JP6678467B2 - 積層ゴム支承体 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物や機械装置等の免震構造に用いられる積層ゴム支承体に関する。
一般に、ビルや橋梁のような建築、土木構造物、機器等の構造物を地震の振動(震動)から保護する免震装置として、積層ゴム支承体が知られている。
積層ゴム支承体は、ゴム状弾性板と硬質板を交互に積層した積層ゴム体を有しており、鉛直方向に高い剛性、水平方向に低い剛性を有する。積層ゴム支承体は、積層ゴム体の上下にフランジプレートを備え、上下のフランジプレートをそれぞれ上下の構造物に連結することによって、構造物の基礎部分や中間階層等の免震層に介装される。
積層ゴム支承体は、鉛直方向の硬い剛性で上部の構造物を支え、水平方向の柔らかい剛性、つまり、上下のフランジプレート間の相対的な水平方向の変位を許容する十分に小さな水平方向の剛性でせん断変形する。これにより、積層ゴム支承体は、上部の構造物の荷重を支えながら地震による揺れをゆっくりした周期(以下、固有周期という)で伝達するようにして、構造物への地震力を低減する。すなわち、積層ゴム支承体は、上部の構造物を支承しながら地震時には水平方向に柔軟に変形することにより構造物への地震力を低減している。また、このように構成される積層ゴム支承体の積層ゴム体では、一般的に、複数のゴム状弾性板および金属板は、すべて同形で形成されており、各層のゴム状弾性板の水平方向のばね定数と変形能力とが同一となっている。
また、積層ゴム支承体では、上下のフランジプレートが相対的に水平方向に大きく変位したときに、その積層ゴム体に歪みが集中する部分が出てくることが知られている。
例えば、地震等による振動の入力がある場合、この入力に伴って積層ゴム支承体全体が大きな剪断変形を起こし、ゴム層には数百%にも及ぶ大きな水平歪みが作用する。特に、積層ゴム体の両端部であり、上下のフランジプレートに接するゴム板の外周部には、剪断変形に伴い一方側では引張り、他方側では圧縮といった極めて大きな応力が集中作用する。これにより、ゴム接着部が剥がれるなどして積層ゴムの損傷や破断を招き、所望の耐久寿命が得られないという問題がある。
これに対し、例えば、特許文献1〜5に示すような積層ゴム支承体に関する技術が開示されている。
特許文献1では、積層ゴム体において、上下両端のゴム層の厚さを最も薄くする等して、ゴム板層の剛性が積層ゴム体の上端および下端から中央部にむかうにつれて漸減するようにした積層ゴム型免震装置が開示されている。この免震装置では、積層ゴム体においてフランジプレートに近いゴム層ほど大きな剛性をもたせ、歪の集中を緩和させている。
また、特許文献2では、ゴム層の上層部および下層部の肉厚を、積層方向の中央部のゴム層に比べて厚く形成することにより、剪断弾性率が低くなる種々の形態の部位を形成することにより、局部応力の緩和を図るゴム積層体が開示されている。
また、特許文献3では、フランジ鋼板のゴム接着面に中央凹部を形成し、その中央凹部に積層ゴムの端部が嵌り込ませて、フランジ鋼板との接着端面を長くかつ厚く形成して応力を緩和した免震装置が開示されている。
特許文献4には、積層ゴム体において、上下のフランジプレートとの接着端面に近づくほど、漸次横断面積が大きくなるように、外表面が内側に向けて縦断面円弧形状に反った湾曲面Rを設けて応力を緩和する免震用積層ゴムが開示されている。
特許文献5には、各ゴム層は、同心円で区切られた複数のゴム部材で構成され、互いに隣接するゴム部材は、内側のゴム部材の弾性係数が低く、外側のゴム部材の弾性係数を高くしたことにより外周部の応力を緩和させた免震装置が開示されている。
特開平11−141180号公報 特開2006−170394号公報 特開2004−278671号公報 特開2002−147527号公報 特開2010−180959号公報
しかしながら、特許文献1では、積層ゴム体においてフランジプレートに近いゴム板層ほど大きな剛性をもたせるために、積層ゴム体において、上下両端のゴム板層の厚さを最も薄くしたり、複数のゴム板層の材質を異ならせたり、ゴム板層毎に変更する必要がありその組み立てに手間がかかる。
