JP6670660B2 - 減容処理装置及び減容処理方法 - Google Patents
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Description
少なくとも1つのロッド部材を有する放射性廃棄物体を減容処理する減容処理装置であって、
プール内の貯蔵ラックから取り出された前記放射性廃棄物体を内部に収容しながら搬送可能な搬送ユニットと、
前記搬送ユニットで搬送された前記放射性廃棄物体から分離された前記少なくとも1つのロッド部材を細断処理する細断ユニットと、
を備え、
前記搬送ユニットは、
前記貯蔵ラックに接続可能な下端部と、
前記下端部を介して前記貯蔵ラックから取り出された前記放射性廃棄物体を収容可能な収容部と、
前記収容部に収容された前記放射性廃棄物体から前記少なくとも1つのロッド部材を剪断することにより分離する第1の剪断部と、
を備え、
前記細断ユニットは、
前記下端部に接続可能であり、前記第1の剪断部で分離されたロッド部材を受け入れる受入部と、
前記受入部に受け入れられたロッド部材を固定する固定部と、
前記固定されたロッド部材を更に剪断する第2の剪断部と、
前記第2の剪断部で剪断されたロッド部材を収納する収納容器と、
を備える。
このように本構成では、周辺環境への汚染が極めて少ない剪断処理によって放射性廃棄物体を好適に減容することができる。また剪断処理は、例えばレーザ加工等に比べて周辺設備が小型で済むため、設置スペースも効果的に節約できる。
前記少なくとも1つのロッド部材は、複数のロッド部材を含み、
前記第1の剪断部は、前記複数のロッド部材の少なくとも2つを同時に剪断する。
上記(2)の構成によれば、第1の剪断部で少なくとも2つのロッド部材を同時に剪断することで、細断ユニットにおける細断作業をより効率的に行うことができる。
前記細断ユニットは、同時に剪断された前記複数のロッド部材を整列するための整列機構を更に備え、
前記固定部は前記整列機構によって整列された前記複数のロッド部材を固定する。
上記(3)の構成によれば、第1の剪断部で同時に複数のロッド部材が剪断されることにより、細断ユニットに複数のロッド部材が受け入れられる際に、整列機構によって各ロッド部材が整列される。これにより、第2の剪断部で更に剪断される際に、各ロッド部材の姿勢を揃えることができるため、細断処理を好適に行うことができる。
前記少なくとも1つのロッド部材は、軸対称に配置された複数のロッド部材を含み、
前記第1の剪断部は、前記複数のロッド部材のうち互いに対向する一対のロッド部材を同時に剪断するように構成されている。
上記(4)の構成によれば、第1の剪断部により同時に剪断される複数のロッド部材として、対向する一対のロッド部材を選択することで、剪断実施時に生じる衝撃を効果的に相殺できる。これにより、第1の剪断部による剪断作業時に搬送ユニットが衝撃によって振動することを効果的に抑制できる。
前記搬送ユニットは、
前記貯蔵ラックに収容された前記放射性廃棄物体を掴むグリッパと、
前記グリッパを昇降させるグリッパ昇降駆動機構と、
を含み、
前記第1の剪断部は、前記グリッパを回転させながら、前記複数のロッド部材を順に剪断する。
上記(5)の構成によれば、第1の剪断部によるロッド部材の剪断を、グリッパを回転させながら順に行うことで、放射性廃棄物体から複数のロッド部材の分離を迅速に行うことができ、良好な作業効率が得られる。
前記第1の剪断部で分離されたロッド部材を前記受入部に導く第1のシュータと、
前記第1の剪断部で分離されたロッド部材を前記受入部を迂回して前記収納容器に導く第2のシュータと、
前記第1のシュータ及び前記第2のシュータを切り替えるための切換機構と、
を備え、
前記切換機構は、前記少なくとも1つのロッド部材のうち長軸ロッド部材が前記第1のシュータに導かれ、前記長軸ロッド部材より短い短軸ロッド部材が前記第2のシュータに導かれるように切り換えられる。
