JP6683301B1 - 水素環境度判定方法及び白色組織破損可能性予測方法 - Google Patents
水素環境度判定方法及び白色組織破損可能性予測方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6683301B1 JP6683301B1 JP2020504744A JP2020504744A JP6683301B1 JP 6683301 B1 JP6683301 B1 JP 6683301B1 JP 2020504744 A JP2020504744 A JP 2020504744A JP 2020504744 A JP2020504744 A JP 2020504744A JP 6683301 B1 JP6683301 B1 JP 6683301B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- hydrogen
- rolling device
- room temperature
- database
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 title claims abstract description 344
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 344
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 333
- 230000000451 tissue damage Effects 0.000 title claims abstract description 84
- 231100000827 tissue damage Toxicity 0.000 title claims abstract description 84
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 51
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract description 467
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 137
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 137
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims abstract description 24
- 150000002431 hydrogen Chemical class 0.000 claims abstract description 18
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 claims description 19
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 39
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 12
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 11
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 7
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 238000003795 desorption Methods 0.000 description 3
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 3
- 238000004299 exfoliation Methods 0.000 description 3
- SOIFLUNRINLCBN-UHFFFAOYSA-N ammonium thiocyanate Chemical compound [NH4+].[S-]C#N SOIFLUNRINLCBN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000005256 carbonitriding Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 125000004435 hydrogen atom Chemical group [H]* 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 229910000734 martensite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 238000011002 quantification Methods 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Abstract
Description
転動装置の運転時に転動部材に侵入した水素のうち常温拡散性水素の量を定量することにより、転動装置の運転時の水素環境の厳しさの度合い(以下、「水素環境度」と記すこともある。)を判定したり、白色組織剥離による寿命を予測したりすることができる(例えば特許文献1を参照)。
また、実機において、転動装置が運転時に置かれる雰囲気中の水素ガスの濃度や、転動装置に使用される潤滑剤の分解による水素の発生しやすさを測定することは、容易ではなかった。
