JP6706744B2 - 人工呼吸器 - Google Patents
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Description
従来、吸気・呼気時間比(I:E比)は1:2と呼気時間を長く設定するのが一般的であった。呼気時間が長い場合、呼気フローは基線まで戻り、気道内圧および肺胞内圧もほぼ基線まで低下する(図9:ポイントA)。ポイントAでは肺胞内圧が基線まで低下しているため、肺が虚脱することが懸念される。そこで、肺の虚脱を防ぐ目的で呼気相に一定の圧力をかけて呼気終末陽圧(PEEP)(positive end exhalation pressure)を設定する。これが気道内圧基線BAP(baseline airway pressure)である。すなわち、必要以上に長い呼気時間の肺胞虚脱防止手段としてBAPを高く設定していた。しかし肺胞圧がある程度存在している呼気初期においては、BAPは必ずしも必要ではない。
さて、気道内圧と肺胞内圧は必ずしも一致しない。特に閉塞性疾患など、一秒率が障害された症例では、気道内圧と肺胞内圧の格差が生じる。自発呼吸のない患者の場合は、呼気終末休止法(呼吸が終わった直後に呼吸器回路を閉鎖)によりdPEEP(dynamic PEEP)(呼気終末肺胞内圧−気道内圧格差)を測定できる。しかし、呼気終末休止法は換気を一旦停止させなければならず、また呼気終末のポイントを変えればdPEEPは変化する。
なお、呼吸ガスが呼吸系に搬送されるときに呼吸ガスの圧力と流量を測定し、吸気時間と呼気時間の比を変化させるものがある(特許文献1)。
肺胞の虚脱を防ぎかつ換気効率の向上を得るには、呼気時間を最小に、十分な吸気プラトー時間が必要であると考えた。そのためには、1)呼吸モードを従圧式呼吸(Pressure control ventilation)とする。2)呼気フローを妨げない目的でBAP(PEEP設定値)を最低限とする。3)たとえBAPが0mmHgでも呼気フローが存在している時点では呼気肺胞内圧が存在し(dynamic PEEP)、肺胞は虚脱していない。すなわち、呼気フローを指標としながら基線にもどる以前のポイント(エアトラップを起こさずに肺胞は虚脱していないポイント)で吸気を開始させる。これによりBAPがなくとも無期肺は予防され、呼気時間が最小限となり、吸気プラトー時間を最大とすることができる。
ところで、特許文献1は、コンプライアンス(呼吸系の容積導関数と圧力導関数の比)を制御パラメータとし、各患者の肺の状況に応じて圧力レベル、PEEP、吸気時間と呼気時間の比、および呼吸率の少なくとも1つを変化させるものである。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の人工呼吸器において、前記気流速検出センサで検出される前記気流速検出値から、一回の前記呼吸ごとに呼気量を計測する呼気量計測手段と、前記気流速検出センサで検出される前記気流速検出値から、一回の前記呼吸ごとに吸気一回換気量Yを算出する吸気一回換気量算出手段とを有し、前記設定比率記憶手段では、前記吸気一回換気量算出手段で算出される前記吸気一回換気量Yを想定呼気一回換気量Xaと見なして、前記想定呼気一回換気量Xaに対する残気量Zaを前記呼気一回換気量設定比率として記憶し、前記呼気一回換気量決定手段では、一回の前記呼吸ごとに算出される前記吸気一回換気量Yと前記呼気一回換気量設定比率とから呼気一回換気量(Xa−Za)を決定し、前記吸気開始ポイント判断手段では、前記呼気量計測手段で計測される前記呼気量が、前記呼気一回換気量(Xa−Za)となるタイミングを前記吸気開始ポイントと判断することを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の人工呼吸器において、前記制御部は、前記気流速検出センサで検出される前記気流速検出値から、一回の前記呼吸ごとに最大呼気値Xbを検出する最大呼気値検出手段を有し、前記設定比率記憶手段では、前記最大呼気値検出手段で検出される前記最大呼気値Xbに対する残気呼気値Zbを前記呼気一回換気量設定比率として記憶し、前記呼気一回換気量決定手段では、一回の前記呼吸ごとに算出される前記最大呼気値Xbと前記呼気一回換気量設定比率とから前記残気