JP6687038B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信デバイス又は固定通信デバイスに複数の通信サービスを提供する通信システム及びその構成要素に関する。本発明は、限定ではないが特に、関連する第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)標準規格文書において現在規定されているようなロングタームエボリューション(LTE)アドバンストシステムにおける、いわゆるダウンリンク協調マルチポイント(CoMP)送信/受信機能に関する。
セルラ通信ネットワークにおいて、ユーザ機器(UE)(移動電話機、移動デバイス、移動端末等)は、複数の基地局を介して他のユーザ機器及び/又は遠隔サーバと通信することができる。LTEシステムは、発展型ユニバーサル陸上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)と、発展型パケットコア(EPC)ネットワーク(又は単に「コアネットワーク」)とを含む。E−UTRANは、ユーザプレーン及び制御プレーンの双方の終端をUEに向けて提供する複数の基地局(「eNB」)を含む。
様々な判断基準(送信されるべきデータ量、移動電話機によってサポートされる無線技術、予期されるサービス品質、加入設定等)に依拠して、各基地局は、基地局にアタッチした移動電話機によって用いられる送信タイミング、周波数、送信電力、変調等の制御を担当する。サービスの分断を最小限にし、利用可能な帯域幅の利用を最大限にするために、複数の基地局は自身の送信電力、及び移動電話機の送信電力も継続的に調節する。また、複数の基地局は、移動電話機に周波数帯域及び/又はタイムスロットを割り当て、また、複数の基地局とアタッチした複数の移動電話機との間で用いられる適切な伝送技術を選択し実行する。また、こうすることによって、複数の基地局は、複数の移動電話機が互いに引き起こすか又は複数の基地局に対し引き起こす任意の有害な干渉を低減又は除去する。
例えば、ユーザ機器のための高データレートのカバレッジ、一時ネットワーク展開、セルエッジスループットを改善し、及び/又はシステムスループットを増大させる、いわゆるダウンリンク協調マルチポイント(CoMP)送信/受信機能が、3GPP規格文書のRel−11において導入された。CoMP機能は、準拠している複数の移動電話機(及び他のユーザ機器)が複数の送信ポイント(TP)と実質的に同時に通信するための技法を確立した。複数のTPは通常、基地局(eNB)、リモートラジオヘッド(RRH)、中継ノード(RN)等(又はそれらの組み合わせ)を含む。CoMP送信に関与する複数の送信ポイントは、例えば、各送信ポイントが異なるセルに関連付けられた、単一の基地局の別個の複数の送信ポイントとしての方法(「eNB内(intra-eNB)CoMP」と呼ばれる)、異なる基地局によって運用される複数の送信ポイントとしての方法(「eNB間(inter-eNB)CoMP」と呼ばれる)、又はこれらの2つの方法の組み合わせを用いた方法を含む複数の方法で提供されてよい。これらの技法は、例えばTR36.819V11.2.0において記載されており、この文書の内容は引用することにより本明細書の一部をなす。要約すれば、CoMP送信/受信を用いて、i)複数のTPから同じ信号を送信することによって移動電話機における受信信号品質を最適化し、及び/又は、ii)異なるTPから同時に(しかし当然ながら、例えば異なる周波数/タイミング/コード等を用いることによって、干渉を生じることなく)異なる信号(例えば、ユーザデータの異なる部分)を送信することによってデータスループットを増大させることができる。
しかしながら、移動電話機によって複数の送信ポイントが用いられるとき、多くの場合、セルの最適な組み合わせを見つけ、各セル内の最適なスケジューリングを決定する(すなわち、それによってデータレートが最大になり及び/又は不要な干渉が回避される)ことが困難である。さらに、複数の基地局は、多くの場合、比較的高いレイテンシ及び/又は限られた帯域幅によって特徴付けられるいわゆる非理想的バックホールを介して接続され、これにより、多くの場合、そのような基地局間で送信されるデータが、効率的なCoMP動作を妨げ得る遅延(場合によっては50ms以上)を被ることになる。CoMPスケジューリングアルゴリズムは、通常、基地局(セル)間の大量のデータの交換を必要とし、これは、上述したバックホール制約に起因して、(少なくとも)eNB間CoMP送信にとって現実的でない。
CoMPスケジューリングを、(それぞれ、無線フレームレベル及びサブフレームレベルにおける)2つの別々の段階において実行し、協調エリア内のTP間で限られた協調しか必要とされないようにすることが提案された。したがって、非理想的バックホールを介して接続された複数のTPを用いてCoMPスケジューリングを実現することが可能である。
無線フレーム(LTEにおいて10msの持続時間を有する)ごとに実行される第1の段階において、中央コントローラは、いずれのTPがいずれのUEについてアクティブにされるか(すなわち、その無線フレーム中にいずれのTPが「オン」にされるか)を選択する。これは、複数のUEと複数のTPとの間の関連付けと呼ばれる。第1の段階は、バックホールレイテンシよりも長い期間(通常、5LTE無線フレームに等しい50msから100ms又は更にはそれ以上の範囲をとる)にわたって関連する、平均化された(瞬時でない)低速に変動するメトリックに基づいて比較的粗い粒度で実行される。このため、メトリックの抽出元の信号がバックホールを介して通信されている間、用いられているメトリックは、大幅に変化しない。そのような低速に変動するメトリックの例は、複数のユーザが異なる構成等の下でこれらのTPから受信することができる平均レートの推定値を含む。そのようなメトリックは、例えば、各UEによって行われる基準受信信号(RSRP)の比較的長期の測定に基づくことができる。
他方で、第2の段階は、瞬時のレート又は信号対干渉雑音比(SINR)の推定値等の高速に変化する情報に基づいて、各アクティブTPによって独立して、(LTEにおいて1msの持続時間を有する)サブフレームごと及び/又はスロット(0.5ms)ごとに実行される。この高速に変化する情報は、そのTPに関連付けられた移動電話から、そのTPによって直接受信される。したがって、第2の段階は、少なくとも現在の無線フレームの終了時(第1の段階の終了時)まで、関与するTP間の協調を必要としない。
しかしながら、そのような手法は、いくつかの無線フレームの持続時間にわたって準最適CoMP構成(UE−TPの関連付け)が選択されることになる場合があるため、理想的でなく、結果として、無線フレームの全体組の持続時間にわたって、不良な全体データスループット及び/又は望ましくない干渉が生じる場合がある。そのような準最適CoMP構成は、(主に単一のTPによって生じる場合であっても)第2の段階におけるアクティブなTPによって補償する(又は改善する)ことができない。なぜなら、第2の段階において、複数のTPは、互いに独立して動作しており、このため、各サブフレーム(又はスロット)における独自の送信のパラメータしか変更することができないためである。
したがって、本発明は、上記の問題に少なくとも部分的に対処するシステム、デバイス及び方法を提供しようとする。
一態様において、本発明は、少なくとも1つの移動デバイス及び複数の送信ポイントを有する通信システムにおいて複数の協調送信を制御する装置を提供し、各送信ポイントは、少なくとも1つのセルを運用し、該装置は、前記複数の送信ポイントのうちの少なくとも1つの送信ポイントから、少なくとも1つのチャネル状態情報(CSI)報告を受信する受信手段と;前記少なくとも1つのCSI報告から導出された情報に基づいて、前記少なくとも1つの送信ポイントを介した送信のためのデータレートを推定する推定手段と;前記推定手段によって推定された前記データレートに基づいて、前記少なくとも1つの移動デバイスに関連付けられる少なくとも1つの送信ポイントを有するアクティブな送信ポイント組を決定する決定手段と;前記アクティブな送信ポイント組に含まれる各送信ポイントに、前記少なくとも1つの移動デバイスとの関連付けを識別する情報を送信する送信手段と;を備える。
他の態様において、本発明は、複数の送信ポイントを介して少なくとも1つの移動デバイスに複数の協調送信を提供する通信システムの送信ポイントを提供し、各送信ポイントは、少なくとも1つのセルを運用し、該送信ポイントは、前記少なくとも1つの移動デバイスから、少なくとも1つのチャネル状態情報(CSI)報告を受信する第1の受信手段と;前記少なくとも1つのCSI報告から導出された情報に基づいて、前記送信ポイントを介した送信のためのデータレートを推定する際に用いるための前記少なくとも1つのCSI報告をコントローラに送信する送信手段と;ネットワークノードから、前記送信ポイントと前記少なくとも1つの移動デバイスとの間の関連付けを識別する情報を受信する第2の受信手段と;を備える。
