JP6676796B2 - 海水淡水化装置における熱媒体加熱装置 - Google Patents

海水淡水化装置における熱媒体加熱装置 Download PDF

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Description

本発明は海水を加熱し、蒸発させて真水を得る海水淡水化装置において、海水を加熱するための熱媒体を太陽光の反射を利用して高温に加熱する熱媒体加熱装置に関するものである。
海水を加熱したときに発生する水蒸気の液化により真水を得る海水淡水化装置において、海水を加熱するための熱媒体を加熱する目的で太陽光の反射光を利用する方法がある(特許文献1参照)。この方法では箱体の底面に折り返されながら敷設された集熱管内に熱媒体を通過させ、箱体の上方に形成された開口から太陽光の反射光を集熱管に照射させることにより集熱管内の熱媒体を加熱することが行われる(段落0027、図8)。
太陽光の反射光を利用して海水を淡水化させる方法には他に、海水を貯留させたタンク内に熱伝導性の高い材料で製作された芯棒を配置し、この芯棒に反射光を照射させる方法もある(特許文献2参照)。この方法では反射光を利用して芯棒を加熱することで、タンク内の温度を上昇させ、タンク内の海水の蒸発が促される(段落0066)。
特開2013−155993号公報(段落0025〜0031、図1〜図8) 特開2008−86907号公報(段落0054〜0100、図1〜図7)
しかしながら、特許文献1では太陽光の反射光が集熱管にではなく、開口の位置で焦点を結ぶように反射鏡(集光鏡)を設置しているため(段落0025、図8)、反射光による熱媒体の加熱効果を効率的に利用しているとは言えない。
特許文献2では反射光を直接、海水の温度上昇に利用する訳ではなく、タンクの反射光側を透明にした上で、反射光を芯棒に照射させ(段落0070)、芯棒の温度を上昇させることで、タンクの温度を上昇させる結果として海水温度を上昇させるため(段落0066)、反射光による加熱効果が十分に発揮されるとは言い難い。
本発明は上記背景より、反射光による海水の加熱効果をより効率的に発揮させることを可能にする海水淡水化装置における熱媒体加熱装置を提案するものである。
請求項1に記載の発明の海水淡水化装置における熱媒体加熱装置は、海から汲み上げられた海水が通過させられる流通管が内部に配置され、前記海水を加熱する海水加熱装置と、この海水加熱装置で加熱された海水を蒸発させ、水蒸気を発生させる水蒸気発生装置と、この水蒸気発生装置で発生した水蒸気を冷却し、真水を生成する真水生成装置を備えた海水淡水化装置における前記海水加熱装置での処理に先行し、海水を加熱するための熱媒体を加熱する熱媒体加熱装置であり、
前記熱媒体が通過する流路と、この流路をその軸線方向に距離を置いた少なくとも2箇所で保持する保持部材と、距離を置いて対向する前記保持部材間に架設されて前記保持部材に一体化し、前記流路側に凹曲面をなす反射鏡が形成され、もしくは貼られ、軸の回りに前記保持部材の回転と共に回転する中空管と、前記保持部材と前記中空管を前記流路の軸線方向の回りに回転自在に支持する支持部材とを備え、
前記流路を通過し、加熱された前記熱媒体は前記海水加熱装置へ送られ、前記海水の加熱のために使用された後、前記熱媒体加熱装置に回収され前記流路へ送られ、
前記流路の少なくとも軸方向両端部分は前記中空管の軸線上に配置され、前記流路の少なくとも軸線方向両側の、前記保持部材への保持部分以外の区間は前記中空管の軸線より前記反射鏡寄りに配置され、
前記反射鏡の前記凹曲面は部分的に、前記中空管の軸線を中心とする円筒形状より曲率の小さい凹曲面をなし
前記熱媒体は専用の導管内を通過させられ、前記導管は前記熱媒体加熱装置と前記海水加熱装置内の前記流通管との間を循環し、前記導管は前記流路の区間では前記流路内を挿通し、前記流通管の区間では複数本に分かれて前記流通管内を挿通していることを構成要件とする。
