JP6691964B2 - 高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法、装置及び記憶媒体 - Google Patents

高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法、装置及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、配電ネットワーク故障の検出技術に関し、特に高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法、装置及び記憶媒体に関する。
配電ネットワークは、パワーネットワークにおいて電気エネルギーを分配するという重要な役割を果たしているため、配電ネットワークで故障が発生した時に、素早く、正確的に故障の検出が行えるようにするのは最も重要である。配電ネットワークで故障が発生した時に、複数の故障現象が現れる可能性があり、しがし、現在、配電ネットワークの故障に対する検出は、通常、単なる故障の一つだけの現象に基づいて実施され、又は一つだけの情報収集点の故障情報に基づいて判断し、故障の誤判定がされやすく、スイッチの誤動作又は動作しないことが引き起こされる。
そのため、配電ネットワーク故障の検出を、素早く、正確的、信頼性のあるように実現することができる高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法を提供することは、早急に解決すべき課題になっている。
これを鑑みて、本発明の実施例は、高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法、装置及び記憶媒体を提供し、配電ネットワーク故障の検出を、素早く、正確的、信頼性のあるように実現することができる。
上記の目的を達成するために、本発明の実施例の技術案は、下記のように実現されている。
第1態様において、本発明の実施例は、高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法を提供し、
配電ネットワーク内の電気パラメータの変化を監視することと、
前記電気パラメータの変化が予め設定された故障判定条件を満たしている場合、前記配電ネットワークで特定種類の故障が発生したことを確定することと、
を含み、前記電気パラメータは、ゼロシーケンス電圧、ゼロシーケンス電流、相電流、相電圧、線間電圧のうちの少なくとも二つを含む。
第2態様において、本発明の実施例は、高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置をさらに提供され、
配電ネットワーク内の電気パラメータの変化を監視するように構成される監視ユニットと、
前記電気パラメータの変化が予め設定された故障判定条件を満たしている場合、前記配電ネットワークで特定種類の故障が発生したことを確定するように構成される処理ユニットと、
を含み、前記電気パラメータは、ゼロシーケンス電圧、ゼロシーケンス電流、相電流、相電圧、線間電圧のうちの少なくとも二つを含む。
第3態様において、本発明の実施例は、高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置をさらに提供され、
実行可能なプログラムを記憶するように構成されるメモリーと、
前記メモリーに記憶されている実行可能なプログラムを実行する時に、上記の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法を実現するように構成されるプロセッサと、
を含む。
第4態様において、本発明の実施例は、プロセッサに実行される時に、上記の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法を実現する、実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒体をさらに提供される。
本発明の実施例に提供される高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法のフローチャート1である。 本発明の実施例に提供される高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法の応用シーンを示す図である。 本発明の実施例に提供される高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法のフローチャート2である。 本発明の実施例に提供される高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置の構成を示す図である。
発明者は研究で、短絡、断線、及び単相接地故障が配電ネットワークにおける最も一般的な3種類の故障であると発見し、それらの発生後に複数種類の故障現象が現れ、例えば、短絡故障発生後に、過電流以外に、大幅な電圧の低下も発生する可能性があり、単相接地故障が電力ネットワークにゼロシーケンスが引き込まれる以外に、電磁場の異常現象も現れる。複数の故障現象以外に、各種類の故障は、異なる場所においても故障現象が現れ、例えば、断線故障は、中電圧配電ネットワークに影響を与える以外に、低電圧配電ネットワークにおいて異常の電気容量特徴が現れる可能性がある。
従来の配電ネットワーク故障の診断方法は、一般的に、単一の故障現象により直接に判断を行い、信頼性が低い。該故障単一情報の報告誤り又は報告漏れがあった場合、誤った故障診断結論を生成し、スイッチが誤動作し又は機能しないことは引き起こされ、配電の信頼性に影響する。本発明の実施例において、複数の故障現象で示し、又は複数の場所の故障情報を利用して情報間の相互検査によって、配電ネットワークの高信頼性の故障診断を実現する。
本発明の実施例において、配電ネットワーク内の電気パラメータの変化を監視し、前記電気パラメータは、ゼロシーケンス電圧、ゼロシーケンス電流、相電流、相電圧、線間電圧のうちの少なくとも二つを含む。前記電気パラメータの変化が予め設定された故障判定条件を満たしている場合、前記配電ネットワークで特定種類の故障が発生したことを確定する。
以下において、図面と実施例を結合して、さらに本発明に対して詳しく説明する。なお、ここで提供している実施例は、単に本発明を解釈するためのものであって、本発明を限定するものではない。また、下記で提供する実施例は本発明の一部の実施例を実施するためであって、本発明を実施するためのすべての実施例を提供しているわけではなく、衝突しない前提で、本発明の実施例に記載されている技術案は、任意に組み合わせするように実施しても良い。
なお、本発明の実施例において、用語「含む」、「備える」、又はそれのいずれのその他の言葉の変形は、非排他性の包含を含むことを意味し、それによって一連の要素を含む方法又は装置は、明確に記載している要素以外に、明確に記載していないその他の要素、又は方法を実施するための方法又は装置に固有する要素を含む。さらなる制限がない場合、「一つの……を含む」という語句で制限された要素は、該要素を含む方法又は装置にその他の相関要素(例えば、方法内のステップまたは装置内のユニット、ここでのユニットは一部の電池回路、プロセッサ、プログラムまたはソフトウェア等々であっても良く、同然モジュールであっても良い)をさらに含むことを除外しない。
なお、本発明の実施例に係る用語「第1、第2、第3」は、単に類似している対象を区別するためのものであって、対象の特定順序を表すと意味せず、なお、「第1、第2、第3」は、特定の順序又は前後順序を意味する場合もある。また、そちらで記載している本発明の実施例が図示、又は説明している順序以外の順で実施することが可能にするために、「第1、第2、第3」によって区別される対象は、場合によって互換することができる。
実施例1
本発明の実施例は高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法を提供し、実際応用において、配電ネットワークにおける三相給電線上に、複数個の配電ネットワーク故障の検出装置が分布して設置されており、配電ネットワーク故障の検出装置は、本発明の実施例における高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法を実現することができ、該装置は、スマート端末に設けられることが可能であり、高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置の一つの配置方式は、線路の先頭及び線路の沿線に分布して設置する方式である。図1に示すように、本発明の実施例における高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法は、ステップ101〜102を含む。
