JP6693188B2 - 照射器 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の光源を配列してなる照射器に関する。
複数の点光源からの光で、被照射面を照射する照射器が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような、複数の点光源を有する照射器では、被照射面における照度の均斉度を向上するために、各光源からの光の指向角を調整している。
特開2015−167512号公報
しかしながら、各光源からの光の指向角を調整して、被照射面における照度の均斉度を向上させた場合には、光源から被照射面までの距離に応じて被照射面における照度が変化してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、照射距離に対して一定の照度を確保しつつ、照射面における照度の均斉度がとれた照射器を提供することを目的とする。
本発明は、複数の光源を有する照射器において、第1の配光角を有する第1の光源ユニットが複数配列された第1の光源郡と、第2の配光角を有する第2の光源ユニットが複数配列された第2の光源郡と、第3の配光角を有する第3の光源ユニットが複数配列された第3の光源郡と、を備え、各光源郡は、放射面の中心から外周に向かって配光角が狭くなるように配列され、各光源郡の光源ユニットの明るさを、照射距離に応じて予め設定した所定の明るさに制御可能とし、前記光源ユニットは、縦横複数列に矩形状に配置され、内側に配列された一の光源郡の4隅には、他の光源郡の前記光源ユニットが配置されていることを特徴とする。
また本発明は、各光源ユニットの配光角を拡散フィルムで調整したことを特徴とする。
本発明によれば、放射面の中心から外周に向かって配光角が狭くなるように光源ユニットを配列し、光源ユニットの明るさを、照射距離に応じて予め設定した所定の明るさに制御することができるため、照射距離に対して一定の照度を確保しつつ、被照射面における照度の均斉度がとれた照射器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る照射器の平面構成を模式的に示す図である。 光源ユニットの構成を示す斜視図である。 光源ユニットの構成を示す断面図である。 光源ユニットの分解斜視図である。 照射距離と各光源郡の明るさの比率との関係を示す図である。 照射距離300mmでの照度分布を示す図であり、(A)は本実施形態の照射器のX軸の照度を示すグラフ、(B)は本実施形態の照射器のY軸の照度を示すグラフ、(C)は比較のX軸の照度を示すグラフ、(D)は比較のY軸の照度を示すグラフである。 照射距離500mmでの照度分布を示す図であり、(A)は本実施形態の照射器のX軸の照度を示すグラフ、(B)は本実施形態の照射器のY軸の照度を示すグラフ、(C)は比較のX軸の照度を示すグラフ、(D)は比較のY軸の照度を示すグラフである。 照射距離750mmでの照度分布を示す図であり、(A)は本実施形態の照射器のX軸の照度を示すグラフ、(B)は本実施形態の照射器のY軸の照度を示すグラフ、(C)は比較のX軸の照度を示すグラフ、(D)は比較のY軸の照度を示すグラフである。 照射距離1000mmでの照度分布を示す図であり、(A)は本実施形態の照射器のX軸の照度を示すグラフ、(B)は本実施形態の照射器のY軸の照度を示すグラフ、(C)は比較のX軸の照度を示すグラフ、(D)は比較のY軸の照度を示すグラフである。 照射距離1500mmでの照度分布を示す図であり、(A)は本実施形態の照射器のX軸の照度を示すグラフ、(B)は本実施形態の照射器のY軸の照度を示すグラフ、(C)は比較のX軸の照度を示すグラフ、(D)は比較のY軸の照度を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る照射器1の平面構成を模式的に示す図である。
照射器1は、LEDを光源とし、光を被照射面に照射する器具である。照射器1は、例えば、画像処理装置用の照明として用いることができる照射器であり、本実施形態では、詳細については後述するが、制御ユニット100の制御に基づいて、色温度略4000Kの白色光を、画像処理対象の被照射面に照射するように構成されている。なお、照射器1は白色光の他に、紫外線領域や赤外線領域の光を放射する構成であっても良い。
照射器1は、例えば、縦横500mmの矩形状の被照射面を照射することができるように構成されていてもよい。また、照射器1は、照射距離が300mm〜1500mmの範囲にある被照射面で、所定値以上(本実施形態では12000lux以上)の照度が均斉度良く得られるように構成されている。
