以下、本発明の実施形態における添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態における技術的な解決策を明確かつ完全に説明する。当然のことながら、説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部であり、すべてではない。本発明の実施形態に基づいて、当業者によって創造的努力なしに得られるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
本発明の実施形態では、新しいPUCCHフォーマットは、以下のケースを含み得ることを理解されたい。
1.周波数領域では、1つのPUCCHを送信するために複数のリソースブロック(Resource Block、RB)が使用され得る。
2.符号領域では、1つのPUCCHを送信するために複数のリード−マラー(Reed−Muller、RM)符号が使用され得る。
3.時間領域では、時間領域の複数のシンボルが複数のグループへ分割され、各グループは、より短い長さの直交カバー符号(Orthogonal Cover Code、OCC)を用い、シンボルの各グループは、1つのPUCCHを送信するために使用され得る。
4.異なるスケールファクタ(Spreading Factors、SF)が使用される。
5.異なるPUCCHフォーマットまたは異なるPUCCHビット数には異なる符号化フォーマットが使用される。例えば、PUCCHに現在適用されているRM符号に加えて、PDCCHに現在適用されているターボ符号(Turbo Code、TC)またはPUSCHに現在適用されているテイルバイティング畳み込み符号(Tail Biting Convolutional Code、TBCC)の使用がさらに考えられ、異なる符号化フォーマットは、異なる符号化度(Coding Factors、CF)に対応し得る。
6.異なるPUCCHフォーマットまたは異なるPUCCHビット数には異なる変調スキームが使用される。例えば、PUCCHフォーマット1aに現在適用されている2値位相シフトキーイング(Binary Phase Shift Keying、BPSK)およびPUCCHフォーマット1b/2/2a/2b/3に現在適用されている直交位相シフトキーイング(Quaternary Phase Shift Keying、QPSK)に加えて、16直交振幅変調(Quadrature Amplitude Modulation、QAM)の使用またはより高次の変調がさらに考えられ、異なる変調スキームは、異なる変調度(Modulation Factor、MF)に対応し得る。
本発明の各実施形態では、端末はまた、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、リモートステーション、リモート端末、モバイル装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント、ユーザ装置、またはユーザ機器(UE、User Equipment)と呼ばれ得ることをさらに理解されたい。端末は、携帯電話、コードレス電話、SIP(Session Initiation Protocol、セッション・イニシエーション・プロトコル)電話、WLL(Wireless Local Loop、無線ローカルループ)局、PDA(Personal Digital Assistant、携帯情報端末)、無線通信機能を有する携帯機器、車載装置、コンピューティングデバイス、または無線モデムに接続された別の処理装置であり得る。
本発明の各実施形態における基地局は、モバイル装置と通信するために使用され、基地局は、Wi−FiのAP(Access Point、アクセスポイント)、またはGSM(登録商標)(Global System of Mobile communication、グローバル・システム・オブ・モバイル・コミュニケーションズ)もしくはCDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多元接続)におけるBTS(Base Transceiver Station、ベーストランシーバ基地局)であってもよいし、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access、広帯域符号分割多元接続)におけるNB(NodeB、NodeB)であってもよいし、LTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)におけるeNBまたはeNodeB(Evolutional Node B、発展形NodeB)、中継局もしくはアクセスポイント、将来の第5世代ネットワークにおける基地局装置などであってもよいことをさらに理解されたい。
図1は、本発明の一実施形態に係る電力制御方法100の概略的な流れ図である。図1に示す方法100は、端末によって実行でき、方法100は、以下のステップを含む。
110.物理上りリンク制御チャネルPUCCHのパラメータ情報を取得し、パラメータ情報は、PUCCHのリソースブロックRBの数量情報、RM符号の数量情報、直交カバー符号OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、もしくはスケールファクタSFの数値情報のうちの1つ以上を含む、またはパラメータ情報は、PUCCHのRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、もしくはSFの数値情報のうちの1つ以上に対応する少なくとも1つの構成パラメータを含む。
120.パラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算する。
130.PUCCHの計算された送信電力に従ってPUCCHを送信する。
具体的には、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力は、PUCCHの取得されたパラメータ情報に従って計算され得、PUCCHは、送信電力に従って送信される。パラメータ情報は、PUCCHのリソースブロックRBの数量情報、RM符号の数量情報、直交カバー符号OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、またはスケールファクタSFの数値情報のうちの1つ以上を含み得る。つまり、パラメータ情報は、上記6つのタイプの情報のいずれか1つであってもよいし、上記6つのタイプの情報における任意の複数の情報の組み合わせであってもよい。パラメータ情報が、符号化フォーマット情報を含む場合、第1の値が、符号化フォーマット情報と第1の値との間の対応関係に従って判定されて、PUCCHの送信電力を計算し得る。パラメータ情報が、変調フォーマット情報を含む場合、第2の値が、変調フォーマット情報と第2の値との間の対応関係に従って判定されて、PUCCHの送信電力を計算し得る。あるいは、パラメータ情報は、PUCCHのRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、またはSFの数値情報のうちの1つ以上に対応する少なくとも1つの構成パラメータを含む。つまり、パラメータ情報は、上記6つのタイプの情報のいずれか1つであってもよいし、上記6つのタイプの情報における任意の複数の情報の組み合わせであってもよく、パラメータ情報に対応する1つ以上の構成パラメータがあり得る。
したがって、本発明の本実施形態で提供される電力制御方法では、最大32のキャリアをサポートするUCIをPUCCH上で返す場合に生じるPUCCHの電力制御問題を解決するように、PUCCHのパラメータ情報が取得され、PUCCHの送信電力がパラメータ情報に従って計算される。
本発明の本実施形態では、符号化フォーマット情報と第1の値との間の対応関係および/または変調フォーマット情報と第2の値との間の対応関係は、端末によって予め構成されてもよいし、基地局が送信した構成情報から取得されてもよく、このことは本発明の本実施形態で限定されないことを理解されたい。例えば、符号化フォーマット情報と第1の値との間の対応関係および変調フォーマット情報と第2の値との間の対応関係は、以下の表1に示すことができる。
本発明の本実施形態では、PUCCHのパラメータ情報が、RBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、またはSFの数値情報である場合、基地局が送信した、受信した構成パラメータは、パラメータ情報に対応するパラメータであることをさらに理解されたい。以下の表2に示すように、上記6つのタイプの情報における各タイプの情報は、1つのパラメータに対応する。
以下の表3に示すように、同じパラメータの異なる値は、同じタイプの情報の異なる物理量に対応する。
例えば、上記表3に従って、PUCCHのパラメータ情報がRBの数量情報であり、NRB_PUCCH=10であると判定した場合、基地局は、パラメータα=1を構成し、構成パラメータを端末に送信し、その結果、端末は、構成パラメータに従ってPUCCHの送信電力を計算する。上記表3に従って、PUCCHのパラメータ情報がRBの数量情報、RM符号の数量情報、およびOCCの数量情報であると判定し、NRB_PUCCH=10、NRM=2、およびNOCC=1であると判定した場合、基地局は、パラメータα=1、パラメータβ=1、およびパラメータγ=1.5を構成し、構成パラメータを端末に送信し、その結果、端末は、構成パラメータに従ってPUCCHの送信電力を計算する。
場合により、本発明の一実施形態では、ステップ120において、PUCCHの送信電力増分が、パラメータ情報に従って計算され得、PUCCHの送信電力は、第1のパラメータおよび増分に従って計算される。
本発明の本実施形態では、増分は、パラメータ情報の線形関数、対数関数、または指数関数であり得るが、このことは本発明の本実施形態で限定されないことを理解されたい。例えば、増分は、代替的に、パラメータ情報の別の関数であり得る。
本発明の本実施形態では、増分は、PUCCHの送信電力を計算する場合に使用され、かつチャネル開ループ電力、経路損失、電力制御動的偏差、および補償などのパラメータではなく、PUCCHのフォーマットおよび内容ならびにアンテナポートの数に関連する、パラメータであることに留意されたい。増分の値は、正数であっても負数であってもよく、このことは、実際の状況に従って判定される必要があり、本発明の本実施形態では限定されない。
例えば、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力増分を計算するために使用されるパラメータ情報は、RBの数量情報N
RB_PUCCHであり得る。N
RB_PUCCH=10であり、増分が10log
10(N
RB_PUCCH)である場合、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(1)
である。
式(1)は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例としてのみ使用され、本発明の本実施形態に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことに留意されたい。増分は、代替的に、N
RB_PUCCH、N
RB_PUCCH+C、
(Cは任意の定数)などであってもよい。加えて、パラメータ情報は、代替的に、RM符号の数量情報、例えば、N
RM=2であってもよいし、OCCの数量情報、例えば、N
OCC=1であってもよいし、符号化フォーマット情報、例えば、CF=TCであり、第1の値1に対応してもよいし、変調フォーマット情報、例えば、MF=QPSKであり、第2の0値に対応してもよいし、SFの数値情報、例えば、SF=6であってもよい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
別の例では、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力増分を計算するために使用されるパラメータ情報は、RBの数量情報N
RB_PUCCH、RM符号の数量情報N
RM、およびOCCの数量情報N
OCCであり得、増分は、
として表現される。このケースでは、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(2)
である。
