JP6667160B2 - Fire detector base and fire detector - Google Patents
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Description
本発明は、火災感知器用ベース及び火災感知器に関し、より詳細には、筒状の周壁を有する火災感知器用ベース及びこの火災感知器用ベースを備える火災感知器に関する。 The present invention relates to a fire detector base and a fire detector, and more particularly, to a fire detector base having a cylindrical peripheral wall and a fire detector including the fire detector base.
従来例として特許文献1記載の火災感知器を例示する。特許文献1記載の火災感知器は、造営面に取り付けられるベース(火災感知器用ベース)と、ベースに対して床側(下側)に取り付けられた本体部(感知器本体)と、を備えている。本体部は、円板状のカバーを有しており、カバーは、本体部における椀状の底壁に被さるようにして設けられている。カバーの上面には、カバーの中央部付近から外周縁側へ下降する下降部が設けられている。つまり、下降部は、造営面に対して所定の角度だけ傾斜している。本体部の底壁には、カバーを取り囲むように排水溝が設けられている。排水溝には、底壁を貫通している水抜き孔が設けられている。したがって、カバーの上面に水があるとき、水は排水溝へ誘導され、水抜き孔から本体部の外へ排水される。 As a conventional example, a fire detector described in Patent Document 1 is exemplified. The fire detector described in Patent Literature 1 includes a base (fire detector base) attached to a construction surface, and a main body (sensor main body) attached to a floor side (lower side) with respect to the base. I have. The main body has a disk-shaped cover, and the cover is provided so as to cover a bowl-shaped bottom wall of the main body. On the upper surface of the cover, there is provided a descending portion which descends from the vicinity of the center of the cover to the outer peripheral edge. That is, the descending portion is inclined by a predetermined angle with respect to the construction surface. A drain groove is provided on the bottom wall of the main body so as to surround the cover. The drain groove is provided with a drain hole penetrating the bottom wall. Therefore, when there is water on the upper surface of the cover, the water is guided to the drain groove, and is drained out of the main body from the drain hole.
しかしながら、特許文献1記載の火災感知器は、ベースの底壁の上面(第一面)に水があるとき、火災感知器の外部へ排水するために、ベースにおいて水を誘導することができなかった。 However, the fire detector described in Patent Document 1 cannot guide water at the base to drain water to the outside of the fire detector when there is water on the upper surface (first surface) of the bottom wall of the base. Was.
本発明は、火災感知器用ベースの底壁の第一面に水があるとき、火災感知器の外部へ排水するために、火災感知器用ベースにおいて水を誘導することができる火災感知器用ベース及び火災感知器を提供することを目的とする。 The present invention relates to a fire detector base and a fire detector base that can guide water in the fire detector base to drain water to the outside of the fire detector when water is present on the first surface of the bottom wall of the fire detector base. It is intended to provide a sensor.
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る火災感知器用ベースは、台座を備える。前記台座は、火災を検知する感知器本体が取り付けられる。前記台座は、底壁と、周壁と、を有する。前記周壁は筒状である。前記周壁は、前記底壁の周縁から突出している。前記底壁は、第一面及び第二面を含む。前記第一面及び前記第二面は、前記周壁の突出方向において互いに反対側に位置している。前記周壁が突出する向きにおける前記周壁の先端は、前記突出方向において、前記第一面と前記第二面とのうち前記第一面により近い。前記台座は、集水面と、孔と、を更に有する。前記集水面は、前記突出方向に直交する方向において前記第一面に隣接している。前記孔は、前記集水面から前記台座の外部へ貫通している。前記第一面は傾斜面を含む。前記傾斜面は、前記突出方向に直交する前記方向において前記集水面に近づくほど、前記突出方向において前記第二面に近づくように傾斜している。 In order to solve the above problems, a fire detector base according to one embodiment of the present invention includes a pedestal. The pedestal is provided with a detector body for detecting a fire. The pedestal has a bottom wall and a peripheral wall. The peripheral wall is cylindrical. The peripheral wall protrudes from a peripheral edge of the bottom wall. The bottom wall includes a first surface and a second surface. The first surface and the second surface are located on opposite sides in a direction in which the peripheral wall protrudes. A tip of the peripheral wall in a direction in which the peripheral wall protrudes is closer to the first surface of the first surface and the second surface in the protruding direction. The pedestal further has a water collecting surface and a hole. The water collecting surface is adjacent to the first surface in a direction perpendicular to the projecting direction. The hole penetrates from the water collecting surface to the outside of the pedestal. The first surface includes an inclined surface. The inclined surface is inclined so as to be closer to the water collecting surface in the direction orthogonal to the projecting direction and closer to the second surface in the projecting direction.
本発明の一態様に係る火災感知器は、前記火災感知器用ベースと、前記感知器本体と、を備える。 A fire detector according to one aspect of the present invention includes the fire detector base and the detector main body.
本発明の一態様に係る火災感知器用ベース及び火災感知器では、火災感知器用ベースの底壁の第一面に水があるとき、火災感知器の外部へ排水するために、火災感知器用ベースにおいて水を誘導することができる。 In the fire detector base and the fire detector according to one embodiment of the present invention, when there is water on the first surface of the bottom wall of the fire detector base, the fire detector base is drained to the outside of the fire detector. Water can be induced.
