JP6691200B2 - スプーン付きストロー - Google Patents

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Description

本発明は、スプーン付きストローに関するものである。
飲食物の中には、例えばコーヒーフロートやクリームソーダ等の液状の飲用物と非液状の飲食物との両方を含むものがあり、また例えばかき氷やシャーベット等のように初期時は非液状であるが、時間がたつにつれて溶けて液状になるものもある。このように、液状物と非液状物との両方の飲食物に対応可能とするために、ストローの先端部にスプーンを付加したスプーン付きストローを用いるのが便利である。
特許文献1(の図2)に開示されているスプーン付きストローは、ストローの先端部を部分的に切り開いてスプーンを構成したものとなっている。また、特許文献2には、ストローとは別部材とされたスプーンとフォークとを選択的にストローの先端部に取付けるようにしたものが開示されている。
特開2006−315703号公報 特開2005−118522号公報
前述した特許文献1に記載のものでは、ストローの先端部を切り開いてスプーン(スプーン部位)を構成することから、スプーンとして十分な大きさを確保することが難しいものとなる。また、スプーンが、ストローの先端開口よりもさらに大きく先端側に位置することから、容器内の液状物が残り少ないとき(液位が低いとき)に、スプーンが邪魔となってストローを利用した飲用を行うことができないことになる。
特許文献2に記載のものは、スプーンとして十分な大きさを確保することが可能であり、またスプーンを取外した状態とすることにより、容器の底近くにある液状物をストローでもって飲用することが可能になる。しかしながら、飲食対象物が液状であるのか非液状であるのかに応じて、スプーンをストローに取付けたり取外したりする必要があり、使い勝手の悪いものとなる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、スプーンの大きさを十分に確保することができ、容器の底近くにある液状物をストローでもって飲用することができ、しかも使い勝手の良好なスプーン付きストローを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては(1)〜(7)の構成が採択されている。
(1)ストローと、該ストローとは別体に形成されると共に該ストローの先端部に固定されたスプーンと、を備え、
前記スプーンは、前記ストローの先端部に対する固定部と、飲食物をすくい上げる本体部と、該固定部と該本体部とを連結する連結部と、を有し、
前記連結部にヒンジ部として薄肉部が形成されて、該薄肉部を中心として前記本体部が揺動可能とされ、
前記薄肉部を中心とした前記本体部の揺動に応じて、前記本体部の先端が前記ストローの先端よりも大きく先端側に向けて突出されたスプーン使用位置と、該スプーン使用位置から該本体部が該ストローの径方向外方側に向けて揺動されたスプーン待避位置と、をとり得るようにされ、
前記本体部の揺動のうち、前記スプーン使用位置から前記スプーン待避位置とは反対側に向けての揺動を規制する規制部を有しているスプーン付きストローであって、
前記連結部のうち、前記本体部の裏面側となる面に前記ストローの長手方向に開く間隙を有するスリットが形成されることにより、前記薄肉部が形成され、
前記スリットの相対向する一方の面に、他方の面に向けて伸びる突起部が形成され、
前記規制部が、前記本体部を前記スプーン使用位置から前記スプーン待避位置とは反対方向に揺動させたときに前記突起部が前記他方の面に当接することによって構成されている、
ようにしてある。
上記構成によれば、非液状物を飲食するときは、スプーン使用位置として、ストローを把持しつつ、本体部でもって非液状物をすくい上げて飲食することができ、また液状物の液位が十分にあるときはストローによって液状物を飲用することができる。液状物の液位が低くなったときは、本体部をスプーン待避位置とすることによりストローを容器の底壁直近に位置させることにより、ストローにより液状物を飲用することができる。スプーンは、ストローとは別体に形成されているために、スプーンとしての機能を担う本体部の大きさを十分に確保することができる。本体部をスプーン待避位置とするには、本体部を容器の底壁部に当接させつつストローを斜め下方に押圧するだけでよいので、使い勝手のよいものとなる。
