JP6698834B2 - プラスチック及び有機繊維を含む混合物 - Google Patents

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Description

本発明は、シロキサン−有機コポリマーを含有する繊維充填混合物、その製造方法、及びその使用に関する。
建築の伝統的な材料としての木材の使用は、例えば、UV光及び湿気に対する耐性が制限され、特に風化後に表面に裂け易い傾向がある等のかなりの欠点に関係する。代替品として、いわゆるWPC(木材ポリマー複合材)については近年木材代替品としての使用が増えている。これらのWPCは、UV保護及び湿気に関しての木材の欠点を回避し、また木材のような外観を確保するために追加の添加剤を含むことができる木材又は天然繊維強化プラスチックである。そのような製品は、例えば、建築要素として、又はいわゆる敷板に使用する木材の形態でのパティオのカバーとして知られている。木質繊維の割合は、典型的には10%〜90%の間、好ましくは30%〜80%の間であり、残りの部分はプラスチック加工で一般に使用される添加剤とさらに混合することができるプラスチック、通常ポリ塩化ビニル(PVC)、又は高密度ポリエチレン(HDPE)又はポリプロピレン(PP)のようなポリオレフィンの群からのポリマーから本質的になる。これらの添加剤は、屋外での使用が長年にわたって保証され、耐火性が強化され、これらのプロファイルが建築分野でも使用され得るように、染料及び顔料、UV安定剤又は難燃剤であり得る。細菌、昆虫、真菌、特にカビ、藻類又はシロアリ等による攻撃に対する添加物も同様にWPCに組み込むことができる。
WPCは、半製品として、例えば、プロファイルとして、又は押出又は射出成形等のさらなる加工工程で成形することができるプラスチック顆粒として直接製造することができる。
天然繊維/木質繊維−プラスチック混合物は、典型的なプラスチック加工機械、例えば木質繊維とプラスチックとの良好な混合を確保することを意図した二軸押出機又は遊星歯車押出機で製造される。繊維割合の増加に伴ってこのようにして製造された化合物の機械的特性、例えば、剛性及び曲げ強度は絶えず増加し、これらの化合物は木材にますます類似して見えるので、WPC製造業者は木質繊維の含有量を最大にすることを目指している。しかし、これの欠点は、より高い繊維含量では、内部摩擦が絶えず増加し、したがって、加工が妨げられ、混合装置の摩耗が増大することである。より高い繊維含量でますます起こる加工の問題を回避するために、例えば、ステアリン酸亜鉛のようなポリマー加工助剤(PPA)が用いられる。これらは、内部及び外部潤滑剤として作用し、混合及び加工処理を容易にし、押し出された半製品のより均質でより均一な表面をもたらすこともできる。
しかし、現在使用されているPPAの欠点は、場合によっては、存在する充填剤表面に吸着されて不活性化されるという既知の傾向である。これは、特に木質繊維材料の含有量が高いために、存在する繊維表面で起こり、その結果、場合によっては非常に高濃度のPPAを添加しなければならない。したがって、2重量%〜6重量%までの間のPPAが添加されるが、これらの高濃度ではWPCブレンドの剛性に悪影響を与える。さらに、このようにして押出されたプロファイルの溶接性が低下し、これは特にWPC製の窓枠の製造において不利である。さらに、使用されるPPAは、反応性基を介して使用されたマトリックスプラスチックへの木質繊維のより良好な接着をもたらし、かくしてWPCの機械的特性を改善することが意図されている、他のポリマー添加剤、いわゆるカプラー/接着促進剤とも反応する。したがって、PPAのこれらの副反応は、必然的に、WPCの機械的特性の望ましくない低下をもたらす。
また、WPCにおける加工添加剤としての特殊な熱可塑性シリコーンを使用したvon Hristovらの研究も知られている(Advances in Polymer Technology、26巻 、No.2,100−108(2007))。
しかし、ここで明らかな欠点は、Hristovによって使用された製品が比較的多量に使用され、したがって加工特性に対する所望の好ましい効果だけでなく、場合によってはWPC化合物の機械的特性の低下をもたらすということである。
EP1489129A1号は、有機ポリシロキサン/ポリ尿素/ポリウレタンブロックコポリマー及び広範囲の用途のためのそれらの使用を開示しており、とりわけポリマーブレンドにおける添加剤としてのそれらの使用も開示している。
欧州特許出願公開第1489129号明細書
Advances in Polymer Technology、26巻、No.2,100−108(2007)
本発明の目的は、一方では高い繊維量をプラスチックに導入することができ、他方ではWPC化合物の機械的特性が加工添加剤によって著しく損なわれず、又は改善すらされ、従来技術の欠点がもはや明らかではないように天然繊維及び木質繊維とプラスチックを混合することによりWPCを製造することができる加工添加剤を見出すことである。これは本発明によって達成された。
本発明は、
(A) シロキサンセグメント当たり10〜3000個のシロキサン単位、及びエステル基、アミド基、ウレタン基、尿素基及びチオ尿素基から選択される少なくとも1つの基を有する少なくとも1つの有機セグメントを有する非晶質シロキサン−有機コポリマー、
(B) 有機繊維及び
(C) 任意選択的に置換されたポリオレフィン
を含む混合物を提供する。
コポリマー(A)中の有機セグメントは、好ましくは、尿素、ウレタン又はアミド含有セグメント、及び特に好ましくは尿素含有セグメントである。
本発明に従って使用されるコポリマー(A)では、シロキサンセグメント及び有機セグメントは、任意の所望の様式で、例えば、ランダムに分布され得る。成分(A)は、好ましくはブロック又はくし型ポリマー、特に好ましくはブロックコポリマーから選択される。
「非晶質シロキサン−有機コポリマー」という用語は、当業者に知られている。本発明との関連で、「非晶質シロキサン−有機コポリマー」という用語は、好ましくは、1013hPaの圧力で20℃〜200℃の間の温度範囲で示差走査熱量測定(DSC)による研究において結晶画分の融解エンタルピーを示さないシロキサン−有機コポリマーを意味すると理解されるべきである。
成分(A)は、好ましくは、一般式(1)の非晶質シロキサン−有機コポリマーから選択される。
Figure 0006698834
式中
Rは同一であっても異なっていてもよく、1〜20個の炭素原子を有する一価のSiC結合した、任意選択的にフッ素又は塩素で置換された炭化水素基を表し、
Xは同一であっても異なっていてもよく、隣接しないメチレン単位が−O−基で置き換えられていてもよい1〜20個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
Aは同一であっても異なっていてもよく、酸素原子、硫黄原子又はアミノ基−NR’−を表し、
Zは同一であっても異なっていてもよく、酸素原子又はアミノ基−NR’−を表し、