以下、本発明の実施形態に係る火災感知器用ベース及び火災感知器について、図面を用いて説明する。なお、図1は図3のA−A断面図である。以下、特に断りのない限り、図1に示す火災感知器1において、火災感知器用ベース2が位置する側を上とし、感知器本体3が位置する側を下とする。
Hereinafter, a fire detector base and a fire detector according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a sectional view taken along line AA of FIG. Hereinafter, unless otherwise specified, in the fire detector 1 shown in FIG. 1, the side where the
本実施形態の火災感知器1は、図2に示すように、造営面500に取り付けられる。火災感知器1は、火災感知器用ベース2と、感知器本体3と、を備えている。火災感知器用ベース2には、造営面500に通された外部配線600が挿入される。
The fire detector 1 of this embodiment is attached to a
感知器本体3は、図1に示すように、ケース300と、カバー310と、電気回路320と、光学基台330と、虫カバー340と、を備えている。
As shown in FIG. 1, the sensor main body 3 includes a
火災感知器用ベース2は、図7に示すように、台座4と、複数(6つ)の外部接続ユニット5と、複数(3つ)のコンタクト部6と、を備えている。台座4は、図3に示すように、下側ベース8と、下側ベース8の第二底部80(図5参照)を覆うように取り付けられている上側ベース7と、を有している。
As shown in FIG. 7, the
下側ベース8は、図5に示すように、円盤状の第二底部80と、円筒状の第一の周壁(周壁)82と、円筒状の第二の周壁83(図7、図8参照)と、を備えている。
As shown in FIG. 5, the
第二底部80は第二上面84と第二下面85(図7参照)とを含む。第二下面85は、第二底部80において第二上面84に対して反対側に位置する面である。第二上面84及び第二下面85は略円環形である。第二底部80は、径方向の中心に円形の開口86を有している。開口86は第二上面84と同心円形である。第二底部80は、第二上面84の周縁840に隣接した突台部92を有している。突台部92は第二上面84の周囲に設けられており、略円環形である。突台部92は第二上面84に対して上向きに突出している。
The
第一の周壁82は、図6に示すように、第二底部80から上向きに突出している。第二の周壁83は、図8に示すように、第二底部80から下向きに突出している。図7に示すように、第一の周壁82及び第二の周壁83は、上下方向から見て同心円状であり、第一の周壁82は第二の周壁83よりも直径がやや大きい。第一の周壁82は、第二底部80の周縁81(図8参照)から突出している。図5に示すように、第一の周壁82は、突台部92の周縁920に内接している。第二の周壁83は、第二底部80の径方向において第一の周壁82よりもやや内側から突出している。より詳細には、上下方向から見て第二の周壁83は、突台部92と部分的に重なる位置にある。
The first
図7、8に示すように、第二の周壁83は、外側面830に3つの陥没部831を有している。第二の周壁83は、陥没部831において第二の周壁83の径方向の内向きに窪んでいる。さらに、第二の周壁83は、外側面830に6つの凹部832を有している。第二の周壁83は、凹部832において第二の周壁83の径方向の内向きに窪んでいる。各凹部832は、対応する陥没部831と一続きに形成されている。
As shown in FIGS. 7 and 8, the second
さらに、図5、6に示すように、第一の周壁82には、3つのノックアウト部87が設けられている。ノックアウト部87は、壁部870と、2つの側部871と、を有している。側部871は、第一の周壁82が突出する向き(上向き)における第一の周壁82の先端820から、第一の周壁82の突出方向821(図1参照)に延びている。つまり、側部871は、先端820から第二底部80に向かって下向きに延びている。側部871は、第一の周壁82の周方向に幅を有している。壁部870は、2つの側部871の間に位置している。壁部870は、2つの側部871に隣接している。また、壁部870は、2つの側部871と一体に形成されている。
Further, as shown in FIGS. 5 and 6, three
図4に示すように、ノックアウト部87は、上側の第一縁872と、下側の第二縁873と、それぞれが第一縁872と第二縁873とを結ぶ第三縁874及び第四縁875と、により四方を囲まれている。第一縁872は、第一の周壁82の先端820に含まれている。第二縁873は、第一縁872に平行な略直線形である。第三縁874及び第四縁875は、それぞれ対応する側部871における、壁部870が位置する側とは反対側の縁である。第二縁873と第三縁874と第四縁875とは、第一の周壁82の径方向から見て全体として略U字形である。より詳細には、第二縁873及び第三縁874はそれぞれ、互いの交点876付近が円弧状に曲がっている。第二縁873及び第四縁875もそれぞれ、互いの交点877付近が円弧状に曲がっている。各側部871において壁部870側の縁878は、対応する交点876又は交点877を通っている。
As shown in FIG. 4, the
図5に示すように、ノックアウト部87は、第一の周壁82におけるノックアウト部87の周りの部分に対して、第一の周壁82の径方向における内側と外側が窪んでいる。したがって、ノックアウト部87は、第一の周壁82におけるノックアウト部87の周りの部分よりも厚みが小さい。さらに、側部871は、第一の周壁82の径方向において内側の面879側が、壁部870に対して第一の周壁82の径方向の外向きに窪んでおり、壁部870よりも厚みが小さい。
As shown in FIG. 5, the inside and outside of the first
さらに、下側ベース8は、図5、図6に示すように、第二底部80の第二上面84において突台部92付近から上向きに突出した4つの突出部88を有している。4つの突出部88は、第二底部80の周方向において等間隔に設けられている。突出部88は、第二底部80から突出している直方体状の柱状部880と、柱状部880が突出している向き(上向き)の先端付近に設けられている爪部881と、を有している。柱状部880は、第二底部80の径方向の外向きに反るように弾性を有している。爪部881は、柱状部880から、第二底部80の径方向の内向きに突出している。
Further, as shown in FIGS. 5 and 6, the
さらに、下側ベース8は、第二底部80の第二上面84から上向きに突出した2つの突出部89を有している。突出部89は筒状である。突出部89は、開口86と突台部92との間に設けられている。2つの突出部89は、開口86を挟んで互いに向かい合っている。突出部89は、上下方向から見て第二底部80の径方向に長い長円形である。また、突出部89は、上下方向から見て内側に開口890を有している。
Further, the
