JP6682418B2 - Fire sash - Google Patents
Fire sash Download PDFInfo
- Publication number
- JP6682418B2 JP6682418B2 JP2016207269A JP2016207269A JP6682418B2 JP 6682418 B2 JP6682418 B2 JP 6682418B2 JP 2016207269 A JP2016207269 A JP 2016207269A JP 2016207269 A JP2016207269 A JP 2016207269A JP 6682418 B2 JP6682418 B2 JP 6682418B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- lower frame
- shoji
- door
- outdoor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Special Wing (AREA)
Description
本発明は、建物開口部に配置される防火建具に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a fire protection fitting arranged in a building opening.
建物開口部に設けられたレールに沿って引違い自在に配置された障子を有する建具において、下框の側壁に熱膨張性部材を配置することで、火災時に、戸車が熔融した場合にも、下框と下枠との間の隙間の発生を防止することのできる建具が公知となっている。(特許文献1)。 In a fitting having a shoji that is arranged so that it can be pulled along the rails provided in the building opening, by arranging the thermally expandable member on the side wall of the lower frame, even when the door roller melts during a fire, There is a publicly known fitting which can prevent a gap from being formed between the lower frame and the lower frame. (Patent Document 1).
しかし、前記特許文献1の建具は、熱膨張性部材が、戸車に対して見込み方向の一方側に配置されていることから、熱膨張性部材の膨張により熔融した戸車が室内側もしくは室外側に流れ込み、着火して延焼を引き起こす原因となる可能性があった。 However, in the fitting of Patent Document 1, since the heat-expandable member is arranged on one side in the prospective direction with respect to the door roller, the door wheel melted by the expansion of the heat-expandable member is placed on the indoor side or the outdoor side. It could flow in and ignite, causing fire to spread.
本発明は、上記の事情を鑑み、火災時において、熔融した戸車が室内側もしくは室外側に流れ込むことを防止しながら、戸車を包み込んで着火を抑制し、延焼を防ぐことを目的とする。 In view of the above circumstances, it is an object of the present invention to wrap a door roller to suppress ignition and prevent fire spread while preventing a molten door roller from flowing inside or outside during a fire.
本発明は、建物開口部に配置される枠体と、下框に樹脂製の戸車を有し枠体内に開閉自在に配置される障子を備え、障子の下框の戸車の走行方向両側位置には、火災時に戸車に向かって膨張する加熱膨張材が設けられていることを特徴とする。 The present invention is provided with a frame body arranged in a building opening, and a shoji that has a door carriage made of resin in a lower frame and is openably and closably arranged in the frame body. Is provided with a heat-expandable material that expands toward the door roller in the event of a fire.
本発明の構成により、火災時に、障子の下框に配置された戸車を加熱膨張材によって見付け方向から包み込むことができるので、戸車が室内側もしくは室外側へ流れ落ちることを抑制し、障子の下面において確実に包み込んで、戸車への着火による火災の延焼を抑制することができる。 According to the configuration of the present invention, in the event of a fire, it is possible to wrap the door roller arranged in the lower frame of the shoji from the locating direction by the heat-expanding material, so that the door wheel is prevented from flowing down to the indoor side or the outdoor side, and at the lower surface of the shoji. By securely wrapping it, it is possible to suppress the spread of fire due to ignition of the door roller.
本発明の実施形態に係る防火サッシを、図面を参照して説明する。
(全体の構成)
本発明の実施形態に係る防火サッシは、建物開口部に設置され、図1,2に示すように、上枠11、下枠12及び左、右縦枠13,14を四周に組んでなる枠体1と、上框21,31、下框22,32、左縦框23,33及び右縦框24,34を四周に組んでその内周にパネル体が嵌め込まれてなる内、外障子2,3とからなり、枠体1に形成された内、外案内レールに沿って内、外障子2,3を左右方向に移動可能に支持することにより、引き違いサッシとして構成されている。
なお、本発明の防火サッシは、引き違いサッシに限るものではなく、片引き窓など、窓枠に対して障子が開閉するものであれば、どのような方式のサッシであってもよい。
A fire sash according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
(Overall structure)
A fire sash according to an embodiment of the present invention is installed in a building opening and, as shown in FIGS. 1 and 2, a frame formed by assembling an
The fire sash of the present invention is not limited to the pulling sash, and may be any type of sash as long as the shoji opens and closes the window frame, such as a pulling window.