他の態様において、本発明は、上記の装置と、上記記載の送信ポイントとを備える通信システムを提供する。
他の態様において、本発明は、複数の送信ポイントを介して少なくとも1つの移動デバイスに複数の協調送信を提供する通信システムにおいて装置によって実行される方法を提供し、各送信ポイントは、少なくとも1つのセルを運用し、該方法は、前記複数の送信ポイントのうちの少なくとも1つの送信ポイントから、少なくとも1つのチャネル状態情報(CSI)報告を受信し;前記少なくとも1つのCSI報告から導出された情報に基づいて、前記少なくとも1つの送信ポイントを介した送信のためのデータレートを推定し;前記推定することによって推定された前記データレートに基づいて、前記少なくとも1つの移動デバイスに関連付けられた少なくとも1つの送信ポイントを有するアクティブな送信ポイント組を決定し;前記アクティブな送信ポイント組に含まれる各送信ポイントに、前記少なくとも1つの移動デバイスとの関連付けを識別する情報を送信する。
他の態様において、本発明は、複数の送信ポイントを介して少なくとも1つの移動デバイスに複数の協調送信を提供する通信システムにおいて送信ポイントによって実行される方法を提供し、各送信ポイントは、少なくとも1つのセルを運用し、該方法は、前記少なくとも1つの移動デバイスから、少なくとも1つのチャネル状態情報(CSI)報告を受信し;前記少なくとも1つのCSI報告から導出された情報に基づいて、前記送信ポイントを介した送信のためのデータレートを推定する際に用いるための前記少なくとも1つのCSI報告をコントローラに送信し;ネットワークノードから、前記送信ポイントと前記少なくとも1つの移動デバイスとの間の関連付けを識別する情報を受信する。
本発明の態様は、上記で示した態様及び可能な形態又は特許請求の範囲において記載される態様及び可能な形態において記述されるような方法を実行するようにプログラマブルプロセッサをプログラムするように、及び/又は特許請求の範囲のいずれかの請求項において記載される装置を提供するように適切に構成されたコンピュータをプログラムするように動作可能である、その上に記憶された命令を有するコンピュータ可読記憶媒体のようなコンピュータプログラム製品にまで及ぶ。
本明細書(特許請求の範囲を含む)において開示され、及び/又は図面において示される各特徴は、開示され、及び/又は図示される任意の他の特徴から独立して(又はそれらと組み合わせて)本発明に組み込まれる場合がある。詳細には、限定はしないが、特定の独立請求項に従属する請求項のうちのいずれかの特徴は、任意の組み合わせにおいて又は個々に、その独立請求項に取り込まれる場合がある。
次に、本発明の例示的な実施形態を、単に例として、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明を適用可能なタイプの移動遠距離通信システムを概略的に示す図である。 LTE通信ネットワークにおいて用いるために規定された一般的なフレーム構造を示す図である。 図2aに示すスロットが複数の時間−周波数リソースからどのように形成されかを示す図である。 複数の協調ネットワーク送信ポイントを有する様々な移動遠距離通信システムシナリオのうちの1つを概略的に示す図である。 複数の協調ネットワーク送信ポイントを有する様々な移動遠距離通信システムシナリオのうちの1つを概略的に示す図である。 複数の協調ネットワーク送信ポイントを有する様々な移動遠距離通信システムシナリオのうちの1つを概略的に示す図である。 図1に示すシステムの一部を形成する移動電話機の主要構成要素を示すブロック図である。 図1に示すシステムの一部を形成する基地局の主要構成要素を示すブロック図である。 図1に示すシステムの一部を形成する中央コントローラの主要構成要素を示すブロック図である。 本発明の実施形態を実行する間に図1の移動遠距離通信システムの構成要素によって実行される方法を示す例示的なタイミング図である。
概観
図1は、複数の送信ポイント(この例では基地局)5−1〜5−3の複数のセルを介してサービングされる移動電話機3(又は他の準拠しているユーザ機器)を含む移動(セルラ)遠距離通信システム1を概略的に示している。複数の基地局5は、いわゆるX2インターフェースを介して(直接又は適切なゲートウェイを介して)互いに接続される。当業者であれば、図1には説明の目的で1つの移動電話機3及び3つの基地局5が示されているが、システムは実装時に通常、他の基地局及び移動電話機を含むことを理解するであろう。
遠距離通信システム1は、コアネットワーク8も備える。複数の基地局5は、S1インターフェースを介してコアネットワーク8に接続される。コアネットワーク8は、中でも、CoMPコントローラ10と、モビリティ管理エンティティ(MME)12と、サービングゲートウェイ(SGW)14と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)16とを備える。
当業者には理解されるように、各基地局5は1つ以上の基地局セル(図示せず)で動作し、それらの基地局セルにおいて基地局5と移動電話機3との間の通信を行うことができる。移動電話機3のユーザは、基地局5及びコアネットワーク8を介して他のユーザ及び/又は遠隔サーバと通信することができる。
複数の送信ポイントが移動電話機3によって用いられているとき、移動電話機は、各送信ポイント(各セル)によって送信される複数の信号の品質を測定及び報告し、また、受ける任意の干渉を測定し、報告を返し、それに従って各送信ポイントがその送信ポイントの動作を調整することができる(すなわち、最適電力レベルで/付近で送信し、干渉を最小限に保持することができる)ように構成される。
図1に示す例において、第1の基地局5−1及び第2の基地局5−2は、移動電話機3に対して現在アクティブである(すなわち、CoMPコントローラ10が、移動電話機3と第1の基地局5−1との間、及び移動電話機3と第2の基地局5−2との間に適切なUE−TP関連付けを生成した)。したがって、移動電話機3は、各関連付けられた基地局5−1、5−2(アクティブな複数のTP)によって送信されたそれぞれの信号の品質、及び/又はそのような信号に影響を及ぼす任意の干渉を測定し、報告する(ただし、移動電話機3は、基地局5−3によって送信された複数の信号の品質を測定し報告するように構成されてもよい)。
複数のUE−TP関連付けが更新される周期が、複数の基地局5間で提供される非理想的バックホール(X2インターフェース)によって生じる対応する(例えば、平均)バックホールレイテンシ未満であることが有利である。特に、このシステムでは、複数のUE−TPの関連付けは、CoMPコントローラ10によって無線フレームごとに少なくとも1回更新されるが、通常、無線フレームごとに1回よりも高い頻度で、例えば数サブフレームごとに更新される。
これを容易にするために、この例において、複数のUE−TP関連付けは、バックホールレイテンシよりも長い期間にわたって関連する複数の平均的な(非瞬時の)低速に変動するメトリックの推定値が基づく、複数の比較的長期の測定値(RSRP測定等)ではなく、複数の短期CoMPチャネル状態情報(CSI)報告に基づく。
特に、CoMPコントローラ10は、(複数のRSRP測定値から低速に変動する平均UEデータレートを推定する代わりに、)移動電話機3によってその移動電話機のサービング基地局(ら)5に送信されたCSI報告(ら)から移動電話機3のデータレートを推定するように構成される。これを行うために、各基地局5(TP)は、移動電話機3から受信するCSI報告(ら)を中央プロセッサに送信するように構成される。2つ以上の移動電話機が複数の基地局5の複数のセルにおいてサービングされている場合、各移動電話機は、自身の独自のCSI報告を送信するように構成され、このCSI報告は次に、このCSI報告を受信した適切なサービング基地局によってCoMPコントローラ10に転送されることが理解されるであろう。複数の基地局は、複数のサービングされている移動電話機からの複数のCSI報告を個々に又は集約された形態で転送してよいことが理解されるであろう。さらに、複数の基地局は、複数のCSI報告を、元のフォーマットで、又は適切な処理(例えば、符号化)に従って転送してもよい。
