JP6675644B2 - 浄水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、湖沼,河川,貯水槽等からの水を浄化するための浄水装置に係り、特に、処理水を段階的に浄化する複数の槽を備えた浄水装置に関する。
従来、この種の浄水装置としては、例えば、処理水及び凝集剤を入れてモータで駆動される撹拌器により撹拌して処理水中の微細粒子を凝集させる凝集槽と、凝集槽から流出される処理水を所要時間静置して凝集剤により生成された凝集体(フロック)を沈殿させる沈殿槽と、沈殿槽の上澄みからなりポンプで排給水された処理水中の凝集体を濾過する濾過槽と、濾過槽で処理された処理水を殺菌する殺菌槽とを備えたものがある(例えば、国際公開WO2010/044133号公報等に掲載)。
国際公開WO2010/044133号公報
ところで、上記従来の浄水装置においては、電動の撹拌器や電動のポンプを備えているので構造が複雑になっており、また槽自体も大型であり、汎用性に劣るという問題があった。そのため、例えば、災害時に、緊急に湖沼や河川水等の水を飲料水に浄水したいような場合に、対応しにくいという問題があった。これを解決するために、例えば、槽自体を小型化するとともに、撹拌器を手動にし、電動ポンプによる給排水を手作業や水の自由落下によって行うようにすることも考えられる。しかしながら、処理水の処理時に並べられる複数の槽は、夫々分離しているので、搬送の際には嵩張ってしまい、搬送が煩雑になってしまい、汎用性を解消できない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、非使用時に可能な限り小型化できるようにして、搬送を容易にし、使用時には、手動により処理水の処理を可能にし、例えば、災害時に、緊急に湖沼や河川水等の水を飲料水に浄水したいような場合に、容易に対応できるようにした浄水装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の浄水装置は、処理水及び凝集剤が入れられ該凝集剤により処理水中の微細粒子の凝集を行う上開口を有した容器状の凝集槽と、該凝集槽に取付けられて処理水を撹拌する手動の凝集撹拌器と、該凝集槽から流出させた処理水を濾過する濾過手段を内装し上開口を有した容器状の濾過槽とを備え、上記凝集撹拌器を上記凝集槽に着脱可能且つ該凝集槽から取外されて上記濾過槽内に収納可能に形成し、上記濾過槽を上記凝集槽に収納可能に形成した構成としている。
これにより、本浄水装置の非使用時においては、凝集撹拌器を凝集槽から取外し、濾過槽内に収納する。そして、この濾過槽を、凝集槽の上開口から中に入れて収納する。この場合、凝集撹拌器は手動タイプなので、電動モータや配線などがないことから構造が複雑になることがなく、収納が容易になる。このため、凝集槽内に一式が収納されるので、コンパクトになり、搬送を容易にすることができる。凝集槽は、処理水を5リットル以上200リットル以下程度収容できる大きさに形成すると良い。特に、凝集槽の大きさを縦,横,高さを夫々20cm〜50cm程度に形成して、手で持てるようにすると、搬送が極めて容易になる。
本装置を使用するときは、凝集槽から濾過槽を取り出すとともに、濾過槽から凝集撹拌器を取り出し、凝集槽に取付ける。そして、凝集槽において、処理水を投入するとともにこの処理水に凝集剤を入れ、凝集撹拌器で手動で撹拌する。凝集槽においては、処理水中の微細粒子は、凝集剤により凝集して凝集体(フロック)となり、撹拌されるので処理水中に分散する。そして、所要時間静置すると、凝集体の多くは凝集槽の底部に沈殿する。この状態で、凝集槽から処理水を適宜に流出させて、濾過槽に入れる。凝集槽に沈殿した沈殿物は適時に取り出す。濾過槽では濾過手段により、凝集体が濾過される。そして、濾過した処理水を、例えば容器に取り出し、殺菌剤を入れて殺菌すれば、飲料水として用いることができる。このように、浄水装置の搬送が極めて容易になるとともに、浄水処理を手動で行うことができるので、電気配線などの必要がないことから、例えば、災害時に、緊急に湖沼や河川水等を飲料水に浄水したいような場合に、容易に対応できるようになる。
また、本発明において、上記凝集槽及び濾過槽を相似形状に形成して入れ子構造にすることができる。入れ子構造なので、可能な限り凝集槽や濾過槽の容積を増すことができ、処理能力を増すことができる。
更に、必要に応じ、上記凝集槽に取付けられるとともに該凝集槽の底面から所定高さ位置に入口を有し該凝集槽内の処理水の排水を行う開閉可能な凝集蛇口を備え、該凝集蛇口を上記凝集槽に着脱可能且つ該凝集槽から取外されて上記濾過槽内に収納可能に形成し、上記濾過槽に取付けられ該濾過槽内で濾過された処理水を排水する開閉可能な濾過蛇口を備え、該濾過蛇口を上記濾過槽に着脱可能且つ該濾過槽から取外されて該濾過槽内に収納可能に形成した構成としている。
