JP6701421B1 - データの三次元可視化方法、データの三次元可視化プログラム、および、データの三次元可視化システム - Google Patents

データの三次元可視化方法、データの三次元可視化プログラム、および、データの三次元可視化システム Download PDF

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Abstract

【課題】異種のデータを理解しやすい態様で可視化した三次元オブジェクトに対してGUI操作によるデータ分析を可能とする。【解決手段】データ可視化方法は、データ可視化装置のCPUに、複数の項目に属する複数個のデータから、項目の数とデータ数の積で球体オブジェクトを副領域に分割させ、何れかの項目と他の項目との相関係数を算出させ、相関係数に応じて各項目を並び替えさせ、並び替え後の各項目の各データを各副領域に割り当てて、各副領域により各データの値と順序とを示した球体オブジェクトに対し、ユーザから受け付けた変化指示に応じた変化を行わせて表示する。【選択図】図50

Description

本発明は、時系列データなどを含む多項目の数値データを三次元オブジェクトに変換する方法に関わる。
IoT(Internet Of Things)などの普及により様々なセンシングデータが取得可能な環境が広がりつつあるが、取得したデータを分析するには「データの可視化」によるデータの理解が必要となる。以下、CRISP-DM(Cross-Industry Standard Process for Data Mining)と呼ばれるデータ分析プロセスモデルに基づき、データ分析を進めて行く例について説明する。
図58は、CRISP-DMのデータ分析モデルを示す図である。
データ80の分析において、ユーザは、「ビジネスの理解」フェーズ81と「データの理解」フェーズ82とを交互に繰り返す。「データの理解」フェーズ82が完了すると、ユーザは、「データの準備」フェーズ83と「モデリング」フェーズ84を交互に繰り返す。
「モデリング」フェーズ84が完了すると、ユーザは、評価フェーズ85に遷移したのち、「展開/共有」フェーズ86に遷移する。なお、これらのフェーズ間の遷移は厳密ではない。ユーザは、各フェーズを任意に遷移しつつ作業を行うことになる。
「データの理解」フェーズ82において、ユーザは、コンピュータなどを用いてデータ80の可視化を行い、このデータ80の特性を理解する。可視化では主に3種類のグラフが使用される。以下に使用するグラフの説明と、項目数がnのデータを可視化する場合のグラフ数を示す。
図59は、データ80の構造を示す図である。
データ80は、例えば各列が項目#1〜#mであり、各行が時刻T1〜Tnである。つまり、m個の項目のそれぞれが、n個の時系列データを有している。
図60は、データ80のトレンドグラフである。
トレンドグラフの縦軸は、各項目の値であり、横軸は時間である。トレンドグラフによって、ユーザは経過時間におけるデータの傾向および動向を把握することができる。
ユーザは、コンピュータなどを用いて、1項目ごとに1つのトレンドグラフを作成する。時間範囲が広く、データ数が多い場合はトレンドグラフをp個に分割する場合もある。トレンドグラフの総数は、項目数mと分割数pの積となる。
図61は、データ80のヒストグラムである。
ヒストグラムの縦軸は度数であり、横軸は階級である。このヒストグラムによって、ユーザは度数分布を把握することができる。
ユーザは、コンピュータなどを用いて、1項目ごとに1つのヒストグラムを作成する。ヒストグラムの総数は、項目数mである。
図62は、データ80の相関図である。
相関図(散布図)は、縦軸と横軸に2項目の量や大きさ等を対応させている。この相関図によって、ユーザは2項目の関係性を把握することができる。
ユーザは、コンピュータなどを用いて、2項目ずつ総当りでグラフを作成する。相関図の総数は、項目数mから2個を取ったときの組み合わせ(m2)である。
また非特許文献1には、分析するデータの各項目を、三次元のキューブの各面に割り当てるシステムについて記載されている。非特許文献1に記載のシステムによれば、視点を変えるためのドリルダウン、スライス、及びダイスなどの分析が、煩雑なデータ操作を繰り返すことなく、マウスなどのGUI(Graphical User Interface)操作で実現可能である。
"HITSENSER5 Web解説・手引書",[online],日立製作所,[令和1年8月10日検索],インターネット<URL: http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3020/3020608040/d608040.PDF>
図60から図62に示すグラフは、それぞれ1グラフに表示可能なデータ範囲が決められている。そのため、データ量や項目数が増加するに従い、コンピュータなどを用いた各グラフの作成と、ユーザによる各グラフの確認に多大な時間がかかる。
この事例において可視化の対象となるデータは、例えば電力系統における各拠点の測定データであり、項目ごとに時系列データを有する構造である。そのため、データを可視化する目的で、項目ごとにデータに対するトレンドグラフとヒストグラムと相関図(散布図)などのグラフを作成し、作成したグラフ群を確認していた。項目数が増加するに従い、確認すべきデータの可視化フェーズと、可視化データの理解フェーズに多大な時間がかかる。
また非特許文献1に記載の発明は、三次元のキューブの各面に項目を割り当てているため、項目数が3に限定されてしまう。よって、非特許文献1に記載の発明は、例えば電力系統における各拠点の測定データを分析するには不適である。
そこで、本発明は、異種のデータを理解しやすい態様で可視化した三次元オブジェクトをGUI操作で分析することを課題とする。
前記した課題を解決するため、データの三次元可視化システムの発明は、複数の項目に属する複数個のデータから、前記項目の数と各前記項目のデータ数の積で三次元オブジェクトを副領域に分割させ、各前記項目の各データを、前記三次元オブジェクトを分割した各副領域に割り当てる演算手段、前記三次元オブジェクトに対するクリックまたは/およびダブルクリックにより当該三次元オブジェクトを構成する領域または副領域の選択指示を受け付ける操作手段、各前記副領域により各データの値と順序を示した前記三次元オブジェクトを表示させると共に、前記選択指示により選択された領域または副領域を強調表示する表示手段、を備えることを特徴とする。
データの三次元可視化方法の発明は、コンピュータが、複数の項目に属する複数個のデータから、前記項目の数と各前記項目のデータ数の積で三次元オブジェクトを副領域に分割し、各前記項目の各データを各前記副領域に割り当て、各前記副領域により各データの値および順序を示し、前記三次元オブジェクトに対するクリックまたは/およびダブルクリックにより当該三次元オブジェクトを構成する領域または副領域の選択指示を受け付け、各前記副領域により各データの値と順序を示した前記三次元オブジェクトを表示させると共に、前記選択指示により選択された領域または副領域を強調表示する、ことを特徴とする。
データの三次元可視化プログラムの発明は、コンピュータに、複数の項目に属する複数個のデータから、前記項目の数と各前記項目のデータ数の積で三次元オブジェクトを副領域に分割させる工程、各前記項目の各データを各前記副領域に割り当てる工程、各前記副領域により各データの値と順序を示させる工程、前記三次元オブジェクトに対するクリックまたは/およびダブルクリックにより当該三次元オブジェクトを構成する領域または副領域の選択指示を受け付ける工程、各前記副領域により各データの値と順序を示した前記三次元オブジェクトを表示させると共に、前記選択指示により選択された領域または副領域を強調表示する工程、を実行させるためのものである。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、異種のデータを理解しやすい態様で可視化した三次元オブジェクトをGUI操作で分析することが可能となる。
本実施形態におけるデータ可視化装置の構成図である。 変形例のデータ可視化システムの構成図である。 第1の実施形態におけるデータの可視化処理のフローチャート(その1)である。 第1の実施形態におけるデータの可視化処理のフローチャート(その2)である。 球体を領域に分割する動作を示す斜視図である。 球体を領域に分割する動作を示す断面図である。 領域を副領域に分割する動作を示す斜視図である。 領域を副領域に分割する動作を示す断面図である。 副領域の半径を示す図である。 分析データのトレンドグラフである。 球体オブジェクトの断面図である。 分析データのヒストグラムである。 副領域にヒストグラム情報を反映させた球体オブジェクトの断面図である。 球体オブジェクトの副領域の属性の表示画面を示す図である。 第2の実施形態におけるデータの可視化処理のフローチャートである。 球体を領域に分割する動作を示す斜視図である。 球体を領域に分割する動作を示す断面図である。 領域を副領域に分割する動作を示す斜視図である。 領域を副領域に分割する動作を示す断面図である。 球体オブジェクトの表示画面を示す図である。 第3の実施形態における球体の分割方法を示す図である。 第4の実施形態における球体の分割方法を示す図である。 球体の回転によるデータ閲覧時のモード遷移図である。 全方位回転の操作を示す図である。 X軸中心回転の操作を示す図である。 領域回転の操作を示す図である。 球体の項目領域や副領域や期間領域の選択操作を示すモード遷移図である。 球体の項目領域選択と副領域の選択によるデータの詳細表示を示すモード遷移図である。 球体の項目領域が選択された状態の表示画面である。 選択された項目領域のみが表示され、かつ副領域が選択された状態の表示画面である。 選択された項目に関するトレンドグラフとヒストグラムと相関グラフとを示すサブ表示画面を示す図である。 各緯度領域に項目が割り当てられた球体オブジェクトにおいて、項目領域が選択された状態の表示画面である。 選択された項目領域のみが表示され、かつ副領域が選択された状態の表示画面である。 球体オブジェクトの項目領域や期間領域の選択と、選択された領域の分析データによる球体の再構成を示すモード遷移図である。 球体オブジェクトの期間領域が選択された状態の表示画面である。 選択された期間領域の分析データによって再構成された球体オブジェクトの表示画面である。 