想定する障害シナリオの下で、任意の障害を識別する障害管理装置およびその障害監視用パス設定方法に関する。
特許文献1には、ネットワーク内の障害監視用パスを終端する品質監視装置において、障害監視用パスの品質劣化が検知されると、障害管理装置が、品質劣化の検知された障害監視用パスが共通に通過するリンクを障害リンクと推定する技術が開示されている。
特許文献2には、障害監視対象ネットワークの各リンクを通過する障害監視用パス組を表す組合せグラフを用いることにより、単一リンク障害も含めた同時に発生する2重リンク障害を識別できる障害監視用パス群の経路を容易に決定する技術が開示されている。
特許文献3には、障害監視対象ネットワークの各リンクを通過する障害監視用パス組を表す組合せグラフを用いることにより、単一リンク障害(保守)復旧以前に発生する単一リンク障害を識別できる障害監視用パス群の経路を容易に決定する技術が開示されている。
特許文献4には、少数のノードに品質監視装置を接続することにより、単一リンク障害(保守)復旧以前に発生する単一リンク障害あるいは単一リンク障害も含めた同時に発生する2重リンク障害を識別できる障害監視用パス群の経路を容易に決定する技術が開示されている。
特許文献5には、想定するリンク障害シナリオに応じた初期組合せ表が与えられた時、予め指定された端点ノードで終端して、想定するリンク障害シナリオに含まれる任意のリンク障害を識別できる障害監視用パス群の経路を少ない計算量で算出する技術が開示されている。
特許第3885931号公報 特許第5794633号公報 特許第5905358号公報 特許第5989573号公報 特開2014-225775号公報
特許文献1では、単一リンク障害を想定した場合でも、障害リンクを正確に特定することができない。特許文献2、3では、障害監視用パス群の発着ノード数が多くなり、多数のノードに品質監視装置を接続する必要がある。
特許文献4では、品質監視装置を接続できるノードを予め指定することができない。特許文献5では、想定するリンク障害シナリオに含まれるリンク障害が多数存在する時、必要な障害監視用パス数が多くなる。
本発明の目的は、上記の技術課題を解決し、想定するリンク障害シナリオに含まれる任意のリンク障害を識別する最少本数の障害監視用パス群の経路をホップバイホップに構成できる障害管理装置およびその障害監視用パス設定方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、ネットワーク上のノードおよびリンクを経由する障害監視用パスを複数の品質監視装置間に設定する障害管理装置およびその障害監視用パス設定方法において、以下の構成を具備した点に特徴がある。
(1) 品質監視装置が接続される端点ノードを最初の現ノードに設定し、現ノードにおいて所定の条件を満足する出リンクをランダムに選択し、当該出リンクの終点ノードを新たな現ノードとして出リンクを選択することを繰り返して障害監視用パスをホップバイホップに構成し、前記所定の条件を満足する出リンクを選択できなくなったノードが端点ノードであると当該端点ノードで今回の障害監視用パスを終端し、新たに選択した端点ノードを現ノードとして次の障害監視用パスの構成を再開することを、所定の終了条件が成立するまで繰り返すようにした。
(2) 所定の条件を満足する出リンクを選択できなくなったノードが非端点ノードであると、直近の上流側の端点ノードへ戻り、これを現ノードとして障害監視用パスの構成をやり直すフォールバックを繰り返すようにした。
(3) フォールバックの回数が所定の上限値を超えると、当該上流側の端点ノードで今回の障害監視用パスを終端するようにした。
(4) リンク障害ペアの識別に貢献しない障害監視用パスは無効と判定し、予め指定した最大連続無効パス数の無効な障害監視用パス構成が連続すると障害監視用パス群構成を終了するようにした。
(5) 最大連続無効パス数に達しない連続した無効な障害監視用パス群を残して障害監視用パスの構成を継続し、最大連続無効パス数に達した無効な障害監視用パスを削除するようにした。
(6) 所定の条件を優先度の異なる複数の条件の論理和とし、最優先の第1条件を「障害監視用パスが1本も通過していない出リンク」とし、第2条件を「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在し、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在しない出リンク」とし、第3条件および第4条件を「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在し、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアも存在する出リンク」および「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在せず、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアも存在しない出リンク」の一方および他方とした。
(7) 第2、第3または第4条件を満足する出リンクが複数存在すると、通過する他の障害監視用パス数が最少の出リンクを選択するようにした。
(8) 現ノードの各出リンクについて、構成中の障害監視用パスが通過することによって新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在するか否かを検査し、構成中の障害監視用パスが通過することによって新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在するか否かを検査し、各検査の結果に基づいて、各出リンクが前記第2ないし第4条件を満足するか否かを判断するようにした。
