JP6683254B2 - 通信ネットワーク装置、通信ネットワークシステム、及び通信ネットワーク装置の方法 - Google Patents

通信ネットワーク装置、通信ネットワークシステム、及び通信ネットワーク装置の方法 Download PDF

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Description

本開示は、無線通信システムに関し、特に無線アクセスネットワーク又はモバイルバックホールでのトラフィックシェーピングに関する。
特許文献1は、防災のための監視システムを開示している。当該監視システムでは、複数の移動カメラ装置の各々は、無線中継装置を含む無線回線を介して防災センターシステムに接続され、無線回線を介して防災センターシステムに映像データ(映像情報)を送信する。防災センターシステムは、各移動カメラ装置の優先度を評価し、各移動カメラ装置と防災センターシステムとの間の無線通信帯域を優先度に基づいて調整するよう構成されている。具体的には、防災センターシステムは、優先度が相対的に高い第1の移動カメラ装置と防災センターシステムとの間の無線通信帯域を、優先度が相対的に低い第2の移動カメラ装置と防災センターシステムとの間の無線通信帯域よりも広げるように、防災センターシステム、無線中継装置、及び各移動カメラ装置の無線通信設定を更新する。
特開2012−178662号公報
本件の発明者等は、複数の無線端末がセルラー通信ネットワークを介してアプリケーションサーバにデータを送信する際に、アプリケーションサーバが利用できるセルラー通信ネットワークの通信帯域(伝送レート)が所定の上限値によって制限されるケースについて検討した。
セルラー通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network(RAN))及びコアネットワーク(Core Network(CN))を含む。RANの例は、UMTS Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)、及びEvolved UTRAN(E-UTRAN)である。コアネットワークの例は、UMTSコアネットワーク、及びEvolved Packet Core(EPC)である。RANは、無線アクセス技術によって無線端末と接続する基地局を含む。基地局の例は、UTRANのNodeB及びRadio Network Controller(RNC)の組合せ、並びにE-UTRANのeNodeB(eNB)である。コアネットワークは、RANを介して無線端末からアクセスされ、無線端末に対して外部ネットワークへの接続サービス(e.g., Internet Protocol(IP)接続サービス)を提供する。
さらに、本明細書において、セルラー通信ネットワークは、モバイルバックホール(Mobile backhaul(MBH))を含んでもよい。モバイルバックホールは、基地局(e.g., NodeB、RNC、又はeNB)が設置されたサイト(セルサイト)と上位ネットワーク装置(e.g., RNC、Serving GPRS Support Node(SGSN)、Serving Gateway(SGW)、又はMobility Management Entity(MME))が設置されたサイトの間を接続するネットワークである。モバイルバックホールは、基地局と上位ネットワーク装置の間のIPパケット転送サービスを提供するために、物理レイヤ(レイヤ1)ネットワークと、物理レイヤネットワーク上でIPパケットを転送するためのパケットトランスポートネットワークを含む。物理レイヤネットワークは、光ファイバ(e.g., Passive Optical Network(PON)、Synchronous Optical Network(SONET)/Synchronous Digital Hierarchy(SDH)、Wavelength Division Multiplexing (WDM))、銅線(e.g., E1/T1ネットワーク、Digital Subscriber Line(DSL))、若しくは無線リンク(e.g., マイクロ波ポイントツーポイントリンク)、又はこれらの任意の組み合わせによって構成される。パケットトランスポートネットワークは、例えば、Virtual Local Area Network(VLAN)技術若しくはMulti-Protocol Label Switching(MPLS)技術、又はこれらの組み合わせを利用する。
一例において、セルラー通信ネットワークの伝送レートの上限値は、Mobile Network Operator(MNO)のネットワークキャパシティに基づいて定められてもよい。他の例において、セルラー通信ネットワークの伝送レートの上限値は、MNOとMobile Virtual Network Operator(MVNO)との間の契約によって定められてもよい。MVNOは、MNOのCN及びRANを介して無線端末に通信サービスを提供する。MVNOのネットワークとMNOのネットワークの境界は、point of interconnection(POI)又はpoint of interface(POI)と呼ばれる。
各無線端末は、移動性を持つ端末でもよいし、移動性を持たない実質的に静止した端末であってもよい。各無線端末は、Internet of Things(IoT)デバイスであってもよい。セルラー通信機能を持つIoTデバイスは、Cellular IoT(CIoT)デバイス、Machine Type Communication(MTC)デバイス、又はMachine to Machine(M2M)デバイスと呼ばれることもある。IoTデバイスは、例えば人が介在せずに通信を行う端末である。IoTデバイスは、機械(e.g., 自動販売機、ガスメータ、電気メータ、自動車、鉄道車両、船舶)及びセンサ(e.g., 環境、農業、交通等に関するセンサ)等の様々な機器に搭載されることができる。
幾つかの実装において、アプリケーションサーバが利用できるセルラー通信ネットワークの伝送レートの上限値を守るために、各無線端末のデータ伝送レートに静的な上限値が設定されてもよい。しかしながら、この実装は、コアネットワークのキャパシティ又は契約に基づく上限値を十分に有効に利用できないかもしれない。なぜなら、全ての無線端末がアプリケーションサーバと同時に通信するとは限らないためである。同時に通信を行う複数の無線端末の合計伝送レートが上限値を超えない限り、各無線端末及びアプリケーションサーバは、なるべく高い伝送レートを利用できることが好ましいかもしれない。
さらに、複数の無線端末は優先度が互いに異なるかもしれない。さらにまた、各端末の優先度は動的に変化するかもしれない。例えば、各無線端末が環境、農業、交通等に関するセンサに搭載される場合、特定のイベント(e.g., 交通渋滞、交通事故、大雨、自然災害)の発生時に当該特定のイベントの発生エリア内又はその近くに設置された無線端末に高い優先度が割り当てられてもよい。アプリケーションサーバが利用できるセルラー通信ネットワークの伝送レートの上限値を守るために複数の無線端末の合計伝送レートが調整される場合、高い優先度を持つ無線端末の伝送レートは、低い優先度を持つ無線端末の伝送レートよりも優先的に確保されることが好ましいかもしれない。
なお、上述したように、特許文献1は、優先度が相対的に高い無線端末(i.e., 移動カメラ装置)と防災センターシステムとの間の無線通信帯域を、優先度が相対的に低い無線端末(i.e., 移動カメラ装置)と防災センターシステムとの間の無線通信帯域よりも広げるように、防災センターシステム、無線中継装置、及び各移動カメラ装置の無線通信設定を更新することを記載している。しかしながら、特許文献1は、セルラー通信ネットワーク内の伝送レートを調整するためのトラフィックシェーピングについて記載していない。さらにまた、特許文献1は、セルラー通信ネットワークの構成に適したトラフィックシェーピングのための機能配置について記載していない。
上述したように、一例において、セルラー通信ネットワーク内の伝送レートの上限値はMNOとMVNOとの間の契約に基づいて定められる。この場合、一般的に、伝送レートの上限値は、複数の無線端末からPOIを通ってMVNOネットワークに送られる複数のパケットフローの合計伝送レートに対して課される。しかしながら、POIにおいてトラフィックシェーピングを実施したのでは、MNOのコアネットワークを通過する当該MVNOに関するトラフィックを減らすことが困難である。したがって、セルラー通信ネットワークから外部ネットワークに送られるトラフィックの合計伝送レートの監視結果に基づいて当該セルラー通信ネットワークを通過するトラフィックを調整することを可能とするためのセルラー通信ネットワークに適したトラフィックシェーピングが必要とされる。
本明細書に開示される複数の実施形態が達成しようとする目的の1つは、セルラー通信ネットワークから外部ネットワークに送られるトラフィックの合計伝送レートの監視結果に基づいて当該セルラー通信ネットワークを通過するトラフィックを調整することに寄与する装置、方法、及びプログラムを提供することである。なお、この目的は、本明細書に開示される複数の実施形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意されるべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
第1の態様では、トラフィック制御装置は、少なくとも1つのメモリ、及び前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、複数の無線端末からMobile Network Operator(MNO)のセルラー通信ネットワークを介して特定の外部ネットワークに送られる複数のパケットフローの合計伝送レートの増加に応答して生成される第1の制御メッセージをトラフィック監視装置から受信するよう構成されている。前記セルラー通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク、及び前記RANと前記コアネットワークを接続するモバイルバックホールを備える。前記少なくとも1つのプロセッサは、さらに、少なくとも1つの無線端末によって送信される各パケットフローの優先度を判定するための評価基準を、基準管理装置から受信するよう構成されている。前記少なくとも1つのプロセッサは、さらに、前記評価基準に基づいて、トラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定するよう構成されている。前記少なくとも1つのプロセッサは、さらに、前記第1の制御メッセージに応答して、前記トラフィックシェーピングを実行するように前記RAN内の基地局又は前記モバイルバックホール内のパケット転送ノードを制御するよう構成されている。
第2の態様では、トラフィック監視装置は、少なくとも1つのメモリ、及び前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つのプロセッサは、複数の無線端末からMobile Network Operator(MNO)のセルラー通信ネットワークを介して特定の外部ネットワークに送られる複数のパケットフローの合計伝送レートの増加に応答して第1の制御メッセージを生成し、前記第1の制御メッセージをトラフィック制御装置に送信するよう構成されている。前記セルラー通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク、及び前記RANと前記コアネットワークを接続するモバイルバックホールを備える。前記第1の制御メッセージは、前記RAN内の基地局又は前記モバイルバックホール内のパケット転送ノードにおけるトラフィックシェーピングを実行するように前記トラフィック制御装置をトリガーする。
第3の態様では、基準管理装置は、少なくとも1つのメモリ、及び前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つの無線端末によって送信される各パケットフローの優先度を判定するための評価基準をトラフィック制御装置に送信するよう構成されている。前記評価基準は、無線アクセスネットワーク(RAN)内の基地局又はモバイルバックホール内のパケット転送ノードにおけるトラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定するために前記トラフィック制御装置によって使用される。