上記(6)の構成によれば、第1の剪断部によって剪断されたロッド部材が、第2の剪断部で更に剪断を行うことで細断化する必要があるか否かに応じて、第1のシュータ及び第2のシュータを切換機構により切り換えることで、第1の剪断部によって剪断されたロッド部材の収納容器までの経路を可変としている。これにより、第2の剪断部による細断化が不要な短軸ロッド部材は、第2のシュータに導かれることにより、第2の剪断部を迂回して収納容器に導かれる。その結果、第2の剪断部の無駄な動作が回避されることによって動作頻度が抑えられ、全体の作業効率を向上できる。
前記第2の剪断部は、前記収納容器の水平幅より短くなるように前記ロッド部材を剪断する。
上記(7)の構成によれば、第2の剪断部によってロッド部材を収納容器の水平幅より短くなるように剪断することで、細断化されたロッド部材を寝かせた姿勢で、収納容器に収納できる。これにより、限られた容積を有する収容容器内に細断化されたロッド部材を効率的に収納でき、好適な減容化を達成できる。
少なくとも1つのロッド部材を有する放射性廃棄物体を減容処理する減容処理方法であって、
搬送ユニットの下端部をプール内の貯蔵ラックに接続して、前記貯蔵ラックから前記放射性廃棄物体を取り出すことにより、前記搬送ユニットの内部に収容する収容工程と、
前記搬送ユニットを前記貯蔵ラックから分離して搬送し、前記下端部を細断ユニットに接続する搬送工程と、
前記搬送ユニットの内部に収容された前記放射性廃棄物体から前記少なくとも1つのロッド部材を剪断することにより分離する第1の剪断工程と、
前記分離されたロッド部材を前記細断ユニットで固定する固定工程と、
前記固定されたロッド部材を剪断する第2の剪断工程と、
前記剪断されたロッド部材を収納容器に収納する収納工程と、
を備える。
このように本方法では、周辺環境への汚染が極めて少ない剪断処理によって放射性廃棄物体を好適に減容することができる。また剪断処理は、例えばレーザ加工等に比べて周辺設備が小型で済むため、設置スペースも効果的に節約できる。
前記少なくとも1つのロッド部材は、複数のロッド部材を含み、
前記第1の剪断工程では、前記複数のロッド部材のうち少なくとも2つを同時に剪断し、
前記同時に剪断されたロッド部材を鉛直方向に沿って整列させる整列工程を更に備え、
前記固定工程では、前記整列されたロッド部材をそれぞれ固定する。
上記(9)の方法によれば、第1の剪断工程で少なくとも2つのロッド部材を同時に剪断することで、細断ユニットにおける細断作業をより効率的に行うことができる。また、第1の剪断工程で同時に複数のロッド部材が剪断されることにより、細断ユニットに複数のロッド部材が受け入れられる際に、整列工程によって各ロッド部材が整列される。これにより、第2の剪断工程で更に剪断される際に、各ロッド部材の姿勢を揃えることができるため、細断処理を好適に行うことができる。
前記少なくとも1つのロッド部材は、軸対称に配置された複数のロッド部材を含み、
前記第1の剪断工程は、前記複数のロッド部材のうち互いに対向する一対のロッド部材を同時に剪断する。
上記(10)の方法によれば、第1の剪断工程により同時に剪断される複数のロッド部材として、対向する一対のロッド部材を選択することで、剪断実施時に生じる衝撃を効果的に相殺できる。これにより、第1の剪断工程による剪断作業時に搬送ユニットが衝撃によって振動することを効果的に抑制できる。
前記少なくとも1つのロッド部材は、複数のロッド部材を含み、
前記第1の剪断工程は、前記放射性廃棄物体を回転させながら前記複数のロッド部材を順に剪断する。
上記(11)の方法によれば、第1の剪断工程によるロッド部材の剪断を、放射性廃棄物体を回転させながら順に行うことで、放射性廃棄物体から複数のロッド部材の分離を迅速に行うことができ、良好な作業効率が得られる。
前記少なくとも1つのロッド部材は、長軸ロッド部材、及び、前記長軸ロッド部材より短い短軸ロッド部材を含み、
前記短軸ロッド部材は第2の剪断工程で剪断されることなく前記収納容器に収納される。
上記(12)の方法によれば、第2の剪断工程による細断化が不要な短軸ロッド部材は、第2の剪断工程で剪断されることなく収納容器に収容される。その結果、第2の剪断工程の無駄な動作が回避されることによって動作頻度が抑えられ、全体の作業効率を向上できる。