R’は同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は1〜10個の炭素原子を有するアルキル基を表し、
Yは同一であっても異なっていてもよく、1〜20個の炭素原子を有する二価の、任意選択的にフッ素又は塩素で置換された炭化水素基を表し、
Dは同一であっても異なっていてもよく、隣接しないメチレン単位が−O−基、−COO−基、−OCO−基又は−OCOO−基で置き換えられていてもよい、二価の、任意選択的にフッ素、塩素又はC−Cアルキル−エステルで置換された炭化水素基を表し、
Bは、同一であっても異なっていてもよく、或いは水素原子、官能性又は非官能性の有機又は有機ケイ素基を表し、
nは同一であっても異なっていてもよく、10〜3000の数であり、
aは少なくとも1の数であり、
bは0又は1〜100の数であり、
cは0又は1〜100の数であり、
dは少なくとも1の数であり、
eは0又は1の数である。
Rの例は、アルキル基、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、1−n−ブチル基、2−n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基;ヘキシル基、例えば、n−ヘキシル基;ヘプチル基、例えば、n−ヘプチル基;オクチル基、例えば、n−オクチル基及びイソオクチル基、例えば、2,2,4−トリメチルペンチル基;ノニル基、例えば、n−ノニル基;デシル基、例えば、n−デシル基;ドデシル基、例えば、n−ドデシル基;オクタデシル基、例えば、n−オクタデシル基;シクロアルキル基、例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基及びメチルシクロヘキシル基;アルケニル基、例えば、ビニル基、1−プロペニル基及び2−プロペニル基;アリール基、例えば、フェニル基、ナフチル基、アントリル基及びフェナントリル基;アルカリール基、例えば、o−、m−、p−トリル基;キシリル基及びエチルフェニル基;又はアラルキル基、例えば、ベンジル基若しくはα−及びβ−フェニルエチル基である。
ハロゲン化された基Rの例は、ハロゲンアルキル基、例えば、3,3,3−トリフルオロ−n−プロピル基、2,2,2,2’,2’,2’−ヘキサフルオロイソプロピル基及びヘプタフルオロイソプロピル基である。
基Rは、好ましくは、1〜20個の炭素原子を有する一価の、任意選択的にフッ素及び/又は塩素で置換された炭化水素基、特に好ましくは1〜6個の炭素原子を有する炭化水素基、特にメチル、エチル、ビニル又はフェニル基である。
基Xの例は、基Yについて以下に列挙されるアルキレン基である。
基Xは、好ましくは1〜10個の炭素原子を有するアルキレン基、特に好ましくはメチレン基又はn−プロピレン基である。
基R’としては、水素原子が好ましい。
Aは好ましくは−NR’−基を表し、ここでR’は上に規定した通りであり、特に好ましくは−NH−基である。
基Zは好ましくは−O−又はNH−を表す。
基Yの例は、アルキレン基、例えば、メチレン基、エチレン基、n−プロピレン基、イソプロピレン基、n−ブチレン基、イソブチレン基、tert−ブチレン基、n−ペンチレン基、イソペンチレン基、ネオペンチレン基、tert−ペンチレンレン基、ヘキシレン基、ヘプチレン基、オクチレン基、ノニレン基、デシレン基、ドデシレン基又はオクタデシレン基;シクロアルキレン基、例えば、シクロペンチレン基、1,4−シクロへキシレン基、イソホロニレン基若しくは4,4’−メチレンジシクロヘキシレン基;アルケニレン基、例えば、ビニレン基、n−ヘキセニレン基、シクロヘキセニレン基、1−プロペニレン基、アリレン基、ブテニレン基若しくは4−ペンテニレン基;アルキニレン基、例えば、エチニレン基若しくはプロパルギレン基;アリーレン基、例えば、フェニレン基、ビスフェニレン基、ナフチレン基、アントリレン基若しくはフェナントリレン基;アルカリーレン基、例えば、o、m−、p−トリレン基、キシリレン基若しくはエチルフェニレン基;又はアラルキレン基、例えば、ベンジレン基、4,4’−メチレンジフェニレン基若しくはβ−フェニルエチレン基である。
基Yは、好ましくは3〜13個の炭素原子を有する炭化水素基、特に好ましくは直鎖又は環状アルキレン基である。
基Dの例は、Yについて列挙した例、及びポリオキシアルキレン基、例えば、ポリオキシエチレン基又はポリオキシプロピレン基である。
Dは、好ましくは、1〜700個の炭素原子を有する二価の、任意選択的にフッ素、塩素又はC〜C−アルキル−エステルで置換された炭化水素基又はポリオキシアルキレン基を表す。Dが任意選択的に置換された炭化水素基である場合、それは好ましくは2〜12個の炭素原子を有する、特に4〜12個の炭素原子を有するアルキレン基から選択される。Dがポリオキシアルキレン基である場合、それは好ましくは20〜800個の炭素原子、特に好ましくは20〜200個の炭素原子、特に20〜100個の炭素原子を有するものから選択され、それは非常に好ましくはポリオキシエチレン基又はポリオキシプロピレン基から選択される。
添え字nは、好ましくは10〜800、特に好ましくは10〜400、特に40〜300の数を表す。
aは、好ましくは1〜1000、特に好ましくは3〜250、特に5〜100の数を表す。
bが0でない場合、bは好ましくは1〜250、特に1〜30の数を表す。好ましくは、bは0である。
添え字cは、好ましくは0又は1〜10の数、特に0又は1〜5の数を示す。
dは、好ましくは1〜30、特に好ましくは1〜20、特に1〜10の数を表す。
式(1)中の末端基Bは、このようなポリマーの合成において標準的に形成される従来技術の末端基、例えば、水素、アミノ末端基又はイソシアネート末端基であることができる。これらは、ポリマー合成中又はその後さらなる基、例えば、脂肪族アミン、アルコール又はアミノシラン又はイソシアナトシランと反応してもよい。合成中でさえ、イソシアネート基に対して反応性の単官能性有機化合物、例えば、第1級又は第2級アルコール又はアミンを添加することも可能であり、したがってシロキサン−有機コポリマー(A)のレオロジー特性及び分子量をも的確に制御することが可能になる。
Bのさらに好ましい例は、次の一般式の構造である。
Figure 0006698834
及び
Figure 0006698834
式中
Xは同一であっても異なっていてもよく、隣接しないメチレン単位が−O−基で置き換えられていてもよい1〜20個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
Aは同一であっても異なっていてもよく、酸素原子、硫黄原子又はアミノ基−NR’−を表し、
R’は同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は1〜10個の炭素原子を有するアルキル基を表し、
R’ ’ は同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を表し、