球体オブジェクトの項目領域が選択された状態の表示画面である。 選択された項目領域の分析データによって再構成された球体オブジェクトの表示画面である。 期間を階層構造に持つ球体オブジェクトのドリルアップまたはドリルダウンを示すモード遷移図の例である。 球体オブジェクトのドリルアップまたはドリルダウンの際の集計時間単位と丸め方法を選択するためのメニューを含む表示画面である。 ドリルアップまたはドリルダウンによって再構成された球体オブジェクトの表示画面である。 項目の再構成を示すモード遷移図である。 球体オブジェクトの項目領域が選択された状態の表示画面である。 選択された項目のヒストグラムと、何れかの階級が選択された状態のサブ表示画面である。 選択された項目領域の選択された階級に属する時系列データと、これと同一の期間の他項目のデータとを強調表示した球体オブジェクトの表示画面である。 選択された項目領域の選択された階級に属する時系列データと、これと同一の期間の他項目のデータとを再構成した球体オブジェクトの表示画面である。 球体オブジェクトの拡大縮小と一部期間領域の拡大と一部項目領域の拡大とを示すモード遷移図である。 拡大された球体オブジェクトの表示画面である。 一部期間領域が拡大された球体オブジェクトの表示画面である。 欠損値の削除を示すモード遷移図である。 欠損値の削除シミュレーションの表示画面である。 欠損値を削除して再構成した球体オブジェクトの表示画面である。 欠損値の補完を示すモード遷移図である。 欠損値の補完シミュレーションの表示画面である。 欠損値を補完した球体オブジェクトの表示画面である。 外れ値のクレンジングを示すモード遷移図である。 外れ値のクレンジングをプレビューするモードに係る表示画面である。 外れ値をクレンジングした球体オブジェクトの表示画面である。 CRISP-DMのデータ分析モデルを示す図である。 分析するデータの構造を示す図である。 データのトレンドグラフである。 データのヒストグラムである。 データの相関図である。 欠損値を有する分析データの例を示す図である。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
本実施形態は、複数の項目を持つデータを1つの三次元オブジェクトとして表現する手法を提案する。データ可視化装置は、可視化すべきデータから描画に必要な情報を算出し、三次元オブジェクトを項目ごとの領域に分割する。そして、データ可視化装置は、相関係数に応じた項目のソートを行い、項目・データごとに中心地からの半径を算出する。データ可視化装置は更に、領域情報および半径情報から三次元オブジェクトの描画範囲の座標を算出し、ヒストグラムにおける最大度数の階級からの乖離応じた描画色を算出する。これにより、データ可視化装置は、データから三次元オブジェクトを描画することができる。ユーザは、この三次元オブジェクトからトレンド情報、ヒストグラム情報、相関係数を読み取ることができる。
図1は、本実施形態におけるデータ可視化装置1の構成図である。このデータ可視化装置1の構成は、第1〜第4の実施形態に共通する。
データ可視化装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random access memory)13を備えるコンピュータである。データ可視化装置1は更に、表示部14、印刷部15、記憶部16、操作部18を備える。記憶部16は、例えばハードディスクやフラッシュメモリであり、データ可視化プログラム161、分析データ162を格納している。分析データ162は、図59に示すデータ80と同様に構成されており、例えば各列が項目#1〜#mであり、各行が時刻T1〜Tnであり、各セルの内容は、該当項目の該当時刻における時系列データである。つまり、m個の項目のそれぞれが、n個の時系列データを有している。
CPU11は、各種演算を実行する演算手段であり、ROM12に格納された不図示のBIOS(Basic Input Output System)プログラムを読み出して実行することで、このデータ可視化装置1を起動する。CPU11は更に、記憶部16に格納されたデータ可視化プログラム161をRAM13などに読み出して実行することにより、分析データ162の可視化を行い、更に分析データ162から算出したヒストグラム情報や相関係数の情報が読み取れるようにする。またCPU11は、操作部18が受け付けた選択指示や変化指示に応じて三次元オブジェクトを変化させる。ここで変化指示とは、例えば三次元オブジェクトの回転指示、スライス指示、ドリルスルー指示、ドリルアップまたはドリルダウン指示、項目の再構成指示、データの欠損や外れ値に対するクレンジング指示などである。また選択指示とは、例えば領域や副領域の選択を指示することである。
ROM12は、不揮発性メモリであり、BIOSプログラムのように、このデータ可視化装置1に固有のプログラムを実行する。RAM13は、揮発性メモリであり、CPU11によって各種プログラムのワーク領域として用いられる。
表示部14は、例えば液晶パネルを備えており、文字や図形や画像などを表示する。
印刷部15は、紙などの記録媒体に、文字や図形や画像などを印刷する。データ可視化装置1は、分析データ162を可視化して、可視化したオブジェクトを表示部14に表示させ、ユーザの指示に応じて分析データ162を演算してオブジェクトを変化させて、この表示部14に表示させる。
操作部18は、例えばキーボードやマウスやタッチパネルなどであり、ユーザによる三次元オブジェクトへの選択指示や変化指示を受け付ける。これによりCPU11は、分析データを演算して、ユーザの指示に応じてCPU11が変化させた三次元オブジェクトを表示部14に表示させることができる。
図2は、変形例のデータ可視化システムSの構成図である。
データ可視化システムSは、データ可視化サーバ2と端末3とがネットワークNを介して通信可能に接続されて構成される。データ可視化サーバ2は、CPU21、ROM22、RAM23を備えるコンピュータである。データ可視化サーバ2は更に、表示部24、印刷部25、記憶部26、通信部27を備える。記憶部26は、例えばハードディスクやフラッシュメモリであり、データ可視化プログラム261、分析データ262を格納している。端末3は、CPU31、表示部34、通信部37、操作部38を備える。
CPU21は、各種演算を実行する演算手段であり、ROM22に格納された不図示のBIOS(Basic Input Output System)プログラムを読み出して実行することで、このデータ可視化サーバ2を起動する。CPU21は更に、記憶部26に格納されたデータ可視化プログラム261をRAM23などに読み出して実行することにより、分析データ262の可視化を行う。またCPU21は、端末3の操作部38が受け付けた選択指示や変化指示に応じて三次元オブジェクトを変化させる。ここで変化指示とは、例えば三次元オブジェクトの回転指示、スライス指示、ドリルスルー指示、ドリルアップまたはドリルダウン指示、項目の再構成指示、データの欠損や外れ値に対するクレンジング指示などである。また選択指示とは、例えば領域や副領域の選択を指示することである。分析データ262は、図59に示すデータ80と同様に構成されており、例えば各列が項目#1〜#mであり、各行が時刻T1〜Tnである。
ROM22は、不揮発性メモリであり、BIOSプログラムのように、このデータ可視化サーバ2に固有のプログラムを実行する。RAM23は、揮発性メモリであり、CPU21によって各種プログラムのワーク領域として用いられる。
表示部24は、例えば液晶パネルを備えており、文字や図形や画像などを表示する。
印刷部25は、紙などの記録媒体に、文字や図形や画像などを印刷する。
通信部27は、例えばネットワークインタフェースカードであり、ネットワークNを介して端末3と相互に通信する。データ可視化サーバ2は、分析データ262を可視化して、通信部27を介して端末3と通信し、可視化したオブジェクトを端末3の表示部などに表示させる。なお、端末3も、表示部と通信部とプロセッサを備えたコンピュータである。
CPU31は、各種演算を実行する演算手段である。表示部34は、例えば液晶パネルを備えており、文字や図形や画像などを表示する。操作部38は、例えばキーボードやマウスやタッチパネルなどであり、ユーザによる三次元オブジェクトへの選択指示や変化指示を受け付けて、通信部37を介してデータ可視化サーバ2に送信する。これによりCPU21は、ユーザの指示に応じて分析データを演算し、演算した分析データから再構成した三次元オブジェクトを端末3の表示部14に表示させることができる。
《第1の実施形態》
第1の実施形態では、データを球状の三次元オブジェクトとして可視化するものである。以下、図1に示したデータ可視化装置1が各処理を実行するものとして説明するが、図2に示したデータ可視化サーバ2が各処理を実行して、三次元オブジェクトを端末3の表示部34上に表示させてもよく、限定されない。
図3Aと図3Bは、第1の実施形態におけるデータの可視化処理のフローチャートである。
CPU11は、分析データ162から描画に必要な情報を算出する(S10)。ここで描画に必要な情報とは、分析データ162の項目数mと、各項目の時系列データ数nである。以下の説明では球体オブジェクト4を地球に擬えて、分割方法を説明している。
CPU11は、球体オブジェクト4の地軸(x軸)周りの180度を項目数mで除算した角度θ2を算出し、球体オブジェクト4のうち極を中心とする2つの半球を角度θ2で領域に分割する(S11)。これにより、所定経度範囲の三次元の領域、およびこれの対蹠点の三次元の領域が得られる。第1の実施形態では、これら2つの領域の組合せを単に「領域」と呼ぶ。
以下、図4と図5を参照して、ステップS11の動作を説明する。
図4は、球体オブジェクト4を領域41にm分割する動作を示す斜視図である。図4においてx軸は上方であり、y軸は右奥方向であり、z軸は右手前方向である。
図5は、球体オブジェクト4を領域41にm分割する動作を示す断面図である。図5は、図4の球体オブジェクト4をX=0で切断したときの断面を示している。
分析データ162の項目数はmである。図4と図5に示すように、データ可視化装置1のCPU11は、球体オブジェクト4の地軸(x軸)周りの180度を項目数mで除算した角度θ2で、この球体オブジェクト4のうち極を中心とする半球の一方を所定緯度範囲でm個の領域41aに分割し、半球の他方を所定緯度範囲でm個の領域41bに分割する。この所定緯度範囲は、角度θ2である。領域41aの対蹠点の集合が、領域41bである。ここでは領域41a,41bの組合せを領域41と呼ぶ。
