JP6662082B2 - 出力装置、出力方法及びプログラム - Google Patents

出力装置、出力方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、出力装置、出力方法及びプログラムに関する。
近年、画像や音楽といったコンテンツを複数の装置やユーザ間で共有したいというニーズが高まっている。そこで、ネットワークを介して接続された送信装置と再生装置との間で、どのコンテンツかだけでなく、注目点のようにコンテンツのどの位置かを共有する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−102345号公報
しかしながら、上記特許文献等の場合、送信装置からコンテンツの注視点の位置を示す注視点情報を特定の再生装置に送信して共有するようになっているが、任意の装置との間で共有するようにすると、操作が煩雑となる虞がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、コンテンツの時間的な位置又は空間的な位置を任意の出力先に対して容易に出力することができるようにすることである。
上記課題を解決するための本発明の一態様の出力装置は、
タッチパネルと、
前記タッチパネルと対応付けられ、時間的な位置又は空間的な位置が変化するコンテンツを表示する表示手段と、
ユーザにより前記タッチパネル上の異なる位置が連続して接触操作される一連の接触操作の開始時に前記表示手段に表示されているコンテンツの時間的な位置を取得する第1位置取得手段と、
前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標と対応付けられている出力先に対して、前記第1位置取得手段により取得された前記コンテンツの時間的な位置に関連する位置関連情報を出力する第1位置出力手段と、
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、コンテンツの時間的な位置又は空間的な位置を任意の出力先に対して容易に出力することができる。
本発明を適用した実施形態1のコンテンツ共有システムの概略構成を示す図である。 図1のコンテンツ共有システムを構成する表示装置の概略構成を示すブロック図である。 図2の表示装置による出力処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図3の出力処理における表示例を模式的に示す図である。 図3の出力処理における表示例を模式的に示す図である。 図2の表示装置による入力処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図6の入力処理における表示例を模式的に示す図である。 図6の入力処理における表示例を模式的に示す図である。 本発明を適用した実施形態2のコンテンツ共有システムを構成する表示装置の概略構成を示すブロック図である。 図9の表示装置による出力処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図10の出力処理における表示例を模式的に示す図である。 図10の出力処理における表示例を模式的に示す図である。 変形例1の表示装置の概略構成を示すブロック図である。 図13の表示装置による出力処理における表示例を模式的に示す図である。 変形例2の表示装置による出力処理における表示例を模式的に示す図である。 本発明を適用した実施形態3のコンテンツ共有システムを構成する表示装置の概略構成を示すブロック図である。 図16の表示装置による出力処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図17の出力処理における表示例を模式的に示す図である。 本発明を適用した実施形態4のコンテンツ共有システムを構成する表示装置の概略構成を示すブロック図である。 図19の表示装置による出力処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図20の出力処理における表示例を模式的に示す図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[実施形態1]
図1は、本発明を適用した実施形態1のコンテンツ共有システム100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態のコンテンツ共有システム100は、通信ネットワークNを介して通信可能な複数の表示装置1、…(図1には、4つの表示装置1A〜1Dを図示)を備えている。
複数の表示装置1、…は、例えば、スマートフォン、タブレット、PDA(Personal Data Assistants)等から構成されているが、通信機能を具備するものであれば如何なるものであっても良い。また、複数の表示装置1、…は、必ずしも全ての表示装置1が同一である必要はない。
なお、複数の表示装置1、…は、構成及び動作は略同様であるため、以下に、代表して表示装置1Aを例示して説明する。
図2は、表示装置1Aの概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、表示装置1Aは、具体的には、中央制御部101と、メモリ102と、記録部103と、表示部104と、操作入力部105と、通信制御部106と、第1動作処理部107とを備えている。
また、中央制御部101、メモリ102、記録部103、表示部104、操作入力部105、通信制御部106及び第1動作処理部107は、バスライン108を介して接続されている。
中央制御部101は、表示装置1Aの各部を制御するものである。具体的には、中央制御部101は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)等を備え、表示装置1A用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
メモリ102は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、中央制御部101、第1動作処理部107等によって処理されるデータ等を一時的に格納する。
記録部103は、例えば、SSD(Solid State Drive)等から構成され、図示しない画像処理部により所定の圧縮形式(例えば、JPEG形式、MPEG形式等)で符号化された静止画像や動画像の画像データを記録する。
なお、記録部103に記録されている画像データは、当該表示装置1Aの図示しない撮像部により撮影されたものであっても良いし、外部の撮像装置(図示略)により撮影された後、当該表示装置1Aに転送されて記録部103に記録されたものであっても良い。
また、記録部103は、例えば、記録媒体(図示略)が着脱自在に構成され、装着された記録媒体からのデータの読み出しや記録媒体に対するデータの書き込みを制御する構成であっても良い。
表示部104は、表示パネル104aの表示領域に画像を表示する。
すなわち、表示部(表示手段)104は、図示しない画像処理部により復号された所定サイズの画像データに基づいて、動画像、静止画像やアプリケーション画面等のコンテンツを表示パネル104aの表示領域に表示する。また、表示部104は、後述するように、第1動作処理部107の第1変位表示制御部107e(後述)の制御下にて、ユーザによるタッチパネル105a(後述)のスワイプ操作に連動して、時間的な位置を変位させた動画像や空間的な位置を変位させた静止画像やアプリケーション画面等を表示パネル104aの表示領域に表示する。また、表示部104は、動画像、静止画像やアプリケーション画面等のコンテンツの表示中に、当該コンテンツに重畳させて、このコンテンツの出力先と対応付けられているアイコン(所定の指標)Ioを表示したり(図4(b)参照)、コンテンツの表示前に、所定の背景画像に重畳させて、表示対象のコンテンツの入力元と対応付けられているアイコンIiを表示したりする(図4(a)参照)。
なお、アイコンIo、Iiの詳細については後述する。
なお、表示部104は、通信ネットワークNに接続されている所定のサーバ装置(図示略)から通信制御部106を介して画像データを取得して、表示パネル104aの表示領域に表示する構成であっても良い。
また、表示パネル104aは、例えば、液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)表示パネル等から構成されているが、一例であってこれらに限られるものではない。
操作入力部105は、当該表示装置1Aの所定操作を行うためのものである。具体的には、操作入力部105は、電源のON/OFF操作に係る電源ボタン、各種のモードや機能等の選択指示に係るボタン等(何れも図示略)を備えている。
そして、ユーザにより各種ボタンが操作されると、操作入力部105は、操作されたボタンに応じた操作指示を中央制御部101に出力する。中央制御部101は、操作入力部105から出力され入力された操作指示に従って所定の動作(例えば、動画像の再生等)を各部に実行させる。
また、操作入力部105は、表示部104の表示パネル104aと一体となって設けられたタッチパネル105aを有している。
タッチパネル105aは、表示パネル104aの表示領域をなす表示画面に直接的若しくは間接的に接触するユーザの指(手)やタッチペン等の接触位置を検出する。すなわち、タッチパネル105aは、例えば、表示パネル104aの表示画面上或いは当該表示画面よりも内側に設けられ、静電容量方式、抵抗膜方式、超音波表面弾性波方式等の各種方式により、表示画面上における接触位置のXY座標を所定のサンプリング周期で検出する。そして、タッチパネル105aは、接触位置のXY座標に係る位置信号を第1動作処理部107に出力する。
通信制御部106は、通信アンテナ106a及び通信ネットワークNを介してデータの送受信を行う。
すなわち、通信アンテナ106aは、当該表示装置1Aが無線基地局(図示略)との通信で採用している所定の通信方式(例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式、CDMA2000方式、GSM(Global System for Mobile Communications;登録商標)方式等)に対応したデータの送受信が可能なアンテナである。そして、通信制御部106は、所定の通信方式に対応する通信プロトコルに従って、この通信方式で設定される通信チャネルにより無線基地局との間で通信アンテナ106aを介してデータの送受信を行う。
通信ネットワークNは、例えば、表示装置1Aを無線基地局やゲートウェイサーバ(図示略)等を介して他の表示装置1B〜1D等の外部装置と接続する通信ネットワークである。また、通信ネットワークNは、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークであり、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)等の様々な回線形態を適用することが可能である。
なお、上記した通信制御部106の構成は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能であり、例えば、図示は省略するが、無線LANモジュールやBluetooth(登録商標)モジュールを搭載しても良い。
すなわち、無線LANモジュールは、アクセスポイント(図示略)を介して通信ネットワークNにアクセス可能な構成としても良いし、アクセスポイントを経由せずに直接他の表示装置1B〜1D等の外部装置との間で無線通信回線を構築するPeer to Peer(アドホックモード)で動作しても良い。また、Bluetoothモジュールは、Bluetoothの通信規格に基づいて、他の表示装置1B〜1D等の外部装置との間で同期通信方式の無線通信を行っても良い。
第1動作処理部107は、第1位置取得部107aと、第1位置出力部107bと、測定部107cと、第1判別部107dと、第1変位表示制御部107eと、指標表示制御部107fと、第1動作制御部107gと、位置入力部107hと、第1位置表示制御部107iとを具備している。
なお、第1動作処理部107の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
第1位置取得部107aは、動画像の時間的な位置を取得する。
すなわち、第1位置取得部(第1位置取得手段)107aは、ユーザによりタッチパネル105a上の異なる位置が連続して接触操作されるスワイプ操作(一連の接触操作)の開始時に出力されている動画像(コンテンツ)の時間的な位置を取得する。具体的には、表示部104による動画像の表示中(再生中)に、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されると、タッチパネル105aは、スワイプ操作に応じてユーザにより接触操作されたそれぞれの接触位置のXY座標に係る位置信号を第1動作処理部107に出力する。第1位置取得部107aは、スワイプ操作の開始時にタッチパネル105aから出力された位置信号が入力されると、表示部104に表示されている動画像の再生時間、つまり、動画像の再生が開始されてから経過した時間を表示部104から取得する。
第1位置出力部107bは、動画像の時間的な位置に関連する位置関連情報を出力する。
すなわち、第1位置出力部(第1位置出力手段)107bは、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標と対応付けられている出力先(例えば、他の表示装置1Bや記録部103等)に対して、第1位置取得部107aにより取得された動画像の時間的な位置に関連する位置関連情報を出力する。
具体的には、タッチパネル105aは、スワイプ操作に応じてユーザにより接触操作されたそれぞれの接触位置のXY座標に係る位置信号を第1動作処理部107に出力する。第1動作処理部107は、スワイプ操作の終了時にタッチパネル105aから出力された位置信号が入力されると、入力された位置信号に係るタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されているアイコンIoと重なるか否かを判別する。ユーザの接触位置の座標がアイコンIoと重なる場合には、第1位置出力部107bは、第1位置取得部107aにより取得された動画像の時間的な位置に関連する位置関連情報を、ユーザの接触位置が重なったアイコンIoと対応付けられている出力先、例えば、他の表示装置1B等の外部装置に対して、通信ネットワークN及び通信制御部106を介して出力する。
ここで、位置関連情報は、動画像の時間的な位置である動画像の再生時間を直接的に表す情報であっても良いし、動画像の再生残り時間等の動画像の再生時間を関節的に表す情報であっても良い。
なお、第1位置出力部107bは、位置関連情報とともに、表示部104に表示されている動画像を特定するためのコンテンツ特定情報(例えば、動画像のファイル名、格納先のアドレス等)を出力先(例えば、他の表示装置1B等)に出力しても良い。
測定部107cは、スワイプ操作の向きを測定する。
すなわち、測定部(測定手段)107cは、ユーザによるタッチパネル105a上の直線状のスワイプ操作の向きを測定する。具体的には、タッチパネル105aは、スワイプ操作に応じてユーザにより接触操作されたそれぞれの接触位置のXY座標に係る位置信号を第1動作処理部107に出力する。測定部107cは、タッチパネル105aから逐次出力される位置信号を逐次入力する。そして、測定部107cは、例えば、スワイプ操作の開始直後から逐次入力された位置信号に基づいて、ユーザによるタッチパネル105a上の直線状のスワイプ操作の向き、つまり、スワイプ操作の開始位置からのスワイプ操作の方向を測定する。
第1判別部107dは、スワイプ操作が第1の制御を行うための操作であるか否かを判別する。
すなわち、第1判別部(判別手段)107dは、スワイプ操作が第1動作制御部107g(後述)による第1の制御を行うための操作であるか否かを判別する。具体的には、第1判別部107dは、測定部107cにより測定されるスワイプ操作の向きが所定の範囲内に向かうものである場合に、スワイプ操作が第1の制御を行うための操作であると判別する。
例えば、図4(b)等に示すように、略矩形状のタッチパネル105aは、スワイプ操作の開始時におけるユーザの接触位置の座標と四つの頂点とを結ぶ四本の直線(図中、模式的に破線で示すが、実際には表示されない)により「1」〜「4」と表された四つの範囲に区分される。そして、第1判別部107dは、測定部107cにより測定されるスワイプ操作の向きが四つの範囲のうちの何れの範囲内に向かうものであるかを特定する。例えば、ユーザによるスワイプ操作が、スワイプ操作の開始時におけるユーザの接触位置の座標を基準として左右両側の二つの範囲(図中、「2」、「4」と表された範囲)の何れかに向かうものである場合、第1判別部107dは、スワイプ操作が第1の制御を行うための操作であると判別する。一方、例えば、ユーザによるスワイプ操作が、スワイプ操作の開始時におけるユーザの接触位置の座標を基準として上下両側の二つの範囲(図中、「1」、「3」と表された範囲)の何れかに向かうものである場合、第1判別部107dは、スワイプ操作が第1の制御を行うための操作でないと判別する。
なお、タッチパネル105aを四つの範囲に区分したが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。例えば、出力先や入力元のアイコンIo、Iiが表示される範囲とそれ以外の範囲との二つの範囲に区分し、スワイプ操作が出力先アイコンIoが表示される範囲に向かうものである場合、第1判別部107dは、スワイプ操作が第1の制御を行うための操作であると判別しても良い。
第1変位表示制御部107eは、動画像の時間的な位置を変位させる。
すなわち、第1変位表示制御部(第1表示制御手段)107eは、ユーザによるタッチパネル105a上のスワイプ操作に応じて、表示部104上の座標とは異なる、表示部104に表示されている動画像の時間的な位置を変位させる表示制御を行う。具体的には、タッチパネル105aは、スワイプ操作に応じてユーザにより接触操作されたそれぞれの接触位置のXY座標に係る位置信号を第1動作処理部107に出力する。そして、第1変位表示制御部107eは、タッチパネル105aから逐次出力されて逐次入力される位置信号に応じて、表示部104に表示されている動画像の送り再生を行う。
ここで、動画像の送り再生は、動画像を通常の再生速度に対して高速或いは低速で順方向或いは逆方向に再生することを言い、タッチパネル105a上のユーザによる接触操作の態様、例えば、スワイプ速度、スワイプ量及びスワイプ方向等に応じて、動画像の再生速度や再生方向が変化する。例えば、第1変位表示制御部107eは、スワイプ速度が高速なほど、或いは、スワイプ量が大きいほど動画像の再生速度を高速にし、また、スワイプ方向が所定方向(例えば、上方向等)の場合に動画像を順方向に送り再生する一方で、スワイプ方向が所定方向と反対方向(例えば、下方向等)の場合に逆方向に送り再生する。
