JP6684310B2 - 端末およびシステム - Google Patents
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Description
(1)気温などの環境変化を想定して工数をかけ、事前に調整されたセンサを用い、
(2)事前作成された較正および補正データを用いてデータ処理を実施し、
(3)経時変化対策としてオフサイト(たとえば、製油所において精製設備以外の付帯設備のある地域)での定期較正を実施する、
ことが必要となる。しかしながら、センサのコスト上昇やセンサアレイシステム運用の可用性低下を招く問題があり、次世代の大規模でかつ高精度なセンサアレイシステムの実用化を阻んでいる。
本願において開示される発明の第2側面となる端末は、振動を検出するセンサと、前記センサを制御する制御部と、前記制御部がアクセス可能な記憶部と、を有する端末であって、前記記憶部は、前記端末が存在する第1環境で前記端末の外部からの振動として前記センサに入力する第1入力信号と、前記センサに前記第1入力信号を出力させる第1入力値と、前記第1環境に関する環境因子と前記環境因子の補正係数との対応情報と、を記憶しており、前記制御部は、前記端末が存在する第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる較正信号を算出し、前記較正信号に基づいて前記センサを振動が検出可能な状態にする第2入力信号を生成して前記センサに入力し、前記第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる第2入力値を算出し、前記第2入力信号を生成して前記センサに入力する都度、前記第1入力値と、前記第2入力値と、前記第2環境における特定環境因子と、前記対応情報と、に基づいて、前記対応情報を更新することにより、更新後の対応情報から前記特定環境因子に対応する特定補正係数を取得し、前記第2環境において前記端末の外部からの振動により前記センサが出力する実測データと、前記特定補正係数と、を出力する、ことを特徴とする。
本願において開示される発明の第3側面となる端末は、振動を検出するセンサと、前記センサを制御する制御部と、前記制御部がアクセス可能な記憶部と、を有する端末であって、前記記憶部は、前記端末が存在する第1環境で前記端末の外部からの振動として前記センサに入力する第1入力信号と、前記センサに前記第1入力信号を出力させる第1入力値と、前記第1環境に関する環境因子と前記環境因子の補正係数との対応情報と、を記憶しており、前記制御部は、前記端末が存在する第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる較正信号を算出し、前記較正信号に基づいて前記センサを振動が検出可能な状態にする第2入力信号を生成して前記センサに入力し、前記第1入力信号および前記第2入力信号を周波数変換して比較し、前記第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる第2入力値を算出し、前記第1入力値と、前記第2入力値と、前記第2環境における特定環境因子と、前記対応情報と、に基づいて、前記対応情報を更新することにより、更新後の対応情報から前記特定環境因子に対応する特定補正係数を取得し、前記第2環境において前記端末の外部からの振動により前記センサが出力する実測データと、前記特定補正係数と、を出力する、ことを特徴とする。
本願において開示される発明の第4側面となる端末は、振動を検出するセンサと、前記センサを制御する制御部と、前記制御部がアクセス可能な記憶部と、を有する端末であって、前記記憶部は、前記端末が存在する第1環境で前記端末の外部からの振動として前記センサに入力する第1入力信号と、前記センサに前記第1入力信号を出力させる第1入力値と、前記第1環境に関する環境因子と前記環境因子の補正係数との対応情報を、前記センサを振動が検出可能な状態にする第2入力信号ごとに記憶するとともに、前記第1環境において前記端末の外部からの振動に対する前記センサの出力の感度を示す感度情報を記憶しており、前記制御部は、前記端末が存在する第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる較正信号を算出し、前記較正信号に基づいて複数の前記第2入力信号を生成して前記センサに入力し、前記第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる第2入力値を算出し、前記複数の第2入力信号のうち任意の第2入力信号を基準信号に設定し、前記複数の第2入力信号の各々が前記センサに入力された場合、前記第2入力信号ごとに、前記第1入力値と、前記第2入力値と、前記第2環境における特定環境因子と、前記対応情報と、に基づいて、前記対応情報の各々を更新することにより、更新後の各対応情報から前記特定環境因子に対応する特定補正係数を取得し、前記複数の第2入力信号のうち前記基準信号を除く他の第2入力信号の特定補正係数と、前記基準信号の特定補正係数とに基づいて、前記感度情報を更新し、更新後の感度情報と、前記基準信号の特定補正係数と、に基づいて、前記第2環境において前記端末の外部からの振動により前記センサが出力する実測データを補正し、補正後の実測データと、前記特定補正係数と、を出力する、ことを特徴とする。
図1は、油田探査システムの運用例を示す説明図である。油田探査システム100は、上述したセンサアレイシステムをオイルガス分野に適用した例である。以下、油田探査システム100の運用例を(1)〜(9)の順に説明する。
(6)観測車105内の運用管理システム106が、回収した端末101およびデータ収集機構102から検出データを取得する。
(7)コンテナ型データセンタ107が、取得された検出データ群を蓄積する。
(8)コンテナ型データセンタ107が、蓄積した検出データ群をデータ解析センタ108に転送する。
(9)データ解析センタ108が、受信した検出データ群を用いてデータ解析する。
図2は、端末101内のセンサの側断面図である。センサ201は、筐体1を有する。(A)および(B)において、センサ201は、筐体1の内部空間であるキャビティ7に、上部電極群(3a1,4a1,5a1,3b1,4b1,5b1)と、下部電極群(3a2,4a2,5a2,3b2,4b2,5b2)と、シーソー型可動構造体2と、を有する。
図4は、コンピュータ(運用管理システム106、コンテナ型データセンタ107、データ解析センタ108)のハードウェア構成例を示すブロック図である。コンピュータ400は、プロセッサ401と、記憶デバイス402と、入力デバイス403と、出力デバイス404と、通信インターフェース(通信IF)405と、を有する。プロセッサ401、記憶デバイス402、入力デバイス403、出力デバイス404、および通信IF405は、バス406により接続される。プロセッサ401は、コンピュータ400を制御する。記憶デバイス402は、プロセッサ401の作業エリアとなる。また、記憶デバイス402は、各種プログラムやデータを記憶する非一時的なまたは一時的な記録媒体である。記憶デバイス402としては、たとえば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリがある。入力デバイス403は、データを入力する。入力デバイス403としては、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル、テンキー、スキャナがある。出力デバイス404は、データを出力する。出力デバイス404としては、たとえば、ディスプレイ、プリンタがある。通信IF405は、ネットワークと接続し、データを送受信する。
図5は、センサ201の補正例1を示す図表である。センサ201の補正例1は、センサ201の一般的な補正例である。図5では、(1)開発時、(2)出荷前、(3)現地設置後の時期において、目的(A),(B)別にセンサ201の補正方法を説明する。なお、以降、説明で登場するグラフは、直線に限らず、曲線でもよく、また、換算テーブルでもよく、また、データメモリ302に格納される。
[(A)センサ201の個体差の影響排除]
グラフ501Aは、入力加速度に対するセンサ出力電圧の変化を示す。入力加速度とはセンサ201に与えられる加速度である。センサ出力電圧とは、センサ201から出力されるACサーボ電圧である。
グラフ501Bは、温度に対する標準補正係数の変化を示す。ここでは、20℃を標準温度とする。標準補正係数とは温度変化によって生じる温度誤差を示すあらかじめ設定された係数である。標準補正係数が「1.0」であれば、温度誤差がないことを示す。
・・・式(2)
[(A)センサ201の個体差の影響排除]
グラフ502Aは、入力加速度に対するセンサ出力電圧の変化を示す。出荷前では、センサ201のサンプルごとに、標準温度での入力加速度を与えたときのセンサ出力電圧が計測され、統計処理によりセンサ201個別で補正した感度直線502aを示すデータ2−Aが得られる。データ2−Aは、センサ201個別で補正した感度直線502aのパラメータ(a´,b´)である。感度直線502aは、出荷前において端末101の外部からの振動に対するセンサ201の出力の感度を示す感度情報である。下記式(2)により、出荷前における標準温度での入力加速度とセンサ出力電圧との関係が得られる。
現地設置後では、センサ出力電圧と、データ2−Aと、現地での実測の環境温度と、データ1−Bと、を用いて、LSI301は、下記式(4)により、加速度を算出する。この加速度は、センサ201個体差および外部環境変動の影響がある程度軽減されたデータとなる。
・・・式(4)
つぎに、センサ201の補正例2について、図6〜図11を用いて説明する。センサ201の補正例2は、センサ201の補正例1を改善した補正例である。
[(C)現地較正後の内部標準信号V2]
外部標準信号である加速度Srが外部から印加されると、シーソー型可動構造体2に当該加速度に相応した力が働き、結果として変位(揺動)が発生する。この外部標準信号(加速度Sr)によらず、当該変位を電圧としてセンサ201自身が発生できれば、当該変位を標準信号とすることができる。ここでいう電圧とは、出荷前において、この変位を与えるためにDCサーボ電極5に重畳させる電圧である。
現地較正済内部標準信号V2がセンサ201に印加された状態で、図9で説明したように、LSI301は、実測された現地環境温度と比(Var1/Var2)とにより決定される点Pnがグラフ902B−nにプロットし、最新の補正直線901bnを生成する。最新の補正直線901bnがデータ3−B2である。開発時において標準温度での外部標準信号である加速度に、データ3−B2(補正直線901bn)における現地環境温度での補正係数を乗じることで、現地較正済内部標準信号V2がセンサ201に印加されたときにセンサ201が示す現地環境温度での加速度を得ることができる。
温度・・・(8)
図11は、現地設置後のLSI301の動作処理手順例1を示すフローチャートである。まず、LSI301は、動作モードの確認をする(ステップS1101)。動作モードは、「測定」および「待機」の2種類である。動作モードは、たとえば、動作モードを選択するボタン(不図示)の入力により、「測定」および「待機」のいずれかに選択される。
図12は、補正用出力検波時の信号処理方法例を示す図表である。方式Iは、信号電圧を時間空間処理であつかう方式であり、方式IIは、信号電圧を周波数空間処理であつかう方式である。また、方式Iおよび方式IIのいずれにおいても、枝番のi)は、信号処理を実行するLSI301が端末101に実装されている方式であり、枝番のii)は、信号処理を実行するLSI301が端末101以外(データ収集機構102、観測車105、データ解析センタ108)に実装されている方式である。
図13は、現地での感度較正例を示す説明図である。図13では、図10と比較して説明する。図10では、外部標準信号を1つとしたが、図13のグラフ1302Aでは、複数の外部標準信号および複数の内部標準信号が用いられる。具体的には、たとえば、出荷前のデータ2−Aに示したグラフ502Aにおいて、複数の外部標準信号(ここでは、入力加速度Srを−0.6[g]、−0.3[g],0.0[g],0.3[g],0.6[g]とする)におけるセンサ出力電圧を、外部標準信号の各々について外部標準信号である加速度Sr相当の変位を与える電圧Vsr1とする。また、複数の内部標準信号を、複数の加速度(−0.6[g]、−0.3[g],0.0[g],0.3[g],0.6[g])Sr相当の変位を与える電圧Vsr2とする。これにより、上記式(7)により、現地較正済内部標準信号V2が複数生成される。
環境温度・・・・(9)
図14は、現地設置後のLSI301の動作処理手順例2を示すフローチャートである。動作処理手順例2は、事前にライセンスキーの認証有無を確認する例である。図11と同一ステップには同一ステップ番号を付し、その説明を省略する。まず、LSI301は、端末101がライセンスキーの認証済みか否かを判断する(ステップS1400)。
100 油田探査システム
101 端末
102 データ収集機構
106 運用管理システム
107 コンテナ型データセンタ
108 データ解析センタ
201 センサ
301 LSI
302 データメモリ
400 コンピュータ
Claims (15)
- 振動を検出するセンサと、前記センサを制御する制御部と、前記制御部がアクセス可能な記憶部と、を有する端末であって、
前記記憶部は、
前記端末が存在する第1環境で前記端末の外部からの振動として前記センサに入力する第1入力信号と、前記センサに前記第1入力信号を出力させる第1入力値と、前記第1環境に関する環境因子と前記環境因子の補正係数との対応情報と、を記憶しており、
前記制御部は、
前記端末が存在する第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる較正信号を算出し、
前記較正信号に基づいて前記センサを振動が検出可能な状態にする第2入力信号を生成して前記センサに入力し、
前記第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる第2入力値を算出し、
前記対応情報に基づいて、前記第2環境における特定環境因子が異常値であるか否かを判断し、
前記異常値でないと判断された場合、前記第1入力値と、前記第2入力値と、前記特定環境因子と、前記対応情報と、に基づいて、前記対応情報を更新することにより、更新後の対応情報から前記特定環境因子に対応する特定補正係数を取得し、
前記第2環境において前記端末の外部からの振動により前記センサが出力する実測データと、前記特定補正係数と、を出力する、
ことを特徴とする端末。 - 振動を検出するセンサと、前記センサを制御する制御部と、前記制御部がアクセス可能な記憶部と、を有する端末であって、
前記記憶部は、
前記端末が存在する第1環境で前記端末の外部からの振動として前記センサに入力する第1入力信号と、前記センサに前記第1入力信号を出力させる第1入力値と、前記第1環境に関する環境因子と前記環境因子の補正係数との対応情報と、を記憶しており、
前記制御部は、
前記端末が存在する第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる較正信号を算出し、
前記較正信号に基づいて前記センサを振動が検出可能な状態にする第2入力信号を生成して前記センサに入力し、
前記第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる第2入力値を算出し、
前記第2入力信号を生成して前記センサに入力する都度、前記第1入力値と、前記第2入力値と、前記第2環境における特定環境因子と、前記対応情報と、に基づいて、前記対応情報を更新することにより、更新後の対応情報から前記特定環境因子に対応する特定補正係数を取得し、
前記第2環境において前記端末の外部からの振動により前記センサが出力する実測データと、前記特定補正係数と、を出力する、
ことを特徴とする端末。 - 振動を検出するセンサと、前記センサを制御する制御部と、前記制御部がアクセス可能な記憶部と、を有する端末であって、
前記記憶部は、
前記端末が存在する第1環境で前記端末の外部からの振動として前記センサに入力する第1入力信号と、前記センサに前記第1入力信号を出力させる第1入力値と、前記第1環境に関する環境因子と前記環境因子の補正係数との対応情報と、を記憶しており、
前記制御部は、
前記端末が存在する第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる較正信号を算出し、
前記較正信号に基づいて前記センサを振動が検出可能な状態にする第2入力信号を生成して前記センサに入力し、
前記第1入力信号および前記第2入力信号を周波数変換して比較し、前記第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる第2入力値を算出し、
前記第1入力値と、前記第2入力値と、前記第2環境における特定環境因子と、前記対応情報と、に基づいて、前記対応情報を更新することにより、更新後の対応情報から前記特定環境因子に対応する特定補正係数を取得し、
前記第2環境において前記端末の外部からの振動により前記センサが出力する実測データと、前記特定補正係数と、を出力する、
ことを特徴とする端末。 - 請求項1に記載の端末であって、
前記制御部は、
前記実測データと、前記特定補正係数と、に基づいて、前記実測データを補正し、
補正後の実測データを出力する、
ことを特徴とする端末。 - 請求項1に記載の端末であって、
前記制御部は、
前記実測データと前記特定補正係数とを前記記憶部に出力する、
ことを特徴とする端末。 - 請求項1に記載の端末であって、
コンピュータと通信可能な通信部を有し、
前記通信部は、前記実測データと前記特定補正係数とを、前記コンピュータに送信する、
ことを特徴とする端末。 - 請求項1に記載の端末であって、
前記制御部は、
前記端末に対する認証結果に基づいて、前記較正信号の算出、第2入力信号の生成および前記センサへの入力、前記第2入力値の算出、前記特定補正係数の取得を許可するように制御する、
ことを特徴とする端末。 - 請求項7に記載の端末であって、
コンピュータと通信可能な通信部を有し、
前記通信部は、前記実測データを第1ポートから前記コンピュータに送信し、前記特定補正係数を第2ポートから前記コンピュータに送信する、ことを特徴とする端末。 - 請求項1に記載の端末であって、
前記記憶部は、前記第1環境において前記端末の外部からの振動に対する前記センサの出力の感度を示す感度情報を記憶しており、
前記制御部は、
前記感度情報と、前記特定補正係数と、に基づいて、前記実測データを補正し、
補正後の実測データを出力する、
ことを特徴とする端末。 - 請求項9に記載の端末であって、
前記記憶部は、
複数の前記第2入力信号の各々について前記対応情報を有し、
前記制御部は、
前記複数の第2入力信号のうち任意の第2入力信号を基準信号に設定し、
前記複数の第2入力信号の各々が前記センサに入力された場合、前記第2入力信号ごとに、前記対応情報から前記特定環境因子における特定補正係数を取得し、前記複数の第2入力信号のうち前記基準信号を除く他の第2入力信号の特定補正係数と、前記基準信号の特定補正係数とに基づいて、前記感度情報を更新し、
更新後の感度情報と、前記基準信号の特定補正係数と、に基づいて、前記実測データを補正し、
補正後の実測データを出力する、
ことを特徴とする端末。 - 振動を検出するセンサと、前記センサを制御する制御部と、前記制御部がアクセス可能な記憶部と、を有する端末であって、
前記記憶部は、
前記端末が存在する第1環境で前記端末の外部からの振動として前記センサに入力する第1入力信号と、前記センサに前記第1入力信号を出力させる第1入力値と、前記第1環境に関する環境因子と前記環境因子の補正係数との対応情報を、前記センサを振動が検出可能な状態にする第2入力信号ごとに記憶するとともに、前記第1環境において前記端末の外部からの振動に対する前記センサの出力の感度を示す感度情報を記憶しており、
前記制御部は、
前記端末が存在する第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる較正信号を算出し、
前記較正信号に基づいて複数の前記第2入力信号を生成して前記センサに入力し、
前記第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる第2入力値を算出し、
前記複数の第2入力信号のうち任意の第2入力信号を基準信号に設定し、
前記複数の第2入力信号の各々が前記センサに入力された場合、前記第2入力信号ごとに、前記第1入力値と、前記第2入力値と、前記第2環境における特定環境因子と、前記対応情報と、に基づいて、前記対応情報の各々を更新することにより、更新後の各対応情報から前記特定環境因子に対応する特定補正係数を取得し、
前記複数の第2入力信号のうち前記基準信号を除く他の第2入力信号の特定補正係数と、前記基準信号の特定補正係数とに基づいて、前記感度情報を更新し、
更新後の感度情報と、前記基準信号の特定補正係数と、に基づいて、前記第2環境において前記端末の外部からの振動により前記センサが出力する実測データを補正し、
補正後の実測データと、前記特定補正係数と、を出力する、
ことを特徴とする端末。 - 振動を検出するセンサと、前記センサを制御する制御部と、前記制御部がアクセス可能な記憶部と、コンピュータと通信可能な通信部と、を有する端末であって、
前記記憶部は、
前記端末が存在する第1環境で前記端末の外部からの振動として前記センサに入力する第1入力信号と、前記センサに前記第1入力信号を出力させる第1入力値と、を記憶しており、
前記制御部は、
前記端末が存在する第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる較正信号を算出し、
前記較正信号に基づいて前記センサを振動が検出可能な状態にする第2入力信号を生成して前記センサに入力し、
前記第1入力信号および前記第2入力信号を周波数変換して比較し、前記第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる第2入力値を算出し、
前記第2環境において前記端末の外部からの振動により前記センサが出力する実測データを取得し、
前記通信部は、
前記第1入力値と、前記第2入力値と、前記第2環境における特定環境因子と、前記実測データとを、前記コンピュータに送信した結果、前記コンピュータから補正後の実測データを受信する、
ことを特徴とする端末。 - 振動を検出するセンサと、前記センサを制御する制御部と、前記制御部がアクセス可能な記憶部と、コンピュータと通信可能な通信部と、を有する端末であって、
前記記憶部は、
前記端末が存在する第1環境で前記端末の外部からの振動として前記センサに入力する第1入力信号と、前記センサに前記第1入力信号を出力させる第1入力値と、前記第1環境において前記端末の外部からの振動に対する前記センサの出力の感度を示す感度情報とを記憶しており、
前記制御部は、
前記端末が存在する第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる較正信号を算出し、
前記較正信号に基づいて前記センサを振動が検出可能な状態にする第2入力信号を生成して前記センサに入力し、
前記第1入力信号および前記第2入力信号を周波数変換して比較し、前記第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる第2入力値を算出し、
前記第2環境において前記端末の外部からの振動により前記センサが出力する実測データを取得し、
前記通信部は、
前記第1入力値と、前記第2入力値と、前記第2環境における特定環境因子と、前記実測データとを、前記コンピュータに送信した結果、前記コンピュータから前記特定環境因子に対応する特定補正係数を受信し、
前記制御部は、
前記感度情報と、前記特定補正係数と、に基づいて、前記実測データを補正し、
補正後の実測データを出力する、
ことを特徴とする端末。 - 端末と、前記端末と通信可能なコンピュータと、を有するシステムであって、
前記端末は、
振動を検出するセンサと、前記センサを制御する制御部と、前記制御部がアクセス可能な記憶部と、前記コンピュータと通信可能な通信部と、を有し、
前記記憶部は、前記端末が存在する第1環境で前記端末の外部からの振動として前記センサに入力する第1入力信号と、前記センサに前記第1入力信号を出力させる第1入力値と、を記憶しており、
前記制御部は、
前記端末が存在する第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる較正信号を算出し、
前記較正信号に基づいて前記センサを振動が検出可能な状態にする第2入力信号を生成して前記センサに入力し、
前記第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる第2入力値を算出し、
前記第2環境において前記端末の外部からの振動により前記センサが出力する実測データを取得し、
前記通信部は、
前記第1入力値と、前記第2入力値と、前記第2環境における特定環境因子と、前記実測データとを、前記コンピュータに送信した結果、前記コンピュータから補正後の実測データを受信し、
前記コンピュータは、
前記第1環境に関する環境因子と前記環境因子の補正係数との対応情報と、前記第1環境において前記端末の外部からの振動に対する前記センサの出力の感度を示す感度情報とを、記憶しており、
前記第1入力値と、前記第2入力値と、前記第2環境における特定環境因子と、前記実測データとを、前記コンピュータから受信すると、前記対応情報と、に基づいて、前記対応情報を更新することにより、更新後の対応情報から前記特定環境因子に対応する特定補正係数を取得し、
前記感度情報と、前記特定補正係数と、に基づいて、前記実測データを補正し、
補正後の実測データを前記端末に送信する、
ことを特徴とするシステム。 - 端末と、前記端末と通信可能なコンピュータと、を有するシステムであって、
前記端末は、
振動を検出するセンサと、前記センサを制御する制御部と、前記制御部がアクセス可能な記憶部と、前記コンピュータと通信可能な通信部と、を有し、
前記記憶部は、前記端末が存在する第1環境で前記端末の外部からの振動として前記センサに入力する第1入力信号と、前記センサに前記第1入力信号を出力させる第1入力値と、前記第1環境において前記端末の外部からの振動に対する前記センサの出力の感度を示す感度情報とを記憶しており、
前記制御部は、
前記端末が存在する第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる較正信号を算出し、
前記較正信号に基づいて前記センサを振動が検出可能な状態にする第2入力信号を生成して前記センサに入力し、
前記第2環境において前記センサに前記第1入力信号を出力させる第2入力値を算出し、
前記第2環境において前記端末の外部からの振動により前記センサが出力する実測データを取得し、
前記通信部は、
前記第1入力値と、前記第2入力値と、前記第2環境における特定環境因子と、前記実測データとを、前記コンピュータに送信した結果、前記コンピュータから前記特定環境因子に対応する特定補正係数を受信し、
前記感度情報と、前記特定補正係数と、に基づいて、前記実測データを補正し、
補正後の実測データを出力し、
前記コンピュータは、
前記第1環境に関する環境因子と前記環境因子の補正係数との対応情報を、記憶しており、
前記第1入力値と、前記第2入力値と、前記第2環境における特定環境因子と、前記実測データとを、前記コンピュータから受信すると、前記対応情報と、に基づいて、前記対応情報を更新することにより、更新後の対応情報から前記特定環境因子に対応する特定補正係数を取得し、
前記特定補正係数を前記端末に送信する、
ことを特徴とするシステム。
Priority Applications (1)
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JP2018113117A JP6684310B2 (ja) | 2018-06-13 | 2018-06-13 | 端末およびシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018113117A JP6684310B2 (ja) | 2018-06-13 | 2018-06-13 | 端末およびシステム |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP2018113117A Active JP6684310B2 (ja) | 2018-06-13 | 2018-06-13 | 端末およびシステム |
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