(枠体の構成)
図1に示すように、枠体1を構成する上枠11は、アルミニウム等の金属材料により形成され中空部を有する室外側上部材111と、アルミニウム等の金属材料により形成された室内側上部材112と、室外側上部材111と室内側上部材112とを連結する樹脂等の断熱材料から形成された連結部材113と、室内側上部材112の下面内周に配置固定される樹脂材料から形成された樹脂上部材114とにより構成されている。
室外側上部材111の室外寄りの下面には、外障子3を案内する外案内レール111aが垂下されており、室内側上部材112の室外側端部の下面には、内障子2を案内する内案内レール112aが垂下されている。
(Frame structure)
As shown in FIG. 1, an
An
樹脂上部材114は、室内側上部材112の内案内レール112aの室内面を覆う室外壁部114aと、室内側上部材112の下面を覆う上壁部114bと、上壁部114bの室内側端が下方に垂下してしてなる室内壁部114cと、室内壁部114cの下端が室内側に延設されてなる額部114dとから形成されており、室内側上部材112が直接室内空間に露出することを防止している。
The resin
内障子2と外障子3の召合せ部の上方位置であって、上枠11の外案内レール111aと内案内レール112aの間には、図示しない風止板が配置されており、風止板と左縦枠13との間、すなわち閉鎖状態における外障子3の室内側には、上枠11の室外側上部材111の下面を覆う樹脂製の上カバー部材51が配置されている。
上カバー部材51によって、内、外障子2,3の閉鎖状態において外障子3の室内側の室外側上部材111の下面から冷熱が室内に直接伝達されることを防止している。そして、上カバー部材51の室外側下面には、室内側の下方に向かって傾斜状態に延びる可動片51aが配置されている。
A wind stop plate (not shown) is arranged above the assembly portion of the inner shoji screen 2 and the outer shoji screen, and between the
The upper cover member 51 prevents cold heat from being directly transmitted to the room from the lower surface of the outdoor
枠体1を構成する下枠12は、アルミニウム等の金属材料により形成され上面に内、外案内レール121a,121bが設けられた下枠本体121と、下枠本体121の外案内レール121bの室外側に配置される下枠補助部材122と、下枠本体121の内、外案内レール121a,121b間に配置される下枠レール間補助部材123と、下枠本体121の内案内レール121aの室内側に配置固定される樹脂製の樹脂下部材124を備えている。
The
下枠本体121は、図3に示すように、室外側部分が中空部12aにより形成され、中空部12aの室外側面から室外側に延設した後に上方に延びる室外側部材121cが設けられており、室外側部材121cの上方に下枠補助部材122が配置されている。
下枠補助部材122と外案内レール121bとの間には、外障子3の下框32の室外側下端に垂下する室外側垂下片321cが見付け方向にスライド自在に挿入されるガイド溝12cが形成されている。
As shown in FIG. 3, the lower frame
A
下枠本体121の内、外案内レール121a,121b間に配置される下枠レール間補助部材123は、下方に開口する断面略U字状をなしており、室外側面及び上面には火災時に膨張する加熱膨張材fが配置されている。また、下枠レール間補助部材123の上面には、樹脂カバー部材125が配置されている。
下枠レール間補助部材123の見込み寸法は、内、外案内レール121a,121bの間隔よりも小さく設定されており、下枠レール間補助部材123と内案内レール121aとの間には、内障子2の下框22の室外側下端に垂下する室外側垂下片221cが見付け方向にスライド自在に挿入されるガイド溝12bが形成されている。
The lower frame inter-rail
The estimated size of the lower frame rail-to-rail
下枠本体121の内案内レール121aの室内側に配置される樹脂下部材124は、下枠12の室内側上面を構成する上壁部124aと、上壁部124aの室外側端部から垂下する室外側脚部124bと、上壁部124aの室内側下面から垂下する室内側脚部124cと、上壁部124aの室内側に延びる顎部124dからなり、内案内レール121aの室内側に係止されて下枠本体121の内案内レール121aの室内側内周面を覆っている。樹脂下部材124の上壁部124aの下面には、火災時に膨張する加熱膨張材fが配置されている。
The resin
内障子2を案内する内案内レール121a及び外障子3を案内する外案内レール121bは、室外側面の上方部分に室外側に向かって開口して気密材sを保持する気密材保持溝が設けられており、気密材保持溝の上方に上部壁121d,121eが幅広に形成され上面に内、外障子2,3を案内する案内条121f、121gが突設されている。
