JP6693159B2 - スライドレール及び電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スライドレール及び電子装置に関する。
近年、高度情報化社会の発達にともなって計算機で多量のデータが取り扱われるようになり、多数の計算機を同一室内に設置して一括管理することが多くなっている。例えばデータセンターでは、室内に多数のラック(サーバラック)を設置し、それぞれのラックに複数の計算機(以下、「サーバ」という)を収納している。そして、それらのサーバにジョブを有機的に配分し、大量のジョブを効率的に処理している。
サーバは、例えば左右に配置された2本のスライドレールを使ってラックに搭載される。スライドレールは、ラックの内側に固定されるアウターレールと、アウターレールに沿ってスライドするインナーレールとを有する。サーバはインナーレールに固定され、インナーレールのスライドによりラックから容易に引き出すことができる。
スライドレールを使用することにより、サーバをラックから容易に引き出すことができるため、サーバの保守性が著しく向上する。
なお、アウターレールとインナーレールとの間に中間レールを設けて、引き出し長を拡大したスライドレールもある。また、スライドレールは、サーバの搭載以外にも種々の場面で使用される。以下、スライドレールを使用してラック等の筐体内に搭載されるものを搭載物と呼ぶ。
搭載物をスライドレールに取り付けるときにスライドレールがスライドしないように、ロック機構を設けたスライドレールが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−61133号公報
一般的なスライドレールに搭載物を取り付ける場合、筐体からインナーレールを引き出し、左右のインナーレールの間に搭載物を配置して、搭載物とインナーレールとをねじ等により固定する。また、搭載物の側部に突起を設け、スライドレールに突起を受ける受け部を設けて、それらにより搭載物をスライドレールに容易に固定できるようにしたものもある。
しかしながら、筐体からインナーレールを引き出すと、インナーレールが筐体の幅方向に振れやすく、インナーレールに搭載物を固定する作業が難しくなる。また、インナーレールを引き出した状態で搭載物をインナーレールに固定するため、比較的大きな作業スペースを確保する必要があるという問題もある。
開示の技術は、比較的小さい作業スペースで搭載物を容易に取り付け、取り外しできるスライドレール、及びそのスライドレールを介して電子機器を搭載した電子装置を提供することを目的とする。
開示の技術の一観点によれば、アウターレールと、搭載物に取り付けたガイドピンを一端側から挿入可能な空間を有し、前記アウターレールの長手方向にスライドするインナーレールと、前記インナーレールを前記アウターレールに固定するロック機構と、前記ロック機構が、前記インナーレールに設けられて前記アウターレールに向けて付勢される第1のストッパ及び第2のストッパと、前記アウターレールの所定の位置に設けられて前記第1のストッパに係合する第1の係合部及び前記第2のストッパに係合する第2の係合部と、前記インナーレールの外側に配置された把手部と、前記インナーレールの前記空間内に配置されたロック板と、前記インナーレールの側板に回転可能に支持されて前記把手部と前記ロック板とを連絡する連絡部と、前記ロック板を前記インナーレールの前記側板から離れる方向に付勢するばねと、前記ロック板と連動し、前記第2のストッパに当接して前記第2のストッパと前記第2の係合部との係合を解除する解除バーと、を有するスライドレールが提供される。
開示の技術の他の一観点によれば、筐体と、ガイドピン及び解除ピンが取り付けられて前記筐体内に配置される電子機器と、前記筐体と前記電子機器との間に配置されるスライドレールとを有し、前記スライドレールは、前記筐体内に固定されるアウターレールと、前記ガイドピンを一端側から挿入可能な空間を有し、前記アウターレールの長手方向にスライドするインナーレールと、前記インナーレールを前記アウターレールに固定するロック機構と、前記ロック機構が、前記インナーレールに設けられて前記アウターレールに向けて付勢される第1のストッパ及び第2のストッパと、前記アウターレールの所定の位置に設けられて前記第1のストッパに係合する第1の係合部及び前記第2のストッパに係合する第2の係合部と、前記ガイドピンを前記インナーレールの前記空間内の所定の位置まで挿入したときに、前記解除ピンが前記第1のストッパに接触して、前記第1のストッパと前記第1の係合部との係合が解除される電子装置が提供される。
上記の一観点に係るスライドレールによれば、比較的小さい作業スペースで搭載物をスライドレールに容易に取り付けたり、取り外したりできる。また、上記の一観点に係る電子装置によれば、比較的小さい作業スペースで電子機器をスライドレールに容易に取り付けたり、取り外したりできる。