ステップ101において、配電ネットワーク内の電気パラメータの変化を監視し、前記電気パラメータは、ゼロシーケンス電圧、ゼロシーケンス電流、相電流、相電圧、線間電圧のうちの少なくとも二つを含む。
ステップ102において、前記電気パラメータの変化が予め設定された故障判定条件を満たしている場合、前記配電ネットワークで特定種類の故障が発生したことを確定する。
ここで、実際実施時に、特定種類の故障は、単相接地故障、短絡故障、及び断路故障のうちの少なくとも一つを含む。
一つの実施例において、ゼロシーケンス電圧と三相電界との相互検査の方式で、単相接地故障の高信頼性の検定を実現することができ、実際実施時に、配電ネットワークのゼロシーケンス電圧及び三相給電線の相電圧の変化をリアルタイムに監視することができる。
配電ネットワークで下記の二つの異常状況が監視された場合、配電ネットワークで単相接地故障が発生したことを確定する。
1)ゼロシーケンス電圧が予め設定されたゼロシーケンス電圧の閾値(例えば、0.35倍のバス定格電圧)を超える。
2)第1相給電線の相電圧が第1相電圧の閾値より低く(例えば第1相電圧の閾値が0.5倍の正常相電圧で、即ち、第1給電線に対応する電界強度が明らかに下げられた)、第2給電線と第3給電線との相電圧が第2相電圧の閾値より高く(例えば第2相電圧の閾値が1.5倍の正常相電圧で、即ち、第2給電線と第3給電線との電界強度が明らかに上昇された)、ここで、第1相電圧の閾値が第2相電圧の閾値より小さい。
ここでのゼロシーケンス電圧の閾値、第1相電圧の閾値、第2相電圧の閾値の大きさの設定は、実際状況に応じで設定することが可能である。
しかし、実際応用において、ゼロシーケンス電圧と三相給電線との相電圧に対する監視によって、配電ネットワークで上記の二つの状況のうちの一つだけが現れることを発見する可能性があり、この時、その他の電気パラメータの監視所の電気パラメータの異常監視結果によって配電ネットワークで単相接地故障が発生したか否かを連携して判断する必要があり、実際実施時に、隣接(上流及び/又は下流)の電気パラメータの監視所における電気パラメータの異常判断結果を取得し、前記電気パラメータの異常判断結果が、前記配電ネットワークに上記の二つの状況の少なくとも一つが現れたことを示した場合、前記配電ネットワークで単相接地故障が発生したことを確定する。
本発明の上記実施例に基づいて、実際応用において、単相接地故障に対する診断は、配電ネットワークのメインステーションによって実施されても良く、そのため、現在の配電ネットワーク故障の検出装置が配電ネットワークに上記の二つの異常状況があったことを確定した場合、現れた異常状況を配電ネットワークのメインステーションに報告し、メインステーションは該異常状況に基づいて、その隣接の電気パラメータ監視所における異常状況判定結果を取得し、その他の監視所における異常状況判定結果に上記二つの状況のうちの一つが現れた場合、配電ネットワークで単相接地故障が発生したことを確定する。
本発明の上記実施例に基づいて、実際応用において、配電ネットワークで単相接地故障が発生したことを確定した後に、単相接地故障に対して測位を行い、それに応じて、実際実施時に、配電ネットワーク内のゼロシーケンス電流及び相電流の変化を監視することも必要で、そしてゼロシーケンス電流及び相電流の変化に基づいて、単相接地故障に対して測位を行い、一つの実施例において、ゼロシーケンス電流の故障測位と、相電流の故障測位との相互検査に基づいて最終的な故障測位を行うことができ、下記の処理のように実現することが可能である。
ゼロシーケンス電流の位相とゼロシーケンス電圧の位相とを比較し、比較結果に基づいて、第1故障測位結果を得て、
配電ネットワークにおける各相電流の位相、又は各相電流の振幅を比較し、比較結果に基づいて、第2故障測位結果を得て、
第1故障測位結果を第2故障測位結果と対比して、
第1故障測位結果が第2故障測位結果と同じである場合、単相接地故障に対する測位結果を前記第1故障測位結果として確定する。
ここで、第1故障測位結果は、単相接地故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生し、又は単相接地故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生していないことを示し、第2故障測位結果は、単相接地故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生しておらず、又は単相接地故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生することを示す。
一つの実施例において、第1故障測位結果が第2故障測位結果と一致していない場合、隣接の電気パラメータの監視所における故障測位結果と連携して故障測位を行うことが可能であり、実際実施時に、隣接の電気パラメータの監視所(隣接の上流の電気パラメータの監視所、隣接の下流の電気パラメータの監視所のうちの少なくとも一つであっても良い)における故障測位結果を取得し、第1故障測位結果、第2故障測位結果、及び隣接の電気パラメータの監視所における故障測位結果を比較し、比較結果に基づいて、単相接地故障に対して測位を行うことができる。例えば、第1故障測位結果が単相接地故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生したことを示しており、第2故障測位結果が単相接地故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生していないことを示しており、隣接の下流の電気パラメータの監視所の故障測位結果が単相接地故障がそれの自身の監視所の下流で発生したことを示している場合、最終的な故障測位結果を第1故障測位結果とする。
もう一つの実施例において、第1故障測位結果が第2故障測位結果と異なる場合、メインステーションが第1故障測位結果と第2故障測位結果とに基づいて単相接地故障に対して測位を行うように、第1故障測位結果と第2故障測位結果とを配電ネットワークのメインステーションに報告する。ここで、実際応用において、第1故障測位結果と第2故障測位結果とを配電ネットワークのメインステーションに報告した後に、メインステーションは、受信した第1故障測位結果、第2故障測位結果、及び現在の電気パラメータの監視所と隣接する電気パラメータの監視所における故障測位結果に基づいて、発生した単相接地故障に対して連携して測位を行う。
本発明の上記実施例に基づいて、実際応用において、ゼロシーケンス電流の位相とゼロシーケンス電圧の位相とを比較し、比較結果に基づいて、第1故障測位結果を得ることは、
ゼロシーケンス電流の位相がゼロシーケンス電圧の位相より先行し、しかも位相の差分値が予め設定された位相差分値の条件(例えば75°〜105°の間)を満たしている場合、単相接地故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生したことを確定することと、
ゼロシーケンス電流の位相がゼロシーケンス電圧の位相より遅行した場合、単相接地故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生していないことを確定することと、
を含むことが可能である。
実際応用において、配電ネットワークにおける各相電流の位相又は各相電流の振幅を比較し、比較結果に基づいて、第2故障測位結果を得ることは、
配電ネットワークの三相給電線のうちのある一つの相(即ち、故障相、故障相に関する判断は、通常上記に記載されている異常状況の第2種類に基づくものであって、相電圧が第1相電圧の閾値より低い相は故障相である)の相電流の位相とほかの二つの相の相電流の位相との差分値が、予め設定された相電流差分値の条件(例えば、135°〜225°の間)に合致すること、及び/又は、
配電ネットワークの三相給電線のうちのある一つの相(即ち、故障相、故障相に関する判断は、通常上記に記載されている異常状況の第2種類に基づくものであって、相電圧が第1相電圧の閾値より低い相は故障相である)の相電流の振幅がほかの二つの相の相電流の振幅より小さく、しかも差分値が予め設定された振幅差分値の条件(例えば、故障相の相電流の振幅が非故障相の相電流のコンポーネントの和の25%である)に合致する場合、単相接地故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生していないことを確定すること、
を含むことが可能である。
一つの実施例において、三相給電線の相電流(又は線間電流)と相電圧との相互検査によって、短絡故障の高信頼性の検定と測位を実現することが可能であり、実際実施時に、配電ネットワーク内の三相給電線の相電流と相電圧の変化とをリアルタイムに監視し、