そして、下枠本体121の内、外案内レール121a,121bの上部壁121d,121eと、下枠補助部材122の上面と、下枠レール間補助部材123の上面に配置される樹脂カバー部材125の上面と、樹脂下部材124の上面とが略同一高さとなるように設定されることで、下枠12の上面が略フラットな形状となるように形成されている。
The
Then, of the lower frame
図2に示すように、左縦枠13は、アルミニウム等の金属材料により形成され、内周面に外障子3の戸先框(左縦框)33に配置される引寄せブロックdが当接する引寄せ片131aが設けられた本体部材131と、本体部材131の室内側内周面に配置固定される樹脂左部材132を有している。
樹脂左部材132は、本体部材131に係合され左縦枠13の室内側内周面を覆う本体部132aと、本体部132aの室内側に延設する額部132bを備え、樹脂左部材132の本体部132aには、上下方向の複数箇所において内周方向に開口する取付凹部132cを有し、取付凹部132cの底壁を本体部材131に重合させた状態で、両者を貫通するネジ等の固定手段bで内周側から複数箇所固定することにより、建物の開口部に強固に取付けられている。
そして、取付凹部132cには樹脂製のキャップ132dが装着されることにより、アルミニウム等よりなる左縦枠13の本体部材131を介してネジ等の固定手段に伝達された冷熱が室内への伝達されることを抑制すると共に、ネジ等の固定手段bの頭部が室内に露出することによる意匠の低下を抑えている。
なお、取付凹部132cは、樹脂左部材132の長手方向(上下方向)に連続する溝部として構成してもよい。
As shown in FIG. 2, the left vertical frame 13 is formed of a metal material such as aluminum, and the pulling block d arranged on the door end frame (left vertical frame) 33 of the outer shoji 3 contacts the inner peripheral surface thereof. It has a
The resin
By mounting the
The
右縦枠14は、アルミニウム等の金属材料により形成され、内周面に内障子2の戸先框(右縦框)24に配置される引寄せブロックdが当接する引寄せ片141aが設けられた本体部材141と、本体部材141の室内側内周面に配置固定される樹脂右部材142により構成されている。
樹脂右部材142は、本体部材141に係合される取付部142aと、取付部142aの室内側端より内周方向へ延びる室内壁部142bと、室内壁部142bの内周側端より室内側へ延設する額部142cにより構成され、取付部142aを本体部材141に係合させた状態で、両者を貫通するネジ等の固定手段bで内周側から複数箇所固定することにより、建物の開口部に強固に取付けられている。
The right vertical frame 14 is formed of a metal material such as aluminum, and has an inner peripheral surface provided with a pulling
The resin
(障子の構成)
図1に示すように、内障子2の上框21は、アルミニウム等の金属材料により形成され中空部211aを有する室外側上框部211と樹脂材料等により形成され中空部212aを有する室内側上框部212とからなる複合框として構成されている。室外側上框部211の外周には、上枠11に形成された内案内レール112aにより案内される案内溝21aが形成されているとともに、上框21の内周には、室外側上框部211と室内側上框部212とによってパネル間口21bが形成されている。
案内溝21aの室外側上端及び室内側上端には、内案内レール112aに当接もしくは近接する気密材が取付けられており、上枠11と上框21との間を気密して、上框21の上面と上枠11下面との間を通って外気が直接室内に入り込むことを防止して、サッシの断熱性能を向上させている。
また、案内溝21aの室内側面及び底面には、加熱により膨張する加熱膨張材が配置されている。
(Structure of shoji)
As shown in FIG. 1, the
Airtight materials that are in contact with or close to the
In addition, a heat expansion material that expands by heating is arranged on the inner side surface and the bottom surface of the
内障子2の下框22は、アルミニウム等の金属材料により形成され上方中空部221a及び下方中空部221bを有する室外側下框部221と樹脂等より形成され中空部222aを有する室内側下框部222とからなる複合框として構成されており、下框22の外周には案内溝22aが形成されて下枠12に形成された内案内レール121a上を走行する戸車aが配置されているとともに、下框21の内周には、室外側下框部221と室内側下框部222とによってパネル間口22bが形成されている。
図1,3に示すように、室外側下框部221の室外側は、戸車aの下端よりも下方に延設されて室外側垂下片221cが形成されており、室外側垂下片221cは、下枠レール間補助部材123と内案内レール121aとの間のガイド溝12bに挿入されて、内案内レール121aの室外側面に配置された気密材sに当接している。