図1は、第1の実施形態に係る電子装置の一例を示す側面図である。 図2は、第1の実施形態に係るスライドレールを示す斜視図である。 図3は、第1の実施形態に係るスライドレールの縦断面図である。 図4は、インナーレールを示す斜視図である。 図5は、インナーレールの横断面図である。 図6は、図4中の矢印方向から見たインナーレールの先端部の斜視図である。 図7(a),(b)は、ストッパの斜視図である。 図8は、第1の実施形態に係るスライドレールの先端部を示す側面図である。 図9(a),(b)は、ロックノブを示す斜視図である。 図10は、インナーレールを前端側から見た図である。 図11は、ロックノブに設けられた矢印とテーパとの位置関係を示す図である。 図12は、ラック内に搭載するサーバの斜視図である。 図13は、サーバに取り付けられたガイドピンを示す図である。 図14は、第1の実施形態に係るスライドレールの使用方法(サーバの搭載方法)を説明する図(その1)である。 図15は、第1の実施形態に係るスライドレールの使用方法(サーバの搭載方法)を説明する図(その2)である。 図16は、第1の実施形態に係るスライドレールの使用方法(サーバの搭載方法)を説明する図(その3)である。 図17は、第1の実施形態に係るスライドレールの使用方法(サーバの搭載方法)を説明する図(その4)である。 図18は、第1の実施形態に係るスライドレールの使用方法(サーバの搭載方法)を説明する図(その5)である。 図19は、第1の実施形態に係るスライドレールの使用方法(サーバの搭載方法)を説明する図(その6)である。 図20は、第1の実施形態に係るスライドレールの使用方法(サーバの搭載方法)を説明する図(その7)である。 図21(a),(b)は、第1の実施形態に係るスライドレールの使用方法(サーバの搭載方法)を説明する図(その8)である。 図22は、スライドレールを使用してサーバをラックから引き出した状態を示す斜視図である。 図23は、スライドレールからサーバを取り外すときの動作を説明する図(その1)である。 図24は、スライドレールからサーバを取り外すときの動作を説明する図(その2)である。 図25は、スライドレールからサーバを取り外すときの動作を説明する図(その3)である。 図26(a),(b)は、第1の実施形態のスライドレールの効果(その1)を説明するための模式図である。 図27(a),(b)は、第1の実施形態のスライドレールの効果(その2)を説明するための模式図(側面図)である。 図28は、インナーレールとアウターレールと中間レールとを有するスライドレールを示す縦断面図である。 図29(a),(b)は、左右のスライドレールの連動機構を説明する模式図である。 図30は、連動機構を、アウターレールとインナーレールと中間レールとを有するスライドレールに適用した第2の実施形態の一例を示す図である。 図31(a),(b)は、スライドレールを別の角度から見たときの斜視図(その1)である。 図32(a),(b)は、スライドレールを別の角度から見たときの斜視図(その2)である。 図33は、右側のスライドレールに設けられたロック機構を示す平面図である。
以下、実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電子装置の一例を示す側面図である。また、図2は、第1の実施形態に係るスライドレールを示す斜視図、図3は同じくそのスライドレールの縦断面図である。
本実施形態に係る電子装置10は、ラック11と、ラック11内に高さ方向に一定の間隔で配置された複数(図1では1台のみ表示)のサーバ12と、各サーバ12とラック11との間に配置されたスライドレール13とを有する。2本のスライドレール13が1組となって1台のサーバ12に取り付けられる。サーバ12は、電子機器の一例である。
スライドレール13は、ラック11のフレーム(図示せず)に水平に固定されるアウターレール13aと、サーバ12に接続されるインナーレール13bとを有する。インナーレール13bはアウターレール13aの内側に配置され、アウターレール13aの長手方向にスライドする。本実施形態に係るスライドレール13では、インナーレール13bがスムーズにスライドするように、図3に示すようにインナーレール13bとアウターレール13aとの間にボールベアリング19を配置している。
以下、説明の便宜上、インナーレール13bを引き出す方向を前方向とし、その反対側を後方向とする。
図1ではサーバ12をラック11の外(前面側)に若干引き出した状態を示しているが、サーバ12の稼働時にはサーバ12をラック11内に収納し、ラック11の前面は扉(図示せず)により閉じられる。
図4はインナーレール13bを示す斜視図、図5はインナーレール13bの横断面図、図6は図4中の矢印方向から見たインナーレール13bの先端部の斜視図である。
図4,図6に示すように、インナーレール13bはほぼ角筒状の部材である。但し、インナーレール13bのサーバ12側の面には、インナーレール13bの長手方向の前端から後端にかけて直線状に切り欠き14が設けられている。詳細は後述するが、インナーレール13bの内側には、サーバ12に取り付けられたガイドピン33(図12,図13参照)の大径部33aが通る空間が設けられている。また、切り欠き14は、ガイドピン33の小径部33bが通る大きさで設けられている。