第4の態様では、システムは、上述の第1の態様に係るトラフィック制御装置、第2の態様に係るトラフィック監視装置、及び第3の態様に係る基準管理装置を含む。
第5の態様では、トラフィック制御装置により行われる方法は、
(a)複数の無線端末からMobile Network Operator(MNO)のセルラー通信ネットワークを介して特定の外部ネットワークに送られる複数のパケットフローの合計伝送レートの増加に応答して生成される第1の制御メッセージをトラフィック監視装置から受信すること;前記セルラー通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク、及び前記RANと前記コアネットワークを接続するモバイルバックホールを備え、
(b)少なくとも1つの無線端末によって送信される各パケットフローの優先度を判定するための評価基準を、基準管理装置から受信すること;
(c)前記評価基準に基づいて、トラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定すること;及び
(d)前記第1の制御メッセージに応答して、前記トラフィックシェーピングを実行するように前記RAN内の基地局又は前記モバイルバックホール内のパケット転送ノードを制御すること;
を含む。
第6の態様では、トラフィック監視装置により行われる方法は、(a)複数の無線端末からMobile Network Operator(MNO)のセルラー通信ネットワークを介して特定の外部ネットワークに送られる複数のパケットフローの合計伝送レートの増加に応答して第1の制御メッセージを生成すること、及び(b)前記第1の制御メッセージをトラフィック制御装置に送信すること、を含む。前記セルラー通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク、及び前記RANと前記コアネットワークを接続するモバイルバックホールを備える。前記第1の制御メッセージは、前記RAN内の基地局又は前記モバイルバックホール内のパケット転送ノードにおけるトラフィックシェーピングを実行するように前記トラフィック制御装置をトリガーする。
第7の態様では、基準管理装置により行われる方法は、少なくとも1つの無線端末によって送信される各パケットフローの優先度を判定するための評価基準をトラフィック制御装置に送信することを含む。前記評価基準は、無線アクセスネットワーク(RAN)内の基地局又はモバイルバックホール内のパケット転送ノードにおけるトラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定するために前記トラフィック制御装置によって使用される。
第8の態様では、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、上述の第5、第6、又は第7の態様に係る方法をコンピュータに行わせるための命令のセット(ソフトウェアコード)を含む。
上述の態様によれば、セルラー通信ネットワークから外部ネットワークに送られるトラフィックの合計伝送レートの監視結果に基づいて当該セルラー通信ネットワークを通過するトラフィックを調整することに寄与する装置、方法、及びプログラムを提供できる。
いくつかの実施形態に係るセルラー通信ネットワークの構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るトラフィック監視装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るトラフィック制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るトラフィック制御装置及び基地局を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るトラフィック制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 いくつかの実施形態に係るセルラー通信ネットワークの構成例を示すブロック図である。 いくつかの実施形態に係るセルラー通信ネットワークの構成例を示すブロック図である。 いくつかの実施形態に係る基準管理装置の構成例を示すブロック図である。 いくつかの実施形態に係るトラフィック監視装置の構成例を示すブロック図である。 いくつかの実施形態に係るトラフィック制御装置の構成例を示すブロック図である。 いくつかの実施形態に係る基地局の構成例を示すブロック図である。 いくつかの実施形態に係るMECサーバの構成例を示すブロック図である。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態を含む幾つかの実施形態に係るセルラー通信ネットワークの構成例を示している。図1の例では、セルラー通信ネットワークは、RAN20及びコアネットワーク40(Evolved Packet Core(EPC))を含む。RAN20は、例えば、UTRAN若しくはE-UTRAN又はこれら両方を含んでもよい。コアネットワーク40は、UMTSコアネットワーク若しくはEPC又はこれら両方を含んでもよい。
RAN20内には、1又はそれ以上の基地局2が配置されている。基地局2は、例えば、UTRANのRNC又はE-UTRANのeNBであってもよい。基地局2は、RAN20に接続する複数の無線端末1と通信し、これら無線端末1のための無線リソース管理を提供するよう構成されている。無線リソース管理は、例えば、各無線端末1との無線接続(e.g., Radio Resource Control(RRC)コネクション)の確立・修正・解放、各無線端末1のダウンリンク送信及びアップリンク送信のスケジューリング(無線リソースの割り当て)、並びに各無線端末1のハンドオーバの制御を含む。各無線端末1は、移動性を持つ端末でもよいし、移動性を持たない実質的に静止した端末であってもよい。各無線端末1は、IoTデバイスであってもよい。
基地局2は、マクロセル基地局であってもよいし、フェムトセル基地局であってもよい。基地局2は、Centralized Radio Access Network(C-RAN)アーキテクチャで使用されるBaseband Unit(BBU)であってもよい。言い換えると、図1に示された基地局2は、1又は複数のRemote Radio Head(RRH)に接続されるRANノードであってもよい。幾つかの実装において、BBUとしての基地局2は、コアネットワーク40に接続され、無線リソース管理を含むコントロールプレーン処理とユーザプレーンのデジタルベースバンド信号処理とを担当する。一方、RRUは、アナログRadio Frequency(RF)信号処理(e.g., 周波数変換および信号増幅)を担当する。C-RANは、Cloud RANと呼ばれることもある。BBUは、Radio Equipment Controller(REC)又はData Unit(DU)と呼ばれることもある。RRHは、Radio Equipment(RE)、Radio Unit(RU)、又はRemote Radio Unit(RRU)と呼ばれることもある。
さらに、ベースバンド信号処理の一部をリモートサイトに配置するC-RANアーキテクチャも存在する。幾つかの実装では、レイヤ1(物理レイヤ)のベースバンド信号処理がリモートサイトに配置され、レイヤ2(MACサブレイヤ、RLCサブレイヤ、及びPacket Data Convergence Protocol(PDCP)サブレイヤ)及びレイヤ3信号処理がセントラルサイトに配置されてもよい。幾つかの実装では、レイヤ1並びにレイヤ2の一部又は全部の信号処理がリモートサイトに配置され、レイヤ3信号処理がセントラルサイト内に配置されてもよい。図1に示された基地局2は、これらのC-RANアーキテクチャにおいてセントラルサイトに配置されるデータユニットであってもよい。
コアネットワーク40は、主にMNOによって管理されるネットワークである。ただし、後述するように、コアネットワーク40内のいくつかのネットワーク要素は、MVNOによって管理されてもよい。コアネットワーク40は、複数のユーザープレーン・エンティティ、及び複数のコントロールプレーン・エンティティ、を含む。複数のユーザープレーン・エンティティは、RAN20と外部ネットワーク(e.g., Packet Data Network (PDN))50との間で複数の無線端末1のユーザーパケットを中継する。複数のコントロールプレーン・エンティティは、複数の無線端末1のモビリティ管理、セッション管理(ベアラ管理)、加入者情報管理、及び課金管理を含む様々な制御を行う。例えば、図1に示されるように、コアネットワーク40は、少なくとも1つのServing Gateway(S-GW)41、少なくとも1つのPacket Data Network Gateway(P-GW)42、少なくとも1つのMobility Management Entity(MME)43、及び少なくとも1つのHome Subscriber Server(HSS)44を含んでもよい。よく知られているように、S-GW41及びP-GW42は、EPCのユーザープレーン・エンティティであり、MME43及びHSS44は、EPCのコントロールプレーン・エンティティである。
外部ネットワーク50は、パケットデータネットワークである。外部ネットワーク50は、例えば、インターネット、他のモバイルオペレータ(e.g., MVNO)のネットワーク、若しくはサービスオペレータのネットワーク、又はこれらの任意の組み合わせを含む。図1の例では、外部ネットワーク50は、少なくとも1つのアプリケーションサーバ51を含む。アプリケーションサーバ51は、各無線端末1とのパケット通信(e.g., ライブビデオストリーミング、Webアクセス、VoIPコール、ボイスチャット、又はオンラインゲーム)を行う。すなわち、アプリケーションサーバ51は、各無線端末1から送信されたユーザーパケット(e.g., IPパケット)を受信し、各無線端末1に向けてユーザーパケットを送信する。アプリケーションサーバ51は、図1に示されるように、コアネットワーク40のゲートウェイ(e.g., P-GW42)とアプリケーションサーバ51との間に少なくとも1つのルータ52が配置されてもよい。ルータ52は、外部ネットワーク50内、又はコアネットワーク40と外部ネットワーク50との間でユーザーパケットのルーティング及びフォワーディングを行う。
幾つかの実装において、本実施形態に係るセルラー通信ネットワークは、モバイルバックホール30を含んでもよい。モバイルバックホール30は、RAN20内の1又はそれ以上の基地局をコアネットワーク40に接続する。既に説明したように、モバイルバックホール30は、各基地局とコアネットワーク40との間のIPパケット転送サービスを提供するために、物理レイヤ(レイヤ1)ネットワークと、物理レイヤネットワーク上でIPパケットを転送するためのパケットトランスポートネットワークを含んでもよい。物理レイヤネットワークは、光ファイバ(e.g., PON、SONET/ SDH、WDM)、銅線(e.g., E1/T1ネットワーク、Digital Subscriber Line(DSL))、若しくは無線リンク(e.g.,マイクロ波ポイントツーポイントリンク)、又はこれらの任意の組み合わせによって構成される。パケットトランスポートネットワークは、例えば、Virtual Local Area Network(VLAN)技術若しくはMulti-Protocol Label Switching(MPLS)技術、又はこれらの組み合わせを利用する。
図1の例では、モバイルバックホール30は、少なくとも1つのルータ31を含む。ルータ31は、RAN20とコアネットワーク40との間で、ユーザーパケット、具体的はユーザーパケットをカプセル化しているトンネルパケット、のルーティング及びフォワーディングを行う。ルータ31は、例えばIPルータである。ユーザーパケットをカプセル化しているトンネルパケットは、例えば、GPRS Tunneling Protocol(GTP)トンネルパケット、Generic Routing Protocol(GRE)トンネルパケット、又はIPsecトンネルパケットである。