支持部材15、15は中空管13を支持する柱としての役目を持ち、図1等に示すように熱媒体2の流路11内の通過中に流路11への反射光の照射による加熱効果が発揮されることを見込んだ距離を置いて地上、あるいは海水淡水化装置7が格納される施設上等に設置される。この両支持部材15、15に、中空管13の軸方向両端部に位置する保持部材12、12が中空管13の軸の回りに回転自在に支持(軸支)される。保持部材12は中空管13の一部になる。
保持部材12自体は手動で、または緯度と季節等に応じ、特定の熱媒体加熱装置1用に予め設定された制御指令に従い、自動的に中空管13の軸(断面上の中心)の回りに回転自在な状態にあり、太陽の高さ(角度)の変化に応じて中空管13の軸回りに回転させられる。保持部材12は中空管13の一部であるため、保持部材12の回転により反射鏡14が貼られた中空管13が軸回りに回転する。
具体的には例えば図1等に示すように水平軸回りの回転運動を保持部材12の軸回りの回転運動に変換する歯車、ベルト等の動力伝達装置121が保持部材12に噛合する等、接続され、動力伝達装置121にはモータ等の駆動装置122により回転力が発生させられることにより保持部材12が中空管13と共に回転する。「動力伝達装置121が保持部材12に噛合する」とは、動力伝達装置121としての歯車が保持部材12の外周に形成された歯車12aに噛み合うことを言う。
中空管13の軸に関して片側の内周面には、中空管13の軸(中心)側へ凹曲面をなす反射鏡14が形成されるか、貼り付けられ、反射鏡14で反射した太陽光の反射光は凹曲面の焦点位置に集光する。反射光の集光の結果、この焦点位置、またはその付近に流路11が配置されていることで、反射光が流路11を加熱し、熱媒体2を加熱することができる。反射鏡14は太陽光を反射させることから、中空管13には中空管13の軸(中心)に関して太陽光の反対側に配置される。
「中空管13に反射鏡14が形成される」とは、中空管13の内周面に真空メッキ製法(真空蒸着法)等により直接、形成されること、あるいは鏡面となるアルミニウム等の蒸着材料が付着させられること等を言う。「中空管13に反射鏡14が貼り付けられる」とは、凹面鏡である既製品の反射鏡14が中空管13の内周面に接着、接合その他の方法で固定される、または固定状態に保持されること等を言う。
反射鏡14が例えば図7に示す放物面や円弧面(円筒面)等の連続した凹曲面、あるいは曲率が連続的に変化する凹曲面をなす場合、反射鏡14の焦点は中空管13の断面上、一点であることが多いため、流路11の中心が反射鏡14の焦点の位置に合致していることが合理的である。但し、流路11は高さと幅、すなわち太さ(断面積)を持つため、必ずしも流路11の中心が反射鏡14の焦点に合致していなくても流路11は反射鏡14からの反射光を受けることはできる。
一方、反射鏡14が受ける太陽光を一点の焦点に集中させる上では凹曲面は放物面が適切であるが、流路11は幅と高さを持つことで、複数の焦点に向かう反射光をいずれかの部分で受けることもできるため、凹曲面は必ずしも放物面である必要はなく、円筒面、またはこれらの曲面に近い多面体面等でも流路11に対する加熱効果は発揮される。只、太陽光が水平面に対して角度(仰角)をなして反射鏡14に差し込むとき、反射鏡14に反射する反射光は反射した位置における焦点に向かうため、中空管13を軸方向に見たときの断面上、流路11は反射鏡14の焦点を含む領域、あるいは反射鏡14の範囲内で反射した反射光が向かう領域に配置されていることが適切である。
なお、反射鏡14がなす凹曲面が例えば放物面や円弧面の場合、反射鏡14の焦点は中空管13の中心より反射鏡14寄りに位置するため、流路11の少なくとも軸線方向両側の、保持部材12、12への保持部分以外の、実質的に反射光を受ける区間は図7に示すように中空管13の軸線より反射鏡14寄りに配置されていることが適切である。
流路11は保持部材12の中心回りの回転に伴う中空管13の軸回りの回転に追従して回転するため、流路11の少なくとも軸方向両端部分は図1に示すように中空管13の軸線上、すなわち保持部材12、12の中心上に配置されていることが合理的である。保持部材12、12間に位置する流路11の軸方向両端部分においても流路11の軸線が中空管13(保持部材12)の中心から外れた位置にあれば、中空管13の軸回りの回転時に流路11全体が保持部材12の中心の回りに円弧を描いて回転することになり、流路11の軸方向両端部分を支持部材15、15に固定位置で保持することができなくなり、流路11と保持部材12、12を支持部材15、15に回転自在に支持させることが難しくなるからである。