これにより、本浄水装置の非使用時においては、凝集撹拌器及び凝集蛇口を凝集槽から取外し、濾過蛇口を濾過槽から取外し、これらを濾過槽内に収納する。この場合、凝集撹拌器は手動タイプなので、電動モータや配線などがないことから構造が複雑になることがなく、収納が容易になる。そして、この濾過槽を、凝集槽の上開口から中に入れて収納する。このため、凝集槽内に一式が収納されるので、コンパクトになり、搬送を容易にすることができる。
本装置を使用するときは、凝集槽から濾過槽を取り出すとともに、濾過槽から凝集撹拌器,凝集蛇口及び濾過蛇口を取り出し、凝集槽に凝集撹拌器及び凝集蛇口取付け、濾過槽に濾過蛇口を取付ける。そして、凝集槽において、凝集蛇口を閉にして、処理水を投入するとともにこの処理水に凝集剤を入れ、凝集撹拌器で手動で撹拌する。凝集槽においては、処理水中の微細粒子は、凝集剤により凝集して凝集体(フロック)となり、撹拌されるので処理水中に分散する。そして、所要時間静置すると、凝集体の多くは凝集槽の底部に沈殿する。その後、凝集蛇口を開にして、凝集槽から処理水を流出させて、濾過槽に入れる。この場合、凝集蛇口の入口は凝集槽の底面から所定高さ位置にあるので、沈殿した凝集体を排出しにくくすることができる。凝集槽に沈殿した沈殿物は適時に取り出す。濾過槽では濾過手段により、凝集体が濾過される。そして、濾過蛇口を開にして濾過した処理水を、例えば容器に取り出し、殺菌剤を入れて殺菌すれば、飲料水として用いることができる。このように、浄水装置の搬送を容易にするとともに、処理を手動で行うことができるので、電気配線などの必要がないことから、例えば、災害時に、緊急に湖沼や河川水等を飲料水に浄水したいような場合に、容易に対応できるようになる。
そして、必要に応じ、上記凝集撹拌器を、上記上開口を形成する凝集槽の壁部間に着脱可能に架設される架設体と、該架設体を上記凝集槽の壁部に止着する止着手段と、該架設体を貫通し軸受部を介して回転可能に垂設される回転軸と、該回転軸の下端側に設けられる撹拌羽と、上記回転軸の上端部に設けられ該回転軸を手動で回転させるハンドルとを備えて構成している。構造を簡単にして着脱を容易にすることができる。
この場合、上記回転軸を接続及び離脱可能に複数に分割形成したことが有効である。収納時に、回転軸を離脱分解できるので、コンパクトにすることができ、濾過槽への収納を容易にすることができる。
また、この場合、上記ハンドルを、上記回転軸に一端が固定されるアームと、該アームの他端部に立設されるロッドと、該ロッドに回転自在に被冠され把持可能な把持パイプとを備えて構成したことが有効である。構造を簡単にすることができる。
更に、この場合、上記凝集槽の底面に、上記回転軸の下端を着脱可能に軸支する軸受体を設けたことが有効である。回転軸の下端を軸受体で支持するので、回転軸の回転を安定して行わせることができる。
この場合、上記凝集槽の底面に載置され上記軸受体よりも高さが高く該軸受体を囲繞するリング状の支持部材を備えたことが有効である。濾過槽を収納する際、凝集槽の底面に支持部材を載置すれば、軸受体に当接することなく、支持部材上に載置することができ、収納を安定させることができる。
そしてまた、必要に応じ、上記濾過槽から流出させた濾過後の処理水及び殺菌剤が入れられ該殺菌剤により処理水の殺菌を行う上開口を有した容器状の殺菌槽と、該殺菌槽に取付けられて処理水を撹拌する手動の殺菌撹拌器とを備え、上記殺菌撹拌器を上記殺菌槽に着脱可能且つ該殺菌槽から取外されて上記濾過槽内に収納可能に形成し、上記濾過槽を上記凝集槽及び上記殺菌槽の何れか一方に収納可能に形成し、上記凝集槽及び上記殺菌槽の何れか一方を何れか他方に収納可能に形成した構成としている。
これにより、本浄水装置の非使用時においては、殺菌撹拌器を殺菌槽から取外し、上記の凝集撹拌器とともに濾過槽内に収納する。この場合、凝集撹拌器及び殺菌撹拌器は手動タイプなので、電動モータや配線などがないことから構造が複雑になることがなく、収納が容易になる。そして、この濾過槽を、凝集槽及び殺菌槽の何れか一方に収納し、この何れか一方を何れか他方に収納する。このため、1つの槽内に一式が収納されるので、コンパクトになり、搬送を容易にすることができる。凝集槽を殺菌槽に収納するようにした場合、殺菌層は、処理水を5リットル以上200リットル以下程度収容できる大きさに形成すると良い。特に、殺菌槽の大きさを縦,横,高さを夫々20cm〜50cm程度に形成して、手で持てるようにすると、搬送が極めて容易になる。
本装置を使用するときは、各槽を分離し、濾過槽から凝集撹拌器及び殺菌撹拌器を取り出し、凝集槽に凝集撹拌器を取付け、殺菌槽に殺菌撹拌器を取付ける。そして、凝集槽において、処理水を投入するとともにこの処理水に凝集剤を入れ、凝集撹拌器で手動で撹拌する。凝集槽においては、処理水中の微細粒子は、凝集剤により凝集して凝集体(フロック)となり、撹拌されるので処理水中に分散する。そして、所要時間静置すると、凝集体の多くは凝集槽の底部に沈殿する。その後、凝集槽から処理水を流出させて、濾過槽に入れる。凝集槽に沈殿した沈殿物は適時に取り出す。濾過槽では濾過手段により、凝集体が濾過される。そして、濾過した処理水を流出させて、殺菌槽に入れ、更に、殺菌剤を入れて、殺菌撹拌器で手動で撹拌する。これにより処理水は殺菌され、飲料水として用いることができるようになる。このように、浄水装置の搬送を容易にするとともに、処理を手動で行うことができるので、電気配線などの必要がないことから、例えば、災害時に、緊急に湖沼や河川水等を飲料水に浄水したいような場合に、容易に対応できるようになる。また、殺菌槽を設けたので、殺菌のための容器を別途用意しなくても良くなり、極めて便利になる。
