JP6682673B2 - 乾燥ペットフードキブルをコーティングするための組成物及び方法 - Google Patents

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Description

[0001]本開示は、一般に、ペットフードに関する。より詳細には、本開示は、乾燥ペットフードキブルをコーティング又はグレージングするための組成物及び方法に関する。
[0002]現在、湿潤ペットフード製品は、ローフ形状又は具材入り肉汁製品の形態を有するものが上市されている。しかしながら、これらの製品は、完全な食餌機会を意図しており、均一に乾燥ペットフードをコーティングすることはできない。ローフ製品は乾燥ペットフードと混合しづらく、具材入り肉汁製品は乾燥ペットフードに染みこんでしまう。上市されている別の種類のペットフードであるSMART PUP製品はおやつとみなされており、冷凍カップのまま提供することもできるし、容器からそのまま出してペットに給餌することもできる。
[0003]更に、現在上市されているほとんどの製品は、乾燥ペットフードを向上させるものとして配合されておらず、広告もされていない。主要なペットフードの分類は、即ち、乾燥、半湿潤及び湿潤であり、乾燥ペットフードは、最も美味しさの低いものとして認識されている。飼い主は、給餌の際に、乾燥フードペットフードに湿潤ペットフードを加えることができる。このような処置は、乾燥ペットフードの美味性を改善し、飼い主及び/又はペットにとって喜ばしいことである。しかしながら、湿潤ペットフードが乾燥ペットフードによって容易に吸収されてしまうので、この利点は、極めて急速に、通常は数分以内に失われ、乾燥ペットフードのクランチ性が損なわれ、ふやけて汚れやすい、魅力のないものとなる。
[0004]本開示は、乾燥ペットフードキブルのクランチ性を長時間にわたって損なうことなく美味性を改善するために、乾燥キブルを均一にコーティング又はグレージングするための組成物及び方法を提供する。コーティング組成物は、水と、ガム又は加工デンプンのうちの少なくとも1つとを含む。混合及びレトルト処理後、コーティング組成物は、室温で測定したときに、2500〜4000センチポアズ、好ましくは3000〜3500センチポアズの粘度を有する粘稠なペーストであり得る。
[0005]したがって、全般的な実施形態において、本開示は、水と、加工デンプン、ガム及びこれらの組み合わせからなる群から選択される原材料とを含む湿潤食品製品であるコーティング組成物を提供する。組成物は、室温で測定したときに、2500〜4000センチポアズの粘度を有する。
[0006]一実施形態において、コーティング組成物は、香味料、着色料、酸化防止剤、ビタミン、ミネラル、非増殖性微生物、食物繊維、プレバイオティクス及びこれらの組み合わせからなる群から選択される追加の原材料を更に含む。
[0007]一実施形態において、コーティング組成物は、乳化した又は粒状の肉、乳化した又は粒状の果物、乳化した又は粒状の野菜及びこれらの組み合わせからなる群から選択される追加の原材料を更に含む。
[0008]一実施形態において、コーティング組成物は、デキストロース又はグリシンのうちの少なくとも1つを更に含む。
[0009]一実施形態において、粘度は、室温で測定したときに、3000〜3500センチポアズである。
[0010]別の実施形態において、本開示は、コーティング組成物を製造するための方法を提供する。方法は、水と、加工デンプン、ガム及びこれらの組み合わせからなる群から選択される原材料とを混合して混合物を形成することと、混合物を加熱することと、加熱した混合物を容器に流し込んでレトルト処理することと、を含み、レトルト処理した混合物は、室温で測定したときに、2500〜4000センチポアズの粘度を有する。
[0011]一実施形態において、混合物は、容器に流し込む前に、少なくとも180°Fの温度まで加熱される。
[0012]一実施形態において、加熱した混合物は、容器に流し込む前に、均質化される。均質化の後、粒状の果物又は粒状の野菜のうちの少なくとも1つを混合物に加えることができる。
[0013]一実施形態において、粒状の肉が加熱前に混合物に添加される。
[0014]別の実施形態において、本開示は、ペットフードを調製するための方法を提供する。方法は、湿潤食品製品を乾燥食品製品に加えることを含む。湿潤食品製品は、水と、加工デンプン、ガム及びこれらの組み合わせからなる群から選択される原材料とを含み、かつ室温で測定したときに、2500〜4000センチポアズの粘度を有する。
[0015]一実施形態において、ペットフードの最終重量を基準にして、10%〜15%の湿潤食品製品が85%〜90%の乾燥食品製品に加えられる。
[0016]一実施形態において、乾燥食品製品は、個々のピースを含み、湿潤食品製品を乾燥食品製品に加えて乾燥食品製品の個々のピースのそれぞれを湿潤食品製品でコーティングする。
[0017]一実施形態において、乾燥食品製品の個々のピースは、個々のピースが互いに固着することなく、湿潤食品製品でコーティングされる。
[0018]一実施形態において、方法は、湿潤食品製品を乾燥食品製品に添加することによってできたペットフードをコンパニオンアニマルに与えることを更に含む。