指標表示制御部107fは、コンテンツの出力先や入力元と対応付けられているアイコンIo、Iiを表示部104に表示させる。また、指標表示制御部107fは、コンテンツの出力が可能な状態である場合に、アイコンIoを表示部104に表示し、コンテンツの入力が可能な状態である場合に、アイコンIiを表示部104に表示させる。
すなわち、指標表示制御部(第2表示制御手段)107fは、第1判別部107dによりスワイプ操作が第1動作制御部107gによる第1の制御を行うための操作であると判別された場合に、動画像(コンテンツ)の出力先と対応付けられているアイコンIoを表示部104に表示させる。このとき、指標表示制御部(第3表示制御手段)107fは、アイコンIoと対応付けられている位置関連情報の出力先に対して、第1位置出力部107bにより位置関連情報を出力可能であるか否かを識別可能な態様で当該アイコンIoを表示部104に表示させても良い。
また、指標表示制御部107fは、例えば、コンテンツの表示前やユーザによりタッチパネル105aが接触操作される前には、位置関連情報の入力元と対応付けられているアイコンIiを表示部104に表示させる。このとき、指標表示制御部(第5表示制御手段)107fは、アイコンIiと対応付けられている入力元から、位置入力部107h(後述)により位置関連情報を入力可能であるか否かを識別可能な態様で当該アイコンIiを表示部104に表示させても良い。
ここで、アイコンIo、Iiの配置及び形状について、図4(a)及び図4(b)を参照して説明する。
アイコンIo、Iiは、例えば、表示部104の表示領域の左右方向の一端(図中、向かって右端)に縦列で配置される。
出力先と対応付けられているアイコンIoは、例えば、表示領域の左右方向の一端側に一頂点が配置された外向きに凸の三角形状をなし、内側に出力先の名称や機能等が付されている。なお、出力先の名称は、出力先の名称の略称であっても良く、例えば、表示装置1Dの場合にはアイコンIoの内側に「D」と付される。また、出力先の機能としては、例えば、記録部103によるデータの保存が挙げられ、この場合には、内側に「保存」と表された保存アイコンIrが表示される。以下、アイコンIoとのみ記載している場合も、保存アイコンIrも含まれているものとする。
また、入力元と対応付けられているアイコンIiは、例えば、表示領域の左右方向の一端側に二頂点が配置された内向きに凸の三角形状をなし、同様に、内側に入力元の名称が付されている。なお、入力元の名称は、出力先と同様に、入力元の名称の略称であっても良く、例えば、表示装置1Cの場合にはアイコンIiの内側に「C」と付される。また、入力元の機能としては、例えば、記録部103によるデータの保存が挙げられ、この場合には、内側に「保存」と表された保存アイコンIrが表示される。以下、アイコンIiとのみ記載している場合も、保存アイコンIrも含まれているものとする。
そして、例えば、コンテンツの表示前やユーザによりタッチパネル105aが接触操作される前において、指標表示制御部107fは、位置関連情報の入力元と対応付けられ、位置関連情報を入力可能であることを表す内向きに凸の三角形状のアイコンIiを表示部104に表示させる(図4(a)参照)。その後、ユーザによりタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されると、アイコンIiを表示部104から消去して、第1判別部107dによりスワイプ操作が第1動作制御部107gによる第1の制御を行うための操作であると判別されると、指標表示制御部107fは、位置関連情報の出力先と対応付けられ、位置関連情報を出力可能であることを表す外向きに凸の三角形状のアイコンIoを表示部104に表示させる(図4(b)参照)。
なお、アイコンIo、Ir、Iiの表示は、例えば、OSD(on-screen display)表示により行われるが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
第1動作制御部107gは、第1の制御や第2の制御を行う。
すなわち、第1動作制御部(制御手段)107gは、第1位置取得部107aによる動画像の時間的な位置を取得する処理、及び第1位置出力部107bによる位置関連情報を出力する処理を行わせる第1の制御を行ったり、第1変位表示制御部107eによる動画像の表示制御を行わせる第2の制御を行う。
具体的には、表示部104による動画像の表示中に、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始され、第1判別部107dによりスワイプ操作が第1の制御を行うための操作であると判別されると、第1動作制御部107gは、スワイプ操作の開始時に表示部104に表示されている動画像の再生時間を第1位置取得部107aにより取得させる。そして、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が、表示部104に表示されているアイコンIoと重なると、第1動作制御部107gは、アイコンIoと対応付けられている出力先(例えば、他の表示装置1B等)に位置関連情報を第1位置出力部107bにより出力させる。
一方、第1判別部107dによりスワイプ操作が第1の制御を行うための操作でないと判別されると、第1動作制御部107gは、ユーザによるスワイプ操作に応じて、表示部104に表示されている動画像の送り再生を行って、動画像の時間的な位置を変位させる表示制御を第1変位表示制御部107eに行わせる。
位置入力部107hは、外部装置から出力された位置関連情報を入力する。
すなわち、位置入力部(位置入力手段)107hは、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されているアイコンIiと重なり、且つ、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104の表示領域の所定領域内である場合に、アイコンIiと対応付けられ、通信ネットワークNを介して通信可能な入力元(例えば、他の表示装置1B等)の第1位置出力部107bから出力された位置関連情報を入力する。具体的には、例えば、コンテンツの表示前やユーザによりタッチパネル105aが接触操作される前には、表示部104は、位置関連情報の入力元と対応付けられているアイコンIiを表示する。ここで、ユーザによりタッチパネル105aが接触操作されて、ユーザの接触位置の座標が表示部104に表示され、入力元と対応付けられているアイコンIiと重なると、表示部104は、例えば、内側に「保存」と表記され、入力元から入力される位置関連情報を保存(出力)するための外向きに凸の三角形状の保存アイコンIrを表示しても良い(図7(b)参照)。
そして、アイコンIiと重なった状態からユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されると、タッチパネル105aは、スワイプ操作に応じてユーザにより接触操作されたそれぞれの接触位置のXY座標に係る位置信号を第1動作処理部107に出力する。第1動作処理部107は、スワイプ操作の終了時にタッチパネル105aから出力された位置信号が入力されると、入力された位置信号に係るタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104の表示領域の所定領域(例えば、アイコンIiが表示されていない略中央領域)内であるか否かを判別する。ユーザの接触位置の座標が表示部104の表示領域の所定領域内である場合には、位置入力部107hは、スワイプ操作の開始時に接触操作されたアイコンIiと対応付けられた入力元(例えば、他の表示装置1B等)の第1位置出力部107bから通信ネットワークNを介して送信され通信制御部106により受信された位置関連情報を取得して入力する。
なお、スワイプ操作の終了時に入力された位置信号に係るタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が、表示部104に表示されている位置関連情報を保存するための保存アイコンIrと重なる場合には、位置入力部107hは、入力された位置関連情報を記録部103に出力して、記録部103に記録させる。
また、アイコンIiと対応付けられた入力元から動画像の互いに異なる時間的な位置に関連する複数の位置関連情報を入力可能な場合には、ユーザによるスワイプ操作の際に、ユーザの接触位置の座標が表示部104に表示された当該入力元と対応付けられたアイコンIiと重なると、表示部104は、入力元から入力可能な複数の位置関連情報を一覧表示しても良い。そして、位置入力部107hは、表示部104に表示されている複数の位置関連情報の中で、ユーザによるタッチパネル105aの接触操作に基づいて何れかの位置関連情報を選択する。そして、位置入力部107hは、上記したように、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104の表示領域の所定領域内である場合に、選択された位置関連情報を入力元から通信ネットワークを介して送信され通信制御部106により受信された位置関連情報を取得して入力する。
ここで、入力元からの位置関連情報の受信自体は、ユーザによるスワイプ操作前に既に行われていても良く、この場合には、通信制御部106により受信された位置関連情報がメモリ102に一時的に記録されるようにしておき、位置入力部107hは、メモリ102から位置関連情報を取得するようにしても良い。
なお、入力元(例えば、他の表示装置1B等)から動画像を特定するためのコンテンツ特定情報(例えば、動画像のファイル名、格納先のアドレス等)が出力された場合には、位置入力部107hは、入力元の第1位置出力部107bから出力された位置関連情報とともにコンテンツ特定情報を入力しても良い。
第1位置表示制御部107iは、動画像の時間的な位置で当該動画像を表示部104に表示させる。
すなわち、第1位置表示制御部(第4表示制御手段)107iは、位置入力部107hにより入力された位置関連情報に基づいて、動画像の時間的な位置で当該動画像を表示部104に表示させる。具体的には、第1位置表示制御部107iは、例えば、位置関連情報とともに入力されたコンテンツ特定情報(例えば、動画像のファイル名、格納先のアドレス等)に基づいて動画像を特定し、特定された動画像を位置関連情報により表されている動画像の時間的な位置(動画像の再生時間)で表示部104に表示させる。つまり、表示部104には、位置関連情報により表されている再生時間から動画像が表示された状態となる。
<出力処理>
次に、表示装置1Aによる出力処理について、図3〜図5(b)を参照して説明する。
図3は、出力処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図4(a)〜図5(b)は、出力処理における表示部104の表示例を模式的に示す図である。
図3に示すように、先ず、例えば、記録部103に記録されている動画像のうち、ユーザによる操作入力部105の所定操作に基づいて表示対象となる動画像が指定されると(ステップS1)、表示部104は、指定された動画像を記録部103から読み出して、図示しない画像処理部により復号された動画像を構成する複数のフレーム画像を所定の再生フレームレート(例えば、30fps等)で表示パネル104aに表示させる(ステップS2;図4(a)参照)。
ここで、表示部104は、位置関連情報の入力元と対応付けられ、位置関連情報を入力可能であることを表す内向きに凸の三角形状のアイコンIi(図4(a)等参照)を表示しても良い。この場合、ステップS1にて、入力元と対応付けられているアイコンIiが接触操作されて表示領域内にスワイプ操作されることで、入力元から位置関連情報を入力する入力処理(図6参照;詳細後述)を行って、当該位置関連情報に対応する動画像を表示対象として指定しても良い。また、例えば、外部のサーバによりインターネット上に開設されているWebページ上の動画像が表示対象として指定されても良い。
そして、表示部104は、例えば、表示対象として指定された動画像を通信ネットワークを介して外部の装置から取得して、上記と同様に動画像を複数のフレーム画像を所定の再生フレームレートで表示パネル104aに表示させても良い。
次に、第1動作処理部107は、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されたか否かを判別する(ステップS3)。例えば、第1動作処理部107は、ユーザによりタッチパネル105aがスワイプ操作されることで逐次出力された接触位置のXY座標に係る位置信号が逐次入力されたか否かに応じて判別する。
ここで、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されていないと判別されると(ステップS3;NO)、第1動作処理部107は、処理をステップS2に戻し、表示部104は、上記と同様に、動画像を表示する。
第1動作処理部107は、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されたか否かを判別する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
ステップS3にて、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されたと判別されると(ステップS3;YES)、測定部107cは、スワイプ操作の開始直後から逐次入力された位置信号に基づいて、ユーザによるタッチパネル105a上の直線状のスワイプ操作の向きを測定する(ステップS4)。なお、スワイプ操作にてユーザによりタッチパネル105aが接触操作された時点で、表示部104は、表示されている動画像を一時停止させても良い。
続けて、第1判別部107dは、スワイプ操作の向きが所定の範囲内に向かうものであるか否かを判別する(ステップS5)。例えば、第1判別部107dは、ユーザによるスワイプ操作が、スワイプ操作の開始時におけるユーザの接触位置の座標を基準として区分された「1」〜「4」の四つの範囲のうち、左右両側の「2」、「4」の二つの範囲の何れかに向かうものであるか否かを判別する。
ステップS5にて、スワイプ操作の向きが所定の範囲内に向かうものであると判別されると(ステップS5;YES)、第1動作制御部107gは、第1の制御を行い、第1位置取得部107aは、スワイプ操作の開始時に表示部104に表示されている動画像の時間的な位置、例えば、動画像の再生時間を表示部104から取得する(ステップS6)。
続けて、指標表示制御部107fは、位置関連情報の出力先と対応付けられ、位置関連情報を出力可能であることを表す外向きに凸の三角形状のアイコンIoや保存アイコンIrを表示部104に表示させる(ステップS7;図4(b)参照)。ここでの出力先は、例えば、他の表示装置1B、1Dや位置関連情報が保存される記録部103が挙げられる。
その後、第1動作処理部107は、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したか否かを判別する(ステップS8)。スワイプ操作が終了したとは、タッチパネル105aがユーザにより接触操作されていない非接触状態のことであり、例えば、第1動作処理部107は、タッチパネル105aから出力される位置信号の入力の有無に応じて判別する。
ここで、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了していないと判別されると(ステップS8;NO)、第1動作処理部107は、処理をステップS8に戻し、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したか否かを判別する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
ステップS8にて、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したと判別されると(ステップS8;YES)、第1動作処理部107は、スワイプ操作の終了時にタッチパネル105aから出力されて入力された位置信号に係るタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されている出力先のアイコンIoと重なるか否かを判別する(ステップS9)。
ここで、ユーザの接触位置の座標が出力先のアイコンIoと重なると判別されると(ステップS9;YES)、第1位置出力部107bは、ユーザの接触位置が重なったアイコンIoと対応付けられている出力先に対して、第1位置取得部107aにより取得された動画像の時間的な位置に関連する位置関連情報及び動画像を特定するためのコンテンツ特定情報(例えば、動画像のファイル名、格納先のアドレス等)を出力する(ステップS10;図5(a)参照)。例えば、ユーザの接触位置がアイコンIoと重なった場合には、第1位置出力部107bは、アイコンIoと対応付けられている出力先(例えば、他の表示装置1B等)に対して、位置関連情報及びコンテンツ特定情報を通信ネットワークN及び通信制御部106を介して出力する。また、例えば、ユーザの接触位置が保存アイコンIrと重なった場合には、第1位置出力部107bは、保存アイコンIrと対応付けられている出力先(記録部103)に対して、位置関連情報及びコンテンツ特定情報を出力し、記録部103は、位置関連情報及びコンテンツ特定情報を記録する。
その後、第1動作処理部107は、ユーザによる操作入力部105の所定操作に基づいて、表示部104による動画像の表示の終了が指示されたか否かを判別する(ステップS11)。また、ステップS9にて、ユーザの接触位置の座標が出力先のアイコンIoと重ならないと判別されると(ステップS9;NO)、第1動作処理部107は、ステップS10の処理をスキップし、ステップS11にて、表示部104による動画像の表示の終了が指示されたか否かを判別する。
ここで、表示部104による動画像の表示の終了が指示されていないと判別されると(ステップS11;NO)、第1動作処理部107は、処理をステップS2に戻し、表示部104は、上記と同様に、動画像を表示する。
一方、ステップS5にて、スワイプ操作の向きが所定の範囲内に向かうものでないと判別されると(ステップS5;NO)、第1動作制御部107gは、第2の制御を行い、第1変位表示制御部107eは、タッチパネル105aから逐次出力されて逐次入力される位置信号に応じて、表示部104に表示されている動画像の時間的な位置を変位させる送り再生を行う(ステップS12;図5(b)参照)。
その後、第1動作処理部107は、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したか否かを判別する(ステップS13)。