これにより、球体オブジェクト4を、全ての項目数mに対応したm個の領域41に分割することができる。
図3Aに戻り、説明を続ける。CPU11は、各領域の中心から360度を時系列データ数nで除算した角度θ1を算出し、各領域を角度θ1で副領域に分割する(S12)。以下、図6と図7を参照して、ステップS12の動作を説明する。
図6は、領域41をn個の副領域411に分割する動作を示す斜視図である。図6においてx軸は上方であり、y軸は右奥方向であり、z軸は右手前方向である。
図7は、領域41を、南北方向にn個の副領域411に分割する動作を示す断面図である。図7は、図6の領域41と副領域411を、左手前方向から右奧方向に向けて見たときを示している。なおy−z軸とは、図7の領域41を側面から見たときの軸であり、X軸に対して垂直である。
分析データ162の各項目の時系列データ数はnである。データ可視化装置1のCPU11は、各領域の中心から360度を時系列データ数nで除算した角度θ1で、この領域41を副領域411に分割する。これにより、各領域41を、時系列データ数nに対応したn個の各副領域411に分割することができる。これらステップS11,S12の処理は、球体オブジェクト4を項目数と項目のデータ数の積で、各副領域411に分割する処理である。
一般的に時系列データ数nは、項目数mよりも大きい。よって各項目を180度の半円に対応付け、時系列データを360度の全円に対応付けることで、球体オブジェクト4における各時系列データの分解能の低下を抑止することができる。
図3Aに戻り説明を続ける。CPU11は、分割した副領域411が可視化可能な一定体積を超えるように、球体の半径rを決定する(S13)。
CPU11は、各項目を、ユーザが予め指定した項目との相関係数が高い順にソートして各領域に対応付ける(S14)。これにより、ユーザが予め指定した項目と各項目の相関を球体オブジェクト4上に示すことができる。
次にCPU11は、各時系列データを時系列順に各副領域に対応付ける(S15)。これにより、各時系列データの順序を、各副領域の表面と中心との角度で示すことができる。
なお、相関係数r(x,y)は、2変量間(x,y)の関係を測る指標である。相関係数r(x,y)は、xとyの共分散Cov(x,y)を、xの偏差の自乗Var(x)とyの偏差の自乗Var(y)の積の平方根で除算したものであり、式(1)によって導出される。
xとyの共分散Cov(x,y)は、第i番目の観測値を(xi,yi)で表したとき、x方向の偏差とy方向の偏差の積を全て足して、標本サイズnで除算したものであり、式(2)によって導出される。
xの分散Var(x)は、x方向の偏差の自乗を全て足して標本サイズnで除算したものであり、式(3)によって導出される。
yの分散Var(y)は、y方向の偏差の自乗を全て足して標本サイズnで除算したものであり、式(4)によって導出される。
相関係数r(x,y)は、−1.0から+1.0のうち何れかであり、1.0に近いほど正の相関が強く、−1.0に近いほど負の相関が強く、0に近いときには相関がない。
図3Bに戻り説明を続ける。ステップS16〜S24において、CPU11は、項目数だけ処理を繰り返す。
ステップS17〜S23において、CPU11は、各項目ごとの時系列データ数だけ処理を繰り返す。
CPU11は、時系列データが欠損しているか否かを判定する(S18)。CPU11は、時系列データが欠損していないならば(No)、各時系列データの最大値が3r、最小値がrとなるように標準化を行って各データの半径rdを求め(S19)、ステップS21に進む。ここで半径rは、データの最小値を示す第1所定値に相当する。半径3rは、データの最大値を示す第2所定値に相当する。
CPU11は、時系列データが欠損しているならば(Yes)、データの半径rdに0を設定し(S20)、ステップS21に進む。
ステップS21において、CPU11は、球体情報と半径情報をもとに各副領域411の描画座標を決定する。ステップS21の処理により、CPU11は、各時系列データの値を、球体オブジェクト4の中心から副領域の表面までの距離で示すことができる。
図8は、副領域411の半径を示す図である。
分析データ162の最小値に対応する副領域411の最小半径はrである。分析データ162の最大値に対応する副領域411の最大半径は3rである。CPU11は、分析データ162の各時系列データを、半径rから3rの間に線形変換する。この場合、以下の式(5)によって各データの半径rdが算出される。
なお、分析データ162の各時系列データを線形変換する半径の範囲は、rから3rの間に限定されない。例えば、以下の式(6)は、最大半径rmaxから最小半径rminまでの間に各データを線形変換するものである。
更に分析データ162の各時系列データを半径に変換する方法は線形変換に限られず、対数変換などのように非線形に変換されてもよい。
図9は、分析データ162のうち或る1つの項目を示したトレンドグラフ42である。図9のトレンドグラフ42は従来技術であり、第1の実施形態の球体オブジェクト4と対比するために、ここで説明する。
図9のトレンドグラフ42は、10月5日から8日までの期間422aと、15日から18日までの期間422bと、29日から11月1日までの期間422cと、8日から11日までの期間422dにおいて、この項目の時系列データがないことを示している。これらの期間422a〜422dにおいて、分析データ162のこの項目には、時系列データの欠損値が発生している。なお、分析データ162は、一定期間に亘って欠損値が続く場合、その期間を分析から除外するなどの対応をすることが望ましい。
外れ値は、統計において他の値から大きく外れた値である。トレンドグラフ42において、10月4日の時系列データ423aと11月12日の時系列データ423dは、他の値と比べて大きい。更に10月9日の時系列データ423bと、11月7日の時系列データ423cは、他の値と比べて小さい。これら時系列データ423a〜423dは、一般的に測定ミスなどのデータであり、分析から除外するなどの対応をする。但し、異常値と実質的に区別できないため、確認が必要となる。
定格変動は、電力などで基準値が変動した場合に発生する。定格変動が発生した場合、変動前と変動後の何れかにそろえる等の作業が必要になる。
図10は、球体オブジェクト4の断面図であり、分析データ162のうち或る1つの項目のトレンド情報を表示している。
CPU11は、トレンド情報の特徴が把握できるように半径rdを算出し、球体オブジェクト4を生成する。各データの範囲(上下限範囲)はデータにより様々であり、全てのデータが一定範囲内に描画されることで球体として認識しやすくなる。データを標準化して、例えば半径r〜3rに線形変換したものを使用する。これは、従来技術におけるトレンドグラフにおける縦軸の自動設定と同様である。
CPU11は、時系列データの欠損値を、球体オブジェクト4の半径0の部分として表現している。具体的にいうと、期間412aは、時系列データの欠損値が発生している期間であり、図9に示す期間422aに対応する。同様に期間412bは図9に示す期間422bに対応し、期間412cは図9に示す期間422cに対応し、期間412dは図9に示す期間422dに対応する。このように、CPU11は、時系列データが存在するときは半径r〜3rの副領域411とし、時系列データが欠落した部分の副領域411は表示していない。これにより、時系列データの存在の有無を明確に示すことができる。更に、半径が所定範囲になるように線形変換しているので、球体として認識しやすくなる。
時系列データ413aは、図9に示した10月4日の時系列データ423aに対応する。時系列データ413bは、図9に示した10月9日の時系列データ423bに対応する。時系列データ413cは、図9に示した11月7日の時系列データ423cに対応する。時系列データ413dは、図9に示した11月12日の時系列データ423dに対応する。
図3Bに戻り説明を続ける。CPU11は、ヒストグラムの最大度数の階級を基準とし、そこからの階級の乖離に応じて描画色を決定する(S22)。
図11は、分析データ162のヒストグラム43である。図11のヒストグラム43は従来技術であり、第1の実施形態の球体オブジェクト4と対比するために、ここで説明する。
このヒストグラム43は、分析データ162に含まれる或る項目の各時系列データの存在する範囲をいくつかの区間(階級)に分けた場合,各区間(階級)を底辺とし、その区間(階級)に属するデータの度数を高さとする棒グラフで示される。これによりユーザは、データの分布状況を視覚的に認識することができる。
ユーザは、主に下記の観点でヒストグラム43を確認する。第1の観点は、統計において他の値から大きく外れた「外れ値」であり、例えば棒グラフ431,432で示される。棒グラフ431の階級は、図10に示した時系列データ413b,413cが属している。棒グラフ432の階級には、図10に示した時系列データ413a,413dが属している。外れ値は、一般的に測定ミスなどで発生し、分析から除外するなどの対応をする。但し、異常値と実質的に区別できないため確認作業が必要となる。
第2の観点は、データの偏りである。特定箇所に集中しているものや数箇所に固まっているなどデータの特徴を確認することが必要である。
図12は、副領域411にヒストグラム情報を反映させた球体オブジェクト4の断面図である。
図12に示すように、CPU11は、これらヒストグラムの特徴が把握できるように球体オブジェクト4の描画色を設定する。例えばCPU11は、密集地に近い箇所を青とし、密集地から離れるほど赤となるように色を設定する。ユーザは、各副領域411の色や濃淡で、度数の分布状態を判別することができる。
ここで描画色CのRGB値は、以下の式(7)のように算出する。具体的にいうと、CPU11は、緑色の画素値Pgを0、青色の画素値Pbを119に固定し、赤色の画素値Prをヒストグラム情報に基づいて算出する。
この赤色の画素値Prは、図11に示したヒストグラム43に基づいて算出される。ヒストグラム43のうち、最も度数が高い階級433を基準階級とする。更にCPU11は、基準階級から下限方向の乖離度である階級数Bn1と、上限方向の乖離度である階級数Bn2とを算出する。ここでは下限方向の階級数Bn1は7、上限方向の階級数Bn2は17である。CPU11は、画素値Prの最大値255を下限方向の階級数Bn1と上限方向の階級数Bn2のうち大きい方で除算し、更に基準階級からの階級数mで乗算する。これを以下の式(8)に示す。