幾つかの実装において、図1に示されるように、P-GW42はMVNOによって管理されてもよい。この場合、MNOネットワークとMVNOネットワークの境界(i.e., POI)は、S-GW41とP-GW42の間である。MVNOのP-GW42は、トンネル制御プロトコル(e.g., GTP-C)を用いてMNOのS-GW41と通信し、ユーザーパケット転送のためのS-GW41とP-GW42都の間のトンネル(e.g., GTPトンネル、S5ベアラ)を設定し、各無線端末1のためのend-to-endベアラ(e.g., Evolved Packet System(EPS)ベアラ)を管理する。なお、図1に示された構成は一例に過ぎない。例えば、MNOとMVNOの間のPOIは、P-GW42と外部ネットワーク50の間に設けられてもよい。
続いて以下では、本実施形態に係るトラフィック制御について詳細に説明する。本実施形態では、セルラー通信ネットワークは、基準管理装置6、トラフィック監視装置7、及びトラフィック制御装置8を含む。基準管理装置6、トラフィック監視装置7、及びトラフィック制御装置8は、RAN20(i.e., 各基地局2)からコアネットワーク40に送られるパケット群に対するトラフィックシェーピング(又はパケットシェーピング)を各基地局2又はモバイルバックホール30内のパケット転送ノード(e.g., ルータ31)で行うことを可能とする。
基準管理装置6は、各無線端末1又は各無線端末1によって送信される各パケットフローの優先度を判定するための評価基準を管理する。基準管理装置6は、当該評価基準をトラフィック制御装置8に送る。当該評価基準は、RAN20内の各基地局2又はモバイルバックホール30内のパケット転送ノード(e.g., ルータ31)におけるトラフィックシェーピングの対象(すなわち、伝送レートを低減する対象)とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定するためにトラフィック制御装置8によって使用される。
当該評価基準は、優先的に伝送されるパケットフローを特定する単位を示す第1の情報を含んでもよい。当該第1の情報は、優先的に伝送されるパケットフローが基地局単位、セル単位、無線端末単位、ベアラ単位、又はサービス単位で特定されるべきであることを定めてもよい。パケットフローを特定するためのこれら複数の単位は、適宜組み合わせて使用されてもよい。さらに又はこれに代えて、当該評価基準は、優先的に伝送されるパケットフローを特定するための第2の情報を含んでもよい。当該第2の情報は、(a)地理的範囲、(b)基地局、セル、端末、無線端末、ベアラ、若しくはサービスの種別、及び(c)基地局、セル、端末、無線端末、ベアラ、若しくはサービスの識別子、のうち少なくとも1つを示してもよい。パケットフローを特定するためのこれら複数の情報要素(i.e., 地理的範囲、種別、及び識別子)は、適宜組み合わせて使用されてもよい。
当該評価基準に基づくトラフィックシェーピングの対象とされるパケットフローの決定は、一例として、無線端末単位で行われてもよい。さらに又はこれに代えて、トラフィックシェーピングの対象とされるパケットフローは、無線端末単位よりも細かい単位、例えば、ベアラ単位又はサービス単位で決定されてもよい。サービス単位は、1つのベアラに割り当てられる複数のサービスに関する複数のパケットフローを区別することを意味する。さらに又はこれに代えて、トラフィックシェーピングの対象とされるパケットフローは、無線端末単位よりも粗い単位、例えば、無線端末グループ単位、セル単位、又は基地局単位で決定されてもよい。パケットフローを特定するための上述された複数の単位は、適宜組み合わせて使用されてもよい。
いくつかの実装において、当該評価基準は、特定の地理的範囲に関連付けられてもよい。具体的には、当該評価基準は、特定の地理的範囲内に位置する第1の無線端末の優先度が、当該特定の地理的範囲の外に位置する第2の無線端末の優先度よりも高いことを示してもよい。例えば、基準管理装置6は、特定のイベント(e.g., 交通渋滞、交通事故、大雨、自然災害)の発生時に当該特定のイベントの発生場所・エリアを包含する特定の地理的範囲を当該評価基準を用いてトラフィック制御装置8に知らせてもよい。トラフィック制御装置8は、当該評価基準に従って、高優先度の第1の無線端末のパケットフローの伝送レートが低優先度の第2の無線端末のパケットフローの伝送レートよりも高くなるように、基地局2又はパケット転送ノードでのトラフィックシェーピングを制御してもよい。これにより、基地局2又はパケット転送ノードは、特定の地理的範囲内に位置する第1の無線端末のパケットを他の第2の無線端末のパケットよりも優先的にコアネットワーク40に送信することができる。
トラフィック制御装置8は、無線端末1の位置(e.g., Global Navigation Satellite System(GNSS)レシーバによって得られるGNSS位置情報)が特定の地理的範囲内である場合に、当該無線端末1が当該範囲内に位置していると判定してもよい。これに代えて、トラフィック制御装置8は、基地局2の設置位置が特定の地理的範囲内である場合に、当該基地局2及び当該基地局2に接続する無線端末1が当該範囲内に位置していると判定してもよい。これに代えて、トラフィック制御装置8は、セルを提供している基地局2の設置位置が特定の地理的範囲内である場合に、当該セル、当該基地局、及び当該基地局2に接続する無線端末1が当該範囲内に位置していると判定してもよい。これに代えて、トラフィック制御装置8は、ベアラ又はサービスを利用する無線端末1の位置が特定の地理的範囲内である場合に、当該無線端末1及びこれにより利用されているベアラ又はサービスが当該範囲内に位置していると判定してもよい。
さらに又はこれに代えて、当該評価基準は、第2の無線端末(又は、サービス、ベアラ、端末グループ、セル、又は基地局)に比べて優先される第1の無線端末(又は、サービス、ベアラ、端末グループ、セル、又は基地局)の種別を示してもよい。これに代えて、当該評価基準は、第2の無線端末(又は、サービス、ベアラ、端末グループ、セル、又は基地局)に比べて優先される第1の無線端末(又は、サービス、ベアラ、端末グループ、セル、又は基地局)の識別子を示してもよい。例えば、トラフィック制御装置8は、これらの評価基準のうちの1つに従って、高優先度の第1の無線端末(又は、サービス、ベアラ、端末グループ、セル、又は基地局)のパケットフローの伝送レートが低優先度の第2の無線端末(又は、サービス、ベアラ、端末グループ、セル、又は基地局)のパケットフローの伝送レートよりも高くなるように、基地局2又はパケット転送ノードでのトラフィックシェーピングを制御してもよい。
当該評価基準は、複数の無線端末1又はこれらのパケットフローを3段階又はそれ以上の優先度レベルにカテゴライズすることをトラフィック制御装置8に可能とするための情報を含んでもよい。例えば、当該評価基準は、最高優先の地理的範囲、及び第2優先の地理的範囲を示してもよい。この場合、最高優先の地理的範囲及び第2優先の地理的範囲のいずれにも含まれない地理的範囲は、最低優先の地理的範囲とみなされてもよい。これに代えて、当該評価基準は、最高優先の端末種別(または識別子)、及び第2優先の端末種別(または識別子)を示してもよい。この場合、最高優先及び第2優先の端末種別(または識別子)のいずれにも含まれない端末種別(または識別子)は、最低優先の端末種別(または識別子)とみなされてもよい。
基準管理装置6は、アプリケーションサーバ51と通信し、アプリケーションサーバ51が希望する優先度情報(e.g., 優先される(preferred)地理的範囲、優先される端末種別、又は優先される識別子)を考慮して、トラフィック制御装置8に送られる当該評価基準を生成してもよい。基準管理装置6は、アプリケーションサーバ51とは別のコンピュータに実装されてもよい。例えば、基準管理装置6は、Mobile Edge Computing(MEC)サーバ、Operation Support System(OSS)、又はNetwork element manager(NEM)に配置されてもよい。これに代えて、基準管理装置6は、アプリケーションサーバ51と共に1つのコンピュータに実装されてもよい。基準管理装置6は、MVNOによって管理されてもよいし、MNOによって管理されてもよい。
次に、トラフィック監視装置7について説明する。トラフィック監視装置7は、複数の無線端末1からMNOのセルラー通信ネットワークを介して特定の外部ネットワーク50に送られる複数のパケットフローの合計伝送レートを監視する。幾つかの実装において、トラフィック監視装置7は、図1に示されたPOIを通ってMVNOのP-GW42に送られるパケットの伝送レートを監視してもよい。この場合、トラフィック監視装置7は、P-GW42に向けてパケットを送信するS-GW41の出口(egress)ポートにおいて計測される伝送レートを監視してもよい。これに代えて、もしPOIがP-GW42と外部ネットワーク50の間に設けられるなら、トラフィック監視装置7は、外部ネットワーク50に向けてパケットを送信するP-GW42の出口(egress)ポートにおいて計測される伝送レートを監視してもよい。
さらに、トラフィック監視装置7は、監視された合計伝送レートの増加に応答して第1の制御メッセージを生成し、当該メッセージをトラフィック制御装置8に送る。第1の制御メッセージは、RAN20内の基地局2又はモバイルバックホール30内のパケット転送ノードにおけるトラフィックシェーピングを実行するようにトラフィック制御装置8をトリガーする。したがって、第1の制御メッセージは、トラフィック制御(又はトラフィックシェーピング)の開始の要求ということもできる。
例えば、トラフィック監視装置7は、監視された合計伝送レートが閾値R1を超えた場合、閾値超過が所定回数に達した場合、又は閾値超過の継続時間が基準時間を超えた場合に、当該第1の制御メッセージをトラフィック制御装置8に送信してもよい。幾つかの実装において、当該閾値R1は、MNOとMVNOとの契約上の上限帯域に基づいて設定されてもよい。言い換えると、トラフィック監視装置7は、POIでの合計伝送レートの計測値と契約に基づく閾値R1との比較に基づいて、当該第1の制御メッセージを生成してもよい。
トラフィック監視装置7は、トラフィックシェーピングのレベルをトラフィック制御装置8に要求してもよい。例えば、トラフィック監視装置7は、監視された合計伝送レートと閾値R1の差(i.e., 閾値超過量)の大きさに応じたトラフィックシェーピングのレベルを決定してもよい。トラフィックシェーピングのレベルは、基地局2又はパケット転送ノードにおけるトラフィックシェーピングのターゲット伝送レートに関連付けられる。
トラフィック監視装置7は、上述の第1の制御メッセージ(i.e., トラフィックシェーピング開始要求)の送信後の合計伝送レートの低減が十分でないことに応答して、第2の制御メッセージをトラフィック制御装置8に送信してもよい。一例において、当該第2の制御メッセージは、トラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローの数(又は無線端末の数)を増やすように、トラフィック制御装置8をトリガーしてもよい。さらに又はこれに代えて、当該第2の制御メッセージは、既にトラフィックシェーピングの対象とされている1又はそれ以上のパケットフローのうち少なくとも1つの伝送レートをさらに低減するように、トラフィック制御装置8をトリガーしてもよい。したがって、第2の制御メッセージは、トラフィック制御(又はトラフィックシェーピング)の更新の要求ということもできる。