データレート推定は、移動電話機3のためのサービング基地局5によって導出される動的補正項に基づいて改善される(この補正項も、基地局5によってCoMPコントローラ10に転送される)ことが有益である。この例では、補正項は、移動電話機3からのハイブリッド自動再送要求(HARQ)ACK/NACKフィードバックによって導出される外部ループリンク適応(OLLA)から得られる補正項である。OLLA補正項(又は「OLLA係数」)は、ACKの数及びNACKの数に基づいて経時的に動的に変化し、このため、過去の複数のデータ送信についてのACK/NACK受信の動力学に基づいてデータレート推定が改善されることを可能にする。
第2の段階において、各基地局5−1及び5−2(すなわち、第1のフェーズにおいて移動電話機3に関連付けられたTP)は、自身のセル(ら)において独立してサブフレームごとにスケジューリングを実行する(又は、適宜、スロットごとにスケジューリングを実行する)。そのような独立したスケジューリングは、複数のセル間で転送される必要があるデータ量を大幅に低減させ、これによって、複数の非理想的バックホール接続を有するCoMPに適したものとなる。
上記で説明した改善した2段階スケジューリングにより、関与する複数のTP間でいずれの段階においても大規模な協調を必要とすることなく、CoMPスケジューリングを実行することが可能になることが有益である。説明されるCoMPスケジューリングは、(複数の近傍基地局間のバックホールレイテンシにかかわらず)無線フレームごとに1回よりも高いレートで第1の段階を実行することも可能にする。CoMPスケジューラは、スケジューリングされている移動電話機(ら)によって提供される補正項を用いることによって、複数のデータレート推定を改善する(このため、スケジューリングされた各移動電話機ために複数のアクティブなTPの最も適した組を選択する)ことが可能であることが有利である。
LTEサブフレームデータ構造
複数のCoMP送信を移動電話機3のために複数の送信ポイントを介してスケジューリングすることができる特定の方法を検討する前に、複数のLTE通信に関して合意されたアクセス方式及び一般的なフレーム構造について簡単に説明する。直交周波数分割多元接続(OFDMA)技法がダウンリンクに用いられ、移動電話機3が基地局5とのエアインターフェースを介してデータを受信することを可能にする。移動電話機3に送信されるデータ量に依拠して、異なる複数のサブキャリアが基地局5によって(所定の時間にわたって)移動電話機3に割り当てられる。これらのサブキャリアブロックは、複数のLTE規格において複数の物理リソースブロック(PRB)と呼ばれる。このため、複数のPRBは、時間及び周波数次元を有する。(各)サービング基地局5は、自身がサービングしている各デバイスに対して複数のPRBを動的に割り当て、制御チャネルにおいて、複数のスケジューリングされたデバイスのそれぞれに対し、各サブフレーム(TTI)のための複数の割り当てをシグナリングする。
図2aは、移動電話機3とそのサービング基地局(ら)5との間のエアインターフェースを介した複数のLTE通信用に合意された1つの一般的なフレーム構造を示している。図示するように、1つのフレーム13は、10ms長であり、1msの継続時間(送信時間間隔(TTI)として知られている)の10個のサブフレーム15を有する。各サブフレーム又はTTIは0.5ms持続時間の2個のスロット17から成る。各スロット17は、標準サイクリックプレフィックス(CP)が用いられるか、拡張サイクリックプレフィックス(CP)が用いられるかに応じて、6個又は7個のOFDMシンボル19から成る。利用可能なサブキャリアの全数は、システムの全送信帯域幅による。複数のLTE仕様は、1.4MHz〜20MHzのシステム帯域幅のためのパラメータを規定し、現在、1つのPRBは、1つのスロット17に12個の連続したサブキャリアを有するように規定される(ただし、これは明らかに異なるものとすることができる)。送信ダウンリンク信号は、Nsymb個のOFDMシンボルの持続時間にわたるNBW個のサブキャリアから成る。これは、図2bに示されるように、リソースグリッドで表すことができる。グリッド内の各ボックスは1シンボル周期にわたる単一のサブキャリアを表しており、リソース要素(RE)と呼ばれる。図示されるように、12個の連続したサブキャリア及びサブキャリアごとの(この場合)7個のシンボルから、各PRB21が形成されるが、実際には、各サブフレーム15の第2のスロット17においても同じ配分が行なわれる。
キャリアアグリゲーションの場合、それぞれが図2a及び図2bに示されるフレーム構造を有するが、干渉しないように周波数が別個である複数のキャリアが提供される。
リソース要素のうちのいくつかは、複数の信号品質測定に用いられる複数の基準信号を搬送するように構成される。同様に、リソース要素のうちのいくつかを、複数の干渉測定を容易にするためにゼロ電力レベルで送信することができる。いわゆるCSIプロセスは、移動電話機3に、いずれのキャリアのいずれのリソース要素が測定及び報告される、複数の基準信号/複数のゼロ電力信号を搬送するように現在構成されているかを通知する。さらに、移動電話機3は、移動電話機3とそのサービング基地局(ら)5との間の複数の以前の送信からのHARQフィードバック(ACK/NACK)に基づいて(例えば、基地局及び/又はセルごとの)適用可能なOLLA係数を導出する(及び報告する)ように構成されてもよい。
この実施形態において、複数の基地局5は、複数の協調送信ポイントとして移動電話機3と通信することが可能であるように構成される。任意選択で、基地局5のうちの1つ以上は、複数の集約されたコンポーネントキャリアを提供するように構成されてよい。複数の送信ポイント(TP)、すなわちこの実施形態では複数の基地局5が、ともに協働して、それらの基地局のマルチポイント送信を協調させる。通常、通信システム内で異なる複数組の協調送信ポイントが提供される。以下のように、複数の異なるマルチポイント送信モードが可能である。
1.共同送信(JT)。この場合、移動電話機3は、時間−周波数リソース(サブフレーム上のPRB等)において複数の送信ポイント(TP)からの送信を受信する。これらの送信は、(各TPからの信号を移動電話機3によって組み合わせ、それによって受信信号の品質を改善することができるように)同じデータ、又は(時間−周波数リソースあたり、より多くのデータが移動電話機3に送信されるように)異なるデータを複数のTPから搬送してよい。
2.協調スケジューリング/ビームフォーミング(CS/CB)。この場合、移動電話機3は、任意の1つの時間−周波数リソースにおいて1つのTPのみからの複数の送信を受信し、複数のTPは、複数の送信間の干渉を最小限にするようにそれらのTPのスケジューリング及び/又はビームフォーミング決定を協調する。用いられる複数の送信ポイントは、変更頻度が比較的低くなるように半静的に選択される。
3.動的点選択(DPS)。この場合、移動電話機3は、時間−周波数リソースにおいて、複数の協調送信ポイントの組から選択される1つのみのTPから送信を受信するが、選択されるTPは、移動電話機3と送信ポイントとの間の瞬時無線チャネル状態に基づいて急速に(サブフレームごとに)変化してよい。
送信ポイント数、及び複数の基地局5のうちのいずれかがキャリアアグリゲーション機能を実施するか否かに依拠して、通信システム1の複数のセル内の複数の信号条件を最適化する際にサービング基地局(ら)5を支援するために、移動電話機3によって測定され報告される必要がある複数のセルが存在する。
この実施形態において、各サービング基地局5(例えば、基地局5−1及び5−2)は、1組の基準リソース(ゼロ電力リソース及び/又は非ゼロ電力リソース)のCSIを測定し報告するように、移動電話機3を構成する。これは、CSIプロセスと呼ばれる。
そのCSIプロセスを構成した送信ポイントは、複数の測定結果を受信し、その移動電話機3のための(段階2における)その送信ポイントの独自のスケジューリング決定において、その複数の結果を用いる。しかしながら、上記で説明されるように、このシステムにおいて、複数の基地局5はまた、複数の測定結果(関連OLLA係数を含む)をCoMPコントローラ10にも転送するように構成され、OLLA係数は、第1の段階(UE−TP関連付け段階)においていずれの移動電話機についていずれのTPがアクティブになるかを決定する際に、CoMPコントローラ10によって用いられてよい。