図1に示すように、照射器1は、縦8列、横8列に2次元配列された合計64個の光源ユニット10が筐体5内に備えられ、略矩形平面状の放射面を構成している。
光源ユニット10は、直径略80mmの円形の照射開口を有するユニットであり、この光源ユニット10を縦8列、横8列に並べることで、縦横500mmの被照射面よりも大きな矩形平面状の放射面を構成している。
筐体5には、各光源ユニット10に電力を供給するための電源が接続される端子105が設けられている。
照射器1に備えられている64個の光源ユニット10は、それぞれ異なる配光角を有する3種類の光源ユニット10A,10B,10Cに分別される。本実施形態においては、第1の光源ユニット10Aは配光角が20°(第1の配光角)、第2の光源ユニット10Bは配光角が10°(第2の配光角)、第3の光源ユニット10Cは配光角が5°(第3の配光角)に設定されている。光源ユニット10A,10B,10Cは、照射器1の放射面の中心Cから外周に向かって、配光角が広い光源ユニット10Aの周りに、配光角が狭い光源ユニット10B,10Cが順次配置されるように並べられている。
照射器1の中心Cの周りには、第1の光源ユニット10Aが12個並べられて、第1の光源郡20Aが構成されている。12個の第1の光源ユニット10Aは、縦4列、横4列に並べた場合に、4隅に配置される第1の光源ユニット10Aを除いた配列となっている。第2の光源ユニット10Bは、第1の光源郡20Aを囲むように配列されている。また、第2の光源ユニット10Bは、第1の光源郡20Aの4隅に配置されるように並べられている。このように、第2の光源ユニット10Bは、第1の光源郡20Aの周りに20個配列されて、第2の光源郡20Bを構成している。さらに、第3の光源ユニット10Cが、第2の光源郡20Bを囲み、且つ、第2の光源郡20Bの4隅に配置されるように並べられている。このように、第3の光源ユニット10Cは、第2の光源郡20の周りに32個配列されて、第3の光源郡20Cを構成している。
このように、本実施形態の照射器1では、光源ユニット10A,10B,10Cが縦横複数列に矩形状に配置されるとともに、内側に配列された一の光源郡の4隅には、他の光源郡の光源ユニットが配置されている。一の光源郡の4隅に他の光源郡の光源ユニットを配置することなく、矩形状に配列された一の光源ユニットの周りを、他の光源ユニットで囲んだ場合には、被照射面では、円形状の照射野が形成されてしまう。これに対して、一の光源郡の4隅に他の光源郡の光源ユニットを配置した場合には、被照射面では、矩形形状の照射野を形成することができる。
図2〜図4は、光源ユニット10の構成を示す図である。図2〜図4に示すように、光源ユニット10は、発光素子の一例たるLED素子を多数パッケージ化した高出力のLED11を光源として備える。また、光源ユニット10は、LED11の発光面に対向配置される反射鏡12を備えている。
光源ユニット10は、LED11と、LED基板13とを支持するフレーム板15を備える。光源ユニット10の正面には、光源ユニット10の配光角を調整する拡散フィルム14が設けられている。拡散フィルム14は、フレーム板15とともに、反射鏡12に共締めされている。
フレーム板15は、円環部15Aと、この円環部15Aの中心に配置される略円板状の取付部15Bと、円環部15Aから取付部15Bに向けて延びる三本のアーム15Cとを備えている。フレーム板15は、円環部15A、取付部15B、アーム15Cが銅などの高熱伝導性を有する板材を例えば型抜き成形して、一体に形成されている。
フレーム板15の裏面には、図3に示すように、取付部15Bに、LED基板13と、LED11とが固定される。LED基板13は、取付部15Bの裏面に螺子5でねじ止めされている。LED11は、LED基板13に半田を用いて接着されている。また、図示は省略するが、外部からの電力をLED11に供給する配線が、アーム15Cの背面側から通されている。
反射鏡12は、反射面12Aが、LED11の放射光を全反射する反射特性を有している。また、反射鏡12は、LED11の配置位置を焦点とする放物面(回転放物面)または非球面の凹状に形成されている。LED11から放射された光は、反射鏡12の中心軸Nに対して略平行な光として反射され、フレーム板15のアーム15C間の開口17から前方に向けて放射される。
反射鏡12は、アルミニウム合金等の高熱伝導性を有する金属材から、例えば削り出しによって形成されている。反射鏡12の、反射面12Aには、鏡面仕上げが施されて鏡面化されている。なお、反射鏡12は、樹脂等を用いて形成して、反射面12Aに反射材料を塗布して構成されていても良い。
