JP6681692B2 - 混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送方法および装置 - Google Patents

混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送方法および装置 Download PDF

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Description

本願発明は、無線通信技術領域に関し、特に、混合ビームフォーミングのマルチユーザ多入力多出力(MIMO:Multiple Input Multiple Output)技術における共通信号伝送方法および装置に関する。
スマート端末の普及・応用、および新たな移動業務の需要の持続的な増加につれて、無線伝送速度の要求は、指数関数的に増加する。このため、LTEを初めとする第4世代移動通信技術(4G)の応用が普及しているに当たって、第5世代移動通信技術(5G)の研究開発が幕を開けた。4Gに比べると、5Gは、若干の肝心な技術指標を満たす必要があり、例えば、1)伝送速度が10〜100倍だけ向上し、ユーザの体感速度が1Gb/sに達することが可能であり、ユーザのピーク速度が10Gb/s以上に達することが可能であること、2)接続されるデバイスの密度が10〜100倍だけ向上し、1平方キロメートル当たり数百万個に達することなどである。上記の肝心な技術指標を目指すとともに、現在の周波数リソースが逼迫していることを考慮すると、5Gの研究において、高周波数帯域の周波数リソースを用いた大規模MIMO(Massive MIMO)の無線通信環境を応用することにより、空間次元の無線リソースを深く掘り起こして利用し、未来の移動通信の周波数利用効率および電力効率の問題を解決する考えが提案されている。
大規模MIMO無線通信技術の基本的な特徴は、基地局のカバーエリア内に数十本、ひいては、数百本以上のアンテナが配置され、これらアンテナが大規模アレイ方式で集中して置かれることである。基地局のカバーエリア内に分布している複数のユーザは、同一の時間周波数リソースで、基地局の大規模アンテナ配置によって提供される空間自由度を利用して、同時に基地局と通信し、周波数リソースの複数のユーザの間における多重化能力、各ユーザリンクの周波数利用効率、およびセル間の干渉に抵抗する能力を向上させることにより、周波数リソースの全体の利用率を大幅に向上させる。これとともに、基地局の大規模アンテナ配置によって提供されるダイバーシティ利得およびアレイ利得を利用して、各ユーザと基地局との間の通信の電力効率もさらに著しく向上することができる。
高周波数帯域の周波数リソースは、波形が短いため、このようなアンテナ素子が密集して配置される大規模MIMO技術に好適に適用されるが、同時に大きな伝送損失も有する。加えて、大規模MIMO技術は、基地局側のアンテナ数の顕著な増加による無線伝送技術の「ボトルネック」を突破する必要もある。これは、大規模MIMO伝送技術が従来のMIMO伝送技術と異なることを意味する。このため、大規模MIMOの通信シナリオに適する無線伝送技術を求める必要がある。
一方、大規模MIMO技術の実現において、各アンテナ素子ごとに1つのRFチェーンを取り付けると、実現の複雑度、並びに、電力消耗およびコストを増大させることが考慮される。混合ビームフォーミング技術が、複数のアンテナ素子で1つのRFチェーンを共有することを可能にし、大規模MIMO技術の低コストの実行可能な構成になり、無線通信分野の研究のホットスポットとなっている。
ユーザ信号については、混合ビームフォーミング技術において、相応のユーザへの伝送カバーを実現するために、ユーザ固有(UE−specific)のビームフォーミング技術を用いることができるが、共通信号については、現在、混合ビームフォーミング技術に対する相応の伝送技術がないため、高周波数帯域の周波数リソースの大きな伝送損失により、混合ビームフォーミング技術において、共通信号のカバーエリアが大きな影響を受けることになる。
これに鑑みて、本願発明では、混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送方法を提供する一方、混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送装置を提供することにより、高周波数リソースの経路損失に対抗し、共通信号の混合ビームフォーミング技術における有効な範囲カバーを実現する。
本願発明で提供された混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送方法は、送信対象のアナログ共通信号を取得し、異なるRFチェーンに対して、アナログビームフォーミングコードブックの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとし、前記アナログビームフォーミングベクトルを用いて、前記異なるRFチェーンにおける送信対象のアナログ共通信号に対して、アナログビームフォーミングを行い、アナログビームフォーミングが行われた各RFチェーンにおける共通信号ビームを送信する、ことを含む。
1つの実施形態において、該方法は、前記アナログビームフォーミングコードブックにおけるコードワードを少なくとも2つのコードワードグループに区分し、各コードワードグループそれぞれに含まれるコードワードの数量を少なくとも1つにする、ことをさらに含むことができ、前記異なるRFチェーンに対して、アナログビームフォーミングコードブックの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとすることは、隣接するタイムスロットにおいて、異なるコードワードグループを選択し、異なるRFチェーンに対して、選択されたコードワードグループの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとする、ことを含む。