前記第2の剪断工程では、前記収納容器の水平幅より短くなるように前記ロッド部材が剪断される。
上記(13)の方法によれば、第2の剪断工程によってロッド部材を収納容器の水平幅より短くなるように剪断することで、細断化されたロッド部材を寝かせた姿勢で、収納容器に収納できる。これにより、限られた容積を有する収容容器内に細断化されたロッド部材を効率的に収納でき、好適な減容化を達成できる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
尚、ガイドレール431上にはグリッパ24をガイドするための複数のグリッパガイド432が設けられている。グリッパガイド432は、ガイドレール431に等間隔に複数(例えば、8本程度)取り付けられている。グリッパガイド432は、例えば、車輪で構成され、グリッパ24(後述するシャフト243)を支持し、グリッパ24が昇降する際のガイドとなる。
これにより、グリッパ24が貯蔵ラックRに収容された放射性廃棄物体Aを掴んだ状態で、原動機251でワイヤリール252を駆動してワイヤ253を巻き上げると、グリッパ24とともに放射性廃棄物体Aが上昇し、放射性廃棄物体Aが収容部22に収容される。
第1の剪断部23は、水平方向に対向するように配置された少なくとも一対の固定刃44及び可動刃45を有する。固定刃44及び可動刃45は、放射性廃棄物体Aが有するロッド部材Lの両側に配置されており、それぞれ鋭利な先端を有している。そして、不図示のアクチュエータによって可動刃45が固定刃44に向けて駆動されることにより、ロッド部材Lが径方向に沿って剪断されるように構成されている。
尚、第1の剪断部23で単一のロッド部材Lを剪断した場合においても、整列機構38によって同様にロッド部材Lの姿勢を揃えられることは当然である。
図8に示すように、幾つかの実施形態に係る細断ユニット3は、第1のシュータ35、第2のシュータ36、及び切換機構37を備えている。
第2のシュータ36は、第1の剪断部23で放射性廃棄物体Aから剪断され、放射性廃棄物体Aから分離されたロッド部材Lを迂回して収納容器34に導くように構成されている。第2のシュータ36は、シンブルプラグ等の長軸ロッド部材Lよりも短いロッド部材(短軸ロッド部材(不図示))を収納容器34に導くためのものであり、第1のシュータ35の外側に設けられている。
切換機構37は、第1のシュータ35及び第2のシュータ36を切り換えるためのものであり、少なくとも1つのロッド部材Lのうち長軸ロッド部材が第1のシュータに導かれ、長軸ロッド部材より短い短軸ロッド部材が第2のシュータ36に導かれるように切り換えられる。
図9に示すように、幾つかの実施形態に係る細断ユニット3は、受入部31を構成するロッドガイド311、固定部32を構成するロッドプッシャ321、第2の剪断部33を構成する固定刃331及び可動刃332のほかに、ロッド部材Lを一時停止させるストッパ391を備えている。
ロッドガイド311は、第1のシュータ35を通り導かれたロッド部材L(長軸ロッド部材)を第2の剪断部33に導くためのものであり、ロッド部材Lが通る通路が設けられている。また、ロッドガイド311は、通路を挟んで対向するように一対のガイド面が設けられ、ロッドガイド311の下端部に通路出口となるゲートが設けられている。
固定刃331は、ロッドガイド311に設けられた通路の中程に固定され、可動刃332は、通路を挟んで固定刃331と対向する位置に設けられている。可動刃332は、ロッド剪断用シリンダ333で作動され、可動刃332が固定刃331に対して任意のタイミングで進退するように構成されている。
ストッパ391は、ゲートを開閉するように、ロッドガイド311に設けられた通路に進退可能である。ストッパ391は、ロッドゲートシリンダ392により作動され、ストッパ391がゲートを任意のタイミングで開閉するように進退可能に構成されている。