The
As shown in FIGS. 1 and 3, the outdoor side of the outdoor side
図2に示すように、内障子2の戸先框(右縦框)24は、アルミニウム等の金属材料により形成され中空部241aを有する室外側戸先框部241と、樹脂等より形成され中空部242aを有する室内側戸先框部242とからなる複合框として構成されている。
戸先框(右縦框)24の外周には右縦枠14に形成された引寄せ片141aに当接する引寄せブロックdが設置されているとともに、戸先框(右縦框)24の内周には、室外側戸先框部241と室内側戸先框部242とによってパネル間口24bが形成されている。
室外側戸先框部241の外周端には内障子2の閉鎖時に引寄せ片141aに当接する気密材が取付けられており、右縦枠14と戸先框24との間を気密してサッシの断熱性能を向上させている。
As shown in FIG. 2, the door sill (right vertical sill) 24 of the inner shoji 2 has an
A pulling block d that abuts a pulling
An airtight member that abuts the pulling
内障子2の召合框(左縦框)23は、アルミニウム等の金属材料により形成され中空部231aを有する室外側召合框部231と樹脂等により形成され中空部232aを有する室内側召合框部232とからなり、室内側召合框部232が室外側召合框部231の室内側面及び外周面、即ち、障子の閉鎖時に室内に露出する面を覆うように係合され複合框として構成されている。
召合框(左縦框)23の内周には、室外側召合框部231と室内側召合框部232とによってパネル間口23bが形成されている。
召合框(左縦框)23の外周面にはクレセント錠81が取付けられているとともに、室外側召合框部231の室外側面には煙返し片が形成され、外障子3の召合框34の室内側面に形成された煙返し片と協働して煙返しcを構成している。
The fitting frame (left vertical frame) 23 of the inner shoji 2 is an interior fitting having an outdoor side
A
A
外障子3は、召合框(右縦框)34の構成が内障子2と異なっており、その他の点においては、概ね内障子2と同様であるので、召合框34についてのみ説明し、外障子3の他の框材についての説明は省略する。
外障子3の召合框(右縦框)34は、アルミニウム等の金属材料により形成され中空部34aを有しているとともに、中空部34aの内周にパネル間口34bが形成されている。
召合框(右縦框)34の室内側面の外周端部には内障子2の召合框(左縦框)23の室外側面に当接する気密材sが取付けられており、外障子3の召合框34と内障子2の召合框23との間を通って外気が直接室内に入り込むことを防止してサッシの断熱性能を向上させている。
また、召合框(右縦框)34の室内側面にはクレセント受け82が取付けられている。
The outer shoji 3 is different from the inner shoji 2 in the configuration of the calling frame (right vertical frame) 34, and is otherwise substantially the same as the inner shoji 2, so only the calling frame 34 will be described. A description of other frames of the shoji screen 3 will be omitted.
The summing frame (right vertical frame) 34 of the shoji screen 3 has a
An airtight material s that is in contact with the outdoor side surface of the summing frame (left vertical frame) 23 of the inner shoji 2 is attached to the outer peripheral end of the indoor side surface of the summing frame (right vertical frame) 34, and The outside air is prevented from directly entering the room through a space between the calling frame 34 and the calling frame 23 of the inner shoji 2 to improve the heat insulating performance of the sash.
Further, a crescent receiver 82 is attached to the inside surface of the calling frame (right vertical frame) 34.