ここで、ユーザの分布に応じて、前記アナログビームフォーミングコードブックにおけるコードワードを少なくとも2つのコードワードグループに区分する。
他の実施形態において、前記送信対象のアナログ共通信号を取得する前に、前記送信対象のアナログ共通信号を生成するためのデジタル共通信号を取得し、各RFチェーンごとに、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンに異なる巡回シフトを用いる原則に従って、巡回シフトを用いて、デジタルビームフォーミングベクトルを生成することにより、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンの共通信号受信電力の重ね合わせを実現し、デジタルベースバンドにおいて、前記デジタルビームフォーミングベクトルを用いて、前記各RFチェーンにおけるデジタル共通信号に対して、デジタルビームフォーミングを行う、ことをさらに含む。
ここで、該方法は、チャネルインパルス応答の最大マルチパス遅延スプレッドおよび離散フーリエ変換の点数から、前記巡回シフトを算出する、ことをさらに含むことができる。
本願発明で提供された混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送装置は、送信対象のアナログ共通信号を取得するアナログ共通信号取得モジュールと、異なるRFチェーンに対して、アナログビームフォーミングコードブックの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとするアナログビームフォーミングベクトル生成モジュールと、前記アナログビームフォーミングベクトルを用いて、前記異なるRFチェーンにおける送信対象のアナログ共通信号に対して、アナログビームフォーミングを行うアナログビームフォーミングモジュールと、アナログビームフォーミングが行われた各RFチェーンにおける共通信号ビームを送信する信号送信モジュールと、を含む。
1つの実施形態において、該装置は、前記アナログビームフォーミングコードブックにおけるコードワードを少なくとも2つのコードワードグループに区分し、各コードワードグループそれぞれに含まれるコードワードの数量を少なくとも1つにするコードワードグループ区分モジュールをさらに含み、前記アナログビームフォーミングベクトル生成モジュールは、隣接するタイムスロットにおいて、異なるコードワードグループを選択し、異なるRFチェーンに対して、選択されたコードワードグループの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとする。
ここで、前記コードワードグループ区分モジュールは、ユーザの分布に応じて、前記アナログビームフォーミングコードブックにおけるコードワードを少なくとも2つのコードワードグループに区分する。
他の実施形態において、該装置は、前記送信対象のアナログ共通信号を生成するためのデジタル共通信号を取得するデジタル共通信号取得モジュールと、各RFチェーンごとに、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンに異なる巡回シフトを用いる原則に従って、巡回シフトを用いて、デジタルビームフォーミングベクトルを生成することにより、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンの共通信号受信電力の重ね合わせを実現するデジタルビームフォーミングベクトル生成モジュールと、デジタルベースバンドにおいて、前記デジタルビームフォーミングベクトルを用いて、前記各RFチェーンにおけるデジタル共通信号に対して、デジタルビームフォーミングを行うデジタルビームフォーミングモジュールと、をさらに含む。
ここで、該装置は、チャネルインパルス応答の最大マルチパス遅延スプレッドおよび離散フーリエ変換の点数から、巡回シフトを算出し、前記巡回シフトを前記デジタルビームフォーミングベクトル生成モジュールに提供する巡回シフト算出モジュールをさらに含むことができる。
上述した解決手段からわかるように、本願発明において、アナログRFフロントエンドで、異なるRFチェーンに対して、アナログビームフォーミングコードブックの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとし、異なるRFチェーンにおける送信対象のアナログ共通信号に対して、アナログビームフォーミングを行うことにより、高周波数リソースの経路損失に対抗することができ、共通信号も、混合ビームフォーミング技術において有効な範囲カバーを実現することができる。
さらに、アナログビームフォーミングコードブックにおけるコードワードを少なくとも2つのコードワードグループに区分し、隣接するタイムスロットにおいて、異なるコードワードグループを選択し、異なるRFチェーンに対して、選択されたコードワードグループの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとすることにより、共通信号の混合ビームフォーミング技術における有効なカバー範囲をさらに向上させることができる。