この関係で、図7に示す例では流路11の少なくとも軸線方向両側の、保持部材12、12への保持部分以外の区間が中空管13の中心より反射鏡14寄りに位置するように、流路11は図1に示すように軸方向両端部寄りの部分において屈曲、もしくは湾曲させられる。流路11は例えば流路11の、軸線方向両側以外の区間の軸線が水平に維持された状態で、中空管13の軸方向両側に位置する保持部材12、12に保持される。
熱媒体加熱装置1の流路11には海水を加熱するための熱媒体2が貯留させられるか、供給される。熱媒体2自体は図1に示すように基本的には専用の導管21内を通過させられ、流路11の区間においては導管21が流路11内を挿通し、反射光は流路11を加熱することの結果として導管21を加熱するか、流路11を透過し、導管21を直接、加熱する。
流路11内に充填されたシリコンオイル等の熱媒体2は加熱されて膨張することによりポンプ等による圧送を要することなく、図8に示すように熱媒体加熱装置1と、海水が供給される海水加熱装置4との間を循環する。但し、加熱され、膨張した熱媒体2に流動が生じるときに、熱媒体加熱装置1から海水加熱装置4へ向かう循環の向きに熱媒体2が流動し、逆流が生じないよう、導管21の少なくとも一部、もしくは導管21がない場合の流路11の少なくとも一部には逆止弁が接続される。
熱媒体2は流路11の軸線方向に対向して流路11を保持する保持部材12、12間を通過する間に反射鏡14から太陽光の反射光を照射されることにより加熱され、海水が蒸発、あるいは沸騰する温度を超える一定温度以上に加熱された後に図8に示すように海水加熱装置4へ送られる。反射光による導管21、または流路11と導管21への加熱効率を上げる上では、導管21、または流路11と導管21に熱伝導率の高い金属、例えば銅やアルミニウム等、またはこれらの合金の使用が適する。
汲み上げポンプ等を有する汲み上げ装置3を用いて海から汲み上げられ、貯留タンク31に貯留させられた後に海水加熱装置4に送り込まれた海水は図8に示すように海水加熱装置4内の流通管41内を通過させられる。流通管41内には熱媒体2が通過する複数本の導管21が挿通する。
海水が充填された流通管41内を挿通する導管21内を加熱された熱媒体2が通過することで、導管21の表面から流通管41に放熱され、流通管41内の海水は導管21からの放熱を受け取ることにより加熱される。海水は流通管41内を挿通する導管21から加熱されることにより、または加熱が繰り返されることにより少なくとも蒸発、または沸騰に必要な温度にまで上昇させられる。導管21の全周面からの放熱による海水の加熱効率を上げる上では、流通管41内には複数本の導管21が互いに分離した状態で挿通させられることが効果的である。
海水の沸点は100°Cより高いが、例えば熱媒体2としての、沸点が170°C〜200°C程度のシリコンオイルの温度は導管21等に使用される金属材料との組み合わせにより100°Cを超える、海水の沸点より高い温度(百数十°C)にまで上昇させることが可能である。このことから、反射光により海水を直接、加熱することより、熱媒体2をまず海水の沸点を超える温度にまで加熱し、この加熱した熱媒体2の温度(高温)を利用して海水を加熱することの方が海水を効果的に加熱し、海水の蒸発を、または海水を沸騰させて蒸発を促すことが可能である。
熱媒体2が保持部材12、12間の流路11を通過する間に、海水加熱装置4での海水の加熱のための十分な温度に到達しない場合には、熱媒体2は図6に示すように保持部材12、12間の流路11を1回(1往復)以上、循環させられる。この場合、導管21が流路11の区間を1回以上、循環し、反射鏡14からの反射光を2回以上、照射されることで、熱媒体2を目標とされる温度にまで容易に上昇させることが可能になる。
