JP6711800B2 - 機器制御装置、機器制御方法及び機器制御システム - Google Patents

機器制御装置、機器制御方法及び機器制御システム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザの動作に基づいて機器を制御する機器制御装置、機器制御方法及び機器制御システムに関する。
ユーザの動作(ジェスチャ)を検知することによって、住宅内に設置された様々な機器への指示を行う機器制御装置が開発されている。ここでユーザの動作とは、機器の操作部に対して直接操作を行うことではなく、機器の操作部から同一又は離れた空間でユーザが行う様々な動作をいう。機器制御装置はユーザが所定の動作を行ったことを検知すると、該動作に基づいて照明、空調機器、AV(Audio Visual)機器等の機器をオン又はオフにし、あるいは調節することができる。
特許文献1には、ユーザ端末において、ユーザが行った動作を検知し、該動作に関連付けられた相手との通信を開始する技術が記載されている。
特許第5820058号公報
住宅には、ユーザの動作によって制御可能な複数の機器が設置され得る。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ユーザとユーザ端末とが一対一の関係にあることが前提となっているため、複数の機器をまとめて制御することはできない。ユーザにとって、複数の機器のそれぞれに対してオン、オフ等を指示する動作を行うのは煩雑である。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、ユーザの動作に基づいて複数の機器をまとめて制御可能な機器制御装置、機器制御方法及び機器制御システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の機器制御装置は、ユーザを撮像することによって得られた画像から前記ユーザの動作を検出する検出部と、前記検出部が検出した前記動作に基づいて、複数の機器を選択する選択部と、前記選択部が選択した前記複数の機器の制御を行う機器制御部と、を有する。
前記選択部は、前記動作の軌跡が示す形状に対応する前記複数の機器を選択してもよい。
前記選択部は、前記ユーザの位置を起点として前記形状を延長した範囲内に位置する前記複数の機器を選択してもよい。
前記選択部は、前記動作が行われた位置に基づいて、前記複数の機器を選択してもよい。
前記選択部は、前記動作と、前記動作が行われた環境を示す環境情報とに基づいて、前記複数の機器を選択してもよい。
前記選択部は、前記動作と、前記動作が行われた時間、前記動作が行われた位置の気温及び前記動作が行われた位置の明るさの少なくとも1つを示す前記環境情報とに基づいて、前記複数の機器を選択してもよい。
前記選択部は、前記動作と、前記動作を行ったユーザを示すユーザ情報とに基づいて、前記複数の機器を選択してもよい。
それぞれの前記複数の機器が選択可能か否かの設定を示す設定情報を取得する取得部をさらに備え、前記選択部は、前記動作に基づいて、前記設定情報が選択可能であることを示す前記複数の機器を選択してもよい。
前記機器制御部が前記複数の機器の前記制御を行った後、所定時間内に前記複数の機器に対して前記制御とは逆の操作が行われた場合に、前記機器制御部は前記機器が選択不可能であることを前記設定情報に設定してもよい。
それぞれの前記複数の機器の種類ごとに選択可能か否かの設定を示す設定情報を取得する取得部をさらに備え、前記選択部は、前記動作に基づいて、前記設定情報が選択可能であることを示す前記複数の機器を選択してもよい。
前記複数の機器のグループを示す設定情報を取得する取得部をさらに備え、前記機器制御部は、前記選択部が選択した前記複数の機器が、前記設定情報が示す前記グループの一部の機器を含まない場合に、前記複数の機器に加えて前記一部の機器に対して前記制御を行ってもよい。
前記機器制御部は、前記一部の機器の前記制御を行う前に、前記一部の機器を間欠的に作動させてもよい。
前記検出部は、前記ユーザの第1の動作と、前記第1の動作の後に行われる前記ユーザの第2の動作とを前記動作として検出し、前記選択部は、前記第1の動作に基づいて、前記複数の機器を選択し、前記機器制御部は、前記選択部が選択した前記複数の機器に対して、前記第2の動作に対応する前記制御を行ってもよい。
本発明の第2の態様の機器制御方法は、ユーザを撮像することによって得られた画像から前記ユーザの動作を検出するステップと、前記検出するステップで検出された前記動作に基づいて、複数の機器を選択するステップと、前記選択するステップで選択された前記複数の機器の制御を行う機器制御部と、を有する。
本発明の第3の態様の機器制御システムは、複数の機器と、前記複数の機器を制御する機器制御装置とを備え、前記機器制御装置は、ユーザを撮像することによって得られた画像から前記ユーザの動作を検出する検出部と、前記検出部が検出した前記動作に基づいて、前記複数の機器を選択する選択部と、前記選択部が選択した前記複数の機器の制御を行う機器制御部と、を有し、前記複数の機器は、前記機器制御部による前記制御に従って作動する。
本発明によれば、ユーザの動作に基づいて複数の機器をまとめて制御できる。
第1の実施形態に係る機器制御システムの模式図である。 第1の実施形態に係る制御サーバが検出するユーザの動作を示す模式図である。 第1の実施形態において特定動作が指定する範囲を示す模式図である。 第1の実施形態に係る制御サーバで用いられる制御データベースを示す模式図である。 第1の実施形態に係る機器制御システムのブロック図である。 第1の実施形態に係る機器制御方法のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態に係る機器制御システムの模式図である。 第3の実施形態において特定動作が指定する範囲を示す模式図である。 第3の実施形態に係る制御サーバが検出するユーザの動作を示す模式図である。 第4の実施形態に係る機器制御方法のフローチャートを示す図である。 第5の実施形態に係る制御サーバで用いられる制御データベースを示す模式図である。 第6の実施形態に係る制御サーバで用いられるグループデータベースを示す模式図である。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る機器制御システムSの模式図である。機器制御システムSは、機器制御装置としての制御サーバ1と、様々な情報を取得する1つ又は複数のセンサ装置2と、制御サーバ1によって制御される1つ又は複数の機器3と、通信を仲介するゲートウェイ4と、を含む。機器制御システムSは、その他のサーバ、端末等の機器を含んでもよい。