呼気値Zbを前記呼気一回換気量として決定し、前記吸気開始ポイント判断手段では、前記気流速検出センサで検出される前記気流速検出値が前記残気呼気値Zbとなるタイミングを前記吸気開始ポイントと判断することを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の人工呼吸器において、前記制御部は、設定手段によってあらかじめ設定し気道内圧を記憶する気道内圧記憶手段と、前記気道内圧検出センサで検出される前記気道内圧検出値が、前記気道内圧記憶手段に記憶された前記気道内圧を越えることを監視する全呼気終末肺胞内圧監視手段と、前記弁開閉指示手段に対して呼気時間の延長を指示する呼気時間延長手段とを有し、前記全呼気終末肺胞内圧監視手段で前記気道内圧検出値が前記気道内圧を越えることを検出すると、前記呼気時間延長手段から前記弁開閉指示手段に対して前記呼気時間の延長を指示することを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の人工呼吸器において、前記制御部は、前記気流速検出センサで検出される前記気流速の乱れから異常を検出する気流速異常検出手段および前記気道内圧検出センサで検出される前記圧力の乱れから異常を検出する気道内圧異常検出手段の少なくともいずれかと、前記弁開閉指示手段に対して呼気時間の延長を指示する呼気時間延長手段とを有し、前記気流速異常検出手段および前記気道内圧異常検出手段の少なくともいずれかが前記異常を検出すると、前記呼気時間延長手段から前記弁開閉指示手段に対して前記呼気時間の延長を指示することを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1に記載の人工呼吸器において、前記制御部は、前記気流速検出センサで検出される前記気流速検出値から、吸気一回換気量を算出する吸気一回換気量算出手段と、前記気流速検出センサで検出される前記気流速検出値から、前記呼気一回換気量を算出する呼気一回換気量算出手段と、前記吸気一回換気量算出手段で算出される前記吸気一回換気量、および前記呼気一回換気量算出手段で算出される前記呼気一回換気量の少なくともいずれかが設定値を下回ると異常を検出する換気量異常検出手段と、前記弁開閉指示手段に対して呼気時間の延長を指示する呼気時間延長手段とを有し、前記換気量異常検出手段が前記異常を検出すると、前記呼気時間延長手段から前記弁開閉指示手段に対して前記呼気時間の延長を指示することを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の人工呼吸器において、前記制御部は、設定手段により設定された呼吸回数を記憶する設定値記憶手段と、前記弁開閉指示手段で指示する吸気タイミングと呼気タイミングとから吸気・呼気時間比を算出する吸気・呼気時間比算出手段と、前記設定値記憶手段に記憶された前記呼吸回数と、前記吸気・呼気時間比算出手段で算出された前記吸気・呼気時間比とで決定したタイミングで前記弁開閉指示手段に指示を出力する持続強制換気指示手段とを有することを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の人工呼吸器において、前記制御部は、設定手段により設定された吸気時間を記憶する設定値記憶手段と、前記弁開閉指示手段で指示する吸気タイミングと呼気タイミングとから吸気・呼気時間比を算出する吸気・呼気時間比算出手段と、前記設定値記憶手段に記憶された前記吸気時間と、前記吸気・呼気時間比算出手段で算出された前記吸気・呼気時間比とで決定したタイミングで前記弁開閉指示手段に指示を出力する持続強制換気指示手段とを有することを特徴とする。
呼気一回換気量決定手段では、一回の呼吸ごとに算出される吸気一回換気量Yと呼気一回換気量設定比率とから呼気一回換気量(Xa−Za)を決定し、吸気開始ポイント判断手段では、呼気量計測手段で計測される呼気量が、呼気一回換気量(Xa−Za)となるタイミングを吸気開始ポイントと判断するものである。本実施の形態によれば、一回の呼吸ごとの吸気一回換気量Yから、吸気開始ポイントを一回の呼吸ごとに算出して吸気を実行するため、面積Zaにあたる換気量が残気量として残存するため、肺胞の虚脱を防ぎかつ換気効率を向上できる。
図1は本発明の一実施例による人工呼吸器を機能実現手段で現したブロック図である。
図1に示すように、本実施例による人工呼吸器は、使用者に装着するインターフェース1と、インターフェース1に酸素を供給する吸気経路2と、インターフェース1から二酸化炭素を排出する呼気経路3と、吸気経路2に設けた吸気弁4と、呼気経路3に設けた呼気弁5と、吸気弁4を開閉制御する吸気弁駆動部4aと、呼気弁5を開閉制御する呼気弁駆動部5aとを備えている。
インターフェース1としては、フェースマスク、鼻マスク、気管チューブ、又は気管カニューレが用いられる。
吸気経路2には、圧縮空気供給源2aから供給される圧縮空気と、圧縮酸素供給源2bから供給される圧縮酸素とが混合器2cで混合されて供給される。
吸気弁4を設けず、呼気弁5の開度調整によって、吸気ガスの吸気流量、吸気圧、吸気時間、呼気ガスの呼気流量、呼気圧、および呼気時間を制御することができるが、さらに吸気弁4を設けることで、呼気の期間中に、吸気経路2からの吸気ガスの無駄な排出を防止できる。
気流速検出センサ6は、吸気経路2からの気流速および呼気経路3への気流速を検出する。従って、気流速検出センサ6を吸気経路2と呼気経路3との合流点からインターフェース1までの間に設ける場合には、一つの気流速検出センサ6によって吸気経路2からの気流速および呼気経路3への気流速を検出できるが、吸気経路2と呼気経路3とにそれぞれ気流速センサ6を設けて各気流速を検出してもよい。
気道内圧検出センサ7は、吸気経路2および呼気経路3の少なくともいずれかの圧力を検出する。設定手段8は、入力装置で構成されて各種の設定値を設定する。制御部10は、気流速検出センサ6の気流速検出値および気道内圧検出センサ7の気道内圧検出値を入力し、吸気弁駆動部4aおよび呼気弁駆動部5aに対して弁開閉指示を出力する。
呼気量計測手段11は、気流速検出センサ6で検出される気流速検出値から、一回の呼吸ごとに呼気量を計測する。吸気一回換気量算出手段12は、気流速検出センサ6で検出される気流速検出値から、一回の呼吸ごとに吸気一回換気量を算出する。呼気一回換気量算出手段13は、気流速検出センサ6で検出される気流速検出値から、一回の呼吸ごとに呼気一回換気量を算出する。
設定比率記憶手段14は、呼気一回換気量を決定するための呼気一回換気量設定比率を記憶する。設定比率記憶手段14に記憶される呼気一回換気量設定比率は、設定手段8によって入力される。呼気一回換気量設定比率は、呼気終末肺胞内圧−気道内圧格差が正の値となるように設定される。さらに具体的には、設定比率記憶手段14では、吸気一回換気量算出手段12で算出される吸気一回換気量を想定呼気一回換気量と見なして、想定呼気一回換気量に対する残気量を呼気一回換気量設定比率として記憶する。
呼気一回換気量決定手段15は、吸気一回換気量算出手段12で算出される一回の呼吸ごとの吸気一回換気量と、設定比率記憶手段14に記憶された呼気一回換気量設定比率とから一回の呼吸ごとに呼気一回換気量を決定する。
吸気開始ポイント判断手段16は、呼気量計測手段11で計測される呼気量が、呼気一回換気量決定手段15で決定された呼気一回換気量となるタイミングを吸気開始ポイントと判断する。
弁開閉指示手段17は、吸気開始ポイント判断手段16で判断された吸気開始ポイントのタイミングで弁開閉指示を吸気弁駆動部4aおよび呼気弁駆動部5aに出力する。
気道内圧記憶手段18は、設定手段8によってあらかじめ設定した気道内圧を記憶する。気道内圧上限記憶手段19は、設定手段8によってあらかじめ設定した気道内圧上限値か、または設定された気道内圧から決定される気道内圧上限値を記憶する。吸気終了ポイント判断手段20は、気道内圧検出センサ7で検出される気道内圧が気道内圧上限記憶手段19に記憶されている気道内圧上限値に達したタイミングを吸気終了ポイントとして判断するか、または気道内圧検出センサ7で検出される気道内圧が気道内圧上限値に達した後に設定された吸気時間が経過した後のタイミングを吸気終了ポイントとして判断する。弁開閉指示手段17は、吸気終了ポイント判断手段20で判断された吸気終了ポイントのタイミングで弁開閉指示を吸気弁駆動部4aおよび呼気弁駆動部5aに出力する。
すなわち、本実施例は、吸気上限を気道内圧で制御する従圧式調整換気PCV(pressure control ventilation)モードである。
全呼気終末肺胞内圧監視手段21は、気道内圧検出センサ7で検出される気道内圧検出値が、気道内圧記憶手段18に記憶された気道内圧を越えることを監視する。呼気時間延長手段22は、弁開閉指示手段17に対して呼気時間の延長を指示する。
そして、全呼気終末肺胞内圧監視手段21で気道内圧検出値が気道内圧を越えることを検出すると、警報手段(図示せず)からアラームを発するとともに呼気時間延長手段22から弁開閉指示手段17に対して呼気時間の延長を指示する。従って、本実施例によれば、tPEEPが著しく増加している場合には、呼気時間を延長することで安全性を確保でき、肺にエアトラップを来たして呼吸不全の増悪や気胸の原因となることがない。
そして、気流速異常検出手段23および気道内圧異常検出手段24の少なくともいずれかが異常を検出すると、警報手段(図示せず)からアラームを発するとともに呼気時間延長手段22から弁開閉指示手段17に対して呼気時間の延長を指示する。従って、本実施例によれば、体動、術操作、咳などの影響で気流速の検出が困難となる場合には、呼気時間を延長することで安全性を確保できる。
そして、換気量異常検出手段25が異常を検出すると、警報手段(図示せず)からアラームを発するとともに呼気時間延長手段22から弁開閉指示手段17に対して呼気時間の延長を指示する。従って、本実施例によれば、肺にエアトラップを来たした場合に、呼気時間を延長することで吸気一回換気量および呼気一回換気量の低下を防止して、安全性を確保することができる。
設定値記憶手段31は、設定手段8により設定された呼吸回数または吸気時間を記憶する。吸気・呼気時間比算出手段32は、弁開閉指示手段17で指示する吸気タイミングと呼気タイミングとから吸気・呼気時間比を算出する。
持続強制換気指示手段33は、呼吸回数を固定設定した持続強制換気モードでは、設定値記憶手段31に記憶された呼吸回数と、吸気・呼気時間比算出手段32で算出された吸気・呼気時間比とで決定したタイミングで弁開閉指示手段17に指示を出力する。
持続強制換気指示手段33は、吸気時間を固定設定した持続強制換気モードでは、設定値記憶手段31に記憶された吸気時間と、吸気・呼気時間比算出手段32で算出された吸気・呼気時間比とで決定したタイミングで弁開閉指示手段17に指示を出力する。
なお、持続強制換気指示手段33による持続強制換気モードは、あらかじめ吸気開始ポイント判断手段16による換気モードを行った後に行う他、持続強制換気指示手段33による持続強制換気モードと吸気開始ポイント判断手段16による換気モードとを適宜切り替えて行うこともできる。
図2においてBAP 0mmHgで十分呼気時間を与えた場合、呼気フローは基線まで戻り、呼気フローの積分すなわち面積Xが呼気一回換気量となる。また、吸気フローの積分すなわち面積Yが吸気一回換気量となる。呼吸器回路からのリーク、患者への吸収などの影響も受けるがおおよそX=Yとなる。このような換気では肺胞虚脱が懸念される。
図3に示すように、本実施例では肺胞虚脱を防ぐ目的で、吸気開始をポイントEとする。吸気開始をポイントEとすることで、面積Zaにあたる換気量が残気量として増加する。吸気一回換気量算出手段12にて一回の呼吸ごとに吸気一回換気量Yを算出し、吸気一回換気量算出手段12で算出される吸気一回換気量Yを想定呼気一回換気量Xaと見なす。また、設定比率記憶手段14では、想定呼気一回換気量Xaに対する残気量Zaを呼気一回換気量設定比率として記憶している。
そして、呼気一回換気量決定手段15では、一回の呼吸ごとに算出される吸気一回換気量Yと呼気一回換気量設定比率(例えば5%Xa、10%Xa)とから呼気一回換気量(Xa−Za)を決定し、吸気開始ポイント判断手段16では、呼気量計測手段11で計測される呼気量が、呼気一回換気量(Xa−Za)となるタイミングを吸気開始ポイントと判断する。従って、残気量Zaは想定呼気一回換気量Xaに対する比率で設定する。呼気フローの波形から瞬時に波形形状を予測して吸気開始のポイントEを呼吸ごとに算出して吸気を実行する。