式(2)は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例としてのみ使用され、本発明の本実施形態に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことに留意されたい。増分は、代替的に、パラメータ情報の別の関数であり得る。加えて、パラメータ情報は、以下の6つのタイプの情報、すなわち、RBの数量情報、例えば、NRB_PUCCH=10、RM符号の数量情報、例えば、NRM=2、OCCの数量情報、例えば、NOCC=1、符号化フォーマット情報、例えば、CF=TC、第1の値1に対応、変調フォーマット情報、例えば、MF=QPSK、第2の0値に対応、SFの数値情報、例えば、SF=6における任意の複数のタイプの情報の組み合わせであってもよい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
本発明の本実施形態に登場するパラメータの値は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例として使用され、本発明に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことを理解されたい。当然のことながら、これらのパラメータの値は、実際の状況に従って判定される必要があり、本発明の本実施形態では限定されない。
場合により、本発明の別の実施形態では、ステップ120において、パラメータ情報は、第1のパラメータの係数として使用され得、PUCCHの送信電力は、第1のパラメータおよびパラメータ情報に従って計算される。第1のパラメータは、以下のパラメータ、すなわち、チャネル開ループ電力、経路損失、電力制御動的偏差、および補償のうちの少なくとも1つを含む。
本発明の本実施形態では、パラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式中にあり、かつ、PUCCHに関係する、項目の係数として使用され得ることを理解されたい。一般的に、パラメータ情報は、PUCCHのフォーマットおよび内容ならびにアンテナポートの数に関連する項目の係数として使用され得る。例えば、パラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式においてh(nCQI,nHARQ,nSR)、ΔF_PUCCH(F)、およびΔTxD(F’)の係数として使用され得るが、本発明の本実施形態はこれに限定されない。
本発明の本実施形態では、第1のパラメータの係数は、パラメータ情報の線形関数、対数関数、または指数関数であり得るが、このことは本発明の本実施形態で限定されないことをさらに理解されたい。例えば、第1のパラメータの係数は、代替的に、パラメータ情報の別の関数であり得る。
例えば、本発明の本実施形態では、第1のパラメータの係数を計算するために使用されるパラメータ情報は、RBの数量情報N
RB_PUCCHであり得、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(3)
である。
式(3)は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例としてのみ使用され、本発明の本実施形態に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことに留意されたい。第1のパラメータの係数は、代替的に、N
RB_PUCCH、N
RB_PUCCH+C、
(Cは任意の定数)などであってもよい。加えて、パラメータ情報は、代替的に、RM符号の数量情報、例えば、N
RM=2であってもよいし、OCCの数量情報、例えば、N
OCC=1であってもよいし、符号化フォーマット情報、例えば、CF=TCであり、第1の値1に対応してもよいし、変調フォーマット情報、例えば、MF=QPSKであり、第2の0値に対応してもよいし、SFの数値情報、例えば、SF=6であってもよい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
パラメータ情報は、代替的に、PUCCHの送信電力を計算するための式における別の第1のパラメータの係数として使用される/係数に置き換わるのであってもよいし、パラメータ情報は、複数の第1のパラメータの係数として使用されてもよく、第1のパラメータの係数は、パラメータ情報の同じ関数であっても異なる関数であってもよいことにさらに留意されたい。
別の例では、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式における第1のパラメータの係数を計算するために使用されるパラメータ情報は、RBの数量情報N
RB_PUCCH、RM符号の数量情報N
RM、およびOCCの数量情報N
OCCであり得る。パラメータ情報は、複数の第1のパラメータの係数として使用され、PUCCHの電力制御の式は、
(4)
である。
パラメータ情報は、代替的に、1つの第1のパラメータの係数、例えば、Δ
F_PUCCH(F)として使用され得、PUCCHの電力制御の式は、
(5)
である。
式(4)および式(5)は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例としてのみ使用され、本発明の本実施形態に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことに留意されたい。第1のパラメータの係数は、代替的に、パラメータ情報の別の関数であり得る。加えて、パラメータ情報は、以下の6つのタイプの情報、すなわち、RBの数量情報、例えば、NRB_PUCCH=10、RM符号の数量情報、例えば、NRM=2、OCCの数量情報、例えば、NOCC=1、符号化フォーマット情報、例えば、CF=TC、第1の値1に対応、変調フォーマット情報、例えば、MF=QPSK、第2の0値に対応、SFの数値情報、例えば、SF=6における任意の複数のタイプの情報の組み合わせであってもよい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
上記のパラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式における第1のパラメータの係数に置き換わり得ることにさらに留意されたい。例えば、パラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式において第1のパラメータの係数h(nCQI,nHARQ,nSR)に置き換わり得るが、本発明の本実施形態は、これに限定されない。
例えば、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式における第1のパラメータの係数h(nCQI,nHARQ,nSR)に置き換わるパラメータ情報は、RM符号の数量情報NRMであり得、PUCCHの送信電力を計算するための式における式h(nCQI,nHARQ,nSR)は、以下のとおりである。
PUCCHビット数が22よりも大きい場合、
PUCCHビット数が11よりも大きく、22以下である場合、
PUCCHビット数が11以下である場合、
である。
本発明の本実施形態に登場するパラメータの値は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例として使用され、本発明に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことを理解されたい。当然のことながら、これらのパラメータの値は、実際の状況に従って判定される必要があり、本発明の本実施形態では限定されない。
場合により、本発明の別の実施形態では、ステップ120において、のPUCCHの送信電力増分は、パラメータ情報のうちの少なくとも1つに従って計算され得、パラメータ情報のうちの少なくとも1つは、第1のパラメータの係数として使用され得、PUCCHの送信電力は、第1のパラメータおよびパラメータ情報に従って計算される。第1のパラメータは、以下のパラメータ、すなわち、チャネル開ループ電力、経路損失、電力制御動的偏差、および補償のうちの少なくとも1つを含む。
本発明の本実施形態では、増分および第1のパラメータの係数は、パラメータ情報の線形関数、対数関数、または指数関数であり得るが、このことは本発明の本実施形態で限定されないことを理解されたい。例えば、増分および第1のパラメータの係数は、代替的に、パラメータ情報の他の関数であり得る。
本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力増分を計算するために使用される少なくとも1つのパラメータ情報断片が、第1のパラメータ情報として記録され得、第1のパラメータの係数として使用される少なくとも1つのパラメータ情報断片が、第2のパラメータ情報として記録され得、第1のパラメータ情報と第2のパラメータ情報とが同じまたは異なるパラメータ情報であることをさらに理解されたい。つまり、第1のパラメータ情報と第2のパラメータ情報とが同じパラメータ情報である場合、増分および第1のパラメータの係数としてそれぞれ使用される関数の形態は、同じであっても異なってもよく、このことは、本発明の本実施形態では限定されない。あるいは、第1のパラメータ情報と第2のパラメータ情報とが異なるパラメータ情報である場合、増分および第1のパラメータの係数としてそれぞれ使用される関数の形態は、同じであっても異なってもよく、このことは、本発明の本実施形態では限定されない。
例えば、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分を計算するために使用される第1のパラメータ情報および第1のパラメータの係数として使用される第2のパラメータ情報は、RBの数量情報N
RB_PUCCHであり得、増分は、10log
10(N
RB_PUCCH)として表され、第1のパラメータの係数は、
として表される。このケースでは、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(6)
である。
式(6)は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例としてのみ使用され、本発明の本実施形態に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことに留意されたい。増分および/または第1のパラメータの係数は、代替的に、パラメータ情報の別の関数であり得る。加えて、第1のパラメータ情報および/または第2のパラメータ情報は、以下の6つのタイプの情報、すなわち、RBの数量情報、例えば、NRB_PUCCH=10、RM符号の数量情報、例えば、NRM=2、OCCの数量情報、例えば、NOCC=1、符号化フォーマット情報、例えば、CF=TC、第1の値1に対応、変調フォーマット情報、例えば、MF=QPSK、第2の0値に対応、SFの数値情報、例えば、SF=6における任意の1つ以上のタイプの情報の組み合わせであってもよい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
本発明の本実施形態に登場するパラメータの値は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例として使用され、本発明に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことを理解されたい。当然のことながら、これらのパラメータの値は、実際の状況に従って判定される必要があり、本発明の本実施形態では限定されない。
場合により、本発明の別の実施形態では、図2に示すように、ステップ120の前に、本方法100は、以下のステップを含む。
140.基地局が送信し、かつパラメータ情報のために構成される係数を受信する。
ステップ120は、以下のステップのうちの1つを含む。
121.係数が構成されるパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力増分を計算し、第1のパラメータおよび増分に従ってPUCCHの送信電力を計算する。
122.第1のパラメータの係数として、係数が構成されるパラメータ情報を使用し、第1のパラメータおよび係数が構成されるパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算する。
123.係数が構成されるパラメータ情報のうちの少なくとも1つに従ってPUCCHの送信電力増分を計算し、第1のパラメータの係数として、係数が構成されるパラメータ情報のうちの少なくとも1つを使用し、第1のパラメータ、増分、および係数が構成されるパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算し、第1のパラメータは、以下のパラメータ、すなわち、チャネル開ループ電力、経路損失、電力制御動的偏差、および補償のうちの少なくとも1つを含む。
具体的には、本発明の本実施形態では、PUCCHのパラメータ情報が取得され得、基地局が送信し、かつパラメータ情報のために構成される、係数が受信され得、係数が構成されるパラメータ情報は、PUCCHの送信電力増分および/または第1のパラメータの係数を計算するために使用されて、PUCCHの送信電力を計算し得る。