また、特許文献2では、ゴム層の上層部および下層部の肉厚を、積層方向の中央部のゴム層に比べて厚く形成する必要があるので、厚く形成する部分に、外形の小さい鋼板を配置したりする等、その組み立てに手間がかかる。
また、特許文献3では、フランジ鋼板の中央凹部に端部が嵌まり込むゴム層の応力集中は緩和できるが、そのゴム層近傍のゴム層の応力集中の緩和を十分に図ることができないという問題がある。
さらに、特許文献4では、積層ゴム体において、上下のフランジプレートとの接着端面に近づく部分の外表面に、内側に向けて縦断面円弧形状に反った湾曲面Rを設けるため、その形状からも組立が困難である。
また、特許文献5には、同心円で区切られた複数のゴム部材で各ゴム層を形成し、且つ、互いに隣接するゴム部材は、内側のゴム部材の弾性係数が低く、外側のゴム部材の弾性係数が高いので、構造が複雑であり、その組立は煩雑であることが予想される。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、上下端部のプレートとの接着部分が剥がれにくく、変形に伴う引っ張り応力や圧縮応力の集中を緩和して、所望の耐久寿命を得ることができる積層ゴム支承体を提供することを目的とする。
本発明の積層ゴム支承体の一つの態様は、
複数枚のゴム状弾性板と複数枚の中間硬質板とが交互に密に積層して接合して形成される積層ゴム体と、
前記積層ゴム体の上下両端面に接合される端部硬質板と、
を有し、
前記複数枚のゴム状弾性板において
前記積層ゴム体において積層方向の中央部に配置されるゴム状弾性板の上下面は、平坦面であり、水平に配置されており、
前記積層ゴム体の上端から積層方向の前記中央部へむかう少なくとも一枚以上および前記積層ゴム体の下端から積層方向の前記中央部へむかう少なくとも一枚以上のゴム状弾性板の外周部の厚みが当該ゴム状弾性板の中心側の本体部の厚みよりも厚くなるように、それぞれ、外周部のテーパ部により前記外周部が中央部より薄い中間硬質板に接合されている構成を採る。
本発明によれば、簡易な構成で、上下端部のプレートとの接着部分が剥がれにくく、変形に伴う引っ張り応力や圧縮応力の集中を緩和して、所望の耐久寿命を得ることができる。
本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体の構成を模式的に示す縦断面図 同積層ゴム支承体の外周部分の要部構成を示す概略拡大断面図 本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体の変形例1の要部構成を模式的に示す縦断面図 本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体の変形例2の要部構成を模式的に示す縦断面図 本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体の変形例3の要部構成を模式的に示す縦断面図 本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体の変形例4の要部構成を模式的に示す縦断面図 本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体の変形例5の要部構成を模式的に示す縦断面図 本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体の実施例の説明に供する縦断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体10の構成を模式的に示す縦断面図である。
図1に示す積層ゴム支承体10は、複数枚のゴム状弾性板21〜24と複数枚の中間硬質板31、32とを交互に積層して接合して一体化してなる積層ゴム体40と、この積層ゴム体40の上下両端に接合される端部硬質板51、52とを有する。なお、中間硬質板31、32および端部硬質板51、52は、鋼板の他、セラミック、プラスチック、繊維強化プラスチック等、金属製板であっても非金属製板であっても構わない。また、中間硬質板31、32、端部硬質板51、52およびゴム状弾性板21〜24の形状は、特に限定は無く、円形、楕円形、方形や、五角形、六角形などの多角形としてもよい。