式(8)により、基準階級に近い箇所を青く、基準階級から乖離するほど赤みが増すように副領域の描画色を算出することができる。なお、ヒストグラム情報を色情報に変換する方法は、上記の式に限られない。赤色の画素値ではなく緑色や青色の画素値を用いてもよく、更に複数の原色の組合せを用いてもよく、限定されない。
図3Bに戻り説明を続ける。ステップS23において、CPU11は、当該項目において未処理のデータがあれば、ステップS17に戻る。CPU11は、当該項目の全データを処理したならば、ステップS24に進む。
ステップS24において、CPU11は、未処理の項目があれば、ステップS16に戻る。CPU11は、全項目を処理したならば、図3Bの処理を終了する。
図13は、球体オブジェクト4の表示画面5を示す図である。
CPU11は、図1に示した表示部14に、この表示画面5を表示する。表示画面5には、図3Aと図3Bの処理で作成された球体オブジェクト4が表示されている。
ユーザが球体オブジェクト4にマウスカーソル51を重ねてクリックしたときに、CPU11は、クリックされた副領域411の属性をツールチップ52で表示する。ツールチップ52には、項目名として“X発電所”が表示され、時系列データ名として“平成30年11月9日”が表示されている。このようなツールチップ52を表示することで、ユーザは、クリックされた副領域411の項目名や時系列データ名などの属性を容易に知ることができる。
第1の実施形態のデータ可視化装置1は、分析データ162を球体オブジェクト4に変換し、データ分析に必要なトレンド情報とヒストグラム情報と相関係数の情報を、この球体オブジェクト4に表現している。これにより、複数種類かつ多数のグラフを作成することなく、データを理解しやすい態様で可視化することができる。
《第2の実施形態》
第2の実施形態は、データを球状の三次元オブジェクトとして可視化する際に、データ数nと項目数mのうち小さい方で球体を領域に分割し、その後、データ数nと項目数mのうち大きい方で各領域を副領域に分割するものである。
図14は、第2の実施形態におけるデータの可視化処理のフローチャートである。
CPU11は、分析データ162から描画に必要な情報を算出する(S70)。ここで描画に必要な情報とは、分析データ162の項目数mと、各項目の時系列データ数nである。
ステップS71において、CPU11は、分析データ162の項目数mの値よりも、各項目の時系列データ数nの値が小さいか否かを判定する。CPU11は、項目数mの値よりも、時系列データ数nの値が小さいならば(Yes)、球体オブジェクト4を時系列データ数nで領域に分割する(S72)。更にCPU11は、各領域を項目数mで副領域に分割する(S73)。
CPU11は、分割した副領域が可視化可能な一定体積を超えるように、球体の半径rを決定する(S74)。
CPU11は、各項目の各時系列データを、時系列順に各領域に対応付ける(S75)。次にCPU11は、各項目を、ユーザが予め指定した項目との相関係数が高い順にソートして、各副領域に対応付ける(S76)。これにより、ユーザが予め指定した項目と各項目の相関を球体オブジェクト4上に示すことができる。
ステップS76の処理の後、CPU11は、南北方向に向いた矢印の凡例を「項目」とし(S92)、東西方向に向いた矢印の凡例を「時系列データ」として(S93)、図3Bに示すステップS16の処理に進む。
また、ステップS71において、CPU11は、時系列データ数nの値よりも項目数mの値が小さいならば(No)、球体オブジェクト4を項目数mで領域に分割する(S77)。更にCPU11は、各領域を時系列データ数nで副領域に分割する(S78)。
CPU11は、分割した副領域が可視化可能な一定体積を超えるように、球体の半径rを決定する(S79)。
CPU11は、各項目を、ユーザが予め指定した項目との相関係数が高い順にソートして、各領域に対応付ける(S80)。
CPU11は、各項目の各時系列データを、時系列順に各副領域に対応付ける(S81)。
ステップS81の処理の後、CPU11は、南北方向に向いた矢印の凡例を「時系列データ」とし(S94)、東西方向に向いた矢印の凡例を「項目」として(S95)、図3Bに示すステップS16の処理に進む。
球体オブジェクト4は、地軸(x軸)周りの180度を第1分割数で除算した第1の角度で領域に分割される。この領域は、球体オブジェクト4のうち極を中心とする半球を、第1の角度で分割した所定経度範囲の三次元の領域、およびその対蹠点の三次元の領域の組合せである。そののち、各領域は、当該領域の中心から360度を第2分割数で除算した第2の角度で副領域に分割される。第2の実施形態においてCPU21は、mとnのうち値が少ない方で、球体オブジェクト4の地軸(x軸)周りの180度を除算した第1の角度で領域分割したのち、mとnのうち値が多い方で、領域の中心から360度を除算した第2の角度で副領域に分割している。これにより、値が多い方の一要素あたりの角度が小さくなりすぎることを抑止できる。以下、図15と図16を参照して、ステップS72の動作を説明する。
図15は、球体オブジェクト4を領域44にn分割する動作を示す斜視図である。図15においてx軸は上方であり、y軸は右奥方向であり、z軸は右手前方向である。
図16は、球体オブジェクト4を領域44にn分割する動作を示す断面図である。図16は、図15の球体オブジェクト4をX=0で切断したときの断面を示している。
分析データ162の時系列データ数は、nである。図15と図16に示すように、データ可視化装置1のCPU11は、地軸(x軸)周りの180度を時系列データ数nで除算した角度θ3で、この球体オブジェクト4のうち極を中心とする半球の一方を所定緯度範囲でn個の領域44aに分割し、半球の他方を所定緯度範囲でn個の領域44bに分割する。領域44aの対蹠点の集合が、領域44bである。ここでは領域44a,44bの組合せを領域44と呼ぶ。
これにより球体オブジェクト4を、時系列データ数nに対応したn個の領域44に分割することができる。
以下、図17と図18を参照して、ステップS73の動作を説明する。
図17は、領域44をm個の副領域441に分割する動作を示す斜視図である。図17においてx軸は上方であり、y軸は右奥方向であり、z軸は右手前方向である。
図18は、領域44をm個の副領域441に分割する動作を示す断面図である。図18は、図17の領域44と副領域441を、左手前方向から右奧方向に向けて見たときを示している。
分析データ162の項目数はmである。データ可視化装置1のCPU11は、領域の中心から360度を項目数mで除算した角度θ4で、この領域44をm個の副領域441に分割する。これにより、全ての項目を、各副領域441に対応付けることができる。
図19は、球体オブジェクト4の表示画面5を示す図である。
CPU11は、図1に示した表示部14に、この表示画面5を表示する。表示画面5には、図14と図3Bの処理で作成された球体オブジェクト4が表示されている。
この球体オブジェクト4の上下を極としたとき、東西方向に向いた矢印の凡例54が表示されており、「時系列データ」と記載されている。
更に南北方向に向いた矢印の凡例53が表示されており、「項目」と記載されている。これにより、南北方向と東西方向それぞれに、何が表示されているかを示すことができる。
《第3の実施形態》
第1の実施形態とは別の分割方法を、第3の実施形態として記述する。データ可視化装置1は、球体オブジェクト4のうち地軸(x軸)周りの360度を、項目数mで除算した第1の角度を算出し、球体オブジェクト4を、その極を中心として第1の角度で分割した所定経度範囲の三次元のm個の領域を算出する。これにより、所定経度範囲の三次元の領域が得られる。次にデータ可視化装置1は、三次元の各領域の中心から180度を各項目の時系列データ数nで除算した第2の角度を算出し、各領域を第2の角度で分割したn個の副領域を算出する。
図20は、第3の実施形態における球体の分割方法を示す図である。
ここで球体オブジェクト4は、地軸(x軸)周りの360度において、30個の領域に分割されている。なお、ここで項目数mは30であり、各項目は、AからZとa〜dの名称が付与されている。
更に球体オブジェクト4の各領域は、各領域の中心から180度において、各項目の時系列データ数に対応するn個の副領域に分割されている。このように分割された球体オブジェクト4によっても、分析データ162を理解しやすく可視化することができる。
なお、第1の実施形態と同様に、CPU11は、各時系列データの値を球体オブジェクト4の中心から各副領域の表面までの距離で示し、各時系列データの順序は球体オブジェクト4の中心から各副領域の表面までの角度で示す。
《第4の実施形態》
更に別の分割方法を、第4の実施形態として記述する。データ可視化装置1は、球体オブジェクト4のうち地軸(x軸)周りの360度を、時系列データ数nで除算した第1の角度を算出し、球体オブジェクト4である球体を、極を中心として第1の角度で分割した所定経度範囲の三次元のn個の領域を算出する。これにより、所定経度範囲の三次元の領域が得られる。次にデータ可視化装置1は、三次元の各領域の中心から180度を項目数mで除算した第2の角度を算出し、各領域を第2の角度で分割したm個の副領域を算出する。
図21は、第4の実施形態における球体の分割方法を示す図である。
ここで球体オブジェクト4は、地軸(x軸)周りの360度において、30個の領域に分割されている。なお、ここで時系列データ数nは30であり、各時系列データは、00から29の名称が付与されている。
更に球体オブジェクト4の各領域は、南北の緯度方向において、各項目の項目数に対応するm個の副領域に分割されている。なお、ここで項目数mは11であり、各項目にはAからKの名称が付与されている。このように分割された球体オブジェクト4によっても、分析データ162を理解しやすく可視化することができる。
また、第1の実施形態と同様に、CPU11は、各時系列データの値を球体オブジェクト4の中心から各副領域の表面までの距離で示し、各時系列データの順序は球体オブジェクト4の地軸(x軸)周りに各副領域の表面までの角度で示す。