したがって、本発明の本実施形態で提供される電力制御方法では、最大32のキャリアをサポートするUCIをPUCCH上で返す場合に生じるPUCCHの電力制御問題を解決するように、PUCCHのパラメータ情報が取得され、パラメータ情報のために基地局によって構成された係数が受信され、次いで、PUCCHの送信電力が、係数が構成されるパラメータ情報に従って計算される。加えて、PUCCHの送信電力の調節範囲が、より良く制御でき、その結果、電力は、より正確かつ安定的に制御される。
本発明の本実施形態では、基地局は、パラメータ情報に含まれる各タイプの情報のための係数を対応して構成し得ることを理解されたい。例えば、基地局は、パラメータ情報に含まれるRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、およびSFの数値情報のために、それぞれ、係数α、β、γ、δ、ε、およびωを対応して構成し得るが、このことは、本発明の本実施形態では限定されない。
本発明の本実施形態では、増分および/または第1のパラメータの係数は、パラメータ情報の線形関数、対数関数、または指数関数であり得るが、このことは本発明の本実施形態で限定されないことをさらに理解されたい。例えば、増分および/または第1のパラメータの係数は、代替的に、別の関数であり得る。
本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力増分を計算するために使用される少なくとも1つのパラメータ情報断片が、第1のパラメータ情報として記録され得、第1のパラメータの係数として使用される少なくとも1つのパラメータ情報断片が、第2のパラメータ情報として記録され得、係数が構成される第1のパラメータ情報とステップ123において係数が構成される第2のパラメータ情報とが同じまたは異なるパラメータ情報であり得ることをさらに理解されたい。加えて、第1のパラメータ情報および第2のパラメータ情報のために構成される係数は、同じであっても異なってもよい。つまり、係数が構成される第1のパラメータ情報と係数が構成される第2のパラメータ情報とが同じパラメータ情報である場合、増分および第1のパラメータの係数としてそれぞれ使用される関数の形態は、同じであっても異なってもよく、このことは、本発明の本実施形態では限定されない。あるいは、係数が構成される第1のパラメータ情報と係数が構成される第2のパラメータ情報とが異なるパラメータ情報である場合、増分および第1のパラメータの係数としてそれぞれ使用される関数の形態は、同じであっても異なってもよく、このことは、本発明の本実施形態では限定されない。
例えば、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分を計算するために使用されるパラメータ情報は、RBの数量情報であり得、基地局は、N
RB_PUCCHのために係数αを構成する。このケースでは、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(7)
である。
別の例では、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式における第1のパラメータの係数を計算するために使用されるパラメータ情報は、RBの数量情報であり得、基地局は、N
RB_PUCCHのために係数αを構成する。このケースでは、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(8)
である。
式(7)および式(8)は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例としてのみ使用され、本発明の本実施形態に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことに留意されたい。増分または第1のパラメータの係数は、代替的に、別の関数形態にあり得る。加えて、パラメータ情報は、代替的に、RM符号の数量情報であり、基地局がNRMのための係数βを構成してもよいし、OCCの数量情報であり、基地局がNOCCのための係数γを構成してもよいし、符号化フォーマット情報の数量情報であり、基地局がCFのための係数δを構成してもよいし、変調フォーマット情報の数量情報であり、基地局がMFのための係数εを構成してもよいし、SFの数値情報であり、基地局がSFのための係数ωを構成してもよい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
別の例では、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分を計算するために使用されるパラメータ情報は、RBの数量情報、RM符号の数量情報、およびOCCの数量情報であり得、基地局は、N
RB_PUCCH、N
RM、およびN
OCCのために係数α、β、およびγを構成する。このケースでは、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(9)
である。
式(9)は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例としてのみ使用され、本発明の本実施形態に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことに留意されたい。増分は、代替的に、別の関数形態にあり得る。加えて、パラメータ情報は、以下の6つのタイプの情報、すなわち、RBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、SFの数値情報における任意の複数のタイプの情報の組み合わせであってもよい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
別の例では、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式における第1のパラメータの係数を計算するために使用されるパラメータ情報は、RBの数量情報、RM符号の数量情報、およびOCCの数量情報であり得、基地局は、N
RB_PUCCH、N
RM、およびN
OCCのために係数α、β、およびγを構成する。パラメータ情報は、複数の第1のパラメータの係数として使用され、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(10)
である。
パラメータ情報は、代替的に、1つの第1のパラメータの係数として使用されてもよく、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(11)
である。
式(10)および式(11)は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例としてのみ使用され、本発明の本実施形態に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことに留意されたい。第1のパラメータの係数は、代替的に、パラメータ情報の別の関数であり得る。加えて、パラメータ情報は、以下の6つのタイプの情報、すなわち、RBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、SFの数値情報における任意の複数のタイプの情報の組み合わせであってもよい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
別の例では、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分を計算するために使用される第1のパラメータ情報および第1のパラメータの係数として使用される第2のパラメータ情報は、RBの数量情報であり得、基地局は、N
RB_PUCCHのために係数αを構成する。このケースでは、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(12)
である。
式(12)は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例としてのみ使用され、本発明の本実施形態に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことに留意されたい。増分および第1のパラメータの係数は、代替的に、パラメータ情報の他の関数であり得る。加えて、第1のパラメータ情報と第2のパラメータ情報とのいずれも、以下の6つのタイプの情報、すなわち、RBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、SFの数値情報における任意の1つ以上のタイプの情報の組み合わせであってもよい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
場合により、本発明の別の実施形態では、図3に示すように、ステップ110は、以下のステップを含む。
111.基地局が送信した構成パラメータを受信する。
112.構成パラメータとパラメータ情報との間の対応関係に従ってパラメータ情報を取得する。
具体的には、本発明の本実施形態では、基地局が送信した構成パラメータが受信され得、構成パラメータとパラメータ情報との間の対応関係に従ってパラメータ情報が判定され、次いで、パラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数を計算するために使用されて、PUCCHの送信電力を計算する。あるいは、パラメータ情報が判定された後に、基地局が送信し、かつ、パラメータ情報のための構成された係数が受信され得、係数が構成されるパラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数を計算するために使用されて、PUCCHの送信電力を計算し得る。
本発明の本実施形態では、構成パラメータとパラメータ情報との間の対応関係は、端末によって予め構成されてもよいし、基地局が送信した構成情報から取得されてもよく、このことは本発明の本実施形態で限定されないことを理解されたい。
本発明の本実施形態では、基地局は、パラメータ情報に含まれる各タイプの情報のための係数を対応して構成し得ることをさらに理解されたい。例えば、以下の表4に示すように、基地局は、パラメータ情報に含まれるRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、およびSFの数値情報にそれぞれ対応する、係数α、β、γ、δ、ε、およびωを構成し得るが、このことは、本発明の本実施形態では限定されない。
例えば、本発明の本実施形態では、基地局が送信した構成パラメータα=1が受信され、表4に示す構成パラメータとパラメータ情報との間の対応関係に従ってパラメータ情報がNRB_PUCCH=10として判定され得、次いで、パラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数を計算するために使用されて、PUCCHの送信電力を計算する。具体的には、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数としてパラメータ情報を使用してPUCCHの送信電力を計算するための式は、式(1)から式(12)のいずれか1つと同様である。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
本発明の本実施形態に登場するパラメータの値は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例として使用され、本発明に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことを理解されたい。当然のことながら、これらのパラメータの値は、実際の状況に従って判定される必要があり、本発明の本実施形態では限定されない。
場合により、本発明の別の実施形態では、パラメータ情報は、少なくとも1つの構成パラメータであり、基地局が送信した少なくとも1つの構成パラメータは、ステップ110において受信され得、少なくとも1つの構成パラメータにおける各構成パラメータは、パラメータ情報に含まれるRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、またはSFの数値情報のうちの少なくとも1つと1対1の対応関係にある。つまり、パラメータ情報に対応する少なくとも1つの構成パラメータが取得される。
具体的には、本発明の本実施形態では、上記6つのタイプの情報のうちの少なくとも1つと少なくとも1つの構成パラメータとの間の1対1の対応関係は、上記表2および表3に示され得る。
場合により、本発明の別の実施形態では、ステップ120において、PUCCHの送信電力増分が、少なくとも1つの構成パラメータに従って計算され得、PUCCHの送信電力は、第1のパラメータおよび増分に従って計算される。