また、さらに、デジタルベースバンドのバックエンドで、各RFチェーンごとに、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンに異なる巡回シフトを用いる原則に従って、巡回シフトを用いて、デジタルビームフォーミングベクトルを生成し、各RFチェーンにおけるデジタル共通信号に対して、デジタルビームフォーミングを行うことにより、共通信号の混合ビームフォーミング技術における有効なカバー範囲およびロバスト性をさらに向上させる。
本願発明の実施例1の混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送方法の例示的なフローチャートである。 本願発明の実施例1の混合ビームフォーミング技術における共通信号を処理する例示的な原理模式図である。 本願発明の実施例1におけるアンテナモデルの電力パターン模式図である。 本願発明の実施例1の混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送装置の例示的な構成図である。 本願発明の実施例2の混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送方法の例示的なフローチャートである。 本願発明の実施例2の混合ビームフォーミング技術における共通信号を処理する例示的な原理模式図である。 本願発明の実施例2におけるアンテナモデルの電力パターン模式図である。 本願発明の実施例2の混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送装置の例示的な構成図である。 本願発明の実施例3の混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送方法の例示的なフローチャートである。 本願発明の実施例3の混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送方法の例示的なフローチャートである。 本願発明の実施例3の混合ビームフォーミング技術における共通信号を処理する例示的な原理模式図である。 本願発明の実施例3の混合ビームフォーミング技術における共通信号を処理する例示的な原理模式図である。 本願発明の実施例3におけるアンテナモデルの電力パターン模式図である。 本願発明の実施例3におけるユーザ機器の有効チャネルインパルス応答(ECIR)の模式図である。 本願発明の実施例3の混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送装置の例示的な構成図である。 本願発明の実施例3の混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送装置の例示的な構成図である。 実施例1における構成と従来の構成とを対比する場合のアンテナモデルの電力パターンシミュレーション図である。 実施例2における構成と従来の構成とを対比する場合のアンテナモデルの電力パターンシミュレーション図である。 実施例3における構成と従来の構成とを対比する場合のアンテナモデルの電力パターンシミュレーション図である。
本願発明において、混合ビームフォーミング技術とは、デジタルビームフォーミングとアナログビームフォーミングをジョイントした混合構成を指す。具体的には、デジタルビームフォーミングとは、デジタル領域で信号に対してビームフォーミングを行うことを指し、アナログビームフォーミングとは、アナログ領域で信号に対してビームフォーミングを行うことを指す。
共通信号は、共通チャネルにおいて伝送される信号を指し、ユーザデータ以外の全ての他のデータを含む。例えば、LTE/LTE−Aシステムにおいて、共通信号は、CSI−RS、discovery signal(DS)を含む。
高周波数帯域の周波数リソースの大きな伝送損失による共通信号の伝送距離への影響を克服するために、本願発明では、共通信号に対して、ビームフォーミング方式で伝送を行うことが考慮される。また、共通信号は、セル全体内で有効なフルカバーを実現する必要があることを考慮するので、ユーザ固有のビームフォーミング方式を用いることができない。このため、本願発明では、異なるRFチェーンに対して、アナログビームフォーミングコードブックの中から、異なるビームフォーミング重みベクトルを選択して、前記異なるRFチェーンにおける送信対象のアナログ共通信号に対して、アナログビームフォーミングを行うことにより、混合ビームフォーミング技術における共通信号の伝送を実現することが考慮される。
本願発明の解決手段およびメリットをさらに明確にするために、以下、実施例および図面を参照して、本願発明をさらに詳しく説明する。
(実施例1)
図1は、本願発明の実施例1の混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送方法の例示的なフローチャートである。図1に示すように、この方法は、基地局側に適用され、具体的に、以下のような処理過程を含むことができる。
ステップ101で、基地局は、送信対象のアナログ共通信号を取得する。
本ステップにおいて、送信対象のアナログ共通信号は、デジタル共通信号に対してデジタル−アナログ変換を行って得られた信号である。
図2は、本願発明の実施例1の混合ビームフォーミング技術における共通信号を処理する例示的な原理模式図である。図2に示すように、信号Saが送信対象のアナログ共通信号である。
ステップ102で、異なるRFチェーン(RF chain)に対して、アナログビームフォーミングコードブックの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとする。