端部硬質板51、52は、積層ゴム体40の積層方向である上下両側から挟持して、積層ゴム体40の上下両端面に接合される。端部硬質板51、52は、端部硬質板51、52において半径方向の側面、つまり、外周側の端面(側周面)が、積層ゴム体40の外周面よりも半径方向(側方)に突出するように、配置されている。
ゴム状弾性板21〜24は、中間硬質板31、32の直径又は一辺の長さよりも小さい直径または一辺の長さを有するようにしてもよい。
ゴム状弾性板21〜24は、優れた耐クリープ特性を有している天然ゴム(NR)をベースとしたゴム材より構成される。また、天然ゴム以外の各種合成ゴムを、本発明の効果を阻害しない範囲で、天然ゴムと併用することができる。このような合成ゴムとしては、例えば、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブチルゴム(IIR)等のジエン系ゴムの他、エチレンプロピレンゴム(EPM)等のオレフィン系ゴムが挙げられる。
天然ゴムは、優れた耐クリープ特性を有しており、この特性を維持する観点から、他の合成ゴムを併用する場合、少なくとも天然ゴムは、ゴム成分全体の50質量%以上、好ましくは、75質量%以上、更に好ましくは、90質量%以上に配合されることが好ましい。天然ゴムを単独で使用する場合には、爵解剤により粘度を調整して使用してもよい。
ゴム状弾性板21〜24において中間硬質板31間に配置されるゴム状弾性板24の上下面は、平坦面であり、水平に配置されており、中間硬質板31に接合される。上下面が平坦面であるゴム状弾性板は、積層ゴム体40において積層方向の中央部分に配置される。
ゴム状弾性板21〜23は、積層ゴム体40を形成する複数枚のゴム状弾性板21〜24のうち、積層ゴム体40の上端から積層方向の中央部へむかう少なくとも一枚以上および下端から積層方向の中央部へむかう少なくとも一枚以上のゴム状弾性板である。ゴム状弾性板21〜23では、端部硬質板51、52に最も近いゴム弾性板23から、積層方向の中央部に向かって、ゴム弾性板22、21の順に位置している。
ゴム状弾性板21〜23は、それぞれ、外周部20aの厚みが外周部20aより中心側のゴム本体部(本体部)20bの厚みよりも厚い。図1においてゴム状弾性板22を参照すると、その外周部20aの厚みが、外周部20aより中心側のゴム本体部(本体部)20bの厚みよりも厚い。本実施の形態では、ゴム本体部20bは、ゴム状弾性板の本体部の一例である。
ゴム状弾性板21〜24の外周部の端面である側周面には、厚さ方向中央部において、側方に開口し、且つ、丸みが付けられた凹みであるR状の凹部25が形成されている。
図2は、本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体10の外周部分の要部構成を示す概略拡大断面図である。なお、図2において積層ゴム支承体10の中心軸線をCLで示す。また、図2では、積層ゴム体40の下端から積層方向の中央部へむかう少なくとも一枚以上のゴム状弾性板として、積層ゴム支承体10において下部を構成する端部硬質板52に最も近い順に位置する一枚以上のゴム状弾性板21〜23を示す。これと同様に、積層ゴム体40の上端から積層方向の中央部へむかう少なくとも一枚以上のゴム状弾性板として、積層ゴム支承体10において上部を構成する端部硬質板51に最も近い順に位置する一枚以上の複数のゴム状弾性板が配置される。よって、端部硬質板51に近いゴム状弾性板21〜23の説明は省略する。
ゴム状弾性板21〜24の凹部25は、それぞれのゴム状弾性板21〜24の厚みと、それぞれのゴム状弾性板21〜24を上下で挟む中間鋼板31、32、端部硬質板51、52とに接する位置との関係によって、同様に設定される。よって、ここでは、凹部25の構成を、図2のゴム状弾性板22の凹部25と、この凹部を上下で挟む中間鋼板32との位置関係について付した符号を用いて説明する。