また、前記連結部のうち、前記本体部の裏面側となる面に前記ストローの長手方向に開く間隙を有するスリットが形成されることにより、前記薄肉部が形成され、前記スリットの相対向する一方の面に、他方の面に向けて延びる突起部が形成され、前記規制部が、前記本体部を前記使用位置から前記待避位置とは反対方向に揺動させたときに前記突起部が前記他方の面に当接することによって構成されていることから、スリットを有効に利用して、ヒンジ部の形成と規制部の構成とを行うようにしつつ、突起部を利用して揺動規制を確実に行う上で好ましいものとなる。
(2)ストローと、該ストローとは別体に形成されると共に該ストローの先端部に固定されたスプーンと、を備え、
前記スプーンは、前記ストローの先端部に対する固定部と、飲食物をすくい上げる本体部と、該固定部と該本体部とを連結する連結部と、を有し、
前記連結部にヒンジ部として薄肉部が形成されて、該薄肉部を中心として前記本体部が揺動可能とされ、
前記薄肉部を中心とした前記本体部の揺動に応じて、前記本体部の先端が前記ストローの先端よりも大きく先端側に向けて突出されたスプーン使用位置と、該スプーン使用位置から該本体部が該ストローの径方向外方側に向けて揺動されたスプーン待避位置と、をとり得るようにされ、
前記本体部の揺動のうち、前記スプーン使用位置から前記スプーン待避位置とは反対側に向けての揺動を規制する規制部を有しているスプーン付きストローであって、
前記固定部が、筒状とされて、前記ストローの先端部外周に嵌合され、
前記連結部のうち、前記本体部の裏面側となる面にスリットが形成されることにより、前記薄肉部が形成され、
前記ストローの先端が前記本体部の基端部またはその直近まで延びていて、前記スプーン使用位置において、前記ストローの先端部の外周面が、前記スリットを覆うと共に前記本体部の基端部またはその直近を裏面側から支承することにより前記規制部が構成され、しかも、前記ストローの先端が前記本体部の裏面側外方に向けて開口されている、
ようにしてある。
上記構成によれば、前記請求項1の場合同様、非液状物を飲食するときは、スプーン使用位置として、ストローを把持しつつ、本体部でもって非液状物をすくい上げて飲食することができ、また液状物の液位が十分にあるときはストローによって液状物を飲用することができる。液状物の液位が低くなったときは、本体部をスプーン待避位置とすることによりストローを容器の底壁直近に位置させることにより、ストローにより液状物を飲用することができる。スプーンは、ストローとは別体に形成されているために、スプーンとしての機能を担う本体部の大きさを十分に確保することができる。本体部をスプーン待避位置とするには、本体部を容器の底壁部に当接させつつストローを斜め下方に押圧するだけでよいので、使い勝手のよいものとなる。
しかも、前記ストローの先端が前記本体部の基端部またはその直近まで延びていて、前記スプーン使用位置において、前記ストローの先端部の外周面が、前記スリットを覆うと共に前記本体部の基端部またはその直近を裏面側から支承することにより前記規制部が構成されていることから、ストローを有効に利用して規制部を構成することができる。
(3)前記(1)の構成の下で、
前記固定部が、筒状とされて、前記ストローの先端部外周に嵌合され、
前記ストローの先端が前記本体部の基端部またはその直近まで延びていて、前記スプーン使用位置において、前記ストローの先端部の外周面が、前記スリットを覆うと共に前記本体部の基端部またはその直近を裏面側から支承することによっても前記規制部が構成されている、ようにしてある。
この構成によれば、嵌合によって、スプーンをストローにしっかりと固定する上で好ましいものとなる。また、ストローを有効に利用することによっても規制部を構成することができる。
(4)前記(1)又は(2)の構成の下で、
前記薄肉部の左右端部が部分的に肉厚とされている、ようにしてある。
この構成によれば、薄肉部とされたヒンジ部を中心とする本体部の揺動を容易にしつつも、ヒンジ部の強度を確保する上で好ましいものとなる。
(5)前記(2)又は(3)において、
前記ストローは、先端部が小径部とされて、基端部側の大径部との境界に段部が形成されており、
前記固定部が、前記小径部の外周に嵌合されると共に前記段部に当接されている、ようにしてある。
この構成によれば、段部を利用して、ストローが固定部に対して必要以上に深く挿入(嵌合)されてしまう事態を防止することができる。
(6)前記(2)又は(3)において、
前記ストローの先端部外周に凹部が形成され、
前記固定部の内面に形成された凸部が、前記凹部に嵌合されている、ようにしてある。
この構成によれば、固定部(つまりスプーン)とストローとが相対回転してしまう事態を確実に防止することができる。また、ストローと固定部とが、ストローの軸方向に相対変位してしまう事態を防止する上でも好ましいものとなる。
(7)前記(1)〜(6)のいずれかの構成の下で、
前記スプーンが、全体的に合成樹脂により一体成形されている、ようにしてある。