機器3は、制御サーバ1からの制御信号を受けることによって、オン、オフ、調節等の制御がなされる被制御機器である。機器3として、照明、空調機器、AV機器等、任意の機器を用いることができる。機器3は、制御サーバ1による制御だけでなく、ユーザによる操作によって作動してもよい。機器3は、通信モジュールを有しており、有線通信又は無線通信によってゲートウェイ4を介して制御サーバ1と通信する。
センサ装置2は、画像、音声、温度等の情報を測定して取得する。センサ装置2は、情報の取得に必要な各種のセンサを有する。センサ装置2は機器3に内蔵されてもよく、あるいは独立して設置されてもよい。センサ装置2は、通信モジュールを有しており、有線通信又は無線通信によってゲートウェイ4を介して制御サーバ1と通信する。
ゲートウェイ4は、センサ装置2、機器3及び制御サーバ1の間で授受される信号に対してプロトコル変換等の処理を行って通信可能にする中継装置である。ゲートウェイ4は、有線接続又は無線接続によってセンサ装置2及び機器3のそれぞれに接続され、またローカルエリアネットワーク、インターネット等の任意のネットワークNを介して制御サーバ1に接続される。
制御サーバ1は、センサ装置2、機器3及びゲートウェイ4が設置されている建物の外部において、有線通信又は無線通信によってネットワークNに接続される。制御サーバ1は、単一のコンピュータ、又はコンピュータ資源の集合であるクラウドによって構成される。制御サーバ1は、センサ装置2が測定した情報を示す信号を、ゲートウェイ4を介して受信する。次に制御サーバ1は、センサ装置2からの情報に基づいて、制御対象の機器3及び制御内容を判定する。そして制御サーバ1は、制御内容を示す信号を、ゲートウェイ4を介して機器3へ送信する。
[ユーザの動作の説明]
図2は、本実施形態に係る制御サーバ1が検出するユーザの動作を示す模式図である。ユーザの動作は、特定動作及び調整動作を含む。特定動作(第1の動作)は制御対象の機器3を指定する動作であり、調整動作(第2の動作)は制御内容を指定する動作である。
特定動作は、1つ又は複数の制御対象の機器3を含む範囲を指定する所定の図形Fを描くように空中で指を動かす行為である。すなわち、図形Fはユーザの動作の軌跡が示す形状である。図形Fは、図2の例のような円形に限られず、楕円形、矩形、三角形、その他多角形等、制御サーバ1に予め設定された所定の形状である。
調整動作は、特定動作の後に手の形状を変化させたり、手を動かしたりする行為である。調整動作は、例えば、特定動作の後に手を握る行為(すなわち手をグーの形にすること)である。これにより、制御サーバ1は、特定動作によって描かれた図形Fの延長線内の範囲に位置する1つ又は複数の機器3を制御対象として選択し、手を握る行為に対応する制御内容(例えば機器3をオフにすること)を決定する。
図2に示したユーザの動作は一例であり、制御サーバ1はユーザを撮像して得られた画像から判定可能な所定の動作を検出するように構成される。ユーザの動作として、特定動作及び調整動作の2つの動作に限らず、1つ又は複数の制御対象及び制御内容を同時に指定する1つの動作と用いてもよく、あるいは3つ以上の動作を組み合わせて用いてもよい。
図3は、本実施形態において特定動作が指定する範囲Rを示す模式図である。図3は、建物の内部を上方から見た状態を示す。図3には、ユーザの特定動作によって指定された範囲Rが破線で表されている。制御サーバ1は、ユーザの特定動作によって描かれた図形Fを検出すると、建物内において、ユーザ(例えばユーザの指)の位置を起点として図形Fを3次元的に延長した範囲Rを特定する。そして制御サーバ1は、範囲R内に位置する1つ又は複数の機器3を制御対象として選択する。各機器3の位置は、制御サーバ1に予め記憶される。なお、図3は視認性のために2次元で表現されているが、実際には範囲Rは3次元であり、制御サーバ1は3次元空間内で範囲Rに含まれる機器3を選択する。
建物内の所定の場所(例えば玄関)に位置するユーザが特定動作を行った場合に、制御サーバ1は機器3の全選択を実行する。機器3の全選択は、特定動作によって指定された範囲R及び機器3の位置にかかわらず、制御サーバ1に登録された全ての機器3を選択することである。全選択を行うための場所(例えば建物の所定の点を基準とした所定の座標範囲)は、制御サーバ1に予め記憶される。例えば制御サーバ1はユーザが玄関で特定動作を行った場合に全選択を行うことによって、ユーザが外出する際に建物内の全ての機器3をオフにしたり、ユーザが帰宅する際に建物内の全ての機器3をオンにしたりすることができる。図4を用いて後述するように、ユーザは全選択によって制御したくない機器3については、全選択の対象から除外するように制御サーバ1に設定できる。
[制御データベースDの説明]
図4は、本実施形態に係る制御サーバ1で用いられる制御データベースDを示す模式図である。制御データベースDは、ユーザの動作から制御対象の機器3及び制御内容を決定するための設定情報を記憶する。具体的には、制御データベースDは、機器番号D1、位置情報D2、調整動作D3及び全選択D4を関連付けて記憶する。
機器番号D1は、機器3を識別するための番号である。機器番号D1は、例えば登録された機器3の通し番号でもよく、機器3に予め付与されたMAC(Media Access Control)アドレス等でもよい。
位置情報D2は、機器3の位置を示す情報であり、例えば建物の所定の点を基準とした3次元座標X、Y、Zで表される。機器3の位置は、ユーザの特定動作によって範囲Rが指定された際に、範囲R内に位置する機器3を特定するために使用される。機器3の位置は、例えばセンサ装置2によって機器3を撮像して得られた画像から制御サーバ1が推定する。あるいは、ユーザが携帯端末のアプリケーション等を用いて各機器3の位置を制御サーバ1に設定してもよい。この場合には、例えばユーザはアプリケーション上で座標情報を入力する、あるいはアプリケーションに表示された建物内のマップにマークをつけることによって、機器3の位置を制御サーバ1に設定する。本実施形態では3次元座標を用いているが、高さ方向の座標を除いて2次元座標を用いてもよい。この場合には、高さを区別せずに水平方向の位置によって機器3が特定される。
調整動作D3は、制御内容を指定する動作を示す情報である。調整動作D3として、例えば図2に示した手を握ることのほか、手を開くこと、手を特定の形状にして特定の方向に動かすこと等を用いることができる。調整動作D3が指定する制御内容として、オン、オフ、調節等、機器3が実行可能ないずれかの作動を用いることができる。1つの機器3(機器番号D1)に対して、複数の調整動作D3が設定されてもよい。
全選択D4は、機器3を、建物内の所定の場所で特定動作が行われた場合に実行される全選択の対象とするか否かを設定する。具体的には、制御サーバ1は、全選択を実行する場合に、位置情報D2にかかわらず、全選択D4が「可」に設定されている機器3を選択し、全選択D4が「不可」に設定されている機器3を選択しない。これにより、ユーザは全選択によって制御したくない機器3(例えば電気コンロ、電気ストーブ等の加熱機器)を、全選択の対象から除外できる。