(1) ホップバイホップに障害監視用パス経路を構成するため、経路構成の自由度を最大限活用してリンク障害を効率的に識別できる最少本数の障害監視用パス群の経路を構成できるようになる。
(2) 各リンクを通過する障害監視用パス数の均等化が図れるので、障害管理対象ネットワークのノード次数が小さい時でも、想定するリンク障害シナリオに含まれる任意のリンク障害を識別する最少本数の障害監視用パス群の経路を構成できるようになる。
(3) フォールバック前とフォールバック後に、同一の出リンクが繰り返し選択されることを防ぐことができるので障害監視用パス群構成の異常終了を回避できるようになる。
(4) 最大連続無効パス数に達しない連続した無効な障害監視用パス群を残すことにより、同一の経路を有する無効な障害監視用パスが繰り返し構成されることを回避できるようになる。
(5) 最大連続無効パス数の連続した無効な障害監視用パスを削除することにより、リンク障害ペアの識別に影響を与えることなく、構成される障害監視用パス数を削減できるようになる。
(6) 限定されたリンク障害ペアのみを検査することによって選択すべき出リンクを決定するので、想定するリンク障害シナリオに含まれる任意のリンク障害を識別する最少本数の障害監視用パス群の経路を高速に構成できるようになる。
本発明が適用される障害監視対象ネットワークの構成を示したブロック図である。 障害監視用パス群の経路構成方法の概要を示した模式図である。 本発明の第1実施形態に係る障害監視用パス群の経路構成手順を示したフローチャートである。 第1実施形態での現ノードにおける出リンクの選択手順を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る障害監視用パス群の経路構成手順を示したフローチャートである。 第2実施形態での現ノードにおける第1出リンク選択法の手順を示したフローチャートである。 第2実施形態での現ノードにおける第2出リンク選択法の手順を示したフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る障害監視用パス群の経路構成手順における出リンクの選択手順を示したフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明が適用される障害監視対象ネットワークの構成を示したブロック図である。
障害監視対象ネットワークは、複数のノード装置Nと、それらを接続するリンクから構成される。複数の品質監視装置Mが、予め指定されたノード装置(端点ノード装置)に接続され、任意の品質監視装置Mとの間に障害監視用パスが設定される。
障害管理装置1は、品質監視装置Mに対して、障害監視用パスの設定と障害監視用パスを通した監視データの送信を指示する。監視データを受信した品質監視装置Mは、監視データの品質を監視し、品質劣化が検知された場合は障害管理装置1に通報する。
障害管理装置1は、品質劣化が検知された障害監視用パス情報、および各障害監視用パスが通過するリンクに関する障害監視用パス経路情報に基づいて障害リンクを特定する。これにより、全てのリンクに品質監視装置を設けることなく、障害リンクを特定することができる。
本発明における障害管理装置1は、品質監視装置Mを接続できる端点ノードが予め指定された時に、想定するリンク障害シナリオに含まれる任意のリンク障害を識別する最少本数の障害監視用パス群の経路を決定する。
図2は、本発明における障害監視用パス群の経路構成方法の概要を示した図である。本発明では、任意の1個の端点ノードから出発して、想定するリンク障害シナリオに応じた適切な出リンクを、通過ノードごとに選択することによって、障害監視用パスをホップバイホップに構成する。
障害監視用パスの構成が、任意の端点ノードに到着した時、予め規定された障害監視用パスの終端条件が満足されていれば、当該端点ノードにおいて当該障害監視用パスを終端する。そして当該端点ノードを含む任意の端点ノードから、新しい障害監視用パスをホップバイホップに構成する。以上の様な障害監視用パスのホップバイホップ構成を、障害監視用パス群構成の終了条件が満足されるまで繰り返す。
図2の例では、最初の障害監視用パスP0が、任意の端点ノードTe0から出発して、Te0、Tr0、Tr1、Te1、Tr0の順に各ノードにおいて適切な出リンクが選択されることによってホップバイホップに構成され、端点ノードTe2で終端されている。その後、2番目の障害監視用パスP1が、当該端点ノードを含む任意の端点ノード(ここでは、Te2)から出発して、Te2、Te3、Tr1の順に各ノードにおいて適切な出リンクが選択されることによってホップバイホップに構成されている。図2は、2番目の障害監視用パスP1を構成するために、ノードTr2において適切な出リンクが選択された時点を示している。
図3は、本発明の第1実施形態に係る障害監視用パス群の経路構成手順を示したフローチャートである。
ステップS1では、障害監視用パスを構成する出リンクを選択するために注目する現ノードとして、予め指定されている多数の端点ノードの中から1個の端点ノードが選択される。ステップS2では、現ノードにおいて、想定するリンク障害シナリオに応じた適切な出リンクを1本選択する。なお、現ノードにおける出リンクの具体的な選択方法については、後に図4のフローチャートを参照して詳述する。
ステップS3では、1本の出リンクを選択できたか否かが判定される。1本の出リンクを選択できれば、ステップS4へ進んで当該出リンクの終点ノードを次の現ノードに選択してステップS2へ戻り、当該現ノードから再び出リンク選択を行う。これに対して、1本の出リンクを選択できなければステップS5へ進み、現ノードが端点ノードであるか否かが判断される。