上述した幾つかの実施形態に係る細断ユニット3は、ストッパ391が進出し、ロッドガイド311に設けられたゲートを閉鎖した状態で、第1のシュータ35を通り導かれたロッド部材Lをロッドガイド311に設けられた通路に受け入れる(図9参照)。
つぎに、ロッドゲートシリンダ392が作動され、ストッパ391が退去し、ロッドガイド311に設けられたゲートが開放される。
以下、この動作を繰り返すことにより、ロッド部材Lが剪断(細断)され、細断されたロッド部材LBが収納容器34内に収納される。
そして、収納容器34には一体分の放射性廃棄物体Aから分離され、細断されたロッド部材LBが収容され、その上に、残りの上部支持体Sが収納される。
尚、収納容器の容量は、一体分の放射性廃棄物体Aを収納しても空間が残るように設定されるが、一体分の放射性廃棄物体Aを減容するとその分だけ放射線量が高まることを考慮したものであり、放射線量を考慮しなければさらなる減容が可能である。
このように本装置では、周辺環境への汚染が極めて少ない剪断処理によって放射性廃棄物体Aを好適に減容することができる。また剪断処理は、例えばレーザ加工等に比べて周辺設備が小型で済むため、設置スペースも効果的に節約できる。
図13に示すように、幾つかの実施形態に係る細断ユニット3は、その側方に収納容器34を搬出する搬出装置5を備えており、側方に搬出された収納容器34は、貯蔵搬送ユニット6で貯蔵ラックRに搬送される。
貯蔵搬送ユニット6は、収納容器34を掴むクランプ61と、クランプ61に接続されたワイヤ62を巻き上げるウインチ63とを備えている。
上述したように、放射性廃棄物体Aが貯蔵ラックRに占める容積に対して収納容器34の体積が4分の1の場合には、図15に示すように、一体分の放射性廃棄物体Aの収納空間に4つの収納容器34が収納される。
図16に示すように、幾つかの実施形態に係る減容処理方法は、少なくとも1つのロッド部材Lを有する放射性廃棄物体Aを減容処理する減容処理方法である。
図16に示すように、幾つかの実施形態に係る減容処理方法は、収容工程(ステップS1)、搬送工程(ステップS3)、第1の剪断工程(ステップS5)、固定工程(ステップS7)、第2の剪断工程(ステップS9)、及び収納工程(ステップS11)を備えている。
収容工程(ステップS1)は、搬送ユニット2の下端部21をプールP内の貯蔵ラックRに接続して、貯蔵ラックRから放射性廃棄物体Aを取り出すことにより、搬送ユニット2の内部に収容する工程であり(図3参照)、搬送工程(ステップS3)は、搬送ユニット2を貯蔵ラックRから分離して搬送し、下端部21を細断ユニット3に接続する工程である(図4参照)。第1の剪断工程(ステップS5)は、搬送ユニット2の内部に収容された放射性廃棄物体Aから少なくとも1つのロッド部材Lを剪断することにより、放射性廃棄物体Aから該少なくとも1つのロッド部材Lを分離する工程である。固定工程(ステップS7)は、放射性廃棄物体Aから分離されたロッド部材Lを細断ユニット3で固定する工程であり、第2の剪断工程(ステップS9)は、固定工程(ステップS7)で固定されたロッド部材Lを剪断する工程である。そして、収納工程(ステップS11)は、剪断されたロッド部材Lを収納容器34に収納する工程である。
このように本方法では、周辺環境への汚染が極めて少ない剪断処理によって放射性廃棄物体Aを好適に減容することができる。また剪断処理は、例えばレーザ加工等に比べて周辺設備が小型で済むため、設置スペースも効果的に節約できる。
上述した幾つかの実施形態に係る減容処理方法によれば、第1の剪断工程(ステップS5)で同時に複数のロッド部材Lが剪断されることにより、細断ユニット3に複数のロッド部材Lが受け入れられる際に、整列工程(ステップS6)によって各ロッド部材Lが整列される。これにより、第2の剪断工程(ステップS9)で更に剪断される際に、各ロッド部材Lの姿勢を揃えることができるため、細断処理を好適に行うことができる。
上述した幾つかの実施形態に係る減容処理方法によれば、第2の剪断工程(ステップS9)による細断化が不要な短軸ロッド部材Lは、第2の剪断工程(ステップS9)で剪断されることなく収納容器34に収容される。その結果、第2の剪断工程(ステップS9)の無駄な動作が回避されることによって動作頻度が抑えられ、全体の作業効率を向上できる。