更に、インナーレール13bの後端側の所定の位置には、ガイドピン33のそれ以上の後方への移動を阻止するストッパ20が設けられている。更にまた、インナーレール13bの前端には、ガイドピン33をインナーレール13b内に案内するためのテーパ15が設けられている。
インナーレール13bの前端から所定の距離だけ後方に離れた位置には、ロックノブ21と、ストッパ22a,22bと、ばね24とが配置されている。
ストッパ22aは、図7(a)の斜視図に示すように、長軸と短軸とをL字状に組み合わせた形状を有し、長軸側に設けられた回転軸25aを中心に回動する。また、ストッパ22bも、図7(b)の斜視図に示すように、長軸と短軸とをL字状に組み合わせた形状を有し、長軸側に設けられた回転軸25bを中心に回動する。これらのストッパ22a,22bの回転軸25a,25bは、それぞれスライドレール13bの側面に設けられた所定の孔に軸支される。
図6に示すように、ストッパ22aはばね24により付勢され、その短軸の先端部(以下、単に「先端部」という)が、インナーレール13bの上側の面の所定の位置に設けられた穴23aを通って上方に突出する。また、ストッパ22bもばね24により付勢され、その短軸の先端部(以下、単に「先端部」という)が、インナーレール13bの下側の面の所定の位置に設けられた穴23bを通って下方に突出する。
本実施形態では、V字形の1本のばね24によりストッパ22a,22bを同時に付勢しているが、例えば2本のばねを使用し、それらのばねによりストッパ22a,22bを別々に付勢するようにしてもよい。
図8に示すように、アウターレール13aの所定の位置には、穴23a,23bから突出したストッパ22a,22bの先端部が嵌入する穴31a,31bが設けられている。本実施形態では、インナーレール13bをアウターレール13aから10cm程度引き出したときにストッパ22a,22bの先端部が穴31a,31bに嵌入するようになっている。ストッパ22a,22bの先端部が穴31a,31bに嵌入すると、インナーレール13bはアウターレール13aにロックされてスライドできない状態となる。穴31a,31bは、ストッパ22a,22bが係合する係合部の一例である。
図9(a),(b)は、ロックノブ21を示す斜視図である。また、図10は、インナーレール13bを前端側から見た図である。
図9(a),(b)に示すように、ロックノブ21は、把手部21aと、ロック板21bと、それらを連結する連結部21cとを有する。図10に示すように、把手部21aはインナーレール13bの外側に配置され、ロック板21bはインナーレール13bの内側に配置される。また、連結部21cは、インナーレール13bの側面に設けられた所定の孔に回転可能な状態で支持されている。把手部21a及びロック板21bはいずれも円盤状の部材であり、連結部21cを回転軸として回転させることができる。
インナーレール13bの側板とロック板21bとの間にはコイルばね16が配置されている。このコイルばね16により、ロック板21bがインナーレール13bの側面から離れる方向に付勢される。
図9(a)に示すように、把手部21aには、サーバ取り付け方向を示す矢印17aとサーバ取り外し方向を示す矢印17bとが、周方向に約90°ずれた位置に設けられている。サーバ取り付け方向を示す矢印17aの先端は把手部21aの中心を向いており、取り外し方向を示す矢印17bの先端は半径方向外側を向いている。
また、図9(b)に示すように、ロック板21bの把手部21aと反対側の面には、第1のテーパ27aと第2のテーパ27bとが設けられている。
図11は、矢印17a,17bとテーパ27a,27bとの位置関係を示す図である。この図11に示すように、第1のテーパ27aは把手部21aの矢印17aに整合するエリアに設けられており、ロック板21bの中心側が厚く、縁部側が薄くなっている。また、第2のテーパ27bは把手部21aの中心を挟んで矢印17bと反対側のエリアに整合する位置に設けられており、第1のテーパ27aと同様に、ロック板21bの中心側が厚く、縁部側が薄くなっている。
以下、ロック板21bのうちテーパ27a,27bが設けられていないエリアを、厚板部と呼ぶ。
把手部21aの矢印17aを水平にしたときは、第1のテーパ27aが前側(連結部21cよりもインナーレール13bの前端側)に配置され、後側(連結部21cよりもインナーレール13bの後端側)には厚板部が配置される。また、把手部12aの矢印17bを水平にしたときには、第2のテーパ27bが後側(連結部21cよりもインナーレール13bの後端側)に配置される。
更に、ロック板21bには、半径方向に突出する解除バー18が設けられている。サーバ取り付け方向を示す矢印17aが水平になるように把手部21aを回転させると、解除バー18aはストッパ22aに当接してストッパ22aを回動させる。これにより、ストッパ22aの先端部が上昇してアウターレール13aの穴31aの上方に配置され、ロックが解除された状態となる。