なお、第3の実施形態と第4の実施形態とを組み合わせて分析データ162を表示させてもよい。第2の実施形態とは異なり、第3、第4の実施形態において、領域は、地軸(x軸)周りの360度を分割したものであり、副領域は、各領域を、当該領域の中心から180度を分割したものである。よって、分析データ162を球状の三次元オブジェクトとして可視化する際に、球体オブジェクト4をデータ数nと項目数mのうち大きい方で領域に分割し、その後、データ数nと項目数mのうち小さい方で各領域を副領域に分割すると好適である。
《球体オブジェクトのGUI操作によるデータ分析》
以下、第1から第4の実施形態で説明した球体オブジェクト4に対するGUI操作によるデータ分析の支援について説明する。ここで説明するGUI操作は、回転、スライス、ドリルスルー、ドリルダウンおよびドリルアップ、拡大または縮小、項目の再構成、欠損値や外れ値のクレンジング、球体オブジェクト4のエクスポートなどである。以下のGUI操作の説明において、特に説明しない限り、第1の実施形態と同様の球体オブジェクト4を前提とする。しかし、以下で説明するGUI操作によるデータ分析は、第1から第4の実施形態で説明した球体オブジェクト4のうち、何れにも適用可能である。
《球体オブジェクトへの回転指示》
図22は、球体オブジェクトの回転によるデータ閲覧時のモード遷移図である。
CPU11が最初に遷移するのは、全方位回転モード(M10)である。全方位回転モード(M10)におけるユーザ指示と球体オブジェクト4の変化は、図23に示されている。例えばユーザがマウスカーソル51を球表面に当ててドラッグすると、表示画面5上の球体オブジェクト4は、球の中心を固定し、ポイントされた位置をマウスカーソル51の移動先に合せるように回転する(M11)。この表示画面5は、図1に示した表示部14に表示される。なお、この図23では、回転方向の例を一点鎖線の矢印で示している。つまり、操作部18は、この三次元オブジェクトの全方位の回転指示を受け付ける。CPU11は、回転指示に応じて回転させた三次元オブジェクトを表示部14に表示する。
このように球体オブジェクト4を回転させることで、ユーザは、所望のデータを容易に視認することができる。
全方位回転モード(M10)において、ユーザがX軸中心回転を指示すると、X軸中心回転モード(M12)に遷移し、ユーザが何れかの領域を選択すると、領域回転モード(M14)に遷移する。なお、ユーザによる領域の選択指示は、後記する図26で詳細に説明する。
X軸中心回転モード(M12)におけるユーザ操作と球体オブジェクト4の変化は、図24に示されている。ユーザがマウスカーソル51を球表面に当ててドラッグすると、球体オブジェクト4は、ポイントされた位置をマウスカーソル51の移動先に合せるように、X軸を中心に回転する(M13)。つまり、操作部18は、この三次元オブジェクトのX軸中心の回転指示を受け付ける。CPU11は、この回転指示に応じて回転させた三次元オブジェクトを表示部14に表示する。
X軸中心回転モード(M12)において、ユーザが何れかの領域を選択すると、領域回転モード(M14)に遷移し、ユーザが全方位回転を指示すると、全方位回転モード(M10)に遷移する。
領域回転モード(M14)におけるユーザ操作と球体オブジェクト4の変化は、図25に示されている。ユーザがマウスカーソル51を球表面に当ててドラッグすると、表示画面5上の球体オブジェクト4は、領域の中心軸を固定して回転する(M15)。つまり、操作部18は、この三次元オブジェクトの選択領域中心の回転指示を受け付ける。CPU11は、この回転指示に応じて回転させた三次元オブジェクトを表示部14に表示する。
領域回転モード(M14)において、ユーザが選択解除を指示すると、領域選択前のX軸中心回転モード(M12)または、全方位回転モード(M10)に遷移する。
なお、X軸中心回転の指示や全方位回転を指示は、任意のマウス操作またはキーボード操作、マウス操作とキーボード操作の組み合わせ、メニュー操作など、任意の操作であってもよい。
図25では、ユーザが項目領域45を選択した状態で、球体オブジェクト4の表面をドラッグしたことを示している。このとき、CPU11は、項目領域45の中心点を通り、かつX軸と垂直な軸を固定して、この球体オブジェクト4を回転させる。
このように球体オブジェクト4を回転させて表示することで、ユーザは、選択した項目のトレンドを容易に視認することができる。
更にユーザが球体オブジェクト4のうち同一の緯度範囲である期間領域を選択した状態で球表面をドラッグしたとき、CPU11は、期間領域の中心軸であるX軸を固定し、この球体オブジェクト4を回転させる。
このように球体オブジェクト4を回転させることで、ユーザは、選択した期間における各項目の時系列データを容易に視認することができる。
《球体オブジェクト上の領域の選択指示》
図26は、球体オブジェクト4の項目領域や副領域や期間領域の選択指示を示すモード遷移図である。
球体オブジェクト4の表示状態(M20)において、ユーザが副領域選択指示を行うと、CPU11は、副領域選択状態(M21)に遷移して、選択された副領域を強調表示する。これによりCPU11は、副領域に対応する時系列データが選択されたことを示す。ユーザが更に追加選択指示を行うと、CPU11は、追加選択された副領域も強調表示する。副領域選択指示とは、例えばクリックであり、追加選択指示とは、例えばコントロールキーを押下しながらのクリックである。これにより操作部18は、球体オブジェクト4を構成する領域または副領域の選択指示を受け付ける。
副領域選択状態(M21)において、ユーザが解除指示を行うと、CPU11は、元の表示状態(M20)に遷移する。
球体オブジェクト4の表示状態(M20)において、ユーザが項目領域選択指示を行うと、CPU11は、項目領域選択状態(M22)に遷移して、選択された項目領域を強調表示する。ユーザが更に追加選択指示を行うと、CPU11は、追加選択された項目領域も強調表示する。項目領域選択指示とは、例えばダブルクリックであり、追加選択指示とは、例えばコントロールキーを押下しながらのダブルクリックである。
項目領域選択状態(M22)において、ユーザが解除指示を行うと、CPU11は、元の球体オブジェクト4の表示状態(M20)に遷移する。
球体オブジェクト4の表示状態(M20)において、ユーザが期間領域選択指示を行うと、CPU11は、期間領域選択状態(M23)に遷移して、選択された期間領域を強調表示する。ユーザが更に追加選択指示を行うと、CPU11は、追加選択された期間領域も強調表示する。
期間領域選択状態(M23)において、ユーザが解除指示を行うと、CPU11は、元の球体オブジェクト4の表示状態(M20)に遷移する。
これらの指示により、ユーザがGUI操作を行うことで、所望の各時系列データや項目や期間などを指定することができる。
なお、データ選択指示や項目選択指示は、マウスのクリックやダブルクリックに限定されず、任意の操作であってもよい。また解除指示は、任意のマウス操作またはキーボード操作、マウス操作とキーボード操作の組み合わせ、メニュー操作など、任意の操作であってもよい。
《スライス指示》
スライスとは、球体オブジェクト4から単一の項目のみを選択して、この項目を構成するデータのトレンドグラフやヒストグラムや相関グラフを閲覧することをいう。以下、分析データの項目を絞り込んで、この項目に係るトレンドグラフやヒストグラムや相関グラフを表示させるための指示について説明する。
図27は、球体オブジェクト4の項目領域選択と副領域の選択によるデータの詳細表示を示すモード遷移図である。
ユーザが図28に示す球体オブジェクト4の単一の項目領域45を選択すると、CPU11は、この単一の項目領域45を強調表示する(M30)。ここでユーザが単一項目領域の表示を指示すると、CPU11は、図29に示すように、選択された単一の項目領域45を表示して、図30に示すサブ表示画面58を表示する(M31)。これは、分析データに対するスライスである。
更にユーザが項目領域45の副領域451を選択すると、CPU11は、モードM32に遷移して、図30に示すサブ表示画面58に表示されたグラフの副領域451に対応するデータを強調表示する。
図30は、選択された項目に関するトレンドグラフ581とヒストグラム582と相関グラフ583とを示すサブ表示画面58を示す図である。ここでは、選択された副領域451に対応する分析データが、トレンドグラフ581とヒストグラム582と相関グラフ583において強調表示されている。
ユーザが新たな副領域451を選択すると、選択した副領域451に係る分析データがサブ表示画面58上で強調表示され、表示画面5とサブ表示画面58とが連動する。
CPU11が分析データを特定項目でスライスしたオブジェクトを表示するので、ユーザは、この特定項目のデータを好適に分析することができる。
図31と図32とは、各緯度領域と各経度領域とが逆に割り当てられた球体オブジェクト4に対するスライスを示す表示画面例である。
図31は、各緯度領域に各項目が割り当てられた球体オブジェクト4において、項目領域48が選択された状態の表示画面5である。ここでユーザが単一の項目領域48の表示を指示すると、CPU11は、図32に示すように、選択された単一の項目領域48を表示する。更にユーザが項目領域48の副領域481を選択すると、CPU11は、モードM32に遷移して、図30に示すサブ表示画面58を表示する。
このように各緯度領域と各経度領域とが逆に割り当てられた球体オブジェクト4においても、スライスを行うことができる。
《ドリルスルー指示》
ドリルスルーとは、球体オブジェクト4の元となった分析データを絞り込んで、この球体オブジェクトを再構成することをいう。ここでは期間でのドリルスルーと、項目でのドリルスルーについて説明する。
図33は、球体オブジェクト4の項目領域や期間領域の選択と、選択された領域の分析データによる球体オブジェクト4の再構成を示すモード遷移図である。
ユーザがドリルスルーを指示すると、CPU11は、表示画面5のタイトルバーに「ドリルスルー」を表示する(M40)。図34に示すように、ユーザが期間領域46を選択すると、CPU11は、この期間領域46を強調表示する(M41)。モードM41において、ユーザが追加選択指示を行うと、CPU11は、追加選択された期間領域46を加えて強調表示する。
モードM41において、選択した期間の時系列データによる球体の再構成をユーザが指示すると、CPU11は、選択期間の時系列データで球体オブジェクト4を再構成する(M42)。この球体の再構成指示は、任意のマウス操作またはキーボード操作、マウス操作とキーボード操作の組み合わせ、メニュー操作など、任意の操作であってもよい。