[0019]一実施形態において、乾燥食品製品は、湿潤食品製品の添加から少なくとも2.5時間の間、壊れることなく、ほぼ同じ最大圧縮力を維持する。
[0020]別の実施形態において、本開示は、乾燥食品製品、及び乾燥食品製品上のコーティング組成物を含むペットフードを提供する。コーティング組成物は、水と、加工デンプン、ガム及びこれらの組み合わせからなる群から選択される原材料とを含む湿潤食品製品である。コーティング組成物は、室温で測定したときに、2500〜4000センチポアズの粘度を有する。
[0021]一実施形態において、乾燥食品製品はキブルの形状を有する。
[0022]一実施形態において、ペットフードの総重量を基準にして、コーティング組成物の量は10%〜15%であり、乾燥食品製品の量は85%〜90%である。
[0023]別の実施形態において、本開示は、乾燥食品製品と別々に貯蔵された湿潤食品製品を含むキットを提供する。湿潤食品製品は、水と、加工デンプン、ガム及びこれらの組み合わせからなる群から選択される原材料とを含み、かつ室温で測定したときに、2500〜4000センチポアズの粘度を有する。
[0024]別の実施形態において、本開示は、複数のペットフードコーティング組成物を含むペット給餌システムを提供する。コーティング組成物のそれぞれは、水と、加工デンプン、ガム及びこれらの組み合わせからなる群から選択される原材料とを含み、かつ室温で測定したときに、2500〜4000センチポアズの粘度を有する、湿潤食品製品である。コーティング組成物の第1のサブセットは、コーティング組成物の第2のサブセットと比較して異なるテクスチャを有する。
[0025]本開示の利点は、消費者が乾燥ペットフードを均一に湿潤食品製品でコーティングできることである。
[0026]本開示の別の利点は、消費者が乾燥ペットフードを乾燥食品製品とは異なるテクスチャを有する湿潤食品製品でコーティングできることである。
[0027]本開示の更に別の利点は、乾燥ペットフードのクランチ性に影響を与えることなく消費者が乾燥ペットフードを湿潤食品製品でコーティングできることである。
[0028]本開示のまた別の利点は、栄養上の利点を提供しつつ、消費者が乾燥ペットフードを湿潤食品製品でコーティングできることである。
[0029]本開示の追加の利点は、消費者が、凝集させずに、例えば、キブルが互いに固着しない個々のピースの状態を保持したまま、均一に乾燥ペットフードキブルをコーティングできることである。
[0030]本開示の別の利点は、液状又は水状のテクスチャではない湿潤コーティングを乾燥ペットフードキブルに提供することである。
[0031]本開示の更に別の利点は、スプーンの背に付き、スプーンを覆い得る湿潤コーティングを乾燥ペットフードキブルに提供することである。
[0032]本開示のまた別の利点は、乾燥ペットフードキブルをコーティングすることにより、キブルが少なくとも2.5時間、ふやけず、クランチ性を失わないことである。
[0033]本開示の更に別の利点は、酸化防止剤、ビタミン、ミネラル、非増殖性微生物、プレバイオティクス及び/又は食物繊維で強化することができる組成物で乾燥ペットフードキブルをコーティングすることである。
[0034]本開示のまた別の利点は、乾燥ペットフード単独と比較して、乾燥ペットフードの美味性及び/又は受容性を改善することである。
[0035]本開示の追加の利点は、滑らか、微粒子状、塊状又はこれらの組み合わせであるテクスチャを有する異なるコーティングを提供し、消費者がそのニーズ及びペットの嗜好に最も適するテクスチャを選ぶことができることである。
[0036]本開示の別の利点は、結果として得られた混合物の美味性、テクスチャ及び魅力的な外見を、既知の湿潤ペットフードと乾燥ペットフードとの混合物と比較して長時間維持することができる、乾燥ペットフードと混合することができる湿潤ペットフードを提供することである。
[0037]追加の特徴及び利点は、以降の発明の詳細な説明及び図面に記載され、これにより明らかとなろう。
本開示によって提供される湿潤食品組成物の一実施形態によってコーティングした乾燥キブルの写真である。
[0039]用語「ペット」は、本開示によって提供される組成物から利益を得るか、又はこれを享受する任意の動物を意味する。ペットは、鳥類、ウシ科、ウマ科、イヌ科、ネコ科、ヤギ(hicrine)、オオカミ、ネズミ科、ヒツジ、ブタ動物などの動物であり得る。ペットは、任意の好適な動物であり得、本開示は、特定のペット動物に限定されない。用語「コンパニオンアニマル」とは、イヌ又はネコを意味する。
[0040]用語「ペットフード」は、ペットが消費することを意図した任意の組成物を意味する。
[0041]「湿潤食品」は、約50%〜約90%、好ましくは約70%〜約90%の水分含量を有するペットフードである。「乾燥食品」は、約20%未満、好ましくは約15%未満、より好ましくは約10%未満の水分含量を有するペットフードである。「キブル」は、乾燥ペットフードのペレットである。「半湿潤食品」は、約20%〜約50%、好ましくは約25%〜約35%の水分含量を有するペットフードである。