上述した幾つかの実施形態に係る第1の剪断工程によれば、第1の剪断工程(ステップS5)で少なくとも2つのロッド部材Lを同時に剪断することで、細断ユニット3における細断作業をより効率的に行うことができる。
上述した幾つかの実施形態に係る第1の剪断工程(ステップS5)によれば、第1の剪断工程(ステップS5)により同時に剪断される複数のロッド部材Lとして、対向する一対のロッド部材Lを選択することで、剪断実施時に生じる衝撃を効果的に相殺できる。これにより、第1の剪断工程(ステップS5)による剪断作業時に搬送ユニット2が衝撃によって振動することを効果的に抑制できる。
上述した幾つかの実施形態に係る第1の剪断工程(ステップS5)によれば、第1の剪断工程(ステップS5)によるロッド部材Lの剪断を、放射性廃棄物体Aを回転させながら順に行うことで、放射性廃棄物体Aから複数のロッド部材Lの分離を迅速に行うことができ、良好な作業効率が得られる。
上述した幾つかの実施形態に係る第2の剪断工程(ステップS9)によれば、第2の剪断工程(ステップS9)によってロッド部材Lを収納容器34の水平幅より短くなるように剪断することで、細断化されたロッド部材Lを寝かせた姿勢で、収納容器34に収納できる。これにより、限られた容積を有する収納容器内に細断化されたロッド部材Lを効率的に収納でき、好適な減容化を達成できる。
2 搬送ユニット
21 下端部
22 収容部
23 第1の剪断部
24 グリッパ
241 グリッパヘッド
242 グリッパクランプ
243 シャフト
25 グリッパ昇降駆動機構
251 原動機
252 ワイヤリール
253 ワイヤ
26 クレーン装置
3 細断ユニット
31 受入部
311 ロッドガイド
32 固定部
321 ロッドプッシャ
322 ロッド拘束用シリンダ
33 第2の剪断部
331 固定刃
332 可動刃
333 ロッド剪断用シリンダ
34 収納容器
35 第1のシュータ
36 第2のシュータ
37 切換機構
38 整列機構
381 ピストンシリンダ
382 ピストンシリンダ
391 ストッパ
392 ロッドゲートシリンダ
42 下部フレーム
431 ガイドレール
432 グリッパガイド
44 固定刃
45 可動刃
5 搬出装置
6 貯蔵搬送ユニット
61 クランプ
62 ワイヤ
63 ウインチ
A 放射性廃棄物体
S 上部支持体
S1 軸部
S1a 軸穴
S2 支持部
L ロッド部材
L1 管
L2 制御材(中性子吸収材)
L3 上端部
LB 細断されたロッド部材
P プール
R 貯蔵ラック
D デッキ
OP オペレータ
RO 綿ロープ
G 設置ガイド
Claims (13)
- 少なくとも1つのロッド部材を有する放射性廃棄物体を減容処理する減容処理装置であって、
プール内の貯蔵ラックから取り出された前記放射性廃棄物体を内部に収容しながら搬送可能な搬送ユニットと、
前記搬送ユニットで搬送された前記放射性廃棄物体から分離された前記少なくとも1つのロッド部材を細断処理する細断ユニットと、
を備え、
前記搬送ユニットは、
前記貯蔵ラックに接続可能な下端部と、
前記下端部を介して前記貯蔵ラックから取り出された前記放射性廃棄物体を収容可能な収容部と、
前記収容部に収容された前記放射性廃棄物体から前記少なくとも1つのロッド部材を剪断することにより分離する第1の剪断部と、
を備え、
前記細断ユニットは、
前記下端部に接続可能であり、前記第1の剪断部で分離されたロッド部材を受け入れる受入部と、
前記受入部に受け入れられたロッド部材を固定する固定部と、
前記固定されたロッド部材を更に剪断する第2の剪断部と、
前記第2の剪断部で剪断されたロッド部材を収納する収納容器と、
を備えることを特徴とする減容処理装置。 - 前記少なくとも1つのロッド部材は、複数のロッド部材を含み、
前記第1の剪断部は、前記複数のロッド部材の少なくとも2つを同時に剪断することを特徴とする請求項1に記載の減容処理装置。 - 前記細断ユニットは、同時に剪断された前記複数のロッド部材を整列するための整列機構を更に備え、