本発明の他の態様に係る白色組織破損可能性予測方法においては、まず、白色組織破損が発生する可能性を予測すべき転動装置と同種の転動装置をデータベース作成用転動装置として用意して、転がり接触により鋼製転動部材の転動疲労部位に作用する応力の大きさ及び繰り返し数、並びに、運転時の温度及び運転時のデータベース作成用転動装置の水素環境のうち少なくとも一つが異なる複数の運転条件それぞれにおいてデータベース作成用転動装置を運転する。そして、その後に、データベース作成用転動装置の鋼製転動部材の転動疲労部位に含有される常温非拡散性水素の量を測定して、データベース作成用転動装置の鋼製転動部材の転動疲労部位に含有される常温非拡散性水素の量の増加速度を算出するとともに、データベース作成用転動装置の鋼製転動部材に白色組織破損が生じたか否かを確認して、その算出結果と確認結果とを複数の運転条件毎に分類して格納したデータベースを予め作成しておく。
そして、判定工程では、白色組織破損が発生する可能性を予測すべき転動装置について算出した常温非拡散性水素の量の増加速度と、臨界値とを比較することにより、白色組織破損が発生する可能性を予測すべき転動装置の運転時に鋼製転動部材に白色組織破損が発生する可能性を予測する。
「白色組織剥離」とは、前述したように、白色組織への組織変化を伴って転動装置の鋼製転動部材に生じる剥離を意味する。
「白色組織破損」とは、前述したように、白色組織に起因して転動装置の鋼製転動部材に生じる破損を意味し、白色組織剥離を包含する。
「常温非拡散性水素」とは、鋼中に比較的強くトラップされており、鋼製転動部材中を自由に移動することができない水素を意味する。この常温非拡散性水素は、常温においては鋼製転動部材から外部に放出されない。
「常温」とは、JIS Z8703に規定された温度であり、具体的には5℃以上35℃以下の範囲内の温度である。
「転動部材」とは、転動装置を構成する部品であり、相互に転がり接触する部材を意味する。具体的には、転動装置が転がり軸受である場合は内輪、外輪、転動体、同じくボールねじである場合はねじ軸、ナット、転動体、同じく直動案内装置である場合は案内レール、スライダ、転動体、同じく直動ベアリングである場合は軸、外筒、転動体をそれぞれ意味する。
鋼の強度低下を引き起こす水素脆化の研究においては、一般的に、常温で鋼中を移動可能な常温拡散性水素が水素脆化に対して有害であり、常温で鋼中を移動しない常温非拡散性水素は水素脆化に対して無害であるとされている。よって、転動装置の水素環境度を定量化するためには、本来は、鋼製転動部材に白色組織剥離等の白色組織破損を引き起こす常温拡散性水素の量を測定することが望ましい。
一方、転動疲労により白色組織剥離等の白色組織破損が生じた転動装置の鋼製転動部材においては、常温非拡散性水素の量が増加していることが知られている。また、未使用の転動装置の鋼製転動部材であっても、熱処理時等に侵入した常温非拡散性水素が存在することも知られている。
呼び番号6206の深溝玉軸受を用いて、転動寿命試験を行った。内輪及び外輪はSUJ2製であり、玉は浸炭窒化処理を施したSUJ2製である。試験条件は、動等価荷重P/基本動定格荷重Cが0.46、回転速度が3000min-1、温度が110℃である。潤滑油の種類を種々変更して転動寿命試験を行ったところ、下記の知見が得られた。
・潤滑油の種類によって、転動疲労水素の量の増加速度や白色組織剥離が生じるまでの試験時間が異なる。
・転動疲労水素の量の増加速度が速いほど、白色組織剥離が生じるまでの試験時間(白色組織剥離寿命)が短い。
・転動疲労水素の量の増加速度が遅い場合でも、長時間試験を行うと転動疲労水素の量は多くなるが、白色組織剥離が生じない場合がある。
(1)転動装置の運転時間、すなわち、転がり接触により鋼製転動部材の転動疲労部位に応力が作用した回数(応力の繰り返し数)
(2)転がり接触により鋼製転動部材の転動疲労部位に作用する応力の大きさ(面圧)
(3)転動装置の運転中の常温拡散性水素の量
さらに、その他の因子、例えば温度等も転動疲労水素の増加に影響を与えると考えられる。
図1のグラフに描かれた転動疲労水素量の曲線から、応力の繰り返し数が増加するに従って、円板状テストピース中に含有される転動疲労水素量が増加することが分かる。
これらの結果から、転動疲労水素の量(試験前後での常温非拡散性水素の増加量)は、水素環境の厳しさの度合い、応力の繰り返し数、及び面圧の関数で表すことができることが見出された。換言すれば、水素環境の厳しさの度合い(水素環境度)は、転動疲労水素の量、応力の繰り返し数、及び面圧の関数で表すことができる。
前述したように、常温拡散性水素は常温で拡散してしまい正確な含有量を測定することが難しいが、その代替として「常温非拡散性水素の量の増加速度」を指標とすることによって、水素環境度(例えば雰囲気中の水素ガス濃度、潤滑油等の潤滑剤の分解による水素の発生しやすさ)を判定することができる。
また、この測定工程では、運転後の測定値及び運転前の測定値のいずれの測定においても、100℃以下の温度に保持することによって鋼製転動部材から常温拡散性水素を放出させた後に、常温非拡散性水素の量を測定してもよい。そうすれば、常温拡散性水素が鋼製転動部材から確実に放出された状態となるので、常温非拡散性水素の量をより正確に測定することができる。また、前述した100℃以下の温度での鋼製転動部材の保持を行えば、昇温脱離分析装置を用いることなく容易に常温非拡散性水素のみを測定することができる。
データベースを検索した結果、「運転条件が全て同一である場合のデータ」が存在しなかった場合には、データベースから任意の複数のデータを抽出して、それら抽出したデータから線形補間等の手法によって、上記「運転条件が全て同一である場合のデータ」を推定する。
[水素環境度]=A×[応力の大きさ(面圧)]α+B×[応力の繰り返し数]β+C×[転動疲労水素量(常温非拡散性水素の増加量)]γ
[転動疲労水素量(常温非拡散性水素の増加量)]=(D×[水素環境度]+E×[応力の大きさ(面圧など)])×[応力の繰り返し数]+F
[転動疲労水素量(常温非拡散性水素の増加量)]=G×[応力の繰り返し数]^(H×[水素環境度]+I×[応力の大きさ(面圧など)])