実際実施時に、配電ネットワーク内の二つ又は二つ以上の電気パラメータの監視所に相電流オーバー(即ち、相電流の大きさが予め設定された閾値を超える)現象があった場合、配電ネットワークで短絡故障が発生したことを確定する。現在の電気パラメータの監視所において、実際応用で、短絡故障に関する検査判断は、
三相給電線に対応する三相電流のうちの少なくとも一つ相の相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超えたことを確定することと、
隣接の電気パラメータの監視所(隣接の上流、下流の電気パラメータの監視所の少なくとも一つ)における電流異常判定結果を取得することと、
電流異常判定結果が相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超えたことを示す場合、配電ネットワークで短絡故障が発生したことを確定することと、(ここで、取得したのが隣接の上流と下流との電気パラメータの監視所である場合、取得した二つの電流異常判定結果のうちの一つが、相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超えたことを示すことを確定した場合、配電ネットワークで短絡故障が発生したことを確定する。)
を含むことが可能である。
当然、実際応用において、現在監視された相電流異常状況(三相電流のうちの少なくとも一つの相の相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超えること)を配電ネットワークのメインステーションに報告することができ、メインステーションによって複数個の電気パラメータの監視所における相電流の監視結果に基づいて、故障判断を行う。
本発明の上記実施例に基づいて、実際応用において、配電ネットワークで短絡故障があったことを検出した後に、そしてから短絡故障に対して故障測位を行うことができる。実際実施時に、下記のような操作によって短絡故障の測位を行うことができる。
三相給電線に対応する相電流と相電圧との大きさを取得し、得られた相電流と相電圧との大きさに基づいて、短絡故障に対して測位を行い、第3故障測位結果を得て、
隣接の電気パラメータの監視所における短絡故障測位結果を取得し、
第3故障測位結果を隣接の電気パラメータの監視所(隣接の上流、下流の少なくとも一つ)における短絡故障測位結果を比較し、
第3故障測位結果が隣接の電気パラメータの監視所における短絡故障測位結果と同じである場合、短絡故障に対する測位結果を第3故障測位結果として確定し、第3故障測位結果が隣接の電気パラメータの監視所における短絡故障測位結果と異なることを確定した場合、警告指示情報を送信する。
ここで、各相の相電流と相電圧との大きさに基づいて、短絡故障に対して測位を行い、第3故障測位結果を得ることは、
故障相の相電流の大きさが予め設定された第1相電流の閾値(即ち、電流オーバーが発生し、第1相電流の閾値を実際状況に応じで設定することが可能であり、例えば2000Aと設定する)を超えた場合、短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生したことを確定することと、
各相の相電流の大きさが予め設定された第2相電流の閾値(即ち、電流オーバーが発生しておらず、第2相電流の閾値が実際状況に基づいて設定することが可能であり、例えば800Aと設定する)より低い場合、短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生していないことを確定することと、
各相の相電流の大きさが予め設定された第2相電流の閾値より低く、且つスイッチが動作していない場合において、ある相の相電圧が予め設定された相電圧の閾値(相電圧が明らかに下がり、相電圧の閾値の設定が実際状況に基づいて設定することが可能であり、例えば規定相電圧の30%と設定する)より低い場合、短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の上流で発生したことを確定することと、
を含む。
実際実施時に、第3故障測位結果が得られた後に、第3故障測位結果を配電ネットワークのメインステーションに報告しても良く、メインステーションによって第3故障測位結果に基づいて短絡故障に対して測位を行う。
実際応用において、断路故障も配電ネットワーク内のよく見られる故障の一つであり、本発明の実施例において、主に中電圧配電ネットワークと低電圧配電ネットワーク内の断路故障に対する検査を実現する。
実際実施時に、配電ネットワーク内の中電圧配電ネットワークの線間電圧(即ち、相間電圧)、相電圧の変化をリアルタイムに監視し、
中電圧配電ネットワークの線間電圧に対する監視に基づいて、第1線間電圧監視結果を得て、
隣接の上流の電気パラメータの監視所における中電圧配電ネットワークの線間電圧の監視結果を第2線間電圧監視結果として、隣接の下流の電気パラメータの監視所における中電圧配電ネットワークの線間電圧の監視結果を第3線間電圧監視結果として取得し、
第1線間電圧監視結果、第2線間電圧監視結果のうち、一つは中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲(第1所定線間電圧の範囲は、規定相間電圧の0.9〜1.1倍であっても良く、即ち、相間電圧が正常である)内にあることを示し、もう一つは、中電圧配電ネットワークに、二つの相間電圧(即ち、線間電圧)が第2所定線間電圧の範囲(第2所定線間電圧の範囲が規定相間電圧の0.4〜0.6倍であっても良く、即ち、相間電圧が異常である)内にあることが現れたことを示した場合、隣接の上流の電気パラメータの監視所との間に単相断線故障があったことを確定し、ここで、第2所定線間電圧の範囲が第1所定線間電圧の範囲より小さく、
第1線間電圧監視結果、第3線間電圧監視結果のうちの一つが中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示し、もう一つのほうが中電圧配電ネットワークに線間電圧が第2所定線間電圧の範囲内にあることが現れたことを示した場合、隣接の下流の電気パラメータの監視所との間に単相断線故障が現れたことを確定し、
第1線間電圧監視結果、第2線間電圧監視結果のうちの一つが中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示し、もう一つのほうが中電圧配電ネットワークに三つの相間電圧が第3所定線間電圧の範囲内(第3所定線間電圧の範囲が規定相間電圧の10%以内であっても良く、即ち、三相相間電圧が0に近くなっている)にあることが現れ、且つ対応する相電圧が予め設定された相電圧の範囲内にあることを示した場合(予め設定された相電圧の範囲は規定相電圧の0.9〜1.1倍であり、即ち、三相相電圧が正常である)、隣接の上流の電気パラメータの監視所との間に二相断線故障が現れたことを確定し、ここで、第3所定線間電圧の範囲が第1所定線間電圧の範囲より小さく、
第1線間電圧監視結果、第3線間電圧監視結果のうちの一つが中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示した場合、もう一つが中電圧配電ネットワークに線間電圧が第3所定線間電圧の範囲内にあることが現れ、且つ対応する相電圧が予め設定された相電圧の範囲内にあることを示した場合、隣接の下流の電気パラメータの監視所との間に二相断線故障が現れたことを確定する。
実際応用において、電気パラメータに対する監視は低電圧配電ネットワークの相電圧をさらに含み、
それに応じで、方法は、
低電圧配電ネットワークの相電圧に対する監視に基づいて、現在の負荷点の正シーケンス電圧を得ることと、
現在の負荷点の正シーケンス電圧を配電ネットワークのメインステーションに報告し、メインステーションが現在の負荷点の正シーケンス電圧と低電圧配電ネットワークのその他の負荷点の正シーケンス電圧とに基づいて、
現在の負荷点と、それの上流の負荷点との正シーケンス電圧が予め設定された正シーケンス電圧の範囲(予め設定された正シーケンス電圧の範囲は規定正シーケンス電圧の0.9〜1.1倍であっても良く、即ち、正シーケンス電圧が正常である)内にあり、かつ下流の負荷点の正シーケンス電圧が予め設定された正シーケンス電圧の閾値より低い(予め設定された正シーケンス電圧の閾値は規定正シーケンス電圧の50%であっても良く、即ち、正シーケンス電圧が明らかに小さくなっている)場合、
現在の負荷点と接続している下流の中電圧配電ネットワークとの間で断線故障が発生したことを確定することと、
をさらに含む。