[0042]用語「単一パッケージ(single package)」は、キットの構成要素が、1種若しくは複数種の容器中に又は容器に物理的に結合しており、製造、配送、販売、又は使用のための1つのユニットとしてみなされることを意味している。容器とは、袋、箱、カートン、ボトル、任意の種類、設計、若しくは材料のパッケージ、オーバーラップ、収縮性ラップ、固定された構成要素(例えば、ステープリング、接着されたものなど)、又はこれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。単一のパッケージは、物理的に関連する個別の構成要素の容器であり、よってこれらは、製造、流通、販売、又は使用にあたってユニットとして考えることができる。
[0043]用語「仮想的パッケージ」とは、キットの構成要素が、ユーザーに対して他の構成要素を得る方法を指示する1つ以上の物理的又は仮想的キット構成要素(例えば、1つの構成要素と、ユーザーに対してウェブサイトを見る、記録メッセージ若しくはFAX送信サービスとコンタクトする、視覚的メッセージを見る、又はインストラクターに連絡することにより、キットの使用方法、又はキットの1つ以上の構成要素に関する安全若しくは技術的情報を取得するよう指示する、指示書を含む、袋又は他の容器)と関連していることを意味している。
[0044]本明細書に記載のすべての百分率は、別途記載のない限り組成物の合計重量に基づくものである。本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用するとき、文脈により明確に記載のない限り、単語の単数形には複数形が包含され、逆に複数形には単数形が包含される。したがって、「a」、「an」及び「the」の言及には、概してそれぞれの用語の複数形が包含される。例えば、「測定装置」又は「方法」は、複数のこのような「測定装置」又は「方法」を指し示す。同様に、用語「含む(comprise)」、「含む(comprises)」、及び「含んでいる(comprising)」は、排他的にではなく、包括的に解釈される。同様にして、用語「含有する(include)」、「含有する(including)」及び「又は(or)」は、このような解釈が文脈から明確に妨げられない限りは包括的なものであると解釈される。しかし、本開示により提示される実施形態は、本明細書にて具体的に開示されない任意の要素を欠く場合がある。したがって、用語「含む(comprising)」を用いて提示される実施形態の開示は、開示される構成要素「から本質的になる」、及び「からなる」実施形態の開示でもある。本明細書において使用されるとき、用語「例(example)」は、特に、後に用語の掲載が続く場合に、単に例示的なものであり、かつ説明のためのものであり、排他的又は包括的なものであると判断すべきではない。
[0045]本開示は、乾燥ペットフードキブルを均一にコーティング又はグレージングするための組成物及び方法を提供する。コーティング組成物は、水と、ガム又は加工デンプンのうちの少なくとも1つとを含む。混合及びレトルト処理後、コーティング組成物は、室温で測定したときに、2500〜4000センチポアズ、好ましくは3000〜3500センチポアズの粘度を有する粘稠なペーストであり得る。コーティング組成物は、香味料、着色料、乳化した若しくは粒状の肉、乳化した若しくは粒状の果物、乳化した若しくは粒状の野菜、抗酸化剤、ビタミン、ミネラル、非増殖性微生物、繊維又はプレバイオティクスのうちの1つ以上などの追加の原材料を含み得る。一実施形態において、コーティング組成物は、デキストロース及び/又はグリシンを含み得る。コーティング組成物は、コーティング組成物に含まれる粒子のサイズに応じて、滑らかなテクスチャ、微粒子状のテクスチャ、塊状のテクスチャ又はこれらの組み合わせを有することができる。一実施形態において、各キブルが完全にコーティングされるまで、コーティング組成物の約10%〜15%を約85%〜約90%の乾燥ペットフードキブルと混合する。
[0001]好適なガムの例は、ジェランガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、ペクチン、カラギーナン(例えば、カッパ、イオタ及び/又はラムダ)、セルロースガム、アラビアゴムなど、及びこれらの組み合わせである。加工デンプンは、物理的、酵素的又は化学的にデンプンを処理し、デンプンの特性を変えることによって調製される。例えば、過度の熱、酸、剪断に対する安定性の増加、テクスチャの変更、粘性の増加若しくは減少、糊化時間の延長若しくは短縮、又は粘性安定性の増加をもたらすように、デンプンを加工することができる。好適なデンプン源の非限定的な例としては、小麦、大麦、ライ麦、米、タピオカ、ジャガイモ及びトウモロコシが挙げられる。
[0002]好適な香味料の非限定的な例としては、酵母、タロー、レンダリングされた動物性ミール(例えば、鳥肉、牛肉、子羊肉、豚肉)、香味抽出物又はブレンド(例えば、グリルした牛肉)、スパイスなどが挙げられる。好適なスパイスには、パセリ、オレガノ、セージ、ローズマリー、バジル、タイム、チャイブなどが挙げられる。好適な着色料の非限定的な例としては、青色1号、青色2号、緑色3号、赤色3号、赤色40号、黄色5号、黄色6号などのFD&C色素、カラメル色素、アンナット、クロロフィリン、コチニール、ベタニン、ウコン、サフラン、パプリカ、リコピン、エルダーベリー果汁、パンダン、チョウマメなどの天然着色料、二酸化チタン及び当業者に既知の任意の好適な食品着色剤が挙げられる。
