JP6691787B2 - 農業用ハウス - Google Patents

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Description

本発明は、トマトやイチゴ等の農産物を生産するために用いられる農業用ハウスに係り、特に、骨組みを形成するために角度をなして交差配設された2本の棒状材を略U字状の抱持部材と楔部材により結合して構成される農業用ハウスに関する。
トマトやイチゴ等の農産物を生産するために用いられる農業用ハウスには、下記の特許文献1に示されているように、骨組みを形成するために角度をなして交差配設された2本の棒状材と、全体形状が略U字状となっていて、閉鎖部において、2本の棒状材のうちの1本の棒状材を抱持し、閉鎖部から離れた箇所において、2本の棒状材のうちの残りの1本の棒状材が挿通された抱持部材と、この抱持部材の内部に少なくとも一部が挿入されることにより2本の棒状材を結合する楔部材と、を含んで構成されているものがある。
特許第3495963号公報(特開2001−197836号公報)
農業用ハウスで農産物を栽培する際には、水が使用され、また、農業用ハウスの内部は、農産物を栽培するための適温の温度とされるため、農業用ハウスの内部で水蒸気が発生することがある。そして、この水蒸気が、農業用ハウスの骨組みを形成している棒状材で結露する場合があり、この棒状材が、上下方向の成分を有する部分が設けられたものになっていると、結露水は、この部分に沿って流下することになる。このように結露水が流下する箇所に、上述の抱持部材と共に2本の棒状材を結合している楔部材が配置されていると、この楔部材により結露水の流下が止められるため、楔部材が配置される箇所において、結露水が水滴となって農業用ハウスの内部の農産物栽培棚等に落下してしまう問題が生ずる。
本発明の目的は、結露水が流下する棒状材が上下方向の成分を有する部分を備えており、この結露水が流下する箇所に、交差配設された2本の棒状材を抱持部材と共に結合するための楔部材が配置されていても、この楔部材が結露水を通過させ、これにより、結露水が水滴となって落下することをなくすことができる農業用ハウスを提供するところにある。
本発明に係る農業用ハウスは、骨組みを形成するために角度をなして交差配設された2本の棒状材と、全体形状が略U字状となっていて、閉鎖部において、前記2本の棒状材のうちの1本の棒状材を抱持し、前記閉鎖部から離れた箇所において、前記2本の棒状材のうちの残りの1本の棒状材が挿通された抱持部材と、この抱持部材の内部に少なくとも一部が挿入されることにより前記2本の棒状材を結合する楔部材と、を含んで構成される農業用ハウスにおいて、前記2本の棒状材のうち、少なくとも一方の棒状材は、上下方向の成分を有する部分を備えたものとなっており、この部分又はこの部分の下端において、前記2本の棒状材は前記抱持部材と前記楔部材とにより結合されているとともに、この結合は、前記一方の棒状材が上側で、前記2本の棒状材のうち、他方の棒状材が下側であって、これらの棒状材の間に前記楔部材が挿入されることで行われ、この楔部材のうち、前記一方の棒状材と上下に対向している箇所に、前記一方の棒状材の長さ方向に連続形成された溝部が設けられていることを特徴とするものである。
以上のように本発明では、交差配設される2本の棒状材のうち、少なくとも一方の棒状材は、上下方向の成分を有する部分を備えたものとなっており、この部分又はこの部分の下端において、2本の棒状材は抱持部材と楔部材とにより結合され、この結合は、前記一方の棒状材が上側で、2本の棒状材のうち、他方の棒状材が下側であって、これらの棒状材の間に楔部材が挿入されることで行われており、この楔部材のうち、前記一方の棒状材と上下に対向している箇所に、前記一方の棒状材の長さ方向に連続形成された溝部が設けられているため、前記一方の棒状材に結露水が生じ、この結露水が、前記一方の棒状材における上下方向の成分を有する部分を流下しても、結露水は楔部材の溝部を通過することになる。このため、楔部材が結露水の流下を止めることはなく、これにより、結露水が水滴となって落下することをなくすことができるようになる。
以上の本発明において、角度をなして交差配設された2本の棒状材のうち、一方の棒状材だけが、上下方向の成分を有する部分を備えたものとなっていてもよく、あるいは、2本の棒状材のそれぞれが、上下方向の成分を有する部分を備えたものとなっていてもよい。
また、交差配設された2本の棒状材がなす角度は、90度でもよく、あるいは、30度や45度、60度等の角度のように90度以外の角度でもよい。
さらに、前記一方の棒状材における上下方向の成分を有する部分は、水平方向に対し30度や45度等に傾斜した部分でもよく、あるいは、鉛直又は略鉛直に上下方向に延びる部分でもよい。
また、この部分は、湾曲して延びる部分でもよく、あるいは、直線的に延びる部分でもよい。
また、上下方向の成分を有する部分は、前記一方の棒状材の全長となっていてもよく、あるいは、前記一方の棒状材の全長のうちの一部となっていてもよい。
さらに、本発明におけるそれぞれの棒状材は、1本の棒部材によるものでもよく、あるいは、連結パイプ等の連結部材により複数本の棒部材を直列に連結したものでもよく。
また、本発明において、結露水が流下する方向は、前記一方の棒状材の長さ方向であるため、楔部材に前記溝部を連続形成する方向は、前記一方の棒状材の長さ方向と一致している方向であればよく、この方向は、楔部材の長さ方向であって、楔部材が抱持部材に挿入される方向となっていてもよく、あるいは、この方向は、楔部材の長さ方向と直角をなす方向であって、楔部材が抱持部材に挿入されている方向と直角をなす方向となっていてもよい。
また、楔部材は、上述のように、前記一方の棒状材と上下に対向している箇所において、前記一方の棒状材の長さ方向に連続形成された溝部が設けられているものであれば、任意の形状のものでよく、その一例の楔部材は、この楔部材の長さ方向と直交する断面形状が略逆W字形状となっているものであり、他の例の楔部材は、楔部材の長さ方向と直交する断面形状が上向きに開口したコ字形状となっているものである。
また、本発明に係る前記抱持部材は、前記一方の棒状材における上下方向の成分を有する部分又はこの部分の下端であれば、農業用ハウスの任意の高さ位置に配置することができる。このため、前記一方の棒状材を抱持する抱持部材が、この一方の棒状材の長さ方向に複数個設けられる場合には、本発明に係る前記抱持部材を第2抱持部材とし、この第2抱持部材よりも上側の位置において、前記一方の棒状材を抱持する第1抱持部材を配置してもよい。