本発明の上記の実施例を適用し、配電ネットワーク故障の複数個の故障現象又は複数個の電気パラメータの監視所の故障情報に基づいて、故障の検査と測位を実施し、配電ネットワークにおける故障高信頼性の診断を実現することができ、一つの故障現象だけで故障診断を直接に行うことによる誤動作又は動作しない現象を有効に解決し、配電の信頼性が保障され、ユーザの電気使用のエクスペリエンスを向上させる。
実施例2
本発明の実施例は高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法を提供し、図2に示されているのは、本発明の実施例により提供される高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法の応用シーンの概略図であり、本発明の実施例において、高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置は端末で実施され、配電ネットワークに複数個の端末が分布して設置されており、配電ネットワーク故障の検出方法を実施するよう用いられ、端末により短絡故障の検査を実現することを例として、図3に示されているのは、本発明の実施例により提供される高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法のフローチャートであり、図2と図3を結合し、本発明の実施例における高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法は、ステップ201〜ステップ207を含む。
ステップ201において、端末は、配電ネットワークの相電流と相電圧との変化をリアルタイムに監視する。
ステップ202において、三相給電線に対応する三相電流のうちの少なくとも一つの相の相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超えること、又は予め設定された第2相電流の閾値より低いことを確定する。
ここで、実際状況に応じて、第1相電流の閾値と第2相電流の閾値を設定し、相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超えた場合、電流オーバー現象が発生したと見なし、相電流が予め設定された第2相電流の閾値より低い場合、電流が明らかに下がった現象が発生したと見なし、そのため、第2相電流の閾値を第1相電流の閾値より小さく設定する必要がある。
ステップ203において、隣接の電気パラメータの監視所における電流異常判定結果を取得する。
ここで、隣接の電気パラメータの監視所、即ち、端末と隣接する上流、下流の電気パラメータの監視所(端末)の少なくとも一つである。
実際応用において、電流異常判定結果は、
相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超える状況、相電流が予め設定された第2相電流の閾値より低い状況、電流異常のない状況のうちの一つを含む。
ステップ204において、取得した電流異常判定結果に基づいて、電流異常判定結果に相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超えた状況が存在することを確定した場合、配電ネットワークで短絡故障が発生する。
ここで、電流異常判定結果に相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超えた状況が存在することを確定することは、取得した二つの電流異常判定結果のうちの少なくとも一つが、相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超えた状況を示すことを確定することである。
実際応用において、隣接の電気パラメータの監視所の電流異常判定結果に、相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超えた状況が存在することを確定した場合、少なくとも二つの電気パラメータの監視所で電流オーバー現象が発生したことが分かり、それによって配電ネットワークで短絡故障が発生したことを確定する。
当然、実際応用において、現在監視された相電流異常状況を配電ネットワークのメインステーションに報告することができ、メインステーションによって複数個の電気パラメータの監視所における相電流監視結果に基づいて、故障判定を行う。
ステップ205において、故障相の相電流と相電圧の大きさを取得し、故障相の相電流と相電圧の大きさとに基づいて、短絡故障に対して測位を行い、測位結果を得る。
ここで、実際実施時に、電流オーバー現象が発生した相を故障相として見なし、それに応じて、
故障相の相電流の大きさが予め設定された第1相電流の閾値(即ち、電流オーバー現象が発生し、第1相電流の閾値を実際状況に応じて設定することが可能であり、例えば2000Aと設定する)を超えた場合、短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生したことを確定し、
故障相の相電流の大きさが予め設定された第2相電流の閾値(即ち、電流オーバー現象が発生していないことであり、第2相電流の閾値を実際状況に応じで設定することが可能であり、例えば800Aと設定する)より低い場合、短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生していないことを確定し、
故障相の相電流の大きさが予め設定された第2相電流の閾値より低い場合、且つ故障相の相電圧が予め設定された相電圧の閾値(相電圧が明らかに下がることであり、相電圧の閾値を実際状況に応じで設定することが可能であり、例えば規定相電圧の30%と設定する)より低い場合、短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の上流で発生したことを確定する。
ステップ206において、隣接の電気パラメータの監視所における短絡故障測位結果を取得する。
実際応用において、隣接の電気パラメータの監視所における短絡故障測位結果は、
短絡故障が現在の電気パラメータの監視所(即ち、前記端末の隣接の監視所)の下流で発生したこと、
短絡故障が現在の電気パラメータの監視所(即ち、前記端末の隣接の監視所)の下流で発生しないこと、
短絡故障が現在の電気パラメータの監視所(即ち、前記端末の隣接の監視所)の上流で発生したこと、
のうちの一つを含む。
ステップ207において、前記端末における測位結果を取得した前記短絡故障測位結果と比較し、比較結果に基づいて、短絡故障の測位を行う。
実際実施時に、前記端末の測位結果が取得した短絡故障測位結果と同じである場合、短絡故障に対する測位結果を前記端末の測位結果(又は取得した短絡故障測位結果)として確定し、前記端末の測位結果が取得した短絡故障測位結果と異なる場合、警告指示情報を送信することが可能である。
当然、実際応用において、端末が故障測位結果を得た後に、故障測位結果を配電ネットワークのメインステーションに報告しても良く、メインステーションによって、故障測位結果に基づいて、短絡故障に対して測位を行う。
実施例3
本発明の実施例は、高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置をさらに提供し、図4に示すように、図4は本発明の実施例によって提供されている高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置の構成を示す図であり、
配電ネットワーク内の電気パラメータの変化を監視するように構成される監視ユニット41と、
前記電気パラメータの変化が予め設定された故障判定条件を満たしている場合、前記配電ネットワークで特定種類の故障が発生したことを確定するように構成される処理ユニット42と、
を含み、
前記電気パラメータは、ゼロシーケンス電圧、ゼロシーケンス電流、相電流、相電圧、線間電圧のうちの少なくとも二つを含む。
一つの実施例において、前記監視ユニット41は、配電ネットワークのゼロシーケンス電圧と三相給電線の相電圧の変化を監視するようにさらに構成される。
前記処理ユニット42は、前記ゼロシーケンス電圧が予め設定されたゼロシーケンス電圧の閾値を超えた場合、且つ第1給電線の相電圧が第1相電圧の閾値より低く、第2給電線と第3給電線との相電圧の大きさが第2相電圧の閾値より高い場合、前記配電ネットワークで単相接地故障が発生したことを確定するようにさらに構成され、
ここで、前記第1相電圧の閾値が前記第2相電圧の閾値より小さい。
一つの実施例において、前記監視ユニット41は、配電ネットワークのゼロシーケンス電圧と三相給電線の相電圧との変化を監視するようにさらに構成され、
前記処理ユニット42は、前記配電ネットワークに第1電気パラメータ異常又は第2電気パラメータ異常が現れたことを確定し、
隣接の電気パラメータの監視所における電気パラメータ異常判断結果を取得し