Yは同一であっても異なっていてもよく、1〜20個の炭素原子を有する二価の、任意選択的にフッ素又は塩素で置換された炭化水素基を表し、
fは0、1、2又は3である。
基Bは、一般式(3)又は(4)の構造又は水素原子から選択されることが好ましい。
成分(A)は好ましくは無色である。
成分(A)は、好ましくは熱可塑性非晶質コポリマーから選択され、特に好ましくは損失係数(G’ ’ /G’)が値1をとる温度が好ましくは40°K以下、特に好ましくは20°K以下であり、本発明による組成物の加工温度より低いものいから選択される。
混合処理中の本発明の組成物の溶融物の温度における成分(A)の損失係数は、好ましくは5未満、特に好ましくは3未満、非常に特に好ましくは2未満である。これにより、未だ成分(A)が、プラント部品、例えば、ノズル表面上に弾性フィルムを形成し、したがってここでは特別な有効性を提供するが確保される。
この損失係数は、DIN EN ISO 6721−1:2011に記載されている。損失係数の決定は、適用される付属書類を含むDIN EN ISO 6721−2:2008に従って実施される。損失係数は、DIN EN ISO 6721−2:2008の6.2節の標準試験片を使用して、1Hzの周波数及び20℃〜250℃の温度範囲で測定される。あるいは、損失係数は、1Hzの周波数及び1%未満の変形で適用される付属書類を含むISO 6721−10によって決定することもできる。
本発明に従って使用される式(1)のコポリマーは既に知られており、好ましくは、例えばEP−A250248号、EP−A822951号又はDE−A10137855号、特に好ましくはDE−A10137855号に記載されているような従来技術の方法によって製造される。
本発明に従って使用される成分(A)では、ジオルガニルシロキシ単位の含有率は、好ましくは80重量%〜99重量%の間、特に好ましくは90重量%〜99重量%の間、非常に特に好ましくは95重量%〜99重量%の間である。
式(1)のシロキサン−有機コポリマー(A)の例は、
(CO)−Si−C−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]40−70−NH(CHSiMe(OSiMe35−45−(CH−NH−CO−NH−C−Si(OC
(HCO)−Si−C−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]40−70−NH(CHSiMe(OSiMe35−45(CH−NH−CO−NH−C−Si(OCH
(CO)−Si−CH−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]40−70−NH(CHSiMe(OSiMe35−45−(CH−NH−CO−NH−CH−Si(OC
(HO)−Si−C−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]40−70−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH]−CO−NH−C−Si(OC
(HO)−Si−CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]40−70−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH]−CO−NH−CH−Si(OC
(HCO)−Si−C−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]40−70−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH]−CO−NH−C−Si(OCH
C(HCO)−Si−C−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]40−70−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH]−CO−NH−C−Si(OCHCH
n−C−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]40−70−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NCO、
(CO)−Si−C−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C1018−NH−CO]25−35−NH(CHSiMe(OSiMe35−45(CH−NH−CO−NH−C−Si(OC
(CO)−Si−CH−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C1018−NH−CO]25−35−NH(CHSiMe(OSiMe35−45(CH−NH−CO−NH−CH−Si(OC
(HCO)−Si−C−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C1018−NH−CO]25−35−NH(CHSiMe(OSiMe35−45(CH−NH−CO−NH−C−Si(OCH
(HCO)−Si−C−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C1018−NH−CO]25−35−[NH−C12−NH−CO−NH−C1018−NH−CO]5−10−NH(CHSiMe(OSiMe35−45−(CH−NH−CO−NH−C−Si(OCH
(HCO)−Si−C−NH−CO−NH−C1018−NH−CO[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C1018−NH−CO]25−35[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C1018−NH]−CO−NH−C−Si(OCH
C(HCO)−Si−C−NH−CO−NH−C1018−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C1018−NH−CO]25−35−NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C1018−NH−CO−NH−C−Si(OCHCH
(HO)−Si−C−NH−CO−NH−C1018−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C1018−NH−CO]25−35−NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C1018−NH−CO−NH−C−Si(OC
(CO)−Si−C−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C12−NH−CO]25−35−NH(CHSiMe(OSiMe35−45(CH−NH−CO−NH−C−Si(OC