直前に記載された例によれば、トラフィック監視装置7及びトラフィック制御装置8は、トラフィックシェーピング開始後の合計伝送レートの変化を考慮して、トラフィックシェーピングのレベルを徐々に(つまり段階的に)高くすることができる。言い換えると、トラフィックシェーピングのターゲット伝送レートを徐々に(つまり段階的に)低減することができる。このような構成及び動作は、トラフィックシェーピングによってどのくらい合計伝送レートが低減されるのかを正確に予測することができない場合に特に有効であるかもしれない。例えば、幾つかの実装において、MVNO利用者の無線端末1の全てのユーザーパケットがPOIを経由してMVNOのノード(e.g., P-GW42)に送られる。この場合、MVNOの契約上の合計伝送レートを超えないように、トラフィック集約ポイント(i.e., POI)で計測された合計伝送レートに基づいてトラフィックシェーピングを行いたい。一方で、シェーピングの対象となるトラフィックを不必要に伝送しないように、トラフィックシェーピングの処理自体はトラフィックの発生源すなわち無線端末に近いネットワーク装置(e.g., 基地局2又は各パケット転送ノード)で行いたい。しかし、各基地局2又は各パケット転送ノードにおけるトラフィックシェーピングのターゲット伝送レートを正確に予測することは難しいかもしれない。各基地局2又は各パケット転送ノードによって転送されているパケットの中に優先的に伝送されるべきパケットがどの程度含まれているかを正確に把握することは必ずしも容易ではないからである。直前に記載された例は、トラフィックシェーピングのレベルを段階的に更新することで、合計伝送レートの過剰な抑制を伴わずに、合計伝送レートを最終的に目標値に近づけることに寄与できる。
トラフィック監視装置7は、上述の第1の制御メッセージ(i.e., トラフィックシェーピング開始要求)の送信後に、第3の制御メッセージをトラフィック制御装置に送信してもよい。当該第3の制御メッセージは、トラフィックシェーピングを停止するように基地局2又はパケット転送ノード(e.g., ルータ31)を制御するようトラフィック制御装置8をトリガーする。したがって、第3の制御メッセージは、トラフィック制御(又はトラフィックシェーピング)の停止の要求ということもできる。トラフィック監視装置7は、監視された合計伝送レートが十分に低減した場合に、第3の制御メッセージを送信してもよい。具体的には、トラフィック監視装置7は、監視された合計伝送レートが閾値R2を下回った場合に、第3の制御メッセージを送信してもよい。閾値R2は、閾値R1より小さい値であってもよい。
トラフィック監視装置7は、トラフィック計測を実行するノード(e.g., S-GW41又はP-GW42)と通信し、合計伝送レートの計測結果を取得してもよい。すなわち、トラフィック監視装置7は、トラフィック計測を実行するノードとは別のコンピュータに実装されてもよい。例えば、トラフィック監視装置7は、MECサーバ、OSS、又はNEMに配置されてもよい。これに代えて、トラフィック監視装置7は、トラフィック計測を実行するノード(e.g., S-GW41又はP-GW42)に実装されてもよい。
トラフィック監視装置7は、MNOによって管理されてもよい。これに代えて、トラフィック監視装置7は、MVNOによって管理されてもよい。この場合、トラフィック監視装置7は、POIに接続されるMVNOのノード(e.g., P-GW42、ルータ52、又はアプリケーションサーバ51)の入り口(ingress)ポートにおいて計測される伝送レートを監視してもよい。
図2は、トラフィック監視装置7の操作の一例(処理200)を示すフローチャートである。ステップ201では、トラフィック監視装置7は、MNOネットワークとMVNOネットワークの間のPOIを通過するパケットの伝送レート(e.g., S-GW41の出口(egress)パケットレート)の測定値を取得する。ステップ202では、トラフィック監視装置7は監視された伝送レートが閾値を超過したことに応答して、トラフィック制御装置8にトラフィック制御の開始を要求する。
続いて、トラフィック制御装置8について説明する。トラフィック制御装置8の動作の概要は、基準管理装置6及びトラフィック監視装置7に関する説明に関連して上述した通りである。すなわち、トラフィック制御装置8は、基準管理装置6から評価基準を受信し、当該評価基準に基づいて、トラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定する。さらに、トラフィック制御装置8は、第1の制御メッセージ(i.e., トラフィック制御の開始の要求)をトラフィック監視装置7から受信したことに応答して、トラフィックシェーピングを実行するように基地局2又はモバイルバックホール30内のパケット転送ノード(e.g., ルータ31)を制御する。
既に説明したように、トラフィック制御装置8は、第2の制御メッセージ(i.e., トラフィック制御の更新の要求)をトラフィック監視装置7から受信したことに応答して、トラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローの数(又は無線端末の数)を増やすように、基地局2又はパケット転送ノード(e.g., ルータ31)を制御してもよい。さらに又はこれに代えて、トラフィック制御装置8は、既にトラフィックシェーピングの対象とされている1又はそれ以上のパケットフローのうち少なくとも1つの伝送レートをさらに低減するように、基地局2又はパケット転送ノード(e.g., ルータ31)を制御してもよい。
既に説明したように、トラフィック制御装置8は、第3の制御メッセージ(i.e., トラフィック制御の停止の要求)をトラフィック監視装置7から受信したことに応答して、トラフィックシェーピングを停止するように基地局2又はパケット転送ノード(e.g., ルータ31)を制御してもよい。
トラフィック制御装置8は、トラフィックシェーピングを制御するために、トラフィックシェーピングを実行するノード(e.g., 基地局2又はルータ31)と通信してもよい。すなわち、トラフィック制御装置8は、トラフィックシェーピングを実行するノードとは別のコンピュータに実装されてもよい。例えば、トラフィック制御装置8は、MECサーバ、OSS、又はNEMに配置されてもよい。。これに代えて、トラフィック制御装置8は、トラフィックシェーピングを実行するノード(e.g., 基地局2又はルータ31)に実装されてもよい。
図3は、トラフィック制御装置8の動作の一例(処理300)を示すフローチャートである。ステップ301では、トラフィック制御装置8は、トラフィック制御の開始の要求をトラフィック監視装置7から受信する。ステップ302では、トラフィック制御装置8は、評価基準を基準管理装置6から受信する。ステップ303では、トラフィック制御装置8は、評価基準に基づいて、トラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定する。ステップ304では、トラフィック制御装置8は、トラフィックシェーピングを行うように、RAN20内の基地局2又はモバイルバックホール30内のパケット転送ノード(e.g., ルータ31)を制御する。
続いて、トラフィックシェーピングの具体例を説明する。基地局2又はパケット転送ノード(e.g., ルータ31)は、既存のアルゴリズムをトラフィックシェーピングのために利用してもよい。例えば、基地局2又はパケット転送ノード(e.g., ルータ31)は、トークンバケット(token bucket)アルゴリズム若しくはリーキーバケット(leaky bucket)アルゴリズム又はこれらの組合せを使用してもよい。具体的には、基地局2又はパケット転送ノード(e.g., ルータ31)は、各サービス、各ベアラ、各無線端末1、各セル、若しくは各基地局の優先度、又はこれら複数の優先度の任意の組合せに従ってパケットをクラス分けし、優先度に応じたパケット伝送レート(i.e., committed information rate(CIR))に従って各パケットを送信してもよい。具体的には、基地局2又はパケット転送ノードは、優先度の閾値A以下のパケットを破棄してもよく、優先度の閾値A以下のパケットフローの伝送を遅延量Xだけ遅延させてもよい。これらの動作は、上述した第1の制御メッセージによってトリガーされてもよい。また第2の制御メッセージは、優先度の閾値Aの値を上げるよう、又は遅延量Xの値を上げるよう、トラフィック制御装置8をトリガーしてもよい。
一例において、無線端末単位のトラフィックシェーピングは、各ユーザーパケットに包含されている送信元アドレスを用いて送信元の無線端末1を区別することにより行われてもよい。モバイルバックホール30内のパケット転送ノードは、トンネルパケットに対してDeep Packet Inspection(DPI)を実行することにより、ユーザーパケットの送信元の無線端末1を区別してもよい。
一例において、ベアラ単位のトラフィックシェーピングは、各トンネルパケット内のトンネリング・プロトコル・ヘッダ(e.g., GTP-Uヘッダ)を用いて各トンネルパケットが属するベアラ(トンネル)を区別することにより行われてもよい。モバイルバックホール30内のパケット転送ノードは、トンネルパケットに対してDeep Packet Inspection(DPI)を実行することにより、トンネルパケットが属するベアラを区別してもよい。
一例において、サービス単位のトラフィックシェーピングは、各ユーザパケットに包含されているTransmission Control Protocol(TCP)ヘッダ又はUser Datagram Protocol(UDP)ヘッダ内のポート番号を用いて各ユーザパケットが属するサービスを区別することにより行われてもよい。基地局2は、ユーザパケットに対してDeep Packet Inspection(DPI)を実行することにより、ユーザパケットが属するサービスを区別してもよい。モバイルバックホール30内のパケット転送ノードは、トンネルパケットに対してDeep Packet Inspection(DPI)を実行することにより、トンネルパケットが属するサービスを区別してもよい。
一例において、基地局単位のトラフィックシェーピングは、各トンネルパケットのトンネリング・プロトコル・ヘッダ(e.g., GTP-Uヘッダ)に包含されている送信元アドレスを用いて送信元の基地局2を区別することにより行われてもよい。モバイルバックホール30内のパケット転送ノードは、トンネルパケットに対してDeep Packet Inspection(DPI)を実行することにより、トンネルパケットの送信元の基地局2を区別してもよい。これに代えて、基地局単位のトラフィックシェーピングにおいて、特定の基地局2は、自身が送信するユーザパケット(又はトンネルパケット)に対して一律にシェーピングを実施してもよい。
一例において、セル単位のトラフィックシェーピングでは、基地局2は、ユーザパケットの送信元の無線端末1と当該無線端末1が接続するセルを特定し、これにより当該ユーザパケットが帰属するセルを区別してもよい。
基地局2は、無線ベアラを通して各無線端末1から受信したユーザーパケットをEPSベアラ毎の送信バッファに格納し、これらのEPSベアラ毎の送信バッファにトラフィックシェーピングを適用してもよい。これにより、基地局2は、ベアラ単位のトラフィックシェーピングを実現できる。
以上の説明から理解されるように、本実施形態では、トラフィック制御装置8は、少なくとも1つの無線端末1によって送信される各パケットフローの優先度を判定するための評価基準を基準管理装置6から受信するよう構成されている。さらに、トラフィック制御装置8は、評価基準に基づいて、トラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定するよう構成されている。さらにまた、トラフィック制御装置8は、コアネットワーク40内又は外部ネットワーク50内の所定のポイント(e.g., POI)での合計伝送レートの監視結果に基づくトラフィック制御の指示をトラフィック監視装置7から受信するよう構成されている。そして、トラフィック制御装置8は、当該指示に応答して、トラフィックシェーピングを実行するように基地局2又はモバイルバックホール30内のパケット転送ノード(e.g., ルータ31)を制御するよう構成されている。したがって、基準管理装置6、トラフィック監視装置7、及びトラフィック制御装置8は、セルラー通信ネットワーク(i.e., コアネットワーク40)から外部ネットワーク50に送られるトラフィックの合計伝送レートの監視結果に基づいて当該セルラー通信ネットワーク(i.e.,コアネットワーク40)を通過するトラフィックを調整することに寄与できる。