呼気時間を最小に、十分な吸気プラトー時間とするために、持続強制換気モードでは吸気制御方式を基本的には従圧式吸気制御(pressure control:PC)とする。従量式吸気制御(volume control:VCあるいは、flow control:FC)では十分な吸気プラトー時間を得るのには不利である。図4では、dynamic−PEEPを意図した吸気開始機構を用いた従圧式吸気制御・持続強制換気(intended dynamic−PEEP・PC・CMV)を示す。
呼気と同様、吸気においても気道内圧と肺胞圧が解離する。健常肺胞の肺胞圧(A)は短時間で吸気気道プラトー圧に達する。しかし虚脱肺胞あるいは障害肺胞の肺胞圧(B)は吸気気道プラトー圧に達するまでにより多くの時間を要する。
intended dynamic−PEEP・PC・CMVでは、1)呼吸回数を固定設定、吸気:呼吸時間比(I:E比)をdynamic−PEEPを意図した吸気開始機構により自動的に随時調節する。あるいは、2)吸気時間を固定設定、呼吸回数をdynamic−PEEPを意図した吸気開始機構により自動的に随時調節する。なお、BAPは最低限あるいは必要ない。
本実施例による呼吸モードは、吸気・呼気逆比呼吸(inversed ratio ventilation:IRV)と、呼気時間短縮・吸気時間延長という点で類似する。しかしIRVは患者状況に応じて呼気時間を安全に調節するものではない。したがって、IRVではエアトラップを来たして呼吸不全の増悪や気胸を来たす危険性がある。
本実施例では、dynamic−PEEPを意図した吸気開始機構を用いることにより、安全に呼気時間を最小限にできる。
この換気方式は気道圧開放換気(airway pressure release ventilation:APRV)に類似する。ただし、dynamic−PEEPを意図した吸気開始機構を用いて、安全に呼気時間を最小限にできる。
なお、上記に加えてさらに自発呼吸をプレッシャーサポート(PS)によって補助してもよい。
本実施例における制御部10は、気流速検出センサ6で検出される気流速検出値から、一回の呼吸ごとに最大呼気値を検出する最大呼気値検出手段26を有している。
本実施例においても設定比率記憶手段14は、呼気一回換気量を決定するための呼気一回換気量設定比率を記憶する。設定比率記憶手段14に記憶される呼気一回換気量設定比率は、設定手段8によって入力される。呼気一回換気量設定比率は、呼気終末肺胞内圧と気道内圧との格差(呼気終末肺胞内圧−気道内圧)が正の値となるように設定される。しかし具体的には、設定比率記憶手段14では、最大呼気値検出手段26で検出される最大呼気値に対する残気呼気値を呼気一回換気量設定比率として記憶し、呼気一回換気量決定手段15では、一回の呼吸ごとに算出される最大呼気値と呼気一回換気量設定比率とから残気呼気値を呼気一回換気量として決定する。
そして、吸気開始ポイント判断手段16では、気流速検出センサ6で検出される気流速検出値が残気呼気値となるタイミングを吸気開始ポイントと判断する。
図7に示すように、最大呼気値Xbに対する設定比率(%)となる残気呼気値Zbを吸気開始のポイントFとする。
吸気開始をポイントFとすることで、残気呼気値Zbに対応する残気量が残存するため肺胞の虚脱を防ぎかつ換気効率を向上できる。最大呼気値検出手段26にて一回の呼吸ごとに最大呼気値Xbを検出する。また、設定比率記憶手段14では、最大呼気値検出手段26で検出される最大呼気値Xbに対する残気呼気値Zbを呼気一回換気量設定比率として記憶している。
そして、呼気一回換気量決定手段15では、一回の呼吸ごとに算出される最大呼気値Xbと呼気一回換気量設定比率とから残気呼気値Zbを呼気一回換気量として決定し、吸気開始ポイント判断手段16では、気流速検出センサ6で検出される気流速検出値が残気呼気値Zbとなるタイミングを吸気開始のポイントFと判断する。従って、呼気フローの波形から瞬時に波形形状を予測して吸気開始のポイントFを呼吸ごとに算出して吸気を実行する。
腹腔鏡手術・同一症例において、比較例1(PCV−VGモード換気量設定450ml、I:E比1:2、呼吸回数10回、BAP 4cmH2O)、比較例2(低1回換気量高BAP)(PCV−VGモード換気量設定400ml、I:E比1:2、呼吸回数10回、BAP 10cmH2O)、比較例3(intended dynamic−PEEP)(PCV−VGモード換気量設定450ml、I:E比1.5:1、呼吸回数10回、BAP 4cmH2O)について、それぞれ肺リクルートメントを行った後、ボリュームカプノメトリを30分ずつ行った。なお、intended dynamic−PEEP ventilationを装備した呼吸器を想定して比較例3では、呼気フローモニターを参考に随時手動でI:E比を1.5:1に設定した。