一方、サーバ取り外し方向を示す矢印17bが水平になるように把手部21aを回転させると、図8に示すように、解除バー18は垂直に配置される。そして、ばね24の付勢力によりストッパ22bの先端部が穴23b内に嵌入して、ストッパ22bによりインナーレール13bがアウターレール13aにロックされた状態となる。
図12は、ラック11内に搭載するサーバ12の斜視図である。また、図13は、サーバ12に取り付けられたガイドピン33を示す図である。
図12に示すように、サーバ13の両側面には、それぞれ解除ピン32と、複数個(図12の例では3個)のガイドピン33とが取り付けられる。それらのガイドピン33は、サーバ13の側面の長手方向に沿って配置される。また、ガイドピン33は、図13に示すように、大径の円盤状の部材(以下、「大径部33a」という)と小径の円柱状の部材(以下、「小径部33b」という)とを組み合わせた形状を有する。前述したように、大径部33aはインナーレール13bの内側に配置される。一方、解除ピン32は、インナーレール13bのストッパ22aに整合する位置に配置される。
以下、図14〜図20及び図21(a)〜(c)を参照して、本実施形態に係るスライドレールの使用方法(サーバの搭載方法)について説明する。
ここでは、初期状態において、インナーレール13bはアウターレール13a内に収納されているものとする。また、図14に示すように、ロックノブ21の矢印17bが水平方向を向いているものとする。
この場合、ロックノブ21の解除バー18は垂直になる。この状態でインナーレール13bを10cm程度引き出すと、ばね24の付勢力によりストッパ22a,22bの先端部がアウターレール13aの穴31a,31b内に嵌入し、インナーレール13bがアウターレール13aにロックされる。
一方、図12に示すように、サーバ12に解除ピン32及びガイドピン33を取り付ける。
その後、図15に示すように、ロックノブ21の矢印17aが水平方向を向くように、ロックノブ21を回転させる。これにより、解除バー18は水平になり、ストッパ22bに接触してストッパ22bの先端部がアウターレール13aの穴31bの上方に移動する。すなわち、ストッパ22bによるロックが解除される。
但し、このときストッパ22aの先端部はアウターレール13aの穴31a内に嵌入している。従って、インナーレール13bはアウターレール13aに固定(ロック)された状態である。
また、ロックノブ21の矢印17aが水平方向を向くようにロックノブ21を回転させると、テーパ27aが前側(連結部21cよりもインナーレール13bの前端側)に配置され、後側には厚板部が配置される。この状態で、図16に示すように、インナーレール13bの前端からサーバ12のガイドピン33を挿入する。
図21(a)〜(c)は、ガイドピン33の移動にともなうロックノブ21の動きを示す図である。
ガイドピン33をインナーレール13bに挿入すると、図21(a)に示すように、ガイドピン33の大径部33aがロック板21bの第1のテーパ27aに当接する。
サーバ12を押してガイドピン33を更にインナーレール13b内に挿入すると、図21(b)に示すように、ガイドピン33の移動にともなって大径部33aが第1のテーパ27aの面を摺動し、ロック板21bを側方に押し出す。これにより、ガイドピン33の大径部33aがロック板21bの位置を通過することができる。
図21(c)に示すようにガイドピン33の大径部33aがロック板21bの位置を通過すると、ばね16の付勢力により、ロック板21bは元の位置に戻る。
このようにして、サーバ12の側面に取り付けられた1番目、2番目、及び3番目のガイドピン33を順番にインナーレール13b内に挿入する。3番目のガイドピン33がロック板21bを通過すると、1番目のガイドピン33がインナーレール13bの後端側に設けられたストッパ20(図5参照)に当接して、サーバ12のそれ以上の後方への移動が阻止される。従って、サーバ12は、ロック板21bの厚板部とストッパ20とに挟まれて、インナーレール13bに固定された状態となる。
図17〜図19は、3番目のガイドピン33がインナーレール13bに挿入される状態を経時的に示している。この図17〜図19に示すように、3番目のガイドピン33をインナーレール13b内に挿入すると、解除ピン32がストッパ22aに接触してストッパ22aの先端部がアウターレール13aの穴31aから下方に移動する。これにより、ストッパ22aによるロックが外れる。
その後、サーバ12を更に後方に押すと、図20に示すようにインナーレール13bがアウターレール13aの長手方向にスライドして、サーバ12及びインナーレール13bがラック11内に収納される。
なお、この状態で、サーバ12を前方に引くと、図22に示すように、インナーレール13bがアウターレール13aに沿ってスライドし、サーバ12をラック11から引き出すことができる。そして、この状態でサーバ12の保守点検が可能である。