現ノードが端点ノードであれば、ステップS6へ進んで構成中の障害監視用パスの長さがゼロホップであるか否かが判断され、ゼロホップであれば今回の処理を異常終了する。これに対して、構成中の障害監視用パスの長さがゼロホップでなければステップS7へ進み、端点ノードである現ノードにおいて構成中の障害監視用パスが終端され、さらに後述するフォールバック回数Nfがリセットされる。ステップS8では、終端した障害監視用パスが、リンク障害ペアの識別に貢献しない無効な障害監視用パスであるか否かが判定される。
無効な障害監視用パスとは、例えば、当該障害監視用パスの構成中に、障害監視用パスが通過していない出リンク、または当該障害監視用パスが通過することによって新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在するような出リンクが一度も選択されない障害監視用パスを指す。
無効な障害監視用パスであると判定されるとステップS9へ進み、前記終端した障害監視用パスを削除して連続無効パス数Nmをインクリメントする。ステップS10では、連続無効パス数Nmが、予め設定された最大連続無効パス数Nm-maxに達したか否かが判断され、達していれば処理を正常終了する。達していなければステップS1へ戻り、新たに選択した1個の端点ノードを現ノードとして新しい障害監視用パスの構成を開始する。
一方、前記ステップS8において、無効な障害監視用パスではないと判定されると、ステップS11へ進んで連続無効パス数をゼロにリセットする。その後はステップS1へ戻り、新たに選択した1個の端点ノードを現ノードとして、新しい障害監視用パスを構成する。
また、前記ステップS3において、現ノードにおいて1本の出リンクを選択できず、さらに前記ステップS5において、現ノードが非端点ノードであると判断されるとステップS12へ進む。ステップS12では、現ノードから上流側に最も近い端点ノードまでフォールバックして新たな現ノードとし、さらにフォールバック回数Nfをインクリメントする。
ステップS13では、フォールバック回数Nfが、予め決められた最大フォールバック回数Nf_maxに達しているか否かが判定され、最大フォールバック回数Nf_maxに達していればステップS14へ進む。ステップS14では、構成中の障害監視用パスの長さがゼロホップであるか否かが判定され、ゼロホップであれば当該処理を異常終了する。
これに対して、構成中の障害監視用パスの長さがゼロホップでなければステップS15へ進み、端点ノードである現ノードにおいて、当該構成中の障害監視用パスを終端し、フォールバック回数をゼロにリセットしたのち、前記ステップS1へ戻って、新たに選択した1個の端点ノードを現ノードとして新しい障害監視用パスの構成を開始する。
前記ステップS13において、フォールバック回数Nfが最大フォールバック回数Nf_maxに達していないと判断されると、前記ステップS2へ戻って現ノードから障害監視用パスの構成が再開される。
図4は、現ノードにおける出リンクの選択手順を示したフローチャートであり、ステップS21では、構成中の障害監視用パスが既に通過している等の理由で選択できない出リンクが選択対象から除外される。ステップS22では、選択対象出リンクの存否が判断され、存在しなければ出リンクを選択せずに終了する。
選択対象出リンクが存在すれば、ステップS23へ進んで第1条件を満足するか否かが判断される。本実施形態では、「障害監視用パスが1本も通過していない」ことが第1条件とされ、このような出リンクが選択対象出リンク中に存在すれば、ステップS27へ進んで当該出リンクをランダムに1本選択して終了する。
前記ステップS23において、第1条件を満足する出リンクが存在しないと判断されると、ステップS24へ進んで第2条件を満足するか否かが判断される。本実施形態では、「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在し、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在しない」ことが第2条件とされ、このような出リンクが選択対象出リンク中に存在すれば、ステップS28へ進んで当該出リンクをランダムに1本選択して終了する。
前記ステップS24において、第2条件を満足する出リンクが存在しないと判断されると、ステップS25へ進んで第3条件を満足するか否かが判断される。本実施形態では、「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在し、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアも存在する」ことが第3条件とされ、このような出リンクが選択対象出リンク中に存在すれば、ステップS29へ進んで当該出リンクをランダムに1本選択して終了する。
前記ステップS25において、第3条件を満足する出リンクが存在しないと判断されると、ステップS26へ進んで第4条件を満足するか否かが判断される。本実施形態では、「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在せず、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアも存在しないこと」が出リンクの選択条件とされる。そして、このような出リンクが選択対象出リンク中に存在すれば、ステップS30へ進んで当該出リンクをランダムに1本選択して終了する。
これに対して、構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在せず、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在するような出リンクのみが存在する場合は、出リンクを選択しないで終了する。
本実施形態によれば、ホップバイホップに障害監視用パス経路を構成するため、経路構成の自由度を最大限活用してリンク障害を効率的に識別できる最少本数の障害監視用パス群の経路を構成できるようになる。
図5は、本発明の第2実施形態に係る障害監視用パス群の経路構成手順を示したフローチャートであり、前記と同一または同等の処理が実行されるステップには同一のステップ番号を付し、前記と類似する処理が実行されるステップには添字aを付している。
本実施形態は、想定するリンク障害シナリオに含まれる任意のリンク障害を識別する障害監視用パス群の経路をホップバイホップに構成するにあたり、通過する障害監視用パス数が少ない出リンクを優先的に選択するようにした点に特徴がある。
ステップS1では、障害監視用パスを構成する出リンクを選択する現ノードとして、予め指定された端点ノードの中から1個の端点ノードが選択される。ステップS2aでは、現ノードにおいて、想定するリンク障害シナリオに応じた適切な出リンクを、後に図6を参照して詳述する第1出リンク選択法を用いて1本選択する。ステップS3では、1本の出リンクを選択できたか否かが判定される。
1本の出リンクを選択できればステップS4へ進み、当該出リンクの終点ノードを新たな現ノードに選択してステップS2aへ戻り、現ノードから前記第1出リンク選択法を用いて再び出リンク選択を行う。
これに対して、1本の出リンクを選択できなければステップS5へ進み、現ノードが端点ノードであるか否かが判断される。現ノードが端点ノードであれば、ステップS6へ進んで構成中の障害監視用パスの長さがゼロホップであるか否かが判断され、ゼロホップであれば今回の処理を異常終了する。
これに対して、構成中の障害監視用パスの長さがゼロホップでなければステップS7へ進み、端点ノードである現ノードにおいて、構成中の障害監視用パスを終端し、さらにフォールバック回数Nfがリセットされる。ステップS8では、終端した障害監視用パスが、リンク障害ペアの識別に貢献しない無効な障害監視用パスであるか否かが判定される。
無効な障害監視用パスであると判定されるとステップS9aへ進んで連続無効パス数Nmをインクリメントする。ステップS10では、連続無効パス数Nmが、予め決められた最大連続無効パス数Nm_maxに達したか否かが判断される。達していればステップS31へ進み、当該最大連続無効パス数の無効な障害監視用パスを削除して処理を正常終了する。
連続無効パス数Nmが最大連続無効パス数Nm_maxに達していなければ、終端した無効な障害監視用パスを残してステップS1へ戻り、新たに選択した1個の端点ノードを現ノードとして、前記第1出リンク選択法を用いて次の障害監視用パスの構成を開始する。
一方、前記ステップS8において、無効な障害監視用パスではないと判定されれば、ステップS11へ進んで連続無効パス数Nmをゼロにリセットする。その後はステップS1へ戻り、新たに選択した1個の端点ノードを現ノードとして、新しい障害監視用パスを構成する。
また、前記ステップS3において、現ノードにおいて1本の出リンクを選択できず、さらに前記ステップS5において、現ノードが非端点ノードであると判断されるとステップS12へ進む。ステップS12では、上流側に最も近い端点ノードまでフォールバックする。そして、現ノードとして当該上流端点ノードを選択し、さらにフォールバック回数Nfをインクリメントする。
ステップS13では、フォールバック回数Nfが、予め決められた最大フォールバック回数Nf_maxに達しているか否かが判定される。最大フォールバック回数Nf_maxに達していれば、ステップS14へ進んで構成中の障害監視用パスの長さがゼロホップであるか否かが判定され、ゼロホップであれば当該処理を異常終了する。
構成中の障害監視用パスの長さがゼロホップでなければステップS15へ進み、端点ノードである現ノードにおいて、当該構成中の障害監視用パスを終端し、フォールバック回数をゼロにリセットする。その後、前記ステップS1へ戻り、新たに選択した1個の端点ノードを現ノードとして、前記第1出リンク選択法を用いて新しい障害監視用パスを構成する。
前記ステップS13において、フォールバック回数Nfが最大フォールバック回数Nf_maxに達していないと判断されるとステップS32へ進む。ステップS32では、端点ノードである現ノードにおいて、後に図7のフローチャートを参照して詳述する第2出リンク選択法を用いて1本の出リンクを選択し、その後、前記ステップS3へ戻ることによって、現ノードから障害監視用パスの構成をやり直す。
図6は、現ノードにおける第1出リンク選択法の手順を示したフローチャートであり、ここでも、前記と同一または同等の処理が実行されるステップには同一のステップ番号を付し、前記と類似する処理が実行されるステップには添字aを付している。
ステップS21では、構成中の障害監視用パスが既に通過している等の理由で選択できない出リンクを選択対象から除外する。ステップS22では、選択対象出リンクの存否が判断され、存在しなければ出リンクを選択せずに終了する。
選択対象出リンクが存在すれば、ステップS23へ進んで前記第1条件(障害監視用パスが1本も通過していない)」を満足する出リンクの有無が判断される。第1条件を満足する出リンクが選択対象出リンク中に存在すれば、ステップS27へ進んで当該出リンクをランダムに1本選択して終了する。