この場合、上記凝集槽,濾過槽及び殺菌槽を相似形状に形成して入れ子構造にしたことが有効である。入れ子構造なので、可能な限り凝集槽,濾過槽及び殺菌槽の容積を増すことができ、処理能力を増すことができる。
また、必要に応じ、上記殺菌槽に取付けられるとともに該殺菌槽の底面から所定高さ位置に入口を有し該殺菌槽内の処理水の排水を行う開閉可能な殺菌蛇口を備え、該殺菌蛇口を上記殺菌槽に着脱可能且つ該殺菌槽から取外されて上記濾過槽内に収納可能に形成している。殺菌槽からの処理水の流出を容易にすることができる。
更に、必要に応じ、上記殺菌撹拌器を、上記上開口を形成する殺菌槽の壁部間に着脱可能に架設される架設体と、該架設体を上記殺菌槽の壁部に止着する止着手段と、該架設体を貫通し軸受部を介して回転可能に垂設される回転軸と、該回転軸の下端側に設けられる撹拌羽と、上記回転軸の上端部に設けられ該回転軸を手動で回転させるハンドルとを備えて構成している。構造を簡単にして着脱を容易にすることができる。
この場合、上記回転軸を接続及び離間可能に複数に分割形成したことが有効である。収納時に、回転軸を離脱分解できるので、コンパクトにすることができ、濾過槽への収納を容易にすることができる。
また、この場合、上記ハンドルを、上記回転軸に一端が固定されるアームと、該アームの他端部に立設されるロッドと、該ロッドに回転自在に被冠され把持可能な把持パイプとを備えて構成したことが有効である。構造を簡単にすることができる。
更に、この場合、上記殺菌槽の底面に、上記回転軸の下端を着脱可能に軸支する軸受体を設けたことが有効である。回転軸の下端を軸受体で支持するので、回転軸の回転を安定して行わせることができる。
この場合、上記殺菌槽の底面に載置され上記軸受体よりも高さが高く該軸受体を囲繞するリング状の支持部材を備えたことが有効である。濾過槽を収納する際、殺菌槽の底面に支持部材を載置すれば、軸受体に当接することなく、支持部材上に載置することができ、収納を安定させることができる。
また、必要に応じ、上記濾過槽内に、上流側から下流側に向けて処理水が順次流下可能な流下口を有した仕切り板を上流側から下流側に向けて所要間隔で複数設け、上記濾過槽の壁部と上記仕切り板とで上流側から下流側に向けて処理水の収容槽を複数連続して形成し、上記各仕切り板の上流側近傍に、下側に処理水の流入口が形成され該仕切り板との間に上記流下口に処理水を導く導通路を形成するガイド板を設け、上記上流側から下流側に向けて形成した収容槽のうち最下流の収容槽を形成する濾過槽の壁部の下側に処理水の排出口を形成し、上記複数連続して形成された収容槽の各収容槽内に取付けられて収納されるフィルタを備え、該フィルタを上記濾過槽に着脱可能に形成されるとともに該濾過槽から取外されて折畳み可能且つ折畳まれて該濾過槽内に収納可能に形成した構成としている。ガイド板の下側の流入口から導通路を通して処理水を流下口に導くので、処理水をフィルタに十分晒して濾過することができ、濾過を確実に行うことができる。また、収容槽に、凝集撹拌器やフィルタなどの部品を収納することができるようになる。
この場合、上記最下流の収容槽を形成する仕切り板に平行な濾過槽の壁部の上流側近傍に、下側に処理水の流入口が形成され該濾過槽の壁部との間に空間を形成する補助板を設けたことが有効である。空間の空気により排出口から確実に処理水を流出させることができる。
また、この場合、上記フィルタを袋状に形成し、上記上流側から下流側に向けて形成した収容槽のうち最上流の収容槽より下流側の収容槽に収納されるフィルタには、上記仕切り板に形成された流下口に対応する入口を形成した構成としている。フィルタ内に入口から処理水を通して確実に濾過させることができる。
そして、本発明において、上記凝集槽の上開口を塞ぐ蓋を備えて構成することができる。濾過槽の収納時に蓋をして濾過槽を覆うことができるので、清潔にすることができる。
本発明によれば、非使用時においては、1つの槽内に一式を収納することができる。この場合、撹拌器は手動タイプなので、電動モータや配線などがないことから構造が複雑になることがなく、収納が容易になる。また、1つの槽内に一式を収納することができるので、コンパクトになり、搬送を容易にすることができる。そして、本装置を使用するときは、各槽を分離して用い、撹拌器を手動で操作して、処理水を処理する。このように、浄水装置の搬送を極めて容易に行うことができるとともに、処理を手動で行うことができるので、電気配線などの必要がないことから、例えば、災害時に、緊急に湖沼や河川水等を飲料水に浄水したいような場合に、容易に対応できるようになる。