(CO)−Si−CH−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C12−NH−CO]25−35−NH(CHSiMe(OSiMe35−45(CH−NH−CO−NH−CH−Si(OC
(HCO)−Si−C−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C12−NH−CO]25−35−NH(CHSiMe(OSiMe35−45(CH−NH−CO−NH−C−Si(OCH
(HCO)−Si−C−NH−CO−NH−C12−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C12−NH−CO]25−35−NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH))35−45−(CH−NH−CO−NH−C12−NH−CO−NH−C−Si(OCH
C(HCO)−Si−C−NH−CO−NH−C12−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C12−NH−CO]25−35−NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH))35−45−(CH−NH−CO−NH−C12−NH−CO−NH−C−Si(OCHCH
(HO)−Si−C−NH−CO−NH−C12−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH35−45−(CH−NH−CO−NH−C12−NH−CO]25−35−NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH))35−45−(CH−NH−CO−NH−C12−NH−CO−NH−C−Si(OC
(CO)−Si−C−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH130−155−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]10−20−NH(CHSiMe(OSiMe130−155(CH−NH−CO−NH−C−Si(OC
(CO)−Si−CH−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH130−155−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]8−20−NH(CHSiMe(OSiMe130−155(CH−NH−CO−NH−CH−Si(OC
(CO)−Si−C−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH130−155−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]8−20−[NH−CH−CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]3−8−NH(CHSiMe(OSiMe130−155(CH−NH−CO−NH−C−Si(OC
(CO)−Si−CH−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH130−155−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]8−20−[NH−CH−CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]3−8−NH(CHSiMe(OSiMe130−155(CH−NH−CO−NH−CH−Si(OC
n−C−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]8−20−NH−n−C
n−C−NH−CO−NH−C1018−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH−CO−NH−C1018−NH−CO]8−20−NH−n−C
n−C−NH−CO−NH−C12−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH−CO−NH−C12−NH−CO]8−20−NH−n−C
n−C−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]8−20−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH−CO−NH−C1018−NH−CO]4−10NH−n−C
n−C−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]8−20−NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH
n−C−NH−CO−NH−C1018−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH−CO−NH−C1018−NH−CO]8−20−NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH
H−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]8−20−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH
H−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH−CO−NH−C12−NH−CO]8−20−NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH及び
n−C−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH−CO−NH−p−C10−CH−p−C10−NH−CO]8−20−[NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NH−CO−NH−C1018−NH−CO]4−10NH−(CH−Si(CH−(O−Si(CH120−155−(CH−NHである。
本発明の混合物中のシリコーンコポリマー(A)の割合は、好ましくは100ppmw〜10,000ppmwの間、好ましくは250ppmw〜6000ppmwの間、非常に特に好ましくは500ppmw〜4000ppmwの間である。
本発明で使用される有機繊維(B)は、セルロース含有有機繊維であることが好ましく、30〜55重量%のセルロース含有率を有する有機繊維が特に好ましい。セルロース含有有機繊維(B)は、好ましくは植物、特に木材由来のセルロース含有天然繊維である。
成分(B)として使用することができる木材は、好ましくは、セルロース30〜55重量%、ポリオール15〜35重量%及びリグニン15〜35重量%からなる。