CPU11は、図35に示すように、再構成した球体オブジェクト4aを表示画面5に表示し、元データによる球体オブジェクト4を子ウインドウ59に表示する(M45)。
図36に示すように、ユーザが項目領域45を選択すると、CPU11は、この項目領域45を強調表示する(M43)。モードM43において、ユーザが追加選択操作を行うと、CPU11は、追加選択された項目領域45を加えて強調表示する。
モードM43において、選択した項目の時系列データによる球体の再構成をユーザが指示すると、CPU11は、選択項目の時系列データで球体オブジェクト4を再構成する(M44)。CPU11は、図37に示すように、再構成した球体オブジェクト4bを表示画面5に表示し、元データによる球体オブジェクト4を子ウインドウ59に表示する。この球体の再構成指示は、例えばモードM42における球体の再構成指示と同様であってもよい。
モードM45において、ユーザがエクスポートを指示すると、CPU11は、再構成した球体オブジェクト4bに係る各データをCSV(Comma-Separated Values)ファイルとして記憶部16(図1参照)に出力する(M46)。ここでCPU11は、エクスポート指示(出力指示)に応じて、球体オブジェクト4bに係る各データを記憶部16に出力する演算手段として機能する。なお、エクスポート指示は、任意のマウス操作またはキーボード操作、マウス操作とキーボード操作の組み合わせ、メニュー操作など、任意の操作であってもよい。
更にモードM45において、ユーザが子ウインドウ59の元データからなる球体オブジェクト4を選択(クリック)することで、一連の操作を終了して、元の球体オブジェクト4の表示画面5に遷移する。
これによりCPU11は分析データをドリルスルーするので、ユーザは、GUI操作によって分析データを所望の項目や期間に絞り込むことができる。
《ドリルアップまたはドリルダウン指示》
ドリルダウンとは、期間や項目のキー次元が階層構造を持ったメンバで球体オブジェクト4が構成されている場合に、メンバを詳細化して球体オブジェクト4を再構成することをいう。期間や項目のキー次元が下位レベルで集計して表示することで、より詳細なデータを深く掘り下げられるためである。
反対にドリルアップとは、期間や項目のキー次元が階層構造を持ったメンバで球体オブジェクト4が構成されている場合に、メンバを集約して球体オブジェクト4を再構成することをいう。表示しているメンバよりも上位のメンバで集計したデータを表示することで、データを俯瞰的に捉えることができるためである。
ここでは、期間を階層構造に持つ球体オブジェクト4に対するドリルアップまたはドリルダウンについて説明する。
図38は、期間を階層構造に持つ球体オブジェクト4のドリルアップまたはドリルダウンを示すモード遷移図の例である。
ユーザがドリルアップまたはドリルダウンを指示すると、CPU11は、図39に示すように、ドリルアップまたはドリルダウンする集計時間単位のメニュー55aを表示する(M50)。矢印551で示すように、ユーザが現在表示している集計時間単位よりも上位レベルを選択して集計した場合には、ドリルアップ指示となる。矢印552で示すように、ユーザが現在表示している集計時間単位よりも下位レベルを選択して集計した場合には、ドリルダウン指示となる。なお、ドリルアップまたはドリルダウンの指示は、任意のマウス操作またはキーボード操作、マウス操作とキーボード操作の組み合わせ、メニュー操作など、任意の操作であってもよい。
ユーザがメニュー55aから集計時間単位を選択すると、CPU11は、図39に示すように、選択した集計時間単位の右側に丸め方法のメニュー55bを表示する(M51)。この図39において、ユーザは集計時間単位として「日」を選択し、丸め方法として「最大値」を選択している。
モードM51において、ユーザがメニュー55bから丸め方法を選択すると、CPU11は、分析データを指定された集計時間単位ごとに、指定された丸め方法で演算する(M52)。
更にCPU11は、演算した分析データで球体オブジェクト4を再構成して(M53)、図40に示すように、再構成した球体オブジェクト4cを表示画面5に表示する(M54)。
モードM54において、ユーザがエクスポートを指示すると、CPU11は、再構成した球体オブジェクト4cに係る各データをCSVファイルとして記憶部16(図1参照)に出力する(M55)。
更にモードM54において、ユーザが子ウインドウ59の元データからなる球体オブジェクト4を選択(クリック)することで、一連の操作を終了して、元の球体オブジェクト4の表示画面5に遷移する。
このような操作方法を提供することで、ユーザはGUI操作によって分析データ(時系列データ)をドリルアップまたはドリルダウンすることができ、様々な側面から分析データを検討することができる。なお、集計時間単位と丸め方法の指示は、メニューからの選択に限定されず、任意のGUI操作によって実現されてもよい。また、集計単位が期間である場合に限らず、項目のキー次元が階層構造を持つ場合に、操作部18は、分析データ(項目)をドリルアップまたはドリルダウンする集計項目単位の変更指示を受け付けてもよい。これにより、CPU11は、球体オブジェクト4を構成する各データの集計項目単位を変更して再演算し、再演算したデータで再構成した球体オブジェクト4を表示部14に表示する。
《項目の再構成指示》
図41は、項目の再構成を示すモード遷移図である。
図42の表示画面に示すように、ユーザがマウスカーソル51により項目領域47を選択すると、CPU11は、この項目領域47を強調表示する(M60)。更にユーザがヒストグラムの表示を指示すると、図43に示すように、選択した項目に含まれる時系列データのヒストグラムをヒストグラム画面56に表示する(M61)。なお、ヒストグラムの表示指示は、任意のマウス操作またはキーボード操作、マウス操作とキーボード操作の組み合わせ、メニュー操作など、任意の操作であってもよい。
モードM61において、ユーザがマウスカーソル51でヒストグラム画面56上の階級の何れかを選択すると、CPU11は、図44に示すように選択された項目における選択した階級の時系列データ、およびその時刻における他項目の時系列データを選択し、球体オブジェクト4上に強調表示する(M62)。このモードM62において、ユーザがマウスカーソル51で階級の追加選択指示を行うと、CPU11は、選択された階級を追加して球体オブジェクト4上に強調表示する。
図44は、選択された項目領域の選択された階級に属する時系列データと、これと同一の期間の他項目のデータとを強調表示した球体オブジェクト4の表示画面5である。
副領域471〜476は、選択された項目領域の選択された階級に属する時系列データを表示するものである。副領域群461は、副領域471と同一の期間の他項目の時系列データを表示するものである。
この表示画面5のタイトルバーには、「項目Aの階級8」が表示されており、どの項目のどの階級が選択されているかを示している。
図41に戻り説明を続ける。モードM62において、ユーザが項目の再構成を指示したならば、CPU11は、選択された時系列データで球体オブジェクト4を再構成する(M63)。更にCPU11は、図45に示すように、再構成した球体オブジェクト4dを表示画面5に表示し、元データによる球体オブジェクト4を子ウインドウ59に表示する(M64)。なお、項目の再構成の指示は、任意のマウス操作またはキーボード操作、マウス操作とキーボード操作の組み合わせ、メニュー操作など、任意の操作であってもよい。
モードM64において、ユーザがエクスポートを指示すると、CPU11は、再構成した球体オブジェクト4dに係る各データをCSVファイルとして記憶部16(図1参照)に出力する(M65)。
更にモードM64において、ユーザが子ウインドウ59の元データからなる球体オブジェクト4を選択(クリック)することで、一連の操作を終了して、元の球体オブジェクト4の表示画面5に遷移することができる。
つまり、操作部18は、球体オブジェクト4を構成する単一項目を選択する選択指示、選択された単一項目に含まれる時系列データのヒストグラムから階級を選択する選択指示、および球体オブジェクト4を再構成する再構成指示を受け付ける。CPU11は、選択された階級の時系列データおよびこの時系列データと同時刻の他項目の時系列データとで球体オブジェクト4を再構成し、再構成された球体オブジェクト4を表示部14に表示する。
《拡大指示と縮小指示》
図46は、球体オブジェクト4の拡大縮小と一部期間領域の拡大と一部項目領域の拡大とを示すモード遷移図である。
球体オブジェクト4の表示状態(M70)において、ユーザが縮小指示を行うと、CPU11は、球体オブジェクト4の表示倍率を縮小して(M71)、元の表示状態(M70)に戻る。この縮小指示は、例えばALTキーと“-”キーとの同時押しであるが、これに限られず、任意のマウス操作またはキーボード操作、マウス操作とキーボード操作の組み合わせ、メニュー操作など、任意の操作であってもよい。
球体オブジェクト4の表示状態(M70)において、ユーザが拡大指示を行うと、CPU11は、球体オブジェクト4の表示倍率を拡大して(M72)、元の表示状態(M70)に戻る。この拡大指示は、例えばALTキーと“+”キーとの同時押しであるが、これに限られず、任意のマウス操作またはキーボード操作、マウス操作とキーボード操作の組み合わせ、メニュー操作など、任意の操作であってもよい。図47は、拡大された球体オブジェクト4の表示画面5の例である。
球体オブジェクト4の表示状態(M70)において、ユーザが一部期間の拡大指示を行うと、CPU11は、球体オブジェクト4の一部の期間領域を拡大して表示する(M73)。例えばユーザが一部の期間領域を選択したのち、選択領域の拡大指示を行うと、モードM73の一部拡大モードに遷移するとよい。モードM73において、ユーザが一部期間または/および拡大率を変更すると、変更した期間または拡大率に応じて球体オブジェクト4を拡大表示する領域を変更する(M73)。
図48は、一部期間領域が拡大された球体オブジェクト4の表示画面である。ここでは、球体オブジェクト4のうち一部の期間領域が南北方向に拡大され、その他の期間領域が南北方向に縮小されている。
モードM73において、ユーザが解除指示を行うと、CPU11は、一部期間の拡大表示を解除して、元の表示状態(M70)に遷移する。