(補強材による耐火構造)
本実施形態の防火サッシにおいては、建具の重量がかかる下枠12の中空部内、及び、内障子2、外障子3を構成する縦框材の中空部内に、火災時に建具の形状を保つための補強部材が配置されている。以下に説明する。
−下枠−
図3に示すように、下枠12の中空部12a内には、スチールもしくはアルミ合金等からなる補強部材912が中空部12aの上面に固定されて配置されている。
補強部材912は、中空部の上面に固定される上壁部912aと上壁部912aの室外側端に連続する室外側壁部912bと室外側壁部912bの下端より室内方向に連続する底壁部912cと上壁部912aの室内側端から下方に連続する室内側壁部912dとからなる長尺部材として形成され、室外側壁部912bの上方位置の室内側面と下方位置の室外側面には、加熱により膨張する加熱膨張材fが排水路等に対向するように配置されており、火災時に排水路等を塞ぐことで、室内外の火炎や煙の連通を防止する。
また、室内側壁部912dには、断面略L字状の補助部材912eが取り付けられており、補助部材921eの上面には加熱により膨張する加熱膨張材fが配置されている。
(Fireproof structure with reinforcing material)
In the fire sash of this embodiment, for maintaining the shape of the fitting in the hollow portion of the
-Bottom frame-
As shown in FIG. 3, in the
The reinforcing
Further, an
−戸先框−
図2示すように、内、外障子2,3の戸先框24,33の室外側戸先框部241,331の中空部241a,331a内には、長手方向に沿ってスチールもしくはアルミニウム合金等からなる補強部材924,933が配置されており、内障子2の戸先框24のパネル間口24bに配置された金属材料からなるガラス外れ止め部材、及び、外障子3の戸先框33のパネル間口33bに配置された金属材料からなるガラス外れ止め部材にそれぞれビス等の固定手段により固定されている。
-Door frame-
As shown in FIG. 2, inside the
−召合框−
内障子2の召合框23の中空部231a内には、長手方向に沿ってスチールもしくはアルミニウム合金等からなり断面略U字状の補強部材923が開口部を室外側に向けて配置されており、断面略U字状の一側壁部が内障子2の召合框23のパネル間口23bに配置された金属材料からなるガラス外れ止め部材にビス等の固定手段により固定されている。
また、外障子3の召合框34の中空部34a内には、長手方向に沿ってスチールもしくはアルミニウム合金等からなり断面略U字状の補強部材934が開口部を室内側に向けて配置されており、断面略U字状を構成する内周側壁部934bが外障子3の召合框34のパネル間口34bに配置された金属材料からなるガラス外れ止め部材にビス等の固定手段により固定されている。
補強部材923,934の底面には、火災時に膨張する加熱膨張材fが配置されている。
-Call frame-
In the
In addition, a reinforcing
On the bottom surfaces of the reinforcing
−下框−
図1示すように、内、外障子2,3の下框22,32の室外側下框部221,321の上方中空部221a,321a内には、長手方向に沿ってスチールもしくはアルミニウム合金等からなる断面略U字状の補強部材が開口部を室内側に向けて配置されており、また、室外側下框部221,321の下方中空部221b,321b内の戸車aが存在しない部位には、長手方向に沿ってスチールもしくはアルミニウム合金等からなる断面略U字状の補強部材922,932が開口部を室内側に向けて配置されている。
− Lower frame −
As shown in FIG. 1, inside the upper
(戸車保護手段)
以上のように、本実施形態の防火サッシにおいては、下枠12及び障子2の縦框及び下框の中空部内に補強部材を配置して、火災時に障子2,3の形状を維持することで、室内外の煙の連通を遅らせるとともに、炎の連通による延焼を抑制している。
しかし、近年の建具においては、軽量化や断熱性の点から例えば障子の戸車等の部材として樹脂部材を多く使用しており、火災時に障子の戸車等の樹脂部材が溶融して障子がレールから脱落し、枠体から外れてしまったり、外れなくてもずれて隙間が生じて延焼する可能性があった。
(Door protection means)
As described above, in the fire sash of the present embodiment, the reinforcing members are arranged in the vertical frame of the
However, in recent years, from the viewpoint of weight reduction and heat insulation, resin members are often used as members such as shovel doors, and resin members such as shovel doors are melted during a fire and shoji slides from the rails. There is a possibility that it may fall off and come off from the frame, or even if it does not come off, a gap may occur and a fire may spread.