図1には示していないが、遠距離通信システム1は、基地局5−1〜5−3に加えて(又はそのいずれかの代わりに)、1つ以上のリモートラジオヘッド(RRH)及び/又は中継ノード(RN)も備えてもよい。「通常の」基地局5−1〜5−3と、任意のRRH又は中継ノードとの間の差異が存在する場合、その主な差異は、RRH及び中継ノードはコアネットワーク8に直接接続されないことである。代わりに、RRHは通常、高速通信リンクによってマスタ(又は「ドナー」)基地局に接続され、その一方で、中継ノードは通常、エアインターフェースを介してドナー基地局に接続される。RRH及びRNは、基地局の遠隔アンテナと同様に、すなわち、RRH/RNによってブロードキャストされる複数の信号がそのドナー基地局によってブロードキャストされる信号と同じである(例えば、RRH/RNは、「ドナー基地局」セルと同じセルIDを用いることができる)ように動作することができるか、又はRRH及びRNは、それ自体が自身のセル(この場合、「ドナー」基地局のセルのセルIDと異なるセルIDを有する場合がある)内のユーザ機器にサービングする基地局として動作することができる。
複数のCoMP送信方式は、通常、以下の4つの主要なシナリオのうちの1つ(又はそれらの組み合わせ)に属するように分類され得る。
1.サイト内(すなわち、基地局内)CoMPを有する同種ネットワーク、
2.高送信(Tx)電力リモートラジオヘッド(RRH)を有する同種ネットワーク、
3.複数のRRHによって作成される複数の送信/受信ポイントがマクロセルと異なるセルアイデンティティを有する、マクロセル(例えば、基地局セル)のカバレッジエリア内の複数の低電力RRHを有する異種ネットワーク、及び、
4.複数のRRHによって作成される複数の送信/受信ポイントがマクロセルと同じセルアイデンティティを有する、マクロセル(例えば、基地局セル)のカバレッジエリア内の複数の低電力RRHを有する異種ネットワーク。
図3a〜図3cは、複数の協調ネットワーク送信ポイントを提供するための複数の主要なCoMP送信シナリオの複数の例を概略的に示している。
図3aは、サイト内CoMPを有する同種ネットワーク(シナリオ1)を実装するための一例を示している。この場合、中央の基地局は、複数の協調している基地局のセルによって規定される地理的エリア内の(この基地局及び任意の近傍にある基地局による)複数のマルチポイント送信の協調を実行するように構成されてよい。近傍にある基地局間で複数の送信が協調されるとき、共通セルエッジに沿ったスループット及び/又は信号品質を改善することができる。
図3bは、単一の基地局によって制御される、複数の高Tx電力RRHを有する同種ネットワーク(シナリオ2)を実装するための一例を示している。この場合、複数のリモートラジオヘッドは複数の高速光ファイバーリンクを介してマスタ基地局(中央に示す)に接続される。そのような構成によって、マスタ基地局は、自身のセルの地理的エリアを超える場合であっても複数のマルチポイント送信の協調を実行することが可能になる。
図3cは、上記のシナリオ3又は4のいずれか一方を実装するための一例を示している。この場合、マクロセル(例えば、マスタ基地局セル)のカバレッジエリア内の複数の低電力RRHを有する異種ネットワークが示されている。複数のRRHによって作成される複数の送信/受信ポイントは、マクロセルと異なるセルアイデンティティを有してよく(シナリオ3)か、又はマクロセルと同じセルアイデンティティを有してもよい(シナリオ4)。複数のリモートラジオヘッドは、上記のように複数の高速光ファイバーリンクを介してマスタ基地局(中央に示す)に接続される。しかしながら、これらのシナリオでは、上記のように協調した地理的エリアを拡張するのではなく、マスタ基地局のセル(ら)の地理的エリア内の無線セル数(このため、利用可能な帯域幅)が増やされる。
図3bに示される複数のRRHと概ね同じようにして、追加のカバレッジ及び/又は追加の複数の送信ポイントを提供するために、複数の中継ノードを配置し用いることができる。しかしながら、複数の中継ノードは通常、光ファイバーリンクではなく無線リンク(エアインターフェース)を用いて、自身のそれぞれのマスタ基地局(「ドナー基地局」と呼ばれる)に接続される。
移動電話機
図4は、図1に示される移動電話機3の主要構成要素を示すブロック図である。示すように、移動電話機3は、1つ以上のアンテナ33を介して基地局5との間で信号を送受信するように動作可能なトランシーバ回路31を有する。移動電話機3は、移動電話機3の動作を制御するコントローラ37を有する。コントローラ37は、メモリ39と関連付けられ、トランシーバ回路31に結合される。図4に必ずしも示されていないが、移動電話機3は当然ながら、従来の移動電話機3の全ての通常の機能(ユーザインターフェース35等)を有してよく、これを適宜、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアのうちの任意の1つ又はそれらの任意の組み合わせによって提供されてよい。ソフトウェアは、メモリ39内に予めインストールされてよく、及び/又は、例えば遠距離通信ネットワークを介して若しくは取り外し可能なデータ記憶デバイス(RMD)からダウンロードされてよい。
コントローラ37は、この例では、メモリ39内に記憶されたプログラム命令又はソフトウェア命令によって移動電話機3の全体動作を制御するように構成される。示すように、これらのソフトウェア命令は、中でも、オペレーティングシステム41と、通信制御モジュール43と、HARQモジュール45と、信号測定モジュール47とを備える。
通信制御モジュール43は、移動電話機3と基地局(ら)5との間の通信を制御するように動作可能である。また、通信制御モジュール43は、アップリンクデータと、基地局5に送信される制御データとの別個のフローを制御する。複数のCAサービスが用いられているとき、通信制御モジュール43は、集約されたプライマリコンポーネントキャリア及びセカンダリコンポーネントキャリアを介して複数の通信を制御するように動作可能である。複数のCoMPサービスが用いられるとき、通信制御モジュール43は、移動電話機3と複数の送信ポイントとの間の協調通信を制御するように動作可能である。
HARQモジュール45は、移動電話機3とそのサービング基地局(ら)5との間で送信された複数のデータパケットのための、複数のハイブリッド自動再送要求肯定応答(ACK)及び/又は複数の否定応答(NACK)を扱う(生成/送信/受信する)ことを担当する。HARQモジュール45によって提供されるACK/NACKフィードバック(例えば、履歴及び/又はその統計)を用いて、各サービング基地局は、特定のセルにおける移動電話機3のための複数の送信に適したOLLA係数を計算し維持することができる。
信号測定モジュール47は、複数の信号測定を実行して、信号品質インジケーション/移動電話機3が受ける干渉を求めるように動作可能である。また、測定モジュール47は、そのような複数の測定(CSIプロセス)の複数の結果を(トランシーバ回路31を介して)サービング基地局(ら)5に提供するように動作可能である。
基地局
図5は、図1に示される基地局5の主要構成要素を示すブロック図である。基地局5は、自身のカバレッジエリア内でユーザ機器(移動電話機3等)に複数のサービスを提供する通信ノードである。本発明による実施形態において、様々な基地局5(送信ポイント)と移動電話機3との間の複数の通信は協調される。示すように、基地局5は、少なくとも1つのアンテナ53を介して移動電話機3との間で信号を送受信するトランシーバ回路51を含む。基地局5はまた、コアネットワーク8と他の近傍にある基地局5との間でネットワークインターフェース55(近傍にある基地局5と通信するためのX2インターフェース、及びコアネットワーク8と通信するためのS1インターフェース)を介して信号を送受信する。トランシーバ回路51の動作は、メモリ59内に記憶されるソフトウェアに従ってコントローラ57によって制御される。ソフトウェアは、中でも、オペレーティングシステム61と、通信制御モジュール63と、CoMPモジュール65と、信号測定制御モジュール67と、OLLA係数決定モジュール69とを含む。
通信制御モジュール63は、基地局5と移動電話機3との間及び複数のコアネットワークデバイス間の通信を制御するように動作可能である。
CoMPモジュール65は、この基地局5のセル(ら)と、この基地局(及び任意の更なる基地局)によってサービングされる移動電話機3との間の複数のマルチポイント送信の協調を容易にする。これを行う際、CoMPモジュール65は、CoMPコントローラ10と通信し、例えば、この基地局5によってサービングされているユーザ機器(例えば、移動電話機3)との複数の通信から得られる複数の測定結果(複数のCSI報告及び/又は任意の関連OLLA係数を含む)を送信し、現在のスケジューリングラウンドの第2の段階において用いられる(複数の測定結果に基づいてCoMPコントローラ10によって導出される)UE−TP関連付けを受信する。適宜、CoMPモジュール65は、他の複数の基地局の対応する複数のモジュールと通信して、様々な基地局間で協調が維持されることを確実にしてもよく、複数のCoMPサービスを用いて複数の通信の制御を実行するように通信制御モジュール63を支援してもよい。