次に、図23〜図25を参照して、スライドレール13からサーバ12を取り外すときの動作について説明する。ここでも、初期状態において、インナーレール13bはアウターレール13a内に収納されているものとする。
まず、図23に示すように、ロックノブ21の矢印17bが水平方向を向くように、ロックノブ21を回転させる。これにより、解除バー18が垂直に配置されるとともに、ロックノブ21の第1のテーパ27bが後側(連結部21cよりもインナーレール13bの後端側)に配置される。
次に、図24に示すように、インナーレール13bをアウターレール13aから10cm程度引き出す。そうすると、ばね24の付勢力によりストッパ22a,22bの先端部がアウターレール13aの穴31a,31bに嵌入し、インナーレール13bがアウターレール13aに固定(ロック)される。
次いで、図25に示すように、サーバ12を前方に引き出す。ガイドピン33がロックノブ21のロック板21bの位置を通るときには、ガイドピン33の移動にともなって大径部33aが第2のテーパ27bの面を摺動する。そして、大径部33aによりロック板21bが側方に押し出され、大径部33aが通過するとロック板21bはばね16(図9参照)の付勢力により元の位置に戻る。
このようにして、スライドレール13からサーバ12を取り外すことができる。
以下、上述したスライドレール13の効果について説明する。
図26(a),(b)は、本実施形態のスライドレール13の効果(その1)を説明するための模式図(上面図)である。
図26(a)に示すように、一般的な従来のスライドレール41では、インナーレール41bをラック11から大きく引き出して、サーバ12をインナーレール41bに固定していた。しかし、インナーレール41bをラック11から大きく引き出すと、インナーレール41bが左右に振れてしまい、サーバ12をインナーレール41bに固定する作業が難しくなる。また、ラック11の前方に大きな作業スペース(図26(a)中に一点鎖線で囲んだ領域)が必要になるという問題もある。
一方、本実施形態に係るスライドレール13では、図26(b)に示すように、インナーレール13bをアウターレール13aから若干(10cm程度)引き出すと、ストッパ22aによりインナーレール13bがアウターレール13aに固定される。そして、その状態でインナーレール13bにサーバ12を取り付けるため、インナーレール13bが横方向に振れることなく、サーバ12をインナーレール13bに容易に取り付けることができる。
また、本実施形態では、上述の如くインナーレール13bをアウターレール13aから大きく引き出すことなくサーバ12をインナーレール13bに取り付けることができる。そのため、作業スペース(図26(b)中に一点鎖線で囲んだ領域)が比較的小さくてすむという利点がある。
図27(a),(b)は、本実施形態のスライドレール13の効果(その2)を説明するための模式図(側面図)である。
例えば図27(a)に示すように、サーバ12に突起52を取り付け、インナーレール53bに突起52を受ける受け部54を設けて、サーバ12をインナーレール53bに簡単に取り付けできるようにしたスライドレール53もある。
しかし、近年のデータセンターでは、多くのサーバを搭載するために大型のラックが使用されることが多く、ラックと天井との間の距離が小さくなっている。そのため、図27(a)に示すように、ラック11の最上段にサーバ12を収納する際に、サーバ12が天井51にぶつかってしまい、作業が困難になることがある。
一方、本実施形態のスライドレール13では、図27(b)に示すように、インナーレール13bの前端からガイドピン33を挿入することでサーバ12をインナーレール13bに取り付ける。そのため、ラック11と天井51との間の距離が小さくても、作業を容易に行うことができる。
なお、上述の実施形態ではインナーレール13bとアウターレール13aとを有するスライドレール13について説明した。しかし、開示した技術は、図28に示すように、インナーレール13bとアウターレール13aとの間に中間レール13cを有するスライドレール13に適用することもできる。
また、上述の実施形態ではラック11内に収納される電子機器がサーバの場合について説明したが、これによりスライドレール11に接続される搭載物がサーバ又はその他の電子機器に限定されるものではない。開示した技術は、筐体内に種々の搭載物をスライド可能に収納するスライドレールに適用できる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、サーバ12が接続されていないときに左右のスライドレールが別々に動くため、左右のスライドレールの位置を別々に調整する必要がある。以下に示す第2の実施形態では、左右のスライドレールが連動し、一方のロック機構だけでサーバ12を簡単に固定できるスライドレールについて説明する。
図29(a),(b)は、左右のスライドレールの連動機構を説明する模式図である。