すなわち、ゴム積層体40の各ゴム状弾性板21〜24の凹部25は、それぞれのゴム状弾性板21〜24の厚さ方向中央部において、R<0.5tR(但し、tRはゴム状弾性板の1枚の厚さを示す。)に示す曲率半径Rを有する丸みがつけられて内側に凹む凹状底部25aを有する。加えて、凹部25は、凹状底部25aと、それぞれの凹部25を上下で挟む中間硬質板31、32、端部硬質板52との間において、凹部25の凹状底部25aに接する傾斜面25bを有する。さらに、それぞれの凹部25を上下で挟む中間硬質板31、32、端部硬質板52の側周端部からの水平方向寸法をL1、傾斜面25bが、凹部25を上下で挟む各硬質板31、32、52と接する位置の各硬質板31、32、52の側周端面からの水平方向寸法をL2とするとき、L2/L1の値が0.4〜0.5としている。なお、図2に示すD3は、中間硬質板31、32の外径を示し、D4は、中間硬質板31、32の中心側の直線状の本体部の外径を示す。
さらに、図2に示すゴム状弾性板22の凹部25のように、後述するテーパが付けられたテーパ部322aを有する中間硬質板32で挟まれる凹部25では、凹状底部25aから、中間硬質板32においてテーパが付けられたテーパ部322aと、テーパの無い直線状の本体部とが接する位置までのテーパ部長さをLとして、ゴム状弾性板22の長さ(直径または辺の長さ)をD1とするとき、L/D1の値が0.02〜0.04となっている。
このように各ゴム状弾性板21〜24は、凹部25を備えるので、積層ゴム支承体10が構造物を高面圧で支承した状態で、地震等の振動による高剪断歪み(水平方向への大きな変形)が加わっても、それぞれのゴム状弾性板21〜24を挟む上下の硬質板31、32、51、52間から外部にはみ出すはらみ出し(膨出し)が少なくなる。加えて、積層ゴム体40の上下端のそれぞれから積層方向の中央部へむかうゴム状弾性板21〜23の外周部20aの厚みが各ゴム状弾性板21〜23の本体部20bの厚みより厚い。これにより、ゴム状弾性板21〜23の接着部分への応力集中を減少できる。
なお、積層ゴム体40において、ゴム状弾性板21〜23を含むゴム状弾性板は、10枚以上45枚以下であることが好ましく、更に、好ましくは、24枚以上35枚以下であることが好ましい。ここでは、26枚のゴム状弾性板(ゴム状弾性板21〜23を含む)とこれらゴム状弾性板間に配置される硬質板とを交互に積層して接合することによって積層ゴム体40が形成される。なお、積層ゴム体40の全ゴム状弾性板をゴム状弾性板22としてもよい。
ゴム状弾性板21〜23のそれぞれにおいて、外周部20aの厚みが中心側の本体部の厚みよりも厚い形状は、上下に配置される中間硬質板31、32の形状に対応する。
中間硬質板31、32は、鋼板である場合、その表面に錆を防止するための表面処理加工を施した表面処理鋼板、具体的には、亜鉛をめっきした亜鉛めっき鋼板、スズをめっきした錫めっき鋼板(ブリキ)、クロム酸処理を施したティンフリースチール(錫無し鋼板)等でもよい。中間硬質板31、32とゴム状弾性板21〜23とは、加硫接着により接合されている。
図2に示すように、中間硬質板31は、水平配置され、その上下面は平坦面である。中間硬質板31は、積層ゴム体40において積層方向の中央部分に配置される。
中間硬質板31、32は、外周部322で、ゴム状弾性板21〜23において厚みが増加した外周部20aに接合される。中間硬質板31、32は、硬質板本体部324で、ゴム状弾性板21〜23のゴム本体部20bに接合される。
中間硬質板32は、端部硬質板51、52の近くに配置される。ここでは、中間硬質板32は、端部硬質板51、52側から1段目と2段目の硬質層を形成する。一段目の硬質層を形成する中間硬質板32は、端部硬質板52とともに、端部硬質板51、52側から1段目のゴム状弾性板23の上下に配置される。
また、端部硬質板51、52側から2段目の中間硬質層を形成する中間硬質板32は、一段目の中間硬質板32とともに、端部硬質板51、52側から2段目のゴム層を形成するゴム状弾性板22の上下で接合される。