保持部材12が一体化した中空管13は前記のように太陽の高さの変化に応じて中空管13の軸回りに回転させられるが、図1に示すように中空管13の軸に関する片側の内周面に反射鏡14が形成等されることで、軸に直交する方向の断面上の重心が反射鏡14寄りに偏る結果、中空管13の軸回りの回転には偏心に抗して回転させるだけのトルク(動力)を要することが想定される。
このトルクを発生させるために、駆動装置122に高い能力を持たせることが必要となる場合には、中空管13の質量が中空管13の周方向に分散させられ、中空管13を軸方向に見たときの、保持部材12、12と流路11と反射鏡14を含む中空管13の断面上の重心が流路11の断面内に位置するように調整される。具体的には例えば中空管13を軸方向に見たときの、流路11に関して片側の内周面に反射鏡14が固定され、流路11を挟んだ反対側の内周面に反射鏡14の質量と平衡を保つバランスウェイト131が固定されることにより、中空管13の質量が中空管13の周方向に分散させられる。
この場合、中空管13の断面上の重心が中空管13の軸線上、もしくはその付近に位置することで、中空管13は軸線に対する反射鏡14の位置に関係なく、軸線回りの任意の位置で停止可能になる結果、静止状態にある中空管13を回転させるためと、回転中の中空管13を静止させるために、偏心がある場合のようなトルクを必要としない。この結果、駆動装置122の能力を軽減するか、回転と停止のために要する力を低減することが可能になる。
中空管13の軸に関して反射鏡14の反対側の面は反射鏡14に向かって太陽光が差し込む部分であるため、この軸に関して太陽光の差し込む側には太陽光の入射を遮らないよう、何も配置されないか、または透明な、もしくは透明に近いガラスやアクリル等のプラスチック板等が装着される(嵌め込まれる)。この関係で、前記のバランスウェイト131は基本的には中空管13の軸方向両端部に位置する保持部材12、12に固定(装着)されることが望ましいが、太陽光の入射の障害にならない程度であれば、太陽光の差し込む側に固定されることもある。
太陽光の反射光が流路11を加熱する効果は中空管13を平面で見たとき、太陽光が中空管13の軸に直交する方向に入射する状態が高いが、太陽光が中空管13に差し込む方角は時刻毎に変化するため、太陽光の差し込む方向が中空管の軸に直交する方向になるようにする上では、図1に示すように支持部材15が対向する支持部材15、15間の中間位置を中心とする水平面上の円弧状の軌道16上を移動可能な状態にすることが適切である。円弧状の軌道16は必ずしも円状に閉じている必要はない。この場合、対向する支持部材15、15は互いに対向したまま、両支持部材15、15間の中間位置の鉛直軸の回りに正負の向きに手動で、または自動的に回転可能になる。
円弧状の軌道16上を移動することは、具体的には図2に示すように円弧状の軌道16上に載置された車輪15aが軌道16上を転動することにより可能であり、例えば車輪15aに同軸で連結された歯車15cが軌道16に並列するかさ歯車や円弧状に加工されたラックに噛合することにより歯車への回転力の伝達により平面上、いずれの向きにも移動可能になる。
熱媒体が通過する流路と、距離を置いて流路を保持する保持部材と、対向する保持部材間に架設され、流路側に凹曲面をなす反射鏡が形成された、もしくは貼られた中空管と、保持部材と中空管を流路の軸線方向の回りに回転自在に支持する支持部材とを備えるため、反射鏡で反射した太陽光の反射光を凹曲面の焦点位置に集光させることができ、焦点位置、またはその付近に流路を配置することで反射光により流路を効果的に加熱し、熱媒体を加熱することができる。
支持部材が円弧状の軌道に沿って回転可能に軌道に支持された場合の熱媒体加熱装置の構成例を示した斜視図である。 図1に示す熱媒体加熱装置における中空管を軸方向に直交する水平方向に見たときの縦断面図である。 図1に示す熱媒体加熱装置における保持部材を軸回りに回転させるための動力伝達装置と駆動装置の組み合わせ例を示した立面図である。 中空管が軸方向に直交する方向に並列して配置された形式の熱媒体加熱装置の構成例を示した斜視図である。 図4に示す熱媒体加熱装置における保持部材を軸回りに回転させるための動力伝達装置と駆動装置の組み合わせ例を示した立面図である。 熱媒体用の導管を保持部材間の流路を1往復以上、循環させた場合の流路と導管の関係を示した立面図である。 流路の少なくとも軸線方向両側以外の区間を中空管の軸線より反射鏡寄りに配置した様子を示した、中空管を軸方向に見たときの縦断面図である。 海水淡水化装置の全体における海水と熱媒体の流れを示した概要図である。