[0046]乳化した又は粒状の肉としての使用に好適な肉の非限定的な例としては、鳥肉、牛肉、豚肉、子羊肉及び魚肉が挙げられ、特にペット用に好適な肉の各種が挙げられる。肉及び肉副産物のいずれかを用いることができ、これらには、牛及び羊の全枝肉、赤身豚くず肉、牛すね肉、子牛肉、牛及び豚のほほ肉などの肉、並びに唇、トライプ、心臓、舌、機械的に脱骨した牛肉、鶏肉又は魚肉、牛及び豚の肝臓、肺、腎臓などの肉副産物などが挙げられる。一実施形態において、肉は、異なる種類の肉の組み合わせである。コーティング組成物は、特定の肉又は肉の組み合わせに限定されず、食品組成物を製造する当業者に知られた任意の肉を用いることができる。
[0047]乳化した又は粒状の野菜としての使用に好適な野菜の非限定的な例としては、ジャガイモ、カボチャ(squash)、ズッキーニ、ホウレンソウ、ダイコン、アスパラガス、トマト、キャベツ、エンドウ、ニンジン、ホウレンソウ、トウモロコシ、サヤインゲン、ライマメ、ブロッコリー、メキャベツ、カリフラワー、セロリ、キュウリ、カブ、ヤムイモ及びこれらの組み合わせが挙げられる。乳化した又は粒状の果物としての使用に好適な果物の非限定的な例としては、リンゴ、オレンジ、ナシ、モモ、イチゴ、バナナ、サクランボ、パイナップル、カボチャ(pumpkin)、キウイ、ブドウ、ブルーベリー、ラズベリー、マンゴー、グアバ、クランベリー、クロイチゴ又はこれらの組み合わせが挙げられる。コーティング組成物は、特定の乳化した若しくは粒状の果物若しくは野菜又はこれらの組み合わせに限定されず、食品組成物を製造する当業者に知られた任意の果物又は野菜を用いることができる。
[0048]好適なビタミンの非限定的な例としては、ビタミンA、ビタミンB群のいずれか、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE及びビタミンKが挙げられ、これらの種々の塩、エステル又は他の誘導体を包含する。好適なミネラルの非限定的な例としては、カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、鉄、塩化物、ホウ素、銅、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ヨウ素、セレンなどが挙げられる。好適な酸化防止剤の非限定的な例としては、BHA/BHT、ビタミンE(トコフェノール)などが挙げられる。
[0049]好適な繊維の非限定的な例としては、可消化性又は難消化性、可溶性又は不溶性、発酵性又は非発酵性の繊維が挙げられる。好ましい繊維は、海草などの植物源に由来するが、微生物源の繊維も用いることができる。種々の可溶性又は不溶性の繊維を用いてよい。
[0050]好適なプレバイオティクスの非限定的な例としては、フラクトオリゴ糖、グルコオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、大豆オリゴ糖、乳果オリゴ糖、ラクツロース及びイソマルツロースが挙げられる。一実施形態において、プレバイオティクスは、チコリの根、チコリの根の抽出物、イヌリン又はこれらの組み合わせである。一般に、プレバイオティクスは、健康によい腸内微生物相を良好に刺激し、これらの「善玉」細菌を増殖させるのに十分な量で投与される。一般的な量は、一食当たり約1〜約10グラム又は動物に対して推奨される一日当たりの食物繊維量の約5%〜約40%である。
[0051]非増殖性微生物には、不活性化された、死んだ、生存不能である、並びに/又はDNA、代謝産物、細胞質化合物及び/若しくは細胞壁材料などの断片として存在するプロバイオティクス細菌が挙げられる。好適な微生物の非限定的な例としては、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacteria)、ラクトバシラス属(Lactobacilli)、プロピオニバクテリウム属(Propionibacteria)、レンサ球菌属(Streptococci)、ラクトコッカス属(Lactococci)、腸球菌属(Enterococci)、エシェリキア属(Escherichia)及びこれらの組み合わせ、例えば、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacteriumlongum)、ビフィドバクテリウム・ラクチス(Bifidobacterium lactis)、ビフィドバクテリウム・アニマリス(Bifidobacteriumanimalis)、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(Bifidobacteriumbreve)、ビフィドバクテリウム・インファンティス(Bifidobacterium infantis)、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス(Bifidobacterium