例えば、本実施形態の基準管理装置6、トラフィック監視装置7、及びトラフィック制御装置8により実現されるトラフィックシェーピングは、POIを通過するトラフィックがMVNOの契約上の合計伝送レートを超えないように維持しながら、特定の無線端末1のパケットを優先的に外部ネットワーク50に送ることに寄与できる。
<第2の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態で説明されたトラフィックシェーピングの変形例が説明される。本実施形態に係るセルラー通信ネットワークの構成例は、図1と同様である。本実施形態では、トラフィック制御装置8は、さらに、基地局2又はモバイルバックホール30内のパケット転送ノードにより実行される上述のトラフィックシェーピングに応じたアップリンク無線リソース割り当てを基地局2に要求するよう構成されている。
図4は、本実施形態に係るトラフィック制御装置8と基地局2との間のインタラクションを示す図である。図4の例では、トラフィック制御装置8は、トラフィックシェーピング制御信号401及びリソース割り当て制御信号402を基地局2に送信する。図4の例では、基地局2は、トラフィック・シェイパー21及びアップリンク(UL)スケジューラ22を含む。トラフィック・シェイパー21は、トラフィックシェーピング制御信号401に従って、基地局2からモバイルバックホール30又はコアネットワーク40への出口(egress)ポートにおいてパケットシェーピングを実行する。ULスケジューラ22は、リソース割り当て制御信号402に従って、トラフィックシェーピングの対象とされている無線端末1へ割り当てられるUL無線リソース量を調整する。
図5は、トラフィック制御装置8の動作の一例(処理500)を示すフローチャートである。ステップ501では、トラフィック制御装置8は、トラフィック制御の開始の要求をトラフィック監視装置7から受信する。ステップ502では、トラフィック制御装置8は、トラフィックシェーピングを行うように基地局2又はモバイルバックホール30内のパケット転送ノードを制御する。ステップ503では、トラフィック制御装置8は、トラフィックシェーピングに応じたアップリンク無線リソース割り当てを基地局2に要求する。
例えば、トラフィック制御装置8は、上述のトラフィックシェーピングによって伝送レートが低減される低優先度パケットフローを送信する無線端末1に割り当てられるアップリンク無線リソースを低減するように基地局2に要求してもよい。当該制御によれば、無線端末1が実質的に利用できる基地局2からコアネットワーク4の間での伝送レートに応じて、RAN20内での無線端末1の伝送レートを調整することができる。より具体的には、無線端末1に対するアップリンク無線リソースの過剰な割り当てを抑止し、優先度が高い無線端末1に対してより多くのアップリンク無線リソースを割り当てることができる。さらに、周囲へのアップリンク与干渉を減らすことができ、隣接する基地局に接続する優先度の高い無線端末のアップリンク・スループットの向上に寄与する。
さらに、トラフィック制御装置8は、トラフィックシェーピングの停止後に、当該トラフィックシェーピングによって伝送レートが低減されていた低優先度パケットフローを送信する無線端末1に割り当てられるアップリンク無線リソースを、当該トラフィックシェーピングの開始前に比べて一時的に増加するように基地局2に要求してもよい。当該制御によれば、無線端末1の送信バッファ溢れに起因するパケット破棄を軽減できる。
さらに又はこれに代えて、トラフィック制御装置8は、トラフィックシェーピングによって伝送レートが保証される高優先度パケットフローを送信する無線端末1へのアップリンク無線リソースの割り当てを保証するように基地局2に要求してもよい。当該制御によれば、無線端末1が実質的に利用できる基地局2からコアネットワーク4の間での伝送レートに応じて、RAN20内での無線端末1の伝送レートを調整することができる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態で説明されたトラフィックシェーピングの変形例が説明される。本実施形態に係るセルラー通信ネットワークの構成例は、図1と同様である。本実施形態では、トラフィック制御装置8は、さらに、基地局2又はモバイルバックホール30内のパケット転送ノードにより実行される上述のトラフィックシェーピングに応じて、データ送信の抑制を各無線端末1に指示するよう構成されている。トラフィック制御装置8から各無線端末1への指示は、セルラー通信ネットワークを介してユーザプレーン上で行われてもよい。例えば、トラフィック制御装置8は、アプリケーションサーバ51に当該データ送信の抑制指示の送信を依頼し、アプリケーションサーバ51を介して当該指示を各無線端末1に送信してもよい。当該制御によれば、無線端末1が実質的に利用できる基地局2からコアネットワーク4の間での伝送レートに応じて、無線端末1のパケット送信レートを調整することができる。さらに述べると、無線端末1が自身の送信レートを低減することで、当該無線端末1へのアップリンク無線リソースの割り当てが抑制されると期待でき、したがって無線端末1に対するアップリンク無線リソースの過剰な割り当ての抑止が期待できる。
<第4の実施形態>
本実施形態では、第1〜第3の実施形態で説明された基準管理装置6、トラフィック監視装置7、及びトラフィック制御装置8の配置の幾つかの具体例が説明される。図6は、基準管理装置6、トラフィック監視装置7、及びトラフィック制御装置8の配置の一例を示している。図6の例では、基準管理装置6及びトラフィック監視装置7は、Mobile Edge Computing(MEC)サーバ601に配置され、トラフィック制御装置8は、基地局2に配置される。
MECサーバ601は、RANノード(e.g., 基地局2)と直接的に(つまり、コアネットワーク40を介さずに)通信できるように配置される。MECサーバ601は、エッジサーバと呼ぶこともできる。図6の例では、MECサーバ601は、基地局2と直接的に通信できるように配置される。幾つかの実装において、MECサーバ601は、基地局2と物理的に統合されてもよい。幾つかの実装において、MECサーバ601は、基地局2と同じ建物(サイト)に配置され、基地局2と通信できるように当該サイト内のLocal Area Network(LAN)に接続されてもよい。
MECサーバ601は、1又は複数の無線端末1に向けたサービス又はアプリケーションに関するエッジ・コンピューティングのためにコンピューティング・リソース及びストレージ・リソース(ストレージ容量(capacity))のうち少なくとも1つを提供するよう構成されてもよい。幾つかの実装において、MECサーバ601は、Infrastructure as a Service(IaaS)又はPlatform as a Service(PaaS)機能(facility)を提供することによって、MECアプリケーションのためのホスティング環境を提供してもよい。
MECサーバ601は、さらに、コアネットワーク40の一部の機能を有してもよい。例えば、MECサーバ601は、S-GWまたはS/P-GWの機能を有し、MECを利用する無線端末1のベアラ(EPSベアラ)を終端してもよい。MECは、Network Function Virtualization(NFV)と同様に、仮想化された(virtualized)プラットフォームに基づく。したがって、MECサーバ601は、MECアプリケーションをホストするだけでなく、仮想化された(virtualized)S/P-GW(vS/P-GW)602を含むネットワーク機能をホストしてもよい。
例えば、MECサーバ601に配置されたトラフィック監視装置7は、遠隔のS-GW41の出口ポートにおいて計測されるPOI603に関する合計データ伝送レートを監視してもよい。これに代えて、MECサーバ601に配置されたトラフィック監視装置7は、MECサーバ601のvS/P-GW602の出口ポートにおいて計測されるPOI604に関する合計データ伝送レートを監視してもよい。
図7は、基準管理装置6、トラフィック監視装置7、及びトラフィック制御装置8の配置の他の例を示している。図7の例では、基準管理装置6、トラフィック監視装置7、及びトラフィック制御装置8は、MECサーバ601に配置される。図6の例と同様に、トラフィック監視装置7は、遠隔のS-GW41の出口ポートにおいて計測されるPOI603に関する合計データ伝送レートを監視してもよい。これに代えて、MECサーバ601に配置されたトラフィック監視装置7は、MECサーバ601のvS/P-GW602の出口ポートにおいて計測されるPOI604に関する合計データ伝送レートを監視してもよい。
最後に、上述の複数の実施形態に係る基準管理装置6、トラフィック監視装置7、トラフィック制御装置8、基地局2、及びMECサーバ601の構成例について説明する。図8は、基準管理装置6の構成例を示すブロック図である。図8を参照すると、基準管理装置6は、ネットワークインターフェース801、プロセッサ802、及びメモリ803を含む。ネットワークインターフェース801は、他のノード(e.g., トラフィック制御装置8及びアプリケーションサーバ51)と通信するために使用される。ネットワークインターフェース801は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインタフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ802は、メモリ803からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態においてシーケンス図及びフローチャートを用いて説明された基準管理装置6の処理を行う。プロセッサ802は、例えば、マイクロプロセッサ、Micro Processing Unit(MPU)、又はCentral Processing Unit(CPU)、であってもよい。プロセッサ802は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ803は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ803は、物理的に独立した複数のメモリデバイスを含んでもよい。揮発性メモリは、例えば、Static Random Access Memory(SRAM)若しくはDynamic RAM(DRAM)又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、マスクRead Only Memory(MROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの任意の組合せである。メモリ803は、プロセッサ802から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ802は、図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ803にアクセスしてもよい。
図8の例では、メモリ803は、基準管理モジュール804を含む複数のソフトウェアモジュールを格納するために使用される。プロセッサ802は、これらのソフトウェアモジュールをメモリ803から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明された基準管理装置6の処理を行うことができる。