前記ステップS23において、第1条件を満足する出リンクが存在しないと判断されると、ステップS24へ進んで前記第2条件(構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在し、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在しない)を満足する出リンクの有無が判断される。第2条件を満足する出リンクが選択対象出リンク中に存在すればステップS28aへ進み、そのような出リンクの中で通過障害監視用パス数が最少の出リンクを1本選択して終了する。
前記ステップS24において、第2条件を満足する出リンクが存在しないと判断されると、ステップS25へ進んで前記第3条件(構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在し、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアも存在する)を満足する出リンクの有無が判断される。このような出リンクが選択対象出リンク中に存在すればステップS29aへ進み、そのような出リンクの中で通過障害監視用パス数が最少の出リンクを1本選択して終了する。
前記ステップS25において、前記第3条件を満足する出リンクが存在しないと判断されると、ステップS26へ進んで第4条件(構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在せず、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアも存在しないこと)を満足する出リンクの有無が判断される。このような出リンクが選択対象出リンク中に存在すればステップS30aへ進み、そのような出リンクの中で通過障害監視用パス数が最少の出リンクを1本選択して終了する。
これに対して、前記第4条件を満足する出リンクが存在しない、すなわち障害監視用パスが通過することによって新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在せず、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在するような出リンクのみが存在する場合は、出リンクを選択しないで終了する。
図7は、現ノードにおける前記第2出リンク選択法の手順を示したフローチャートであり、ステップS21では、構成中の障害監視用パスが既に通過している等の理由で選択できない出リンクを選択対象から除外する。ステップS22では、選択対象出リンクの存否が判断され、存在しなければ出リンクを選択せずに終了する。
選択対象出リンクが存在すれば、ステップS23へ進んで前記第1条件を満足する出リンクの有無が判断される。第1条件を満足する出リンクが選択対象出リンク中に存在すれば、ステップS27へ進んで当該出リンクをランダムに1本選択して終了する。このような出リンクが存在しなければステップS41へ進み、選択対象出リンクの中からランダムに1本の出リンクを選択して終了する。
本実施形態によれば、各リンクを通過する障害監視用パス数の均等化が図れるので、障害管理対象ネットワークのノード次数が小さい時でも、想定するリンク障害シナリオに含まれる任意のリンク障害を識別する最少本数の障害監視用パス群の経路を構成できるようになる。
また、本実施形態によれば、フォールバック前とフォールバック後に、同一の出リンクが繰り返し選択されることを防ぐことができるので障害監視用パス群構成の異常終了を回避できる。
さらに、本実施形態によれば、最大連続無効パス数に達しない連続した無効な障害監視用パス群を残すことにより、同一の経路を有する無効な障害監視用パスが繰り返し構成されることを回避できる。
さらに、本実施形態によれば、最大連続無効パス数の連続した無効な障害監視用パスを削除することにより、リンク障害ペアの識別に影響を与えることなく、構成される障害監視用パス数を削減できる。
図8は、本発明の第3実施形態に係る障害監視用パス群の経路構成手順における出リンク選択の手順を示したフローチャートであり、前記と同一または同等の処理が実行されるステップには同一のステップ番号を付している。障害監視用パス群の経路構成手順は、前記図3を参照して説明した第1実施形態と同一なので、ここでは説明を省略する。
本実施形態は、想定するリンク障害シナリオに含まれる任意のリンク障害を識別する障害監視用パス群の経路をホップバイホップに構成するにあたり、限定されたリンク障害ペアのみを検査して、選択すべき出リンクを決定するようにした点に特徴がある。
ステップS21では、構成中の障害監視用パスが既に通過している等の理由で選択できない出リンクが選択対象から除外される。ステップS22では、選択対象出リンクの存否が判断され、存在しなければ出リンクを選択せずに終了する。選択対象出リンクが存在すれば、ステップS23へ進んで前記第1条件(障害監視用パスが1本も通過していないこと)が判断される。第1条件を満足する出リンクが選択対象出リンク中に存在すれば、ステップS27へ進んで当該出リンクをランダムに1本選択して終了する。
前記ステップS23において、第1条件を満足する出リンクが存在しないと判断されると、ステップS51へ進んで選択対象出リンクの集合が構成される。ステップS52では、選択対象出リンク集合に選択対象出リンクが残っているか否かが判断され、選択対象出リンクの集合が構成された直後であれば、原則として残っていると判断されるのでステップS53へ進む。
ステップS53では、選択対象出リンク集合から1本の選択対象出リンクが取り出される。ステップS54〜S57では、前記取り出された選択対象出リンクが、後述する第2,3,4条件を満足する出リンクであるか否かを短時間で判断できるようにするために、構成中の障害監視用パスが選択対象出リンクを通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在するか否かが検査される。