本ステップにおいて、異なるコードワードを選択するのは、異なる方向で共通信号が外へ伝搬することを可能にするためである。ここで、アナログビームフォーミングコードブックにおけるコードワードの多少は、通常、アンテナベンダーによって予め設定されたものであり、コードワードが多いほど、柔軟性が大きくなることを表し、相応のコスト価格も高くなる。
本実施例では、システムにおいて4本のRFチェーンが配置され、かつ、コードブックに8つのコードワードが含まれる場合を例として、コードブックが
であると仮定する。ここで、a(φ)は、RFチェーンに対応するアンテナサブアレイのアレイ応答ベクトルであり、即ち、コードブックにおけるコードワードであり、φは、相応の発射角(AoD)である。
本実施例では、4本のRFチェーンに対して、それぞれ、コードワード
であってよい。
もちろん、実際の応用では、それぞれ、コードワード
具体的に選択する際に、選択されるコードワードに対応するビーム方向がセル内で均一なカバーを実現するように、即ち、隣接する2つのビーム間の夾角が等しいようにする原則に従うことができる。もちろん、実際の必要に応じて、不均一な分布の選択を行ってもよい。例えば、隣接する2つのビーム間の夾角が等しくなくてもよい。
ステップ103で、前記アナログビームフォーミングベクトルを用いて、前記異なるRFチェーンにおける送信対象のアナログ共通信号に対して、アナログビームフォーミングを行う。
本ステップにおいて、上述したシステムにおいて4本のRFチェーンが配置され、かつ、コードブックに8つのコードワードが含まれる場合に基づき、図2に示す原理図に対応すると、
ステップ104で、アナログビームフォーミングが行われた各RFチェーンにおける共通信号ビームを送信する。
図3は、本実施例1の上述したシステムにおいて4本のRFチェーンが配置され、かつ、コードブックに8つのコードワードが含まれる場合に基づくアンテナモデルの電力パターン模式図を示す。図3に示すように、本実施例における共通信号は、カバー可能な角度が、0、π/2、πおよび3π/2の方向である。
本実施例1において、全て(例えば、上記の4本)のRFチェーンが全部使用される場合を例として説明しているが、実際の応用では、そのうちの一部分のみのRFチェーンを選択して使用することも可能である。
なお、上記の実施例1および図1において、デジタルビームフォーミングが含まれないものの、アナログ共通信号を取得する前に、デジタルビームフォーミングベクトルD(k)=[1111]を用いて、デジタル共通信号に対して、デジタルビームフォーミングを行ったと理解してもよい。
図4は、本願発明の実施例1の混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送装置の例示的な構成図である。図4に示すように、この装置は、アナログ共通信号取得モジュール401と、アナログビームフォーミングベクトル生成モジュール402と、アナログビームフォーミングモジュール403と、信号送信モジュール404と、を含むことができる。
ここで、アナログ共通信号取得モジュール401は、送信対象のアナログ共通信号を取得する。
アナログビームフォーミングベクトル生成モジュール402は、異なるRFチェーンに対して、アナログビームフォーミングコードブックの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとする。
アナログビームフォーミングモジュール403は、前記アナログビームフォーミングベクトルを用いて、前記異なるRFチェーンにおける送信対象のアナログ共通信号に対して、アナログビームフォーミングを行う。
信号送信モジュール404は、アナログビームフォーミングが行われた各RFチェーンにおける共通信号ビームを送信する。ここで、信号送信モジュール404は、各RFチェーンに対応するアンテナサブアレイを含むことができる。
図4に示す装置における各機能モジュールの具体的な動作は、図1に示す方法における各ステップの具体的な動作と一致することができ、ここで説明を省略する。
(実施例2)
図5は、本願発明の実施例2の混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送方法の例示的なフローチャートである。図5に示すように、この方法は、基地局側に適用され、具体的に、以下のような処理過程を含むことができる。
ステップ501で、アナログビームフォーミングコードブックにおけるコードワードを少なくとも2つのコードワードグループに区分し、各コードワードグループそれぞれに含まれるコードワードの数量を少なくとも1つにする。
同様に、実施例1に記載のシステムにおいて4本のRFチェーンが配置され、かつ、コードブックに8つのコードワードが含まれる場合を例とすると、前記8つのコードワードは、2つのグループに区分することができる。例えば、a(0)、a(π/2)、a(π)、およびa(3π/2)を1つのコードワードグループに区分し、例えば、第1コードワードグループと記し、a(π/4)、a(3π/4)、a(5π/4)、およびa(7π/4)を他のコードワードグループに区分し、例えば、第2コードワードグループと記する。
もちろん、実際の応用では、実際の状況に応じて、8つのコードワードは、他の数量のグループに区分されることも可能である。
実際の応用では、本ステップ501は、コードワードグループを予め区分しておき、または、初回に本方法を実行する際に1回実行され、その後にコードワードグループの区分結果を直接に使用するようにしてもよく、あるいは、必要がある場合に、コードワードグループを改めて区分し、例えば、ユーザの分布に応じて、改めて、a(0)、a(π/4)、a(π/2)、およびa(3π/4)を第1コードワードグループに区分し、a(π)、a(5π/4)、a(3π/2)、およびa(7π/4)を第2コードワードグループに区分するようにしてもよい。