さらに、下側ベース8は、第二底部80の第二上面84から上向きに突出した2つの突出部90を有している。各突出部90は、第二底部80において、対応する突出部89と開口86との間に設けられている。突出部90は、第二底部80から突出している直方体状の柱状部900と、柱状部900が突出している向き(上向き)の先端付近に設けられている爪部901と、を有している。すなわち、突出部90は、突出部88と同様の形状である。柱状部900は、第二底部80の径方向の内向きに反るように弾性を有している。爪部901は、柱状部900から、第二底部80の径方向の外向きに突出している。
Further, the
上側ベース7は、図9に示すように、円盤状(図3参照)の第一底部70と、第一底部70の周縁71から下向きに突出した周壁部701と、を有しており、全体として円盤状である。第一底部70は、円環状の第一上面74(図3参照)と、円環状の第一下面75と、を含む。第一上面74は、図1に示すように、第一底部70において第一下面75に対して反対側に位置する面である。
As shown in FIG. 9, the
上側ベース7の第一底部70は、第一底部70の第一下面75において下側ベース8の第二底部80の第二上面84に対向した状態で、第二底部80に取り付けられている。言い換えると、第一底部70は、第一の周壁82の突出方向821において第二底部80に対向している。したがって、第一の周壁82の先端820は、突出方向821において、第一上面74と第二下面85とのうち第一上面74により近い。上側ベース7の第一底部70は、下側ベース8の第一の周壁82よりも径がやや小さく、第一の周壁82の内部の空間に位置している。つまり、第一底部70の第一上面74は、第一の周壁82に対して第一の周壁82の内部の空間に位置している。第一底部70の周壁部701は、第二底部80の突台部92(図6参照)の上面93(図6参照)に載っている。第一底部70と第二底部80との間の空間700には、図示しないアイソレータが備えられている。アイソレータは、火災感知器1の回線の短絡を検知して、短絡した回線を電気的に遮断する。また、第一底部70の周壁部701と第一の周壁82との間には隙間94がある。図3に示すように、突台部92の上面93は、第一の周壁82の突出方向821(図1参照)に直交する方向において、第一上面74に隣接している。なお、第一の周壁82の突出方向821に直交する方向とは、第一底部70の径方向である。
The
図5に示すように、突台部92の上面93を含む面を、集水面742とする。集水面742は、第一の周壁82に対して第一の周壁82の内部の空間に位置している。集水面742には、3つの孔95が設けられている。孔95が設けられている位置においては、突台部92は第二上面84に対して突出していない。図7に示すように、各孔95は、上下方向から見たときに、第二の周壁83の対応する陥没部831と同じ位置に設けられている。より詳細には、孔95は、突台部92(図5参照)の上面93(図5参照)から陥没部831までの間の第二底部80及び第二の周壁83を貫通している。すなわち、孔95は、集水面742から、第二底部80の径方向において第二の周壁83よりも外側へ貫通している。つまり、孔95は集水面742から台座4の外部へ貫通している。なお、台座4の外部とは、第一の周壁82の内部の空間に対して外側の空間である。3つの孔95は、第二底部80の径方向において略等間隔に設けられている。
As shown in FIG. 5, a surface including the
また、集水面742には、孔96が設けられている。孔96が設けられている位置においては、突台部92は第二上面84に対して突出していない。孔96は、第二底部80の径方向の幅が、第二の周壁83よりも幅広である。孔96は、上下方向から見て第二の周壁83に部分的に重なる位置において、第二底部80を突台部92(図5参照)の上面93(図5参照)から第二下面85まで貫通している。さらに孔96は、図1に示すように、第二下面85側において、第二の周壁83の径方向に沿って、第二の周壁83を貫通している。すなわち、孔95は集水面742から台座4の外部へ貫通している。
Further, a
上述の通り、台座4は、上側ベース7と下側ベース8とを有している。したがって、台座4は、上側ベース7の第一底部70と、下側ベース8の第二底部80と、を含む底壁40を有している。
As described above, the
底壁40は、第一底部70の第一上面74を含む。底壁40において第一上面74を含む面を、底壁40の第一面44とする。特に本実施形態において、第一面44は第一上面74に一致している。さらに、底壁40は、第二面45を含む。第二面45は、突出方向821において第一面44の反対側に位置する面である。第二面45は、第二底部80の第二下面85を含む。特に本実施形態において、第二面45は第二下面85に一致している。
The
第一上面74は、平坦面744と、平坦面744に対して傾斜した傾斜面745と、を含む。より詳細には、傾斜面745は、突出方向821に直交する方向(第一底部70の径方向)において集水面742(図3参照)に近づくほど、突出方向821において第二面45に近づくように傾斜している。また、図3に示すように、第一底部70は、径方向の中心に円形の開口76を有している。開口76は、第一底部70の周縁71と同心円形である。傾斜面745は開口76の周囲に設けられており、周縁71と同心円形の環状である。つまり、傾斜面745は、円錐台の側面の形状である。平坦面744は傾斜面745の周囲に設けられており、周縁71と同心の環状である。平坦面744は、第一底部70の径方向において傾斜面745から一続きに、第一底部70の周縁71まで続いている。第一上面74には、傾斜面745を囲む、第一上面74からの突出長さが長い突起は設けられていない。
The first
さらに、上側ベース7は、図3、図4に示すように、第一底部70の第一上面74において周縁71付近から突出した4つの突出部77を有している。4つの突出部77は、第一底部70の周方向に等間隔に設けられている。突出部77は筒状であり、上下方向から見て内側に開口771を有している。また、突出部77は、第一底部70の径方向の内側に凹部772を有しており、凹部772において下向きに窪んでいる。各突出部77は、下側ベース8における対応する突出部88がはめ込まれている。凹部772には、突出部88の爪部881(図6参照)が引っ掛けられている。
Further, as shown in FIGS. 3 and 4, the
さらに、上側ベース7は、第一底部70の第一上面74から上向きに突出した2つの突出部78及び2つの突出部79を有している。突出部78及び突出部79は、開口76と周縁71との間に設けられている。2つの突出部78及び2つの突出部79は、第一底部70の周方向において等間隔に設けられており、第一底部70の周方向において突出部78、突出部79、突出部78、突出部79、と交互に並んでいる。突出部78は筒状であり、内部に開口780を有している。突出部79は柱状である。突出部78及び突出部79は、上下方向から見て第一底部70の径方向に長い長円形である。また、突出部78は、開口76側に凹部781(図9参照)を有しており、凹部781において下向きに窪んでいる。各突出部78の開口780には、下側ベース8における対応する突出部89がはめ込まれている。また、各突出部78の凹部781に対して第一底部70の径方向の内側には、下側ベース8における対応する突出部90が位置している。凹部781には、突出部90の爪部901(図5参照)が引っ掛けられている。
Further, the
図9に示すように、上側ベース7の第一底部70は6対の、計12個(図9では4つのみを図示)のリブ100を備えている。リブ100は、第一底部70の第一下面75から第二底部80(図1参照)側へ突出している。つまり、リブ100は、下向きに突出している。リブ100は長尺の直方体状である。一対のリブ100は、第一底部70の径方向に長尺方向を向けて互いに平行に並んでいる。また、第一底部70は6つ(図9では3つのみを図示)のリブ101を更に備えている。リブ101は、第一下面75から第二底部80側へ下向きに突出している。リブ101は、第一底部70の周方向に長尺の直方体状である。
As shown in FIG. 9, the
外部接続ユニット5は、図6に示すように、外部接続端子50と、外部接続端子台51と、解除釦52(図8参照)と、を備えている。
As illustrated in FIG. 6, the
外部接続端子台51は角筒状であり、第二底部80の第二上面84から上向きに突出している。外部接続端子台51は、第二底部80と一体に形成されている。外部接続端子台51は、内側に空間510を有している。図8に示すように、第二底部80の第二下面85には開口520が設けられており、開口520は空間510に通じている。開口520には解除釦52がはめ込まれている。図6に示すように、外部接続端子台51は、空間510に外部接続端子50を収容している。つまり、第二底部80は、外部接続端子台51を介して外部接続端子50を保持している。外部接続端子50は、上側に位置するばね54(図10参照)が第二底部80の外部に露出されている。また、第一底部70(図1参照)は、外部接続端子50をばね54側(上側)から覆っている。
The external
外部接続端子50は、図10に示すように、端子部53と、2つのばね54と、2つの連結部55と、を備えている。端子部53、2つのばね54及び2つの連結部55は、電気導電性の金属材料などにより一体に形成されている。
As shown in FIG. 10, the
端子部53は枠部530と、2つの接触片531(図9参照)と、突片532と、を有しており、これらが一体に形成されている。枠部530は長尺の矩形平板状に形成されており、内側に矩形の開口533を有している。外部接続端子50が第二底部80(図6参照)に固定された状態において、枠部530は上下方向に対して略直交する。つまり、枠部530は第二底部80の第二上面84(図6参照)に略平行である。接触片531は、開口533を部分的に覆うように枠部530から斜め上向きに突出している。2つの接触片531は、枠部530の長尺方向に並んで設けられている。突片532は、開口533を部分的に覆うように枠部530から斜め下向きに突出している。突片532は、枠部530において、接触片531とは開口533を挟んで反対側に設けられている。
The
連結部55は第一片550と第二片551とを有しており、断面L字形の板状に一体に形成されている。第一片550は枠部530と同一平面上にあり、枠部530に繋がっている。第二片551は第一片550の一端552から垂直に、上向きに突出している。
The connecting
ばね54は、断面略U字形の板状に形成されている。ばね54は、第一板部540と、第二板部541と、第一板部540と第二板部541とを繋いでいる断面半円状の曲板542と、を有しており、これらが一体に形成されている。ばね54は、端子部53に対して上側に位置しており、第一板部540は、第一底部70(図9参照)の第一下面75(図9参照)に対向している。2つの第一板部540はそれぞれ、対応する連結部55の第二片551の上端から突出しており、端子部53の枠部530に対向している。第二板部541は、第一板部540よりも下側に設けられていて、第一板部540に向かい合っている。各ばね54における第二板部541は、対応する接触片531に接触している。ばね54の第二板部541からは、2つの操作片58が突出している。外部接続端子50を下側から見ると、操作片58は、開口533の内側に位置し、接触片531と重ならない位置にある。
The
図9に示すように、各外部接続端子50は、第一の周壁82(図1参照)の突出方向821(図1参照)において、外部接続端子50に対応する一対のリブ100と1つのリブ101とに接している。より詳細には、各外部接続端子50は、外部接続端子50に対応する一対のリブ100の下面と1つのリブ101の下面とに枠部530が接した状態で、リブ100の下方に備えられている。リブ100の下面及びリブ101の下面とはすなわち、リブ100が突出している向き(下向き)の先端102及びリブ101が突出している向き(下向き)の先端103である。
As shown in FIG. 9, each
図8に示すように、第二底部80の第二下面85には、6つ(図7参照)の窪み部56が設けられている。各窪み部56は、対応する外部接続端子台51(図6参照)の内側の空間510(図6参照)に対して第二底部80の径方向の内側に隣接している。窪み部56において第二下面85は上向きに窪んでいる。各窪み部56には、1又は2つの挿入孔57が設けられている。各窪み部56において挿入孔57は、対応する空間510に繋がっている。
As shown in FIG. 8, six (see FIG. 7)
火災感知器用ベース2の上側から火災感知器用ベース2へ挿入された外部配線600(図2参照)は、挿入孔57に挿入される。外部配線600は、図10に示す外部接続端子50のばね54を弾性変形させながら、ばね54の第二板部541と、ばね54に対応する接触片531と、の間に差し込まれる。このように、外部接続端子50は、第二板部541と接触片531との間に外部配線600を挟むことによって、外部配線600を保持し、外部配線600と電気的に接続する。つまり、外部接続端子50は、いわゆる速結端子である。解除釦52(図8参照)を下から押すことで操作片58を上向きに押してばね54を弾性変形させ、第二板部541を端子部53から離すことができる。これにより、外部配線600が外部接続端子50に保持されているとき、外部配線600を外部接続端子50から外すことができる。なお、外部配線600は、図4に示すノックアウト部87の壁部870を取り除くことによって形成されるノックアウト孔から火災感知器用ベース2へ挿入されてもよい。
The external wiring 600 (see FIG. 2) inserted into the
コンタクト部6は、図7に示すように、内部端子60と、下側ベース8の第二底部80に固定されている内部端子台61と、を有している。
As shown in FIG. 7, the
内部端子台61は、第二底部80と一体に形成されている。各内部端子台61は、第二底部80の第二下面85において、対応する外部接続ユニット5に対して、第二底部80の周方向に隣接して設けられている。図8に示すように、内部端子台61は、矩形状の2枚の突出板610と、矩形状の突出板611と、を含む。2枚の突出板610は、第二下面85から下向きに突出しており、互いに平行に向かい合っている。突出板611は、第二下面85から下向きに突出している。突出板611は、2枚の突出板610に対して直交しており、各突出板610の突出方向(上下方向)の一辺612に繋がっている。突出板611は、上下方向に沿った開口613を有している。内部端子台61は、2枚の突出板610の間に内部端子60を収容している。また、第二底部80は、2枚の突出板610の間に貫通孔614(図7参照)を有している。貫通孔614は、第二底部80の第二上面84(図6参照)から第二下面85まで繋がっている。
The internal
内部端子60は、図10に示すように、2枚の金属片62を含む。金属片62は板状である。2枚の金属片62は互いに向かい合い、略接した状態で固定されている。2枚の金属片62は、互いから遠ざかるようにして変位すると、ばね弾性により互いへ近づく向きに変位する。これにより、各内部端子60は、2枚の金属片62の間に、感知器本体3(図1参照)の電気回路320(図1参照)の対応する栓刃322(図11参照)を挟んで、電気回路320に電気的に接続している。
The
外部接続端子50及び内部端子60は連結片65により繋がっている。これにより、内部端子60は、対応する外部接続端子50に電気的に接続されている。外部接続端子50は内部端子60よりも上方に位置する。連結片65は、底板651と2枚の側板652とを備えている。底板651は、外部接続端子50の枠部530から延びている。各側板652は、底板651から下向きに、内部端子60の対応する金属片62まで延びている。図5に示すように、外部接続端子50が外部接続端子台51に保持されていることによって、外部接続端子50及び内部端子60は第二底部80に固定されている。
The
3つの内部端子60は、6つの外部接続端子50のうち3つの外部接続端子50に一対一で対応している。すなわち、内部端子60と、当該内部端子60に対応している外部接続端子50とは、端子群800を形成している。各端子群800は、互いに同一の形状である。3つの内部端子60はそれぞれ、対応する外部接続端子50と一体に形成されている。したがって、内部端子60から、対応する外部接続端子50までの距離L1、L2及びL3(図12A〜12C参照)は零である。
The three
3つの端子群800の外部接続端子50及び内部端子60の関係について説明する。図12A〜12Cは、図5と同じ視点での3つの端子群800の配置を模式的に示している。図12A〜12Cにおいては、3つの端子群800を端子群800A、800B、及び800Cとして区別する。また、端子群800A、800B、800Cはそれぞれ、外部接続端子50A、50B、50Cと、内部端子60A、60B、60Cとを1つずつ備えている。
The relationship between the
図12Aに示すように、端子群800Aにおける内部端子60Aから外部接続端子50Aまでの距離L1は、端子群800Aの内部端子60Aから端子群800B、800Cの内部端子60B、60Cまでの距離L61及びL62のいずれよりも短い。また、距離L1は、端子群800Aの外部接続端子50Aから端子群800B、800Cの外部接続端子50B、50Cまでの距離L51及びL52のいずれよりも短い。
As shown in FIG. 12A, the distance L1 from the
なお、端子群800Aにおける内部端子60Aから外部接続端子50Aまでの距離L1は、内部端子60Aと外部接続端子50Aとを結ぶ最短の線分の長さである。同様に、距離L61、L62はそれぞれ、内部端子60Aと内部端子60B、60Cとを結ぶ最短の線分の長さである。距離L51、L52はそれぞれ、外部接続端子50Aと外部接続端子50B、50Cとを結ぶ最短の線分の長さである。
The distance L1 from the
図12Aでは、端子群800Aに係る距離を図示している。端子群800B、800Cについても、各端子間の距離について、端子群800Aの場合と同様の関係が成り立つ。
FIG. 12A illustrates a distance related to the
すなわち、端子群800Bについて、図12Bに示すように、内部端子60Bから外部接続端子50Bまでの距離L2は、内部端子60Bから内部端子60A、60Cまでの距離L61、L63のいずれよりも短い。また、距離L2は、外部接続端子50Bから外部接続端子50A、50Cまでの距離L51、L53のいずれよりも短い。
That is, for the
さらに、端子群800Cについて、図12Cに示すように、内部端子60Cから外部接続端子50Cまでの距離L3は、内部端子60Cから内部端子60A、60Bまでの距離L62、L63のいずれよりも短い。また、距離L3は、外部接続端子50Cから外部接続端子50A、50Bまでの距離L52、L53のいずれよりも短い。
12C, the distance L3 from the
図5に示す6つの外部接続端子50のうち、内部端子60と一体に形成されていない3つの外部接続端子50には、使用しない配線を繋いでおいたり、使用する配線の入力側と出力側とを繋いで、入力側と出力側とを中継したりする。
Of the six
感知器本体3のケース300は、図2に示すように、筒状部301と、籠状部306と、を含む。筒状部301は円筒形の周壁302と、周壁302の下端に底壁303と、を有している。筒状部301は、全体として有底円筒状に形成されている。籠状部306は格子状の円筒形の周壁307と、周壁307の下端に底壁308と、を有している。籠状部306は、全体として有底円筒状に形成されている。筒状部301の周壁302は、籠状部306の周壁307よりも直径が長い。筒状部301の底壁303は、籠状部306の周壁307に繋がっている。
As shown in FIG. 2, the
筒状部301の周壁302は、図11に示すように、内側に6つの凸部304を有している。凸部304によって、感知器本体3は火災感知器用ベース2(図2参照)に取り付けられている。より詳細には、感知器本体3が火災感知器用ベース2に取り付けられていない状態において、感知器本体3の各凸部304を、火災感知器用ベース2の台座4(図8参照)の第二の周壁83における対応する凹部832(図8参照)に下から上向きに通す。その後、感知器本体3を周方向に回転させて各凸部304を、陥没部831(図8参照)における、凹部832に隣接していない位置へ移動させる。これにより、感知器本体3は火災感知器用ベース2に取り付けられている。
As shown in FIG. 11, the
また、図1に示すように、筒状部301の底壁303は、内側面400に排水溝401を有している。排水溝401は円環状の溝であり、周壁302付近に設けられている。排水溝401は、内側面400において下向きに窪んでいる。排水溝401には、底壁303を貫通している2つの孔402(図11参照)が設けられている。2つの孔402は、排水溝401において互いに対称な位置に設けられている。
Further, as shown in FIG. 1, the
さらに、底壁303の内側面400において、排水溝401と周壁302との間には、傾斜面403が設けられている。傾斜面403は排水溝401の周囲に設けられており、周壁302の径方向の内側ほど下に位置するように傾斜している。
Further, on the
さらに、排水溝401に対して周壁302の径方向の内側には、遮水壁404が設けられている。遮水壁404は排水溝401に隣接しており、底壁303の内側面400から上向きに突出している。遮水壁404は、排水溝401に流入した水が周壁302の径方向において遮水壁404よりも内側へ侵入することを抑止する。
Further, a water
カバー310は、図11に示すように、円盤状に形成されている。カバー310は、感知器本体3を上から見たとき筒状部301の底壁303の大部分を覆っている。つまり、カバー310は、図1に示すように、上面311において火災感知器用ベース2に対向しており、火災感知器用ベース2の下方に位置する。カバー310は遮水壁404よりも上側に位置して遮水壁404を覆っている。カバー310の外縁312は、筒状部301の周壁302の径方向において遮水壁404よりも外側にある。上面311は外縁312付近が、外側ほど下に位置するように円弧状に傾斜している。上面311は傾斜面313を含む。傾斜面313は、上面311の中心314を頂点として、カバー310の径方向において外側ほど下に位置するように傾斜している。また、図11に示すように、上面311からは2つの壁部315が突出している。壁部315は、上面311において傾斜面313に沿って設けられている。2つの壁部315は、上面311の中心314を挟んで向かい合って設けられている。上面311において壁部315よりもカバー310の径方向において外側に、3つの突台部316が設けられている。突台部316は上面311から突出しており、上側の面317は平状である。カバー310は、面317に貫通孔318を有している。
The
電気回路320は、図1に示すように、カバー310の下方に備えられている。電気回路320は基板321を備えている。また、基板321には電気回路320に係る複数の栓刃322(図11参照。図11では栓刃322は3つ。)と、熱感知器323と、煙感知器324と、図示しない2つの確認灯と、図示しない投光器と、が実装されている。確認灯としては、例えばLED素子などの発光素子が用いられている。投光器としては、例えばLED素子などの発光素子が用いられている。
The
基板321は、筒状部301の周壁302の径方向において、遮水壁404よりも内側に位置している。図11に示す栓刃322は、電気導電性の金属板などにより形成されている。各栓刃322は、カバー310の対応する貫通孔318からカバー310の上方に突出している。各栓刃322は、対応する内部端子60(図7参照)に電気的に接続している。つまり、各栓刃322は、対応する内部端子60の2枚の金属片62(図10参照)に挟まれている。これにより、電気回路320(図1参照)は、外部配線600(図2参照)に電気的に接続されている。
The
図1に示す熱感知器323は、サーミスタ325により周囲の温度を検出することにより火災を検知する。続いて、電気回路320は対応する確認灯を点灯させ、外部配線600(図2参照)を通して外部の図示しない受信機に火災の発生を伝える。確認灯からの光は感知器本体3の外部へ取り出される。なお、熱感知器323は、サーミスタ325に代えて例えばバイメタルにより温度を検出してもよい。
The
煙感知器324及び投光器は、光学基台330により周囲を囲まれている。光学基台330は、基板321の下方に備えられている。煙感知器324は、レンズ331と、レンズ331に向かって固定されている図示しない受光素子と、を備えている。投光器から投光された光が、光学基台330に入り込んだ煙で乱反射することにより、光がレンズ331に入射して、投光器からの光を受光素子が感知する。これにより、煙感知器324は火災を検知する。続いて、電気回路320は対応する確認灯を点灯させ、外部配線600(図2参照)を通して外部の図示しない受信機に火災の発生を伝える。確認灯からの光は感知器本体3の外部へ取り出される。
The
虫カバー340は、光学基台330を包むようにして備えられている。虫カバー340は、図2に示すように、円盤状の底壁341と、底壁341の外縁342から底壁341に対して垂直に、上向きに突出している格子状の格子部343と、を備えている。
The
次に、本実施形態の火災感知器用ベース2及び火災感知器1において、図1に示す上側ベース7の第一底部70の第一上面74に水があるときに、火災感知器1の外部へ排水する様子について説明する。
Next, in the
第一上面74の傾斜面745に水があるとき、水は傾斜面745に沿って流れる。より詳細には、水は第一底部70の径方向の外向きに流れるので、水は傾斜面745から平坦面744を経由して第一底部70の周縁71に到達する。さらに水は、第一底部70と第一の周壁82との隙間94から第二底部80側(下)へ流れる。水は第二底部80の集水面742(図5参照)に位置している孔95又は孔96を通過して、火災感知器用ベース2の下方へ排水される。その後、水は感知器本体3の筒状部301の底壁303における傾斜面403に落ちる。水は傾斜面403の傾斜に従って、筒状部301の径方向の内向きに流れる。水は排水溝401に流れ込み、孔402(図11参照)から火災感知器1の外部へ排水される。
When there is water on the
また、孔95又は孔96を経ずに、例えば火災感知器用ベース2の中央の開口76及び開口86から感知器本体3に水が侵入した場合は、カバー310の上面311に水が到達する。水は、上面311の傾斜面313における傾斜に従って、カバー310の径方向の外向きに流れて、カバー310の外縁312から、筒状部301の底壁303における傾斜面403に落ちる。水は傾斜面403の傾斜に従って流れ、排水溝401に流れ込み、孔402(図11参照)から火災感知器1の外部へ排水される。
When water enters the sensor main body 3 through the
上述の通り、本実施形態の火災感知器用ベース2は、台座4を備える。台座4は、火災を検知する感知器本体3が取り付けられる。台座4は、底壁40と、第一の周壁82(周壁)と、を有する。第一の周壁82は筒状である。第一の周壁82は、底壁40の周縁81から突出している。底壁40は、第一面44及び第二面45を含む。第一面44及び第二面45は、第一の周壁82の突出方向821において互いに反対側に位置している。第一の周壁82が突出する向きにおける第一の周壁82の先端820は、突出方向821において、第一面44と第二面45とのうち第一面44により近い。台座4は、集水面742と、孔95(96)と、を更に有する。集水面742は、突出方向821に直交する方向において第一面44に隣接している。孔95(96)は、集水面742から台座4の外部へ貫通している。第一面44は傾斜面745を含む。傾斜面745は、突出方向821に直交する上記方向において集水面742に近づくほど、突出方向821において第二面45に近づくように傾斜している。
As described above, the
上記の構成によれば、火災感知器用ベース2の第一上面74(第一面44)に水があるとき、水は傾斜面745の傾斜に従って集水面742へ流れる。集水面742に位置する孔95及び孔96は感知器本体3側へ貫通しているので、火災感知器用ベース2が孔95及び孔96を通して感知器本体3へ排水する先が特定の位置に集中することにより、感知器本体3において、濡れを抑制すべき箇所を避けての排水が容易となる。なお、孔95又は孔96が火災感知器1の外部へ貫通している場合は、水が感知器本体3に入る前に、火災感知器用ベース2の孔95又は孔96を通して火災感知器1の外へ排水することができる。
According to the above configuration, when there is water on the first upper surface 74 (first surface 44) of the
また、本実施形態の火災感知器用ベース2は、外部接続端子50(接続端子)を更に備える。外部接続端子50には、外部配線600(配線)が電気的に接続される。底壁40は、第一底部70と、第二底部80と、を有する。第二底部80は、突出方向821において第一底部70に対向している。第二底部80は、外部接続端子50のばね54(一部)が第二底部80の外部に露出された状態で外部接続端子50を保持している。第一底部70は、外部接続端子50のばね54を覆っている。
Further, the
上記の構成によれば、火災感知器用ベース2は、第二底部80によって外部接続端子50(接続端子)を保持している。さらに、第一底部70によって接続端子の一部(本実施形態ではばね54)を覆っている。これにより、ほかに固定用の部材を用いることなく接続端子を底壁40に取り付けることができる。接続端子が複数備えられている場合には、複数の接続端子を共通の部材(第一底部70及び第二底部80)によって取り付けることができるので、各接続端子を個別の部材によって取り付ける場合と比べて効率的に各接続端子を取り付けることができる。なお、外部接続端子50に代えて、例えば内部端子60が上記の構成により第二底部80に保持され、第一底部70に覆われている場合も、上記と同様の効果が得られる。
According to the above configuration, the
さらに、本実施形態の火災感知器用ベース2において、外部接続端子50(接続端子)は、端子部53と、ばね54と、を備える。端子部53には、外部配線600(配線)が電気的に接続される。ばね54は、端子部53との間に外部配線600を挟んで保持する。第一底部70はリブ100(101)を備える。リブ100(101)は第二底部80側へ突出している。外部接続端子50は、突出方向821においてリブ100(101)に接している。
Further, in the
上記の構成によれば、リブ100及びリブ101は、外部接続端子50(接続端子)からばね54による荷重を受ける。これにより、第一底部70においてリブ100及びリブ101を除いた部分にばね54の荷重が直接掛からなくなり、第一底部70はばね54の荷重に対する強度を確保することができる。また、第一底部70は傾斜面745を有しているため、第一底部70と第二底部80との間に空間700を容易に確保することができる。例えば、第一底部70の第一下面75に、第一上面74の傾斜面745と平行な傾斜を設け、第二底部80の第二上面84を、傾斜面745に対して傾斜させることによって、第一底部70と第二底部80との間に空間700を確保することができる。第一底部70と第二底部80との間に空間700が確保されている場合には、空間700にリブ100及びリブ101を設けていることにより、空間700を有効に利用することができる。なお、外部接続端子50に代えて、例えば内部端子60が上記の構成である場合も、上記と同様の効果が得られる。
According to the above configuration, the
また、本実施形態の火災感知器用ベース2において、第一の周壁82(周壁)はノックアウト部87を含む。ノックアウト部87は、2つの側部871と、壁部870と、を有する。2つの側部871は、第一の周壁82の先端820から突出方向821に延びている。壁部870は、2つの側部871の間において2つの側部871に隣接している。2つの側部871は壁部870よりも厚みが小さい。
In the
上記の構成によれば、ノックアウト部87の側部871は壁部870よりも厚みが小さいので、ノックアウト部87は、側部871に沿って容易に切断することができる。これにより、壁部870を取り除いて、第一の周壁82(周壁)にノックアウト孔を容易に設けることができる。そして、外部配線600を、第一の周壁82に設けられているノックアウト孔から第一の周壁82の内側へ通すことができる。さらに、ノックアウト部87は、壁部870の下縁(第二縁873)の付近が側部871と同程度に厚みが小さいノックアウト部と比べると、成形が容易である。
According to the above configuration, since the
さらに、本実施形態の火災感知器1は、火災感知器用ベース2と、感知器本体3と、を備える。
Further, the fire detector 1 of the present embodiment includes a
上記の構成によれば、火災感知器用ベース2の第一上面74(第一面44)に水があるとき、水は傾斜面745に沿って流れ、孔95又は孔96に導かれる。これにより、感知器本体3において、電気回路320など濡れを抑制すべき箇所の濡れを抑制することができる。
According to the above configuration, when there is water on the first upper surface 74 (first surface 44) of the
なお、底壁40は、第一底部70と第二底部80とを別体に有していなくてもよい。例えば、底壁40は、第一底部70と第二底部80とが一体に形成された一つの部材であってもよい。
The
また、第一底部70は、接続端子(内部端子60又は外部接続端子50)を覆っていなくてもよい。また、第二底部80は、接続端子を保持していなくてもよい。
Further, the
さらに、接続端子は、リブ100及びリブ101に接していなくてもよい。
Further, the connection terminal may not be in contact with the
また、第一の周壁82は、ノックアウト部87を含んでいなくてもよい。
Further, the first
これらの場合であっても、火災感知器用ベース2の第一上面74(第一面44)に水があるとき、感知器本体3における濡れを抑制すべき箇所に水が侵入することを避けて、火災感知器1の外へ排水することができる。
Even in these cases, when water is present on the first upper surface 74 (the first surface 44) of the
また、本実施形態において集水面742は第一の周壁82に沿って設けられているが、集水面742は第一の周壁82から離れて設けられていてもよい。また、集水面742は、円環状に限定されない。例えば集水面742は円形や矩形状であってもよい。
In the present embodiment, the
また、本実施形態では突台部92の上面93を含む面を集水面742としたが、集水面742は台座4において上側の面に限定されない。例えば、集水面742は、第一の周壁82の内側の面の一部を含んでいてもよい。
Further, in the present embodiment, the surface including the
また、本実施形態において孔95及び孔96は、集水面742から感知器本体3の内部へ貫通しているが、孔95及び孔96はこれらに限定されない。例えば、孔95又は孔96は、集水面742から、火災感知器1の外部へ貫通していてもよい。また、孔95及び孔96は、例えば、第一の周壁82の突出方向821に沿って外部へ貫通していてもよいし、突出方向821に直交する方向に沿って外部へ貫通していてもよい。
In the present embodiment, the
また、外部接続端子50は、速結端子でなくてもよい。例えば、外部接続端子50は、ねじにより外部配線600を端子に接続するねじ端子であってもよい。
Further, the
また、外部接続端子50において端子部53は、ばね54とは別々に形成されていてもよい。この場合、外部配線600の線径に応じて、ばね54を、異なるばね定数を有しているばねへと変更することにより、いろいろな線径の外部配線600を外部接続端子50に接続することができる。
Further, the
なお、以上説明した実施形態は本発明の一例である。このため、本発明はこれらの実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。 The embodiment described above is an example of the present invention. Therefore, the present invention is not limited to these embodiments, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
1 火災感知器
2 火災感知器用ベース
3 感知器本体
4 台座
40 底壁
44 第一面
45 第二面
50 外部接続端子(接続端子)
53 端子部
54 ばね
60 内部端子(接続端子)
70 第一底部