ここで、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了していないと判別されると(ステップS13;NO)、第1変位表示制御部107eは、処理をステップS12に戻し、タッチパネル105aから逐次出力されて逐次入力される位置信号に応じて、表示部104に表示されている動画像の時間的な位置を変位させる送り再生を行う。
一方、ステップS13にて、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したと判別されると(ステップS13;YES)、第1動作処理部107は、処理をステップS11に移行し、表示部104による動画像の表示の終了が指示されたか否かを判別する(ステップS11)。
ステップS11にて、表示部104による動画像の表示の終了が指示されたと判別されると(ステップS11;YES)、第1動作処理部107は、当該出力処理を終了する。
<入力処理>
次に、表示装置1Aによる入力処理について、図6〜図8(b)を参照して説明する。
図6は、入力処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図7(a)〜図8(b)は、入力処理における表示部104の表示例を模式的に示す図である。
図6に示すように、先ず、例えば、コンテンツの表示前やユーザによりタッチパネル105aが接触操作される前には、指標表示制御部107fは、位置関連情報の入力元と対応付けられ、位置関連情報を入力可能であることを表す内向きに凸の三角形状のアイコンIi(図7(a)等参照)を表示部104に表示させる(ステップS21)。
次に、第1動作処理部107は、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されたか否かを判別する(ステップS22)。ここでの判別処理は、上記した出力処理におけるステップS3の処理と略同様である。
ここで、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されていないと判別されると(ステップS22;NO)、第1動作処理部107は、処理をステップS22に戻し、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されたか否かを判別する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
ステップS22にて、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されたと判別されると(ステップS22;YES)、第1動作処理部107は、スワイプ操作の開始時にタッチパネル105aから出力されて入力された位置信号に係るタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されている入力元のアイコンIi(例えば、他の表示装置1Bを表すアイコンIi等)と重なるか否かを判別する(ステップS23)。
ここで、ユーザの接触位置の座標が入力元のアイコンIiと重なると判別されると(ステップS23;YES)、指標表示制御部107fは、入力元から入力される位置関連情報を保存するための外向きに凸の三角形状の保存アイコンIrを表示部104に表示させる(ステップS24;図7(b)参照)。
その後、第1動作処理部107は、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したか否かを判別する(ステップS25)。ここでの判別処理は、上記した出力処理におけるステップS8の処理と略同様である。
ここで、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了していないと判別されると(ステップS25;NO)、第1動作処理部107は、処理をステップS25に戻し、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したか否かを判別する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
一方、ステップS25にて、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したと判別されると(ステップS25;YES)、第1動作処理部107は、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置に応じて処理を分岐させる(ステップS26)。
すなわち、ユーザの接触位置の座標が表示部104の表示領域の所定領域内である場合(ステップS26;所定領域内;図8(a)参照)、処理をステップS271に移行し、一方、ユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されている保存アイコンIrと重なる場合(ステップS26;保存アイコンIr;図8(b)参照)、処理をステップS281に移行する。また、ユーザの接触位置の座標が表示部104の表示領域の所定領域内、保存アイコンIrのいずれでもない場合(ステップS26;いずれでもない)、入力処理を終了する。
<所定領域内>
ユーザの接触位置の座標が表示部104の表示領域の所定領域内である場合(ステップS26;所定領域内)、位置入力部107hは、スワイプ操作の開始時に接触操作されたアイコンIiと対応付けられた入力元から通信ネットワークNを介して送信され通信制御部106により受信された位置関連情報及びコンテンツ特定情報を取得して入力する(ステップS271)。
続けて、第1位置表示制御部107iは、例えば、位置関連情報とともに入力されたコンテンツ特定情報に基づいて、位置関連情報に対応する動画像を特定して取得し、動画像を位置関連情報により表されている動画像の時間的な位置で表示部104に表示させる(ステップS272;図8(a)参照)。
これにより、第1動作処理部107は、当該入力処理を終了する。
<保存アイコン>
ユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されている保存アイコンIrと重なる場合(ステップS26;保存アイコン)、位置入力部107hは、ステップS271と同様に、スワイプ操作の開始時に接触操作されたアイコンIiと対応付けられた入力元から通信ネットワークNを介して送信され通信制御部106により受信された位置関連情報及びコンテンツ特定情報を取得して入力する(ステップS281)。
続けて、位置入力部107hは、入力された位置関連情報及びコンテンツ特定情報を記録部103に出力して、記録部103に位置関連情報を記録させる(ステップS282)。
これにより、第1動作処理部107は、当該入力処理を終了する。
一方、ステップS23にて、ユーザの接触位置の座標が入力元のアイコンIiと重ならないと判別されると(ステップS23;NO)、第1動作処理部107は、ユーザによりタッチパネル105aがスワイプ操作されることで逐次出力されて逐次入力される位置信号に従って、その他の処理を実行する(ステップS29)。
以上のように、実施形態1のコンテンツ共有システム100によれば、表示装置1Aは、スワイプ操作の開始時に表示されている動画像の時間的な位置(例えば、動画像の再生時間等)を取得し、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標と対応付けられている出力先(例えば、通信ネットワークNを介して通信可能な他の表示装置1B等の外部装置)に対して、取得された動画像の時間的な位置に関連する位置関連情報を出力するので、ユーザがタッチパネル105a上で一のスワイプ操作を行うだけで、表示されている動画像の時間的な位置を指定して取得することができるとともに、動画像の時間的な位置に関連する位置関連情報の出力先を指定して当該出力先に対して位置関連情報を出力することができる。さらに、位置関連情報とともに、動画像を特定するための情報を出力先に対して出力することもできる。
従って、動画像の時間的な位置を任意の出力先に対して容易に出力することができる。
また、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が、表示部104に表示され、出力先と対応付けられたアイコンIoと重なる場合に、位置関連情報をアイコンIoと対応付けられている出力先に出力するので、ユーザによるスワイプ操作の終了位置を出力先と対応付けられたアイコンIoと重なる位置にするだけで、位置関連情報の出力先の指定及び当該出力先に対する位置関連情報の出力を簡便に行うことができる。
また、ユーザによるスワイプ操作の向きが所定の範囲内に向かうものである場合に、当該スワイプ操作が第1の制御を行うための操作であると判別して、動画像の時間的な位置を取得する処理及び位置関連情報を出力する処理を行わせる第1の制御を行うので、ユーザによるスワイプ操作の態様に基づいて、動画像の時間的な位置の取得及び位置関連情報の出力を制御することができる。さらに、ユーザによるスワイプ操作が第1の制御を行うための操作でないと判別した場合には、スワイプ操作に応じて、表示部104上の座標とは異なる、表示部104に表示されている動画像の時間的な位置を変位させる表示制御を行わせる第2の制御を行うことで、ユーザによるスワイプ操作の態様に基づいて、表示されている動画像の時間的な位置の変位を制御することもできる。
つまり、ユーザがスワイプ操作の態様を変えるだけで、動画像の時間的な位置の取得及び位置関連情報の出力を制御するか、或いは、表示されている動画像の時間的な位置の変位を制御するかを変更することができる。
加えて、ユーザによるスワイプ操作が第1の制御を行うための操作であると判別された場合に、出力先と対応付けられたアイコンIoを表示することで、表示部104の限られた表示領域内にアイコンIoを常に表示する必要がなくなり、例えば、表示されている動画像の時間的な位置を変位させるためのユーザによるスワイプ操作の操作可能領域をより広く確保することができる。さらに、ユーザにより実施中のスワイプ操作の終了位置をアイコンIoと重なる位置にするだけで、位置関連情報の出力先の指定及び当該出力先に対する位置関連情報の出力を簡便に行うこともできる。
また、アイコンIoと対応付けられている出力先に対して、位置関連情報を出力可能であるか否かを識別可能な態様で当該アイコンIoを表示するので、ユーザがアイコンIoの表示態様を確認するだけで、当該アイコンIoと対応付けられている出力先に対して位置関連情報を出力可能であるか否かを判断することができる。
その一方で、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されているアイコンIiと重なり、且つ、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104の表示領域の所定領域内である場合に、アイコンIiと対応付けられた入力元から出力された位置関連情報を入力し、入力された位置関連情報に基づいて、動画像の時間的な位置で当該動画像を表示部104に表示するので、ユーザがタッチパネル105a上で一のスワイプ操作を行うだけで、位置関連情報を入力することができ、入力された位置関連情報に対応する時間的な位置で動画像を表示することができる。さらに、位置関連情報とともに、動画像を特定するための情報を入力元から入力することもできる。
また、アイコンIiと対応付けられている入力元から、位置関連情報を入力可能であるか否かを識別可能な態様で当該アイコンIiを表示するので、ユーザがアイコンIiの表示態様を確認するだけで、当該アイコンIoと対応付けられている入力元から位置関連情報を入力可能であるか否かを判断することができる。
[実施形態2]
以下に、実施形態2のコンテンツ共有システムについて説明する。
実施形態2のコンテンツ共有システムは、上記実施形態1と同様に、通信ネットワークNを介して通信可能な複数の表示装置201、…(4つの表示装置201A〜201D;図9参照)を備えている。
また、複数の表示装置201、…は、構成及び動作は略同様であるため、以下に、代表して表示装置201Aを例示して説明する。
図9は、実施形態2のコンテンツ共有システムを構成する表示装置201Aの概略構成を示すブロック図である。
図9に示すように、表示装置201Aは、具体的には、中央制御部101と、メモリ102と、記録部103と、表示部104と、操作入力部105と、通信制御部106と、第2動作処理部207とを備えている。また、各部は、バスライン108を介して接続されている。
なお、実施形態2の表示装置201Aは、以下に詳細に説明する以外の点は、上記実施形態1の表示装置1Aと略同様の構成であり、詳細な説明は省略する。
第2動作処理部207は、第2位置取得部207aと、第2位置出力部207bと、測定部107cと、第2判別部207dと、第2変位表示制御部207eと、指標表示制御部107fと、第2動作制御部207gと、位置入力部107hと、第2位置表示制御部207iとを具備している。
第2位置取得部207aは、静止画像やアプリケーション画面等の静止コンテンツの空間的な位置を取得する。
ここで、静止コンテンツは、表示部104の表示領域よりも画像領域が広い静止画像である。つまり、表示部104の表示領域の画素数よりも静止コンテンツの画素数が多いものである。従って、表示部104の表示領域には、静止コンテンツの一部分の画像領域のみが表示された状態となり、ユーザによるタッチパネル105aの接触操作(スワイプ操作等)に応じて、表示領域内に表示される静止コンテンツの画像領域が変位する(詳細後述)。
第2位置取得部(第1位置取得手段)207aは、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標に対応する静止コンテンツの空間的な位置を取得する。具体的には、表示部104による静止コンテンツの表示中に、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されると、タッチパネル105aは、スワイプ操作に応じてユーザにより接触操作されたそれぞれの接触位置のXY座標に係る位置信号を第2動作処理部207に出力する。第2位置取得部207aは、スワイプ操作の開始時にタッチパネル105aから出力された位置信号が入力されると、表示部104に表示されている静止コンテンツの中で、入力された位置信号に対応する画素の位置のXY座標を取得する。また、第2位置取得部207aは、後述する第2変位表示制御部207eによる処理のために、スワイプ操作が開始された時点における静止コンテンツの空間的な位置をメモリ102に一時保存する。
第2位置出力部207bは、静止コンテンツの空間的な位置に関連する位置関連情報を出力する。
すなわち、第2位置出力部(第1位置出力手段)207bは、上記実施形態1の第1位置出力部107bと略同様に、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標と対応付けられている出力先(例えば、他の表示装置201Bや記録部103等)に対して、第2位置取得部207aにより取得された静止コンテンツの空間的な位置に関連する位置関連情報を出力する。
具体的には、タッチパネル105aは、スワイプ操作に応じてユーザにより接触操作されたそれぞれの接触位置のXY座標に係る位置信号を第2動作処理部207に出力する。第2動作処理部207は、スワイプ操作の終了時にタッチパネル105aから出力された位置信号が入力されると、入力された位置信号に係るタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されているアイコンIoと重なるか否かを判別する。ユーザの接触位置の座標がアイコンIoと重なる場合には、第2位置出力部207bは、第2位置取得部207aにより取得された静止コンテンツの空間的な位置に関連する位置関連情報を、ユーザの接触位置が重なったアイコンIoと対応付けられている出力先、例えば、他の表示装置201B等の外部装置に対して、通信ネットワークN及び通信制御部106を介して出力する。
ここで、位置関連情報は、第2位置取得部207aにより取得された静止コンテンツ内の画素の位置のXY座標自体であっても良いし、例えば、静止コンテンツが地図アプリケーション画面の場合、入力された位置信号に対応する画素の位置の緯度や経度や高度、住所、ランドマークの名称等を用いても良い。
また、位置関連情報には、第2位置取得部207aにより静止コンテンツ内の画素の位置が取得された際に、表示部104の表示領域に表示されている静止コンテンツの画像領域の範囲を特定するための情報(例えば、静止コンテンツの画像領域の4隅の画素の位置のXY座標、静止コンテンツの表示倍率等)を含めても良い。これにより、当該表示装置1Aから出力された位置関連情報が入力された他の表示装置1B等にて、ユーザのスワイプ操作の開始時点にて表示部104に表示されていた静止コンテンツの画像領域と略同等の画像領域を他の表示装置1Bの表示部104にも表示することができる。
なお、第2位置出力部207bは、位置関連情報とともに、表示部104に表示されている静止コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報(例えば、静止画像のファイル名、アプリケーション名、格納先のアドレス等)を出力先(例えば、他の表示装置201B等)に出力しても良い。
第2判別部207dは、スワイプ操作が第1の制御を行うための操作であるか否かを判別する。
すなわち、第2判別部(判別手段)207dは、上記実施形態1の第1判別部107dと略同様に、スワイプ操作が第2動作制御部207g(後述)による第1の制御を行うための操作であるか否かを判別する。具体的には、第2判別部207dは、ユーザによるスワイプ操作が所定の範囲内に入った場合に、スワイプ操作が第1の制御を行うための操作であると判別する。
例えば、図11(b)等に示すように、略矩形状のタッチパネル105aは、対応する表示部104の表示領域における出力先や入力元のアイコンIo、Iiが表示される左右方向の一端(図中、向かって右端)側にて上下に延在する直線(図中、模式的に破線で示すが、実際には表示されない)により「1」〜「2」と表された二つの範囲に区分される。そして、第2判別部207dは、タッチパネル105aから逐次出力され入力される位置信号に基づいて、ユーザによるスワイプ操作が二つの範囲のうちの何れの範囲内に存するかを特定する。例えば、ユーザによるスワイプ操作が、図中、「2」と表された範囲内に入った場合に、第2判別部207dは、スワイプ操作が第1の制御を行うための操作であると判別する。一方、例えば、ユーザによるスワイプ操作が図中、「1」と表された範囲内である場合、第2判別部207dは、スワイプ操作が第1の制御を行うための操作でないと判別する。
第2変位表示制御部207eは、静止コンテンツの空間的な位置を変位させる。