図1は図8に示す海水淡水化装置7における海水加熱装置4での処理に先行し、海水を加熱するための熱媒体2を加熱する熱媒体加熱装置1の具体例を示す。海水淡水化装置7は汲み上げポンプと汲み上げホース等を含む汲み上げ装置3により海洋から汲み上げた海水を加熱する海水加熱装置4と、海水加熱装置4で加熱された海水を蒸発させ、水蒸気を発生させる水蒸気発生装置5と、水蒸気発生装置5で発生した水蒸気を冷却し、真水を生成する真水生成装置6を備える。
熱媒体加熱装置1は海水加熱装置4での海水の加熱に先立ち、海水を加熱するための熱媒体2を加熱する。汲み上げられた海水はゴミ等の不純物の濾過等のために貯留タンク31内に貯留させられ、海水加熱装置4へは貯留タンク31から海水加熱装置4における熱媒体2による加熱を受けて蒸発し得る量が供給される。
海水加熱装置4では図8に示すように熱媒体加熱装置1で加熱された熱媒体2に海水が加熱されて水蒸気が発生させられる。発生した水蒸気は海水加熱装置4に隣接する空間を形成する水蒸気発生装置5から上昇し、その上方に隣接する真水生成装置6内において冷却されて真水となり、この生成された真水は真水生成装置6に隣接する貯水タンク61に貯留させられる。
熱媒体加熱装置1は図1に示すように熱媒体2が通過する流路11と、流路11をその軸線方向に距離を置いた少なくとも2箇所で保持する保持部材12、12と、距離を置いて対向する保持部材12、12間に架設され、流路11側に凹曲面をなす反射鏡14が形成された、もしくは貼られた中空管13と、保持部材12と中空管13を流路11の軸線方向の回りに回転自在に支持する柱としての支持部材15、15を基本的な構成要素として備える。
保持部材12、12間の、または中空管13内の流路11を通過し、反射鏡14からの反射光を受けて加熱された熱媒体2は海水加熱装置4へ送られる。海水加熱装置4において海水の加熱のために使用され、温度の低下した熱媒体2は熱媒体加熱装置1で加熱されて膨張した熱媒体2に生じる流動により押され、熱媒体加熱装置1に回収されて流路11へ送られ、熱媒体加熱装置1と海水加熱装置4との間を循環させられる。
反射鏡14は図7に示すように中空管13を軸方向に見たときの断面上の中心に関して片側の内周面に、中空管13の軸方向に連続的に形成されるか、貼り付けられる。反射鏡14が中空管13の断面上の中心に関して片側に集中して配置されることで、反射鏡14付きの中空管13自体の重心が反射鏡14寄りに偏ることから、図1では重心の偏りを緩和、あるいは解消させるための、反射鏡14と平衡し得るバランスウェイト131を中空管13の断面上の中心に関して反射鏡14の反対側に設置している。中空管13へのバランスウェイト131の設置により中空管13の質量が中空管13の周方向に分散するため、中空管13を軸方向に見たときの、中空管13の断面上の重心を流路11の断面内に位置させることが可能になっている。
支持部材15、15は中空管13の軸方向が、時刻と共に移動する太陽光の入射方向と直交する方向に向けられるよう、対向する支持部材15、15間の中間位置を中心とする水平面上の円弧状の軌道16上を移動可能に軌道16上に支持される。各支持部材15、15は独立して軌道16上に支持されることもあるが、図1では各支持部材15、15の立設状態での安定性を確保するために両支持部材15、15の頂部間に梁部材151を架設し、両支持部材15、15を互いに連結している。
支持部材15は例えば図1の断面図である図2に示すように軌道16上に支持部材15の脚部の一部である車輪15aが転動自在に載置され、車輪15aが支持部材15の下部に一体化したブラケット(キャスタ)15bに軸支されることにより軌道16上に、軌道16に沿って移動可能に支持される。図2では回転運動を利用して車輪15aが軌道16上を正負の向きに往復動できるよう、ブラケット15bに歯車15cを車輪15aと同軸で軸支させている。この場合、歯車15cには図示しないモータ等の駆動装置から動力が与えられる。