前記電気パラメータ異常判断結果が、前記配電ネットワークに第1電気パラメータ異常、第2電気パラメータ異常の少なくとも一つがあったことを示した場合、前記配電ネットワークで単相接地故障が発生したことを確定する、ようにさらに構成され、
ここで、前記第1電気パラメータ異常が、ゼロシーケンス電圧が予め設定されたゼロシーケンス電圧の閾値を超えることを示し、
前記第2電気パラメータ異常が、第1給電線の相電圧が第1相電圧の閾値より小さく、第2給電線と第3給電線との相電圧が第2相電圧の閾値より高く、前記第1相電圧の閾値が前記第2相電圧の閾値より小さいことを示す。
一つの実施例において、前記処理ユニット42は、前記メインステーションが前記異常判定結果に基づいて、前記配電ネットワークで単相接地故障が発生したか否かを判断するように、前記第1電気パラメータ異常又は第2電気パラメータ異常の異常判定結果を前記配電ネットワークのメインステーションに報告するようにさらに構成される。
一つの実施例において、前記電気パラメータは、ゼロシーケンス電流と相電流とを含み、
前記処理ユニット42は、前記ゼロシーケンス電流の位相を前記ゼロシーケンス電圧の位相と比較し、比較結果に基づいて、第1故障測位結果を得て、
前記配電ネットワークの各相電流の位相又は各相電流の振幅を比較し、比較結果に基づいて、第2故障測位結果を得て、
前記第1故障測位結果を前記第2故障測位結果と比較し、
前記第1故障測位結果が前記第2故障測位結果と同じである場合、前記単相接地故障に対する測位結果を前記第1故障測位結果として確定する、
ようにさらに構成される。
一つの実施例において、前記処理ユニット42は、前記第1故障測位結果が前記第2故障測位結果と異なる場合、隣接の電気パラメータの監視所における故障測位結果を取得し、
前記第1故障測位結果、前記第2故障測位結果、及び前記隣接の電気パラメータの監視所における故障測位結果を比較し、比較結果に基づいて、前記単相接地故障に対して測位を行うようにさらに構成される。
一つの実施例において、前記処理ユニット42は、前記第1故障測位結果が前記第2故障測位結果と異なる場合、前記メインステーションが前記第1故障測位結果と前記第2故障測位結果とに基づいて、前記単相接地故障に対して測位を行うように、前記第1故障測位結果と前記第2故障測位結果とを前記配電ネットワークのメインステーションに報告するようにさらに構成される。
一つの実施例において、前記監視ユニット41は、配電ネットワークの三相給電線の相電流と相電圧との変化を監視するように構成される。
前記処理ユニット42は、前記三相給電線に対応する三相電流の少なくとも一つの相の相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超え、又は予め設定された第2相電流の閾値より低いことを確定し、
隣接の電気パラメータの監視所における電流異常判定結果を取得し、
前記電流異常判定結果が、相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超えたことを示した場合、前記配電ネットワークで短絡故障が発生したことを確定する、
ようにさらに構成され、前記第2相電流の閾値が前記第1相電流の閾値より低い。
一つの実施例において、前記処理ユニット42は、故障相の相電流と相電圧との大きさを取得し、前記故障相の相電流と相電圧との大きさに基づいて、前記短絡故障に対して測位を行い、第3故障測位結果を得て、
隣接の電気パラメータの監視所における短絡故障測位結果を得て、
前記第3故障測位結果を前記隣接の電気パラメータの監視所における短絡故障測位結果と比較し、
前記第3故障測位結果が前記隣接の電気パラメータの監視所における短絡故障測位結果と同じである場合、前記短絡故障に対する測位結果を前記第3故障測位結果として確定する、
ようにさらに構成される。
一つの実施例において、前記処理ユニット42は、前記故障相の相電流の大きさが予め設定された第1相電流の閾値を超えた場合、前記短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生したことを確定し、
前記故障相の相電流の大きさが予め設定された第2相電流の閾値より低い場合、前記短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生していないことを確定し、
前記故障相の相電流の大きさが予め設定された第2相電流の閾値より低く、且つ前記故障相の相電圧が予め設定された相電圧の閾値より低い場合、前記短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の上流で発生したことを確定する、
ようにさらに構成さる。
一つの実施例において、前記処理ユニット42は、前記メインステーションが前記第3故障測位結果に基づいて、前記短絡故障に対して測位を行うように、前記第3故障測位結果を前記配電ネットワークのメインステーションに報告するようにさらに構成される。
一つの実施例において、前記監視ユニット41は、配電ネットワークの中電圧配電ネットワークの線間電圧、相電圧の変化を監視するようにさらに構成される。
前記処理ユニット42は、中電圧配電ネットワークの線間電圧に対する監視によって第1線間電圧監視結果を得て、
隣接の上流の電気パラメータの監視所における中電圧配電ネットワークの線間電圧に対する監視結果を第2線間電圧監視結果として、隣接の下流の電気パラメータの監視所における中電圧配電ネットワークの線間電圧に対する監視結果を第3線間電圧監視結果として取得し、
前記第1線間電圧監視結果、前記第2線間電圧監視結果のうちの一つが、中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示し、もう一つが、中電圧配電ネットワークに線間電圧が第2所定線間電圧の範囲内にあることが現れたことを示した場合、前記隣接の上流の電気パラメータの監視所との間に単相断線故障があったことを確定し、
前記第1線間電圧監視結果、前記第3線間電圧監視結果のうちの一つが、中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示し、もう一つが、中電圧配電ネットワークに線間電圧が第2所定線間電圧の範囲内にあることが現れたことを示した場合、前記隣接の下流の電気パラメータの監視所との間に単相断線故障があったことを確定し、
前記第1線間電圧監視結果、前記第2線間電圧監視結果のうちの一つが、中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示し、もう一つが、中電圧配電ネットワークに線間電圧が第3所定線間電圧の範囲内にあることが現れ、且つ対応する相電圧が予め設定された相電圧の範囲内にあることを示した場合、前記隣接の上流の電気パラメータの監視所との間に二相断線故障があったことを確定し、
前記第1線間電圧監視結果、前記第3線間電圧監視結果のうちの一つが、中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示し、もう一つが、中電圧配電ネットワークに線間電圧が第3所定線間電圧の範囲内にあることが現れ、且つ対応する相電圧が予め設定された相電圧の範囲内にあることを示した場合、前記隣接の下流の電気パラメータの監視所との間に二相断線故障があったことを確定する、
ようにさらに構成され、ここで、前記第2所定線間電圧の範囲が前記第1所定線間電圧の範囲より小さく、前記第3所定線間電圧の範囲が前記第1所定線間電圧の範囲より小さい。
上記の技術案において、前記電気パラメータは低電圧配電ネットワークの相電圧をさらに含む。
前記処理ユニット42は、前記低電圧配電ネットワークの相電圧に対する監視によって、現在の負荷点の正シーケンス電圧を得て、
前記メインステーションが現在の負荷点の正シーケンス電圧と前記低電圧配電ネットワークのその他の負荷点の正シーケンス電圧とに基づいて、現在の負荷点と、それの上流の負荷点との正シーケンス電圧が予め設定された正シーケンス電圧の範囲内、且つ下流の負荷点の正シーケンス電圧が予め設定された正シーケンス電圧の閾値より低い場合、現在の負荷点と接続する上流中電圧配電ネットワークとの間に断線故障が発生したことを判断するように、前記現在の負荷点の正シーケンス電圧を前記配電ネットワークのメインステーションに報告する、
ようにさらに構成される。
本発明の実施例は、高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置をさらに提供し、該装置は端末に設置しても良く、
実行可能なプログラムを記憶するように構成される記憶媒体と、
前記記憶媒体に記憶される実行可能なプログラムを実行する時に、上記の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法を実現するように構成されるプロセッサと、