ステップ502で、送信対象のアナログ共通信号を取得する。
本ステップ502の具体的な実現方式は、ステップ101と一致してもよい。
図6は、本願発明の実施例2の混合ビームフォーミング技術における共通信号を処理する例示的な原理模式図である。図6に示すように、信号Saが送信対象のアナログ共通信号である。
ステップ503で、隣接するタイムスロットにおいて、異なるコードワードグループを選択し、異なるRFチェーンに対して、選択されたコードワードグループの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとする。
例えば、上述した第1コードワードグループおよび第2コードワードグループに区分される場合、第1タイムスロットにおいて、第1コードワードグループを選択して、相応に第1アナログビームフォーミングベクトル
を得、これによって類推するようにしてもよい。ここでの第1タイムスロット、第2タイムスロット、第3タイムスロット、第4タイムスロットは、時間的な順序を表すものにすぎず、真正のタイムスロット番号に対応するものではない。例えば、第1タイムスロットは、フレーム構造におけるタイムスロット#0(TS#0)に対応することができ、第2タイムスロットは、フレーム構造におけるタイムスロット#1(TS#1)に対応することができるなどである。
ステップ504で、前記アナログビームフォーミングベクトルを用いて、前記異なるRFチェーンにおける送信対象のアナログ共通信号に対して、アナログビームフォーミングを行う。
本ステップにおいて、上述した第1コードワードグループおよび第2コードワードグループに区分される場合に基づき、図5に示す原理図に対応すると、
となることが可能であり、ここで、tは時間変数である。
同様に、上式における1,3,5,7…および2,4,6,8…などは、時間的な順序を表すものにすぎず、真正のタイムスロット番号に対応するものではない。
ステップ505で、アナログビームフォーミングが行われた各RFチェーンにおける共通信号ビームを送信する。
図7aおよび図7bは、本実施例2の上述したシステムにおいて4本のRFチェーンが配置され、かつ、コードブックにおけるコードワードが第1コードワードグループおよび第2コードワードグループに区分される場合に基づくアンテナモデルの電力パターン模式図を示す。本実施例における共通信号は、図7aに示すように、あるタイムスロットにおけるカバー可能な角度が、0、π/2、π、および3π/2の方向であり、他のタイムスロットにおいて、図7bに示すように、π/4、3π/4、5π/4、および7π/4の方向をカバーすることができる。このように、実施例1の構成に比べて、実施例2の構成は、共通信号の有効なカバー範囲をさらに向上させることができる。
本実施例2において、同様に、全て(例えば、上記の4本)のRFチェーンが全部使用される場合を例として説明しているが、実際の応用では、そのうちの一部分のみのRFチェーンを選択して使用することも可能であり、これと相応して、コードワードグループの数量も上記の2つに限らない。例えば、そのうちの2本のみのRFチェーンを使用すれば、上述した8つのコードワードの場合は、コードワードグループに4つのグループがあってもよい。
なお、上記の実施例2および図5において、デジタルビームフォーミングが含まれないものの、アナログ共通信号を取得する前に、デジタルビームフォーミングベクトルD(k)=[1111]を用いて、デジタル共通信号に対して、デジタルビームフォーミングを行ったと理解してもよい。
図8は、本願発明の実施例2の混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送装置の例示的な構成図である。図8に示すように、この装置は、コードワードグループ区分モジュール801と、アナログ共通信号取得モジュール802と、アナログビームフォーミングベクトル生成モジュール803と、アナログビームフォーミングモジュール804と、信号送信モジュール805と、を含むことができる。
ここで、コードワードグループ区分モジュール801は、前記アナログビームフォーミングコードブックにおけるコードワードを少なくとも2つのコードワードグループに区分し、各コードワードグループそれぞれに含まれるコードワードの数量を少なくとも1つにする。
アナログ共通信号取得モジュール802は、送信対象のアナログ共通信号を取得する。
アナログビームフォーミングベクトル生成モジュール803は、隣接するタイムスロットにおいて、異なるコードワードグループを選択し、異なるRFチェーンに対して、選択されたコードワードグループの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとする。
アナログビームフォーミングモジュール804は、前記アナログビームフォーミングベクトルを用いて、前記異なるRFチェーンにおける送信対象のアナログ共通信号に対して、アナログビームフォーミングを行う。
信号送信モジュール805は、アナログビームフォーミングが行われた各RFチェーンにおける共通信号ビームを送信する。ここで、信号送信モジュール805は、各RFチェーンに対応するアンテナサブアレイを含むことができる。
図8に示す装置における各機能モジュールの具体的な動作は、図5に示す方法における各ステップの具体的な動作と一致することができ、ここで説明を省略する。
(実施例3)
本実施例3では、上記の実施例1および実施例2のうちのいずれかの実施例を基にして、共通信号に対してデジタルビームフォーミングを行う処理を追加することができる。