全選択D4は、機器3の作動(オン、オフ等)ごとに設定可能にしてもよい。この場合には、ある機器3の全選択D4において、オンの作動については「不可」にし、オフの作動については「可」に設定することができる。
各機器3に対する調整動作D3及び全選択D4は、予め制御サーバ1に設定されてもよい。あるいはユーザが携帯端末のアプリケーション等を用いて各機器3に対する調整動作D3及び全選択D4を制御サーバ1に設定してもよい。この場合には、制御サーバ1は画像から取得した機器3の外観に基づいて加熱機器のような安全性に関わる機器3を判定し、該機器3の全選択D4の初期値を予め「不可」に設定することが望ましい。安全性に関わる機器3の判定には、例えば公知のパターンマッチング技術を用いることができる。
図4に示した制御データベースDは一例であり、制御データベースDの内容及び形式は、本実施形態に係る機器制御方法で利用可能である限り任意に設定される。図4において、制御データベースDは視認性のために文字列の表で表されているが、制御サーバ1が解釈可能な任意のデータ形式(ファイル形式)で表されてもよく、例えばバイナリデータ又はテキストデータでよい。制御データベースDは制御サーバ1の内部に記憶されてもよく、制御サーバ1の外部の記憶装置に記憶されてもよい。
[機器制御システムSの構成]
図5は、本実施形態に係る機器制御システムSのブロック図である。図5において、矢印は主なデータの流れを示しており、図5に示したもの以外のデータの流れがあってよい。図5において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、図5に示すブロックは単一の装置内に実装されてよく、あるいは複数の装置内に別れて実装されてよい。ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてよい。
センサ装置2は、画像センサ21を有する。画像センサ21は、撮像した画像を示す情報を出力する撮像素子を有するカメラである。画像センサ21によって撮像された画像は、制御サーバ1が上述の特定動作及び調整動作を検出するために用いられる。また制御サーバ1は、複数の画像センサ21によって複数の方向から撮像された画像から、ユーザの位置を推定する。あるいは、ユーザの位置を検出するために、赤外線や超音波を被写体(ユーザ)に照射することによって距離を測定する距離センサを設けてもよい。
制御サーバ1は、制御部11と、通信部12と、記憶部13と、を有する。制御部11は、動作検出部111と、設定取得部112と、機器選択部113と、機器制御部114とを有する。
通信部12は、ゲートウェイ4を介してセンサ装置2及び機器3との間で通信をするための通信インターフェースである。通信部12は、センサ装置2及び機器3から受信した通信信号に所定の処理を行ってデータを取得し、取得したデータを制御部11に入力する。また、通信部12は、制御部11から入力されたデータに所定の処理を行って通信信号を生成し、生成した通信信号をセンサ装置2及び機器3に送信する。
記憶部13は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部13は、制御部11が実行するプログラムを予め記憶している。
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部13に記憶されたプログラムを実行することにより、動作検出部111、設定取得部112、機器選択部113及び機器制御部114として機能する。制御部11の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。また、制御部11の機能の少なくとも一部は、ネットワーク経由で実行されるプログラムによって実行されてもよい。
本実施形態に係る機器制御システムSは、図5に示す具体的な構成に限定されない。例えば制御サーバ1は、1つの装置に限られず、2つ以上の物理的に分離した装置が有線又は無線で接続されることにより構成されてもよい。
動作検出部111は、センサ装置2によって撮像された画像が示すユーザの動作を検出する。具体的には、まず動作検出部111は、通信部12を介してセンサ装置2からの情報を受信する。動作検出部111は、受信した情報からセンサ装置2の画像センサ21によって撮像された画像を取得する。動作検出部111は、取得した画像に対して3次元認識の画像解析技術を適用し、ユーザの動作及び位置を検出する。図形Fを描く特定動作が検出されるまで、動作検出部111は動作の検出を繰り返す。3次元認識の画像解析技術として、公知の技術を用いることができる。
図形Fを描く特定動作が検出された場合に、設定取得部112は、制御データベースDから各機器3の設定情報を取得する。機器選択部113は、動作検出部111によって検出されたユーザの位置が全選択を行うための所定の座標範囲内にあるか否かを判定する。ユーザの位置が所定の座標範囲内にない場合に、機器選択部113は、特定動作の図形Fに対応する機器3を制御対象として選択する。具体的には、機器選択部113は、設定取得部112によって取得された制御データベースDの設定情報における各機器3の位置情報D2から、動作検出部111によって検出されたユーザの位置を起点として図形Fを3次元的に延長した範囲R内に位置する機器3(すなわち機器番号D1)を制御対象として選択する。
ユーザの位置が所定の座標範囲内にある場合に、機器選択部113は、設定取得部112によって取得された制御データベースDの設定から、全選択D4が「可」に設定されている全ての機器3(すなわち機器番号D1)を制御対象として選択する。
制御対象が決定された後、動作検出部111は、次のフレーム(あるいは所定時間後)の画像を取得して、同様に3次元認識の画像解析技術を適用し、ユーザの動作を検出する。設定取得部112によって取得された制御データベースDの設定情報に含まれるいずれかの調整動作(すなわち調整動作D3)に合致する動作が検出されるまで、動作検出部111は動作の検出を繰り返す。
特定動作が検出された後、所定時間経過しても調整動作が検出されない場合には、動作検出部111は特定動作の検出に戻る。調整動作が検出された場合に、動作検出部111は、設定取得部112によって取得された制御データベースDの設定情報において該調整動作が指定する内容(オン、オフ、調節等)を制御内容として決定する。
動作の誤検出を抑制するために、動作検出部111は、同一の動作が所定時間継続された場合に、該動作に合致する特定動作又は調整動作を検出してもよい。
動作検出部111、設定取得部112及び機器選択部113がユーザの動作に関連付けられた制御対象及び制御内容を決定した場合に、機器制御部114は、決定された制御内容に従って制御を行うための制御信号を生成し、決定された制御対象の機器3に通信部12を介して送信する。
機器3は、ゲートウェイ4を介して制御サーバ1から受信した制御信号に従って、オン、オフ、調節等の所定の作動を行う。
このように、本実施形態に係る制御サーバ1は、ユーザの動作によって描かれた図形Fを延長した範囲内にある機器3又はユーザの動作が行われた建物内の全ての機器3をまとめて選択し、選択した1つ又は複数の機器3に対して同時に指示を与えることができる。そのため、ユーザはそれぞれの機器3に対して動作による指示を行う必要がない。
センサ装置2から制御サーバ1へ画像を常時送信すると通信負荷が大きいため、センサ装置2は、画像から所定の動作(特定動作及び調整動作)に近い動作を検出した場合にのみ、制御サーバ1への画像の送信を開始してもよい。この場合には、センサ装置2は動作検知ソフトウェアを実行するコンピュータとして構成され、特定動作及び調整動作に近い動作を予め登録する。センサ装置2は、該動作検知ソフトウェアを用いて、画像センサ21が撮像した画像から予め登録された動作を検知した場合に、制御サーバ1への画像の送信を開始する。これにより、センサ装置2から制御サーバ1へ送信されるデータの通信量を低減することができる。
[機器制御方法のフローチャート]
図6は、本実施形態に係る機器制御方法のフローチャートを示す図である。図6のフローチャートは、例えばユーザが制御サーバ1に対して所定の開始操作を行うことによって開始される。
まず動作検出部111は、センサ装置2によって撮像された画像から、ユーザが図形Fを描く動作(すなわち上述の特定動作)及びユーザの位置を検出する(S11)。
ステップS11で動作検出部111が動作を検出しない場合に(S12のNO)、制御サーバ1はステップS11に戻って処理を繰り返す。ステップS11で動作検出部111が動作を検出した場合に(S12のYES)、設定取得部112は、制御データベースDから各機器3の設定情報を取得する(S13)。
機器選択部113は、動作検出部111によって検出されたユーザの位置が全選択を行うための所定の座標範囲内にあるか否かを判定する。ユーザの位置が所定の座標範囲内にある場合に(S14のYES)、機器選択部113は、ステップS13で設定取得部112が取得した制御データベースDの設定から、全選択D4が「可」に設定されている全ての機器3を制御対象として選択する(S15)。
ユーザの位置が所定の座標範囲内にない場合に(S14のNO)、機器選択部113は、ステップS13で設定取得部112が取得した制御データベースDの設定から、ステップS11で動作検出部111が検出したユーザの位置を起点として、図形Fを3次元的に延長した範囲R内に位置する機器3を制御対象として選択する(S16)。
制御対象が決定された後、動作検出部111は、センサ装置2によって撮像された次のフレーム(あるいは所定時間後)の画像から、ユーザの動作(すなわち上述の調整動作)を検出する。動作検出部111はいずれかの調整動作に合致する動作が検出されるまで動作の検出を繰り返してもよく、所定時間経過しても調整動作が検出できない場合には制御サーバ1はステップS11に戻って処理を繰り返してもよい。調整動作が検出できた場合に、動作検出部111は、ステップS13で設定取得部112が取得した制御データベースDの設定情報において該調整動作が指定する内容を制御内容として決定する(S17)。
機器制御部114は、ステップS17で動作検出部111が決定した制御内容に従って制御を行うための制御信号を生成し、ステップS15又はS16で機器選択部113が決定した1つ又は複数の制御対象の機器3に通信部12を介して送信する(S18)。
所定の終了条件(例えばユーザが制御サーバ1に対して所定の終了操作を行うこと)が満たされない場合に(S19のNO)、制御サーバ1はステップS11に戻って処理を繰り返す。所定の終了条件が満たされる場合に(S19のYES)、制御サーバ1は処理を終了する。
[第1の実施形態の効果]
本実施形態に係る制御サーバ1は、ユーザの動作によって空中に描かれた図形Fを三次元的に延長した範囲内の機器3を選択して制御する。このような構成により、制御サーバ1はユーザの動作に基づいて複数の機器をまとめて制御可能であるため、ユーザの利便性を向上させることができる。さらに制御サーバ1は、ユーザが所定の場所で動作を行った場合には、建物内の選択可能な全ての機器3を選択する。これにより、例えば玄関においてユーザが外出する際又は帰宅する際に、建物内の機器3を全てオン又はオフにする等、容易に複数の機器3を制御することができる。
[第1の実施形態の変形例]
上述の機器制御方法では、制御サーバ1は常に動作の検出を行っているが、特定の開始音声を検出したことをトリガとして動作の検出を開始してもよい。この場合には、センサ装置2は、マイクロフォン等の音声センサを備える。まず制御サーバ1は、開始音声が検出される前には動作の検出を行わず、開始音声の検出を開始する。制御サーバ1は、センサ装置2の音声センサから取得した音声から、所定の開始音声を検出する。開始音声は、例えば「OK」、「Hi」等の制御サーバ1に記憶された音声である。また、開始音声は、ユーザが制御サーバ1に予め録音した音声でもよい。
例えば制御サーバ1は、センサ装置2の音声センサから取得した音声に対して音声認識技術を適用し、該音声に開始音声に対応する言語が含まれている場合に、開始音声を検出してもよい。音声認識技術として、公知の技術を用いることができる。また、制御サーバ1は、センサ装置2の音声センサから取得した音声の周波数スペクトルに、予め録音された開始音声の周波数スペクトルの所定の割合以上が含まれている場合に、開始音声を検出してもよい。所定の割合は、開始音声と一致していると考えられる程度の割合であり、例えば90%である。また、制御サーバ1は、センサ装置2の音声センサから取得した音声の周波数スペクトルのパターンと、予め録音された開始音声の周波数スペクトルのパターンとの相関度が所定値以上である場合に、開始音声を検出してもよい。
そして制御サーバ1は、開始音声を検出した場合に、動作の検出を開始して上述の機器制御方法を行う。制御サーバ1は、開始音声が検出された時点から所定の時間が経過した場合に、動作の検出を停止し、再び開始音声の検出を行う。
このような構成により、制御サーバ1は、開始音声を検出した後の所定期間のみ、画像からの動作の検出を行う。そのため、制御サーバ1の処理負荷及び通信負荷を軽減することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態において制御サーバ1は建物の外部に配置され、ネットワークNを介してセンサ装置2及び機器3と通信する。そのため、ネットワークNの通信状況によっては動作の検出及び機器の制御の実行に時間が掛かるおそれがある。また、センサ装置2から制御サーバ1へ画像を常時送信すると通信負荷が大きい。それに対して、本実施形態では、建物の外部に配置された制御サーバ1−1に加えて、建物内に制御サーバ1−2を設ける。