この構成によれば、スプーンを簡単かつ安価に形成する上で好ましいものとなる。
本発明によれば、スプーンの大きさを十分に確保することができ、容器の底近くにある液状物をストローでもって飲用することができ、しかも使い勝手の良好なスプーン付きストローを提供することができる。
本発明によるスプーン付きストローの一例を示すもので、スプーン使用位置とされた状態での全体平面図。 図1のX2−X2線相当断面図。 スプーンの拡大平面図。 スプーンの拡大側面図。 スプーンの底面図。 図4のX6−X6線相当断面図。 スプーンの本体部が待避位置とされた状態で、容器内の液状物をストローで飲用する状態を示す断面図。 本発明の第2の実施形態を示すもので、図4に対応した側面図。 図8の要部拡大側面図。 図8を下方から見た要部拡大図。 図9のX11−X11線相当端面図。 本発明の第3の実施形態を示すもので、図2に対応した断面図。 本発明の第4の実施形態を示す要部側面断面図。 本発明の第5の実施形態を示す要部側面断面図。
図1において、スプーン付きストローSSは、ストロー10と、ストロー10の先端部に固定されたスプーン20とから構成されている。ストロー10は、断面が円環状とされて細長く延びている。ストロー10は、合成樹脂(特に熱可塑性合成樹脂で、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ乳酸等)によって形成されている。このようなストロー10は、既知のものをそのまま利用するようにしてある。ストロー10の基端部側(図1右方側)が飲み口側となるもので、飲み口側付近に蛇腹部を有するものであってもよい。
スプーン20は、ストロー10への固定部位となる固定部21と、飲食物(特に非液状物)をすくい上げるための本体部22と、固定部21と本体部22とを連結する連結部23と、を有する。実施形態では、固定部21と本体部22と連結部23とは、合成樹脂による一体成形品(実施形態では射出成形)とされている。なお、スプーン20を構成する合成樹脂としては、例えば、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)を用いることができる。
固定部21は、筒状とされて、ストロー10の先端部外周に嵌合された状態で、ストロー10に固定されている(例えばきつい嵌合による固定、融着による固定あるいは接着材による固定)。この嵌合、固定状態において、ストロー10の先端は、本体部22には達しないようにされている(本体部22が、ストロー10の先端よりもさらに先端側に位置されている)。
本体部22は、飲食物をすくい上げるのに便利なように、皿状の凹部形状を有しており、その前後方向長さや幅は、一般的なスプーンと同様に設定することができる。また、本体部22の形状は、略楕円形とされているが、略方形に設定する等、一般的なスプーンにおいて適用されている種々の形状のものを選択できる。なお、本体部22のうち、飲食物がすくい上げられて載せられる表面を符号22aで示し、その裏面を符号22bで示す。
本体部22は、固定部21よりもストロー10の先端側に位置されている。すなわち、ストロー10の先端側に向けて順次、固定部21、連結部23、本体部22が配設された状態とされている。連結部23は、固定部21のうち、その周方向一部から先端側に向けて延びている。つまり、連結部23は、ストロー10の軸線を境にして一方側の領域(図2上方側の領域)に位置され、これにより本体部22もストロー10の軸線に対して上記一方側の領域にオフセットされた状態で配設されている。
連結部23は、ストロー10の直径(最大幅)に比してより大きな幅を有するようにされて、本体部22が固定部21に対して横方向にぶれないようにされている。
連結部23の裏面側(22b側)には、スリット30が形成されている。このスリット30は、連結部23の表面側近くにまで達している。連結部23には、スリット30に対応した位置において、薄肉部されたヒンジ部40が形成されている。
本体部22は、上記ヒンジ部40を中心として、揺動可能とされる。この揺動により、本体部22は、図1、図2に示すスプーン使用位置と、後述する図7に示す待避位置とを選択的にとり得るようになっている。スプーン使用位置は、本体部22がストロー10の軸線延長線に沿う方向に延びるような姿勢とされて、ストロー10を把持しつつ、本体部22でもって飲食物をすくい上げるときに使用される位置となる。