を含む。
本発明の実施例は、記憶媒体をさらに提供し、実行可能なプログラムが記憶され、前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法を実現する。
上記に記載されているのは、単なる本発明の具体的な実施形態に過ぎず、本発明はそれに限らず、当業者が本発明に開示されている範囲内において、容易に想到し得る変形又は入れ替えは、全て本発明の範囲内に含まれるべきである。そのため、本発明の範囲は、記載されている特許請求の範囲に準じるべきである。
本発明の実施例において、配電ネットワーク内の電気パラメータの変化を監視し、前記電気パラメータは、ゼロシーケンス電圧、ゼロシーケンス電流、相電流、相電圧、線間電圧のうちの少なくとも二つを含み、前記電気パラメータの変化が予め設定された故障判定条件を満たしている場合、前記配電ネットワークで特定種類の故障が発生したことを確定する。それによって、素早く、正確的、信頼性のあるように配電ネットワーク故障の検出を実現することができる。

Claims (26)

  1. 高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法であって、
    配電ネットワーク内の電気パラメータの変化を監視することと、
    前記電気パラメータの変化が予め設定された故障判定条件を満たしている場合、前記配電ネットワークで特定種類の故障が発生したことを確定することと、
    を含み、
    前記電気パラメータは、ゼロシーケンス電圧、ゼロシーケンス電流、相電流、相電圧、線間電圧のうちの少なくとも二つを含み、
    前記配電ネットワーク内の電気パラメータの変化を監視することは、配電ネットワークの三相給電線の相電流と相電圧との変化を監視することを含み、
    それに応じで、前記電気パラメータの変化が予め設定された故障判定条件を満たしている場合、前記配電ネットワークで特定種類の故障が発生したことを確定することは、
    前記三相給電線に対応する三相電流の少なくとも一つの相の相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超え、又は予め設定された第2相電流の閾値より低いことを確認することと、
    隣接の電気パラメータの監視所における電流異常判定結果を取得することと、
    前記電流異常判定結果が、相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超えたことを示した場合、前記配電ネットワークで短絡故障が発生したことを確定することと、
    を含み、
    前記第2相電流の閾値が前記第1相電流の閾値より低い、
    前記高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法。
  2. 前記配電ネットワーク内の電気パラメータの変化を監視することは、
    配電ネットワークのゼロシーケンス電圧と三相給電線の相電圧との変化を監視することを含み、
    それに応じて、前記電気パラメータの変化が予め設定された故障判定条件を満たしている場合、前記配電ネットワークで特定種類の故障が発生したことを確定することは、
    前記ゼロシーケンス電圧が予め設定されたゼロシーケンス電圧の閾値を超え、且つ第1給電線の相電圧が第1相電圧の閾値より低く、第2給電線と第3給電線との相電圧が第2相電圧の閾値より高い場合、前記配電ネットワークで単相接地故障が発生したことを確定すること、
    を含み、
    ここで、前記第1相電圧の閾値が前記第2相電圧の閾値より小さい、
    請求項1に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法。
  3. 前記配電ネットワーク内の電気パラメータの変化を監視することは、配電ネットワークのゼロシーケンス電圧と三相給電線の相電圧との変化を監視することを含み、
    それに応じで、前記電気パラメータの変化が予め設定された故障判定条件を満たしている場合、前記配電ネットワークで特定種類の故障が発生したことを確定することは、
    前記配電ネットワークに第1電気パラメータ異常又は第2電気パラメータ異常が現れたことを確定することと、
    隣接の電気パラメータの監視所における電気パラメータの異常判定結果を取得することと、
    前記電気パラメータの異常判定結果が、前記配電ネットワークに第1電気パラメータ異常、第2電気パラメータ異常の少なくとも一つが現れたことを示した場合、前記配電ネットワークで単相接地故障が発生したことを確定することと、
    を含み、
    ここで、前記第1電気パラメータ異常は、ゼロシーケンス電圧が予め設定されたゼロシーケンス電圧の閾値を超えたことを示し、
    前記第2電気パラメータ異常は、第1給電線の相電圧が第1相電圧の閾値より低く、第2給電線と第3給電線との相電圧が第2相電圧の閾値より高いことを示し、
    前記第1相電圧の閾値が前記第2相電圧の閾値より小さい、
    請求項1に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法。
  4. メインステーションが前記異常判定結果に基づいて、前記配電ネットワークで単相接地故障が発生したか否かを判断するように、前記第1電気パラメータ異常又は第2電気パラメータ異常の前記異常判定結果を前記配電ネットワークの前記メインステーションに報告すること、
    をさらに含む請求項3に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法。
  5. 前記電気パラメータは、ゼロシーケンス電流と相電流とをさらに含み、それに応じで、前記方法は、
    前記ゼロシーケンス電流の位相を前記ゼロシーケンス電圧の位相と比較し、比較結果に基づいて、第1故障測位結果を得ることと、
    前記配電ネットワークの各相電流の位相又は各相電流の振幅を比較し、比較結果に基づいて、第2故障測位結果を得ることと、
    前記第1故障測位結果を前記第2故障測位結果と比較することと、
    前記第1故障測位結果が前記第2故障測位結果と同じである場合、前記単相接地故障に対する測位結果を前記第1故障測位結果として確定することと、
    をさらに含む、請求項2又は3に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法。
  6. 前記第1故障測位結果が前記第2故障測位結果と異なる場合、隣接の電気パラメータの監視所における故障測位結果を取得することと、
    前記第1故障測位結果、前記第2故障測位結果、及び前記隣接の電気パラメータの監視所における故障測位結果を比較し、比較結果に基づいて、前記単相接地故障に対して測位を行うことと、
    をさらに含む、請求項5に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法。
  7. 前記第1故障測位結果が前記第2故障測位結果と異なる場合、メインステーションが前記第1故障測位結果と前記第2故障測位結果とに基づいて、前記単相接地故障に対して測位を行うように、前記第1故障測位結果と前記第2故障測位結果とを前記配電ネットワークの前記メインステーションに報告すること、
    をさらに含む、請求項5に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法。
  8. 故障相の相電流と相電圧との大きさを取得し、前記故障相の相電流と相電圧との大きさに基づいて、前記短絡故障に対して測位を行い、第3故障測位結果を得ることと、
    隣接の電気パラメータの監視所における短絡故障測位結果を得ることと、
    前記第3故障測位結果を前記隣接の電気パラメータの監視所における短絡故障測位結果と比較することと、
    前記第3故障測位結果が前記隣接の電気パラメータの監視所における短絡故障測位結果と同じである場合、前記短絡故障に対する測位結果を前記第3故障測位結果として確定することと、
    さらに含む、請求項に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法。
  9. 前記故障相の相電流と相電圧との大きさに基づいて、前記短絡故障に対して測位を行い、第3故障測位結果を得ることは、
    前記故障相の相電流の大きさが予め設定された第1相電流の閾値を超えた場合、前記短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生したことを確定することと、
    前記故障相の相電流の大きさが予め設定された第2相電流の閾値より低い場合、前記短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生していないことを確定することと、