adolescentis)、ラクトバシラス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバシラス・カゼイ(Lactobacilluscasei)、ラクトバシラス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)、ラクトバシラス・サリバリウス(Lactobacillussalivarius)、ラクトバシラス・ロイテリ(Lactobacillusreuteri)、ラクトバシラス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus)、ラクトバシラス・ジョンソニイ(Lactobacillusjohnsonii)、ラクトバシラス・プランタラム(Lactobacillusplantarum)、ラクトバシラス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)、ラクトバシラス・ラクチス(Lactobacilluslactis)、ラクトバシラス・へルベティカス(Lactobacillushelveticus)、ストレプトコッカス・サーモフィルス(Streptococcusthermophilus)、ラクトコッカス・ラクチス(Lactococcuslactis)、ラクトコッカス・ジアセチラクチス(Lactococcus diacetylactis)、ラクトコッカス・クレモリス(Lactococcuscremoris)、ラクトバシラス・ブルガリカス(Lactobacillusbulgaricus)、ラクトバシラス・ヘルベティカス(Lactobacillus helveticus)、ラクトバシラス・デルブリュッキ(Lactobacillusdelbrueckii)及び大腸菌(Escherichiacoli)のうちの1つ又は2つ以上が挙げられる。
[0052]各追加原材料の量の選定は、当業者に知られている。各追加原材料の具体的な量は、コーティング組成物に含まれる原材料、動物の種、動物の年齢、体重、全般的な健康状態、性別及び食餌、動物の消費速度、ペットフードを動物に与える目的などの様々な要素に応じて決まる。したがって、追加原材料の成分及び量は、大きく変動し得、本明細書に記載の好ましい実施形態から逸脱してもよい。
[0053]本開示はまた、乾燥ペットフードへの適用のためのコーティング組成物を製造するための方法を提供する。滑らかなテクスチャを有するコーティングの場合、原材料の少なくとも一部を粉末の形状で用いてよい。粒状のテクスチャを有するコーティングの場合、肉、果物及び/又は野菜などの対応する原材料を粉砕して粒子を形成してもよい。均質な混合物を得るために、1つ又は2つ以上の段階でブレンダーを用いることができる。
[0054]水の少なくとも一部、ガム又は加工デンプンの少なくとも1つ及び任意の追加原材料を混合し、スラリーを形成することができる。一実施形態において、これらの原材料を周囲温度、即ち約70°Fで混合する。より大きな形状の原材料の場合、塊状のテクスチャを有するコーティングが得られるようにするために、約95°Fなどのより高い温度を用いて原材料を混合することができる。このスラリーを残りの水と混合し、例えば少なくとも180°Fの温度、例えば少なくとも200°Fまで加熱することができる。滑らかな又は粒状のテクスチャを有するコーティング組成物の場合、次いで、乳化を行うことができる。任意の乳化後、原材料の一部を加えてよく、例えば、粒状の果物及び/又は粒状の野菜を乳化した混合物に加えることができる。得られた湿潤ペットフード製品を容器に充填し、密閉し、例えば、250〜270°Fの温度での10〜60分間の熱処理にてレトルト処理することができる。次いで、容器を、例えば周囲温度まで冷却することができる。
[0055]好適な容器の非限定な例は、レトルト処理可能な可撓性パウチ、ガラスジャー又はレトルト処理可能な硬質プラスチック容器である。
[0056]本開示はまた、乾燥ペットフードをコーティングするための方法を提供する。方法は、乾燥ペットフードに、本明細書にて開示するコーティング組成物のいずれか又は本明細書にて開示する方法のいずれかによって製造されたコーティング組成物を加えることを含む。一実施形態において、コーティング組成物の約10%〜15%を約85%〜約90%の乾燥ペットフードキブルと、例えば、各キブルが完全にコーティングされるまで混合する。得られた食品製品は、コンパニオンアニマルなどのペットに与えることができる。好ましくは、食品製品は、湿潤食品製品及び乾燥食品製品からなり、追加成分は添加されない。コーティング組成物及び乾燥ペットフードは、2つの組成物を別々にした単一のパッケージで提供することができ、これにより、パッケージ購入後、消費者が乾燥ペットフードにコーティング組成物を混合することができる。一実施形態において、コーティング組成物及び乾燥ペットフードは、仮想パッケージで提供することができる。
[0057]
[0058]例示を目的として、かつ制限しないことを目的として、以下の非限定例により、本開示により提供される多様な実施形態を例示する。
[0059]
実施例1
[0060]表1に示す配合及び以下のプロセスに従って、100ポンドのコーティング組成物を製造した。
Figure 0006682673