前述したように、ラックの左側及び右側にはそれぞれスライドレール13が配置されており、左右の2本のスライドレール13により1台のサーバが支持される。
図29(a)に示すスライドレール13は、ラックの支柱に固定されるアウターレール13aと、アウターレール13aの長手方向にスライドするインナーレール13bとを有している。
各アウターレール13aの前端部にはプーリー61が配置されており、後端部にはプーリー62,63が配置されている。そして、左側のプーリー61から左側のプーリー62、右側のプーリー62、右側のプーリー61、右側のプーリー63、左側のプーリー63を順番に通り、左側のプーリー61に戻るように、ワイヤー60がループ状に掛け渡されている。
なお、プーリー61,62,63はワイヤー敷設部材の一例である。また、ワイヤー60として金属製のワイヤーを使用してもよく、樹脂製のワイヤーを使用してもよい。
左側のインナーレール13bは、その後端部がプーリー61とプーリー63との間のワイヤー60に接続されている。また、右側のインナーレール13bは、その後端部がプーリー61とプーリー62との間のワイヤー60に接続されている。図29(a)中の符号65は左側のインナーレール13bとワイヤー60との接続部を示し、符号66は右側のインナーレール13bとワイヤーとの接続部を示している。
ここで、図29(b)に示すように、左側のインナーレール13bを距離Lだけ前方に引き出すとする。そうすると、接続部65も距離Lだけ前方に移動し、それに伴ってプーリー61,62,63に掛け渡されたワイヤー60が図中矢印に示す方向に移動する。これにより、接続部66も距離Lだけ前方に移動し、それに伴って右側のインナーレール13bも距離Lだけ前方に移動する。
図29(a),(b)ではアウターレール13aとインナーレール13bとを有するスライドレールの場合について説明したが、開示の技術はアウターレールとインナーレールと中間レールとを有するスライドレールに適用することもできる。その場合は、図29(a),(b)に示す連動機構を2組用いることになる。
図30は、連動機構を、アウターレール13aとインナーレール13bと中間レール13cとを有するスライドレール13に適用した第2の実施形態の一例を示す図である。また、図31(a),(b)及び図32(a),(b)はいずれもスライドレール13を別の角度から見たときの斜視図である。更に、図33は、右側のスライドレール13に設けられたロック機構を示す平面図である。
図30はスライドレール13が伸長した状態を示し、図31(a),(b)はスライドレール13が収縮した状態を示し、図32(a),(b)はスライドレール13が伸長している途中の状態を示している。
図31(a),(b)及び図32(a),(b)ではいずれも左側のインナーレール13のみを示しているが、右側のインナーレール13も同様の構造を有している。但し、本実施形態では、右側のスライドレール13のみに第1の実施形態で説明したロック機構が設けられており、左側のスライドレール13にはロック機構が設けられていない。
図30に示すように、アウターレール13aの前端部には、プーリー61aが配置されている。このプーリー61aの回転軸は、アウターレール13aに支持されている。また、アウターレール13aの後端部には、それぞれプーリー62a,63aが配置されている。これらのプーリー62a,63aの回転軸も、アウターレール13aに支持されている。
そして、左側のアウターレール13aに支持されたプーリー61a,62a,63aと、右側のアウターレール13aに支持されたプーリー61a,62a,63aとの間に、ワイヤー60aがループ状に掛け渡されている(図29参照)。
左側の中間レール13cは、後端部に設けられた接続部65aにおいてプーリー61aとプーリー63aとの間のワイヤー60aに接続されている。また、右側の中間レール13cは、後端部に設けられた接続部66aにおいてプーリー61aとプーリー62aとの間のワイヤー60aに接続されている。これにより、左右の中間レール13cが連動して前方又は後方に移動する。
一方、中間レール13cの前端部には、プーリー61bが配置されている。このプーリー61bの回転軸は、中間レール13cに支持されている。また、中間レール13cの後端部には、それぞれプーリー62b,63bが配置されている。これらのプーリー62b,63bの回転軸も、中間レール13cに支持されている。
そして、左側の中間レール13cに支持されたプーリー61b,62b,63bと、右側の中間レール13cに支持されたプーリー61b,62b,63bとの間に、ワイヤー60bがループ状に掛け渡されている(図29参照)。
左側のインナーレール13bは、後端部に設けられた接続部65bにおいてプーリー61bとプーリー63bとの間のワイヤー60bに接続されている。また、右側のインナーレール13bは、後端部に設けられた接続部66bにおいてプーリー61bとプーリー62bとの間のワイヤー60bに接続されている。これにより、左右のインナーレール13bが連動して前方又は後方に移動する。