このように本発明に係る前記抱持部材を第2抱持部材とし、この第2抱持部材よりも上側の位置において、前記一方の棒状材を抱持する第1抱持部材を配置する場合には、第1抱持部材を、農業用ハウスの最上位置に配置された抱持部材とし、第2抱持部材を第1抱持部材の左右両側に配置することができる。
また、本発明において、上下方向の成分を有する部分が設けられている前記一方の棒状材を、全体形状が略U字状となっている前記抱持部材の前記閉鎖部において抱持させ、前記他方の棒状材を、閉鎖部から離れた抱持部材の箇所において、抱持部材に挿通させる場合において、楔部材の少なくとも一部を、前記一方の棒状材と前記他方の棒状材の両方に直接接触させて抱持部材の内部に挿入してもよく、あるいは、楔部材の少なくとも一部を、前記一方の棒状材と前記他方の棒状材の両方又は片方の棒状材に直接接触させずに、緩衝部材等の中間部材を介して間接的に接触させて抱持部材の内部に挿入してもよい。
さらに、本発明において、角度をなして交差配設された2本の棒状材を抱持部材と共に結合している楔部材に、抱持部材から突出している突出部を設け、この突出部の折り曲げにより、楔部材が抱持部材から抜け出すことを阻止するための抜け出し阻止部を楔部材に設けるようにしてもよい。
これによると、角度をなして交差配設された2本の棒状材を抱持部材と楔部材とにより結合しているときに、抜け出し阻止部により、楔部材が抱持部材から抜け出すことを阻止できるため、2本の棒状材を確実に結合した状態に維持することができる。
そして、突出部に折り曲げによる抜け出し阻止部を手作業で容易に設けることができるようにするため、突出部には、折り曲げる箇所において、折り曲げのための切り込み部を設けてもよい。
本発明によると、農業用ハウスの骨組みを形成している棒状材の上下方向の成分を有する部分を結露水が流下しても、この結露水が楔部材で止められることはなく、そのまま楔部材を通過することができるため、結露水が水滴となって農業用ハウスの内部に設置されている農産物生産棚等に落下することを防止できるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る農業用ハウスの骨組みを示す斜視図である。 図2は、図1で示されている第1〜第3抱持部材のうち、最上位置に配置されている第1抱持部材を用いた2本の棒状材の結合構造を示す斜視図である。 図3は、第1抱持部材を示す斜視図である。 図4は、第1抱持部材を用いた2本の棒状材の結合構造を示す正面図である。 図5は、図1で示されている第1〜第3抱持部材のうち、最上位置から2番目の位置に配置されている第2抱持部材を用いた2本の棒状材の結合構造を示す斜視図である。 図6は、第2抱持部材を示す斜視図である。 図7は、第2抱持部材で使用される楔部材を示す斜視図である。 図8は、第2抱持部材を用いた2本の棒状材の結合構造を示す正面図である。 図9は、図8の平面図である。 図10は、第2抱持部材で使用する楔部材のうち、第2抱持部材から突出した突出部の折り曲げにより抜け出し阻止部を設けたときを示す図8と同様の図である。 図11は、図10の平面図である。 図12は、第2抱持部材で使用する楔部材をさらに第2抱持部材を挿入した後に、第2抱持部材から突出した突出部をさらに折り曲げたときを示す図8と同様の図である。 図13は、図12の平面図である。 図14は、図1で示されている第1〜第3抱持部材のうち、第3抱持部材を用いた2本の棒状材の結合構造と、シート取付レール部材の取付構造とを、農業用ハウスの内側から見た斜視図である。 図15は、第3抱持部材を示す斜視図である。 図16は、シート取付レール部材を棒状材に結合するための第4抱持部材となっている結合部材を示す斜視図である。 図17は、第3抱持部材を用いた2本の棒状材の結合構造と、シート取付レール部材の取付構造とを、農業用ハウスの外側から見た斜視図である。 図18は、シート取付レール部材の取付構造を農業用ハウスの外側から見た側面図である。 図19は、シート取付レール部材にシートを取り付けたときを農業用ハウスの外側から見た側面図である。 図20は、図19のS20−S20線断面図である。 図21は、それぞれの第2抱持部材の高さ位置を、水平方向に延びる直線におけるそれぞれ位置とするために水糸を用いて行う作業を示す斜視図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る農業用ハウスの骨組みが示されている。この骨組みは、上向きに湾曲突出するアーチ状となっていて、前後方向に間隔をあけて複数本が並設されているアーチ状棒状材1と、これらのアーチ状棒状材1と90度の角度をなして交差配設され、前後方向へ水平に延びている母屋棒状材2と含んで構成されており、母屋棒状材2は、左右方向に間隔を開けて複数本設けられている。
それぞれのアーチ状棒状材1は、左右2本の湾曲棒部材3を連結部材となっている連結パイプ4により連結したものであり(図2も参照)、また、直線的に延びる直線状棒状材となっているそれぞれの母屋棒状材2は、1本の直線状棒部材5からなり、これらの湾曲棒部材3と直線状棒部材5は、中空の丸パイプ材によるものである。それぞれのアーチ状棒状材1には、それぞれが金属厚板製となっている第1抱持部材11と第2抱持部材12と第3抱持部材13とが配置され、第1抱持部材11は、それぞれのアーチ状棒状材1に、アーチ状棒状材1の最上位置において、1個配置され、第2抱持部材12は、それぞれのアーチ状棒状材1における第1抱持部材11の配置位置よりも低い箇所において、第1抱持部材11の左右両側に左右対称形状の状態で2個配置され、第3抱持部材13は、それぞれのアーチ状棒状材1における第2抱持部材12の配置位置よりも低い箇所において、第2抱持部材12の左右外側に左右対称形状の状態で2個配置されている。
次に、それぞれのアーチ状棒状材1とそれぞれの母屋棒状材2との交差部において、これらのアーチ状棒状材1と母屋棒状材2とを第1〜第3抱持部材11〜13により結合する構造について説明する。