本発明の本実施形態では、増分は、少なくとも1つの構成パラメータの線形関数、対数関数、または指数関数であり得るが、このことは本発明の本実施形態で限定されないことを理解されたい。例えば、増分は、少なくとも1つの構成パラメータの別の関数であり得る。
例えば、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分を計算するために使用される少なくとも1つの構成パラメータは、αであり、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(13)
である。
式(13)は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例としてのみ使用され、本発明の本実施形態に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことに留意されたい。増分は、代替的に、log
10a、
、C
a(Cは任意の定数)などであってもよい。加えて、少なくとも1つの構成パラメータは、代替的に、RM符号の数量情報、例えば、N
RM=2に対応するβ=1であってもよいし、OCCの数量情報、例えば、N
OCC=1に対応するγ=1.5であってもよいし、符号化フォーマット情報、例えば、CF=TCに対応するδ=1であってもよいし、変調フォーマット情報、例えば、MF=QPSKに対応するε=1であってもよいし、SFの数値情報、例えば、SF=6に対応するω=−1であってもよい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
別の例では、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分を計算するために使用される少なくとも1つの構成パラメータは、α、β、およびγであり、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(14)
である。
式(14)は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例としてのみ使用され、本発明の本実施形態に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことに留意されたい。増分は、代替的に、少なくとも1つの構成パラメータの別の関数であり得る。加えて、少なくとも1つの構成パラメータは、代替的に、以下の6つの構成パラメータ、すなわち、RBの数量情報、例えば、NRB_PUCCH=10に対応するα=1、
RM符号の数量情報、例えば、NRM=2に対応するβ=1、OCCの数量情報、例えば、NOCC=1に対応するγ=1.5、符号化フォーマット情報、例えば、CF=TCに対応するδ=1、変調フォーマット情報、例えば、MF=QPSKに対応するε=1、およびSFの数値情報、例えば、SF=6に対応するω=−1における任意の複数の構成パラメータの組み合わせであってもよい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
場合により、本発明の別の実施形態では、ステップ120において、少なくとも1つの構成パラメータは、第1のパラメータの係数として使用され得、PUCCHの送信電力は、第1のパラメータおよび少なくとも1つの構成パラメータに従って計算される。
本発明の本実施形態では、少なくとも1つの構成パラメータは、PUCCHの送信電力を計算するための式中にあり、かつ、PUCCHに関係する、第1のパラメータの係数として使用され得ることを理解されたい。一般的に、少なくとも1つの構成パラメータは、PUCCHのフォーマットおよび内容ならびにアンテナポートの数に関連する項目の係数として使用され得る。例えば、少なくとも1つの構成パラメータは、PUCCHの送信電力を計算するための式においてh(nCQI,nHARQ,nSR)、ΔF_PUCCH(F)、およびΔTxD(F’)の係数として使用され得るが、本発明の本実施形態はこれに限定されない。
本発明の本実施形態では、第1のパラメータの係数は、少なくとも1つの構成パラメータの線形関数、対数関数、または指数関数であり得るが、このことは本発明の本実施形態で限定されないことをさらに理解されたい。例えば、第1のパラメータの係数は、代替的に、少なくとも1つの構成パラメータの別の関数であり得る。
例えば、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式における第1のパラメータの係数を計算するために使用される少なくとも1つの構成パラメータは、αであり、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(15)
である。
式(15)は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例としてのみ使用され、本発明の本実施形態に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことに留意されたい。第1のパラメータの係数は、代替的に、log
10a、
、C
a(Cは任意の定数)などであってもよい。加えて、少なくとも1つの構成パラメータは、代替的に、RM符号の数量情報、例えば、N
RM=2に対応するβ=1であってもよいし、OCCの数量情報、例えば、N
OCC=1に対応するγ=1.5であってもよいし、符号化フォーマット情報、例えば、CF=TCに対応するδ=1であってもよいし、変調フォーマット情報、例えば、MF=QPSKに対応するε=1であってもよいし、SFの数値情報、例えば、SF=6に対応するω=−1であってもよい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
上記のパラメータ情報は、代替的に、PUCCHの送信電力を計算するための式における別の第1のパラメータの係数として使用されるのであってもよいし、パラメータ情報は、複数の第1のパラメータの係数として使用されてもよく、第1のパラメータの係数の形態は、同じであっても異なってもよいことにさらに留意されたい。
別の例では、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式における第1のパラメータの係数を計算するために使用される少なくとも1つの構成パラメータは、α、β、およびγである。少なくとも1つの構成パラメータは、複数の第1のパラメータの係数として使用され、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(16)
である。
パラメータ情報は、代替的に、1つの第1のパラメータの係数として使用されてもよく、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(17)
である。
式(16)および式(17)は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例としてのみ使用され、本発明の本実施形態に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことに留意されたい。第1のパラメータの係数は、代替的に、パラメータ情報の別の関数であり得る。加えて、少なくとも1つの構成パラメータは、代替的に、以下の6つの構成パラメータ、すなわち、RBの数量情報、例えば、NRB_PUCCH=10に対応するα=1、
RM符号の数量情報、例えば、NRM=2に対応するβ=1、OCCの数量情報、例えば、NOCC=1に対応するγ=1.5、符号化フォーマット情報、例えば、CF=TCに対応するδ=1、変調フォーマット情報、例えば、MF=QPSKに対応するε=1、およびSFの数値情報、例えば、SF=6に対応するω=−1における任意の複数の構成パラメータの組み合わせであってもよい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
上記の構成パラメータは、PUCCHの送信電力を計算するための式における第1のパラメータの係数に置き換わり得ることにさらに留意されたい。例えば、構成パラメータは、PUCCHの送信電力を計算するための式において第1のパラメータの係数h(nCQI,nHARQ,nSR)に置き換わり得るが、本発明の本実施形態は、これに限定されない。
例えば、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式における第1のパラメータの係数h(nCQI,nHARQ,nSR)は、別の固定値によって置き換えられ得、PUCCHの送信電力を計算するための式における式h(nCQI,nHARQ,nSR)は、以下のとおりである。
PUCCHフォーマットが、新しいフォーマットである場合、
である。
PUCCHフォーマットが、新しいフォーマットである場合、第1のパラメータの係数h(nCQI,nHARQ,nSR)が固定値1/5に設定される式が使用される。新しいPUCCHフォーマットは、上記の6つのタイプの情報、すなわち、RBの数量情報NRB_PUCCH>1、RM符号の数量情報NRM>2、OCCなどの数量情報NOCC>1、符号化フォーマット情報TCもしくはTBCC、変調フォーマット情報16QAMまたはより高次の変調スキーム、SFのSF>6などの数値情報における任意の複数のタイプの情報の組み合わせであってもよい。
場合により、本発明の別の実施形態では、ステップ120において、のPUCCHの送信電力増分は、少なくとも1つの構成パラメータのうちの少なくとも1つに従って計算され得、少なくとも1つの構成パラメータのうちの少なくとも1つは、第1のパラメータの係数として使用され得、PUCCHの送信電力は、第1のパラメータおよび少なくとも1つの構成パラメータに従って計算される。第1のパラメータは、以下のパラメータ、すなわち、チャネル開ループ電力、経路損失、電力制御動的偏差、および補償のうちの少なくとも1つを含む。
本発明の本実施形態では、増分および第1のパラメータの係数は、少なくとも1つの構成パラメータの線形関数、対数関数、または指数関数であり得るが、このことは本発明の本実施形態で限定されないことを理解されたい。例えば、増分および第1のパラメータの係数は、代替的に、少なくとも1つの構成パラメータの他の関数であり得る。
本発明の本実施形態では、増分のために構成されるパラメータは、第1の構成パラメータとして記録され得、第1のパラメータの係数のために構成されるパラメータは、第2の構成パラメータとして記録され得、第1の構成パラメータと第2の構成パラメータとは少なくとも1つの構成パラメータにおける同じパラメータであっても異なるパラメータであってもよいことをさらに理解されたい。つまり、第1の構成パラメータと第2の構成パラメータとが少なくとも1つの構成パラメータにおける同じパラメータである場合、増分および第1のパラメータの係数としてそれぞれ使用される関数の形態は、同じであっても異なってもよく、このことは、本発明の本実施形態では限定されない。あるいは、第1の構成パラメータと第2の構成パラメータとが少なくとも1つの構成パラメータにおける異なるパラメータである場合、増分および第1のパラメータの係数としてそれぞれ使用される関数の形態は、同じであっても異なってもよく、このことは、本発明の本実施形態では限定されない。
例えば、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分を計算するために使用される第1の構成パラメータおよび第1のパラメータの係数として使用される第2の構成パラメータは、αであり、PUCCHの送信電力を計算するための式は、
(18)
である。
式(18)は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例としてのみ使用され、本発明の本実施形態に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことに留意されたい。増分および/または第1のパラメータの係数は、代替的に、少なくとも1つの構成パラメータの別の関数であり得る。加えて、第1の構成パラメータおよび/または第2の構成パラメータは、代替的に、以下の6つの構成パラメータ、すなわち、RBの数量情報、例えば、NRB_PUCCH=10に対応するα=1、RM符号の数量情報、例えば、NRM=2に対応するβ=1、OCCの数量情報、例えば、NOCC=1に対応するγ=1.5、符号化フォーマット情報、例えば、CF=TCに対応するδ=1、変調フォーマット情報、例えば、MF=QPSKに対応するε=1、SFの数値情報、例えば、SF=6に対応するω=−1における任意の1つ以上の構成パラメータの組み合わせであってもよい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