本発明の実施の形態に係る浄水装置の全体構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る浄水装置の凝集槽を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る浄水装置の濾過槽を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る浄水装置の殺菌槽を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る浄水装置の非使用時において、凝集槽に一式を収納して蓋をした状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る浄水装置の非使用時において、凝集槽に一式を収納して蓋をした状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る浄水装置の使用時の状態の一例を示す図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係る浄水装置Sについて詳細に説明する。
図1乃至図7に示すように、本発明の実施の形態に係る浄水装置Sは、処理水及び凝集剤が入れられこの凝集剤により処理水中の微細粒子の凝集を行う上開口1aを有した容器状の凝集槽1と、凝集槽1から流出させた処理水を濾過する濾過手段30を内装し上開口2aを有した容器状の濾過槽2と、濾過槽2から流出させた濾過後の処理水及び殺菌剤が入れられこの殺菌剤により処理水の殺菌を行う上開口3aを有した容器状の殺菌槽3とを備えている。凝集剤としては、例えば、ポリ塩化アルミニウム等が挙げられる。殺菌剤としては、例えば、次亜塩素酸ナトリウム等が挙げられる。
凝集槽1,濾過槽2及び殺菌槽3は、例えば、軽量のプラスチックで、相似形状であって矩形箱状に形成されており、入れ子構造に形成されている。即ち、図6に示すように、凝集槽1にその上開口1aから内部に殺菌槽3が収納され、殺菌槽3にその上開口3aから内部に濾過槽2が収納されるように各槽が形成されている。また、凝集槽1の上開口1aを塞ぐ蓋4が備えられている。凝集槽1は、処理水を5リットル以上200リットル以下程度収容できる大きさに形成すると良い。特に、凝集槽1の大きさを縦,横,高さを夫々20cm〜50cm程度に形成して、手で持てるようすると、搬送が極めて容易になる。実施の形態では、凝集槽1の大きさを、縦25cm,横25cm,高さ33.5cmにしている。この場合は、凝集槽1は、処理水を10リットル収容することができる。
また、本装置Sは、図1及び図2に示すように、凝集槽1に取付けられて処理水を撹拌する手動の凝集撹拌器10Aを備えている。この凝集撹拌器10Aは、凝集槽1に着脱可能且つ凝集槽1から取外されて濾過槽2の後述の収容槽33内に収納可能に形成されている。詳しくは、凝集撹拌器10Aは、上開口1aを形成する凝集槽1の壁部間に着脱可能に架設される架設体11と、架設体11を凝集槽1の壁部に止着する止着手段と、架設体11を貫通し軸受部12を介して回転可能に垂設される回転軸13と、回転軸13の下端側に設けられる撹拌羽14と、回転軸13の上端部に設けられ回転軸13を手動で回転させるハンドル15とを備えて構成されている。
止着手段は、図1に示すように、雄ネジ部を有した一対の蝶ボルト16と、架設体11の両端部に設けられ蝶ボルト16の雄ネジ部が螺合する雌ネジ部17と、凝集槽1の対面する一対の壁部の上部に、夫々、架設体11の雌ネジ部17に対応させて形成され、蝶ボルト16の雄ネジ部が外部から挿通される挿通孔18とで構成されている。
回転軸13は、接続及び離脱可能に複数(実施の形態では2つ)に分割形成されている。即ち、回転軸13は、ハンドル15が設けられる上分割体13aと、撹拌羽14が設けられる下分割体13bとから構成されており、上分割体13aは架設体11に軸受部12を介して回転可能に取付けられ、下分割体13bが上分割体13aに対してネジ手段により接続及び離脱可能になっている。
ハンドル15は、回転軸13に一端が固定されるアーム15aと、アーム15aの他端部に立設されるロッド15bと、ロッド15bに回転自在に被冠され把持可能な把持パイプ15cとを備えて構成されている。凝集槽1の底面には、回転軸13の下端を着脱可能に軸支する軸受体19が設けられている。
また、本装置は、図1及び図4に示すように、殺菌槽3に取付けられて処理水を撹拌する手動の殺菌撹拌器10Bを備えている。この殺菌撹拌器10Bは、上記の凝集撹拌器10Aと同様に形成されているので、構成部品の符号を凝集撹拌器10Aと同じにして説明すると、殺菌槽3に着脱可能且つ殺菌槽3から取外されて濾過槽2の後述の収容槽33内に収納可能に形成されている。詳しくは、殺菌撹拌器10Bは、上開口3aを形成する殺菌槽3の壁部間に着脱可能に架設される架設体11と、架設体11を殺菌槽3の壁部に止着する止着手段と、架設体11を貫通し軸受部12を介して回転可能に垂設される回転軸13と、回転軸13の下端側に設けられる撹拌羽14と、回転軸13の上端部に設けられ回転軸13を手動で回転させるハンドル15とを備えて構成されている。