すなわち、ステップS54では、新たに識別可能となるリンク障害ペアであるか否かを検査する検査対象リンク障害ペアの集合が構成される。本実施形態では、検査対象のリンク障害ペアが、以下の条件(A)〜(E)を満足するリンク障害F1およびリンク障害F2のペアに限定される。
条件(A):リンク障害F1は、構成中の障害監視用パスが通過した状態での当該選択対象出リンクを含む。
条件(B):リンク障害F1は、構成中の障害監視用パスが既に通過している全てのリンクを含まない。
条件(C):リンク障害F2は、当該選択対象出リンクを含まない。
条件(D):リンク障害F2は、構成中の障害監視用パスが既に通過している全てのリンクを含まない。
条件(E):リンク障害F2は、当該選択対象出リンクを通過している各障害監視用パスが通過しているリンクを少なくとも1本含む。
ステップS55では、検査対象リンク障害ペア集合にリンク障害ペアが残っているか否かが判断される。残っていなければ「新たに識別可能になるリンク障害ペアは存在しない」としてステップS58に進む。
リンク障害ペアが残っていればステップS56へ進み、検査対象リンク障害ペア集合から1組のリンク障害ペアが取り出される。ステップS57では、取り出されたリンク障害ペアが、構成中の障害監視用パスが選択対象出リンクを通過することによって新たに識別可能となるか否かが判断される。
新たに識別可能になると判断されると、「新たに識別可能になるリンク障害ペアが存在する」としてステップS58に進む。新たに識別可能にはならないと判断されるとステップS55へ戻り、残りのリンク障害ペアに対して同様の判断が繰り返される。
このように、本実施形態では構成中の障害監視用パスが選択対象出リンクを通過することによって新たに識別可能となるリンク障害ペアが1ペアでも見つかった時点、または検査対象リンク障害ペア集合の全てを検査してもそのようなリンク障害ペアが見つからなければ、当該検査を終了して次の検査へ移行する。
ステップS58〜S61では、前記ステップS53で取り出された選択対象出リンクが、後述する第2,3,4条件を満足する出リンクであるか否かを短時間で判断できるようにするために、構成中の障害監視用パスが選択対象出リンクを通過することによって、新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在するか否かが検査される。
すなわち、ステップS58では、新たに識別不可能となるリンク障害ペアか否かを検査する検査対象リンク障害ペアの集合が構成される。本実施形態では、検査対象とすべきリンク障害ペアが、以下の条件(F)〜(I)を満足するリンク障害F1およびリンク障害F2のペアに限定される。
条件(F):リンク障害F1は、構成中の障害監視用パスが通過した状態での当該選択対象出リンクを含む。
条件(G):リンク障害F1は、構成中の障害監視用パスが既に通過している全てのリンクを含まない。
条件(H):リンク障害F2は、構成中の障害監視用パスが既に通過しているリンクを少なくとも1本含む。
条件(I):リンク障害F2は、当該選択対象出リンクを通過している各障害監視用パスが通過しているリンクを少なくとも1本含む。
ステップS59では、検査対象リンク障害ペア集合にリンク障害ペアが残っているか否かが判断される。残っていなければ「新たに識別不可能になるリンク障害ペアは存在しない」としてステップS52に戻り、残りの選択対象出リンクに対して同様の判断が繰り返される。
リンク障害ペアが残っていればステップS60へ進み、検査対象リンク障害ペア集合から1組のリンク障害ペアが取り出される。ステップS61では、取り出されたリンク障害ペアが、構成中の障害監視用パスが選択対象出リンクを通過することによって新たに識別不可能となるか否かが判断される。
新たに識別不可能になると判断されると、「新たに識別不可能になるリンク障害ペアが存在する」としてステップS52に戻る。新たに識別不可能にはならないと判断されるとステップS59へ戻り、残りの検査対象リンク障害ペアに対して同様の判断が繰り返される。
このように、本実施形態では構成中の障害監視用パスが選択対象出リンクを通過することによって新たに識別不可能となるリンク障害ペアが1ペアでも見つかった時点、または検査対象リンク障害ペア集合の全てを検査してもそのようなリンク障害ペアが見つからなければ、当該検査を終了してステップS52へ進む。
全ての選択対象出リンクに関して、「構成中の障害監視用パスが通過することによって新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在するか否か」および「構成中の障害監視用パスが通過することによって新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在するか否か」の検査が終了した時点で、ステップS52における選択対象出リンク集合は空になっているはずであり、ステップS24に進む。
ステップS24では、選択対象出リンク中に第2条件を満足する出リンクが存在するか否かが判断される。本実施形態では「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在し、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在しない」が出リンク選択の第2条件とされる。そして、このような出リンクが選択対象出リンク中に存在すれば、ステップS28へ進んで当該出リンクをランダムに1本選択して終了する。
本実施形態では、前記ステップS57において、構成中の障害監視用パスが通過することによって新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在すると判断され、かつ前記ステップS61において、構成中の障害監視用パスが通過することによって新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在すると判断されなかった出リンクから、優先的に選択される。