拡散フィルム14は、フレーム板15のアーム15C間の開口17から前方に向けて放射されるLED11からの光を、狙った角度に均質に透過させる光学性能を有する。本実施形態では、配光角が5°、10°、20°の3種類の拡散フィルム14を用いて。光源ユニット10の配光角を調整している。そして、光源ユニット10のうちに、配光角が20°の拡散フィルム14を備えたものを光源ユニット10A、配光角が10°の拡散フィルム14を備えたものを光源ユニット10B、配光角が5°の拡散フィルム14を備えたものを光源ユニット10Cとしている。
このように、照射器1は、光源ユニット10A,10B,10Cのなかでは、一番配光角が広い、配光角が20°の光源ユニット10Aを照射器1の中心周辺に配列している。そして、光源ユニット10Aを配列してなる第1の光源郡20Aの周りを囲むように、次に配光角が広い、配光角が10°の光源ユニット10Bを配列している。さらに、光源ユニット10Bを配列してなる第2の光源郡20Bの周りを囲むように、一番配光角が狭い、配光角が5°の光源ユニット10Cを配列して、第3の光源郡20Cを構成している。
反射鏡12の外周部には、スペーサ18が挿入される挿入孔19が設けられている。スペーサ18は、反射鏡12の高さ方向に亘る長さに形成される。スペーサ18には、前面側から、LED11の焦点距離を調整するためのワッシャー31やブッシュ32を介して、拡散フィルム14と、フレーム板15とを共締めするねじ6が羅入される。また、スペーサ18には、裏面側から、光源ユニット10を所望の位置に固定するための固定脚33がワッシャー34を介して羅入される。
ところで、照射器1は、照射距離を300mm〜1500mmの範囲で変えた際にも、縦横それぞれ500mmの矩形の被照射面を12000lux以上の照度で均斉度良く照射することができるように構成されている。詳述すると、照射器1は、第1の光源郡20A、第2の光源郡20B、第3の光源郡20Cのそれぞれの明るさが照射距離に応じて制御可能に構成されている。
照射器1には、図1に示すように、制御ユニット100が通信線101を介して接続されている。制御ユニット100は、図示は省略するがCPU、ROM、RAM等を備え、照射器1の照射距離に応じて、各光源郡20A,20B,20Cの明るさを制御する。制御ユニット100は、タッチパネル102を備え、タッチパネル102へのタッチ操作でユーザーが照射距離を設定することができるように構成されている。制御ユニット100は、ユーザーによって入力された照射距離に応じて、各光源郡20A,20B,20Cの光源ユニット10に印可する電流値を制御することで、各光源郡20A,20B,20C明るさを適宜に調整する。
図5は、照射器1における、照射距離と、各光源郡20A,20B,20Cの明るさ率との関係を示す表である。各光源郡20A,20B,20Cの明るさは、各光源ユニット10A,10B,10Cに供給する電流値を変えることで制御され、明るさ率100%では、LED11の光出力が最大となるように電流が印可される。このように、照射器1では、各光源ユニット10のLED11に印可する電流値を制御することで、LED11の出力を変化させて、明るさ率が適宜調整される。また、各光源郡20A,20B,20Cの光源ユニット10A,10B,10Cは、同じ明るさ率となるように設定されている。そのため、例えば、第1の光源郡20Aの明るさ率を100%とする際には、第1の光源ユニット10Aの全てのLED11の光出力が最大となるように電流が調整される。
照射距離が300mmの場合には、第1の光源郡20Aの明るさ率が46%、第2の光源郡20Bの明るさ率が31%、第3の光源郡20Cの明るさ率が23%になるように、各光源ユニット10A,10B,10CのLED11に印可される電流値が制御される。また、この時、第2の光源郡20Bの明るさは、第1の光源郡20Aの明るさの67%となり、第3の光源郡20Cの明るさは、第1の光源郡20Aの明るさの50%となるように制御される。
図6(A)、図6(B)はそれぞれ、本実施形態の照射器1で、照射距離が300mmの被照射面を照明した際のX軸方向の照度の均斉度と、Y軸方向の照度の均斉度とを示すグラフである。一方、図6(C)、図6(D)は、それぞれ、配光角が20°の光源ユニット10Aを縦横8列に並べて、照射距離が300mmの被照射面を照明した際のX軸方向の照度の均斉度と、Y軸方向の照度の均斉度とを示すグラフである。図6(A)、図6(B)に示すように、照射器1では、X軸方向、Y軸方向でともに500mmの範囲を12000luxの照度で均斉度良く照明できていることが分かる。これに対して、図6(C)、図6(D)に示すように、同じ配光角の光源ユニット10Aを64個配列した場合には、被照射面内での照度ムラが大きくなってしまうことが分かる。