流路11は中空管13の軸方向に対向する保持部材12、12とそれぞれの側の支持部材15、15を貫通し、その貫通部分において支持部材15、15に流路11の軸線の回りに回転自在に軸支されることにより中空管13をその軸の回りに回転自在に支持部材15、15に支持させる。保持部材12、12間の流路11の軸線は中空管13の軸線上に配置されることもあるが、図面では中空管13の軸に関し、太陽光の反対側に形成等される反射鏡14に反射した反射光の焦点が図7に示すように中空管13の軸(断面上の中心)より反射鏡14側に寄った位置に形成されることに対応し、流路11の、軸線方向両側の、保持部材12、12への保持部分以外の区間(軸線)を中空管13の軸より反射鏡14寄りの焦点上、または焦点に近い位置に配置している。
流路11の支持部材15を貫通(挿通)する部分は中空管13を支持部材15に軸支させる回転軸になるため、流路11の、保持部材12、12への保持部分以外の軸線を中空管13の軸より反射鏡14寄りに位置させる場合、流路11の保持部材12、12側の軸線は図1に示すように保持部材12、12の中心を通り、保持部材12、12の対向する面側において屈曲、もしくは湾曲させられ、保持部材12を貫通する部分の軸線と保持部材12、12への保持部分以外の区間における軸線は偏心する。流路11の軸線は各保持部材12寄りにおいてZ字状に屈曲等させられる。
図1中の流路11内には熱媒体2が直接、流動することもあるが、図6に示すように流路11内には、反射光による加熱を繰り返す目的で熱媒体2を複数回、通過させることもあることから、流路11内には熱媒体2が直接、移動する導管21が挿通させられることが望ましい。
流路11内を導管21が挿通する場合、流路11は図1に示すように熱媒体加熱装置1の対向する支持部材15、15間に架設されることもあり、その場合、導管21は熱媒体加熱装置1内では流路11内を挿通し、図8に示すように海水加熱装置4と熱媒体加熱装置1間を循環する。流路11は熱媒体加熱装置1内を越えて海水加熱装置4との間にまで、または海水加熱装置4内にまで延長させられることもある。流路11内、または導管21内を流動する熱媒体2は主に加熱されたときの自らの膨張により海水加熱装置4と熱媒体加熱装置1との間を循環させられるが、補助的に移送ポンプ等、圧送のための圧力を受けることもある。
中空管13の軸方向両端部に位置する保持部材12の、中空管13の軸回りの回転は例えば図3に示すように水平軸回りの回転運動を保持部材12の軸回りの回転運動に変換する歯車等の動力伝達装置121と動力伝達装置121を駆動させるモータ等の駆動装置122を用いることにより自動的に発生させられる。但し、動力伝達装置121と駆動装置122の形態や種類は問われない。保持部材12の回転は必ずしも動力を用いず、手動で回転を発生させられることもある。
図1〜図3では中空管13を挟んで対向する保持部材12、12の内、一方の保持部材12の外周に従動側の歯車12aを形成し、この歯車12aに動力伝達装置121としての駆動側の歯車を介在させ、この駆動側の歯車に駆動装置122としてのモータを連結している。
図4は2個以上の中空管13、13が軸方向に直交する方向、例えば鉛直方向に並列して配置された形式の熱媒体加熱装置1の構成例を示す。支持部材15、15間に中空管13、13が並列して架設されることで、単純には図1に示す形式の2倍の量の熱媒体2を加熱し、海水加熱装置4に供給することができる利点がある。中空管13、13の並列する方向は問われないが、支持部材15が柱状に軸方向を鉛直方向に向けて設置されることに対応し、鉛直方向に並列することが合理的である。なお、図1に示す例の場合も図4に示す例の場合も、海水加熱装置4に熱媒体2を供給する熱媒体加熱装置1は1台とは限らず、複数台の熱媒体加熱装置1から海水加熱装置4に熱媒体2が供給されることもある。