そこで、本実施形態の防火サッシにおいては、内、外障子2,3の下框22,32に、火災時に戸車を保護する戸車保護手段を設けることにより、内、外障子2,3の内、外案内レール121a,121bからの脱落を防止して、長期間に亘って防火性能を維持することを可能にしている。
以下、本実施形態における建具の戸車保護手段について、外障子3の下框32の戸先側の戸車を保護する戸車保護手段を用いて説明する。
Therefore, in the fireproof sash of the present embodiment, by providing the
Hereinafter, the door roller protecting means of the fitting in the present embodiment will be described by using the door roller protecting means for protecting the door roller on the door end side of the
本実施形態の建具における戸車保護手段6は、障子の下框の左右縦框近傍において案内溝に配置される戸車aの見付け方向両側に形成される。
外障子3の一方側(戸先側)に配置される戸車保護手段6は、例えば、図4(a)に示すように、縦框33と下框32との接合面に配置されるシーラー61によって構成されている。
シーラー61は、加熱により膨張する材料により形成されており、戸先框33の下框32の端面が当接する内周面に配置されており、戸先框33の内周面の下端位置まで覆うように接着等の手段により配置されている。
シーラー61には、下框32を固定するためのネジを挿通するためのネジ孔及び戸車aの高さ調節等をするための調節孔が設けられている。
The door roller protecting means 6 in the fitting of the present embodiment is formed on both sides in the finding direction of the door roller a arranged in the guide groove near the left and right vertical frames of the lower frame of the shoji.
The door roller protection means 6 arranged on one side (door end side) of the shoji screen 3 is, for example, as shown in FIG. 4A, a
The
The
一方、戸車aの他方側(召合せ側)に形成される戸車保護手段6は、例えば、図4(b)に示すように、下框32の室外側下框部321の下方中空部321b内に配置される補強部材932の見付け方向端部に設けられ、具体的には、補強部材932の端部に固定され、加熱膨張材を有する耐火材保持部材62によって構成されている。
耐火材保持部材62は、図5(a),(b)に示すように、スチールやアルミ合金等の金属材料からなる板材により形成され、補強部材932に対してネジ等の固定手段により固定するための固定部62aと、固定部62aから屈曲して延設されて形成される耐火材保持面62bとからなり、屈曲部分を垂線に対して傾斜させて形成されている。
On the other hand, the door roller protection means 6 formed on the other side (combination side) of the door roller a is, for example, in the lower
As shown in FIGS. 5A and 5B, the refractory
そのため、図5(c),(d)に示すように、耐火材保持部材62の固定部62aを補強部材932の見付け面932aにネジ等の固定手段により固定した状態においては、耐火材保持部材62の耐火材保持面62bは水平方向に対して若干下方に向かうように配置されることとなり、耐火材保持面62bに配置される加熱膨張材fは、膨張時に対向する戸車aに対してやや下方に向かうように膨張することとなる。
Therefore, as shown in FIGS. 5C and 5D, when the fixing
このように、障子の下框に配置された戸車aは、その走行方向両側位置には、図4(b)に示すように、縦框33の内周面に配置される加熱膨張材からなるシーラー61と、下框32の下方中空部321b内に配置される補強部材932の端部に固定される耐火材保持部材62の加熱膨張材fが配置されており、通常時には加熱膨張材によって見付け方向の両側から挟まれている。
そして、火災時には、図6に示すように、加熱膨張材からなるシーラー61と耐火材保持面62bの加熱膨張材fとが加熱により膨張することで、戸車aは走行方向両側から覆われることとなり、火災の火炎が戸車aの樹脂部分に接触することを防いで、戸車aの樹脂部分が早期に溶解することを抑制することができる。
ここで、加熱膨張材からなるシーラー61は、戸先框33の下框32の内周面の下端位置まで配置されており、耐火材保持面62bの加熱膨張材fはやや下方に向かって膨張するように配置されているので、膨張する加熱膨張材からなるシーラー61及び加熱膨張材fは戸車aの車輪と下レールとの隙間にまで至るように膨張し、車輪aの下方部分を覆うことができる。
In this way, the door roller a arranged on the lower frame of the shoji is made of a heat-expandable material arranged on the inner peripheral surface of the
Then, at the time of fire, as shown in FIG. 6, the
Here, the
以上のように、障子の下框の案内溝内に配置される戸車aの見付け方向両側に加熱膨張材からなる戸車保護手段を配置することにより、火災時に樹脂製の戸車aを膨張した加熱膨張材によって見付け方向から覆うことができ、溶解した戸車aが見込み方向に流れ落ちることを抑制し戸車aを保護することができる。
また、見付け方向から覆うので、車輪とレールとの間の狭くなる空間に対して広く開放されている方向から加熱膨張材が進入することができるので、狭い部分にまで加熱膨張材が充填されやすく、戸車を確実に覆って保護することができる。
さらに、戸車の戸先側に配置する戸車保護手段を、下框と縦框との接合面に配置される加熱膨張材よりなるシーラーによって形成することで、特別な部材は必要なく戸車保護手段を設けることができ、また、戸車の召合せ側に配置する戸車保護手段を、下框の中空部内に配置される補強部材の端部に固定して設けることにより、補強部材の取付と戸車保護手段の配置とを同時に行うことができ、施工性等を低下させることはない。