第1抱持部材11は、アーチ状棒状材1と、左右方向に複数本が並設されている母屋棒状材2のうち、アーチ状棒状材1の最上位置(農業用ハウスの棟部)に配設されている母屋棒状材2Aとを結合するためのものであり、この結合構造は、図2に示されており、また、図3には、第1抱持部材11が示されている。図3に示されているように、第1抱持部材11は、全体形状が略U字状となっているものであり、略U字状に閉鎖している閉鎖部11Aの側から開放部11Bの側へ延出部11Cが延びており、この延出部11Cは間隔をあけて2個設けられ、互いに平行又は略平行となっているこれらの延出部11Cは、母屋棒状材2Aの長さ方向に離間している。また、それぞれの延出部11Cには、下向きに開口した凹部11Dが形成され、これらの凹部11Dの左右両側において、それぞれの延出部11Cの下端部には、内側への折り曲げによるガイド部11Eが設けられている。
アーチ状棒状材1の最上位置は、図1及び図2で示した左右2本の湾曲棒部材3を連結している連結パイプ4の位置となっており、この連結パイプ4を、図2に示されているように、第1抱持部材11の略U字状に閉鎖している閉鎖部11Aで抱持させた後に、閉鎖部11Aから離れている第1抱持部材11の凹部11Dにおいて、前述の直線状棒部材5となっている母屋棒状材2Aを挿通し、次いで、第1抱持部材11で用いる第1楔部材21の一部を、母屋棒状材2Aの下側において、第1抱持部材11のガイド部11Eによりガイドさせて第1抱持部材11の内部に挿入する。この第1楔部材21は、第1抱持部材11への挿入方向であって、母屋棒状材2Aの長さ方向と直交する方向が長さ方向となっているものであり、この長さ方向へ第1楔部材21の上下寸法が次第に変化しているため、第1楔部材21の一部を第1抱持部材11の内部に挿入すると、アーチ状棒状材1の連結パイプ4と母屋棒状材2Aは互いに接触し、これにより、アーチ状棒状材1と母屋棒状材2Aは、第1抱持部材11と第1楔部材21とにより結合される。
このような結合作業は、それぞれのアーチ状棒状材1と母屋棒状材2Aとの交差部ごとに行われる。これにより、母屋棒状材2Aは、それぞれのアーチ状棒状材1に配置された第1抱持部材11に挿通されるとともに、これらの第1抱持部材11を介してアーチ状棒状材1で支持されることになる。
なお、第1楔部材21を第1抱持部材11の内部に挿入するための作業を、第1抱持部材11をアーチ状棒状材1に仮固定するための第1段階の作業と、第1抱持部材11をアーチ状棒状材1に本締め固定するための第2段階の作業とにより行うようにし、第1抱持部材11をアーチ状棒状材1にゆるく固定するための第1段階の仮固定作業を行った後に、第1抱持部材11をアーチ状棒状材1の最上位置に正確に配置するために、この第1抱持部材11の配置位置をアーチ状棒状材1の長さ方向に移動調整し、次いで、第1抱持部材11に対して第1楔部材21を第1段階の作業よりさらに挿入する第2段階の本締め固定作業を行うことにより、第1抱持部材11をアーチ状棒状材1の正確な最上位置に強固に固定するようにしてもよい。
そして、第1段階の作業を行ったときに、第1楔部材21が第1抱持部材11から抜け出すことを防止するために、図2に示されているように、第1楔部材21における母屋棒状材2Aの下面と接触する箇所に突起部21Aを設けてもよい。また、第2段階の作業を行った後に第1楔部材21が第1抱持部材11から抜け出すことを防止するために、図4に示されているように、第1楔部材21における第1抱持部材11の凹部11Dに突出する箇所に突起部21Bを設けてもよい。さらに、第1抱持部材11には、アーチ状棒状材1の正確な最上位置を外部から確認できるようにするために、窓孔11Fを形成してもよい。
図5には、図1で示した第2抱持部材12が、アーチ状棒状材1と、左右方向に複数本が並設されている母屋棒状材2のうち、第2抱持部材12の配置位置と対応する高さ位置に配置されている母屋棒状材2Bとを結合している構造が示されている。この第2抱持部材12も、図6に示されているように、全体形状が略U字状となっているものであり、略U字状に閉鎖している閉鎖部12Aの側から開放部12Bの側へ延出部12Cが延びており、この延出部12Cは間隔をあけて2個設けられ、互いに平行又は略平行となっているこれらの延出部12Cは、母屋棒状材2Bの長さ方向に離間している。また、それぞれの延出部12Cには、左右方向の横向きに開口した開口部12Dが設けられ、これらの開口部12Dは、それぞれの延出部12Cに縦長に形成されている孔部12Eと連通している。
図7には、第2抱持部材12で用いる第2楔部材22が示されている。金属厚板の折り曲げ品となっているこの第2楔部材22は、第1楔部材21と同様に、母屋棒状材2Bの長さ方向と直交する方向が長さ方向となっていて、この長さ方向に上下寸法が次第に変化するものとなっており、また、第2楔部材22の一部が、第2抱持部材12の内部に挿入されるようになっている。また、第2楔部材22は、この第2楔部材22の長さ方向と直交する断面形状が略逆W字形状となっているものであり、このため、第2楔部材22の上面には、第2楔部材22の長さ方向に連続形成された溝部22Aが設けられており、この溝部22Aは、第2楔部材22の長さ方向の両端部まで達している。
また、第2楔部材22には、この第2楔部材22の長さ方向と直交する幅方向の両端部において、第2楔部材22の上面から垂下した垂下部22Bが設けられており、これらの垂下部22Bには、第2楔部材22の長さ方向の両端部のうち、上下寸法の小さい側の端部からこの長さ方向の途中部まで長く切り込まれた割溝22Cが形成されている。このため、それぞれの垂下部22Bには、これらの垂下部22Bの下部において、長さ方向が第2楔部材22の長さ方向となっていて、第2楔部材22の長さ方向の上記上下寸法の小さい側の端部までの長さを有している長片状の延出片22Dが設けられている。そして、これらの延出片22Dには、延出片22Dの長さ方向の途中部において、上下面から切り込まれた切り込み部22Eが設けられている。
第2抱持部材12と第2楔部材22とにより、アーチ状棒状材1と、左右方向に複数本が並設されている母屋棒状材2のうち、第2抱持部材12の配置位置と対応する高さ位置に配置されている母屋棒状材2Bとを結合するためには、はじめにアーチ状棒状材1を、図5及び図8に示されているように、第2抱持部材12の略U字状に閉鎖している閉鎖部12Aで抱持させ、次いで、母屋棒状材2Bを、閉鎖部12Aから離れた箇所において、第2抱持部材12のそれぞれの延出部12Cに形成されている開口部12Dから縦長の孔部12Eに挿入し、この孔部12Eの下端に母屋棒状材2Bの外周面形状と対応して形成された湾曲凹部12Fに、母屋棒状材2Bを嵌合設置する。
なお、第2抱持部材12の閉鎖部12Aでアーチ状棒状材1をずれることなく抱持できるようにするために、図6及び図8で示されているように、第2抱持部材12の内周面に爪部12Gを切り起し加工等で形成してもよい。