図9aおよび図9bは、本願発明の実施例3の混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送方法の例示的なフローチャートである。この方法は、基地局側に適用され、図9aおよび図9bに示すように、以下のような処理過程を含むことができる。
ステップ901で、前記送信対象のアナログ共通信号を生成するためのデジタル共通信号を取得する。
図10aおよび図10bは、本願発明の実施例3の混合ビームフォーミング技術における共通信号を処理する例示的な原理模式図である。図10aおよび図10bに示すように、信号Sdが前記デジタル共通信号であり、Saが対応のアナログ共通信号である。
ステップ902で、各RFチェーンごとに、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンに異なる巡回シフトを用いる原則に従って、取得された巡回シフトを用いて、デジタルビームフォーミングベクトルを生成することにより、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンの共通信号受信電力の重ね合わせを実現する。好ましくは、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンの共通信号受信電力を、直交重ね合わせまたは準直交重ね合わせを実現するようにしてもよい。
本ステップにおいて、各巡回シフトは、チャネルインパルス応答の最大マルチパス遅延スプレッドおよび離散フーリエ変換の点数から算出できる。
例えば、数式
によって、巡回シフトを算出してもよい。
ここで、Mは、有効チャネルインパルス応答(ECIR:Effective Channel Impulse Response)の最大マルチパス遅延スプレッドであり、NFFTは、離散フーリエ変換の点数であり、k=0,1,…,M−1である。
ここで、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンには、異なる巡回シフトを用い、指向が隣接しないビームに対応するRFチェーンには、同じまたは異なる巡回シフトを用いてもよい。例えば、選択可能な巡回シフトが多くない場合、指向が隣接しないビームに対応するRFチェーンには、同じ巡回シフトを用いることができ、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンには、異なる巡回シフトを用いることを保証すればよく、このように、周波数選択性が強いチャネルシナリオに適応することができる。
同様に、実施例1および実施例2に記載のシステムにおいて4本のRFチェーンが配置され、かつ、コードブックに8つのコードワードが含まれる場合を例として、得られる巡回シフトが、n1=0、n2=NFFT/2であると仮定すると、4本のRFチェーンのうち、RFチェーン1およびRFチェーン3にはn1を用いることができ、RFチェーン2およびRFチェーン4にはn2を用いることができる。これと相応して、下記のようなデジタルビームフォーミングベクトル
を生成することができる。
実際には、上記の実施例1および実施例2において、アナログ共通信号を取得する前に、デジタルビームフォーミングベクトルD(k)=[1111]を用いて、デジタル共通信号に対して、デジタルビームフォーミングを行ったと理解してもよい。
ステップ902によると、巡回シフトが取得されるとともに、異なる巡回シフトを用いるRFチェーンが、指向が隣接するビームに対応することも決定される。このように、図9aのステップ102、および図9bのステップ503における、異なるRFチェーンに対して、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとする際に、ステップ902で異なる巡回シフトを用いることが決定されたRFチェーンに対して、指向が隣接するビームに対応可能な異なるコードワードが選択されることになる。
ステップ903で、デジタルベースバンドにおいて、前記デジタルビームフォーミングベクトルを用いて、前記各RFチェーンにおけるデジタル共通信号に対して、デジタルビームフォーミングを行う。
その後、デジタルビームフォーミングが行われた信号に対して、逆フーリエ変換およびデジタル−アナログ変換などを行って、送信対象のアナログ共通信号を生成し、そして、図9aに示すように、図1に示すフローを引き続いて実行し、または、図9bに示すように、図5に示すフローを引き続いて実行することが可能になり、ここで一つ一つの説明を省略する。
図11は、本実施例3の上述したシステムにおいて4本のRFチェーンが配置され、かつ、コードブックに8つのコードワードが含まれる場合に基づくアンテナモデルの電力パターン模式図を示す。図11に示すように、本実施例における共通信号は、カバー角度が0、π/2、π、および3π/2の方向である場合、いずれか2つの角度の間でエネルギーの重ね合わせを実現することにより、いずれか2つの角度の間のカバー範囲が拡大される。
図11に示すように、ユーザ機器1(UE1)、UE3、UE5、UE7は、それぞれ、異なるビームによって直接にカバーされ、UE2は、ビーム1およびビーム2によってジョイントカバーされ、UE4は、ビーム2およびビーム3によってジョイントカバーされ、UE6は、ビーム3およびビーム4によってジョイントカバーされ、UE8は、ビーム4およびビーム1によってジョイントカバーされる。
図12は、UE1、UE2、およびUE3の有効チャネルインパルス応答(ECIR)の模式図を示す。次に、UE3を例として、巡回シフトを用いてデジタルビームフォーミングを行う場合、および、巡回シフトを用いずデジタルビームフォーミングを行う場合の、ユーザ機器の信号受信電力、確率密度関数(PDF)、平均値、および分散などの状況について、下記のように対比する。