まず、水素環境度を判定するために用いる上記データベースと同様のデータベースを作成する。ただし、水素環境度を判定するために用いる上記データベースは、鋼製転動部材の転動疲労部位に含有される常温非拡散性水素の量の増加速度の算出結果を、複数の運転条件毎に分類して格納したものであったが、白色組織破損可能性を予測するために用いるデータベースは、鋼製転動部材の転動疲労部位に含有される常温非拡散性水素の量の増加速度の算出結果と、鋼製転動部材に白色組織破損が生じたか否かを確認した確認結果とを、複数の運転条件毎に分類して格納したものである。
データベースを検索した結果、「運転条件が全て同一である場合のデータ」が存在しなかった場合には、前述した水素環境度判定方法の場合と同様に、データベースから任意の複数のデータを抽出して、それら抽出したデータから線形補間等の手法によって、上記「運転条件が全て同一である場合のデータ」を推定する。
データベースには、水素環境が種々異なる複数の算出結果及び確認結果が格納されているので、それら複数の算出結果及び確認結果を取得する。
まず、図3のグラフを作成するために行った転動寿命試験(データベース作成用転動装置の運転に相当する)について説明する。内輪及び外輪がSUJ2製であり、玉が浸炭窒化処理を施したSUJ2製である呼び番号6206の深溝玉軸受(データベース作成用転動装置に相当する)に、6種類の潤滑油A〜Fをそれぞれ使用して転動寿命試験を行った。試験条件は、動等価荷重P/基本動定格荷重Cが0.46、回転速度が3000min-1、温度が110℃である。
Claims (5)
- 相互に転がり接触する2つの転動部材を備え、前記2つの転動部材の少なくとも一方が鋼製転動部材である転動装置の運転条件のうち、水素から受ける影響の大きさを表す指標である水素環境度を判定する方法であって、
前記運転条件で運転された前記転動装置の前記鋼製転動部材のうち、前記転がり接触により転動疲労した部位である転動疲労部位に含有される常温非拡散性水素の量を測定する測定工程と、
前記測定工程での測定結果に基づいて前記水素環境度を判定する判定工程と、
を有する水素環境度判定方法。 - 前記判定工程では、前記測定工程で測定された前記常温非拡散性水素の量から、前記転動装置の運転時における、前記鋼製転動部材の転動疲労部位に含有される常温非拡散性水素の量の増加速度を算出し、その算出結果に基づいて前記水素環境度を判定する請求項1に記載の水素環境度判定方法。
- 水素環境度を判定すべき転動装置と同種の転動装置をデータベース作成用転動装置として用意して、転がり接触により鋼製転動部材の転動疲労部位に作用する応力の大きさ及び繰り返し数、並びに、運転時の温度及び運転時の前記データベース作成用転動装置の水素環境のうち少なくとも一つが異なる複数の運転条件それぞれにおいて前記データベース作成用転動装置を運転した後に、前記データベース作成用転動装置の鋼製転動部材の転動疲労部位に含有される常温非拡散性水素の量を測定して、前記データベース作成用転動装置の鋼製転動部材の転動疲労部位に含有される常温非拡散性水素の量の増加速度を算出して、その算出結果を前記複数の運転条件毎に分類して格納したデータベースを予め作成しておき、
転がり接触により鋼製転動部材の転動疲労部位に作用する応力の大きさ及び繰り返し数、並びに、運転時の温度が、前記水素環境度を判定すべき転動装置の運転条件と全て同一である場合の前記算出結果を、前記データベースから取得又は推定し、
前記判定工程では、前記水素環境度を判定すべき転動装置について算出した常温非拡散性水素の量の増加速度の算出結果を、前記データベースから取得又は推定した前記算出結果と対比して、
算出結果が、前記水素環境度を判定すべき転動装置についての算出結果と一致したデータベース作成用転動装置の水素環境に基づいて、前記水素環境度を判定すべき転動装置の水素環境度を判定する請求項2に記載の水素環境度判定方法。 - 前記測定工程では、100℃以下の温度に保持することにより前記鋼製転動部材から常温拡散性水素を放出させた後に、前記転動疲労部位に含有される常温非拡散性水素の量を測定する請求項1〜3のいずれか一項に記載の水素環境度判定方法。
- 請求項2に記載の水素環境度判定方法を利用して、転動装置の運転時に前記鋼製転動部材に白色組織破損が発生する可能性を予測する白色組織破損可能性予測方法であって、
白色組織破損が発生する可能性を予測すべき転動装置と同種の転動装置をデータベース作成用転動装置として用意して、転がり接触により鋼製転動部材の転動疲労部位に作用する応力の大きさ及び繰り返し数、並びに、運転時の温度及び運転時の前記データベース作成用転動装置の水素環境のうち少なくとも一つが異なる複数の運転条件それぞれにおいて前記データベース作成用転動装置を運転した後に、前記データベース作成用転動装置の鋼製転動部材の転動疲労部位に含有される常温非拡散性水素の量を測定して、前記データベース作成用転動装置の鋼製転動部材の転動疲労部位に含有される常温非拡散性水素の量の増加速度を算出するとともに、前記データベース作成用転動装置の鋼製転動部材に白色組織破損が生じたか否かを確認して、その算出結果と確認結果とを前記複数の運転条件毎に分類して格納したデータベースを予め作成しておき、
転がり接触により鋼製転動部材の転動疲労部位に作用する応力の大きさ及び繰り返し数、並びに、運転時の温度が、前記白色組織破損が発生する可能性を予測すべき転動装置の運転条件と全て同一である場合の前記算出結果と前記確認結果とを、前記データベースから取得又は推定し、取得又は推定した前記算出結果と前記確認結果とを用いて、前記白色組織破損が生じる臨界値となる常温非拡散性水素の量の増加速度を算出し、
前記判定工程では、前記白色組織破損が発生する可能性を予測すべき転動装置について算出した常温非拡散性水素の量の増加速度と、前記臨界値とを比較することにより、前記白色組織破損が発生する可能性を予測すべき転動装置の運転時に前記鋼製転動部材に白色組織破損が発生する可能性を予測する白色組織破損可能性予測方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018224838 | 2018-11-30 | ||