As described above, by arranging the door roller protection means made of the heat expansion material on both sides of the door roller a arranged in the guide groove of the lower frame of the shoji screen in the finding direction, the door roller a made of resin is expanded by heat in the event of fire. It can be covered with the material from the finding direction, and the melted door roller a can be prevented from flowing down in the prospective direction and the door roller a can be protected.
In addition, since the covering from the finding direction allows the heating expansive material to enter from a direction that is wide open to the narrow space between the wheel and the rail, it is easy to fill the narrow part with the heating expansive material. , The door roller can be surely covered and protected.
Furthermore, by forming the door roller protection means arranged on the door end side of the door roller by a sealer made of a heat-expandable material arranged on the joint surface between the lower frame and the vertical frame, a door roller protection means can be provided without any special member. Further, the door roller protecting means, which can be provided on the assembly side of the door roller, is fixed to the end portion of the reinforcing member arranged in the hollow portion of the lower frame so that the reinforcing member can be attached and the door roller protecting means. Can be performed at the same time, and the workability and the like will not be deteriorated.
なお、本発明は、上記実施形態において採用されているフラットレールタイプの引き違い建具に限定されるものではなく、下枠に形成されたレールに対して摺動自在に配置された建具であれば、どのような建具であっても良く、建具自体の構成についても何ら限定されるものではない。 It should be noted that the present invention is not limited to the flat rail-type sliding fittings used in the above-described embodiment, and any fittings slidably arranged with respect to the rail formed on the lower frame can be used. Any fitting may be used, and the structure of the fitting itself is not limited.
1 :枠体
11 :上枠
12 :下枠
12a :中空部
12b :ガイド溝
12c :ガイド溝
121 :下枠本体
121a :内案内レール
121b :外案内レール
121c :室外側部材
121d :上部壁
121e :上部壁
121f :案内条
121g :案内条
122 :下枠補助部材
123 :下枠レール間補助部材
124 :樹脂下部材
124a :上壁部
124b :室外側脚部
124c :室内側脚部
124d :顎部
125 :樹脂カバー部材
13 :左縦枠
14 :右縦枠
2 :内障子
3 :外障子
21 :上框
21a :案内溝
22 :下框
22a :案内溝
221 :室外側下框部
221a :上方中空部
221b :下方中空部
221c :室外側垂下片
222 :室内側下框部
222a :中空部
23 :左縦框(召合框)
24 :右縦框(戸先框)
31 :上框
32 :下框
321 :室外側下框部
321a :上方中空部
321b :下方中空部
321c :室外側垂下片
33 :左縦框(戸先框)
34 :右縦框(召合框)
6 :戸車保護手段
61 :シーラー
62 :耐火材保持部材
62a :固定部
62b :耐火材保持面
81 :クレセント錠
82 :クレセント受け
932 :補強部材
932a :見付け面
1: Frame 11: Upper frame 12:
24: Right vertical frame (toe frame)
31: Upper frame 32: Lower frame 321: Outdoor
34: Right vertical stile
6: Door roller protection means 61: Sealer 62: Refractory
Claims (1)
障子の下框の戸車の走行方向両側位置には、火災時に戸車に向かって膨張する加熱膨張材が設けられている
ことを特徴とする建具。 It has a frame that is placed in the building opening, and a shoji that has a door frame made of resin on the lower frame and that can be opened and closed freely inside the frame.