本発明に従って使用される有機繊維(B)は、任意の所望の形状をとることができるが、長さ/直径比が2より大きく、非常に特に好ましくは4より大きい繊維が好ましい。
本発明に従って使用される有機繊維(B)の例は、硬材又は軟材、例えば、楓、灰、杉、松及びトウヒからの繊維、草又は果実の殻又は他の繊維植物、例えば、亜麻、甘蔗糖、落花生植物、ココナッツ、サイザル、竹、麻及び籾殻からの繊維、又は植物繊維、例えば、バガスからの加工残渣からの繊維である。列挙した繊維の種類の混合物も同様に使用することができる。木質繊維及び天然繊維はまた、工業的方法、例えば、家具、木質床材又は製紙産業からの廃棄物として生成されてもよい。
また、木質廃棄物、例えば、樹皮、おがくず又はそれから製造される成形品の所望の特性に影響を及ぼすために単に色及び粒径に関して選択されなければならない製材は、本発明に従って使用される成分(B)として容易に使用できる。
木材が成分(B)として使用される場合、それは、好ましくは、木質繊維又は木粉、特に好ましくは圧縮木粉、特に150μm〜500μmの粒径を有する圧縮木粉から選択される。
より長い木質繊維は成形品の剛性に影響し、その耐衝撃性を低下させる。より小さい粒子は、剛性にある程度の影響を有し、成形品の耐破壊性を低下させる。木粉粉塵の回避のために、本発明による成分(B)として圧縮木粉を使用することが好ましい。
木材が成分(B)として使用される場合、その含水率は好ましくは6〜8重量%であるが、0.5〜2.0重量%の好ましい範囲に乾燥させることにより低下させることができる。使用される木材は、任意選択的に、ボールミル等で粉砕することにより粉末状にされてもよい。
本発明の混合物中の有機繊維(B)の割合は、好ましくは30〜90重量%の間、特に好ましくは45〜85重量%の間、特に50〜70重量%の間である。
本発明によるポリマー(C)は、そのポリマー主鎖が炭素−炭素結合からなる、今までに知られた任意の所望の、任意選択的に置換されたポリマーであることができる。
成分(C)は、好ましくは、任意選択的に塩素、アルキル、カルボン酸アルキル、ニトリル又はフェニルで置換されたポリオレフィン、特に好ましくは任意選択的に塩素又はメチルで置換されたポリアルキレンから選択される。
成分(C)を製造するための好ましいモノマーは、エチレン、プロピレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、メタクリル酸メチル、アクリロニトリル、スチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン若しくはブタジエン又はそれらの混合物であり、特に好ましくはエチレン、プロピレン又は塩化ビニルである。
本発明に従って使用されるポリマー(C)の例は、ポリオレフィン、例えば、低密度及び高密度ポリエチレン(LDPE、LLDPE、HDPE)、プロピレンのホモポリマー又は例えば、エチレン、ブテン、ヘキセン及びオクテンとのプロピレンのコポリマー(PP)、オレフィンコポリマー、例えば、エチレン−アクリル酸メチルコポリマー(EMA)、ポリメタクリル酸塩、例えば、ポリメタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニル(PVC)及びポリスチレン(PS、HIPS、EPS)及びスチレンコポリマー、例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、アクリル酸エステル−アクリロニトリル−スチレン(ASA)及びアクリロニトリル−スチレン(アクリロニトリル−ブタジエン−メタクリレル酸メチル−スチレン(MABS)、アクリロニトリル−メタクリル酸メチル(AMMA)、アクリル酸メチル−塩化ビニル(VC/MA)及びメタクリル酸メチル−塩化ビニル(VC/MMA)のSANポリマーである。
本発明に従って使用されるポリオレフィン(C)は、好ましくはHDPE又はポリプロピレン、特に好ましくはポリプロピレンである。
本発明に従って使用される置換ポリオレフィン(C)は、好ましくはポリ塩化ビニル(PVC)又はポリメタクリル酸メチル、特に好ましくはPVCである。
本発明に従って使用される有機ポリマー(C)は、好ましくは熱可塑性であり、即ち、DIN EN ISO 6721−2:2008による損失係数(G”/G’ )が値1をとる温度が好ましくは少なくとも40℃、特に好ましくは少なくとも100℃である。
本発明に従って使用される有機ポリマー(C)は、好ましくは1000MPaを超えるE弾性率(ISO 527による)を有する。
有機ポリマー(C)のポリマー構造は直鎖状でも分枝状でもよい。
使用される有機ポリマー(C)の種類により、本発明による混合物の加工温度が実質的に決定される。
本発明の混合物中の有機ポリマー(C)の割合は、好ましくは10〜70重量%、好ましくは15〜55重量%、非常に特に好ましくは30〜50重量%である。
本発明に従って使用される成分(C)は、市販されているか、又は化学において一般的に使用される方法によって製造され得る製品から選択される。
置換されていないポリオレフィン及び置換ポリオレフィンの両方が本発明に従って使用される成分(C)として使用されることが好ましい。本発明に従って使用される成分(C)の一部が、ポリマー主鎖が部分的に酸無水物基で置換されたポリオレフィンから選択されること、非常に特に好ましくは部分的に無水マレイン酸又は無水コハク酸基を有するポリオレフィンから選択されることが特に好ましい。その例は、アルケマSA(仏国コロンブ)のLotader(R)及びOrevac(R)製品ラインの市販品、ドイツ三井物産有限会社(独国デュッセルドルフ)のADMER(R)ファミリーの製品、又はBYKコメトラ(Kometra)有限会社(独国シュコオウ)のSCONDA(R)取扱製品の製品である。
成分(C)の一部として酸無水物置換ポリオレフィンが使用される場合、いずれの場合にもこれらは本発明による混合物の総重量を基準にして好ましくは0.1重量%〜5重量%の量で、特に好ましくは0.5重量%〜3重量%の量で、非常に特に好ましくは1重量%〜2.5重量%の量で使用される。
本発明による混合物は、成分(A)、(B)及び(C)に加えて、さらなる物質、例えば、無機繊維(D)、難燃剤(E)、殺生物剤(F)、顔料(G)、UV吸収剤(H)及びHALS安定剤(I)も含むことができる。
本発明に従って任意選択的に使用される無機繊維(D)の例は、ガラス繊維、玄武岩繊維又は珪灰石であり、ガラス繊維が好ましい。
無機繊維(D)が使用される場合、好ましくは1〜30重量%、特に好ましくは5〜15重量%の量が関与する。本発明の混合物は好ましくは成分(D)を含まない。
本発明に従って任意選択的に使用される難燃剤(E)の例は、ハロゲン化有機化合物をベースとする有機難燃剤又は無機難燃剤、例えば、水酸化アルミニウム(ATH)又は水酸化マグネシウムである。
難燃剤(E)が使用される場合、無機難燃剤、例えば、ATHが好ましい。