JP2018224838 | 2018-11-30 | ||
PCT/JP2019/042833 WO2020110593A1 (ja) | 2018-11-30 | 2019-10-31 | 水素環境度判定方法及び白色組織破損可能性予測方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6683301B1 true JP6683301B1 (ja) | 2020-04-15 |
JPWO2020110593A1 JPWO2020110593A1 (ja) | 2021-02-15 |
Family
ID=70166384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020504744A Active JP6683301B1 (ja) | 2018-11-30 | 2019-10-31 | 水素環境度判定方法及び白色組織破損可能性予測方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6683301B1 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1194704A (ja) * | 1997-09-19 | 1999-04-09 | Nippon Seiko Kk | 転がり軸受用潤滑剤の評価方法 |
JP2004278782A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-10-07 | Ntn Corp | トランスミッションの構成部品、その製造方法、および円錐ころ軸受 |
US20140157874A1 (en) * | 2011-07-01 | 2014-06-12 | Ingemar Strandell | System and Method for Monitoring Environmental Weakening of Components by Monitoring Atomic Hydrogen Permeation |
JP2017122633A (ja) * | 2016-01-07 | 2017-07-13 | 新日鐵住金株式会社 | 耐水素脆化特性評価方法 |
JP2019035756A (ja) * | 2017-08-21 | 2019-03-07 | Ntn株式会社 | 耐水素性評価試験方法 |
-
2019
- 2019-10-31 JP JP2020504744A patent/JP6683301B1/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1194704A (ja) * | 1997-09-19 | 1999-04-09 | Nippon Seiko Kk | 転がり軸受用潤滑剤の評価方法 |
JP2004278782A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-10-07 | Ntn Corp | トランスミッションの構成部品、その製造方法、および円錐ころ軸受 |
US20140157874A1 (en) * | 2011-07-01 | 2014-06-12 | Ingemar Strandell | System and Method for Monitoring Environmental Weakening of Components by Monitoring Atomic Hydrogen Permeation |
JP2017122633A (ja) * | 2016-01-07 | 2017-07-13 | 新日鐵住金株式会社 | 耐水素脆化特性評価方法 |
JP2019035756A (ja) * | 2017-08-21 | 2019-03-07 | Ntn株式会社 | 耐水素性評価試験方法 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
松永久生、小俣弘樹、山辺純一郎、松岡三郎: ""軸受鋼の転がり疲労におけるせん断型疲労き裂進展に及ぼす水素の影響"", 日本機械学会M&M材料力学カンファレンス CD−ROM論文集, vol. No.13-8, JPN6019050135, 10 October 2013 (2013-10-10), JP, pages 2107, ISSN: 0004218526 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2020110593A1 (ja) | 2021-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Evans et al. | Effect of hydrogen on butterfly and white etching crack (WEC) formation under rolling contact fatigue (RCF) | |
Richardson et al. | Thermal desorption analysis of hydrogen in non-hydrogen-charged rolling contact fatigue-tested 100Cr6 steel | |
Evans | An updated review: white etching cracks (WECs) and axial cracks in wind turbine gearbox bearings | |
Gould et al. | The influence of sliding and contact severity on the generation of white etching cracks | |
