JP6660851B2 - アルミニウム熔解装置及びアルミニウム再生システム - Google Patents
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Description
前記中間配管部材は、前記第1配管部材の内端部に着脱自在に連結される第1直線部と、前記第2配管部材の内端部に着脱自在に連結され、前記第1直線部と平行に延びる第2直線部と、前記第1及び第2直線部の間においてこれらと平行に延びる中央直線部と、隣接する直線部の対応端部同士を連結する平面視U字状の方向転換部とを一体的に有するものとされる。
前記複数の攪拌棒は、前記回動軸の軸線を基準にした周方向に関し互いに対して離間配置される。
この場合、前記加熱用昇降機構は、前記蓋ケース及び前記攪拌用駆動モーターを一体的に昇降させるように構成される。
この場合、前記搬送装置は、案内レールによって案内された状態で前記投入エリア、前記熔解エリア及び前記圧搾エリアの順に移動するように構成される。
この場合、前記搬送装置は、前記坩堝を前記処理中心回りに移動可能なターンテーブルを有するものとされる。
前記投入エリア、前記熔解エリア、前記圧搾エリア及び前記排出エリアは前記処理中心回り等間隔に配置され、前記ターンテーブルは、前記処理中心回り90度間隔で4つの坩堝を支持するように構成される。
また、蓋ケース及び流体加熱管を含む過熱蒸気発生部を取り外すことによって露出する上方開口を介して前記坩堝内にアルミニウム材を投入でき且つ熔解された金属アルミニウムを取り出すことができるので、アルミニウム熔解装置を含むアルミニウム再生システム全体の小型化を図ることができる。
図1〜図3に、それぞれ、本実施の形態に係るアルミニウム熔解装置1の斜視図、側面図及び平面図を示す。
また、図4に、前記アルミニウム熔解装置1の分解斜視図を、図5及び図6に、それぞれ、図2におけるV-V線に沿った断面図及び図3におけるVI-VI線に沿った断面図を示す。
即ち、電圧印可に応じて加熱されることで過熱蒸気を生成する前記流体加熱管70の中間領域70(M)を前記坩堝10及び前記蓋ケース60によって気密に形成される熔解空間100内に位置させ、前記中間領域70(M)に形成された蒸気放出口76から放出される過熱蒸気によって、熔解空間100に気密に収容されるアルミニウム材を熔解させるように構成されているので、低酸素雰囲気でアルミニウム材が熔解されることになる。
又、図8に、図3におけるVIII-VIII線に沿った断面図を示す。
図5〜図8に示すように、本実施の形態においては、前記流体加熱管70は、前記蓋ケース60に形成された第1及び第2取付孔60(1)、60(2)に挿通され、外端部がそれぞれ前記第1及び第2端部70(1)、70(2)を形成する第1及び第2配管部材81、82と、前記第1及び第2配管部材81、82の内端部同士を流体接続し、前記中間領域70(M)を形成する中間配管部材85とを有している。
本実施の形態においては、図5に示すように、前記中間配管部材85には、6本の前記中央直線部85(M)が備えられている。
図9に、前記アルミニウム再生システム200Aの正面図を示す。
なお、前記アルミニウム再生システム200Aの構成部材のうちの前記坩堝10及び前記過熱蒸気発生部50が前記アルミニウム熔解装置1を形成する。
図9、図10(a)及び(b)に示すように、前記坩堝10は坩堝ケース210に収容されており、前記搬送装置230は、前記坩堝ケース210を熔解エリア502及び圧搾エリア503へ移動させ得るように構成されている。
本実施の形態においては、前記移動手段は前記載置台232に装着された車輪235を有している。
図9に示すように、投入エリア501、熔解エリア502及び圧搾エリア503は、この順番に直列配置されている。
本実施の形態においては、前記加熱用昇降機構310は、前記蓋ケース60を昇降させることで、前記蓋ケース60及び前記坩堝10を上下方向に相対的に接離させている。
図9、図11(a)及び図11(b)に示すように、本実施の形態においては、前記処理ステーション500は、熔解エリア502を画する熔解架台520を有している。
詳しくは、図9、図11(a)及び図11(b)に示すように、前記加熱装置300は、前記蓋ケース60を前記坩堝10に装着させた熔解作業状態において下端側が前記熔解空間100内に位置し且つ上端側が上方へ延在されるように前記蓋ケース60に上下に沿って軸線回り回転自在に支持された回動軸350と、前記蓋ケース60を前記坩堝10に装着させた熔解作業状態において前記熔解空間100内に位置するように前記回動軸350の下端側に支持された攪拌部材360と、前記回動軸350を軸線回りに回転させるように前記回動軸350の上端側に作動連結された攪拌用駆動モーター370とを有している。
本実施の形態においては、図9等に示すように、前記加熱用昇降機構310は、前記支持ロッド330の下端部に支持される支持フレーム340を有している。
本実施の形態においては、前記攪拌用駆動モーター370は水平出力軸を有しており、前記水平出力軸がベベルギヤ列を介して前記回動軸350の上端部に連結されている。
前記複数の攪拌棒361は、前記回動軸350の軸線を基準にした周方向に関し互いに対して離間配置されている。
前記メッシュ部材460は、例えば、SUSによって形成される。
図9、図12(a)及び図12(b)に示すように、本実施の形態においては、前記処理ステーション500は、圧搾エリア503を画する圧搾架台530を有している。
図12(c)に、前記メッシュ部材460を前記圧搾用昇降機構410から取り外した状態を示す。
詳しくは、図9、図12(a)及び図12(b)に示すように、前記圧搾装置400は、前記支持ロッド430の下端部に支持された支持フレーム440と、前記支持フレーム440に上下方向に沿った状態で軸線回り回転可能に支持され、下端側において直接又は間接的に前記メッシュ部材460を支持する回動軸450と、前記支持フレーム440に支持され、前記回動軸450を軸線回りに回転駆動させるように前記回動軸450の上端側に作動連結された圧搾用駆動モーター470とを有している。
即ち、本実施の形態においては、前記支持ロッド430は、前記支持フレーム440、前記回動軸450及び前記水平連結ロッド435を介して、前記メッシュ部材460を着脱可能に支持している。
即ち、前記圧搾用昇降機構410によって圧搾作業状態を現出させることで、前記メッシュ部材460が前記坩堝10の内表面に向けて押圧される。
斯かる前記メッシュ部材460の押圧動作によって、熔解アルミニウム材の酸化被膜が押し潰されて、再生アルミニウム合金が押し出される。
なお、この際、前記メッシュ部材460は前記坩堝10内の熔解アルミニウムにくっついた状態となっている為、前記メッシュ部材460が前記坩堝10から意に反して脱離しない状態となる。
図10(a)及び(b)等に示すように、本実施の形態においては、前記坩堝10を収容する前記坩堝ケース210に一対の傾斜基準軸215が設けられている。
本実施の形態においては、前記取出エリア504は、前記一対の傾斜基準軸215回り傾斜可能に前記坩堝10を支持するように構成されている。
図13(a)及び(b)は、それぞれ、前記坩堝10の水平姿勢及び傾斜姿勢(取出姿勢)を示している。
即ち、前記圧搾エリア503(前記取出エリア504)が前記排出エリア505としても作用する。
なお、残存物又はドロスの排出は、前記メッシュ部材460を前記坩堝10から取り出した状態で行われる。
即ち、前記取出エリア504にて再生アルミニウム合金を取り出した後に、前記搬送装置230を前記投入エリア501へ移動させ、前記投入エリア501にて残存物又はドロスの排出を行うことも可能である。
この場合、前記坩堝10からの前記メッシュ部材460からの取り出しは、好ましくは、前記圧搾エリア503としても作用する前記取出エリア504にて行い、前記圧搾エリア503にて前記メッシュ部材460を前記圧搾昇降機構410に装着させることができる。
図14にように、前記搬送装置250は、前記載置台232及び前記移動手段(車輪235)を有している。
また、図16及び図17に、それぞれ、図15におけるXVI-XVI線及びXVII-XVII線に沿った前記アルミニウム再生システム200Bの部分断面図を示す。
なお、図中、前記アルミニウム再生システム200Aにおけると同一部材には同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
また、前記処理ステーション550は、さらに、圧搾エリア503(取出エリア504)から投入エリア501まで処理中心C回り周方向一方側へ行く途中に、残存物又はドロスを排出する排出エリア505を有している。
前記アルミニウム再生システム200Bにおいては、前記搬送装置550は、前記ターンテーブル580を前記処理中心C回りに回転駆動させると共に、前記ターンテーブル580上において前記坩堝10を傾斜基準軸215回りに傾斜させ得るように構成されている。
従って、前記処理ステーションは、投入エリア501、熔解エリア502、圧搾エリア503(取出エリア504)及び排出エリアの4つの処理エリアが前記処理中心C回りに等間隔となるように、90度間隔で配置されている。
即ち、前記搬送装置550においては、4つの縦フレーム582が前記処理中心回り90度間隔に配置されており、前記4つの縦フレーム582のそれぞれに前記軸受部584が設けられている。で
斯かる構成によれば、前記4つの処理エリアでの処理を並行して行うことができ、アルミニウム再生処理の効率化を図ることができる。
即ち、残存物又はドロスを排出する排出エリア505において、再生アルミニウム合金を取り出すことも可能であるが、斯かる処理手順では、圧搾エリア503で圧搾処理を行い且つ前記メッシュ部材460を前記坩堝10内に放置させた状態で、前記坩堝10を圧搾エリア503から前記処理中心C回りに排出エリア505へ移動させてから、前記傾斜駆動モーター585によって前記坩堝10を傾斜させて再生アルミニウム合金を取り出すことになる。
10a 上方開口
11 坩堝本体
15 坩堝側フランジ
50 過熱蒸気発生部
60 蓋ケース
60(1) 第1取付孔
60(2) 第2取付孔
61 蓋ケース本体
65 蓋ケース側フランジ
70 流体加熱管
70(1) 第1端部
70(2) 第2端部
70(M) 中間領域
71 第1給電点
72 第2給電点
75 水導入口
76 蒸気放出口
81 第1配管部材
82 第2配管部材
85 中間配管部材
85(1) 第1直線部
85(2) 第2直線部
85(M) 中央直線部
85(U) 方向転換部
100 熔解空間
200A、200B アルミニウム再生システム
215 傾斜基準軸
230 搬送装置
232 載置台
255 縦フレーム
256 軸受部
265 傾斜駆動モーター
300 加熱装置
310 加熱用昇降機構
340 攪拌用駆動モーター
350 回動軸
360 攪拌部材
362 攪拌棒
400 圧搾装置
410 圧搾用昇降機構
460 メッシュ部材
500、550 処理ステーション
501 投入エリア
502 熔解エリア
503 圧搾エリア
504 取出エリア
505 排出エリア
535 軸受部
580 ターンテーブル
582 縦フレーム
584 軸受部
585 傾斜駆動モーター
590 ターンテーブル駆動モーター
Claims (15)
- 上方が開口とされた坩堝と過熱蒸気発生部とを備え、
前記過熱蒸気発生部は、前記開口を気密に覆うように前記坩堝に着脱自在に装着されて前記坩堝と共に密閉状態の熔解空間を形成する蓋ケースと、前記蓋ケースに支持され、電圧印可に応じて加熱されることで水供給部から供給される蒸気又は霧状の水から過熱蒸気を生成する流体加熱管とを有し、
前記流体加熱管は、長手方向一方側の第1端部及び他方側の第2端部のそれぞれに設けられた電圧印可用の第1及び第2給電点と、前記水供給部から供給される蒸気又は霧状の水を管内に受け入れる為に前記第1及び第2端部の一方に設けられた水導入口と、管内で生成された過熱蒸気を放出する為に前記第1及び第2端部の間の中間領域に設けられた一又は複数の蒸気放出口とを有し、前記第1及び第2端部が前記蓋ケースから外方へ延在され且つ前記蓋ケースの前記坩堝への装着時に前記蒸気放出口が前記熔解空間内に位置するように前記蓋ケースに支持されており、
前記蓋ケースは前記流体加熱管を支持した状態のままで前記坩堝に着脱自在とされており、前記蓋ケース及び前記流体加熱管を含む前記過熱蒸気発生部が前記坩堝に対して着脱可能なユニットとされていることを特徴とするアルミニウム熔解装置。 - 前記流体加熱管は、前記蓋ケースに形成された第1及び第2取付孔に挿通され、外端部がそれぞれ前記第1及び第2端部を形成する第1及び第2配管部材と、前記第1及び第2配管部材の内端部同士を流体接続し、前記中間領域を形成する中間配管部材とを有し、
前記中間配管部材は、前記第1配管部材の内端部に着脱自在に連結される第1直線部と、前記第2配管部材の内端部に着脱自在に連結され、前記第1直線部と平行に延びる第2直線部と、前記第1及び第2直線部の間においてこれらと平行に延びる中央直線部と、隣接する直線部の対応端部同士を連結する平面視U字状の方向転換部とを一体的に有していることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム熔解装置。 - 前記坩堝は、上端部が前記開口を画する坩堝本体と、前記坩堝本体の上端部から平面視において径方向外方へ延びる坩堝側フランジとを有し、
前記蓋ケースは、前記第1及び第2取付孔が形成され、下端側が開口とされた蓋ケース本体と、前記蓋ケース本体の下端部から平面視において径方向外方へ延びる蓋ケース側フランジとを有し、
前記蓋ケース及び前記坩堝は、前記蓋ケース側フランジ及び前記坩堝側フランジが当接された状態で気密且つ着脱可能に連結されていることを特徴とする請求項2に記載のアルミニウム熔解装置。 - 上方が開口とされた坩堝と過熱蒸気発生部とを備え、
前記過熱蒸気発生部は、前記開口を気密に覆うように前記坩堝に着脱自在に装着されて前記坩堝と共に密閉状態の熔解空間を形成する蓋ケースと、前記蓋ケースに支持され、電圧印可に応じて加熱されることで水供給部から供給される蒸気又は霧状の水から過熱蒸気を生成する流体加熱管とを有し、
前記流体加熱管は、長手方向一方側の第1端部及び他方側の第2端部のそれぞれに設けられた電圧印可用の第1及び第2給電点と、前記水供給部から供給される蒸気又は霧状の水を管内に受け入れる為に前記第1及び第2端部の一方に設けられた水導入口と、管内で生成された過熱蒸気を放出する為に前記第1及び第2端部の間の中間領域に設けられた一又は複数の蒸気放出口とを有し、前記第1及び第2端部が前記蓋ケースから外方へ延在され且つ前記蓋ケースの前記坩堝への装着時に前記蒸気放出口が前記熔解空間内に位置するように前記蓋ケースに支持されており、
前記坩堝は、上端部が前記開口を画する坩堝本体と、前記坩堝本体の上端部から平面視において径方向外方へ延びる坩堝側フランジとを有し、
前記蓋ケースは、下端側が開口とされた蓋ケース本体と、前記蓋ケース本体の下端部から平面視において径方向外方へ延びる蓋ケース側フランジとを有し、
前記蓋ケース側フランジと前記坩堝側フランジが当接状態で前記蓋ケースが前記坩堝に気密且つ着脱自在に連結されており、前記蓋ケース及び前記流体加熱管を含む前記過熱蒸気発生部が前記坩堝に対して着脱可能なユニットとされていることを特徴とするアルミニウム熔解装置。 - 前記過熱蒸気発生部は、前記蓋ケースを前記坩堝に装着させた状態において下端側が前記熔解空間内に位置し且つ上端側が上方へ延在されるように、前記蓋ケースに軸線回り回転自在に支持された回動軸と、前記蓋ケースを前記坩堝に装着させた状態において前記熔解空間内に位置するように前記回動軸の下端側に支持された攪拌部材とを有していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のアルミニウム熔解装置。
- 前記回動軸は前記蓋ケースの径方向中央において上下方向に沿っており、
前記攪拌部材は、前記回動軸の軸線から径方向外方へ変位された位置で上下方向に沿い、前記回動軸の軸線回りの回転に応じて前記回動軸の軸線回りに回転するように前記回動軸に支持された複数の攪拌棒を有し、
前記複数の攪拌棒は、前記回動軸の軸線を基準にした周方向に関し互いに対して離間配置されていることを特徴とする請求項5に記載のアルミニウム熔解装置。 - 上方が開口とされた坩堝と、前記坩堝を支持し且つ移動させる搬送装置と、前記坩堝内のアルミニウム材を熔解させる為の熱量を発生する加熱装置と、前記坩堝内において熔解されたアルミニウム材から再生アルミニウム合金を圧搾する圧搾装置と、前記加熱装置による熔解処理が行われる熔解エリア及び前記圧搾装置による圧搾処理が行われる圧搾エリアを有する処理ステーションとを備え、
前記加熱装置は、前記上方開口を気密に覆うように前記坩堝に着脱自在に装着されて前記坩堝と共に密閉状態の熔解空間を形成可能な蓋ケースと、前記蓋ケースに支持され、電圧印可に応じて加熱されることで水供給部から供給される蒸気又は霧状の水から過熱蒸気を生成する流体加熱管と、前記熔解エリアに位置された前記坩堝と前記蓋ケースとを上下方向に相対的に接離させる加熱用昇降機構とを有し、
前記流体加熱管は、長手方向一方側の第1端部及び他方側の第2端部のそれぞれに設けられた電圧印可用の第1及び第2給電点と、前記水供給部から供給される蒸気又は霧状の水を管内に受け入れる為に前記第1及び第2端部の一方に設けられた水導入口と、管内で生成された過熱蒸気を放出する為に前記第1及び第2端部の間の中間領域に設けられた一又は複数の蒸気放出口とを有し、前記第1及び第2端部が前記蓋ケースから外方へ延在され且つ前記蓋ケースの前記坩堝への装着時に前記蒸気放出口が前記熔解空間内に位置するように前記蓋ケースに支持されており、
前記加熱用昇降機構は、前記蓋ケースを前記坩堝に装着させて前記熔解空間を形成する熔解作業状態と、前記蓋ケース及び前記坩堝を上下方向に相対的に離間させる待機状態とを現出可能とされており、
前記圧搾装置は、前記坩堝の内表面に略沿った外周壁を有し、前記外周壁には上下に貫通する複数の通過孔が設けられているメッシュ部材と、前記圧搾エリアに設置された前記坩堝及び前記メッシュ部材を上下方向に相対的に接離させる圧搾用昇降機構とを有し、
前記圧搾用昇降機構は、前記メッシュ部材を前記坩堝の内表面に向けて押し付けることで熔解アルミニウム材から再生アルミニウム合金を圧搾する圧搾作業状態と、前記メッシュ部材及び前記坩堝を上下方向に相対的に離間させる待機状態とを現出可能とされていることを特徴とするアルミニウム再生システム。 - 前記加熱装置は、前記蓋ケースを前記坩堝に装着させた状態において下端側が前記熔解空間内に位置し且つ上端側が上方へ延在されるように前記蓋ケースに軸線回り回転自在に支持された回動軸と、前記蓋ケースを前記坩堝に装着させた状態において前記熔解空間内に位置するように前記回動軸の下端側に支持された攪拌部材と、前記回動軸の上端側を作動的に軸線回りに回転駆動する攪拌用駆動モーターとを有し、
前記加熱用昇降機構は、前記蓋ケース及び前記攪拌用駆動モーターを一体的に昇降させるように構成されていることを特徴とする請求項7に記載のアルミニウム再生システム。 - 前記メッシュ部材は、前記圧搾用昇降機構に着脱可能に装着されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のアルミニウム再生システム。
- 前記処理ステーションは、さらに、投入エリアを有し、
前記投入エリア、前記熔解エリア及び前記圧搾エリアはこの順に直列配置されており、
前記搬送装置は、案内レールによって案内された状態で前記投入エリア、前記熔解エリア及び前記圧搾エリアの順に移動することを特徴とする請求項7から9の何れかに記載のアルミニウム再生システム。 - 前記坩堝は、略水平な一対の傾斜基準軸を有し、
前記処理ステーションは、前記一対の傾斜基準軸を軸線回り回転可能に係止する一対の軸受部を有していることを特徴とする請求項7から10の何れかに記載のアルミニウム再生システム。 - 前記坩堝は、略水平な一対の傾斜基準軸を有し、
前記搬送装置は、前記坩堝が載置される載置台と、前記載置台を移動させる移動手段と、前記載置台に立設された縦フレームと、前記一対の傾斜基準軸を軸線回り回動可能に支持するように前記縦フレームに設けられた一対の軸受部と、前記坩堝を前記一対の傾斜基準軸回りに傾斜させる傾斜駆動モーターとを有していることを特徴とする請求項7から10の何れかに記載のアルミニウム再生システム。 - 前記処理ステーションは、さらに、投入エリアを有し、
前記投入エリア、前記熔解エリア及び前記圧搾エリアは、処理中心回り周方向一方側へ順に配置されており、
前記搬送装置は、前記坩堝を前記処理中心回りに移動可能なターンテーブルを有していることを特徴とする請求項7から10の何れかに記載のアルミニウム再生システム。 - 前記処理ステーションは、さらに、前記圧搾エリアから前記投入エリアまで前記処理中心回り周方向一方側へ行く途中に、前記坩堝内に残存する残存物を排出する排出エリアを有し、
前記投入エリア、前記熔解エリア、前記圧搾エリア及び前記排出エリアは前記処理中心回り等間隔に配置され、
前記ターンテーブルは、前記処理中心回り90度間隔で4つの坩堝を支持するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載のアルミニウム再生システム。 - 前記坩堝は、略水平な一対の傾斜基準軸を有し、
前記搬送装置は、前記ターンテーブルを前記処理中心回りに回転駆動するターンテーブル駆動モーターと、前記ターンテーブルに立設された縦フレームと、前記一対の傾斜基準軸を軸線回り回動可能に支持するように前記縦フレームに設けられた一対の軸受部と、前記坩堝を前記一対の傾斜基準軸回りに傾斜させる傾斜駆動モーターとを有していることを特徴とする請求項13又は14に記載のアルミニウム再生システム。
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