図9は、トラフィック監視装置7の構成例を示すブロック図である。図9を参照すると、トラフィック監視装置7は、ネットワークインターフェース901、プロセッサ902、及びメモリ903を含む。ネットワークインターフェース901は、他のノード(e.g., トラフィック制御装置8及びS-GW41)と通信するために使用される。ネットワークインターフェース901は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインタフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ902は、メモリ903からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態においてシーケンス図及びフローチャートを用いて説明されたトラフィック監視装置7の処理を行う。プロセッサ902は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU、又はCPU、であってもよい。プロセッサ902は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ903は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ903は、物理的に独立した複数のメモリデバイスを含んでもよい。メモリ903は、プロセッサ902から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ902は、図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ903にアクセスしてもよい。
図9の例では、メモリ903は、トラフィック管理モジュール904を含む複数のソフトウェアモジュールを格納するために使用される。プロセッサ902は、これらのソフトウェアモジュールをメモリ903から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明されたトラフィック監視装置7の処理を行うことができる。
図10は、トラフィック制御装置8の構成例を示すブロック図である。図10を参照すると、トラフィック制御装置8は、ネットワークインターフェース1001、プロセッサ1002、及びメモリ1003を含む。ネットワークインターフェース1001は、他のノード(e.g., 基準管理装置6、トラフィック監視装置7、基地局2、及びルータ31)と通信するために使用される。ネットワークインターフェース1001は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインタフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ1002は、メモリ1003からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態においてシーケンス図及びフローチャートを用いて説明されたトラフィック制御装置8の処理を行う。プロセッサ1002は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU、又はCPU、であってもよい。プロセッサ1002は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ1003は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1003は、物理的に独立した複数のメモリデバイスを含んでもよい。メモリ1003は、プロセッサ1002から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1002は、図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ1003にアクセスしてもよい。
図10の例では、メモリ1003は、トラフィック制御モジュール1004を含む複数のソフトウェアモジュールを格納するために使用される。プロセッサ1002は、これらのソフトウェアモジュールをメモリ1003から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明されたトラフィック制御装置8の処理を行うことができる。
図11は、基地局2の構成例を示すブロック図である。図11を参照すると、基地局2は、Radio Frequency(RF)トランシーバ1101、ネットワークインターフェース1103、プロセッサ1104、及びメモリ1105を含む。RFトランシーバ1101は、複数の無線端末1と通信するためにアナログRF信号処理を行う。RFトランシーバ1101は、複数のトランシーバを含んでもよい。RFトランシーバ1101は、アンテナ1102及びプロセッサ1104と結合される。RFトランシーバ1101は、変調シンボルデータをプロセッサ1104から受信し、送信RF信号を生成し、送信RF信号をアンテナ1102に供給する。また、RFトランシーバ1101は、アンテナ1102によって受信された受信RF信号に基づいてベースバンド受信信号を生成し、これをプロセッサ1104に供給する。
ネットワークインターフェース1103は、ネットワークノード(e.g., S-GW41、MME43、及びMECサーバ601)と通信するために使用される。ネットワークインターフェース1103は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ1104は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理(データプレーン処理)とコントロールプレーン処理を行う。例えば、Long Term Evolution(LTE)の場合、プロセッサ1104によるデジタルベースバンド信号処理は、Packet Data Convergence Protocol(PDCP)レイヤ、Radio Link Control Protocol(RLC)レイヤ、Medium Access Control(MAC)レイヤ、およびPHYレイヤの信号処理を含んでもよい。また、プロセッサ1104によるコントロールプレーン処理は、S1プロトコル、Radio Resource Control(RRC)プロトコル、及びMAC Control Elements(CEs)の処理を含んでもよい。
プロセッサ1104は、複数のプロセッサを含んでもよい。例えば、プロセッサ1104は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(e.g., DSP)とコントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(e.g., CPU又はMPU)を含んでもよい。
メモリ1105は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。揮発性メモリは、例えば、SRAM若しくはDRAM又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、例えば、MROM、PROM、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの組合せである。メモリ1105は、プロセッサ1104から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1104は、ネットワークインターフェース1103又は図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ1105にアクセスしてもよい。
メモリ1105は、上述の複数の実施形態で説明された基地局2による処理を行うための命令セットおよびデータを含むソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納してもよい図11の例では、メモリ1105は、トラフィック制御モジュール1106を含む複数のソフトウェアモジュールを格納するために使用される。プロセッサ1104は、これらのソフトウェアモジュールをメモリ1005から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明された基地局2の処理を行うことができる。
図12は、MECサーバ601の構成例を示すブロック図である。図12を参照すると、MECサーバ601は、ネットワークインターフェース1201、プロセッサ1202、及びメモリ(ストレージ)1203を含むハードウェア・コンポーネントを備える。ネットワークインターフェース1201は、基地局2及びその他のネットワークノードと通信するために使用される。ネットワークインターフェース1201は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインタフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ1202は、メモリ1203からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態において図面を用いて説明されたMECサーバ601の処理を行う。プロセッサ1202は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU、又はCPUであってもよい。プロセッサ1202は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ1203は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1203は、物理的に独立した複数のメモリデバイスを含んでもよい。メモリ1203は、プロセッサ1202から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1202は、図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ1203にアクセスしてもよい。
図12の例では、メモリ1203は、MECのためのソフトウェアモジュール群1204〜1207と、基準管理モジュール1208及びトラフィック監視モジュール1209を格納するために使用される。仮想化管理(virtualization management)ソフトウェア1204は、プロセッサ1202において実行され、ネットワークインターフェース1201、プロセッサ1202、及びメモリ1203を含むハードウェア・コンポーネントを仮想化し、IaaS又はPaaS機能(facility)を提供し、これによりアプリケーションのためのホスティング環境を提供する。
アプリケーション・プラットフォーム・サービス(application platform services)ソフトウェア1205は、プロセッサ1202において実行され、通信サービス、無線ネットワーク情報サービス、トラフィックオフロード機能などのミドルウェア・サービスをアプリケーションに提供する。
アプリケーション・プラットフォーム・サービス・ソフトウェア1205は、仮想化S/P-GWソフトウェアモジュール1206を含んでもよい。仮想化S/P-GWソフトウェアモジュール1206は、仮想化管理ソフトウェア1204によって提供されるホスティング環境を使用し、S-GW又はP-GW又はこれら両方の機能を提供する。
1又は複数のアプリケーション1207は、MECサーバ601上にホストされたMECアプリケーションである。1又は複数のアプリケーション1207は、アプリケーション・プラットフォーム・サービス・ソフトウェア1205によって提供される通信サービスを利用して無線端末1と通信する。
基準管理モジュール1208は、プロセッサ1202において実行され、上述の実施形態に係る基準管理装置6の機能を提供する。トラフィック監視モジュール1209は、プロセッサ1202において実行され、上述の実施形態に係るトラフィック監視装置7の機能を提供する。
図8〜図12を用いて説明したように、上述の実施形態に係る基準管理装置6、トラフィック監視装置7、トラフィック制御装置8、基地局2、及びMECサーバ601が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行する。このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、Compact Disc Read Only Memory(CD-ROM)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、フラッシュROM、Random Access Memory(RAM))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<その他の実施形態>