Gould et al. | The effect of lubricant composition on white etching crack failures | |
Singh et al. | An extensive review of vibration modelling of rolling element bearings with localised and extended defects | |
Gould et al. | Investigating the process of white etching crack initiation in bearing steel | |
Uyama et al. | The effects of hydrogen on microstructural change and surface originated flaking in rolling contact fatigue | |
Haque et al. | Lubricant effects on white etching cracking failures in thrust bearing rig tests | |
Rosado et al. | Rolling contact fatigue life and spall propagation of AISI M50, M50NiL, and AISI 52100, Part I: experimental results | |
WO2020110593A1 (ja) | 水素環境度判定方法及び白色組織破損可能性予測方法 | |
Gabelli et al. | A model for hybrid bearing life with surface and subsurface survival | |
Pasaribu et al. | The composition of reaction layers on rolling bearings lubricated with gear oils and its correlation with rolling bearing performance | |
Gould et al. | Figure the impact of steel microstructure and heat treatment on the formation of white etching cracks | |
JP5679543B2 (ja) | 軸受部品および軸受 | |
Kürten et al. | Hydrogen assisted rolling contact fatigue due to lubricant degradation and formation of white etching areas | |
Franke et al. | White etching cracking—Simulation in bearing rig and bench tests | |
Liang et al. | Hydrogen-assisted microcrack formation in bearing steels under rolling contact fatigue | |
JP6683301B1 (ja) | 水素環境度判定方法及び白色組織破損可能性予測方法 | |
Needelman et al. | Recalibrated equations for determining effect of oil filtration on rolling bearing life | |
Lorenz et al. | Rolling contact fatigue performance of M50 steel: A combined experimental and analytical approach to determine life | |
Imran et al. | Quantifying diffused hydrogen in AISI-52100 bearing steel and in silver steel under tribo-mechanical action: Pure rotating bending, sliding–rotating bending, rolling–rotating bending and uni-axial tensile loading | |
Nehme et al. | Optimization of mechanism of boundary lubrication in fully formulated commercial engine oil using design of experiment | |
JP7238620B2 (ja) | 疲労進行度評価方法 | |
Kotzalas | Statistical distribution of tapered roller bearing fatigue lives at high levels of reliability |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200129 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20200129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20200218 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200309 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6683301 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |