JP6683039B2 - ガラス製造装置及びガラスの製造方法 - Google Patents
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ガラス製造装置の流動部の上部を流動する溶融ガラスは、流動部の下部を流動する溶融ガラスよりも過剰な温度上昇が生じ易い。上記構成によれば、ガラス製造装置における耐火壁の上面に放熱用の凹部を形成することができるため、流動部の上部を流動する溶融ガラスの温度上昇を好適に抑えることができ、容器又は配管内の溶融ガラスの温度分布を好適に調整できる。これにより、流動部を流動する溶融ガラスの温度の均一性を高めることが可能となる。
例えば、上記のように配置した第2耐火部材により、平面視で流動部と重なる位置となる耐火壁の外面に放熱用の凹部を形成することができる。
この構成によれば、配管内を流動する溶融ガラスの温度を微調整することが容易となる。
この構成によれば、第1耐火部材よりも外方に突出した第2耐火部材の一部を利用して第2耐火部材を円滑に引き抜くことが可能となる。
この構成によれば、第2耐火部材の数を選択して引き抜くことで、寸法の異なる放熱用の凹部を形成することができる。
上記ガラスの製造方法は、前記第2耐火部材を引く抜く工程の後に、引き抜いた前記第2耐火部材を前記放熱用の凹部に挿入する工程をさらに備えることが好ましい。
図1に一例として示すように、ガラス製造装置11は、内部を溶融ガラスMGが流動する流動部12と、複数の耐火部材により構成され、流動部12を囲む耐火壁13とを備えている。
ガラスの製造方法は、ガラス製造装置11の流動部12で溶融ガラスMGを流動させながら、ガラスを製造する。ガラスの製造中には、ガラス製造装置11の流動部12を流通する溶融ガラスMGの温度の監視が行われる。
以上詳述した実施形態によれば、次のような作用効果が発揮される。
(2)ガラス製造装置11の流動部12(第2配管18)の上部を流動する溶融ガラスMGは、流動部12(第2配管18)の下部を流動する溶融ガラスMGよりも過剰な温度上昇が生じ易い。本実施形態のガラス製造装置11の第2耐火部材23は、耐火壁13の上面を構成している。この場合、ガラス製造装置11における耐火壁13の上面に放熱用の凹部24を形成することができるため、流動部12(第2配管18)の上部を流動する溶融ガラスMGの温度上昇を好適に抑えることができる。これにより、流動部12(第2配管18)を流動する溶融ガラスMGの温度の均一性を高めることが可能となる。従って、溶融ガラスMGの温度調整をより好適に行うことが可能となる。
この場合、例えば、流動部12の上部を流動する溶融ガラスMGの温度上昇を好適に抑えることが可能となる。このとき、第2耐火部材23は、第1耐火部材22よりも小さい外形を有するため、流動部12の上部を流動する溶融ガラスMGの温度上昇を緩やかに抑えたり、溶融ガラスMGの温度を緩やかに低下させたりすることが可能となる。これにより、流動部12の上部を流動する溶融ガラスMGの温度を微調整することが容易となる。
上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・図3(a)〜(c)に示すように、ガラス製造装置11において、第1耐火部材22と第2耐火部材23との配置を変更してもよい。この変更例のガラス製造装置11では、図3(b)に示すように、第2配管18の管軸方向に沿った第2耐火部材23の長さ寸法D4が第1耐火部材22の長さ寸法D5よりも小さい。この変更例のガラス製造装置11についても、上記(1)〜(6)欄で述べた作用効果が得られる。
・ガラス製造装置11において、第2耐火物は、第2配管18を囲む耐火壁13の外面13aを構成しているが、第2配管18以外の配管、清澄室15等の容器といった流動部12を囲む耐火壁13に適用することもできる。
Claims (8)
- 容器又は配管から構成され、内部を溶融ガラスが流動する流動部と、
複数の耐火部材により構成され、前記流動部を囲む耐火壁と、を備えるガラス製造装置であって、
前記耐火壁の外面を構成する複数の耐火部材は、第1耐火部材と、前記第1耐火部材よりも小さい外形を有するとともに前記耐火壁の外方に引き抜くことで前記耐火壁の外面に放熱用の凹部を形成可能にする第2耐火部材と、を含むことを特徴とするガラス製造装置。 - 前記第2耐火部材は、前記耐火壁の上面を構成することを特徴とする請求項1に記載のガラス製造装置。
- 前記第2耐火部材は、平面視で前記流動部と重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のガラス製造装置。
- 前記流動部は、前記配管を含み、
前記配管の径方向に沿った前記第2耐火部材の幅寸法は、前記配管の外径寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のガラス製造装置。 - 前記第2耐火部材の一部は、前記第1耐火部材よりも外方に突出して配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガラス製造装置。
- 前記第1耐火部材と前記第1耐火部材との間で挟まれる位置に複数の前記第2耐火部材が配置されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のガラス製造装置。
- 容器又は配管から構成され、内部を溶融ガラスが流動する流動部と、複数の耐火部材により構成され、前記流動部を囲む耐火壁と、を用いてガラスを製造するガラスの製造方法であって、
前記耐火壁の外面を構成する複数の耐火部材は、第1耐火部材と、前記第1耐火部材よりも小さい外形を有するとともに前記耐火壁の外方に引き抜くことで前記耐火壁の外面に放熱用の凹部を形成可能にする第2耐火部材と、を含み、
前記耐火壁の外方に前記第2耐火部材を引き抜く工程を備えることを特徴とするガラスの製造方法。 - 前記第2耐火部材を引く抜く工程の後に、引き抜いた前記第2耐火部材を前記放熱用の凹部に挿入する工程をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載のガラスの製造方法。
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JP2016132517A JP6683039B2 (ja) | 2016-07-04 | 2016-07-04 | ガラス製造装置及びガラスの製造方法 |
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