巡回シフトなしの場合、
巡回シフトありの場合、
比較によって分かるように、巡回シフトを用いてデジタルビームフォーミングを行う場合に得られた信号受信電力の分散は、巡回シフトを用いずデジタルビームフォーミングを行う場合に得られた信号受信電力の分散より小さいため、ロバスト性能が良い。
図13aおよび図13bは、本願発明の実施例3の混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送装置の例示的な構成図である。図13aおよび図13bに示すように、この装置は、実施例1に示す装置または実施例2に示す装置に加えて、デジタル共通信号取得モジュール1301と、デジタルビームフォーミングベクトル生成モジュール1302と、デジタルビームフォーミングモジュール1303と、をさらに含むことができる。
ここで、デジタル共通信号取得モジュール1301は、前記送信対象のアナログ共通信号を生成するためのデジタル共通信号を取得する。
デジタルビームフォーミングベクトル生成モジュール1302は、各RFチェーンごとに、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンに異なる巡回シフトを用いる原則に従って、巡回シフトを用いて、デジタルビームフォーミングベクトルを生成することにより、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンの共通信号受信電力の重ね合わせを実現する。好ましくは、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンの共通信号受信電力を、直交重ね合わせまたは準直交重ね合わせを実現するようにしてもよい。
デジタルビームフォーミングモジュール1303は、デジタルベースバンドにおいて、前記デジタルビームフォーミングベクトルを用いて、前記各RFチェーンにおけるデジタル共通信号に対して、デジタルビームフォーミングを行う。
ここで、巡回シフトは、チャネルインパルス応答の最大マルチパス遅延スプレッドおよび離散フーリエ変換の点数から算出できる。これと相応して、この装置は、チャネルインパルス応答の最大マルチパス遅延スプレッドおよび離散フーリエ変換の点数から、巡回シフトを算出し、前記巡回シフトを前記デジタルビームフォーミングベクトル生成モジュール1302に提供する巡回シフト算出モジュール1304をさらに含むことができる。
次に、シミュレーション例示によって、上記の3つの実施例における構成と、ビームフォーミングなしの場合の従来の構成とを、カバー範囲について説明する。図14から図16に示すように、図中において、やや左側に寄せた淡い色の楕円形の領域は、従来の構成におけるアンテナモデルの電力パターンシミュレーション図に対応するものであり、やや右側に寄せた少し濃い色の楕円形の領域は、本願発明の構成におけるアンテナモデルの電力パターンシミュレーション図に対応するものである。
具体的なシミュレーションパラメータは、表1に示す通りである。
図14は、実施例1における構成と従来の構成とを対比する場合のアンテナモデルの電力パターンシミュレーション図である。アナログビームフォーミングベクトルは、
A=diag[a(π/9) a(-π/9)]である。
ここから分かるように、実施例1における構成は、従来の構成よりも、有効なカバー距離が遠くなり、高周波数リソースの経路損失に有効に対抗することができる。実施例1における構成は、有効なカバー範囲が角度によって変化する。
図15は、実施例2における構成と従来の構成とを対比する場合のアンテナモデルの電力パターンシミュレーション図である。ここで、アナログビームフォーミングベクトルは、AI=diag[a(π/9) a(-π/9)]、A||=diag[a(π/6) a(-π/6)]である。
ここから分かるように、実施例2における構成は、時分割多重化(TDM)モードで、2つのグループのビームフォーミングベクトルの間で動的なビームフォーミングを行うことにより、実施例1における構成に比べて、カバー範囲をある程度で向上させることができる。
図16は、実施例3における構成と従来の構成とを対比する場合のアンテナモデルの電力パターンシミュレーション図である。ここで、アナログビームフォーミングベクトルは、A=diag[a(π/9) a(-π/9)]であり、デジタルビームフォーミングベクトルは、D(k)=[1 e-jkπ]Tである。
ここから分かるように、実施例3における構成は、有効でかつ良いロバスト性のカバー範囲を提供することができる。
401 アナログ共通信号取得モジュール
402 アナログビームフォーミングベクトル生成モジュール
403 アナログビームフォーミングモジュール
404 信号送信モジュール
801 コードワードグループ区分モジュール
802 アナログ共通信号取得モジュール
803 アナログビームフォーミングベクトル生成モジュール
804 アナログビームフォーミングモジュール
805 信号送信モジュール
1301 デジタル共通信号取得モジュール
1302 デジタルビームフォーミングベクトル生成モジュール
1303 デジタルビームフォーミングモジュール
1304 巡回シフト算出モジュール

Claims (8)

  1. 混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送方法であって、
    送信対象のアナログ共通信号を生成するためのデジタル共通信号を取得し、