次いで、アーチ状棒状材1と母屋棒状材2Bとの間において、第2楔部材22の一部を第2抱持部材12の内部に、第2楔部材22の上下寸法が小さい側の端部から挿入する作業を行い、これにより、上下両面がアーチ状棒状材1と母屋棒状材2Bとに直接接触する第2楔部材22とにより、アーチ状棒状材1と母屋棒状材2Bとを結合する。
本実施形態では、このようにして第2楔部材22の一部を第2抱持部材12の内部に挿入するための作業は、図8〜図11で示されている第1段階の作業と、図12及び図13で示されている第2段階の作業として行われる。第1段階の作業は、第2抱持部材12をアーチ状棒状材1にゆるく固定するための仮固定の作業であり、このように第2抱持部材12をアーチ状棒状材1に仮固定したときに、後述の説明で分かるように、水糸を用いることにより、第2抱持部材12の配置位置をアーチ状棒状材1の長さ方向に変更調整する作業が行われる。また、第2抱持部材12に対して第2楔部材22を第1段階の作業よりもさらに挿入する第2段階の作業は、第2抱持部材12をアーチ状棒状材1に本締め固定するための作業である。
本実施形態では、第2抱持部材12をアーチ状棒状材1にゆるく固定する第1段階の仮固定作業を行うときには、図8に示されているように、第2楔部材22に設けられているそれぞれの延出片22Dの先端側の一部は、第2抱持部材12から突出した突出部22Fとなっており、これらの突出部22Fを第2抱持部材12の外側へ折り曲げることにより、突出部22Fを、図10及び図11に示されているように、抜け出し阻止部22Gとする。これにより、第1段階の仮固定作業時において、第2抱持部材12の配置位置をアーチ状棒状材1の長さ方向に変更調整するための作業を、第2楔部材22が第2抱持部材12から抜け出すことを、抜け出し阻止部22Gにより阻止して行うことができ、このため、第2抱持部材12をアーチ状棒状材1の長さ方向に移動させる作業を、第2抱持部材12とアーチ状棒状材1との間に適切な摩擦を生じさせながら容易に行うことができる。
なお、第2楔部材22の延出片22Dに設けられている図8の切り込み部22Eは、突出部22Fの折り曲げ箇所に形成されているため、これらの切り込み部22Eにより、突出部22Fを抜け出し阻止部22Gとするための折り曲げ作業を、作業者が手作業で容易に行えるようになっている。
また、以上のようにアーチ状棒状材1に仮固定された第2抱持部材12の配置位置をアーチ状棒状材1の長さ方向に変更調整し、第2抱持部材12の配置位置が適切な位置となった後に、すなわち、後述の説明で分かるように、それぞれのアーチ状棒状材1に配置された第2抱持部材12の位置が、後述する水糸を基準にして、水平方向に延びる直線おけるそれぞれの位置となり、これにより、これらの第2抱持部材12に挿通された母屋棒状材2Bが真っ直ぐに延びる直線状棒状材となったときに、第2楔部材22の一部を第2抱持部材12の内部にさらに挿入する前述の第2段階の作業を行い、これにより、第2抱持部材12をアーチ状棒状材1に、図12及び図13に示されているように、本締め固定する。
本実施形態では、このように第2抱持部材12をアーチ状棒状材1に本締め固定したときには、図12及び図13に示されているように、第2楔部材22の延出片22Dを、前記抜け出し阻止部22Gよりも延出片22Dの基部に近い箇所において、さらに第2抱持部材12の外側へ折り曲げ、これにより、抜け出し阻止部22Gを第1抜け出し阻止部としたときに、延出片22Dに第2抜け出し阻止部22Hを設けるようにしている。このため、本締め固定した後でも、第2楔部材22が第2抱持部材12から抜け出すことは、第2抜け出し阻止部22Hにより阻止されるようになっている。
なお、この第2抜け出し阻止部22Hも延出片22Dに手作業による折り曲げ作業で容易に形成できるようにするために、延出片22Dに、第1抜け出し阻止部22Gのための前述の切り込み部22Eと同様のものを設けてもよい。
以上のように第2抱持部材12と第2楔部材22とによりアーチ状棒状材1と母屋棒状材2Bとを結合する作業は、それぞれのアーチ状棒状材1と母屋棒状材2Bとの交差部ごとに行われ、これにより、母屋棒状材2Bは、それぞれのアーチ状棒状材1に配置された第2抱持部材12に挿通されるとともに、これらの第2抱持部材12を介してアーチ状棒状材1で支持されることになる。
図14には、図1で示した第3抱持部材13が、アーチ状棒状材1と、左右方向に複数本が並設されている母屋棒状材2のうち、第2抱持部材12の配置位置と対応する高さ位置に配置されている母屋棒状材2Cとを結合している構造が示されている。この第3抱持部材13も、図15に示されているように、全体形状が略U字状となっているものであり、略U字状に閉鎖している閉鎖部13Aの側から開放部13Bの側へ延出部13Cが延びており、この延出部13Cは間隔をあけて2個設けられ、互いに平行又は略平行となっているこれらの延出部13Cは、母屋棒状材2Cの長さ方向に離間している。また、それぞれの延出部13Cには、上向きに開口した開口部13Dが設けられ、これらの開口部13Dの底部は、母屋棒状材2Cの外周面形状と対応した湾曲凹部13Eとなっている。
また、それぞれの延出部13Cには、開放部13Bに近い箇所であって、開口部13Dの高さ位置よりも低い箇所において、開口部13D及び湾曲凹部13Eの側へ開口した凹部13Fが形成されている。
図14には、第3抱持部材13で用いる第3楔部材23が示されている。金属厚板の折り曲げ品となっているこの第3楔部材23は、第1楔部材21や第2楔部材22と異なり、母屋棒状材2Cの長さ方向が長さ方向となっていて、この長さ方向に左右寸法が次第に変化するものとなっており、また、この長さ方向に第3抱持部材13の内部に一部が挿入されるものとなっている。
第3抱持部材13と第3楔部材23とにより、アーチ状棒状材1と母屋棒状材2Cとを結合するためには、はじめにアーチ状棒状材1を、図14に示されているように、第3抱持部材13の略U字状に閉鎖している閉鎖部13Aで抱持させ、次いで、母屋棒状材2Cを、閉鎖部13Aから離れている開口部13Dから湾曲凹部13Eに嵌合設置する。なお、この第3抱持部材13の閉鎖部13Aでもアーチ状棒状材1をずれることなく抱持できるようにするために、図14及び図15で示されているように、第3抱持部材13の内周面に爪部13Gを切り起し加工等で形成してもよい。