本発明の本実施形態に登場する係数の値および/またはパラメータの値は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例として使用され、本発明に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことを理解されたい。当然のことながら、これらの係数の値および/またはこれらのパラメータの値は、実際の状況に従って判定される必要があり、本発明の本実施形態では限定されない。
図4は、本発明の別の実施形態に係る電力制御方法400の概略的な流れ図である。図4に示す方法400は、基地局によって実行でき、方法400は、以下のステップを含む。
410.物理上りリンク制御チャネルPUCCHのパラメータ情報を判定し、パラメータ情報は、PUCCHのリソースブロックRBの数量情報、リード−マラーRM符号の数量情報、直交カバー符号OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、もしくはスケールファクタSFの数値情報のうちの1つ以上を含む、またはパラメータ情報は、PUCCHのRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、もしくはSFの数値情報のうちの1つ以上に対応する少なくとも1つの構成パラメータを含む。
420.パラメータ情報を端末に送信し、その結果、端末はパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算する。
具体的には、本発明の本実施形態では、判定されたパラメータ情報を端末に送信し、その結果、端末はパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算し得る。あるいは、PUCCHのRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、またはSFの数値情報のうちの1つ以上に対応する、判定された少なくとも1つの構成パラメータは、端末に送信され、その結果、端末は、少なくとも1つの構成パラメータに従ってPUCCHの送信電力を計算し得る。少なくとも1つの構成パラメータにおける各構成パラメータは、物理上りリンク制御チャネルPUCCHのパラメータ情報と1対1の対応関係にある。つまり、パラメータ情報は、上記6つのタイプの情報のいずれか1つであってもよいし、上記6つのタイプの情報における任意の複数の情報の組み合わせであってもよく、パラメータ情報に対応する1つ以上の構成パラメータがあり得る。
したがって、本発明の本実施形態で提供される電力制御方法では、PUCCHのパラメータ情報が端末に送信され、その結果、端末は、最大32のキャリアをサポートするUCIをPUCCH上で返す場合に生じるPUCCHの電力制御問題を解決するように、PUCCHの送信電力をパラメータ情報に従って計算する。
場合により、本発明の一実施形態では、図5に示すように、ステップ420の前に、本方法400は、以下のステップを含む。
430.パラメータ情報のための係数を構成する。
ステップ420では、係数が構成されるパラメータ情報が端末に送信され、その結果、端末は、係数が構成されるパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算する。
具体的には、本発明の本実施形態では、PUCCHのパラメータ情報が判定され得、パラメータ情報のために構成される係数が端末に送信され、その結果、端末は、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数として、係数が構成されるパラメータ情報を使用して、PUCCHの送信電力を計算する。
場合により、本発明の別の実施形態では、パラメータ情報は、少なくとも1つの構成パラメータであり、ステップ410において、少なくとも1つの構成パラメータとパラメータ情報との間の対応関係に従って少なくとも1つの構成パラメータが判定され得る。
本発明の本実施形態では、対応関係は、基地局によって予め構成されてもよいし、端末が送信した構成情報から取得されてもよく、このことは本発明の本実施形態で限定されないことを理解されたい。
以下、1つの構成パラメータを例として使用して、図6を参照しながら、本発明の本実施形態における技術的解決策を詳細に説明する。これは、本発明の本実施形態の一例に過ぎず、本発明に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことを理解されたい。
図6は、本発明の一実施形態に係る電力制御方法600の概略的なプロセス相互作用図である。図6に示す方法600は、以下のステップを含む。
610.基地局は、物理上りリンク制御チャネルPUCCHのパラメータ情報の一断片を判定し、パラメータ情報は、PUCCHのリソースブロックRBの数量情報、RM符号の数量情報、直交カバー符号OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、もしくはスケールファクタSFの数値情報を含む、またはパラメータ情報は、PUCCHのRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、もしくはSFの数値情報に対応する1つの構成パラメータを含む。
620.基地局は、パラメータ情報を端末に送信する。
630.端末は、基地局が送信したパラメータ情報を受信する。
640.端末は、パラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算する。
具体的には、本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力を計算するための式は、PUCCHのフォーマットおよび内容に関連する第1のパラメータを含み、第1のパラメータは、以下のパラメータ、すなわち、チャネル開ループ電力、経路損失、電力制御動的偏差、および補償のうちの少なくとも1つを含む。基地局は、1つのパラメータ情報断片を判定し得、パラメータ情報を端末に送信し、その結果、端末は、PUCCHの送信電力計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数としてパラメータ情報を使用して、PUCCHの送信電力を計算する。具体的には、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数としてパラメータ情報を使用してPUCCHの送信電力を計算するための式は、式(1)から式(12)のいずれか1つと同様である。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
あるいは、基地局は、上記の表2および表3に示す対応関係に従って、1つのパラメータ情報断片に対応する1つの構成パラメータを判定し得、構成パラメータを端末に送信し、その結果、端末は、PUCCHの送信電力計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数として構成パラメータを使用して、PUCCHの送信電力を計算する。具体的には、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数としてパラメータ情報を使用してPUCCHの送信電力を計算するための式は、式(13)、式(15)、または式(18)のいずれか1つと同様である。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
したがって、本発明の本実施形態で提供される電力制御方法では、基地局は、PUCCHのパラメータ情報を端末に送信し、その結果、端末は、最大32のキャリアをサポートするUCIをPUCCH上で返す場合に生じるPUCCHの電力制御問題を解決するように、PUCCHの送信電力をパラメータ情報に従って計算する。
本発明の本実施形態では、基地局は、複数の構成パラメータを判定し得、複数の構成パラメータは、PUCCHのパラメータ情報に含まれるリソースブロックRBの数量情報、RM符号の数量情報、直交カバー符号OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、またはスケールファクタSFの数値情報における複数のタイプの情報にそれぞれ対応することを理解されたい。基地局は、上記の表2および表3に示す対応関係に従って、複数のパラメータ情報断片における各パラメータ情報断片に対応する構成パラメータを判定し得、複数の構成パラメータを端末に送信し、その結果、端末は、PUCCHの送信電力計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数として複数の構成パラメータを使用して、PUCCHの送信電力を計算する。具体的には、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数としてパラメータ情報を使用してPUCCHの送信電力を計算するための式は、式(14)、式(16)、または式(17)のいずれか1つと同様である。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
上記のパラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式における第1のパラメータの係数に置き換わり得ることに留意されたい。例えば、パラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式において第1のパラメータの係数h(nCQI,nHARQ,nSR)に置き換わり得るが、本発明の本実施形態は、これに限定されない。
ここまで、図1から図6を参照しながら、本発明の各実施形態に係る電力制御方法を詳細に説明した。以下、図7から図13を参照しながら、本発明の各実施形態に係る端末を詳細に説明する。
図7は、本発明の一実施形態に係る端末700の概略的なブロック図である。図7に示す端末700は、取得モジュール710と、計算モジュール720と、送信モジュール730と、を備える。
取得モジュール710は、物理上りリンク制御チャネルPUCCHのパラメータ情報を取得するように構成され、パラメータ情報は、PUCCHのリソースブロックRBの数量情報、リード−マラーRM符号の数量情報、直交カバー符号OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、もしくはスケールファクタSFの数値情報のうちの1つ以上を含む、またはパラメータ情報は、PUCCHのRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、もしくはSFの数値情報のうちの1つ以上に対応する少なくとも1つの構成パラメータを含む。
計算モジュール720は、取得モジュール710が取得したパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算するように構成される。
送信モジュール730は、PUCCHのものであり、かつ計算モジュール720が計算した送信電力に従ってPUCCHを送信するように構成される。
具体的には、本発明の本実施形態では、計算モジュール720は、取得モジュール710によって取得されたPUCCHのパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算し得。パラメータ情報は、PUCCHのリソースブロックRBの数量情報、RM符号の数量情報、直交カバー符号OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、またはスケールファクタSFの数値情報のうちの1つ以上を含み得る。つまり、パラメータ情報は、上記6つのタイプの情報のいずれか1つであってもよいし、上記6つのタイプの情報における任意の複数の情報の組み合わせであってもよい。パラメータ情報が、符号化フォーマット情報を含む場合、第1の値が、符号化フォーマット情報と第1の値との間の対応関係に従って判定されて、PUCCHの送信電力を計算し得る。パラメータ情報が、変調フォーマット情報を含む場合、第2の値が、変調フォーマット情報と第2の値との間の対応関係に従って判定されて、PUCCHの送信電力を計算し得る。あるいは、パラメータ情報は、PUCCHのRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、またはSFの数値情報のうちの1つ以上に対応する少なくとも1つの構成パラメータを含む。つまり、パラメータ情報は、上記6つのタイプの情報のいずれか1つであってもよいし、上記6つのタイプの情報における任意の複数の情報の組み合わせであってもよく、パラメータ情報に対応する1つ以上の構成パラメータがあり得る。