止着手段は、雄ネジ部を有した一対の蝶ボルト16と、架設体11の両端部に設けられ蝶ボルト16の雄ネジ部が螺合する雌ネジ部17と、殺菌槽3の対面する一対の壁部の上部に、夫々、架設体11の雌ネジ部17に対応させて形成され、蝶ボルト16の雄ネジ部が外部から挿通される挿通孔18とで構成されている。
回転軸13は、接続及び離脱可能に複数(実施の形態では2つ)に分割形成されている。即ち、回転軸13は、ハンドル15が設けられる上分割体13aと、撹拌羽14が設けられる下分割体13bされており、上分割体13aは架設体11に軸受部12を介して回転可能に取付けられ、下分割体13bが上分割体13aに対してネジ手段により接続及び離脱可能になっている。
ハンドル15は、回転軸13に一端が固定されるアーム15aと、アーム15aの他端部に立設されるロッド15bと、ロッド15bに回転自在に被冠され把持可能な把持パイプ15cとを備えて構成されている。殺菌槽3の底面には、回転軸13の下端を着脱可能に軸支する軸受体19が設けられている。
また、本装置においては、図1及び図2に示すように、凝集槽1に取付けられるとともに凝集槽1の底面から所定高さ位置に入口21を有しこの凝集槽1内の処理水の排水を行う開閉可能な凝集蛇口20Aを備えている。この凝集蛇口20Aは、凝集槽1に着脱可能且つ凝集槽1から取外されて濾過槽2内に収納可能に形成されている。詳しくは、凝集蛇口20Aは、一端に入口21が形成され外周に雄ネジが形成された入口部22を備えるとともに他端に出口部23を有した本体24と、入口部22の雄ネジに螺合する雌ネジを有したナット25とから構成されている。本体24には手動のレバー26で開閉される開閉弁(図示せず)が内装されている。そして、凝集槽1の1つの壁部の下部に、入口部22が挿通される挿通孔27が形成されており、凝集蛇口20Aは、その入口部22を挿通孔27に挿通し、図示外のパッキンでシールして、ナット25で締め付けることにより、凝集槽1に取付けられる。
更に、本装置においては、図1及び図3に示すように、濾過槽2に取付けられるとともに濾過槽2内で濾過された処理水を排水する開閉可能な濾過蛇口20Bを備えている。この濾過蛇口20Bは、上記の凝集蛇口20Aと同様に形成されているので、構成部品の符号を凝集蛇口20Aと同じにして説明すると、濾過槽2に着脱可能且つ濾過槽2から取外されて濾過槽2内に収納可能に形成されている。詳しくは、濾過蛇口20Bは、一端に入口21が形成され外周に雄ネジが形成された入口部22を備えるとともに他端に出口部23を有した本体24と、入口部22の雄ネジに螺合する雌ネジを有したナット25とから構成されている。本体24には手動のレバー26で開閉される開閉弁(図示せず)が内装されている。濾過槽2の最下流の収容槽33(後述)を構成する1つの壁部の下部に、入口部22が挿通される挿通孔27が形成されており、ナット25は、濾過槽2内に固定されており、凝集蛇口20Aは、本体24の入口部22を挿通孔27に挿通しながらナット25にねじ込み、図示外のパッキンでシールして、濾過槽2に取付けられる。
更に、本装置においては、図1及び図4に示すように、殺菌槽3に取付けられるとともにこの殺菌槽3の底面から所定高さ位置に入口を有し殺菌槽3内の処理水の排水を行う開閉可能な殺菌蛇口20Cを備えている。この殺菌蛇口20Cは、上記の凝集蛇口20A及び濾過蛇口20Bと同様に形成されているので、構成部品の符号を凝集蛇口20A及び濾過蛇口20Bと同じにして説明すると、殺菌槽3に着脱可能且つ殺菌槽3から取外されて濾過槽2内に収納可能に形成されている。詳しくは、殺菌蛇口20Cは、一端に入口21が形成され外周に雄ネジが形成された入口部22を備えるとともに他端に出口部23を有した本体24と、入口部22の雄ネジに螺合する雌ネジを有したナット25とから構成されている。本体24には手動のレバー26で開閉される開閉弁(図示せず)が内装されている。そして、殺菌槽3の1つの壁部の下部に、入口部22が挿通される挿通孔27が形成されており、殺菌蛇口20Cは、その入口部22を挿通孔27に挿通し、図示外のパッキンでシールして、ナット25で締め付けることにより、殺菌槽3に取付けられる。
凝集蛇口20A,濾過蛇口20B,殺菌蛇口20Cには、これらの出口部23に袋状のフィルタ28が取付けられる。フィルタ28は止着部材29を介して各蛇口20A,20B,20Cに着脱可能に形成されるとともに取外されて折畳み可能且つ折畳まれて濾過槽2内に収納可能に形成されている。フィルタ28の目開きは、例えば、0.5μm〜20μmに設定されている。
次に、図3に示すように、濾過槽2の濾過手段30について説明する。濾過槽2内には、上流側から下流側に向けて処理水が順次流下可能な流下口31を有した仕切り板32を上流側から下流側に向けて所要間隔で複数(実施の形態では2枚)設け、濾過槽2の壁部と仕切り板32とで上流側から下流側に向けて処理水の収容槽33を複数(実施の形態では3つ)連続して形成し、各仕切り板32の上流側近傍に、下側に処理水の流入口34が形成され仕切り板32との間に流下口31に処理水を導く導通路35を形成するガイド板36を設け、最下流の収容槽33を形成する濾過槽2の壁部の下側に処理水の排出口37を設け、各収容槽33内に取付けられて収納されるフィルタ40を備えている。排出口37は、上記の濾過蛇口20Bで構成される。フィルタ40は、濾過槽2に着脱可能に形成されるとともに濾過槽2から取外されて折畳み可能且つ折畳まれて濾過槽2内に収納可能に形成されている。