次いで、第3楔部材23の一部を第3抱持部材13の凹部13Fに、第3楔部材23の左右寸法が小さい側の端部から挿入する作業、言い換えると、第3楔部材23の一部を第3抱持部材13の内部に、第3楔部材23の左右寸法が小さい側の端部から挿入する作業を行い、これにより、アーチ状棒状材1と母屋棒状材2Cとを接触させて、これらのアーチ状棒状材1と母屋棒状材2Cとを第3抱持部材13と第3楔部材23とにより結合する。
このように第3楔部材23の一部を第3抱持部材13の内部に挿入することにより、アーチ状棒状材1と母屋棒状材2Cとを第3抱持部材13と第3楔部材23とで結合するための作業も、第3抱持部材13をアーチ状棒状材1にゆるく固定する仮固定のための第1段階の作業と、第3抱持部材13をアーチ状棒状材1に本締め固定するための第2段階の作業として行ってもよい。
以上のように第3抱持部材13と第3楔部材23とによりアーチ状棒状材1と母屋棒状材2Cとを結合する作業も、それぞれのアーチ状棒状材1と母屋棒状材2Cとの交差部ごとに行われ、これにより、母屋棒状材2Cは、それぞれのアーチ状棒状材1に配置された第3抱持部材13に挿通されるとともに、これらの第3抱持部材13を介してアーチ状棒状材1で支持されることになる。
なお、本実施形態に係る第3抱持部材13には、図14及び図15に示されているように、それぞれの延出部13Cにおいて、母屋棒状材2Cの長さ方向に貫通した孔部13Hが形成されている。これらの孔部13Hは、例えば、農業用ハウスの内部で農産物を生産するときに用いるワイヤや、農業用ハウスの内部に配線される電気コード等の紐状部材を通すために用いられ、また、農業用ハウスの骨組み補強用ブレースを、第3抱持部材13にボルトで結合する際に、このボルトの軸部を挿通するためにも用いられる。
農業用ハウスの外面の全体には、図19と、図19のS20−S20線断面図である図20とに示されているビニル等の合成樹脂製のシート30が被せられる。図14〜図20には、シート30を農業用ハウスの骨組みに固定するために用いる部材と構造が示されている。
図14及び図17に示されているように、第3抱持部材13の下側において、アーチ状棒状材1には、シート取付レール部材31をアーチ状棒状材1に結合するための結合部材14が、この結合部材14の内部に一部が挿入される第4楔部材24により結合されている。本実施形態の第4抱持部材となっているこの結合部材14は、それぞれのアーチ状棒状材1に設けられている。そして、図16に示されているように、全体形状が略U字状となっている結合部材14は、略U状に閉鎖されている閉鎖部14Aの側から開放部14Bの側へ延出部14Cが延びたものとなっており、この延出部14Cは間隔をあけて2個設けられ、互いに平行又は略平行となっているこれらの延出部14Cは、それぞれの母屋棒状材2と平行になっているシート取付レール部材31の長さ方向に離間している。このシート取付レール部材31は、第1〜第3抱持部材11〜13における母屋棒状材2A〜2Cと同様に、第4抱持部材となっている結合部材14における直線的に延びる直線状棒状材となっており、そして、長さ方向が前後方向となって水平方向へ延びているシート取付レール部材31は、アーチ状棒状材1と90度の角度をなして交差しており、結合部材14は、シート取付レール部材31とそれぞれのアーチ状棒状材1との交差部に配置されている。
図16及び図17に示されているように、結合部材14の2個の延出部14Cは、農業用ハウスの外部側において、上下2個の連結部14Dにより連結されており、上述の閉鎖部14Aとなっているこれらの連結部14Dの間は、空間部となっているとともに、これらの連結部14Dには、互いに上下方向に対向して突出した抱持部14Eが設けられている。また、それぞれの延出部14Cには、第4楔部材24を挿通させるための楔部材挿通部14Fが形成されている。
図14に示されているように、アーチ状棒状材1ごとに配置される結合部材14の2個の延出部14Cの間にアーチ状棒状材1を挿入した後に、図17及び図18に示されているように、これらの結合部材14に上下2個設けられている連結部14Dの間にシート取付レール部材31を挿通し、これらの連結部14Dに形成されている上下2個の抱持部14Eにより、シート取付レール部材31を抱持させる。この後、結合部材14の楔部材挿通部14Fに第4楔部材24の一部を挿通し、これにより、結合部材14を第4楔部材24でアーチ状棒状材1に仮固定する。このようにそれぞれのアーチ状棒状材1に結合部材14を第4楔部材24で仮固定した後に、アーチ状棒状材1におけるそれぞれの結合部材14の配置位置を上下方向にずらせて、これらの結合部材14の高さ位置を一致させ、次いで、楔部材挿通部14Fに第4楔部材24の一部をさらに押し込む作業を行い、これにより、結合部材14をアーチ状棒状材1に本締め固定するとともに、シート取付レール部材31を、アーチ状棒状材1と上下2個の抱持部14Eとの間で挟圧した状態にして、結合部材14に結合する。
これにより、90度をなして交差配設された2本の棒状材となっているアーチ状棒状材1とシート取付レール部材31は、結合部材14と、この結合部材14で用いられている第4楔部材24とにより結合され、この結合は、水平方向に延びる直線状棒状材となっているシート取付レール部材31が、本実施形態の第4抱持部材となっている結合部材14における閉鎖部14Aにおいて抱持されていて、アーチ状棒状材1が、この閉鎖部14Aから離れている箇所において、結合部材14に挿通、配置されて行われることになる。そして、シート取付レール部材31は、それぞれのアーチ状棒状材1に配置された結合部材14に挿通されて、アーチ状棒状材1に結合部材14を介して支持されることになる。
また、以上のようにしてアーチ状棒状材1と交差配設されるシート取付レール部材31は、図1に示されているように、農業用ハウスの左右両側に設けられ、これらのシート取付レール部材31は、図20に示されているように、上下寸法が農業用ハウスの内部の側へ次第に拡大する溝部31Aが設けられたものとなっている。農業用ハウスの外面の全体に被せられるシート30のうち、シート取付レール部材31と対応する箇所は、溝部31Aの内部に挿入され、この溝部31Aに、金属線材を上下にジグザグに折り曲げて形成したばね性を有するシート押え部材32を挿入することにより、農業用ハウスの外面の全体に被せられるシート30は、シート取付レール部材31にシート押え部材32で押えられて取り付けられる。
なお、水平方向に延びる直線状棒状材となっているシート取付レール部材31も、それぞれのアーチ状棒状材1や母屋棒状材2と同様に、農業用ハウスの骨組みを形成する部材となっている。