したがって、本発明の本実施形態で提供される端末によれば、最大32のキャリアをサポートするUCIをPUCCH上で返す場合に生じるPUCCHの電力制御問題を解決するように、PUCCHのパラメータ情報が取得され、PUCCHの送信電力が、パラメータ情報に従って計算される。
本発明の本実施形態では、符号化フォーマット情報と第1の値との間の対応関係および/または変調フォーマット情報と第2の値との間の対応関係は、端末によって予め構成されてもよいし、基地局が送信した構成情報から取得されてもよく、このことは本発明の本実施形態で限定されないことを理解されたい。例えば、符号化フォーマット情報と第1の値との間の対応関係および変調フォーマット情報と第2の値との間の対応関係は、上記の表1に示すことができる。
本発明の本実施形態では、PUCCHのパラメータ情報が、RBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、またはSFの数値情報である場合、基地局が送信した、受信した構成パラメータは、パラメータ情報に対応するパラメータであることをさらに理解されたい。上記の表2に示すように、上記6つのタイプの情報における各タイプの情報は、1つのパラメータに対応する。 上記の表3に示すように、同じパラメータの異なる値は、同じタイプの情報の異なる物理量に対応する。
場合により、本発明の一実施形態では、計算モジュール720は、パラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力増分を計算し、第1のパラメータおよび増分に従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成される、または第1のパラメータの係数としてパラメータ情報を使用し、第1のパラメータおよびパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成される、またはパラメータ情報のうちの少なくとも1つに従ってPUCCHの送信電力増分を計算し、第1のパラメータの係数としてパラメータ情報のうちの少なくとも1つを使用し、第1のパラメータ、およびパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成され、第1のパラメータは、以下のパラメータ、すなわち、チャネル開ループ電力、経路損失、電力制御動的偏差、および補償のうちの少なくとも1つを含む。
上記のパラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式における第1のパラメータの係数に置き換わり得ることに留意されたい。例えば、パラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式において第1のパラメータの係数h(nCQI,nHARQ,nSR)に置き換わり得るが、本発明の本実施形態は、これに限定されない。
本発明の本実施形態では、増分および/または第1のパラメータの係数は、パラメータ情報の線形関数、対数関数、または指数関数であり得るが、このことは本発明の本実施形態で限定されないことを理解されたい。例えば、増分および/または第1のパラメータの係数は、代替的に、パラメータ情報の別の関数であり得る。
本発明の本実施形態では、PUCCHの送信電力増分を計算するために使用される少なくとも1つのパラメータ情報断片が、第1のパラメータ情報として記録され得、第1のパラメータの係数として使用される少なくとも1つのパラメータ情報断片が、第2のパラメータ情報として記録され得、第1のパラメータ情報と第2のパラメータ情報とが同じまたは異なるパラメータ情報であることをさらに理解されたい。つまり、第1のパラメータ情報と第2のパラメータ情報とが同じパラメータ情報である場合、増分および第1のパラメータの係数としてそれぞれ使用される関数の形態は、同じであっても異なってもよく、このことは、本発明の本実施形態では限定されない。あるいは、第1のパラメータ情報と第2のパラメータ情報とが異なるパラメータ情報である場合、増分および第1のパラメータの係数としてそれぞれ使用される関数の形態は、同じであっても異なってもよく、このことは、本発明の本実施形態では限定されない。
本発明の本実施形態では、具体的には、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数としてパラメータ情報を使用してPUCCHの送信電力を計算するための式は、式(1)から式(12)のいずれか1つと同様であることをさらに理解されたい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
場合により、本発明の別の実施形態では、図8に示すように、端末700は、基地局が送信し、かつパラメータ情報のために構成される係数を受信するように構成された受信モジュール740をさらに備える。
計算モジュール720は、係数が構成されるパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力増分を計算し、第1のパラメータおよび増分に従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成される、または係数が構成されるパラメータ情報を第1のパラメータの係数として使用し、第1のパラメータおよびパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成される、または係数が構成されるパラメータ情報のうちの少なくとも1つに従ってPUCCHの送信電力増分を計算し、係数が構成されるパラメータ情報のうちの少なくとも1つを第1のパラメータの係数として使用し、第1のパラメータ、増分、および係数が構成されるパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成され、第1のパラメータは、以下のパラメータ、すなわち、チャネル開ループ電力、経路損失、電力制御動的偏差、および補償のうちの少なくとも1つを含む。
具体的には、本発明の本実施形態では、取得モジュール710は、PUCCHのパラメータ情報を取得し得、受信モジュール740は、基地局が送信し、かつパラメータ情報ために構成される係数を受信し、計算モジュール720は、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数として、係数が構成されるパラメータ情報を使用して、PUCCHの送信電力を計算し得る。
したがって、本発明の本実施形態で提供される端末によれば、最大32のキャリアをサポートするUCIをPUCCH上で返す場合に生じるPUCCHの電力制御問題を解決するように、PUCCHのパラメータ情報が取得され、パラメータ情報のために基地局によって構成された係数が受信され、次いで、PUCCHの送信電力が、係数が構成されるパラメータ情報に従って計算される。加えて、PUCCHの送信電力の調節範囲が、より良く制御でき、その結果、電力は、より正確かつ安定的に制御される。
本発明の本実施形態では、基地局は、パラメータ情報に含まれる各タイプの情報のための係数を対応して構成し得ることを理解されたい。例えば、基地局は、パラメータ情報に含まれるRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、およびSFの数値情報のために、それぞれ、係数α、β、γ、δ、ε、およびωを対応して構成し得るが、このことは、本発明の本実施形態では限定されない。
本発明の本実施形態では、増分および/または第1のパラメータの係数は、パラメータ情報の線形関数、対数関数、または指数関数であり得るが、このことは本発明の本実施形態で限定されないことをさらに理解されたい。例えば、増分および/または第1のパラメータの係数は、代替的に、パラメータ情報の別の関数であり得る。
場合により、本発明の別の実施形態では、取得モジュール710は、基地局が送信した構成パラメータを受信し、構成パラメータとパラメータ情報との間の対応関係に従ってパラメータ情報を取得するように特に構成される。
具体的には、本発明の本実施形態では、基地局が送信した構成パラメータが受信され得、構成パラメータとパラメータ情報との間の対応関係に従ってパラメータ情報が判定され、次いで、パラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数を計算するために使用されて、PUCCHの送信電力を計算する。あるいは、パラメータ情報が判定された後に、基地局が送信し、かつ、パラメータ情報のための構成された係数が受信され得、係数が構成されるパラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数を計算するために使用されて、PUCCHの送信電力を計算し得る。
本発明の本実施形態では、構成パラメータとパラメータ情報との間の対応関係は、端末によって予め構成されてもよいし、基地局が送信した構成情報から取得されてもよく、このことは本発明の本実施形態で限定されないことを理解されたい。
本発明の本実施形態では、基地局は、パラメータ情報に含まれる各タイプの情報のためのパラメータを対応して構成し得ることをさらに理解されたい。例えば、上記表4に示すように、基地局は、パラメータ情報に含まれるRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、およびSFの数値情報にそれぞれ対応する、パラメータα、β、γ、δ、ε、およびωを構成し得るが、このことは、本発明の本実施形態では限定されない。
例えば、本発明の本実施形態では、基地局が送信した構成パラメータα=1が受信され、表4に示す構成パラメータとパラメータ情報との間の対応関係に従ってパラメータ情報がNRB_PUCCH=10として判定され得、次いで、パラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数を計算するために使用されて、PUCCHの送信電力を計算する。具体的には、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数としてパラメータ情報を使用してPUCCHの送信電力を計算するための式は、式(1)から式(12)のいずれか1つと同様である。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
場合により、本発明の別の実施形態では、パラメータ情報は、少なくとも1つの構成パラメータであり、取得モジュール710は、基地局が送信した少なくとも1つの構成パラメータを受信し得、少なくとも1つの構成パラメータにおける各構成パラメータは、パラメータ情報に含まれるRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、またはSFの数値情報のうちの少なくとも1つと1対1の対応関係にある。つまり、パラメータ情報に対応する少なくとも1つの構成パラメータが取得される。
具体的には、本発明の本実施形態では、上記6つのタイプの情報のうちの少なくとも1つと少なくとも1つの構成パラメータとの間の1対1の対応関係は、上記表2および表3に示され得る。
場合により、本発明の別の実施形態では、計算モジュール720は、少なくとも1つの構成パラメータに従ってPUCCHの送信電力増分を計算し、第1のパラメータおよび増分に従ってPUCCHの送信電力を計算する、または第1のパラメータの係数として少なくとも1つの構成パラメータを使用し、第1のパラメータおよび少なくとも1つの構成パラメータに従ってPUCCHの送信電力を計算する、または少なくとも1つの構成パラメータのうちの少なくとも1つに従ってPUCCHの送信電力増分を計算し、第1のパラメータの係数として少なくとも1つの構成パラメータのうちの少なくとも1つを使用し、第1のパラメータおよび少なくとも1つの構成パラメータに従ってPUCCHの送信電力を計算し、第1のパラメータは、以下のパラメータ、すなわち、チャネル開ループ電力、経路損失、電力制御動的偏差、および補償のうちの少なくとも1つを含む。
本発明の本実施形態では、増分および第1のパラメータの係数は、少なくとも1つの構成パラメータの線形関数、対数関数、または指数関数であり得るが、このことは本発明の本実施形態で限定されないことを理解されたい。例えば、増分および第1のパラメータの係数は、代替的に、少なくとも1つの構成パラメータの他の関数であり得る。
本発明の本実施形態では、具体的には、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数として少なくとも1つの構成パラメータを使用してPUCCHの送信電力を計算するための式は、式(13)から式(18)のいずれか1つと同様であることに留意されたい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