球体オブジェクト4の表示状態(M70)において、ユーザが一部の項目領域の拡大指示を行うと、CPU11は、球体オブジェクト4の一部の項目領域を拡大して表示する(M74)。例えばユーザが一部の項目領域を選択したのち、選択領域の拡大指示を行うと、モードM74の一部拡大モードに遷移するとよい。モードM72において、ユーザが一部項目または/および拡大率を変更すると、変更した項目または拡大率に応じて球体オブジェクト4を表示する(M74)。
モードM74において、ユーザが解除指示を行うと、CPU11は、一部項目の拡大表示を解除して、元の球体オブジェクト表示状態(M70)に遷移する。
このような操作により、ユーザは、分析データのうち詳細に検討したい部分を、ちょうど虫眼鏡を使うように拡大して表示させることができる。
《欠損値の削除指示》
欠損値とは、分析データ(時系列データ)が欠損していることをいう。このとき、図12の期間412a〜412dで示されるように、副領域は形成されない。ここでは、或る項目の欠損値と同時刻の他項目の分析データとの削除について説明する。
図49は、欠損値の削除を示すモード遷移図である。
ユーザが欠損値の強調表示を指示すると、CPU11は、欠損値と、この欠損値によって削除される同時刻の時系列データに係る副領域を強調表示する(M80)。図50は、欠損値457〜459の削除シミュレーションの表示画面5である。欠損値457〜459は強調表示されている。そして、これら欠損値457〜459によって削除される同時刻の時系列データに係る副領域群467〜469も強調表示されている。球体オブジェクト4は、欠損値の部位と、この欠損値によって削除される同時刻の時系列データに係る副領域群とが強調表示されている。
従来の分析作業において、ユーザは、項目ごとの欠損率などを確認してから削除する。そうすると、項目ごとの欠損率が低くても各項目の欠損箇所がばらついていると、データがほぼ削除されてしまうという状態になり、もう一度欠損値を補完するなどの再処理の手間が発生する。これに対して本実施形態では、球体オブジェクト4上に削除対象の副領域が表示されているので、ユーザは、球体オブジェクト4を見た時点で実際に削除されるデータが把握でき、よって欠損値を削除するべきか否かを好適に判断できる。
モードM80において、ユーザが欠損値の削除を指示すると、CPU11は、欠損値457〜459と、これら欠損値によって削除される同時刻の時系列データを分析データから除外する(M81)。CPU11は、クレンジングされた分析データで球体オブジェクト4を再構成する(M82)。更にCPU11は、図51に示すように、再構成した球体オブジェクト4eを表示画面5に表示し、元データによる球体オブジェクト4を子ウインドウ59に表示する(M83)。
なお、欠損値の強調表示の指示や欠損値の削除の指示は、任意のマウス操作またはキーボード操作、マウス操作とキーボード操作の組み合わせ、メニュー操作など、任意の操作であってもよい。
モードM83において、ユーザがエクスポートを指示すると、CPU11は、再構成した球体オブジェクト4eに係る各データをCSVファイルとして記憶部16(図1参照)に出力する(M84)。
更にモードM83において、ユーザが子ウインドウ59の球体オブジェクト4を選択(クリック)することで、一連の操作を終了して、元の球体オブジェクト4の表示画面5に遷移する。
これによりユーザは、GUI操作によって分析データをクレンジングし、この分析データの品質を高めることができる。
図63は、欠損値を有する分析データの例を示す図である。
これら分析データの各項目のうち欠損しているものは6項目であり、欠損率は約15%である。しかし、分析データのうち午前3時、4時、6時、7時、10時、11時に係るものを欠損値として削除することになるので、実際には元の分析データの約46%を削除してしまうこととなる。実際の分析データはこの例よりも巨大であるため、表形式でどのくらいの分析データが削除されるかを確認することは困難である。しかし、球体オブジェクト4では、従来の手法とは異なり、全体のうち削除される領域を強調表示で確認することができる。よってユーザは、球体オブジェクト4を見た時点で、欠損値を削除するべきか否かの判断をすることができる。
《欠損値の補完指示》
図52は、欠損値の補完を示すモード遷移図である。
ユーザが欠損値の補完表示を指示すると、CPU11は、図53に示すように補完方法をメニュー55cで表示する(M90)。ユーザが補完方法をメニュー55cから選択すると、図53に示すように、欠損値452の部分が半透明で補完表示される(M91)。モードM91において、ユーザがメニュー55cの表示を指示することで、CPU11は、モードM90に戻る。
ユーザが欠損値の補完を指示すると、CPU11は、欠損値452に係る時系列データを指定された方法で補完する(M92)。CPU11は、図54に示すように、補完した球体オブジェクト4を表示画面5に表示し、元データによる球体オブジェクト4を子ウインドウ59に表示する(M93)。
なお、欠損値の補完表示の指示や欠損値の補完の指示は、任意のマウス操作またはキーボード操作、マウス操作とキーボード操作の組み合わせ、メニュー操作など、任意の操作であってもよい。
モードM93において、ユーザがエクスポートを指示すると、CPU11は、補完した球体オブジェクト4に係る各データをCSVファイルとして記憶部16(図1参照)に出力する(M94)。
更にモードM93において、ユーザが子ウインドウ59の球体オブジェクト4を選択(クリック)することで、一連の操作を終了して、元の球体オブジェクト4の表示画面5に遷移する。
これによりユーザは、GUI操作によって分析データをクレンジングし、この分析データの品質を高めることができる。
《外れ値のクレンジング指示》
外れ値は、統計において他の値から大きく外れた値である。分析データにおいて外れ値は、測定ミスなどのデータであるため、分析から除外することが望ましい。
図55は、外れ値のクレンジングを示すモード遷移図である。
ユーザがクレンジングのプレビューを指示すると、CPU11は、球体の平均半径よりも+Δだけ半径が大きい外殻と、−Δだけ半径が小さい内殻を持つ半透明中空球体57を表示する(M100)。更にCPU11は、外れ値のうち、半透明中空球体57の外殻からはみ出した部分と内殻よりも凹んでいる部分とを強調表示する(M101)。
なお、クレンジングのプレビュー指示は、任意のマウス操作またはキーボード操作、マウス操作とキーボード操作の組み合わせ、メニュー操作など、任意の操作であってもよい。
図56は、外れ値のクレンジングをプレビューするモードM101に係る表示画面5である。球体オブジェクト4は、凸方向の外れ値453と、凹方向の外れ値454とを含んで表示される。半透明中空球体57は、この球体オブジェクト4の平均半径から±Δに位置している。つまり、半透明中空球体57の外殻は、球体オブジェクト4の中心から、平均半径+Δの距離である。半透明中空球体57の内殻は、球体オブジェクト4の中心から、平均半径−Δの距離である。
外れ値453のうち、半透明中空球体57の外殻から外れた部分が強調表示されている。また外れ値454のうち、半透明中空球体57の内殻よりも凹んだ部分も強調表示されている。
モードM101において、ユーザがΔの増減指示を行うと、CPU11は、半透明中空球体57と球体オブジェクト4とを再計算してモードM100に戻り、半透明中空球体57と球体オブジェクト4とを表示画面5に再表示する。これによりCPU11は、外れ値のクレンジングをプレビューすることができる。
モードM101において、ユーザがクレンジングの実行を指示すると、CPU11は、外れ値453,454を±Δでクロップすることによってクレンジングする(M102)。CPU11は、図57に示すように、クレンジングした球体オブジェクト4gを表示画面5に表示し、元データによる球体オブジェクト4を子ウインドウ59に表示する(M103)。
なお、クレンジングの実行指示は、任意のマウス操作またはキーボード操作、マウス操作とキーボード操作の組み合わせ、メニュー操作など、任意の操作であってもよい。
図57は、外れ値をクレンジングした球体オブジェクト4gの表示画面5である。球体オブジェクト4gは、クレンジングされた外れ値455,456をそれぞれ含んでいる。
図55に戻り説明を続ける。モードM103において、ユーザがエクスポートを指示すると、CPU11は、クレンジングした球体オブジェクト4gに係る各データをCSVファイルとして記憶部16(図1参照)に出力する(M104)。
更にモードM103において、ユーザが子ウインドウ59の球体オブジェクト4を選択(クリック)することで、一連の操作を終了して、元の球体オブジェクト4の表示画面5に遷移する。
これによりユーザは、GUI操作によって分析データをクレンジングし、この分析データの品質を高めることができる。
(変形例)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば上記した実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
上記の各構成、機能、処理部、処理手段などは、それらの一部または全部を、例えば集積回路などのハードウェアで実現してもよい。上記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈して実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイルなどの情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)などの記録装置、または、フラッシュメモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体に置くことができる。
各実施形態に於いて、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
本発明の変形例として、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a) 上記実施形態では、分析データを表示し、かつGUI操作の対象とする三次元オブジェクトとして、球体の例を説明した。しかし、これに限られず、例えば円柱や楕円体やトーラスなどで分析データを表現してもよく、限定されない。
(b) ユーザによる指示は任意のものであってもよい。例えばキー操作やマウス操作、タブレット端末におけるタッチパネルディスプレイの操作や、音声認識による操作などであってもよい。