以上説明した本実施形態の農業用ハウスの内部は、農産物を栽培するための適温の温度とされ、また、農業用ハウスの内部では水が使用されるため、農業用ハウスの内部で水蒸気が発生することがある。そして、この水蒸気が、農業用ハウスの骨組みを形成する棒状材となっているアーチ状棒状材1で結露する場合がある。このアーチ状棒状材1には、上下方向の成分を有する部分となっている図12のアーチ状部分35が設けられているため、上向きに湾曲突出した形状となっているこのアーチ状部分35で結露した結露水は、アーチ状部分35の下面に沿って下側へ流下することになる。
本実施形態では、図12で示されている抱持部材は、第2抱持部材12であり、この第2抱持部材12の上側に、アーチ状棒状材1の最上位置に配置されている第1抱持部材11があり、このため、この第1抱持部材11の左右両側に第2抱持部材12が配置されており、第2抱持部材12が配置されているアーチ状棒状材1における箇所は、上述のアーチ状部分35である。そして、この第2抱持部材12の配置箇所では、図12で示されているように、2本の棒状材となっているアーチ状棒状材1と母屋棒状材2Bが、第2抱持部材12と、この第2抱持部材12をアーチ状棒状材1に本締め固定している第2楔部材22とにより結合されており、この結合は、アーチ状部分35を有するアーチ状棒状材1が上側で、前述した直線状棒状材となっている母屋棒状材2Bが下側であって、これらのアーチ状棒状材1と母屋棒状材2Bとの間に第2楔部材22が挿入されることで行われている。
また、第2楔部材22は、前述したように、第2楔部材22の長さ方向と直交する断面形状が略逆W字形状となっているものであり、この第2楔部材22のうち、アーチ状棒状材1と上下に対向している箇所には、すなわち、第2楔部材22の上面には、アーチ状棒状材1の長さ方向に連続形成された溝部22Aが設けられており、この溝部22Aは、第2楔部材22の長さ方向の両端部まで連続している。
このため、アーチ状棒状材1のアーチ状部分35のうち、第2抱持部材12の配置位置よりも上側の箇所で生じた結露水は、アーチ状部分35の下面に沿って第2抱持部材12に向かって流下するが、このように流下する結露水は、第2楔部材22におけるアーチ状棒状材1の長さ方向に連続形成されている溝部22Aを通過することができ、言い換えると、第2楔部材22により結露水の流下が止められることはない。したがって、結露水が、農業用ハウスの内部に設置されている農産物栽培棚等に水滴となって落下することをなくすことができる。
また、第2楔部材22の溝部22Aを通過した結露水は、アーチ状部分35のうち、第2抱持部材12よりも下側に流下し、さらに、アーチ状部分35のうち、第2抱持部材12よりも下側の箇所で生じた結露水も、第2抱持部材12よりも下側に流下し、この流下する方向には、図14で示した第3抱持部材13及び第3楔部材23によりアーチ状棒状材1に結合されている母屋棒状材2Cが配置されているが、第3抱持部材13及び第3抱持部材13が配置されている箇所は、図1から分かるように、農業用ハウスの左右方向の端部の箇所又はこれらの端部に近い箇所であり、また、アーチ状棒状材1のうち、第3抱持部材13よりも下側の部分は、鉛直下向き又は略鉛直下向きに延びる部分36(図1及び図14を参照)となっている。このため、アーチ状部分35のうち、第2抱持部材12よりも下側に流下した結露水が、母屋棒状材2Cで阻止されて農業用ハウスの内部に落下しても、あるいは、母屋棒状材2Cで流下が阻止された結露水が上述の部分36に沿って流下しても、農産物の栽培に影響することはない。
以上説明した本実施形態において、図5、図6、図8〜図12で示した第2抱持部材12は、それぞれのアーチ状棒状材1に配置され、これらの第2抱持部材12には、母屋棒状材2Bが挿通され、この母屋棒状材2Bは、水平方向に直線的に延びる直線状棒状材となっているため、それぞれの第2抱持部材12は、水平方向に延びる直線におけるそれぞれの位置において、アーチ状棒状材1に配置されていなければならない。
このようにそれぞれの第2抱持部材12を、水平方向に延びる直線におけるそれぞれの位置において、アーチ状棒状材1に配置する作業を行うために、全部の第2抱持部材12に架け渡される長さを有する図21の水糸40が用いられ、この水糸40は、直線状棒状材である母屋棒状材2Bの長さ方向に延びるものとなっている。また、それぞれの第2抱持部材12には、これらの第2抱持部材12に架け渡されるこの水糸40を接触させるための凹部41が形成され、切り込みで形成されるこれらの凹部41は、水糸接触部となっている。また、凹部41は、図6に示されているように、第2抱持部材12に2個設けられている延出部12Cのそれぞれの下部に形成されているとともに、凹部41は、それぞれの延出部14Cの幅方向両側に設けられている。このため、凹部41には、延出部12Cの幅方向の一方の側に形成されている凹部41Aと、延出部12Cの幅方向の他方の側に形成されている凹部41Bとがある。なお、延出部12Cの幅方向とは、直線状棒状材となっている母屋棒状材2Bの長さ方向と直交する方向である。
このような凹部41Aと凹部41Bは、全部の第2抱持部材12に設けられている。
それぞれの第2抱持部材12を、水平方向に延びる直線におけるそれぞれの位置において、アーチ状棒状材1に配置するためには、はじめに、これらの第2抱持部材12を、それぞれのアーチ状棒状材1における概略的な位置において、第2抱持部材12の閉鎖部12Aでアーチ状棒状材1を抱持させて配置し、この後に、母屋棒状材2Bをそれぞれの第2抱持部材12の縦長の孔部12Eの湾曲凹部12Fに挿通させて嵌合設置する作業を行う。
次いで、それぞれの第2抱持部材12を第2楔部材22により、前述の図10及び図11で説明したように、アーチ状棒状材1に仮固定する。
この後に、図21で示した水糸40を、図1の前後方向に配置されている全部の第2抱持部材12のうち、最前部の第2抱持部材12から最後部の第2抱持部材12まで架け渡すための作業を行う。この作業は、最前部の第2抱持部材12に設けられている凹部41Aと41Bとに水糸40を挿入接触させながら掛け回し等して、水糸40の一端をこの最前部の第2抱持部材12の延出部12Cに固定し、そして、水糸40を最後部の第2抱持部材12の側へ延ばし、水糸40をこの最後部の第2抱持部材12に設けられている凹部41Aと41Bとに挿入接触させながら掛け回し等して、この水糸40の他端を最後部の第2抱持部材12の延出部12Cに固定することにより行う。