本発明の本実施形態に登場するパラメータの値は、本発明の本実施形態における技術的解決策を説明するための例として使用され、本発明に対するいかなる限定としても解釈されるものではないことを理解されたい。当然のことながら、これらのパラメータの値は、実際の状況に従って判定される必要があり、本発明の本実施形態では限定されない。
本発明の本実施形態では、本発明の本実施形態に係る端末700は、本発明の各実施形態に係る方法100を実行するためのエンティティに対応し得、端末700における上記および他の動作および/またはモジュールの機能は、それぞれ、図1から図3における方法に対応する手順を実装するためのものであることをさらに理解されたい。簡潔にするために、ここでは細部を繰り返し説明しない。
図9は、本発明の一実施形態に係る基地局900の概略的なブロック図である。図9に示す基地局900は、判定モジュール910と送信モジュール920とを備える。
判定モジュール910は、物理上りリンク制御チャネルPUCCHのパラメータ情報を判定するように構成され、パラメータ情報は、PUCCHのリソースブロックRBの数量情報、リード−マラーRM符号の数量情報、直交カバー符号OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、もしくはスケールファクタSFの数値情報のうちの1つ以上を含む、またはパラメータ情報は、PUCCHのRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、もしくはSFの数値情報のうちの1つ以上に対応する少なくとも1つの構成パラメータを含む。
送信モジュール920は、判定モジュール910が判定したパラメータ情報を端末に送信するように構成され、その結果、端末はパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算する。
具体的には、本発明の本実施形態では、送信モジュール920は、判定モジュール910が判定したパラメータ情報を端末に送信し、その結果、端末はパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算し得る。あるいは、PUCCHのRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、またはSFの数値情報のうちの1つ以上に対応する、判定された少なくとも1つの構成パラメータは、端末に送信され、その結果、端末は、少なくとも1つの構成パラメータに従ってPUCCHの送信電力を計算し得る。少なくとも1つの構成パラメータにおける各構成パラメータは、物理上りリンク制御チャネルPUCCHのパラメータ情報と1対1の対応関係にある。パラメータ情報は、PUCCHのリソースブロックRBの数量情報、RM符号の数量情報、直交カバー符号OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、またはスケールファクタSFの数値情報のうちの1つ以上を含み得る。つまり、パラメータ情報は、上記6つのタイプの情報のいずれか1つであってもよいし、上記6つのタイプの情報における任意の複数の情報の組み合わせであってもよく、パラメータ情報に対応する1つ以上の構成パラメータがあり得る。
したがって、本発明の本実施形態で提供される基地局では、最大32のキャリアをサポートするUCIをPUCCH上で返す場合に生じるPUCCHの電力制御問題を解決するように、PUCCHのパラメータ情報が端末に送信され、その結果、端末は、PUCCHの送信電力をパラメータ情報に従って計算する。
場合により、本発明の一実施形態では、図10に示すように、基地局900は、
パラメータ情報のための係数を構成するように構成された構成モジュール930
をさらに備える。
送信モジュール920は、係数が構成されるパラメータ情報を端末に送信するように特に構成され、その結果、端末は、係数が構成されるパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算する。
具体的には、本発明の本実施形態では、判定モジュール910は、PUCCHのパラメータ情報を判定し得、送信モジュール920は、パラメータ情報のために構成モジュール930によって構成される係数を端末に送信し、その結果、端末は、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数として、係数が構成されるパラメータ情報を使用して、PUCCHの送信電力を計算する。
場合により、本発明の別の実施形態では、パラメータ情報は、少なくとも1つの構成パラメータであり、判定モジュール910は、少なくとも1つの構成パラメータとパラメータ情報との間の対応関係に従って少なくとも1つの構成パラメータを判定するように特に構成される。
本発明の本実施形態では、対応関係は、基地局によって予め構成され得る、または端末が送信した構成情報から取得され得ることに留意されたい。例えば、対応関係は、上記表2および表3に示され得、このことは、本発明の本実施形態では限定されない。
本発明の本実施形態では、本発明の本実施形態に係る基地局900は、本発明の各実施形態に係る方法400を実行するためのエンティティに対応し得、基地局900における上記および他の動作および/またはモジュールの機能は、それぞれ、図4および図5における方法に対応する手順を実装するためのものであることをさらに理解されたい。簡潔にするために、ここでは細部を繰り返し説明しない。
本発明の一実施形態は、端末1100をさらに提供する。図11に示すように、端末1100は、プロセッサ1110と、メモリ1120と、バスシステム1130と、受信機1140と、送信機1150と、を備える。プロセッサ1110、メモリ1120、受信機1140、および送信機1150は、バスシステム1130を使用して接続される。メモリ1120は、命令を記憶するように構成され、プロセッサ1110は、メモリ1120に記憶された命令を実行するように構成される。
プロセッサ1110は、物理上りリンク制御チャネルPUCCHのパラメータ情報を取得し、パラメータ情報は、PUCCHのリソースブロックRBの数量情報、リード−マラーRM符号の数量情報、直交カバー符号OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、もしくはスケールファクタSFの数値情報のうちの1つ以上を含む、またはパラメータ情報は、PUCCHのRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、もしくはSFの数値情報のうちの1つ以上に対応する少なくとも1つの構成パラメータを含み、取得されたパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算するように構成される。
送信機1150は、PUCCHの計算された送信電力に従ってPUCCHを送信するように構成される。
したがって、本発明の本実施形態で提供される端末によれば、最大32のキャリアをサポートするUCIをPUCCH上で返す場合に生じるPUCCHの電力制御問題を解決するように、PUCCHのパラメータ情報が取得され、PUCCHの送信電力が、パラメータ情報に従って計算される。
本発明の本実施形態では、パラメータ情報が、符号化フォーマット情報を含む場合、第1の値が、符号化フォーマット情報と第1の値との間の対応関係に従って判定されて、PUCCHの送信電力を計算し得ることを理解されたい。パラメータ情報が、変調フォーマット情報を含む場合、第2の値が、変調フォーマット情報と第2の値との間の対応関係に従って判定されて、PUCCHの送信電力を計算し得る。符号化フォーマット情報と第1の値との間の対応関係および/または変調フォーマット情報と第2の値との間の対応関係は、端末によって予め構成されてもよいし、基地局が送信した構成情報から取得されてもよく、このことは本発明の本実施形態で限定されない。例えば、符号化フォーマット情報と第1の値との間の対応関係および変調フォーマット情報と第2の値との間の対応関係は、上記の表1に示すことができる。あるいは、パラメータ情報は、PUCCHのRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、またはSFの数値情報のうちの1つ以上に対応する少なくとも1つの構成パラメータを含む。つまり、パラメータ情報は、上記6つのタイプの情報のいずれか1つであってもよいし、上記6つのタイプの情報における任意の複数の情報の組み合わせであってもよく、パラメータ情報に対応する1つ以上の構成パラメータがあり得る。
本発明の本実施形態では、プロセッサ1110は、中央演算装置(Central Processing Unit、CPU)であってもよいし、プロセッサ1110は、別の汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、別のプログラマブルロジックデバイス、別個のゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、別個のハードウェアコンポーネントなどであってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、プロセッサは、任意の通常のプロセッサなどであってもよい。
メモリ1120は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含み得、プロセッサ1110に命令およびデータを提供し得る。メモリ1120の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含み得る。例えば、メモリ1120は、装置タイプに関する情報をさらに記憶し得る。
データバスに加えて、バスシステム1130は、パワーバス、制御用バス、および状況信号用バスなどをさらに含み得る。しかしながら、説明を明確にするために、図面では、様々なバスはバスシステム1130として記されている。
実装プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ1110のハードウェアの集積ロジック回路またはソフトウェアの形態の命令によって完了され得る。本発明の各実施形態に関連して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されるのであってもよいし、プロセッサのハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用して実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野において成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、エレクトリカリー・イレーサブル・プログラマブル・メモリ、またはレジスタに配置され得る。記憶媒体は、メモリ1120に配置される。プロセッサ1110は、メモリ1120の情報を読み出し、プロセッサ1110のハードウェアと併せて、上記の方法のステップを完了する。繰り返しを避けるため、ここでは細部を繰り返し説明しない。
場合により、本発明の一実施形態では、プロセッサ1110は、パラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力増分を計算し、第1のパラメータおよび増分に従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成される、または第1のパラメータの係数としてパラメータ情報を使用し、第1のパラメータおよびパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成される、またはパラメータ情報のうちの少なくとも1つに従ってPUCCHの送信電力増分を計算し、第1のパラメータの係数としてパラメータ情報のうちの少なくとも1つを使用し、第1のパラメータ、およびパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成され、第1のパラメータは、以下のパラメータ、すなわち、チャネル開ループ電力、経路損失、電力制御動的偏差、および補償のうちの少なくとも1つを含む。
上記のパラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式における第1のパラメータの係数に置き換わり得ることに留意されたい。例えば、パラメータ情報は、PUCCHの送信電力を計算するための式において第1のパラメータの係数h(nCQI,nHARQ,nSR)に置き換わり得るが、本発明の本実施形態は、これに限定されない。
場合により、本発明の別の実施形態では、受信機1140は、基地局が送信し、かつパラメータ情報のために構成される係数を受信するように構成される。