    前記故障相の相電流の大きさが予め設定された第2相電流の閾値より低く、且つ前記故障相の相電圧が予め設定された相電圧の閾値より低い場合、前記短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の上流で発生したことを確定することと、
    を含む、請求項に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法。
  10. メインステーションが前記第3故障測位結果に基づいて、前記短絡故障に対して測位を行うように、前記第3故障測位結果を前記配電ネットワークの前記メインステーションに報告すること、
    をさらに含む、請求項に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法。
  11. 前記配電ネットワーク内の電気パラメータの変化を監視することは、
    配電ネットワークの中電圧配電ネットワークの線間電圧、相電圧の変化を監視することを含み、
    それに応じで、前記電気パラメータの変化が予め設定された故障判定条件を満たしている場合、前記配電ネットワークで特定種類の故障が発生したことを確定することは、
    中電圧配電ネットワークの線間電圧に対する監視によって第1線間電圧監視結果を得ることと、
    隣接の上流の電気パラメータの監視所における中電圧配電ネットワークの線間電圧に対する監視結果を第2線間電圧監視結果として、隣接の下流の電気パラメータの監視所における中電圧配電ネットワークの線間電圧に対する監視結果を第3線間電圧監視結果として取得することと、
    前記第1線間電圧監視結果、前記第2線間電圧監視結果のうちの一つが、中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示し、もう一つが、中電圧配電ネットワークに線間電圧が第2所定線間電圧の範囲内にあることが現れたことを示した場合、前記隣接の上流の電気パラメータの監視所との間に単相断線故障があったことを確定することと、
    前記第1線間電圧監視結果、前記第3線間電圧監視結果のうちの一つが、中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示し、もう一つが、中電圧配電ネットワークに線間電圧が第2所定線間電圧の範囲内にあることが現れたことを示した場合、前記隣接の下流の電気パラメータの監視所との間に単相断線故障があったことを確定することと、
    前記第1線間電圧監視結果、前記第2線間電圧監視結果のうちの一つが、中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示し、もう一つが、中電圧配電ネットワークに線間電圧が第3所定線間電圧の範囲内にあることが現れ、且つ対応する相電圧が予め設定された相電圧の範囲内にあることを示した場合、前記隣接の上流の電気パラメータの監視所との間に二相断線故障があったことを確定することと、
    前記第1線間電圧監視結果、前記第3線間電圧監視結果のうちの一つが、中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示し、もう一つが、中電圧配電ネットワークにおいて線間電圧が第3所定線間電圧の範囲内にあることが現れ、且つ対応する相電圧が予め設定された相電圧の範囲内にあることを示した場合、前記隣接の下流の電気パラメータの監視所との間に二相断線故障があったことを確定することと、
    を含み、
    ここで、前記第2所定線間電圧の範囲が前記第1所定線間電圧の範囲より小さく、前記第3所定線間電圧の範囲が前記第1所定線間電圧の範囲より小さい、
    請求項1に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法。
  12. 前記電気パラメータは、低電圧配電ネットワークの相電圧をさらに含み、前記方法は、
    前記低電圧配電ネットワークの相電圧に対する監視によって、現在の負荷点の正シーケンス電圧を得ることと、
    メインステーションが現在の負荷点の正シーケンス電圧と前記低電圧配電ネットワークのその他の負荷点の正シーケンス電圧とに基づいて、現在の負荷点と、それの上流の負荷点との正シーケンス電圧が予め設定された正シーケンス電圧の範囲内、且つ下流の負荷点の正シーケンス電圧が予め設定された正シーケンス電圧の閾値より低い場合、現在の負荷点と接続する上流中電圧配電ネットワークとの間に断線故障が発生したことを判断するように、前記現在の負荷点の正シーケンス電圧を前記配電ネットワークの前記メインステーションに報告することと、
    をさらに含む、請求項11に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法。
  13. 高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置であって、
    配電ネットワーク内の電気パラメータの変化を監視するように構成される監視ユニットと、
    前記電気パラメータの変化が予め設定された故障判定条件を満たしている場合、前記配電ネットワークで特定種類の故障が発生したことを確定するように構成される処理ユニットと、
    を含み、
    前記電気パラメータは、ゼロシーケンス電圧、ゼロシーケンス電流、相電流、相電圧、線間電圧のうちの少なくとも二つを含み、
    前記監視ユニットは、配電ネットワークの三相給電線の相電流と相電圧との変化を監視するようにさらに構成され、
    前記処理ユニットは、前記三相給電線に対応する三相電流の少なくとも一つの相の相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超え、又は予め設定された第2相電流の閾値より低いことを確定し、
    隣接の電気パラメータの監視所における電流異常判定結果を取得し、
    前記電流異常判定結果が、相電流が予め設定された第1相電流の閾値を超えたことを示した場合、前記配電ネットワークで短絡故障が発生したことを確定するようにさらに構成され、
    前記第2相電流の閾値が前記第1相電流の閾値より低い、
    前記高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置。
  14. 前記監視ユニットは、配電ネットワークのゼロシーケンス電圧と三相給電線の相電圧との変化を監視するようにさらに構成され、
    前記処理ユニットは、前記ゼロシーケンス電圧が予め設定されたゼロシーケンス電圧の閾値を超え、且つ第1給電線の相電圧が第1相電圧の閾値より低く、第2給電線と第3給電線との相電圧が第2相電圧の閾値より高い場合、前記配電ネットワークで単相接地故障が発生したことを確定するようにさらに構成され、
    ここで、前記第1相電圧の閾値が前記第2相電圧の閾値より小さい、
    請求項13に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置。
  15. 前記監視ユニットは、配電ネットワークのゼロシーケンス電圧と三相給電線の相電圧との変化を監視するようにさらに構成され、
    前記処理ユニットは、前記配電ネットワークに第1電気パラメータ異常又は第2電気パラメータ異常が現れたことを確定し、
    隣接の電気パラメータの監視所における電気パラメータの異常判定結果を取得し、
    前記電気パラメータの異常判定結果が、前記配電ネットワークに第1電気パラメータ異常、第2電気パラメータ異常の少なくとも一つを示した場合、前記配電ネットワークで単相接地故障が発生したことを確定するようにさらに構成され、
    ここで、前記第1電気パラメータ異常は、ゼロシーケンス電圧が予め設定されたゼロシーケンス電圧の閾値を超えたことを示し、
    前記第2電気パラメータ異常は、第1給電線の相電圧が第1相電圧の閾値より低く、第2給電線と第3給電線との相電圧が第2相電圧の閾値より高いことを示し、前記第1相電圧の閾値が前記第2相電圧の閾値より小さい、
    請求項13に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置。
  16. 前記処理ユニットは、メインステーションが前記異常判定結果に基づいて、前記配電ネットワークで単相接地故障が発生したか否かを判断するように、前記第1電気パラメータ異常又は第2電気パラメータ異常の前記異常判定結果を前記配電ネットワークの前記メインステーションに報告するようにさらに構成される、
    請求項15に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置。