前記ステップS24において、第2条件を満足する出リンクが存在しないと判断されると、ステップS25へ進んで第3条件が判断される。本実施形態では、「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在し、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアも存在する」が出リンク選択の第3条件とされる。そして、このような出リンクが選択対象出リンク中に存在すれば、ステップS29へ進んで当該出リンクを1本選択して終了する。
本実施形態では、前記ステップS57において、構成中の障害監視用パスが通過することによって新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在すると判断され、かつ前記ステップS61において、構成中の障害監視用パスが通過することによって新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在すると判断された出リンクから、優先的に選択される。
前記ステップS25において、第3条件を満足する出リンクが存在しないと判断されると、ステップS26へ進んで第4条件が判断される。本実施形態では、「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在せず、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアも存在しないこと」が出リンク選択の第4条件とされる。そして、このような出リンクが選択対象出リンク中に存在すれば、ステップS30へ進んで当該出リンクを1本選択して終了する。
本実施形態では、前記ステップS57において、構成中の障害監視用パスが通過することによって新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在すると判断されず、かつ前記ステップS61において、構成中の障害監視用パスが通過することによって新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在すると判断されなかった出リンクから、優先的に選択される。
これに対して、構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在せず、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在するような出リンクのみが存在する場合は、出リンクを選択しないで終了する。
本実施形態によれば、限定されたリンク障害ペアのみを検査することによって選択すべき出リンクを決定するので、想定するリンク障害シナリオに含まれる任意のリンク障害を識別する最少本数の障害監視用パス群の経路を高速に構成できるようになる。
1…障害管理装置,M…品質監視装置,Nノード装置,Te…端点ノード,Tr…非端点ノード

Claims (20)

  1. ネットワーク上のノードおよびリンクを経由する障害監視用パスを複数の品質監視装置間に設定する障害監視用パス設定方法において、
    品質監視装置が接続される端点ノードを最初の現ノードに設定し、
    現ノードにおいて所定の条件を満足する出リンクをランダムに選択し、当該出リンクの終点ノードを新たな現ノードとして出リンクを選択することを繰り返して障害監視用パスをホップバイホップに構成し、
    前記所定の条件を満足する出リンクを選択できなくなったノードが端点ノードであると当該端点ノードで今回の障害監視用パスを終端し、
    新たに選択した端点ノードを現ノードとして次の障害監視用パスの構成を再開することを、所定の終了条件が成立するまで繰り返すことを特徴とする障害監視用パス設定方法。
  2. 前記所定の条件を満足する出リンクを選択できなくなったノードが非端点ノードであると、直近の上流側の端点ノードへ戻り、これを現ノードとして障害監視用パスの構成をやり直すフォールバックを繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の障害監視用パス設定方法。
  3. 前記フォールバックの回数が所定の上限値を超えると、当該上流側の端点ノードで今回の障害監視用パスを終端することを特徴とする請求項2に記載の障害監視用パス設定方法。
  4. リンク障害ペアの識別に貢献しない障害監視用パスは無効と判定し、予め指定した最大連続無効パス数の無効な障害監視用パス構成が連続すると障害監視用パス群構成を終了することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の障害監視用パス設定方法。
  5. 前記最大連続無効パス数に達しない連続した無効な障害監視用パス群を残して障害監視用パスの構成を継続し、最大連続無効パス数に達した無効な障害監視用パスを削除することを特徴とする請求項4に記載の障害監視用パス設定方法。
  6. 前記所定の条件が優先度の異なる複数の条件の論理和であり、最優先の第1条件が、「障害監視用パスが1本も通過していない出リンク」であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の障害監視用パス設定方法。
  7. 優先度が前記第1条件の次に高い第2条件が、「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在し、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在しない」であることを特徴とする請求項6に記載の障害監視用パス設定方法。