上記スプーン使用位置から、本体部22を略90度程度上方へ向かうように揺動させる(ストロー10の径方向外方側に向かう方向への揺動)ことにより、本体部22の待避位置とされる。すなわち、ストロー10を把持しつつ、図7に示すように容器50の底壁部に本体部22の先端部を当接させるようにして、ヒンジ部40を中心として本体部22を略90度揺動させることにより、本体部22の裏面22bがストロー10の先端とほぼ同じ高さ位置となるようにされる。これにより、容器50の底壁付近に残っている液状物60を、スプーン20(の本体部22)に邪魔されることなく、ストロー10によって飲用
することが可能となる。
ここで、本体部22は、スプーン使用位置から、待避位置とは反対方向に揺動させること(図2の状態から本体部22を下方側に向けて揺動させること)は、規制部70によって規制される。
上記規制部70は、実施形態では、スリット30を利用して構成するようにしてある。すなわち、スプーン使用位置においては、スリット30の相対向する一対の面30a、30b(図7参照)が、図2〜図4、図5に示すように互いに当接した状態とされる。そして、一対の面30a、30bが当接している状態から、さらに待避位置とは反対方向へ向けて揺動することが規制されることになる。この揺動規制によって、スプーン使用位置において、本体部22上にある飲食物からの重量を受けても、本体部22はスプーン使用位置を保持することになる。
図7に示す容器50内に、例えば、例えばコーヒーやソーダ水等の液状物にアイスクリームやシャーベット等の非液状物が載せられている状態を想定する。このとき、当初は、スプーン使用位置とされた本体部22によって非液状物をすくい上げて飲食しつつ、ストロー10を利用して液状物を飲用することができる。
飲食の進行(時間の経過)により、容器50内に液状物のみとなり、しかも容器50内での液位が相当に低くなった状態を想定する。この場合は、スプーン使用位置のままでは、本体部22(の先端)が容器50の底壁に当接して、ストロー10の先端(図7下端)がかなり高い位置となって、そのままではストロー10によって液状物を飲用できない状態を生じる。このようなときは、ストロー10に斜め下方への押圧力を加えつつ、本体部22を待避位置に向けて揺動させればよい。本体部22を待避位置とすることにより、ストロー10の先端を十分に容器50の底壁付近(底壁に当接させることも可能)に位置させることができ、低い液位とされた液状物をストロー10によって飲用することができる。
図8〜図11は、本発明の第2の実施形態を示すものであり、前記実施形態と同一構成要素には同一符号を付してその重複した説明は省略する。
本実施形態では、前記実施形態と同様に、連結部23の裏面側にスリット30Bを形成して、薄肉部となるヒンジ部40を形成してある。ただし、スリット30Bは、本体部22がスプーン使用位置にあるときでも、相対向する面30aと30bとの間にストロー10の長手方向(図8左右方向)に間隙を有するように形成されている。スリット30Bは、図11に示すように、その左右端部が他の部位よりも部分的に肉厚とされて、ヒンジ部30Bの強度が確保されている。勿論、本体部22は、ヒンジ部40を中心として、スプーン使用位置から待避位置へ向けて揺動可能とされる。
相対向する一方の面30aには、他方の面30bに向けて突出する突起部25が形成されている。この突起部25の先端は、本体部22がスプーン使用位置にあるときに、他方の面30bの直近に位置されている(他方の面30bに当接される状態としてもよい)。これにより、本体部22がスプーン使用位置から待避位置とは反対方向へ揺動されようとしたときに、突起部25(の先端)が他方の面30bに当接して、この揺動が規制される。このように、本実施形態では、突起部25と他方の面30bとによって、揺動規制のための規制部70Bが構成されている。なお、突起部25を他方の面30bから突出させるようにして、この突起部25の先端を一方の面30aの直近に位置させる(あるいは一方の面30aに当接させる)ようにしてもよい。
突起部25は、実施形態では、ヒンジ部40(の裏面)に一体化されて、突起部25によるヒンジ部40の補強が行われている。なお、突起部40を、ヒンジ部40(の裏面)から離間させることもできる。また、突起部25は、実施形態では、連結部23の幅方向に間隔をあけて2個形成してあるが、突起部25の数は1個あるいは3個以上とすることもできる。
図12は、本発明の第3の実施形態を示すものである。本実施形態では、前記各実施形態と同様に、連結部23の裏面側にスリット30Cを形成することにより、薄肉部としてのヒンジ部40を形成してある。ただし、スリット30Cの相対向する一対の面は、スプーン使用位置にあっても互いに離間した状態とされている。つまり、スリット30Cを利用した揺動規制は行われないものとなっている。
本実施形態では、ストロー10の先端部を前記実施形態の場合よりも本体部22に近い位置にまで存在させて、ストロー10の先端部によって、連結部23をその裏面側から支承するようにしてある。このストロー10の先端位置は、スリット30Cよりもさらに先端側に位置するようにされている。