フィルタ40は、袋状に形成されており、図3に示すように、最上流の収容槽33より下流側の収容槽33に収納されるフィルタ40には、仕切り板32に形成された流下口31に対応する入口41が形成されている。また、図1に示すように、フィルタ40の開口縁部には、収容槽33の開口部に形成した係止部42に係止される係止孔43が形成され、この係止孔43を係止部42に係止することにより、フィルタ40は各収容槽33内に取付けられる。フィルタ40の目開きは、例えば、0.5μm〜1μmに設定されている。
また、最下流の収容槽33を形成する濾過槽2の仕切り板32に平行な壁部の上流側近傍に、下側に処理水の流入口34が形成され濾過槽2の壁部との間に空間44を形成する補助板45が設けられている。
更に、図1及び図6に示すように、凝集槽1の底面に載置され上記の軸受体19よりも高さが高く軸受体19を囲繞するリング状の支持部材50が備えられている。また、殺菌槽3の底面に載置され軸受体19よりも高さが高く軸受体19を囲繞するリング状の支持部材50が備えられている。
従って、本浄水装置Sの非使用時においては、図1に示すように、凝集槽1から、凝集撹拌器10A及び凝集蛇口20Aを取外し、更に、凝集撹拌器10Aにおいては、回転軸13の上分割体13aから下分割体13bを取外す。また、殺菌槽3から、殺菌撹拌器10B及び殺菌蛇口20Cを取外し、更に、殺菌撹拌器10Bにおいては、回転軸13の上分割体13aから下分割体13bを取外す。また、濾過槽2から、濾過蛇口20Bを取外す。フィルタ28及びフィルタ40は、折畳んでおく。そして、図6に示すように、これらの凝集撹拌器10A,凝集蛇口20A,殺菌撹拌器10B,殺菌蛇口20C,濾過蛇口20B,蝶ボルト16や止着部材29,フィルタ28及びフィルタ40を濾過槽2内に収納する。必要に応じ、例えば、凝集剤を入れた図示外の容器や殺菌剤を入れた図示外の容器も入れることができる。その他、適宜に必要品を入れて良いことは勿論である。この場合、凝集撹拌器10A,殺菌撹拌器10Bは手動タイプなので、電動モータや配線などがないことから構造が複雑になることがなく、収納が容易になる。
次に、図6に示すように、この濾過槽2を、殺菌槽3の中にその上開口3aから入れて収納するとともに、この殺菌槽3を凝集槽1の中にその上開口1aから入れて収納する。この際、凝集槽1及び殺菌槽3の底面に、支持部材50を載置する。これにより、殺菌槽3及び濾過槽2は、支持部材50に載置される。この場合、支持部材50は、軸受体19よりも高さが高く軸受体19を囲繞するリング状に形成されているので、殺菌槽3及び濾過槽2が軸受体19に当接することがなく、支持,収納を安定させることができる。そして、図5及び図6に示すように、凝集槽1に蓋4をする。これにより、凝集槽1内に一式が収納されるので、コンパクトになり、搬送を容易にすることができる。
本装置を使用するときは、上記とは逆に、蓋4を開けて、図1に示すように、凝集槽1から殺菌槽3を取り出すとともに、殺菌槽3から濾過槽2を取り出す。また。濾過槽2から、凝集撹拌器10A,凝集蛇口20A,殺菌撹拌器10B,殺菌蛇口20C,濾過蛇口20B,蝶ボルト16や止着部材29,フィルタ28及びフィルタ40等、一式を取り出す。そして、凝集撹拌器10Aにおいては、回転軸13の上分割体13aに下分割体13bを組付け、殺菌撹拌器10Bにおいては、回転軸13の上分割体13aに下分割体13bを組付ける。そして、図2に示すように、凝集槽1に凝集撹拌器10Aを蝶ボルト16で組付けるとともに、凝集蛇口20Aを組付ける。また、凝集蛇口20Aには、フィルタ28も装着する。図4に示すように、殺菌槽3においても、殺菌槽3に殺菌撹拌器10Bを蝶ボルト16で組付けるとともに、殺菌蛇口20Cを組付ける。また、殺菌蛇口20Cには、フィルタ28も装着する。図3に示すように、濾過槽2においては、濾過蛇口20Bを組付け、フィルタ28も装着する。また、収容槽33にもフィルタ40を装着する。
そして、図7に示すように、例えば階段状のスタンド60を用いるなどして、凝集槽1,濾過槽2,殺菌槽3を、上段から下段に向けて順に載置し、最下段には飲料水を入れる容器61を置く。この場合、各蛇口が下位の槽,容器61に処理水を供給できるように位置させる。この状態で、先ず、凝集槽1において、凝集蛇口20Aを閉にして、処理水を投入するとともにこの処理水に凝集剤を入れ、凝集撹拌器10Aで手動で撹拌する。凝集槽1においては、処理水中の微細粒子は、凝集剤により凝集して凝集体(フロック)となり、撹拌されるので処理水中に分散する。そして、所要時間静置すると、凝集体の多くは凝集槽1の底部に沈殿する。その後、凝集蛇口20Aを開にして、凝集槽1から処理水を流出させて、濾過槽2に入れる。この場合、凝集蛇口20Aの入口21は凝集槽1の底面から所定高さ位置にあるので、沈殿した凝集体が排出されにくくなる。凝集槽1に沈殿した沈殿物は適時に取り出す。