  8. 優先度が前記第2条件の次に高い第3条件および更に次に高い第4条件が、「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在し、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアも存在する」および「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在せず、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアも存在しない」の一方および他方であることを特徴とする請求項7に記載の障害監視用パス設定方法。
  9. 前記第2、第3または第4条件を満足する出リンクが複数存在すると、通過する他の障害監視用パス数が最少の出リンクを選択することを特徴とする請求項8に記載の障害監視用パス設定方法。
  10. 現ノードの各出リンクについて、
    構成中の障害監視用パスが通過することによって新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在するか否かを検査し、
    構成中の障害監視用パスが通過することによって新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在するか否かを検査し、
    前記各検査の結果に基づいて、各出リンクが前記第2ないし第4条件を満足するか否かを判断することを特徴とする請求項8に記載の障害監視用パス設定方法。
  11. ネットワーク上のノードおよびリンクを経由する障害監視用パスを複数の品質監視装置間に設定する障害管理装置において、
    品質監視装置が接続される端点ノードを最初の現ノードに設定する手段と、
    現ノードにおいて所定の条件を満足する出リンクをランダムに選択する手段と、
    前記ランダムに選択した出リンクの終点ノードを新たな現ノードとして出リンクを選択することを繰り返して障害監視用パスをホップバイホップに構成する手段と、
    前記所定の条件を満足する出リンクを選択できなくなったノードが端点ノードであると当該端点ノードで今回の障害監視用パスを終端する手段と、
    新たに選択した端点ノードを現ノードとして次の障害監視用パスの構成を再開することを、所定の終了条件が成立するまで繰り返す手段とを具備したことを特徴とする障害管理装置。
  12. 前記所定の条件を満足する出リンクを選択できなくなったノードが非端点ノードであると、直近の上流側の端点ノードへ戻り、これを現ノードとして障害監視用パスの構成をやり直すフォールバックを繰り返すことを特徴とする請求項11に記載の障害管理装置。
  13. 前記フォールバックの回数が所定の上限値を超えると、当該上流側の端点ノードで今回の障害監視用パスを終端することを特徴とする請求項12に記載の障害管理装置。
  14. リンク障害ペアの識別に貢献しない障害監視用パスは無効と判定し、予め指定した最大連続無効パス数の無効な障害監視用パス構成が連続すると障害監視用パス群構成を終了することを特徴とする請求項11ないし13のいずれかに記載の障害管理装置。
  15. 前記最大連続無効パス数に達しない連続した無効な障害監視用パス群を残して障害監視用パスの構成を継続し、最大連続無効パス数に達した無効な障害監視用パスを削除することを特徴とする請求項14に記載の障害管理装置。
  16. 前記所定の条件が優先度の異なる複数の条件の論理和であり、最優先の第1条件が、「障害監視用パスが1本も通過していない出リンク」であることを特徴とする請求項11ないし15のいずれかに記載の障害管理装置。
  17. 優先度が前記第1条件の次に高い第2条件が、「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在し、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在しない」であることを特徴とする請求項16に記載の障害管理装置。
  18. 優先度が前記第2条件の次に高い第3条件および更に次に高い第4条件が、「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在し、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアも存在する」および「構成中の障害監視用パスが通過することによって、新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在せず、かつ新たに識別不可能となるリンク障害ペアも存在しない」の一方および他方であることを特徴とする請求項17に記載の障害管理装置。
  19. 前記第2、第3または第4条件を満足する出リンクが複数存在すると、通過する他の障害監視用パス数が最少の出リンクを選択することを特徴とする請求項18に記載の障害管理装置。
  20. 現ノードの各出リンクについて、
    構成中の障害監視用パスが通過することによって新たに識別可能となるリンク障害ペアが存在するか否かを検査する手段と、
    構成中の障害監視用パスが通過することによって新たに識別不可能となるリンク障害ペアが存在するか否かを検査する手段とを具備し、
    前記各検査の結果に基づいて、各出リンクが前記第2ないし第4条件を満足するか否かを判断することを特徴とする請求項18に記載の障害管理装置。
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