比較例1および比較例2に比べて比較例3では、換気量および気道内圧は差が認められなかった。しかし、二酸化炭素排出量が17mlから20mlに若干増加した。肺胞換気率が0.62から0.66に若干改善した。以上から、本実施例によれば換気効率を高めると思われる。また、吸気プラトー時間延長による肺リクルートメント様効果を期待するが、比較例3における症例は換気条件が良く、動脈血酸素濃度に大きな差を認めなかった。換気条件が良い症例では比較例3の効果は目立たない。ARDS、肥満症例、腹腔鏡手術など、低肺コンプライアンス症例では本実施例による高換気効率および肺虚脱予防効果が大きいと期待される。
比較例3は低1回換気量高BAPよりも気道内圧が低く、さらに換気量を増加できる余力を持つ。比較例3は低い気道内圧で換気効率が高いことからより肺保護的であることが予想される。従って、肺虚脱を防ぎつつ換気効率を高める換気手段として、今後の肺保護戦略として推奨される新しい換気手段となりうる。
11 呼気量計測手段
12 吸気一回換気量算出手段
13 呼気一回換気量算出手段
14 設定比率記憶手段
15 呼気一回換気量決定手段
16 吸気開始ポイント判断手段
17 弁開閉指示手段
18 気道内圧記憶手段
19 気道内圧上限記憶手段
20 吸気終了ポイント判断手段
21 全呼気終末肺胞内圧監視手段
22 呼気時間延長手段
23 気流速異常検出手段
24 気道内圧異常検出手段
25 換気量異常検出手段
26 最大呼気値検出手段
31 設定値記憶手段
32 吸気・呼気時間比算出手段
33 持続強制換気指示手段
Claims (8)
- 使用者に装着するインターフェースと、
前記インターフェースに酸素を供給する吸気経路と、
前記インターフェースから二酸化炭素を排出する呼気経路と、
前記呼気経路に設けた呼気弁と、
前記呼気弁を開閉制御する呼気弁駆動部と、
前記吸気経路からの気流速および前記呼気経路への気流速を検出する気流速検出センサと、
前記吸気経路および前記呼気経路の少なくともいずれかの圧力を検出する気道内圧検出センサと、
前記気流速検出センサの気流速検出値および前記気道内圧検出センサの気道内圧検出値を入力し、前記呼気弁駆動部に対して弁開閉指示を出力する制御部と
を備えた人工呼吸器であって、
前記制御部は、
呼気終末肺胞内圧−気道内圧格差が正の値となるように呼気一回換気量を決定するための呼気一回換気量設定比率を記憶する設定比率記憶手段と、
前記気流速検出センサで検出される前記気流速検出値と前記設定比率記憶手段に記憶された前記呼気一回換気量設定比率とから一回の呼吸ごとに前記呼気一回換気量を決定する呼気一回換気量決定手段と、
前記呼気一回換気量決定手段で決定された前記呼気一回換気量となるタイミングを吸気開始ポイントと判断する吸気開始ポイント判断手段と、
前記吸気開始ポイント判断手段で判断された前記吸気開始ポイントのタイミングで前記弁開閉指示を出力する弁開閉指示手段と
を有し、
前記吸気開始ポイントを、一回の前記呼吸ごとに前記呼気一回換気量決定手段で決定された前記呼気一回換気量によって判断して前記呼気弁を駆動することを特徴とする人工呼吸器。 - 前記制御部は、
前記気流速検出センサで検出される前記気流速検出値から、一回の前記呼吸ごとに呼気量を計測する呼気量計測手段と、
前記気流速検出センサで検出される前記気流速検出値から、一回の前記呼吸ごとに吸気一回換気量Yを算出する吸気一回換気量算出手段と
を有し、
前記設定比率記憶手段では、前記吸気一回換気量算出手段で算出される前記吸気一回換気量Yを想定呼気一回換気量Xaと見なして、前記想定呼気一回換気量Xaに対する残気量Zaを前記呼気一回換気量設定比率として記憶し、
前記呼気一回換気量決定手段では、一回の前記呼吸ごとに算出される前記吸気一回換気量Yと前記呼気一回換気量設定比率とから呼気一回換気量(Xa−Za)を決定し、