以上の作業において、最前部の第2抱持部材12に設けられている凹部41Aと凹部41Bのうち、凹部41Aから水糸40を最後部の第2抱持部材12の側へ延ばし、この最後部の第2抱持部材12では、この第2抱持部材12に設けられている凹部41Aと凹部41Bのうち、凹部41Aに水糸40を挿入接触させた後に、水糸40の他端を最後部の第2抱持部材12の延出部12Cに固定する場合には、最前部の第2抱持部材12と最後部の第2抱持部材12とを除く、それぞれの第2抱持部材12では、これらの第2抱持部材12に設けられている凹部41Aと凹部41Bのうち、凹部41Aに水糸40を挿入させるようにする。
これによると、最前部の第2抱持部材12と最後部の第2抱持部材12とを除く、第2抱持部材12についてのアーチ状棒状材1における高さ位置が、最前部の第2抱持部材12と最後部の第2抱持部材12とについてのアーチ状棒状材1における高さ位置と比較して、下側の高さ位置となっているときには、この下側の位置は、最前部の第2抱持部材12と最後部の第2抱持部材12とについての左右位置よりも農業用ハウスの外側の位置であるため、水糸40は、その第2抱持部材12の水糸接触部となっている凹部41Aに強く接触し、このため、水糸40は、この凹部41Aで上下に屈曲することになる。水糸40がこのように屈曲していることは、水糸40が母屋棒状材2Bよりも細いため、農業用ハウスを組み立てている作業者にとって容易に認識することができる。
また、最前部の第2抱持部材12と最後部の第2抱持部材12とを除く、第2抱持部材12についてのアーチ状棒状材1における高さ位置が、最前部の第2抱持部材12と最後部の第2抱持部材12とについてのアーチ状棒状材1における高さ位置と比較して、上側の高さ位置となっているときには、この上側の位置は、最前部の第2抱持部材12と最後部の第2抱持部材12とについての左右位置よりも農業用ハウスの内側の位置であるため、水糸40は、その第2抱持部材12の凹部41Aから離れており、この凹部41Aに接触していないことになる。このように水糸40が凹部41Aに接触していないことも、農業用ハウスを組み立てている作業者にとって容易に認識することができる。
このように最前部の第2抱持部材12と最後部の第2抱持部材12とを除く、第2抱持部材12についてのアーチ状棒状材1における高さ位置が、最前部の第2抱持部材12と最後部の第2抱持部材12とについてのアーチ状棒状材1における高さ位置と異なっているときには、作業者は、その第2抱持部材12をアーチ状棒状材1に沿って移動させて、この第2抱持部材12の凹部41Aに水糸40を軽く接触させる作業、すなわち、この第2抱持部材12についてアーチ状棒状材1における高さ位置が、最前部の第2抱持部材12と最後部の第2抱持部材12とについてのアーチ状棒状材1における高さ位置と一致するまで、その第2抱持部材12をアーチ状棒状材1の長さ方向に変更調整するための作業を行う。
以上の作業は、直線的に延びる棒状材となっている母屋棒状材2Aの複数箇所において、この母屋棒状材2Aと90度の角度をなして交差配設されているそれぞれのアーチ状棒状材1に配置されているそれぞれの第2抱持部材12のうち、最前部の第2抱持部材12と最後部の第2抱持部材12とを除く、第2抱持部材12についてのアーチ状棒状材1における高さ位置を、水糸40を基準にして、アーチ状棒状材1の長さ方向に変更調整し、これにより、それぞれの第2抱持部材12の高さ位置を、水平方向に延びる直線におけるそれぞれの位置にさせて一致させる作業となっている。
この作業により、それぞれの第2抱持部材12は、設計どおりの所定位置に配置されることになり、農業用ハウスを設計どおりに組み立てることができる。
なお、以上の作業を行うときには、それぞれの第2抱持部材12に母屋棒状材2Bが挿通されているが、この母屋棒状材2Aは弾性変形するものであって、作業前の母屋棒状材2Aは弾性変形したものとなっているが、以上のようにそれぞれの第2抱持部材12を設計どおりの所定位置に配置したときには、母屋棒状材2Bは、設計どおりに真っ直ぐに延びた棒状材となっている。
また、以上の作業は、第2抱持部材12を第2楔部材22によりアーチ状棒状材1に仮固定しているときに行われ、この仮固定では、第2抱持部材12の配置位置をアーチ状棒状材1の長さ方向に変更調整する作業を、第2抱持部材12とアーチ状棒状材1との間に適切な摩擦を生じさせながら行うことができ、このため、第2抱持部材12が、自分自身の重量でアーチ状棒状材1に沿ってずれることをなくして、この変更調整作業を容易に行うことができる。
そして、この後に、前述の図12及び図13で説明したように、それぞれの第2抱持部材12を第2楔部材22によりアーチ状棒状材1に本締め固定するための作業が行われ、これにより、これらの第2抱持部材12はアーチ状棒状材1に強固に固定される。
なお、以上説明した水糸40を用いる作業は、第2抱持部材12に設けられている凹部41Aを水糸接触部として使用した作業であったが、それぞれの第2抱持部材12には、第2抱持部材12の延出部12Cの幅方向両側において、凹部41Aと凹部41Bが設けられているため、凹部41Aとは延出部12Cの幅方向反対側となっている凹部41Bを用いて、水糸40による上述の作業を行ってもよい。
すなわち、本実施形態によると、水糸接触部となっている凹部41は、第2抱持部材12の延出部12Cの幅方向両側に設けられているため、作業者は、そのときの都合等に応じて作業が容易となる側の凹部41を、水糸接触部として選択して作業を行うことができる。
また、水糸40を基準にして行う上述の作業は、全部の第2抱持部材12のうち、前述した最後部の第2抱持部材12まで達した水糸40を、この最後部の第2抱持部材12で折り返して最前部の第2抱持部材12まで張り渡すことにより、それぞれの第2抱持部材12に設けられている凹部41Aと凹部41Bの両方に水糸40を接触させて実施することもできる。
これによると、同じ第2抱持部材12における凹部41Aと凹部41Bのうち、一方の凹部に水糸40が接触していないときには、この水糸40は、他方の凹部に強く接触して屈曲することになるため、アーチ状棒状材1における高さ位置を変更調整すべき第2抱持部材12を、作業者は明確に認識できるようになる。
さらに、それぞれの第2抱持部材12は、母屋棒状材2Bの長さ方向に離間した2個の延出部12Cを有し、それぞれの延出部12Cに凹部41が設けられているため、母屋棒状材2Aの長さ方向の複数箇所に配置されるそれぞれの第2抱持部材12に、水糸40を通過させて張り渡すことができる。