図7は、本実施形態に係る機器制御システムSの模式図である。機器制御システムSは、第1の実施形態と同様のセンサ装置2、機器3及びゲートウェイ4に加えて、建物外においてネットワークNに接続されている制御サーバ1−1、及び建物内においてゲートウェイ4とネットワークNとの間に接続されている制御サーバ1−2を含む。制御サーバ1−1及び制御サーバ1−2は、それぞれ図5の制御サーバ1と同様の構成を有する。
本実施形態では、建物内の制御サーバ1−2及び建物外の制御サーバ1−1の間で処理やデータを調整することによって、動作検出の速度及び精度のバランスをとる。例えば建物内の制御サーバ1−2において計算量の小さい動作検出処理を行い、建物外の制御サーバ1−1において計算量の大きい動作検出処理を行う。あるいは例えば建物内の制御サーバ1−2の記憶部13に少ない量の制御データベースDを記憶し、建物外の制御サーバ1−1の記憶部13に多い量の制御データベースDを記憶する。
まず建物内の制御サーバ1−2は、センサ装置2からの情報に基づいて動作の検出を行う。そして制御サーバ1−2が動作を検出できなかった場合に、制御サーバ1−2は建物外の制御サーバ1−1にセンサ装置2からの情報を転送し、制御サーバ1−1は、センサ装置2からの情報に基づいて動作の検出を行う。制御サーバ1−2及び制御サーバ1−1のどちらか一方は、検出した動作に基づいて機器3の制御を行う。
[第2の実施形態の効果]
一般的に、建物内の制御サーバ1−2はネットワークNを介さないため通信負荷が掛からないが、設置スペースや設置コストによって機器構成に制約がある。一方、建物外の制御サーバ1−1は高度な機器構成を備えることができるため高速に処理を行えるが、通信負荷が掛かる。そこで本実施形態に係る機器制御システムSは、建物内の制御サーバ1−2で簡易的な動作検出を行い、建物外の制御サーバ1−1で複雑な動作検出を行う。このような構成によって、動作検出の精度を維持しつつも動作検出の速度を向上できる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、ユーザがいる場所やユーザが描いた図形Fの形状によって、制御対象として選択可能な機器3を変更する。これにより、細かい機器制御を実現できる。
[ユーザの場所による設定]
図8は、本実施形態において特定動作が指定する範囲Rを示す模式図である。図8は、建物の内部を上方から見た状態を示す。図8には、ユーザの特定動作によって指定された範囲Rが破線で表されている。本実施形態では、特定動作が行われる場所(例えば建物の所定の点を基準とした所定の座標範囲)ごとに選択可能な機器3の範囲が設定され、制御サーバ1の記憶部13に予め記憶される。例えば、玄関では建物内の全ての機器3が選択可能であり、台所では同じ部屋内の機器3のみが選択可能に設定される。
動作検出部111がユーザの特定動作によって描かれた図形Fを検出すると、設定取得部112は制御サーバ1の記憶部13から設定情報を取得し、機器選択部113は建物内においてユーザの位置を起点として図形Fを3次元的に延長した範囲Rを特定する。また、機器選択部113は、設定取得部112が取得した設定情報から、特定動作を行ったユーザの位置が属する場所において選択可能な機器3を抽出する。
そして機器選択部113は、範囲R内に位置する機器3のうち、特定動作を行ったユーザの位置が属する場所において選択可能な1つ又は複数の機器3を、制御対象として選択する。なお、図8は視認性のために2次元で表現されているが、実際には範囲Rは3次元であり、機器選択部113は3次元空間内で範囲Rに含まれており、かつ特定動作が行われた場所で選択可能な機器3を選択する。
[図形Fの形状による設定]
図9(a)、図9(b)は、本実施形態に係る制御サーバ1が検出するユーザの動作を示す模式図である。図9(a)、図9(b)は、制御対象の機器3を指定する図形Fを描く特定動作を示している。図9(a)の図形Fは円形であり、図9(b)の図形Fは矩形である。本実施形態では、図形Fの形状ごとに選択可能な機器3の範囲が設定され、制御サーバ1の記憶部13に予め記憶される。例えば、円形の図形Fは建物内の全ての機器3が選択可能であり、矩形の図形Fは同じ部屋内の機器3のみが選択可能に設定される。
動作検出部111がユーザの特定動作によって描かれた図形Fを検出すると、設定取得部112は制御サーバ1の記憶部13から設定情報を取得し、機器選択部113は建物内においてユーザの位置を起点として図形Fを3次元的に延長した範囲Rを特定する。また、機器選択部113は、設定取得部112が取得した設定情報から、図形Fの形状によって選択可能な機器3を抽出する。そして機器選択部113は、範囲R内に位置する機器3のうち、図形Fの形状によって選択可能な1つ又は複数の機器3を、制御対象として選択する。
図9(a)、図9(b)に示したユーザの動作は一例であり、制御サーバ1はユーザを撮像して得られた画像から判定可能な所定の形状の図形Fを検出するように構成される。図形Fは、図9(a)、図9(b)の例のような円形、矩形に限られず、楕円形、三角形、その他多角形等、制御サーバ1に予め設定された所定の形状である。
[第3の実施形態の効果]
本実施形態に係る制御サーバ1は、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、ユーザが動作を行った場所又は描いた図形Fの形状によって選択される機器3を変更する。例えば玄関では建物内の全ての機器3を選択可能にし、台所では同じ部屋内の機器3のみを選択可能にすることによって、意図しない機器3を制御することを抑制できる。また、ユーザは特定動作で描く図形Fの形状を使い分けることによって、ユーザの意思によって制御対象の選択を細かく変更することができる。
(第4の実施形態)
本実施形態は、ユーザの動作に加えて、時間、気温、明るさ等の環境情報及びユーザ情報を含む追加情報に基づいて、制御対象として選択可能な機器3を変更する。これにより、細かい機器制御を実現できる。
本実施形態では、時間帯、気温、明るさ等のような動作が行われる環境を示す環境情報ごとに選択可能な機器3が設定され、制御サーバ1の記憶部13に予め記憶される。センサ装置2は、時間を測定する時計、温度を測定する温度センサ及び明るさを測定する照度センサを備える。
また、本実施形態では、動作を行うユーザを示すユーザ情報ごとに選択可能な機器3が設定され、制御サーバ1の記憶部13に予め記憶される。ユーザ情報は、ユーザ(個人)を識別する情報でもよく、あるいはユーザの属性(すなわちユーザの身長、手の平の大きさ、声、体温、あるいはユーザが所持するデバイス等)を示す情報でもよい。