[0061]乾燥原材料及びピーナッツバターを計量し、Cherry−Burrellステンレス製混合タンク中で混合した。周囲温度(70°F)の20ポンドの水を加え、混合を2分間継続してスラリーを形成した。
[0062]これとは別に、Lightening Mixerを取り付けたスチームジャケット付ステンレス製タンクに73.8ポンドの水道水を入れ、205°Fまで加熱した。次いで、熱した水にスラリーを加え、3分間混合して、滑らかでかつ粘性を有するが流動性である混合物を形成した。次いで、この混合物を425mLの金属缶に充填し、密閉し、252°Fで25分間レトルト処理した後、周囲温度(約70°F)まで冷却した。
[0063]Brookfield Viscometer Model RVDT V−IT Serial #D16006及びスピンドル#5を30rpmで用いて、冷却した製品の粘度を測定した。缶の蓋を取り外し、製造業者の印が示す深さまでスピンドルを製品中に挿入した。測定された粘度は3230センチポアズであった。
[0064]
実施例2
[0065]原材料を表2に示す割合で用い、以下のプロセスに従って、100ポンドの微粒子状の牛肉とニンジンのコーティング製品を製造した。
Figure 0006682673
[0066]原材料の牛及び鶏をWeilerグラインダーで3/8インチ孔を有するプレートを介して粉砕した。それぞれの量を表2に示すとおりに計量し、Reitzリボンブレンダーに加えた。連続混合しながら、ニンジンを除く表2のその他のすべての原材料を加えた。混合物を混ぜ合わせながら180°Fの温度まで熱を加えて調理した。次いで、配合物をKarl Schnell乳化ミルで10mm及び8mmプレートを介して乳化した。
[0067]乳化した混合物に粉砕した(100%がUSメッシュ14を通過した)乾燥ニンジンを加えた。混合物の水分量は82.83%であった。次いで、この混合物を425mLの金属缶に充填し、密閉し、252°Fで25分間レトルト処理した後、周囲温度(約70°F)まで冷却した。冷却した製品の粘度を実施例1に記載のとおりに測定すると、3450センチポアズであった。
[0068]
実施例3
[0069]原材料を表3に示す割合で用い、以下のプロセスに従って、100ポンドの微粒子状の鶏とカボチャ(pumpkin)のコーティング製品を製造した。
Figure 0006682673
[0070]鶏及び牛の原材料をWeilerグラインダーで3/8インチ孔を有するプレートを介して粉砕した。それぞれの量を表3に示すとおりに計量し、Reitzリボンブレンダーに加えた。連続混合しながら、カボチャを除く表3のその他のすべての原材料を加えた。混合物を混ぜ合わせながら180°Fの温度まで熱を加えて調理した。次いで、配合物をKarl Schnell乳化ミルで10mm及び8mmプレートを介して乳化した。
[0071]乳化した混合物に粉砕した(100%がUSメッシュ14を通過した)乾燥カボチャを加えた。混合物の水分量は82.3%であった。次いで、この混合物を425mLの金属缶に充填し、密閉し、252°Fで25分間レトルト処理した後、周囲温度(約70°F)まで冷却した。冷却した製品の粘度を実施例1に記載のとおりに測定すると、3325センチポアズであった。
[0072]
実施例4
[0073]原材料を表4に示す割合で用い、以下のプロセスに従って、100ポンドの微粒子状の鶏とリンゴのコーティング製品を製造した。
Figure 0006682673
[0074]鶏及び牛の原材料をWeilerグラインダーで3/8インチ孔を有するプレートを介して粉砕した。それぞれの量を表4に示すとおりに計量し、Reitzリボンブレンダーに加えた。連続混合しながら、リンゴを除く表4のその他のすべての原材料を加えた。混合物を混ぜ合わせながら180°Fの温度まで熱を加えて調理した。次いで、配合物をKarl Schnell乳化ミルで10mm及び8mmプレートを介して乳化した。
[0075]乳化した混合物に粉砕した(100%がUSメッシュ14を通過した)乾燥リンゴを加えた。混合物の水分量は81.9%であった。次いで、この混合物を425mLの金属缶に充填し、密閉し、252°Fで25分間レトルト処理した後、周囲温度(約70°F)まで冷却した。冷却した製品の粘度を実施例1に記載のとおりに測定すると、3375センチポアズであった。
[0076]
実施例5
[0077]原材料を表5に示す割合で用い、以下のプロセスに従って、100ポンドの微粒子状のサーモンとサツマイモのコーティング製品を製造した。
Figure 0006682673
[0078]冷凍サーモン、鶏及び肉の原材料をWeilerグラインダーで3/8インチ孔を有するプレートを介して粉砕した。それぞれの量を表5に示すとおりに計量し、Reitzリボンブレンダーに加えた。連続混合しながら、表5のその他のすべての原材料を加えた。混合物を混ぜ合わせながら180°Fの温度まで熱を加えて調理した。次いで、配合物をKarl Schnell乳化ミルで10mm及び8mmプレートを介して乳化した。混合物の水分量は81.9%であった。
[0079]次いで、この混合物を425mLの金属缶に充填し、密閉し、252°Fで25分間レトルト処理した後、周囲温度(約70°F)まで冷却した。冷却した製品の粘度を実施例1に記載のとおりに測定すると、3295センチポアズであった。