すなわち、第2変位表示制御部(第1表示制御手段)207eは、ユーザによるタッチパネル105a上のスワイプ操作に応じて、表示部104上の座標とは異なる、表示部104に表示されている静止コンテンツの空間的な位置を変位させる表示制御を行う。具体的には、タッチパネル105aは、スワイプ操作に応じてユーザにより接触操作されたそれぞれの接触位置のXY座標に係る位置信号を第2動作処理部207に出力する。そして、第2変位表示制御部207eは、タッチパネル105aから逐次出力されて逐次入力される位置信号に応じて、静止コンテンツのうちの表示部104の表示領域内に表示される画像領域を変位させる表示制御を行う。さらに、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されている出力先のアイコンIoと重なる場合には、第2変位表示制御部207eは、静止コンテンツのうち、スワイプ操作の終了後に表示部104の表示領域内に表示される画像領域が、スワイプ操作前、より具体的には、スワイプ操作が開始された時点と同じ画像領域、すなわち、第2位置取得部207aにより所得され、メモリ102に一時保存されている空間的な位置となるように表示制御を行う。
なお、静止コンテンツの空間的な位置の変位は、タッチパネル105a上のユーザによる接触操作の態様、例えば、スワイプ速度、スワイプ量及びスワイプ方向等に応じて、静止コンテンツの変位速度や変位量が変化する。例えば、第2変位表示制御部207eは、スワイプ速度が高速なほど、或いは、スワイプ量が大きいほど静止コンテンツの変位速度を高速にする。
第2動作制御部207gは、第1の制御や第2の制御を行う。
すなわち、第2動作制御部(制御手段)207gは、上記実施形態1の第1動作制御部107gと略同様に、第2位置取得部207aによる静止コンテンツの空間的な位置を取得する処理、及び第2位置出力部207bによる位置関連情報を出力する処理を行わせる第1の制御を行ったり、第2変位表示制御部207eによる静止コンテンツの表示制御を行わせる第2の制御を行う。
具体的には、表示部104による静止コンテンツの表示中に、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始され、第2判別部207dによりスワイプ操作が第1の制御を行うための操作であると判別されると、第2動作制御部207gは、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標に対応する静止コンテンツの画素の位置のXY座標を第2位置取得部207aにより取得させる。そして、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が、表示部104に表示されているアイコンIoと重なると、第2動作制御部207gは、アイコンIoと対応付けられている出力先(例えば、他の表示装置201B等)に位置関連情報を第2位置出力部207bにより出力させる。
一方、第2判別部207dによりスワイプ操作が第1の制御を行うための操作でないと判別されると、第2動作制御部207gは、ユーザによるスワイプ操作に応じて、表示部104に表示されている静止コンテンツの空間的な位置を変位させる表示制御を第2変位表示制御部207eに行わせる。
第2位置表示制御部207iは、静止コンテンツの空間的な位置を表示部104に表示させる。
すなわち、第2位置表示制御部(第4表示制御手段)207iは、上記実施形態1の第1位置表示制御部107iと略同様に、位置入力部107hにより入力された位置関連情報に基づいて、静止コンテンツの空間的な位置を表示部104に表示させる。具体的には、第2位置表示制御部207iは、例えば、位置関連情報とともに入力されたコンテンツ特定情報(例えば、静止画像のファイル名、アプリケーション名、格納先のアドレス等)に基づいて静止コンテンツを特定し、特定された静止コンテンツを位置関連情報により表されている静止コンテンツの空間的な位置を基準(例えば、中心等)として表示部104に表示させる。つまり、表示部104には、位置関連情報により表されている静止コンテンツ内の画素の位置を基準として静止コンテンツが表示された状態となる。
<出力処理>
次に、表示装置201Aによる出力処理について、図10〜図12(b)を参照して説明する。
図10は、出力処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図11(a)〜図12(b)は、出力処理における表示部104の表示例を模式的に示す図である。
図10に示すように、例えば、ユーザによる操作入力部105の所定操作に基づいて表示対象となる地図アプリケーション等の静止コンテンツが指定されると(ステップS31)、表示部104は、中央制御部101のCPUによる地図表示プログラム(図示略)の実行に基づいて、地図表示画面を生成して表示パネル104aに表示させる(ステップS32;図11(a)参照)。
次に、第2動作処理部207は、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されたか否かを判別する(ステップS33)。ここでの判別処理は、上記した実施形態1の出力処理におけるステップS3の処理と略同様である。
ここで、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されていないと判別されると(ステップS33;NO)、第2動作処理部207は、処理をステップS32に戻し、表示部104は、上記と同様に、静止コンテンツを表示する。
第2動作処理部207は、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されたか否かを判別する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
ステップS33にて、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されたと判別されると(ステップS33;YES)、第2動作制御部207gは、第1の制御を行い、第2位置取得部207aは、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標に対応する静止コンテンツの空間的な位置、例えば、ユーザによる接触位置のXY座標を取得し、メモリ104に一時保存する(ステップS34)。
続いて、第2変位表示制御部207eは、タッチパネル105aから逐次出力されて逐次入力される位置信号に応じて、静止コンテンツのうちの表示部104の表示領域内に表示される画像領域を変位させる表示制御を行う(ステップS35;図11(b)及び図12(b)参照))。
次に、第2判別部207dは、スワイプ操作が所定の範囲内に入ったか否かを判別する(ステップS36)。例えば、第2判別部207dは、ユーザによるスワイプ操作が図中、「2」と表された範囲内に入ったか否かを判別する。
ステップS36にて、スワイプ操作が所定の範囲内に入っていないと判定されると(ステップS36;NO)、第2動作処理部207は、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したか否かを判別する(ステップS37)。ここでの判別処理は、上記した実施形態1の出力処理におけるステップS8の処理と略同様である。
ここで、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了していないと判別されると(ステップS37;NO)、第2動作処理部207は、処理をステップS35に戻し、第2変位表示制御部207eは、タッチパネル105aから逐次出力されて逐次入力される位置信号に応じて、静止コンテンツのうちの表示部104の表示領域内に表示される画像領域を変位させる表示制御を行い、ステップS35にて、第2判別部207dは、スワイプ操作が所定の範囲内に入ったか否かを判別する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
一方、ステップS36にて、スワイプ操作が所定の範囲内に入ったと判別されると(ステップS36;YES)、指標表示制御部107fは、位置関連情報の出力先と対応付けられ、位置関連情報を出力可能であることを表す外向きに凸の三角形状のアイコンIo、保存アイコンIrを表示部104に表示させる(ステップS38;図11(b)参照)。ここでの出力先は、例えば、他の表示装置201B、201Dや位置関連情報が保存される記録部103が挙げられる。
その後、第2動作処理部207は、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したか否かを判別する(ステップS39)。ここでの判別処理は、上記した実施形態1の出力処理におけるステップS8の処理と略同様である。
ここで、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了していないと判別されると(ステップS39;NO)、第2動作処理部207は、処理をステップS39に戻し、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したか否かを判別する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。この間、第2変位表示制御部207eは、静止コンテンツのうちの表示部104の表示領域内に表示される画像領域を変位させる表示制御は行わない。
ステップS39にて、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したと判別されると(ステップS39;YES)、第2動作処理部207は、スワイプ操作の終了時にタッチパネル105aから出力されて入力された位置信号に係るタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されている出力先のアイコンIo(例えば、他の表示装置201Bを表すアイコンIo等)と重なるか否かを判別する(ステップS40)。
ここで、ユーザの接触位置の座標が出力先のアイコンIoと重なると判別されると(ステップS40;YES)、第2位置出力部207bは、ユーザの接触位置が重なったアイコンIoと対応付けられている出力先に対して、第2位置取得部207aにより取得された静止コンテンツの空間的な位置に関連する位置関連情報及び静止コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報(例えば、アプリケーション名、格納先のアドレス等)を出力する(ステップS41)。ここでの処理は、上記した実施形態1の出力処理におけるステップS10の処理と略同様である。
続けて、第2変位表示制御部207eは、表示部104の表示領域内に表示される画像領域が、スワイプ操作前と同じ画像領域となるように、メモリ102に一時保存されている空間的位置を表示するように表示制御を行い、表示部104の表示領域内にスワイプ操作前の状態の静止コンテンツの一部分を表示させる(ステップS42;図12(a)参照)。また、指標表示制御部107fは、位置関連情報の出力先と対応付けられたアイコンIoや保存アイコンIrの表示を停止させるとともに、位置関連情報の入力元と対応付けられているアイコンIiを表示する。
その後、第2動作処理部207は、ユーザによる操作入力部105の所定操作に基づいて、表示部104による静止コンテンツの表示の終了が指示されたか否かを判別する(ステップS43)。
また、ステップS40にて、ユーザの接触位置の座標が出力先のアイコンIoと重ならないと判別されると(ステップS40;NO)、第2動作処理部207は、ステップS41、S42の各処理をスキップし、ステップS43にて、表示部104による静止コンテンツの表示の終了が指示されたか否かを判別する。また、ステップS37にて、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したと判別されると(ステップS37;YES)、上記と同様に、第2動作処理部207は、表示部104による静止コンテンツの表示の終了が指示されたか否かを判別する(ステップS43)。
ステップS43にて、表示部104による静止コンテンツの表示の終了が指示されていないと判別されると(ステップS43;NO)、第2動作処理部207は、処理をステップS32に戻し、表示部104は、上記と同様に、静止コンテンツを表示する。
一方、ステップS43にて、表示部104による静止コンテンツの表示の終了が指示されたと判別されると(ステップS43;YES)、第2動作処理部207は、当該出力処理を終了する。
<入力処理>
次に、表示装置201Aによる入力処理について説明する。
表示装置201Aによる入力処理は、上記した実施形態1の入力処理(図6参照)と略同様であり、図面を用いた詳細な説明は省略する。
以下に、ステップS26にて、ユーザの接触位置の座標が表示部104の表示領域の所定領域内である場合(ステップS26;所定領域内)及び保存アイコンIrと重なる場合(ステップS26;保存アイコンIr)について、説明する。
<所定領域内>
ユーザの接触位置の座標が表示部104の表示領域の所定領域内である場合(ステップS26;所定領域内)、位置入力部107hは、スワイプ操作の開始時に接触操作されたアイコンIiと対応付けられた入力元から通信ネットワークNを介して送信され通信制御部106により受信された位置関連情報及びコンテンツ特定情報を取得して入力する(ステップS271)。
続けて、第2位置表示制御部207iは、例えば、位置関連情報とともに入力されたコンテンツ特定情報に基づいて、位置関連情報に対応する静止コンテンツを特定して取得し、静止コンテンツを位置関連情報により表されている静止コンテンツの空間的な位置で、つまり、位置関連情報により表されている静止コンテンツ内の画素の位置を基準として静止コンテンツを表示部104に表示させる(ステップS272)。
<保存アイコン>
ユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されている保存アイコンIrと重なる場合(ステップS26;保存アイコン)、位置入力部107hは、ステップS271と同様に、スワイプ操作の開始時に接触操作されたアイコンIiと対応付けられた入力元から通信ネットワークNを介して送信され通信制御部106により受信された位置関連情報及びコンテンツ特定情報を取得して入力する(ステップS281)。
続けて、位置入力部107hは、入力された位置関連情報及びコンテンツ特定情報を記録部103に出力して、記録部103に位置関連情報を記録させる(ステップS282)。
これにより、第2動作処理部207は、当該入力処理を終了する。
以上のように、実施形態2のコンテンツ共有システムによれば、上記実施形態1と同様に、表示装置201Aは、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標に対応する静止コンテンツの空間的な位置(例えば、静止コンテンツ内の画素の位置のXY座標等)を取得し、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標と対応付けられている出力先(例えば、通信ネットワークNを介して通信可能な他の表示装置201B等の外部装置)に対して、取得された静止コンテンツの空間的な位置に関連する位置関連情報を出力するので、ユーザがタッチパネル105a上で一のスワイプ操作を行うだけで、表示されている静止コンテンツの空間的な位置を指定して取得することができるとともに、静止コンテンツの空間的な位置に関連する位置関連情報の出力先を指定して当該出力先に対して位置関連情報を出力することができる。
従って、静止コンテンツの空間的な位置を任意の出力先に対して容易に出力することができる。
また、ユーザによりスワイプ操作が行われている際には、当該スワイプ操作に連動して、静止コンテンツのうちの表示部104の表示領域内に表示される画像領域を変位させて表示することができる。さらに、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が、表示部104に表示され、出力先と対応付けられているアイコンIoと重なる場合に、静止コンテンツのうちの表示部104の表示領域内に表示される画像領域がスワイプ操作の接触操作前と同じ画像領域となるように表示制御を行うので、ユーザによるスワイプ操作の終了後には、表示部104の表示領域内にスワイプ操作前の状態の静止コンテンツの一部分を表示させた状態とすることができる。
<変形例1>
以下に、変形例1の表示装置201Aについて説明する。
なお、以下の説明では、実施形態2のコンテンツ共有システムを構成し、表示対象を静止コンテンツとする表示装置201Aを例示して説明するが、実施形態1の表示装置1Aにあっても、表示対象を動画像とする以外の点は略同様である。
図13は、変形例1の表示装置201Aの概略構成を示すブロック図である。
図13に示すように、変形例1の表示装置201Aの第2動作処理部207は、第2位置取得部207aと、第2位置出力部207bと、測定部107cと、第2判別部207dと、第2変位表示制御部207eと、指標表示制御部107fと、第2動作制御部207gと、位置入力部107hと、第2位置表示制御部207iとに加えて、視線検出部7jを具備している。
視線検出部(視線検出手段)7jは、ユーザの視線Eを検出する。
すなわち、視線検出部7jは、図示しない撮像部により撮像されることで生成されたフレーム画像毎に、顔検出処理を行って被写体である人物の顔が含まれる顔領域を検出し、さらに、顔検出処理にて検出された顔領域内から目を検出した後、視線検出処理を行って被写体である人物の視線Eを検出する。なお、図14(a)及び図14(b)には、ユーザの視線Eの先の位置を模式的に表している。
ここで、撮像部については、詳細な説明は省略するが、、例えば、レンズ部Lを通過した光学像を、CCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサ(撮像素子)で二次元の画像信号に変換して、フレーム画像を生成する。レンズ部Lは、例えば、所謂、自分撮りができるように表示パネル104aと同じ側に露出されるように配置されている(図14(a)等参照)。
なお、上記した顔検出処理や目の検出処理や視線検出処理は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明を省略するが、例えば、顔検出処理や目の検出処理では、例えば、AAM(Active Appearance Model)を用いても良いし、また、視線検出処理では、例えば、目の位置を検出し、黒目の両側の白目の面積比から視線Eを検出しても良い。
第2判別部207dは、ユーザによるスワイプ操作の際に、視線検出部7jにより検出されるユーザの視線Eの先が所定の範囲(例えば、図14(a)及び図14(b)中、「2」と表された範囲)内であるか否かを判別する。具体的には、第2判別部207dは、視線検出部7jにより検出されるユーザの視線Eの先が位置する表示部104の表示領域の画素の座標を特定し、特定された画素が所定の範囲(例えば、図14(a)及び図14(b)中、「2」と表された範囲)内であるか否かを判別する。
そして、例えば、ユーザの視線Eの先が図中、「2」と表された範囲内に入った場合には、指標表示制御部107fは、位置関連情報の出力先と対応付けられ、位置関連情報を出力可能であることを表す外向きに凸の三角形状のアイコンIoを表示部104に表示させる(図14(a)参照)。また、第2判別部207dは、ユーザの視線Eの先が表示部104に表示されている出力先のアイコンIoであると判別すると、ユーザによるスワイプ操作が第1の制御を行うための操作であると判別する。
一方、例えば、ユーザの視線Eの先が図中、「1」と表された範囲内である場合(図14(b)参照)、第2判別部207dは、スワイプ操作が第1の制御を行うための操作でないと判別する。この場合、表示部104には、位置関連情報の出力先と対応付けられ、位置関連情報を出力可能であることを表す外向きに凸の三角形状のアイコンIoは表示されない。
従って、変形例1の表示装置201Aによれば、スワイプ操作の際に、検出されるユーザの視線Eの先が、表示部104に表示され、出力先と対応付けられているアイコンIoである場合に、ユーザにより実施中のスワイプ操作が第1の制御を行うための操作であると判別するので、ユーザによるスワイプ操作の態様に拘わりなく、静止コンテンツの空間的な位置を取得する処理及び位置関連情報を出力する処理を行わせる第1の制御を行うことができる。
<変形例2>
以下に、変形例2の表示装置1Aについて、図15(a)〜図15(c)を参照して説明する。
なお、以下の説明では、実施形態1のコンテンツ共有システム100を構成する表示装置1Aを例示して説明する。
図15(a)〜図15(c)に示すように、変形例2の表示装置1Aでは、メモリ102や記録部103にコンテンツ(例えば、動画像A)の時間的な位置が複数記録されている。そして、表示部104に表示されている保存アイコンIrにおけるタッチパネル105aに対応する部分が接触操作されると、表示部104は、記録部103から複数の時間的な位置を取得して一覧表示する(図15(a)参照)。このとき、指標表示制御部107fは、位置関連情報の入力元と対応付けられ、位置関連情報を入力可能であることを表す内向きに凸の三角形状のアイコンIiを表示部104に表示させても良い。
なお、複数の時間的な位置の一覧表示の形態として、図15(a)等に示したものは一例であってこれに限られるものではなく、例えば、入力元から既に入力済みの位置関連情報に係るものも表示しても良い。このとき、上記した出力先に対して出力される位置関連情報に係るものと区別されるように表示するのが好ましく、例えば、階層的に表示したり、色を変えて表示したりしても良い。
また、異なる複数のコンテンツ(例えば、動画像A、動画像B)の時間的な位置が記録されているような場合は、時間的な位置と合わせて動画像を特定するためのコンテンツ特定情報(例えば、動画像のファイル名)を一覧表示するようにしてもよい。
その後、ユーザによるタッチパネル105aの所定操作に基づいて、表示部104に表示されている複数の時間的な位置の中で、所望の時間的な位置(例えば、「○2; 2:40」等)が選択されると、指標表示制御部107fは、位置関連情報の出力先と対応付けられ、位置関連情報を出力可能であることを表す外向きに凸の三角形状のアイコンIoを表示部104に表示させる(図15(b)参照)。ここでの出力先は、例えば、他の表示装置1B、1Dが挙げられる。
そして、所望の時間的な位置(例えば、「○2; 2:40」等)に接触した状態からユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されて、出力先のアイコンIo(例えば、他の表示装置1Bを表すアイコンIo等)と重なった状態で当該スワイプ操作が終了すると(矢印1;図15(c)参照)、第1位置出力部107bは、ユーザの接触位置が重なったアイコンIoと対応付けられている出力先(例えば、他の表示装置1B等)に対して、選択された所望の時間的な位置(例えば、「○2; 2:40」等)に関連する位置関連情報を通信ネットワークN及び通信制御部106を介して出力する。
一方、ユーザによるスワイプ操作が、表示部104の表示領域における出力先のアイコンIo(例えば、他の表示装置1Bを表すアイコンIo等)と重ならない位置などの表示部104の表示領域の所定領域内で終了すると(矢印2;図15(c)参照)、第1位置表示制御部107iは、選択された所望の時間的な位置(例えば、「○2; 2:40」等)に対応する動画像を特定して取得し、取得された動画像を所望の時間的な位置で表示部104に表示させる。
なお、上記した構成及び機能を実施形態2の表示装置201Aに適用することも可能であるが、コンテンツが静止コンテンツとなり、静止コンテンツの空間的な位置が記録されている以外の点は略同様であり、詳細な説明は省略する。
従って、変形例2の表示装置1Aによれば、メモリ102や記録部103にコンテンツ(例えば、動画像A)の時間的な位置が複数記録されている場合に、ユーザにより選択された所望の時間的な位置に関連する位置関連情報を任意の出力先に対して容易に出力することができる。
なお、上記実施形態1、2の表示装置1、201にあっては、少なくとも、スワイプ操作の開始時に出力されているコンテンツの時間的な位置、又は、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標に対応するコンテンツの空間的な位置を取得し、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標と対応付けられている出力先に対して、取得されたコンテンツの時間的な位置又は空間的な位置に関連する位置関連情報を出力する構成であれば良い。
すなわち、実施形態1の表示装置1にあっては、必ずしも測定部107c、第1判別部107d、第1変位表示制御部107e、指標表示制御部107f、第1動作制御部107g、位置入力部107h、第1位置表示制御部107iを具備する必要ない。同様に、実施形態2の表示装置201にあっては、測定部107c、第2判別部207d、第2変位表示制御部207e、指標表示制御部107f、第2動作制御部207g、位置入力部107h、第2位置表示制御部207iを具備する必要はない。
また、上記実施形態1、2の表示装置1、201にあっては、複数のスワイプ操作が行われて、第1位置取得部107aや第2位置取得部207aによりコンテンツの時間的な位置又は空間的な位置が取得される毎に、第1位置出力部107bや第2位置出力部207bは、コンテンツの互いに異なる時間的な位置又は空間的な位置に関連する位置関連情報として出力しても良い。
[実施形態3]
以下に、実施形態3のコンテンツ共有システムについて説明する。
実施形態3のコンテンツ共有システムは、上記実施形態1と同様に、通信ネットワークNを介して通信可能な複数の表示装置301、…(4つの表示装置301A〜301D;図16参照)を備えている。
また、複数の表示装置301、…は、構成及び動作は略同様であるため、以下に、代表して表示装置301Aを例示して説明する。
図16は、実施形態3のコンテンツ共有システムを構成する表示装置301Aの概略構成を示すブロック図である。
図16に示すように、表示装置301Aは、具体的には、中央制御部101と、メモリ102と、記録部103と、表示部104と、操作入力部105と、通信制御部106と、第3動作処理部307とを備えている。また、各部は、バスライン108を介して接続されている。
なお、実施形態3の表示装置301Aは、以下に詳細に説明する以外の点は、上記実施形態1の表示装置1Aと略同様の構成であり、詳細な説明は省略する。
第3動作処理部307は、第3位置取得部307aと、第3位置出力部307bと、測定部107cと、第1判別部107dと、第1変位表示制御部107eと、指標表示制御部107fと、第1動作制御部107gと、位置入力部107hと、第3位置表示制御部307iと、計数部7kとを具備している。
第3位置取得部307aは、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置を取得する。
すなわち、第3位置取得部(第2位置取得手段)307aは、ユーザによりタッチパネル105a上の異なる位置が連続して接触操作されるスワイプ操作(一連の接触操作)の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置を第1の位置として取得する。具体的には、第3位置取得部307aは、ユーザによるスワイプ操作が開始される毎に、スワイプ操作の開始時に出力されている動画像の時間的な位置を第1の位置として取得する。
なお、動画像の時間的な位置は、上記した実施形態1と同様に、表示部104に表示されている動画像の再生時間、つまり、動画像の再生が開始されてから経過した時間を表している。
計数部7kは、スワイプ操作の回数を計数する。
すなわち、計数部(計数手段)7kは、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されているアイコンIoと重なる当該スワイプ操作の回数を計数する。具体的には、ユーザによるスワイプ操作が複数回行われるようになっており、第3動作処理部307は、スワイプ操作の終了時にタッチパネル105aから出力された位置信号が入力されると、入力された位置信号に係るタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されているアイコンIoと重なるか否かを判別する。そして、計数部7kは、第3動作処理部307によりユーザの接触位置の座標がアイコンIoと重なると判別されたスワイプ操作の回数を計数する。
ここで、計数部7kによりスワイプ操作の回数が計数される毎に、指標表示制御部(第6表示制御手段)107fは、スワイプ操作の回数に応じてアイコンIoの表示態様を変化させても良い。例えば、指標表示制御部107fは、スワイプ操作が行われる毎に、三角形状のアイコンIoの縁部の線の太さや線種を変更したり、アイコンoの色や模様等を変更したりするようになっており、図18(b)には、アイコンIoの縁部を太い実線で表したものを模式的に表している。
なお、アイコンIoの表示態様と後述する付加情報の内容とを対応付けても良く、例えば、アイコンIoの縁部を細い実線で表した場合には、位置関連情報が動画像の注目再生時間を示す付加情報とし、アイコンIoの縁部を太い実線で表した場合には、位置関連情報が動画像の再生開始時間を示す付加情報としても良い。
第3位置出力部307bは、スワイプ操作の回数に応じた付加情報を、動画像の時間的な位置に関連する位置関連情報に付加して出力する。
すなわち、第3位置出力部(第2位置出力手段)307bは、計数部7kにより計数されるスワイプ操作の回数に応じた付加情報を、第3位置取得部307aにより取得された第1の位置に関連する位置関連情報に付加して、アイコンIoと対応付けられている出力先に出力する。
具体的には、第3位置出力部307bは、計数部7kにより計数されるスワイプ操作の回数に応じて、動画像の注目位置、出力開始位置及び出力終了位置のうちの何れかを示す付加情報を取得する。例えば、第3位置出力部307bは、1回目のスワイプ操作では、位置関連情報が動画像の注目再生時間を示す付加情報を取得し、2回目のスワイプ操作では、位置関連情報が動画像の再生開始時間を示す付加情報を取得し、3回目のスワイプ操作では、位置関連情報が動画像の再生終了時間を示す付加情報を取得する。
そして、第3位置出力部307bは、第3位置取得部307aにより取得された動画像の時間的な位置に関連する複数の位置関連情報に付加情報をそれぞれ付加して、ユーザの接触位置が重なったアイコンIoと対応付けられている出力先、例えば、他の表示装置301B等の外部装置に対して、通信ネットワークN及び通信制御部106を介して出力する。
なお、第3位置出力部307bは、位置関連情報とともに、表示部104に表示されている動画像を特定するためのコンテンツ特定情報(例えば、動画像のファイル名、格納先のアドレス等)を出力先(例えば、他の表示装置301B等)に出力しても良い。
第3位置表示制御部307iは、位置入力部107hにより入力された複数の位置関連情報に基づいて、動画像の時間的な位置を表示部104に表示させる。具体的には、第3位置表示制御部307iは、例えば、位置関連情報とともに入力されたコンテンツ特定情報(例えば、動画像のファイル名、格納先のアドレス等)に基づいて動画像を特定し、特定された動画像を複数の位置関連情報及び付加情報により表されている動画像の時間的な位置を表示部104に表示させる。
例えば、一の位置関連情報に動画像の注目再生時間を示す付加情報が付加され、他の位置関連情報に動画像の再生開始時間を示す付加情報が付加されている場合には、表示部104には、動画像の再生開始時間から当該動画像が表示され、再生時間が注目再生時間となると当該動画像の表示が一時停止状態となる。なお、位置関連情報に動画像の再生終了時間を示す付加情報が付加されている場合には、表示部104には、再生終了時間まで動画像が表示された状態となる。
<出力処理>
次に、表示装置301Aによる出力処理について、図17〜図18(b)を参照して説明する。
図17は、表示装置301Aによる出力処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図18(a)及び図18(b)は、出力処理における表示部104の表示例を模式的に示す図である。
なお、以下に説明する出力処理では、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が二回行われ、例えば、1回目のスワイプ操作では位置関連情報に動画像の注目再生時間を示す付加情報が付加され、2回目のスワイプ操作では位置関連情報に動画像の再生開始時間を示す付加情報が付加されるものとする。
表示装置301Aによる出力処理は、以下に詳細に説明する以外の点は、上記した実施形態1の出力処理(図3〜図5(b)参照)と略同様である。
すなわち、図17に示すように、先ず、上記実施形態1の出力処理のステップS1と略同様に、表示対象となる動画像が指定されると(ステップS51)、表示部104は、上記実施形態1の出力処理のステップS2と略同様に、指定された動画像を構成する複数のフレーム画像を表示パネル104aに表示させる(ステップS52)。
次に、第3動作処理部307は、上記実施形態1の出力処理のステップS3と略同様に、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されたか否かを判別する(ステップS53)。
ここで、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されたと判別されると(ステップS53;YES)、測定部107cは、上記実施形態1の出力処理のステップS4と略同様に、ユーザによるタッチパネル105a上の直線状のスワイプ操作の向きを測定する(ステップS54)。なお、スワイプ操作にてユーザによりタッチパネル105aが接触操作された時点で、表示部104は、表示されている動画像を一時停止させても良い。
続けて、第1判別部107dは、上記実施形態1の出力処理のステップS5と略同様に、スワイプ操作の向きが所定の範囲内に向かうものであるか否かを判別する(ステップS55)。
ここで、スワイプ操作の向きが所定の範囲内に向かうものであると判別されると(ステップS55;YES)、上記実施形態1の出力処理のステップS6と略同様に、第1動作制御部107gは、第1の制御を行い、第3位置取得部307aは、スワイプ操作の開始時に表示部104に表示されている動画像の時間的な位置を表示部104から取得する(ステップS56)。
続けて、指標表示制御部107fは、上記実施形態1の出力処理のステップS7と略同様に、位置関連情報の出力先と対応付けられ、位置関連情報を出力可能であることを表す外向きに凸の三角形状のアイコンIoや保存アイコンIrを表示部104に表示させる(ステップS57)。ここでの出力先は、例えば、他の表示装置301B、301Dや位置関連情報が保存される記録部103が挙げられる。
その後、第3動作処理部307は、上記実施形態1の出力処理のステップS8と略同様に、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したか否かを判別する(ステップS58)。
ここで、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したと判別されると(ステップS58;YES)、第3動作処理部307は、上記実施形態1の出力処理のステップS9と略同様に、スワイプ操作の終了時にタッチパネル105aから出力されて入力された位置信号に係るタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されている出力先のアイコンIo(例えば、他の表示装置301Bを表すアイコンIo等)と重なるか否かを判別する(ステップS59)。
ステップS59にて、ユーザの接触位置の座標が出力先のアイコンIoと重なると判別されると(ステップS59;YES)、計数部7kは、スワイプ操作の回数を計数し、指標表示制御部107fは、出力先のアイコンIoの表示態様を変更する(ステップS60)。具体的には、指標表示制御部107fは、例えば、他の表示装置301BのアイコンIoの縁部を太い実線で表したものに変更する(図18(b)参照)。
続けて、第3動作処理部307は、第3位置取得部307aにより取得された動画像の時間的な位置に関連する位置関連情報を出力先の識別情報と対応付けてメモリ102に出力し、位置関連情報と出力先の識別情報とを対応付けて一時的に記録させる(ステップS61)。
次に、第3動作処理部307は、メモリ102に出力先を同一とする複数の位置関連情報が記録済みであるか否かを判別する(ステップS62)。例えば、第3動作処理部307は、メモリ102から位置関連情報及び出力先の識別情報を読み出して取得し、出力先を同一とする複数の位置関連情報が記録済みであるか否かを判別する。
ここで、出力先を同一とする複数の位置関連情報が記録済みでないと判別されると(ステップS62;NO)、第3動作処理部307は、処理をステップS52に戻し、それ以降の各処理を行う。すなわち、表示部104は、動画像を最初から、或いは、一時停止されている場合にはその続きから表示し、ユーザにより二回目のスワイプ操作が行われる。
そして、二回目のスワイプ操作が行われ(図18(b)参照)、ステップS61にて、第3動作処理部307は、位置関連情報と出力先の識別情報とを対応付けてメモリ102に一時的に記録させた後、メモリ102に出力先を同一とする複数の位置関連情報が記録済みであるか否かを判別する(ステップS62)。
ここで、出力先を同一とする複数の位置関連情報が記録済みであると判定されると(ステップS62;YES)、第3位置出力部307bは、計数部7kにより計数されたスワイプ操作の回数に応じて、複数の位置関連情報に付加情報をそれぞれ付加し、ユーザの接触位置が重なったアイコンIoと対応付けられている出力先(例えば、他の表示装置301B等)に対して、通信ネットワークN及び通信制御部106を介して出力する(ステップS63)。また、第3位置出力部307bは、出力先に対して、動画像を特定するためのコンテンツ特定情報(例えば、動画像のファイル名、格納先のアドレス等)も併せて出力する。