(c) 上記実施形態では、項目ごとの時系列データで説明している。しかし、これに限られず、例えば、男性と女性などの性別を示す項目と時系列データとの組み合わせのように、項目ごとの任意のデータであってもよく、限定されない。
S データ可視化システム
1 データ可視化装置
11 CPU (演算手段)
12 ROM
13 RAM
14 表示部 (表示手段)
15 印刷部
16 記憶部
161 データ可視化プログラム
162 分析データ
18 操作部 (操作手段)
2 データ可視化サーバ
21 CPU (演算手段)
22 ROM
23 RAM
24 表示部
25 印刷部
26 記憶部
27 通信部
261 データ可視化プログラム
262 分析データ
3 端末 (表示手段)
34 表示部 (表示手段)
37 通信部
38 操作部 (操作手段)
4 球体オブジェクト
41,44 領域
411,441 副領域
45,47,48 項目領域
451,471〜476,481 副領域
453〜456 外れ値
452,457〜459 欠損値
46 期間領域
461〜469 副領域群
5 表示画面
51 マウスカーソル
52 ツールチップ
53,54 凡例
55a メニュー
55b メニュー
55c メニュー
56 ヒストグラム画面
57 半透明中空球体
58 サブ表示画面
581 トレンドグラフ
582 ヒストグラム
583 相関グラフ
59 子ウインドウ
80 データ
81 「ビジネスの理解」フェーズ
82 「データの理解」フェーズ
83 「データの準備」フェーズ
84 「モデリング」フェーズ
85 評価フェーズ
86 「展開/共有」フェーズ
N ネットワーク

Claims (14)

  1. 複数の項目に属する複数個のデータから、前記項目の数と各前記項目のデータ数の積で三次元オブジェクトを副領域に分割させ、各前記項目の各データを、前記三次元オブジェクトを分割した各副領域に割り当てる演算手段、
    前記三次元オブジェクトに対するクリックまたは/およびダブルクリックにより当該三次元オブジェクトを構成する領域または副領域の選択指示を受け付ける操作手段、
    各前記副領域により各データの値と順序を示した前記三次元オブジェクトを表示させると共に、前記選択指示により選択された領域または副領域を強調表示する表示手段、
    を備えることを特徴とするデータの三次元可視化システム。
  2. 前記操作手段は、前記三次元オブジェクトに対するクリックまたは/およびダブルクリックにより当該三次元オブジェクトを構成する項目の選択指示、および選択された前記項目でスライスする指示を受け付け、
    前記演算手段は、選択された前記項目で構成された三次元オブジェクトを前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータの三次元可視化システム。
  3. 前記操作手段は、前記三次元オブジェクトに対するクリックまたは/およびダブルクリックにより当該三次元オブジェクトを構成する前記複数個のデータの何れかを選択する選択指示、および選択されたデータで三次元オブジェクトを再構成するドリルスルー指示を受け付け、
    前記演算手段は、再構成された前記三次元オブジェクトを前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータの三次元可視化システム。
  4. 複数の項目に属する複数個のデータから、前記項目の数と各前記項目のデータ数の積で三次元オブジェクトを副領域に分割させ、各前記項目の各データを、前記三次元オブジェクトを分割した各副領域に割り当てる演算手段、
    前記三次元オブジェクトの表面に対するドラッグにより、当該三次元オブジェクトの回転指示を受け付ける操作手段、
    各前記副領域により各データの値と順序を示した前記三次元オブジェクトを表示させると共に、前記ドラッグに応じて回転した前記三次元オブジェクトを表示させる表示手段、
    を備えることを特徴とするデータの三次元可視化システム。
  5. 前記表示手段は、選択指示により選択された領域または副領域を強調した前記三次元オブジェクトを表示すると共に、前記ドラッグに応じて、選択された領域または副領域の中心軸を固定して当該三次元オブジェクトを回転する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータの三次元可視化システム。
  6. 前記操作手段は、前記三次元オブジェクトを構成する各データの集計時間単位の変更指示を受け付け、
    前記演算手段は、前記三次元オブジェクトを構成する各データの集計時間単位を変更して再演算し、再演算したデータで再構成した前記三次元オブジェクトを前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項1または4に記載のデータの三次元可視化システム。
  7. 前記操作手段は、前記三次元オブジェクトを構成する各データの集計項目単位の変更指示を受け付け、
    前記演算手段は、前記三次元オブジェクトを構成する各データの集計項目単位を変更して再演算し、再演算したデータで再構成した前記三次元オブジェクトを前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項1または4に記載のデータの三次元可視化システム。
  8. 複数の項目に属する複数個のデータから、前記項目の数と各前記項目のデータ数の積で三次元オブジェクトを副領域に分割させ、各前記項目の各データを、前記三次元オブジェクトを分割した各副領域に割り当てる演算手段、
    前記三次元オブジェクトに対する変化指示を受け付ける操作手段、
    各前記副領域により各データの値と順序を示すと共に、前記変化指示に応じて前記演算手段が変化させた前記三次元オブジェクトを表示させる表示手段、
    を備え、
    前記操作手段は、前記三次元オブジェクトを構成する単一項目を選択する選択指示、選択された前記単一項目に含まれる時系列データのヒストグラムから階級を選択する選択指示、および前記三次元オブジェクトを再構成する再構成指示を受け付け、
    前記演算手段は、選択された前記階級の時系列データおよび当該時系列データと同一期間の他項目の時系列データとで前記三次元オブジェクトを再構成し、再構成された前記三次元オブジェクトを前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とするデータの三次元可視化システム。
  9. 前記表示手段は、前記三次元オブジェクトを構成するデータの欠損によって削除される項目をプレビュー表示し、
    前記操作手段は、前記三次元オブジェクトを構成するデータの欠損に対する削除指示を受け付け、
    前記演算手段は、前記削除指示に基づき、前記三次元オブジェクトを構成するデータの欠損を削除する、
    ことを特徴とする請求項1または4に記載のデータの三次元可視化システム。
  10. 前記表示手段は、前記三次元オブジェクトを構成するデータのうち外れ値に対するクレンジング結果をプレビュー表示し、
    前記操作手段は、前記三次元オブジェクトを構成するデータのうち外れ値に対するクレンジング指示を受け付け、
    前記演算手段は、前記クレンジング指示に基づき、前記三次元オブジェクトを構成するデータの外れ値をクレンジングして前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項1または4に記載のデータの三次元可視化システム。
  11. 複数の項目に属する複数個のデータから、前記項目の数と各前記項目のデータ数の積で三次元オブジェクトを副領域に分割させ、各前記項目の各データを、前記三次元オブジェクトを分割した各副領域に割り当てる演算手段、
    前記三次元オブジェクトに対する変化指示を受け付ける操作手段、
    各前記副領域により各データの値と順序を示すと共に、前記変化指示に応じて前記演算手段が変化させた前記三次元オブジェクトを表示させる表示手段、
    を備え、
    前記操作手段は、前記三次元オブジェクトを構成するデータの欠損に対する補完指示を受け付け、
    前記演算手段は、前記補完指示に基づき、前記三次元オブジェクトを構成するデータの欠損を補完して前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とするデータの三次元可視化システム。
  12. 前記操作手段は、前記三次元オブジェクトに対する拡大指示または縮小指示を受け付け、
    前記演算手段は、前記拡大指示に応じて拡大または縮小された前記三次元オブジェクト、または、前記縮小指示に応じて縮小された前記三次元オブジェクトを前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項1または4に記載のデータの三次元可視化システム。
  13. コンピュータが、
    複数の項目に属する複数個のデータから、前記項目の数と各前記項目のデータ数の積で三次元オブジェクトを副領域に分割し、
    各前記項目の各データを各前記副領域に割り当て、
    各前記副領域により各データの値および順序を示し、
    前記三次元オブジェクトに対するクリックまたは/およびダブルクリックにより当該三次元オブジェクトを構成する領域または副領域の選択指示を受け付け、
    各前記副領域により各データの値と順序を示した前記三次元オブジェクトを表示させると共に、前記選択指示により選択された領域または副領域を強調表示する、
    ことを特徴とするデータの三次元可視化方法。
  14. コンピュータに、
    複数の項目に属する複数個のデータから、前記項目の数と各前記項目のデータ数の積で三次元オブジェクトを副領域に分割させる工程、
    各前記項目の各データを各前記副領域に割り当てる工程、
    各前記副領域により各データの値と順序を示させる工程、
    前記三次元オブジェクトに対するクリックまたは/およびダブルクリックにより当該三次元オブジェクトを構成する領域または副領域の選択指示を受け付ける工程、
    各前記副領域により各データの値と順序を示した前記三次元オブジェクトを表示させると共に、前記選択指示により選択された領域または副領域を強調表示する工程、
    を実行させるためのデータの三次元可視化プログラム。
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