また、図5に示すように、照射距離が500mmの場合には、第1の光源郡20Aの明るさ率が62%、第2の光源郡20Bの明るさ率が33%、第3の光源郡20Cの明るさ率が19%になるように、各光源ユニット10A,10B,10CのLED11に印可される電流値が制御される。また、この時、第2の光源郡20Bの明るさは、第1の光源郡20Aの明るさの53%となり、第3の光源郡20Cの明るさは、第1の光源郡20Aの明るさの31%となるように制御される。
図7(A)、図7(B)はそれぞれ、本実施形態の照射器1で、照射距離が500mmの被照射面を照明した際のX軸方向の照度の均斉度と、Y軸方向の照度の均斉度とを示すグラフである。一方、図7(C)、図7(D)は、それぞれ、配光角が20°の光源ユニット10Aを縦横8列に並べて、照射距離が500mmの被照射面を照明した際のX軸方向の照度の均斉度と、Y軸方向の照度の均斉度とを示すグラフである。図7(A)、図7(B)に示すように、照射器1では、X軸方向、Y軸方向でともに500mmの範囲を12000luxの照度で均斉度良く照明できていることが分かる。これに対して、図7(C)、図7(D)に示すように、同じ配光角の光源ユニット10Aを64個配列した場合には、被照射面内での照度ムラが大きくなってしまうことが分かる。
また、図5に示すように、照射距離が750mmの場合には、第1の光源郡20Aの明るさ率が86%、第2の光源郡20Bの明るさ率が38%、第3の光源郡20Cの明るさ率が20%になるように、各光源ユニット10A,10B,10CのLED11に印可される電流値が制御される。また、この時、第2の光源郡20Bの明るさは、第1の光源郡20Aの明るさの44%となり、第3の光源郡20Cの明るさは、第1の光源郡20Aの明るさの23%となるように制御される。
図8(A)、図8(B)はそれぞれ、本実施形態の照射器1で、照射距離が750mmの被照射面を照明した際のX軸方向の照度の均斉度と、Y軸方向の照度の均斉度とを示すグラフである。一方、図8(C)、図8(D)は、それぞれ、配光角が20°の光源ユニット10Aを縦横8列に並べて、照射距離が750mmの被照射面を照明した際のX軸方向の照度の均斉度と、Y軸方向の照度の均斉度とを示すグラフである。図8(A)、図8(B)に示すように、照射器1では、X軸方向、Y軸方向でともに750mmの範囲を12000luxの照度で均斉度良く照明できていることが分かる。これに対して、図8(C)、図8(D)に示すように、同じ配光角の光源ユニット10Aを64個配列した場合には、被照射面内での照度ムラが大きくなってしまうことが分かる。
また、図5に示すように、照射距離が1000mmの場合には、第1の光源郡20Aの明るさ率が90%、第2の光源郡20Bの明るさ率が54%、第3の光源郡20Cの明るさ率が23%になるように、各光源ユニット10A,10B,10CのLED11に印可される電流値が制御される。また、この時、第2の光源郡20Bの明るさは、第1の光源郡20Aの明るさの60%となり、第3の光源郡20Cの明るさは、第1の光源郡20Aの明るさの26%となるように制御される。
図9(A)、図9(B)はそれぞれ、本実施形態の照射器1で、照射距離が1000mmの被照射面を照明した際のX軸方向の照度の均斉度と、Y軸方向の照度の均斉度とを示すグラフである。一方、図9(C)、図9(D)は、それぞれ、配光角が20°の光源ユニット10Aを縦横8列に並べて、照射距離が1000mmの被照射面を照明した際のX軸方向の照度の均斉度と、Y軸方向の照度の均斉度とを示すグラフである。図9(A)、図9(B)に示すように、照射器1では、X軸方向、Y軸方向でともに1000mmの範囲を12000luxの照度で均斉度良く照明できていることが分かる。これに対して、図9(C)、図9(D)に示すように、同じ配光角の光源ユニット10Aを64個配列した場合には、被照射面内での照度ムラが大きくなってしまうことが分かる。
また、図5に示すように、照射距離が1500mmの場合には、第1の光源郡20Aの明るさ率が100%、第2の光源郡20Bの明るさ率が83%、第3の光源郡20Cの明るさ率が31%になるように、各光源ユニット10A,10B,10CのLED11に印可される電流値が制御される。また、この時、第2の光源郡20Bの明るさは、第1の光源郡20Aの明るさの83%となり、第3の光源郡20Cの明るさは、第1の光源郡20Aの明るさの31%となるように制御される。