その後、第3動作処理部307は、上記実施形態1の出力処理のステップS11と略同様に、表示部104による動画像の表示の終了が指示されたか否かを判別する(ステップS64)。また、ステップS59にて、ユーザの接触位置の座標が出力先のアイコンIoと重ならないと判別されると(ステップS59;NO)、第3動作処理部307は、ステップS60〜S63の各処理をスキップし、ステップS64にて、表示部104による動画像の表示の終了が指示されたか否かを判別する。
ここで、表示部104による動画像の表示の終了が指示されていないと判別されると(ステップS64;NO)、第3動作処理部307は、処理をステップS52に戻し、表示部104は、上記と同様に、動画像を表示する。
一方、ステップS55にて、スワイプ操作の向きが所定の範囲内に向かうものでないと判別されると(ステップS55;NO)、上記実施形態1の出力処理のステップS12と略同様に、第1動作制御部107gは、第2の制御を行い、第1変位表示制御部107eは、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作に応じて、表示部104に表示されている動画像の時間的な位置を変位させる送り再生を行う(ステップS65)。
その後、第3動作処理部307は、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したか否かを判別する(ステップS66)。
ここで、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了していないと判別されると(ステップS66;NO)、第1変位表示制御部107eは、処理をステップS65に戻し、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作に応じて、表示部104に表示されている動画像の時間的な位置を変位させる送り再生を行う。
一方、ステップS66にて、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したと判別されると(ステップS66;YES)、第3動作処理部307は、処理をステップS64に移行し、表示部104による動画像の表示の終了が指示されたか否かを判別する(ステップS64)。
ステップS64にて、表示部104による動画像の表示の終了が指示されたと判別されると(ステップS64;YES)、第3動作処理部307は、当該出力処理を終了する。
なお、上記した出力処理にあっては、1回目のスワイプ操作後に2回目のスワイプ操作が行われていない状況で、スワイプ操作の終了時に接触操作された出力先のアイコンIoがユーザにより接触操作(例えば、タップ操作)されることで、メモリ102に一時的に記録されている位置関連情報を消去するようにしても良い。これにより、ユーザは、再度1回目のスワイプ操作から行うことができるようになる。
また、何れかの出力先アイコンへIoの1回目のスワイプ操作後に、他の出力先のアイコンIoにスワイプ操作が行われた場合は、先に行われたスワイプ操作に応じて、メモリ102に一時的に記録されている位置関連情報を消去し、後から行われたスワイプ操作に応じて、新たにメモリ102に位置関連情報を一時的に記録するようにしても良い。これにより、ユーザは、1回目のスワイプ操作で出力先アイコンIoを間違えた場合にも、容易に出力先を変更することができるようになる。
<入力処理>
次に、表示装置301Aによる入力処理について説明する。
表示装置301Aによる入力処理は、上記した実施形態1の入力処理(図6参照)と略同様であり、図面を用いた詳細な説明は省略する。
以下に、ステップS26にて、ユーザの接触位置の座標が表示部104の表示領域の所定領域内である場合(ステップS26;所定領域内)について、説明する。
<所定領域内>
ユーザの接触位置の座標が表示部104の表示領域の所定領域内である場合(ステップS26;所定領域内)、位置入力部107hは、スワイプ操作の開始時に接触操作されたアイコンIiと対応付けられた入力元から通信ネットワークNを介して送信され通信制御部106により受信された複数の位置関連情報及びコンテンツ特定情報を取得して入力する(ステップS271)。
続けて、第3位置表示制御部307iは、例えば、位置関連情報とともに入力されたコンテンツ特定情報に基づいて、位置関連情報に対応する動画像を特定して取得し、動画像を位置関連情報及び付加情報により表されている動画像の時間的な位置で表示部104に表示させる(ステップS272)。例えば、表示部104には、動画像の再生開始時間から当該動画像が表示され、再生時間が注目再生時間となると当該動画像の表示が一時停止状態となる。
これにより、第3動作処理部307は、当該入力処理を終了する。
以上のように、実施形態3のコンテンツ共有システムによれば、表示装置301Aは、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置を第1の位置として取得し、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されているアイコンIoと重なる当該スワイプ操作の回数に応じた付加情報を、取得された第1の位置に関連する位置関連情報に付加して、アイコンIoと対応付けられている出力先に出力するので、スワイプ操作の回数に応じて、例えば、動画像の注目位置や再生開始位置や再生終了位置等を示す付加情報を、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置に対応するスワイプ操作の開始時に表示されている動画像の時間的な位置に関連する位置関連情報に付加して出力先に出力することができる。さらに、位置関連情報とともに、動画像を特定するための情報を出力先に対して出力することもできる。
従って、動画像の時間的な位置を任意の出力先に対して容易に出力することができる。
また、スワイプ操作の回数に応じて、出力先と対応付けられているアイコンIoの表示態様が変化するので、アイコンIoの表示態様によってスワイプ操作の回数をユーザに把握させることができる。さらに、例えば、アイコンIoの表示態様と付加情報の内容とを対応付けておくことで、アイコンIoの表示態様によって次回のスワイプ操作に対応する付加情報の内容をユーザに把握させることもできる。
なお、上述の実施形態では、1回目のスワイプ操作では位置関連情報に動画像の注目再生時間を示す付加情報が付加され、2回目のスワイプ操作では位置関連情報に動画像の再生開始時間を示す付加情報が付加されるものとしていたが、これに限らず、2回のスワイプ操作により一時的に記録された2の位置関連情報のうち、時間的に早い方を再生開始時間とし、遅い方を注目再生時間として、各々に付加情報が付加されるものとしてもよい。
[実施形態4]
以下に、実施形態4のコンテンツ共有システムについて説明する。
実施形態4のコンテンツ共有システムは、上記実施形態1と同様に、通信ネットワークNを介して通信可能な複数の表示装置401、…(4つの表示装置401A〜401D;図19参照)を備えている。
また、複数の表示装置401、…は、構成及び動作は略同様であるため、以下に、代表して表示装置401Aを例示して説明する。
図19は、実施形態4のコンテンツ共有システムを構成する表示装置401Aの概略構成を示すブロック図である。
図19に示すように、表示装置401Aは、具体的には、中央制御部101と、メモリ102と、記録部103と、表示部104と、操作入力部105と、通信制御部106と、第4動作処理部407とを備えている。また、各部は、バスライン108を介して接続されている。
なお、実施形態4の表示装置401Aは、以下に詳細に説明する以外の点は、上記実施形態2の表示装置201Aと略同様の構成であり、詳細な説明は省略する。
第4動作処理部407は、第4位置取得部407aと、第4位置出力部407bと、測定部107cと、第2判別部207dと、第2変位表示制御部207eと、指標表示制御部107fと、第2動作制御部207gと、位置入力部107hと、第4位置表示制御部407iと、計数部7kとを具備している。
第4位置取得部407aは、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置を取得する。
すなわち、第4位置取得部(第2位置取得手段)407aは、ユーザによるスワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置を第1の位置として取得する。具体的には、第4位置取得部407aは、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標に対応する静止コンテンツの空間的な位置を第1の位置として取得する。
なお、静止コンテンツの空間的な位置は、上記した実施形態2と同様に、表示部104に表示されている静止コンテンツの中で、入力された位置信号に対応する画素の位置のXY座標を表している。
第4位置出力部407bは、スワイプ操作の回数に応じた付加情報を、静止コンテンツの空間的な位置に関連する位置関連情報に付加して出力する。
すなわち、第4位置出力部(第2位置出力手段)407bは、上記実施形態3の第3位置出力部307bと略同様に、計数部7kにより計数されるスワイプ操作の回数に応じた付加情報を、第4位置取得部407aにより取得された第1の位置に関連する位置関連情報に付加して、アイコンIoと対応付けられている出力先に出力する。
具体的には、第4位置出力部407bは、計数部7kにより計数されるスワイプ操作の回数に応じて、1回目のスワイプ操作では、位置関連情報が静止コンテンツの注目位置を示す付加情報を取得し、2回目のスワイプ操作では、位置関連情報が静止コンテンツの出力開始位置を示す付加情報を取得し、3回目のスワイプ操作では、位置関連情報が静止コンテンツの出力終了位置を示す付加情報を取得する。
そして、第4位置出力部407bは、第4位置取得部407aにより取得された静止コンテンツの空間的な位置に関連する複数の位置関連情報に付加情報をそれぞれ付加して、ユーザの接触位置が重なったアイコンIoと対応付けられている出力先、例えば、他の表示装置401B等の外部装置に対して、通信ネットワークN及び通信制御部106を介して出力する。
なお、第4位置出力部407bは、位置関連情報とともに、表示部104に表示されている静止コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報(例えば、静止画像のファイル名、アプリケーション名、格納先のアドレス等)を出力先(例えば、他の表示装置1B等)に出力しても良い。
第4位置表示制御部407iは、位置入力部107hにより入力された複数の位置関連情報に基づいて、静止コンテンツの空間的な位置を表示部104に表示させる。具体的には、第4位置表示制御部407iは、例えば、位置関連情報とともに入力されたコンテンツ特定情報(例えば、静止画像のファイル名、アプリケーション名、格納先のアドレス等)に基づいて静止コンテンツを特定し、特定された静止コンテンツを複数の位置関連情報及び付加情報により表されている静止コンテンツの空間的な位置を基準(例えば、中心等)として表示部104に表示させる。
例えば、一の位置関連情報に静止コンテンツの注目位置を示す付加情報が付加され、他の位置関連情報に静止コンテンツの出力開始位置を示す付加情報が付加されている場合には、第4位置表示制御部407iは、静止コンテンツ内の出力開始位置に対応する画素の位置を基準として静止コンテンツの一部分が表示された状態から、注目位置に対応する画素を基準として静止コンテンツの一部分が表示された状態となるように、静止コンテンツにおける表示部104の表示領域内に表示される画像領域を自動的に変位させる表示制御を行う。
<出力処理>
次に、表示装置401Aによる出力処理について、図20〜図21(b)を参照して説明する。
図20は、表示装置401Aによる出力処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図21(a)及び図21(b)は、出力処理における表示部104の表示例を模式的に示す図である。
なお、以下に説明する出力処理では、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が二回行われ、例えば、1回目のスワイプ操作では位置関連情報に静止コンテンツの注目位置を示す付加情報が付加され、2回目のスワイプ操作では位置関連情報に静止コンテンツの出力開始位置を示す付加情報が付加されるものとする。
表示装置401Aによる出力処理は、以下に詳細に説明する以外の点は、上記した実施形態2の出力処理(図10〜図12(b)参照)と略同様である。
すなわち、図20に示すように、先ず、上記実施形態2の出力処理のステップS31と略同様に、表示対象となる地図アプリケーション等の静止コンテンツが指定されると(ステップS71)、表示部104は、上記実施形態2の出力処理のステップS32と略同様に、地図表示画面を表示パネル104aに表示させる(ステップS72)。
次に、第4動作処理部407は、上記実施形態2の出力処理のステップS33と略同様に、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されたか否かを判別する(ステップS73)。
ここで、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が開始されたと判別されると(ステップS73;YES)、上記実施形態2の出力処理のステップS34と略同様に、第2動作制御部207gは、第1の制御を行い、第4位置取得部407aは、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標に対応する静止コンテンツの空間的な位置を取得し、メモリ104に一時保存する(ステップS74)。
続いて、第2変位表示制御部207eは、上記実施形態2の出力処理のステップS35と略同様に、タッチパネル105aから逐次出力されて逐次入力される位置信号に応じて、静止コンテンツのうちの表示部104の表示領域内に表示される画像領域を変位させる表示制御を行う(ステップS75)。
次に、第2判別部207dは、上記実施形態2の出力処理のステップS36と略同様に、スワイプ操作が所定の範囲内に入ったか否かを判別する(ステップS76)。
ステップS76にて、スワイプ操作が所定の範囲内に入っていないと判定されると(ステップS76;NO)、第4動作処理部407は、上記実施形態2の出力処理のステップS37と略同様に、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したか否かを判別する(ステップS77)。
ここで、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了していないと判別されると(ステップS77;NO)、第4動作処理部407は、処理をステップS75に戻し、第2変位表示制御部207eは、タッチパネル105aから逐次出力されて逐次入力される位置信号に応じて、静止コンテンツのうちの表示部104の表示領域内に表示される画像領域を変位させる表示制御を行い、ステップS76にて、第2判別部207dは、スワイプ操作が所定の範囲内に入ったか否かを判別する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
一方、ステップS76にて、スワイプ操作が所定の範囲内に入ったと判別されると(ステップS76;YES)、指標表示制御部107fは、上記実施形態2の出力処理のステップS38と略同様に、位置関連情報の出力先と対応付けられ、位置関連情報を出力可能であることを表す外向きに凸の三角形状のアイコンIoや保存アイコンIrを表示部104に表示させる(ステップS78)。ここでの出力先は、例えば、他の表示装置401B、401Dや位置関連情報が保存される記録部103が挙げられる。
その後、第4動作処理部407は、上記実施形態2の出力処理のステップS39と略同様に、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したか否かを判別する(ステップS79)。
ここで、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したと判別されると(ステップS79;YES)、第4動作処理部407は、上記実施形態2の出力処理のステップS40と略同様に、スワイプ操作の終了時にタッチパネル105aから出力されて入力された位置信号に係るタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されている出力先のアイコンIo(例えば、他の表示装置401Bを表すアイコンIo等)と重なるか否かを判別する(ステップS80)。
ここで、ユーザの接触位置の座標が出力先のアイコンIoと重なると判別されると(ステップS80;YES)、第2変位表示制御部207eは、上記実施形態2の出力処理のステップS42と略同様に、表示部104の表示領域内に表示される画像領域が、スワイプ操作前と同じ画像領域となるように表示制御を行い、表示部104の表示領域内にスワイプ操作前の状態の静止コンテンツを表示させる(ステップS81)。また、指標表示制御部107fは、位置関連情報の出力先と対応付けられたアイコンIoの表示を停止させる。
次に、計数部7kは、スワイプ操作の回数を計数し、指標表示制御部107fは、出力先のアイコンIoの表示態様を変更する(ステップS82)。
続けて、第4動作処理部407は、第4位置取得部407aにより取得された静止コンテンツの空間的な位置に関連する位置関連情報を出力先の識別情報と対応付けてメモリ102に出力し、位置関連情報と出力先の識別情報とを対応付けて一時的に記録させる(ステップS83)。
次に、第4動作処理部407は、上記実施形態3の出力処理のステップS62と略同様に、メモリ102に出力先を同一とする複数の位置関連情報が記録済みであるか否かを判別する(ステップS84)。
ここで、出力先を同一とする複数の位置関連情報が記録済みでないと判別されると(ステップS84;NO)、第4動作処理部407は、処理をステップS72に戻し、それ以降の各処理を行う。すなわち、表示部104は、静止コンテンツを表示し、ユーザにより二回目のスワイプ操作が行われる。
そして、二回目のスワイプ操作が行われ(図21(b)参照)、ステップS83にて、第4動作処理部407は、位置関連情報と出力先の識別情報とを対応付けてメモリ102に一時的に記録させた後、メモリ102に出力先を同一とする複数の位置関連情報が記録済みであるか否かを判別する(ステップS84)。