スプーン使用位置において、連結部23の裏面側がストロー10の先端部によって支承されていることから、本体部22は、スプーン使用位置から待避位置とは反対方向への揺動が規制されることになる(ストロー10の先端部が揺動規制を行う規制部70Cを構成)。
図12の変形例として、ストロー10の先端位置をさらに本体部22に達するように延長させることもできる。この場合、ストロー10の先端部のうち本体部22側の面を、本体部22の裏面形状に沿う凹状とした偏平形状とするのが好ましい。また、スリットとして前記実施形態の場合と同様のスリット30として、その一対の面30aと30bとがスプーン使用位置において互いに当接するようにしてもよく、あるいは図8〜図11に示すように突起部25を利用した揺動規制を行うようにしてもよい(揺動規制を行う規制部を2重に構成)
図13は、本発明の第4の実施形態を示すものである。本実施形態は、図8〜図11に示す実施形態のうち固定部21とストロー10との取付態様を変更したものとなっている。すなわち、ストロー10の先端部に小径部10aを形成して、小径部10aとこれよりも基端部側の大径部10bとの間に段部10cを形成してある。段部10cは、ストロー10の先端(図1左方端)に向けて徐々に小径となるように傾斜(テーパ状)とされている。
円筒状の固定部21は、上記小径部10aの外周に圧入状態で嵌合されている。そして、固定部21の基端部内面に、ストロー10の基端部側に向けて徐々に拡径するテーパ部21aが形成されて、テーパ部21aが段部10c(のテーパ面)に密着状態で当接されている(ストロー10が固定部21に対して必要以上に深く挿入されてしまうことの防止)。
図14は、本発明の第5の実施形態を示すものである。本実施形態は、図8〜図11に示す実施形態のうち固定部21とストロー10との取付態様を変更したものとなっている。すなわち、ストロー10の先端部外周に、周方向等間隔に複数(実施形態では90度間隔で4個)の凹部(係止用凹部)10dが形成されている。
円筒状の固定部21の内面には、上記凹部10dに対応させて、複数の凸部(係止用凸部)21bが形成されている。また、固定部21の先端部側には、径方向内方側に向けて突出するストッパ部21cが形成されている。このストッパ部21cは、固定部21の周
方向に連続した円環状の形態でもよく、あるいは周方向に等間隔に複数形成された突起状の形態とすることもできる。
固定部21内に挿入(圧入)されるストロー10は、その先端がストッパ部21cに当接することによりこれ以上の挿入が規制される。また、ストロー10の先端がストッパ部21cに当接した状態で、凸部21bが凹部10dに嵌合される。凸部21bと凹部10dとの嵌合により、ストロー10と固定部21とは、その相対回転が確実に規制されると共にストロー10の軸方向での相対変位も規制される。
なお、凹部10dは、ストロー10の基端部側に向けて徐々に浅くなる傾斜面とされる一方、ストロー10の先端部側はほぼストロー10の径方向に延びる直角な壁部とされている。凸部21bは、凹部10dに対応した形状(隙間なく嵌合される形状)とされている。これにより、固定部21に対してストロー10の先端部を挿入していく過程において、凹部10dと凸部21bとの嵌合がスムースに行われる一方、凹部10dに凸部21bが嵌合した後は、ストロー10の固定部21からの抜けが強固に規制される。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲において適宜の変更が可能である。スプーン20を、例えば連結部23付近を境に第1部材と第2部材との2分割構成としつつ、2つの部材同士を互いに揺動可能に連結するようにしてもよい。この場合、揺動可能な連結のためのピン部を一方の部材に形成する一方、他方の部材に上記ピン部が回動可能に嵌合される取付孔を形成し、さらにスプーン使用位置から待避位置とは反対方向へ揺動させようとしたときに互いに当接される部位(つまり規制部)を各部材間に形成しておくことができる。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、スプーン付きストローとして好ましいものを提供できる。
SS・スプーン付きストロー
10:ストロー
10a:小径部(図13)
10b:大径部(図13)
10c:段部(図13)
10d:凹部(図14)
20:スプーン
21:固定部
21a:テーパ部(図13)
21b:凸部(図14)
21c:ストッパ部(図14)
22:本体部
23:連結部
25:突起部
30:スリット
30B:スリット(図8〜図11)