80 第二底部
81 周縁
82 第一の周壁(周壁)
87 ノックアウト部
95、96 孔
100、101 リブ
600 外部配線(配線)
742 集水面
745 傾斜面
820 先端
821 突出方向
870 壁部
871 側部
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
53
70
87
742
Claims (5)
前記台座は、
底壁と、
前記底壁の周縁から突出する筒状の周壁と、を有し、
前記底壁は、前記周壁の突出方向において互いに反対側に位置する第一面及び第二面を含み、
前記周壁が突出する向きにおける前記周壁の先端は、前記突出方向において、前記第一面と前記第二面とのうち前記第一面により近く、
前記台座は、
前記突出方向に直交する方向において前記第一面に隣接している集水面と、
前記集水面から前記台座の外部へ貫通する孔と、を更に有し、
前記第一面は、前記突出方向に直交する前記方向において前記集水面に近づくほど、前記突出方向において前記第二面に近づくように傾斜している傾斜面を含むことを特徴とする火災感知器用ベース。 Equipped with a pedestal to which the detector body for detecting fire is attached,
The pedestal is
The bottom wall,
A cylindrical peripheral wall protruding from the peripheral edge of the bottom wall,
The bottom wall includes a first surface and a second surface located on mutually opposite sides in a direction in which the peripheral wall protrudes,
The tip of the peripheral wall in the direction in which the peripheral wall protrudes is closer to the first surface of the first surface and the second surface in the protruding direction,
The pedestal is
A water collecting surface adjacent to the first surface in a direction orthogonal to the projecting direction;
A hole penetrating from the water collecting surface to the outside of the pedestal,
The fire detector, wherein the first surface includes an inclined surface that is inclined so as to approach the water collecting surface in the direction orthogonal to the projecting direction, so as to approach the second surface in the projecting direction. base.
前記底壁は、
第一底部と、
前記突出方向において前記第一底部に対向する第二底部と、を有し、
前記第二底部は、前記接続端子の一部が前記第二底部の外部に露出された状態で前記接続端子を保持しており、
前記第一底部は、前記接続端子の前記一部を覆っていることを特徴とする請求項1記載の火災感知器用ベース。 Further comprising a connection terminal to which the wiring is electrically connected,
The bottom wall is
The first bottom,
A second bottom facing the first bottom in the protruding direction,
The second bottom portion holds the connection terminal in a state where a part of the connection terminal is exposed to the outside of the second bottom portion,
The fire detector base according to claim 1, wherein the first bottom portion covers the part of the connection terminal.
前記配線が電気的に接続される端子部と、
前記端子部との間に前記配線を挟んで保持するばねと、を備え、
前記第一底部は、前記第二底部側へ突出しているリブを備え、
前記接続端子は、前記突出方向において前記リブに接していることを特徴とする請求項2記載の火災感知器用ベース。 The connection terminal,
A terminal portion to which the wiring is electrically connected,
A spring for holding the wiring between the terminal and the terminal portion,
The first bottom includes a rib protruding toward the second bottom,
The fire detector base according to claim 2, wherein the connection terminal is in contact with the rib in the protruding direction.
前記ノックアウト部は、
前記周壁の前記先端から前記突出方向に延びる2つの側部と、
前記2つの側部の間において前記2つの側部に隣接する壁部と、を有し、
前記2つの側部は前記壁部よりも厚みが小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の火災感知器用ベース。 The peripheral wall includes a knockout portion,
The knockout part is
Two side portions extending in the protruding direction from the distal end of the peripheral wall;
A wall adjacent to the two sides between the two sides;
The base for a fire detector according to any one of claims 1 to 3, wherein the two side portions have a smaller thickness than the wall portion.
前記感知器本体と、を備えることを特徴とする火災感知器。 A fire detector base according to any one of claims 1 to 4,
A fire detector, comprising: the detector main body.
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