Joinery characterized in that heating expanders that expand toward the door car in the event of a fire are provided on both sides of the lower frame of the shoji screen in the running direction of the door car.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016207269A JP6682418B2 (en) | 2016-10-21 | 2016-10-21 | Fire sash |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016207269A JP6682418B2 (en) | 2016-10-21 | 2016-10-21 | Fire sash |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018066244A JP2018066244A (en) | 2018-04-26 |
JP6682418B2 true JP6682418B2 (en) | 2020-04-15 |
Family
ID=62085881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016207269A Active JP6682418B2 (en) | 2016-10-21 | 2016-10-21 | Fire sash |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6682418B2 (en) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6841644B2 (en) * | 2016-12-09 | 2021-03-10 | Ykk Ap株式会社 | Shoji and fittings |
JP7266134B2 (en) * | 2018-10-10 | 2023-04-27 | 不二サッシ株式会社 | Lower frame and fittings |
JP7076352B2 (en) * | 2018-10-10 | 2022-05-27 | 不二サッシ株式会社 | Lower frame and fittings |
JP6775619B2 (en) * | 2019-01-31 | 2020-10-28 | 株式会社Lixil | sash |
JP7178281B2 (en) * | 2019-02-01 | 2022-11-25 | 三協立山株式会社 | Fittings |
JP7228734B2 (en) * | 2019-02-01 | 2023-02-24 | 三協立山株式会社 | Fittings |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITMI20051512A1 (en) * | 2005-08-02 | 2007-02-03 | Meverin Srl | FUME HOLDING DEVICE FOR FIRE SLIDING DOOR |
JP6155003B2 (en) * | 2012-09-27 | 2017-06-28 | 株式会社Lixil | sash |
JP6420527B2 (en) * | 2013-01-10 | 2018-11-07 | 株式会社Lixil | Opening device |
KR101559666B1 (en) * | 2014-04-30 | 2015-10-13 | 임재경 | Noninflammable Pad Gasket for Fire Door |
JP6322084B2 (en) * | 2014-08-11 | 2018-05-09 | 株式会社Lixil | Draw sash |
JP6277089B2 (en) * | 2014-08-26 | 2018-02-07 | Ykk Ap株式会社 | Shoji and joinery |
-
2016
- 2016-10-21 JP JP2016207269A patent/JP6682418B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018066244A (en) | 2018-04-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6682418B2 (en) | Fire sash | |
JP6715728B2 (en) | Fire sash | |
JP5658079B2 (en) | sash | |
JP2013144877A (en) | Fixture | |
JP6141170B2 (en) | Joinery | |
JP7061218B2 (en) | Joinery | |
JP6128889B2 (en) | Fire protection structure of window shutter bottom frame | |
JP2020112026A (en) | Shutter fitting | |
JP6711733B2 (en) | Fire sash | |
JP6778039B2 (en) | Joinery | |
JP6553441B2 (en) | Joiner | |
JP6785123B2 (en) | Joinery | |
JP6158545B2 (en) | Fireproof structure of window shutter vertical frame | |
JP6796701B2 (en) | Insulated sash | |
JP5785039B2 (en) | Fire protection structure of window shutter bottom frame | |
JP6850563B2 (en) | Fire protection sash | |
JP6841951B2 (en) | Joinery | |
JP2014227780A (en) | Double-hung window | |
JP2014173250A (en) | Door and fitting | |
JP2014070433A (en) | Sash | |
JP6691100B2 (en) | Joinery | |
JP7011915B2 (en) | Mounting structure of the vertical frame of the window shutter | |
JP6701318B2 (en) | Joinery | |
JP6664295B2 (en) | Fire protection sash | |
JP6764729B2 (en) | Fire protection sash |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190423 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200310 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200325 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6682418 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |