JP6669841B2 - 回路検証装置、回路検証方法、および、コンピュータ・プログラム - Google Patents

回路検証装置、回路検証方法、および、コンピュータ・プログラム Download PDF

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本発明は、高速化回路が搭載された装置の回路検証を行う技術に関する。
一般に、コンピュータシステムでは、装置に搭載された回路が正常に動作するかどうかを確認するために、テストプログラムを実行させてその結果を確認する回路検証が行われる。ここで、検証対象の装置には、処理の高速化の為、命令の追い越し回路やメモリからのリードデータのバイパス回路などの高速化回路が組み込まれている場合がある。
このような高速化回路が搭載された装置の回路検証を行う技術の一例が、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された関連技術は、追い越しが発生した場合における実行結果が、発生しなかった場合における実行結果とは異なる結果になるようにメモリマッピングを変更することにより、追い越しが発生したか否かを判定する。そして、この関連技術は、追い越しが発生した場合に、追い越した順になるように命令列を並べ替えてシミュレートすることにより実行結果の期待値を生成し、追い越しが発生した場合の実行結果が期待値に一致するか否かを判定する。
特開2012−160071号公報
しかしながら、上述の関連技術には、回路動作の設定変更に応じた効率的な回路検証ができないという課題がある。
ここで、回路動作の設定変更の一例としては、メモリの構成情報の変更、演算部の構成情報の変更、命令の調停順位の変更、レジスタの使用順番の変更、命令の追い越し機能の有効・無効の変更、演算回路バイパスを抑止するか否かの変更、または、これらの設定変更の組み合わせ等がある。
このような回路動作の設定変更によって、同一のテストプログラムによる回路検証でも、高速化回路が動作する場合と動作しない場合がある。ところが、高速化回路が動作しても動作しなくても、テストプログラムの結果は同じである。そこで、このような場合に、特許文献1に記載された技術を適用することが考えられる。しかしながら、この関連技術は、回路動作の設定変更毎に追い越し判定や期待値の生成を行う必要があり、高速化回路の検証が効率的に行えない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、回路動作の設定変更に応じた効率的な回路検証を行う技術を提供することを目的とする。
本発明の回路検証装置は、被検証装置に搭載された各高速化回路について、検証用のハードウェアモードを記憶するハードウェアモード格納部と、前記ハードウェア格納部に格納されている前記検証用のハードウェアモードを設定して前記被検証装置の回路検証を実行する回路検証部とを備えた回路検証装置において、前記回路検証部は、前記高速化回路について前記ハードウェアモード格納部に前記検証用のハードウェアモードが格納されていない場合、設定可能なハードウェアモードの一覧から1つずつハードウェアモードを取得し、前記ハードウェアモードを変更しながら前記被検証装置の回路検証を実行し、前記高速化回路が動作したときにそれぞれオンとなる高速化回路動作フラグを参照することにより、前記高速化回路動作フラグがオンとなったときに設定されているハードウェアモードを、当該高速化回路の検証用のハードウェアモードとして前記ハードウェアモード格納部に格納する第一の検証処理を実行し、前記高速化回路について前記ハードウェアモード格納部に前記検証用のハードウェアモードが格納されている場合、格納されている前記検証用のハードウェアモードを設定して前記被検証装置の回路検証を実行する第二の検証処理を実行することを特徴とする。
また、本発明の回路検証方法は、被検証装置に搭載された各高速化回路について、検証用のハードウェアモードを記憶するハードウェアモード格納部と、前記ハードウェア格納部に格納されている前記検証用のハードウェアモードを設定して前記被検証装置の回路検証を実行する回路検証部とを用いて、前記回路検証部は、前記高速化回路について前記ハードウェアモード格納部に前記検証用のハードウェアモードが格納されていない場合、設定可能なハードウェアモードの一覧から1つずつハードウェアモードを取得し、前記ハードウェアモードを変更しながら前記被検証装置の回路検証を実行し、前記高速化回路が動作したときにそれぞれオンとなる高速化回路動作フラグを参照することにより、前記高速化回路動作フラグがオンとなったときに設定されているハードウェアモードを、当該高速化回路の検証用のハードウェアモードとして前記ハードウェアモード格納部に格納する第一の検証処理を実行し、前記高速化回路について前記ハードウェアモード格納部に前記検証用のハードウェアモードが格納されている場合、格納されている前記検証用のハードウェアモードを設定して前記被検証装置の回路検証を実行する第二の検証処理を実行する。
また、本発明のコンピュータ・プログラムは、被検証装置に搭載された各高速化回路について、検証用のハードウェアモードを記憶するハードウェアモード格納部と、前記ハードウェア格納部に格納されている前記検証用のハードウェアモードを設定して前記被検証装置の回路検証を実行する回路検証部とを備えるコンピュータ装置の前記回路検証部に、前記高速化回路について前記ハードウェアモード格納部に前記検証用のハードウェアモードが格納されていない場合、設定可能なハードウェアモードの一覧から1つずつハードウェアモードを取得し、前記ハードウェアモードを変更しながら前記被検証装置の回路検証を実行し、前記高速化回路が動作したときにそれぞれオンとなる高速化回路動作フラグを参照することにより、前記高速化回路動作フラグがオンとなったときに設定されているハードウェアモードを、当該高速化回路の検証用のハードウェアモードとして前記ハードウェアモード格納部に格納する第1の回路検証ステップと、前記高速化回路について前記ハードウェアモード格納部に前記検証用のハードウェアモードが格納されている場合、格納されている前記検証用のハードウェアモードを設定して前記被検証装置の回路検証を実行する第2の回路検証ステップとを実行させる。
本発明は、回路動作の設定変更に応じた効率的な回路検証を行う技術を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態としての回路検証システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態としての回路検証システムのハードウェア構成図である。 本発明の第1の実施の形態としての回路検証システムの動作の概略を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態としての回路検証システムの第1の検証処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態としての回路検証システムの第2の検証処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態としての回路検証システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態としての回路検証システムの第1の検証処理を説明するフローチャートである。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の第1の実施の形態としての回路検証システム1の構成を図1に示す。図1において、回路検証システム1は、回路検証装置10と、被検証装置30とを備える。回路検証装置10および被検証装置30は、通信経路を介して接続されている。また、回路検証装置10は、ハードウェアモード格納部11と、回路検証部12とを備える。また、被検証装置30は、n個の高速化回路31(31_1〜31_n)を搭載している。なお、nは、1以上の整数である。
ここで、回路検証装置10は、図2に示すように、プロセッサ1001と、メモリ1002と、通信インタフェース1003とを含む。この場合、ハードウェアモード格納部11は、メモリ1002によって構成される。また、回路検証部12は、通信インタフェース1003と、メモリ1002に格納されたコンピュータ・プログラムを実行するプロセッサ1001とによって構成される。また、被検証装置30は、高速化回路31を含むプロセッサ3001と、メモリ3002と、通信インタフェース3003とを含む。なお、回路検証システム1を構成する各装置および各機能ブロックのハードウェア構成は、上述の構成に限定されない。
被検証装置30は、ハードウェアモードが設定されると、設定されたハードウェアモードに応じて動作するよう構成される。ハードウェアモードは、自装置に搭載された回路の動作に関する設定内容を表す。例えば、ハードウェアモードは、メモリの構成情報の変更、演算部の構成情報の変更、命令の調停順位の変更、レジスタの使用順番の変更、命令の追い越し機能の有効・無効の変更、演算回路バイパスを抑止するか否かの変更、または、これらの組み合わせに関する設定内容を表すものであってもよい。なお、ハードウェアモードは、図示しないハードウェアモード設定部等に設定される。
また、被検証装置30では、プロセッサ3001が、メモリ3002にアクセスしながらコンピュータ・プログラムを実行する際に、高速化回路31が、必要に応じて動作する。例えば、高速化回路31は、命令の追い越し回路や、メモリからのリードデータのバイパス回路等であってもよい。例えば、高速化回路31が追い越し回路である場合、該高速化回路31は、プロセッサ3001からのメモリ3002に対する後続命令が先行命令に先行して実行可能である場合、後続命令を先行して実行する。なお、n個の高速化回路31は、それぞれが他の少なくとも1つと同種類の高速化回路であってもよいし、他のいずれとも異なる種類の高速化回路であってもよい。
また、各高速化回路31は、自回路が動作すると、対応する高速化回路動作フラグをオンに設定する。具体的には、各高速化回路31は、n個のフラグによって構成される高速化回路動作フラグのうち自回路に対応するフラグをオンにすればよい。なお、本実施の形態では、高速化回路動作フラグは、被検証装置30のメモリ3002によって構成されるものとする。ただし、本発明において、高速化回路動作フラグは、検証装置10のメモリ1002によって構成されていてもよい。その場合、各高速化回路31は、自回路が動作したことを検証装置10に通信経路を介して通知し、検証装置10のプロセッサ3001に、対応する高速化回路動作フラグをオンにさせてもよい。
回路検証装置10のハードウェアモード格納部11は、被検証装置30に搭載された各高速化回路31について、検証用のハードウェアモードを記憶する。つまり、ハードウェアモード格納部11は、n個の高速化回路31の検証用として、n個のハードウェアモードを記憶可能に構成される。
回路検証部12は、被検証装置30に搭載された各高速化回路31についてハードウェアモード格納部11に検証用のハードウェアモードが格納されていない場合、次のように動作するよう構成される。この場合、回路検証部12は、ハードウェアモードを変更しながら被検証装置30の回路検証を実行する。なお、被検証装置30の回路検証の実行とは、被検証装置30にテストプログラムを実行させることである。
このとき、回路検証部12は、被検証装置30に設定可能なハードウェアモードの一覧から1つずつハードウェアモードを取得し、被検証装置30に順次設定してテストプログラムを実行させてもよい。そして、回路検証部12は、1つのハードウェアモードを設定して回路検証を実行する度に、前述の高速化回路動作フラグを参照する。そして、高速化回路動作フラグがオンとなっている高速化回路31について、そのときに設定されていたハードウェアモードを、ハードウェアモード格納部11に格納する。
また、回路検証部12は、各高速化回路31についてハードウェアモード格納部11に検証用のハードウェアモードが格納されている場合、格納されているハードウェアモードを順次設定しながら回路検証を実行する。
以上のように構成された回路検証システム1の動作について、図面を参照して説明する。
まず、回路検証システム1の動作の概略を図3に示す。
図3では、まず、回路検証装置10の回路検証部12は、被検証装置30の各高速化回路31について、ハードウェアモード格納部11に検証用のハードウェアモードが格納されているか否かを判断する(ステップS1)。
ここで、ハードウェアモード格納部11に、この被検証装置30の各高速化回路31について検証用のハードウェアモードが格納されていない場合、回路検証部12は、この被検証装置30について第1の検証処理を行う(ステップS2)。第1の検証処理の詳細については後述する。
一方、ハードウェアモード格納部11に、この被検証装置30の各高速化回路31について検証用のハードウェアモードが格納されている場合、回路検証部12は、この被検証装置30について第2の検証処理を行う(ステップS3)。第2の検証処理の詳細については後述する。
以上で、回路検証システム1は動作を終了する。
次に、ステップS2における第1の検証処理について、図4を用いて説明する。
図4では、回路検証部12は、高速化回路31_i(i=1〜n)について、以下のステップS11〜S15の処理を実行する。
ここでは、まず、回路検証部12は、被検証装置30に設定可能なハードウェアモードのうちの1つを選択し、被検証装置30に設定する(ステップS11)。
次に、回路検証部12は、被検証装置30の回路検証を実行する。具体的には、回路検証部12は、被検証装置30にテストプログラムを実行させる(ステップS12)。
ここで、被検証装置30の各高速化回路31は、自回路が動作すると、自回路に対応する高速化回路動作フラグをオンに設定する。
次に、回路検証部12は、テストプログラムの実行終了後、高速化回路31_iに対応する高速化回路動作フラグがオンとなっているか否かを確認する(ステップS13)。
ここで、対応する高速化回路動作フラグがオンとなっている場合(ステップS13でYes)、回路検証部12は、高速化回路31_iの検証用のハードウェアモードとして、ステップS11で設定したハードウェアモードを、ハードウェアモード格納部11に記憶させる(ステップS14)。
なお、このとき、回路検証部12は、対応する高速化回路動作フラグがオンとなっている他の高速化回路31があれば、その高速化回路31の検証用のハードウェアモードをさらにハードウェアモード格納部11に記憶させてもよい。
そして、回路検証装置10は、この高速化回路31_iについての検証処理を終了する。
一方、対応する高速化回路動作フラグがオンとなっていない場合(ステップS13でNo)、回路検証装置10は、被検証装置30に設定可能なハードウェアモードのうち、未だ設定していない他のハードウェアモードがあるか否かを確認する(ステップS15)。
ここで、他のハードウェアモードがあれば(ステップS15でYes)、回路検証装置10は、他のハードウェアモードの1つについて、ステップS11からの処理を繰り返す。
一方、他のハードウェアモードがなければ(ステップS15でNo)、回路検証装置10は、この高速化回路31_iについての検証処理を終了する。
高速化回路31_1〜31_nについてステップS11〜S15の処理を完了すると、回路検証装置10は、第1の検証処理を終了する。
次に、ステップS3における第2の検証処理について、図5を用いて説明する。
図5では、回路検証部12は、高速化回路31_i(i=1〜n)について、以下のステップS21〜S22の処理を実行する。
ここでは、まず、回路検証部12は、高速化回路31_iについて、ハードウェアモード格納部11に記憶された検証用のハードウェアモードを取得し、被検証装置30に設定する(ステップS21)。
次に、回路検証部12は、被検証装置30の回路検証を実行する。具体的には、回路検証部12は、被検証装置30にテストプログラムを実行させ、高速化回路31_iの動作を検証する(ステップS22)。
なお、このとき、回路検証部12は、同一の検証用のハードウェアモードがハードウェアモード格納部11に記憶されている他の高速化回路31についても検証を行うことが可能である。
高速化回路31_1〜31_nについてステップS21〜S22の処理を完了すると、回路検証装置10は、第2の検証処理を終了する。
次に、本発明の第1の実施の形態の効果について述べる。
本発明の第1の実施の形態としての回路検証システムは、回路動作の設定変更に応じた効率的な回路検証を行うことができる。
その理由は、回路検証部が、被検証装置に搭載された各高速化回路についての検証用のハードウェアモードがハードウェアモード格納部に格納されていない場合、ハードウェアモードを変更しながら回路検証を実行するからである。そして、回路検証部が、高速化回路動作フラグを参照し、高速化回路動作フラグがオンとなったときに設定されているハードウェアモードを、そのフラグに対応する高速化回路の検証用のハードウェアモードとしてハードウェアモード格納部に格納するからである。また、被検証装置に搭載された各高速化回路についての検証用のハードウェアモードがハードウェアモード格納部に格納されている場合、回路検証部が、格納されているハードウェアモードを設定して回路検証を実行するからである。
これにより、本実施の形態は、同種の被検証装置について回路検証を実行する場合、2回目以降は、高速化回路が動作することがわかっているハードウェアモードを設定して回路検証を行うことができ、回路検証の効率化を図ることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態の説明において参照する各図面において、本発明の第1の実施の形態と同一の構成および同様に動作するステップには同一の符号を付して本実施の形態における詳細な説明を省略する。
まず、本発明の第2の実施の形態としての回路検証システム2の構成を図6に示す。図6において、回路検証システム2は、本発明の第1の実施の形態としての回路検証システム1に対して、回路検証装置10に替えて回路検証装置20を備える点が異なる。また、回路検証装置20は、本発明の第1の実施の形態としての回路検証装置10に対して、回路検証部12に替えて回路検証部22を備え、さらに、ハードウェアモードテーブル23を備える点が異なる。なお、回路検証システム2を構成する各装置および各機能ブロックは、図2を参照して説明した本発明の第1の実施の形態のハードウェア構成によって構成可能である。ただし、これらの装置および機能ブロックのハードウェア構成は、上述の構成に限定されない。
回路検証部22は、ハードウェアモード格納部11に検証用のハードウェアモードが格納されていない場合の動作が、本発明の第1の実施の形態と異なるよう構成される。
この場合、回路検証部22は、高速化回路31毎に用意されたハードウェアモードテーブル23を用いて、ハードウェアモードの変更を行う。具体的には、n個の高速化回路31(31_1〜31_n)があれば、n個のハードウェアモードテーブル23(23_1〜23_n)があらかじめメモリ1002等に用意されている。各ハードウェアモードテーブル23は、被検証装置30について設定可能なm(mは1以上の整数)個のハードウェアモードのうち、対応する高速化回路31について有効な設定変更となる1つ以上のハードウェアモードの一覧を格納している。
具体的には、回路検証部22は、各高速化回路31について、対応するハードウェアモードテーブル23に格納されたハードウェアモードを順次選択して設定しながら、回路検証を行う。そして、回路検証部22は、高速化回路動作フラグがオンとなったときに設定されているハードウェアモードを、その高速化回路31の検証用のハードウェアモードとして、ハードウェアモード格納部11に格納すればよい。
以上のように構成された回路検証システム2の動作について、図面を参照して説明する。なお、回路検証システム2の動作は、本発明の第1の実施の形態としての回路検証システム1の動作に対して、ステップS2における第1の検証処理の詳細が異なる。回路検証システム2の第1の検証処理の詳細を図7に示す。
図7では、回路検証部22は、高速化回路31_i(i=1〜n)について、以下のステップS31〜S32、S12〜S14、S35の処理を実行する。
ここでは、まず、回路検証部22は、高速化回路31_iに対応するハードウェアモードテーブル23_iから、ハードウェアモードの一覧を取得する(ステップS31)。
次に、回路検証部22は、ステップS31で取得したハードウェアモードの一覧のうちの1つを選択し、被検証装置30に設定する(ステップS32)。
次に、回路検証部22は、本発明の第1の実施の形態における第1の検証処理と同様に、ステップS12〜S14を実行する。すなわち、回路検証部22は、被検証装置30にテストプログラムを実行させ、高速化回路31_iに対応する高速化回路動作フラグがオンとなれば、高速化回路31_iの検証用のハードウェアモードを、ハードウェアモード格納部11に記憶させる。この場合、回路検証装置20は、この高速化回路31_iについての検証処理を終了する。
一方、対応する高速化回路動作フラグがオンとなっていない場合(ステップS13でNo)、回路検証部22は、ハードウェアモードテーブル23_iから取得した一覧のうち、未だ設定していない他のハードウェアモードがあるかを確認する(ステップS35)。
ここで、他のハードウェアモードがあれば(ステップS35でYes)、回路検証装置20は、他のハードウェアモードの1つについて、ステップS32からの処理を繰り返す。
一方、他のハードウェアモードがなければ(ステップS35でNo)、回路検証装置20は、この高速化回路31_iについての処理を終了する。
高速化回路31_1〜31_nについてステップS31〜S32、S12〜S14、S35の処理を完了すると、回路検証装置20は、第1の検証処理を終了する。
次に、本発明の第2の実施の形態の効果について述べる。
本発明の第2の実施の形態としての回路検証システムは、回路動作の設定変更に応じた回路検証を、さらに効率的に行うことができる。
その理由は、回路検証部が、高速化回路毎に用意されたハードウェアモードテーブルを用いて、ハードウェアモードを変更しながら、各高速化回路について回路検証を実行するからである。これにより、本実施の形態は、高速化回路によっては設定を変更しても動作するか否かに影響のないハードウェアモードを設定する必要がなく、各高速化回路について検証用のハードウェアモードを得るための処理を、さらに効率的に行うことができる。また、本発明の第2の実施の形態は、そのようにして得た検証用のハードウェアモードを用いて、同種の被検証装置についての2回目以降の回路検証では、高速化回路が動作するハードウェアモードを設定して回路検証を行うことができ、さらなる効率化を図ることができる。
なお、本発明の各実施の形態において、検証装置の各機能ブロックが、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを実行するプロセッサによって実現される例を中心に説明したが、各機能ブロックの一部、全部、または、それらの組み合わせが専用のハードウェアにより実現されていてもよい。
また、本発明の各実施の形態において、検証装置の機能ブロックは、複数の装置に分散されて実現されてもよい。
また、本発明の各実施の形態において、高速化回路動作フラグは、検証装置側に備えられていてもよい。
また、本発明の各実施の形態において、被検証装置の高速化回路は、高速化回路が動作したことを判定する他の機能ブロックにより、高速化回路動作フラグをオンにしてもよい。
また、上述した本発明の各実施の形態において、各フローチャートを参照して説明した検証装置の動作を、本発明のコンピュータ・プログラムとしてコンピュータ装置の記憶装置(記憶媒体)に格納しておいてもよい。また、係るコンピュータ・プログラムをコンピュータ装置のプロセッサが読み出して実行するようにしてもよい。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータ・プログラムのコードあるいは記憶媒体によって構成される。
また、上述した各実施の形態は、適宜組み合わせて実施されることが可能である。
また、本発明は、上述した各実施の形態に限定されず、様々な態様で実施されることが可能である。
1、2 回路検証システム
10、20 回路検証装置
11 ハードウェアモード格納部
12、22 回路検証部
23 ハードウェアモードテーブル
30 被検証装置
31 高速化回路
1001、3001 プロセッサ
1002、3002 メモリ
1003、3003 通信インタフェース

Claims (6)

  1. 被検証装置に搭載された各高速化回路について、検証用のハードウェアモードを記憶するハードウェアモード格納部と、
    前記ハードウェアモード格納部に格納されている前記検証用のハードウェアモードを設定して前記被検証装置の回路検証を実行する回路検証部と、
    を備えた回路検証装置において、
    前記回路検証部は、前記高速化回路について前記ハードウェアモード格納部に前記検証用のハードウェアモードが格納されていない場合、設定可能なハードウェアモードの一覧から1つずつハードウェアモードを取得し、前記ハードウェアモードを変更しながら前記被検証装置の回路検証を実行し、前記高速化回路が動作したときにそれぞれオンとなる高速化回路動作フラグを参照することにより、前記高速化回路動作フラグがオンとなったときに設定されているハードウェアモードを、当該高速化回路の検証用のハードウェアモードとして前記ハードウェアモード格納部に格納する第一の検証処理を実行し、
    前記高速化回路について前記ハードウェアモード格納部に前記検証用のハードウェアモードが格納されている場合、格納されている前記検証用のハードウェアモードを設定して前記被検証装置の回路検証を実行する第二の検証処理を実行することを特徴とする回路検証装置。
  2. 予め格納されている前記検証用のハードウェアモード、もしくは、前記第一の検証処理で格納した前記高速化回路の検証用のハードウェアモードを用いて、前記第二の検証処理を実行する、請求項1に記載の回路検証装置。
  3. 被検証装置に搭載された各高速化回路について、検証用のハードウェアモードを記憶するハードウェアモード格納部と、前記ハードウェアモード格納部に格納されている前記検証用のハードウェアモードを設定して前記被検証装置の回路検証を実行する回路検証部と、を用いて、
    前記回路検証部は、前記高速化回路について前記ハードウェアモード格納部に前記検証用のハードウェアモードが格納されていない場合、設定可能なハードウェアモードの一覧から1つずつハードウェアモードを取得し、前記ハードウェアモードを変更しながら前記被検証装置の回路検証を実行し、前記高速化回路が動作したときにそれぞれオンとなる高速化回路動作フラグを参照することにより、前記高速化回路動作フラグがオンとなったときに設定されているハードウェアモードを、当該高速化回路の検証用のハードウェアモードとして前記ハードウェアモード格納部に格納する第一の検証処理を実行し、
    前記高速化回路について前記ハードウェアモード格納部に前記検証用のハードウェアモードが格納されている場合、格納されている前記検証用のハードウェアモードを設定して前記被検証装置の回路検証を実行する第二の検証処理を実行する回路検証方法。
  4. 予め格納されている前記検証用のハードウェアモード、もしくは、前記第一の検証処理で格納した前記高速化回路の検証用のハードウェアモードを用いて、前記第二の検証処理を実行する、請求項3に記載の回路検証方法。
  5. 被検証装置に搭載された各高速化回路について、検証用のハードウェアモードを記憶するハードウェアモード格納部と、前記ハードウェアモード格納部に格納されている前記検証用のハードウェアモードを設定して前記被検証装置の回路検証を実行する回路検証部とを備えるコンピュータ装置の前記回路検証部に、
    前記高速化回路について前記ハードウェアモード格納部に前記検証用のハードウェアモードが格納されていない場合、設定可能なハードウェアモードの一覧から1つずつハードウェアモードを取得し、前記ハードウェアモードを変更しながら前記被検証装置の回路検証を実行し、前記高速化回路が動作したときにそれぞれオンとなる高速化回路動作フラグを参照することにより、前記高速化回路動作フラグがオンとなったときに設定されているハードウェアモードを、当該高速化回路の検証用のハードウェアモードとして前記ハードウェアモード格納部に格納する第1の回路検証ステップと、
    前記高速化回路について前記ハードウェアモード格納部に前記検証用のハードウェアモードが格納されている場合、格納されている前記検証用のハードウェアモードを設定して前記被検証装置の回路検証を実行する第2の回路検証ステップと、
    を実行させるコンピュータ・プログラム。
  6. 前記第2の回路検証ステップにおいて、
    予め格納されている前記検証用のハードウェアモード、もしくは、前記第1の回路検証ステップで格納した前記高速化回路の検証用のハードウェアモードを用いる請求項5に記載のコンピュータ・プログラム。
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