[0045]添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書に記載される概念が実践され得る構成のみを表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を提供する目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることは、当業者に明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にすることを回避するために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
[0046]次に、様々な装置および方法を参照して、電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法は、以下の発明を実施するための形態に記載され、(「要素」と総称される)様々なブロック、構成要素、回路、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装される場合がある。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
[0047]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実装される場合がある。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、中央処理装置(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって記載される様々な機能を実施するように構成された他の適切なハードウェアが含まれる。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行することができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェア構成要素、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
[0048]したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、記載される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せに実装される場合がある。ソフトウェアに実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体上の1つもしくは複数の命令もしくはコードとして符号化される場合がある。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、他の磁気ストレージデバイス、上述されたタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、またはコンピュータによってアクセスされ得る、命令もしくはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用され得る任意の他の媒体を備えることができる。
[0049]図1は、ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワーク100の一例を示す図である。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)とも呼ばれる)ワイヤレス通信システムは、基地局102と、UE104と、発展型パケットコア(EPC)160とを含む。基地局102は、マクロセル(高出力セルラー基地局)および/またはスモールセル(低出力セルラー基地局)を含む場合がある。マクロセルには、eNBが含まれる。スモールセルには、フェムトセル、ピコセル、およびミクロセルが含まれる。
[0050](発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)と総称される)基地局102は、バックホールリンク132(たとえば、S1インターフェース)を通してEPC160とインターフェースする。他の機能に加えて、基地局102は、以下の機能:ユーザデータの転送、無線チャネルの暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続セットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS)メッセージ用の分散、NASノード選択、同期、無線アクセスネットワーク(RAN)共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器のトレース、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの配信のうちの1つまたは複数を実施することができる。基地局102は、バックホールリンク134(たとえば、X2インターフェース)を介して互いと、直接的または(たとえば、EPC160を通して)間接的に通信することができる。バックホールリンク134は、有線またはワイヤレスであり得る。
[0051]基地局102は、UE104とワイヤレスに通信することができる。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供することができる。重複する地理的カバレージエリア110が存在する場合がある。たとえば、スモールセル102’は、1つまたは複数のマクロ基地局102のカバレージエリア110と重複するカバレージエリア110’を有する場合がある。スモールセルとマクロセルの両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られる場合がある。異種ネットワークは、限定加入者グループ(CSG)として知られる限定されたグループにサービスを提供することができるホーム発展型ノードB(eNB)(HeNB)を含む場合もある。基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク(UL)送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL)送信を含む場合がある。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含むMIMOアンテナ技術を使用することができる。通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを通る場合がある。基地局102/UE104は、各方向に送信するために使用される合計YxMHz(x個のコンポーネントキャリア)までのキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、キャリア当たりYMHz(たとえば、5、10、15、20MHz)までの帯域幅のスペクトルを使用することができる。キャリアは、互いに隣接する場合も隣接しない場合もある。キャリアの割振りは、DLおよびULに対して非対称であり得る(たとえば、ULよりも多いかまたは少ないキャリアがDLに割り振られる場合がある)。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリアと、1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含む場合がある。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell)と呼ばれる場合があり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell)と呼ばれる場合がある。
[0052]ワイヤレス通信システムは、5GHz無認可周波数スペクトル内の通信リンク154を介してWi−Fi(登録商標)ステーション(STA)152と通信しているWi−Fiアクセスポイント(AP)150をさらに含む場合がある。無認可周波数スペクトル内で通信しているとき、STA152/AP150は、チャネルが利用可能かどうかを決定するために、通信より前にクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施することができる。
[0053]スモールセル102’は、認可周波数スペクトルおよび/または無認可周波数スペクトル内で動作することができる。無認可周波数スペクトル内で動作するとき、スモールセル102’は、LTEを採用し、Wi−FiAP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用することができる。スモールセル102’は、無認可周波数スペクトル内でLTEを採用すると、アクセスネットワークに対するカバレージを高め、および/またはアクセスネットワークの容量を増やすことができる。無認可スペクトル内のLTEは、LTE無認可(LTE−U)、認可補助アクセス(LAA)、またはMuLTEfireと呼ばれる場合がある。
[0054]EPC160は、モビリティ管理エンティティ(MME)162と、他のMME164と、サービングゲートウェイ166と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ168と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM−SC)170と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ172とを含む場合がある。MME162は、ホーム加入者サーバ(HSS)174と通信している場合がある。MME162は、UE104とEPC160との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME162は、ベアラと接続管理とを提供する。すべてのユーザのインターネットプロトコル(IP)パケットは、サービングゲートウェイ166を通して転送され、サービングゲートウェイ166自体は、PDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ172およびBM−SC170は、IPサービス176に接続される。IPサービス176は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス(PSS)、および/または他のIPサービスを含む場合がある。BM−SC170は、MBMSユーザサービスのプロビジョニングおよび配信のための機能を提供することができる。BM−SC170は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働く場合があり、公的地域モバイルネットワーク(PLMN)内のMBMSベアラサービスを認可および開始するために使用される場合があり、MBMS送信をスケジュールするために使用される場合がある。MBMSゲートウェイ168は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属する基地局102にMBMSトラフィックを配信するために使用される場合があり、セッション管理(開始/停止)、およびeMBMS関係の課金情報を収集することに関与する場合がある。
[0055]基地局は、ノードB、発展型ノードB(eNB)、アクセスポイント、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または他の何らかの適切な用語で呼ばれる場合もある。基地局102は、UE104にEPC160へのアクセスポイントを提供する。UE104の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、または任意の他の同様の機能デバイスが含まれる。UE104は、ステーション、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の何らかの適切な用語で呼ばれる場合もある。
[0056]再び図1を参照すると、いくつかの態様では、UE104/eNB102は、UE104に対応するサービスを提供するために、ある特定の送信モードを設定して、eNB102からUE104へのポイントツーマルチポイント送信を通信するように構成される場合がある(198)。
[0057]図2Aは、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図200である。図2Bは、LTEにおけるDLフレーム構造内のチャネルの一例を示す図230である。図2Cは、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図250である。図2Dは、LTEにおけるULフレーム構造内のチャネルの一例を示す図280である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有する場合がある。LTEでは、フレーム(10ms)は、10個の等しいサイズのサブフレームに分割される場合がある。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含む場合がある。リソースグリッドは、2つのタイムスロットを表すために使用される場合があり、各タイムスロットは、1つまたは複数の(物理RB(PRB)とも呼ばれる)時間並列リソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE)に分割される。LTEでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計84個のREに対して、周波数領域内に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、時間領域内に7個の連続するシンボル(DLの場合、OFDMシンボル、ULの場合、SC−FDMAシンボル)を含んでいる。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計72個のREに対して、周波数領域内に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、時間領域内に6個の連続するシンボルを含んでいる。各REによって搬送されるビット数は、変調方式に依存する。
[0058]図2Aに示されたように、REのうちのいくつかは、UEにおけるチャネル推定用のDL基準(パイロット)信号(DL−RS)を搬送する。DL−RSは、(時々共通RSとも呼ばれる)セル固有基準信号(CRS)と、UE固有基準信号(UE−RS)と、チャネル状態情報基準信号(CSI−RS)とを含む場合がある。図2Aは、(それぞれ、R0、R1、R2、およびR3と示された)アンテナポート0、1、2、および3向けのCRSと、(R5と示された)アンテナポート5向けのUE−RSと、(Rと示された)アンテナポート15向けのCSI−RSとを示す。図2Bは、フレームのDLサブフレーム内の様々なチャネルの一例を示す。物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)はスロット0のシンボル0内にあり、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が1つのシンボルを占有するか、2つのシンボルを占有するか、または3つのシンボルを占有するかを示す制御フォーマットインジケータ(CFI)を搬送する(図2Bは、3つのシンボルを占有するPDCCHを示す)。PDCCHは、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、各CCEは9個のREグループ(REG)を含み、各REGはOFDMシンボル内の4個の連続するREを含む。UEは、同様にDCIを搬送するUE固有拡張PDCCH(ePDCCH)で構成される場合がある。ePDCCHは、2個、4個、または8個のRBペアを有する場合がある(図2Bは2個のRBペアを示し、各サブセットは1個のRBペアを含む)。物理ハイブリッド自動再送要求(ARQ)(HARQ)インジケータチャネル(PHICH)もスロット0のシンボル0内にあり、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に基づいてHARQ肯定応答(ACK)/否定ACK(NACK)フィードバックを示すHARQインジケータ(HI)を搬送する。1次同期チャネル(PSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル6内にあり、サブフレームタイミングと物理レイヤ識別情報とを決定するためにUEによって使用される1次同期信号(PSS)を搬送する。2次同期チャネル(SSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル5内にあり、物理レイヤセル識別グループ番号を決定するためにUEによって使用される2次同期信号(SSS)を搬送する。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別グループ番号に基づいて、UEは、物理セル識別子(PCI)を決定することができる。PCIに基づいて、UEは、前述されたDL−RSの位置を決定することができる。物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、フレームのサブフレーム0のスロット1のシンボル0、1、2、3内にあり、マスタ情報ブロック(MIB)を搬送する。MIBは、DLシステム帯域幅内のRBの数と、PHICH構成と、システムフレーム番号(SFN)とを提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを通して送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
[0059]図2Cに示されたように、REのうちのいくつかは、eNBにおけるチャネル推定用の復調基準信号(DM−RS)を搬送する。UEは、サブフレームの最終シンボル内でサウンディング基準信号(SRS)をさらに送信することができる。SRSはコム構造を有する場合があり、UEはコムのうちの1つでSRSを送信することができる。SRSは、UL上の周波数依存スケジューリングを可能にするために、チャネル品質推定にeNBによって使用される場合がある。図2Dは、フレームのULサブフレーム内の様々なチャネルの一例を示す。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)は、PRACH構成に基づいてフレーム内の1つまたは複数のサブフレーム内にあり得る。PRACHは、サブフレーム内の6個の連続するRBペアを含む場合がある。PRACHにより、UEが初期システムアクセスを実施し、UL同期を実現することが可能になる。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)は、ULシステム帯域幅の縁部に位置する場合がある。PUCCHは、スケジューリング要求、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなどのアップリンク制御情報(UCI)を搬送する。PUSCHはデータを搬送し、バッファステータス報告(BSR)、電力ヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するためにさらに使用される場合がある。
[0060]図3は、アクセスネットワーク内でeNB310がUE350と通信しているブロック図である。DLでは、EPC160からのIPパケットがコントローラ/プロセッサ375に供給される場合がある。コントローラ/プロセッサ375は、レイヤ3およびレイヤ2の機能を実装する。レイヤ3は、無線リソース制御(RRC)レイヤを含み、レイヤ2は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとを含む。コントローラ/プロセッサ375は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)のブロードキャスト、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、無線アクセス技術(RAT)間モビリティ、ならびにUE測定報告用の測定構成に関連付けられたRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)、およびハンドオーバサポート機能に関連付けられたPDCPレイヤ機能と、上位レイヤパケットデータユニット(PDU)の転送、ARQを介する誤り訂正、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメント化、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメント化、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連付けられたRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介する誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連付けられたMACレイヤ機能とを提供する。
[0061]送信(TX)プロセッサ316および受信(RX)プロセッサ370は、様々な信号処理機能に関連付けられたレイヤ1の機能を実装する。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含む場合がある。TXプロセッサ316は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M−PSK)、M直交振幅変調(M−QAM))に基づいて、信号コンスタレーションへのマッピングを処理する。コーディングおよび変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームに分割される場合がある。各ストリームは、次いで、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成されて、時間領域のOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成することができる。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用される場合がある。チャネル推定値は、UE350によって送信された基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出される場合がある。各空間ストリームは、次いで、別々の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に供給される場合がある。各送信機318TXは、送信用にそれぞれの空間ストリームを有するRFキャリアを変調することができる。
[0062]UE350において、各受信機354RXは、そのそれぞれのアンテナ352を通して信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリア上で変調された情報を復元し、受信(RX)プロセッサ356に情報を供給する。TXプロセッサ368およびRXプロセッサ356は、様々な信号処理機能に関連付けられたレイヤ1の機能を実装する。RXプロセッサ356は、情報に対して空間処理を実施して、UE350に宛てられた任意の空間ストリームを復元することができる。複数の空間ストリームがUE350に宛てられた場合、それらは、RXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームに合成される場合がある。RXプロセッサ356は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルおよび基準信号は、eNB310によって送信された最も可能性が高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元および復調される。これらの軟決定は、チャネル推定器358によって計算されたチャネル推定値に基づく場合がある。軟決定は、次いで、物理チャネル上でeNB310によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号およびデインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いで、レイヤ3およびレイヤ2の機能を実装するコントローラ/プロセッサ359に供給される。
[0063]コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ360に関連付けられ得る。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と呼ばれる場合がある。ULでは、コントローラ/プロセッサ359は、EPC160からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを提供する。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出に関与する。
[0064]eNB310によるDL送信に関して記載された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)の取得、RRC接続、および測定報告に関連付けられたRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍、およびセキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)に関連付けられたPDCPレイヤ機能と、上位レイヤPDUの転送、ARQを介する誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメント化、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメント化、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連付けられたRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、TB上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介する誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連付けられたMACレイヤ機能とを提供する。
[0065]eNB310によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器358によって導出されたチャネル推定値は、適切な符号化および変調方式を選択し、空間処理を容易にするために、TXプロセッサ368によって使用される場合がある。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別々の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に供給される場合がある。各送信機354TXは、送信用にそれぞれの空間ストリームを有するRFキャリアを変調することができる。
[0066]UL送信は、UE350における受信機機能に関して記載された方式と同様の方式で、eNB310において処理される。各受信機318RXは、そのそれぞれのアンテナ320を通して信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、RXプロセッサ370に情報を供給する。
[0067]コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ376に関連付けられ得る。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれる場合がある。ULでは、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを提供する。コントローラ/プロセッサ375からのIPパケットは、EPC160に供給される場合がある。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出に関与する。
[0068]図4Aは、アクセスネットワーク内のMBSFNエリアの一例を示す図410である。セル412’内のeNB412は第1のMBSFNエリアを形成することができ、セル414’内のeNB414は第2のMBSFNエリアを形成することができる。eNB412、414は、各々、他のMBSFNエリア、たとえば、合計8つまでのMBSFNエリアに関連付けられる場合がある。MBSFNエリア内のセルは、予約済みセルに指定される場合がある。予約済みセルは、マルチキャスト/ブロードキャストのコンテンツを供給しないが、セル412’、414’に時間同期され、MBSFNエリアへの干渉を制限するために、MBSFNリソース上で限定された電力を有する場合がある。MBSFNエリア内の各eNBは、同じeMBMS制御情報とデータとを同時に送信する。各エリアは、ブロードキャストサービスと、マルチキャストサービスと、ユニキャストサービスとをサポートすることができる。ユニキャストサービスは、特定のユーザを対象とするサービス、たとえば、ボイス呼である。マルチキャストサービスは、ユーザのグループによって受信され得るサービス、たとえば、サブスクリプションビデオサービスである。ブロードキャストサービスは、すべてのユーザによって受信され得るサービス、たとえば、ニュースブロードキャストである。図4Aを参照すると、第1のMBSFNエリアは、特定のニュースブロードキャストをUE425に供給することなどにより、第1のeMBMSブロードキャストサービスをサポートすることができる。第2のMBSFNエリアは、異なるニュースブロードキャストをUE420に供給することなどにより、第2のeMBMSブロードキャストサービスをサポートすることができる。
[0069]図4Bは、MBSFNにおけるeMBMSチャネル構成の一例を示す図430である。図4Bに示されたように、各MBSFNエリアは、1つまたは複数の物理マルチキャストチャネル(PMCH)(たとえば、15個のPMCH)をサポートする。各PMCHはMCHに対応する。各MCHは、複数(たとえば、29個)のマルチキャスト論理チャネルを多重化することができる。各MBSFNエリアは、1つのマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を有する場合がある。したがって、1つのMCHは、1つのMCCHと複数のマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)とを多重化することができ、残りのMCHは複数のMTCHを多重化することができる。
[0070]UEは、LTEセルにキャンプオンして、eMBMSサービスアクセスと対応するアクセス層構成の利用可能性とを発見することができる。最初に、UEは、SIB13(SIB13)を取得することができる。その後、SIB13に基づいて、UEは、MCCH上でMBSFNエリア構成メッセージを取得することができる。その後、MBSFNエリア構成メッセージに基づいて、UEは、MSI MAC制御要素を取得することができる。SIB13は、(1)セルによってサポートされる各MBSFNエリアのMBSFNエリア識別子と、(2)MCCH繰返し期間(たとえば、32個、64個、...、256個のフレーム)、MCCHオフセット(たとえば、0個、1個、...、10個のフレーム)、MCCH修正期間(たとえば、512個、1024個のフレーム)、シグナリング変調およびコーディング方式(MCS)、繰返し期間およびオフセットによって示される無線フレームのどのサブフレームがMCCHを送信することができるかを示すサブフレーム割振り情報などのMCCHを収集するための情報と、(3)MCCH変更通知構成とを含む場合がある。MBSFNエリアごとに1つのMBSFNエリア構成メッセージがある。MBSFNエリア構成メッセージは、(1)PMCH内の論理チャネル識別子によって識別される各MTCHの一時的モバイルグループ識別情報(TMGI)およびオプションのセッション識別子と、(2)MBSFNエリアの各PMCHを送信するための割り振られたリソース(すなわち、無線フレームおよびサブフレーム)ならびにそのエリア内のすべてのPMCHのための割り振られたリソースの割振り期間(たとえば、4個、8個、...、256個のフレーム)と、(3)MSI MAC制御要素が送信されるMCHスケジューリング期間(MSP)(たとえば、8個、16個、32個、...、または1024個の無線フレーム)とを示すことができる。特定のTMGIは、利用可能なMBMSサービスのうちの特定のサービスを識別する。
[0071]図4Cは、MSI MAC制御要素のフォーマットを示す図440である。MSI MAC制御要素は、MSPごとに一回送られる場合がある。MSI MAC制御要素は、PMCHの各スケジューリング期間の第1のサブフレーム内で送られる場合がある。MSI MAC制御要素は、PMCH内の各MTCHの停止フレームとサブフレームとを示すことができる。MBSFNエリアごとにPMCH当たり1つのMSIがあり得る。論理チャネル識別子(LCID)フィールド(たとえば、LCID1、LCID2、...、LCIDn)は、MTCHの論理チャネル識別子を示すことができる。停止MTCHフィールド(たとえば、停止MTCH1、停止MTCH2、...、停止MTCHn)は、特定のLCIDに対応するMTCHを搬送する最終サブフレームを示すことができる。
[0072]MBMSエリアでは、MBMSエリアに関連付けられたセルは、時間同期方式でサービスを送信することができる。複数のセルからのブロードキャスト/マルチキャスト送信は合成され得るので、UEにおけるMBMSゲインが発生する。しかしながら、セルからのそのような送信を時間同期することができないとき、および/または特定のサービス、たとえばグループ呼に関心があるUEの数が限られているときの状況があり得る。そのような状況では、MBMSエリア内のセルからのMBMS送信は、実現可能ではない場合があるか、または非効率的な場合がある。1つまたは複数の隔離されたセルが存在する(隣接セルがサービスに関心があるUEをサービスしない)ときのような状況では、2つ以上のUEをサービスする各隔離されたセル、そのような1つまたは複数の隔離されたセルは、単一セルのMBSFNモードで動作するように構成される場合がある。したがって、複数のUEを対象とする単一セル送信についてのパフォーマンスは、改善されるべきである。
[0073]特に、ネットワーク(たとえば、eNB)は、ポイントツーマルチポイント(PTM)送信を介して複数のUEに同じサービスを送信することができ、単一のPTM送信は複数のUEを対象とすることができる。そのようなPTM送信は、グループ呼として実装される場合がある。PTM送信では、同じPTM送信によって対象とされたUEは同じグループ内にあり、したがって、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)などの同じ識別子で構成される場合がある。たとえば、同じPTM送信によって対象とされた同じグループ内のUEは、同じグループ内のUEの間で共通するグループRNTI(G−RNTI)で構成される場合があるが、各UEは、各UEへのユニキャスト送信用のセルRNTI(C−RNTI)などの別のタイプのRNTIで構成される場合がある。特に、eNBは、巡回冗長検査(CRC)をRNTIとスクランブルし、スクランブルされたCRCを有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を送信する。UEがスクランブルされたCRCを有するPDCCHを受信すると、UEは、eNBからのサービスに対応するRNTIを決定し、決定されたRNTIを使用してスクランブルされたCRCを逆スクランブルする。UEも、受信されたPDCCHに基づいてCRCを生成し、逆スクランブルされたCRCと受信されたPDCCHに基づいて生成されたCRCとを比較する。受信されたPDCCHに基づくCRCが逆スクランブルされたCRCと一致する場合、UEは、受信されたPDCCHを利用することを決定し、PDCCHによって示されたPDSCHを決定する。
[0074]グループ呼設定などのPTM送信の例では、同じG−RNTIは、同じグループ内のUEの間で共有される。したがって、PTM送信の例では、同じグループ内の各UEは、G−RNTIに基づいてPDCCHを決定することができ、PDSCH上でPTM送信データを受信するために、それに応じて対応するPDSCHを使用することができる。このように、一態様では、PTM送信はG−RNTIベースの送信であり得る。ユニキャスト送信の例では、UEは、UEのC−RNTIに基づいてPDCCHを復号するように試みることができ、対応するPDSCH上でユニキャスト送信データを受信するために、PDCCH内で示された情報を使用することができる。このように、一態様では、ユニキャスト送信はC−RNTIベースの送信であり得る。以下で説明されるように、そのようなPTM送信に対して様々な改善が行われる場合がある。
[0075]UEは、(たとえば、データ送信用のPDCCHおよびPDSCHをどのように復号するかを決定するために)ダウンリンク送信用のいくつかの送信モードのうちの1つで構成される場合がある。特に、UEは、最初に、その送信モード可能性(transmission mode capability)をネットワークに送ることができ、ネットワークは、その後、UEが構成されるべき送信モードを示す送信構成メッセージをUEに送る。次いで、UEは、送信構成メッセージによる送信モードでダウンリンク送信を構成することができる。
[0076]単一の送信が複数のUEを対象とするグループ呼サービスの場合、異なるUEは、異なる幾何形状(たとえば、信号対干渉プラス雑音比)に遭遇する場合がある。このように、広い幾何形状分布を有するUEに適応するために、送信ダイバーシティは、PTM送信を介して複数のUEを対象とするために好ましい通信方法であり得る。したがって、本開示の第1の手法によれば、送信ダイバーシティ用のダウンリンク送信モードは、PTM送信向けにサポートされる場合がある。たとえば、ネットワーク(たとえば、eNB)は、UEが送信ダイバーシティ用の送信モードで構成されるべきことを示す送信構成メッセージを送ることができる。このように、UEは、PTM送信を受信するために、送信ダイバーシティ用の送信モードで構成される場合がある。たとえば、送信ダイバーシティ用のダウンリンク送信モードは、PDSCH用の送信モード2(TM2)であり得る。TM2用のPDSCHの送信方式が送信ダイバーシティなので、TM2は異なる幾何形状を有する複数のUEへの送信に適している。
[0077]図5Aは、本開示の第1の手法を示す例示的な図500である。例示的な図500では、eNB502は、複数のUEとのPTM送信を実施することが可能である。UE512、514、516、および518は同じグループ510内にあり、したがって、eNB502からPTM送信を介して、同じサービスを受信することができる。UE520および522は同じグループ510内になく、したがって、eNB502からPTM送信を介して、UE512、514、516、および518と同じサービスを受信しない。eNB502は、UE512、514、および518に、TM2を使用するPTM送信を介してサービスを送信することができる。上記で説明されたように、送信ダイバーシティ用のダウンリンク送信モードは、PDSCH用のTM2であり得る。この例示的な図では、UE516はPTM送信用のTM2をサポートしないので、eNB502は、UE516にTM2を介してサービスを送信しない場合がある。
[0078]本開示の第2の手法によれば、UEは、PTM送信を介してサービスを受信することに適したダウンリンク送信モードのうちの任意の1つで構成される場合がある。たとえば、eNBは、特定のサービスに利用可能なダウンリンク送信モードのうちの任意の1つを示す送信構成メッセージを送ることができ、その結果、UEは、特定のサービスに利用可能な送信モードに基づいて、それに応じてダウンリンク通信を構成することができ、利用可能な送信モードに基づいて、PTM送信を介してサービスを受信することができる。第2の手法では、複数のダウンリンク送信モードが利用可能なので、各サービスは、サービスに合う特定の送信モードで構成される。第2の手法は、PTM送信を介してサービスを受信するために特定の送信モードをサポートすることをすべてのUEに要求しないことに留意されたい。言い換えれば、いくつかのUEは特定の送信モードをサポートすることができるが、他のUEは同じ特定の送信モードをサポートする場合もサポートしない場合もある。UEがPTM送信を介してサービスを受信するための特定の送信モードをサポートしない場合、UEは、PTM送信を介して対応するサービスを受信することができない場合があるが、ユニキャストを介して対応するサービスを受信することがまだできる場合がある。たとえば、サービスが送信モード7(TM7)を介して送信され、UEがTM7をサポートすることができない場合、UEは、ユニキャストを介してサービスを受信することができる。加えて、一態様では、送信モード5(TM5)などのマルチユーザMIMO用のいくつかの送信モードは、UEのグループとのマルチユーザMIMOがTM5で可能になることが困難な場合があるので、PTM送信に利用可能なダウンリンク送信モードから除外される場合がある。
[0079]第2の手法の一態様では、様々なサービスが様々な送信モードを利用することができるので、各UEは、eNBがそれぞれのUEへのPTM送信を構成するために、ネットワークに送信モード可能性を報告することができる。一態様では、UEが最初にPTM送信用にセットアップされたとき、UEは、アプリケーションサーバ(AS)にそれぞれの送信モード可能性を報告することができ、ASは報告された送信モード可能性についてeNBに知らせる。たとえば、グループ内のUEの大多数がTM7をサポートし、ASに送信モード可能性としてTM7を報告した場合、ASは、UEの大多数がTM7をサポートすると決定する。その後、ASはUEの大多数がTM7をサポートすることをeNBに知らせ、それにより、eNBがPTM送信にTM7を利用することになる場合がある。別の態様では、UEが最初にeNBとの接続モードに入ると、UEは、PTM送信を介してサービスを受信することに備えて、その送信モード可能性をeNBに報告することができる。eNBに送信モード可能性を報告した後、UEは、アイドルモードに戻って、PTM送信に耳を傾け、PTM送信が送られると、PTM送信を介してサービスを受信する。たとえば、UEの大多数が送信モード可能性としてTM7をeNBに報告した場合、eNBは、PTM送信にTM7を利用すると決定することができる。
[0080]第2の手法の別の態様では、eNBは、UEからの送信モードおよびチャネル品質インジケータ(CQI)フィードバックに基づいて、PTM送信用の高いランクを使用することができる。eNBが(たとえば、UEから報告された送信モード可能性に基づいて)PTM送信を介して特定のサービスを送信するための特定の送信モードを使用すると決定した場合、eNBは、UEからのCQIフィードバックを使用して、グループ送信用にランク2以上を利用するか、またはランク1以下を利用するかを決定することができる。たとえば、eNBは、UEからのCQIフィードバックに基づいて、高幾何形状グループ内の高幾何形状UEと、低幾何形状グループ内の低幾何形状UEとをグループ化し、高幾何形状グループ用のランク2/高MCSと、低幾何形状グループ用のランク1/低MCSとを使用することができる。UEが接続モードにある場合、ネットワークは、どのくらいの頻度で(周期的に、たとえば10msまたは80msごとに1回)UEからCQIフィードバックが送られるべきかを決定することができる。UEからのCQIフィードバックは、UEへのユニキャスト送信に基づく場合があり、PTM送信に基づかない場合がある。
[0081]図5Bは、本開示の第2の手法を示す例示的な図550である。例示的な図550では、eNB552は、複数のUEとのPTM送信を実施することが可能である。UE562、564、566、および568は同じグループ560内にあり、したがって、eNB552からPTM送信を介して、同じサービスを受信することができる。UE570および572は同じグループ560内になく、したがって、eNB502からPTM送信を介して、UE562、564、566、および568と同じサービスを受信しない。第2の手法では、UEは、PTM送信を介してサービスを受信することに適したダウンリンク送信モードのうちの任意の1つで構成される場合があるので、eNB552は、UEによってサポートされる送信モードのうちのいずれかを使用して、PTM送信を介してサービスを送信することができる。こうして、例示的な図550では、eNB552は、UE562、564、および568に、TM2を使用するPTM送信を介して特定のサービスを送信する。例示的な図550では、eNB552は、UE566に、TM7を使用するユニキャスト送信を介して特定のサービスを送信する。UE566は特定のサービスに関連付けられたTM2をサポートしないので、UE566は、ユニキャスト送信を介して特定のサービスを受信する。
[0082]同じサブフレーム内のC−RNTIベースの送信および/またはG−RNTIベースの送信をサポートすることについて、様々な態様が記載される。第1の方法によれば、UEは、同じサブフレーム内の同じキャリア上のC−RNTIベースのPDSCHまたはG−RNTIベースのPDSCHのいずれかをサポートすることができるが、同じサブフレーム内のC−RNTIベースのPDSCHとG−RNTIベースのPDSCHの両方をサポートすることはできない。したがって、第1の方法によれば、C−RNTIベースのPDSCHが1つのサブフレーム内にある場合があり、G−RNTIベースのPDSCHが異なるサブフレーム内にある場合がある。C−RNTIはユニキャスト送信に使用される場合があり、G−RNTIは(たとえば、UEのグループへの)PTM送信に使用される場合がある。そのような方法は、同じサブフレーム内の同じキャリア上のPMCHとPDSCHの両方をサポートしないことと同様である。UEは、G−RNTI向けにスケジュールされ得る潜在的なサブフレーム(たとえば、G−RNTIとスクランブルされたPDCCHを潜在的に有するサブフレーム)についての情報を(たとえば、eNBによって)シグナリングされる場合がある。たとえば、eNBは、G−RNTI向けにスケジュールされ得る潜在的なサブフレームについての情報を含むPTM構成情報をUEに供給することができ、eNBは、MCCHおよび/またはMSIおよび/またはSIBおよび/または専用RRCシグナリングを介してPTM構成を送ることができる。それらの潜在的なサブフレーム内で、UEは、G−RNTIベースの送信を監視し、C−RNTIベースの送信を監視しない場合がある。したがって、UEは、G−RNTIとC−RNTIの両方に対してブラインドPDCCH復号を実施する必要はなく、したがって、PDCCHブラインド復号の数における増加はない(したがって、複雑度における増加はない)。
[0083]第2の方法では、UEは、同じサブフレーム内のC−RNTIベースのPDSCHおよびG−RNTIベースのPDSCHの同時受信をサポートすることができる。eMBMSでは、ユニキャスト送信およびマルチキャスト送信に異なるタイプのサイクリックプレフィックス(CP)が使用されるので、UEは、同じサブフレーム内のユニキャストとマルチキャストの両方をサポートしない場合があることに留意されたい。しかしながら、(たとえば、G−RNTIを介する)グループベアラを実装すると、グループベアラの実装により、C−RNTIとG−RNTIの両方に同じタイプのCPが使用され得るので、UEは、ユニキャスト送信用のC−RNTIと、PTM送信用のG−RNTIとを使用して、同じサブフレームを介してユニキャスト送信とPTM送信の両方をサポートすることができる。UEが同じサブフレーム内のC−RNTIベースのPDSCHおよびG−RNTIベースのPDSCHの同時受信をサポートするので、UEはまた、同じサブフレーム内のC−RNTIとG−RNTIの両方を使用してPDCCHを復号する。
[0084]C−RNTIに合うユニキャスト送信およびG−RNTIに合うPTM送信に伴う合計データレートは、UE能力に整合するべきであることに留意されたい。UEは、UEがeNBに接続したときにeNBにUE能力を報告することができる。UEは、eNBにMBMS関心指示メッセージを送ることができ、その結果、eNBは、MBMS関心指示メッセージに基づいてPTM送信を構成することができる。このように、eNBは、UE能力およびMBMS関心指示メッセージに従って、ユニキャスト送信をスケジュールすることができる。一態様では、MBMS関心指示メッセージに基づいて、eNBは、UE能力とPTM送信用に設定されたデータレートとの間の差分よりも大きくならないように、ユニキャスト送信用のデータレートを設定することができる。たとえば、UEがサブフレーム当たり1000ビットを受信するUE能力を有する場合、および、UEがPTM送信にサブフレーム当たり600ビットを使用するように構成された場合、eNBは、MBMS関心指示メッセージに基づいて、サブフレーム当たり400ビットを超えないデータレートに、UEへのユニキャスト送信用のデータレートを設定することができる。
[0085]通常、MBMS関心指示メッセージはMBMS周波数を含むが、どの特定のサービスを受信するべきかを識別しない場合がある。たとえば、UEが特定のサービスに関連付けられた具体的なTMGIを報告しない限り、eNBは、UEがどの特定のサービスを受信することに関心があるかを決定することができない場合がある。TMGIは特定のサービスを搬送するグループベアラを一意に識別することに留意されたい。UEが(たとえば、MBMS関心指示メッセージを介して)具体的なPTMサービスを示さない場合、eNBは、MBMS関心指示メッセージに基づいて、すべての可能なPTMサービスのデータレートの中で最も大きいデータレートを考慮することによって、ユニキャスト送信用のデータレートを設定することができる。こうして、第2の方法の一態様では、eNBは、UE能力とすべての可能なPTMサービスのデータレートの中で最も大きいデータレートとの間の差分よりも大きくならないように、ユニキャスト送信用のデータレートを設定することができる。たとえば、UE能力がサブフレーム当たり1000ビットであり、すべてのPTMサービスのデータレートの中で最も大きいデータレートがサブフレーム当たり600ビットである場合、eNBは、サブフレーム当たり400ビットより大きくならないように、ユニキャスト用のデータレートを設定することができる。こうして、UEが具体的なPTMサービスを示さない場合、eNBは、PTM送信用の最大レートを考慮することによって、ユニキャスト送信用のデータレートについてワーストケースを想定することができる。
[0086]第2の方法では、より良いUEのバッテリ消費のために、UEは、G−RNTI向けに潜在的にスケジュールされ得る潜在的なサブフレームについて(たとえば、eNBによって)シグナリングされ得る。たとえば、eNBは、G−RNTI向けにスケジュールされ得る潜在的なサブフレームについての情報を含むPTM構成情報をUEに供給することができ、eNBは、MCCHおよび/またはMSIおよび/またはSIBおよび/または専用RRCシグナリングを介してPTM構成を送ることができる。その後、第2の方法の一態様によれば、UEは、すべてのサブフレーム上のG−RNTIベースの送信を監視するのではなく、これらの潜在的なサブフレーム上のG−RNTIベースの送信を監視するように構成される場合がある。UEが、すべてのサブフレーム上ではなく、潜在的なサブフレーム上のG−RNTIベースの送信を監視するように構成されるので、UEのバッテリ電力は節約される場合がある。UEは、すべてのサブフレーム内のC−RNTIベースの送信を監視するように構成される場合がある。UEは、UEが接続モードにないとき、C−RNTIベースの送信を監視しない場合がある。
[0087]第3の方法では、UEは、同じサブフレーム内のG−RNTIとC−RNTIの両方を監視することができるが、UEが同じサブフレーム内のG−RNTI許可を検出した場合、C−RNTI許可を取り下げる(drop)場合がある。こうして、第3の方法では、UEが同じサブフレーム内のG−RNTI許可を検出するとC−RNTI許可を取り下げるので、UEは、同じサブフレーム内のC−RNTIベースのPDSCHまたはG−RNTIベースのPDSCHのいずれかをサポートすることになる。
[0088]上述されたように、同じサブフレーム内のC−RNTIベースのPDSCHおよびG−RNTIベースのPDSCHの同時受信は、(たとえば、第2の方法によって)サポートされる場合がある。1つのキャリア上の同じサブフレーム内のC−RNTIベースの送信およびG−RNTIベースの送信の同時受信に対するサポートを有するPDCCHブラインド復号に対する影響を低減するために、様々な態様が次に記載される。PDCCHを復号するために、UEは、いくつかの可能なフォーマットおよびPDCCHに関連付けられた制御チャネル要素(CCE)から、PDCCHをブラインド復号することができる。一態様では、C−RNTIベースの送信およびG−RNTIベースの送信が異なる送信モードを使用するとき、PDCCHブラインド復号の数は増大する。通常、UE固有探索空間(UE-specific search space)は、C−RNTIまたはユニキャスト送信に関係する任意の他のRNTIに関連付けられる。こうして、通常、UE固有探索空間に関連付けられたCCEは、特定のUEに固有の制御情報を送るために使用されるが、共通探索空間に関連付けられたCCEは、すべてのUEに共通する制御情報を送るために使用されることに留意されたい。
[0089]本開示のこの態様では、UE固有探索空間はG−RNTIに関連付けられる場合がある。さらに、そのような態様では、PDCCHブラインド復号の数における増加を制限するために、G−RNTIに関連付けられたPDCCHは、ある特定の制御チャネル要素(CCE)アグリゲーションレベルに制限され得る。通常、UE固有探索空間では、CCEアグリゲーションレベル1、2、4、および8は、DCIフォーマットごとに存在する場合があり、2つのDCIフォーマットは、アグリゲーションレベルごとに探索される場合がある。こうして、通常のUE固有探索空間では、各DCIフォーマットは、アグリゲーションレベル1および2の各々について6回のブラインド復号、アグリゲーションレベル4および8の各々について2回のブラインド復号を伴う、16回のブラインド復号を被る。本開示のこの態様では、たとえば、可能なCCEアグリゲーションレベルは、グループ送信用のDCIフォーマットごとに、レベル4およびレベル8に制限される場合がある。CCEアグリゲーションレベル4および8の各々について2回のブラインド復号が実施される場合があるので、各DCIフォーマットは、G−RNTIとの4回のブラインド復号(レベル4についての2回のブラインド復号およびレベル8についての2回のブラインド復号)を被る。PTM送信は多くのUEを対象とし、したがって、異なる幾何形状を有するUEをカバーするPTM送信が望ましいことに留意されたい。UEは、異なる幾何形状を有するUEをカバーするために、CCEアグリゲーションレベル1および2を考慮することなく、CCEアグリゲーションレベル4および8を考慮することができる。別の態様では、共通探索空間はG−RNTIに関連付けられる場合がある。共通探索空間(common search space)では、アグリゲーションレベル4についての4回のブラインド復号およびアグリゲーションレベル8についての2回のブラインド復号を伴う、CCEアグリゲーションレベル4および8のみが許可される。したがって、UE固有探索空間内でレベル4についての2回のブラインド復号およびレベル8についての2回のブラインド復号を実施する代わりに、共通探索空間内で、レベル4について4回のブラインド復号が実施され、レベル8について2回のブラインド復号が実施され、合計6回のブラインド復号をもたらす。UE固有探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHは、DCIフォーマット1Aに関連付けられる場合があることに留意されたい。共通探索空間内でG−RNTIに関連付けられたPDCCHが送られることにさらに留意されたい。
[0090]別の態様では、共通探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHに関連付けられたDCIフォーマット1Aをサポートすることによって、PDCCHブラインド復号の数が増大しないことが実現される場合がある。特に、他のDCIフォーマットをサポートしないで、共通探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHに関連付けられたDCIフォーマット1Aをサポートすることによって、UEが同じサブフレーム内のC−RNTIベースのPDSCHとG−RNTIベースのPDSCHの両方の同時受信をサポートするときでも、PDCCHブラインド復号の数は増大しない場合がある。すべてのUEにわたって共通するDCIフォーマット1Aを使用する場合、ブラインド復号は増大しない。そのような態様では、UEは、UE固有探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHに関連付けられたDCIフォーマット1Aをさらにサポートすることができる。そのような態様では、送信ダイバーシティ用の送信モード(たとえば、TM2)は、PTM送信に好ましい場合がある。
[0091]別の態様では、新しいDCIフォーマットを導入することによって、PDCCHブラインド復号の数が増大しないことが実現される場合がある。送信モードごとに、それぞれの送信モードに固有のDCIフォーマットが存在する。送信モードに固有の各DCIフォーマットは、PTM送信用の新しいDCIフォーマットを指定するように修正される場合があり、新しいDCIフォーマットのサイズはDCIフォーマット1Aに整合される。UEは、新しいDCIフォーマットが共通探索空間内でサポートされることを規定する。たとえば、UEがTM7内にあり、DCIフォーマット2DがTM7に固有である場合、UEは、DCIフォーマット1Aと同じサイズを有するDCIフォーマット2D’になるようにDCIフォーマット2Dを修正することができ、DCIフォーマット2D’が共通探索空間内でサポートされることを規定する。こうして、UEがDCIフォーマット1Aを探索すると、UEはDCIフォーマット2D’を見つけることができる。UEは、新しいDCIフォーマットがUE固有探索空間内でサポートされることを規定することができ、UE固有探索空間はG−RNTIに関連付けられたPDCCHに関連付けられる。
[0092]いくつかの態様では、PTM送信用の半永続的スケジューリング(SPS: Semi-persistent scheduling)がサポートされる場合がある。PTM送信は公共安全を提供することができ、ユニキャストはボイスオーバーIP(VoIP)用のSPSを使用するので、PTM用のSPSスケジューリングが望ましい場合がある。SPSのG−RNTI(および/またはSPSのC−RNTI)は、PTMサービスごとにシグナリングされる場合がある。しかしながら、UEがG−RNTIを受信した場合、UEはSPSのG−RNTIを受信されたG−RNTIで上書きする。一態様では、UEは、同じサブフレーム内のSPSのG−RNTIベースのPDSCHと、C−RNTI/SPSのC−RNTIのPDSCHをサポートすることができる。別の態様では、UEは単一のSPS構成のみをサポートすることができ、SPSのG−RNTIは、C−RNTI/SPSのC−RNTIよりも高い優先度を有する。そのような態様では、UEがSPSのG−RNTIベースの送信を含むサブフレームについての情報をシグナリングされた場合、UEは、そのようなサブフレーム内のC−RNTI/SPSのC−RNTIを監視せずに、そのようなサブフレーム内のG−RNTI/SPSのG−RNTIを監視する(したがって、PDCCHブラインド復号の数に対する影響がない)。SPSのG−RNTIが送られたサブフレームに関してUEがシグナリングされない場合、UEは、G−RNTI/SPSのG−RNTIとC−RNTI/SPSのC−RNTIの両方を有するPDCCHを探索する。探索の結果として、UEがG−RNTI/SPSのG−RNTIとC−RNTI/SPSのC−RNTIの両方を有するPDCCHを見つけた場合、UEはC−RNTI/SPSのC−RNTIを取り下げる。
[0093]図6は、本開示の第1の手法による、ワイヤレス通信の方法のフローチャート600である。方法は、UE(たとえば、UE512、装置702/702’)によって実施される場合がある。602において、UEは、ネットワークから、複数のダウンリンク送信モードのうちの送信ダイバーシティダウンリンク送信モードを示すダウンリンク送信構成を受信する。604において、UEは、ダウンリンク送信構成に従って送信ダイバーシティダウンリンク送信モードに基づいてダウンリンク通信を構成する。606において、UEは、送信ダイバーシティ送信モードに基づいてPTMダウンリンク送信を介してサービスを受信する。たとえば、上記で説明されたように、ネットワーク(たとえば、eNB)は、UEが送信ダイバーシティ用の送信モードで構成されるべきことを示す送信構成メッセージを送ることができる。たとえば、上記で説明されたように、UEは、PTM送信を受信するために、送信ダイバーシティ用の送信モードで構成される場合がある。一態様では、送信ダイバーシティダウンリンク送信モードは、PDSCH用のモード2である。たとえば、上記で説明されたように、送信ダイバーシティ用のダウンリンク送信モードは、PDSCH用のTM2であり得る。
[0094]一態様では、UEは、同じサブフレーム内のC−RNTIに基づくPDSCHとG−RNTIに基づくPDSCHの両方の同時受信をサポートするように構成される。たとえば、上記で説明されたように、UEは、同じサブフレーム内のC−RNTIベースのPDSCHおよびG−RNTIベースのPDSCHの同時受信をサポートすることができる。一態様では、共通探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHは、DCIフォーマット1Aに関連付けられる。一態様では、UE固有探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHは、DCIフォーマット1Aに関連付けられる。たとえば、上記で説明されたように、他のDCIフォーマットをサポートしないで、共通探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHに関連付けられたDCIフォーマット1Aをサポートすることによって、UEが同じサブフレーム内のC−RNTIベースのPDSCHとG−RNTIベースのPDSCHの両方の同時受信をサポートするときでも、PDCCHブラインド復号の数は増大しない場合がある。たとえば、上記で説明されたように、UEは、UE固有探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHに関連付けられたDCIフォーマット1Aをさらにサポートすることができる。
[0095]図7は、例示的な装置702内の様々な手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図700である。装置はUEであり得る。装置は、受信構成要素704と、送信構成要素706と、通信構成構成要素708とを含む。
[0096]通信構成構成要素708は、762および764において、受信構成要素704を介して、ネットワーク(たとえば、eNB750)から、複数のダウンリンク送信モードのうちの送信ダイバーシティダウンリンク送信モードを示すダウンリンク送信構成を受信する。通信構成構成要素708は、ダウンリンク送信構成に従って送信ダイバーシティダウンリンク送信モードに基づいてダウンリンク通信を構成する。受信構成要素704は、762において、送信ダイバーシティ送信モードに基づいてPTMダウンリンク送信を介してサービスを受信する。一態様では、送信ダイバーシティダウンリンク送信モードは、PDSCH用のモード2である。通信構成構成要素708は、766において、送信構成要素706と通信構成を通信することができ、その結果、送信構成要素706は、768において、通信構成に基づいてeNB750にデータを送ることができる。
[0097]一態様では、UEは、通信構成構成要素708を介して、同じサブフレーム内のC−RNTIに基づくPDSCHとG−RNTIに基づくPDSCHの両方の同時受信をサポートするように構成される。一態様では、共通探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHは、DCIフォーマット1Aに関連付けられる。一態様では、UE固有探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHは、DCIフォーマット1Aに関連付けられる。
[0098]装置は、図6の上述されたフローチャート内のアルゴリズムのブロックの各々を実施する追加の構成要素を含む場合がある。したがって、図6の上述されたフローチャート内の各ブロックは、1つの構成要素によって実施される場合があり、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含む場合がある。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実施するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[0099]図8は、処理システム814を採用する装置702’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図800である。処理システム814は、バス824によって全体的に表される、バスアーキテクチャを用いて実装される場合がある。バス824は、処理システム814の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含む場合がある。バス824は、プロセッサ804によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素704、706、708と、コンピュータ可読媒体/メモリ806とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス824はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクすることができるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上記載されない。
[00100]処理システム814は、トランシーバ810に結合される場合がある。トランシーバ810は、1つまたは複数のアンテナ820に結合される。トランシーバ810は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ810は、1つまたは複数のアンテナ820から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム814、具体的には受信構成要素704に供給する。加えて、トランシーバ810は、処理システム814、具体的には送信構成要素706から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ820に印加されるべき信号を生成する。処理システム814は、コンピュータ可読媒体/メモリ806に結合されたプロセッサ804を含む。プロセッサ804は、コンピュータ可読媒体/メモリ806に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理に関与する。ソフトウェアは、プロセッサ804によって実行されると、任意の特定の装置のための上述された様々な機能を処理システム814に実施させる。コンピュータ可読媒体/メモリ806は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ804によって操作されるデータを記憶するために使用される場合もある。処理システム814は、構成要素704、706、708のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ804内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ806内に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ804に結合された1つもしくは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム814は、UE350の構成要素の場合があり、メモリ360、ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含む場合がある。
[00101]一構成では、ワイヤレス通信用の装置702/702’は、ネットワークから、複数のダウンリンク送信モードのうちの送信ダイバーシティダウンリンク送信モードを示すダウンリンク送信構成を受信するための手段と、ダウンリンク送信構成に従って送信ダイバーシティダウンリンク送信モードに基づいてダウンリンク通信を構成するための手段と、送信ダイバーシティ送信モードに基づいてPTMダウンリンク送信を介してサービスを受信するための手段とを含む。上述された手段は、上述された手段によって列挙された機能を実施するように構成された、装置702、および/または装置702’の処理システム814の上述された構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上述されたように、処理システム814は、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とを含む場合がある。したがって、一構成では、上述された手段は、上述された手段によって列挙された機能を実施するように構成された、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であり得る。
[00102]図9は、本開示の第2の手法による、ワイヤレス通信の方法のフローチャートである。方法は、UE(たとえば、UE562、装置1202/1202’)によって実施される場合がある。902において、UEは、ネットワークにUEのダウンリンク送信モード可能性を報告する。一態様では、報告されたダウンリンク送信モード可能性は、複数のダウンリンク送信モードのうちの1つでPTM送信を構成するために使用される。たとえば、上記で説明されたように、各UEは、eNBがそれぞれのUEへのPTM送信を構成するために、ネットワークに送信モード可能性を報告することができる。一態様では、ダウンリンク送信モード可能性を基地局に示すように構成されたASにUEが最初に接続したとき、UEは、ASにダウンリンク送信モード可能性を報告することによって、ダウンリンク送信可能性を報告することができる。たとえば、上記で説明されたように、UEが最初にPTM送信用にセットアップされたとき、UEは、ASにそれぞれの送信モード可能性を報告することができ、ASは報告された送信モード可能性についてeNBに知らせる。別の態様では、UEがPTM送信を受信するように決定すると、UEは、基地局にダウンリンク送信モード可能性を報告するために基地局との接続モードに入ることによって、ダウンリンク送信可能性を報告することができ、UEは、ダウンリンク送信モードを報告した後、アイドルモードに入ってPTM送信を受信する。たとえば、上記で説明されたように、UEがPTM送信を介してeNBからサービスを受信する準備ができたので、UEが最初にeNBとの接続モードに入ったとき、UEはその送信モード可能性をeNBに報告することができる。たとえば、上記で説明されたように、eNBに送信モード可能性を報告した後、UEは、PTM送信に耳を傾け、PTM送信を介してサービスを受信するために、アイドルモードに戻る。
[00103]904において、UEは、ネットワークから、複数のダウンリンク送信モードのうちの1つを示すダウンリンク送信構成を受信する。906において、UEは、ダウンリンク送信構成に従って複数のダウンリンク送信モードのうちの1つに基づいてダウンリンク通信を構成する。908において、UEは、サービスに合う複数のダウンリンク送信モードのうちの1つに基づいてPTM送信を介してサービスを受信する。たとえば、上記で説明されたように、eNBは、特定のサービスに利用可能なダウンリンク送信モードのうちの任意の1つを示す送信構成メッセージを送ることができ、その結果、UEは、特定のサービスに利用可能な送信モードに基づいて、それに応じてダウンリンク通信を構成することができ、利用可能な送信モードに基づいて、PTM送信を介してサービスを受信することができる。以下で、910に関するさらなる説明が提供される。一態様では、複数のダウンリンク送信モードは、PDSCH用の送信モードである。たとえば、上記で説明されたように、UEは、PTM送信を介してサービスを受信することに適したダウンリンク送信モードのうちの任意の1つで構成される場合がある。
[00104]一態様では、UEは、PTM送信用のランクに基づいて、PTM送信を介してサービスを受信する。たとえば、上記で説明されたように、eNBは、UEからの送信モードおよびCQIフィードバックに基づいて、PTM送信用の高いランクを使用することができる。こうして、UEは、高いランクに基づいてPTM送信を受信することができる。
[00105]図10Aは、図9のフローチャート9から展開するワイヤレス通信の方法のフローチャート1000である。フローチャート1000では、UEは、同じサブフレーム内のC−RNTIに基づくPDSCHまたはG−RNTIに基づくPDSCHのいずれかの受信をサポートするように構成される。たとえば、上記で説明されたように、UEは、同じサブフレーム内の同じキャリア上のC−RNTIベースのPDSCHまたはG−RNTIベースのPDSCHのいずれかをサポートすることができる。方法はUEによって実施される場合がある。910において、UEは図9の910から続けることができる。
[00106]1002において、UEは、G−RNTIを監視するために、G−RNTIに利用可能なサブフレームについての情報を受信する。たとえば、上記で説明されたように、UEは、G−RNTI向けにスケジュールされ得る潜在的なサブフレームについての情報を(たとえば、eNBによって)シグナリングされるべきであり、それらの潜在的なサブフレーム内で、UEは、G−RNTIを監視し、C−RNTIを監視しない場合がある。
[00107]一態様では、G−RNTIはSPSのG−RNTIである。一態様では、C−RNTIはSPSのC−RNTIである。一態様では、UEがG−RNTIを監視されるべきサブフレームに関する情報を受信した場合、UEは、C−RNTIまたはSPSのC−RNTIを監視せずに、G−RNTIまたはSPSのG−RNTIのうちの少なくとも1つを監視し、UEがG−RNTIを監視されるべきサブフレームに関する情報を受信しない場合、UEは、G−RNTIまたはSPSのG−RNTIのうちの少なくとも1つと、C−RNTIまたはSPSのC−RNTIのうちの少なくとも1つとを監視する。たとえば、上記で説明されたように、SPSのG−RNTI(および/またはSPSのC−RNTI)は、PTMサービスごとにシグナリングされる場合がある。たとえば、上記で説明されたように、UEは、同じサブフレーム内のSPSのG−RNTIベースのPDSCHと、C−RNTI/SPSのC−RNTIのPDSCHとをサポートすることができる。たとえば、上記で説明されたように、UEがSPSのG−RNTIが送られるサブフレーム上でシグナリングされた場合、UEは、そのようなサブフレーム内のC−RNTI/SPSのC−RNTIを監視せずに、そのようなサブフレーム内のG−RNTI/SPSのG−RNTIを監視する(したがって、UEによって実施されるPDCCHブラインド復号の数に対する影響がない)。たとえば、上記で説明されたように、SPSのG−RNTIが送られたサブフレーム上でUEがシグナリングされない場合、UEは、G−RNTI/SPSのG−RNTIとC−RNTI/SPSのC−RNTIの両方を有するPDCCHを探索する。一態様では、UEが、G−RNTIまたはSPSのG−RNTIのうちの少なくとも1つと、C−RNTIまたはSPSのC−RNTIのうちの少なくとも1つとを監視した後、G−RNTIまたはSPSのG−RNTIのうちの少なくとも1つを有するPDCCHを検出した場合、UEは、サブフレーム内のC−RNTIおよびSPSのC−RNTIを有するPDCCHを監視することを止める。たとえば、上記で説明されたように、UEがG−RNTI/SPSのG−RNTIとC−RNTI/SPSのC−RNTIの両方を有するPDCCHを見つけた場合、UEはC−RNTI/SPSのC−RNTIを取り下げる。
[00108]図10Bは、図9のフローチャート900から展開するワイヤレス通信の方法のフローチャート1050である。フローチャート1050では、UEは、同じサブフレーム内のC−RNTIに基づくPDSCHとG−RNTIに基づくPDSCHの両方の同時受信をサポートするように構成される。たとえば、上記で説明されたように、UEは、同じサブフレーム内のC−RNTIベースのPDSCHおよびG−RNTIベースのPDSCHの同時受信をサポートすることができる。方法はUEによって実施される場合がある。910において、UEは図9の910から続けることができる。
[00109]1052において、UEは、同じサブフレーム内のC−RNTIとG−RNTIの両方を有するPDCCHを復号する。たとえば、上記で説明されたように、UEが同じサブフレーム内のC−RNTIベースのPDSCHおよびG−RNTIベースのPDSCHの同時受信をサポートするとき、UEはまた、同じサブフレーム内のC−RNTIとG−RNTIの両方を有するPDCCHを復号する。1054において、UEは基地局にMBMS関心指示メッセージを送る。基地局は、PTM送信用に、MBMS関心指示に基づいてC−RNTIに関連付けられたユニキャストデータレートを構成することができる。たとえば、上記で説明されたように、UEは、eNBにMBMS関心指示メッセージを送ることができ、その結果、eNBは、MBMS関心指示メッセージに基づいてPTM送信を構成することができる。一態様では、MBMS関心指示メッセージがサービスを示さない場合、C−RNTIに関連付けられたユニキャストデータレートは、PTM送信用の最大データレートに等しいように設定される。たとえば、上記で説明されたように、UEが(たとえば、MBMS関心指示メッセージを介して)具体的なPTMサービスを示さない場合、eNBは、MBMS関心指示メッセージに基づいて、すべての可能なPTMサービスのデータレートの中で最も大きいデータレートを考慮することによって、ユニキャスト送信用のデータレートを設定することができる。一態様では、G−RNTIはSPSのG−RNTIである。一態様では、C−RNTIはSPSのC−RNTIである。たとえば、上記で説明されたように、SPSのG−RNTI(および/またはSPSのC−RNTI)は、PTMサービスごとにシグナリングされる場合がある。
[00110]図11Aは、図9のフローチャート900から展開するワイヤレス通信の方法のフローチャート1100である。フローチャート1100では、UEは、同じサブフレーム内のC−RNTIに基づくPDSCHとG−RNTIに基づくPDSCHの両方の同時受信をサポートするように構成される。方法はUEによって実施される場合がある。910において、UEは図9の910から続けることができる。
[00111]1102において、UEは、G−RNTIを有するPDSCHの送信に利用可能なサブフレームについての情報を受信する。1104において、UEは、G−RNTIに利用可能なサブフレーム内のG−RNTIを有するPDCCHを監視する。1106において、UEは、すべてのサブフレーム内のC−RNTIを有するPDCCHを監視する。たとえば、上記で説明されたように、UEは、G−RNTI向けに潜在的にスケジュールされ得る潜在的なサブフレームについて(たとえば、eNBによって)シグナリングされることが可能であり、次いで、これらの潜在的なサブフレーム上でG−RNTIを監視するように構成される場合がある。たとえば、上記で説明されたように、UEは、すべてのサブフレーム上でC−RNTIを監視するように構成される場合がある。
[00112]図11Bは、図9のフローチャート900から展開するワイヤレス通信の方法のフローチャート1150である。フローチャート1150では、UEは、同じサブフレーム内のC−RNTIに基づくPDSCHとG−RNTIに基づくPDSCHの両方の同時受信をサポートするように構成される。方法はUEによって実施される場合がある。910において、UEは図9の910から続けることができる。