[0080]
実施例6
[0081]原材料を表6に示す割合で用い、以下のプロセスに従って、100ポンドの塊状ニンジンコーティング製品を製造した。
Figure 0006682673
[0082]91ポンドの水をジャケット付ステンレス製タンク中で95°Fまで加熱し、次いで、30Hzに設定したBreddo Liqwifierに移した。表6の残りの乾燥原材料をバケット中で混合し、Breddo Liqwifier中の水にゆっくり加えた。乾燥原材料の添加後、更にスラリーを4分間混合した。次いで、この混合物を425mLの金属缶に充填し、密閉し、252°Fで25分間レトルト処理した後、周囲温度(約70°F)まで冷却した。冷却した製品の粘度を実施例1に記載のとおりに測定すると、3355センチポアズであった。
[0083]
実施例7
[0084]表7に示す配合に従って、100ポンドのベリーブレンドコーティング製品を以下のとおり製造した。
Figure 0006682673
[0085]乾燥原材料を計量し、Cherry−Burrellステンレス製混合タンク中で混合した。周囲温度(70°F)の20ポンドの水を加え、混合を2分間継続してスラリーを形成した。
[0086]これとは別に、Lightening Mixerを取り付けたスチームジャケット付ステンレス製タンクに65.8ポンドの水道水を入れ、205°Fまで加熱した。次いで、熱した水にスラリーを加え、3分間混合して、粘性を有するが流動性である混合物を形成した。次いで、この混合物を425mLの金属缶に充填し、密閉し、252°Fで25分間レトルト処理した後、周囲温度(約70°F)まで冷却した。冷却した製品の粘度を実施例1に記載のとおりに測定した。測定された粘度は3210センチポアズであった。
[0087]
実施例8
[0088]表8に示す配合及び以下のプロセスに従って、100ポンドのリンゴとバナナのコーティング製品を製造した。
Figure 0006682673
[0089]乾燥原材料を計量し、Cherry−Burrellステンレス製混合タンク中で混合した。周囲温度(70°F)の20ポンドの水を加え、混合を2分間継続してスラリーを形成した。
[0090]これとは別に、Lightening Mixerを取り付けたスチームジャケット付ステンレス製タンクに65.8ポンドの水道水を入れ、205°Fまで加熱した。次いで、熱した水にスラリーを加え、3分間混合して、粘性を有するが流動性である混合物を形成した。次いで、この混合物を425mLの金属缶に充填し、密閉し、252°Fで25分間レトルト処理した後、周囲温度(約70°F)まで冷却した。冷却した製品の粘度を実施例1に記載のとおりに測定した。測定された粘度は3410センチポアズであった。
[0091]
実施例9
[0092]表9に示す配合及び以下のプロセスに従って、100ポンドのオートミールとリンゴのコーティング製品を製造した。
Figure 0006682673
[0093]乾燥原材料を計量し、Cherry−Burrellステンレス製混合タンク中で混合した。周囲温度(70°F)の20ポンドの水を加え、混合を2分間継続してスラリーを形成した。
[0094]これとは別に、Lightening Mixerを取り付けたスチームジャケット付ステンレス製タンクに65.8ポンドの水道水を入れ、205°Fまで加熱した。次いで、熱した水にスラリーを加え、3分間混合して、粘性を有するが流動性である混合物を形成した。次いで、この混合物を425mLの金属缶に充填し、密閉し、252°Fで25分間レトルト処理した後、周囲温度(約70°F)まで冷却した。冷却した製品の粘度を実施例1に記載のとおりに測定した。測定された粘度は3440センチポアズであった。
[0095]
実施例10
[0096]上記のコーティング配合物を用いた乾燥ドッグフードキブルの美味性を以下のとおり評価した。新しく製造した標準的な乾燥ドッグフードキブル45ポンドをステンレス製タンブルミキサーに加えた。ミキサーを回転させながら、5ポンドの実施例2の牛肉とニンジンのコーティング製品を乾燥キブル上にゆっくりと注ぎ、すべてのキブルが図1に示すように均一にコーティングされたようになるまで約5分間混合した。同一バッチから得たコーティングしていない乾燥フードキブルに対する標準的な一対比較の給餌として、コーティングした製品を20頭のイヌパネルに直接与えた。最初の給餌ボウルとは反対のボウルの中に試験品を入れて、試験を繰り返した。2つの試験の平均値を表10に示す。
[0097]実施例3、4、7、8及び9のコーティング組成物について、嗜好性試験を上述のとおり繰り返した。結果を同じく表10に示す。コーティング組成物は、コーティングしていない乾燥キブルと比較して、キブルの美味性を明らかに改善したことが結果から明白である。
Figure 0006682673
[0098]
実施例11
[0099]キブルのクランチ性に対するコーティングの効果を、キブルが壊れるまでに加えられた最大圧縮力によって評価した。コーティングしていないキブルを平坦な金属プレート上に置いた。先の丸いTプローブが取り付けられ、クロスヘッドが毎分2インチで移動するInstron 5500Rテクスチャ分析器を用いて、キブルが破壊されるまでの最大圧縮力(lbf)を測定した。この測定を19個のキブルで繰り返した。20個のコーティングしていないキブルの平均圧縮力を表11に示す。