信号測定制御モジュール67は、この基地局5によってサービングされる複数の移動電話機3のための複数のCSIプロセス(信号品質インジケーション及び干渉関連測定、並びに関連OLLA係数の計算及び報告を含む報告)を構成するように動作可能である。信号測定制御モジュール67はまた、基地局5の任意のセルが複数のCoMPサービスの提供に関与しているか否か(及びいずれのUEに対するものであるか)を(例えば、CoMPモジュール65を介して)監視し、それに応じて移動電話機3のための複数のCSIプロセスを構成するように動作可能である。
OLLA係数決定モジュール69は、移動電話機3からのフィードバック(HARQ ACK/NACKフィードバック)を用いて、移動電話機3のための適切なOLLA係数を計算し維持する。
CoMPコントローラ
図6は、図1に示されるCoMPコントローラ10の主要構成要素を示すブロック図である。CoMPコントローラ10は、複数の送信ポイントを用いてユーザ機器又は移動電話機3への複数のCoMP送信を協調させスケジューリングすることを担当する通信ノードである。示されるように、CoMPコントローラ10は、ネットワークインターフェース75(例えば、X2インターフェース)を介して複数の基地局5との間で信号を送受信するトランシーバ回路71を備える。トランシーバ回路71の動作は、メモリ79に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラ77によって制御される。ソフトウェアは、数ある中でも、オペレーティングシステム81、通信制御モジュール83、CoMP制御モジュール85及びUE−TP関連付けモジュール87を含む。
通信制御モジュール83は、適宜、CoMPコントローラ10と複数の基地局5との間及び/又は他のノード(例えば、コアネットワークノード)との間の複数の通信を制御するように動作可能である。
CoMP制御モジュール85は、CoMPコントローラ10に接続された複数の基地局5のセル(ら)と、そのような基地局5によってサービングされるユーザ機器との間の複数のマルチポイント送信を協調させる。これを行う際、CoMP制御モジュール85は、複数の基地局5と通信する。例えば、CoMP制御モジュール85は、サービングされているユーザ機器(例えば、移動電話機3)から複数の基地局5によって得られる複数の測定結果(関連OLLA係数を含む)を受信する。CoMP制御モジュール85は、複数の適切な基地局5に、現在のCoMPスケジューリングラウンドの第2の段階において用いられる(UE−TP関連付けモジュール87によって導出される)適用可能なUE−TP関連付け(ら)を識別する情報を送信する。
UE−TP関連付けモジュール87は、複数の基地局5から受信した複数の測定結果(存在する場合、任意のOLLA係数を含む)に基づいて、現在処理されているCoMPスケジューリングラウンドの第2の段階において用いられる適用可能なUE−TP関連付け(ら)を決定する。UE−TP関連付けモジュール87は、適用可能なUE−TP関連付け(ら)及び/又は前回のCoMPスケジューリングラウンドからのそのようなUE−TP関連付け(ら)の任意の変化をCoMP制御モジュール85に通知する。
上記の説明において、移動電話機3、基地局5及びCoMPコントローラ10は、理解を容易にするために、複数の別個のモジュール(通信制御モジュール、CoMPモジュール、及び信号測定モジュール等)を有するものとして説明されている。これらのモジュールは、或る特定の応用形態の場合、例えば、本発明を実施するために既存のシステムが変更された場合には、このようにして設けることができるが、他の応用形態、例えば、最初から本発明の特徴を念頭に置いて設計されるシステムでは、これらのモジュールはオペレーティングシステム又はコード全体の中に組み込むことができるので、これらのモジュールは別個の実体として区別可能でなくてよい。これらのモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらの組み合わせにおいて実施されてもよい。
次に、図1の移動電話機3、複数の基地局5(例示的な送信ポイントとして)及びCoMPコントローラ10を用いて、本発明を実行することができる方法を示す複数の異なる実施形態を説明する。
動作
図7は、複数のCoMP送信のための2段階スケジューリングを実行する間に、図1の移動遠距離通信システム1の構成要素によって実行される方法を示す例示的なタイミング図である。
この例では、CoMPスケジューリングは、複数のTPのクラスタから選択される複数のTP(複数の基地局5)を用いて実現される。CoMPスケジューリングは2段階で実行される。
1)各UE(移動電話機3等)が、CoMPコントローラ10(中央CoMPプロセッサ)によってクラスタ内の1つ以上のTP(基地局5)に割り当てられる、UE−TP関連付け段階(以後、「第1の段階」と呼ばれる)。セル関連付け更新期間は、通常、約1ms〜10msである(より長い更新期間を用いることもできる)。
2)サブフレームごと(又はスロットごと)に実行されるTPスケジューリング段階(以後、「第2の段階」と呼ばれる)。ここで、クラスタ内の各TPは、第1の段階においてそのTPに割り当てられたUEにリソースを独立して割り当てる。
第1の段階は、ステップS100〜S109において包括的に示され、第2の段階は、ステップS110及びS111に示される。
より詳細には、全体プロセスはステップS100において開始し、ステップS100において、移動電話機3とその移動電話機3をサービングしている基地局5−2とは、適切なCSIプロセス(又は複数のCSIプロセス)を実行する。そのようなCSIプロセスの詳細(その構成、測定及び報告)は、3GPP TS36.213バージョン12.5.0のセクション7.2に記載されており、その内容は引用することにより本明細書の一部をなす。
まとめると、サービング基地局5−2は、(自身の信号測定制御モジュール67を用いて)移動電話機3に(所定の基準リソースにわたって)複数の適切な信号測定を実行するように要求する。移動電話機3は、各そのようなCSIプロセスに応答して、周期的及び/又は非周期的CSI報告を行うように構成されることが効果的である。したがって、その信号測定モジュール47を用いて、移動電話機3は、所与のCSIプロセスによって示される複数の適切なリソースに対し、複数の要求される測定を実行し、いわゆる「CSI報告」を基地局5−2に送信する。この報告は、複数の測定結果を含む。基地局5−2と移動電話機3との間での、CSIプロセスに関連する通信は、複数の適切にフォーマット設定されたRRCメッセージ等(図7に図示せず)を用いて実現されてよい。
この例では、各CSIプロセスの終了時(又はそのCSIプロセスについて定義された報告期間の終了時)に、移動電話機3は、適切にフォーマット設定された(RRC)メッセージを生成して基地局5−2に送信し、サービング基地局5−2のセル(ら)のための現在のチャネル状態を特定するメッセージ情報に含める。移動電話機3は、そのようなチャネル状態インジケーションが要求された、サービング基地局5−2のセルごとの関連する現在のチャネル状態を決定し、サービング基地局5−2に報告する。ステップS100における移動電話機3のチャネル状態インジケーション(CSI)に基づいて、及び報告されたセル(ら)における移動電話機3とサービング基地局5−2との間の実際の送信に基づいて、サービング基地局5−2が、報告されたセルごとのそれぞれのOLLA係数パラメータを導出することができることが有益である。そのようなOLLA係数パラメータ(HARQ ACK/NACK送信に基づいて導出される)は、サービング基地局5−2に、そのセルのためにCSIによって示されるデータレートに適用されるそれぞれの補正を通知することが効果的である。OLLA係数が、サービング基地局5−2(及び更にはCoMPコントローラ10)が(実際の複数の送信ではなく複数の信号測定からのみ導出される)CSIを単独で検討する場合よりも、現実的なデータレートで到達することを可能にすることが有利である。
ステップS101において、基地局5−2は、適切にフォーマット設定されたシグナリングメッセージを生成し、CoMPコントローラ10に送信し、基地局5−2のセル(ら)における移動電話機3のために(ステップS100において)導出されたOLLA係数(ら)をこのメッセージに含める。CoMPコントローラ10が2つ以上の移動電話機を管理するように構成される場合、各移動電話機は、自身の独自のCSI報告を自身のサービング基地局に送信し、次に(ステップS101において)、このCSI報告が、このCSI報告を(任意の関連OLLA係数値と共に)受信したサービング基地局によってCoMPコントローラ10に転送されることが理解されるであろう。換言すれば、ステップS100及びS101は、各(アクティブな)送信ポイントに対し適宜実行されてよい。各CSI報告は、数ある中でも、特定のセル(又はTP)について移動電話機3によって測定される広帯域チャネル品質インジケータ(CQI)値及び/又は最大サブバンドCQI値を識別する情報を含む。