[00113]一態様では、1152において、UEがG−RNTIを有するPDCCHを検出した場合、UEはC−RNTIに関連付けられたPDCCHを取り下げる。たとえば、上記で説明されたように、UEは、同じサブフレーム内のG−RNTIとC−RNTIの両方を監視することができるが、UEが同じサブフレーム内のG−RNTI許可を検出した場合、C−RNTI許可を取り下げる場合がある。
[00114]一態様では、G−RNTIを有するPDCCHはUE固有探索空間内で受信され、UE固有探索空間はG−RNTIに関連付けられる。そのような態様では、UE固有探索空間内で、G−RNTIを有するPDCCHは、あらかじめ決められたCCEアグリゲーションレベルに制限される。そのような態様では、UE固有探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHは、DCIフォーマット1Aに関連付けられる。一態様では、共通探索空間内でG−RNTIを有するPDCCHが送られる。たとえば、上記で説明されたように、UE固有探索空間はG−RNTIに関連付けられる場合がある。たとえば、上記で説明されたように、PDCCHブラインド復号の増加を制限するために、G−RNTIを有するPDCCHは、ある特定のCCEアグリゲーションレベルに制限され得る。
[00115]一態様では、共通探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHは、DCIフォーマット1Aに関連付けられる。たとえば、上記で説明されたように、他のDCIフォーマットをサポートしないで、共通探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHに関連付けられたDCIフォーマット1Aをサポートすることによって、UEが同じサブフレーム内のC−RNTIベースのPDSCHとG−RNTIベースのPDSCHの両方の同時受信をサポートするときでも、PDCCHブラインド復号の数は増大しない場合がある。
[00116]一態様では、PTM送信用にUEによってサポートされるダウンリンク送信モードの場合、ダウンリンク送信モードによってサポートされるDCIフォーマットに対応する新しいDCIフォーマットが生成され、新しいDCIフォーマットは、DCIフォーマット1Aに整合されたサイズを有する。そのような態様では、新しいDCIフォーマットは共通探索空間内で受信される。そのような態様では、新しいDCIフォーマットはUE固有探索空間内で受信され、UE固有探索空間はG−RNTIに関連付けられる。たとえば、上記で説明されたように、送信モードに固有の各DCIフォーマットは、PTM送信用の新しいDCIフォーマットになるように修正される場合があり、新しいDCIフォーマットのサイズはDCIフォーマット1Aに整合される。たとえば、上記で説明されたように、UEは、新しいDCIフォーマットが共通探索空間内でサポートされることを規定する。たとえば、上記で説明されたように、UEは、新しいDCIフォーマットがUE固有探索空間内でサポートされることを規定することができ、UE固有探索空間はG−RNTIに関連付けられたPDCCHに関連付けられる。
[00117]図12は、例示的な装置1202内の様々な手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図1200である。装置はUEであり得る。装置は、受信構成要素1204と、送信構成要素1206と、通信構成構成要素1208と、送信モード可能性管理構成要素1210と、RNTI管理構成要素1212と、チャネル管理構成要素1214と、情報報告構成要素1216とを含む。受信構成要素1204は、1260において、送信構成要素1206と通信するように構成される場合がある。
[00118]送信モード可能性管理構成要素1210は、1262および1264において、送信構成要素1206を介して、ネットワークにUEのダウンリンク送信モード可能性を報告する。一態様では、報告されたダウンリンク送信モード可能性は、複数のダウンリンク送信モードのうちの1つでPTM送信を構成するために使用される。一態様では、送信モード可能性管理構成要素1210は、ダウンリンク送信モード可能性についてeNB1250に示すように構成されたASにUEが最初に接続したとき、ASにダウンリンク送信モード可能性を報告することによって、ダウンリンク送信可能性を報告することができる。別の態様では、送信モード可能性管理構成要素1210は、UEがPTM送信を受信するように決定すると、eNB1250にダウンリンク送信モード可能性を報告するためにeNB1250との接続モードに入ることによって、ダウンリンク送信可能性を報告することができ、UEは、ダウンリンク送信モードを報告した後、アイドルモードに入ってPTM送信を受信する。
[00119]通信構成構成要素1208は、1266および1268において、受信構成要素1204を介して、ネットワーク(たとえば、eNB1250)から、複数のダウンリンク送信モードのうちの1つを示すダウンリンク送信構成を受信する。通信構成構成要素1208は、ダウンリンク送信構成に従って複数のダウンリンク送信モードのうちの1つに基づいてダウンリンク通信を構成する。受信構成要素1204は、1266および1268において、サービスに合う複数のダウンリンク送信モードのうちの1つに基づいてPTM送信を介してサービスを受信する。一態様では、複数のダウンリンク送信モードは、PDSCH用の送信モードである。一態様では、UEは、PTM送信用のランクに基づいて、PTM送信を介してサービスを受信する。通信構成構成要素1208は、1270において、送信構成要素1206と通信構成を通信することができ、その結果、送信構成要素1206は、1264において、通信構成に基づいてeNB1250にデータを送ることができる。
[00120]第1の方法によれば、UEは、同じサブフレーム内のC−RNTIに基づくPDSCHまたはG−RNTIに基づくPDSCHのいずれかの受信をサポートするように構成される。RNTI管理構成要素1212は、1266および1272において、受信構成要素1204を介して、G−RNTIを監視するために、G−RNTIに利用可能なサブフレームについての情報を受信する。
[00121]一態様では、G−RNTIはSPSのG−RNTIである。一態様では、C−RNTIはSPSのC−RNTIである。一態様では、RNTI管理構成要素1212がG−RNTIを監視されるべきサブフレームに関する情報を受信した場合、RNTI管理構成要素1212は、C−RNTIまたはSPSのC−RNTIを監視せずに、G−RNTIまたはSPSのG−RNTIのうちの少なくとも1つを監視し、RNTI管理構成要素1212がG−RNTIを監視されるべきサブフレームに関する情報を受信しない場合、RNTI管理構成要素1212は、G−RNTIまたはSPSのG−RNTIのうちの少なくとも1つと、C−RNTIまたはSPSのC−RNTIのうちの少なくとも1つとを監視する。一態様では、RNTI管理構成要素1212が、G−RNTIまたはSPSのG−RNTIのうちの少なくとも1つと、C−RNTIまたはSPSのC−RNTIのうちの少なくとも1つとを監視した後、G−RNTIまたはSPSのG−RNTIのうちの少なくとも1つを有するPDCCHを検出した場合、RNTI管理構成要素1212は、サブフレーム内のC−RNTIおよびSPSのC−RNTIを有するPDCCHを監視することを止める。
[00122]第2の方法によれば、UEは、同じサブフレーム内のC−RNTIに基づくPDSCHとG−RNTIに基づくPDSCHの両方の同時受信をサポートするように構成される。チャネル管理構成要素1214は、同じサブフレーム内のC−RNTIとG−RNTIの両方を有するPDCCHを復号する。たとえば、チャネル管理構成要素1214は、1274において、RNTI管理構成要素1212からC−RNTIとG−RNTIとを受信することができ、1266および1276において、受信構成要素1204を介してPDCCHを受信することができる。情報報告構成要素1216は、1278および1264において、送信構成要素1206を介して、eNB1250にMBMS関心指示メッセージを送る。eNB1250は、PTM送信用に、MBMS関心指示に基づいてC−RNTIに関連付けられたユニキャストデータレートを構成することができる。一態様では、MBMS関心指示メッセージがサービスを示さない場合、C−RNTIに関連付けられたユニキャストデータレートは、PTM送信用の最大データレートに等しいように設定される。一態様では、G−RNTIはSPSのG−RNTIである。一態様では、C−RNTIはSPSのC−RNTIである。チャネル管理構成要素1214は、通信構成のために、1280において、通信構成構成要素1208と通信することもできる。
[00123]第2の方法では、RNTI管理構成要素1212は、1266および1272において、受信構成要素1204を介して、G−RNTIを有するPDSCHの送信に利用可能なサブフレームについての情報を受信する。RNTI管理構成要素1212は、G−RNTIに利用可能なサブフレーム内のG−RNTIを有するPDCCHを監視する。RNTI管理構成要素1212UEは、すべてのサブフレーム内のC−RNTIを有するPDCCHを監視する。
[00124]第2の方法では、RNTI管理構成要素1212がG−RNTIを有するPDCCHを検出した場合、RNTI管理構成要素1212は、C−RNTIに関連付けられたPDCCHを取り下げる。
[00125]一態様では、G−RNTIを有するPDCCHはUE固有探索空間内で受信され、UE固有探索空間はG−RNTIに関連付けられる。そのような態様では、UE固有探索空間内で、G−RNTIを有するPDCCHは、あらかじめ決められたCCEアグリゲーションレベルに制限される。そのような態様では、UE固有探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHは、DCIフォーマット1Aに関連付けられる。一態様では、共通探索空間内でG−RNTIを有するPDCCHが送られる。一態様では、共通探索空間内のG−RNTIを有するPDCCHは、DCIフォーマット1Aに関連付けられる。
[00126]一態様では、PTM送信用にUEによってサポートされるダウンリンク送信モードの場合、ダウンリンク送信モードによってサポートされるDCIフォーマットに対応する新しいDCIフォーマットが生成され、新しいDCIフォーマットは、DCIフォーマット1Aに整合されたサイズを有する。そのような態様では、新しいDCIフォーマットは共通探索空間内で受信される。そのような態様では、新しいDCIフォーマットはUE固有探索空間内で受信され、UE固有探索空間はG−RNTIに関連付けられる。
[00127]装置は、図9〜図11の上述されたフローチャート内のアルゴリズムのブロックの各々を実施する追加の構成要素を含む場合がある。したがって、図9〜図11の上述されたフローチャート内の各ブロックは、1つの構成要素によって実施される場合があり、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含む場合がある。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実施するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[00128]図13は、処理システム1314を採用する装置1202’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図1300である。処理システム1314は、バス1324によって全体的に表される、バスアーキテクチャを用いて実装される場合がある。バス1324は、処理システム1314の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含む場合がある。バス1324は、プロセッサ1304によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1204、1206、1208、1210、1212、1214、1216と、コンピュータ可読媒体/メモリ1306とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス1324はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクすることができるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上記載されない。
[00129]処理システム1314は、トランシーバ1310に結合される場合がある。トランシーバ1310は、1つまたは複数のアンテナ1320に結合される。トランシーバ1310は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1310は、1つまたは複数のアンテナ1320から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1314、具体的には受信構成要素1204に供給する。加えて、トランシーバ1310は、処理システム1314、具体的には送信構成要素1206から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1320に印加されるべき信号を生成する。処理システム1314は、コンピュータ可読媒体/メモリ1306に結合されたプロセッサ1304を含む。プロセッサ1304は、コンピュータ可読媒体/メモリ1306に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理に関与する。ソフトウェアは、プロセッサ1304によって実行されると、任意の特定の装置のための上述された様々な機能を処理システム1314に実施させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1306は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1304によって操作されるデータを記憶するために使用される場合もある。処理システム1314は、構成要素1204、1206、1208、1210、1212、1214、1216のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ1304内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1306内に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ1304に結合された1つもしくは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1314は、UE350の構成要素の場合があり、メモリ360、ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含む場合がある。
[00130]一構成では、ワイヤレス通信用の装置1202/1202’は、ネットワークから、複数のダウンリンク送信モードのうちの1つを示すダウンリンク送信構成を受信するための手段と、ダウンリンク送信構成に従って複数のダウンリンク送信モードのうちの1つに基づいてダウンリンク通信を構成するための手段と、サービスに合う複数のダウンリンク送信モードのうちの1つに基づいてPTM送信を介してサービスを受信するための手段とを含む。装置1202/1202’は、ネットワークにUEのダウンリンク送信モード可能性を報告するための手段をさらに含み、報告されたダウンリンク送信モード可能性により、ネットワークが報告されたダウンリンク送信モード可能性に基づいて複数のダウンリンク送信モードのうちの1つでPTM送信を構成することが可能になる。装置1202/1202’は、G−RNTIを監視するために、G−RNTIに利用可能なサブフレームについての情報を受信するための手段をさらに含む。装置1202/1202’は、同じサブフレーム内のC−RNTIとG−RNTIの両方を有するPDCCHを復号するための手段をさらに含む。装置1202/1202’は、基地局にMBMS関心指示メッセージを送るための手段をさらに含む。装置1202/1202’は、G−RNTIを有するPDSCHの送信に利用可能なサブフレームについての情報を受信するための手段と、G−RNTIに利用可能なサブフレーム内のG−RNTIを有するPDCCHを監視するための手段と、すべてのサブフレーム内のC−RNTIを有するPDCCHを監視するための手段とをさらに含む。装置1202/1202’は、UEがG−RNTIを有するPDCCHを検出した場合、C−RNTIに関連付けられたPDCCHを取り下げるための手段をさらに含む。
[00131]上述された手段は、上述された手段によって列挙された機能を実施するように構成された、装置1202、および/または装置1202’の処理システム1314の上述された構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上述されたように、処理システム1314は、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とを含む場合がある。したがって、一構成では、上述された手段は、上述された手段によって列挙された機能を実施するように構成された、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であり得る。
[00132]図14Aは、本開示の一態様による、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1400である。方法は、eNB(たとえば、eNB502またはeNB552、装置1602/1602’)によって実施される場合がある。1402において、eNBは、UEからUEのダウンリンク送信モード可能性を受信する。一態様では、ダウンリンク送信モード可能性により、eNBが受信されたダウンリンク送信モード可能性に基づいて複数のダウンリンク送信モードのうちの1つでPTM送信を構成することが可能になる。たとえば、上記で説明されたように、各UEは、eNBがそれぞれのUEへのPTM送信を構成するために、ネットワークに送信モード可能性を報告することができる。一態様では、eNBは、ダウンリンク送信モード可能性についてのASからの指示を受信することによって、ダウンリンク送信モード可能性を受信し、ダウンリンク送信モード可能性は、UEが最初にASに接続したときにASに報告される。たとえば、上記で説明されたように、UEが最初にPTM送信用にセットアップされたとき、UEは、ASにそれぞれの送信モード可能性を報告することができ、ASは報告された送信モード可能性についてeNBに知らせる。別の態様では、UEがPTM送信を受信するように決定すると、UEがeNBとの接続モードに入った後、eNBは、UEからダウンリンク送信モード可能性を受信することによって、ダウンリンク送信モード可能性を受信し、eNBがダウンリンク送信モード可能性を受信した後、UEがアイドルモードに入ったとき、eNBは、UEにPTM送信を送るように構成される。たとえば、上記で説明されたように、UEがPTM送信を介してeNBからサービスを受信する準備ができたので、UEが最初にeNBとの接続モードに入ったとき、UEはその送信モード可能性をeNBに報告することができる。たとえば、上記で説明されたように、eNBに送信モード可能性を報告した後、UEは、PTM送信に耳を傾け、PTM送信を介してサービスを受信するために、アイドルモードに戻る。
[00133]1404において、eNBは、PTM送信を介するサービスのために複数のダウンリンク送信モードのうちの1つを決定する。1406において、eNBは、サービスに合う複数のダウンリンク送信モードのうちの1つに基づいて、PTM送信を介して、ユーザ機器(UE)にサービスを送信する。一態様では、複数のダウンリンク送信モードは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)用の送信モードである。以下で、1408に関するさらなる説明が提供される。たとえば、上記で説明されたように、UEは、PTM送信を介してサービスを受信することに適したダウンリンク送信モードのうちの任意の1つで構成される場合がある。
[00134]図14Bは、図14Aのフローチャート1400から展開するワイヤレス通信の方法のフローチャート1450である。方法はeNBによって実施される場合がある。1408において、eNBは図14Aの1408から続けることができる。1452において、eNBはUEからCQIを受信する。1454において、eNBは、受信されたダウンリンク送信モード可能性およびCQIに基づいて、PTM送信用のランクを決定し、PTM送信はランクに基づく。たとえば、上記で説明されたように、eNBは、UEからの送信モードおよびCQIフィードバックに基づいて、PTM送信用の高いランクを使用することができる。
[00135]図15Aは、図14Aのフローチャート1400から展開するワイヤレス通信の方法のフローチャート1500である。方法はeNBによって実施される場合がある。1408において、eNBは図14Aの1408から続けることができる。フローチャート1500では、eNBは、C−RNTIに基づくPDSCHまたはG−RNTIに基づくPDSCHのいずれかを利用して、UEと通信する。たとえば、上記で説明されたように、UEは、同じサブフレーム内の同じキャリア上のC−RNTIベースのPDSCHまたはG−RNTIベースのPDSCHのいずれかをサポートすることができる。1502において、eNBは、UEにG−RNTIを監視されるべきサブフレームに関する情報を送る。たとえば、上記で説明されたように、UEは、G−RNTI向けにスケジュールされ得る潜在的なサブフレームについての情報を(たとえば、eNBによって)シグナリングされるべきであり、それらの潜在的なサブフレーム内で、UEは、G−RNTIを監視し、C−RNTIを監視しない場合がある。
[00136]図15Bは、図14Aのフローチャート1400から展開するワイヤレス通信の方法のフローチャート1550である。方法はeNBによって実施される場合がある。1408において、eNBは図14Aの1408から続けることができる。フローチャート1550では、eNBは、C−RNTIに基づくPDSCHとG−RNTIに基づくPDSCHの両方を利用して、UEと通信する。たとえば、上記で説明されたように、UEは、同じサブフレーム内のC−RNTIベースのPDSCHおよびG−RNTIベースのPDSCHの同時受信をサポートすることができる。1552において、eNBは、UEからMBMS関心指示メッセージを受信する。1554において、eNBは、PTM送信用に、MBMS関心指示に基づいてC−RNTIに関連付けられたユニキャストデータレートを構成する。たとえば、上記で説明されたように、UEは、eNBにMBMS関心指示メッセージを送ることができ、その結果、eNBは、MBMS関心指示メッセージに基づいてPTM送信を構成することができる。1556において、eNBは、受信されたMBMS関心指示メッセージがサービスを示さない場合、PTM送信用の最大データレートに等しいように、C−RNTIに関連付けられたユニキャストデータレートを設定する。たとえば、上記で説明されたように、UEは(たとえば、MBMS関心指示メッセージを介して)具体的なPTMサービスを示さず、eNBは、MBMS関心指示メッセージに基づいて、すべての可能なPTMサービスのデータレートの中で最も大きいデータレートを考慮することによって、ユニキャスト送信用のデータレートを設定することができる。
[00137]一態様では、PTM送信用にUEによってサポートされるダウンリンク送信モードの場合、ダウンリンク送信モードによってサポートされるDCIフォーマットに対応する新しいDCIフォーマットが生成され、新しいDCIフォーマットは、DCIフォーマット1Aに整合されたサイズを有する。そのような態様では、新しいDCIフォーマットは共通探索空間内で送られる。そのような態様では、新しいDCIフォーマットはUE固有探索空間内で送られ、UE固有探索空間はG−RNTIに関連付けられる。たとえば、上記で説明されたように、送信モードに固有の各DCIフォーマットは、PTM送信用の新しいDCIフォーマットになるように修正される場合があり、新しいDCIフォーマットのサイズはDCIフォーマット1Aに整合される。UEは、新しいDCIフォーマットが共通探索空間内でサポートされることを規定する。たとえば、上記で説明されたように、UEは、新しいDCIフォーマットがUE固有探索空間内でサポートされることを規定することができ、UE固有探索空間はG−RNTIに関連付けられたPDCCHに関連付けられる。
[00138]図16は、例示的な装置1602内の様々な手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図1600である。装置はeNBであり得る。装置は、受信構成要素1604と、送信構成要素1606と、送信モード可能性管理構成要素1608と、PTM送信管理構成要素1610と、ユニキャスト管理構成要素1612とを含む。
[00139]送信モード可能性管理構成要素1608は、1662および1664において、受信構成要素1604を介して、UE1650からUE1650のダウンリンク送信モード可能性を受信する。一態様では、ダウンリンク送信モード可能性により、eNBが報告されたダウンリンク送信モード可能性に基づいて複数のダウンリンク送信モードのうちの1つでPTM送信を構成することが可能になる。一態様では、eNB(たとえば、送信モード可能性管理構成要素1608)は、ダウンリンク送信モード可能性についてのASからの指示を受信することによって、ダウンリンク送信モード可能性を受信し、ダウンリンク送信モード可能性は、UE1650が最初にASに接続したときにASに報告される。別の態様では、UE1650がPTM送信を受信するように決定すると、UEがeNBとの接続モードに入った後、eNB(たとえば、送信モード可能性管理構成要素1608)は、UE1650からダウンリンク送信モード可能性を受信することによって、ダウンリンク送信モード可能性を受信し、eNBがダウンリンク送信モード可能性を受信した後、UE1650がアイドルモードに入ったとき、eNBは、UE1650にPTM送信を送るように構成される。
[00140]送信モード可能性管理構成要素1608は、PTM送信を介するサービスのために複数のダウンリンク送信モードのうちの1つを決定する。PTM送信管理構成要素1610は、1666および1668において、サービスに合う複数のダウンリンク送信モードのうちの1つに基づいて、(たとえば、送信構成要素1606を使用して)PTM送信を介してUE1650にサービスを送信する。一態様では、複数のダウンリンク送信モードは、PDSCH用の送信モードである。
[00141]PTM送信管理構成要素1610は、1662および1670において、受信構成要素1604を介して、UE1650からCQIを受信する。PTM送信管理構成要素1610は、受信されたダウンリンク送信モード可能性およびCQIに基づいて、PTM送信用のランクを決定し、PTM送信はランクに基づく。PTM送信管理構成要素1610は、UE1650へのPTM送信を管理するために、1672において、送信構成要素1606にそのような情報を通信することができる。
[00142]第1の方法では、eNBは、サブフレーム内のC−RNTIに基づくPDSCHまたはG−RNTIに基づくPDSCHのいずれかを利用して、UE1650と通信する。eNBは、UEにG−RNTIを監視されるべきサブフレームに関する情報を送る。
[00143]第2の方法では、eNBは、C−RNTIに基づくPDSCHとG−RNTIに基づくPDSCHの両方を利用して、UE1650とサブフレーム内で通信する。ユニキャスト管理構成要素1612は、1662および1674において、UE1650からMBMS関心指示メッセージを受信する。ユニキャスト管理構成要素1612は、PTM送信用に、MBMS関心指示に基づいてC−RNTIに関連付けられたユニキャストデータレートを構成する。ユニキャスト管理構成要素1612は、受信されたMBMS関心指示メッセージがサービスを示さない場合、PTM送信用の最大データレートに等しいように、C−RNTIに関連付けられたユニキャストデータレートを設定する。ユニキャスト管理構成要素1612は、ユニキャストデータレートを設定するために、1676において、PTM送信管理構成要素1610と通信することができる。ユニキャスト管理構成要素1612は、UE1650へのユニキャスト送信を管理するために、1678において、送信構成要素1606にユニキャストレートを通信することができる。
[00144]一態様では、PTM用にUE1650によってサポートされるダウンリンク送信モードの場合、ダウンリンク送信モードによってサポートされるDCIフォーマットに対応する新しいDCIフォーマットが生成され、新しいDCIフォーマットは、DCIフォーマット1Aに整合されたサイズを有する。そのような態様では、新しいDCIフォーマットは共通探索空間内で送られる。そのような態様では、新しいDCIフォーマットはUE固有探索空間内で送られ、UE固有探索空間はG−RNTIに関連付けられる。
[00145]装置は、図14および図15の上述されたフローチャート内のアルゴリズムのブロックの各々を実施する追加の構成要素を含む場合がある。したがって、図14および図15の上述されたフローチャート内の各ブロックは、1つの構成要素によって実施される場合があり、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含む場合がある。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実施するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[00146]図17は、処理システム1714を採用する装置1602’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図1700である。処理システム1714は、バス1724によって全体的に表される、バスアーキテクチャを用いて実装される場合がある。バス1724は、処理システム1714の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含む場合がある。バス1724は、プロセッサ1704によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1604、1606、1608、1610、1612と、コンピュータ可読媒体/メモリ1706とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス1724はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクすることができるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上記載されない。
[00147]処理システム1714は、トランシーバ1710に結合される場合がある。トランシーバ1710は、1つまたは複数のアンテナ1720に結合される。トランシーバ1710は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1710は、1つまたは複数のアンテナ1720から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1714、具体的には受信構成要素1604に供給する。加えて、トランシーバ1710は、処理システム1714、具体的には送信構成要素1606から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1720に印加されるべき信号を生成する。処理システム1714は、コンピュータ可読媒体/メモリ1706に結合されたプロセッサ1704を含む。プロセッサ1704は、コンピュータ可読媒体/メモリ1706に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理に関与する。ソフトウェアは、プロセッサ1704によって実行されると、任意の特定の装置のための上述された様々な機能を処理システム1714に実施させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1706は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1704によって操作されるデータを記憶するために使用される場合もある。処理システム1714は、構成要素1604、1606、1608、1610、1612のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ1704内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1706内に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ1704に結合された1つもしくは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1714は、eNB310の構成要素の場合があり、メモリ376、ならびに/またはTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375のうちの少なくとも1つを含む場合がある。