本発明に従って任意選択的に使用される殺生物剤(F)の例は、無機殺菌剤、例えば、ホウ酸塩、例えば、ホウ酸亜鉛、又は有機殺菌剤、例えば、チアベンダゾールである。
本発明に従って任意選択的に使用される顔料(G)の例は、有機顔料又は無機顔料、例えば、酸化鉄又は二酸化チタンである。
顔料(G)が使用される場合、好ましくは0.2重量%〜7重量%、特に好ましくは0.5重量%〜3重量%の量が関与する。顔料(G)を、特に成分(C)との予備混合物の形態で使用することが好ましい。
本発明に従って任意選択的に使用されるUV吸収剤(H)の例は、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール又はトリアジンである。
UV吸収剤(H)が使用される場合、ベンゾトリアゾール及びトリアジンが好ましい。
本発明に従って任意選択的に使用されるHALS安定剤(I)の例は、例えば、ピペリジン又はピペリジル誘導体であり、とりわけTinuvin(独国ルートヴィヒスハーフェンのBASF)の商品名で入手可能である。
本発明による混合物は、好ましくは、
(A)式(1)の非晶質シロキサン−有機コポリマー、
(B)有機繊維、
(C)非置換ポリオレフィン及び置換ポリオレフィンの両方、
任意選択的に(D)無機繊維、
任意選択的に(E)難燃剤、
任意選択的に(F)殺生物剤、
任意選択的に(G)顔料、
任意選択的に(H)UV吸収剤及び
任意選択的に(I)HALS安定剤
を含むものである。
本発明による混合物は、特に好ましくは、
(A)式(1)の非晶質シロキサン−有機コポリマー、
(B)木質繊維、
(C)非置換ポリオレフィン及び置換ポリオレフィンの両方、
任意選択的に(D)無機繊維、
任意選択的に(E)難燃剤、
任意選択的に(F)殺生物剤、
(G)顔料、
任意選択的に(H)UV吸収剤及び
任意選択的に(I)HALS安定剤
を含むものである。
さらに特に好ましい実施形態では、本発明による混合物は、
(A)式(1)の非晶質シロキサン−有機コポリマー、
(B)木質繊維、
(C)非置換ポリオレフィン及び置換ポリオレフィンの両方、
(F)殺生物剤、
(G)顔料、及び
(H)UV吸収剤
を含むものである。
本発明による混合物は、好ましくは、成分(A)〜(I)を超えてさらなる成分を含有しない。
本発明による混合物の個々の成分は、いずれの場合にもそのような成分の1種であってもよいし、そのような成分の少なくとも2つの異なる種類の混合物であってもよい。
本発明の混合物は、今日までに知られている任意の所望の方法、例えば、所望の順序で成分を混合することによって製造することができる。従来技術のミキサー又はニーダー又は押出機をこの目的のために使用することができる。
本発明はさらに、成分(A)、(B)及び(C)、並びに任意選択的に、好ましくは成分(D)〜(I)から選択されるさらなる成分を任意の所望の順序で混合することによる、本発明の混合物の製造方法を提供する。
本発明による方法は、溶媒の存在下又は非存在下で行うことができ、無溶媒の製造が好ましい。
本発明による方法は、連続的、不連続的又は半連続的に、しかし好ましくは連続的に実施することができる。
本発明による方法は、好ましくは、連続的に操作されるニーダー又はミキサー又は押出機中で実施され、本発明に従って混合されるべき個々の成分は、純粋な形態で又は予備混合物として重量測定法又は容積測定法によってそれぞれ連続的に混合装置に供給される。混合物全体中に1重量%未満の割合で存在する成分は、好ましくは、より大きな割合を有する成分のうちの1つにおいて予備混合物として供給される。
本発明による方法が実施される温度は、主として使用される成分に依存し、使用される個々の成分の特定の分解温度未満であるという条件で当業者に知られている。本発明の方法は、好ましくは250℃未満、特に好ましくは150℃〜220℃の範囲の温度で実施される。
本発明の方法は、好ましくは、周囲雰囲気、即ち、900〜1100hPaの間の圧力で行われる。しかし、使用される混合装置に特に依存するより高い圧力を使用することも可能である。したがって、圧力は、例えば,使用されるニーダー、ミキサー又は押出機の異なる領域で1000hPaより著しく大きい。
本発明による方法の好ましい実施形態では、成分(A)は、有機ポリマー(C)の一部及び任意選択的に成分(D)〜(I)の1つ以上の予備混合物としていわゆるマスターバッチで使用される。この予備混合物は好ましくは、成分(A)、(C)及び任意選択的に成分(D)〜(I)の1つ以上を140℃〜230℃の間の温度で混合することにより製造され、混合は連続的、不連続的又は半連続的に実施することができる。混合操作は、従来技術のミキサー、ニーダー又は押出機を使用することができる。
成分(A)及び(C)の混合は、好ましくは、従来技術の押出機又はニーダー中で連続的に行われる。この予備混合物は、いずれの場合も予備混合物の重量を基準として、コポリマー(A)を、好ましくは5重量%〜35重量%の間、特に好ましくは10重量%〜30重量%の間、特に好ましくは15重量%〜25重量%の間の量で含有する。
本発明に従って製造された予備混合物は、好ましくは、顆粒形態又は粉末形態で存在するが、好ましくは顆粒形態で存在する。顆粒はまた、機械的粉砕によって粉末に加工されてもよく、又は対応する造粒プラントによって微細顆粒として得られてもよい。
本発明の方法では、このようにして得られた予備混合物は、好ましくは、成分(C)、成分(F)及び任意選択的に成分(D)〜(I)の1つ以上の残りの部分と共に加熱可能なミキサー中に連続的に搬送される。成分はミキサーに別々に加えるか、一緒に加えることができる。次いで、個々の成分の混合/均質化は、好ましくは150℃〜210℃、特に好ましくは180℃〜210℃の温度で実施される。
個々の成分の混合処理の後、本発明による組成物は、好ましくは高温の高粘度溶融物としてノズルを介して反応器から排出される。好ましい方法では、材料を冷却媒体で冷却し、その後、出現後に粉砕/顆粒化する。材料の冷却及び顆粒化は、水中造粒を介して同時に又は連続して行うことができる。使用される好ましい冷却媒体は水又は空気である。造粒のための好ましい方法は、水中造粒、空気切断による造粒及びストランド造粒である。得られる顆粒は、好ましくは0.5g未満、特に好ましくは0.25g未満、特に0.125g未満の重量を有する。本発明に従って得られる顆粒は、好ましくは円柱状又は球状である。
その後の工程で、このようにして得られた顆粒を押出成形して、成形品、好ましくはさらなる熱可塑性処理操作によるプロファイルを得ることができる。好ましい処理モードでは、本発明による組成物は、従来技術のニーダー又は押出機に顆粒の形態で連続的に運ばれ、このニーダー又は押出機中で温度の作用により加熱及び可塑化され、その後所望のプロファイル形状を与えるノズルによって加圧される。したがって、ノズルの構成に応じて、ここでは中実のプロファイル又は中空のプロファイルを製造することができる。
本発明はさらに、本発明による混合物の押出によって製造された成形品を提供する。
好ましい実施形態では、本発明の組成物は、同様に長さに切断され/サイズに切断され得るプロファイルとして適切なノズルを介して直ちに連続的に押し出される。