    各RFチェーンごとに、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンに異なる巡回シフトを用いる原則に従って、巡回シフトを用いて、デジタルビームフォーミングベクトルを生成することにより、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンの共通信号受信電力の重ね合わせを実現し、
    デジタルベースバンドにおいて、前記デジタルビームフォーミングベクトルを用いて、前記各RFチェーンにおけるデジタル共通信号に対して、デジタルビームフォーミングを行い、
    前記送信対象のアナログ共通信号を取得し、
    異なるRFチェーンに対して、アナログビームフォーミングコードブックの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとし、
    前記アナログビームフォーミングベクトルを用いて、前記異なるRFチェーンにおける送信対象のアナログ共通信号に対して、アナログビームフォーミングを行い、
    アナログビームフォーミングが行われた各RFチェーンにおける共通信号ビームを送信する、
    ことを含むことを特徴とする方法。
  2. 前記アナログビームフォーミングコードブックにおけるコードワードを少なくとも2つのコードワードグループに区分し、各コードワードグループそれぞれに含まれるコードワードの数量を少なくとも1つにする、ことをさらに含み、
    前記異なるRFチェーンに対して、アナログビームフォーミングコードブックの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとすることは、隣接するタイムスロットにおいて、異なるコードワードグループを選択し、異なるRFチェーンに対して、選択されたコードワードグループの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとする、ことを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. ユーザの分布に応じて、前記アナログビームフォーミングコードブックにおけるコードワードを少なくとも2つのコードワードグループに区分することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. チャネルインパルス応答の最大マルチパス遅延スプレッドおよび離散フーリエ変換の点数から、前記巡回シフトを算出する、ことをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  5. 混合ビームフォーミング技術における共通信号伝送装置であって、
    送信対象のアナログ共通信号を生成するためのデジタル共通信号を取得するデジタル共通信号取得モジュールと、
    各RFチェーンごとに、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンに異なる巡回シフトを用いる原則に従って、巡回シフトを用いて、デジタルビームフォーミングベクトルを生成することにより、指向が隣接するビームに対応するRFチェーンの共通信号受信電力の重ね合わせを実現するデジタルビームフォーミングベクトル生成モジュールと、
    デジタルベースバンドにおいて、前記デジタルビームフォーミングベクトルを用いて、前記各RFチェーンにおけるデジタル共通信号に対して、デジタルビームフォーミングを行うデジタルビームフォーミングモジュールと、
    前記送信対象のアナログ共通信号を取得するアナログ共通信号取得モジュールと、
    異なるRFチェーンに対して、アナログビームフォーミングコードブックの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとするアナログビームフォーミングベクトル生成モジュールと、
    前記アナログビームフォーミングベクトルを用いて、前記異なるRFチェーンにおける送信対象のアナログ共通信号に対して、アナログビームフォーミングを行うアナログビームフォーミングモジュールと、
    アナログビームフォーミングが行われた各RFチェーンにおける共通信号ビームを送信する信号送信モジュールと、
    を含むことを特徴とする装置。
  6. 前記アナログビームフォーミングコードブックにおけるコードワードを少なくとも2つのコードワードグループに区分し、各コードワードグループそれぞれに含まれるコードワードの数量を少なくとも1つにするコードワードグループ区分モジュールをさらに含み、
    前記アナログビームフォーミングベクトル生成モジュールは、隣接するタイムスロットにおいて、異なるコードワードグループを選択し、異なるRFチェーンに対して、選択されたコードワードグループの中から、異なるコードワードを選択して、アナログビームフォーミングベクトルとする、
    ことを特徴とする請求項に記載の装置。
  7. 前記コードワードグループ区分モジュールは、ユーザの分布に応じて、前記アナログビームフォーミングコードブックにおけるコードワードを少なくとも2つのコードワードグループに区分することを特徴とする請求項に記載の装置。
  8. チャネルインパルス応答の最大マルチパス遅延スプレッドおよび離散フーリエ変換の点数から、巡回シフトを算出し、前記巡回シフトを前記デジタルビームフォーミングベクトル生成モジュールに提供する巡回シフト算出モジュールをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の装置。
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