JP6684159B2 - 伸縮式ジブクレーン - Google Patents

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本発明は、伸縮式ジブクレーンに関するものである。
一般に、ジブクレーンは、ビル建設現場、港湾埠頭、造船所等で使用されているジブを備えたクレーンであって、固定式の他、移動式(レール走行・タイヤ走行)等、用途に応じて様々な形式のものが存在する。
図9はジブクレーンの一例を示すものであって、1はジブクレーンである。該ジブクレーン1は、立設されるマスト2上に旋回体3を旋回自在に配置し、該旋回体3上にジブ4を起伏中心軸5を中心として起伏自在に取り付け、該ジブ4を起伏ウインチ6の駆動による起伏ワイヤロープ7の巻込み繰出しにより起伏させると共に、前記ジブ4の先端から吊荷8保持用の吊具9を巻上ウインチ10の駆動による巻上ワイヤロープ11の巻上げ下げにより昇降させるようになっている。
前記ジブ4は、図10(a)及び図10(b)に示される如く、三角形断面を有するジブユニット4A、或いは、図11(a)及び図11(b)に示される如く、矩形断面を有するジブユニット4Bをそれぞれ組付けて構成されている。
尚、前記ジブクレーン1と関連する一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
一方、前記ジブとしては、トラッククレーンに見られるような伸縮式のジブも存在し、該伸縮式のジブの場合、箱型構造のものが多い。
特開2004−256240号公報
しかしながら、前記ジブユニット4Aやジブユニット4Bはそれぞれジブ4を構成する最小単位として存在し、更に細かく分解することはできないため、輸送や保管時の寸法が大きくなり、輸送・保管効率が低下するという欠点を有していた。
又、前記ジブユニット4Aやジブユニット4Bがそれぞれ部分的に破損したような場合、ユニット毎に交換せざるを得ず、改善が望まれていた。
一方、前記伸縮式で箱型構造のジブの場合、クレーン全体の重量増加が避けられなかった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、輸送・保管効率を向上し得、且つ破損時の交換の容易化並びにクレーン全体の軽量化を図り得る伸縮式ジブクレーンを提供しようとするものである。
本発明は、伸縮自在なジブを備えた伸縮式ジブクレーンにおいて、
平行配置される主材と、該主材の間隔を保持する間隔保持材と、前記主材の間に掛け渡すように配設される補強材とから形成されるパネルユニットを備え、
該パネルユニットは、連結機構を介し組付けられて多角形断面を有する複数個のジブブロックを形成し、且つ該複数個のジブブロックは、断面の大きさが段階的に変化して入れ子状に組み入れられるよう形成され、
前記複数個のジブブロックを長手方向へスライド自在に支持するスライド支持機構と、
前記複数個のジブブロックを伸縮駆動する伸縮駆動機構と
を備えたことを特徴とする伸縮式ジブクレーンにかかるものである。
前記伸縮式ジブクレーンにおいて、前記連結機構は、
前記主材の端部に固定されたフランジと、
前記主材の軸線に対し直交する方向へ隣接配置されるフランジ間に掛け渡すよう配設され且つ前記主材の軸線方向へ対向配置されるフランジ間に挟まれるよう配設される第一連結板と、
該第一連結板及び前記フランジを締結する第一締結部材と
を備えても良い。
更に、前記連結機構は、
前記主材の外周面から張り出されるブラケットと、
前記主材の軸線に対し直交する方向へ隣接配置される前記ブラケット間に掛け渡すよう配設される第二連結板と、
該第二連結板及び前記ブラケットを締結する第二締結部材と
を備えても良い。
前記伸縮式ジブクレーンにおいて、前記スライド支持機構は、
前記ジブブロックにおける多角形断面の内側又は外側の何れか一方にその長手方向へ延びるよう配設されるガイドレールと、
前記ジブブロックにおける多角形断面の内側又は外側の何れか他方に前記ガイドレールに沿って転動自在となるよう配設されるローラと
を備えても良い。
又、前記伸縮式ジブクレーンにおいて、前記伸縮駆動機構は、前記ジブブロックにおける多角形断面の内側にその長手方向へ延びるよう配設される流体圧シリンダを備えても良い。
更に又、前記伸縮式ジブクレーンにおいて、前記伸縮駆動機構は、