なお、接続部65a,66aとワイヤー60a、及び接続部65b,66bとワイヤー60bは、例えば圧着により接続されている。
上述したように、本実施形態では、2組の連動機構により、左右のスライドレール13の中間レール13c及びインナーレール13aがそれぞれ連動して前方又は後方に移動する。また、右側のスライドレール13のみに、把手部21aやロック板21b等を含んで構成されるロック機構が設けられている。これらのことが相俟って、本実施形態によれば、スライドレール13にサーバ12を取り付ける作業が容易になるという効果が得られる。
以上の諸実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)アウターレールと、
搭載物に取り付けたガイドピンを一端側から挿入可能な空間を有し、前記アウターレールの長手方向にスライドするインナーレールと、
前記インナーレールを前記アウターレールに固定するロック機構と、
を有することを特徴とするスライドレール。
(付記2)前記ロック機構が、前記インナーレールに設けられて前記アウターレールに向けて付勢される第1のストッパ及び第2のストッパと、前記アウターレールの所定の位置に設けられて前記第1のストッパに係合する第1の係合部及び前記第2のストッパに係合する第2の係合部とを有することを特徴とする付記1に記載のスライドレール。
(付記3)前記インナーレールの外側に配置された把手部と、
前記インナーレールの前記空間内に配置されたロック板と、
前記インナーレールの側板に回転可能に支持されて前記把手部と前記ロック板とを連絡する連絡部と、
前記ロック板を前記インナーレールの前記側板から離れる方向に付勢するばねと、
前記ロック板と連動し、前記第2のストッパに当接して前記第2のストッパと前記第2の係合部との係合を解除する解除バーと
を有することを特徴とする付記2に記載のスライドレール。
(付記4)前記ロック板には、前記ガイドピンが前記インナーレールの前記空間内を通るときに前記ガイドピンが摺動するテーパが設けられていることを特徴とする付記3に記載のスライドレール。
(付記5)前記第1のストッパと前記第1の係合部との係合が、前記搭載物の所定の位置に取り付けた解除ピンにより解除されることを特徴とする付記2乃至4のいずれか1項に記載のスライドレール。
(付記6)筐体と、
ガイドピン及び解除ピンが取り付けられて前記筐体内に配置される電子機器と、
前記筐体と前記電子機器との間に配置されるスライドレールとを有し、
前記スライドレールは、
前記筐体内に固定されるアウターレールと、
前記ガイドピンを一端側から挿入可能な空間を有し、前記アウターレールの長手方向にスライドするインナーレールと、
前記インナーレールを前記アウターレールに固定するロック機構とを有する
ことを特徴とする電子装置。
(付記7)前記ロック機構が、前記インナーレールに設けられて前記アウターレールに向けて付勢される第1のストッパ及び第2のストッパと、前記アウターレールの所定の位置に設けられて前記第1のストッパに係合する第1の係合部及び前記第2のストッパに係合する第2の係合部とを有することを特徴とする付記6に記載の電子装置。
(付記8)前記インナーレールの外側に配置された把手部と、
前記インナーレールの前記空間内に配置されたロック板と、
前記インナーレールの側板に回転可能に支持されて前記把手部と前記ロック板とを連絡する連絡部と、
前記ロック板を前記インナーレールの前記側板から離れる方向に付勢するばねと、
前記ロック板と連動し、前記第2のストッパに当接して前記第2のストッパと前記第2の係合部との係合を解除する解除バーと
を有することを特徴とする付記7に記載の電子装置。
(付記9)前記ロック板にはテーパが設けられており、前記ガイドピンが前記インナーレールの空間内を通るときに前記ガイドピンが前記テーパに接触して、前記ロック板が前記インナーレールの側板側に移動することを特徴とする付記8に記載の電子装置。
(付記10)前記ガイドピンを前記インナーレールの前記空間内の所定の位置まで挿入したときに、前記解除ピンが前記第1のストッパに接触して、前記第1のストッパと前記第1の係合部との係合が解除されることを特徴とする付記7乃至9のいずれか1項に記載の電子装置。
(付記11)前記インナーレールと前記アウターレールとを2組有し、
更に、前記2組のインナーレールの前進及び後退を連動させる連動機構を有する
ことを特徴とする付記1に記載のスライドレール。
(付記12)前記ロック機構が、前記2組のインナーレールのうちの一方の側のみに設けられていることを特徴とする付記11に記載のスライドレール。
(付記13)前記連動機構は、前記2組のインナーレール間に掛け渡されたループ状のワイヤーと、前記ワイヤーを所定の経路に沿って敷設するワイヤー敷設部材とを含んで構成されていることを特徴とする付記11又は12に記載のスライドレール。
(付記14)前記筐体と前記電子機器との間に配置される前記スライドレールを2組有し、