中間硬質板32において、ゴム状弾性板21〜23に接合される面は、外周部322においてゴム状弾性板21〜23に接合される側の面を、硬質板本体部324の水平な面よりも薄くなるようにテーパ状に傾斜させている。このように、中間硬質板32は、その外周部322の厚みが外周部322より中心側の硬質板本体部324の厚みよりも薄い。
ここでは、中間硬質板32の上下面において、中心側の硬質板本体部324の水平な上下面に対して、外周部322の上下面の双方を、中心側から外縁側に向かって漸次接近するようにテーパ(テーパ面)が付けられ、テーパ部322aが形成される。テーパ部322aによりテーパ部322aの先端で接続される外縁部には、硬質板本体部324よりも厚みが薄く、且つ、積層方向と直交する面が平坦面である薄肉直線部322bが連続する。
これらテーパ部322aおよび薄肉直線部322bに上下方向で接合するゴム状弾性板21〜23の部位が、ゴム状弾性板21〜23の外周部20aである。また、中間硬質板32において、外周部322より中心側の硬質板本体部324に接合するゴム状弾性板21〜23の部位が、ゴム状弾性板21〜23の本体部20bである。
すなわち、ゴム状弾性板21〜23は、テーパ部322aおよび薄肉直線部322bを有する中間硬質板32が、上下の少なくとも一方に配置されることにより、外周部20aが本体部20bよりも厚くなる。このように、ゴム状弾性板21〜23の外周部20aは、ゴム本体部20b側から外周側に向かってテーパ状に漸次厚くなるように形成されている。ゴム状弾性板21〜23の外周部20aの厚みは、ゴム状弾性板21〜23の本体部20bの厚みより大きく本体部20bの2倍以下の厚みである。外周部20aの厚みが、本体部20bの厚みの2倍以下であれば、従来の上下面フラットなゴム状弾性板や中間硬質板を製造する金型を加工して、容易に製造できる。一方、外周部20aの厚みが本体部20bの厚みの2倍より大きい場合では、製造するに際し、金型自体を大きく加工する必要が生じ、その加工に手間がかかりコストもかさむことになる。
中間硬質板32では、上下面において、外周部322(ここではテーパ部322a)と硬質板本体部324とが連続する部位は曲面であることが好ましい。中間硬質板32およびこれに接合されるゴム状弾性板21〜23において角の無い外面を有するように形成され、より好適に変形させることができる。
積層ゴム支承体10では、端部硬質板51、52の近くに配置されるゴム状弾性板21〜23は、中心側の本体部(中心部分に相当)20bの厚みよりも外周部20aの厚みが厚い。これにより、地震の時など変形時の応力が集中する積層ゴム支承体10の上下端部の外周部分の応力を緩和できる。
このように本実施の形態によれば、積層ゴム支承体10の上下2〜3層で、外周部322が薄い中間硬質板32を用いて、交互に積層するゴム状弾性板21〜23の外周部20aを厚くしている。これにより、上下面を平面とした中間硬質板31およびゴム状弾性板を交互に積層した従来構造とを比較しても、鉛直剛性、水平剛性の減少を最小限に抑えられ、双方の積層ゴム支承体の鉛直剛性、水平剛性は略同一である。すなわち、積層ゴム支承体10は、従来構造と同様に、荷重支承能力、固有周期(例えば4秒)を維持しつつ、局所的に、積層ゴム体40、ひいては、積層ゴム支承体10における引っ張り応力(鉛直方向への引き抜き方向の応力)の集中或いは圧縮応力を緩和して、変形能力の向上を図ることができる。これにより、所望の耐久寿命を得ることができる。
また、本実施の形態によれば、積層ゴム支承体10の積層体40を構成するゴム状弾性板を金型で成型して、容易に、中間硬質板32に積層させるゴム状弾性板21〜23の外周部20aの厚みを本体部20bの厚みよりも厚くすることができる。すなわち、特許文献1と異なり、積層ゴム体40において、上下両端のゴム板層の厚さを最も薄くしたり、複数のゴム板層の材質を異ならせたり、ゴム板層毎に変更する必要がなく、その組み立てを容易に行うことができる。また、特許文献2と異なり、ゴム層の上層部および下層部の肉厚を、積層方向の中央部のゴム層に比べて厚く形成したり、外形の小さい鋼板を別途用意する必要もない。さらに、特許文献3と異なり、端部硬質板51、52が固定される上下構造物に設けたフランジプレートを加工する必要が無い。さらに、特許文献4と異なり、積層ゴム体において、上下のフランジプレートとの接着端面に近づく部分の外表面を複雑な形状に加工する必要もなく、簡易な構成で、積層ゴム体40の上下に接合する端部硬質板51、52との接着部分が剥がれにくく、変形に伴う引っ張り応力や圧縮応力の集中を緩和できる。