ここで、出力先を同一とする複数の位置関連情報が記録済みであると判定されると(ステップS84;YES)、第4位置出力部407bは、計数部7kにより計数されたスワイプ操作の回数に応じて、複数の位置関連情報に付加情報をそれぞれ付加し、ユーザの接触位置が重なったアイコンIoと対応付けられている出力先(例えば、他の表示装置401B等)に対して、通信ネットワークN及び通信制御部106を介して出力する(ステップS85)。また、第4位置出力部407bは、出力先に対して、静止コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報(例えば、アプリケーション名、格納先のアドレス等)も併せて出力する。
その後、第4動作処理部407は、上記実施形態2の出力処理のステップS43と略同様に、ユーザによる操作入力部105の所定操作に基づいて、表示部104による静止コンテンツの表示の終了が指示されたか否かを判別する(ステップS86)。
また、ステップS80にて、ユーザの接触位置の座標が出力先のアイコンIoと重ならないと判別されると(ステップS80;NO)、第4動作処理部407は、ステップS81〜S85の各処理をスキップし、ステップS86にて、表示部104による静止コンテンツの表示の終了が指示されたか否かを判別する。また、ステップS77にて、ユーザによるタッチパネル105aのスワイプ操作が終了したと判別されると(ステップS77;YES)、上記と同様に、第4動作処理部407は、表示部104による静止コンテンツの表示の終了が指示されたか否かを判別する(ステップS86)。
ステップS86にて、表示部104による静止コンテンツの表示の終了が指示されていないと判別されると(ステップS86;NO)、第4動作処理部407は、処理をステップS72に戻し、表示部104は、上記と同様に、静止コンテンツを表示する。
一方、ステップS86にて、表示部104による静止コンテンツの表示の終了が指示されたと判別されると(ステップS86;YES)、第4動作処理部407は、当該出力処理を終了する。
<入力処理>
次に、表示装置401Aによる入力処理について説明する。
表示装置401Aによる入力処理は、上記した実施形態1の入力処理(図6参照)と略同様であり、図面を用いた詳細な説明は省略する。
以下に、ステップS26にて、ユーザの接触位置の座標が表示部104の表示領域の所定領域内である場合(ステップS26;所定領域内)について、説明する。
<所定領域内>
ユーザの接触位置の座標が表示部104の表示領域の所定領域内である場合(ステップS26;所定領域内)、位置入力部107hは、スワイプ操作の開始時に接触操作されたアイコンIiと対応付けられた入力元から通信ネットワークNを介して送信され通信制御部106により受信された複数の位置関連情報及びコンテンツ特定情報を取得して入力する(ステップS271)。
続けて、第4位置表示制御部407iは、例えば、位置関連情報とともに入力されたコンテンツ特定情報に基づいて、位置関連情報に対応する静止コンテンツを特定して取得し、特定された静止コンテンツを複数の位置関連情報及び付加情報により表されている静止コンテンツの空間的な位置を基準(例えば、中心等)として表示部104に表示させる(ステップS272)。すなわち、表示部104には、例えば、静止コンテンツ内の出力開始位置に対応する画素の位置を基準として静止コンテンツの一部分が表示された状態から、注目位置に対応する画素を基準として静止コンテンツの一部分が表示された状態へと自動的に表示が変位する。
これにより、第4動作処理部407は、当該入力処理を終了する。
以上のように、実施形態4のコンテンツ共有システムによれば、表示装置401Aは、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置を第1の位置として取得し、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されているアイコンIoと重なる当該スワイプ操作の回数に応じた付加情報を、取得された第1の位置に関連する位置関連情報に付加して、アイコンIoと対応付けられている出力先に出力するので、スワイプ操作の回数に応じて、例えば、静止コンテンツの注目位置や出力開始位置や出力終了位置等を示す付加情報を、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標に対応する静止コンテンツの空間的な位置に関連する位置関連情報に付加して出力先に出力することができる。
従って、静止コンテンツの空間的な位置を任意の出力先に対して容易に出力することができる。
なお、上記実施形態3、4の表示装置301、401にあっては、少なくとも、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置を第1の位置として取得し、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されているアイコンIoと重なる当該スワイプ操作の回数を計数し、計数されるスワイプ操作の回数に応じた付加情報を、取得された第1の位置に関連する位置関連情報に付加して、アイコンIoと対応付けられている出力先に出力する構成であれば良い。
すなわち、実施形態3の表示装置301にあっては、必ずしも測定部107c、第1判別部107d、第1変位表示制御部107e、指標表示制御部107f、第1動作制御部107g、位置入力部107h、第3位置表示制御部307iを具備する必要ない。同様に、実施形態4の表示装置401にあっては、測定部107c、第2判別部207d、第2変位表示制御部207e、指標表示制御部107f、第2動作制御部207g、位置入力部107h、第4位置表示制御部407iを具備する必要はない。
また、本発明は、上記実施形態1〜4に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上述の実施形態においては、出力が可能な状態で出力先のアイコンIoを表示し、入力可能な状態で入力元のアイコンIiを表示するようにしていたが、これに限らず、常時出力先のアイコンIoや入力元のアイコンIiを表示するようにしてもよい。
この場合、出力先及び入力元の両方と対応付けられているアイコンとして、例えば、図示は省略するが、外向きに凸の三角形と内向きに凸の三角形とを組み合わせた菱形状をなし、内側に出力先及び入力元の名称が付されたものを用いても良い。なお、出力先及び入力元の名称は、出力先や入力元と同様に、出力先及び入力元の名称の略称であっても良く、例えば、表示装置1Bの場合には菱形状のアイコンの内側に「B」と付される。
また、例えば、コンテンツ共有システム100、表示装置1、201、301、401の構成は、上記実施形態1〜4に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。
加えて、上記実施形態1、2にあっては、第1位置取得手段、第1位置出力手段としての機能を、中央制御部101の制御下にて、第1位置取得部107a(第2位置取得部207a)、第1位置出力部107b(第2位置出力部207b)が駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部101のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
すなわち、プログラムメモリ(図示略)に、第1位置取得処理ルーチン、第1位置出力処理ルーチンを含むプログラムを記録しておく。そして、第1位置取得処理ルーチンにより中央制御部101のCPUに、ユーザによりタッチパネル105a上の異なる位置が連続して接触操作されるスワイプ操作(一連の接触操作)の開始時に表示部104に表示されているコンテンツの時間的な位置、又は、スワイプ操作の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標に対応する表示部104に表示されているコンテンツの空間的な位置を取得する機能を実現させるようにしても良い。また、第1位置出力処理ルーチンにより中央制御部101のCPUに、スワイプ操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標と対応付けられている出力先に対して、取得されたコンテンツの時間的な位置又は空間的な位置に関連する位置関連情報を出力する機能を実現させるようにしても良い。
同様に、上記実施形態3、4にあっては、第2位置取得手段、計数手段、第2位置出力手段としての機能を、中央制御部101の制御下にて、第3位置取得部307a(第4位置取得部407a)、計数部7k、第3位置出力部307b(第4位置出力部407b)が駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部101のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
すなわち、プログラムメモリ(図示略)に、第2位置取得処理ルーチン、計数処理ルーチン、第2位置出力処理ルーチンを含むプログラムを記録しておく。そして、第2位置取得処理ルーチンにより中央制御部101のCPUに、ユーザによりタッチパネル105a上の異なる位置が連続して接触操作されるスワイプ操作(一連の接触操作)の開始時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置を第1の位置として取得する機能を実現させるようにしても良い。また、計数処理ルーチンにより中央制御部101のCPUに、一連の接触操作の終了時におけるタッチパネル105aのユーザの接触位置の座標が表示部104に表示されている所定の指標と重なる当該スワイプ操作の回数を計数する機能を実現させるようにしても良い。また、第2位置出力処理ルーチンにより中央制御部101のCPUに、計数されるスワイプ操作の回数に応じた付加情報を、取得された第1の位置に関連する位置関連情報に付加して、所定の指標と対応付けられている出力先に出力する機能を実現させるようにしても良い。
さらに、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
タッチパネルと、
前記タッチパネルと対応付けられ、時間的な位置又は空間的な位置が変化するコンテンツを表示する表示手段と、
ユーザにより前記タッチパネル上の異なる位置が連続して接触操作される一連の接触操作の開始時に前記表示手段に表示されているコンテンツの時間的な位置、又は、前記一連の接触操作の開始時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標に対応し、前記表示手段に表示されているコンテンツの空間的な位置を取得する第1位置取得手段と、
前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標と対応付けられている出力先に対して、前記第1位置取得手段により取得された前記コンテンツの時間的な位置又は空間的な位置に関連する位置関連情報を出力する第1位置出力手段と、
を備えることを特徴とする出力装置。
<請求項2>
前記出力先は、所定の通信回線を介して通信可能な外部装置であり、
前記第1位置出力手段は、前記外部装置に対して、前記位置関連情報を前記所定の通信回線を介して出力することを特徴とする請求項1に記載の出力装置。
<請求項3>
前記第1位置出力手段は、前記第1位置取得手段により前記コンテンツの時間的な位置又は空間的な位置が取得される毎に、前記コンテンツの互いに異なる時間的な位置又は空間的な位置に関連する位置関連情報として出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の出力装置。
<請求項4>
前記出力先は、前記表示手段に表示される所定の指標と対応付けられ、
前記第1位置出力手段は、前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段に表示されている前記所定の指標と重なる場合に、前記位置関連情報を前記所定の指標と対応付けられている出力先に出力することを特徴とする請求項3に記載の出力装置。
<請求項5>
前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段に表示されている前記所定の指標と重なる当該一連の接触操作の回数を計数する計数手段を更に備え、
前記第1位置出力手段は、前記計数手段により計数される前記一連の接触操作の回数に応じた付加情報を、前記位置関連情報に付加して出力することを特徴とする請求項4に記載の出力装置。
<請求項6>
前記第1位置取得手段による前記コンテンツの時間的な位置又は空間的な位置を取得する処理、及び前記第1位置出力手段による前記位置関連情報を出力する処理を行わせる第1の制御を行う制御手段と、
前記一連の接触操作が前記第1の制御を行うための操作であるか否かを判別する判別手段と、を更に備え、
前記制御手段は、前記判別手段により前記一連の接触操作が前記第1の制御を行うための操作であると判別された場合に、前記第1の制御を行うことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の出力装置。
<請求項7>
前記一連の接触操作に応じて、前記表示手段上の座標とは異なる、前記表示手段に表示されている前記コンテンツの時間的な位置又は空間的な位置を変位させる表示制御を行う第1表示制御手段と、を更に備え、
前記制御手段は、前記判別手段により前記一連の接触操作が前記第1の制御を行うための操作でないと判別された場合に、前記第1表示制御手段による前記表示制御を行わせる第2の制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の出力装置。
<請求項8>
前記コンテンツは、前記表示手段の表示領域よりも画像領域が広い静止コンテンツであり、
前記第1表示制御手段は、前記一連の接触操作に連動して、前記静止コンテンツのうちの前記表示手段の表示領域内に表示される画像領域を変位させる前記表示制御を行うとともに、前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段に表示されている所定の指標と重なる場合に、前記静止コンテンツのうちの前記表示手段の表示領域内に表示される画像領域が前記一連の接触操作前と同じ画像領域となるように前記表示制御を行うことを特徴とする請求項7に記載の出力装置。
<請求項9>
前記タッチパネル上の直線状の前記一連の接触操作の向きを測定する測定手段を更に備え、
前記判別手段は、前記測定手段により測定される前記一連の接触操作の向きが所定の範囲内に向かうものである場合に、前記一連の接触操作が前記第1の制御を行うための操作であると判別することを特徴とする請求項6〜8の何れか一項に記載の出力装置。
<請求項10>
前記出力先は、前記表示手段に表示される所定の指標と対応付けられ、
前記判別手段により前記一連の接触操作が前記第1の制御を行うための操作であると判別された場合に、前記所定の指標を前記表示手段に表示させる第2表示制御手段、を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の出力装置。
<請求項11>
前記出力先は、前記表示手段に表示される所定の指標と対応付けられ、
ユーザの視線を検出する視線検出手段、を更に備え、
前記判別手段は、前記一連の接触操作の際に、前記視線検出手段により検出されるユーザの視線の先が前記表示手段に表示されている前記所定の指標である場合に、前記一連の接触操作が前記第1の制御を行うための操作であると判別することを特徴とする請求項6〜8の何れか一項に記載の出力装置。
<請求項12>
前記出力先は、前記表示手段に表示される所定の指標と対応付けられ、
前記所定の指標と対応付けられている前記出力先に対して、前記第1位置出力手段により前記位置関連情報を出力可能であるか否かを識別可能な態様で当該所定の指標を前記表示手段に表示させる第3表示制御手段、を更に備えることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の出力装置。
<請求項13>
前記第1位置出力手段は、前記位置関連情報とともに、前記コンテンツを特定するための情報を前記出力先に出力することを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の出力装置。
<請求項14>
前記一連の接触操作の開始時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段に表示されている前記所定の指標と重なり、且つ、前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段の表示領域の所定領域内である場合に、前記所定の指標に対応付けられている出力先を入力元として、前記第1位置出力手段から出力された前記位置関連情報を入力する位置入力手段と、
前記位置入力手段により入力された前記位置関連情報に基づいて、前記コンテンツの時間的な位置又は空間的な位置で当該コンテンツを前記表示手段に表示させる第4表示制御手段と、を更に備えることを特徴とする請求項4、10、11の何れか一項に記載の出力装置。
<請求項15>
前記位置入力手段は、前記入力元の前記第1位置出力手段から出力される前記コンテンツの互いに異なる時間的な位置又は空間的な位置に関連する複数の前記位置関連情報の中から何れかを選択して入力することを特徴とする請求項14に記載の出力装置。
<請求項16>
前記所定の指標と対応付けられている前記入力元から、前記位置入力手段により前記位置関連情報を入力可能であるか否かを識別可能な態様で当該所定の指標を前記表示手段に表示させる第5表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項14又は15に記載の出力装置。
<請求項17>
前記位置入力手段は、前記入力元の前記第1位置出力手段から出力された前記位置関連情報とともに前記コンテンツを特定するための情報を入力することを特徴とする請求項14〜16の何れか一項に記載の出力装置。
<請求項18>
タッチパネルと対応付けられている表示手段を備える出力装置であって、
ユーザにより前記タッチパネル上の異なる位置が連続して接触操作される一連の接触操作の開始時における前記タッチパネルのユーザの接触位置を第1の位置として取得する第2位置取得手段と、
前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段に表示されている所定の指標と重なる当該一連の接触操作の回数を計数する計数手段と、
前記計数手段により計数される前記一連の接触操作の回数に応じた付加情報を、前記第2位置取得手段により取得された前記第1の位置に関連する位置関連情報に付加して、前記所定の指標と対応付けられている出力先に出力する第2位置出力手段と、
を備えることを特徴とする出力装置。
<請求項19>