本発明による組成物の製造は、従来技術のミキサー又はニーダー又は押出機を使用することができる。
得られた混合物は、好ましくは熱可塑性であり、即ち、DIN EN ISO 6721−2:2008による損失係数(G’ ’ /G’ )が値1である温度が、好ましくは少なとも40℃、特に好ましくは少なくとも100℃である。
得られた混合物は、1000MPaを超えるE弾性率(ISO 527による)を有することが好ましい。
本発明による混合物は、剛性及び低吸水性の点で例外的な性質を示し、その結果、混合物は特に外部用途に使用することができる。
本発明による混合物は、これまでいわゆるWPCが使用されてきたあらゆる場所で使用することができる。
本発明によるポリマー混合物の好ましい用途は、建築分野におけるプロファイルの構成成分として、又は自動車内装用途のための化合物としての用途である。
本発明による組成物は、製造が簡単であるという利点を有する。
本発明による組成物は、それらが低い吸水性を有するという利点をさらに有する。
本発明による組成物は、シロキサン含有成分(A)の添加により完成混合物の機械的特性が改善されるという利点を有する。
本発明による方法は、有機繊維の含量が高い場合であっても、金属ミキサー/押出機要素の機械的摩耗が大きく減少するという利点を有する。
以下に記載する実施例において、報告された全ての粘度は、25℃の温度に関する。別段の記載がない限り、以下の実施例は、周囲雰囲気の圧力、即ち、約1000hPaで、室温、即ち、約23℃で、又は追加の加熱又は冷却なしに室温で反応物を混合する際に確立された温度で約50%の相対大気湿度で行われる、さらに、別段の記載がない限り、部及びパーセンテージにおいて報告された量は重量に関する。
この例では、次の製品が使用されている。
ポリマーC1:163℃の融点を有するポリプロピレン(オーストリア・ウィーンのボレアリス社(Borealis AG)から「PP HC205TF」として市販されている)。
コポリマーA1:非晶質尿素−シロキサンコポリマー(独国ミュンヘンのワッカー・ケミー社からGENIOMER(R) 345として市販されている);ISO 6721−10による損失係数(G’ ’ /G’ )が値1をとる温度はここでは184℃である(測定周波数1Hz、変形0.1%)。190℃における損失係数は1.13である。
コポリマーA2:161℃の融点を有する半結晶性尿素−シロキサンコポリマー(独国ミュンヘンのワッカー・ケミー社からGENIOMER(R) 200/50として市販されている);ISO 6721−10による損失係数(G’ ’ /G’ )が値1をとる温度はここでは163.5℃である(測定周波数1Hz、変形0.1%)。190℃における損失係数は7である。
ポリマーA3:線状ポリジメチルシロキサンをベースとする非晶質シリコーン含有添加剤(独国ミュンヘンのワッカー・ケミー社からGENIOPLAST(R) Pellet Pとして市販されている)
PPA1:ステアリン酸塩系加工助剤(オーストリア・アーノルドシュタインのケムソン・ポリマー・アディティブ社(Chemson Polymer−Additive AG)から「PHX369」として市販されている)。
繊維B1:木質繊維(独国ローゼンベルグのJRSレッテンマイヤー・アンド・ゾーネ社(JRS Rettenmaier & Sohne GmbH und Co. KG)からLignocell C320として市販されている)。
ポリマーC2:無水マレイン酸官能化ポリプロピレン(独国シュコオウのBYKコメトラ有限会社から「Scona TPPP 8112 FA」として市販されている)。
顔料1:二酸化チタン(独国レバークーゼンのクロノス・インターナショナル(Kronos International)から「Titandioxid K 2450」として市販されている)。
顔料2:酸化鉄(独国レバークーゼンのランクセス(Lanxess)からBayferrox(R) 360として市販されている)。
[例1(マスターバッチIの製造)]
1.00kgのコポリマーA1を9.00kgのポリマーC1といずれの場合も顆粒形態で混合し、220℃の温度でコリン(Collin)(独国エベルスベルク)からのZK25逆回転二軸押出機中で配合した。吸気領域(ゾーン1)の温度は100℃であり、ゾーン2では180℃に、ゾーン3では220℃に上昇した。ゾーン4及びゾーン5は同様に220℃であり、ノズルは210℃に温度制御された。混合物をストランドとして押し出し、これを続いて造粒した。排出速度は2.2kg/時であった。これにより、コポリマーA1の含有率が10重量%の9.85kgのマスターバッチIが得られた。
[例2(マスターバッチIIの製造)]
1.00kgのコポリマーA2を9.00kgのポリマーC1といずれの場合も顆粒形態で混合し、220℃の温度でコリンからのZK25逆回転二軸押出機中で配合した。吸気領域(ゾーン1)の温度は100℃であり、ゾーン2では180℃に、ゾーン3では220℃に上昇した。ゾーン4及びゾーン5は同様に220℃であり、ノズルは210℃に温度制御された。混合物をストランドとして押し出し、これを続いて造粒した。排出速度は2.2kg/時であった。これにより、コポリマーA2の含有率が10重量%の9.72kgのマスターバッチIが得られた。
[例3〜12(実施例4、5及び6)]
木質繊維化合物は、表1に記載された成分をそこに報告された量で(いずれの場合もキログラムで表す)用いて製造した。報告された成分は、いずれの場合もコペリオン(Coperion)(独国シュツットガルト)製のZSK26 Mc同時回転二軸ニーダーのゾーン1に重量測定法で互いに独立して計量供給した。ゾーン1の温度は195℃であり、ゾーン2の温度は190℃であり、ゾーン3の温度は190℃であり、ゾーン4の温度は185℃であり、ゾーン5の温度は同様に185℃であった。ノズル温度は190℃であった。ノズルから出た直後に、得られたポリマー溶融物を、18℃の冷却水温度で、エコン(Econ)(オーストリア・ヴァイスキルヒェン/トラウン)からの水中造粒のためのプラントを用いて造粒した。ポリマー混合物の排出速度は15kg/時であった。
Figure 0006698834
[例13〜22(実施例14、15、16)]
実施例3〜12で得られたポリマー混合物を、逆回転二軸押出機(バッテンフェルト・シンシナティ・オーストリア、Fiberex K38)のゾーン1に20kg/時で重量測定法で計量供給した。ゾーン1の温度は195℃であり、ゾーン2の温度は170℃であり、ゾーン3の温度は180℃であり、ゾーン4の温度は180℃であり、ゾーン5の温度は同様に180℃であった。ノズル温度は190℃であった。押出機の速度は20rpmであった。溶融温度はいずれの場合も約190℃であった。ノズルから出た後、得られたポリマー溶融物を幅80mm、高さ25mmのプロファイルとして押し出し、冷却ベルト上で32℃に冷却し、サイズに切断した。
Figure 0006698834
[例23〜28(実施例25〜28)]