<変形例1>
図3は、本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体10の変形例1の要部構成を模式的に示す縦断面図である。なお、以下の各変形例の積層ゴム支承体10A〜10Eにおいて、積層ゴム支承体10と基本的構成は同様であるので、積層ゴム支承体10の構成要素と同様の構成要素には同符号同名称を付して説明は省略する。
図3の積層ゴム支承体10Aは、積層ゴム支承体10の構成において、上側の端部硬質板51に最も近い一枚以上(図3では2枚)の中間硬質板32Aの外周部322Aの片面にのみテーパ面(テーパ部)3221を設けた構造である。これに対応して、積層ゴム支承体10Aでは、中間硬質板32Aのテーパ面3221を有する外周部322Aに積層されるゴム状弾性板26の外周部26aの厚みが、当該ゴム状弾性板26の中心部分を含む本体部26bの厚みよりも厚くなっている。また、積層ゴム体40Aの下端(図1に示す下側の端部硬質板52でもよい)から積層方向の中央部へむかう一枚以上のゴム状弾性板の外周部の厚みも、ゴム状弾性板の中心側の本体部の厚みよりも厚く形成される。
よって、上下面を平面とした中間硬質板を用いた構造と比較して、鉛直剛性、水平剛性が略同一であり、荷重支承能力、固有周期を維持しつつ、局所的に、積層ゴム支承体10Aにおける引っ張り応力の集中或いは圧縮応力に対する変形能力の向上を図ることができる。
<変形例2>
図4は、本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体10の変形例2の要部構成を模式的に示す縦断面図である。
図4の積層ゴム支承体10Bは、積層ゴム支承体10の構成における複数の中間硬質板のうち、端部硬質板(図4では端部硬質板51)に最も近い中間硬質板として、中間硬質板32と同様の構成の一枚の中間硬質板32Bを配置した構造である。これにより、中間硬質板32Bに上下で接合するゴム状弾性板27の外周部27aの厚みが、ゴム状弾性板27の中心側の本体部27bの厚みよりも厚くなっている。なお、積層ゴム支承体10Bでは、積層ゴム体40Bの下端(図1に示す下側の端部硬質板52でもよい)から積層方向の中央部へむかう少なくとも一枚以上(ここでは2枚)のゴム状弾性板の外周部の厚みも同様に、ゴム状弾性板の中心側の本体部の厚みよりも厚く形成されている。これにより、変形例1と同様の効果を得ることができる。
<変形例3>
図5は、本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体10の変形例3の要部構成を模式的に示す縦断面図である。
図5の積層ゴム支承体10Cは、積層ゴム支承体10の構成における複数の中間硬質板のうち、外周部の厚みが中心部(中心側の本体部)の厚みより厚いゴム状弾性板が積層する少なくとも一方の端部硬質板、ここでは、積層ゴム体40Cの上面に固定される端部硬質板53に、中間硬質板32Cにおける外周部322のテーパ部322aのテーパ面と同様に、テーパ面(テーパ部に相当)5331を設ける。これにより、端部硬質板53のテーパ面5331側の面と、中間硬質板32Cとの間に配置されるゴム状弾性板28の外周部28aの厚みを、ゴム状弾性板28の中心部28bの厚みよりも厚くしている。なお、積層ゴム支承体10Cは、積層ゴム体40Cの下端(図1に示す下側の端部硬質板52でもよい)から積層方向の中央部へむかう少なくとも一枚以上(ここでは3枚)のゴム状弾性板の外周部の厚みも同様に、ゴム状弾性板の中心側の本体部の厚みよりも厚く形成されている。これにより、変形例1と同様の効果を得ることができる。