濾過槽2では、濾過蛇口20Bを開にしておき、濾過手段30により処理水の凝集体を濾過する。この際、収容槽33の処理水は、ガイド板36の下側の流入口34から導通路35を通して仕切り板32の流下口31に導かれ、順次流下し、濾過蛇口20Bから殺菌槽3へ排水されていく。殺菌槽3の殺菌蛇口20Cは、閉にしておく。この場合、袋状のフィルタ40には仕切り板32に形成された流下口31に対応する入口41が形成されているので、フィルタ40内に入口41から処理水を通して確実に濾過させることができる。また、処理水をガイド板36の下側の流入口34から導通路35を通して仕切り板32の流下口31に導くので、処理水をフィルタ40に十分晒して濾過することができ、濾過を確実に行うことができる。更に、補助板45を設けたので、補助板45と濾過槽2の壁部との間に空間44が形成されることから、空間44の空気により排出口37としての濾過蛇口20Bから確実に処理水を流出させることができる。
そして、濾過した処理水が殺菌槽3に溜まったならば、殺菌槽3内に殺菌剤を入れて、殺菌撹拌器10Bで手動で撹拌する。これにより処理水は殺菌される。そして、殺菌蛇口20Cを開にして処理水を容器61に取り出す。この処理水は飲料水として用いることができるようになる。
このように、浄水装置Sをコンパクトに集約してその搬送を容易にすることができるとともに、浄水処理を手動で行うことができるので、電気配線などの必要がないことから、例えば、災害時に、緊急に湖沼や河川水等を飲料水に浄水したいような場合に、容易に対応できるようになる。また、殺菌槽3を設けたので、殺菌のための容器を別途用意しなくても良くなり、極めて便利になる。
尚、上記実施の形態においては、殺菌槽3を設けたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、設けなくても良い、この場合には、別途殺菌用の容器を設ければ良い。また、上記実施の形態では、殺菌槽3に濾過槽2を入れ、この殺菌槽3を凝集槽1に入れるように構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、大きさを変えて、凝集槽1に濾過槽2を入れ、この凝集槽1を殺菌槽3に入れるように構成しても良く、即ち、凝集槽1と殺菌槽3を入れ替えても良く、適宜変更して差支えない。更に、各層の大きさや形状は上述したものに限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。この場合、例えば、処理水を5リットル以上200リットル以下程度収容できる大きさに形成すると良い。また、撹拌器10A,10Bの構成も上述したものに限定されるものではなく、手動であればどのような形態であっても差支えない。本発明は、上述した本発明の実施の形態に限定されず、当業者は、本発明の新規な教示及び効果から実質的に離れることなく、これら例示である実施の形態に多くの変更を加えることが容易であり、これらの多くの変更は本発明の範囲に含まれる。
S 浄水装置
1 凝集槽
1a 上開口
2 濾過槽
2a 上開口
3 殺菌槽
3a 上開口
4 蓋
10A 凝集撹拌器
10B 殺菌撹拌器
11 架設体
12 軸受部
13 回転軸
13a 上分割体
13b 下分割体
14 撹拌羽
15 ハンドル
16 蝶ボルト(止着手段)
17 雌ネジ部(止着手段)
18 挿通孔(止着手段)
19 軸受体
20A 凝集蛇口
20B 濾過蛇口
20C 殺菌蛇口
21 入口
22 入口部
23 出口部
24 本体
25 ナット
26 レバー
27 挿通孔
28 フィルタ
29 止着部材
30 濾過手段
31 流下口
32 仕切り板
33 収容槽
34 流入口
35 導通路
36 ガイド板
37 排出口
40 フィルタ
41 入口
42 係止部
43 係止孔
44 空間
45 補助板
50 支持部材
60 スタンド
61 容器

Claims (20)

  1. 処理水及び凝集剤が入れられ該凝集剤により処理水中の微細粒子の凝集を行う上開口を有した容器状の凝集槽と、該凝集槽に取付けられて処理水を撹拌する手動の凝集撹拌器と、該凝集槽から流出させた処理水を濾過する濾過手段を内装し上開口を有した容器状の濾過槽とを備え、上記凝集撹拌器を上記凝集槽に着脱可能且つ該凝集槽から取外されて上記濾過槽内に収納可能に形成し、上記濾過槽を上記凝集槽に収納可能に形成したことを特徴とする浄水装置。
  2. 上記凝集槽及び濾過槽を相似形状に形成して入れ子構造にしたことを特徴とする請求項1記載の浄水装置。
  3. 上記凝集槽に取付けられるとともに該凝集槽の底面から所定高さ位置に入口を有し該凝集槽内の処理水の排水を行う開閉可能な凝集蛇口を備え、該凝集蛇口を上記凝集槽に着脱可能且つ該凝集槽から取外されて上記濾過槽内に収納可能に形成し、上記濾過槽に取付けられ該濾過槽内で濾過された処理水を排水する開閉可能な濾過蛇口を備え、該濾過蛇口を上記濾過槽に着脱可能且つ該濾過槽から取外されて該濾過槽内に収納可能に形成したことを特徴とする請求項1または2記載の浄水装置。