更に、前記2組のスライドレールのインナーレール間に掛け渡されたループ状のワイヤーと、前記ワイヤーを所定の経路に沿って敷設するワイヤー敷設部材とを含んで構成され、前記2組のスライドレールの各インナーレールの前進及び後退を連動させる連動機構を有する
ことを特徴とする付記6に記載の電子装置。
11…ラック、12…サーバ、13…スライドレール、13a…アウターレール、13b…インナーレール、16…ばね、17a,17b…矢印、18…解除バー、19…ボールベアリング、21…ロックノブ、21a…把手部、21b…ロック板、21c…連結部、22a,22b…ストッパ、23a,23b,31a,31b…穴、24…ばね、27a,27b…テーパ、32…解除ピン、33…ガイドピン、33a…大径部、33b…小径部、60,60a,60b…ワイヤー、61,61a,61b,62,62a,62b,63,63a,63b…プーリー。

Claims (7)

  1. アウターレールと、
    搭載物に取り付けたガイドピンを一端側から挿入可能な空間を有し、前記アウターレールの長手方向にスライドするインナーレールと、
    前記インナーレールを前記アウターレールに固定するロック機構と、
    前記ロック機構が、前記インナーレールに設けられて前記アウターレールに向けて付勢される第1のストッパ及び第2のストッパと、
    前記アウターレールの所定の位置に設けられて前記第1のストッパに係合する第1の係合部及び前記第2のストッパに係合する第2の係合部と、
    前記インナーレールの外側に配置された把手部と、
    前記インナーレールの前記空間内に配置されたロック板と、
    前記インナーレールの側板に回転可能に支持されて前記把手部と前記ロック板とを連絡する連絡部と、
    前記ロック板を前記インナーレールの前記側板から離れる方向に付勢するばねと、
    前記ロック板と連動し、前記第2のストッパに当接して前記第2のストッパと前記第2の係合部との係合を解除する解除バーと、
    を有することを特徴とするスライドレール。
  2. 筐体と、
    ガイドピン及び解除ピンが取り付けられて前記筐体内に配置される電子機器と、
    前記筐体と前記電子機器との間に配置されるスライドレールとを有し、
    前記スライドレールは、
    前記筐体内に固定されるアウターレールと、
    前記ガイドピンを一端側から挿入可能な空間を有し、前記アウターレールの長手方向にスライドするインナーレールと、
    前記インナーレールを前記アウターレールに固定するロック機構と
    前記ロック機構が、前記インナーレールに設けられて前記アウターレールに向けて付勢される第1のストッパ及び第2のストッパと、
    前記アウターレールの所定の位置に設けられて前記第1のストッパに係合する第1の係合部及び前記第2のストッパに係合する第2の係合部と、
    前記ガイドピンを前記インナーレールの前記空間内の所定の位置まで挿入したときに、前記解除ピンが前記第1のストッパに接触して、前記第1のストッパと前記第1の係合部との係合が解除されることを特徴とする電子装置。
  3. 前記インナーレールの外側に配置された把手部と、
    前記インナーレールの前記空間内に配置されたロック板と、
    前記インナーレールの側板に回転可能に支持されて前記把手部と前記ロック板とを連絡する連絡部と、
    前記ロック板を前記インナーレールの前記側板から離れる方向に付勢するばねと、
    前記ロック板と連動し、前記第2のストッパに当接して前記第2のストッパと前記第2の係合部との係合を解除する解除バーと
    を有することを特徴とする請求項に記載の電子装置。
  4. 前記インナーレールと前記アウターレールとを2組有し、
    更に、前記2組のインナーレールの前進及び後退を連動させる連動機構を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスライドレール。
  5. 前記ロック機構が、前記2組のインナーレールのうちの一方の側のみに設けられていることを特徴とする請求項に記載のスライドレール。
  6. 前記連動機構は、前記2組のインナーレール間に掛け渡されたループ状のワイヤーと、前記ワイヤーを所定の経路に沿って敷設するワイヤー敷設部材とを含んで構成されていることを特徴とする請求項又はに記載のスライドレール。
  7. 前記筐体と前記電子機器との間に配置される前記スライドレールを2組有し、
    更に、前記2組のインナーレール間に掛け渡されたループ状のワイヤーと、前記ワイヤーを所定の経路に沿って敷設するワイヤー敷設部材とを含んで構成され、前記2組のスライドレールの各インナーレールの前進及び後退を連動させる連動機構を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子装置。
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