<変形例4>
図6は、本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体の変形例4の要部構成を模式的に示す縦断面図である。
図6の積層ゴム支承体10Dは、積層ゴム支承体10の構成において、中間硬質板32に代えて、中間硬質板32の角部を全てR状にして外面全面を曲面とした中間硬質板32Dを用いて構成される。これにより、中間硬質板32Dの形状に応じて、ゴム状弾性板24Dの外面も曲面に形成されるとともに、中間硬質板32Dに積層されるゴム状弾性板29の外周部29aの厚みは、当該ゴム状弾性板29の中心部分を含む本体部29bの厚みよりも厚くなっている。なお、積層ゴム支承体10Dは、積層ゴム体40Dの下端(図1に示す下側の端部硬質板52でもよい)から積層方向の中央部へむかう少なくとも一枚以上(ここでは2枚)のゴム状弾性板の外周部の厚みも同様に、ゴム状弾性板の中心側の本体部の厚みよりも厚く形成されている。これにより、変形例1と同様の効果を得ることができる。また、中間硬質板32Dの外面が曲面であるので、角のある構造と比較して、積層ゴム支承体10Aに加わる応力の緩和を一層図ることができる。この中間硬質板32Dの形状に応じて、ゴム状弾性板24Dの外面も曲面に形成され、同様の作用効果を得ることができる。
<変形例5>
図7は、本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体の変形例5の要部構成を模式的に示す縦断面図である。
図7の積層ゴム支承体10Eは、積層ゴム支承体10のゴム状弾性板21〜23の構成と異なり、ゴム状弾性板21A〜23Aが、側方に開口するR状の凹部25を有していない構成である。なお、積層ゴム支承体10Eは、積層ゴム体40Eの下端(図1に示す下側の端部硬質板52でもよい)から積層方向の中央部へむかう少なくとも一枚以上(ここでは3枚)のゴム状弾性板の外周部の厚みも同様に、ゴム状弾性板の中心側の本体部の厚みよりも厚く形成されている。これにより、変形例1と同様の効果を得ることができる。
なお、上記各変形例1〜5における端部硬質板53、中間硬質板32、32A、32B、32C、32Dにおけるテーパの加工は、研削等で容易に行うことができる。
本発明に係る積層ゴム支承体において、複数枚のゴム状弾性板が、積層ゴム体の上端から積層方向の中央部へむかう少なくとも一枚以上および積層ゴム体の下端から積層方向の中央部へむかう少なくとも一枚以上のゴム状弾性板の外周部の厚みが当該ゴム状弾性板の中心側の本体部の厚みよりも厚い構成であれば、中間硬質板、端部硬質板の外周部は、どのように形成されてもよい。例えば、中間硬質板32の構成において、外周部322を、外縁までテーパ状に形成し、薄肉直線部を無くした構成としてもよい。この構成でも、中間硬質板に接合するゴム状弾性板の外周部は、当該外周の中心側よりも厚みを厚くでき、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
図8は、本発明に係る一実施の形態の積層ゴム支承体の実施例の説明に供する縦断面図である。図8では積層ゴム支承体の中間部分を省略している。
図8に示すように、直径D1が800mm、厚さtRが6mmである円形のゴム板(ゴム状弾性板)26枚と、直径D4が820mm、厚さが4.5mmである円形の鋼板(中間硬質板31、32)25枚とを交互に重ねて、さらに上下両面に最も近いゴム状弾性板23上に、直径870mm、厚さ22mmの連結鋼板(端部硬質板51、52)2枚をそれぞれ重ねて加硫成形し、積層ゴム支承体10Fとした。また、中心側の本体部の厚み4.5mmから外周部の厚みが2.0mmの薄さになるように形成された中間硬質板32を用いた。中間硬質板32では、Φ760〜φ800の部分にテーパを設けて、中心部から外周部へ薄くした。また、中間硬質板32では、Φ800より外周側で、且つ、外側面のΦ820までの部分に薄肉直線部を設けた。