前記吸気開始ポイント判断手段では、前記呼気量計測手段で計測される前記呼気量が、前記呼気一回換気量(Xa−Za)となるタイミングを前記吸気開始ポイントと判断することを特徴とする請求項1に記載の人工呼吸器。 - 前記制御部は、前記気流速検出センサで検出される前記気流速検出値から、一回の前記呼吸ごとに最大呼気値Xbを検出する最大呼気値検出手段を有し、
前記設定比率記憶手段では、前記最大呼気値検出手段で検出される前記最大呼気値Xbに対する残気呼気値Zbを前記呼気一回換気量設定比率として記憶し、
前記呼気一回換気量決定手段では、一回の前記呼吸ごとに算出される前記最大呼気値Xbと前記呼気一回換気量設定比率とから前記残気呼気値Zbを前記呼気一回換気量として決定し、
前記吸気開始ポイント判断手段では、前記気流速検出センサで検出される前記気流速検出値が前記残気呼気値Zbとなるタイミングを前記吸気開始ポイントと判断することを特徴とする請求項1に記載の人工呼吸器。 - 前記制御部は、
設定手段によってあらかじめ設定した気道内圧を記憶する気道内圧記憶手段と、
前記気道内圧検出センサで検出される前記気道内圧検出値が、前記気道内圧記憶手段に記憶された前記気道内圧を越えることを監視する全呼気終末肺胞内圧監視手段と、
前記弁開閉指示手段に対して呼気時間の延長を指示する呼気時間延長手段と
を有し、
前記全呼気終末肺胞内圧監視手段で前記気道内圧検出値が前記気道内圧を越えることを検出すると、前記呼気時間延長手段から前記弁開閉指示手段に対して前記呼気時間の延長を指示することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の人工呼吸器。 - 前記制御部は、
前記気流速検出センサで検出される前記気流速の乱れから異常を検出する気流速異常検出手段および前記気道内圧検出センサで検出される前記圧力の乱れから異常を検出する気道内圧異常検出手段の少なくともいずれかと、
前記弁開閉指示手段に対して呼気時間の延長を指示する呼気時間延長手段と
を有し、
前記気流速異常検出手段および前記気道内圧異常検出手段の少なくともいずれかが前記異常を検出すると、前記呼気時間延長手段から前記弁開閉指示手段に対して前記呼気時間の延長を指示することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の人工呼吸器。 - 前記制御部は、
前記気流速検出センサで検出される前記気流速検出値から、吸気一回換気量を算出する吸気一回換気量算出手段と、
前記気流速検出センサで検出される前記気流速検出値から、前記呼気一回換気量を算出する呼気一回換気量算出手段と、
前記吸気一回換気量算出手段で算出される前記吸気一回換気量、および前記呼気一回換気量算出手段で算出される前記呼気一回換気量の少なくともいずれかが設定値を下回ると異常を検出する換気量異常検出手段と、
前記弁開閉指示手段に対して呼気時間の延長を指示する呼気時間延長手段と
を有し、
前記換気量異常検出手段が前記異常を検出すると、前記呼気時間延長手段から前記弁開閉指示手段に対して前記呼気時間の延長を指示することを特徴とする請求項1に記載の人工呼吸器。 - 前記制御部は、
設定手段により設定された呼吸回数を記憶する設定値記憶手段と、
前記弁開閉指示手段で指示する吸気タイミングと呼気タイミングとから吸気・呼気時間比を算出する吸気・呼気時間比算出手段と、
前記設定値記憶手段に記憶された前記呼吸回数と、前記吸気・呼気時間比算出手段で算出された前記吸気・呼気時間比とで決定したタイミングで前記弁開閉指示手段に指示を出力する持続強制換気指示手段と
を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の人工呼吸器。 - 前記制御部は、
設定手段により設定された吸気時間を記憶する設定値記憶手段と、
前記弁開閉指示手段で指示する吸気タイミングと呼気タイミングとから吸気・呼気時間比を算出する吸気・呼気時間比算出手段と、
前記設定値記憶手段に記憶された前記吸気時間と、前記吸気・呼気時間比算出手段で算出された前記吸気・呼気時間比とで決定したタイミングで前記弁開閉指示手段に指示を出力する持続強制換気指示手段と
を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の人工呼吸器。
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