[00148]一構成では、ワイヤレス通信用の装置1602/1602’は、PTM送信を介するサービスのために複数のダウンリンク送信モードのうちの1つを決定するための手段と、サービスに合う複数のダウンリンク送信モードのうちの1つに基づいてPTM送信を介してUE(たとえば、UE1650)にサービスを送信するための手段とを含む。装置1602/1602’は、UEからUEのダウンリンク送信モード可能性を受信するための手段をさらに含み、ダウンリンク送信モード可能性により、基地局が受信されたダウンリンク送信モード可能性に基づいて複数のダウンリンク送信モードのうちの1つでPTM送信を構成することが可能になる。装置1602/1602’は、UEからCQIを受信するための手段と、受信されたダウンリンク送信モード可能性およびCQIに基づいてPTM送信用のランクを決定するための手段とをさらに含み、PTM送信はランクに基づく。装置1602/1602’は、UEにG−RNTIを監視されるべきサブフレームに関する情報を送るための手段をさらに含む。装置1602/1602’は、UEからMBMS関心指示メッセージを受信するための手段と、PTM送信用にMBMS関心指示に基づいてC−RNTIに関連付けられたユニキャストデータレートを構成するための手段とをさらに含む。装置1602/1602’は、受信されたMBMS関心指示メッセージがサービスを示さない場合、PTM送信用の最大データレートに等しいように、C−RNTIに関連付けられたユニキャストデータレートを設定するための手段をさらに含む。
[00149]上述された手段は、上述された手段によって列挙された機能を実施するように構成された、装置1602、および/または装置1602’の処理システム1714の上述された構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上述されたように、処理システム1714は、TXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とを含む場合がある。したがって、一構成では、上述された手段は、上述された手段によって列挙された機能を実施するように構成された、TXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375であり得る。
[00150]開示されたプロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計選好に基づいて、プロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は、並べ替えられる場合があることを理解されたい。さらに、いくつかのブロックは組み合わせられるか、または省略される場合がある。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示し、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
[00151]これまでの説明は、当業者が本明細書に記載された様々な態様を実践することを可能にするために提供される。これらの態様への様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書において規定された一般的な原理は他の態様に適用される場合がある。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、クレーム文言に矛盾しない最大の範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。「例示的」という単語は、本明細書において、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書に記載されたいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきではない。別段に明記されていない限り、「いくつか」という用語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、ならびに「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含む場合がある。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、ならびに「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCの場合があり、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバを含む場合がある。当業者には既知であるか、または後で既知になる、本開示全体にわたって記載された様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるものである。その上、本明細書で開示されたいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。「モジュール」、「機構」、「要素」、「デバイス」などの単語は、「手段」という単語の代替ではない場合がある。したがって、いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という句を使用して明確に列挙されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
ネットワークから、複数のダウンリンク送信モードのうちの送信ダイバーシティダウンリンク送信モードを示すダウンリンク送信構成を受信することと、
前記ダウンリンク送信構成に従って前記送信ダイバーシティダウンリンク送信モードに基づいてダウンリンク通信を構成することと、
前記送信ダイバーシティ送信モードに基づいてポイントツーマルチプル(PTM)ダウンリンク送信を介してサービスを受信することとを備える、方法。
[C2]
前記UEが、同じサブフレーム内のセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づく物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)とグループ無線ネットワーク一時識別子(G−RNTI)に基づく物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の両方の同時受信をサポートするように構成される、C1に記載の方法。
[C3]
共通探索空間内の前記G−RNTIを有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット1Aに関連付けられる、C2に記載の方法。
[C4]
UE固有探索空間内の前記G−RNTIを有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット1Aに関連付けられる、C2に記載の方法。
[C5]
ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
ネットワークから、複数のダウンリンク送信モードのうちの1つを示すダウンリンク送信構成を受信することと、
前記ダウンリンク送信構成に従って前記複数のダウンリンク送信モードのうちの前記1つに基づいてダウンリンク通信を構成することと、
サービスに合う前記複数のダウンリンク送信モードのうちの前記1つに基づいてポイントツーマルチプル(PTM)送信を介して前記サービスを受信することとを備える、方法。
[C6]
ネットワークに前記UEのダウンリンク送信モード可能性を報告することをさらに備え、前記報告されたダウンリンク送信モード可能性が、前記複数のダウンリンク送信モードのうちの1つで前記PTM送信を構成するために使用される、C5に記載の方法。
[C7]
前記ダウンリンク送信モード可能性を前記報告することが、
前記ダウンリンク送信モード可能性を前記ネットワークに示すように構成されたアプリケーションサーバ(AS)に前記UEが最初に接続したとき、前記ASに前記ダウンリンク送信モード可能性を報告することを含む、C6に記載の方法。
[C8]
前記ダウンリンク送信モード可能性を前記報告することが、
前記UEが前記PTM送信を受信するように決定すると、前記基地局に前記ダウンリンク送信モード可能性を報告するために基地局との接続モードに入ることを含み、
前記UEが、前記ダウンリンク送信モード可能性を報告した後、アイドルモードに入って前記PTM送信を受信する、C6に記載の方法。
[C9]
前記UEが、PTM送信用のランクに基づいて、前記PTM送信を介して前記サービスを受信する、C6に記載の方法。
[C10]
前記UEが、同じサブフレーム内のセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づく物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)またはグループ無線ネットワーク一時識別子(G−RNTI)に基づくPDSCHのいずれかの受信をサポートするように構成される、C5に記載の方法。
[C11]
前記G−RNTIを監視するために、前記G−RNTIに利用可能なサブフレームについての情報を受信することをさらに備える、C10に記載の方法。
[C12]
前記G−RNTIが半永続的スケジューリング(SPS)のG−RNTIであり、前記C−RNTIが半永続的スケジューリング(SPS)のC−RNTIである、C10に記載の方法。
[C13]
前記UEが前記G−RNTIを監視されるべき前記サブフレームに関する情報を受信した場合、前記UEが、C−RNTIまたはSPSのC−RNTIを監視せずに、G−RNTIまたは半永続的スケジューリング(SPS)のG−RNTIのうちの少なくとも1つを監視し、前記UEが前記G−RNTIを監視されるべき前記サブフレームに関する情報を受信しない場合、前記UEが、G−RNTIまたはSPSのG−RNTIのうちの少なくとも1つと、C−RNTIまたはSPSのC−RNTIのうちの少なくとも1つとを監視する、C10に記載の方法。
[C14]
前記UEが、G−RNTIまたはSPSのG−RNTIのうちの少なくとも1つと、C−RNTIまたはSPSのC−RNTIのうちの少なくとも1つとを監視した後、G−RNTIまたはSPSのG−RNTIのうちの少なくとも1つを有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を検出した場合、前記UEが、前記サブフレーム内のC−RNTIおよびSPSのC−RNTIを有するPDCCHを監視することを止める、C13に記載の方法。
[C15]
前記UEが、同じサブフレーム内のセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づく物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)とグループ無線ネットワーク一時識別子(G−RNTI)に基づくPDSCHの両方の同時受信をサポートするように構成される、C5に記載の方法。
[C16]
前記同じサブフレーム内の前記C−RNTIと前記G−RNTIの両方を有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を復号することをさらに備える、C15に記載の方法。
[C17]
基地局にマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)関心指示メッセージを送ることをさらに備える、C15に記載の方法。
[C18]
前記G−RNTIを有する前記PDSCHの送信に利用可能なサブフレームについての情報を受信することと、
前記G−RNTIに利用可能な前記サブフレーム内の前記G−RNTIを有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視することと、
すべてのサブフレーム内の前記C−RNTIを有するPDCCHを監視することとをさらに備える、C15に記載の方法。
[C19]
前記G−RNTIが半永続的スケジューリング(SPS)のG−RNTIであり、前記C−RNTIが半永続的スケジューリング(SPS)のC−RNTIである、C15に記載の方法。
[C20]
前記UEが前記G−RNTIを有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を検出した場合、前記C−RNTIに関連付けられたPDCCHを取り下げることをさらに備える、C15に記載の方法。
[C21]
前記G−RNTIを有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)がUE固有探索空間内で受信され、前記UE固有探索空間が前記G−RNTIに関連付けられる、C15に記載の方法。
[C22]
前記UE固有探索空間内で、前記G−RNTIを有する前記PDCCHが、あらかじめ決められた制御チャネル要素(CCE)アグリゲーションレベルに制限される、C21に記載の方法。
[C23]
前記UE固有探索空間内の前記G−RNTIを有する前記PDCCHが、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット1Aに関連付けられる、C21に記載の方法。
[C24]
前記G−RNTIを有する前記PDCCHが共通探索空間内で受信される、C15に記載の方法。
[C25]
共通探索空間内の前記G−RNTIを有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット1Aに関連付けられる、C15に記載の方法。
[C26]
前記PTM送信用に前記UEによってサポートされるダウンリンク送信モードの場合、前記ダウンリンク送信モードによってサポートされるダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットに対応する新しいDCIフォーマットが生成され、前記新しいDCIフォーマットが、DCIフォーマット1Aに整合されたサイズを有する、C15に記載の方法。
[C27]
前記新しいDCIフォーマットが共通探索空間内で受信される、C26に記載の方法。
[C28]
前記新しいDCIフォーマットがUE固有探索空間内で受信され、前記UE固有探索空間が前記G−RNTIに関連付けられる、C26に記載の方法。
[C29]
基地局によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
ポイントツーマルチプル(PTM)送信を介するサービスのために複数のダウンリンク送信モードのうちの1つを決定することと、
サービスに合う前記複数のダウンリンク送信モードのうちの前記1つに基づいて、前記PTM送信を介して、ユーザ機器(UE)に前記サービスを送信することとを備える、方法。
[C30]
ワイヤレス通信のためのユーザ機器(UE)であって、
メモリと、
前記メモリに結合され、
ネットワークから、複数のダウンリンク送信モードのうちの送信ダイバーシティダウンリンク送信モードを示すダウンリンク送信構成を受信することと、
前記ダウンリンク送信構成に従って前記送信ダイバーシティダウンリンク送信モードに基づいてダウンリンク通信を構成することと、
前記送信ダイバーシティ送信モードに基づいてポイントツーマルチプル(PTM)ダウンリンク送信を介してサービスを受信することと
を行うように構成された、少なくとも1つのプロセッサとを備える、ユーザ機器(UE)。