なお、荷重支承能力は、鉛直ひずみと面圧により設定される。本実施の形態では、鉛直剛性と、ゴム状弾性板および中間硬質板の受圧面積が同一である。なお、積層ゴム支承体における固有周期は4秒とする。この積層ゴム支承体10Fと、中間硬質板32およびゴム状弾性板21、23を用いることなく、中間硬質板31と両面フラットのゴム状弾性板とを交互に積層した積層ゴム体を有する従来構造の積層ゴム支承体とを、圧縮剪断試験を行って比較した。
従来構造の積層ゴム支承体は、剪断歪み470%から480%で破断したが、積層ゴム支承体10Fは、同様の剪断歪みで破断しなかった。
なお、積層ゴム体40、40A、40B、40C、40D、40Eにおいて、中間硬質板31、32、32A、32B、32C、32Dとゴム状弾性板21、21A、22、22A、23、23A、24、24D、26、27、28、29の双方の外周部により形成される外周面は、保護ゴム層により被覆されてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。なお、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記装置の構成や各部分の形状についての説明は一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更や追加が可能であることは明らかである。
本発明に係る積層ゴム支承体は、簡易な構成で、上下端部のプレートとの接着部分が剥がれにくく、変形に伴う引っ張り応力や圧縮応力の集中を緩和して、所望の耐久寿命を得ることができる効果を有し、免震装置として有用である。
10、10A、10B、10C、10D、10E、10F 積層ゴム支承体
20a、26a、27a、28a、29a、322、322A 外周部
20b、26b、27b、28b、29b 本体部
21、21A、22、22A、23、23A、24、24D、26、27、28、29 ゴム状弾性板
25 凹部
25a 底部
25b 傾斜面
31、32、32A、32B、32C、32D 中間硬質板
40、40A、40B、40C、40D、40E 積層ゴム体
51、52、53 端部硬質板
322a テーパ部
3221、5331 テーパ面
324 硬質板本体部

Claims (5)

  1. 複数枚のゴム状弾性板と複数枚の中間硬質板とが交互に密に積層して接合して形成される積層ゴム体と、
    前記積層ゴム体の上下両端面に接合される端部硬質板と、
    を有し、
    前記複数枚のゴム状弾性板において
    前記積層ゴム体において積層方向の中央部に配置されるゴム状弾性板の上下面は、平坦面であり、水平に配置されており、
    前記積層ゴム体の上端から積層方向の前記中央部へむかう少なくとも一枚以上三枚以下および前記積層ゴム体の下端から積層方向の前記中央部へむかう少なくとも一枚以上三枚以下のゴム状弾性板の外周部の厚みが当該ゴム状弾性板の中心側の本体部の厚みよりも厚くなるように、それぞれ、外周部のテーパ部により前記外周部が中央部より薄い中間硬質板に接合されている、
    ことを特徴とする積層ゴム支承体。
  2. 前記ゴム状弾性板の外周部は、前記本体部側から外周側に向かってテーパ状に漸次厚くなるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の積層ゴム支承体。
  3. 前記ゴム状弾性板の長さをD1、前記テーパ状のテーパ部の長さをLとしたとき、LとD1の比率L/D1が0.02〜0.04である、
    ことを特徴とする請求項2記載の積層ゴム支承体。
  4. 前記ゴム状弾性板の外周部の厚みは、前記ゴム状弾性板の本体部の2倍以下の厚みである、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の積層ゴム支承体。
  5. 前記ゴム状弾性板の側周面は、厚さ方向中央部において、丸みがつけられて内側に凹んでいる、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の積層ゴム支承体。
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