  17. 前記電気パラメータは、ゼロシーケンス電流と相電流とをさらに含み、
    前記処理ユニットは、前記ゼロシーケンス電流の位相を前記ゼロシーケンス電圧の位相と比較し、比較結果に基づいて、第1故障測位結果を得て、
    前記配電ネットワークの各相電流の位相又は各相電流の振幅を比較し、比較結果に基づいて、第2故障測位結果を得て、
    前記第1故障測位結果を前記第2故障測位結果と比較し、
    前記第1故障測位結果が前記第2故障測位結果と同じである場合、前記単相接地故障に対する測位結果を前記第1故障測位結果として確定するようにさらに構成される、
    請求項14又は15に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置。
  18. 前記処理ユニットは、前記第1故障測位結果が前記第2故障測位結果と異なる場合、隣接の電気パラメータの監視所における故障測位結果を取得し、
    前記第1故障測位結果、前記第2故障測位結果、及び前記隣接の電気パラメータの監視所における故障測位結果を比較し、比較結果に基づいて、前記単相接地故障に対して測位を行うようにさらに構成される、
    請求項17に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置。
  19. 前記処理ユニットは、前記第1故障測位結果が前記第2故障測位結果と異なる場合、メインステーションが前記第1故障測位結果と前記第2故障測位結果とに基づいて、前記単相接地故障に対して測位を行うように、前記第1故障測位結果と前記第2故障測位結果とを前記配電ネットワークの前記メインステーションに報告するようにさらに構成される、
    請求項17に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置。
  20. 前記処理ユニットは、故障相の相電流と相電圧との大きさを取得し、前記故障相の相電流と相電圧との大きさに基づいて、前記短絡故障に対して測位を行い、第3故障測位結果を得て、
    隣接の電気パラメータの監視所における短絡故障測位結果を得て、
    前記第3故障測位結果を前記隣接の電気パラメータの監視所における短絡故障測位結果と比較し、
    前記第3故障測位結果が前記隣接の電気パラメータの監視所における短絡故障測位結果と同じである場合、前記短絡故障に対する測位結果を前記第3故障測位結果として確定するようにさらに構成される、
    請求項13に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置。
  21. 前記処理ユニットは、前記故障相の相電流の大きさが予め設定された第1相電流の閾値を超えた場合、前記短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生したことを確定し、
    前記故障相の相電流の大きさが予め設定された第2相電流の閾値より低い場合、前記短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の下流で発生していないことを確定し、
    前記故障相の相電流の大きさが予め設定された第2相電流の閾値より低く、且つ前記故障相の相電圧が予め設定された相電圧の閾値より低い場合、前記短絡故障が現在の電気パラメータの監視所の上流で発生したことを確定するようにさらに構成される、
    請求項20に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置。
  22. 前記処理ユニットは、メインステーションが前記第3故障測位結果に基づいて、前記短絡故障に対して測位を行うように、前記第3故障測位結果を前記配電ネットワークの前記メインステーションに報告するようにさらに構成される、
    請求項20に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置。
  23. 前記監視ユニットは、配電ネットワークの中電圧配電ネットワークの線間電圧、相電圧の変化を監視するようにさらに構成され、
    前記処理ユニットは、中電圧配電ネットワークの線間電圧に対する監視によって第1線間電圧監視結果を得て、
    隣接の上流の電気パラメータの監視所における中電圧配電ネットワークの線間電圧に対する監視結果を第2線間電圧監視結果として、隣接の下流の電気パラメータの監視所における中電圧配電ネットワークの線間電圧に対する監視結果を第3線間電圧監視結果として取得し、
    前記第1線間電圧監視結果、前記第2線間電圧監視結果のうちの一つが、中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示し、もう一つが、中電圧配電ネットワークに線間電圧が第2所定線間電圧の範囲内にあることが現れたことを示した場合、前記隣接の上流の電気パラメータの監視所との間に単相断線故障があったことを確定し、
    前記第1線間電圧監視結果、前記第3線間電圧監視結果のうちの一つが、中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示し、もう一つが、中電圧配電ネットワークに線間電圧が第2所定線間電圧の範囲内にあることが現れたことを示した場合、前記隣接の下流の電気パラメータの監視所との間に単相断線故障があったことを確定し、
    前記第1線間電圧監視結果、前記第2線間電圧監視結果のうちの一つが、中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示し、もう一つが、中電圧配電ネットワークに線間電圧が第3所定線間電圧の範囲内にあることが現れ、且つ対応する相電圧が予め設定された相電圧の範囲内にあることを示した場合、前記隣接の上流の電気パラメータの監視所との間に二相断線故障があったことを確定し、
    前記第1線間電圧監視結果、前記第3線間電圧監視結果のうちの一つが、中電圧配電ネットワークの線間電圧が第1所定線間電圧の範囲内にあることを示し、もう一つが、中電圧配電ネットワークに線間電圧が第3所定線間電圧の範囲内にあることが現れ、且つ対応する相電圧が予め設定された相電圧の範囲内にあることを示した場合、前記隣接の下流の電気パラメータの監視所との間に二相断線故障があったことを確定するようにさらに構成され、
    ここで、前記第2所定線間電圧の範囲が前記第1所定線間電圧の範囲より小さく、前記第3所定線間電圧の範囲が前記第1所定線間電圧の範囲より小さい、
    請求項13に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置。
  24. 前記電気パラメータは、低電圧配電ネットワークの相電圧をさらに含み、
    前記処理ユニットは、前記低電圧配電ネットワークの相電圧に対する監視によって、現在の負荷点の正シーケンス電圧を得て、
    メインステーションが現在の負荷点の正シーケンス電圧と前記低電圧配電ネットワークのその他の負荷点の正シーケンス電圧とに基づいて、現在の負荷点と、それの上流の負荷点との正シーケンス電圧が予め設定された正シーケンス電圧の範囲内、且つ下流の負荷点の正シーケンス電圧が予め設定された正シーケンス電圧の閾値より低い場合、現在の負荷点と接続する上流中電圧配電ネットワークとの間に断線故障が発生したことを判断するように、前記現在の負荷点の正シーケンス電圧を前記配電ネットワークの前記メインステーションに報告するようにさらに構成される、
    請求項23に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置。
  25. 高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置であって、
    実行可能なプログラムを記憶するように構成されるメモリーと、
    前記メモリーに記憶されている実行可能なプログラムを実行する場合、請求項1〜12のいずれか1項に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法を実現するように構成されるプロセッサと、
    を含む、前記高信頼性の配電ネットワーク故障の検出装置。
  26. 記憶媒体であって、
    プロセッサによって実行される場合、請求項1〜12のいずれか1項に記載の高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法を実現する実行可能なプログラムが記憶されている、
    前記記憶媒体。
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