木質繊維化合物は、表3に記載された成分をそこに報告された量で(いずれの場合もキログラムで表す)用いて製造した。報告された成分は、いずれの場合もコペリオン(独国シュツットガルト)製のZSK26 Mc同時回転二軸ニーダーのゾーン1に重量測定法で互いに独立して計量供給した。ゾーン1の温度は195℃であり、ゾーン2の温度は190℃であり、ゾーン3の温度は190℃であり、ゾーン4の温度は185℃であり、ゾーン5の温度は同様に185℃であった。ノズル温度は190℃であった。ノズルから出た直後に、得られたポリマー溶融物を、18℃の冷却水温度で、エコン(オーストリア・ヴァイスキルヒェン/トラウン)からの水中造粒のためのプラントを用いて造粒した。ポリマー混合物の排出速度は15kg/時であった。
Figure 0006698834
[例29〜34(実施例31〜34)]
例23〜28で得られたポリマー混合物を、逆回転二軸押出機(バッテンフェルト・シンシナティ・オーストリア、Fiberex K38)のゾーン1に20kg/時で重量測定法で計量供給した。ゾーン1の温度は195℃であり、ゾーン2の温度は170℃であり、ゾーン3の温度は180℃であり、ゾーン4の温度は180℃であり、ゾーン5の温度は同様に180℃であった。ノズル温度は190℃であった。押出機の速度は20rpmであった。溶融温度はいずれの場合も約190℃であった。ノズルから出た後、得られたポリマー溶融物を幅80mm、高さ25mmの着色されたプロファイルとして押し出し、冷却ベルト上で32℃に冷却し、サイズに切断した。
Figure 0006698834
曲げ特性はそれぞれEN ISO 178に従って測定した。試験速度は3mm/分であり、測定された試験片の数は6であり、試験片のサイズは80mm×10mm×4mmであった。
シャルピー衝撃強度(ノッチなし)はEN ISO 179に従って測定した。振り子は0.5Jの衝撃エネルギーを有していた。測定した試験片の数は10であった。試験片のサイズは80mm×10mm×4mmであった。
いずれの場合も吸水率を測定するために、50mm×50mm×4mmの寸法を有する2つの試料を、それらが20±2℃の温度及び28日間の浸漬時間で水によって完全に囲まれるようにDM水に貯蔵した。水貯蔵の開始前に、試料をいずれの場合も乾燥キャビネット中80℃で72時間乾燥させた。上記の浸漬時間の後、試料を水浴から取り出し、水を表面から拭き取った。吸水率は、貯水後の重量増加と貯水前の元の重量の商を形成することによって計算する。
本発明の実施例4及び5及び6/14、15及び16/25〜28の混合物は、低吸水性及び許容可能な機械的パラメーターを同時に維持しながら、押出時の消費電力を著しく減少させる唯一のポリマー/天然繊維化合物である。

Claims (10)

  1. (A) シロキサンセグメント当たり10〜3000個のシロキサン単位、及びエステル基、アミド基、ウレタン基、尿素基及びチオ尿素基から選択される少なくとも1つの基を有する少なくとも1つの有機セグメントを有する非晶質シロキサン−有機コポリマー、
    (B) 有機繊維及び
    (C) 置換された又は非置換のポリオレフィン
    を含む混合物であって、
    当該成分(A)は、一般式(1)の成分から選択される、
    Figure 0006698834

    [式中
    Rは同一であっても異なっていてもよく、1〜20個の炭素原子を有する一価のSiC結合した、任意選択的にフッ素又は塩素で置換された炭化水素基を表し、
    Xは同一であっても異なっていてもよく、隣接しないメチレン単位が−O−基で置き換えられていてもよい1〜20個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
    Aは同一であっても異なっていてもよく、酸素原子、硫黄原子又はアミノ基−NR’−を表し、
    Zは同一であっても異なっていてもよく、酸素原子又はアミノ基−NR’−を表し、
    R’は同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は1〜10個の炭素原子を有するアルキル基を表し、
    Yは同一であっても異なっていてもよく、1〜20個の炭素原子を有する二価の、任意選択的にフッ素又は塩素で置換された炭化水素基を表し、
    Dは同一であっても異なっていてもよく、隣接しないメチレン単位が−O−基、−COO−基、−OCO−基又は−OCOO−基で置き換えられていてもよい、二価の、任意選択的にフッ素、塩素又はC −C アルキル−エステルで置換された炭化水素基を表し、
    Bは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、或いは官能性又は非官能性の有機又は有機ケイ素基を表し、
    nは同一であっても異なっていてもよく、10〜3000の数であり、
    aは少なくとも1の数であり、
    bは0又は1〜100の数であり、
    cは0又は1〜100の数であり、
    dは少なくとも1の数であり、
    eは0又は1の数である。]
    混合物
  2. 成分(A)中のジオルガニルシロキシ単位の含有率が80〜99重量%の間であることを特徴とする、請求項に記載の混合物。
  3. 混合物中のシリコーンコポリマー(A)の割合が100ppmw〜10000ppmwの間であることを特徴とする、請求項1または2に記載の混合物。
  4. 成分(B)が木材であることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の混合物。
  5. 混合物中の有機繊維(B)の割合が30重量%〜90重量%の間であることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の混合物。
  6. 成分(C)が、塩素、アルキル、カルボン酸アルキル、ニトリル又はフェニル置換ポリオレフィンから選択されることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の混合物。
  7. 混合物中の有機ポリマー(C)の割合が10重量%〜70重量%であることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の混合物。
  8. 成分(A)、(B)及び(C)、並びに任意選択的にさらなる成分を任意の所望の順序で混合することによる、請求項1からのいずれか一項に記載の混合物を製造する方法。
  9. 成分(A)が、有機ポリマー(C)の一部及び任意選択的に成分(D)〜(I)の1つ以上の予備混合物として使用されることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  10. 請求項1からのいずれか一項に記載の混合物或いは請求項又はに従って製造された混合物の押出によって製造された成形品。
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