前記固定部は前記整列機構によって整列された前記複数のロッド部材を固定することを特徴とする請求項2に記載の減容処理装置。 - 前記少なくとも1つのロッド部材は、軸対称に配置された複数のロッド部材を含み、
前記第1の剪断部は、前記複数のロッド部材のうち互いに対向する一対のロッド部材を同時に剪断するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の減容処理装置。 - 前記搬送ユニットは、
前記貯蔵ラックに収容された前記放射性廃棄物体を掴むグリッパと、
前記グリッパを昇降させるグリッパ昇降駆動機構と、
を含み、
前記第1の剪断部は、前記グリッパを回転させながら、前記複数のロッド部材を順に剪断することを特徴とする請求項4に記載の減容処理装置。 - 前記第1の剪断部で分離されたロッド部材を前記受入部に導く第1のシュータと、
前記第1の剪断部で分離されたロッド部材を前記受入部を迂回して前記収納容器に導く第2のシュータと、
前記第1のシュータ及び前記第2のシュータを切り替えるための切換機構と、
を備え、
前記切換機構は、前記少なくとも1つのロッド部材のうち長軸ロッド部材が前記第1のシュータに導かれ、前記長軸ロッド部材より短い短軸ロッド部材が前記第2のシュータに導かれるように切り換えられることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の減容処理装置。 - 前記第2の剪断部は、前記収納容器の水平幅より短くなるように前記ロッド部材を剪断することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の減容処理装置。
- 少なくとも1つのロッド部材を有する放射性廃棄物体を減容処理する減容処理方法であって、
搬送ユニットの下端部をプール内の貯蔵ラックに接続して、前記貯蔵ラックから前記放射性廃棄物体を取り出すことにより、前記搬送ユニットの内部に収容する収容工程と、
前記搬送ユニットを前記貯蔵ラックから分離して搬送し、前記下端部を細断ユニットに接続する搬送工程と、
前記搬送ユニットの内部に収容された前記放射性廃棄物体から前記少なくとも1つのロッド部材を剪断することにより分離する第1の剪断工程と、
前記分離されたロッド部材を前記細断ユニットで固定する固定工程と、
前記固定されたロッド部材を剪断する第2の剪断工程と、
前記剪断されたロッド部材を収納容器に収納する収納工程と、
を備えることを特徴とする減容処理方法。 - 前記少なくとも1つのロッド部材は、複数のロッド部材を含み、
前記第1の剪断工程では、前記複数のロッド部材のうち少なくとも2つを同時に剪断し、
前記同時に剪断されたロッド部材を鉛直方向に沿って整列させる整列工程を更に備え、
前記固定工程では、前記整列されたロッド部材をそれぞれ固定することを特徴とする請求項8に記載の減容処理方法。 - 前記少なくとも1つのロッド部材は、軸対称に配置された複数のロッド部材を含み、
前記第1の剪断工程は、前記複数のロッド部材のうち互いに対向する一対のロッド部材を同時に剪断することを特徴とする請求項8に記載の減容処理方法。 - 前記少なくとも1つのロッド部材は、複数のロッド部材を含み、
前記第1の剪断工程は、前記放射性廃棄物体を回転させながら前記複数のロッド部材を順に剪断することを特徴とする請求項8に記載の減容処理方法。 - 前記少なくとも1つのロッド部材は、長軸ロッド部材、及び、前記長軸ロッド部材より短い短軸ロッド部材を含み、
前記短軸ロッド部材は第2の剪断工程で剪断されることなく前記収納容器に収納されることを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載の減容処理方法。 - 前記第2の剪断工程では、前記収納容器の水平幅より短くなるように前記ロッド部材が剪断されることを特徴とする請求項8から12のいずれか1項に記載の減容処理方法。
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