動作検出部111がユーザの特定動作によって描かれた図形Fを検出すると、設定取得部112は制御サーバ1の記憶部13から設定情報を取得する。また、設定取得部112は、センサ装置2から、ユーザの動作が行われた時間、ユーザの動作が行われた位置の温度及びユーザの動作が行われた位置の明るさを示す環境情報を取得する。また、設定取得部112は、人物認識技術を用いて、センサ装置2が撮像した画像から、ユーザを識別する情報又はユーザの属性を示すユーザ情報を取得する。人物認識技術として、公知の技術を用いることができる。
機器選択部113は、建物内においてユーザの位置を起点として図形Fを3次元的に延長した範囲R内に位置する機器3、又は所定の場所で特定動作が行われた場合には全選択可能な全ての機器3を、制御対象として選択する。
さらに、機器選択部113は、設定取得部112が取得した環境情報及びユーザ情報に基づいて、設定取得部112が取得した設定情報から、選択可能な機器3を抽出する。そして機器選択部113は、範囲R内に位置する機器3又は全選択された機器3のうち、設定取得部112が取得した環境情報及びユーザ情報によって選択可能な1つ又は複数の機器3を、制御対象として絞り込む。
[機器制御方法のフローチャート]
図10は、本実施形態に係る機器制御方法のフローチャートを示す図である。図10のフローチャートでは、図6のフローチャートにおいてステップS15、S16の後であってステップS17の前に、ステップS20が行われる。それ以外のステップは図6のフローチャートと同様であるため、以下では説明を省略する。
ステップS15又はステップS16で制御対象が選択された後、設定取得部112は、センサ装置2から、時間、温度及び明るさを示す環境情報を取得する。また、設定取得部112は、人物認識技術を用いて、センサ装置2が撮像した画像から、ユーザを識別する情報又はユーザの属性を示すユーザ情報を取得する。人物認識技術として、公知の技術を用いることができる。そして機器選択部113は、範囲R内に位置する機器3又は全選択された機器3のうち、設定取得部112が取得した環境情報及びユーザ情報を含む追加情報によって選択可能な1つ又は複数の機器3を、制御対象として絞り込む(S20)。
[第4の実施形態の効果]
本実施形態に係る制御サーバ1は、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、時間、気温、明るさ等の環境情報及びユーザ情報に基づいて、制御対象として選択可能な機器3を変更する。例えば昼間には照明を制御対象から外す、気温が高い又は低い場合には空調機器を制御対象から外す等の制御を行うことができる。また、例えばユーザが子供である場合に制御対象を限定する等の制御を行うことができる。このように、本実施形態に係る制御サーバ1はより細かく機器制御を行うことができる。
(第5の実施形態)
本実施形態は、特定動作によってまとめて選択可能か否かを機器3ごとに設定する。これにより、細かい機器制御を実現できる。
[制御データベースDの説明]
図11は、本実施形態に係る制御サーバ1で用いられる制御データベースDを示す模式図である。図11の制御データベースDは、図4の制御データベースDにおいて複数選択D5をさらに含む。それ以外の要素は図4の制御データベースDと同様であるため、以下では説明を省略する。
複数選択D5は、機器3を、特定動作による複数選択の対象とするか否かを設定する。具体的には、機器選択部113は、特定動作が指定する範囲Rにおいて、複数選択D5が「可」に設定されている機器3を選択し、複数選択D5が「不可」に設定されている機器3を選択しない。これにより、ユーザは複数選択によって制御したくない機器3(例えば電気コンロ、電気ストーブ等の加熱機器)を、複数選択の対象から除外できる。特定動作が指定する範囲Rに含まれる機器3が1つの場合には、機器選択部113は、複数選択D5が「可」であることを条件として該機器3を選択してもよく、あるいは複数選択D5にかかわらず該機器3を選択してもよい。
複数選択D5は、機器3の作動(オン、オフ等)ごとに設定可能にしてもよい。この場合には、ある機器3の複数選択D5において、オンの動作については「不可」にし、オフの動作については「可」に設定することができる。
各機器3に対する複数選択D5は、予め制御サーバ1に設定されてもよい。あるいはユーザが携帯端末のアプリケーション等を用いて各機器3に対する複数選択D5を制御サーバ1に設定してもよい。この場合には、制御サーバ1は画像から取得した機器3の外観に基づいて加熱機器のような安全性に関わる機器3を判定し、該機器3の複数選択D5の初期値を予め「不可」に設定することが望ましい。安全性に関わる機器3の判定には、例えば公知のパターンマッチング技術を用いることができる。
あるいは機器制御部114は、機器3に対してユーザの動作による制御が行われた後に、該機器3に対するユーザの操作に応じて、該機器3に対する複数選択D5を自動的に設定してもよい。具体的には、機器制御部114は、機器3に対してユーザの動作による制御を行った後に、該機器3に対するユーザによる手動の操作を監視する。所定時間内に、ユーザが該機器3において制御サーバ1による制御とは逆の操作(すなわち、オンの作動が行われた後に手動でオフの操作を行うこと、又はその逆)を行った場合に、機器制御部114は複数選択D5を「不可」に設定する。これにより、ユーザは複数選択による制御を行いたくない機器3を容易に指定して制御の対象外として設定することができる。
図形Fを描く特定動作が検出された場合に、設定取得部112は、制御データベースDから各機器3の設定情報を取得する。機器選択部113は、設定取得部112によって取得された制御データベースDの設定情報における各機器3の位置情報D2から、動作検出部111によって検出されたユーザの位置を起点として図形Fを3次元的に延長した範囲R内に位置する機器3を抽出する。さらに機器選択部113は、抽出した機器3のうち、複数選択D5が「可」に設定されている機器3を制御対象として選択する。
図11では機器3の個体ごとに複数選択D5を設定可能であるが、機器3の種類ごとに複数選択D5を設定可能にしてもよい。機器3の種類は、例えば照明機器、空調機器、加熱機器等である。特に加熱機器等のユーザの安全に関わる種類の機器3については、オンの作動については複数選択による制御が不可能であり、オフの作動については複数選択による制御が可能であるように、予め制御サーバ1に設定することが望ましい。加熱機器は遠隔でオンにすることは危険な可能性があるが、オフにすることの危険性は小さいため、オフの作動のみを可能にすることによって複数選択による制御の利便性を確保しつつも安全性を向上させることができる。
[第5の実施形態の効果]