上述の実施形態は、各々独立に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
複数の無線端末からMobile Network Operator(MNO)のセルラー通信ネットワークを介して特定の外部ネットワークに送られる複数のパケットフローの合計伝送レートの増加に応答して生成される第1の制御メッセージをトラフィック監視装置から受信するよう構成され、前記セルラー通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク、及び前記RANと前記コアネットワークを接続するモバイルバックホールを備え;
少なくとも1つの無線端末によって送信される各パケットフローの優先度を判定するための評価基準を、基準管理装置から受信するよう構成され;
前記評価基準に基づいて、トラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定するよう構成され;
前記第1の制御メッセージに応答して、前記トラフィックシェーピングを実行するように前記RAN内の基地局又は前記モバイルバックホール内のパケット転送ノードを制御するよう構成されている、
トラフィック制御装置。
(付記2)
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第1の制御メッセージの送信後の前記合計伝送レートの低減が十分でないことに応答して生成される第2の制御メッセージを前記トラフィック監視装置から受信するよう構成され、
前記第2の制御メッセージに応答して、前記トラフィックシェーピングの対象とされる前記1又はそれ以上のパケットフローの数を増やす、又は前記1又はそれ以上のパケットフローのうち少なくとも1つの伝送レートをさらに低減するように前記基地局又は前記パケット転送ノードを制御するよう構成されている、
付記1に記載のトラフィック制御装置。
(付記3)
前記少なくとも1つのプロセッサは、
第3の制御メッセージを前記トラフィック監視装置から受信するよう構成され、
前記第3の制御メッセージに応答して、前記トラフィックシェーピングを停止するように前記基地局又は前記パケット転送ノードを制御するよう構成されている、
付記1又は2に記載のトラフィック制御装置。
(付記4)
前記評価基準は、優先的に伝送されるパケットフローを特定する単位を示す第1の情報を含む、
付記1〜3のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置。
(付記5)
前記第1の情報は、優先的に伝送されるパケットフローが基地局単位、セル単位、無線端末単位、ベアラ単位、又はサービス単位で特定されるべきであることを定める、
付記4に記載のトラフィック制御装置。
(付記6)
前記評価基準は、優先的に伝送されるパケットフローを特定するための第2の情報を含む、
付記1〜5のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置。
(付記7)
前記第2の情報は、(a)地理的範囲、(b)基地局、セル、端末、無線端末、ベアラ、若しくはサービスの種別、及び(c)基地局、セル、端末、無線端末、ベアラ、若しくはサービスの識別子、のうち少なくとも1つを示す、
付記6に記載のトラフィック制御装置。
(付記8)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記トラフィックシェーピングの対象とされる前記1又はそれ以上のパケットフローを、サービス単位、ベアラ単位、無線端末単位、セル単位、又は基地局単位で決定するよう構成されている、
付記1〜7のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置。
(付記9)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記トラフィックシェーピングをサービス単位、ベアラ単位、無線端末単位、セル単位、又は基地局単位で実行するように、前記基地局又は前記パケット転送ノードを制御するよう構成されている、
付記1〜8のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置。
(付記10)
前記外部ネットワークは、特定のMobile Virtual Network Operator(MVNO)のネットワークであり、
前記第1の制御メッセージは、前記MNOと前記特定のMVNOとの間のpoint of interconnection(POI)における前記合計伝送レートと契約に基づく閾値との比較に基づいて前記トラフィック監視装置により生成される、
付記1〜9のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置。
(付記11)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記トラフィックシェーピングに応じたアップリンク無線リソース割り当てを前記基地局に要求するよう構成されている、
付記1〜10のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置。
(付記12)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記トラフィックシェーピングによって伝送レートが低減されるパケットフローを送信する無線端末に割り当てられるアップリンク無線リソースを低減するように前記基地局に要求するよう構成されている、
付記11に記載のトラフィック制御装置。
(付記13)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記トラフィックシェーピングの停止後に、前記トラフィックシェーピングによって伝送レートが低減されていたパケットフローを送信する無線端末に割り当てられるアップリンク無線リソースを前記トラフィックシェーピングの開始前に比べて増加するように前記基地局に要求するよう構成されている、
付記12に記載のトラフィック制御装置。
(付記14)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記トラフィックシェーピングによって伝送レートが保証されるパケットフローを送信する無線端末へのアップリンク無線リソースの割り当てを保証するように前記基地局に要求するよう構成されている、
付記11〜13のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置。
(付記15)
前記評価基準は、特定の地理的範囲に関し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記地理的範囲の中に位置する第1の無線端末のパケットフローの伝送レートが前記地理的範囲の外に位置する第2の無線端末のパケットフローの伝送レートよりも高くなるように前記トラフィックシェーピングを制御するよう構成されている、
付記1〜14のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置。
(付記16)
前記トラフィック制御装置は、前記基地局に配置される、
付記1〜15のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置。
(付記17)
前記トラフィック制御装置は、前記基地局に結合されたモバイル・エッジ・コンピューティング(MEC)サーバに配置される、
付記1〜15のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置。
(付記18)
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、複数の無線端末からMobile Network Operator(MNO)のセルラー通信ネットワークを介して特定の外部ネットワークに送られる複数のパケットフローの合計伝送レートの増加に応答して第1の制御メッセージを生成し、前記第1の制御メッセージをトラフィック制御装置に送信するよう構成され、
前記セルラー通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク、及び前記RANと前記コアネットワークを接続するモバイルバックホールを備え、
前記第1の制御メッセージは、前記RAN内の基地局又は前記モバイルバックホール内のパケット転送ノードにおけるトラフィックシェーピングを実行するように前記トラフィック制御装置をトリガーする、
トラフィック監視装置。
(付記19)
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第1の制御メッセージの送信後の前記合計伝送レートの低減が十分でないことに応答して第2の制御メッセージを生成し、前記第2の制御メッセージを前記トラフィック制御装置に送信するよう構成され、
前記第2の制御メッセージは、前記トラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローの数を増やすように、又は前記1又はそれ以上のパケットフローうち少なくとも1つの伝送レートをさらに低減するように前記トラフィック制御装置をトリガーする、
付記18に記載のトラフィック監視装置。
(付記20)
前記外部ネットワークは、特定のMobile Virtual Network Operator(MVNO)のネットワークであり、
前記MNOと前記特定のMVNOとの間のpoint of interconnection(POI)における前記合計伝送レートと契約に基づく閾値との比較に基づいて前記第1の制御メッセージを生成するよう構成されている、
付記18又は19に記載のトラフィック監視装置。
(付記21)
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つの無線端末によって送信される各パケットフローの優先度を判定するための評価基準をトラフィック制御装置に送信するよう構成され、
前記評価基準は、無線アクセスネットワーク(RAN)内の基地局又はモバイルバックホール内のパケット転送ノードにおけるトラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定するために前記トラフィック制御装置によって使用される、
基準管理装置。
(付記22)
前記評価基準は、優先的に伝送されるパケットフローを特定する単位を示す第1の情報を含む、
付記21に記載の基準管理装置。
(付記23)
前記第1の情報は、優先的に伝送されるパケットフローが基地局単位、セル単位、無線端末単位、ベアラ単位、又はサービス単位で特定されるべきであることを定める、
付記22に記載の基準管理装置。
(付記24)
前記評価基準は、優先的に伝送されるパケットフローを特定するための第2の情報を含む、
付記21〜23のいずれか1項に記載の基準管理装置。
(付記25)
前記第2の情報は、(a)地理的範囲、(b)基地局、セル、端末、無線端末、ベアラ、若しくはサービスの種別、及び(c)基地局、セル、端末、無線端末、ベアラ、若しくはサービスの識別子、のうち少なくとも1つを示す、
付記24に記載の基準管理装置。
(付記26)
前記評価基準は、特定の地理的範囲に関し、
前記評価基準は、前記地理的範囲の中に位置する第1の無線端末のパケットフローの伝送レートが前記地理的範囲の外に位置する第2の無線端末のパケットフローの伝送レートよりも高くなるように前記トラフィックシェーピングを行うために前記トラフィック制御装置によって使用される、
付記21〜25のいずれか1項に記載の基準管理装置。
(付記27)
付記1〜17のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置と、
付記18〜20のいずれか1項に記載のトラフィック監視装置と、
付記21〜26のいずれか1項に記載の基準管理装置と、
を備えるシステム。
(付記28)
トラフィック制御装置により行われる方法であって、