ステップS103に包括的に示されているように、現在のスケジューリングラウンド用に複数のCoMP送信を最適化するために、CoMPコントローラ10は(自身のCoMP制御モジュール85を用いて)複数の受信したCSI報告(CQI及び/又はCQIに含まれる複数のOLLA係数値を含む)を処理する。特に、CoMP制御モジュール85は、報告された広帯域CQI及び/又は最大報告サブバンドCQIを、適切な定式又はルックアップテーブルを用いて(OLLA補正を適用した後に)データレートに変換することによって、UE(例えば、移動電話機3)ごとに現在のそれぞれのデータレートを推定する。
複数の推定されたデータレートを用いて、CoMPコントローラ10は、自身のUE−TP関連付けモジュール87を用いて、現在のCoMPスケジューリングラウンドのための複数のUE−TP関連付けを更新する(ステップS105)。任意選択で、ステップS107に示されるように、CoMPコントローラ10は、1つ以上のセル(例えば、「スモールセル」)が現在のスケジューリングラウンドにわたってオフにされるか否かも決定してよく、この結果、オフにされたセル(ら)からの干渉を低減してよい。
次に、ステップS109に包括的に示されるように、CoMPコントローラ10は、現在のスケジューリングラウンドのための複数の送信ポイントの半静的選択を構成するための適切にフォーマット設定されたシグナリングメッセージを生成し、このCoMPコントローラ10によって制御される各TPに送信する。換言すれば、CoMPコントローラ10は、現在のCoMPスケジューリングラウンドの第2の段階において、いずれのユーザ機器についていずれの送信ポイント(ら)がアクティブになるかを選択する。CoMPコントローラ10のメッセージは、第2の段階においていずれのユーザ機器についていずれの送信ポイント(ら)がアクティブになるかを識別する情報(例えば、適切にフォーマット設定された情報エレメント)を含む。この例において、CoMPコントローラ10は、現在のCoMPスケジューリングラウンドの第2の段階において、移動電話機3のための複数のアクティブな送信ポイントとして基地局5−1及び5−2を選択し、通知した。
ステップS110及びS111において包括的に示される第2の段階において、各アクティブな基地局5−1及び5−2(すなわち、ステップS105において移動電話機3に関連付けられた各TP)は、他のアクティブなTPと独立して、自身のセル(ら)においてサブフレームごと(又はスロットごと)のスケジューリングを実行する。
特に、ステップS110に包括的に示されるように、複数のアクティブな送信ポイント(この場合、基地局5−1及び5−2)は、移動電話機3のための適切なCSI報告を構成し、移動電話機3から、自身の独自の複数のスケジューリング決定を支援するためのCSI報告(ら)を得る。ステップS110において得られた複数のCSI報告は、ステップS100において得られたCSI報告(ら)と同じCSI報告(ら)を含んでよく、適宜、異なる(例えば、更新された/より近時の/より詳細な)複数のCSI報告も含んでもよいことが理解されるであろう。
ステップS111に示されるように、第2の段階において、各アクティブな送信ポイントは、他のアクティブな送信ポイント(ら)と独立して移動電話機3のためのスケジューリングを実行する。ステップS111は、現在のCoMPスケジューリングラウンドの持続時間にわたって(すなわち、第1の段階が再び始まるまで)サブフレームごとに(又は代替的に、各スロットにおいて)実行されてよい。ステップS110において得られる複数のCSI報告は、第1の段階が再び実行されるとき(ステップS101が繰り返されるとき)にCoMPコントローラ10に転送される複数のCSI報告の一部を形成してよい(又はこのCSI報告を生成する際に用いてよい)ことが理解されるであろう。ステップS111において移動電話機3のためにスケジューリングされる複数の送信は、第1の段階が再び実行されるとき(ステップS101が繰り返されるとき)にCoMPコントローラ10に転送される移動電話機3のためのOLLA係数を生成するとき(又は更新するとき)に用いられてよいことも理解されるであろう。
上記で説明した2段階CoMPスケジューリングの主な利点は、全てのサブフレームにおいてグローバルに全てのTPについてスケジューリングを行う従来のCoMPスケジューラと比較して、潜在的に複雑度を低減できることである。この複雑度の低減は、eNB間CoMPの場合に特に有益である。この場合、TP間の通信帯域幅は制限される場合がある。上記で説明したUE−TPの関連付け(ステップS105)は、TP間の通信を必要とせず、このため、基地局5間に存在する任意のバックホールレイテンシによって影響を及ぼされない(又は影響を及ぼされる可能性がより低い)ことが有利である。しかしながら、本方法は、eNB内CoMPにも適用されてよく、この場合、いくつかの利点は、例えば、基地局アーキテクチャの単純化により達成されてよい。
上記の2段階CoMPスケジューリングは、OLLAパラメータを含めることによって、複数の不正確なCSI報告に対しロバスト性を提供することが有益である。他のシステムでは、(例えば、基地局間の非理想的バックホールによって生じるレイテンシに起因した)不正確なCSI情報によって、CoMPを用いるときに、非CoMPの単一TPスケジューリングより性能が悪化する場合がある。しかしながら、上記の2段階手法(第2の段階において単一のTPスケジューリングに依拠する)は、バックホール遅延によって生じるそのような不正確さに対しはるかにロバストである。
変更形態及び代替形態
上記で、詳細な実施形態を説明した。当業者であれば理解するように、上記の実施形態において具現される発明から依然として利益を享受しながら、上記実施形態に対して複数の変更形態及び代替形態を実施できる。
上記実施形態において、複数の基地局(又は複数のRRH/RN)は送信ポイントとして説明されている。しかしながら、「送信ポイント」と言う用語は、実際にユーザデータを複数のCoMP対応移動電話機に送信している複数のネットワークノードに限定されるものと解釈されるべきではなく、それらは複数の基準信号等の制御データのみを送信してもよいものとする。
上記実施形態では、CoMPコントローラノードを、コアネットワークノードとして説明した。しかしながら、CoMPコントローラは、無線アクセスネットワーク(EUTRAN)内に位置されてよいことも理解されるであろう。例えば、CoMPコントローラは、複数の基地局のうちの1つ(以上)と同じ場所にあり及び/又は複数の基地局のうちの1つ(以上)に結合されてよい。この場合、CoMPコントローラ及び基地局(ら)は、適宜レイヤー3/レイヤー2において結合されてよい。
上記実施形態では、スタンドアロンCoMPコントローラノードを説明した。しかしながら、CoMPコントローラは、複数の基地局(複数のTP)又は別の適切なネットワークノード(例えば、MME等のコアネットワークノード)のうちの1つの一部を形成してよいことが理解されるであろう。CoMPコントローラの機能は、複数のノード間で共有されてよいことが理解されるであろう。例えば、複数のCoMPコントローラ機能は、2つ以上の基地局によって共に提供されてよく、及び/又はコアネットワークノード(例えば、MME)と1つ以上の基地局によって共に提供されてよい。
上記実施形態では、第1の段階において、複数のUE−TP関連付けが数サブフレームごとにCoMPコントローラによって更新される。更新の周期(すなわち、第1の段階の持続時間)は固定されてもよく、又はCoMPコントローラ等に複数の基地局(複数のTP)によって提供される情報(複数のCSI報告)に依拠して変動してもよいことが理解されるであろう。例えば、複数の基地局(又は少なくとも1つの基地局)によって提供される一連の複数の短期CoMP CSI報告がチャネル状態(ら)における迅速な変動を示す場合、CoMPコントローラは、第1の段階のための比較的短い(例えば、5サブフレーム未満の)期間を選択するように構成されてよい。他方で、基地局によって提供される一連の複数の短期CoMP CSI報告がチャネル状態における迅速な変動を示さない場合、CoMPコントローラは、第1の段階のための比較的長い(例えば、5サブフレームよりも長い)期間を選択するように構成されてよい。したがって、複数のUE−TP関連付けを更新するとき、CoMPコントローラは、複数のUE−TP関連付けのための関連有効期間を示す(及び/又は複数のUE−TP関連付けのための有効期間が以前の関連付けラウンドと異なるか否かを示す)ように構成されてよいことが理解されるであろう。CoMPコントローラは、例えば、複数のUE−TP関連付けが変化するときにのみ複数の新たなUE−TP関連付けを複数の基地局に通知することによって、複数のUE−TP関連付けのための有効期間を暗黙的に示すように構成されてよい。この場合、複数の基地局(複数のTP)は、そのような複数のUE−TP関連付けがCoMPコントローラによって更新されるまで、複数の以前のUE−TP関連付けを無限に維持するように構成されてよい。
図7の上記の説明において、CoMPコントローラは、(ステップS107において)任意の送信ポイント(例えば、複数のスモールセル)が、現在のCoMPスケジューリングラウンドの持続時間にわたってオフにされる必要があるか否かを決定し、それによって不要な干渉のリスクを低減している。しかしながら、複数のTPをオン及びオフに切り替えることに加えて(又はその代わりに)、CoMPコントローラは、第1の段階において(少なくともそのいくつかのサブフレームにおいて)TPの複数の送信のミュートを適用する(送信電力を低減する)ように複数のTPに要求してよいことが理解されるであろう。この場合、例えば、特定のセルを運用する基地局に、第1の段階の持続時間(又はミュートが適用されるサブフレーム)にわたって複数のオールモストブランクサブフレーム(ABS)のパターンを割り当てることによって、CoMPコントローラによって、その特定のセル(又はTP)のミュートを強制してもよい。これは、例えば、複数のLTEシステムについて指定されたいわゆる拡張セル間干渉協調(eICIC)技法と同様に実現されてよい。特定のTPの複数のサブフレーム又は複数のサブバンドのうちのいくつかの選択的ミュートの実現は、CoMPコントローラが、関与するTPに、CoMP情報IE、(拡張)相対狭帯域送信電力(e)RNTP IE等の1つ以上の適切にフォーマット設定された情報エレメント(IE)を送信することによって達成されてもよい。
また、ステップS107において、CoMPコントローラは、(例えば、そのセル内で利用可能な総サブバンドの一部分にわたって)複数の周波数サブバンドのみに対して特定のセル(TP)をミュートする及び/又はオフに切り替えることを決定してよいことも理解されるであろう。この場合、ステップS109におけるメッセージは、いずれの周波数サブバンドが(例えば、ABSを用いて)ミュートされ、及び/又はその特定のセルを運用する基地局によってオフに切り替えられるかを識別する情報を含む。
UEデータレートは、(例えば、移動電話機によって報告される複数のRSRP及び/又はCQI/OLLA係数値の代わりに、又はそれに加えて)複数のRSRQ測定から推定されてもよいことが理解されるであろう。主要な差異は、RSRQが、(例えばRSRPから、CoMPコントローラによって推定されるのではなく)UEにおいて直接行われる複数の干渉測定に基づくということである。そのようなRSRQに基づくデータレート推定は、LTEについて指定された、例えば、いわゆる「X2使用リソースステータス報告開始」及び「リソースステータス報告」手順を用いて実現されてよい。これら手順は、移動電話機(例えば、UE ID等)を識別する情報及び関連付けられたRSRQ値を含むように適応されてよい。この変更は、CoMPコントローラが(RSRPから)特定のUEについての干渉を正確に推定することができない場合があるときの、周波数間CoMPの使用事例にとって特に有益とされてよい。
特定のUEのCoMP測定セット及び/又はアンカTPは、第1の段階において選択されたTPオン/オフパターンに応答して更新されてよいことが理解されるであろう。例えば、特定のTPは、そのTPが「オフ」状態にある場合、所与のUEのCoMP測定セットから取り除かれてよく、そのTPが「オン」状態にある場合、特定のTPをCoMP測定セットに加えてよい。したがって、移動電話機は、現在移動電話機のCoMP測定セットに含まれている、そのような複数のTPについてのみCSI報告を実行するように構成されてよい。
サービング基地局は、(ステップS101において)CoMPコントローラに複数のCSI報告を転送する前に(CoMPコントローラではなく基地局において適切なOLLA係数を適用することによって)移動デバイスから受信した複数のCSI報告を処理するように構成されてよいことが理解されるであろう。換言すれば、サービング基地局は、(UEから受信した複数の「未加工」CSI報告を関連OLLA係数と共に転送する代わりに、)複数の事前に処理された(更新された)CSI報告を生成し、CoMPコントローラに転送するように構成されてよい。
上記で説明したOLLA係数報告(ステップS101)は、Rel−11以降に3GPPによって指定された現在の複数のCoMP CSI報告メカニズムを用いて実現されてよい。第1の段階について、複数の単純な広帯域CSI測定で十分である。一方、第2の段階において、完全なCSI報告も用いられてよい(ステップS110)。したがって、移動電話機は、CSI情報がCoMPスケジューリングの第1の段階のためのものであるか又は第2の段階のためのものであるかに依拠して、2つのタイプのCSI情報を報告するように構成されてよい。
TP関連付け(ステップS105)のために用いられる測定セット内の全てのTPのための広帯域CSIの値は、TP関連付け更新レートに対応するレートで周期的に報告されてよい(ステップS101)ことが理解されるであろう。移動電話機によって報告された詳細な(サブバンド固有の)CSIは、サブフレーム(又はスロット)スケジューリング(ステップS111)における、移動電話機の現在割り当てられているTPのみによって用いられてよい。この場合、ステップS105において行われるUE−TP関連付けに応答して、各UEがそのような詳細なCSIを報告するTP(ら)が、1組の現在アクティブなTPに対応するように更新される必要がある場合がある。
第2の段階において、移動電話機は、直接(オーバザエア)又はアンカTPを介して(オーバザエアでアンカTPへ、そしてアンカTPと、CSI情報が宛てられたTPとの間のバックホールを介して)、関連付けられたCSI情報を(ステップS110において)スケジューリングTPに送信するように構成されてよい。CSI報告を複数のスケジューリングTPに直接送信することにより、複数のTPが必要な遅延なしで複数のCSI報告を受信することが可能になり、これにより、スケジューリングパフォーマンス全体を改善することができることが理解されるであろう。
上記の説明では、移動電話機は、CSI情報を自身のサービング基地局を介してCoMPコントローラに提供する。一方、移動電話機は、(例えば、CoMPコントローラが複数の送信ポイントのうちの1つと同じ場所にある場合、)CoMPコントローラに直接そのようなCSI情報を提供してもよいことが理解されるであろう。
上記で説明したCoMPスケジューリングは、CoMP動作をサポートするユーザ機器に適用可能である。一方、CoMPコントローラは、CoMP対応UE及び他のUEの双方について併せてセル関連付けステップ(UE−TP関連付け)を実行するように構成されてよい。この場合、複数のUE−TP関連付けを行うとき、CoMPコントローラは、CoMPをサポートしない複数のUEのためのデータレートを、それらのUEのそれぞれの複数のRSRP測定値及び/又は複数のRSRQ測定値に基づいて推定してよいことが理解されるであろう。
上記の説明は、複数のダウンリンク送信を例として用いて、2段階CoMPスケジューラの動作を説明した。一方、上記の2段階スケジューラは、複数のアップリンク送信をスケジューリングするために用いられてもよいことが理解されるであろう。この場合、データレート推定値を得るために移動電話機からのCSI報告(ら)を用いる代わりに、アップリンク信号品質の基準を用いてよい。例えば、アップリンク信号品質のそのような基準は、移動電話機によって送信されるサウンディング基準信号(SRS)から計算される信号対干渉雑音比(SINR)から成ってよい。さらに、少なくともアップリンクスケジューリングの目的で、データレート以外のメトリックを最適化するようにUE−TP関連付け(ら)を選択してよいことも理解されるであろう。例えば、UE−TP関連付け(ら)は、全ての(サービングされる)UEによって送信される総電力を最適化するために、及び/又は各(サービングされる)UEのためのターゲット受信SINRを最適化するために選択されてよい。