以上説明した水糸40を基準とする作業は、第2抱持部材12の高さ位置についてのものであったが、このような作業は、アーチ状棒状材1に配置されている抱持部材であって、母屋棒状材2Bと同様に、直線状棒状材となっている母屋棒状材2Cと、シート取付レール部材31とが挿通される第3抱持部材13と、本実施形態の第4抱持部材になっている結合部材14とについても行うことができる。
このため、図14及び図15に示されているように、第3抱持部材13にも、水糸接触部となっている凹部51が設けられ、また、図14及び図16に示されているように、第3抱持部材13にも、水糸接触部となっている凹部61が設けられている。
なお、図2及び図3等で示した第1抱持部材11にも、水糸接触部としての凹部を設けてもよい。
このようにそれぞれの抱持部材に設ける水糸接触部を凹部41,51,61とした場合には、この水糸接触部を、金属厚板の折り曲げ等で抱持部材を製造する際に、プレス等の打ち抜き加工等で容易に形成することができる。
本発明は、骨組みを形成するために角度をなして交差配設された2本の棒状材を略U字状の抱持部材と楔部材により結合して構成される農業用ハウスに利用することができる。
1 棒状材であるアーチ状棒状材
2,2A,2B,2C 棒状材である母屋棒状材
11 第1抱持部材
11A 閉鎖部
12 第2抱持部材
12A 閉鎖部
13 第3抱持部材
13A 閉鎖部
14 第4楔部材である結合部材
14A 閉鎖部
21 第1楔部材
22 第2楔部材
22A 溝部
22D 第2楔部材の延出片
22E 切り込み部
22F 突出部
22G 抜け出し阻止部
23 第3楔部材
24 第4楔部材
31 棒状材であるシート取付レール部材
35 アーチ状棒状材のうち、上下方向の成分を有する部分となっているアーチ状部分

Claims (10)

  1. 骨組みを形成するために角度をなして交差配設された2本の棒状材と、全体形状が略U字状となっていて、閉鎖部において、前記2本の棒状材のうちの1本の棒状材を抱持し、前記閉鎖部から離れた箇所において、前記2本の棒状材のうちの残りの1本の棒状材が挿通された抱持部材と、この抱持部材の内部に少なくとも一部が挿入されることにより前記2本の棒状材を結合する楔部材と、を含んで構成される農業用ハウスにおいて、
    前記2本の棒状材のうち、少なくとも一方の棒状材は、上下方向の成分を有する部分を備えたものとなっており、この部分又はこの部分の下端において、前記2本の棒状材は前記抱持部材と前記楔部材とにより結合されているとともに、この結合は、前記一方の棒状材が上側で、前記2本の棒状材のうち、他方の棒状材が下側であって、これらの棒状材の間に前記楔部材が挿入されることで行われ、この楔部材のうち、前記一方の棒状材と上下に対向している箇所に、前記一方の棒状材の長さ方向に連続形成された溝部が設けられており、
    前記抱持部材の内部に少なくとも一部が挿入されることにより前記2本の棒状材を結合する前記楔部材には、前記挿入方向に延びる延出片が設けられ、
    前記延出片には、前記抱持部材を前記一方の棒状材にゆるく固定するための仮固定時に、前記延出片の先端側の一部を前記抱持部材に対して折り曲げることにより、前記楔部材が前記抱持部材から抜け出すことを阻止する第1抜け出し阻止部が形成される部分と、前記一方の棒状材における前記抱持部材の配置位置を前記一方の棒状材の長さ方向に変更調整して、前記抱持部材を前記一方の棒状材に本締め固定した本締め固定時に、前記第1抜け出し阻止部よりも前記延出片の基部に近い箇所を前記抱持部材に対して折り曲げることにより、前記楔部材が前記抱持部材から抜け出すことを阻止する第2抜け出し阻止部が形成される部分と、が設けられていることを特徴とする農業用ハウス。
  2. 請求項1に記載の農業用ハウスにおいて、前記延出片は、前記楔部材に前記他方の棒状材の長さ方向に離れて2個設けられ、前記抱持部材に対する前記折り曲げは、前記抱持部材の外側への折り曲げであることを特徴とする農業用ハウス。
  3. 請求項1又は2に記載の農業用ハウスにおいて、前記延出には、前記折り曲げのための切り込み部が設けられていることを特徴とする農業用ハウス。
  4. 請求項3に記載の農業用ハウスにおいて、前記切り込み部は、前記延出片の延び方向と厚さ方向の両方と直角をなす前記延出片の幅方向の両側に2個設けられていることを特徴とする農業用ハウス。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の農業用ハウスにおいて、前記抱持部材と、この抱持部材の前記閉鎖部において抱持されている前記一方の棒状材は、前記他方の棒状材の長さ方向の複数個所にあり、それぞれの前記抱持部材には、前記仮固定時に水糸を接触させるための水糸接触部が設けられていることを特徴とする農業用ハウス。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の農業用ハウスにおいて、前記楔部材に前記溝部が連続形成されている方向は、前記楔部材の長さ方向であり、この方向は、前記楔部材が前記抱持部材に挿入されている方向となっていることを特徴とする農業用ハウス。
  7. 請求項6に記載の農業用ハウスにおいて、前記楔部材は、この楔部材の前記長さ方向と直交する断面形状が略逆W字形状となっているものであることを特徴とする農業用ハウス。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の農業用ハウスにおいて、前記抱持部材は第2抱持部材であり、前記一方の棒状材を抱持する第1抱持部材を有し、この第1抱持部材は、前記第2抱持部材よりも上側の位置において、前記一方の棒状材を抱持していることを特徴とする農業用ハウス。
  9. 請求項8に記載の農業用ハウスにおいて、前記第1抱持部材は、最上位置に配置された抱持部材であり、前記第2抱持部材は、前記第1抱持部材の左右両側に配置されていることを特徴とする農業用ハウス。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の農業用ハウスにおいて、前記一方の棒状材は、全体形状が前記略U字状となっている前記抱持部材の前記閉鎖部において抱持されており、前記他方の棒状材は、前記閉鎖部から離れた前記抱持部材の箇所において、前記抱持部材に挿通されており、前記楔部材は、前記一方の棒状材と前記他方の棒状材の両方に直接接触して前記抱持部材の内部に少なくとも一部が挿入されていることを特徴とする農業用ハウス。

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