前記第2位置取得手段は、前記一連の接触操作の開始時に出力されているコンテンツの時間的な位置、又は、前記一連の接触操作の開始時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標に対応する前記コンテンツの空間的な位置を前記第1の位置として取得することを特徴とする請求項18に記載の出力装置。
<請求項20>
前記第2位置出力手段は、前記計数手段により計数される前記一連の接触操作の回数に応じて、コンテンツの注目位置、出力開始位置及び出力終了位置のうちの何れかを示す付加情報を前記位置関連情報に付加して出力することを特徴とする請求項18又は19に記載の出力装置。
<請求項21>
前記計数手段により計数される前記一連の接触操作の回数に応じて前記所定の指標の表示態様を変化させる第6表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項18〜20の何れか一項に記載の出力装置。
<請求項22>
前記第2位置出力手段は、前記位置関連情報とともに、前記コンテンツを特定するための情報を前記出力先に出力することを特徴とする請求項18〜21の何れか一項に記載の出力装置。
<請求項23>
タッチパネルと対応付けられ、時間的な位置又は空間的な位置が変化するコンテンツを表示する表示手段を備える出力装置を用いた出力方法であって、
ユーザにより前記タッチパネル上の異なる位置が連続して接触操作される一連の接触操作の開始時に前記表示手段に表示されているコンテンツの時間的な位置、又は、前記一連の接触操作の開始時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標に対応し、前記表示手段に表示されている前記コンテンツの空間的な位置を取得する処理と、
前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標と対応付けられている出力先に対して、取得された前記コンテンツの時間的な位置又は空間的な位置に関連する位置関連情報を出力する処理と、
を含むことを特徴とする出力方法。
<請求項24>
タッチパネルと対応付けられている表示手段を備える出力装置を用いた出力方法であって、
ユーザにより前記タッチパネル上の異なる位置が連続して接触操作される一連の接触操作の開始時における前記タッチパネルのユーザの接触位置を第1の位置として取得する処理と、
前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段に表示されている所定の指標と重なる当該一連の接触操作の回数を計数する処理と、
計数される前記一連の接触操作の回数に応じた付加情報を、取得された前記第1の位置に関連する位置関連情報に付加して、前記所定の指標と対応付けられている出力先に出力する処理と、
を含むことを特徴とする出力方法。
<請求項25>
タッチパネルと対応付けられ、時間的な位置又は空間的な位置が変化するコンテンツを表示する表示手段を備える出力装置のコンピュータに、
ユーザにより前記タッチパネル上の異なる位置が連続して接触操作される一連の接触操作の開始時に前記表示手段に表示されているコンテンツの時間的な位置、又は、前記一連の接触操作の開始時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標に対応し、前記表示手段に表示されている前記コンテンツの空間的な位置を取得する機能、
前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標と対応付けられている出力先に対して、取得された前記コンテンツの時間的な位置又は空間的な位置に関連する位置関連情報を出力する機能、
を実現させることを特徴とするプログラム。
<請求項26>
タッチパネルと対応付けられている表示手段を備える出力装置を用いた出力方法のコンピュータに、
ユーザにより前記タッチパネル上の異なる位置が連続して接触操作される一連の接触操作の開始時における前記タッチパネルのユーザの接触位置を第1の位置として取得する機能、
前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段に表示されている所定の指標と重なる当該一連の接触操作の回数を計数する機能、
計数される前記一連の接触操作の回数に応じた付加情報を、取得された前記第1の位置に関連する位置関連情報に付加して、前記所定の指標と対応付けられている出力先に出力する機能、
を実現させることを特徴とするプログラム。
100 コンテンツ共有システム
1、201、301、401 表示装置
101 中央制御部
104 表示部
104a 表示パネル
105 操作入力部
105a タッチパネル
107 第1動作処理部
107a 第1位置取得部、107b 第1位置出力部、107c 測定部、107d 第1判別部、107e 第1変位表示制御部、107f 指標表示制御部、107g 第1動作制御部、107h 位置入力部、107i 第1位置表示制御部
207 第2動作処理部
207a 第2位置取得部、207b 第2位置出力部、207d 第2判別部、207e 第2変位表示制御部、207g 第2動作制御部、207i 第2位置表示制御部
307 第3動作処理部
307a 第3位置取得部、307b 第3位置出力部、307i 第3位置表示制御部
407 第4動作処理部
407a 第4位置取得部、407b 第4位置出力部、407i 第4位置表示制御部
7j 視線検出部
7k 計数部
N 通信ネットワーク

Claims (27)

  1. タッチパネルと、
    前記タッチパネルと対応付けられ、時間的な位置又は空間的な位置が変化するコンテンツを表示する表示手段と、
    ユーザにより前記タッチパネル上の異なる位置が連続して接触操作される一連の接触操作の開始時に前記表示手段に表示されているコンテンツの時間的な位置を取得する第1位置取得手段と、
    前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標と対応付けられている出力先に対して、前記第1位置取得手段により取得された前記コンテンツの時間的な位置に関連する位置関連情報を出力する第1位置出力手段と、
    を備えることを特徴とする出力装置。
  2. 前記出力先は、所定の通信回線を介して通信可能な外部装置であり、
    前記第1位置出力手段は、前記外部装置に対して、前記位置関連情報を前記所定の通信回線を介して出力することを特徴とする請求項1に記載の出力装置。
  3. 前記第1位置取得手段は、前記一連の接触操作の開始時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標に対応し、前記表示手段に表示されているコンテンツの空間的な位置を取得し、
    前記第1位置出力手段は、前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標と対応付けられている出力先に対して、前記第1位置取得手段により取得された前記コンテンツの空間的な位置に関連する位置関連情報を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の出力装置。
  4. 前記第1位置出力手段は、前記第1位置取得手段により前記コンテンツの時間的な位置又は空間的な位置が取得される毎に、前記コンテンツの互いに異なる時間的な位置又は空間的な位置に関連する位置関連情報として出力することを特徴とする請求項に記載の出力装置。
  5. 前記出力先は、前記表示手段に表示される所定の指標と対応付けられ、
    前記第1位置出力手段は、前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段に表示されている前記所定の指標と重なる場合に、前記位置関連情報を前記所定の指標と対応付けられている出力先に出力することを特徴とする請求項に記載の出力装置。
  6. 前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段に表示されている前記所定の指標と重なる当該一連の接触操作の回数を計数する計数手段を更に備え、
    前記第1位置出力手段は、前記計数手段により計数される前記一連の接触操作の回数に応じた付加情報を、前記位置関連情報に付加して出力することを特徴とする請求項に記載の出力装置。
  7. 前記第1位置取得手段による前記コンテンツの時間的な位置又は空間的な位置を取得する処理、及び前記第1位置出力手段による前記位置関連情報を出力する処理を行わせる第1の制御を行う制御手段と、
    前記一連の接触操作が前記第1の制御を行うための操作であるか否かを判別する判別手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、前記判別手段により前記一連の接触操作が前記第1の制御を行うための操作であると判別された場合に、前記第1の制御を行うことを特徴とする請求項〜5の何れか一項に記載の出力装置。
  8. 前記一連の接触操作に応じて、前記表示手段上の座標とは異なる、前記表示手段に表示されている前記コンテンツの時間的な位置又は空間的な位置を変位させる表示制御を行う第1表示制御手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、前記判別手段により前記一連の接触操作が前記第1の制御を行うための操作でないと判別された場合に、前記第1表示制御手段による前記表示制御を行わせる第2の制御を行うことを特徴とする請求項に記載の出力装置。
  9. 前記コンテンツは、前記表示手段の表示領域よりも画像領域が広い静止コンテンツであり、
    前記第1表示制御手段は、前記一連の接触操作に連動して、前記静止コンテンツのうちの前記表示手段の表示領域内に表示される画像領域を変位させる前記表示制御を行うとともに、前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段に表示されている所定の指標と重なる場合に、前記静止コンテンツのうちの前記表示手段の表示領域内に表示される画像領域が前記一連の接触操作前と同じ画像領域となるように前記表示制御を行うことを特徴とする請求項に記載の出力装置。
  10. 前記タッチパネル上の直線状の前記一連の接触操作の向きを測定する測定手段を更に備え、
    前記判別手段は、前記測定手段により測定される前記一連の接触操作の向きが所定の範囲内に向かうものである場合に、前記一連の接触操作が前記第1の制御を行うための操作であると判別することを特徴とする請求項の何れか一項に記載の出力装置。
  11. 前記出力先は、前記表示手段に表示される所定の指標と対応付けられ、
    前記判別手段により前記一連の接触操作が前記第1の制御を行うための操作であると判別された場合に、前記所定の指標を前記表示手段に表示させる第2表示制御手段、を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の出力装置。
  12. 前記出力先は、前記表示手段に表示される所定の指標と対応付けられ、
    ユーザの視線を検出する視線検出手段、を更に備え、
    前記判別手段は、前記一連の接触操作の際に、前記視線検出手段により検出されるユーザの視線の先が前記表示手段に表示されている前記所定の指標である場合に、前記一連の接触操作が前記第1の制御を行うための操作であると判別することを特徴とする請求項の何れか一項に記載の出力装置。
  13. 前記出力先は、前記表示手段に表示される所定の指標と対応付けられ、
    前記所定の指標と対応付けられている前記出力先に対して、前記第1位置出力手段により前記位置関連情報を出力可能であるか否かを識別可能な態様で当該所定の指標を前記表示手段に表示させる第3表示制御手段、を更に備えることを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の出力装置。
  14. 前記第1位置出力手段は、前記位置関連情報とともに、前記コンテンツを特定するための情報を前記出力先に出力することを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の出力装置。
  15. 前記一連の接触操作の開始時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段に表示されている前記所定の指標と重なり、且つ、前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段の表示領域の所定領域内である場合に、前記所定の指標に対応付けられている出力先を入力元として、前記第1位置出力手段から出力された前記位置関連情報を入力する位置入力手段と、
    前記位置入力手段により入力された前記位置関連情報に基づいて、前記コンテンツの時間的な位置又は空間的な位置で当該コンテンツを前記表示手段に表示させる第4表示制御手段と、を更に備えることを特徴とする請求項5、11、12の何れか一項に記載の出力装置。
  16. 前記位置入力手段は、前記入力元の前記第1位置出力手段から出力される前記コンテンツの互いに異なる時間的な位置又は空間的な位置に関連する複数の前記位置関連情報の中から何れかを選択して入力することを特徴とする請求項15に記載の出力装置。
  17. 前記所定の指標と対応付けられている前記入力元から、前記位置入力手段により前記位置関連情報を入力可能であるか否かを識別可能な態様で当該所定の指標を前記表示手段に表示させる第5表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項15又は16に記載の出力装置。
  18. 前記位置入力手段は、前記入力元の前記第1位置出力手段から出力された前記位置関連情報とともに前記コンテンツを特定するための情報を入力することを特徴とする請求項1517の何れか一項に記載の出力装置。
  19. タッチパネルと対応付けられている表示手段を備える出力装置であって、
    ユーザにより前記タッチパネル上の異なる位置が連続して接触操作される一連の接触操作の開始時における前記タッチパネルのユーザの接触位置を第1の位置として取得する第2位置取得手段と、
    前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段に表示されている所定の指標と重なる当該一連の接触操作の回数を計数する計数手段と、
    前記計数手段により計数される前記一連の接触操作の回数に応じた付加情報を、前記第2位置取得手段により取得された前記第1の位置に関連する位置関連情報に付加して、前記所定の指標と対応付けられている出力先に出力する第2位置出力手段と、
    を備えることを特徴とする出力装置。
  20. 前記第2位置取得手段は、前記一連の接触操作の開始時に出力されているコンテンツの時間的な位置、又は、前記一連の接触操作の開始時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標に対応する前記コンテンツの空間的な位置を前記第1の位置として取得することを特徴とする請求項19に記載の出力装置。
  21. 前記第2位置出力手段は、前記計数手段により計数される前記一連の接触操作の回数に応じて、コンテンツの注目位置、出力開始位置及び出力終了位置のうちの何れかを示す付加情報を前記位置関連情報に付加して出力することを特徴とする請求項19又は20に記載の出力装置。
  22. 前記計数手段により計数される前記一連の接触操作の回数に応じて前記所定の指標の表示態様を変化させる第6表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項20又は21に記載の出力装置。
  23. 前記第2位置出力手段は、前記位置関連情報とともに、前記コンテンツを特定するための情報を前記出力先に出力することを特徴とする請求項2022の何れか一項に記載の出力装置。
  24. タッチパネルと対応付けられ、時間的な位置又は空間的な位置が変化するコンテンツを表示する表示手段を備える出力装置を用いた出力方法であって、
    ユーザにより前記タッチパネル上の異なる位置が連続して接触操作される一連の接触操作の開始時に前記表示手段に表示されているコンテンツの時間的な位置を取得する処理と、
    前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標と対応付けられている出力先に対して、取得された前記コンテンツの時間的な位置に関連する位置関連情報を出力する処理と、
    を含むことを特徴とする出力方法。
  25. タッチパネルと対応付けられている表示手段を備える出力装置を用いた出力方法であって、
    ユーザにより前記タッチパネル上の異なる位置が連続して接触操作される一連の接触操作の開始時における前記タッチパネルのユーザの接触位置を第1の位置として取得する処理と、
    前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段に表示されている所定の指標と重なる当該一連の接触操作の回数を計数する処理と、
    計数される前記一連の接触操作の回数に応じた付加情報を、取得された前記第1の位置に関連する位置関連情報に付加して、前記所定の指標と対応付けられている出力先に出力する処理と、
    を含むことを特徴とする出力方法。
  26. タッチパネルと対応付けられ、時間的な位置又は空間的な位置が変化するコンテンツを表示する表示手段を備える出力装置のコンピュータに、
    ユーザにより前記タッチパネル上の異なる位置が連続して接触操作される一連の接触操作の開始時に前記表示手段に表示されているコンテンツの時間的な位置を取得する機能、
    前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標と対応付けられている出力先に対して、取得された前記コンテンツの時間的な位置に関連する位置関連情報を出力する機能、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  27. タッチパネルと対応付けられている表示手段を備える出力装置を用いた出力方法のコンピュータに、
    ユーザにより前記タッチパネル上の異なる位置が連続して接触操作される一連の接触操作の開始時における前記タッチパネルのユーザの接触位置を第1の位置として取得する機能、
    前記一連の接触操作の終了時における前記タッチパネルのユーザの接触位置の座標が前記表示手段に表示されている所定の指標と重なる当該一連の接触操作の回数を計数する機能、
    計数される前記一連の接触操作の回数に応じた付加情報を、取得された前記第1の位置に関連する位置関連情報に付加して、前記所定の指標と対応付けられている出力先に出力する機能、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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