図10(A)、図10(B)はそれぞれ、本実施形態の照射器1で、照射距離が1500mmの被照射面を照明した際のX軸方向の照度の均斉度と、Y軸方向の照度の均斉度とを示すグラフである。一方、図10(C)、図10(D)は、それぞれ、配光角が20°の光源ユニット10Aを縦横8列に並べて、照射距離が1500mmの被照射面を照明した際のX軸方向の照度の均斉度と、Y軸方向の照度の均斉度とを示すグラフである。図10(A)、図10(B)に示すように、照射器1では、X軸方向、Y軸方向でともに1500mmの範囲を12000luxの照度で均斉度良く照明できていることが分かる。これに対して、図10(C)、図10(D)に示すように、同じ配光角の光源ユニット10Aを64個配列した場合には、被照射面内での照度ムラが大きくなってしまうことが分かる。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数のLED11を有する照射器1において、第1の配光角20°を有する第1の光源ユニット10Aが複数配列された第1の光源郡20Aと、第2の配光角10°を有する第2の光源ユニット10Bが複数配列された第2の光源郡20Bと、第3の配光角5°を有する第3の光源ユニット10Cが複数配列された第3の光源郡20Cと、を備え、各光源郡20A,20B,20Cは、放射面の中心から外周に向かって配光角が狭くなるように配列され、各光源郡20A,20B,20Cの光源ユニット10A,10B,10Cの明るさを、照射距離に応じて予め設定した所定の明るさに制御可能とした。
この構成によれば、照射距離300mm〜1500mmの間で変わっても、被照射面における照度を一定、本実施形態では12000lux、に保ち、且つ、被照射面内を均斉度良く照明することができる。
また、本実施形態によれば、各光源ユニット10A,10B,10Cの配光角を拡散フィルム14で調整したため、同一の光源ユニット10に配光角が異なる拡散フィルムを装着するという簡単な構成で光源ユニット10A,10B,10Cの配光角を調整することができる。
また、本実施形態によれば、光源ユニット10は、縦横複数列、本実施形態では8列、に矩形状に配置され、内側に配列された第1の光源郡20Aの4隅には、第2の光源郡20Bの光源ユニット10Bが配置され、第2の光源郡20Bの4隅には、第3の光源郡20Cの光源ユニット10Cが配置されている。
この構成によれば、矩形の被照射面を形成することができると共に、矩形の被照射面を均斉度良く照明することができる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様の例示であり、本発明の要旨の範囲において任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態の照射器1においては、12個の第1の光源ユニット10Aの周りに、20個の第2の光源ユニット10B、20個の第2の光源ユニットの周りに32個の第3の光源ユニット10Cを配列する構成とした。しかしながら、これに限らず、被照射面の形状や寸法に応じて、適宜の数の光源ユニット10を配列する構成とすることができる。また、光源ユニット10A,10B,10Cの配光角はそれぞれ20°,10°,5°である構成としたが、これに限らず、被照射面の寸法や、照射距離に応じて、適宜の配光角とする拡散フィルム14を用いる構成とすることができる。さらには、被照射面における照度も、各光源郡20A,20B,20Cの明るさの比率を変えることで、変更可能な構成でも良く、適宜に調整することができる。
1 照射器
10 光源ユニット
10A 第1の光源ユニット
10B 第2の光源ユニット
10C 第3の光源ユニット
11 LED
12 反射鏡
14 拡散フィルム
20A 第1の光源郡
20B 第2の光源郡
20C 第3の光源郡

Claims (2)

  1. 複数の光源を有する照射器において、
    第1の配光角を有する第1の光源ユニットが複数配列された第1の光源郡と、第2の配光角を有する第2の光源ユニットが複数配列された第2の光源郡と、第3の配光角を有する第3の光源ユニットが複数配列された第3の光源郡と、を備え、
    各光源郡は、放射面の中心から外周に向かって配光角が狭くなるように配列され、各光源郡の光源ユニットの明るさを、照射距離に応じて予め設定した所定の明るさに制御可能とし、前記光源ユニットは、縦横複数列に矩形状に配置され、内側に配列された一の光源郡の4隅には、他の光源郡の前記光源ユニットが配置されている
    ことを特徴とする照射器。
  2. 各光源ユニットの配光角を拡散フィルムで調整したことを特徴とする請求項1に記載の照射器。
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