図4に示す例の場合も、並列する中空管13、13の両保持部材12、12を軸回りに回転させる方法は多数、考えられるが、図4では図5に示すように対向する保持部材12、12の内、一方の保持部材12の外周に図1に示す例と同様に従動側の歯車12aを形成する一方、両保持部材12、12間に動力伝達装置121としての駆動側の歯車を介在させ、この駆動側の歯車に駆動装置122としてのモータを連結している。いずれか一方の保持部材12の外周の歯車に駆動側の歯車を噛合させると同時に、両保持部材12、12の歯車を互いに噛合させる方法も考えられるが、両保持部材12、12が軸の回りに互いに逆向きに回転することになる不都合がある。
図7は流路11の少なくとも軸線方向両側以外の区間を中空管13の軸線より反射鏡14寄りに配置した場合の中空管13と反射鏡14、及び流路11の関係を示す。前記のように反射光の焦点Fは中空管13の軸(中心O)より反射鏡14寄りに位置することから、図7では流路11の、保持部材12、12への保持部分以外の断面上の中心Oを反射光の焦点Fに合致させるか、焦点Fに近い領域に配置している。
図7は太陽光が水平面に対して45°程度、傾斜した方向から中空管13に差し込んでいるときの様子を示している。また反射鏡14の下端から上端までの範囲で受けた太陽光の反射光が同一の焦点Fで交わるよう、反射鏡14の凹曲面の、少なくとも曲率の大きい領域を放物面に形成した場合の例を示しているが、反射鏡14は曲率が連続的に変化する凹曲面に形成されることもある。図7の例では中空管13の反射鏡14以外の曲面を円筒面状に形成している。ここでは流路11を図1に示すように両保持部材12、12間の、保持部材12寄りの位置においてZ字(クランク状)に屈曲、もしくは湾曲させ、保持部材12寄り以外の区間を中空管13の軸に平行に形成している。
図7の例では反射鏡14に反射した太陽光の反射光を漏れなく流路11に当てることができるため、反射光を流路11、すなわち熱媒体2の加熱のために効率的に利用することができる利点がある。
1……熱媒体加熱装置、
11……流路、
12……保持部材、12a……歯車、121……動力伝達装置、122……駆動装置、
13……中空管、131……バランスウェイト、
14……反射鏡、
15……支持部材、151……梁部材、15a……車輪、15b……ブラケット、15c……歯車、
16……軌道、
2……熱媒体、21……導管、
3……汲み上げ装置、31……貯留タンク、
4……海水加熱装置、41……流通管、
5……水蒸気発生装置、
6……真水生成装置、61……貯水タンク、
7……海水淡水化装置。

Claims (1)

  1. 海から汲み上げられた海水が通過させられる流通管が内部に配置され、前記海水を加熱する海水加熱装置と、この海水加熱装置で加熱された海水を蒸発させ、水蒸気を発生させる水蒸気発生装置と、この水蒸気発生装置で発生した水蒸気を冷却し、真水を生成する真水生成装置を備えた海水淡水化装置における前記海水加熱装置での処理に先行し、海水を加熱するための熱媒体を加熱する熱媒体加熱装置であり、
    前記熱媒体が通過する流路と、この流路をその軸線方向に距離を置いた少なくとも2箇所で保持する保持部材と、距離を置いて対向する前記保持部材間に架設されて前記保持部材に一体化し、前記流路側に凹曲面をなす反射鏡が形成され、もしくは貼られ、軸の回りに前記保持部材の回転と共に回転する中空管と、前記保持部材と前記中空管を前記流路の軸線方向の回りに回転自在に支持する支持部材とを備え、
    前記流路を通過し、加熱された前記熱媒体は前記海水加熱装置へ送られ、前記海水の加熱のために使用された後、前記熱媒体加熱装置に回収され前記流路へ送られ
    前記流路の少なくとも軸方向両端部分は前記中空管の軸線上に配置され、前記流路の少なくとも軸線方向両側の、前記保持部材への保持部分以外の区間は前記中空管の軸線より前記反射鏡寄りに配置され、
    前記反射鏡の前記凹曲面は部分的に、前記中空管の軸線を中心とする円筒形状より曲率の小さい凹曲面をなし、
    前記熱媒体は専用の導管内を通過させられ、前記導管は前記熱媒体加熱装置と前記海水加熱装置内の前記流通管との間を循環し、前記導管は前記流路の区間では前記流路内を挿通し、前記流通管の区間では複数本に分かれて前記流通管内を挿通していることを特徴とする海水淡水化装置における熱媒体加熱装置。
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