本実施形態に係る制御サーバ1は、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、特定動作によってまとめて制御可能か否かを機器3ごと又は機器3の種類ごとに設定する。これにより、より細かく機器制御を行うことができる。さらに、制御サーバ1による制御後にユーザが機器3に対して逆の操作を行った場合に該機器3を複数選択不可に自動的に設定することによって、ユーザが複数選択から除外したい機器3を容易に設定することができる。さらに、機器3の種類ごとに複数選択の可否を設定可能にすることによって、例えば加熱機器のように安全に係る種類の機器3については複数選択不可に設定し、安全性を向上させることができる。
(第6の実施形態)
本実施形態は、まとめて制御する機器3のグループを設定し、動作によって指定された機器3が該グループに対して欠けている場合に、欠けている機器3を補完して制御する。これにより、動作によって機器3を正しく指定できなかった場合であっても、通常グループとして扱われる機器3をまとめて制御できる。
[グループデータベースDDの説明]
図12は、本実施形態に係る制御サーバ1で用いられるグループデータベースDDを示す模式図である。グループデータベースDDは、複数選択によってまとめて制御されるべき機器3をグループ化するグループ情報を記憶する。具体的には、グループデータベースDDは、グループ番号DD1及び機器番号DD2を関連付けて記憶する。
グループ番号DD1は、2つ以上の機器3のグループを識別するための番号である。グループ番号DD1は、例えば登録されたグループの通し番号である。機器番号DD2は、機器3を識別するための番号である。機器番号DD2は、制御データベースDの機器番号D1に対応する。
機器制御部114は、ユーザの動作によって指定された複数の機器3の制御を行う際に、該複数の機器3(機器番号DD2)を1つのグループ(グループ番号DD1)としてグループデータベースDDに登録する。すなわち、機器制御部114は、まとめて制御される機器3のグループを学習する。グループデータベースDDへのグループの登録は、初めてその複数の機器3が制御された時に行われてもよく、あるいは所定の回数以上その複数の機器3が制御された時に行われてもよい。
機器制御部114は、同時でなく、所定時間内に制御された複数の機器3をグループとして登録してもよい。また、機器制御部114は、機器3に対してユーザによって手動で行われた操作を検出し、所定時間内に操作された複数の機器3をグループとして登録してもよい。
グループデータベースDDは、予め制御サーバ1に設定されてもよい。あるいはユーザが携帯端末のアプリケーション等を用いてグループデータベースDDを制御サーバ1に設定してもよい。
図12に示したグループデータベースDDは一例であり、グループデータベースDDの内容及び形式は、本実施形態に係る機器制御方法で利用可能である限り任意に設定される。図12において、グループデータベースDDは視認性のために文字列の表で表されているが、制御サーバ1が解釈可能な任意のデータ形式(ファイル形式)で表されてもよく、例えばバイナリデータ又はテキストデータでよい。グループデータベースDDは制御サーバ1の内部に記憶されてもよく、制御サーバ1の外部の記憶装置に記憶されてもよい。
図形Fを描く特定動作が検出された場合に、設定取得部112は、制御データベースDから各機器3の設定情報を取得するとともに、グループデータベースDDからグループ情報を取得する。機器選択部113は、制御データベースDの設定情報における各機器3の位置情報D2から、動作検出部111によって検出されたユーザの位置を起点として図形Fを3次元的に延長した範囲R内に位置する機器3を抽出する。さらに機器選択部113は、抽出した機器3が、グループデータベースDDに登録されたいずれかのグループに属するか否かを判定する。
具体的には機器選択部113は、例えばあるグループ(グループ番号DD1)に関連付けられた複数の機器3(機器番号DD2)に対して、抽出した機器3が所定の割合以上(例えば50%以上)と一致する場合に、抽出した機器3が該グループに属すると判定する。例えば図12のグループデータベースDDを用いる場合に、抽出した機器3の機器番号が「1」及び「2」であるとき、グループ番号「1」に関連付けられた機器番号「1」、「2」及び「3」の約67%と一致するため、抽出した機器3はグループ番号「1」のグループに属すると判定される。抽出した機器3が複数のグループに属すると判定される場合には、機器番号の一致する割合が最も多いグループが選択される。
抽出した機器3において、抽出した機器3が属するグループに関連付けられている機器番号の一部が欠けている(すなわち機器番号の一致する割合が100%未満である)場合には、機器選択部113は、抽出した機器3に加えて、抽出した機器3が属するグループ中の欠けている機器番号の機器3を制御対象として決定する。換言すると、グループに属する機器3の一部が特定動作によって選択された場合に、機器選択部113は該グループに属する全ての機器3を制御対象として選択する。このような構成により、動作検出部111が特定動作を正しく検出できなかった場合であっても、グループ情報に基づいて制御対象の機器3を補完することができる。
機器制御部114は、動作検出部111が決定した制御内容に従って制御を行うための制御信号を生成し、機器選択部113が決定した制御対象の機器3に通信部12を介して送信する。
機器制御部114は、抽出した機器3が属するグループ中の欠けている機器番号の機器3に所定時間ランプの点滅(すなわち間欠的な作動)等の予備作動を行わせた後に、制御内容に従って制御を行うための制御信号を送信してもよい。予備作動中にユーザが機器3に対して操作を行った場合には、機器制御部114は、該機器3への制御信号の送信を中止する。さらに機器制御部114は、制御信号の送信を中止した機器3を、抽出した機器3が属するグループから除外するように設定してもよい。このような構成により、グループ情報によって補完される機器3をユーザに知らせることができるとともに、その補完がユーザの意図しないものであった場合にユーザは拒否することが可能になる。
[第6の実施形態の効果]
本実施形態に係る制御サーバ1は、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、グループに属する機器3の一部が特定動作によって選択された場合であっても、該グループに属する全ての機器3を制御対象として選択する。これにより、例えば画像から動作の認識が正常に行われなかった場合や、制御したい機器3から動作がずれた場合であっても、制御対象の機器3のグループを補完して制御することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
制御サーバ1の制御部11(プロセッサ)は、図6、10に示す機器制御方法に含まれる各ステップ(工程)の主体となる。すなわち、制御部11は、図6、10に示す機器制御方法を実行するための機器制御プログラムを記憶部13から読み出し、該機器制御プログラムを実行して制御サーバ1の各部を制御することによって、図6、10に示す機器制御方法を実行する。図6、10に示す機器制御方法に含まれるステップは一部省略されてもよく、ステップ間の順番が変更されてもよく、複数のステップが並行して行われてもよい。