プロセッサ1110は、係数が構成されるパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力増分を計算し、第1のパラメータおよび増分に従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成される、または係数が構成されるパラメータ情報を第1のパラメータの係数として使用し、第1のパラメータおよびパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成される、または係数が構成されるパラメータ情報のうちの少なくとも1つに従ってPUCCHの送信電力増分を計算し、係数が構成されるパラメータ情報のうちの少なくとも1つを第1のパラメータの係数として使用し、第1のパラメータ、増分、および係数が構成されるパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成され、第1のパラメータは、以下のパラメータ、すなわち、チャネル開ループ電力、経路損失、電力制御動的偏差、および補償のうちの少なくとも1つを含む。
本発明の本実施形態では、増分および/または第1のパラメータの係数は、パラメータ情報の線形関数、対数関数、または指数関数であり得るが、このことは本発明の本実施形態で限定されないことを理解されたい。例えば、増分および/または第1のパラメータの係数は、代替的に、パラメータ情報の別の関数であり得る。
場合により、本発明の別の実施形態では、プロセッサ1110は、基地局が送信した構成パラメータを受信し、構成パラメータとパラメータ情報との間の対応関係に従ってパラメータ情報を取得するように特に構成される。
本発明の本実施形態では、構成パラメータとパラメータ情報との間の対応関係は、端末によって予め構成されてもよいし、基地局が送信した構成情報から取得されてもよく、このことは本発明の本実施形態で限定されないことを理解されたい。
本発明の本実施形態では、具体的には、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数としてパラメータ情報を使用してPUCCHの送信電力を計算するための式は、式(1)から式(12)のいずれか1つと同様であることに留意されたい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
場合により、本発明の別の実施形態では、パラメータ情報は、少なくとも1つの構成パラメータであり、プロセッサ1110は、基地局が送信した少なくとも1つの構成パラメータを受信するように特に構成され得、少なくとも1つの構成パラメータにおける各構成パラメータは、パラメータ情報に含まれるRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、またはSFの数値情報のうちの少なくとも1つと1対1の対応関係にある。つまり、パラメータ情報に対応する少なくとも1つの構成パラメータが取得される。
具体的には、本発明の本実施形態では、上記6つのタイプの情報のうちの少なくとも1つと少なくとも1つの構成パラメータとの間の1対1の対応関係は、上記表2および表3に示され得る。
場合により、本発明の別の実施形態では、プロセッサ1110は、少なくとも1つの構成パラメータに従ってPUCCHの送信電力増分を計算し、第1のパラメータおよび増分に従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成され得る、または第1のパラメータの係数として少なくとも1つの構成パラメータを使用し、第1のパラメータおよび少なくとも1つの構成パラメータに従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成され得る、または少なくとも1つの構成パラメータのうちの少なくとも1つに従ってPUCCHの送信電力増分を計算し、第1のパラメータの係数として少なくとも1つの構成パラメータのうちの少なくとも1つを使用し、第1のパラメータおよび少なくとも1つの構成パラメータに従ってPUCCHの送信電力を計算するように特に構成され、第1のパラメータは、以下のパラメータ、すなわち、チャネル開ループ電力、経路損失、電力制御動的偏差、および補償のうちの少なくとも1つを含み得る。
本発明の本実施形態では、増分および第1のパラメータの係数は、少なくとも1つの構成パラメータの線形関数、対数関数、または指数関数であり得るが、このことは本発明の本実施形態で限定されないことを理解されたい。例えば、増分および第1のパラメータの係数は、代替的に、少なくとも1つの構成パラメータの他の関数であり得る。
本発明の本実施形態では、具体的には、PUCCHの送信電力を計算するための式における増分および/または第1のパラメータの係数として少なくとも1つの構成パラメータを使用してPUCCHの送信電力を計算するための式は、式(13)から式(18)のいずれか1つと同様であることに留意されたい。説明を簡潔にするために、ここでは細部を説明しない。
本発明の本実施形態では、本発明の本実施形態に係る端末1100は、本発明の各実施形態に係る方法100を実行するためのエンティティに対応し得、本発明の各実施形態に係る端末700、端末1100における上記および他の動作および/またはモジュールの機能は、それぞれ、図1から図3における方法に対応する手順を実装するためのものであることをさらに理解されたい。簡潔にするために、ここでは細部を繰り返し説明しない。
本発明の一実施形態は、基地局1200をさらに提供する。図12に示すように、端末1200は、プロセッサ1210と、メモリ1220と、バスシステム1230と、送信機1250と、を備える。プロセッサ1210、メモリ1220、および送信機1250は、バスシステム1230を使用して接続される。メモリ1220は、命令を記憶するように構成され、プロセッサ1210は、メモリ1220に記憶された命令を実行するように構成される。
プロセッサ1210は、物理上りリンク制御チャネルPUCCHのパラメータ情報を判定するように構成され、パラメータ情報は、PUCCHのリソースブロックRBの数量情報、リード−マラーRM符号の数量情報、直交カバー符号OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、もしくはスケールファクタSFの数値情報のうちの1つ以上を含む、またはパラメータ情報は、PUCCHのRBの数量情報、RM符号の数量情報、OCCの数量情報、符号化フォーマット情報、変調フォーマット情報、もしくはSFの数値情報のうちの1つ以上に対応する少なくとも1つの構成パラメータを含む。
送信機1250は、パラメータ情報を端末に送信するように構成され、その結果、端末はパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算する。
したがって、本発明の本実施形態で提供される基地局では、最大32のキャリアをサポートするUCIをPUCCH上で返す場合に生じるPUCCHの電力制御問題を解決するように、PUCCHのパラメータ情報が端末に送信され、その結果、端末は、PUCCHの送信電力をパラメータ情報に従って計算する。
本発明の本実施形態では、プロセッサ1210は、中央演算装置(Central Processing Unit、CPU)であってもよいし、プロセッサ1210は、別の汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、別のプログラマブルロジックデバイス、別個のゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、別個のハードウェアコンポーネントなどであってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、プロセッサは、任意の通常のプロセッサなどであってもよい。
メモリ1220は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含み得、プロセッサ1210に命令およびデータを提供し得る。メモリ1220の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含み得る。例えば、メモリ1220は、装置タイプに関する情報をさらに記憶し得る。
データバスに加えて、バスシステム1230は、パワーバス、制御用バス、および状況信号用バスなどをさらに含み得る。しかしながら、説明を明確にするために、図面では、様々なバスはバスシステム1230として記されている。
実装プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ1210のハードウェアの集積ロジック回路またはソフトウェアの形態の命令によって完了され得る。本発明の各実施形態に関連して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されるのであってもよいし、プロセッサのハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用して実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野において成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、エレクトリカリー・イレーサブル・プログラマブル・メモリ、またはレジスタに配置され得る。記憶媒体は、メモリ1220に配置される。プロセッサ1210は、メモリ1220の情報を読み出し、プロセッサ1210のハードウェアと併せて、上記の方法のステップを完了する。繰り返しを避けるため、ここでは細部を繰り返し説明しない。
場合により、本発明の一実施形態では、プロセッサ1210は、パラメータ情報のために係数を構成するようにさらに構成される。
送信機1250は、係数が構成されるパラメータ情報を端末に送信するように特に構成され、その結果、端末は、係数が構成されるパラメータ情報に従ってPUCCHの送信電力を計算する。
場合により、本発明の別の実施形態では、パラメータ情報は、少なくとも1つの構成パラメータであり、プロセッサ1210は、少なくとも1つの構成パラメータとパラメータ情報との間の対応関係に従って少なくとも1つの構成パラメータを判定するように特に構成される。
本発明の本実施形態では、対応関係は、基地局によって予め構成され得る、または端末が送信した構成情報から取得され得ることに留意されたい。例えば、対応関係は、上記表2および表3に示され得、このことは、本発明の本実施形態では限定されない。
本発明の本実施形態では、本発明の本実施形態に係る基地局1200は、本発明の各実施形態に係る方法400を実行するためのエンティティに対応し得、本発明の各実施形態に係る基地局900、基地局1200における上記および他の動作および/またはモジュールの機能は、それぞれ、図4および図5における方法に対応する手順を実装するためのものであることをさらに理解されたい。簡潔にするために、ここでは細部を繰り返し説明しない。
当業者であれば、本明細書で開示した各実施形態において説明した例と組み合わせて、電子的ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの組み合わせによって、ユニットおよびアルゴリズムステップを実施してよいことを承知しているはずである。ハードウェアとソフトウェアとの交換可能性を明確に説明するために、上記は、機能に応じて各例の構成およびステップを一般的に説明した。機能をハードウェアで行うかソフトウェアで行うかは、技術的解決策の具体的なアプリケーションと設計制約条件とによって決まる。当業者は、異なる方法を使用して、それぞれの具体的なアプリケーションに対して、説明された機能を実施できるが、こうした実施が、本発明の範囲を超えるものであるとみなすべきではない。
当業者であれば、説明を簡便にする目的で、上記のシステム、装置およびユニットの詳細な動作プロセスについては、上記方法実施形態における対応するプロセスを参照することを明確に理解するはずであり、ここでは細部を繰り返し説明しない。
本出願において提供されるいくつかの実施形態においては、開示のシステム、装置、および方法を他のやり方で実装することもできることを理解されたい。例えば、上記の装置実施形態は単なる例に過ぎない。例えば、ユニットの分割は単なる論理的機能分割に過ぎず、実際の実装に際しては他の分割も可能である。例えば、複数のユニットもしくはコンポーネントが組み合わされ、または統合されて別のシステムになる場合もあり、いくつかの特徴が無視されたり実行されなかったりする場合もある。
上記の説明は、本発明の単なる具体的な実施形態であり、本発明の保護範囲を限定することを意図するものではない。本発明において開示された技術的範囲内にあり、当業者によって容易に想到される、あらゆる修正や置き換えは、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に属する。