  4. 上記凝集撹拌器を、上記上開口を形成する凝集槽の壁部間に着脱可能に架設される架設体と、該架設体を上記凝集槽の壁部に止着する止着手段と、該架設体を貫通し軸受部を介して回転可能に垂設される回転軸と、該回転軸の下端側に設けられる撹拌羽と、上記回転軸の上端部に設けられ該回転軸を手動で回転させるハンドルとを備えて構成したことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の浄水装置。
  5. 上記回転軸を接続及び離脱可能に複数に分割形成したことを特徴とする請求項4記載の浄水装置。
  6. 上記ハンドルを、上記回転軸に一端が固定されるアームと、該アームの他端部に立設されるロッドと、該ロッドに回転自在に被冠され把持可能な把持パイプとを備えて構成したことを特徴とする請求項4または5記載の浄水装置。
  7. 上記凝集槽の底面に、上記回転軸の下端を着脱可能に軸支する軸受体を設けたことを特徴とする請求項4乃至6何れかに記載の浄水装置。
  8. 上記凝集槽の底面に載置され上記軸受体よりも高さが高く該軸受体を囲繞するリング状の支持部材を備えたことを特徴とする請求項7記載の浄水装置。
  9. 上記濾過槽から流出させた濾過後の処理水及び殺菌剤が入れられ該殺菌剤により処理水の殺菌を行う上開口を有した容器状の殺菌槽と、該殺菌槽に取付けられて処理水を撹拌する手動の殺菌撹拌器とを備え、上記殺菌撹拌器を上記殺菌槽に着脱可能且つ該殺菌槽から取外されて上記濾過槽内に収納可能に形成し、上記濾過槽を上記凝集槽及び上記殺菌槽の何れか一方に収納可能に形成し、上記凝集槽及び上記殺菌槽の何れか一方を何れか他方に収納可能に形成したことを特徴とする請求項1乃至8何れかに記載の浄水装置。
  10. 上記凝集槽,濾過槽及び殺菌槽を相似形状に形成して入れ子構造にしたことを特徴とする請求項9記載の浄水装置。
  11. 上記殺菌槽に取付けられるとともに該殺菌槽の底面から所定高さ位置に入口を有し該殺菌槽内の処理水の排水を行う開閉可能な殺菌蛇口を備え、該殺菌蛇口を上記殺菌槽に着脱可能且つ該殺菌槽から取外されて上記濾過槽内に収納可能に形成したことを特徴とする請求項9または10記載の浄水装置。
  12. 上記殺菌撹拌器を、上記上開口を形成する殺菌槽の壁部間に着脱可能に架設される架設体と、該架設体を上記殺菌槽の壁部に止着する止着手段と、該架設体を貫通し軸受部を介して回転可能に垂設される回転軸と、該回転軸の下端側に設けられる撹拌羽と、上記回転軸の上端部に設けられ該回転軸を手動で回転させるハンドルとを備えて構成したことを特徴とする請求項9乃至11何れかに記載の浄水装置。
  13. 上記回転軸を接続及び離間可能に複数に分割形成したことを特徴とする請求項12記載の浄水装置。
  14. 上記ハンドルを、上記回転軸に一端が固定されるアームと、該アームの他端部に立設されるロッドと、該ロッドに回転自在に被冠され把持可能な把持パイプとを備えて構成したことを特徴とする請求項12または13記載の浄水装置。
  15. 上記殺菌槽の底面に、上記回転軸の下端を着脱可能に軸支する軸受体を設けたことを特徴とする請求項12乃至14何れかに記載の浄水装置。
  16. 上記殺菌槽の底面に載置され上記軸受体よりも高さが高く該軸受体を囲繞するリング状の支持部材を備えたことを特徴とする請求項15記載の浄水装置。
  17. 上記濾過槽内に、上流側から下流側に向けて処理水が順次流下可能な流下口を有した仕切り板を上流側から下流側に向けて所要間隔で複数設け、上記濾過槽の壁部と上記仕切り板とで上流側から下流側に向けて処理水の収容槽を複数連続して形成し、上記各仕切り板の上流側近傍に、下側に処理水の流入口が形成され該仕切り板との間に上記流下口に処理水を導く導通路を形成するガイド板を設け、上記上流側から下流側に向けて形成した収容槽のうち最下流の収容槽を形成する濾過槽の壁部の下側に処理水の排出口を形成し、上記複数連続して形成された収容槽の各収容槽内に取付けられて収納されるフィルタを備え、該フィルタを上記濾過槽に着脱可能に形成されるとともに該濾過槽から取外されて折畳み可能且つ折畳まれて該濾過槽内に収納可能に形成したことを特徴とする請求項1乃至16記載の浄水装置。
  18. 上記最下流の収容槽を形成する仕切り板に平行な濾過槽の壁部の上流側近傍に、下側に処理水の流入口が形成され該濾過槽の壁部との間に空間を形成する補助板を設けたことを特徴とする請求項17記載の浄水装置。
  19. 上記フィルタを袋状に形成し、上記上流側から下流側に向けて形成した収容槽のうち最上流の収容槽より下流側の収容槽に収納されるフィルタには、上記仕切り板に形成された流下口に対応する入口を形成したことを特徴とする請求項17または18記載の浄水装置。
  20. 上記凝集槽の上開口を塞ぐ蓋を備えたことを特徴とする請求項1乃至19何れかに記載の浄水装置。
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