[0100]実施例2のコーティング組成物でコーティングした製品50ポンドを実施例10に記載のとおりに製造した。コーティングした製品を蓋付き容器内に入れた。コーティング直後に、20個のキブルの圧縮力を測定した。次いで、実施例2の平均圧縮力を算出した。これを表11に示す時間0の測定値とした。各時間間隔で新しいキブルを用いて、コーティング後30、60、90、120及び150分に圧縮力測定を繰り返した。結果を表11に示す。
[0101]この手順を実施例5のコーティング組成物及び市販品を用いて繰り返した。結果を同じく表11に示す。試験品が市販品よりも長くクランチ性を保持したことがこれらの圧縮力から明白に示されている。
Figure 0006682673
[0102]本明細書に記載される現在好ましい実施形態に対する様々な変更及び修正が当業者には明白のものであることを認識されたい。このような変更及び修正は、本発明の主題の主旨及び範囲から逸脱させずに、及び意図される利点を損なわずになすことができる。そのため、そのような変更及び修正は添付の特許請求の範囲に包含されることが意図される。

Claims (16)

  1. 水と、架橋加工デンプンとを混合して混合物を形成することと、
    前記混合物を加熱することと、
    前記加熱した混合物を容器に流し込んでレトルト処理することと、を含み、
    前記レトルト処理した混合物が、室温で測定したときに2500〜4000センチポアズの粘度を有する、コーティング組成物を製造する方法。
  2. 前記混合物を前記容器に流し込む前に、前記混合物が少なくとも180°F(82.2℃)の温度まで加熱される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記加熱された混合物が、前記容器に流し込む前に均質化される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 均質化の後、粒状の果物又は粒状の野菜のうちの少なくとも1つが前記混合物に添加される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記加熱前に、粒状の肉が前記混合物に加えられる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 得られるコーティング組成物の水分含量が50〜90%である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 得られるコーティング組成物が、香味料、着色料、酸化防止剤、ビタミン、ミネラル、非増殖性微生物、繊維及びプレバイオティクスからなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 得られるコーティング組成物が、乳化した又は粒状の肉、乳化した又は粒状の果物、及び乳化した又は粒状の野菜からなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記レトルト処理した混合物の粘度が、室温で測定したときに3000〜3500センチポアズである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法によって得られたコーティング組成物を乾燥食品製品に加えることを含む、ペットフードを調製する方法。
  11. ペットフードの最終重量を基準にして、10%〜15%の前記コーティング組成物が85%〜90%の前記乾燥食品製品に加えられる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記乾燥食品製品が個々のピースを含み、前記コーティング組成物が前記乾燥食品製品に加えられて前記乾燥食品製品の前記個々のピースのそれぞれを前記コーティング組成物でコーティングする、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 前記乾燥食品製品の前記個々のピースが互いに固着することなく、前記個々のピースが前記コーティング組成物でコーティングされる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記乾燥食品製品が、前記コーティング組成物の添加から少なくとも2.5時間の間、壊れることなく、ほぼ同じ最大圧縮力を維持する、請求項10〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記乾燥食品製品がキブルの形状を有する、請求項10〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. キットの製造方法であって、
    前記キットは、乾燥食品製品及び請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法によって得られたコーティング組成物を、それぞれ単一のパッケージ内又は仮想のパッケージ内の別々の容器中に含む、方法。

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