上記実施形態では、移動電話機ベースの遠距離通信システムを説明した。当業者であれば理解するように、本出願において説明されるシグナリング技法は、他の通信システムにおいて用いることができる。他の通信ノード又はデバイスには、例えば、携帯情報端末、ラップトップコンピュータ、ウェブブラウザ等のようなユーザデバイスを含んでよい。
上記で説明された実施形態では、移動電話機及び複数の基地局は、それぞれトランシーバ回路を備える。通常、この回路は専用ハードウェア回路によって形成される。しかしながら、いくつかの実施形態では、トランシーバ回路の一部を、対応するコントローラによって実行されるソフトウェアとして実現されてよい。
上記実施形態では、複数のソフトウェアモジュールを説明した。当業者であれば理解するように、それらのソフトウェアモジュールは、コンパイル済みの形式又は未コンパイルの形式において与えられてよく、コンピュータネットワークを介して信号として、又は記録媒体において基地局又は中継局に供給されてよい。さらに、このソフトウェアの一部又は全部によって実行される機能は、1つ以上の専用のハードウェア回路を用いて実行されてよい。
装置は、少なくとも1つのCSI報告から導出された補正項(例えば、OLLAプロセスから得られた補正項)を用いてデータレートを推定してよい。
推定手段は、少なくとも1つのCSI報告に含まれる対応する広帯域(及び/又はサブバンド)チャネル品質インジケータ(CQI)に基づいて、特定の送信ポイントを介して特定の移動デバイスのためのデータレートを推定するように動作可能とされてよい。
装置は、少なくとも無線フレームごとに1回、推定、決定及び送信を行うように構成されてよく、例えば、装置は、少なくとも少数のサブフレームごとに1回、推定、決定及び送信を行うように構成される。ここで、少数のサブフレームは10サブフレーム未満である。
決定手段は、推定手段によって想定されたデータレートに基づいて、アクティブな送信ポイント組に含まれていない特定の送信ポイントが(任意選択で、全てではないいくつかのサブフレームにわたって)オフにされるか又はミュートされるか否かを決定するように動作可能とされてよい。決定手段が、特定の送信ポイントがオフにされるか又はミュートされると決定する場合、送信手段は、その送信ポイントに、特定の送信ポイントが(任意選択で、全てではないいくつかのサブフレームにわたって)オフにされるか又はミュートされることを識別する情報を送信するように動作可能とされてよい。例えば、特定の送信ポイントがオフにされるか又はミュートされることを識別する情報は、オールモストブランクサブフレーム(ABS)パターンを識別することによって、及び/又は1つ以上の適切にフォーマット設定された情報エレメント(IE)、例えば、協調マルチポイント情報IE及び/又は相対狭帯域送信電力IEを用いることによって、特定の送信ポイントが、全てではないいくつかのサブフレームにわたってオフにされるか又はミュートにされることを識別することができる。
決定手段は、オフにされるか又はミュートされる特定の送信ポイントのサブバンドを決定するように動作可能とされてよい。この場合、送信手段は、特定の送信ポイントに、その特定のサブバンドを識別する情報を送信するように動作可能とされてよい。
装置は、ロングタームエボリューション(LTE)の標準規格組に従って動作する基地局から成ってよい。
送信ポイントは、補正項(例えば、OLLAプロセスから得られる補正項)を得る手段を更に有してよく、送信手段は、コントローラに、送信ポイントを介した送信のためのデータレートを推定する際に用いるための補正項を識別する情報を送信するように動作可能とされてよい。送信ポイントは、受信した少なくとも1つのCSI報告を補正項に基づいて処理する手段を更に有してよく、この場合、補正項を識別する情報は、補正項に基づいて処理された少なくとも1つのCSI報告から成ってよい。
送信ポイントは、第2の受信手段が、送信ポイントと少なくとも1つの移動デバイスとの間の関連付けを識別する情報を受信するのに応答して、少なくとも1つの移動デバイスのための複数の送信をスケジューリングするスケジューリング手段を有してよい。スケジューリング手段は、所定の数のサブフレーム又はスロットにわたって少なくとも1つの移動デバイスのための複数の送信をスケジューリングするように動作可能とされてよい。
送信ポイントは、特定の送信ポイントが(任意選択で、全てではないいくつかのサブフレームにわたって)オフにされるか又はミュートされることを識別する情報を受信する第3の受信手段を有してよい。送信ポイントは、少なくとも1つのCSI報告が関係する送信ポイントの組を構成する手段を有してよく、送信ポイントの組は、受信手段が、特定の送信ポイントがオフにされるか又はミュートされることを識別する情報を受信するとき、(任意選択で、全てではないいくつかのサブフレームにわたって)特定の送信ポイントが組から除去されるように構成されてよい。送信ポイントは、第3の受信手段が、現在選択されている特定のアンカ送信ポイントがオフにされるか又はミュートされることを識別する情報を受信するときに、異なる送信ポイントが選択されるようにアンカ送信ポイントを維持する手段も有してよい。
送信ポイントは、i)基地局、ii)リモートラジオヘッドRRH、及び中継ノード(RN)のうちの少なくとも1つから成ってよい。例えば、送信ポイントは、ロングタームエボリューション(LTE)標準規格組に従って動作する基地局から成ってよい。
種々の他の変更は当業者には明らかであり、ここでは、これ以上詳しくは説明しない。
この出願は、2015年6月12日に出願された英国特許出願第1510325.2号を基礎とする優先権の利益を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (5)

  1. 少なくとも1つの移動デバイス及び複数の送信ポイントを有する通信システムにおいて複数の協調送信を制御する装置であって、各送信ポイントは、少なくとも1つのセルを運用し、該装置は、
    前記複数の送信ポイントのうちの少なくとも1つの送信ポイントから、少なくとも1つのチャネル状態情報(CSI)報告を受信し、前記CSI報告は、前記少なくとも1つの移動デバイスからのHARQのACK/NACKフィードバックに基づいて前記少なくとも1つの送信ポイントによって導出された補正項、及び、CSIを含む、受信手段と、
    前記CSI報告に含まれるCSIを前記CSI報告に含まれる前記補正項を用いて補正したCSIに基づいて、前記少なくとも1つの送信ポイントを介した送信のためのデータレートを推定する推定手段と、
    前記推定手段によって推定された前記データレートに基づいて、前記少なくとも1つの移動デバイスに関連付けられる少なくとも1つの送信ポイントを有するアクティブな送信ポイント組を決定する決定手段と、
    前記アクティブな送信ポイント組に含まれる各送信ポイントに、前記少なくとも1つの移動デバイスとの関連付けを識別する情報を送信する送信手段と、
    を備える、装置。
  2. 前記推定手段は、前記少なくとも1つのCSI報告に含まれる対応する広帯域チャネル品質インジケータ(CQI)に基づいて、特定の送信ポイントを介して特定の移動デバイスのためのデータレートを推定するように動作可能である、請求項1記載の装置。
  3. 複数の送信ポイントを介して少なくとも1つの移動デバイスに複数の協調送信を提供する通信システムにおいて装置によって実行される方法であって、各送信ポイントは、少なくとも1つのセルを運用し、該方法は、
    前記複数の送信ポイントのうちの少なくとも1つの送信ポイントから、少なくとも1つのチャネル状態情報(CSI)報告を受信し、前記CSI報告は、前記少なくとも1つの移動デバイスからのHARQのACK/NACKフィードバックに基づいて前記少なくとも1つの送信ポイントによって導出された補正項、及び、CSIを含み、
    前記CSI報告に含まれるCSIを前記CSI報告に含まれる前記補正項を用いて補正したCSIに基づいて、前記少なくとも1つの送信ポイントを介した送信のためのデータレートを推定し、
    前記推定することによって推定された前記データレートに基づいて、前記少なくとも1つの移動デバイスに関連付けられた少なくとも1つの送信ポイントを有するアクティブな送信ポイント組を決定し、
    前記アクティブな送信ポイント組に含まれる各送信ポイントに、前記少なくとも1つの移動デバイスとの関連付けを識別する情報を送信する、
    方法。
  4. 請求項1又は2に記載の装置を備える通信システム。
  5. プログラム可能な通信デバイスに請求項の方法を実行させるためのコンピュータ実施可能命令を含むコンピュータプログラム。
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