30C:スリット(図12)
30a:一方の面
30b:他方の面
40:ヒンジ部
50:容器
60:液状物
70:規制部
70B:規制部(図8〜図11)
70C:規制部(図12)

Claims (7)

  1. ストローと、該ストローとは別体に形成されると共に該ストローの先端部に固定されたスプーンと、を備え、
    前記スプーンは、前記ストローの先端部に対する固定部と、飲食物をすくい上げる本体部と、該固定部と該本体部とを連結する連結部と、を有し、
    前記連結部にヒンジ部として薄肉部が形成されて、該薄肉部を中心として前記本体部が揺動可能とされ、
    前記薄肉部を中心とした前記本体部の揺動に応じて、前記本体部の先端が前記ストローの先端よりも大きく先端側に向けて突出されたスプーン使用位置と、該スプーン使用位置から該本体部が該ストローの径方向外方側に向けて揺動されたスプーン待避位置と、をとり得るようにされ、
    前記本体部の揺動のうち、前記スプーン使用位置から前記スプーン待避位置とは反対側に向けての揺動を規制する規制部を有しているスプーン付きストローであって、
    前記連結部のうち、前記本体部の裏面側となる面に前記ストローの長手方向に開く間隙を有するスリットが形成されることにより、前記薄肉部が形成され、
    前記スリットの相対向する一方の面に、他方の面に向けて伸びる突起部が形成され、
    前記規制部が、前記本体部を前記スプーン使用位置から前記スプーン待避位置とは反対方向に揺動させたときに前記突起部が前記他方の面に当接することによって構成されている、
    ことを特徴とするスプーン付きストロー。
  2. ストローと、該ストローとは別体に形成されると共に該ストローの先端部に固定されたスプーンと、を備え、
    前記スプーンは、前記ストローの先端部に対する固定部と、飲食物をすくい上げる本体部と、該固定部と該本体部とを連結する連結部と、を有し、
    前記連結部にヒンジ部として薄肉部が形成されて、該薄肉部を中心として前記本体部が揺動可能とされ、
    前記薄肉部を中心とした前記本体部の揺動に応じて、前記本体部の先端が前記ストローの先端よりも大きく先端側に向けて突出されたスプーン使用位置と、該スプーン使用位置から該本体部が該ストローの径方向外方側に向けて揺動されたスプーン待避位置と、をとり得るようにされ、
    前記本体部の揺動のうち、前記スプーン使用位置から前記スプーン待避位置とは反対側に向けての揺動を規制する規制部を有しているスプーン付きストローであって、
    前記固定部が、筒状とされて、前記ストローの先端部外周に嵌合され、
    前記連結部のうち、前記本体部の裏面側となる面にスリットが形成されることにより、前記薄肉部が形成され、
    前記ストローの先端が前記本体部の基端部またはその直近まで延びていて、前記スプーン使用位置において、前記ストローの先端部の外周面が、前記スリットを覆うと共に前記本体部の基端部またはその直近を裏面側から支承することにより前記規制部が構成され、しかも、前記ストローの先端が前記本体部の裏面側外方に向けて開口されている、
    ことを特徴とするスプーン付きストロー。
  3. 請求項1において、
    前記固定部が、筒状とされて、前記ストローの先端部外周に嵌合され、
    前記ストローの先端が前記本体部の基端部またはその直近まで延びていて、前記スプーン使用位置において、前記ストローの先端部の外周面が、前記スリットを覆うと共に前記本体部の基端部またはその直近を裏面側から支承することによっても前記規制部が構成されている、
    ことを特徴とするスプーン付きストロー。
  4. 請求項1又は2において、
    前記薄肉部の左右端部が部分的に肉厚とされている、
    ことを特徴とするスプーン付きストロー。
  5. 請求項2又は3において、
    前記ストローは、先端部が小径部とされて、基端部側の大径部との境界に段部が形成されており、
    前記固定部が、前記小径部の外周に嵌合されると共に前記段部に当接されている、
    ことを特徴とするスプーン付きストロー。
  6. 請求項2又は3において、
    前記ストローの先端部外周に凹部が形成され、
    前記固定部の内面に形成された凸部が、前記凹部に嵌合されている、
    ことを特徴とするスプーン付きストロー。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、
    前記スプーンが、全体的に合成樹脂により一体成形されている、
    ことを特徴とするスプーン付きストロー。
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