S 機器制御システム
1 制御サーバ
111 動作検出部
112 設定取得部
113 機器選択部
114 機器制御部
3 機器

Claims (14)

  1. ユーザを撮像することによって得られた画像から前記ユーザの動作を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した前記動作に基づいて、複数の機器を選択する選択部と、
    前記選択部が選択した前記複数の機器の制御を行う機器制御部と、
    複数のグループ所属機器が属するグループを示す設定情報を取得する取得部と、
    を有し、
    前記選択部は、前記選択部が選択した前記複数の機器と、前記設定情報が示すグループに属する複数のグループ所属機器との間で一致する機器の割合が閾値以上である場合に、当該グループを前記選択部が選択した複数の機器が属するグループとして選択し、
    前記機器制御部は、前記選択部が選択した前記複数の機器が、前記選択部が選択した前記グループに属する一部のグループ所属機器を含まない場合に、当該複数の機器に加えて当該一部のグループ所属機器に対して前記制御を行う、機器制御装置。
  2. 前記選択部は、前記動作の軌跡が示す形状に対応する前記複数の機器を選択する、
    請求項1に記載の機器制御装置。
  3. 前記選択部は、前記ユーザの位置を起点として前記形状を延長した範囲内に位置する前記複数の機器を選択する、
    請求項2に記載の機器制御装置。
  4. 前記選択部は、前記動作が行われた位置に基づいて、前記複数の機器を選択する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の機器制御装置。
  5. 前記選択部は、前記動作と、前記動作が行われた環境を示す環境情報とに基づいて、前記複数の機器を選択する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の機器制御装置。
  6. 前記選択部は、前記動作と、前記動作が行われた時間、前記動作が行われた位置の気温及び前記動作が行われた位置の明るさの少なくとも1つを示す前記環境情報とに基づいて、前記複数の機器を選択する、
    請求項5に記載の機器制御装置。
  7. 前記選択部は、前記動作と、前記動作を行ったユーザを示すユーザ情報とに基づいて、前記複数の機器を選択する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の機器制御装置。
  8. それぞれの前記複数の機器が選択可能か否かの設定を示す設定情報を取得する取得部をさらに備え、
    前記選択部は、前記動作に基づいて、前記設定情報が選択可能であることを示す前記複数の機器を選択する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の機器制御装置。
  9. 前記機器制御部が前記複数の機器の前記制御を行った後、所定時間内に前記複数の機器に対して前記制御とは逆の操作が行われた場合に、前記機器制御部は前記機器が選択不可能であることを前記設定情報に設定する、
    請求項8に記載の機器制御装置。
  10. それぞれの前記複数の機器の種類ごとに選択可能か否かの設定を示す設定情報を取得する取得部をさらに備え、
    前記選択部は、前記動作に基づいて、前記設定情報が選択可能であることを示す前記複数の機器を選択する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の機器制御装置。
  11. 前記機器制御部は、前記一部のグループ所属機器の前記制御を行う前に、前記一部のグループ所属機器を間欠的に作動させる、
    請求項に記載の機器制御装置。
  12. 前記検出部は、前記ユーザの第1の動作と、前記第1の動作の後に行われる前記ユーザの第2の動作とを前記動作として検出し、
    前記選択部は、前記第1の動作に基づいて、前記複数の機器を選択し、
    前記機器制御部は、前記選択部が選択した前記複数の機器に対して、前記第2の動作に対応する前記制御を行う、
    請求項1から1のいずれか一項に記載の機器制御装置。
  13. ユーザを撮像することによって得られた画像から前記ユーザの動作を検出するステップと、
    前記検出するステップで検出された前記動作に基づいて、複数の機器を選択するステップと、
    複数のグループ所属機器が属するグループを示す設定情報を取得するステップと、
    前記複数の機器を選択するステップで選択された前記複数の機器と、前記設定情報が示すグループに属する複数のグループ所属機器との間で一致する機器の割合が閾値以上である場合に、当該グループを前記複数の機器を選択するステップで選択された複数の機器が属するグループとして選択するステップと、
    前記選択するステップで選択された前記複数の機器の制御を行うステップと、
    を有し、
    前記制御を行うステップでは、前記複数の機器を選択するステップで選択された前記複数の機器が、前記グループを選択するステップで選択された前記グループに属する一部のグループ所属機器を含まない場合に、当該複数の機器に加えて当該一部のグループ所属機器に対して前記制御を行う、機器制御方法。
  14. 複数の機器と、前記複数の機器を制御する機器制御装置とを備え、
    前記機器制御装置は、
    ユーザを撮像することによって得られた画像から前記ユーザの動作を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した前記動作に基づいて、前記複数の機器を選択する選択部と、
    前記選択部が選択した前記複数の機器の制御を行う機器制御部と、
    複数のグループ所属機器が属するグループを示す設定情報を取得する取得部と、
    を有し、
    前記選択部は、前記選択部が選択した前記複数の機器と、前記設定情報が示すグループに属する複数のグループ所属機器との間で一致する機器の割合が閾値以上である場合に、当該グループを前記選択部が選択した複数の機器が属するグループとして選択し、
    前記機器制御部は、前記選択部が選択した前記複数の機器が、前記選択部が選択した前記グループに属する一部のグループ所属機器を含まない場合に、当該複数の機器に加えて当該一部のグループ所属機器に対して前記制御を行い、
    前記複数の機器は、前記機器制御部による前記制御に従って作動する、機器制御システム。
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