複数の無線端末からMobile Network Operator(MNO)のセルラー通信ネットワークを介して特定の外部ネットワークに送られる複数のパケットフローの合計伝送レートの増加に応答して生成される第1の制御メッセージをトラフィック監視装置から受信すること、前記セルラー通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク、及び前記RANと前記コアネットワークを接続するモバイルバックホールを備え;
少なくとも1つの無線端末によって送信される各パケットフローの優先度を判定するための評価基準を、基準管理装置から受信すること;
前記評価基準に基づいて、トラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定すること;及び
前記第1の制御メッセージに応答して、前記トラフィックシェーピングを実行するように前記RAN内の基地局又は前記モバイルバックホール内のパケット転送ノードを制御すること;
を備える、方法。
(付記29)
トラフィック監視装置により行われる方法であって、
複数の無線端末からMobile Network Operator(MNO)のセルラー通信ネットワークを介して特定の外部ネットワークに送られる複数のパケットフローの合計伝送レートの増加に応答して第1の制御メッセージを生成すること、及び
前記第1の制御メッセージをトラフィック制御装置に送信すること、
を備え、
前記セルラー通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク、及び前記RANと前記コアネットワークを接続するモバイルバックホールを備え、
前記第1の制御メッセージは、前記RAN内の基地局又は前記モバイルバックホール内のパケット転送ノードにおけるトラフィックシェーピングを実行するように前記トラフィック制御装置をトリガーする、
方法。
(付記30)
基準管理装置により行われる方法であって、
少なくとも1つの無線端末によって送信される各パケットフローの優先度を判定するための評価基準をトラフィック制御装置に送信することを備え、
前記評価基準は、無線アクセスネットワーク(RAN)内の基地局又はモバイルバックホール内のパケット転送ノードにおけるトラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定するために前記トラフィック制御装置によって使用される、
方法。
(付記31)
トラフィック制御装置により行われる方法をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
前記方法は、
複数の無線端末からMobile Network Operator(MNO)のセルラー通信ネットワークを介して特定の外部ネットワークに送られる複数のパケットフローの合計伝送レートの増加に応答して生成される第1の制御メッセージをトラフィック監視装置から受信すること、前記セルラー通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク、及び前記RANと前記コアネットワークを接続するモバイルバックホールを備え;
少なくとも1つの無線端末によって送信される各パケットフローの優先度を判定するための評価基準を、基準管理装置から受信すること;
前記評価基準に基づいて、トラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定すること;及び
前記第1の制御メッセージに応答して、前記トラフィックシェーピングを実行するように前記RAN内の基地局又は前記モバイルバックホール内のパケット転送ノードを制御すること;
を備える、プログラム。
(付記32)
トラフィック監視装置により行われる方法をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
前記方法は、
複数の無線端末からMobile Network Operator(MNO)のセルラー通信ネットワークを介して特定の外部ネットワークに送られる複数のパケットフローの合計伝送レートの増加に応答して第1の制御メッセージを生成すること、及び
前記第1の制御メッセージをトラフィック制御装置に送信すること、
を備え、
前記セルラー通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク、及び前記RANと前記コアネットワークを接続するモバイルバックホールを備え、
前記第1の制御メッセージは、前記RAN内の基地局又は前記モバイルバックホール内のパケット転送ノードにおけるトラフィックシェーピングを実行するように前記トラフィック制御装置をトリガーする、
プログラム。
(付記33)
基準管理装置により行われる方法をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
前記方法は、少なくとも1つの無線端末によって送信される各パケットフローの優先度を判定するための評価基準をトラフィック制御装置に送信することを備え、
前記評価基準は、無線アクセスネットワーク(RAN)内の基地局又はモバイルバックホール内のパケット転送ノードにおけるトラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定するために前記トラフィック制御装置によって使用される、
プログラム。
この出願は、2016年6月20日に出願された日本出願特願2016−121909を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 無線端末
2 基地局
6 基準管理装置
7 トラフィック監視装置
8 トラフィック制御装置
20 無線アクセスネットワーク(RAN)
30 モバイルバックホール
31 ルータ
40 コアネットワーク
41 S-GW
42 P-GW
50 外部ネットワーク
51 アプリケーションサーバ

Claims (9)

  1. 少なくとも1つのメモリと、
    前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    複数の無線端末からMobile Network Operator(MNO)のセルラー通信ネットワークを介して特定の外部ネットワークに送られる複数のパケットフローの合計伝送レートが閾値を超過することに応答して生成される第1の制御メッセージをトラフィック監視装置から受信するよう構成され、前記セルラー通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク、及び前記RANと前記コアネットワークを接続するモバイルバックホールを備え;
    少なくとも1つの無線端末によって送信される各パケットフローの優先度を判定するための評価基準を、基準管理装置から受信するよう構成され;
    前記評価基準に基づいて、トラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定するよう構成され;
    前記第1の制御メッセージに応答して、前記トラフィックシェーピングを実行するように前記RAN内の基地局又は前記モバイルバックホール内のパケット転送ノードを制御するよう構成されている、
    トラフィック制御装置。
  2. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記第1の制御メッセージの送信後の前記合計伝送レートの低減が十分でないことに応答して生成される第2の制御メッセージを前記トラフィック監視装置から受信するよう構成され、
    前記第2の制御メッセージに応答して、前記トラフィックシェーピングの対象とされる前記1又はそれ以上のパケットフローの数を増やす、又は前記1又はそれ以上のパケットフローのうち少なくとも1つの伝送レートをさらに低減するように前記基地局又は前記パケット転送ノードを制御するよう構成されている、
    請求項1に記載のトラフィック制御装置。
  3. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    第3の制御メッセージを前記トラフィック監視装置から受信するよう構成され、
    前記第3の制御メッセージに応答して、前記トラフィックシェーピングを停止するように前記基地局又は前記パケット転送ノードを制御するよう構成されている、
    請求項1又は2に記載のトラフィック制御装置。
  4. 前記評価基準は、優先的に伝送されるパケットフローを基地局単位、セル単位、無線端末単位、ベアラ単位、又はサービス単位で示す、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置。
  5. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記トラフィックシェーピングによって伝送レートが低減されるパケットフローを送信する無線端末に割り当てられるアップリンク無線リソースを低減するように前記基地局に要求するよう構成されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置。
  6. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記トラフィックシェーピングによって伝送レートが保証されるパケットフローを送信する無線端末へのアップリンク無線リソースの割り当てを保証するように前記基地局に要求するよう構成されている、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置。
  7. 少なくとも1つのメモリと、
    前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、複数の無線端末からMobile Network Operator(MNO)のセルラー通信ネットワークを介して特定の外部ネットワークに送られる複数のパケットフローの合計伝送レートが閾値を超過することに応答して第1の制御メッセージを生成し、前記第1の制御メッセージをトラフィック制御装置に送信するよう構成され、
    前記セルラー通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク、及び前記RANと前記コアネットワークを接続するモバイルバックホールを備え、
    前記第1の制御メッセージは、前記RAN内の基地局又は前記モバイルバックホール内のパケット転送ノードにおけるトラフィックシェーピングを実行するように前記トラフィック制御装置をトリガーする、
    トラフィック監視装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のトラフィック制御装置と、
    請求項7に記載のトラフィック監視装置と、
    基準管理装置と、
    を備えるシステム。
  9. トラフィック制御装置により行われる方法であって、
    複数の無線端末からMobile Network Operator(MNO)のセルラー通信ネットワークを介して特定の外部ネットワークに送られる複数のパケットフローの合計伝送レートが閾値を超過することに応答して生成される第1の制御メッセージをトラフィック監視装置から受信すること、前記セルラー通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク、及び前記RANと前記コアネットワークを接続するモバイルバックホールを備え;
    少なくとも1つの無線端末によって送信される各パケットフローの優先度を判定するための評価基準を、基準管理装置から受信すること;
    前記評価基準に基づいて、トラフィックシェーピングの対象とされる1又はそれ以上のパケットフローを決定すること;及び
    前記第1の制御メッセージに応答して、前記トラフィックシェーピングを実行するように前記RAN内の基地局又は前記モバイルバックホール内のパケット転送ノードを制御すること;
    を備える、方法。
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