前記ジブブロックにおける多角形断面の内側又は外側の何れか一方にその長手方向と直角な方向へ延びる軸線を中心として回転駆動されるよう配設される駆動ピニオンと、
前記ジブブロックにおける多角形断面の内側又は外側の何れか他方にその長手方向へ延び且つ前記駆動ピニオンと噛合するよう配設されるラックと
を備えても良い。
本発明の伸縮式ジブクレーンによれば、輸送・保管効率を向上し得、且つ破損時の交換の容易化並びにクレーン全体の軽量化を図り得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の伸縮式ジブクレーンの実施例におけるパネルユニットを示す斜視図である。 本発明の伸縮式ジブクレーンの実施例におけるジブブロックを示す正面図である。 本発明の伸縮式ジブクレーンの実施例における主材の端部をつなぐ連結機構とスライド支持機構とを示す正面図であって、図2のIII部詳細図である。 本発明の伸縮式ジブクレーンの実施例における主材の端部をつなぐ連結機構とスライド支持機構とを示す側面図である。 本発明の伸縮式ジブクレーンの実施例における主材の端部をつなぐ連結機構とスライド支持機構とを示す平面図である。 本発明の伸縮式ジブクレーンの実施例における主材の外周部をつなぐ連結機構を示す平面図である。 本発明の伸縮式ジブクレーンの実施例における伸縮駆動機構の一例を示す側面図である。 本発明の伸縮式ジブクレーンの実施例における伸縮駆動機構の他の例を示す側面図であって、(a)はジブブロックの外側にラックを配設した図、(b)はジブブロックの内側にラックを配設した図である。 ジブクレーンの一例を示す側面図である。 従来のジブクレーンのジブ構造の一例を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 従来のジブクレーンのジブ構造の他の例を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は正面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図8は本発明の伸縮式ジブクレーンの実施例であって、図中、図9と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
本実施例の場合、図1に示す如く、二本の主材4C1を平行配置し、該主材4C1の両端部を間隔保持材4C2によってつないで前記主材4C1の間隔を保持するようにし、更に、前記主材4C1の間に斜めに掛け渡すように補強材4C3を配設することにより、パネルユニット4Cを構成してある。
前記パネルユニット4Cは、後述する連結機構20を介して組付けることにより、例えば、図2に示す如く、三角形断面を有するジブブロック4D、或いは図示は省略しているが、矩形断面を有するジブブロック4Dを形成できるようにしてある。尚、前記ジブブロック4Dの断面は、三角形や矩形に限定されず、必要に応じて五角形やそれ以上の多角形としても良いことは言うまでもない。
そして、前記ジブブロック4Dは、断面の大きさが段階的に変化して入れ子状に組み入れられるよう複数個形成してある。図7及び図8に示す例では、前記ジブブロック4Dは三個としてあるが、二個或いは三個以上とすることも可能である。又、前記複数個のジブブロック4Dは、スライド支持機構30(図3〜図5参照)により長手方向へスライド自在に支持され、伸縮駆動機構40(図7及び図8参照)により伸縮駆動されるようにしてある。
前記連結機構20は、図3、図4及び図5に示す如く、フランジ20aと、第一連結板20bと、第一締結部材20cとを備えている。前記フランジ20aは、前記主材4C1の端部に固定されている。前記第一連結板20bは、前記主材4C1の軸線に対し直交する方向へ隣接配置されるフランジ20a間に掛け渡すよう配設され且つ前記主材4C1の軸線方向へ対向配置されるフランジ20a間に挟まれるよう配設される。前記第一締結部材20cは、前記主材4C1の軸線方向へ対向配置されるフランジ20a及び第一連結板20bを貫通して締結するボルト・ナットである。
更に、前記パネルユニット4Cの連結強度を高める必要がある場合、前記連結機構20は、図6に示す如く、ブラケット20dと、第二連結板20eと、第二締結部材20fとを備えるようにすることができる。前記ブラケット20dは、前記主材4C1の外周面から張り出されている。前記第二連結板20eは、前記主材4C1の軸線に対し直交する方向へ隣接配置される前記ブラケット20d間に掛け渡すよう配設される。前記第二締結部材20fは、前記第二連結板20e及び前記ブラケット20dを貫通して締結するボルト・ナットである。
前記スライド支持機構30は、図3、図4及び図5に示す如く、前記ジブブロック4Dにおける多角形断面の内側にその長手方向へ延びるようガイドレール30aを配設すると共に、前記ジブブロック4Dにおける多角形断面の外側に前記ガイドレール30aに沿って転動自在となるようローラ30b,30cを配設してなる構成を有している。前記ローラ30bは、図3に示す如く、前記ガイドレール30aを左右両側から挟持するように配設され、前記ローラ30cは、前記ガイドレール30aの開放側端面(図3では下端面)に当接するよう配設されている。尚、前記スライド支持機構30は、図示は省略しているが、前記ジブブロック4Dにおける多角形断面の外側にその長手方向へ延びるようガイドレール30aを配設すると共に、前記ジブブロック4Dにおける多角形断面の内側に前記ガイドレール30aに沿って転動自在となるようローラ30b,30cを配設して構成しても良い。
前記伸縮駆動機構40は、図7に示す如く、前記ジブブロック4Dにおける多角形断面の内側にその長手方向へ延びるよう流体圧シリンダ40aを配設してなる構成を有している。図7に示す例では、三個のジブブロック4Dのうち中間に位置する第二段目のジブブロック4Dの内側に、二本の流体圧シリンダ40aのシリンダ本体40bの基端部を枢着すると共に、一方の流体圧シリンダ40aのロッド40cの先端部を、起伏中心軸5が形成される第一段目のジブブロック4Dの内側に枢着し、他方の流体圧シリンダ40aのロッド40cの先端部を、第三段目のジブブロック4Dの内側に枢着してある。
又、前記伸縮駆動機構40は、図8(a)に示す如く、前記ジブブロック4Dにおける多角形断面の内側に、その長手方向と直角な方向へ延びる軸線を中心として回転駆動されるよう駆動ピニオン40dを配設すると共に、前記ジブブロック4Dにおける多角形断面の外側にその長手方向へ延び且つ前記駆動ピニオン40dと噛合するようラック40eを配設して構成することもできる。図8(a)に示す例では、第一段目のジブブロック4Dの先端部内側に駆動ピニオン40dを配設し、該駆動ピニオン40dと噛合するラック40eを第二段目のジブブロック4Dの外側に配設すると共に、第二段目のジブブロック4Dの先端部内側に駆動ピニオン40dを配設し、該駆動ピニオン40dと噛合するラック40eを第三段目のジブブロック4Dの外側に配設してある。尚、前記伸縮駆動機構40は、図8(b)に示す如く、前記ジブブロック4Dにおける多角形断面の外側に、その長手方向と直角な方向へ延びる軸線を中心として回転駆動されるよう駆動ピニオン40dを配設すると共に、前記ジブブロック4Dにおける多角形断面の内側にその長手方向へ延び且つ前記駆動ピニオン40dと噛合するようラック40eを配設して構成しても良い。図8(b)に示す例では、第二段目のジブブロック4Dの基端部外側に駆動ピニオン40dを配設し、該駆動ピニオン40dと噛合するラック40eを第一段目のジブブロック4Dの内側に配設すると共に、第三段目のジブブロック4Dの基端部外側に駆動ピニオン40dを配設し、該駆動ピニオン40dと噛合するラック40eを第二段目のジブブロック4Dの内側に配設してある。
次に、上記実施例の作用を説明する。
前記パネルユニット4Cを連結機構20を介して組付けると、例えば、図2に示す如く、三角形断面を有するジブブロック4Dを形成することが可能となる。尚、図示は省略しているが、矩形断面を有するジブブロック4Dを形成することも可能となる。
前記連結機構20によるパネルユニット4Cの組付けは、以下のように行われる。パネルユニット4Cの主材4C1の端部に固定されたフランジ20aを主材4C1の軸線に対し直交する方向へ隣接配置する(図3及び図5参照)。前記主材4C1の軸線に対し直交する方向へ隣接配置されるフランジ20a間に第一連結板20bを掛け渡すよう配設し且つ前記主材4C1の軸線方向へ対向配置されるフランジ20a間に前記第一連結板20bが挟まれるよう配設する。この状態で、ボルト・ナットで構成される第一締結部材20cを、前記主材4C1の軸線方向へ対向配置されるフランジ20a及び第一連結板20bに貫通させて締結する。
更に、図6に示す如く、前記主材4C1の外周面から張り出されたブラケット20d間に第二連結板20eを掛け渡すよう配設し、この状態で、ボルト・ナットで構成される第二締結部材20fを、前記第二連結板20e及び前記ブラケット20dに貫通させて締結すると、パネルユニット4Cの連結強度を更に高めることが可能となる。
本実施例の場合、前記パネルユニット4Cは、ジブブロック4Dを構成する最小単位として、従来のジブユニット4A(図10参照)やジブユニット4B(図11参照)と比べ、更に細かく分解できるため、輸送や保管時の寸法が小さくなり、輸送・保管効率を高めることが可能となる。
又、前記ジブブロック4Dの部分的な破損時には、従来のように前記ジブユニット4A全体やジブユニット4B全体をユニット毎に交換する代わりに、パネルユニット4Cを交換するだけで済む。
更に又、建設現場において、図2に示すような三角形断面を有するジブブロック4Dから、図示は省略しているが矩形断面を有するジブブロック4Dに変更したり、逆に、矩形断面を有するジブブロック4Dから三角形断面を有するジブブロック4Dに変更したりすることも可能となり、ジブクレーン1の吊上能力を変更する要求が出されたような場合にも、柔軟に対応することが可能となる。
一方、前記ジブブロック4Dは、図7及び図8に示す如く、断面の大きさが段階的に変化して入れ子状に組み入れられるよう複数個(図7及び図8の例では三個)形成され、前記複数個のジブブロック4Dは、スライド支持機構30(図3〜図5参照)により長手方向へスライド自在に支持され、伸縮駆動機構40(図7及び図8参照)により伸縮駆動される。
即ち、前記ジブブロック4Dによって伸縮自在に構成されるジブ4は、従来の伸縮式で箱型構造のジブと比べ、クレーン全体の大幅な重量削減にも有効となる。
又、図9に示されるようなジブクレーン1の場合、ジブ4が長く延びているため、台風時には強い風を受けて負荷が増大することが懸念されるが、本実施例では、前記ジブ4を収縮させることにより、台風時の負荷を低減することも可能となる。
こうして、輸送・保管効率を向上し得、且つ破損時の交換の容易化並びにクレーン全体の軽量化を図り得る。
そして、本実施例において、前記連結機構20は、前記主材4C1の端部に固定されたフランジ20aと、前記主材4C1の軸線に対し直交する方向へ隣接配置されるフランジ20a間に掛け渡すよう配設され且つ前記主材4C1の軸線方向へ対向配置されるフランジ20a間に挟まれるよう配設される第一連結板20bと、該第一連結板20b及び前記フランジ20aを締結する第一締結部材20cとを備えている。このように構成すると、主材4C1の端部に固定されたフランジ20aを主材4C1の軸線に対し直交する方向へ隣接配置し、該フランジ20a間に第一連結板20bを掛け渡すよう配設し且つ前記主材4C1の軸線方向へ対向配置されるフランジ20a間に第一連結板20bが挟まれるよう配設した状態で、第一締結部材20cを、前記主材4C1の軸線方向へ対向配置されるフランジ20a及び第一連結板20bに貫通させて締結できる。これにより、前記連結機構20によるパネルユニット4Cの組付けを安定して行うことができると共に、分解も容易に行える。
又、前記連結機構20は、前記主材4C1の外周面から張り出されるブラケット20dと、前記主材4C1の軸線に対し直交する方向へ隣接配置される前記ブラケット20d間に掛け渡すよう配設される第二連結板20eと、該第二連結板20e及び前記ブラケット20dを締結する第二締結部材20fとを備えている。このように構成すると、パネルユニット4Cの連結強度を更に高める上で非常に有効となる。
一方、前記スライド支持機構30は、前記ジブブロック4Dにおける多角形断面の内側又は外側の何れか一方にその長手方向へ延びるよう配設されるガイドレール30aと、前記ジブブロック4Dにおける多角形断面の内側又は外側の何れか他方に前記ガイドレール30aに沿って転動自在となるよう配設されるローラ30b,30cとを備えている。このように構成すると、ガイドレール30aに沿ってローラ30b,30cを転動させることにより、入れ子状に組み入れられる複数個のジブブロック4Dを円滑にスライド支持することができ、好ましい。
又、前記伸縮駆動機構40は、前記ジブブロック4Dにおける多角形断面の内側にその長手方向へ延びるよう配設される流体圧シリンダ40aを備えている。このように構成すると、流体圧シリンダ40aの伸縮により、安定してジブブロック4Dを伸長させたり収縮させたりすることが可能となる。
更に又、前記伸縮駆動機構40は、前記ジブブロック4Dにおける多角形断面の内側又は外側の何れか一方にその長手方向と直角な方向へ延びる軸線を中心として回転駆動されるよう配設される駆動ピニオン40dと、前記ジブブロック4Dにおける多角形断面の内側又は外側の何れか他方にその長手方向へ延び且つ前記駆動ピニオン40dと噛合するよう配設されるラック40eとを備えている。このように構成すると、駆動ピニオン40dの回転駆動により、安定してジブブロック4Dを伸長させたり収縮させたりすることが可能となる。
尚、本発明の伸縮式ジブクレーンは、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、組立てと解体を繰り返すジブクライミングクレーン等の通常のジブクレーンにも適用可能なこと等、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 ジブクレーン
4 ジブ
4C パネルユニット
4C1 主材
4C2 間隔保持材
4C3 補強材
4D ジブブロック
20 連結機構
20a フランジ
20b 第一連結板
20c 第一締結部材
20d ブラケット
20e 第二連結板
20f 第二締結部材
30 スライド支持機構
30a ガイドレール
30b ローラ
30c ローラ
40 伸縮駆動機構
40a 流体圧シリンダ
40d 駆動ピニオン
40e ラック

Claims (6)

  1. 伸縮自在なジブを備えた伸縮式ジブクレーンにおいて、
    平行配置される主材と、該主材の間隔を保持する間隔保持材と、前記主材の間に掛け渡すように配設される補強材とから形成されるパネルユニットを備え、
    該パネルユニットは、連結機構を介し組付けられて多角形断面を有する複数個のジブブロックを形成し、且つ該複数個のジブブロックは、断面の大きさが段階的に変化して入れ子状に組み入れられるよう形成され、
    前記複数個のジブブロックを長手方向へスライド自在に支持するスライド支持機構と、
    前記複数個のジブブロックを伸縮駆動する伸縮駆動機構と
    を備えたことを特徴とする伸縮式ジブクレーン。
  2. 前記連結機構は、
    前記主材の端部に固定されたフランジと、
    前記主材の軸線に対し直交する方向へ隣接配置されるフランジ間に掛け渡すよう配設され且つ前記主材の軸線方向へ対向配置されるフランジ間に挟まれるよう配設される第一連結板と、
    該第一連結板及び前記フランジを締結する第一締結部材と
    を備えた請求項1記載の伸縮式ジブクレーン。
  3. 前記連結機構は、
    前記主材の外周面から張り出されるブラケットと、
    前記主材の軸線に対し直交する方向へ隣接配置される前記ブラケット間に掛け渡すよう配設される第二連結板と、
    該第二連結板及び前記ブラケットを締結する第二締結部材と
    を備えた請求項2記載の伸縮式ジブクレーン。
  4. 前記スライド支持機構は、
    前記ジブブロックにおける多角形断面の内側又は外側の何れか一方にその長手方向へ延びるよう配設されるガイドレールと、
    前記ジブブロックにおける多角形断面の内側又は外側の何れか他方に前記ガイドレールに沿って転動自在となるよう配設されるローラと
    を備えた請求項1〜3の何れか一項に記載の伸縮式ジブクレーン。
  5. 前記伸縮駆動機構は、前記ジブブロックにおける多角形断面の内側にその長手方向へ延びるよう配設される流体圧シリンダを備えた請求項1〜4の何れか一項に記載の伸縮式ジブクレーン。
  6. 前記伸縮駆動機構は、
    前記ジブブロックにおける多角形断面の内側又は外側の何れか一方にその長手方向と直角な方向へ延びる軸線を中心として回転駆動されるよう配設される駆動ピニオンと、
    前記ジブブロックにおける多角形断面の内側又は外側の何れか他方にその長手方向へ延び且つ前記駆動ピニオンと噛合するよう配設されるラックと
    を備えた請求項1〜4の何れか一項に記載の伸縮式ジブクレーン。
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